JP2018526620A - 制御棒位置指示器 - Google Patents

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Abstract

棒位置指示システムは、炉心から取り出され、かつ該炉心に挿入されることをどちらも行うように構成された制御棒に動作可能に連結された駆動棒を含む。いくつかの検出デバイスが駆動棒の移動経路に沿って配列され、駆動棒の端部は、炉心に対して制御棒の移動に応じて検出デバイスの1つ以上を通り過ぎ、または通り抜ける。検出デバイスは、複数の群に配列され、各群はともに電気的に接続された検出デバイスの2つ以上を含む。棒位置指示システムは、引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続された制御棒監視デバイスを更に含む。
【選択図】 図9

Description

政府の利益
米国エネルギー省による契約番号第DE−NE0000633号に基づく政府支援により本発明を行った。米国政府は、本発明において一定の権利を有する。
本開示は一般に、発電用原子炉のための制御棒位置指示器システムに関連するシステム、デバイス、構造体および方法に関する。
多くの種類の加圧水型原子炉(PWR)および沸騰水型原子炉(BWR)では、炉心は、高さ数メートルの多数の燃料棒を収容することができる。炉心は、原子炉容器内に含まれる水に囲まれる。加えて、原子炉は、1つ以上の制御棒駆動機構(CRDM)集合体を収容し、この集合体は炉心に対して出し入れされて総電力レベルを制御することができる複数の制御棒集合体を含む。
CRDM集合体は、制御棒集合体を昇降させるように動作可能な複数の磁気コイルを含むことができる。例えば、磁気コイルは、段階的に制御棒集合体を炉心から移動させるために使用することができる。多くのCRDM集合体は、原子炉トリップまたはスクラムと称されるものにおいて、電源喪失によって、磁気コイルが制御棒集合体を炉心内に自動的に挿入するように設計されている。
CRDM集合体は、制御棒の運動方向に沿って整列される検出コイルを更に含んでおり、これは作動すると、制御棒が移動されるときに制御棒は検出コイルの中心を通過することができる。既知のCRDM集合体では、検出コイルは、制御棒位置指示器(RPI)集合体と関連付けることができる。RPI集合体は、多数の検出コイルを含むことができる。各検出コイルは、2つの端子を含むか、または2つの端子と関連付けられている。78個の検出コイルを含むRPI集合体の例では、制御棒の各々と関連付けられた156個の端子および/または156本のワイヤがあると考えられる。加えて、CRDM集合体は、数十の制御棒と関連付けることができ、これはRPI集合体におけるワイヤの総数を同様に増加させる効果がある。
いくつかの既知のRPI集合体は、原子炉容器を収容する格納構造体内に配置されることができる。RPI集合体と関連付けられたワイヤは、原子炉容器の上部またはその近くに取り付けられた一方の端部、ならびに格納構造体を通過して外部の処理デバイスおよび/またはモニタに情報を伝えるもう一方の端部を有することができる。したがって、格納構造体を通るいくつかの貫通部は、RPI集合体の多数のワイヤと関連付けることができる。
加えて、既知のRPI集合体は、2つの別個の電源を含むか、またはそれと関連付けることができる。電源の各々は、検出コイルの半数に電圧を供給するように構成することができる。2つの電源を利用することは、電源の1つが遮断され、または別の方法で動作不能になる場合、検出コイルがより低い分解能で動作し続けることを可能にするように構成される。
いくつかのRPI集合体は、二重化共通バス電源を利用することができる。二重化共通バス電源に対応する検出コイルの各々は、バスに接続されたこのコイルの2つの対応する末端の1つを有することができる。他の末端は、処理のために格納構造体から別々に取り出されことができる。格納構造体を通過する末端の数は2つの電源と関連付けられたRPI集合体と比較して約半分もの数であってもよいが、78個の検出コイルを有する上で述べた例示的なRPI集合体の格納構造体を貫通させる必要がある78本以上のワイヤが依然としてあり得る。
したがって、既知のRPI集合体と関連付けられた多数のワイヤは、ワイヤを格納構造体に通すことが要求される貫通部の数および/またはサイズにより、密閉された格納構造体を維持するのに重大な課題をもたらしている。加えて、多数のワイヤは、原子炉モジュールの製造、設置、維持、操作、および/または廃炉の間にワイヤにラベルを付け、それを接続、分離、引き回し、または別の方法で扱うのに著しい複雑さおよび対応時間を引き起こしている。
本出願は、これらの課題および他の課題に対処する。
炉心から取り出されること、該炉心に挿入されることのいずれをも行うように構成された制御棒に動作可能に連結された駆動棒を含む、棒位置指示(制御棒位置指示)システムを本明細書に開示する。複数の検出デバイスは、駆動棒の移動経路に沿って直線状に配列されることができ、駆動棒の端部は、炉心に対する制御棒の移動に応じて、検出デバイスの1つ以上の近傍を通り、または検出デバイスの1つ以上内を通り抜けるように構成されることができる。検出デバイスは、複数の群(検出デバイス群)に配列することができ、各群がともに電気的に接続された検出デバイスの2つ以上を含むことができる。いくつかの例では、検出デバイスの2つ以上は、ともに直列に電気的に接続されることができる。棒位置指示システムは、別個の引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続された制御棒監視デバイスを更に含むことができる。
また、本明細書では、炉心に対して制御棒を移動させることを含む、制御棒の位置を決定する方法を開示する。制御棒は、制御棒駆動機構の駆動棒に動作可能に連結されることができ、駆動棒は、制御棒を取り出すことに応じて棒位置指示(RPI)装置と関連付けられた複数の検出デバイスに対して移動するように構成することができる。第1の検出デバイスの電気的特性の変化は、少なくとも一部、第1の検出デバイスに近接して配置された駆動棒の端部に基づいて検出することができる。第1の検出デバイスは、電気的に接続された複数の検出デバイスからなる第1の検出デバイス群と関連付けることができる。
本方法は、RPI装置で、第1の検出デバイスの電気的特性の変化と関連付けられた第1の信号を受信することを更に含むことができる。加えて、第2の検出デバイスの電気的特性の変化は、少なくとも一部、第2の検出デバイスに近接して配置された駆動棒の端部に基づいて検出することができる。第2の検出デバイスは、電気的に接続された複数の検出デバイスからなる第2の検出デバイス群と関連付けることができる。いくつかの例では、第1の検出デバイス群および第2の検出デバイス群の一方または両方は、直列に別々に接続され得る。RPI装置は、第2の検出デバイスの電気的特性の変化と関連付けられた第2の信号を受信するように構成することができる。第1の信号は、第2の信号と比較して、複数の検出デバイスに対する駆動棒の位置を決定することができる。
原子炉内の制御棒の位置を決定する方法を行うための装置もまた本明細書に開示する。
一体型の原子炉圧力容器を含む例示的なシステムの断面図を示す。 原子炉モジュールおよび例示的な制御棒駆動機構集合体の上部断面図を示す。 例示的な原子炉圧力容器および制御棒駆動機構集合体を示す。 部分的に分解した図3Aの例示的な原子炉圧力容器を示す。 例示的な制御棒駆動機構集合体を示す。 制御棒駆動分離システムを含む例示的な制御棒駆動機構集合体の断面図を示す。 例示的な棒位置指示システムを示す。 二重化共通バス電源を有する例示的な棒位置指示システムの簡略化した概略図を示す。 複数のグループ化したコイル配列を有する例示的な棒位置指示システムのブロック図を示す。 例示的な棒位置指示システムを示す。 別の例示的な棒位置指示システムを示す。 例示的な棒位置指示システムの簡略化した概略図を示す。 別の棒位置指示監視デバイスの簡略化した概略図を示す。 制御棒位置を指示するための例示的な工程を示す。
図1は、原子炉圧力容器52を含む例示的な原子炉モジュール40の断面図を示す。原子炉圧力容器52は、原子炉圧力容器52の下部ヘッド55の近くに配置される炉心6を収容することができる。ライザ部24は、炉心6の上方に配置される。冷却材が炉心6を超えて循環して高温冷却材THになり、次いでライザ部24まで流れ、そこでアニュラス部に戻るよう導かれ、熱交換器によって冷却されて低温冷却材TCになる。複数の駆動軸20に動作可能に連結された制御棒駆動機構(CRDM)10は、炉心6に位置する複数の制御棒駆動集合体と連動するように構成されることができる。
原子炉圧力容器のバッフル板45は、冷却材(冷却材流26として示す)を原子炉圧力容器52の下部ヘッド55に方向付けるように構成することができる。原子炉圧力容器のバッフル板45の表面は、ライザ部24から出る冷却材と直接接触し、その冷却材を偏向させることができる。いくつかの例では、原子炉圧力容器のバッフル板45は、ステンレス鋼もしくは他の材料で作製されてもよく、かつ/または楕円形状の表面に形成されてもよい。
原子炉圧力容器52の下部ヘッド55は、楕円、ドーム型、凹形、または半球部55Aを含むことができる。楕円部55Aは、冷却材(冷却材流28として示す)を炉心6に方向付けるように構成することができる。楕円部55Aは、流量を増加させ、炉心6を通る冷却材の自然循環を促進することができる。
