JP2018520778A - 手術用縫合装置、連結ユニット、及び手術用縫合装置の提供方法 - Google Patents

手術用縫合装置、連結ユニット、及び手術用縫合装置の提供方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、両頭の手術用縫合針を順方向に送ったり逆方向に送ったりするための手術用縫合装置(1)を提供する。手術用装置は、本体(2)と、第1の顎要素(3)と、第2の顎要素(4)とを有し、各々の顎要素は、手術用縫合針の針端部を保持する保持装置(5,6)を有する。第1の顎要素と第2の顎要素は、第1の保持装置と第2の保持装置の間で手術用縫合針の受渡しができる引継位置と、全開位置との間で互いに対して可動である。手術用装置は、さらに操作装置(7)を有し、第1の保持装置と第2の保持装置を操作して、第1の保持装置による第1の針端部の保持と第2の保持装置による第2の針端部の保持を交互に行うものであり、第1の顎要素は、本体に取り外し可能に装着される。【選択図】図4

Description

本発明は、手術用装置、連結ユニット、及び手術用縫合装置の提供方法に関する。
国際公開公報第WO2013/032329A1号は、両頭の手術用縫合針(double−ended surgical needle)を第1の顎(jaw)要素と第2の顎要素から順方向(forward)に送ったり逆方向(backward)に送ったりするように構成された手術用縫合装置を開示する。上記の手術用装置は第1の顎要素と第2の顎要素とを有しており、第1の顎要素は手術用縫合針の第1の針端部を保持する第1の保持装置を有し、かつ第2の顎要素は手術用縫合針の第2の針端部を保持する第2の保持装置を有する。
上記の第1の顎要素と第2の顎要素は、第1の保持装置と第2の保持装置の間で手術用縫合針の受渡しができる「引継位置(take−over position)」と、第1の保持装置と第2の保持装置が間隔を空けて互いから遠くに配置される「全開位置(open position)」との間で、互いに対して可動である。
上記の手術用装置は操作装置を有し、これにより第1の保持装置と第2の保持装置を操作して、第1の保持装置による第1の針端部の保持と、第2の保持装置による第2の針端部の保持を交互に行う。
第1の顎要素と第2の顎要素の引継位置において操作装置を作動させること(actuation)によって、針を第1の顎要素から第2の顎要素に、またこの逆も同様に、送ることができる。
本発明の目的は、改良された手術用装置を提供することである。
本発明は、請求項1に記載の手術用装置を提供する。
本発明に従えば、第1の顎要素は、少なくとも部分的に、取り外し可能に装置の本体に装着される。
そのような取り外し可能な顎要素は、多くの利点を提供する。
例えば、取り外し可能な顎要素は、異なる大きさ及び/または形状の顎要素を手術用装置の本体に装着する可能性を提供し、手術用装置を異なる応用に適するようにする。これらの異なる大きさ及び/または形状により、より長いまたはより短い針、または異なる直径の針、顎要素のより長いまたはより短いリーチ(reach;到達距離)、または異なる外形の顎要素に適応することができ、及び/または、第1の顎要素と第2の顎要素が全開位置にあるとき、第1の顎要素と第2の顎要素の間のより大きなまたはより小さな間隔に適応することができる。
取り外し可能な顎要素の他の利点は、顎要素を本体に装着する前に、針を顎要素の保持装置に保持させ得ることである。とりわけ、顎要素と、針と縫合糸との結合体が、顎要素と本体との間の一回の連結行為で本体に装着できる結合体として提供され得る。これは、使用前に、針と縫合糸との結合体を手術用装置の顎要素に別途取り付ける手間を省く。
なお、顎要素は、本体から完全に取り外し可能であってもよいが、顎要素の一部が本体から取り外し可能であってもよいことが留意される。この応用において、「取り外し可能な顎要素」は、「顎要素の取り外し可能な部分」への言及でもあり得る。
ある実施態様において、手術用装置は、取り外し可能な第1の顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分を取り外し可能に本体に連結するように構成されている、第1の連結装置を有する。取り外し可能な第1の顎要素と本体との間を適切に接続するために、連結装置が備えられていてもよい。連結装置は、取り外し可能な顎要素または取り外し可能な顎要素の部分と本体とを互いに連結するように構成されており、該連結は、任意の適切な方法で確立し得る。
ある実施態様において、連結装置は、本体上に取り付けられている連結用延長部と取り外し可能な第1の顎要素内の連結用凹部とを有するか、または連結装置は、取り外し可能な第1の顎要素上に取り付けられている連結用延長部と本体内の連結用凹部とを有し、かつ該連結用凹部は、連結係合部において該連結用延長部を受けるように構成されている。
好ましくは、取り外し可能な顎要素は、一回の動作で本体に連結され得る。
取り外し可能なスナップフィット式(snap−fit;スナップ式のはめ込み)の接続を備えて、これにより第1の顎要素と本体との間の接続を提供してもよい。顎要素と本体とを互いに接続する任意の他の方法もまた使用し得る。
ある実施態様において、本体は操作装置を有する。第1の顎要素から第2の顎要素に、またこの逆も同様に、針を引き継ぐには、操作装置を第1の顎要素と第2の顎要素の引継位置において操作して、第1の保持装置と第2の保持装置の一方に一方の針端部を解放させながら、第1の保持装置と第2の保持装置の他方に他方の針端部の保持を開始させる。
第1の保持装置は取り外し可能な第1の顎要素に配置されているので、第1の顎要素と本体との間の連結部が、操作装置の作動時の動作を第1の保持装置に伝達するように構成されている伝達装置を有していてもよい。
例えば、第1の保持装置と第2の保持装置の各々は、針保持要素が針用凹部に届く「保持位置」と針保持要素が針用凹部に届かない「解放位置」との間で移動させることができる、細長い針保持要素を有していてもよい。針用凹部を第1の顎要素と第2の顎要素に設けて、針の針端部を受けるようにしてもよい。針に溝を設けて、針保持要素が保持位置に配置されるとき、その溝の中に針保持要素が入るようにしてもよい。
そのような実施態様では、伝達装置は、例えば、操作装置の状態に依存して針保持要素を保持位置に移動させる/において保持することができる、プッシャー(pusher;押し)要素を有していてもよい。付勢要素(例、スプリング要素)を取り外し可能な顎要素に備えて、針を解放位置へと移動させる/において保持するようにしてもよい。また、伝達装置は、保持要素に連結されるように構成されているコネクタ要素も有していてもよく、これにより保持要素の解放位置から保持位置、及び保持位置から解放位置の両方の移動を行うようにしてもよい。任意の他の適切な伝達装置もまた使用し得る。
