JP2018524308A - テノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および結晶形態 - Google Patents

テノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および結晶形態 Download PDF

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Abstract

本発明は、テノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および結晶形態ならびにこのような化合物の調製、使用および単離のための方法に関する。一部の実施形態では、HIV感染症を処置するための方法であって、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形の治療有効量を、それを必要とする被験体に投与することを含む方法が提供される。一部の実施形態では、B型肝炎ウイルス(HBV)感染症を処置するための方法であって、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形の治療有効量を、それを必要とする被験体に投与することを含む方法が提供される。

Description

テノホビルアラフェナミド(TAF)はHIVおよびHBVの処置および予防に有用なヌクレオチド逆転写酵素阻害剤である。TAFヘミフマル酸塩は米国特許第8,754,065号(本明細書でその全体が参照により組み込まれている)に記載されている。米国特許第6,043,230号(本明細書でその全体が参照により組み込まれている)および他の刊行物は、ヌクレオチド類似体、例えば、テノホビルジソプロキシルなどの抗ウイルス特異性について記載している。
米国特許第8754065号明細書 米国特許第6043230号明細書
本発明の開示は、テノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および結晶形態ならびにこのような形態の調製、使用および単離のための方法を提供する。
一部の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩およびその結晶形を提供する。一部の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物およびその結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノール、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランおよびアセトンからなる群から選択される。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマロン酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドサッカリンおよびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド粘液酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド塩酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩およびその結晶形を提供する。別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩およびその結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、8.7±0.2、9.9±0.2、10.1±0.2、および19.7±0.2の2シータ値を含む。別の実施形態は、実質的に図16aに示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、9.0、9.5、18.6、および22.4±0.2の2シータ値を含む。別の実施形態は、実質的に図16bに示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド硫酸塩およびその結晶形を提供する。
一部の実施形態では、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形と、薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物が提供される。
一部の実施形態では、HIV感染症を処置するための方法であって、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形の治療有効量を、それを必要とする被験体に投与することを含む方法が提供される。
一部の実施形態では、B型肝炎ウイルス(HBV)感染症を処置するための方法であって、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形の治療有効量を、それを必要とする被験体に投与することを含む方法が提供される。
一部の実施形態では、HIVの予防的または治療的処置における使用のための、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形またはその組成物が提供される。
一部の実施形態では、HBVの予防的または治療的処置における使用のための、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形またはその組成物が提供される。
図1は、TAFセスキフマル酸塩イソプロパノール溶媒和物の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図2は、TAFセスキフマル酸塩メチルエチルケトン溶媒和物の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図3は、TAFセスキフマル酸塩THF溶媒和物の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図4は、TAFセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図5は、TAFセスキフマル酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図6は、TAFシュウ酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図7は、TAFマロン酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図8は、TAF L−リンゴ酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図9は、TAFサッカリンの実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図10は、TAF粘液酸塩パターン1の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図11は、TAF粘液酸塩パターン2の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図12は、TAFマレイン酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図13は、TAF塩酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図14は、TAFエタンスルホン酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図15は、TAFベンゼンスルホン酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図16aは、TAFメタンスルホン酸塩パターン1の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図16bは、TAFメタンスルホン酸塩パターン2の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図17は、TAF硫酸塩の実験的粉末X線回折(XRPD)パターンを提示している。
図18は、テノホビルアラフェナミド塩酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)サーモグラムを提示している。
図19は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを提示している。
図20は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の実験的熱重量分析(TGA)サーモグラムを提示している。
図21は、TAFセスキフマル酸塩イソプロパノール溶媒和物の実験的示差走査熱量測定(DSC)を提示している。
図22は、TAFセスキフマル酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)を提示している。
図23は、TAFサッカリンの実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図24は、TAFマロン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図25は、TAF L−リンゴ酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図26は、TAF硫酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図27は、TAFマレイン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図28は、TAFエタンスルホン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図29は、TAFベンゼンスルホン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図30は、TAFメタンスルホン酸塩パターン1の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図31は、TAF粘液酸塩パターン1(RC−947−20−38)およびパターン2(RC−947−20−37)の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図32は、TAF p−トルエンスルホン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を提示している。
図33は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物(パターン1)の実験的熱重量分析を提示している。
図34は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩MEK溶媒和物(パターン2)の実験的熱重量分析を提示している。
図35は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩THF溶媒和物(パターン3)の実験的熱重量分析を提示している。
図36は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物(パターン4)の実験的熱重量分析を提示している。
図37は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩(パターン5)の実験的熱重量分析を提示している。
定義:
「結晶化する」という用語は、非晶質形態からまたは別個の結晶形からの結晶形態の形成のプロセスを指す(すなわち、結晶形態の相互変換)。
「DSC」は示差走査熱量測定を意味する。
「MEK」はメチルエチルケトンを意味する。
「IPA」はイソプロパノールを意味する。
「MTBE」はメチルtert−ブチルエーテルを意味する。
「EtOAc」は酢酸エチルを意味する。
「THF」はテトラヒドロフランを意味する。
「RH」は相対湿度を意味する。
「X容量」は、反応において使用される溶媒の量を指すために使用される場合、溶媒のX容量がテノホビルアラフェナミドの各単位重量に対して使用されることを意味する。例えば、溶媒の「50容量」は、1gのテノホビルアラフェナミドに対して50mLの溶媒または1kgのテノホビルアラフェナミドに対して50Lの溶媒を指す。
「溶媒和物」は、本明細書に記載されている化合物の1つまたは複数の分子を、溶媒の1つまたは複数の分子と共に含む凝集物を指す。溶媒は水であってよく、この場合溶媒和物は水和物であってよい。あるいは、溶媒は有機溶媒であってもよい。
独特なパターンを含む組成物について言及している場合、「材料」という用語は、結晶形態および/または非晶質形態の単一の形態または結晶形態および/または非晶質形態の混合物を指す。
交換可能なように使用される「PXRD」または「XRPD」は、固体形態の粉末X線回折パターンを指す。
粉末X線回折パターンに関連する「実質的に」という用語は、参照したパターンと共通して少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14もしくは15のピークを有するスペクトル、または参照したピーク内で±0.2度の2シータ角においてピークを有するパターンを指す。
「テノホビルアラフェナミド」または「TAF」は以下の化学構造を有する。
シード添加とは、単結晶またはそれ超の結晶を使用して、混合物、溶液、または懸濁液からより多くの結晶の形成を誘導する技術である。シード添加量(seeding amount)とは、混合物、溶液、または懸濁液に加える場合、化合物の所望の形態の形成を引き起こすことができる材料の量である。理論的には、この量は微量であり得るが、実際には、より大きな量が使用される。この量は合理的に取り扱うことができ、化合物の所望の形態の形成を引き起こすのに十分な任意の量であり得る。非限定的例として、基準化合物に基づき、種結晶化合物の0.0001%〜50%wt/wtの量をシード添加量として使用することができる。
「C」という用語は、温度に関連して使用する場合、摂氏またはCelsiusを意味する。
「周辺温度」または「室温」とは、物体を取り囲んでいる大気温度である。これは室内の温度であり、一般的には摂氏約15〜約25度である。
「治療有効量」は、状態を予防する、または処置している障害の症状の1つもしくは複数をある程度和らげる、投与される化合物の量を指す。本明細書での使用に対して適切な医薬組成物は、活性成分が意図した目的を達成するのに十分な量で含有されている組成物を含む。治療有効量の決定は、特に本明細書に提供されている詳細な開示の観点から、十分に当業者の能力の範囲内にある。
実際に、投与される化合物の量は、体重1kg当たり約0.001〜100mgの範囲にあり、このような全用量は一度にまたは分割用量で与えられる。これは、単独でまたは1種もしくは複数種の他の薬物と組み合わせて投与されてもよい。一般的に、これは1種または複数種の薬学的に許容される賦形剤と共同で製剤として投与される。賦形剤の選択は、特定の投与モード、溶解度および安定性に対する賦形剤の効果、ならびに剤形の性質などの因子に大幅に依存する。
本明細書に記載されている化合物の送達に対して適切な医薬組成物およびこれらの調製のための方法は、当業者に容易に明らかである。このような組成物およびこれらの調製のための方法は、例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences、第19版(Mack Publishing Company、1995年)に見出すことができる。
一実施形態では、本発明はテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩を提供する。
