JP2018519462A - 段階的クランクシャフトを用いたユニフロー掃気対向ピストンエンジン内の揺動ジャーナルリストピンの荷重伝達点オフセット - Google Patents

段階的クランクシャフトを用いたユニフロー掃気対向ピストンエンジン内の揺動ジャーナルリストピンの荷重伝達点オフセット Download PDF

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Abstract

段階的クランクシャフトを有するユニフロー掃気対向ピストンエンジンにおける揺動ジャーナル軸受の荷重伝達点オフセットは、対向するピストンの荷重伝達点に対して異なるオフセットを含む。より具体的には、第1のクランクシャフトが第2のクランクシャフトに先行する条件下では、第2のクランクシャフトに対する第1のクランクシャフトのオフセットに比例した、第1のクランクシャフトに結合されているピストンの揺動ジャーナルリストピンの角度オフセットが成されて、動力行程の間にピーク燃焼圧力を受けるときに、リストピンに対する十分な油膜厚さが保証される。【選択図】図7A

Description

[関連出願]
本出願は、2014年8月28日付で米国特許出願公開第2014/0238360号として公開されている、「Rocking Journal Bearings for Two−Stroke Cycle Engines」と題する、2013年2月25日に出願された、所有者が共通の米国特許出願第13/776,656号の主題に関連する主題を有する。
本分野は、段階的クランクシャフトを用いたユニフロー掃気対向ピストンエンジンの揺動ジャーナル軸受を含む。
対向ピストンエンジンの構成はよく理解されている。図1において、エンジン8は、2行程サイクル対向ピストンエンジンの一例を示している。エンジン8は、シリンダ10のような1つ以上のシリンダを含む。シリンダ10は、シリンダブロック内に形成されたシリンダトンネルに保持されたライナ(「スリーブ」と呼ばれることもある)で構成されている。ライナは、ボア12と、ライナ内のそれぞれの端部の近くに機械加工または形成されている、長手方向に変位した吸気ポート14と排気ポート16とを含む。吸気ポートおよび排気ポートの各々は、隣接する開口がシリンダ壁の中実部分(「ブリッジ」とも呼ばれる)によって分離されている1つ以上の周方向開口アレイを含む。いくつかの説明では、各開口を「ポート」と呼ぶ。しかしながら、このような「ポート」の周方向アレイの構成は、図1のポート構造と変わらない。
1つ以上の噴射ノズル17が、吸気ポートと排気ポートとの間で、ライナの側壁を貫通して開口するねじ穴に固定されている。2つのピストン20、22が、シリンダライナのボア12内に配置され、ピストンの端面20e、22eは互いに対向している。便宜上、ピストン20は、吸気ポート14に近接し、吸気ポート14を制御するため、「吸気」ピストンと呼ばれる。同様に、ピストン22は、排気ポート16に近接し、排気ポート16を制御するため、「排気」ピストンと呼ばれる。エンジンは、ほぼ平行な関係で配置され、シリンダのそれぞれの吸気端および排気端の外側に配置された2つの回転可能なクランクシャフト30および32を含む。吸気ピストン20は、シリンダ吸気ポートが位置するエンジン8の吸気端に沿って配置されたクランクシャフト30(「吸気クランクシャフト」と呼ぶ)に結合されており、排気ピストン22は、シリンダ排気ポートが位置するエンジン8の排気端に沿って配置されたクランクシャフト32(「排気クランクシャフト」という)に結合されている。2つ以上のシリンダを有するユニフロー掃気対向ピストンエンジンでは、すべての排気ピストンが排気クランクシャフトに結合され、すべての吸気ピストンが吸気クランクシャフトに結合される。