原子炉圧力容器のバッフル板45は、ライザ部24の上部と原子炉圧力容器52の上部ヘッド56内に配置される加圧器領域15との間に配置されると示されている。加圧器領域15は、上部ヘッド56内で圧力を制御するか、または蒸気ドームを維持するように構成された1つ以上の加熱器および噴射ノズルを含むと示されている。原子炉圧力容器のバッフル板45の下方に位置する冷却材は、温度TSUBで比較的サブクールした冷却材を含むことができるが、原子炉圧力容器52の上部ヘッド56における加圧器領域15内の冷却材は温度TSATで略飽和冷却材を含むことができる。冷却材の液面は、原子炉圧力容器のバッフル板45の上、かつ加圧器領域15内であると示されており、その結果、原子炉圧力容器のバッフル板45と原子炉圧力容器52の下部ヘッド55との間の全体積はシステム40の通常動作中、冷却材で満ちたものとなり得る。
下部ライザ22は、1つ以上の制御棒案内管または計装構造体を支持することができる。1つ以上の制御棒案内管または計装構造体は、ライザ部24に取り付けられてもよく、炉心6に対して出し入れされる制御棒集合体を案内するか、または原子炉圧力容器52の内側に配置された計装デバイスを支持するのに役立つ。いくつかの例では、制御棒駆動軸は、炉心6に対する制御棒集合体の位置を制御するために、原子炉圧力容器のバッフル板45およびライザ部24を通過することができる。
原子炉圧力容器52は、フランジを含むことができ、これにより下部ヘッド55は原子炉圧力容器52の容器本体60に着脱自在に取り付けることができる。いくつかの例では、燃料補給作業など、下部ヘッド55が容器本体60から分離されるとき、ライザ部24、バッフル板45、および他の内部構造物は、容器本体60内に保持されてもよいが、炉心6は、下部ヘッド55内に保持されてもよい。加えて、容器本体60は、格納容器70内に収容されてもよい。
図2は、原子炉モジュール200および例示的な制御棒駆動機構(CRDM)集合体225の上部断面図を示す。原子炉モジュール200は、CRDM集合体225の少なくとも一部を収容する上部格納容器250を含むことができる。例えば、複数の駆動軸ハウジング240は、上部格納容器250内に配置されてもよい。加えて、CRDM集合体225と関連付けられた複数の駆動軸275は、主格納容器220に収容される原子炉圧力容器210に配置されてもよい。駆動軸ハウジング240は、原子炉モジュール200の動作中に駆動軸275の少なくとも一部分を収容するように構成されてもよい。いくつかの例では、本質的にCRDM集合体225のすべてが主格納容器220内に収容されてもよい。
上部格納容器250は、主格納容器220に着脱自在に取り付けられてもよい。上部格納容器250を取り外すことにより、原子炉モジュール200の全体のサイズおよび/または体積は縮小し、ピークの格納容器圧力および/または水位に影響を与え得る。原子炉モジュール200の全体の高さを縮小することに加えて、主格納容器220から上部格納容器250を取り外すことは、原子炉モジュール200の重量および輸送高さを更に低減することができる。いくつかの例示的な原子炉モジュールでは、原子炉モジュール200の全体の高さが縮小する各脚部に対して数トンの重量が減じられ得る。
原子炉圧力容器210および/または主格納容器220は、1つ以上の鋼製格納容器を含むことができる。加えて、主格納容器220は、フランジ80(図1)と類似の1つ以上のフランジを含んでもよく、これにより主格納容器220の頂部ヘッドまたは底部ヘッドが燃料補給作業などの間、格納容器本体から取り外されてもよい。
燃料補給中に、原子炉モジュール200は、操作区画から燃料補給区画に移されてもよく、一連の分解ステップは原子炉モジュール200で行われてもよい。操作区画は、水によって燃料補給区画に接続されてもよく、その結果、原子炉モジュール200は水中で移送される。主格納容器220は分解されてもよく、例えば、頂部または底部ヘッドはCRDM集合体225および/または原子炉圧力容器210にアクセスするために格納容器本体から分離されてもよい。燃料補給のこの段階では、原子炉圧力容器210は、燃料補給区画内の周囲の水に対して完全に密閉されたままであってもよい。いくつかの例では、複数の駆動軸ハウジング240など、CRDM集合体225の上部は、乾燥した環境でCRDM集合体225へのアクセスを促進するように水の上方に配置されてもよい。他の例では、CRDM集合体225全体が燃料補給区画内の水プールに浸漬されたものもある。
CRDM集合体225は、取付構造体230によって原子炉圧力容器210の上部ヘッドに取り付けられてもよい。取付構造体230は、主格納容器220が燃料補給作業中に部分的または完全に分解されるときにCRDM集合体225を支持するように構成されてもよい。加えて、CRDM集合体225は、原子炉圧力容器210内の駆動軸275の位置を支持および/または制御するように構成されてもよい。
原子炉圧力容器210は、原子炉圧力容器52(図1)と類似の略カプセル形状の容器を含むことができる。いくつかの例では、原子炉圧力容器210は、高さ約20メートルであってもよい。駆動軸275は、原子炉圧力容器210の上部ヘッドに配置されるCRDM集合体225から原子炉圧力容器210の下部ヘッドに延在することができ、その結果、この駆動軸は炉心に挿入される制御棒集合体に接続することができる。したがって、原子炉圧力容器210の上部ヘッドから炉心6(図1)などの炉心までの距離は、原子炉圧力容器210の全体の高さ未満である間、駆動軸275の長さが約20メートルの長さ、いくつかの例では、多少、原子炉圧力容器210の高さ未満であるという結果になり得る。
主格納容器220および/または上部格納容器250は、貫通部280などの1つ以上の貫通部を含むことができる。1つ以上の貫通部は、格納壁を通過する計装配線またはワイヤに貫通孔を提供することができる。例えば、格納容器の内側に位置する棒位置指示器システムの配線など、CRD集合体225と関連付けられた配線は、貫通部を通過してCRD集合体225を格納容器の外側に位置するプロセッサまたはモニタに動作可能に結合することができる。貫通部は、この環境に対して密閉されることができ、その結果、格納容器の外側に位置するあらゆる空気または水は貫通部を通って格納容器に入ることができない。いくつかの例では、貫通部280は、ワイヤコネクタと関連付けられ、格納容器に封止された円板として構成されてもよく、この貫通部は複数のワイヤを引き回すために使用されてもよい。
図3Aは、例示的な原子炉圧力容器300およびCRDM集合体325の断面図を示す。CRDM集合体325は、原子炉圧力容器300の上部ヘッド320に取り付けられ、かつ複数の駆動軸375を支持するように構成されてもよく、この駆動軸は原子炉圧力容器300の下部ヘッド315に配置された炉心360に向かって原子炉圧力容器300の容器本体310の長さを通って延在する。いくつかの例では、下部ヘッド315は、複数のボルトなど、フランジ390で容器本体310に着脱自在に取り付けられてもよい。
多数の燃料棒を収容することに加えて、炉心360は、複数の制御棒集合体365を受容するように構成されてもよく、この集合体は炉心360の動力出力を制御する燃料棒の間に移動自在に挿入され得る。炉心360が発電しているとき、駆動軸375の下端370は、制御棒集合体365に接続されている。加えて、CRDM集合体325は、駆動軸375を原子炉圧力容器300内で上下のどちらかに移動させることによって、炉心360内の制御棒集合体365の位置を制御するように構成することができる。
駆動軸375の上端380は、制御棒集合体365が炉心360から取り外されるときなど、原子炉圧力容器300の上部ヘッド320の上方に配置されるCRDMハウジング340に収容することができる。いくつかの例では、CRDMハウジング340は、駆動軸375の上端380を収容するように構成された単一の格納構造体を含むことができる。他の例では、CRDMハウジング340は、駆動軸375の各々に対する個々のハウジングを含むことができる。
炉心365の燃料補給作業と関連付けられ得るなど、制御棒集合体365から分離された駆動軸375の下端370が示される。燃料補給作業の初期段階では、下部ヘッド315は、駆動軸375が制御棒集合体365から分離される間、容器本体310に取り付けられたままであってもよい。原子炉圧力容器310は、周囲の環境に対して完全に密閉されたままであってもよく、これはいくつかの例では、燃料補給作業の初期段階で原子炉圧力容器310を少なくとも部分的に囲む水プールを含むことができる。
CRDM集合体325は、遠隔分離機構を含むことができ、これにより駆動軸375は原子炉圧力容器300を開口または別の方法で分解せずに制御棒集合体365から分離することができる。いくつかの例では、原子炉圧力容器300は、密閉された格納領域305を形成することができ、この領域は炉心360、制御棒集合体365、および駆動軸375の下端370を囲む。駆動軸375を遠隔で分離することによって、制御棒集合体365は、駆動軸375が少なくとも部分的にCRDMハウジング340内に引き込まれるとき、炉心360内にとどまることができる。
図3Bは、部分的に分解した図3Aの例示的な原子炉圧力容器300を示す。燃料補給作業中に、下部ヘッド315は、原子炉圧力容器300の容器本体310から分離することができる。いくつかの例では、下部ヘッド315は、燃料補給所で静止状態に保持することができるが、容器本体310はクレーンによって持ち上げられ、下部ヘッド315から離れて炉心360へのアクセスを容易にする。
