JP2018521079A - カランジャオイルのポンガモールを富化する方法 - Google Patents

カランジャオイルのポンガモールを富化する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、以下の式(I):式(I)を有するジエステル類、又はその混合物から選択される少なくとも1つの溶媒中に、ポンガモール(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャオイルの少なくとも1つの抽出物の溶液からなることを特徴とする化粧品成分に関する。式中、nは、0〜19であり;R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式CxH2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;R’’は、水素原子又はC1−C3アルキル基のいずれかである。また、本発明は、選択的沈殿のプロセス、化粧品配合物、さらにその使用に関する。

Description

本発明は、オレオ化学の分野、より具体的には化粧品に使用されるオイルの分野に関する。
より詳細には、本発明は、植物起源の脂質材料から不けん化物を選択的に抽出するための方法に関し、この再生可能な脂質材料はカランジャオイルである。
前記方法の最後に、抽出物が得られ、前記抽出物(溶液からなる)は、化粧品組成物又は医薬品組成物に取り込むことができる。
カランジャは、アジア産のマメ科植物である。特に、インド、日本、南中国に存在する。それは20〜30メートルの木や丈夫な里菜である。
本出願の意味において、用語「カランジャ」は、具体的には、以下の種:Pongamia glabra、Pongamia pinnata、Milletia pinnata、Derris indica、Gadelupa pinnata、Pongamia grandifolia、Robinia mitis、Tephrosia purpurea、Tephrosia hamiltoni、Tephrosia falciformis、Tephrosia vogellii、Tephrosia lanceolataなどを指す。
植物の異なる部分が使用される:根は歯科用製品又は局所消毒剤として使用され、葉は消化剤及び下剤であり、消毒剤としても使用される。樹皮は虫食いとして使用され、最後に種子はカランジャオイルの原料として使用される。
カランジャ種子は、約27〜39%の油を含む。
カランジャオイルは、種子から、プレスにより、又は溶媒による抽出によって得られる。種子よりも油分の少ないプレスケーキも原材料として使用することができる。得られるオイルは、一般的に、褐色からオレンジ色の濁った液体の形態で、そして強い、不快な臭気を伴って存在する、同じ物理化学的性質を有する。
カランジャオイルは、主としてトリグリセリドならびにオレイン酸及びリノール酸を含み、より小さい割合では、パルミチン酸、ステアリン酸、リノレン酸、アラキドン酸ならびにベヘン酸を含む。
いったん種子から抽出されたカランジャオイルは、広く使用されている。アーユルヴェーダ薬局方では、特に、スキンケア、ヘアーケア、特にその防腐及び抗寄生虫特性のために使用される;湿疹、乾癬の治療、頭皮の治療にも使用されている。カランジャオイルは殺虫剤としても使用されることがある。
上記の伝統的な使用に加えて、カランジャオイルは、化粧品組成物において、より最近、単独又は他の日焼け止め剤と組み合わせて日焼け止め剤として使用されている。特に、これは不けん化可能な化合物が存在するためである。カランジャオイルは約2〜5%の不けん化物から成り、最も知られているものは2種類のジケトンである:ポンガモール(CAS482−33−3)とカランジン(CAS521−88−0)である。
非常に一般的には、カランジャオイル中のポンガモール及びカランジンの平均質量百分率は、ポンガモールについては0.3〜0.9%であり、カランジンについては2〜4%である。
これらの質量パーセンテージは、それらが種、季節、収集場所などに依存して広く変化することがあるので、指示としてのみ与えられる。
カランジャオイルの日焼け止め特性は、本質的にポンガモールの存在によるものであり、後者は、メトキシジベンゾイルメタン(CAS70356−09−1)の紫外線吸収スペクトルと同様のUV吸収スペクトルを有する天然のフィルターであり、これは、PARSOL1789(登録商標)の商品名としてよく知られている。
しかしながら、日焼け止め組成物中のカランジャオイルの取り込みは、前記オイルの官能特性によって制限される。
これらの負の感覚刺激特性は、本質的にカランジンの存在に起因する。
カランジャオイルからカランジンの全部又は一部を除去することは、日焼け止め化粧品組成物に組み込むことができるこのオイルの量を増加させる直接的な効果を有する。さらに、良好な日焼け止め特性を維持するためには、十分な量のポンガモールの維持が重要である。
しかしながら、カランジンの選択的除去は、カランジンとポンガモールの間に存在する化学的関連性のために困難である。
BIOSYNTHISという名称の出願WO2014/016349には、カランジャオイルならびに他の化合物、特にポリエステルを含む日焼け止め組成物が開示されている。この出願では、選択的抽出プロセスについて全く言及されていない。
「Exhibitors Suppliers Day−USA」の出版物、2013年5月1日(2013−05−01)、1〜16ページ、XP055264364(http://www.youbuyfrance.com/medias/press/2013−03)−05−cataloguefrench−pavilion−suppliers−day 2013 59 19.pdf)には、BIOSYNTHISスタンド、特に、ジエステルを含まない2013年のこの製品であるKARANSUN(登録商標)が挙げられる。
Jean−Noel THORELという名称の出願WO2014114888は、カランジャオイルとペンタエリスリチル テトラ−ジ−t−ブチルヒドロキシエチルヒドロキシヒドロシンナメートとの組み合わせに基づく紫外線及びフリーラジカルからの保護系に関する。
「FPS40顔のための日焼け止め剤」、GNP D;MINTEL、2008年9月1日(2008−09−01)、XP002716746は、カランジャオイル及びポンガモールを含む市販の組成物に関する。カランジャオイルに含まれるポンガモールに加えて、ポンガモールが加えられ、カランジャオイル中のポンガモールの濃度は明らかに不十分である。
CLARINSという名称で出願FR2720643は、皮膚の状態を改善することを意図した化粧用調製物に関する。日焼け止め製品の明示的な言及はなされていない。UV放射に影響を及ぼすことができる活性成分の例として、カランジャオイルが挙げられる。
商業的な刊行物(GIVAUDAN:先導感覚革新:ポンガミア抽出物及びカランジャオイル、Issue 004 April 08)において、純粋なポンガモールを含む組成物の日焼け止め効果が絶望される。11ページには、純粋なポンガモールが特徴付けられている(最小含有率90%)。
PIERRE FABREの名称でFR2762008特許において、カランジャオイルを脱臭する方法が開示されている。カランジャオイルの他の化粧品用途、特に、しわ及び水分補給特性もその中に記載されている。
UNILEVER PLCの名称で出願GB2237805には、ジケトンを抽出する方法が開示されており、この方法は、有機酸での抽出及び干渉するジケトン分子の分離の2つの工程を含む。より正確には、それはポンガモールの抽出物である。ポンガモールを除去した後のカランジャオイルは、石鹸の製造に使用されることが規定されている;したがって、最終オイルは比較的ポンガモールを含まない。ポンガモールに関する限り、プロセス中に結晶が形成する;前記ポンガモールは126℃と127.5℃との間の融点を有し、したがって得られるポンガモールは比較的純粋であると考えられる。
VALAGROの名称で出願WO2014195639には、再生可能な脂質原料から不けん化物を抽出する方法が開示されている。実施例1は、最も具体的には、ポンガモール及びカランジンの選択的抽出に関する。この方法は主に2つのステップから成っている。すなわち、エタノール/ヘキサン混合物を、粉砕されて予め乾燥された種子に通して再循環させるパーコレータを用いて実施される第1の固液抽出工程と、溶媒の蒸発による濃縮工程とを含む。
要約すると、先行技術の文献は、環境に優しく、安価で実行しやすいカランジンの選択的抽出のための経済的プロセスを開示していない。
これはおそらく、2つの構造的に類似した分子の選択的抽出において当業者が遭遇する困難性のためである。
したがって、改良された選択的抽出プロセスを有することに利点がある。
驚くべきことに、以下の肯定的な特徴の全てを有するプロセスによりカランジャを選択的に抽出することが可能であることが示される:化粧品産業の要求に適合するジエステル型の溶剤を用いてポンガモールを選択的に可溶化することにより、経済的で、環境に優しく、安価で、容易に実施することができる。