1つ以上のシリンダを有する対向ピストンエンジンの動作はよく理解されている。一例としてエンジン8を使用すると、ピストン20,22の各々は、ピストンがライナに対して最も外側の位置にあるライナ10のそれぞれの端部の近くの下心(BC)位置と、ピストンがライナに対して最も内側の位置にある上心(TC)位置との間でボア12内で往復運動する。BCにおいて、ピストンの端面は、シリンダのそれぞれの端部とそれに関連するポートとの間に位置決めされ、それによって、ガスの通過のためにポートが開く。ピストンがBCからTCに向かって離れるにつれて、ポートは閉じられる。圧縮行程の間、各ピストンはBCから離れてそのTC位置に向かってボア12内に移動する。ピストンがそのTC位置に近づくにつれて、ピストンの端面間に形成された燃焼室内で空気が圧縮される。燃焼室に燃料が噴射される。圧縮空気の圧力および温度に応答して、燃料が点火し、続いて燃焼し、動力行程においてピストンを外方に駆動する。動力行程の間、対向するピストンはそれぞれのTC位置から外方に動く。TCから移動している間、ピストンはそれぞれのBC位置に近づくまで、関連するポートを閉じたままにする。いくつかの例では、ピストンは、吸気ポート14および排気ポート16が一斉に開閉するように同相で動くことができる。しかし、一方のピストンが他方に同相で先行してもよく、この場合、吸気ポートと排気ポートとは異なる開閉時間を有する。
ピストンの動きに位相差を導入する1つの理由は、吸気ポートを通ってシリンダに入る加圧給気が燃焼生成物(排気ガス)を排気ポートを通ってシリンダから押し出すユニフロー掃気のプロセスを駆動することである。シリンダ内の給気によって排気ガスを置換することが「掃気(scavenging)」である。掃気プロセスは、シリンダを通るガスの動きが給気から排気への一方向であるため、ユニフローである。ユニフロー掃気プロセスを最適化するために、排気ピストン22の運動は、吸気ピストン20の運動に対して前進される。この点で、排気ピストンは吸気ピストンに「先行(リード、lead)する」と言われている。このような整相は、吸気ポート14が開く前に排気ポート16が開き始めるようにし、吸気ポートの前に閉じ始めるようにする。このようにして、加圧給気の流入が開始される前に排気ガスがシリンダから流出し(この間隔を「ブローダウン(blow down)」と呼ぶ)、排気ガスの流出が止まった後も加圧給気がシリンダ内に流入し続ける。これらのイベントの間に、両方のポートは開いている(このとき清掃が発生する)。掃気は、排気ポート16が閉じると終了する。ここで、出口がない場合には、排気ポート16の閉鎖時と吸気ポート14の閉鎖時との間にシリンダ10内に流入し続ける給気がシリンダ10内に捕捉され、吸気ポート14が閉じるとその中に保持される。最後のポート閉鎖によってシリンダ内に保持された給気のこの保持された部分は、「閉じ込められた空気」と呼ばれ、圧縮行程中に圧縮されるのは、この閉じ込められた空気である。
燃焼に応答したピストンの運動は、クランクシャフト30および32に結合され、クランクシャフトを回転させる。クランクシャフトに結合されているピストンに対するクランクシャフトの回転位置は、クランク角(CA)と呼ばれる。クランク角は、クランクシャフトの位置からピストンが動くボアの中心線までの角度として与えられ、ピストンがTCにあるときCA=0°である。対向ピストンエンジン8がユニフロー掃気のために構成されていると仮定すると、排気クランクシャフト32の回転位置を吸気クランクシャフト30に対して、一般的にはクランクシャフトの回転度における「位相オフセット」として表現される、一定の固定量だけ前進させることによって、図2のようにピストン位相差が確立される。これにより、排気ピストン22は、動作サイクル全体を通して対応する量だけ吸気ピストン20に先行する。エンジン動作中に、位相オフセットはクランクシャフトが回転するにつれて維持され、クランクシャフトは「段階的」であると言われる。 より広義には、「段階的クランクシャフト」という用語は、図1のように構成された対向ピストンの2つのクランクシャフトを指し、一方のクランクシャフトの回転運動が、エンジン動作のサイクル全体を通じて固定度数だけ、他方のクランクシャフトの回転運動に先行する。