一部の実施形態では、フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1.5±0.1である。
一部の実施形態では、フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1.5±0.2である。
一部の実施形態では、フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1.5±0.3である。
一部の実施形態では、フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1.5±0.4である。
一部の実施形態では、フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1.5±0.05である。
一部の実施形態では、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩は溶媒和物であり、溶媒はイソプロパノール、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランおよびアセトンからなる群から選択される。
一部の実施形態では、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩は溶媒和物であり、溶媒はイソプロパノールである。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノールであり、XRPDパターンは、4.5±0.2、20.4±0.2、26.5±0.2、および26.9±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノールであり、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、または24からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.5、11.8、13.2、14.1、16.7、18.3、19.8、20.4、22.0、22.6、23.9、24.3、25.9、26.5、26.9、29.1、29.7、31.0、31.4、32.6、33.6、35.9、37.1、および39.0。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノールであり、XRPDは実質的に図1に示されている通りである。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノールであり、示差走査熱量測定(DSC)は54±2℃および112±2℃の立ち上がり吸熱(onset endotherm)を有する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノールであり、示差走査熱量測定(DSC)は54±1℃および112±1℃の立ち上がり吸熱を有する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はイソプロパノールであり、示差走査熱量測定(DSC)は約54℃および約112℃の立ち上がり吸熱を有する。
一部の実施形態では、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩は溶媒和物であり、溶媒はメチルエチルケトンである。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はメチルエチルケトンであり、XRPDパターンは、4.6±0.2、22.8±0.2、27.4±0.2、および27.8±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はメチルエチルケトンであり、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29または30からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.6、10.6、11.3、11.9、12.4、13.6、15.0、15.3、16.2、17.1、17.6、18.2、18.7、19.1、19.5、20.4、20.7、21.1、22.4、22.8、23.3、24.5、27.4、27.8、30.1、32.0、32.4、33.6、34.8、および37.0。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はメチルエチルケトンであり、XRPDは実質的に図2に示されている通りである。
一部の実施形態では、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩は溶媒和物であり、溶媒はテトラヒドロフランである。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はテトラヒドロフランであり、XRPDパターンは、4.5±0.2、22.6±0.2、27.2±0.2、および27.7±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はテトラヒドロフランであり、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、または23からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.5、10.5、11.2、11.9、12.3、13.5、15.3、16.3、18.2、18.6、20.2、20.9、22.6、23.1、24.4、27.2、27.7、29.9、30.9、31.8、34.6、36.7、および38.0。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はテトラヒドロフランであり、XRPDは実質的に図3に示されている通りである。
一部の実施形態では、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩は溶媒和物であり、溶媒はアセトンである。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はアセトンであり、XRPDパターンは、4.6±0.2、22.9±0.2、27.6±0.2および28.0±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はアセトンであり、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、または21からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.6、10.5、11.3、12.4、13.7、15.4、17.2、17.6、18.3、19.1、20.5、20.8、21.2、22.5、22.9、23.5、24.6、27.6、28.0、30.3、および32.3。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩溶媒和物の結晶形を提供し、溶媒はアセトンであり、XRPDは実質的に図4に示されている通りである。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、5.0±0.2、20.1±0.2、22.7±0.2、および25.2±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、または16からなる群から選択される、2シータ値を含む:5.0、10.6、11.0、15.0、16.2、17.9、18.8、20.1、22.7、24.5、25.2、27.7、28.9、29.4、30.3、および32.9。
別の実施形態は、実質的に図5に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、110±2℃および118±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、110±1℃および118±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約110℃および約118℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩を提供する。
一部の実施形態では、シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、4.1±0.2、9.7±0.2、20.8±0.2、および25.0±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、または11からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.1、7.6、9.7、12.4、12.8、16.6、20.8、22.8、24.0、25.0、および29.1。
別の実施形態は、実質的に図6に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、196±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、196±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約196℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマロン酸塩を提供する。
一部の実施形態では、マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマロン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、6.9±0.2、8.7±0.2、15.3±0.2、および20.1±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマロン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、または22からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.0、6.9、8.7、11.8、12.9、15.0、15.3、17.4、18.2、19.4、20.1、20.5、21.2、21.9、22.9、24.1、25.6、26.4、27.0、27.7、29.0、および29.7。
別の実施形態は、実質的に図7に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドマロン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、120±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドマロン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、120±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドマロン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約120℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドマロン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩を提供する。
一部の実施形態では、L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、10.0±0.2、13.9±0.2、16.5±0.2、および21.2±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、または16からなる群から選択される、2シータ値を含む:5.3、10.0、12.0、13.4、13.9、15.3、16.5、17.9、19.4、20.2、21.2、22.0、23.1、24.0、26.2、および27.0。
別の実施形態は、実質的に図8に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、111±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、111±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約111℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドサッカリンを提供する。
一部の実施形態では、サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドサッカリンの結晶形を提供し、XRPDパターンは、7.3±0.2、14.4±0.2、16.0±0.2、および18.6±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドサッカリンの結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19からなる群から選択される、2シータ値を含む:3.7、7.3、7.8、9.9、10.8、11.3、12.3、13.8、14.4、16.0、18.0、18.6、21.7、22.5、23.7、25.0、26.3、27.7、および29.2。
別の実施形態は、実質的に図9に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドサッカリンの結晶形を提供する。
別の実施形態は、125±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドサッカリンの結晶形を提供する。
別の実施形態は、125±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドサッカリンの結晶形を提供する。
別の実施形態は、約125℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドサッカリンの結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド粘液酸塩を提供する。
一部の実施形態では、粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は2±0.5である。
一部の実施形態では、粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は2±0.4である。
一部の実施形態では、粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は2±0.3である。
一部の実施形態では、粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は2±0.2である。
一部の実施形態では、粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は2±0.1である。
一部の実施形態では、粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は2±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、6.4±0.2、7.2±0.2、18.1±0.2、および19.5±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13からなる群から選択される、2シータ値を含む:3.8、4.3、6.4、7.2、8.4、10.6、11.7、12.8、18.1、19.5、21.0、22.9、および26.9。
