JP2018525635A - 被検面のトポグラフィを導出するための方法および装置 - Google Patents

被検面のトポグラフィを導出するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018525635A
JP2018525635A JP2018508719A JP2018508719A JP2018525635A JP 2018525635 A JP2018525635 A JP 2018525635A JP 2018508719 A JP2018508719 A JP 2018508719A JP 2018508719 A JP2018508719 A JP 2018508719A JP 2018525635 A JP2018525635 A JP 2018525635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linearly polarized
polarized light
reflected
test surface
reference surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018508719A
Other languages
English (en)
Inventor
ラーシュ・ボート
Original Assignee
キューエスオー・インターフェロメーター・システムズ・アーベー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キューエスオー・インターフェロメーター・システムズ・アーベー filed Critical キューエスオー・インターフェロメーター・システムズ・アーベー
Publication of JP2018525635A publication Critical patent/JP2018525635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02001Interferometers characterised by controlling or generating intrinsic radiation properties
    • G01B9/02011Interferometers characterised by controlling or generating intrinsic radiation properties using temporal polarization variation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/2441Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using interferometry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02001Interferometers characterised by controlling or generating intrinsic radiation properties
    • G01B9/02002Interferometers characterised by controlling or generating intrinsic radiation properties using two or more frequencies
    • G01B9/02005Interferometers characterised by controlling or generating intrinsic radiation properties using two or more frequencies using discrete frequency stepping or switching
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02001Interferometers characterised by controlling or generating intrinsic radiation properties
    • G01B9/02007Two or more frequencies or sources used for interferometric measurement
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02055Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration
    • G01B9/02056Passive reduction of errors
    • G01B9/02057Passive reduction of errors by using common path configuration, i.e. reference and object path almost entirely overlapping
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02055Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration
    • G01B9/02075Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration of particular errors
    • G01B9/02078Caused by ambiguity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02083Interferometers characterised by particular signal processing and presentation
    • G01B9/02087Combining two or more images of the same region
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/521Depth or shape recovery from laser ranging, e.g. using interferometry; from the projection of structured light
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • G06T7/564Depth or shape recovery from multiple images from contours
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/60Analysis of geometric attributes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B2290/00Aspects of interferometers not specifically covered by any group under G01B9/02
    • G01B2290/70Using polarization in the interferometer

Abstract

本明細書の実施形態は、被検面(3)のトポグラフィを導出するための方法に関する。直線偏光された光波(102a、103a)は、被検面(3)および参照面(2)に向けられる。複数の波長の反射した直線偏光された光波(102b、103b)の画像が得られる。画像は、複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光について得られる。反射した直線偏光された光波(102b、103b)は、被検面(3)および参照面(2)に向けられた直線偏光された光波(102a、103a)の反射光である。得られた画像に基づく被検面(3)のトポグラフィが得られる。