ある実施態様において、第1の顎要素は、取り外し可能な顎要素の部分と取り外し可能でない顎要素の部分とを有しており、取り外し可能な顎要素の部分は取り外し可能でない顎要素の部分に取り外し可能に装着される。この実施態様では、第1の顎要素の一部だけが本体から取り外し可能であり、取り外し可能でない顎要素の部分の方は、手術用装置の本体に固定して接続されている。操作用部位(例、操作ボタン)は、典型的には取り外し可能でない顎要素の部分に備えられ得る。
ある実施態様において、第2の顎要素は、少なくとも部分的に、取り外し可能に本体に装着される。この実施態様では、第1の顎要素と第2の顎要素の両方が手術用装置の本体に取り外し可能に装着されていてもよい。
第2の顎要素は、第1の顎要素について上述したものと同一の特徴及び/または特性を有し得る。
ある実施態様において、手術用装置は、少なくとも顎要素に関して、対称の構造を有していてもよく、この構造において第1の顎要素と第2の顎要素は本質的に同一に構成され、手術用装置の長手方向の中央平面に対して対称である。
ある実施態様において、操作装置は、操作スイッチであって、その起動後直ちにスイッチ信号を提供する操作スイッチと、スイッチ信号によって制御されて第1の保持装置と第2の保持装置を操作するように構成されている1以上のアクチュエータとを有しており、該操作スイッチと該1以上のアクチュエータは本体に備えられている。
このように、第1の保持装置と第2の保持装置の操作は、操作スイッチによって提供されるスイッチ信号に基づいて行われる。操作スイッチは別個の装置であってもよく、また、制御装置(例、入力信号(例えば、位置センサによって測定される第1の顎要素と第2の顎要素の位置)に基づいてスイッチ信号を提供するように構成されているプロセッサ)に組み込まれていてもよい。
スイッチ信号は、好ましくは電気スイッチ信号であるが、他の種類の信号(例、磁気信号、空気圧信号、流体圧(hydraulic)信号、熱信号)であってもよい。
1以上のアクチュエータは、第1の保持装置及び/または第2の保持装置を操作するのに適切な、任意の種類のアクチュエータであり得る。これは、例えば、空気圧式アクチュエータ、熱アクチュエータ、圧電アクチュエータであってもよい。好ましくは、1以上のアクチュエータは電気モータである。
スイッチ信号、特に電気スイッチ信号を使用することの重要な利点は、第1の顎要素と第2の顎要素の設計が、操作ボタンと第1の保持装置ないし第2の保持装置との間に配置される機械系の動作に依存しにくいことである。これにより、第1の顎要素と第2の顎要素の動作は、より高い自由度で設計され得る。
この動作は、好ましくはピンセットの両顎の動作として設計されるが、任意の他の適切な動作であってもよい。手術用縫合針は、例えば、直針であり得る。
なお、代替的な実施態様では、操作スイッチ、及び/または、スイッチ信号によって制御されて第1の保持装置と第2の保持装置を操作するように構成されている1以上のアクチュエータを有する操作装置は、また、少なくとも部分的に、第1の顎要素及び/または第2の顎要素に配置されていてもよいことが留意される。
ある実施態様において、操作スイッチは、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に移動すると自動的に起動する(activated)ように構成されている。そのような実施態様では、操作スイッチは、第1の顎要素と第2の顎要素の位置に依存して操作される。第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されるとすぐに操作スイッチが起動し、1以上のアクチュエータが作動して第1の保持装置と第2の保持装置の間で針が引き継がれる。
そのような実施態様では、操作装置は、第1の顎要素に配置されている第1の接触要素と、第2の接触要素とを有していてもよく、この場合、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に移動すると第1の接触要素と第2の接触要素が互いに接触する。第2の接触要素は、第2の顎要素に配置されていてもよい。
ある実施態様において、手術用装置は、操作スイッチを操作するように構成されている操作用部位を有する。そのような実施態様では、操作スイッチの起動を確立して1以上のアクチュエータを制御し、第1の保持装置と第2の保持装置を操作するには、操作用部位(例えば、操作ボタン)だけを作動させることが要求される。
なお、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に移動するとすぐに行われる上記の自動的な起動は、操作スイッチを操作するように構成されている操作用部位と併用して備えられていてもよいことが留意される。
そのような実施態様では、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に移動すると、操作スイッチが自動的に起動し、第1の保持装置と第2の保持装置を操作する。その結果、第1の保持装置から第2の保持装置に、またこの逆も同様に、針が引き継がれる。もっとも、手術を執刀する医師が、最適下限の位置において針が人または動物の組織を通り抜けたと判断することがあり得る。しかし、針は既に他方の保持装置に渡ってしまっているので、直ちにその針を組織への導入時に通った側の組織から引き出すことができない。
その針は、操作用部位を作動させることにより、第1の顎要素と第2の顎要素がまだ引継位置にあるときに第1の保持装置に再び引き継がせて、それが組織に差し込まれた側の組織から引き出すことができる。
ある実施態様において、手術用装置は、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されているか否かを判断するように構成されている、センサ装置を有する。センサ装置は、例えば、第1の接触要素と第2の接触要素とを有していてもよく、この第1の接触要素と第2の接触要素は、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されるときにだけ互いに接触するように手術用装置に配置されている。センサ装置は、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されているとの判断が可能な任意の装置であってもよい。