図1において、ピストン20および22は、ジャーナル軸受42を含むそれぞれの結合機構40によってクランクシャフト30,32に接続されている。2行程サイクルエンジン動作のいくつかの態様では、サイクルの性質に起因して、エンジンの通常の速度および荷重範囲の動作中にジャーナル軸受の荷重反転が起こることは決してあり得ず、または、荷重逆転の持続時間が比較的短くなり得る。このような状況において、軸受に油を補充することは困難である。さらに、軸受の角振動が制限されているとすると、軸受面の間に導入される油は軸受を完全に充填しない。結局、軸受は境界層潤滑モード(「境界潤滑モード(boundary lubrication mode)」とも呼ばれる)で動作し始め、過剰な摩擦、磨耗、および軸受の不具合を招く。関連する特許文献1は、図1のエンジン8に組み込まれる揺動リストピン軸受(「2軸軸受」とも呼ばれる)を含む非反転圧縮荷重の問題に対する解決策を記載および例示している。これに関して、エンジン8の各結合機構40は、特許文献1に記載され、図3に示されたように構成することができる。図1および図3を参照すると、結合機構40は、軸受面47およびリストピン48を有する軸受スリーブ46を含む揺動ジャーナル軸受(rocking−journal bearing)42によってピストン20または22を支持する。スリーブ46は、従来の手段によってピストンの内部構造に固定される。リストピン48は、スリーブの軸受面上で揺動振動(揺動オシレーション、rocking oscillation)するために、ねじ留め具51によってコネクティングロッド50の小端部49に保持される。コネクティングロッド50の大端部53は、従来の締結具(図示せず)によって、それぞれのクランクシャフト30,32のクランクピン54の関連するクランクピン54に固定される。この構造が好ましいが、リストピンが固定され、スリーブがリストピン上の揺動振動のためにコネクティングロッド上に保持される他の構造を限定することや排除するものではない。どちらの場合でも、相対的な揺動が、リストピン48とスリーブ46との間で生じる。
図4に見られるように、リストピン48は、軸方向に離間され、偏心して配置された複数のジャーナルセグメントを含む円筒状部品である。第1のジャーナルセグメントJは、2つのジャーナルセグメントJの間のリストピンの中間部分に形成された環状軸受面を含む。2つのジャーナルセグメントJは、ジャーナルセグメントJのそれぞれの側の、リストピンの対向する両端に形成された環状軸受面を含む。ジャーナルセグメントJは、中心線Aを有する。ジャーナルセグメントJは、中心線Aからオフセットされた中心線Bを共有する。図5に示すように、中心線AおよびBは、コネクティングロッド50の長手方向軸62に直交する線60上で互いから等しい距離だけオフセットされている。図4に見られるように、スリーブ46は、軸方向に離間され、偏心して配置された複数の表面セグメントを含むセグメント化された軸受面を有する半円筒形の部品である。第1の表面セグメントJ´は、2つの表面セグメントJ´の間のリストピンの中間部分に形成された円弧軸受面を含む。2つの表面セグメントJ´は、表面セグメントJ´のそれぞれの側の、スリーブの対向する両端に形成された円弧軸受面を含む。表面セグメントJ´は、中心線A´を有する。表面セグメントJ´は、表面セグメントJ´の中心線A´からオフセットされた中心線B´を共有する。図5に示すように、中心線A´およびB´は、コネクティングロッド50の長手方向軸62に直交する線60´上で互いに等しい距離だけオフセットされている。リストピン48は、コネクティングロッド50の小端部49に取り付けられ、スリーブ46は、軸受面セットJ−J´およびJ−J´が対向するように、ピストンの内部構造に取り付けられる。
作動中、それらが取り付けられているピストンがTC位置とBC位置との間を往復運動するとき、リストピン48とスリーブ46との間の揺動振動運動は、軸受面セットJ−J´とJ−J´が圧縮荷重を交互に受けるようにする。荷重を受けるセグメントは一緒になり、セグメントは別個に荷重を解かれ、これによって、分離しているセグメント表面の間の空間に油膜が入ることが可能になる。軸受面セットが均等に荷重され、振動方向によって荷重が一方の軸受面セットから別の軸受面セットへとますます伝達されていくときに、軸受の振動中に「荷重伝達点」が生じる。2行程エンジンの1全サイクルの間、この点はピストンがTCからBCに移動するときに1回、および、ピストンがBCからTCに移動するときにもう1回の2回横切られる。図5に示すように、クランクシャフト間の角度オフセットが0°であることによって、ピストンの荷重伝達点は、0°(ピストンがそれぞれのTC位置にあるとき)および180°(ピストンがそれぞれのBC位置にあるとき)のクランクシャフト位置またはその付近に生じる。