Description

本願における実施形態は、概して方法および装置に関する。より具体的には、本願における実施形態は、被検面のトポグラフィを導出に関する。
表面改質、特に研磨は、多くの工業生産領域において必要な工程である。これらは:
例えば、ブーツリッド、ライトカバー、および、レンズなどのプラスチック部品の金型の研磨などの自動車、カム軸などのエンジン部品、例えば、人工股関節の表面などの医療インプラント、および、安全眼鏡やコンタクトレンズ用の射出成形金型などの光学部品、を含む。
異なる種類の物体上のこのような研磨された表面は、数平方メートルの大きさであり、1マイクロメートル以下の表面精度を必要とする。さらに、研磨された表面を含む物体は非常に重くなり得る。今日、研磨された表面を有する物体は、研磨工程から、時間がかかる工程で一度に小さな領域の表面が測定される実験室に移動される。表面を研磨する目的は、例えば、平坦度、表面トポグラフィの最小二乗平均(RMS)、所定の深さの線および畝の鮮明度、特定の高さおよび尖鋭度でのピーク、構造の方向などの、予め規定された表面パラメータによって定義される所定の構造を生成することである。このようなパラメータは、産業工程によって達成される必要があり、表面の「品質」として通常定義される。さらに、研磨の大部分は手作業で行われ、手作業の研磨は物体を見ることによって品質を確立するが、ロボットまたはレーザを使用する自動工程は、通常、物体を工程チャンバから取り出して手動でチェックする必要がある。
Cohen(Cohen、M.H.:Radio Astronomy Polarization Measurements、Proc.IRE vol.48、pp172−183,1958年1月)
従って、本明細書の実施形態の課題は、上述のデメリットの少なくとも1つ解消し、被検面のトポグラフィの改善された導出を提供することである。
第1の態様によれば、課題は、被検面のトポグラフィを導出する方法によって達成される。直線偏光された光波が、被検面および参照面に向けられる。複数の波長の反射直線偏光光の画像が得られる。画像は、複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光について得られる。反射した直線偏光された光波は、被検面および参照面に向けられた直線偏光された光波の反射光である。被検面のトポグラフィは、得られた画像に基づいて導出される。
第2の態様によれば、目的は、被検面のトポグラフィを導出するための装置によって達成される。この装置は、直線偏光された光波を被検面および参照面に向けるように構成されている。この装置は、複数の波長に対して反射した直線偏光された光波の画像を取得するように構成されている。画像は、複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光について得られる。反射した直線偏光された光波は、被検面および参照面に向けられた直線偏光された光波の反射光である。この装置は、得られた画像に基づいて被検面のトポグラフィを導出するように構成されている。
画像は複数の波長に対して取得されるので、被検面のトポグラフィの導出が改善される。
本明細書の実施形態は、多数の利点を提供し、そのうちの非包括的な例のリストは以下の通りである。
本明細書の実施形態は、広い面積にわたって表面幾何学的トポグラフィを測定するのに有用である。これらの実施形態は、単一波長干渉計の精度と広帯域の白色光干渉計のアンビギュイティとにより、堅牢で高速である。本明細書の実施形態の作動距離は、10mm〜50mmと長く、現在使用されている顕微鏡対物系よりもはるかに長い。上述で使用された精度との用語は、測定、計算、または仕様の結果が正しい値または基準に一致する程度として説明され得る。
本明細書の実施形態の産業利用は、工程経路の決定から、自動車、医療および光学産業用ツール、型および製品の研磨方法までの範囲である。下記に説明する例の場合4mm×4mm以下の大きな部品のたった4×波長数の画像が必要であり、従って、単一点測定および干渉計装置と比較して、迅速で振動に対して敏感ではない。また、全表面積も、後述する例示的な場合において、2mm〜4mmのステップで全領域に亘ってステップすることによって測定され得る。
本明細書の実施形態のいくつかの更なる利点は、以下の通りである。本明細書の実施形態は、装置が標的領域から10mm〜50mmのところに配置され得、長い作動距離を実現する。本明細書の実施形態では、高速測定を用いて大きな被検面のトポグラフィがいっせいに導出され得る。別の利点は、大きな表面積に亘る定量データが研磨工程へのフィードバックとして提供され得ることである。
ここで本明細書の実施形態を添付する図を参照に例示的に説明する。
装置を示す概略ブロック図である。 位相および周波数を示すグラフである。 白色光干渉計の光源から放射される強度スペクトルを示すグラフである。 図3aのスペクトルから計算されたパワー遅延関数を示すグラフである。 430,543,635,650および670nmにおける5つのスペクトル線の強度スペクトルを示すグラフである。 図4aのスペクトルの結果として生じるパワー遅延関数を示すグラフである。 下にある表面および透明層を有する物体を示す概略ブロック図である。 方法の実施形態を示すフローチャートである。 装置の実施形態を示す概略ブロック図である。
図1は、いくつかの実施形態による装置100を示す。使用される座標系は、図1の下部に矢印で示されている。x軸は、左から右へ紙面に沿った水平軸であり、y軸は紙面に垂直であり、z軸は下から上に紙面に沿った垂直軸である。
調査中の物体は、表面トポグラフィを有する被検面3を備える。被検面3は、表面とも称され得る。トポグラフィとは、表面の物理的な幾何学的3次元属性(形状、高さ、深さなど)の3次元構成、すなわち、その起状特徴およびその起状特徴の位置を含む表面の構成を意味する。
被検面3は、別々の単色光源からのファイバ31,32,33を介して、すなわち異なる色の正弦波信号(図1には示されていない)を生成することによりレーザ光で照明される。ファイバ31,32,33は、ファイバ31,32,33の間をコリメータ22に切り替えるようになっている光ファイバスイッチ21に接続されている。コリメータ22は、平坦な波面、すなわち、第1の直線偏光フィルタ23と第2の直線偏光フィルタ24の2つの直線偏光フィルタを通過する平面上で同じ位相を有する。第1の直線偏光フィルタ23はコリメータ22の後に配置され、第1の直線偏光フィルタ23の後に第2の直線偏光フィルタ24が配置される。すなわち、第2の直線偏光フィルタ24はビームスプリッタ1の前に配置される。ビームスプリッタ1については後に詳述する。コリメータ22の出力である平坦な波面は、まず、第1の直線偏光フィルタ23を通過し、第2の直線偏光フィルタ24を通過する。第1の直線偏光フィルタ23は、平坦な波面の光強度を減衰させる第2の直線偏光フィルタ24は、第1の直線偏光フィルタ23からの減衰した平坦な波面を、特定の偏光角Δで直線偏光波101に変換するように構成されている。用語「光」は、光波を指す際に使用され得る。