較正溶液のクロマトグラムを示す図である。 カランジャオイルの試料のクロマトグラムを示す図である。 使用されたセバシン酸ジエチルの割合の関数としての溶液形態の軽質相又は上清中のポンガモール及びカランジンの抽出収率を表す曲線を示す図である。
これらのジエステルの中で、特に、以下の式(I)を有する化合物又はその混合物が考慮される。
式(I)
式中、
nは、0〜19であり;
R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである。
これらのジエステルは、70℃を超える引火点を有するため、引火点が70℃未満であるVOCの危険性を伴わない。
本発明に関連して、いくつかのジエステルが特に好ましく、例えば、セバシン酸エステル(n=7)、アジピン酸エステル(n=3)、コハク酸エステル(n=1)、ドデカン二酸エステル(n=9)、アゼライン酸塩(n=6)、グルタレート(n=2)、マロネート(n=0)などが挙げられる。
本発明は、以下の式(I)を有するジエステル又はその混合物の群から選択される少なくとも1つの溶媒中のポンガモール(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャオイルの少なくとも1つの抽出物の溶液からなることを特徴とする化粧品成分に関する。
式(I)
式中、
nは、0〜19であり;
R及びR’は、同一又は異なってもよく、エステル化前の分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールに由来するアルキルの群から選択され;
R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである。
本発明はまた、ポンガモール(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャオイル中のポンガモール(CAS484−33−3)を選択的に沈殿させる方法に関し、
1)少なくとも1つのカランジャオイルに、下記式(I):
式(I)
(式中、
nは、0〜19であり;
R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである)
を有するジエステル群から選択される少なくとも1つの溶媒又はその混合物を添加する少なくとも1つの工程、前記添加は、溶液の形態の軽質相(上清)と沈殿物の形態の重質相を形成する効果を有する;及び
2)得られた2つの相を分離する少なくとも1つの工程
を含むことを特徴とする。
本発明はまた、化粧品配合物に関し、
本発明による化粧品成分;
化粧品として許容されるビヒクル
を含むことを特徴とする。
本発明はまた、ソーラー化粧用配合物としての、上記の本発明の化粧用配合物の使用に関する。
本発明はまた、老化防止化粧品配合物としての、上記の本発明の化粧用配合物の使用に関する。
生態学的及び経済的利点に加えて、本発明による方法は、少ない工程を含む方法で、純粋なポンガモールを用いて場合に必要とされる、化粧品配合物における組み込み前にポンガモールの融解又は熱溶解の工程を必要とせずに、直接配合されるように準備されたポンガモール富化溶液の獲得尾を可能にする。
経済的観点及び環境への優しさ及びコストの観点から、周囲温度で実施することができるプロセスは、プロセス中に溶媒が除去されない程度に、資源の節約を達成することを可能にする。また、有毒な溶剤は使用されない。特に、軽質VOC(引火点<70℃)に分類される可燃性溶剤は使用されない。
この方法はまた、セバシン酸エステル、コハク酸エステル及びアゼライン酸エステルなどの生分解性溶媒を、それらの化石起源のホモログよりも優れた環境影響を有するものを使用することを可能にする。さらに、不けん化性画分の抽出はトリグリセリドを保存し、これは鹸化又は加水分解の工程を含まないため開発され得る。
実施のファシリティの観点から、このプロセスは、実行するのが比較的簡単な限られた数のステップを含む。特に、本発明は、例えば、国際公開第2014195639号パンフレット(VALAGRO)の名称で記載されている方法によって必要とされる種子(乾燥、粉砕、平坦化など)をコンディショニングする工程を示さない。
ある種の数の定義を以下に示す。
用語「カランザ油」は、カランジャ科の植物に由来する任意のオイルを指すために使用される。これは、特に以下の植物種である:Pongamia glabra、Pongamia pinnata、Milletia pinnata、Derris indica、Gadelupa pinnata、Pongamia grandifolia、Robinia mitis、Tephrosia purpurea、Tephrosia hamiltoni、Tephrosia falciformis、Tephrosia vogellii、Tephrosia lanceolata。カランジャオイルは、「未加工」、すなわち冷間プレス又は溶媒の除去を伴う溶媒による抽出によって種子から直接得られ得る。
また、カランジャオイルは、それから不純物を除去することによって、特にそれから脱臭することによって又は脱色することによって、それを精製するための処理を受けることができる。
例えば、処置は、1つ以上の分子蒸留及び/又は粘液除去及び/又は1つ以上の脱臭からなることができる。
用語「軽質相(上清)」は、選択的沈殿工程から誘導される軽質相を指すために使用される。それは溶液である。これは、当業者に周知の方法(例えば、遠心分離又は濾過であり得る)で重質相(沈殿物)から分離される。軽質相(上清)は、重質相(沈殿物)から一旦分離されると、溶液である軽質相(上清)が本発明の化粧品成分を構成する程度に、特に重要である。
「重質相(沈殿物)」という用語は、選択的沈殿工程から誘導された重質相を指すために使用される。それは、例えば遠心分離又は濾過であり得る当業者に周知の方法によって軽質相(上清)から分離される。
「選択的沈殿」という用語は、特に混合物からの化学種の沈殿を可能にする沈殿を指すために使用される。本発明による選択的沈殿法において、カランジンは、好ましくは、ポンガモールに対して沈殿される。例えば、沈殿工程中に、沈殿物が61.5%のカランジンとわずか4.3%のポンガモールからなる場合、カランジンの選択的沈殿が起こる。
「質量パーセンテージ」(%で表示)という用語は、混合物の成分の質量と混合物の全質量との比を指すために使用される。例えば、混合物の成分iが1kgの質量を有し、混合物が100kgの質量を有する場合、成分iの質量百分率は1%である。例えば、本発明に係る化粧品成分が、溶液中のポンガモール(化粧品成分が完全に構成されている)のポンガモールの質量パーセントが3%であることにより特徴付けられる場合、これは、化粧品成分/溶液の100gにおいて3gのポンガモールが存在することを意味する。
用語「抽出収率」は、工程(例えば、選択的沈殿工程)前の成分の質量と前記工程後の同じ成分の質量との間の比を指すために使用される。特に、百分率で表すことができ、0%〜100%である。例えば、沈殿中のポンガモールの抽出収率は、以下のように計算される:沈殿の前のカランジャオイル中のポンガモールの質量/沈殿の終わりに得られた溶液中のポンガモールの質量。「相における抽出収率」という用語が使用される場合、それは、その相における成分の質量と、その相の形成に導かれる工程前の同じ成分の質量との間の比を指す。
用語「mポンガモール/mカランジン比の乗算」は、以下のように表される、プロセスの1つ以上の工程中のmポンガモール/mカランジン質量の比の乗算を指すために使用される。
例えば、工程1)及び2)中のmポンガモール/mカランジン質量比の乗算に関連することができ、工程1)前のmポンガモール/mカランジン重量比と、工程2)後のmポンガモール/mカランジン比と間で比較がなされる;工程1)前にmポンガモール/mカランジン比が0.71であり、工程2)後にmポンガモール/mカランジン比(軽質相又は上清の回収から得られる溶液中)が1.75である場合、mポンガモール/mカランジン比の乗算は、以下のように計算される:1.75/0.71=2.46。mポンガモール/mカランジン比に工程1)と2)の2.46の係数掛けた。
「光安定性」という用語は、光照射又は光分解によって誘発される分解に関して、任意の化合物、特に本発明の化粧品成分の安定性を指すために使用される。
本発明は、以下の式(I)を有するジエステル類又はその混合物の群から選択さえる少なくとも1つの溶媒中の少なくとも1つのポンガモール(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャオイルの少なくとも1つの抽出物の溶液からなることを特徴とする化粧品成分に関する。
式(I)
式中、
nは、0〜19であり;