荷重伝達点を位置決めすることは、ピーク周期強度を有する連続的な圧縮荷重を有する従来の2行程エンジンの動作において重要であることが認識されている。例えば、特許文献2は、軸受面間の油膜の最小化を回避するようにサイクルピーク荷重点(ピストンTC位置の直後に生じる)に続いて生じるように荷重伝達点を位置決めすることを開示している。しかしながら、各シリンダ内に単一のクランクシャフトと単一のピストンがあることによって、各揺動ジャーナルインターフェースは、各サイクルで同時に同じ荷重伝達点に構成されている。
特許文献2が考慮していないことは、排気クランクシャフトが吸気クランクシャフトに先行する、2行程サイクル対向ピストンエンジンにおいて同じ荷重伝達点にすべてのピストン揺動ジャーナルを設定すると、排気ピストン内の同じリストピンセグメントがますます高い荷重状態にさらに移行し、その後、ピストンがBCに近づくにつれて荷重が減少することである。吸気リストピンセグメントと比較すると、排気リストピンセグメントの荷重のこのシフトは、動力行程中に影響を受けるリストピンセグメント(JまたはJ)上の最小油膜厚さ(MOFT)を低くし、圧縮行程中に荷重を受けるセグメント上のMOFTを高くし、これは揺動ジャーナル潤滑方式において望ましくない影響である。
段階的クランクシャフト(phased crankshaft)を有するユニフロー掃気対向ピストンエンジンにおける揺動ジャーナル軸受の荷重伝達点オフセットは、吸気ピストンの荷重伝達点と排気ピストンの荷重伝達点とに対して異なるオフセットを含む。例えば、排気クランクシャフトが吸気クランクシャフトに先行する条件下では、吸気クランクシャフトに対する排気クランクシャフトのオフセットに比例した排気揺動ジャーナルリストピンの角度オフセットが成されて、動力行程の間にピーク燃焼圧力を受けるときに、軸受ジャーナルのインターフェースに対する十分な油膜厚さが保証される。
場合によっては、荷重伝達点オフセットは、クランクシャフト先行に比例して荷重伝達点をオフセットするピストンとコネクティングロッドとの界面の小端部に対して揺動ジャーナルリストピンの円弧位置を選択することによって効果を発揮する。この荷重伝達点のオフセットにより、全エンジン動作サイクル中にピストンのTCの後、かつ最大荷重の前にリストピンに対するピーク荷重条件が発生する。荷重伝達点のこのオフセットは、揺動ジャーナル軸受の荷重状況(loading regime)をクランクシャフトサイクルの後期にシフトさせ、それによって、動力行程および圧縮行程中に荷重されたジャーナルセグメントに適切な油膜厚さが提供される。
「従来技術」と適切にラベリングされている、2行程サイクル対向ピストンエンジンの概略図である。
「従来技術」と適切にラベリングされている、対向ピストンエンジンの2つのクランクシャフト間の位相オフセットを示すグラフ図である。
「従来技術」と適切にラベリングされている、揺動ジャーナル軸受を含むピストン結合機構の分解斜視図である。
「従来技術」と適切にラベリングされている、図3の揺動ジャーナルの軸受面を示す概略図である。
「従来技術」と適切にラベリングされている、第1の荷重伝達点を有する揺動ジャーナルを備えたピストン結合機構の図である。
第2の荷重伝達点が第1の荷重伝達点からオフセットされている揺動ジャーナルを備えたピストン結合機構の図である。
エンジン動作サイクルにおける連続点における吸気および排気ピストン結合機構の相対位置を示す概略図である。 エンジン動作サイクルにおける連続点における吸気および排気ピストン結合機構の相対位置を示す概略図である。
エンジン動作サイクル中の図7Aおよび図7Bの吸気および排気ピストンに作用する力を示すグラフ図である。