ある実施態様において、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されているとセンサ装置が判断したときにのみスイッチ信号を提供するように、操作スイッチが構成されているか、または、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されているとセンサ装置が判断したときにのみ第1の保持装置と第2の保持装置を操作するように、1以上のアクチュエータが構成されている。この実施態様では、1以上のアクチュエータは、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置にあるときにだけ第1の保持装置と第2の保持装置を操作し得る。
第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されない限り、操作スイッチによるスイッチ信号の提供を妨げることによって、または、1以上のアクチュエータによる第1の保持装置と第2の保持装置の操作を妨げることによって、たとえスイッチ信号が受信されたとしても、第1の保持装置と第2の保持装置が操作されないことが保証される。
センサ装置は、電気出力信号を提供するように構成されている装置に限定されず、例えば、第1の顎要素と第2の顎要素が引継位置に配置されない限り操作ボタンの押下げを妨げる機械的停止であってもよい。
ある実施態様において、手術用装置は、第1の保持装置を操作する第1のアクチュエータと第2の保持装置を操作する第2のアクチュエータとを有する。第1の保持装置のための第1のアクチュエータと第2の保持装置のための第2のアクチュエータとを備えることにより、第1の保持装置と第2の保持装置の比較的単純で直接的な作動を実現し得る。
第1のアクチュエータと第2のアクチュエータは、例えば電気的に起動するモータであってもよく、例えば直線型ソレノイド、ステッピングモータ、直流(DC)モータ、サーボモータ等である。
ある実施態様において、手術用装置は、針端部が第1の保持装置によって保持されてもよい第1の位置と、針端部が第2の保持装置によって保持されてもよい第2の位置とを有する二位置(two−position)機構を有しており、1以上のアクチュエータは二位置機構を作動させるように構成されている。第1の保持装置と第2の保持装置の作動に二位置スイッチ機構が使用されるとき、二位置スイッチ機構の操作にはアクチュエータが1つあれば足り得る。
なお、操作スイッチと、スイッチ信号によって制御されて第1の保持装置と第2の保持装置を操作するように構成されている1以上のアクチュエータとを有する操作装置は、第1の顎要素及び/または第2の顎要素が本体に取り外し不可能に装着されている手術用装置にも適用し得ることが留意される。
また、本発明は、連結ユニットも提供し、該連結ユニットは、
ホルダーと、
両頭の手術用縫合針の針端部を保持するように構成されている第1の保持装置を有する第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分とを有し、該取り外し可能な第1の顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分は、手術用装置の本体に連結されるように構成されており、
ホルダーは、該ホルダーに対する定位置で、取り外し可能な第1の顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分を解放可能に保持するように構成されている。
第1の取り外し可能な顎要素と、第1の顎要素を保持するホルダーとを有する連結ユニットを備えることにより、取り外し可能な顎要素自体を保持しなくても第1の顎要素を本体に装着し得る。これは、第1の顎要素の本体への連結中に第1の顎要素を保持して配置するのに便利なホルダーの設計を可能にするので、有利であり得る。さらに、針と縫合糸との結合体が既に第1の顎要素に連結されていてもよく、その際ホルダーが針と縫合糸との結合体を収納すると、針または針の破損(例えば、針に対して曲げ力を発揮することによる破損)によるケガのリスクを伴わない。
さらに、ホルダーは、顎要素と本体の連結中に、適切な支持を与える形状にすることができる。顎要素を本体に連結した後、顎要素はホルダーから解放し得る。
ある実施態様において、連結ユニットは、さらに、両頭の手術用縫合針の針端部を保持するように構成されている第2の保持装置を有する第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を有しており、該第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分は、手術用装置の本体に連結されるように構成され、かつ、ホルダーは、該ホルダーに対する定位置で、取り外し可能な第2の顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を解放可能に保持するように構成されている。
ホルダーは、第1の顎要素と第2の顎要素を解放可能に保持するように構成し得るので、これにより、第1の顎要素と第2の顎要素は、両者が一回の動作で手術用装置の本体に連結され得る構成において保持される。
ある実施態様において、連結ユニットは、さらに、両頭の手術用縫合針を有する針と縫合糸との結合体を有しており、針の一方の針端部が第1の保持装置によって保持されているまたはこれに配置されており、かつ、ホルダーは好ましくは針と縫合糸との結合体を保持するように構成されている。
針と縫合糸との結合体が既に第1の顎要素に連結されているとき、手術用装置を使用可能状態にするには、上記の1つまたは2つの取り外し可能な顎要素を本体に連結しさえすればよい。これは、針と縫合糸との結合体を個別に各顎要素に連結する必要がないので、手術用装置の準備に要する時間が短いという利点を有する。さらにまた、顎要素に針を誤って装着するリスクも低い。
ホルダーは、例えば、顎要素と別個にまたは顎要素と共に、針と縫合糸との結合体を手術用装置に装着する際に、針が人を刺してしまうリスクをホルダーが防止するまたは大幅に低くする設計にしてもよい。この理由により、ホルダーは、針と縫合糸との結合体がホルダーに装着されているときに針を入れることができる凹部を有していてもよい。また、ホルダーは、針に取り付けた縫合糸を収納する領域(例えば、周囲を囲んだ空間)を有していてもよい。
また、本発明は、本体と本体に装着される第1の取り外し可能な顎要素とを有する手術用縫合装置を提供する方法を提供し、該方法は、
装置の本体を提供するステップと、
請求項12〜14のいずれかに記載の少なくとも1つの連結ユニットを提供するステップとを有し、