R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、R’’が水素原子であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、R’’がメチルであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、xが1〜20であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、xが1〜10であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、nが1〜10であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、RがR’と同一であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、RがR’と異なることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)、アジピン酸エステル(n=3)、コハク酸エステル(n=1)、ドデカン二酸エステル(n=9)、アゼライン酸塩(n=6)、グルタレート(n=2)、マロネート(n=0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がアジピン酸エステル(n=3)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がコハク酸エステル(n=1)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がドデカン二酸エステル(n=9)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、アゼライン酸エステル(n=6)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、グルタレート(n=2)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がマロネート(n=0)からなる群から選択されることを特徴とする。
セバシン酸エステルは、広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有する10個の炭素を有するジカルボン酸であるセバシン酸又はデカン二酸(CAS111−20−6)の誘導体である。
セバシン酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS 112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸ジオクチル(CAS122−62−3)、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)、セバシン酸ジブチル(CAS109−43−3)、セバシン酸ジイソプロピル(CAS7491−02−3)、及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)、セバシン酸ジブチル(CAS109−43−3)、セバシン酸ジイソプロピル(CAS7491−02−3)、及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)であることを特徴とする。
セバシン酸ジエステルは化粧品において使用される。MEDLOGIC GLOBAL CORPORATIONの名称であるWO98/50005には、溶媒としてセバシン酸ジエチルが挙げられ、エモリエントとしてセバシン酸ジイソプロピル及びジブチルセバケートが挙げられる。
CHESEBROUGH−POND’S USA COの名称の米国特許第5152983号では、セバシン酸ジブチルが皮膚軟化剤として言及されており、組成物へのポンガモールの添加が提供されている。実施例1の組成物において、ポンガモールを含む日焼け止め組成物が試験される。
アジピン酸エステルは、広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有する脂肪族ジカルボン酸であるアジピン酸(CAS124−04−9)の誘導体である。
アジピン酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、2つのアルコールのそれぞれは、直鎖又は分枝アルコールであるか、適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールである。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアジピン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、分子式C1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアジピン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、アジピン酸ジヘキシル(CAS2091−24−9)、アジピン酸ジイソステアリル(CAS62479−36−1)、アジピン酸ジカプリル(CAS108−63−4)、アジピン酸ジ−C12−15アルキル、アジピン酸ジトリデシル(CAS16958−92−2)、アジピン酸ジセチル(CAS26720−21−8)、アジピン酸ジイソプロピル(CAS6938−94−9)、アジピン酸ジイソブチル(CAS141−04−8)、アジピン酸ジエチルヘキシル(CAS103−23−1)、アジピン酸ジイソオクチル(CAS1330−86−5)、アジピン酸ジイソノニル(CAS33703−08−1)、アジピン酸ジイソデシル(CAS27178−16−1)、アジピン酸ジエチル(CAS141−28−6)、アジピン酸ジメチル(CAS627−93−0)、アジピン酸ジヘキシルデシル(CAS57533−90−1)、アジピン酸ジヘプチルウンデシル(CAS155613−91−5)、アジピン酸ジプロピル(CAS106−19−4)、アジピン酸ジオクチルドデシル(CAS85117−94−8)、アジピン酸ジブチル(CAS105−99−7)、アジピン酸ジイソセチル(CAS57533−90−1)、アジピン酸ジオクチル(CAS123−79−5)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、アジピン酸ジイソプロピル(CAS6938−94−9)、アジピン酸ジブチル(CAS105−99−7)、アジピン酸ジオクチル(CAS123−79−5)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
コハク酸塩は、広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有するコハク酸(CAS110−15−6)の誘導体である。
コハク酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることを特徴とし、2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールである。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたコハク酸であることを特徴とし、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたコハク酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、コハク酸ジデシル(CAS10595−82−1)、コハク酸ジメチル(CAS106−65−0)、コハク酸ジエチル(CAS123−25−1)、コハク酸ジカプリル(CAS14491−66−8)、コハク酸ジセアリル(CAS93280−98−9)、コハク酸ジイソブチル(CAS925−06−4)、コハク酸ジエチルヘキシル(CAS2915−57−3)、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がコハク酸ジエチルヘキシル(CAS2915−57−3)であることを特徴とする。
コハク酸2−メチルは、以下の式を有する2−メチルコハク酸(CAS498−21−5)の誘導体である。
2−メチルコハク酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化された2−メチルコハク酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化された2−メチルコハク酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化された2−メチルコハクであることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、コハク酸ジエチル2−メチル(CAS4676−51−1)、1−エチル及び4−メチルスクシネート(CAS204125−41−7)、1−メチル及び4−メチル2−メチルスクシネート(CAS606491−29−6)、ジプロピル2−メチルスクシネート(CAS56108−32−8)、ジイソプロピル2−メチルスクシネート(CAS75906−62−6)、1−ブチル及び4−メチルスクシネート(CAS878209−18−8)、ジ(2−メチルプロピル)2−メチルスクシネート(CAS18447−89−7)、1−ペンチル及び4−メチルスクシネート(CAS204125−40−6)、1−メチル及び4−ヘキシル2−メチルスクシネート(CAS214280−22−5)、ジ(1−メチルプロピル)2−メチルスクシネート(CAS57983−31−0)、ジ(1,1−ジメチルエチル)2−メチルスクシネート(CAS1087763−17−3)、2−メチルスクシネート(CAS56108−33−9)、ジヘキシル2−メチルスクシネート(CAS32774−96−2)、ジヘプチル2−メチルスクシネート(CAS51191−78−7)、1−メチル及び4−ドデシル2−メチルスクシネート(CAS214280−27−0)、ジオクチル2−メチルスクシネート(CAS131787−12−7)、1−メチル及び4−オクタデシル2−メチルスクシネート、2−メチルスクシネート、ジドデシル又はラウリル2−メチルスクシネート、デカニル2−メチルスクシネート、2−エチルヘキサニル2−メチルスクシネート酸、それらの異性体及び異性体混合物、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