別の実施形態は、実質的に図10に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、180±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、180±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約180℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、8.5±0.2、9.9±0.2、16.9±0.2、および21.1±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、または12からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.2、6.7、8.5、9.9、13.3、16.9、18.6、19.6、21.1、22.9、26.2、および29.2。
別の実施形態は、実質的に図11に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、179±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、179±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約179℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド粘液酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩を提供する。
一部の実施形態では、マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では,マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、7.6±0.2、18.1±0.2、21.1±0.2、および26.0±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、または10からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.2、6.4、7.6、10.5、12.6、15.2、18.1、21.1、24.4、および26.0。
別の実施形態は、実質的に図12に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、114±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、114±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約114℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド塩酸塩を提供する。
一部の実施形態では、塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド塩酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、7.0±0.2、8.6±0.2、10.4±0.2、および18.2±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド塩酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、または18からなる群から選択される、2シータ値を含む:7.0、8.6、9.1、10.4、12.1、13.4、13.9、14.8、16.3、18.2、18.9、20.9、22.0、24.2、25.2、26.6、27.7、および29.2。
別の実施形態は、実質的に図13に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミド塩酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、144±2℃および157±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド塩酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、144±1℃および157±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド塩酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約144℃および約157℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド塩酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩を提供する。
一部の実施形態では、エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、9.0±0.2、9.9±0.2、17.0±0.2、および21.4±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、または7からなる群から選択される、2シータ値を含む:9.0、9.9、10.7、17.0、18.8、19.6、および21.4。
別の実施形態は、実質的に図14に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、177±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、177±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約177℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩を提供する。
一部の実施形態では、ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、4.1±0.2、8.3±0.2、13.3±0.2および17.8±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.1、6.5、8.3、11.9、13.3、14.7、15.4、16.5、17.8、18.9、19.4、20.3、21.1、23.1、24.1、24.9、および29.2。
別の実施形態は、実質的に図15に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、42±2℃および134±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、42±1℃および134±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約42℃および約134℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、8.7±0.2、9.9±0.2、10.1±0.2、および19.7±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、または10からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.1、8.7、9.9、10.1、13.2、17.2、18.8、19.7、20.4および21.7。
別の実施形態は、実質的に図16aに示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、9.0、9.5、18.6、および22.4±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17からなる群から選択される、2シータ値を含む:4.5、6.8、9.0、9.5、12.4、12.9、13.3、15.9、17.9、18.6、19.0、19.8、20.9、22.4、23.4、24.2および27.0。
別の実施形態は、実質的に図16bに示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド硫酸塩を提供する。
一部の実施形態では、硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.5である。
一部の実施形態では、硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.4である。
一部の実施形態では、硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.3である。
一部の実施形態では、硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.2である。
一部の実施形態では、硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.1である。
一部の実施形態では、硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比は1±0.05である。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド硫酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、9.1±0.2、11.0±0.2、18.2±0.2および19.7±0.2の2シータ値を含む。
別の実施形態は、テノホビルアラフェナミド硫酸塩の結晶形を提供し、XRPDパターンは、以下のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20からなる群から選択される、2シータ値を含む:9.1、10.6、11.0、14.2、16.5、16.8、17.7、18.2、19.0、19.7、21.5、22.1、22.9、24.1、25.5、26.5、27.2、27.8、29.1および29.8。
別の実施形態は、実質的に図17に示されている通りのXRPDを有するテノホビルアラフェナミド硫酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、159±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド硫酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、159±1℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド硫酸塩の結晶形を提供する。
別の実施形態は、約159℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有するテノホビルアラフェナミド硫酸塩の結晶形を提供する。
一部の実施形態では、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形と、薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物が提供される。
一部の実施形態では、医薬組成物は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)プロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤およびCCR5阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の治療剤を含む。
一部の実施形態では、医薬組成物は、HBV DNAポリメラーゼ阻害剤、Toll様受容体7モジュレーター、Toll様受容体8モジュレーター、Toll様受容体7および8モジュレーター、Toll様受容体3モジュレーター、インターフェロンアルファ受容体リガンド、HBsAg阻害剤、HbcAgモジュレーター、シクロフィリン阻害剤、HBVウイルス侵入阻害剤、NTCP阻害剤、B型肝炎ウイルスE抗原阻害剤、HBx阻害剤、cccDNA阻害剤、HBVカプシド阻害剤、レチノイン酸誘導性遺伝子1の刺激物質、ならびにNOD2の刺激物質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の治療剤を含む。
別の実施形態は、ヒトにおいてウイルス感染症を処置または予防するための方法であって、本明細書に記載されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形をヒトに投与することを含む方法を提供する。より具体的には、ウイルス感染症はヒト免疫不全ウイルス(HIV)である。あるいは、ウイルス感染症はB型肝炎ウイルス(HBV)である。
一部の実施形態では、HIV感染症を処置するための方法であって、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形の治療有効量を、それを必要とする被験体に投与することを含む方法が提供される。
一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の治療用HIV薬剤を被験体に投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤およびCCR5阻害剤からなる群から選択される1種または複数種の追加の治療剤を被験体に投与することをさらに含む。
別の実施形態は、ヒトにおいてウイルス感染症を処置または予防するための方法であって、本明細書に記載されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形をヒトに投与することを含む方法を提供する。より具体的には、ウイルス感染症はヒト免疫不全ウイルス(HIV)である。あるいは、ウイルス感染症はB型肝炎ウイルス(HBV)である。
一部の実施形態では、B型肝炎ウイルス(HBV)感染症を処置するための方法であって、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/または結晶形の治療有効量を、それを必要とする被験体に投与することを含む方法が提供される。
一部の実施形態では、本方法は、1種または複数腫の追加のHBV治療剤を被験体に投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HBV DNAポリメラーゼ阻害剤、Toll様受容体7モジュレーター、Toll様受容体8モジュレーター、Toll様受容体7および8モジュレーター、Toll様受容体3モジュレーター、インターフェロンアルファ受容体リガンド、HBsAg阻害剤、HbcAgモジュレーター、シクロフィリン阻害剤、HBV治療ワクチン、HBVウイルス侵入阻害剤、NTCP阻害剤、低分子干渉RNA、B型肝炎ウイルスE抗原阻害剤、HBx阻害剤、cccDNA阻害剤、HBV抗体、HBVカプシド阻害剤、レチノイン酸誘導性遺伝子1の刺激物質、ならびにNOD2の刺激物質からなる群から選択される1種または複数種の追加の治療剤を、被験体に投与することをさらに含む。
別の実施形態は、治療における使用のための、本明細書に記載されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形またはその組成物を提供する。例えば、一実施形態は、ウイルス感染症を処置または予防する方法における使用のための、本明細書に記載されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形、またはその組成物を提供する。
一部の実施形態では、HIVの予防的または治療的処置における使用のための、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形、またはその組成物が提供される。