1つの手で連結ユニットを保持しかつ他の手で本体を保持しつつ、第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分を本体に連結し、かつ、その後ホルダーから第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分を解放する。
ある実施態様において、連結ユニットは、さらに、両頭の手術用縫合針の針端部を保持するように構成されている第2の保持装置を有する第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を有しており、方法は、1つの手で連結ユニットを保持しかつ他の手で本体を保持しつつ、第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を本体に連結する。
ある実施態様において、第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分を本体に連結することと、第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を本体に連結することが同時に行われる。
ある実施態様において、方法は、請求項12〜14のいずれかに記載の複数の連結ユニットを提供することを有しており、該方法において、複数の連結ユニットは、第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分及び/または第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分の、大きさ及び/または形状が互いに異なっており、かつ該方法は、第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分及び/または第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を本体に連結するために使用される連結ユニットを選択することを有する。
ある実施態様において、方法は、複数の本体を提供することを有しており、該複数の本体は、大きさ及び/または形状が互いに異なっており、かつ、該方法は、第1の取り外し可能な顎要素及び/または第2の取り外し可能な顎要素を本体に連結するために使用される本体を選択することを有する。
上述の通り、少なくとも1つの取り外し可能な顎要素の重要な利点は、取り外し可能な顎要素の大きさ及び/または形状、及び/または本体の大きさを所望の応用に適合させ得ることである。例えば、取り外し可能な顎要素によって、異なる大きさ及び/または形状の顎要素を手術用装置の本体に装着して、手術用装置を異なる応用に適するようにする可能性を提供する。また、異なる形状または大きさの本体が使用できるとき、異なる手術手技をより正確に、あるいはより効率的に行い得る。
したがって、特定の応用において使用すべき顎要素及び/または本体を選択するステップは、手術用縫合装置を具体的な応用に提供する上で重要なステップである。
本発明の実施態様の更なる特性ないし特徴を、添付の図面を参照しつつ、以下に説明する。
図1は、本発明に従う手術用装置の実施態様の斜視図を示す。 図2は、図1の実施態様の断面図を示す。 図3は、顎要素を本体に連結する前の図2の断面図を示す。 図4は、図1の手術用装置の本体と、2つの顎要素を有する連結ユニットの斜視図を示す。 図5、図6及び図7は、本発明に従う連結ユニットの異なる実施態様を示す。 図5、図6及び図7は、本発明に従う連結ユニットの異なる実施態様を示す。 図5、図6及び図7は、本発明に従う連結ユニットの異なる実施態様を示す。 図8及び図9は、本発明の代替的な実施態様の斜視図を示す。 図8及び図9は、本発明の代替的な実施態様の斜視図を示す。 図10及び図11は、より詳細に操作装置の例示的な実施態様を示している図1の実施態様を示す。 図10及び図11は、より詳細に操作装置の例示的な実施態様を示している図1の実施態様を示す。 図12は、図10及び図11の実施態様のための操作装置の代替的な実施態様を示す。
図1は、本発明の手術用装置の実施態様を示す概略図である。手術用装置は、概して参照番号1で示す。
手術用装置1は、本体2と、第1の取り外し可能な顎要素3と第2の取り外し可能な顎要素4とを有する。第1の顎要素3は、針端部を保持するように構成されている第1の保持装置5を有し、また、第2の顎要素4も、同様に針端部を保持するように構成されている第2の保持装置6を有する。第1の顎要素3と第2の顎要素4は、本体2に取り外し可能に装着されている。
手術用装置1は、両頭の手術用縫合針を順方向に送ったり逆方向に送ったりするように構成されているので、この手術用装置を使用して人または動物の生体を縫合糸で縫合することができる。本体2と、取り外し可能な顎要素3及び4は、(非毒性の及び/または生体適合性の)プラスチックまたは金属等の任意の適切な材料で作られたものであってもよい。
第1の顎要素3と第2の顎要素4は、第1の保持装置5と第2の保持装置6の間で手術用縫合針が引き継がれる「引継位置」と、第1の保持装置5と第2の保持装置6が間隔を空けて互いから遠くに配置される「全開位置」の間で、互いに対して可動である。図1は、全開位置にある手術用装置1を示している。この全開位置において、生体組織を第1の顎要素3と第2の顎要素4の間に配置することができる。
本体2には、操作装置7が備えられて第1の保持装置5と第2の保持装置6を操作し、第1の保持装置5による第1の針端部の保持と、第2の保持装置6による第2の針端部の保持を交互に行う。第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置に保持されているときに操作装置7を作動させると、第1の保持装置5に保持されている針が(人または動物の組織を通って)第2の保持装置6に引き継がれるが、これは、操作装置7の操作により第1の保持装置5に針の他方の端部を解放させつつ第2の保持装置6に一方の針端部を保持させるからである。
操作ボタン8が備えられ、これにより全開位置から引継位置に、第1の顎要素3と第2の顎要素4を互いに対して移動させる。操作装置7の作動は、例えば1以上の操作ボタン8のさらなる押下げによって及び/または別個の操作ボタンの押下げによって、確立され得る。
図2は、図1の実施態様の断面図を示し、図中、第1の顎要素3と第2の顎要素4は本体2に装着されている。連結装置9が備えられ、これにより第1の顎要素3を本体1に取り外し可能に連結する。同様の連結装置(図示せず)が備えられ、これにより第2の顎要素4を本体1に連結する。