ドデカンジオエートは広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有する脂肪族ジカルボン酸であるドデカン二酸(CAS693−23−2)の誘導体である。
ドデカン二酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることを特徴とし、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたドデカン二酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたドデカン二酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、ジオクチルドデシルドデカンジオエート(CAS129423−55−8)、ジイソセチルドデカンジオエート(CAS131252−83−0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
アゼライン酸塩は、広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有するアゼライン酸(CAS123−99−9)の誘導体である。
アゼライン酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアゼライン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアゼライン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、ジメチルアゼレート(CAS1732−10−1)、ジ(2−エチルヘキシル)アゼレート、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
グルタレートは、広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有するグルタル酸(CAS124−04−9)の誘導体である。
グルタル酸は、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、2つのアルコールのそれぞれは、直鎖又は分枝アルコールであるか、適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールである。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたグルタル酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、分子式C1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたグルタル酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、ジメチルグルタレート(CAS1119−40−0)、ジイソブチルグルタレート(CAS71195−64−7)、ジイソステアリルグルタレート、ジメチル2−メチルグルタレート(CAS14035−94−0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
マロネートは、広く使用されている溶媒である。それらは、以下の式を有するマロン酸(CAS141−82−2)の誘導体である。
マロネートは、2つの同一又は異なるアルコールの使用によって二重にエステル化することができる。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、2つのアルコールのそれぞれは、直鎖又は分枝アルコールであるか、適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールである。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたマロン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、分子式C1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたマロン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒がジエチルマロネート(CAS105−53−3)であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、カランジャオイルの抽出物が、Pongamia glabra、Pongamia pinnata、Milletia pinnata、Derris indica、Gadelupa pinnata、Pongamia grandifolia、Robinia mitis、Tephrosia purpurea、Tephrosia hamiltoni、Tephrosia falciformis、Tephrosia vogellii及びTephrosia lanceolataからなる群から選択される種から抽出されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、カランジャオイルの抽出物が、Pongamia glabra及びMilletia pinnataからなる群から選択される種から抽出されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、カランジャオイルの抽出物が、Milletia pinnata種から抽出されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中の前記少なくとも1つの溶媒中の質量百分率が20%〜60%であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中の前記少なくとも1つの溶媒中の質量百分率が40%〜60%であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中の前記少なくとも1つの溶媒中の質量百分率が約50%であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のポンガモールの質量百分率が1.30%よりも大きいことを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のポンガモールの質量百分率が1.20%よりも大きいことを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のカランジンの質量百分率が6%未満であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のカランジンの質量百分率が5%未満であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のカランジンの質量百分率が4.5%未満であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のカランジンの質量百分率が4.3%未満であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のmポンガモール/mカランジン比が0.5より大きいことを特徴とする。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記溶液中のmポンガモール/mカランジン比が0.55より大きいことを特徴とする。
本発明はまた、ポンガモール(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャオイル中のポンガモール(CAS484−33−3)を選択的に沈殿させる方法に関し、
1)少なくとも1つのカランジャオイルに、下記式(I):
式(I)
(式中、
nは、0〜19であり;
R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである)
を有するジエステル群から選択される少なくとも1つの溶媒又はその混合物を添加する少なくとも1つの工程、前記添加は、溶液の形態の軽質相と沈殿物の形態の重質相を形成する効果を有する;及び