ここで、上述の偏光という用語について簡単に説明する。偏光は、複数の方向で振動することができる波の特性である。電磁波では、電界と磁界の両方が異なる方向で振動する。平面波の形の光は、横波として伝播する。電場と磁場の両方は、波の進行方向に垂直である。これらのフィールドの振動は単一方向(直線偏光)であり得、またはフィールドが光周波数(円形または楕円偏光)で回転し得る。円形または楕円偏光では、フィールドの回転の方向、従って指定された偏光は、時計回りまたは反時計回りのいずれかになる。
ビームスプリッタ1は、直線偏光波101(すなわち、第2の直線偏光フィルタ24からの出力)を参照面2および被検面3に向けるように構成された装置である。参照面2は、被検面反射光波102bが進行する経路長に等しい。この経路長は遅延とも称され得る。ビームスプリッタ1は、平面な被検面配向光波102aおよび平面な参照面配向光波103aが被検面3およびに平面な参照面2に平面で当たるように直線偏光波101に対して45°の角度で配置される。参照面2と被検面3とは互いに平行である。被検面配向光波102aおよび参照面配向光波103aは、いずれも直線偏光波である。
参照面2に向けられた直線偏光波101を参照面光波103aと称し、被検面3に向けられた直線偏光波101を被検面光波102aと称し得る。
従って、例えばワイヤーグリッド偏光子または任意の他の適切な装置であり得る参照面2は、y方向に沿って偏光された1つの直線偏光(すなわち、被検面配向光波102a)を透過するように構成された装置として説明することができるx軸に沿って偏光された垂直に偏光された成分(すなわち、参照面反射光波103b)を反射する。参照面反射光波103bおよび被検面反射光波102bは、直線偏光成分と称し得る。
ここで、上述したワイヤグリッド偏光子について簡単に説明する。偏光子は、特定の偏光の光を通過させ、他の偏光の波を遮断する光学フィルタとして説明され得る。さらに、偏光子は、未定義または混合偏光の光ビームを、明確に定義された偏光、偏光を有するビームに変換し得る。ワイヤーグリッド偏光子は、入射光線に垂直な平面内に配置された規則的な配列の平行導電線を含む偏光子の一種である。ワイヤに平行に整列した電場の成分を有する電磁波は、ワイヤの長さに沿って電子の移動を誘発する。ワイヤに平行な電界成分が反射され、ワイヤに垂直な電界成分がグリッドを通過する。
ビームスプリッタ1はまた、参照面2から反射した光(ここではこの特定の光を参照面反射光波103bと称する)と被検面3から反射した光(この特定の反射光を、ここでは被検面反射光波102bと称する)を、例えば被検面3上に結像される撮像装置14に向けて通過させる。撮像装置14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ、または他の適切なタイプの撮像装置のようなカメラであり得る。撮像装置14は、複数の波長および少なくとも4つの偏光について画像を取り込む。これは、複数の波長のそれぞれに対して4つの偏光画像(すなわち、周波数の数の4倍)があることを意味する。画像は、直列または並列に取り込み得る。画像は、少なくとも3つの波長で撮影し得る。波長は周波数の逆数であるので、用語「波長と周波数」は、本質的には互換的に使用され得る。
この偏光角Δは、参照面2から反射した参照面反射光103bが被検面3から反射した被検面反射光102bとほぼ同じ強度となるように直線偏光フィルタ24により調整される。被検面3で反射した被検面反射光102bの強度をI、参照面2から反射される参照面反射光波103bの強度をI90とする。
2つの被検面反射光102bと参照面反射光103bとが合成されてビームスプリッタ1を通過する楕円偏光波Iを形成する(これが光はビームスプリッタ1を通過する2度目である)垂直偏光成分に関して参照面反射光波103bおよび被検面反射光波102bに対して45度の角度で1つの直線偏光成分を遅延させる4分の1波長遅延フィルタ11を含む。4分の1波長遅延フィルタ11を通過した後、光は、z軸の周りを回転し得る直線偏光フィルタ12を通過する。直線偏光フィルタ12の出力は、フィルタリングされた直線偏光された光波104と称され得る。次に、フィルタリングされた直線偏光された光波104は、撮像装置14によって対物レンズ13を介して被検面3の画像として取得される。
直線偏光波101は、x軸に沿って偏光された振幅A1と、y軸に沿って偏光された振幅A2のEとに分けることができる。これらは参照面2で
=E1sin(ωt)
E1=A1の場合、ωは2πfであり、fは直線偏光波101の周波数であり、tは参照面2における参照時間である。
被検面3で反射した被検面反射光波102bは、
=E2sin(ωt+δ)
ここで、ωは2πfであり、ここで、fは直線偏光波101の周波数であり、tはワイヤグリッドにおける参照時間である。ここで、E2=A2は、被検面3上の位置x、yにおける表面ピクセルの反射係数であり、δは、2つの反射信号、すなわち被検面反射光波102bと参照面反射光波103bとの間の位相差である。位相差は次のように書くことができます。
δ=ω・Δτ=2π2d/λここで、Δτは、参照面反射光波103bと比較して、被検面反射光波102bの余分な経路の遅延であり、dは参照面2と被検面3上の面画素x、yとの距離、λは直線偏光波101の波長である。
被検面反射光波102bと参照面反射光波103bとから合成された楕円偏光信号の正規化されたストークスパラメータは、以下のように書くことができることはよく知られている。
例えば、非特許文献1は、これらのストークパラメータが様々な出力応答の差の合計から計算され得ることを示している。W、W45、W90およびW135をx軸に対する角度0,45,90および135度の直線偏光ベクトルのパワーとする。また、WおよびWをそれぞれ円偏光成分の左円および右円のパワーとする。次に、正規化されたストークパラメータは、
または、光の強度として:
ここで、IおよびI90は、参照面2および被検面3からそれぞれ反射した位置(x、y)の画素からの強度を表す。I45およびI135は、それぞれ、45°および135°の偏光フィルタを介して観測された結合信号Iの強度を表す。IおよびIは、それぞれ、右円偏光および左円偏光で観察されるのと同じ合成強度を表す。
直線偏光波101の2つの波成分EとEとの間の位相差δは、
d(x、y)は、参照面2と被検面3との間のz軸に沿った位置(x、y)の距離である。ここで、測定された位相は2πのアンビギュイティを有し、λ/2の距離にアンビギュイティをもたらすことに留意されたい。