連結装置9は、本体2上の連結用延長部10と、第1の顎要素3内の連結用凹部11とを有する。連結用延長部10と連結用凹部11は、第1の顎要素3と本体2との間にスナップフィット式の連結を提供する形状をしている。例えば、連結用延長部10及び/または連結用凹部11は、スナップフィット式の連結を形成するよう協働する縁(rim;ふち)を有していてもよい。なお、本体2と第1の顎要素3の間を連結する任意の他の連結手段も使用し得る。
操作装置7は本体2内に配置されているので、第1の保持装置5と第2の保持装置6の間で針の引継ぎを行うには、操作装置7が行う操作の動作は、第1の取り外し可能な顎要素3内の第1の保持装置5と、第2の取り外し可能な顎要素4内の第2の保持装置6の両方に伝達されなければならない。
第1の保持装置5は、保持要素の剛性(rigid)部分12aと保持要素の可撓性(flexible)部分12bとを有する細長い保持要素12を有する。保持要素12は、第1の取り外し可能な顎要素3に備えられているガイドチャネル13内に配置されている。このガイドチャネル13内で、保持要素12を保持位置(図2)と解放位置(図3)の間で第1の顎要素3の長手方向に移動させることができる。
保持要素12がガイドチャネル13を通ってこの長手方向の動作をする間、保持要素の可撓性部分12bがガイドチャネル13の形状に適合的な形状をとるようにしてもよい。
保持位置では、第1の保持装置5の針用凹部14内に配置されている針は、保持要素の可撓性部分12bの遠位端が、半径方向または接線方向の開口(例、針に設けられる溝)に届くことによって保持される。溝内に保持要素の可撓性部分12bの遠位端が存在することにより、針用凹部14からの針の抜け落ちを防止できる。
解放位置では、保持要素12、特に、第2の保持要素の部分12bの遠位端は、典型的には保持要素12を針用凹部14から後退させることによって溝に届かなくなり、針が、その長手方向に、自由に動くようになり第1の保持装置5の針用凹部14を出たり入ったりする。
スプリング要素15が備えられ、保持要素12を解放位置に向けて付勢(bias)する。
操作装置7は、「後退位置(retracted position)」と「伸張位置(extended position)」との間を動くことができるプッシャー要素16を有する。スプリング要素15の付勢力とは逆の、後退位置から伸張位置へのプッシャー要素16の移動によって、保持要素12が解放位置から保持位置に、プッシャー要素16によって押されてもよい。プッシャー要素16が伸張位置に保持されるとき、保持要素12は、保持位置にあって、針用凹部14内に位置する針の一端を保持する。
これに対応して、操作装置7は、第2の顎要素4のための連結装置9の連結用延長部10内にプッシャー要素16を有する。このプッシャー要素16は、スプリング要素15の付勢力とは逆の、解放位置から保持位置に、第2の顎要素4内の保持要素12を移動させるように構成されている。操作装置7は、これらプッシャー要素16のうち1つを常に伸張位置に配置させるように構成されているので、針は、第1の保持装置5と第2の保持装置6の少なくとも1つによって常に保持される。
図3は、図1および図2の手術用装置1であるが、第1の顎要素3と第2の顎要素4を本体2に連結する前のものを示している。図3において、本体2に第1の顎要素3を固定するための、本体2に対する第1の顎要素3の動きが矢印で示されている。第1の顎要素3と第2の顎要素4は、別個に本体2に連結され得る。プッシャー要素16が保持要素12に何ら圧力をかけていないので、スプリング要素15は、保持要素12を解放位置に対して付勢する。
図4は、第1の顎要素3と第2の顎要素4がホルダー20上に提供されている実施態様を示している。ホルダー20は、把持要素21を有しており、これにより第1の顎要素3と第2の顎要素4を一定の関係に保持する。このホルダー20を使用すると、図4において矢印で示すような、本体2に対するホルダーの一回の直線運動で第1の顎要素3と第2の顎要素4を同時に本体2に連結できる、という利点がある。
さらにまた、ホルダー20は、分離した顎要素よりも簡単に操作できる形状と大きさであるため、使い易さをさらに向上させる。
ホルダー20は、両頭針とそれに取り付けた縫合糸とを有する、針と縫合糸との結合体30もまた保持する。一方の針端部が、第2の顎要素4の第2の保持装置6内に配置される。凹部22が設けられ、針と縫合糸との結合体を受ける空間を規定する。
第1の顎要素3と第2の顎要素4を本体2に対するホルダー20の一回の運動で連結することにより、第1の顎要素3と第2の顎要素4を本体2に連結するだけでなく、針と縫合糸との結合体30もまた直接手術用装置に取り付ける。第1の顎要素3と第2の顎要素4を本体2に連結した後、ホルダー20を第1の顎要素3、第2の顎要素4、及び針と縫合糸との結合体30から解放することができ、そうすれば手術用装置1は使用可能である。
第1の保持装置5または第2の保持装置6に保持された状態で針と縫合糸との結合体をホルダー20上に提供することによって、手術用装置1は、第1の取り外し可能な顎要素3と第2の取り外し可能な顎要素4の連結後、直ちに使用可能である。さらにまた、針と縫合糸との結合体30をホルダー20上に提供することによって、ユーザーが針によってケガをするリスクが大幅に減少され得る。
図5、図6及び図7は、ホルダー20と、第1の顎要素3と、第2の顎要素4と、針と縫合糸との結合体30とを有する連結ユニットの3つの異なる実施態様を示す。第1の顎要素3と第2の顎要素4の各々は、本体2に連結される近位端と、針と縫合糸との結合体30の針端部を保持する遠位端を有する。
図5、図6及び図7の全ての実施態様において、第1の顎要素3と第2の顎要素4の近位端間の距離Cは同一である。これにより、本体2に対するホルダー20の一回の直線運動によって、第1の顎要素3と第2の顎要素4が本体2に連結されることを保証する。第1の顎要素3と第2の顎要素4が本体2に連結されているとき、本体2は、通常、全開位置において第1の顎要素3と第2の顎要素4を保持するように付勢されているので、距離Cは、本体2の連結用延長部10間の距離に対応する。
図5は第1の実施態様を示し、図中、取り外し可能な第1の顎要素3と第2の顎要素4は、各々の長さBと、第1の顎要素3と第2の顎要素4の遠位端間の距離Aを有する。
図6に示す連結ユニットは、図5に示すものと同じ長さBの顎要素3と顎要素4を有するが、第1の顎要素3と第2の顎要素4の遠位端間に、より大きい距離A’を有する。このより大きい距離A’と第1の顎要素3と第2の顎要素4の形状が、顎要素3と顎要素4の間により大きい空間を提供するので、手術用装置1のある種の応用において有利であり得る。第1の顎要素3と第2の顎要素4の遠位端間のより大きい距離A’は、針と縫合糸との結合体30により長い針を提供するために使用することも可能である。