駆動軸375は、下端370が容器本体310および/またはCRDMハウジング340内に完全に保持され得るように、格納位置または退避位置に示される。例えば、CRDM集合体325は、下部ヘッド315の上部フランジ392とともに容器本体394を取り付けるために使用される下部フランジ394の上に駆動軸375の下端370を持ち上げるように構成されてもよい。駆動軸375の下端370を容器本体310内に引き込むことは、燃料補給作業中に下部フランジ394と上部フランジ392との間に更なる隙間を形成することができ、更に、駆動軸375が外部の物体と接触し、または容器本体310の運搬および/または貯蔵中に破損するのを防ぐことができる。加えて、駆動軸375の上端380は同様に、駆動軸375が格納位置または退避位置にあるとき、CRDMハウジング340によって収容および/または保護することができる。
上述したように、制御棒集合体365は、燃料補給作業のいくつかまたはすべての間、炉心360に完全に挿入されたままであってもよい。いくつかの例では、炉心360内に制御棒集合体365の挿入を維持することは、原子力規制および/または安全性を考慮して決めることができる。
図4は、例示的な制御棒駆動機構(CRDM)集合体400のブロック図を示す。CRDM集合体400は、駆動軸475を昇降させるように構成された駆動機構410を含むことができる。駆動軸475は、相対的長さが駆動機構410と炉心に収容された制御棒集合体との間の距離(例えば、数フィート〜20メートル以上)によって異なり得ることを示すように破線で示される。駆動軸475の下端は、連結機構425を含むことができる。連結機構425は、駆動軸475を制御棒集合体の上部に着脱自在に連結するように構成されてもよい。
加えて、CRDM集合体400は、圧力ハウジング420、ラッチ集合体430、駆動軸ハウジング440、および棒位置指示(RPI)システム450を含むことができる。CRDM集合体400は、原子炉圧力容器に取り付けられてもよい。圧力ハウジング420は、原子炉圧力容器を通って貫通点で駆動軸475の周囲に圧力バウンダリーを形成するように構成されてもよい。いくつかの例では、圧力ハウジング420は、上部ヘッド320(図3)などの原子炉圧力容器の上部ヘッドに挿入および/またはそれに溶接されてもよい。駆動軸ハウジング440は、駆動軸475が炉心から持ち上げられるとき、この駆動軸の上端を収容するように構成されてもよい。加えて、RPIシステム450は、駆動軸475が炉心に対して出し入れされるとき、この駆動軸の位置を決定するように構成され得る。
図5は、制御棒駆動分離システムを含む例示的なCRDM集合体500を示す。駆動機構510は、圧力ハウジング520および/またはラッチ集合体530を通る駆動軸525を昇降させるように構成することができる。いくつかの例では、ラッチ集合体530は、圧力ハウジング520内に収容されてもよい。
ラッチ集合体530は、第1の磁気コイル集合体511、第2の磁気コイル集合体512、および第3の磁気コイル集合体513などの複数の電磁石コイル配列と相互作用するように構成された複数のラッチおよび/または磁気プランジャを含むことができる。ラッチ集合体530は、この複数の磁気コイル集合体511、512、513の1つ以上を励磁または別の方法で作動することによって駆動軸575の位置を漸増的または連続的に変化させるように構成することができる。いくつかの例では、磁気コイル集合体511、512、513の1つ以上は、静止したグリッパコイル、可動なグリッパコイル、およびリフトコイルそれぞれを含むことができ、かつ/またはそのようなコイルと称され得る。
加えて、磁気コイル555と、より多くの磁束リング552の1つと、1つ以上の磁極556とを含む第4の磁気コイル集合体514は、ラッチ集合体550と相互作用するように構成され得る。磁気コイル集合体514およびラッチ集合体550は、駆動軸575に対してCRD分離装置580の位置を移動させ、かつ/または別の方法で制御するように構成することができる。いくつかの例では、ラッチ集合体550は、ラッチ集合体ハウジング530内に収容されてもよく、磁気コイル555は、ラッチ集合体ハウジング530の外側に配置されてもよい。
CRD分離装置580は、駆動軸575内に少なくとも部分的に収容された分離棒525に動作可能に連結される。加えて、CRD分離装置580は、駆動軸575に対して分離棒525を移動させ、かつ/またはその移動を可能にするように構成されてもよい。例えば、制御棒駆動分離システムは、比較的定位置で駆動軸575を保持し、かつ静止した駆動軸575内で分離棒525を移動させるように構成されてもよい。別の例では、制御棒駆動分離システムは、比較的定位置で分離棒525を保持し、かつ駆動軸575を移動させるように構成されてもよい。
CRDM集合体500は、原子炉圧力容器内に少なくとも部分的に配置される駆動軸575を制御可能に位置決めするように構成されてもよい。駆動軸575の上端は、原子炉圧力容器の外側に配置されてもよい。磁気コイル配列511、512、513と関連付けられた複数のラッチデバイスの1つ以上は、駆動軸575の上端と係合し、それを保持し、かつ/またはそれを移動させるように構成されてもよい。
駆動軸575の下端は、原子炉圧力容器の密閉された格納領域内で制御棒集合体に動作可能に連結されてもよい。ラッチ集合体550および/またはCRD分離装置580は、分離棒525と係合するように構成されてもよい。駆動軸575の下端が密閉された格納領域内にとどまる間、CRD分離装置580の作動に応答して、駆動軸575の下端は、分離棒525と駆動軸575との相対運動により、制御棒集合体から分離され得る。原子炉圧力容器は、図3Aおよび図3Bに示すように、容器本体に着脱自在に取り付けられた下部ヘッドを含むことができる。CRD分離装置580は、下部ヘッドが容器本体に取り付けられたままである間に作動することができる。
いくつかの例では、磁気コイル集合体514、ラッチ集合体550およびCRD分離装置580を参照して述べた制御棒駆動分離システムは、CRDMコイルスタックとともに使用される部品ならびに/または他の部品と類似の電磁石コイル、磁気プランジャ、および1つ以上のグリッパおよび/もしくはラッチを含んでもよく、この他の部品は磁気コイル集合体511、512、513の1つ以上など、駆動軸575の全体の位置を制御するために使用されてもよい。
図6は、例示的な棒位置指示器(RPI)システム600を示す。RPIシステム600は、第1の検出コイル610、第2の検出コイル620、第3の検出コイル630、および第4の検出コイル640、ならびに検出コイル680や下部検出コイル690のような1つ以上の追加の検出コイルなどの、複数の検出コイルを含むことができる。複数の検出コイルは、RPIセンサハウジング650に収容され得る。加えて、制御棒に接続した駆動棒675または駆動軸は、原子炉の1つ以上の操作中に検出コイルを通って上下に移動させるように構成することができる。
検出コイルの各々は、2本のワイヤおよび/または端子と関連付けられてもよい。例えば、第1の検出コイル610は、第1の端子605に接続した第1のワイヤ612と関連付けられ、かつ第2の端子615に接続した第2のワイヤ614と関連付けられてもよい。同様に、第2の検出コイル620は、第2の検出コイル620の対応する端子に接続したワイヤ622、624と関連付けられてもよい。加えて、第3の検出コイル630は、ワイヤ632、634と関連付けられてもよく、第4の検出コイル640は、ワイヤ642、644と関連付けられてもよい。検出コイル680および下部検出コイル690などの1つ以上の追加の検出コイルもまた、追加の検出コイルの対応する端子にそれぞれ接続したワイヤ682、684、およびワイヤ692、694などの2本のワイヤと関連付けられてもよい。
電流がコイルの1つ以上に流されると、磁場が生成され得る。駆動棒675が各コイルを通過すると、コイルのインダクタンスが変更され得る。制御棒が炉心に挿入されるとき、駆動棒675は、上部コイル610、620、630および/または640のいくつかまたはすべてに延在することができず、それ故に上部コイルは比較的低いインダクタンスを有する。制御棒が炉心から後退すると、駆動棒675は、最終的に上部コイル610、620、630、640の1つ以上に延在し、これらのコイルは上部コイルのインダクタンスを増加させる。
いくつかの例では、制御棒の位置は、隣り合ったコイル間の出力電圧の差から判定ないしは決定されてもよい。コイルのいずれか1つと関連付けられた出力電圧は、各コイルの端子に動作可能に接続される1本のワイヤまたは両ワイヤから測定および/または別の方法で決定することができる。前述のように、特定のコイルのインダクタンスは、検出コイル630など、コイルに入る駆動棒675の端部に応じて増加することができる。コイルのインダクタンスの増加は同様に、検出コイル620など、駆動棒675が挿入されなかったコイルと比較して、コイルのインピーダンスを増加させ、コイルの出力電圧を下げることができる。
コイルの各々は、第1のワイヤおよび/または端子によって電圧源に電気的に接続されてもよい。電圧源は、コイルの各々を通って交流電圧を供給するように構成されてもよい。加えて、コイルは、第2の中性かつ/または接地したワイヤによって電圧源に電気的に接続することができる。コイルの各々が2本のワイヤに電気的に接続される場合、コイルの数の2倍のワイヤがあってもよい。いくつかの例では、ワイヤは、RPIセンサハウジング650を貫通するか、またはそこから引き回されてもよい。加えて、ワイヤは、主格納容器220および/または上部格納容器250(図2)など、周囲の格納構造体を貫通するか、またはそこから引き回されてもよい。78個の検出コイルがある例示的なRPIシステムでは、156本のワイヤは、格納構造体を通って引き回されてもよい。
