[10] 本明細書で使用される場合、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明らかにその他の意味を指定しない限り、複数形の参照を含む。本明細書で使用される場合、2つ以上の部分又は構成要素が「連結されている」という表現は、それらの部分が、直接、又は間接的に、すなわち、結合が発生する限り、1つ又は複数の介在部分又は構成要素を通じてつながれているか、又は共に動作することを意味するものとする。本明細書で使用される場合、「直接連結された」とは、2つの要素が互いと直接接していることを意味する。本明細書で使用される場合、「固定的に連結された」又は「固定された」とは、2つの構成要素が、互いに対して不変の向きを保ちながら、1つのものとして動くように連結されていることを意味する。
[11] 本明細書で使用される場合、「単体の」という単語は、構成要素が単一の部片又はユニットとして作られることを意味する。すなわち、別々に作られてからユニットとして共に連結された部片を含む構成要素は、「単体の」構成要素又は構成体ではない。本明細書で用いられる場合、2つ以上の部分又は構成要素が互いと「係合する」という表現は、それらの部分が、直接、又は1つ若しくは複数の介在する部片若しくは構成要素を通じて、互いに対して力を及ぼすことを意味するものとする。本明細書で用いられる場合、「数」という用語は、1又は1より大きい整数(すなわち複数)を意味するものとする。
[12] 本明細書で使用される方向を表す表現、例えば、限定されないが、上、下、左、右、上方、下方、前、後ろ、及びそれらの派生形は、図面に示される要素の向きに関係し、請求項で明示的に述べられない限り、請求項を制限しない。
[13] 介護は時間のかかる活動であり得る。例えば、介護者は、介護を提供するために一週間当たり平均して20時間以上を費やす。この介護は、日常生活動作(activities of Daily Living、ADL)及び手段的日常生活動作(Instrumental Activities of Daily Living、IADL)両方の援助を含む可能性がある。無償の介護者によって支援されるIADLには、移動(運転及び手配の両方)、家事、食料品の買出し、食事の準備、財政管理、投薬、有料サービスの手配(例えば、在宅看護師、食事の宅配)及び/又は他の活動が含まれる。自分自身の家庭も管理しながら、近親者のためにこれらの活動を管理することは、多大な負担になり得る。さらに、家庭で子どもの世話をする一方で、病気のある親の介護もする「サンドイッチ世代」は、さらに多大な負担に直面する。
[14] しばしば、複数人の介護者が介護の提供及び管理を援助する。例えば、3人の子どもがいる家族で、1番目の子どもが近親者の一番近くに住んでおり、そのため緊急事態及び投薬の責任を引き受ける。2番目の子どもは比較的近くに住んでいるが、平日はフルタイムの仕事がある。しかし、2番目の子どもは、週末には普段の家庭活動の介護を提供することができる。3番目の子どもは、別の州に住んでおり、日常的な介護を援助することはできない。しかし、3番目の子どもは、財政の管理、有料サービスの手配、及び/又は他の子どもに精神的な支援を提供することにより、遠くから貢献することができる。隣人、家族の友人、及び/又はその他の者が、時折1つ又は複数の活動タスク(例えば、造園、移動、及び/又は食事)を支援することができる。
[15] 本明細書及び特許請求の範囲を通じて、第1の介護者及び/又は第2の介護者を含む例を使用する(下記で説明する)。これは制限を意図するものでないことに留意すべきである。システム10は、被介護者及び/又は任意数の介護者に関して、本明細書に記載されるように機能するように構成される。
[16] 図1は、被介護者の介護に基づく活動推薦エンジンを提供するように構成されたシステム10を図示する。システム10は、1つ又は複数の実施形態によれば、介護の推薦及び/又は通知を生成し、それらを介護者に分配し、それにより被介護者の介護を向上させ、介護者間の通信を改善し、介護を管理及び/又は連携する介護者の負担を緩和し、介護者間の通信を改善し、及び/又は他の機能を行う。介護者には、被介護者の友人、被介護者の家族員、医師、看護師、及び/又は被介護者に関係する他のユーザが含まれる。例えば、システム10は、被介護者が受ける介護を改善し、1人だけの主要な介護者にかかる負担を軽減し、被介護者と介護者との間の通信を改善し、及び/又は他の目的のために、活動要求を生成し、並びに/又はそれを被介護者及び/若しくは介護者に提供するように構成される。いくつかの実施形態では、システム10は、1人の介護者に関与する活動に関する情報を別の介護者と共有するように構成される。いくつかの実施形態では、システム10は、1人又は複数の介護者の活動、及び待ち行列中の活動タスクを監視、追跡、及び/又は定量化するように構成される。いくつかの実施形態では、システム10は、介護者間の対話を監視、追跡、及び/又は定量化するように構成される。いくつかの実施形態では、システム10は、関係の基礎となるか、及び/又はその他の形で親近性を築く介護者間の通信を向上させる推薦及び/又は通知を生成するように構成される。例えば、システム10は、1人で(又はほぼ1人で)暮らしている特定の介護者の活動に関する情報を、その特定の介護者と毎日物理的的に一緒にいることはできない家族員と共有するように構成される。本開示に記載されるように情報を共有し、活動要求を能動的及び/又は受動的に提供することにより、特定の介護者と家族員間の対話を改善することができる(例えば、より頻繁に、より積極的に、より互恵的に、より関わりが深く、より協力的になるか、及び/又はその他の形で改善される)。いくつかの実施形態では、システム10は、介護者間の通信を助けるように構成される。