図7は、連結ユニットの他の実施態様を示す。この実施態様の顎要素3と顎要素4は、第1の顎要素3と第2の顎要素4の遠位端間に図5に示すものと同じ距離Aを有するが、第1の顎要素3と第2の顎要素4の長さB’は、図5の実施態様のものよりも大幅に大きい。このより大きい長さB’は、手術用装置1により長いリーチを提供し、これもまたある種の手術への応用において有利であり得る。
縫合の分野における当業者にとって、手術用装置の具体的応用のための要求または必要を満たすために他のバリエーションが提供され得ることは明らかであろう。
さらに、本発明のある実施態様において、異なる種類の本体(例えば、異なる形状または大きさを有するもの)も提供され得ることが留意される。各種応用に応じて、手術用装置の形成に最も適切な本体が選択され得る。
図8及び図9は、本発明に従う手術用装置の代替的な実施態様を示す。図8の手術用装置は、本体2と、第1の顎要素3と、第2の顎要素4とを有する。本体2は、操作装置7と、操作ボタン8とを有する。
図8及び図9の手術用装置の構成は、国際公開公報第WO2013/032329A号において開示される手術用装置に類似する。主な差異は、顎要素の構成である。国際公開公報第WO2013/032329A号の手術用装置の第1の顎要素と第2の顎要素は、手術用装置の本体に完全に永久的に固定されている。国際公開公報第WO2013/032329A号の装置の顎要素は、全体的にも部分的にも取り外すことはできない。
対照的に、図8及び図9の手術用装置の顎要素は、連結装置9によって本体2に取り外し可能に装着される、第1の取り外し可能な顎要素の部分3と第2の取り外し可能な顎要素の部分4とを有する。その結果、第1の取り外し可能な顎要素の部分3及び/または第2の取り外し可能な顎要素の部分4は、本体2から取り外した上で、例えば、第1の顎要素3と第2の顎要素4の一式を別のものと交換することができる。
図8において、第1の取り外し可能な顎要素の部分3と第2の取り外し可能な顎要素の部分4は、本体2に連結されているが、図9においては、本体2は、第1の取り外し可能な顎要素の部分3と第2の取り外し可能な顎要素の部分4とは分離されて、即ち、第1の取り外し可能な顎要素の部分3と第2の取り外し可能な顎要素の部分4を本体2に連結する前の状態で、示されている。
連結された状態において、第1の取り外し可能な顎要素の部分3は、第1の取り外し可能でない顎要素の部分17に連結され、かつ、第2の取り外し可能な顎要素の部分4は、第2の取り外し可能でない顎要素の部分18に連結されている。このように、第1の取り外し可能でない顎要素の部分17と第2の取り外し可能でない顎要素の部分18は、本体2の部分である。使用時は、操作ボタン8を挟むような力がかかり、第1の取り外し可能でない顎要素の部分17が第2の取り外し可能でない顎要素の部分18に向かって移動し、かつ、その結果、第1の取り外し可能な顎要素の部分3と第2の取り外し可能な顎要素の部分4が引継位置に配置されるまで、第1の取り外し可能な顎要素の部分3が第2の取り外し可能な顎要素の部分4に向かって移動する。この位置では、操作装置7を起動させることにより、一方の保持装置5または6から他方の保持装置6または5まで、針と縫合糸との結合体30の移動を実現することができる。
図10及び図11は、図1における手術用装置の操作装置7の実施態様をより詳細に示す。操作装置7は、操作スイッチ40の起動後直ちに電気スイッチ信号を提供する操作スイッチ40と、第1の保持装置5を操作するように構成されている第1のアクチュエータ41と、第2の保持装置6を操作するように構成されている第2のアクチュエータ42とを有する。操作スイッチ40と、第1のアクチュエータ41と、第2のアクチュエータ42は、手術用装置1の本体2内に配置される。
第1のアクチュエータ41は、プッシャー要素16を伸張位置と後退位置の間で移動させて、第1の保持装置5の保持要素12を保持位置と解放位置の間で移動させるために、プッシャー要素16に接続される。
これに対応して、第2のアクチュエータ42はプッシャー要素16を伸張位置と後退位置の間で移動させて、第2の保持装置6の保持要素12を保持位置と解放位置の間で移動させるために、プッシャー要素16に接続される。
第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42は、操作スイッチ40によって提供される電気的操作スイッチ信号によって制御され得る直線型アクチュエータ(例、ソレノイド)である。また、ステッピングモータ、DCモータ、サーボモータ等の他の種類のモータを使用することも可能であり、これにより、回転モータの場合は、モータの回転運動が保持要素12の直線運動に変換される。
このようにして、第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42の直線運動は、それぞれの保持要素12を保持装置5または6の針用凹部内に入れたり出したりするように利用される。
第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42は、第1の保持装置5と第2の保持装置6の一方によって針が保持されているときは、第1の保持装置5と第2の保持装置6の他方が解放位置にあるように、またこの逆も同様に、操作スイッチ40によって制御される。
操作スイッチ40によって電気操作スイッチ信号が提供されるとすぐに、第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42が起動し、一方の保持要素12を保持位置から解放位置へと移動させ、かつ、他方の保持要素12を解放位置から保持位置へと移動させる。その結果、針と縫合糸との結合体30が、第1の顎要素3と第2の顎要素4の一方から第1の顎要素3と第2の顎要素4の他方に引き継がれる。
図11に示すように、操作装置7は、第1の顎要素3に装着された第1の接触要素44と、第2の顎要素4に装着された第2の接触要素45とを有する。第1の顎要素3と第2の顎要素4の引継位置では、図11に示すように、第1の接触要素44と第2の接触要素45は互いに接するが、第1の顎要素3と第2の顎要素4が間隔を空けて互いから遠くに配置される全開位置では、第1の顎要素3と第2の顎要素4とは接触しない。
第1の接触要素44と第2の接触要素45とが互いに接触しているときは、電気回路が閉じるが、該電気回路が操作スイッチ40を経由しているので、操作スイッチが第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置にあるか、それとも他の位置にあるかを判断することができる。このように、第1の接触要素44と第2の接触要素45は、第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置にあるか否かを判断するセンサ装置として使用し得る。