図7は、二重化共通バス電源を有する例示的なRPIシステム700の簡略化した概略図を示す。二重化共通バス電源は、第1のバス770および第2のバス775を含むことができる。第1のバス770は、検出コイル610、検出コイル630などの最初の半分のコイル、および検出コイル680などの1つ以上の追加のコイルに電圧源を提供するように構成することができる。第1のバス770は、ワイヤ612、632、682それぞれによってコイル610、630、680に電気的に接続することができる。同様に、第2のバス775は、検出コイル620、検出コイル640などの2番目となる半分のコイル、および検出コイル690などの1つ以上の追加のコイルに電圧源を提供するように構成することができる。第2のバス775は、ワイヤ624、644、694それぞれによってコイル620、640、690に電気的に接続することができる。
第1のバス770および第2のバス775は、2つの別個の電源と関連付けることができる。各電源は、24ボルトまたはいくつかの他の値を供給するように構成されてもよい。いくつかの例では、検出コイルは、交流の構成でバスに電気的に接続されてもよい。検出コイル610などの第1のコイルは、第1のバス770に電気的に接続することができ、検出コイル620などの第2のコイルは、第2のバス775に電気的に接続することができる。同様に、検出コイル630などの第3のコイルは、第1のバス770に電気的に接続することができ、検出コイル640などの第4のコイルは、第2のバス775に電気的に接続することができる。RPIシステムの後続および/または連続的なコイルは、交流の態様でバスに同様に接続することができる。
いくつかの例では、交流コイルを有するRPIシステムは、バスの1つと関連付けられた電源が動作不能になり、オフ状態となり、または別の方法で電圧信号の供給を停止する場合、より低い分解能で動作し続けるように構成され得る。例えば、RPIシステム700は、第2のバス775によって検出コイル620に電圧が供給されないときに検出コイル610と検出コイル630との間など、第1のバス770に接続された任意の2つのコイルの間に駆動棒の端部が位置するときに検出するように構成されてもよい。
1つ以上のバスを使用することによって、主格納容器220および/または上部格納容器250(図2)など、周囲の格納構造体を通って引き回されるワイヤの数は減じられてもよい。例えば、コイルに電気的に接続されるワイヤの半数、そのようなワイヤ614、622、634、642、684、および692は、格納構造体を通って引き回されてもよいが、ワイヤ612、624、632、644、682、および694などの2番目の半分のワイヤは、コイルを1つ以上のバスに接続したまま格納構造体内に完全にとどまってもよい。78個の検出コイルがあり得るRPIシステムでは、バスが使用されない場合に156個の代わりに、78本のワイヤのみが格納構造体を通って引き回されてもよい。いくつかの例では、格納構造体を通って引き回されるワイヤの半数に加えて、第1のバス770および/または第2のバス775もまた、格納構造体を通って引き回されてもよい。
RPIシステム700は、検出コイル620および検出コイル630などの2つの隣り合ったコイルの間で電圧差が生じるときに検出するように構成されてもよく、電圧差に基づいて、駆動棒675の端部が検出コイル630内に位置し、かつ/または駆動棒675の端部が検出コイル630と、駆動棒675の端部の上方に位置する隣接のもしくは次の検出コイル620との間に位置することを判定ないしは決定することができる。いくつかの例では、コイルと関連付けられた電圧は、バスの反対側のコイルに電気的に接続される1つ以上のワイヤから測定または別の方法で決定されてもよい。例えば、検出コイル620と関連付けられた電圧は、ワイヤ622で測定されてもよく、検出コイル630と関連付けられた電圧は、ワイヤ634で測定されてもよい。
加えて、RPIシステム700は、別の電圧差が2つの隣接したコイルの間で検出されるまで、駆動棒675の端部が検出コイル630に近接またはその上であることを決定するように構成することができる。例えば、検出コイル620と検出コイル610との間の後続の電圧差は、制御棒が炉心から取り出される工程にあることを示してもよいが、検出コイル630と検出コイル640との間の後続の電圧差は、制御棒が炉心に挿入される工程にあることを示してもよい。
図8は、複数のグループ化したコイル配列を有する例示的なRPIシステム800のブロック図を示す。第1のコイル群810は、コイル811、812、および813などの3つ以上のコイルを含むことができる。同様に、第2のコイル群820は、コイル821、822、823を含むことができ、第3のコイル群830は、コイル831、832、833を含むことができ、第4のコイル群840は、コイル841、842、843を含むことができ、以下同様である。
いくつかの例では、複数のコイル群の半分は、第1のバス870に電気的に接続することができ、これらのコイル群の後の半分は、第2のバス875に電気的に接続することができる。加えて、コイル群は、交互配列または千鳥配列でバスに接続することができる。例えば、第1のコイル群810および第3のコイル群830は、第1のバス870に電気的に接続されてもよく、第2のコイル群820および第4のコイル群840は、第2のバス875に電気的に接続されてもよい。
第1のコイル群810と関連付けられたコイルは、互いに直列に電気的に接続することができる。例えば、コイル811は、接続線814によってコイル812に接続することができ、コイル812は、更なる接続線816によってコイル813に接続することができる。加えて、コイル813は、バス接続線815によって第1のバス870に電気的に接続することができる。第2のコイル群820はまた、コイル821、822、および823を直列に接続する複数の接続線824および826を含むことができ、バス接続線825は、コイル823を第2のバス875に接続することができる。同様に、第3のコイル群830および第4のコイル群840は、ワイヤ834、836、844、および/または846などの1つ以上の接続線によって直列に接続した複数のコイルを含むことができ、1つ以上のバス接続線835、845は、各群における最後のコイルを第1のバス870および第2のバス875それぞれに接続することができる。コイル群は3つのコイルを含むと各々示されるが、より少なくまたはより多くのコイルが直列に接続されてもよい。
各コイル群もまた、引き回し線を含むことができる。例えば、第1のコイル群810は、引き回し線818を含むことができ、第2のコイル群820は、引き回し線828を含むことができ、第3のコイル群830は、引き回し線838を含むことができ、第4のコイル群840は、引き回し線848を含むことができる。いくつかの例では、引き回し線818、828、838、848の1つ以上は、主格納容器220および/または上部格納容器250(図2)など、周囲の格納構造体を通って引き回されるように構成されてもよい。加えて、バス引き回し線873および877などの1つ以上のバス引き回し線は、第1のバス870および第2のバス875それぞれと関連付けることができる。
第1のバス870および/または第2のバス875は、コイル群の1つ以上に電圧源を提供するように構成することができる。例えば、第1のバス870は、バス接続線815を通して第1のコイル群810に交流電圧を提供するように構成されてもよい。交流電圧は、コイル813の入力に提供されてもよい。第1のバス870は、24ボルトまたはいくつかの他の値を供給するように構成されてもよい。いくつかの例では、バスの1つ以上によって提供される電圧は、任意の1つの群内に直列に接続した検出コイルの数に依存してもよい。例えば、直列に接続された3つの検出デバイスからなる群と関連付けられた各検出デバイスに24ボルトを提供するために、バスは、72ボルトの電源と関連付けること、すなわちデバイスごとの電圧の積およびその群における検出デバイスの数を取ることができる。
加えて、コイル813の出力は、接続線816を介してコイル812の入力に電気的に接続することができ、同様にコイル812の出力は、接続線814を介してコイル811の入力に電気的に接続することができる。第1のコイル群810と関連付けられた電圧は、引き回し線818を通してコイル810の出力から測定および/または別の方法で決定することができる。同様に、第2のコイル群820、第3のコイル群830、および/または第4のコイル群840と関連付けられた電圧は、引き回し線828、838、および848それぞれを通して測定および/または別の方法で決定することができる。
RPIシステムにおいて78個のコイルがある例示的な構成では、コイル群の各々は、直列に接続した3つのコイルを含み、これらのコイルと関連付けられた26本の引き回し線があってもよい。26本の引き回し線の各々は、コイル群と関連付けられた電圧信号またはいくつかの他の種類の信号を測定および/または決定するために使用することができる。引き回し線の数は、コイル群の1つ以上の中に4つ以上のコイルを直列に接続することによって更に減少させることができる。コイル群は同数のコイルを含むと示されるが、いくつかの例では、異なる数のコイルがコイル群の1つ以上で直列に接続されてもよい。
図9は、駆動棒675に動作可能に連結された制御棒の位置を決定するように構成された例示的なRPIシステム900を示す。RPIシステム900は、複数のグループ化したコイル配列を含むことができる。第1のコイル群は、コイル910、930、および950などの3つ以上のコイルを含むことができる。同様に、第2のコイル群は、コイル920、940、および960を含むことができる。1つ以上の追加のコイル群もまた、コイル980およびコイル990を含む3つ以上のコイルを各々含むことができる。