軸受に対する荷重伝達点オフセットが0°である、様々な排気クランクシャフト先行の吸気および排気ピストン揺動ジャーナルリストピンの軸受セグメントに対する最小油膜厚さ(MOFT)の値を示すグラフ図である。
軸受に対する荷重伝達点オフセットが0°および2°である、様々な排気クランクシャフト先行の排気ピストン揺動ジャーナルリストピンの軸受セグメントに対するMOFTの値を示すグラフ図である。
軸受に対する荷重伝達点オフセットが0°および2.5°である、様々な排気クランクシャフト先行の排気ピストン揺動ジャーナルリストピンの軸受セグメントに対するMOFTの値を示すグラフ図である。
固定クランクシャフト位相調整:図1によるユニフロー掃気対向ピストンエンジンの対向する一対の排気および吸気ピストンのためのピストン結合機構が、図5に示すような揺動ジャーナル軸受を用いて組み立てられると仮定する。排気クランクシャフトと吸気クランクシャフトとの間の角度オフセットが0°の場合、排気および吸気ピストンの荷重伝達点は、おおよそ、180°離れたクランクシャフト位置(例えば、0°および180°)で生じる。ここで、排気クランク軸が吸気クランクシャフトに対してxのクランク角だけ位相が前進されていると仮定する。この場合、図6に示すように、固定角度オフセットΦが排気ピストンの揺動ジャーナル軸受のリストピンに加えられ、その結果、排気ピストンの荷重遷移点が遅れる。換言すれば、排気揺動ジャーナル軸受の荷重伝達点は、角度オフセットΦだけシフトされる。この点に関して、オフセットΦは、結合ロッドの長手方向軸と、リストピンの中心線AおよびBを結ぶ線60との間で測定される。したがって、排気ピストンがTCまたはBCにあるとき、J−Jリストピンジャーナルセグメントは、J´−J´軸受面セグメントに対してΦだけ回転される。このオフセットは、例えば、ねじ留め具51を受け入れるねじ付き凹部52(図3に最もよく示されている)の周方向の位置決めによってもたらされてもよい。図6に示される角度オフセットのCCW方向は限定であるようには意図されていないことは明らかである。
固定角度オフセットΦを排気ピストンの揺動ジャーナル軸受のリストピンに適用する効果が、図7Aおよび図7Bに示されている。角度オフセットの原理を単に示すものであって、限定することを意図していないこれらの図では、視点はエンジンの後部から前部に向かっており、クランクシャフト30および32は両方とも時計回り方向に回転している。排気クランクシャフト32がCA=0°にあるとき、排気ピストン22はTCにあり、そのリストピンはまだ荷重伝達点まで回転していない。このとき、吸気クランクシャフト30はCA=(0−x)°にあり、吸気ピストン20はTCに迫っており、そのリストピンはまだ荷重伝達点まで回転していない。その後、排気クランクシャフト32がCA=(0+x)°まで前進すると、排気ピストン22はTCを過ぎており、そのリストピンは荷重伝達点まで回転している。このとき、吸気クランクシャフト30はCA=0°にあり、吸気ピストン20はTCにあり、そのリストピンは荷重伝達点まで回転している。燃焼は、ピストンがそれぞれのTC位置を通って移動した後短時間で発生すると仮定すると、シリンダ圧力、および結果としてのピストンに対する荷重は、圧縮行程から動力行程への移行時にピークに達する。図8は、固定角度オフセットΦを排気ピストンの揺動ジャーナル軸受のリストピンに適用した所望の結果を示す。曲線70は、吸気クランクシャフト30のCAに対する吸気ピストン20の端面20eに作用する燃焼圧力を示し、曲線72は、排気クランクシャフト32のCAに対する排気ピストン22の端面22eに作用する燃焼圧力を示す。好ましくは、揺動ジャーナルの各々における対向する軸受セグメントの一方のセットから他方の軸受セグメントセットへの圧縮荷重伝達は、周期的ピーク荷重の発生に近接して先行する各サイクル中に生じる。吸気ピストン20に関しては、これは、CA=0°またはそれに非常に近い位置(吸気ピストンがTCにあるかまたはそれに非常に近いとき)において生じる。排気ピストンが先行するとき、TC(CA=0°)の十分後に周期的ピーク荷重が発生し、したがって、角度オフセットなしに、排気ピストンの荷重伝達点が、排気ピストンが周期的ピーク荷重を受ける十分前に生じる。本開示による角度オフセットによって、排気ピストンの荷重伝達点は、曲線72上で75°で生じ、これはピストンのTCに続くが、吸気ピストンと同程度に、周期的ピーク荷重の発生に先行する。