4つの偏光強度I45、I135、IおよびIは、図1に示す装置100の方法で測定し得る。4分の1波長遅延フィルタ11は、これに垂直な成分と比較して90度の位相だけx軸に対して45度の角度をなす。直線偏光フィルタ12は、フィルタの偏光軸に沿った信号のみを通過する。直線偏光フィルタ12は、0度、45度、90度、および135度の4つのステップで回転される。対物レンズ13によって被検面3に集束されて観察された画像は、偏光成分I45、I135、IおよびIの画像としてそれぞれ記録される。次に、画像の各画素ごとに経路差が別々に計算される。経路差は位相差から計算され、従って、位相が完全なターンになった際、かつ、上述のように測定されたアークタンジェント値が位相からフルターンを引いたものと同じ値を有する際、2πのアンビギュイティを受ける。
図2は、図2のx軸がTHzで測定された周波数を表し、図2のy軸がラジアンで測定された位相を表すグラフである。図2の位相は、各周波数および7μmの遅延距離に対して2πのアンビギュイティを有する。十字は、複数のアンビギュイティ位相を有する測定された位相を表す。図2に示す線は、位相点を通るこの傾斜を有する。データを通る線は、7μmの真の遅延距離を表す。線の傾きは次のとおりです。
測定された位相差は、
δ=2πντ
ここで、νは周波数であり、τは、参照面2から被検面3へおよびそれに戻る信号の遅延である。これは測定された量であり、合成器(synthetic instrument)でこれを「観測」することができる。合成器は、物理的には存在しないが、1つまたは複数の物理的機器からのデータの分析によってコンピュータに形成される機器である。被検面反射光波102bは、時間tにおいて、参照位置である参照面2にV(ν,t)として到達する。参照面2で直接反射した信号は、この時点で遅延波V(ν,t+τ)となる。これらの波の干渉は次のとおりである。
S(ν、τ)=<V(ν、t)・V(ν、t+τ)>
これは、参照面2と被検面3が両方とも参照面に到達した時点で反射した信号の相互相関関数である。遅延関数は次のように書くことがでる。
S(τ)=F(I(ν))
ここで、Fは強度周波数スペクトルIのフーリエ変換を示し、νは周波数を示す。遅延関数Sは、帯域幅Δvを有する強度周波数スペクトルIによって生成される「遅延ビーム」として以下に示される。遅延ビームは、スペクトルの時間応答である。単一のスペクトル線vに対して、遅延ビームは、上述の観察されるアンビギュイティとして、メインローブと等しい強度のサイドローブを2πで有する。帯域幅を大きくすると、メインローブの幅が広がり、サイドローブのレベルが下がる。帯域幅が非常に広いと、サイドローブが消える。後者は、白色光干渉計を用いて遅延ビームを走査する場合である。
白色光干渉計では、光は被検面Vobjに対して反射され、再び参照面Vrefに対して反射される。各信号は、それぞれτobjおよびτrefとして参照位置から遅延される。2つの信号は次のように書くことができる。
結合された信号の観測された強度は、
ここでIは強度画像です。登録された画像は、被検Iobjの画像と、参照Irefの画像と、第3の干渉項との和であることに留意されたい。干渉強度は、負の、破壊的な干渉および正の建設的な干渉の両方であり得る。
2つの他の干渉項は、位相の符号によってのみ異なることに留意されたい。画像内の任意の特定のピクセルで観測される強度は、τobjが変化する被検物、または、参照物τrefのいずれかを移動することによって変わるだろう。次に、被検物と参照との間の相対距離を走査して、2つの遅延が等しい最大強度を見つける。
本明細書の実施形態は、被検物および参照物の2つの画像のそれぞれの外乱なしに、直接的に干渉項を得る。参照信号および干渉信号は、被検物信号の位相が既知であるので、コンピュータにおいて分析的に生成される。Vobjは、観測された位相δから次のように計算される。
refは以下のように計算される。
本明細書の実施形態は、様々な波長における位相差δを観測することができる。これらの波長は、より広い帯域幅にわたっており、観測された遅延すなわち干渉項関数は、
は、/波長/周波数kでの被検物信号であり、σは、周波数kで画素において測定された位相であり、σk,refは、参照画素で周波数kで測定された位相である。Vk,refは次のように計算される。
τは参照に挿入された遅延である。遅延関数は、次に、各周波数における観測された位相から計算された、構成された複素電圧Vの周波数空間から遅延空間へのフーリエ変換である。
この遅延関数の最大振幅は、全ての周波数データが、正の干渉として、すなわち被検面3の位置でコヒーレントに加算される遅延にある。従って、サイドローブの遅延ビームが減少するように周波数が選択されれば、アンビギュイティは、より長いインターバルへ現象され得る。周波数間の差が冗長でないように周波数を選択することにより、必要な周波数の数を非常に少なくすることができる。
被検面3への遅延は、参照面2と被検面3との間の物理的距離に応じて長くなり、この遅延または距離は、アンビギュイティ長よりも長くなり得る。参照位置は、既知の遅延τを差し引くことによって合成器内でシフトされ得る。参照面2と被検面3との間の実際の距離は表面データにとって重要ではないので、参照面を被検面3の位置にシフトされ得る。参照位置での位相は、遅延はゼロであるから、参照位置での位相はすべての周波数においてゼロになる。従って、被検面3における位置、例えば中心座標(x、y)を選択し、そこで測定された各周波数で測定位相を記憶し、それらの位相の各々を、同じ周波数で他の全ての位置で測定されたこれらの位相それぞれから差し引くことが可能である。被検面3における他の全ての位置の遅延は、中心画素のz位置を参照する。また、この較正は、様々な周波数の測定間のz方向の可能な運動を除去する。
観察された位相がいくつかの反射または遅延の組合せである場合も、上述の分析が正しいことに留意されたい。この場合、観測された遅延関数は、各反射に対して別個のピークを有し、多数の層をそのように観察、検出、測定し得る。
図3aは、白色光干渉計のランプから放射される強度スペクトルを示す。図3aのx軸はナノメートル(nm)で測定された波長を表し、図3aのy軸は任意の出力単位で測定された各周波数で測定された強度を表す。図3bは、そのスペクトルから計算されたパワー遅延関数を示す。図3bのx軸はμm単位で測定された距離を表し、y軸は任意の出力単位で測定されたパワーを表す。パワー遅延関数のピークは、参照位置0にある。
図4aは、430,543,635,650および670nmにおける5本のスペクトル線の強度スペクトルを示す。図4aのx軸はnm単位で測定された波長を表し、図4aのy軸は各周波数で測定された強度を表し、結合して全スペクトルを形成する。図4bは、図4aの強度スペクトルを考慮した結果のパワー遅延関数を示す。図4bのx軸はμm単位で測定された距離を表し、y軸は任意単位で測定されたパワーを表す。図4bの遅延関数の主要なパワーピークは、参照位置0にある。