いくつかの例では、複数のコイル群のうちの半分は、第1のバス970に電気的に接続することができ、コイル群の後の半分は、第2のバス975に電気的に接続することができる。加えて、コイル群は、交互配列または千鳥配列でバスに接続することができる。例えば、第1のコイル群は、第1のバス970に電気的に接続されてもよく、第2のコイル群は、第2のバス975に電気的に接続されてもよい。
第1のコイル910の第1の端子915は、バス接続線912によって第1のバス970に電気的に接続することができる。同様に、第2のコイル920の第1の端子925は、バス接続線924によって第2のバス975に電気的に接続することができる。加えて、コイル980および990を含む追加のコイル群の1つ以上の端子976、978は、第1のバス970および第2のバス975それぞれに電気的に接続することができる。
第1のコイル群と関連付けられたコイルは、互いに直列に電気的に接続することができる。例えば、第1のコイル910の第2の端子918は、接続線916によってコイル930の第1の端子935に接続することができる。第3のコイル930の第2の端子938は、接続線936によって第5のコイル950の第1の端子958に接続することができる。同様に、第2のコイル群と関連付けられた1つ以上の端子928、945、948、965は、1つ以上のワイヤ926、946によって電気的に接続することができる。コイル群は3つのコイルを含むと各々示されるが、より少なくまたはより多くのコイルがともに接続されてもよい。
各コイル群もまた、引き回し線を含むことができる。例えば、第1のコイル群は、第5のコイル950の第2の端子958に電気的に接続された引き回し線952を含むことができ、第2のコイル群は、第6のコイル960の第2の端子968に電気的に接続された引き回し線964を含むことができる。同様に、1つ以上の追加のコイル群は、引き回し線982、994などの引き回し線と各々関連付けることができる。いくつかの例では、引き回し線952、964、982、994の1つ以上は、主格納容器220および/または上部格納容器250(図2)など、周囲の格納構造体を通って引き回されるように構成されてもよい。加えて、バス引き回し線973および977など、1つ以上のバス引き回し線は、第1のバス970および第2のバス975それぞれと関連付けることができる。
第1のバス970および/または第2のバス975は、コイル群の1つ以上に電圧源を提供するように構成することができる。例えば、第1のバス970は、バス接続線912を通して第1のコイル群に電圧を提供するように構成されてもよい。第1のコイル群と関連付けられた電圧は、引き回し線952を通して測定および/または別の方法で決定することができる。同様に、第2のバス975は、バス接続線924を通して第2のコイル群に電圧を提供するように構成することができ、第2のコイル群と関連付けられた電圧は、引き回し線964を通して測定および/または別の方法で決定することができる。
いくつかの例では、第1のバス970および/または第2のバス977の1つまたは両方は、各コイル群における第1のコイルに、例えば第1のコイル群におけるコイル910に、かつ第2のコイル群におけるコイル920に交流信号を供給するように構成することができる。交流信号は、バス電圧と関連付けられてもよい。いくつかの例では、バス電圧は、少なくとも一部、各コイル群におけるコイルの数に基づいて決定することができる。各コイルが24ボルトなどの特定のコイル電圧と関連付けられる例では、バス電圧は、コイル電圧にコイル群におけるコイルの数を掛けることによって決定することができる。3つのコイルを含むコイル群では、バス電圧は、72ボルトであってもよい。
加えて、バス電圧および/またはコイル電圧は、電圧信号の二乗平均平方根(RMS)として測定、計算、または別の方法で決定することができる。したがって、第1のバス970および/または第2のバス975は、72ボルトのRMS出力、またはいくつかの他の電圧出力を信号に提供および/または供給するように構成することができる。信号は符号化されてもよい。
任意の2つの隣接したコイルは、異なるコイル群と関連付けられてもよい。いくつかの例では、コイル群内の各コイルは、別のコイル群と関連付けられた少なくとも1つのコイルによって互いに分離されてもよい。加えて、各コイルは、隣り合うコイルとは異なるバスおよび/または電源に電気的に接続することができる。
例えば引き回し線952、964、982、994でコイル群からの電流を測定し、かつ同一地点で交流電圧との位相関係を計算することによって、更なる精度および感度が得られうる。位相角の差は、コイル群のインダクタンスの関数としてコイル群内の駆動棒の位置に対応する。
図10は、駆動棒675に動作可能に連結された制御棒の位置を決定するように構成された別の例示的なRPIシステム1000を示す。RPIシステム1000は、複数のコイル群で構成されたコイル1010、1020、1030、1040、1050、1060、1080、および1090などの複数のコイルを含むことができる。加えて、各コイル群は、複数のコイルと関連付けられてもよい。
RPIシステム1000におけるコイルは、複数の部分として構成され、かつ/またはそれらの部分に概略的に配列されてもよい。この部分の数は、各コイル群と関連付けられたコイルの数に対応することができる。各コイル群と関連付けられた3つのコイルがある例では、RPIシステム1000は、3つの部分に配列されたコイルを含むことができる。例えば、第1または上部コイル部は、コイル1010、1020、1030、1040などの複数のコイルと関連付けることができ、第2または中間コイル部は、コイル1050、1060などの複数のコイルと関連付けることができ、第3または下部コイル部は、コイル1080、1090などの複数のコイルと関連付けることができる。
第1のコイル群は、第1のコイル部から選択されるコイル1010などの第1のコイル、第2のコイル部から選択されるコイル1050などの第2のコイル、第3のコイル部から選択されるコイル1080などの第3のコイルを含むことができる。コイル1010の第1の端子1015は、バス接続線1012によって第1のバス1070に電気的に接続することができる。加えて、接続線1016は、コイル1010の第2の端子1018を介してコイル1010をコイル1050に電気的に接続することができる。コイル1010は、接続線1016によってコイル1050に、かつ接続線1056によってコイル1080にそれぞれ直列に電気的に接続することができる。
コイル1020、1060、1090を含む第2のコイル群はまた、RPIシステム1000の第1、第2、および第3の部分から選択されてもよい。コイル1020の第1の端子1025は、バス接続線1024によって第2のバス1075に電気的に接続することができる。加えて、接続線1026は、コイル1020の第2の端子1028を介してコイル1020をコイル1060に電気的に接続することができる。コイル1020は、接続線1026によってコイル1060に、かつ接続線1046によってコイル1090にそれぞれ直列に電気的に接続することができる。
コイル1030および1040を含む群など、1つ以上の追加のコイル群は、第1のコイル群および/または第2のコイル群と同様に構成することができる。例えば、コイル1030と関連付けられた第3のコイル群は、コイル1030の第1の端子1035を介したバス接続線1032によって第1のバス1070に電気的に接続することができ、コイル1040と関連付けられた第4のコイル群は、コイル1040の第1の端子1045を介したバス接続線1044によって第2のバス1075に電気的に接続することができる。
任意の1つのコイル群と関連付けられたコイルのすべては、他のコイル群からの複数の介在コイル(interventing coils)によって各々から分離することができる。例えば、第1のコイル群の第1のコイル1010は、少なくともコイル1020、1030、および1040によって第1のコイル群の第2のコイル1050から分離されてもよい。介在コイルの各々は、異なるコイル群と関連付けられてもよい。26のコイル群に分けられた合計78個のコイルと関連付けられた例示的なRPIシステムでは、コイル1010とコイル1050との間に25個の介在コイルがあってもよい。同様に、コイル1050とコイル1080との間に25個の介在コイルがあってもよい。いくつかの例では、任意の2つの隣り合うコイルは、異なるバスおよび/または異なる電源に電気的に接続することができる。
各コイル群もまた、引き回し線を含むことができる。例えば、第1のコイル群は、第1のコイル群の第3または最終のコイル1080に電気的に接続された引き回し線1082を含むことができ、第2のコイル群は、第2のコイル群の第3または最終のコイル1090に電気的に接続された引き回し線1094を含むことができる。第1のコイル群と関連付けられた電圧は、引き回し線1082を通して測定および/または別の方法で決定することができる。同様に、第2のコイル群と関連付けられた電圧は、引き回し線1094を通して測定および/または別の方法で決定することができる。同様に、1つ以上の追加のコイル群は、引き回し線1052、1064などの引き回し線と各々関連付けることができる。
いくつかの例では、引き回し線1052、1064、1082、1094の1つ以上は、主格納容器220および/または上部格納容器250(図2)など、周囲の格納構造体を通って引き回されるように構成されてもよい。加えて、バス引き回し線1073および1077などの1つ以上の引き回し線は、第1のバス1070および第2のバス1075それぞれと関連付けることができる。