一部の実施形態では、HBVの予防的または治療的処置における使用のための、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形、またはその組成物が提供される。
テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および結晶形は、処置される状態に対して適当な任意の経路で投与することができる。適切な経路として、経口、直腸、経鼻、局所的(眼、口腔、および舌下を含む)、経膣、および非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内、および硬膜外を含む)が挙げられる。一般的に、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および結晶形は経口的に投与されるが、これは本明細書で述べられている他の経路のいずれによっても投与することができる。
したがって、医薬組成物は、経口、直腸、経鼻、口腔、舌下、経膣、または非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内、および硬膜外を含む)投与を含めた、局所的または全身的投与に対して適切なものを含む。製剤は単位剤形であり、薬学の技術分野で周知の方法のいずれかにより調製される。
治療用の経口投与に対して、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形は、1種または複数種の賦形剤と組み合わせて、崩壊錠、バッカル錠、トローチ剤、カプセル剤、エリキシル剤、懸濁剤、シロップ剤、ウエハーなどの形態で使用することができる。このような医薬組成物および調製物は少なくとも0.1%のテノホビルアラフェナミド共結晶、塩または結晶形を通常含有する。組成物および調製物中のこの活性化合物のパーセンテージは、当然変化させることができ、慣習的に、所与の単位剤形の重量の約2%〜約60%の間またはそれ超であってよい。このような治療的に有用な医薬組成物中の活性化合物の量は、有効な投与量レベルが単一の単位投与量(例えば、錠剤)の投与により得られるようにすることが好ましい。他の投与用製剤は、これらの準臨床的有効量を繰り返し投与することにより、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩または結晶形の治療有効量を提供することができる。好ましい単位投与用製剤は、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形の日用量(例えば、単一の日用量)を含有するもの、ならびに準臨床的単位日用量を含有するもの、またはその適当な画分(例えば、複数の日用量)を含む。
経口投与に対して適切な医薬組成物は、それぞれが既定量のテノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/もしくは結晶形を含有するカプセル剤、カシェ剤、もしくは錠剤などの別個の単位として、散剤・粉剤(powder)もしくは顆粒剤として、水性液体もしくは非水性液体中の液剤もしくは懸濁剤として、または水中油型液体乳剤もしくは油中水型液体乳剤として提示されてもよい。テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形はまた、ボーラス、舐剤、またはペースト剤としても提示されてもよい。
テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形は、好ましくは医薬組成物または製剤の一部として投与される。このような医薬組成物または製剤は、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形を、1種または複数種の薬学的に許容されるキャリア/賦形剤、および任意選択で他の治療用成分と一緒に含む。賦形剤(複数可)/キャリア(複数可)は、製剤の他の成分と適合性があり、患者にとって有害ではないという意味で「許容可能」でなければならない。賦形剤として、これらに限定されないが、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形に対してビヒクルまたは媒体としての役目を果たすことができる物質(例えば、希釈剤キャリア(diluent carrier))が挙げられる。それらは、硬質もしくは軟質のシェルゼラチンカプセルに封入してもよいし、錠剤に圧縮してもよいし、または患者の食事の食物に直接組み込んでもよい。
したがって、錠剤、トローチ剤、丸剤、カプセル剤などはまた、限定ではないものの、以下を含有することができる:結合剤(複数可)、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、もしくはヒドロキシプロピルメチルセルロース、充填剤(複数可)、例えば、微結晶性セルロース、アルファ化デンプン、デンプン、マンニトール、もしくはラクトース一水和物、崩壊剤(複数可)、例えば、クロスカルメロースナトリウム、架橋したポビドン、もしくはデンプングリコール酸ナトリウム、滑沢剤(複数可)、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、もしくは他の金属ステアリン酸塩、甘味剤(複数可)、例えば、スクロース、フルクトース、ラクトース、もしくはアスパルテーム、および/または香味剤(複数可)、例えば、ペパーミント、冬緑油、もしくはチェリー風味。単位剤形がカプセル剤である場合、これは、上記種類の材料に加えて、液体キャリア、例えば、植物油またはポリエチレングリコールを含有し得る。様々な他の材料が、コーティングとしてまたは別の方法で固体単位剤形の物理的形態を改変するために存在し得る。例えば、錠剤、丸剤、またはカプセル剤は、ゼラチン、ポリマー、ワックス、セラック、または糖などでコーティングされていてもよい。当然、任意の単位剤形を調製するのに使用する任意の材料は通常、利用する量において薬学的に許容され、実質的に非毒性である。加えて、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形は持続放出調製物およびデバイスに組み込むこともできる。
眼または他の外部組織、例えば、口および皮膚の感染症に対して、医薬組成物は、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形を、例えば、0.01〜10%w/w(0.1%〜5%の間の範囲の活性成分を、0.1%w/wの増加量で含む、例えば、0.6%w/w、0.7%w/wなど)、好ましくは0.2〜3%w/w、最も好ましくは0.5〜2%w/wの量で含有する局所的軟膏剤またはクリーム剤として好ましくは塗布する。軟膏剤に製剤化される場合、活性成分はパラフィン系または水混和性の軟膏基剤のいずれかと共に使用することができる。あるいは、活性成分は、水中油型クリーム剤基剤を用いてクリーム剤に製剤化することもできる。
口内への局所投与に対して適切な医薬組成物として、風味をつけた主成分、例えば、スクロースおよびアカシアまたはトラガカント中にテノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形を含むロゼンジ剤、不活性主成分、例えば、ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシア中に活性成分を含むパステル剤、ならびに適切な液体キャリア中に活性成分を含む口内洗浄剤が挙げられる。
直腸投与用の製剤は、例えば、ココアバターまたはサリチル酸塩を含む適切な基剤を含む坐剤として提示されてもよい。
非経口投与に適切な医薬製剤は無菌であり、抗酸化剤、緩衝剤、静菌剤、および意図したレシピエントの血液との等張性を製剤に与える溶質を含有し得る水性および非水性の注射液剤、ならびに懸濁化剤および増粘剤を含み得る水性および非水性の無菌懸濁剤を含む。製剤は、単回用量または多回用量容器、例えば、密封アンプルおよびエラストマーストッパーを有するバイアルで提示されてもよく、使用の直前に無菌液体キャリア(例えば、注射用水)の添加のみを必要とする冷凍乾燥(凍結乾燥された)状態で貯蔵されてもよい。注射液剤および懸濁剤は、滅菌の散剤・粉剤、顆粒剤、および先に記述された種類の錠剤から調製されてもよい。
特に上述された成分に加えて、医薬組成物/製剤は、問題になっている製剤の種類に関連して、当技術分野で慣例的な他の成分を含み得る。
別の実施形態では、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形を、獣医学的組成物であって、このための獣医学的キャリアと一緒に含む獣医学的組成物が提供される。獣医学的キャリアは、ネコ、イヌ、ウマ、ウサギ、および他の動物に組成物を投与する目的に有用な材料であり、他の点で不活性であるかまたは獣医学的技術分野において許容可能であり、活性成分と適合性のある固体、液体、または気体の材料であってよい。これらの獣医学的組成物は、経口的に、非経口的に、または他の任意の所望の経路で投与することができる。
テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形は、マトリックスまたは吸収性材料および本発明の活性成分を含有する制御放出医薬製剤を提供するために使用することができ、活性成分の放出を制御および調節して、より頻度の低い投薬を可能にする、または化合物の薬物動態学的プロファイルもしくは毒性プロファイルを改善することができる。本発明の化合物を含む別個の単位を従来の方法に従い調製することができる、経口投与に適合させた制御放出製剤。
テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形の有用な投与量は、in vitro活性、および動物モデルでのin vivo活性を比較することにより決定することができる。マウスおよび他の動物の有効量/投与量を、ヒトの治療有効量/投与量に外挿するための方法は当技術分野で公知である。
処置における使用のために必要とされるテノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形の量は、これらに限定されないが、投与経路、処置している状態の性質、ならびに患者の年齢および状態を含めたいくつかの因子により異なり、最終的に、投与される量は、主治医(attendant physician)または臨床医の裁量による。テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および結晶形の治療有効量/用量は、少なくとも、処置している状態の性質、任意の毒性または薬物相互作用問題、化合物が予防のために使用されているか(例えば、時折、より低い用量を必要とする)または活動性疾患もしくは状態に対して使用されているかどうか、送達方法、ならびに医薬製剤に依存し、慣例的な用量漸増試験を使用して臨床医により決定される。
一実施形態では、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形の経口用量は、1日当たり約0.0001〜約100mg/kg(体重)、例えば、1日当たり約0.01〜約10mg/kg(体重)、1日当たり約0.01〜約5mg/kg(体重)、1日当たり約0.5〜約50mg/kg(体重)、1日当たり約1〜約30mg/kg(体重)、1日当たり約1.5〜約10mg/kg(体重)、または1日当たり約0.05〜約0.5mg/kg(体重)の範囲であってよい。非限定的例として、体重約70kgのヒト成人に対する毎日の候補用量は、約0.1mg〜約1000mg、または約1mg〜約1000mg、または約5mg〜約500mg、または約1mg〜約150mg、または約5mg〜約150mg、または約5mg〜約100mgの範囲であり、単回用量または複数回用量の形態を取ることができる。
治療方法は、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形を、これを必要とする被験体/患者に、治療的または予防的処置として投与することを含む。したがって、テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および/または結晶形は、医学的障害を有する被験体/患者または障害に罹り得る被験体に投与することができる。このような処置は、障害(反復する障害を含む)の症状または症状のセットを回復させる、予防する、遅延させる、治癒する、および/またはその重症度を減少させるために与えることを当業者は十分に理解する。処置はまた、例えば、このような処置を行わない場合に予想される生存時間を超えて、被験体の生存を延ばすために与えることもできる。テノホビルアラフェナミド共結晶、塩および結晶形で処置することができる医学的障害として、限定ではないものの、HIV感染症およびHBV感染症を含めた、本明細書で考察されたものが挙げられる。
以下の実施例の記載において、本発明を実施し得る特定の実施形態が記載されている。これらの実施形態は当業者が本発明を実施できるよう十分詳細に記載されている。他の実施形態を利用することもでき、本発明の範囲から逸脱することなく、論理的変更および他の変更を行ってもよい。したがって、以下の詳細な記載は、限定する意味と見なされるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびこのような特許請求の範囲が権利を与えられた同等物の完全な範囲によってのみ定義される。
粉末X線回折(XRPD)
2種のXRPDシステムを試料の特徴付けのために使用した。
(1)Bruker AXS C2 GADDS回折計は、Cu Kalpha照射(40kV、40mA)、自動化XYZステージ、自動試料位置決め用レーザービデオ顕微鏡およびHiStar 2次元面積検出器を使用する。X線光学は、0.3mmのピンホールコリメーターとカップリングした単一のGoebel多層鏡からなる。ビーム広がり、すなわち試料上のX線ビームの有効サイズはおよそ4mmであった。θ−θ連続スキャンモードを試料−検出器の距離20cmで使用して、これによって、3.2°〜29.7°の有効な2θ範囲が得られる。通常、試料はX線ビームに120秒間曝露した。データ収集のために使用したソフトウエアはXP/2000 4.1.36用GADDSであり、データをDiffrac Plus EVA v13.0.0.2またはv15.0.0.0を使用して分析し、提示した。
周囲条件下で処理した試料は、粉砕なしに受けたままの粉末を使用して平板検体として調製した。およそ1〜2mgの試料を、平らな面が得られるようにガラススライドに軽く押しつけた。
(2)Bruker D8回折計はCu Ka照射(40kV、40mA)、θ−2θゴニオメーター、V4の発散および受光スリット、GeモノクロメーターおよびLynxeye検出器を使用する。データ収集に使用したソフトウエアはDiffrac Plus XRD Commander v2.6.1であり、データをDiffrac Plus EVA v13.0.0.2またはv15.0.0.0を使用して分析し、提示した。
試料は、受けたままの粉末を使用して、周囲条件下で平板検体として処理した。試料は、研磨した、ゼロバックグランド(510)のシリコンウエハーに切り込んだキャビティにそっと詰め込んだ。分析中、試料をそれ自体の平面で回転させた。データ収集の詳細は以下の通りであった:角度範囲:2〜42°2θ;ステップサイズ:0.05°2θ;収集時間:0.5秒/ステップ。
(3)以下の実験設定の下、周囲条件でのPANanalytical XPERT−PRO回折計:45KV、40mA、Kα1=1.5406Å、スキャン範囲2〜40°、ステップサイズ0.0084または0.0167°、測定時間:5分。
示差走査熱量測定(DSC)
DSCデータを2つのシステムで収集した。
(1)34ポジションオートサンプラーを備えたMettler DSC 823E。認定インジウムを使用して、この装置をエネルギーおよび温度に対して較正した。通常、ピンホールアルミニウムパンの中の各試料0.5〜3mgを10℃/minで25℃から300℃に加熱した。50ml/minでの窒素パージを試料上に維持した。