いくつかの実施形態では、被検面3の上方に配置された上層202を含む。これは図5に示されている。上層202は、不規則な表面を有していてもよく、または実質的に平坦な表面であってもよい。上層202は、屈折率nを有する半透明材料からなる。半透明と実質的に透明との用語は、本明細書では互換的に使用され得る。反射した信号は、半透明の上層202の表面から反射した信号と被検面3との和であり、
ここで、τ202は参照面と上層202の表面との間の遅延、nは上層202の屈折率、σk,3は周波数kでの被検面3への位相、σrefは(参照面は被検面3であっても上層202の面であり得る)、σk,202は上層202の表面に対する位相τは参照面から被検面3までの幾何学的遅延、kは周波数数、νは周波数、nは上層202の半透明材料の屈折率である。対応する遅延関数は、被検面3および上層202における2つの反射に対する2つの遅延関数を有する。被検面3からの反射は、半透明の上層202の表面からの反射と比較してより長い経路長を有する。これは、なぜなら被検面3からの反射はより長い幾何学的距離を移動し、それは光の速度がより遅い半透明材料を通過するためである。従って、2つの反射層は分離され両方が算出され得る。
被検面3を構成する被検物が工具である例を考える。工具の被検面3は、機械または人によって研磨されている。研磨プロセスは、所定の平坦度に到達するために研磨プロセスを進める方法が決定され得るように、表面粗さを表す表面積の測定を必要とする。この例では、焦点解像度2μmで2048×2048ピクセルの4mm×4mmのブロックでターゲットが測定される。
ターゲット表面上の4mm×4mm表面積の画像は、2048×2048グレースケールピクセルを有する図1の撮像装置14で示されるCCDカメラで記録される。工具の被検面3における画素位置(m、n)の強度I(m、n)は、周波数kで記録され、mはx軸上の位置であり、nはy軸上の位置である。4つの画像が、1からKまでの各周波数kで、45°、135°、左円偏光、および、右円偏光の4つの偏光で、Ik,45(m、n)、Ik,135(m、n)、Ik,L(m、n)、Ik,R(m、n)として撮像される。
ここで、Kは正の整数である。
各ピクセルの位相は、上述のようにδ(m、n)として光ファイバスイッチ21によって切り替えられる各周波数kで計算される。
1つの画素m、nが参照として設計され、各画素および各周波数の相対複素電圧は:
これは、上述のように全周波数にわたってフーリエ変換され、遅延関数における最大パワーの位置は、dmax(m、n)となる距離として決定される。波長λを有する1つの周波数が選択され、位相アンビギュイティが次のように計算される。
画素m、nに対するゼロ位置m0,のzオフセットは、次のように計算される。
この計算されたオフセットは、単一の周波数に対する位相によって定義される分解能と、周波数のアセンブリによって定義されるアンビギュイティと、を有する。従って、白色光干渉計のアンビギュイティの分解能と、位相、すなわち波長のほんの一部の分解能と、である。
被検面3のトポグラフィを導出する方法を図6を参照して説明する。この方法は以下のステップのうちの少なくともいくつかを含み、これらのステップは以下に記載されるものより適切な順序で実行され得る。
ステップ601
直線偏光された光波102a、103aは、被検面3および参照面2に配向される。直線偏光された光波102a、103aは、被検面3および被検面3の上に位置する半透明面202と、参照面2との両方に配向され得る。
直線偏光された光波102a、103aは、被検面3および被検面3の上に位置する半透明面202と、参照面2との両方に配向され得る。
直線偏光された光波102a、103aは、被検面3に向かって垂直に、または6度未満の角度で配向され得る。
参照面2はワイヤグリッド偏光子であり得る。
ステップ602
複数の波長に対する反射した直線偏光された光波102b、103bの画像が得られる。画像は、複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光において得られる。反射した直線偏光された光波102b、103bは、被検面3および参照面2に向けられた直線偏光された光波102a、103aの反射光である。
直線偏光された光波102a、103aが1/4波長フィルタ11および直線偏光フィルタ12を通過することによって、少なくとも4つの偏光で画像を得ることができる。
少なくとも4つの偏光は、45°、135°、左円偏光および右円偏光であり得る。
反射した直線偏光された光波102b、103bは、被検面3および被検面3の上に位置する半透明面202と、参照面2との両方に向けられた直線偏光された光波102a、103aの反射光であり得る。
ステップ603
取得された画像に基づいて、被検面3のトポグラフィが導出される。
ステップ603a
これは随意的なステップである。このステップは、ステップ603のサブステップとなり得る。複数の波長のそれぞれについて、少なくとも4つの偏光のそれぞれの光強度画像を得ることができる
ステップ603b
これは随意的なステップである。このステップは、ステップ603のサブステップおよびステップ603aの後に実行されるサブステップであり得る。得られた光強度画像に基づいて、複数の波長のそれぞれについて、被検面反射光102bと参照面反射光103bとの位相差が得られる。
位相差は、文字「δ」で示され得、前述した適切な方程式のいずれかを用いて、例えば下の式で得られる。
ステップ603c
これは随意的なステップである。このステップは、ステップ603のサブステップおよびステップ603aおよび603bの後に実行されるサブステップであり得る。得られた位相差に基づいて、参照面2と被検面3との間の距離が算出される。位置x,yにおける距離がdと付され、上述の適切な方程式のいずれか、例えば次のような式を用いて得られる。
反射した直線偏光された光波102b、103bは、被検面反射光波102bおよび参照面反射光波103bを含み得る。参照面反射光波103bは、参照面2で反射した垂直に直線偏光された光波であり得る。
参照面反射光波103bは、参照面2上の参照位置にあり得、参照位置は、複数の波長のそれぞれに対して遅延を差し引くことによってシフトされ得る。参照面上のある位置へ参照を変更することによって、周波数(すなわち、波長)間の較正が達成される。
各周波数(すなわち、各波長)の位相が測定される。測定された位相データを組み合わせることにより、距離/遅延が得られる。
被検面3のトポグラフィを導出する図6に示す方法ステップを実行するために、装置100は、図7に示すような構成を含み得る。この構成は、図7に示すモジュールの少なくともいくつかを含むが、追加のモジュールを含み得る。