コイルを複数の部分に配列し、コイル群に属する各部分から1つのコイルを選択することによって、RPIシステム1000の単一の部分と関連付けられたコイルはすべて、1つ以上のバス1070、1075に直接接続することができる。例えば、コイル1010、1020、1030、1040などの第1または上部コイル部と関連付けられたコイルはすべて、1つ以上のバス1070、1075に直接接続されてもよい。加えて、コイル1050、1060、1080、1090などの中間および下部コイル部におけるすべてのコイルは、1つ以上のバス1070、1075に間接的に接続されてもよい。一方、コイル1080、1090などの下部コイル部と関連付けられたコイルはすべて、引き回し線1082、1094などの引き回し線に直接接続されてもよく、中間および上部コイル部におけるすべてのコイルは、引き回し線に間接的に接続されてもよい。
図6〜10は、複数のコイル群としてコイルを電気的に接続するための様々な例示的な構成を示し、他のRPIシステムは、異なるコイル配列および/またはグループ化で構成することができる。例えば、いくつかの隣り合ったコイルは、特定のコイル群におけるコイル間に点在する異なるコイル群からの介在コイルを有する代わりに、ともにグループ化されてもよい。加えて、特定のコイル群内の2つのコイルは、他のコイル群からの任意の数の介在コイルによって分けられてもよい。例えば、介在コイルの数は、78個のコイルを有するRPIシステムに対して1〜25個のコイルに及んでもよい。いくつかの例では、検出コイル以外の検出デバイスは、RPIシステムで使用されてもよい。例えば、検出デバイスの1つ以上は、近接センサ、磁気センサ、ホール効果センサ、他の種類の検出デバイス、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
図11は、例示的なRPIシステム1100の簡略化した概略図を示す。RPIシステム1100は、駆動棒に動作可能に連結された制御棒の位置を決定するように構成された複数の検出デバイスを含むことができる。制御棒は、交互に炉心に対して出し入れされるように構成することができる。複数の検出デバイスは、駆動棒の移動経路に沿って直線状に配列されることができる。駆動棒の端部は、炉心からの制御棒の取り出しに応じて検出デバイスの1つ以上の近傍を通り、またはその中を通り抜けることができる。
いくつかの例では、駆動棒は、検出デバイス1111、1112、1113、1121、1122、および1123などの複数の検出デバイスの1つ以上の中またはそれによって移動自在に挿入することができる。加えて、複数の検出デバイスは、複数の検出デバイス群に大まかに配列することができる。各群は、ともに直列に電気的に接続された検出デバイスの2つ以上を含むことができる。
第1の検出デバイス群1110は、検出デバイス1111、1112、および1113を含むことができ、第2の検出デバイス群1120は、検出デバイス1121、1122、および1123を含むことができる。いくつかの例では、検出デバイス1111、1112、および1113は、直列に電気的に接続される。加えて、検出デバイス1121、1122、および1123は、直列に電気的に接続することができる。
RPIシステム1100は、図9に示した例示的なRPIシステム900と同様に構成することができる。例えば、第2の検出デバイス群1120の第1の検出デバイス1121は、第1の検出デバイス群1110の第1の検出デバイス1111と第2の検出デバイス1112との間に直線状に配列されてもよい。加えて、第1の検出デバイス群1110の第2の検出デバイス1112は、第2の検出デバイス群1120の第1の検出デバイス1121と第2の検出デバイス1122との間に直線状に配列されてもよい。このように、1つの検出デバイス群の検出デバイスは、1つ以上の他の検出デバイス群と関連付けられた介在検出デバイスによって交互配置され、および/または分離されることができる。更に他の例では、RPIシステム1100は、図10に示した例示的なRPIシステム1000と同様に構成することができる。
第1の検出デバイス群1110は、検出デバイス1113の端子1118を介して第1のバス1170などのバスに電気的に接続されてもよい。加えて、検出デバイス1111は、引き回し線1102に電気的に接続された端子1115を含むことができる。第2のコイル群1120は、検出デバイス1123の端子1128を介して第2のバス1175などのバスに電気的に接続することができ、検出デバイス1121は、引き回し線1124に電気的に接続された端子1125を含むことができる。加えて、第1のバス1170および第2のバス1175は、バス引き回し線1173および1177それぞれと関連付けることができる。
第1の検出デバイス群1110、第2の検出デバイス群1120、第1のバス1170、および第2のバス1175はすべて、格納構造体1150内に少なくとも部分的に収容することができる。格納構造体1150は、外部環境に対して密閉されるとよい。貫通部1151、1152、1153、および1157などの1つ以上の貫通部は、引き回し線1102、1124および/またはバス引き回し線1173、1177が格納構造体1150を通って引き回されることを可能にするように構成することができる。いくつかの例では、1つ以上の引き回し線は、同一の貫通部を通って引き回すことができる。
加えて、RPIシステム1100は、RPI監視デバイス1190を含むことができる。RPI監視デバイス1190は、格納構造体1150の外側に配置されてもよい。引き回し線1102、1124および/またはバス引き回し線1173、1177の1つ以上は、RPI監視デバイス1190へ、またはその中に引き回されてもよい。
RPI監視デバイス1190は、引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続することができる。RPI監視デバイス1190は、原子力発電所の指令室または管理センタ内など、格納構造体1150から遠隔に配置されてもよい。加えて、炉心は、格納容器内に収容された原子炉圧力容器に収容することができ、その結果、検出デバイス群は原子炉圧力容器と格納容器との間に形成された格納領域に配置されることができる。
引き回し線1115および1124など、格納構造体1150から引き回される検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数は、検出デバイスの数の半分未満とすることかできる。
検出デバイス群は、検出コイルを直列に電気的に接続する第1および第2の端子で構成された検出コイルを含むことができる。端子1115などの第1の検出コイルの第1の端子は、引き回し線1115などの引き回し線を介してRPI監視デバイス1190に電気的に接続されてもよい。同様に、端子などの第1の検出コイルの第2の端子は、第2の検出コイルの第1の端子に電気的に接続されてもよい。
加えて、第2の検出コイルの第2の端子は、第3の検出コイルの第1の端子に電気的に接続されてもよい。端子1118などの第3または最終の検出コイルの第2の端子は、第1のバス1170などの1つ以上のバスの少なくとも1つに電気的に接続されてもよい。いくつかの例では、RPI監視デバイス1190に引き回される検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数は、検出デバイスの数の約3分の1とすることができる。
RPI監視デバイス1190は、引き回し線1102、1124および/またはバス引き回し線1173、1177で受信した1つ以上の信号に基づいて制御棒の位置を測定および/または別の方法で決定するように構成することができる。RPI監視デバイス1190は、第1の回路部品1130および/または第2の回路部品1135などの1つ以上の回路部品を含むことができる。いくつかの例では、第1の回路部品1130および/または第2の回路部品1135は、電流検出抵抗器などの1つ以上の抵抗器を含むことができる。第1の回路部品1130は、引き回し線1102を介して第1の検出デバイス群1110に電気的に接続することができる。同様に、第2の回路部品1135は、引き回し線1124を介して第2の検出デバイス群1120に電気的に接続することができる。
RPI監視デバイス1190は、第1の電源1180および/または第2の電源1185などの1つ以上の電源を更に含むことができる。第1のバス1170は、バス引き回し線1173を介して第1の電源1180に電気的に接続することができる。同様に、第2のバス1175は、バス引き回し線1177を介して第2の電源1185に電気的に接続することができる。第1の回路部品1130は、第1の電源1180に電気的に接続することができ、第2の回路部品1135は、第2の電源1185に電気的に接続することができる。加えて、第1の回路部品1130、第2の回路部品1135、第1の電源1180、および/または第2の電源1185は、格納構造体1150の外側に配置されてもよい。
比較器1140は、第1の回路部品1130および第2の回路部品1135の1つまたは両方と関連付けられた、電流または電圧などの電気的特性を比較するように構成されることができる。例えば、第1の回路部品1130は、第1の抵抗器を含むことができ、第2の回路部品1135は、第2の抵抗器を含むことができる。比較器1140は、第1の抵抗器を通る第1の電流を第2の抵抗器を通る第2の電流と比較するように構成されることができる。
電気的特性は、少なくとも一部、入力線1142および1144上で受信した入力に基づいて比較することができ、これらの入力線は第1の回路部品1130および第2の回路部品1135を比較器1140に接続する。加えて、比較器1140は、出力線1145に関する棒位置情報を出力するように構成されることができる。