2)得られた2つの相を分離する少なくとも1つの工程
を含むことを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、溶液形態の軽質相における前記カランジンの抽出収率が50%未満であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、溶液形態の軽質相における前記ポンガモールの抽出収率が60%を超えることを特徴とする。
一実施形態では、本発明の方法は、mポンガモール/mカランジン質量比に2を超える係数を掛けることを特徴とする。
一実施形態では、本発明の方法は、前記工程1)において、前記少なくとも1種のカランジャオイルに導入された前記少なくとも1種の溶媒の質量割合が60/40〜20/80であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明の方法は、工程1)及び2)を周囲温度、例えば約25℃で実施することを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記カランジャオイルが、Pongamia glabra、Pongamia pinnata、Milletia pinnata、Derris indica、Gadelupa pinnata、Pongamia grandifolia、Robinia mitis、Tephrosia purpurea、Tephrosia hamiltoni、Tephrosia falciformis、Tephrosia vogellii、Tephrosia lanceolataからなる群から選択される種に由来することを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記カランジャオイルが、Pongamia glabra及びMilletia pinnataからなる群から選択される種に由来することを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記カランジャオイルが、Milletia pinnata種に由来することを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記カランザ油が生油であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明の方法は、さらに、前記少なくとも1つのカランジャオイルの脱臭の少なくとも1つの予備工程、及び/又は前記少なくとも1つのカランジャオイルの蒸留の少なくとも1つの予備工程を含むことを特徴とし、これらの工程は、その両方が存在する場合、任意の順番で実施することができる。
一実施形態では、本発明による方法は、さらに、
3)前記工程2)から誘導される前記溶液に、下記式(I)を有するジエステル類の群から選択される少なくとも1つの溶媒、又はそれらの混合物を添加する少なくとも1つの第2の工程、
式(I)
式中、
nは、0〜19であり;
R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかであり、
前記第2の工程は、溶液形態の軽質相及び沈殿物形態の重相を形成する効果を有する;及び
4)得られた2つの相を分離する第2の工程
を含み、
工程3)の前記少なくとも1つの溶媒が、工程1)の少なくとも1つの溶媒と同一であるか又は異なることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)、アジピン酸エステル(n=3)、コハク酸エステル(n=1)、ドデカン二酸エステル(n=9)、アゼライン酸塩(n=6)、グルタレート(n=2)、マロネート(n=0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒がセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、R’’が水素原子であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、R’’がメチルであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、xが1〜20であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、xが1〜10であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、nが1〜10であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、RがR’と同一であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、RがR’と異なることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)、アジピン酸エステル(n=3)、コハク酸エステル(n=1)、ドデカン二酸エステル(n=9)、アゼライン酸塩(n=6)、グルタレート(n=2)、マロネート(n=0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS 112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸ジオクチル(CAS122−62−3)、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7 )、セバシン酸ジブチル(CAS109−43−3)、セバシン酸ジイソプロピル(CAS7491−02−3)、及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)、セバシン酸ジブチル(CAS109−43−3)、セバシン酸ジイソプロピル(CAS7491−02−3)、及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒がセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアジピン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアジピン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、アジピン酸ジヘキシル(CAS2091−24−9)、アジピン酸ジイソステアリル(CAS62479−36−1)、アジピン酸ジカプリル(CAS108−63−4)、アジピン酸ジ−C12−15アルキル、アジピン酸ジトリデシル(CAS16958−92−2)、アジピン酸ジセチル(CAS26720−21−8)、アジピン酸ジイソプロピル(CAS6938−94−9)、アジピン酸ジイソブチル(CAS141−04−8)、アジピン酸ジエチルヘキシル(CAS103−23−1)、アジピン酸ジイソオクチル(CAS1330−86−5)、アジピン酸ジイソノニル(CAS33703−08−1)、アジピン酸ジイソデシル(CAS27178−16−1)、アジピン酸ジエチル(CAS141−28−6)、アジピン酸ジメチル(CAS627−93−0)、アジピン酸ジヘキシルデシル(CAS57533−90−1)、アジピン酸ジヘプチルウンデシル(CAS155613−91−5)、アジピン酸ジプロピル(CAS106−19−4)、アジピン酸ジオクチルドデシル(CAS85117−94−8)、アジピン酸ジブチル(CAS105−99−7)、アジピン酸ジイソセチル(CAS57533−90−1)、アジピン酸ジオクチル(CAS123−79−5)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、アジピン酸ジイソプロピル(CAS6938−94−9)、アジピン酸ジブチル(CAS105−99−7)、アジピン酸ジオクチル(CAS123−79−5)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたコハク酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたコハク酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、コハク酸ドデシル(CAS10595−82−1)、コハク酸ジメチル(CAS106−65−0)、コハク酸ジエチル(CAS123−25−1)、コハク酸ジカプリル(CAS14491−66−8)、コハク酸ジセアリル(CAS93280−98−9)、コハク酸ジイソブチル(CAS925−06−4)、コハク酸ジエチルヘキシル(CAS2915−57−3)、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒がコハク酸ジエチルヘキシル(CAS2915−57−3)であることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化された2−メチルコハク酸であり、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化された2−メチルコハク酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化された2−メチルコハクであることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、コハク酸ジエチル2−メチル(CAS4676−51−1)、1−エチル及び4−メチルスクシネート(CAS204125−41−7)、1−メチル及び4−メチル2−メチルスクシネート(CAS606491−29−6)、ジプロピル2−メチルスクシネート(CAS56108−32−8)、ジイソプロピル2−メチルスクシネート(CAS75906−62−6)、1−ブチル及び4−メチルスクシネート(CAS878209−18−8)、ジ(2−メチルプロピル)2−メチルスクシネート(CAS18447−89−7)、1−ペンチル及び4−メチルスクシネート(CAS204125−40−6)、1−メチル及び4−ヘキシル2−メチルスクシネート(CAS214280−22−5)、ジ(1−メチルプロピル)2−メチルスクシネート(CAS57983−31−0)、ジ(1,1−ジメチルエチル)2−メチルスクシネート(CAS1087763−17−3)、2−メチルスクシネート(CAS56108−33−9)、ジヘキシル2−メチルスクシネート(CAS32774−96−2)、ジヘプチル2−メチルスクシネート(CAS51191−78−7)、1−メチル及び4−ドデシル2−メチルスクシネート(CAS214280−27−0)、ジオクチル2−メチルスクシネート(CAS131787−12−7)、1−メチル及び4−オクタデシル2−メチルスクシネート、2−メチルスクシネート、ジドデシル又はラウリル2−メチルスクシネート、デカニル2−メチルスクシネート、2−エチルヘキサニル2−メチルスクシネート酸、それらの異性体及び異性体混合物、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることを特徴とし、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたドデカン二酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたドデカン二酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、ジオクチルドデシルドデカンジオエート(CAS129423−55−8)、ジイソセチルドデカンジオエート(CAS131252−83−0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であることを特徴とし、前記2つのアルコールのそれぞれが直鎖又は分枝アルコールであるか、又は適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールであることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアゼライン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、エンピリカルC1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたアゼライン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、パン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、ジメチルアゼレート(CAS1732−10−1)、ジ(2−エチルヘキシル)アゼレート、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、2つのアルコールのそれぞれは、直鎖又は分枝アルコールであるか、適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールである。
一実施形態では、本発明による化粧品成分は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたグルタル酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、分子式C1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたグルタル酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、ジメチルグルタレート(CAS1119−40−0)、ジイソブチルグルタレート(CAS71195−64−7)、ジイソステアリルグルタレート、ジメチル2−メチルグルタレート(CAS14035−94−0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたセバシン酸であり、2つのアルコールのそれぞれは、直鎖又は分枝アルコールであるか、適切な場合には任意の割合の異性体の混合物であり、又は適切な場合には異性体の単一のものであり、アルコールはC−C30アルコール、好ましくはC−C20アルコール、好ましくはC−C10アルコールである。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたマロン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール、エタノール、分子式COのプロパノール、分子式C10Oのブタノール、分子式C12Oのペンタノール、分子式C14Oのヘキサノール、分子式C16Oのヘプタノール、分子式C18Oのオクタノール、分子式C20Oのノナノール、分子式C1022Oのデカノール、分子式C1124Oのウンデカノール、分子式C1226Oのドデカノール、分子式C1328Oのトリデカノール、分子式C1430Oのテトラデカノール、分子式C1532Oのペンタデカノール、分子式C1634Oのヘキサデカノール、分子式C1736Oのヘプタデカノール、分子式C1838Oのオクタデカノール、分子式C1940Oのノナデカノール及び分子式C2042Oのエイコサノールからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒が、2つの同一又は異なるアルコールによって二重にエステル化されたマロン酸であることによって特徴付けられ、2つのアルコールのそれぞれが、メタノール(CAS67−56−1)、エタノール(CAS64−17−5)、プロパン−1−オール(又はn−プロパノール)(CAS71−23−8)、プロパン−2−オール(又はイソプロパノール)(CAS67−63−0)、ブタン−1−オール(又はn−ブタノール)(CAS71−36−3)、(R)−ブタン−2−オール(CAS14898−79−4)、(S)−ブタン−2−オール(CAS4221−99−2)、2−メチルプロパン−1−オール(CAS78−83−1)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、2−メチルプロパン−2−オール(CAS75−65−0)、ペンタン−1−オール(CAS71−41−0)、3−メチルブタン−1−オール(CAS123−51−3)、2−メチルブタン−1−オール(CAS137−32−6)、2,2−ジメチルプロパン−1−オール(CAS75−84−3)、ペンタン−3−オール(CAS584−02−1)、ペンタン−2−オール(CAS6032−29−7)、3−メチルブタン−2−オール(CAS598−75−4)、2−メチルブタン−2−オール(CAS75−85−4)、ヘキサン−1−オール(CAS111−27−3)、ヘプタン−1−オール(CAS111−70−6)、ドデカン−1−オール(CAS112−53−8)、オクタン−1−オール(CAS111−87−5)、2−エチルヘオキサデカン−1−オール(CAS112−92−5)、デカン−1−オール(CAS112−30−1)及びドデカン−1−オール(CAS112−53−8)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明による方法は、前記少なくとも1つの溶媒がジエチルマロネート(CAS105−53−3)であることを特徴とする。
本発明はまた、
上記される本発明による少なくとも1つの化粧品成分;及び
少なくとも1つの化粧的に許容されるビヒクル
を含むことを特徴とする化粧配合物に関する。
本発明による化粧品配合物はさらに、1つ以上の有機又は無機の追加の日焼け止め剤を含むことができる。
UV−A及び/又はUV−Bにおいて活性である親水性又は親油性の有機フィルターの中で、以下のものが例として挙げられる:桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフェニルアクリレート誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、ポリマーフィルター及びシリコーンフィルター。