被検面3のトポグラフィを導出するための図6に示す方法ステップを実行するために、装置100は、例えば、光配向モジュール701によって、被検面3および参照面2に向かう直線偏光された光波102a、103aを配向する。光配向モジュール701は、図1に示されるビームスプリッタ1であり得る。参照面2はワイヤグリッド偏光子であり得る。
光配向モジュール701は、光配向ユニット、光配向手段、光配向回路、配向手段などとも称される。
装置100はさらに、例えば、撮像モジュール703によって、複数の波長について反射した直線偏光された光波102b、103bの画像を取得する。画像は、複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光について得られる。反射した直線偏光された光波102b、103bは、被検面3および参照面2に向けられた直線偏光された光波102a、103aの反射光である。撮像モジュール703は、図1の撮像装置14であってもよい。複数の波長は少なくとも3つの波長を含み得る。
少なくとも4つの偏光は、45°、135°、左円偏光および右円偏光であり得る。
反射した直線偏光された光波102b、103bは、被検面3および被検面3の上に位置する半透明面202と、参照面2との両方に向けられた直線偏光された光波102a、103aの反射光であってもよい。
撮像モジュール703は、撮像ユニット、撮像手段、撮像回路、撮像する手段などとも称され得る。
装置100はさらに、例えば、導出モジュール705によって、撮像した画像に基づいて被検面3のトポグラフィを導出する。導出モジュール705は、導出ユニット、導出手段、導出回路、導出するための手段などとも称され得る。
反射した直線偏光された光波102b、103bは、被検面反射光波102bおよび参照面反射光波103bを含むことができる。参照面反射光波103bは、参照面2で反射した垂直に直線偏光された光波であり得る。
参照面反射光波103bは、参照面2上の参照位置にあり得、参照位置は、複数の波長のそれぞれに対して遅延を差し引くことによってシフトされ得る。
装置100は、例えば、光強度取得モジュール708によって、複数の波長のそれぞれについての少なくとも4つの偏光のそれぞれの光強度画像を取得するようにさらに構成され得る。光強度取得モジュール708は、光強度取得ユニット、光強度取得手段、光強度取得回路、光強度を取得するための手段などとも称され得る。
装置100は、さらに、例えば、位相差取得モジュール710によって、取得された光強度画像に基づいて、複数の波長のそれぞれについて被検面反射光波102bと参照面反射光波103bとの間の位相差を取得するようにさらに構成され得る。位相差取得モジュール710は、位相差取得ユニット、位相差取得手段、位相差取得回路、位相差を取得する手段などとも称され得る。
装置100は、例えば、距離取得モジュール713によって、取得された位相差に基づいて、参照面2と被検面3との間の距離を取得するように構成され得る。距離取得モジュール713は、距離取得ユニット、距離取得手段、距離取得開度、距離を取得する手段などとも称され得る。
装置100は、例えば、撮像モジュール703によって、直線偏光された光波102a、103aが1/4波長フィルタ11および直線偏光フィルタ12を通過することにより少なくとも4つの偏光画像を取得するように構成され得る。
半透明面202が、被検面3の上に配置され得る。
装置100は、例えば、光配向モジュール701によって、直線偏光された光波102a、103aを、被検面3および被検面3の上に位置する半透明面202と、参照面2との両方に配向するように構成され得る。
装置100は、例えば、光配向モジュール701によって直線偏光された光波102a、103aを、被検面3に向かって垂直にまたは6度未満の角度で配向するように構成され得る。
装置100は、プロセッサ715およびメモリ720を備え得る。メモリ720は、プロセッサ715によって実行可能な命令を含む。
メモリ720は、1つまたは複数のメモリユニットを備え得る。メモリ720は、装置100内で実行される際に本方法を実行するために、光強度データ、波長データ、周波数情報、光波反射データ、光波データ、偏光データ、トポグラフィデータ、画像を使用するように構成される。
コンピュータプログラムは、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、少なくとも1つのプロセッサに図6による方法を実行させる命令を含み得る。
キャリアは、コンピュータプログラムを含み得、キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つであり得る。
要約すると、本明細書の実施形態は、研磨プロセス中の表面品質の定量的測定のための方法および装置を提供する。本明細書の実施形態は、所定領域の表面トポグラフィの光学的定量測定方法に関する。より詳細には、本明細書の実施形態は、第1の表面が少なくとも半透明である場合に表面ならびに下にある面のトポグラフィを測定するための方法および装置に関する。平行で直線的に偏光された単色光のビームは、被検面3に向かって垂直に送られる。被検面3のトポグラフィは、次に、4つの偏光およびいくつかの波長にわたる偏光された反射光を観測することによって測定される。
研磨プロセス中の領域の表面精度の現場での光学的定量測定は、単色の平坦な光波を所定の表面領域に向け、その表面に集束されたカメラおよびレンズシステムで反射光の画像を記録し、記録された画像からの表面精度パラメータを推定することによって達成される。
本明細書の実施形態は、焦点ピクセル領域が直径100波長未満である場合について検証され、試験されている。これらは理論的な制限ではなく、撮像装置14のピクセル数の現在の制限による実用的な制限である。
本明細書の実施形態は様々な実施形態を参照して説明されているが、当業者であれば、本明細書の実施形態の範囲から逸脱することなく変更を行うことができることを認識するであろう。詳細な説明は例示的なものとみなされ、全ての同等物を含む添付の特許請求の範囲が本明細書の実施形態の範囲を定義することを意図するものとする。
2 参照面
3 被検面
11 1/4波長フィルタ
12 直線偏光フィルタ
13 対物レンズ
14 撮像装置
21 光ファイバスイッチ
22 コリメータ
23 第1の直線偏光フィルタ
24 第2の直線偏光フィルタ
31 ファイバ
32 ファイバ
33 ファイバ
100 装置
101 直線偏光波
102a 直線偏光された光波、被検面配向光波
102b 被検面反射光波、参照面配向光波
103a 直線偏光された光波、
103b 参照面反射光波
104 直線偏光された光波
202 半透明面、上層
701 光配向モジュール
703 撮像モジュール
705 導出モジュール
708 光強度取得モジュール
710 位相差取得モジュール
713 距離取得モジュール
715 プロセッサ
720 メモリ