実施例:エンジン仕様が、排気クランクシャフトと吸気クランクシャフトとの間の好ましい位相差xを示すと仮定すると、好ましい角度オフセットΦは、例えばロッキングジャーナル特有の質量保存有限要素モデルによって経験的に決定することができる。この実施例によれば、位相差は4°≦x≦12°の範囲内の固定値であり、すなわち、排気クランクシャフト32が吸気クランクシャフト30にxだけ先行する。図9〜図11はこの実施例を示し、排気クランクシャフト先行がこの範囲内で変化するときに、吸気ピストンリストピン(MOFT J INTおよびMOFT J INT)および排出ピストンリストピン(MOFT J EXおよびMOFT J EX)上のJおよびJジャーナルセグメント上のMOFTがどのように影響され得るかを示す。限定であるようには意図されていないこの実施例では、吸入および排気ピストン揺動ジャーナルは、動力行程中にJセグメントが荷重され、圧縮行程中にJセグメントが荷重されるように組み立てられる。
図9に示すように、4°の排気クランクシャフト先行の吸気ピストン揺動軸受ジャーナルについて、JジャーナルセグメントはJセグメントよりも約0.2μm少ないMOFTを有する。これは、ジャーナルセグメント間の伝達がTCの近くで行われるためである。4°の排気クランクシャフト先行では、吸気ピストンのピークシリンダ圧力は、より高い排気クランクシャフト先行よりもさらにそのサイクル内で生じる。Jセグメントは、低荷重におけるBCからTCに近づくまで荷重を伝達および運搬する。その後、荷重伝達は、Jセグメントに対して行われ、Jセグメントは、初期の高荷重を感知し、ピークシリンダ圧力(PCP)まで荷重を増加させる。より高い排気クランクシャフト先行では、吸気ピストンのピーク荷重は、サイクル内で早期に、伝達点のより近くに発生する。Jセグメントは荷重をPCPのより近くに運搬し、結果としてMOFTが減少し、JセグメントはPCPにより近い点で荷重を受け入れ、その結果MOFTが増加する。12°の排気クランクシャフト先行においてJセグメントは最高ピーク荷重を受け、MOFTが最も低くなり、J伝達は、PCPの非常に近くで生じ、高い初期スクイズ、および、8度の排気クランクシャフト先行よりもわずかに低いMOFTを引き起こす。全体的に、JおよびJジャーナル上の吸気ピストンピンMOFTは、試験に必要な排気クランクシャフト先行の範囲全体にわたって十分であり、合理的にバランスが取れている。伝達点を変更するためのリストピンの初期半径方向位置の操作は、吸気ピストンにとって必要でもなく、有益でもない。
図9に示されているように、排気ピストンリストピン上のMOFTはあまりバランスがとれていない。排気クランクシャフト先行が増加するにつれて、JおよびJセグメント上のMOFTは発散する。PCPがサイクルの早期に発生する吸気ピストンとは異なり、排気クランクシャフトの先行が増加すると、排気ピストンPCPはサイクルの後期に発生する。排気Jセグメントは、排気クランクシャフト先行の増加に伴ってピーク荷重の減少を受け、Jセグメントは、排気クランクシャフト先行の増加に伴ってPCPまで、より長い正の荷重傾斜に移行する。変動する荷重状況の結果、Jセグメント上のMOFTが増加し、排気ピストンリストピンのJセグメント上のMOFTが減少する。JセグメントのMOFTを向上させ、排気ピストンリストピン上のJセグメントとJセグメントとの間のMOFTのバランスをより均等にするために、固定角度オフセットがリストピンに適用され、結果として伝達点が遅れてJセグメントがより高い荷重を受け入れるようにし、結果としてMOFTがより低くなり、Jセグメントはより短い圧力傾斜を有し、結果としてMOFTはより高くなる。