鉱物フィルターの中で、以下のものを例として挙げることができる:UV放射線の物理的遮断(反射及び/又は散乱)によって作用し、その平均一次粒子サイズが5nm〜500nm、好ましくは100〜250nmである顔料又はナノ顔料である光防護剤。これらの顔料又はナノ顔料は、被覆された又は被覆されていない金属酸化物、例えば、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムからなるナノ顔料である。それらが被覆されている場合、被覆剤は、例えば、アルミナ及び/又はステアリン酸アルミニウムである。
本発明による化粧用配合物はまた、人工皮膚日焼け剤及び/又は褐変剤(セルフタンニング剤)であるチロシン又はジヒドロキシアセトン(DHA)の誘導体を含むことができる。
さらに、本発明による化粧用配合物は、脂肪物質、有機溶剤、イオン性又は非イオン性増粘剤、軟化剤、乳白剤、皮膚軟化剤、シリコーン、消泡剤、界面活性剤、充填剤、金属イオン封鎖剤、ポリマー、噴射剤、アルカリ化剤又は酸性化剤、染料、又は化粧品において従来使用されている他の成分から選択される配合物支持体及び成分として使用される従来の化粧品アジュバントを含むことができる。
脂肪物質は、オイル又はワックス又はそれらの混合物からなり、脂肪酸、脂肪アルコール及び脂肪酸エステルも含む。オイルは、動物油、植物油、鉱油又は合成油、特にワセリン油、パラフィン油、シリコーン油(揮発性又は不揮発性であってもよい)、イソパラフィン、ポリ−α−オレフィン、フッ素化及び過フッ素化油から選択することができる。同様に、ワックスは、それ自体が公知の動物、化石、植物、鉱物又は合成ワックスから選択することができる。
有機溶媒の中で、アルコール及び低級ポリオールを挙げることができる。
特に、増粘剤は、架橋ポリアクリル酸、グアーガム、及び修飾又は非修飾セルロース、例えば、ヒドロキシプロピル化グアーガム、メチルヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースから選択することができる。
本発明による化粧用配合物は、さらに、薬剤として使用される従来の化粧用アジュバント、すなわち酸化防止剤又は安定化剤などの防腐剤又は安定化剤を含むことができる。
さらに、それは、水和剤、ビタミン剤又は香料を含み得る。
本発明の化粧用配合物は、クリーム、ミルク、ゲル又はクリーム−ゲルなどの単一又は複合エマルジョン(O/W、W/O、O/W/O又はW/O/W)の形態であり得て、当業者に周知の技術、特に水中油型(O/W)又は油中水型(W/O)エマルジョンの調製を意図した技術により調製することができる。
それは、場合により、エアロゾル中にパッケージングされ、フォーム又はスプレーの形態であってもよい。
本発明の化粧用配合物は、紫外線照射に対するヒト表皮用又は髪用の保護組成物として、日焼け止め組成物として又はメイクアップ製品として使用することができる。
本発明はまた、ソーラー(solar)化粧用配合物としての上記した本発明による化粧用配合物の使用に関する。
本発明はまた、しわ防止化粧品配合物としての上記した本発明による化粧用配合物の使用に関する。
実施例1:液相クロマトグラフィーによるカランジン及びポンガモールの質量百分率の測定
以下の全ての実施例において、ポンガモール及びカランジンの質量百分率は、常法に従ってHPLCにより測定される。
使用したカラムは、参照番号00G−4454−50のGemini NX−C18カラムであり、特徴が250×4.6mm、5μm、110ÅのPhenomenexである。
使用した試薬は以下である。
分析条件は以下である。
較正は、生カランジン標準(p=95.7%)14.4mg及び生ポンガモール(p=90.0%)50mLのDMSO 33.4mgを含むストック溶液を用いて行った。
一連の調製は、DMSOを用いて行った。
保持時間は以下である。
較正溶液のクロマトグラムを図1に示す。
カランジャオイルの試料のクロマトグラムを図2に示す。
ソフトウェアLC Solutions(登録商標)は、カランジン及びポンガモールの濃度(mg/mL)を決定することを可能にする。
実施例2:本発明によるプロセス
以下の濃度のポンガモール及びカランジンを有する、粘液の除去及び脱臭を受けたカランジャオイルを使用する。
ステップ1:分子蒸留
分子蒸留工程は、以下の条件:蒸留温度170℃、真空10−2mbar、供給量を250mL/hに設定したKDL5装置を用いて実施する。
蒸留の質量バランスを以下に与える。
次に、軽質蒸留相を特徴付ける。
工程2:カランジンの沈殿
分子蒸留(軽質蒸留相)を受けたカランジャオイルに、同じ質量のセバシン酸ジメチル(CAS110−40−7)を加える(50/50の割合)。
混合物を15℃で24時間撹拌する。沈殿物が形成される。次に、得られた懸濁液を11μmフィルターで濾過する。
沈殿のバランスを以下に示す。
溶液形態の軽質相及び沈殿物形態の重質相中のポンガモール及びカランジンの含量を次に測定する。
軽質相又は上清は、約50%のセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)及びポンガモールを豊富に含む約50%のカランジャオイルの抽出物からなる溶液である。
抽出収率を以下に示す。
結論として、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)を50/50で使用すると、
溶液形態の軽質相又は上清のカランジンの61.5%を除去する;
ポンガモール/mカランジン比が2.46倍(1.75/0.71)に変更される;
ポンガモールの抽出収率は95.7%である。
一旦沈殿物の形態で重質相から分離されると、溶液形態の軽質相又は上清は、カランジャオイルの抽出物及びセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)を含む溶液からなる本発明による化粧品成分である。この化粧品成分/この溶液は、例えば、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)を排除することなく、かつ、ポンガモールを可溶化する工程なしに、化粧品配合物に直接組み込むことができる。
溶液からなるこの化粧品成分を以下のように特徴付ける。
実施例3:本発明による他の溶媒を用いた沈殿試験
実施例1で使用されたロット以外の別のロットに由来するカランジャオイルの分子蒸留は、工業用の薄層蒸留器を用いて、以下の条件:蒸留温度170℃、真空10−2mbarで行われる。分子蒸留を受けたカランジャオイルは、以下のように特徴付けられる。
次に、沈殿試験は、異なる溶媒:
セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)(試験1);
セバシン酸ジイソプロピル(CAS7491−02−3)(試験2)
を用いてカランジャオイルについて実施される。
混合物を24時間、15℃で撹拌する。沈殿物が形成する。次に、上清を11μmフィルターで濾過する。
試験の質量バランスを以下に示す。
質量バランスは同様である。
溶液形態の軽質相及び沈殿物の形態の重質相におけるポンガモール及びカランジン含有量を次に測定する:
抽出収率を以下に示す。
結論として、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)を20/80で用いて、以下を得る:
溶液形態の軽質相又は上清のカランジンの97.0%を除去する;
21.76(3.70/0.17)の因子によってmポンガモール/mカランジン比を変化する;
ポンガモールの抽出収率は65.1%である。
結論として、セバシン酸ジイソプロピル(CAS7491−02−3)を20/80で用いて、以下を得る:
溶液形態の軽質相又は上清のカランジンの81.8%を除去する;
3.53(0.6/0.17)の因子によってmポンガモール/mカランジン比を変化する;
ポンガモールの抽出収率は63.8%である。
セリン酸ジエチルはセリン酸ジイソプロピルよりも優れている。なぜなら、カランジンをを沈殿させる能力が重要であり、ポンガモールの抽出収率は類似しているためである。
ここでもやはり、溶液形態の軽質相又は上清は、沈殿物形態の重質相から分離されると、カランジャオイルの抽出物及び溶媒(セバシン酸ジエチル又はセバシン酸ジイソプロピル)を含む溶液からなる、本発明による化粧品成分となる。
この化粧品成分/この溶液は、例えば、溶媒(セバシン酸ジエチル又はセバシン酸ジイソプロピル)の除去なしに、及びポンガモールの可溶化工程を伴わずに、化粧品配合物に直接組み込むことができる。
実施例4:異なる比率のセバシン酸ジエチルを用いた沈殿試験
別のロットのカランジャオイルを用いて、実施例1に記載したのと同じ条件下で分子蒸留を実施する。分子蒸留の終わりに、カランジャオイルは以下のように特徴付けられる。
次に、異なるセバシン酸ジエチル/カランジャオイル比に従って、セバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)を用いてカランジャオイルについて沈殿試験1〜8を実施する。
溶液形態の軽質相又は上清及び重質相又は沈殿物を遠心分離によって分離する。
試験の質量バランスを以下に示す。
軽質相(上清)及び重質相(沈殿物)中のポンガモール及びカランジン含有量を次に測定する。
抽出収率を以下に示す。