Claims (24)

  1. 被検面(3)のトポグラフィを導出するための方法であって、当該方法は、
    直線偏光された光波(102a、103a)を被検面(3)および参照面(2)に向けて配向するステップ(601)と;
    複数の波長のそれぞれについて得られた反射した直線偏光された光波(102b、103b)の画像を取得するステップ(602)であって、前記画像は、前記複数の波長のそれぞれについて少なくともと4つの偏光について取得され、前記反射した直線偏光された光波(102a、103a)は、前記被検面(3)および前記参照面(2)に向けられた前記直線偏光された光波(102a、103a)の反射光である、ステップ(602)と;
    得られた画像に基づいて被検面(3)のトポグラフィを導出するステップ(603)と;
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記複数の波長が少なくとも3つの波長を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記反射した直線偏光された光波(102b、103b)は、被検面反射光波(102b)と参照面反射光波(103b)とを含み、前記参照面反射光波(103b)は、前記参照面(2)で反射した垂直に直線偏光された光波であり、
    前記取得された画像に基づいて前記被検面(3)のトポグラフィを導出するステップ(603)は、
    前記複数の波長のそれぞれについて前記少なくとも4つの偏光のそれぞれについて光強度画像を取得するステップ(603a)と、
    前記複数の波長毎に、前記被検面反射光波と前記参照面反射光波との位相差を取得するステップと、
    取得した前記光強度画像に基づいて、そして得られた前記位相差に基づいて、前記参照面(2)と前記被検面(3)との間の距離を取得するステップ(603c)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記参照面反射光波(103b)は、前記参照面(2)上の参照位置にあり、前記参照位置は、前記複数の波長それぞれでの遅延を差し引くことによってシフトされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記直線偏光された光波(102a、103a)が1/4波長フィルタ(11)および直線偏光フィルタ(102)を通過することによって、少なくとも4つの偏光で画像が得られることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記少なくとも4つの偏光が、45°偏光、135°偏光、左円偏光、および、右円偏光であることを特徴する請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 半透明面(202)が、前記被検面(3)の上に配置されることを特徴する請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記直線偏光された光波(102a、103a)は、前記被検面(3)および前記被検面の上に位置する半透明面(202)と、前記参照面(2)との両方に向けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記反射した直線偏光された光波(102a、103a)は、前記被検面(3)および前記被検面の上に位置する半透明面(202)と、前記参照面(2)との両方に向けられた前記直線偏光された光波(102a、103a)の反射後光であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記直線偏光された光波(102a、103a)は、前記被検面(3)に向かって垂直に、または、6度未満の角度で向けられることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記参照面(2)は、ワイヤグリッド偏光子であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 被検面(3)のトポグラフィを導出するための装置(100)であって、前記装置(100)は:
    直線偏光された光波(102a、103a)を前記被検面(3)および参照面(2)に向ける;
    複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光について反射した直線偏光された光波(102b、103b)の画像を取得し、前記画像は前記複数の波長のそれぞれについて少なくとも4つの偏光について取得され、かつ、前記反射した直線偏光された光波(102b、103b)は、前記被検面(3)および前記参照面(2)に向けられた直線偏光された光波(102a、103a)の反射光である;かつ、
    取得された画像に基づいて前記被検面(3)のトポグラフィを導出する;
    ように構成されていることを特徴とする装置(100)。
  13. 前記複数の波長は、少なくとも3つの波長を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置(100)。
  14. 前記反射した直線偏光された光波(102b、103b)は、被検面反射光波(102b)と参照面反射光波(103b)とを含み、前記参照面反射光波(103b)は、前記参照面(2)で反射した垂直に直線偏光された光波であり、
    前記装置(100)は、
    前記複数の波長のそれぞれについて前記少なくとも4つの偏光のそれぞれについて光強度画像を取得し;
    取得された前記光強度画像に基づいて、前記複数の波長のそれぞれについて、前記被検面反射光波(102b)と前記参照面反射光波(103b)との位相差を求め;かつ、
    得られた前記位相差に基づいて前記参照面(2)と前記被検面(3)との間の距離を求める;
    ようにさらに構成されていることを特徴とする請求項12または13に記載の装置(100)。
  15. 前記参照面反射光波(103b)は、前記参照面(2)上の参照位置にあり、前記参照位置は、前記複数の波長のそれぞれについて、遅延を差し引くことによってシフトされることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の装置(100)。
  16. 前記装置(100)は、前記直線偏光された光波(102a、103a)が1/4波長フィルタ(11)および直線偏光フィルタ(12)を通過することによって少なくとも4つの偏光画像を取得するように構成されていること特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の装置(100)。
  17. 前記少なくとも4つの偏光が45°偏光、135°偏光、左円偏光、および、右円偏光であることを特徴とする請求項12〜16のいずれか一項に記載の装置(100)。
  18. 半透明面(202)が、前記被検面(3)の上に配置されることを特徴とする請求項12〜17のいずれか一項に記載の装置(100)。
  19. 前記装置(100)は、前記直線偏光された光波(102a、103a)を前記被検面(3)および前記被検面の上に位置する半透明面(202)と、前記参照面(2)との両方に配向することを特徴とする請求項12〜18のいずれか一項に記載の装置(100)。
  20. 前記反射した直線偏光された光波(102b、103b)は、前記被検面(3)および前記被検面の上に位置する半透明面(202)と、前記参照面(2)との両方に向けられた前記直線偏光された光波(102a、103a)の反射光であることを特徴とする請求項12〜19のいずれか一項に記載の装置(100)。
  21. 前記装置(100)は、前記直線偏光された光波(102a、103a)を前記被検面(3)に向けて垂直にまたは6度未満の角度で配向するように構成されていることを特徴とする請求項12〜20のいずれか一項に記載の装置(100)。
  22. 前記参照面(2)は、ワイヤグリッド偏光子であることを特徴とする請求項12〜21のいずれか一項に記載の装置(100)。
  23. 少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  24. 請求項23に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、前記キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つであることを特徴とするキャリア。
JP2018508719A 2015-08-17 2015-08-17 被検面のトポグラフィを導出するための方法および装置 Pending JP2018525635A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2015/068844 WO2017028896A1 (en) 2015-08-17 2015-08-17 Method and apparatus for deriving a topograpy of an object surface