第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置にあるか否かを判断するように構成された任意の他のセンサ装置もまた、使用し得る。
操作スイッチ40は、操作ボタン8の押下げによって第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置に移動すると、自動的に起動するように構成されている。これは、第1の接触要素44と第2の接触要素45が互いに接触するとすぐに、電気回路が閉じ、その結果、操作スイッチ40が第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42に電気スイッチ信号を提供し、針と縫合糸との結合体30が第1の保持装置5と第2の保持装置6の間で、またこの逆も同様に、引き継がれることを意味する。
第1の顎要素3と第2の顎要素4の引継位置への移動は、第1の保持装置5に保持されている針と縫合糸との結合体30の第2の保持装置6への、またこの逆も同様に、自動引継ぎをもたらすので、その結果、手術を執刀する医師が、第1の顎要素3と第2の顎要素の引継位置への移動後、最適下限の位置において針が人または動物の生体組織を通り抜けたと判断することがあり得るが、針と縫合糸との結合体30は、既に他方の保持装置に引き継がれている。
針と縫合糸との結合体30の針の位置を修正するために、手術用装置1には、操作スイッチ40の能動的な操作を可能にする更なる操作ボタン(図示せず)が備えられていてもよい。操作ボタン15の押下げによって、電気回路が第1の接触要素44と第2の接触要素45の接触によって閉じるとき、即ち、第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置にもたらされるとき、更なる操作ボタンを起動すると、操作スイッチ40を起動し、第1の保持装置5と第2の保持装置6の間で針と縫合糸との結合体30を引き継ぐために、電気スイッチ信号を第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42に提供する。更なる操作ボタンは、例えば、追加のボタンや操作ボタン15の更なる押下げ等によって操作ボタンに組み込まれていてもよい。
このように、手術を執刀する医師が、最適下限の位置において針と縫合糸との結合体30が人または動物の生体組織を通り抜けたと判断したときは、更なる操作ボタンを押下げると、第1の顎要素3と第2の顎要素4の引継位置への移動によって行われる自動引継ぎの前に、針と縫合糸との結合体30を保持していた保持装置によって針と縫合糸との結合体30が引き継がれるようにする。その結果、針と縫合糸との結合体30が組織内に差し込まれた時と同一の側の組織から引き出すことができるので、針と縫合糸との結合体30を生体組織から戻した側を修正することができる。
代替的な実施態様において、操作スイッチ40を別途起動させるとき、即ち、第1の顎要素3と第2の顎要素4が引継位置に移動するときの自動的起動を行わないときは、操作装置7は、第1の保持装置5と第2の保持装置6との間で針と縫合糸との結合体30の引継ぎだけを行うように構成されていてもよい。そのような別途の起動は、更なる操作ボタンまたは操作ボタン15の更なる押下げによって開始されてもよく、また、任意の他の適切な起動装置によって開始されてもよい。
図10及び図11の実施態様において、第1のアクチュエータ41と第2のアクチュエータ42が備えられており、第1のアクチュエータ41は第1の保持装置5の第1の保持要素12を作動させ、かつ、第2のアクチュエータ42は第2の保持装置6の第2の保持要素12を作動させる。
図12は、手術用装置1の代替的な実施態様を示す。この手術用装置1は、第1の位置と第2の位置とを有する二位置機構50を有している。第1の位置において、針端部を第1の保持装置5によって保持するようにしながら、他方の針端部を自由に移動できるようにして第2の保持装置6に出たり入ったりするようにしてもよい。第2の位置においては、針端部を第2の保持装置6によって保持するようにしながら、他方の針端部を自由に移動できるようにして第1の保持装置5に出たり入ったりするようにしてもよい。二位置スイッチ機構50は、このようにして、第1の保持装置5と第2の保持装置6の両方を機械的に作動させるように構成される。
操作スイッチ52によって提供される電気スイッチ信号に基づいて、二位置スイッチ機構を第1の位置と第2の位置との間で移動させるには、アクチュエータ51は一個あれば足りる。アクチュエータ51と操作スイッチ52は、本体2内に配置される。

Claims (19)

  1. 両頭の手術用縫合針を順方向に送ったり逆方向に送ったりするための手術用縫合装置であって、前記手術用装置は、
    前記手術用縫合針の第1の針端部を保持する第1の保持装置を有する第1の顎要素と、
    前記手術用縫合針の第2の針端部を保持する第2の保持装置を有する第2の顎要素と、
    本体と、
    前記第1の保持装置と前記第2の保持装置とを操作して、前記第1の保持装置による前記第1の針端部の保持と、前記第2の保持装置による前記第2の針端部の保持を交互に行う操作装置とを有しており、
    前記第1の顎要素と前記第2の顎要素は、前記第1の保持装置と前記第2の保持装置の間で手術用縫合針を受け渡し得る引継位置と、前記第1の保持装置と前記第2の保持装置が間隔を空けて互いから遠くに配置される全開位置との間で互いに対して可動であって、
    前記第1の顎要素は、少なくとも部分的に、取り外し可能に前記本体に装着されることを特徴とする、手術用装置。
  2. 前記手術用装置は、前記取り外し可能な第1の顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分を取り外し可能に前記本体に連結するように構成されている第1の連結装置を有する、請求項1に記載の手術用装置。
  3. 前記連結装置は、前記本体上に取り付けられている連結用延長部と前記取り外し可能な第1の顎要素内の連結用凹部とを有するか、または前記連結装置は、前記取り外し可能な第1の顎要素上に取り付けられている連結用延長部と前記本体内の連結用凹部とを有し、かつ、
    前記連結用凹部は、連結係合部において前記連結用延長部を受けるように構成されている、
    請求項2に記載の手術用装置。
  4. 前記連結用凹部と前記連結用延長部は、スナップフィット式の接続によって連結するように構成されている、請求項3に記載の手術用装置。