使用されたセバシン酸ジエチルの割合の関数としての溶液形態の軽質相又は上清中のポンガモール及びカランジンの抽出収率を表す曲線を図3に示す。図3は、使用したセバシン酸ジエチルの割合の関数としてポンガモール及びカランジン抽出率の変化を示す。
ポンガモール及びカランジンの質量百分率の関数として、溶媒の割合は、仕様に準拠するカランジン質量百分率を得るために、及び0.5超又はそれを超えるmポンガモール/mカランジン比を得るために調節されなければならない。
ここでもやはり、特に試験4〜8について、いったん重質相又は沈殿物から分離された、溶液の形態の軽質相又は上清は、カランジャオイルの抽出物及びセバシン酸ジエチルを含む溶液からなる本発明による化粧品成分である。この化粧品成分/この溶液は、例えば、セバシン酸ジエチルを除去することなく、また、ポンガモールを可溶化する工程なしに、化粧品配合物に直接組み込むことができる。
実施例5:本発明による配合物例
本発明による配合物及び操作手順の例を以下に示す。
化粧品配合物は、以下の操作手順に従って調製され、9工程が含まれる:
1)別々のミキサーで、A相の全成分を60℃で撹拌しながら均質化が完了するまで混合する;
2)絶え間なく撹拌しながら周囲温度まで冷却する;
3)並行して、第2のミキサー中で、完全な均質化までB相の成分を混合する。
4)周囲温度で、均質化が完了するまでA相及びB相を添加する;
5)第3ミキサーで、C相の成分を混合する;
6)撹拌しながら(A+B)相及びCを混合する;
7)1500回転/分で20分間撹拌する;
8)均質化が完了するまで(A+B+C)+Dを混合する;
9)撹拌を維持しながら(A+B+C+D)にEを加える。
実施例6:本発明による化粧品配合物の保護特性(インビボ)
本発明による化粧品成分は、実施例2に提示された方法に従って製造される。この化粧品成分は、セバシン酸ジエチル(ARKEMAによって供給される)約50%と、ポンガモールが豊富なカランジャオイルの抽出物の約50%とを含む。
次に、本発明の化粧品成分を配合する;本発明による化粧品配合物は、以下の定性的及び定量的組成を有する。
3人の被験者のパネルを用いて、国際標準ISO 24444(2010年11月)の推奨に従って、本発明の化粧用配合物について日焼け防止指数(SPF)を決定した。
得られた結果を以下の表に示す。
本発明の化粧用配合物は、58.2に等しい平均SPFを有し、これは高度の日焼け防止に対応する。
このようにして、本発明の化粧品配合物の良好な日焼け止め特性がインビボで確認される。
実施例7:本発明による化粧品成分の保護特性(インビトロ)
本発明による化粧品成分は、実施例2に提示された方法に従って調製される;この化粧品成分は、セバシン酸ジエチルを約50%、及びポンガモールが富化されたカランジャオイル抽出物を約50%で含む。本発明による化粧品成分及び脱臭されたカランジャオイルについては、Pissaviniら「Determination of the in vitro FPS」 Cosmetics and toiletries,2003,vol.118,No.10,pp.63−72の手段により日焼け防止指数を決定した。
得られた結果を以下の表に示す。
本発明による化粧品成分は、脱臭されたカランジャオイルのSPFと比較して非常に高いSPFを有する。
このようにして、本発明の化粧品成分の良好な日焼け止め特性がインビボで確認される。
本発明による化粧品成分は、10を超える因子で増加したSPFを有し、また10に近い因子によって増加したUVA保護を有することに留意されたい。
また、本発明による化粧品成分の照射は、SPF(190〜174、SPFが約9%減少)及びUVA保護(76〜72、UVA保護が約5%低下)において相対的にわずかに影響があり、一方、脱臭されたカランジャオイルの照射は。SPF(18.2〜12.7、SPFは約30%低下)、UVA保護(9.9〜7.8、UVA保護は約20%減少する)において多大な影響がある。

Claims (16)

  1. 下記式(I):
    式(I)
    (式中、
    nは、0〜19であり;
    R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
    R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである)
    を有する化合物群から選択される少なくとも1つの溶媒又はその混合物中にポンガモール(pongamol)(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャ(karanja)オイルの少なくとも1つの抽出物の溶液からなることを特徴とする化粧品成分。
  2. 前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)、アジピン酸エステル(n=3)、コハク酸エステル(n=1)、ドデカン二酸エステル(n=9)、アゼライン酸エステル(n=6)、グルタレート(n=2)、マロネート(n=0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧品成分。
  3. 前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧品成分。
  4. 前記少なくとも1つの溶媒がセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧品成分。
  5. 前記溶液中の前記少なくとも1つの溶媒の質量百分率が20%〜60%であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧品成分。
  6. 前記溶液中のポンガモールの質量百分率が1.30%より大きいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧品成分。
  7. 前記溶液中のカランジンの質量百分率が6%未満であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧品成分。
  8. 前記溶液中のmポンガモール/mカランジン比が0.5より大きいことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化粧品成分。
  9. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化粧品成分;及び
    少なくとも1つの美容上許容されるビヒクル
    を含むことを特徴とする化粧品配合物。
  10. ソーラー(solar)化粧用配合物として及び/又は老化防止化粧品配合物としての、請求項9に記載の化粧品配合物の使用。
  11. ポンガモール(CAS484−33−3)及びカランジン(CAS521−88−0)を含むカランジャオイル中のポンガモール(CAS484−33−3)を選択的に沈殿させる方法であって、
    1)少なくとも1つのカランジャオイルに、下記式(I):
    式(I)
    (式中、
    nは、0〜19であり;
    R及びR’は、同一又は異なってもよく、分子式C2x+2O(xは1〜30、好ましくは1〜20、好ましくは1〜10である)の直鎖状又は分岐状アルコールによるエステル化から誘導されるアルキルであり;
    R’’は、水素原子又はC−Cアルキル基のいずれかである)
    を有するジエステル群から選択される少なくとも1つの溶媒又はその混合物を添加する少なくとも1つの工程、前記添加は、溶液の形態の軽質相と沈殿物の形態の重質相を形成する効果を有する;及び
    2)得られた2つの相を分離する少なくとも1つの工程
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)、アジピン酸エステル(n=3)、コハク酸エステル(n=1)、ドデカン二酸エステル(n=9)、アゼライン酸エステル(n=6)、グルタレート(n=2)、マロネート(n=0)、及びそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの溶媒が、セバシン酸エステル(n=7)からなる群から選択されることを特徴とする、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つの溶媒がセバシン酸ジエチル(CAS110−40−7)であることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記工程1)において、前記少なくとも1つのカランジャオイルに導入される前記少なくとも1つの溶媒の質量割合は、60/40〜20/80であることを特徴とする、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つのカランジャオイルを脱臭する少なくとも1つの予備工程及び/又は前記少なくとも1つのカランジャオイルを蒸留する少なくとも1つの予備工程をさらに含み、前記工程が、ともに存在する場合、任意の順序で実施することができることを特徴とする、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
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