RPI監視デバイス1190は、2つ以上の検出デバイスならびに/または第1の検出デバイス群1110および第2の検出デバイス群1120などの検出デバイス群と関連付けられた信号間の差を決定するように構成することができる。いくつかの例では、RPI監視デバイス1190は、少なくとも一部、入力線1142、1144上で送信した信号の電気的特性の差に基づいて、2つ以上の検出デバイス群の間の出力電圧の差1160を決定するように構成されることができる。
各群が3つ以上の検出デバイスを含む例示的なRPIシステムでは、入力線1142および/または1144上で送信した信号は、検出デバイス群内でどの検出デバイスが駆動棒の端部に近位であるかを決定するために評価することができる。入力線1142上で送信した信号は、値の範囲と関連付けられてもよい。いくつかの例では、値の範囲は、ステップ値を含むことができる。第1の値は、第1の検出デバイス1111に近い駆動棒の位置と関連付けられてもよく、第2の値は、第2の検出デバイス1112に近い駆動棒の位置と関連付けられてもよく、第3の値は、第3の検出デバイス1113に近い駆動棒の位置と関連付けられてもよい。いくつかの例では、信号と関連付けられた値は、駆動棒が一般に2つの検出デバイス間に位置することを示すことができる。
図12は、別のRPI監視デバイス1290の簡略化した概略図を示す。RPI監視デバイス1290は、入力線1142、1144など、検出デバイス群からの入力線の1つ以上に電気的に接続されたRPIエンコーダ1210を含むことができる。RPIエンコーダ1210は、少なくとも一部、1つ以上の入力線1142、1144からの信号出力に基づいて、制御棒の位置を決定するように構成することができる。
RPIエンコーダ1210は、入力線に存在する電気的特性を測定することができる。電気的特性は、入力線関連のコイル群のインダクタンスにより入力線信号に対して移相した交流電圧を含むことができる。第2の電気的特性は、入力線関連のコイル群のインダクタンスにより入力線信号に対して移相した交流電流を含むことができる。交流電圧信号と交流電流信号との位相の差の測定値は、駆動棒の位置と関連付けられた検出デバイスおよび/または検出デバイス群に対応するものとすることができる。RPIエンコーダ1210は、駆動棒の上端が少なくとも一部、電気的特性の測定値に基づいてどの検出デバイスに近いかを決定することができる。いくつかの例では、RPIエンコーダ1210は、測定値を合計することによるなど、RPIシステムにおける各入力線に対する電気的特性の測定値を組み合わせることができる。RPIエンコーダ1210は、駆動棒の上端が少なくとも一部、組み合わせられた測定値に基づいてRPIシステムにおけるどのコイルに近いかを決定することができる。
図13は、制御棒の位置を指示するための例示的な工程1300を示す。操作1310では、制御棒は、炉心から取り出され、かつ/またはそれに対して移動することができる。制御棒は、制御棒駆動機構の駆動棒に動作可能に連結されることができる。
操作1320では、駆動棒は、制御棒の取り出しに応じて棒位置指示器(RPI)装置と関連付けられた複数の検出デバイスに対して移動するように構成されることができる。この複数の検出デバイスは、駆動棒の移動経路に沿って配列することができる。いくつかの例では、この複数の検出デバイスは、駆動棒の移動経路に沿って直線状に配列されることができる。
加えて、検出デバイスは、複数の群に配列することができ、その結果、各検出デバイス群がともに直列に電気的に接続された検出デバイスの2つ以上を含むことができる。いくつかの例では、各群は、ともに直列に接続された3つの検出デバイスからなるものとしてもよい。RPI装置は、別個の引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続することができる。
操作1330では、第1の検出デバイスの電気的特性の変化は、少なくとも一部が、第1の検出デバイスの近傍に位置する駆動棒の端部に基づいて検出または別の方法で決定することができる。第1の検出デバイスは、ともに直列に電気的に接続された第1の検出デバイスおよび第3の検出デバイスを含む第1の検出デバイス群と関連付けることができる。
操作1340では、第1の検出デバイスの電気的特性の変化と関連付けられた第1の信号は、RPI装置で受信することができる。いくつかの例では、RPI装置は、第1の検出デバイス群に電気的に接続された第1の回路部品を含むことができる。第1の信号は、第1の回路部品および/または第1の検出デバイス群から受信することができる。
操作1350では、第2の検出デバイスの電気的特性の変化は、少なくとも一部が、第2の検出デバイスの近傍ら位置する駆動棒の端部に基づいて検出または別の方法で決定することができる。第2の検出デバイスは、ともに直列に電気的に接続された第2の検出デバイスおよび第4の検出デバイスを含む第2の検出デバイス群と関連付けることができる。
操作1360では、第2の検出デバイスの電気的特性の変化と関連付けられた第2の信号は、RPI装置で受信することができる。いくつかの例では、RPI装置は、第2の検出デバイス群に電気的に接続された第2の回路部品を含むことができる。第2の信号は、第2の回路部品および/または第2の検出デバイス群から受信することができる。
第2の検出デバイス群と関連付けられた第2の検出デバイスは、第1の検出デバイス群の第1の検出デバイスと第3の検出デバイスとの間に直線状に配列されてもよい。加えて、第1の検出デバイス群と関連付けられた第3の検出デバイスは、第2の検出デバイス群の第2の検出デバイスと第4の検出デバイスとの間に直線状に配列されてもよい。
操作1370では、第1の信号は、第2の信号と比較することができる。いくつかの例では、第1の回路部品は、第1の抵抗器を含むことができ、第2の回路部品は、第2の抵抗器を含むことができる。第1の信号は、第1の抵抗器を通る第1の電流を含み、かつ/または別の方法でそれと関連付けることができる。同様に、第2の信号は、第2の抵抗器を通る第2の電流を含み、かつ/または別の方法でそれと関連付けることができる。更に他の例では、第1の回路部品と関連付けられたRMS電圧値は、第2の回路部品と関連付けられたRMS電圧値と比較することができる。
操作1380では、この複数の検出デバイスに対する駆動棒の位置は、少なくとも一部、第1の信号を第2の信号と比較することに基づいて決定することができる。
操作1390では、制御棒の位置は、駆動棒の相対位置を決定することに応じて指示することができる。
駆動棒および検出デバイス群はすべて、格納構造体とともに配置され得る。RPI装置は、格納構造体の外側に配置されることができる。いくつかの例では、RPI装置は、単一の引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続することができ、格納構造体から引き回される検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数は、検出デバイスの数の半分未満であってもよい。いくつかの例では、格納構造体から引き回される検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数は、検出デバイスの数の約3分の1であってもよい。
本明細書に提供される例は、加圧水型原子炉および/または軽水炉を主に記載しているが、これらの例は他の種類の電力システムに適用され得ることが当業者に明らかなはずである。例えば、これらの例または変形もまた、沸騰水型原子炉、ナトリウム液体金属原子炉、ガス冷却炉、ペブルベッド型原子炉、および/または他の種類の原子炉設計で作動可能であってもよい。
本明細書に提供される例のいくつかまたはすべては、CRDM集合体の1つ以上の種類に対する駆動棒の位置を測定するために使用されてもよく、この集合体は例えば、沸騰水型原子炉用などのリードスクリューおよびローラナット型の駆動または油圧駆動を含み得るCRDM集合体を記載したものと異なってもよい。加えて、これらの例の1つ以上は、低減した電気的接続も利用し得る密閉容器内の他の種類の駆動棒の位置を測定するために使用されてもよい。例えば、これらの例の1つ以上は、油圧シリンダのピストンの位置を測定するために使用されてもよい。
例は任意の特定の種類の原子炉冷却機構に限定されることなく、また核反応の範囲内またはそれと関連付けられた熱を生成するために用いられた任意の特定の種類の燃料にも限定されないことに留意されるべきである。本明細書に記載したあらゆる割合および値は、ほんの一例として提供されるものである。他の割合および値は、原子炉システムのフルスケールまたはスケーリングしたモデルの構築などの実験によって決定されてもよい。
本明細書に様々な例を記載および例示したが、配列および詳細において他の例が変更され得ることが明らかなはずである。我々は以下の特許請求の範囲の趣旨および範囲内になるすべての変更および変形を請求する。

Claims (20)

  1. 制御棒に動作可能に連結された駆動棒であって、前記制御棒が炉心から取り出されること、および前記炉心に挿入されることのいずれをも行うように構成された駆動棒と、
    前記駆動棒の移動経路に沿って配列された複数の検出デバイスであって、前記駆動棒の端部が前記炉心に対する前記制御棒の移動に応じて前記複数の検出デバイスの1つ以上を通過し、前記複数の検出デバイスが複数の検出デバイス群に配列され、各検出デバイス群が、互いに電気的に接続された前記検出デバイスの2つ以上を含む、複数の検出デバイスと、
    引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続された制御棒監視デバイスと
    を備える、棒位置指示器システム。