排気ピストンピンに2°の初期ピストンリストピン角度オフセットを加える効果を図10に示す。図に示すように、排気ピストンリストピンに2°の初期角度回転を加えることの効果は、Jセグメント上のMOFTがより高くなり、排気クランクシャフトの先行範囲にわたってJセグメント上のMOFTがより低くなることである。排気ピストンリストピン上の2°の角度オフセットによって、JおよびJセグメントのMOFTは4°の排気クランクシャフト先行でよくバランスがとれ、排気クランクシャフト先行が増加するにつれて、MOFTは発散する。2.5°の排気クランクシャフト先行のより大きい排気ピストンリストピン初期角度位置の効果を図11に示す。排気ピストンピンの角度オフセットを2°から2.5°に増加させる結果として、8°および12°の排気クランクシャフト先行におけるよりバランスのとれたMOFTが得られるが、4°の先行におけるJセグメント上の全体的な最小のMOFTはわずかに低くなる。排出ピストンピンの荷重点伝達オフセットがさらに増加する結果として、JセグメントMOFTがさらに減少し、これは望ましくない。図9〜図11の例が示唆するように、排気ピストンリストピンの荷重伝達点の最適な初期オフセットがある。具体的には、この例は、4°〜12°の排気クランク先行に対して、最適値が2°と2.5°の間にあることを示唆している。当然のことながら、この例で使用される範囲および値は例示的なものであり、限定的であると見なされるべきではない。
可変クランクシャフト位相調整:2重クランクシャフト動作のいくつかの態様では、動的に可変のクランクシャフト位相調整のために対向ピストンエンジンを装備することが望ましい場合がある。これに関しては、例えば、2014年10月9日付で米国特許出願公開第2014/0299109号明細書として公開されている「Dual Crankshaft, Opposed−Piston Engines With Variable Crank Phasing」と題する、2013年4月8日付で出願された、所有者が共通の米国特許出願第13/858,943号を参照されたい。例えば、エンジン速度、エンジン荷重、給気流量、給気組成、または可能性として他のエンジン条件などの可変エンジン条件に応じてエンジン性能を最適化するために、一方のクランクシャフトのクランク角を他方のクランクシャフトに対して動的に位置決めまたは変更することができる。そのような場合、第1の揺動ジャーナル軸受の荷重伝達点は、一定範囲のクランクシャフト先行、例えば図9〜図11に示す4°〜12°の範囲にわたって有効であるように選択することができる。そのような場合、リストピンの角度オフセットは、何らかの範囲のクランクシャフト先行内の設計および性能要件に従って選択された何らかのCAで固定されたままである。したがって、揺動ジャーナル要素(例えば、リストピン)の角度オフセットは、所定のCA範囲にわたって固定クランクシャフト位相調整または動的クランクシャフト位相調整のいずれかに適用することができる。
本開示は、段階的クランクシャフトを備えた対向ピストンエンジンにおける揺動ジャーナルリストピンの荷重伝達点オフセットの特定の実施形態を記載しているが、これらの実施形態は、本開示の基本原理の単なる例として述べられている。したがって、実施形態はいかなる限定的な意味においても考慮されるべきではない。
米国特許出願第13/776,656号明細書 米国特許第3,762,389号明細書

Claims (8)

  1. 第1の回転可能なクランクシャフトおよび第2の回転可能なクランクシャフト(32,30)と、
    第1のコネクティングロッド(40,50)によって前記第1のクランクシャフト(32)にそれぞれ相互接続されている第1のピストン(22)、および、前記第1のピストンに対向し、第2のコネクティングロッド(40、50)によって前記第2のクランクシャフト(30)と相互接続されている第2のピストン(20)を有する1つ以上のシリンダ(10)と、
    前記第1のピストンと前記第1のコネクティングロッドとの間に配置されており、軸受面(J、J´、J、J´)の複数のセットを含む、第1の揺動ジャーナル軸受(42)と、