[17] いくつかの実施形態では、システム10は、被介護者12のニーズを特定し、それに対応する活動タスクを生成し、次いで、活動タスクの1つ又は複数を遂行するための時間とリソースを持つ介護者を見つける。いくつかの実施形態では、システム10は、被介護者12及び/又は介護者の1人又は複数が手動で活動タスクを生成するように構成される。例えば、ニーズを特定し、それに対応する活動タスクを生成することは、被介護者及び/又は1人又は複数の介護者によって手動で生成された(例えば、関連するコンピューティングデバイスを介して入力、選択、電子メール送信、携帯メール送信等された)1つ又は複数の活動タスクを取得することを含む。被介護者12のニーズには、被介護者12の1つ又は複数の計画又は責任であり得る活動タスクが含まれる。介護者は、被介護者12の1つ又は複数のニーズ、要望、及び/又は必要性を満たす活動タスクを行う。システム10は、デジタルカレンダーを管理し、個々の介護者の場所、及び/又は介護者が活動タスクを遂行する現在の能力を決定するために、スマートフォンの接続を可能にする。システム10は、サークルを使用して個々の介護者の作業量を評価し、及び/又はサークル内の個々の介護者に合わせた介護活動を提供する。介護者をサークルに分けて(例えば、家族、親しい友人、友人、隣人、同僚、及び/又はその他)、特定の活動タスクがそのサークルに適するかどうかを決定することができる。例えば、家族や医療専門家のサークルは、細菌感染した傷の手当てをそれほど厭わないのに対し、隣人は、夕食を作って運ぶことを厭わない可能性がある。システム10は、介護者の技量及び/又は介護者の予定に合う、提案される活動に基づいて介護者の活動を推薦する。システム10は、1人の介護者(例えば、中央介護者)が手一杯になったときには、(1つ又は複数の)サークル内の他の介護者に認識を提供する。複数の活動タスクを達成しようとする複数の人々は、注意深く連携させる必要がある。連携は、個人的な福祉と健康を活動タスクに依拠している近親者に関係する場合には、よりストレスの多いものになり得る。システムは、タスクが割り当てられる、及び/又は遂行されることを保証するように、介護者サークル(例えば、関係する介護者のグループ)に支援を提供する。
[18] システム10は、1つ又は複数のネットワーク34、コンピュータプログラムコンポーネントを実行するように構成された1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサ20、ユーザインターフェース30を備えた1つ又は複数のクライアントコンピューティングプラットフォーム32、電子記憶装置16、1つ又は複数のセンサ18、外部リソース36、及び/又は他のコンポーネントを備える。システム10は、被介護者12を支援する介護者の負荷分散を可能にする(例えば、1人だけの介護者が手一杯にならないように介護者に活動タスクを通信する)ために、被介護者12の介護に基づく活動推薦エンジン14を提供するように構成される。コンピュータプログラムコンポーネントには、情報コンポーネント22、タスクコンポーネント24、指標コンポーネント26、通信コンポーネント28、及び/又は他のコンポーネントが含まれる。
[19] 図1に示されるように、システム10は、1つ又は複数の外部リソース36及び/又はコンピューティングプラットフォーム32と通信及び/又は連携して動作する。介護者は、クライアントコンピューティングプラットフォーム32のユーザインターフェース30を介して、システム10及び/又は外部リソース36と接触することができる。システム10のコンポーネントは、1つ又は複数の電子通信リンクを介して動作的に結合される。例えば、そのような電子通信リンクは、少なくとも部分的に、インターネット及び/又は他の(通信)ネットワークなどのネットワーク34を介して確立される。これは制限を意図するものではなく、本開示の範囲は、コンポーネント同士が何らかの他の通信媒体を介して動作的に結合される実施形態を含むことが認識されよう。
[20] 電子記憶装置16は、被介護者プロフィール情報、介護者情報、活動タスク(下記で説明する)、活動タスク待ち行列(下記で説明する)、及び/又は他の情報を記憶するように構成される。被介護者プロフィール情報には、被介護者12の面会予約に関連する予定データ、被介護者12の治療予定、被介護者12のニーズ、被介護者12の健康記録、被介護者12の保険情報、及び/又は被介護者12のニーズに関連する他の情報が含まれる。介護者情報には、個々の介護者についての予定情報、リソース情報(例えば、介護者が自動車/芝刈り機等を所有しているか否か、介護者が医療機器、財政リソース、特定の技能及び/又は力量を持っているか否か等)、関係情報(例えば、介護者と被介護者12との間柄)、履歴情報(介護者がこれまでにどのように被介護者12を援助してきたか)、場所情報(介護者がどれほど被介護者12から離れているか)、及び/又は他の情報が含まれる。電子記憶装置16は、被介護者プロフィール情報及び/又は介護者プロフィール情報を、ユーザインターフェース30、センサ18、外部リソース36(例えば、データベース、ワールドワイドウェブ、及び他のデータ供給源)、並びに/又は他の情報の所在場所から取得する。電子記憶装置16は、被介護者12の被介護者プロフィール情報を、被介護者12に関連付けられた電子被介護者プロフィールに記憶する。被介護者プロフィール情報は、被介護者12の介護ニーズに関連する情報及び/又は他の情報を含む。例えば、電子記憶装置16は、健康保険情報、アレルギー情報、血液型、DNA情報、及び/又は被介護者12に関連する他の個人的な健康データを含む。被介護者プロフィール情報は、被介護者12の面会予約及び/又は被介護者12の治療予定に関連する予定データを含む。電子記憶装置16は、ユーザインターフェース30、1つ又は複数のセンサ18、コンピューティングデバイス32、及び/又は被介護者12に関連するデータの他の供給源を介して取得された、被介護者12に関連する情報を記憶する。
[21] 電子記憶装置16は、被介護者12に関して生成された活動タスクの活動待ち行列(下記で説明する)を記憶する。活動待ち行列は、優先順位が付けられた活動タスクを含む。活動待ち行列中の活動タスク項目は、特定の介護者に能動的に割り当てられるか、又は介護者によって電子記憶装置16に受動的に要求される。