(2)50ポジションオートサンプラーを備えたTA Instruments Q2000システム。認定インジウムを使用して、エネルギーおよび温度に対して較正を行った。通常、ピンホールアルミニウムパンの中の各試料1〜5mgを10℃/minで25℃から250℃に加熱した。50ml/minでの窒素パージを測定全体にわたり試料上で維持した。融解吸熱の立ち上がりを融点として報告した。
熱重量分析(TGA)
TGAデータを2つのシステムで収集した。
(1)34ポジションオートサンプラーを備えたMettler TGA/SDTA 851e。認定インジウムを使用して装置を較正した。通常、各試料5〜30mgを予め計量したアルミニウムるつぼに加え、10℃/minで周辺温度から350℃に加熱した。50ml/minでの窒素パージを試料上で維持した。
(2)25ポジションオートサンプラーを備えたTA Instruments Q5000システム。通常、各試料1〜5mgを予め風袋を除いたアルミニウムパンに加え、10℃/minで周辺温度から250℃に加熱した。25ml/minでの窒素パージを測定全体にわたり試料上に維持した。
(実施例1)
テノホビルアラフェナミド塩酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチル(EtOAc)に約50℃で溶解し、1.1当量のTHF中1M HClを加えた。溶液を室温に冷却し、濾過して、結晶性固体を得た。
結晶性固体は、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メトキシエタノール、アセトン、MEK、MIBK、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、2−メチルTHF、THF、ジメトキシエタン、アセトニトリル、および酢酸ブチルを含む様々な溶媒中で同様に得た。
XRPDは図13に示されている。
XRPDパターンは、40℃、75%RHで14日間貯蔵後、変化せずにそのままであった。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミド塩酸塩の突出したピークは以下を含む:7.0±0.2°、8.6±0.2°、10.4±0.2°、および18.2±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミド塩酸塩の観察されたピークは表1に示されている。
テノホビルアラフェナミド塩酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)サーモグラムが図18に示されている。
DSC分析は、144℃および157℃で立ち上がる、2つの重複する吸熱を示す。
TGAデータは、RTと90℃との間での1.9%の重量の減少を示す。
(実施例2)
テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を10容量のイソプロピルアルコール(IPA)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1Mシュウ酸を加えた。酸添加により沈殿が観察され、濾過により結晶形態またはテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩が生成した。
同じXRPDパターンを有する結晶性固体がEtOAcおよびTHF中で同様に得られた。
イオンクロマトグラフィー(IC)から、概算の化学量論は約1当量のシュウ酸である。
XRPDパターンは図6に示されている。
ストレス条件(40℃、75%RHで14日間)に曝露された材料は、XRPDにおいて何の変化も示さなかった。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の突出したピークは以下を含む:4.1、9.7、20.8、および25.0±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の観察されたピークは表2に示されている。
図19は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す。
DSCは、高い融点、立ち上がりが196℃の、シャープな吸熱を示した。
図20は、テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩の実験的熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す。
TGAは加熱により重量の減少を示さなかった。
(実施例3)
テノホビルアラフェナミドサッカリンの調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を5容量の酢酸ブチルに懸濁させ、1当量のサッカリンを固体として加えた。スラリーを超音波処理で処理した。得た固体を濾過により単離して、結晶性テノホビルアラフェナミドサッカリンを得た。
NMRスペクトルは1当量のサッカリンを示した。
XRPDは図9に示されている。
40℃、75%RHで14日間貯蔵後、同じXRPDパターンを得た。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドサッカリンの突出したピークは以下を含む:7.3、14.4、16.0、および18.6±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドサッカリンの観察されたピークは表3に示されている。
図23は、TAFサッカリンの実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を示す。
TGAは加熱により重量の減少を示さなかった。DSCは、約125℃で融解の立ち上がりを有する、シャープな吸熱を示した。
(実施例4)
テノホビルアラフェナミドマロン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチル(EtOAc)に室温で懸濁させ、1.1当量のTHF中1Mマロン酸を加えた。透明な溶液を約0℃に冷却後、沈殿を観察した。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミドマロン酸塩を得た。
NMRスペクトルは1当量のマロン酸を示した。
XRPDは図7に示されている。
40℃、75%RHで14日間貯蔵後、同様のXRPDを得た。
同様のXRPDパターンを有する結晶性固体をIPAおよびTHF中でも得た。IPA中では、MTBEを貧溶媒としてとして加えた。THF中では、透明な溶液を蒸発させた後、沈殿が観察された。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドマロン酸塩の突出したピークは以下を含む:6.9、8.7、15.3、および20.1±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドマロン酸塩の観察されたピークは表4に示されている。
図24は、TAFマロン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を示す。
TGAは120℃までの加熱により重量の減少を示さなかった。DSCは約120℃で立ち上がる、比較的広い吸熱を示した。
(実施例5)
テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチル(EtOAc)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1M L−リンゴ酸を加えた。透明な溶液を約0℃に冷却後、沈殿を観察した。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩を得た。
NMRスペクトルは1当量のL−リンゴ酸を示した。
XRPDは図8に示されている。ストレス条件(40℃、75%RHで14日間)に曝露された材料は何の変化も示さなかった。
EtOAcをTHFまたはIPAで置き換えた場合、同じXRPDパターンが観察された。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の突出したピークは以下を含む:10.0、13.9、16.5、および21.2±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩の観察されたピークは表5に示されている。
図25は、TAF L−リンゴ酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を示す。
TGAは加熱により重量の減少を示さなかった。DSCは、約111℃で立ち上がる、シャープな吸熱を示した。
(実施例6)
テノホビルアラフェナミド硫酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を10容量のイソプロピルアルコール(IPA)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1M硫酸を加えた。沈殿が直ちに観察された。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミド硫酸塩を得た。
イオンクロマトグラフィーは約1当量の硫酸塩を示した。
XRPDは図17に示されている。
IPAをTHFまたはEtOAcで置き換えた場合、同じXRPDパターンが観察された。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミド硫酸塩の突出したピークは以下を含む:9.1、11.0、18.2および19.7±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミド硫酸塩の観察されたピークは表6に示されている。
図26は、TAF硫酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を示す。
DSCは、立ち上がりが158℃の、シャープな吸熱を示した。TGAは、加熱により重量の減少を本質的に示さなかった。
(実施例7)
テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチル(EtOAc)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1Mマレイン酸を加えた。沈殿が直ちに観察された。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩を得た。
NMR:スペクトルは1当量のマレイン酸を示した。
XRPDは図12に示されている。
EtOAcをTHFまたはIPAで置き換えた場合、同じXRPDパターンが観察された。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の突出したピークは以下を含む:7.6、18.1、21.1、および26.0±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩の観察されたピークは表7に示されている。
図27は、TAFマレイン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を示す。
DSCは、小さな吸熱、これに続く発熱、これに続く立ち上がりが114℃の主要な吸熱を示した。TGAは加熱により大きな重量の減少を示さなかった。
(実施例8)
テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチル(EtOAc)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1Mエタンスルホン酸を加えた。沈殿が直ちに観察された。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩を得た。同じXRPDパターンを有する結晶がIPAおよびTHF中で同様に得られた。
NMRスペクトルは1当量のエタンスルホン酸を示した。
XRPDは図14に示されている。ストレス条件(40℃、75%RHで14日間)に曝露された材料はXRPDの変化を示さなかった。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の突出したピークは以下を含む:9.0、9.9、17.0、および21.4±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩の観察されたピークは表8に示されている。
TAFエタンスルホン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)が図28に提示されている。
DSCは、177℃で立ち上がるシャープな吸熱を示した。TGAはRTから100℃への加熱により0.8%の重量の減少を示した。
(実施例9)
テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を10容量のイソプロピルアルコール(IPA)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1Mベンゼンスルホン酸を加えた。混合物は透明な溶液であった。溶媒を蒸発させ、MTBEを加えて、固体を沈殿させた。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩を得た。
NMRスペクトルは1.0当量のベンゼンスルホン酸を示した。
XRPDは図15に示されている。ストレス条件(40℃、75%RHで14日間)に曝露された材料は何の変化も示さなかった。
EtOAcおよびTHFなどの他の溶媒中でも同じXRPDを有する結晶を得た。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の突出したピークは以下を含む:4.1、8.3、13.3および17.8±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩の観察されたピークは表9に示されている。
TAFベンゼンスルホン酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)が図29に提示されている。
DSCは、42℃で立ち上がる広い吸熱および134℃で立ち上がるシャープな吸熱を示した。TGAは、RTから70℃への加熱により2.3%の重量の減少を示した。
(実施例10)
テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を10容量のイソプロピルアルコール(IPA)に室温で溶解し、1.1当量のTHF中1Mメタンスルホン酸を加えた。酸添加により沈殿が観察された。濾過により、結晶性テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩を得た。
NMRスペクトルはメタンスルホン酸との1:1化学量論を示した。
テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩パターン1のXRPDが図16aに示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩パターン1の突出したピークは以下を含む:8.7、9.9、10.1、および19.7±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩パターン1の観察されたピークは表10aに示されている。
TAFメタンスルホン酸塩パターン1の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)が図30に提示されている。
DSCは、164℃で立ち上がるシャープな吸熱を示した。TGAは、RTから100℃への加熱により重量の減少を示さなかった。
テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩パターン1は、40℃、75%RHのストレス貯蔵条件に14日間曝露することにより、別の形態へ変化した。
テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩のXRPDパターン2が図16bに示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩パターン2の突出したピークは以下を含む:9.0、9.5、18.6、および22.4±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩パターン2の観察されたピークは表10bに示されている。
(実施例11)
テノホビルアラフェナミド粘液酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチルに室温で溶解し、1当量のTHF中1M粘液酸を加えた。溶液を室温未満に冷却した。この溶媒系から少量の固体が沈殿した。EtOAcおよびTHF中での塩形成からパターン1を得た。
IPA中で同様の手順を使用してパターン2を得た。
テノホビルアラフェナミド粘液酸塩パターン1およびパターン2のXRPDパターンは図10および11に示されている。
両パターンのNMRスペクトルは1:2のテノホビルアラフェナミド:粘液酸化学量論比を示す。
ストレス条件(40℃、75%RHで14日間)に曝露された材料は、両パターンについて何の変化も示さなかった。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミド粘液酸塩パターン1の突出したピークは以下を含む:6.4、7.2、18.1、および19.5±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミド粘液酸塩パターン1の観察されたピークは表11に示されている。
テノホビルアラフェナミド粘液酸塩パターン2の突出したピークは以下を含む:8.5、9.9、16.9、および21.1±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミド粘液酸塩パターン2の観察されたピークは表12に示されている。
TAF粘液酸塩パターン1(RC−947−20−38)およびパターン2(RC−947−20−37)の実験的示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)が図31に提示されている。
パターン1は180℃で立ち上がる吸熱を有する。パターン2は179℃で立ち上がる吸熱を有する。TGAは、両方の材料に対して、RTから100℃への加熱による重量の減少を示さなかった。
(実施例12)
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物の調製および特徴付け
1.92gのテノホビルアラフェナミド遊離塩基を、30mLのイソプロパノール中0.696g(1.5当量)のフマル酸と共に約60℃で撹拌して、溶解した。溶液を濾過し、約21℃に冷却し、約16時間撹拌して、スラリーを形成した。固体を濾過し、3mLのイソプロパノールで洗浄した。湿ったケーキをXRPDで分析して、テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物(パターン1)を得た。固体を約50〜60℃で1日乾燥させ、乾燥した固体のXRPDはテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩パターン5を示した。固体のHPLC分析は26.7%フマル酸を示した。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物(パターン1)のXRPDは図1に示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物の突出したピークは以下を含む:4.5、20.4、26.5、および26.9±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物の観察されたピークは表13に示されている。
図21は、TAFセスキフマル酸塩イソプロパノール溶媒和物の実験的示差走査熱量測定(DSC)を示す。
DSCは、溶媒喪失(IPA)に対応して54℃で立ち上がる吸熱と112℃で立ち上がる吸熱の、2つの吸熱を示した。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩IPA溶媒和物(パターン1)の実験的熱重量分析が図33に提示されている。
TGAはRT〜80℃の間で約7.7%の重量の減少を示した。
減圧下、50℃で30分間乾燥後、IPA溶媒和物はパターン5の非溶媒和形態になった。
(実施例13)
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩MEK溶媒和物の調製および特徴付け
非溶媒和TAFセスキフマル酸塩(パターン5、実施例16を参照されたい)の試料、約50mgを1mLのMEK中、約21℃で約1日撹拌した。湿った試料のXRPDはパターン2を示し、これは減圧下、65℃で1日乾燥後パターン5に変換した。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩MEK溶媒和物(パターン2)のXRPDが図2に示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩MEK溶媒和物の突出したピークは以下を含む:4.6、22.8、27.4、および27.8±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩MEK溶媒和物の観察されたピークは表14に示されている。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩MEK溶媒和物(パターン2)の実験的熱重量分析が図34に提示されている。
TGAは、RT〜100℃の間で約5.2%の重量の減少を示した。
減圧下、約50℃で約30分間乾燥後、MEK溶媒和物は、パターン5の非溶媒和形態になった。
(実施例14)
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩THF溶媒和物の調製および特徴付け
500mgのテノホビルアラフェナミド遊離塩基を365.4mg(3当量)のフマル酸と共に5mLのTHF中、約70℃で撹拌して、溶解した。溶液を濾過し、21℃に冷却し、TAFセスキフマル酸塩IPA溶媒和物の種結晶と共に約16時間撹拌して、薄いスラリーを形成した。試料を減圧下、約21℃で約2.5mLまで蒸発させ、厚いスラリーを得た。スラリーを1時間撹拌し、XRPD分析は、これが独特なパターン(パターン3)を有することを示した。
別の実験では、2gのテノホビルアラフェナミド遊離塩基を1.46g(3当量)のフマル酸と共に、15mLのTHF中、約70℃で撹拌して、溶解した。溶液を濾過し、約21℃に冷却し、TAFセスキフマル酸塩THF溶媒和物の種結晶(以前の実験で得た)と共に約30分間撹拌して、薄いスラリーを形成した。試料を減圧下、約21℃で約10mLまで蒸発させ、厚いスラリーを得た。スラリーを約16時間撹拌し、XRPD分析はこれがパターン3と一致したことを示した。固体を濾過により分離し、THFとヘプタンの混合物(1:1混合物、2mL)およびヘプタン(2mL)で洗浄した。固体を減圧下、約65℃で約1日乾燥させた。XRPDはこれがTAFセスキフマル酸塩パターン5に変換したことを示した。固体のHPLC分析は27.3%フマル酸を示した。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩THF溶媒和物(パターン3)のXRPDは図3に示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩THF溶媒和物の突出したピークは以下を含む:4.5、22.6、27.2、および27.7±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩THF溶媒和物の観察されたピークは表15に示されている。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩THF溶媒和物(パターン3)の実験的熱重量分析が図35に提示されている。
TAFセスキフマル酸塩THF溶媒和物のTGAサーモグラムは、RT〜100℃の間で約6.1%の重量の減少を示した。減圧下、約65℃で約1日乾燥後、THF溶媒和物はパターン5の非溶媒和形態になった。
(実施例15)
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物の調製および特徴付け
1gのテノホビルアラフェナミド遊離塩基を、487.2mg(2当量)のフマル酸と共に、約15mLのアセトン中、約55℃で撹拌して、溶解した。溶液を濾過し、約21℃に冷却し、約16時間撹拌して、スラリーを形成した。XRPD分析は、これが独特なパターン(パターン4)を有することを示した。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物(パターン4)のXRPDは図4に示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物の突出したピークは以下を含む:4.6、22.9、27.6および28.0±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物の観察されたピークは表16に示されている。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物(パターン4)の実験的熱重量分析が図36に提示されている。
TAFセスキフマル酸塩アセトン溶媒和物のTGAサーモグラムは、RT〜80℃の間で約3.7%の重量の減少を示した。減圧下、約45℃で4時間乾燥後、THF溶媒和物はパターン5の非溶媒和形態になった。
(実施例16)
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩(非溶媒和物形態)の調製および特徴付け
上に記載されているように、TAFセスキフマル酸塩IPA溶媒和物、MEK溶媒和物、またはTHF溶媒和物を乾燥させることによって、この形態を得た。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩(パターン5)のXRPDが図5に示されている。
強い強度を有する、実質的に重複しない、低角度のピークを特定することによって、観察されたピークから突出したピークを選択した。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の突出したピークは以下を含む:5.0、20.1、22.7、および25.2±0.2°2シータ。テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩の観察されたピークは表17に示されている。
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩(パターン5)の実験的熱重量分析が図37に提示されている。
TAFセスキフマル酸塩パターン5のTGAサーモグラムはRT〜100℃の間でわずかな重量の減少(0.31%)を示し、これが非溶媒和形態であることを示した。
図22はTAFセスキフマル酸塩の実験的示差走査熱量測定(DSC)を示す。
DSCは、パターン5の融解に対応する110℃での吸熱の立ち上がりと、118℃での別の融解事象との2つの吸熱の立ち上がりを示した。
(実施例17)
テノホビルアラフェナミドp−トルエンスルホン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を10容量のイソプロピルアルコール(IPA)に溶解した。1当量のTHF中1M p−トルエンスルホン酸を加えた。一部の溶媒を蒸発させ、50容量のMTBEを加えて、結晶性の塩を沈殿させた。
NMRスペクトルは、1:1のp−トルエンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する化学量論比を示した。
TAF p−トルエンスルホン酸塩のDSCおよびTGAサーモグラムが図32に示されている。
(実施例18)
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を50容量の酢酸エチル(EtOAc)に溶解した。
1当量の1Mケトグルタル酸のTHF溶液を加え、これに続いて周囲温度より低い温度で冷却した。この溶媒系から少量の固体が沈殿した。分析前に試料は潮解した。
(実施例19)
テノホビルアラフェナミドニコチン酸塩の調製および特徴付け
テノホビルアラフェナミド遊離塩基を10容量のイソプロピルアルコール(IPA)に室温で溶解し、1.1当量のニコチン酸のTHF中1M溶液を加えた。混合物は透明な溶液であった。溶媒を周囲温度より低い温度に冷却し、沈殿が観察された。
(実施例20)
以下の酸をスクリーニングして、実施例1〜19と同様のプロトコールを用いて、新規の塩、共結晶および形態を3種の異なる溶媒(THF、EtOAc、IPA)中で特定した:2,5−ジヒドロキシ安息香酸、4ヒドロキシ安息香酸、パモ酸、および(S)−(−)−ラクトアミド、D−グルコヘプトン酸、安息香酸、酢酸、プロピオン酸、オロチン酸、L−アスパラギン酸、コール酸、イソフタル酸、ベンズアミド、ニコチンアミド、トロメタミン、およびN−メチル−D−グルカミン。
すべての刊行物、特許、および特許文献は、あたかも個々に参照により組み込まれているように、本明細書に参照により組み込まれている。本発明は、様々な具体的なおよび好ましい実施形態および技術に関して記載されている。しかし、本発明の主旨および範囲内に留まりながら、多くの変化形および修正形が作成され得ることを理解されたい。
一部の実施形態では、HBVの予防的または治療的処置における使用のための、本明細書で開示されているテノホビルアラフェナミドの共結晶、塩および/もしくは結晶形またはその組成物が提供される。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩。
(項目2)
フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1.5±0.2である、項目1に記載のテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩。
(項目3)
溶媒が、イソプロパノール、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランおよびアセトンからなる群から選択される、項目1または2に記載のセスキフマル酸塩の溶媒和物。
(項目4)
前記溶媒がイソプロパノールであり、XRPDパターンが、4.5±0.2、20.4±0.2、26.5±0.2、および26.9±0.2の2シータ値を含む、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目5)
前記溶媒がイソプロパノールであり、XRPDが実質的に図1に示されている通りである、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目6)
前記溶媒がイソプロパノールであり、示差走査熱量測定(DSC)が54±2℃および112±2℃の立ち上がり吸熱を有する、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目7)
前記溶媒がメチルエチルケトンであり、XRPDパターンが、4.6±0.2、22.8±0.2、27.4±0.2、および27.8±0.2の2シータ値を含む、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目8)