    前記第2のピストンと前記第2のコネクティングロッドとの間に配置されており、対向する軸受面(J、J´、J、J´)の複数のセットを含む、第2の揺動ジャーナル軸受(42)であって、各揺動ジャーナル軸受は、エンジン動作の連続的なサイクルの間に、軸受面の1つのセットから、対向する軸受面の別のセットへと圧縮荷重伝達が行われるそれぞれの荷重伝達点を有する、第2の揺動ジャーナル軸受(42)と、を有し、
    前記第1のクランクシャフト(32)は、クランク角xだけエンジン動作中に前記第2のクランクシャフト(30)に先行するように位置決めされている、ユニフロー掃気対向ピストンエンジン(8)において、
    前記第1の揺動ジャーナル軸受の前記荷重伝達点(75)は、対向する軸受面の1つのセットから別のセットへの荷重伝達が周期的ピーク荷重の発生に近接して先行する各サイクル中に生じるように選択され、
    前記第2の揺動ジャーナル軸受の前記荷重伝達点は、対向する軸受面の1つのセットから別のセットへの荷重伝達が前記周期的ピーク荷重の発生に近接して先行する各サイクル中に生じるように選択されることを特徴とするユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  2. 前記第1のクランクシャフトが前記第2のクランクシャフトに先行する前記クランク角は、4°≦x≦12°の範囲内の値xを有することを特徴とする請求項1に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  3. 前記第1の揺動ジャーナルの前記軸受面の複数のセットは、リストピン(48)上に形成されている、複数の軸方向に離間され、偏心して配置されたジャーナルセグメント(J、J、J)と、スリーブ(46)のセグメント化された軸受面上に形成されている、複数の対応する軸方向に離間され、偏心して配置された表面セグメント(J ´、J ´、J ´)とを含み、前記リストピンジャーナルセグメントは、前記軸受面セグメントに対して角度オフセットΦだけ回転されていることを特徴とする請求項2に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  4. 角度オフセットΦが2°≦Φ≦4°の範囲内の値を有することを特徴とする請求項3に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  5. 前記リストピンは、前記スリーブの前記セグメント化された表面に対して揺動振動するように、前記第1のコネクティングロッドの小端部に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  6. 前記クランク角xが固定または可変であることを特徴とする請求項1に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  7. 前記第1のクランクシャフトが排気クランクシャフトであり、前記第2のクランクシャフトが吸気クランクシャフトであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジン。
  8. 前記第1のクランクシャフトおよび前記第2のクランクシャフトに、前記端面の間で前記第1のピストンの端面と前記第2のピストンの端面との間でユニフロー掃気対向ピストンエンジン内に形成された燃焼室での燃焼に応答して回転させるステップと、
    前記第2のクランクシャフトの回転に先行するように、前記第1のクランクシャフトを回転させるステップと、
    前記第1の揺動ジャーナルの前記荷重伝達点を、前記第1のクランクシャフトの回転に対して測定される第1のクランク角において発生させるステップと、
    前記第2の揺動ジャーナルの前記荷重伝達点を、前記第2のクランクシャフトの回転に対して測定される第2のクランク角において発生させるステップと
    によって、ユニフロー掃気対向ピストンエンジンを動作させる方法であって、
    前記第1のクランク角は、前記第2のクランク角よりも大きい、
    請求項1に記載のユニフロー掃気対向ピストンエンジンを動作させる方法。
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