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018525635A true JP2018525635A (ja) 2018-09-06

Family

ID=53887113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018508719A Pending JP2018525635A (ja) 2015-08-17 2015-08-17 被検面のトポグラフィを導出するための方法および装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US11248899B2 (ja)
EP (1) EP3338053B1 (ja)
JP (1) JP2018525635A (ja)
KR (1) KR20180041168A (ja)
CN (1) CN107923735B (ja)
AU (1) AU2015406086A1 (ja)
BR (1) BR112018002995A2 (ja)
CA (1) CA2995635A1 (ja)
WO (1) WO2017028896A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4141379A1 (en) * 2021-08-27 2023-03-01 Mitutoyo Corporation Polarizing fizeau interferometer
CN114739318A (zh) * 2022-03-31 2022-07-12 杭州今誉信息科技有限公司 基于虚拟光学层析技术高速解析物体表面形貌的系统
CN114577121B (zh) * 2022-05-09 2022-09-06 中国科学技术大学 基于表面波定向性检测亚波长介质纳米线形貌的检测装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020003628A1 (en) * 1999-10-06 2002-01-10 James Millerd E. Methods and apparatus for splitting, imaging, and measuring wavefronts in interferometry
US20050046865A1 (en) * 2003-08-28 2005-03-03 Brock Neal J. Pixelated phase-mask interferometer
JP2005189069A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sony Corp 表面形状測定方法及び表面形状測定装置
JP2005326249A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fujitsu Ltd 表面形状測定方法及び表面形状測定装置
JP2007024827A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Mitsutoyo Corp 位相シフト干渉計
US20130113925A1 (en) * 2011-11-04 2013-05-09 Jae Wan Kim Spatial phase shifting interferometer using multi wavelength

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5488477A (en) * 1993-11-15 1996-01-30 Zygo Corporation Methods and apparatus for profiling surfaces of transparent objects
US6028670A (en) * 1998-01-19 2000-02-22 Zygo Corporation Interferometric methods and systems using low coherence illumination
US6188484B1 (en) * 1998-10-29 2001-02-13 Maxtor Corporation Method and apparatus for measuring angular displacement of an actuator arm relative to a reference position
CA2277855A1 (fr) * 1999-07-14 2001-01-14 Solvision Methode et systeme de mesure de la hauteur des billes de soudure d'un circuit imprime
US6788422B2 (en) * 2001-04-17 2004-09-07 Zygo Corporation Method and apparatus for using quasi-stable light sources in interferometry applications
US6731380B2 (en) * 2001-06-18 2004-05-04 Applied Optics Center Of Delaware, Inc. Method and apparatus for simultaneous measurement of the refractive index and thickness of thin films
AU2002225629A1 (en) * 2001-12-05 2003-07-24 Semiconductor Technologies And Instruments, Inc. System and method for inspection using white light intererometry
NL1021457C2 (nl) * 2002-09-13 2004-03-16 Tno Werkwijze voor het meten van contourvariaties.
CN100552375C (zh) * 2005-01-27 2009-10-21 4D技术公司 同时相移的斐索干涉仪
JP4939765B2 (ja) * 2005-03-28 2012-05-30 株式会社日立製作所 変位計測方法とその装置
JP2007114071A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Omron Corp 三次元形状計測装置、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び三次元形状計測方法
GB2435092A (en) * 2006-02-10 2007-08-15 Taylor Hobson Ltd Surface measurement instrument with adjustable sample support
US7619746B2 (en) 2007-07-19 2009-11-17 Zygo Corporation Generating model signals for interferometry
US9377292B2 (en) * 2013-08-06 2016-06-28 Zygo Corporation Interferometry employing refractive index dispersion broadening of interference signals

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020003628A1 (en) * 1999-10-06 2002-01-10 James Millerd E. Methods and apparatus for splitting, imaging, and measuring wavefronts in interferometry
US20050046865A1 (en) * 2003-08-28 2005-03-03 Brock Neal J. Pixelated phase-mask interferometer
JP2005189069A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sony Corp 表面形状測定方法及び表面形状測定装置
JP2005326249A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fujitsu Ltd 表面形状測定方法及び表面形状測定装置
JP2007024827A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Mitsutoyo Corp 位相シフト干渉計
US20130113925A1 (en) * 2011-11-04 2013-05-09 Jae Wan Kim Spatial phase shifting interferometer using multi wavelength

Also Published As

Publication number Publication date
US11248899B2 (en) 2022-02-15
US20180238676A1 (en) 2018-08-23
WO2017028896A1 (en) 2017-02-23
CN107923735A (zh) 2018-04-17
KR20180041168A (ko) 2018-04-23
AU2015406086A1 (en) 2018-04-12
CN107923735B (zh) 2020-06-16
CA2995635A1 (en) 2017-02-23
BR112018002995A2 (pt) 2018-09-25
EP3338053B1 (en) 2019-12-04
EP3338053A1 (en) 2018-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101590241B1 (ko) 광학특성 측정장치 및 광학특성 측정방법
TWI671501B (zh) 用於特徵化一樣本之方法及白光干涉測量計、用於處理來自具有一圖案化結構之一樣本之白光干涉測量資料之方法及用於量測具有一圖案化結構之一樣本之白光干涉測量計
CN110914634B (zh) 全息干涉度量的方法及系统
JP2020517911A (ja) スペクトル制御干渉法による曲率半径測定
CN108957910A (zh) 使用多相投影仪进行三维成像
TW201237359A (en) Three dimensional surface profilometer and microscopy, and the method using the same
JP2018525635A (ja) 被検面のトポグラフィを導出するための方法および装置
JP2001108417A (ja) 光学式形状測定装置
KR102007004B1 (ko) 3차원 형상 측정장치
US11300454B2 (en) Multi-mode thermal imaging device and operation method thereof
JP2016148569A (ja) 画像測定方法、及び画像測定装置
US11892292B2 (en) Methods and systems of holographic interferometry
ES2664738T3 (es) Un método y un aparato para la medición cuantitativa de la precisión de la superficie de un área
KR20210041654A (ko) 반도체 기판 측정 장치, 이를 이용한 반도체 기판 처리 장치 및 반도체 소자 형성 방법
KR101505745B1 (ko) 이중 검출 반사 공초점 현미경 및 이를 사용하는 시편의 높이의 정보를 검출하는 방법
GB2433317A (en) Phase shifting imaging module for handheld interferometer
Jackson et al. Demonstration of Interference Pattern Structured Illumination Imaging
KR102527425B1 (ko) 간섭계를 포함하는 광학 검사 시스템
JP2020153992A (ja) 白色干渉計による形状測定装置
Farid Speckle Metrology in Dimensional Measurement
JP2001004337A (ja) 搬送縞発生手段を具備した被検体検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20180416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190513

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200210