[22] 電子記憶装置16は、介護者の介護者プロフィール情報を記憶する。介護者プロフィール情報は、個々の介護者についての予定情報、リソース情報、関係情報、履歴情報、場所情報、及び/又は他の情報を含む。介護者プロフィール情報は、対応する個々の介護者プロフィールに記憶される、個々の介護者の介護者プロフィール情報を含む。この情報は、介護者の都合がよい、及び/又は都合が悪い日及び時間を含む。この情報は、介護者がタスクを行うために利用することが可能なリソース(例えば、自動車、芝刈り機、財政リソース、特定の技能及び/又は技量等)を含む。いくつかの実施形態では、この情報は、介護者が提供することができる技能を含む。例えば、介護者が看護師又は医師である場合、その1人の介護者は、会計士である介護者とは異なるサービスを被介護者12に提供することができる。両方の介護者とも、被介護者12に必要なサービスを提供することができる。
[23] 関係情報は電子記憶装置16に記憶される。いくつかの実施形態では、関係情報は、ある活動タスクが介護者の関係及び/又はサークルに適するかどうかを決定する。例えば、隣人は、時折夕食を作る、及び/又は郵便受けを確認するのに都合がつく可能性がある。しかし、隣人の関係は、病人用便器を交換するには快適でない可能性がある。より近い関係(例えば、息子や娘)は、病人用便器の交換を含むあらゆる活動タスクを提供することを厭わない可能性がある。この情報を電子記憶装置16に記憶して、活動タスクの適正な割り当てを可能にする。
[24] 電子記憶装置16は履歴情報を記憶する。履歴情報は、特定のタスクを行う意思及び力量両方の強い示唆を提供する。例えば、介護者が普段土曜日に被介護者12のために食料品を買っている場合、その介護者には、次の土曜日に食料品の買出しを行うように要求して妥当である。履歴情報は、追加的な活動タスク要求を可能にする。例えば、介護者に、土曜日に食料品の買出しをする間に、隣の薬局で処方箋の薬を出してもらうように要求することができる。
[25] 場所情報は電子記憶装置16に記憶される。活動タスクの中には、個々の介護者の住居情報に基づいて行いやすい又は行うことが難しいものがある。例えば、州の外に住んでいる1人の介護者は、普段の食料品の買出しをすることはできないが、被介護者12の財政の管理をすることはできる。いくつかの実施形態では、特定の時間における介護者の場所によって、特定の活動タスクを割り当てる。例えば、1人の介護者が食料品の買出しをするときに特定の食料品を購入する活動タスクを割り当てる。介護者が、被介護者12が頻繁に訪れる病院や医師の診療所の近くで働いている場合もある。
[26] 電子記憶装置16は、電子的に情報を記憶する電子記憶媒体を備える。電子記憶装置16の電子記憶媒体は、システム10と一体的に(すなわち、実質的に取り外し不可能に)提供されるシステム記憶装置、及び/又は、例えば、ポート(例えば、USBポート、ファイアワイヤポート等)又はドライブ(例えば、ディスクドライブ等)を介して、取り外し可能にシステム10に接続可能な取り外し可能記憶装置の一方又は両方を備える。電子記憶装置16は、光学的に可読の記憶媒体(例えば、光学ディスク等)、磁気的に可読の記憶媒体(例えば、磁気テープ、磁気ハードドライブ、フロッピードライブ等)、電荷に基づく記憶媒体(例えば、EEPROM、RAM等)、固体状態記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ等)、及び/又は他の電子的に可読の記憶媒体の1つ又は複数を備える。電子記憶装置16は、ソフトウェアアルゴリズム、プロセッサ20によって決定された情報、ユーザデバイス12を介して受け取られた情報、及び/又はシステム10が適正に機能することを可能にする他の情報を記憶する。電子記憶装置16は、(全体若しくは一部が)システム10内にある独立したコンポーネントであるか、又は電子記憶装置16は、システム10の1つ若しくは複数の他のコンポーネントと(全体若しくは一部が)一体的に提供される。
[27] 外部リソース36は、活動情報及び/又は他の情報の供給源(例えば、第3者の情報源、ウェブサイト、医療デバイス、フィットネスデバイス、歩数計、活動トラッカー、被介護者12に取り付けられる、及び/又は被介護者12によって着用される個人デバイス、家庭用電気器具、消費者電子製品、テレビ、電話等)、システム10に関係する外部エンティティ、及び/又は他のリソースを含む。いくつかの実施形態では、本明細書において外部リソース36に属するとされる機能の一部又はすべてが、システム10に含まれるリソースによって提供される。例えば、外部リソース36は、被介護者12の1つ又は複数の生理学的特性を測定及び/又は監視するように構成された腕時計を含む。いくつかの実施形態では、外部リソース36は、1つ又は複数のセンサ18を含む。システム10の1つ又は複数のコンポーネントは、データベース、センサ18、電気器具、腕時計、及び/又は他の外部リソース36にアクセスする。
[28] センサ18は、生理学的パラメータ、環境パラメータ、及び/又は被介護者に固有の(医学的)パラメータ、及び/又は被介護者12に関連する他の情報若しくはパラメータを伝達する出力信号を生成するように構成される。システム10は、生成された出力信号のいずれかを使用して被介護者12を監視することができる。いくつかの実施形態では、伝達される情報は、被介護者12の状態及び/又は体調、被介護者12の運動、被介護者12の覚醒度及び/又は睡眠状態、被介護者12の呼吸、被介護者12の心拍数、被介護者12の呼吸数、1つ又は複数の体温、末梢又は中心動脈血の酸素飽和度(SpO2)を含む被介護者12の生命兆候に関連付けられたパラメータ、及び/又は他のパラメータに関連する。いくつかの実施形態では、1つ又は複数のセンサ18は、例えば、立体視、全地球測位システム(GPS)情報、及び/又は他の情報により、被介護者12の位置及び/又は場所に関連する情報を伝達する出力信号を生成する。場所は、被介護者12の3次元の場所、被介護者12の2次元の場所、被介護者12の特定の身体部分(例えば、眼、腕、脚、顔、頭、額、及び/若しくは被介護者12のその他の解剖学的部分)の場所、被介護者12の姿勢、被介護者12若しくは被介護者12の1つ若しくは複数の解剖学的部分の向き、及び/又は他の場所である。いくつかの実施形態では、1つ又は複数のセンサ18は、被介護者12の発話及び/又は他のユーザとの対話に関連する情報を伝達する出力信号を生成する。例えば、特定の外部リソース36が、被介護者12の対話を監視、追跡、及び/又は定量化する。例えば、センサ18は、光センサ、光学センサ、温度センサ、圧力センサ、重量センサ、電磁気(EM)センサ、赤外線(IR)センサ、マイクロフォン、トランスデューサ、静止画カメラ、ビデオカメラ、及び/又は他のセンサ、並びにそれらの組み合わせ、の1つ又は複数を含む。