  2. 前記駆動棒および前記検出デバイス群がすべて格納構造体とともに配置され、前記制御棒監視デバイスが、前記格納構造体の外側に配置されており、前記格納構造体から引き回される前記検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数が、前記検出デバイスの数の半分未満である、請求項1に記載の棒位置指示器システム。
  3. 前記炉心が、格納容器内に収容された原子炉圧力容器に収容され、前記検出デバイス群が、前記原子炉圧力容器と前記格納容器との間に形成された格納領域内に配置されている、請求項2に記載の棒位置指示器システム。
  4. 前記検出デバイス群に電気的に接続された1つ以上のバスを更に備え、
    前記制御棒監視デバイスが、1つ以上のバス引き回し線によって1つ以上のバスに更に電気的に接続され、前記1つ以上のバスが、前記格納構造体とともに配置され、前記1つ以上のバス引き回し線が、前記検出デバイス群と関連付けられた前記引き回し線とともに前記格納構造体から引き回されている、請求項2に記載の棒位置指示器システム。
  5. 前記検出デバイス群が、検出コイルを直列に電気的に接続する第1の端子および第2の端子で構成された前記検出コイルを備え、第1の検出コイルの第1の端子が、前記引き回し線を介して前記制御棒監視デバイスに電気的に接続され、前記第1の検出コイルの第2の端子が、第2の検出コイルの第1の端子に電気的に接続され、前記第2の検出コイルの第2の端子が、第3の検出コイルの第1の端子に電気的に接続されている、請求項1に記載の棒位置指示器システム。
  6. 1つ以上のバスを更に備え、
    前記第3の検出コイルの第2の端子が、前記1つ以上のバスの少なくとも1つに電気的に接続され、前記制御棒監視デバイスに引き回される前記検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数が、前記検出デバイスの数の約3分の1である、請求項5に記載の棒位置指示器システム。
  7. 前記制御棒監視デバイスが、
    直列に第3の検出デバイスに電気的に接続された第1の検出デバイスを備える第1の検出デバイス群に電気的に接続された第1の回路部品と、
    直列に第4の検出デバイスに電気的に接続された第2の検出デバイスを備える第2の検出デバイス群に電気的に接続された第2の回路部品と、
    前記第1の回路部品と関連付けられた第1の電気的特性を前記第2の回路部品と関連付けられた第2の電気的特性と比較して、前記複数の検出デバイスに対する前記駆動棒の位置を決定するように構成された比較器と
    を備える、請求項1に記載の棒位置指示器システム。
  8. 前記第2の検出デバイス群における前記第2の検出デバイスが、前記第1の検出デバイス群における前記第1の検出デバイスと前記第3の検出デバイスとの間に直線状に配列され、前記第1の検出デバイス群における前記第3の検出デバイスが、前記第2の検出デバイス群における前記第2の検出デバイスと前記第4の検出デバイスとの間に直線状に配列されている、請求項7に記載の棒位置指示器システム。
  9. 前記第1の回路部品が第1の抵抗器を備え、前記第2の回路部品が第2の抵抗器を備え、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器が直列に電気的に接続されている、請求項7に記載の棒位置指示器システム。
  10. 前記比較器が、前記第1の電気的特性および前記第2の電気的特性の二乗平均平方根(RMS)の値を決定するように構成されたエンコーダを備える、請求項7に記載の棒位置指示器システム。
  11. 制御棒の位置を決定する方法であって、
    炉心に対して前記制御棒を移動させるステップであって、前記制御棒が制御棒駆動機構の駆動棒に動作可能に連結され、前記駆動棒が前記制御棒の取り出しに応じて棒位置指示器(RPI)装置と関連付けられた複数の検出デバイスに対して移動するように構成される、ステップと、
    第1の検出デバイスの近傍に配置された前記駆動棒の端部に少なくとも一部が基づく前記第1の検出デバイスの電気的特性の変化を検出するステップであって、前記第1の検出デバイスは、直列に電気的に接続された複数の検出デバイスからなる第1の検出デバイス群と関連付けられる、ステップと、
    前記RPI装置にて、前記第1の検出デバイスの電気的特性の前記変化と関連付けられた第1の信号を受信するステップと、
    第2の検出デバイスの近傍に配置された前記駆動棒の前記端部に少なくとも一部が基づく前記第2の検出デバイスの電気的特性の変化を検出するステップであって、前記第2の検出デバイスが、直列に電気的に接続された複数の検出デバイスからなる第2の検出デバイス群と関連付けられる、ステップと、
    前記RPI装置にて、前記第2の検出デバイスの電気的特性の前記変化と関連付けられた第2の信号を受信するステップと、
    前記第1の信号を前記第2の信号と比較して、前記複数の検出デバイスに対する前記駆動棒の位置を決定するステップと
    を含む、方法。
  12. 前記複数の検出デバイスが、前記駆動棒の移動経路に沿って配列され、前記複数の検出デバイスが複数の検出デバイス群に配列され、各検出デバイス群が、直列に電気的に接続された2つ以上の検出デバイスを備え、前記RPI装置が、別個の引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続される、請求項11に記載の方法。
  13. 制御棒監視デバイスが、直列に第3の検出デバイスに電気的に接続された第1の検出デバイスを含む第1の検出デバイス群に、電気的に接続された第1の回路部品を備え、前記第1の信号が、前記第1の回路部品から受信され、前記制御棒監視デバイスが、直列に第4の検出デバイスに電気的に接続された第2の検出デバイスを含む第2の検出デバイス群に、電気的に接続された第2の回路部品を更に備え、前記第2の信号が、前記第2の回路部品から受信される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第2の検出デバイス群における前記第2の検出デバイスが、前記第1の検出デバイス群における前記第1の検出デバイスと前記第3の検出デバイスとの間に直線状に配列され、前記第1の検出デバイス群における前記第3の検出デバイスが、前記第2の検出デバイス群における前記第2の検出デバイスと前記第4の検出デバイスとの間に直線状に配列される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の回路部品が第1の抵抗器を備え、前記第2の回路部品が第2の抵抗器を備え、前記第1の信号を前記第2の信号と比較するステップが、前記第1の抵抗器を通る第1の電流を前記第2の抵抗器を通る第2の電流と比較するステップを含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記第1の信号を前記第2の信号と比較するステップが、前記第1の回路部品と関連付けられた二乗平均平方根(RMS)の電圧値を前記第2の回路部品と関連付けられたRMS電圧値と比較するステップを含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記駆動棒および前記検出デバイス群がすべて格納構造体とともに配置され、制御棒監視デバイスが、前記格納構造体の外側に配置され、前記制御棒監視デバイスが、単一の引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続され、前記格納構造体から引き回される前記検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数が、前記検出デバイスの数の半分未満である、請求項11に記載の方法。
  18. 炉心に対して制御棒を移動させるように構成された制御棒駆動機構であって、前記制御棒が前記制御棒駆動機構の駆動棒に動作可能に連結され、前記駆動棒が前記制御棒の取り出しに応じて棒位置指示器(RPI)装置と関連付けられた複数の検出デバイスに対して移動するように構成されている、制御棒駆動機構と、
    前記RPI装置の第1の検出デバイスの電気的特性の変化を検出する手段であって、前記第1の検出デバイスが、直列に電気的に接続された複数の検出デバイスからなる第1の検出デバイス群と関連付けられている、手段と、
    前記第1の検出デバイスの電気的特性の前記変化と関連付けられた第1の信号を受信する手段と、
    前記RPI装置の第2の検出デバイスの電気的特性の変化を検出する手段であって、前記第2の検出デバイスが、直列に電気的に接続された複数の検出デバイスからなる第2の検出デバイス群と関連付けられている、手段と、
    前記第2の検出デバイスの電気的特性の前記変化と関連付けられた第2の信号を受信する手段と、
    前記第1の信号を前記第2の信号と比較して、前記複数の検出デバイスに対する前記駆動棒の位置を決定する手段と
    を備える、装置。
  19. 前記第1の信号を受信する前記手段、前記第2の信号を受信する前記手段、および比較する前記手段がすべて、制御棒監視デバイス内に収容され、前記制御棒監視デバイスが、単一の引き回し線によって各検出デバイス群に電気的に接続されている、請求項18に記載の装置。
  20. 前記駆動棒および前記検出デバイス群がすべて格納構造体とともに配置され、前記制御棒監視デバイスが、前記格納構造体の外側に配置され、前記格納構造体から引き回される前記検出デバイス群と関連付けられた引き回し線の総数が、前記検出デバイスの数の半分未満である、請求項19に記載の装置。
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