前記溶媒がメチルエチルケトンであり、XRPDが実質的に図2に示されている通りである、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目9)
前記溶媒がテトラヒドロフランであり、XRPDパターンが、4.5±0.2、22.6±0.2、27.2±0.2、および27.7±0.2の2シータ値を含む、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目10)
前記溶媒がテトラヒドロフランであり、XRPDが実質的に図3に示されている通りである、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目11)
前記溶媒がアセトンであり、XRPDパターンが、4.6±0.2、22.9±0.2、27.6±0.2および28.0±0.2の2シータ値を含む、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目12)
前記溶媒がアセトンであり、XRPDが実質的に図4に示されている通りである、項目3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目13)
XRPDパターンが、5.0±0.2、20.1±0.2、22.7±0.2、および25.2±0.2の2シータ値を含む、項目1または2に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目14)
実質的に図5に示されている通りのXRPDを有する、項目1、2および13のいずれか一項に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目15)
110±2℃および118±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目1、2、13および14のいずれか一項に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
(項目16)
テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩。
(項目17)
シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目16に記載のテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩。
(項目18)
XRPDパターンが、4.1±0.2、9.7±0.2、20.8±0.2、および25.0±0.2の2シータ値を含む、項目16または17に記載のシュウ酸塩の結晶形。
(項目19)
実質的に図6に示されている通りのXRPDを有する、項目16から18のいずれか一項に記載のシュウ酸塩の結晶形。
(項目20)
196±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目16から19のいずれか一項に記載のシュウ酸塩の結晶形。
(項目21)
テノホビルアラフェナミドマロン酸塩。
(項目22)
マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目21に記載のテノホビルアラフェナミドマロン酸塩。
(項目23)
XRPDパターンが、6.9±0.2、8.7±0.2、15.3±0.2、および20.1±0.2の2シータ値を含む、項目21または22に記載のマロン酸塩の結晶形。
(項目24)
実質的に図7に示されている通りのXRPDを有する、項目21から23のいずれか一項に記載のマロン酸塩の結晶形。
(項目25)
120±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目21から24のいずれか一項に記載のマロン酸塩の結晶形。
(項目26)
テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩。
(項目27)
L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目26に記載のテノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩。
(項目28)
XRPDパターンが、10.0±0.2、13.9±0.2、16.5±0.2、および21.2±0.2の2シータ値を含む、項目26または27に記載のL−リンゴ酸塩の結晶形。
(項目29)
実質的に図8に示されている通りのXRPDを有する、項目26から28のいずれか一項に記載のL−リンゴ酸塩の結晶形。
(項目30)
111±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目26から29のいずれか一項に記載のL−リンゴ酸塩の結晶形。
(項目31)
テノホビルアラフェナミドサッカリン。
(項目32)
サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目31に記載のテノホビルアラフェナミドサッカリン。
(項目33)
XRPDパターンが、7.3±0.2、14.4±0.2、16.0±0.2、および18.6±0.2の2シータ値を含む、項目31または32に記載のサッカリンの結晶形。
(項目34)
実質的に図9に示されている通りのXRPDを有する、項目31から33のいずれか一項に記載のサッカリンの結晶形。
(項目35)
125±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目31から34のいずれか一項に記載のサッカリンの結晶形。
(項目36)
テノホビルアラフェナミド粘液酸塩。
(項目37)
粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が2±0.5である、項目36に記載のテノホビルアラフェナミド粘液酸塩。
(項目38)
XRPDパターンが、6.4±0.2、7.2±0.2、18.1±0.2、および19.5±0.2の2シータ値を含む、項目36または37に記載の粘液酸塩の結晶形。
(項目39)
実質的に図10に示されている通りのXRPDを有する、項目36から38のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
(項目40)
180±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目36から39のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
(項目41)
XRPDパターンが、8.5±0.2、9.9±0.2、16.9±0.2、および21.1±0.2の2シータ値を含む、項目36または37に記載の粘液酸塩の結晶形。
(項目42)
実質的に図11に示されている通りのXRPDを有する、項目36、37および41のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
(項目43)
179±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目36、37、41および42のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
(項目44)
テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩。
(項目45)
マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目44に記載のテノホビルアラフェナミドマレイン酸塩。
(項目46)
XRPDパターンが、7.6±0.2、18.1±0.2、21.1±0.2、および26.0±0.2の2シータ値を含む、項目44または45に記載のマレイン酸塩の結晶形。
(項目47)
実質的に図12に示されている通りのXRPDを有する、項目44から46のいずれか一項に記載のマレイン酸塩の結晶形。
(項目48)
114±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目44から47のいずれか一項に記載のマレイン酸塩の結晶形。
(項目49)
テノホビルアラフェナミド塩酸塩。
(項目50)
塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目49に記載のテノホビルアラフェナミド塩酸塩。
(項目51)
XRPDパターンが、7.0±0.2、8.6±0.2、10.4±0.2、および18.2±0.2の2シータ値を含む、項目49または50に記載の塩酸塩の結晶形。
(項目52)
実質的に図13に示されている通りのXRPDを有する、項目49から51のいずれか一項に記載の塩酸塩の結晶形。
(項目53)
144±2℃および157±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目49から52のいずれか一項に記載の塩酸塩の結晶形。
(項目54)
テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩。
(項目55)
エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目54に記載のテノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩。
(項目56)
XRPDパターンが、9.0±0.2、9.9±0.2、17.0±0.2、および21.4±0.2の2シータ値を含む、項目54または55に記載のエタンスルホン酸塩の結晶形。
(項目57)
実質的に図14に示されている通りのXRPDを有する、項目54から56のいずれか一項に記載のエタンスルホン酸塩の結晶形。
(項目58)
177±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目54から57のいずれか一項に記載のエタンスルホン酸塩の結晶形。
(項目59)
テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩。
(項目60)
ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目59に記載のテノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩。
(項目61)
XRPDパターンが、4.1±0.2、8.3±0.2、13.3±0.2および17.8±0.2の2シータ値を含む、項目59または60に記載のベンゼンスルホン酸塩の結晶形。
(項目62)
実質的に図15に示されている通りのXRPDを有する、項目59から61のいずれか一項に記載のベンゼンスルホン酸塩の結晶形。
(項目63)
42±2℃および134±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目59から62のいずれか一項に記載のベンゼンスルホン酸塩の結晶形。
(項目64)
XRPDパターンが、8.7±0.2、9.9±0.2、10.1±0.2、および19.7±0.2の2シータ値を含む、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形。
(項目65)
実質的に図16aに示されている通りのXRPDを有する、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形。
(項目66)
テノホビルアラフェナミド硫酸塩。
(項目67)
硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、項目66に記載のテノホビルアラフェナミド硫酸塩。
(項目68)
XRPDパターンが、9.1±0.2、11.0±0.2、18.2±0.2および19.7±0.2の2シータ値を含む、項目66または67に記載の硫酸塩の結晶形。
(項目69)
実質的に図17に示されている通りのXRPDを有する、項目66から68のいずれか一項に記載の硫酸塩の結晶形。
(項目70)
159±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、項目66から69のいずれか一項に記載の硫酸塩の結晶形。
(項目71)
項目1から70のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物。
(項目72)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)プロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤およびCCR5阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の治療剤を含む、項目71に記載の医薬組成物。
(項目73)
HBV DNAポリメラーゼ阻害剤、Toll様受容体7モジュレーター、Toll様受容体8モジュレーター、Toll様受容体7および8モジュレーター、Toll様受容体3モジュレーター、インターフェロンアルファ受容体リガンド、HBsAg阻害剤、HbcAgモジュレーター、シクロフィリン阻害剤、HBVウイルス侵入阻害剤、NTCP阻害剤、B型肝炎ウイルスE抗原阻害剤、HBx阻害剤、cccDNA阻害剤、HBVカプシド阻害剤、レチノイン酸誘導性遺伝子1の刺激物質、ならびにNOD2の刺激物質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の治療剤を含む、項目71に記載の医薬組成物。
(項目74)
HIV感染症を処置するための方法であって、それを必要とする被験体に、項目1から70のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
(項目75)
HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤およびCCR5阻害剤からなる群から選択される1種または複数種の追加の治療剤を前記被験体に投与することをさらに含む、項目74に記載の方法。
(項目76)
B型肝炎ウイルス(HBV)感染症を処置するための方法であって、それを必要とする被験体に、項目1から70のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
(項目77)
HBV DNAポリメラーゼ阻害剤、Toll様受容体7モジュレーター、Toll様受容体8モジュレーター、Toll様受容体7および8モジュレーター、Toll様受容体3モジュレーター、インターフェロンアルファ受容体リガンド、HBsAg阻害剤、HbcAgモジュレーター、シクロフィリン阻害剤、HBV治療ワクチン、HBVウイルス侵入阻害剤、NTCP阻害剤、低分子干渉RNA、B型肝炎ウイルスE抗原阻害剤、HBx阻害剤、cccDNA阻害剤、HBV抗体、HBVカプシド阻害剤、レチノイン酸誘導性遺伝子1の刺激物質、ならびにNOD2の刺激物質からなる群から選択される1種または複数種の追加の治療剤を、前記被験体に投与することをさらに含む、項目76に記載の方法。
(項目78)
HIVの予防的または治療的処置における使用のための、項目1から70のいずれか一項に記載の化合物または項目71から72のいずれか一項に記載の組成物。
(項目79)
HBVの予防的または治療的処置における使用のための、項目1から70のいずれか一項に記載の化合物または項目71および73のいずれか一項に記載の組成物。

Claims (79)

  1. テノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩。
  2. フマル酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1.5±0.2である、請求項1に記載のテノホビルアラフェナミドセスキフマル酸塩。
  3. 溶媒が、イソプロパノール、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランおよびアセトンからなる群から選択される、請求項1または2に記載のセスキフマル酸塩の溶媒和物。