[29] 図1における1つの部材を含むセンサ18の図示は、制限を意図するものではない。システム10は1つ又は複数のセンサを含むことができる。図1におけるセンサ18に関する特定の記号又はアイコンの図示は、例示的なものであり、決して制限を意図するものではない。1つ又は複数のセンサ18から生じた信号又は情報は、プロセッサ20、ユーザインターフェース30、外部リソース36、電子記憶装置16、及び/又はシステム10の他のコンポーネントに送信される。この送信は、有線及び/又は無線とすることができる。
[30] 1つ又は複数のセンサ18は、例えば当該の日、週、月、及び/又は年全体を通じて、常時進行方式で出力信号を生成するように構成される。これは、間欠的、周期的(例えば、あるサンプリングレートで)、継続的、持続的、変化する間隔で、及び/又は、日、週、月、若しくは他の継続時間の期間のうち少なくとも一部の間に常時進行する他のやり方で、信号を生成することを含む。複数個の個々のセンサが、特定の出力信号及び/又はそれから導出されるパラメータ(若しくは特定のパラメータに関連する周期)に応じて、異なるサンプリングレートを使用して動作し得ることに留意されたい。信号の異なるパラメータは、異なるベクトルに関連し得る。例えば、被介護者12の特定のパラメータは、その特定のパラメータのベクトルとして表される出力信号のベクトルから、常時進行方式で決定される。
[31] 1つ又は複数のセンサ18は、呼吸療法を受けている被介護者12の気体パラメータ(例えば、睡眠時用の無呼吸デバイス)、心臓情報、血液情報、身体活動、及び/又は他の情報に関連する出力信号を生成するように構成される。例えば、センサ18は、心臓モニタ、グルコースモニタ、歩数計、及び/又は被介護者12の健康に関連する他のデバイスを含む。センサ18は、被介護者12から直接及び/又は間接的に情報を生成する1つ又は複数のセンサを備える。例えば、センサ18は、被介護者12の涙管中のグルコースレベルを測定するコンタクトレンズで血液のグルコースレベルを監視する。センサ18は、呼吸療法フローデバイスの動作パラメータ(例えば、モータ電流、電圧、回転速度、及び/又は他の動作パラメータ)に基づいて、間接的に出力を生成するように構成された1つ又は複数のセンサ、及び/又は他のセンサを備える。
[32] いくつかの実施形態では、センサ18は、被介護者12の心拍に関連する情報を伝達する出力信号を生成するように構成された1つ又は複数の心拍センサを備える。心拍センサは、心拍の中断又は欠如を検出する。センサ18を使用して、心臓及び/又は体内の他の流体系(例えば、気道)についての流体流の流量を決定することができる。センサ18として使用するのに適したセンサには、例えば、機械流量センサ、圧力センサ、圧力に基づく流量センサ、光学流量センサ、熱質量流量センサ、磁気流量センサ、及び/又は他の流量センサが含まれる。
[33] いくつかの実施形態では、センサ18は、呼吸療法の一部として被介護者12に送達される呼吸可能な気体の加圧流の圧力に関連する情報を伝達する出力信号を生成するように構成された、1つ又は複数の圧力センサを備える。センサ18として使用するのに適した圧力センサには、例えば、機械センサ、容量センサ、電磁気センサ、圧電センサ、光学センサ、二重腔センサ、及び/又は他の圧力センサが含まれる。いくつかの実施形態では、センサ18は、被介護者12に送達される、及び/又は被介護者12によって吐き出される呼吸可能な気体の加圧流中の酸素濃度に関連する出力信号を生成するように構成された、1つ又は複数の酸素センサを備える。
[34] センサ18は図1ではシステム10内の一箇所のみに図示されているが、これは制限を意図するものではない。センサ18は、複数の場所に配置されたセンサを備えることができる。センサ18は、被介護者12の内部、体表面、及び外部に配置される可能性がある。センサ18は、医療用キャビネット及び/又は錠剤小分け容器の表面に配置して、錠剤が適切な時間に投与されることを保証することもできる。さらに、センサ18は、被介護者12の身体表面に配置して、脳波活動及び/又は心臓活動を検出することもできる。
[35] コンピューティングデバイス32は、ユーザインターフェース30、処理能力、データベース、及び/又は電子記憶装置をシステム10に提供するように構成される。そのため、コンピューティングデバイスは、プロセッサ20、電子記憶装置16、外部リソース36、ユーザインターフェース30、及び/又はシステム10の他のコンポーネントを含む。コンピューティングデバイス32は、ラップトップ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレットであるか、及び/又は他の構成を有する。コンピューティングデバイス32は、ネットワーク34に接続される。ネットワーク34への接続は、無線であっても有線であってもよい。コンピューティングデバイスは、センサ18及び/又はシステム10の他のコンポーネントに接続される(無線及び/又は有線)。
[36] ユーザインターフェース30は、コンピューティングデバイス32とユーザとの間のインターフェースを提供するように構成され、それを通じて、ユーザは、システム10に情報を提供し、システム10から情報を受け取る(例えば、被介護者及び/又は介護者が、活動タスクを入力、選択、電子メール送信、携帯メール送信、及び/又はその他の形で通信する)。これにより、データ、指示、結果、及び/又は命令、並びに他の通信可能な項目(まとめて「情報」と呼ぶ)を、ユーザとシステム10との間で通信することができる。ユーザインターフェース30に含めるのに適したインターフェースデバイスの例には、タッチ画面、キーパッド、タッチ感知型ボタン及び/若しくは物理的ボタン、スイッチ、キーボード、つまみ、レバー、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、表示灯、可聴警報、プリンタ、並びに/又は他のインターフェースデバイスが含まれる。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース30は、複数の別個のインターフェースを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース30は、コンピューティングデバイス32と一体的に提供される少なくとも1つのインターフェースを含む。