  5. 前記本体は、前記操作装置を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の手術用装置。
  6. 前記第1の顎要素は、取り外し可能な顎要素の部分と取り外し可能でない顎要素の部分とを有しており、前記取り外し可能な顎要素の部分は前記取り外し可能でない顎要素の部分に取り外し可能に装着される、請求項1〜5のいずれかに記載の手術用装置。
  7. 前記第2の顎要素は、少なくとも部分的に、取り外し可能に前記本体に装着される、請求項1〜6のいずれかに記載の手術用装置。
  8. 前記操作装置は、
    操作スイッチであって、起動後直ちにスイッチ信号、特に電気スイッチ信号を提供する前記操作スイッチと、
    前記スイッチ信号によって制御されて前記第1の保持装置と前記第2の保持装置を操作するように構成されている1以上のアクチュエータとを有しており、
    前記操作スイッチと前記1以上のアクチュエータは前記本体に備えられている、前記請求項のいずれかに記載の手術用装置。
  9. 前記操作スイッチは、前記第1の顎要素と前記第2の顎要素が前記引継位置に移動すると自動的に起動するように構成されている、及び/または前記手術用装置は、前記操作スイッチを操作するように構成されている操作用部位を有する、請求項8に記載の手術用装置。
  10. 前記手術用装置は、前記第1の保持装置を操作する第1のアクチュエータと前記第2の保持装置を操作する第2のアクチュエータとを有する、請求項8または9に記載の手術用装置。
  11. 前記手術用装置は、二位置機構であって、針端部が前記第1の保持装置によって保持され得る第1の位置と、針端部が前記第2の保持装置によって保持され得る第2の位置とを有する前記二位置機構を有しており、少なくとも1つのアクチュエータが前記二位置機構を作動させるように構成されている、請求項8または9に記載の手術用装置。
  12. 連結ユニットが、
    ホルダーと、
    両頭の手術用縫合針の針端部を保持するように構成されている第1の保持装置を有する第1の取り外し可能な顎要素または第1の顎要素の取り外し可能な部分とを有しており、前記取り外し可能な第1の顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分は、手術用装置の本体に連結されるように構成されており、
    前記ホルダーは、前記ホルダーに対する定位置で、前記取り外し可能な第1の顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分を解放可能に保持するように構成されている、
    連結ユニット。
  13. 前記連結ユニットは、さらに、前記両頭の手術用縫合針の針端部を保持するように構成されている第2の保持装置を有する第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を有しており、
    前記第2の取り外し可能な顎要素または前記第2の顎要素の取り外し可能な部分は、前記手術用装置の前記本体に連結されるように構成されており、かつ、
    前記ホルダーは、前記ホルダーに対する定位置で、前記取り外し可能な第2の顎要素または前記第2の顎要素の取り外し可能な部分を解放可能に保持するように構成されている、
    請求項12に記載の連結ユニット。
  14. 前記連結ユニットは、さらに、両頭の手術用縫合針を有する針と縫合糸との結合体を有しており、前記針の一方の針端部が前記第1の保持装置によって保持されているまたはこれに配置されており、かつ、前記ホルダーは、好ましくは前記針と縫合糸との結合体を保持するように構成されている、請求項12または13に記載の連結ユニット。
  15. 本体と前記本体に装着される取り外し可能な顎要素または顎要素の部分とを有する手術用装置を提供する方法であって、前記方法が、
    前記装置の本体を提供するステップと、
    請求項8〜10のいずれかに記載の少なくとも1つの連結ユニットを提供するステップとを有し、
    1つの手で前記連結ユニットを保持しかつ他の手で前記本体を保持しつつ、前記第1の取り外し可能な顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分を前記本体に連結し、かつ、その後前記ホルダーから前記第1の取り外し可能な顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分を解放する、
    方法。
  16. 前記連結ユニットは、さらに、前記両頭の手術用縫合針の針端部を保持するように構成されている第2の保持装置を有する第2の取り外し可能な顎要素または第2の顎要素の取り外し可能な部分を有しており、前記方法は、1つの手で前記連結ユニットを保持しかつ他の手で前記本体を保持しつつ、前記第2の取り外し可能な顎要素または前記第2の顎要素の取り外し可能な部分を前記本体に連結することを有する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の取り外し可能な顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分を前記本体に連結することと、前記第2の取り外し可能な顎要素または前記第2の顎要素の取り外し可能な部分を前記本体に連結することが同時に行われる、請求項16に記載の方法。
  18. 前記方法が、請求項12〜14のいずれかに記載の複数の連結ユニットを提供することを有しており、前記複数の連結ユニットは、前記第1の取り外し可能な顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分及び/または前記第2の取り外し可能な顎要素または前記第2の顎要素の取り外し可能な部分の、大きさ及び/または形状が互いに異なっており、かつ前記方法は、前記第1の取り外し可能な顎要素または前記第1の顎要素の取り外し可能な部分及び/または前記第2の取り外し可能な顎要素または前記第2の顎要素の取り外し可能な部分を前記本体に連結するために使用される前記連結ユニットを選択することを有する、請求項15〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記方法は、複数の本体を提供することを有しており、前記複数の本体は、大きさ及び/または形状が互いに異なっており、かつ、前記方法は、前記第1の取り外し可能な顎要素及び/または前記第2の取り外し可能な顎要素を前記本体に連結するために使用される前記本体を選択することを有する、請求項15〜18のいずれかに記載の方法。

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