  4. 前記溶媒がイソプロパノールであり、XRPDパターンが、4.5±0.2、20.4±0.2、26.5±0.2、および26.9±0.2の2シータ値を含む、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  5. 前記溶媒がイソプロパノールであり、XRPDが実質的に図1に示されている通りである、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  6. 前記溶媒がイソプロパノールであり、示差走査熱量測定(DSC)が54±2℃および112±2℃の立ち上がり吸熱を有する、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  7. 前記溶媒がメチルエチルケトンであり、XRPDパターンが、4.6±0.2、22.8±0.2、27.4±0.2、および27.8±0.2の2シータ値を含む、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  8. 前記溶媒がメチルエチルケトンであり、XRPDが実質的に図2に示されている通りである、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  9. 前記溶媒がテトラヒドロフランであり、XRPDパターンが、4.5±0.2、22.6±0.2、27.2±0.2、および27.7±0.2の2シータ値を含む、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  10. 前記溶媒がテトラヒドロフランであり、XRPDが実質的に図3に示されている通りである、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  11. 前記溶媒がアセトンであり、XRPDパターンが、4.6±0.2、22.9±0.2、27.6±0.2および28.0±0.2の2シータ値を含む、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  12. 前記溶媒がアセトンであり、XRPDが実質的に図4に示されている通りである、請求項3に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  13. XRPDパターンが、5.0±0.2、20.1±0.2、22.7±0.2、および25.2±0.2の2シータ値を含む、請求項1または2に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  14. 実質的に図5に示されている通りのXRPDを有する、請求項1、2および13のいずれか一項に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  15. 110±2℃および118±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項1、2、13および14のいずれか一項に記載のセスキフマル酸塩の結晶形。
  16. テノホビルアラフェナミドシュウ酸塩。
  17. シュウ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項16に記載のテノホビルアラフェナミドシュウ酸塩。
  18. XRPDパターンが、4.1±0.2、9.7±0.2、20.8±0.2、および25.0±0.2の2シータ値を含む、請求項16または17に記載のシュウ酸塩の結晶形。
  19. 実質的に図6に示されている通りのXRPDを有する、請求項16から18のいずれか一項に記載のシュウ酸塩の結晶形。
  20. 196±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項16から19のいずれか一項に記載のシュウ酸塩の結晶形。
  21. テノホビルアラフェナミドマロン酸塩。
  22. マロン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項21に記載のテノホビルアラフェナミドマロン酸塩。
  23. XRPDパターンが、6.9±0.2、8.7±0.2、15.3±0.2、および20.1±0.2の2シータ値を含む、請求項21または22に記載のマロン酸塩の結晶形。
  24. 実質的に図7に示されている通りのXRPDを有する、請求項21から23のいずれか一項に記載のマロン酸塩の結晶形。
  25. 120±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項21から24のいずれか一項に記載のマロン酸塩の結晶形。
  26. テノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩。
  27. L−リンゴ酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項26に記載のテノホビルアラフェナミドL−リンゴ酸塩。
  28. XRPDパターンが、10.0±0.2、13.9±0.2、16.5±0.2、および21.2±0.2の2シータ値を含む、請求項26または27に記載のL−リンゴ酸塩の結晶形。
  29. 実質的に図8に示されている通りのXRPDを有する、請求項26から28のいずれか一項に記載のL−リンゴ酸塩の結晶形。
  30. 111±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項26から29のいずれか一項に記載のL−リンゴ酸塩の結晶形。
  31. テノホビルアラフェナミドサッカリン。
  32. サッカリンのテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項31に記載のテノホビルアラフェナミドサッカリン。
  33. XRPDパターンが、7.3±0.2、14.4±0.2、16.0±0.2、および18.6±0.2の2シータ値を含む、請求項31または32に記載のサッカリンの結晶形。
  34. 実質的に図9に示されている通りのXRPDを有する、請求項31から33のいずれか一項に記載のサッカリンの結晶形。
  35. 125±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項31から34のいずれか一項に記載のサッカリンの結晶形。
  36. テノホビルアラフェナミド粘液酸塩。
  37. 粘液酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が2±0.5である、請求項36に記載のテノホビルアラフェナミド粘液酸塩。
  38. XRPDパターンが、6.4±0.2、7.2±0.2、18.1±0.2、および19.5±0.2の2シータ値を含む、請求項36または37に記載の粘液酸塩の結晶形。
  39. 実質的に図10に示されている通りのXRPDを有する、請求項36から38のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
  40. 180±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項36から39のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
  41. XRPDパターンが、8.5±0.2、9.9±0.2、16.9±0.2、および21.1±0.2の2シータ値を含む、請求項36または37に記載の粘液酸塩の結晶形。
  42. 実質的に図11に示されている通りのXRPDを有する、請求項36、37および41のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
  43. 179±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項36、37、41および42のいずれか一項に記載の粘液酸塩の結晶形。
  44. テノホビルアラフェナミドマレイン酸塩。
  45. マレイン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項44に記載のテノホビルアラフェナミドマレイン酸塩。
  46. XRPDパターンが、7.6±0.2、18.1±0.2、21.1±0.2、および26.0±0.2の2シータ値を含む、請求項44または45に記載のマレイン酸塩の結晶形。
  47. 実質的に図12に示されている通りのXRPDを有する、請求項44から46のいずれか一項に記載のマレイン酸塩の結晶形。
  48. 114±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項44から47のいずれか一項に記載のマレイン酸塩の結晶形。
  49. テノホビルアラフェナミド塩酸塩。
  50. 塩酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項49に記載のテノホビルアラフェナミド塩酸塩。
  51. XRPDパターンが、7.0±0.2、8.6±0.2、10.4±0.2、および18.2±0.2の2シータ値を含む、請求項49または50に記載の塩酸塩の結晶形。
  52. 実質的に図13に示されている通りのXRPDを有する、請求項49から51のいずれか一項に記載の塩酸塩の結晶形。
  53. 144±2℃および157±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項49から52のいずれか一項に記載の塩酸塩の結晶形。
  54. テノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩。
  55. エタンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項54に記載のテノホビルアラフェナミドエタンスルホン酸塩。
  56. XRPDパターンが、9.0±0.2、9.9±0.2、17.0±0.2、および21.4±0.2の2シータ値を含む、請求項54または55に記載のエタンスルホン酸塩の結晶形。
  57. 実質的に図14に示されている通りのXRPDを有する、請求項54から56のいずれか一項に記載のエタンスルホン酸塩の結晶形。
  58. 177±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項54から57のいずれか一項に記載のエタンスルホン酸塩の結晶形。
  59. テノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩。
  60. ベンゼンスルホン酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項59に記載のテノホビルアラフェナミドベンゼンスルホン酸塩。
  61. XRPDパターンが、4.1±0.2、8.3±0.2、13.3±0.2および17.8±0.2の2シータ値を含む、請求項59または60に記載のベンゼンスルホン酸塩の結晶形。
  62. 実質的に図15に示されている通りのXRPDを有する、請求項59から61のいずれか一項に記載のベンゼンスルホン酸塩の結晶形。
  63. 42±2℃および134±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項59から62のいずれか一項に記載のベンゼンスルホン酸塩の結晶形。
  64. XRPDパターンが、8.7±0.2、9.9±0.2、10.1±0.2、および19.7±0.2の2シータ値を含む、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形。
  65. 実質的に図16aに示されている通りのXRPDを有する、テノホビルアラフェナミドメタンスルホン酸塩の結晶形。
  66. テノホビルアラフェナミド硫酸塩。
  67. 硫酸のテノホビルアラフェナミドに対する比が1±0.5である、請求項66に記載のテノホビルアラフェナミド硫酸塩。
  68. XRPDパターンが、9.1±0.2、11.0±0.2、18.2±0.2および19.7±0.2の2シータ値を含む、請求項66または67に記載の硫酸塩の結晶形。
  69. 実質的に図17に示されている通りのXRPDを有する、請求項66から68のいずれか一項に記載の硫酸塩の結晶形。
  70. 159±2℃の示差走査熱量測定(DSC)立ち上がり吸熱を有する、請求項66から69のいずれか一項に記載の硫酸塩の結晶形。
  71. 請求項1から70のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物。
  72. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)プロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤およびCCR5阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の治療剤を含む、請求項71に記載の医薬組成物。
  73. HBV DNAポリメラーゼ阻害剤、Toll様受容体7モジュレーター、Toll様受容体8モジュレーター、Toll様受容体7および8モジュレーター、Toll様受容体3モジュレーター、インターフェロンアルファ受容体リガンド、HBsAg阻害剤、HbcAgモジュレーター、シクロフィリン阻害剤、HBVウイルス侵入阻害剤、NTCP阻害剤、B型肝炎ウイルスE抗原阻害剤、HBx阻害剤、cccDNA阻害剤、HBVカプシド阻害剤、レチノイン酸誘導性遺伝子1の刺激物質、ならびにNOD2の刺激物質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の治療剤を含む、請求項71に記載の医薬組成物。
  74. HIV感染症を処置するための方法であって、それを必要とする被験体に、請求項1から70のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
  75. HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤およびCCR5阻害剤からなる群から選択される1種または複数種の追加の治療剤を前記被験体に投与することをさらに含む、請求項74に記載の方法。
  76. B型肝炎ウイルス(HBV)感染症を処置するための方法であって、それを必要とする被験体に、請求項1から70のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
  77. HBV DNAポリメラーゼ阻害剤、Toll様受容体7モジュレーター、Toll様受容体8モジュレーター、Toll様受容体7および8モジュレーター、Toll様受容体3モジュレーター、インターフェロンアルファ受容体リガンド、HBsAg阻害剤、HbcAgモジュレーター、シクロフィリン阻害剤、HBV治療ワクチン、HBVウイルス侵入阻害剤、NTCP阻害剤、低分子干渉RNA、B型肝炎ウイルスE抗原阻害剤、HBx阻害剤、cccDNA阻害剤、HBV抗体、HBVカプシド阻害剤、レチノイン酸誘導性遺伝子1の刺激物質、ならびにNOD2の刺激物質からなる群から選択される1種または複数種の追加の治療剤を、前記被験体に投与することをさらに含む、請求項76に記載の方法。
  78. HIVの予防的または治療的処置における使用のための、請求項1から70のいずれか一項に記載の化合物または請求項71から72のいずれか一項に記載の組成物。
  79. HBVの予防的または治療的処置における使用のための、請求項1から70のいずれか一項に記載の化合物または請求項71および73のいずれか一項に記載の組成物。
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