[37] 配線であるか無線であるかを問わず、他の通信技術もユーザインターフェース30として本開示によって企図されることを理解すべきである。例えば、本開示は、ユーザインターフェース30が、コンピューティングデバイス32によって提供される取り外し可能記憶装置インターフェースと一体化されることを企図する。この例では、取り外し可能記憶装置(例えば、スマートカード、フラッシュドライブ、取り外し可能ディスク)からコンピューティングデバイス32に情報をロードすることができ、それによりユーザはコンピューティングデバイス32の実施をカスタマイズすることができる。ユーザインターフェース30としてコンピューティングデバイス32と共に使用するのに適合する他の例示的な入力装置及び技術には、限定されないが、RS−232ポート、RFリンク、IRリンク、モデム(電話、ケーブル、又はその他)が含まれる。つまり、コンピューティングデバイス32及び/又はシステム10の他のコンポーネントとの間で情報を通信するための任意の技術が、ユーザインターフェース30として本開示によって企図される。
[38] 物理的コンピュータプロセッサ20(本明細書では同義でプロセッサ20とも呼ぶ)は、システム10内の情報処理能力を提供するように構成される。1つ又は複数のプロセッサ20は、電子記憶装置16、コンピューティングプラットフォーム32、ユーザインターフェース30、センサ18、外部リソース36、及び/又はシステム10の他のコンポーネントと動作的に通信している。プロセッサ20は、デジタルプロセッサ、アナログプロセッサ、情報を処理するように設計されたデジタル回路、情報を処理するように設計されたアナログ回路、状態機械、及び/又は電子的に情報を処理する他の機構、の1つ又は複数を含む。プロセッサ20は図1では単一の存在として示しているが、これは説明のために過ぎない。いくつかの実施形態では、プロセッサ20は複数の処理ユニットを備える。これらの処理ユニットは、同じデバイス(例えば、コンピューティングプラットフォーム32)、システムサーバ(図示せず)内に物理的的に位置するか、又はプロセッサ20は、連携して動作する複数のデバイスの処理機能を表す。いくつかの実施形態では、プロセッサ20は、1つ又は複数のプロセッサ20並びにコンポーネント22、24、26、及び/又は28を備えて構成された、サーバ又はサーバからなるシステムである。
[39] プロセッサ20は、1つ又は複数のコンピュータプログラムコンポーネントを実行するように構成される。1つ又は複数のコンピュータプログラムコンポーネントは、情報コンポーネント22、タスクコンポーネント24、指標コンポーネント26、通信コンポーネント28、及び/又は他のコンポーネント、の1つ又は複数を含む。プロセッサ20は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェア、及び/若しくはファームウェアの何らかの組み合わせ、並びに/又はプロセッサ20の処理能力を構成する他の機構により、コンポーネント22、24、26、及び/又は28を実行するように構成される。
[40] コンポーネント22、24、26、及び28は図1では単一の処理ユニットの中に共に位置するように図示されているが、プロセッサ20が複数個の処理ユニットを含む実施形態では、コンポーネント22、24、26、及び/又は28の1つ又は複数は、その他のコンポーネントから遠隔に位置する場合もあることを認識されたい。下記で説明する種々のコンポーネント22、24、26、及び/又は28によって提供される機能の説明は、説明を目的とするものであり、コンポーネント22、24、26、及び/又は28はいずれも、説明されるよりも多くの、又は少ない機能を提供する場合もあることから、制限を意図するものではない。例えば、コンポーネント22、24、26、及び/又は28の1つ若しくは複数が除去されてよく、その機能の一部若しくはすべてが他のコンポーネント22、24、26、及び/又は28によって提供されてよい。別の例として、プロセッサ20は、下記でコンポーネント22、24、26、及び/又は28の1つに属するものとされる機能の一部又はすべてを行う1つ又は複数の追加的なコンポーネントを実行するように構成される。
[41] 情報コンポーネント22は、電子記憶装置16及び/又は他の場所への電子情報の記憶を助けるように構成される。情報コンポーネント22は、被介護者12の被介護者プロフィール情報(例えば、ユーザインターフェース30を介して入力及び/又は選択される、センサ18により生成される、及び/又は他のやり方で取得される)を電子記憶装置16に記憶された被介護者プロフィールに、介護者情報を個々の介護者の介護者プロフィールに、及び/又は他の情報の記憶を助けるように構成される。情報コンポーネント22は、活動タスク(下記で説明する)、活動タスク待ち行列(下記で説明する)、及び/又は他の情報の、電子記憶装置16及び/又は他の場所への記憶を助けるように構成される。情報コンポーネント22は、電子記憶装置16、及び/又は他の場所に記憶された情報を更新及び/又は取得するように構成される。例えば、情報コンポーネント22は、外部リソース36に含まれる1つ又は複数のデータベースにアクセスして、被介護者12、個々の介護者、及び/又は他のユーザについての情報(例えば、医療情報、リソース情報、予定情報等)を取得する。
[42] 情報コンポーネント22は、被介護者12、介護者、及び/又は他のユーザに関連付けられた動的な情報及び静的な情報の記憶及び/又は取出しを助けるように構成される。例えば、介護者プロフィール中の場所情報は、静的な場所情報及び動的な場所情報を含む。静的な場所情報は、被介護者12の住居との関係で介護者の住居の場所を示す。情報コンポーネント22は、この情報を、活動タスクを割り当てる前、並びに/又は割り当てるとき、及び/若しくは他の時に取得するように構成される。動的な場所情報は、被介護者12の住居に対する介護者の現在の場所を示す。情報コンポーネント22は、電子記憶装置16への動的な場所情報の記憶及び/又は取出しを助ける。
[43] 情報コンポーネント22は、介護者の予定情報、リソース情報(例えば、介護者が自動車/芝刈り機等を所有しているか否か、介護者が医療機器、財政リソース、特定の技能及び/又は力量等を持っているか否か)、関係情報(例えば、介護者と被介護者12との間柄)、履歴情報(介護者がこれまでにどのように被介護者12を援助してきたか)、場所情報(上記のように、例えば介護者がどれだけ被介護者12から離れたところにいるか)、及び/又は個々の介護者についての他の情報の記憶及び/又は取出しを助けるように構成される。情報コンポーネント22は、介護者によって被介護者12に提供された以前の介護を示す履歴情報、被介護者12及び/若しくは1人若しくは複数の介護者の、日、週、月の予定に関連する予定情報(例えば、電子カレンダー情報)、並びに/又は他の情報を含む介護者プロフィール情報を取得する。いくつかの実施形態では、情報コンポーネント22は、被介護者12の身体状態に関連する情報を伝達する1つ又は複数の健康センサ18の出力信号及び/又は他のセンサから、情報を取得する。情報コンポーネント22は、出力信号に基づいて被介護者12についての情報を決定し、例えば、出力信号によって伝達される情報を記憶し、及び/又は以前に電子記憶装置16に記憶された出力信号によって伝達される情報を取り出す。
[44] いくつかの実施形態では、情報コンポーネント22は、介護者の(被介護者12に対する)関係近接度レベルを決定するように構成される。情報コンポーネント22は、被介護者12に対する所与の介護者の関係近接度が、個々の介護者が属するサークル(例えば、家族、親しい友人、友人、隣人、同僚、及び/若しくはその他)、関係近接度レベル、並びに/又は他の示唆によって示されるように構成される。サークルは、被介護者12との間に同様の関係近接度レベルを共有する1人又は複数の介護者からなる。いくつかの実施形態では、情報コンポーネント22は、介護者が属する1つ又は複数のサークルに関連する情報が介護者プロフィールに電子的に記憶されるように構成される(上記で説明したように)。いくつかの実施形態では、サークルは、被介護者12の被介護者プロフィール中の情報、介護者プロフィール中の情報、過去に個々の介護者によって行われた活動タスクに関連する情報(下記で説明する)に基づいて、及び/又は他の情報に基づいて、情報コンポーネント22により定義及び/又は取得される。
[45] いくつかの実施形態では、情報コンポーネント22は、被介護者12と所与の介護者との間の関係近接度が1つ又は複数の関係近接度レベルによって示されるように構成される。いくつかの実施形態では、関係近接度レベルは、第1レベルの関係、第2レベルの関係等を含む。例えば、第1レベルの関係は家族員に対応し、第2レベルの関係は友人に対応し、第3レベルの関係は医療専門家、及び/又は他の認可介護者に対応する。いくつかの実施形態では、レベルは、被介護者12の被介護者プロフィール中の情報、介護者プロフィール中の情報、過去に個々の介護者によって行われた活動タスクに関連する情報(下記で説明する)に基づいて、及び/又は他の情報に基づいて、情報コンポーネント22により定義及び/又は取得される。情報コンポーネント22は、関係近接度レベル情報が、被介護者12の被介護者プロフィール、介護者プロフィール、及び/又は他の場所に電子的に記憶されるように構成される。
[46] タスクコンポーネント24は、被介護者12についての活動タスクを取得するか、及び/又はその他の形で生成するように構成される。いくつかの実施形態では、タスクコンポーネント24は、被介護者12についての活動タスクを、被介護者12、1人又は複数の介護者、及び/又は他のユーザから、被介護者12、1人又は複数の介護者、及び/又は他のユーザに関連付けられたコンピューティングシステムを介して取得するように構成される。いくつかの実施形態では、タスクコンポーネント24は、活動タスク要求の1つ又は複数が、被介護者12、介護者、及び/又は他のユーザによって手動で生成されるように構成される。被介護者12、介護者、及び/又は他のユーザは、そのユーザが関連付けられた、システム10に電子的に結合されたコンピューティングデバイスのユーザインターフェースを介して情報を入力及び/若しくは選択するか、タスクコンポーネント24によって受信される活動タスク要求を電子メール、携帯メール、及び/若しくはその他の形で通信するか、並びに/又は他のやり方で手動でタスクを生成する。いくつかの実施形態では、タスクコンポーネント24は、介護者による被介護者12の観察、活動タスクの遂行前、遂行中、及び/若しくは遂行後に介護者から提供される情報、並びに/又は他の情報に基づいて、活動タスクが手動で生成されるように構成される。例えば、被介護者12は、特定の活動(例えば、シャワーを浴びる、芝を刈る、包帯を交換する、請求書を支払う等)を行うのに援助を必要とし、システム10と通信する、被介護者12に関連付けられたコンピューティングデバイスを介して、それらの活動を活動タスクとしてシステム10に入力する。別の例として、1人又は複数の介護者が、被介護者12のニーズを知り、対応する活動タスクをシステム10に入力してもよい。
[47] いくつかの実施形態では、タスクコンポーネント24は、被介護者12の被介護者プロフィール中の情報、及び/又は他の情報に基づいて、被介護者12の活動タスクを生成するように構成される。活動タスクは、被介護者12を世話するために行われ、関連付けられた活動情報を有する。活動情報は、所与の活動タスクを遂行するために必要な推定所要時間、活動タスクの種類、必要とされる介護者リソース、ニーズの(例えば、優先)レベル、及び/又は所与の活動タスクに関連する他の情報を示す。タスクコンポーネント24は、生成された活動タスク、生成された活動タスクの活動情報、被介護者12の被介護者プロフィール中の情報、及び/又は他の情報に基づいて、被介護者12に関する活動タスクの待ち行列を生成するように構成される。タスクコンポーネント24は、被介護者12のニーズ(例えば、被介護者12がいつその活動タスクが遂行されることを必要とするか)、及び/又は他の情報に従って、活動タスク待ち行列中で活動タスクにランク付け及び/又は順序付けされるように構成される。タスクコンポーネント24は、活動情報、被介護者12の被介護者プロフィール中の情報、及び/又は他の情報に基づいて、活動タスク待ち行列中の活動タスクをランク付け及び/又は順序付けするように構成される。
[48] 非制限的な例として、前の活動タスクを遂行した後に、介護者に関連付けられたコンピューティングデバイスのユーザインターフェースを介して、介護者に電子質問表が提供される。いくつかの実施形態では、介護者の質問表に対する応答によって、タスクコンポーネント24が追加的な活動タスクを生成する。この例を続けると、介護者に被介護者12のために食料品の買出しに行くように要求する第1の活動タスク(例えば、下記で説明するようにして特定の介護者に通信される)が、その時に被介護者12が利用できた牛乳の量を、介護者が介護者に関連付けられたコンピューティングシステムのユーザインターフェースを介してシステム10に提供することも要求する。タスクコンポーネント24は、介護者の応答、被介護者12のプロフィール情報(例えば、被介護者プロフィールに記載されている食事制限)、及び/又は他の情報に基づいて、追加的な活動タスクを生成するように構成される。この例では、タスクコンポーネント24は、介護者から提供された情報、被介護者12の被介護者プロフィール情報、及び/又は他の情報に基づいて、今後の食料品買出しの活動タスク時に牛乳を多くする、又は少なくすることを要求する追加的な活動タスクを生成するように構成される。
[49] 第2の非制限的な例として、タスクコンポーネント24は、活動タスクが被介護者12の観察から手動で生成されるように構成される。いくつかの実施形態では、被介護者12が無気力である、及び/又は落ち込んでいるように見えることに介護者が気付く場合がある。タスクコンポーネント24は、そのような観察に基づいて、介護者が、他の介護者が被介護者12に対して愛情及び/又は支援を示すように要求する活動タスクを、手動で生成する(例えば、介護者に関連付けられたコンピューティングデバイスのユーザインターフェースを介して)ように構成される。
[50] 指標コンポーネント26は、1人又は複数の介護者及び活動タスク待ち行列中の活動タスクについての見込み指標値を決定するように構成される。所与の介護者及び所与の活動タスクについての見込み指標値は、その所与の介護者がその所与の活動タスクを行う能力及び/又は見込みを示す。見込み指標値は、個々の活動タスクについての活動情報、活動タスク待ち行列中での活動タスクの位置(例えば、相対的な優先度のランク付け)、被介護者12の被介護者プロフィール中のプロフィール情報、個々の介護者プロフィール中のプロフィール情報、並びに/又は他の情報(例えば、これには、緊急情報、履歴情報、(例えば被介護者12及び/若しくは介護者の)プロフィール情報、リソース情報、場所情報、及び/若しくは他の情報が含まれる)に基づいて決定される。見込み指標値は、所与の介護者及びタスク待ち行列中の個々のタスクについての個々の指標値を含む。見込み指標値は、被介護者12に関する活動タスク待ち行列にあるタスクが同じであっても、個々の介護者ごとに異なり得る。
[51] 非制限的な第1の例として、第1の介護者に、第1のタスクに関して第2の介護者に割り当てられる第2の介護者見込み指標値とは異なる、第1のタスクに関する第1の見込み指標値が割り当てられる。この例では、指標コンポーネント26は、第1の介護者が第1の活動タスクを遂行するために最も適する、且つ/又は遂行する見込みが最も高いことを示す、第1の介護者及び第1の活動タスクについての見込み指標値を決定する。いくつかの実施形態では、指標コンポーネント26は、被介護者12に関する活動タスク待ち行列にあるタスクが同じであっても、第2の介護者についての見込み指標値の第2のセットが、第1の介護者についての見込み指標値の第1のセットと異なるように構成される。指標コンポーネント26は、これらの違いが、(例えば上記で説明したように)介護者プロフィール中の履歴介護提供情報、被介護者12及び/又は介護者に関連する場所情報、被介護者12及び/又は介護者の予定情報、介護者のリソース情報、被介護者12/介護者の関係情報(例えば、サークル、レベル)、及び/又は他の情報に基づいて生じるように構成される。
[52] いくつかの実施形態では、指標コンポーネント26は、1人又は複数の介護者及び活動タスク待ち行列中の活動タスクについての見込み指標値を決定することが、個々の活動タスクについての介入性指標値及び/又は必要とされる介護者関係レベルを決定することを含むように構成される。介入性指標値は、所与の活動タスクに必要とされる介入度のレベルを示す。個々の活動タスクについての必要とされる関係レベルは、被介護者12と、活動タスクを遂行する介護者との間の関係近接度のレベルを示す。指標コンポーネント26は、介入性指標値及び/又は必要とされる介護者関係レベルが、個々の活動タスクについての活動情報、活動タスク待ち行列中での活動タスクの位置(例えば、相対的な優先度のランク付け)、被介護者12の被介護者プロフィール中のプロフィール情報、個々の介護者プロフィール中のプロフィール情報、並びに/又は他の情報に基づいて決定されるように構成される。介入性指標値及び/又は必要とされる介護者関係レベルは、活動タスクによっては(例えば、被介護者12を面会予約のために車で連れて行く)は、被介護者12にとってそれほど介入性が高くなく、活動タスクによっては(例えば、カテーテルの交換や、衣服の交換等)は、被介護者12にとって非常に介入性が高い場合があることから、決定することができる。この結果、被介護者12は、より介入性が高いタスクは親しい家族員及び/又は非常に親しい友人によって行われることを好み、被介護者12は、それほど介入性が高くない活動タスク(例えば、面会予約のために車で連れて行ってもらう等)を行う人(例えば、家族員、友人、隣人)に関しては好みを持たない場合がある。
[53] 上記のように、介護者の関係近接度レベルは、個々の介護者が属するサークル(例えば、家族、親しい友人、友人、隣人、同僚、及び/若しくはその他)、関係近接度レベル、並びに/又は他の情報によって示される。いくつかの実施形態では、介護者が属する1つ又は複数のサークルに関連する情報及び/又は被介護者12との関係近接度レベルは、介護者プロフィールに電子的に記憶される(上記で説明したように)。いくつかの実施形態では、指標コンポーネント26は、介護者が関連付けられている1つ又は複数のサークル、及び/又は被介護者12と所与の介護者との間の関係近接度レベルに少なくとも部分的に基づいて、活動タスク及び個々の介護者についての見込み指標値を決定する。非制限的な例として、指標コンポーネント26は、細菌感染している傷の手当てをより厭わない可能性のある、家族及び/又は医療専門家のサークルに関連付けられた介護者については、傷の手当ての活動タスクに、より高い見込み指標値を決定する。それに対し、指標コンポーネント26は、すぐそばに住んでおり、夕食を作って運ぶことを厭わない可能性のある隣人については、夕食を作る/運ぶ活動タスクに、より高い見込み指標値を決定する。
[54] プロセスコンポーネント27は、活動タスクを介護者にマッチングし、どの介護者にどの活動タスクを行うように指示すべきかを決定するように構成される。マッチは、個々の介護者が個々の活動タスクを遂行する能力及び/若しくは見込みを有するかどうかを示す見込み指標値、タスクコンポーネント24によって決定される情報、情報コンポーネント22により取得及び/若しくは決定される情報、並びに/又は他の情報に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、プロセスコンポーネント27は、個々の介護者及び個々の活動タスクについての見込み指標値を、他の介護者及び同じ個々の活動タスクについての見込み指標値と比較及び/又はランク付けするように構成される(例えば、第1の介護者及び第1の活動についての指標の値を、第2の介護者及び第1の活動についての指標の値と比較する)。プロセスコンポーネント27は、この比較に基づいて、どの介護者に個々の活動タスクを遂行するよう指示すべきかを決定するように構成される。
[55] いくつかの実施形態では、プロセスコンポーネント27は、介護者を、活動タスクを遂行する見込みが最も高い者から、活動タスクを遂行する見込みが最も低い者まで順序付けて、それらの介護者に順に指示するように構成され、第1の介護者が第1の活動タスクを遂行することができない、及び/又は遂行したがらない場合には、プロセスコンポーネント27が、2番目に見込みが高い介護者にそのタスクを遂行する(以後同様に続く)ように指示することを助ける。例えば、指定された活動に関して強い見込み指標値を持つ第1の介護者が、第1の介護者がその活動タスクを遂行することができないことを伝えた場合、プロセスコンポーネント27は、その活動タスクを第2の介護者(例えば、2番目に強い見込み指標値を持つ第2の介護者)にマッチングする。このプロセスは、その活動タスクに適した見込み指標値を持つ介護者がその活動タスクを遂行できるまで繰り返してよい。
[56] いくつかの実施形態では、プロセスコンポーネント27は、どの介護者がどの活動タスクを行うべきかを決定することが、見込み指標値の閾値(例えば、見込み指標値が、介護者がその活動を遂行する見込みを示す何らかの閾値レベルを満たさない)、及び/又は他の情報に基づくように構成される。そのような閾値レベルは、製造時に決定されるか、ユーザインターフェースを介して被介護者12、介護者、及び/若しくは他のユーザによって入力及び/若しくは選択されるか、情報コンポーネント22によって取得される情報に基づいて決定されるか、並びに/又は他のやり方で決定される。1人又は複数の介護者についての見込み指標値が閾値レベルを満たさない事例では、プロセスコンポーネント27は、関連付けられた活動タスクを遂行するよう指示する者を、異なる介護者についての個々の見込み指標値に基づいて決定するか、情報コンポーネント22によって取得される情報に基づいて指示する者を決定するか、及び/又は指示する者を他のやり方で決定する。
[57] いくつかの実施形態では、プロセスコンポーネント27は、介護者の以前の参加及び/又は最近の参加に基づいて、見込み指標値を調節及び/又は変更する。例えば、第1の介護者がある一つの活動タスクを今週遂行する場合、第1の介護者は、その一つの活動タスクを以後の週にも遂行する見込みがより高い可能性がある。第1の介護者は、最近の参加に基づいて低くされた見込み指標を有する場合もある。例えば、第1の活動タスクを今日遂行することは、他の活動タスクについての第1の介護者の見込み指標値を減らす。見込み指標値は、時間と共に上昇して、他の活動タスクに参加する示される見込みを示してもよい(例えば、あるタスクを今日遂行することは、一週間後、又は何らかの他の期間の後に、別の活動タスクに貢献する見込みがより高くなることを示す)。
[58] いくつかの実施形態では、プロセスコンポーネント27は、個々の活動タスクについての活動情報、個々の介護者プロフィール中のプロフィール情報、見込み指標値、介護者によって以前に行われた活動タスク、及び/又は他の情報に基づいて、介護者の活動タスクに優先順位を付けることにより、個々の活動タスク待ち行列が個々の介護者に対して作成されるように構成される。そのような介護者活動タスク待ち行列を生成することにより、個々の介護者が、被介護者12への1回の訪問時に被介護者12に複数の活動を行うために、及び/又は他の理由で、事前に計画及び/又は準備することができるようになる。これにより、介護者が、必要とされる遂行日よりも十分先立って1つ又は複数の活動タスクを断ることも可能になり、プロセスコンポーネント27は、断られた活動タスクを新たな介護者にマッチングし、その介護者にその活動タスクを遂行するように指示することができる。
[59] 介護者と被介護者12との間の関係(例えば、サークル、レベル)、活動タスクの介入度、及び/又は記載される他の情報に基づいて、介護者が活動タスクを行う見込みが高いかどうかを決定し、次いで見込み指標値に基づいてその活動タスクを介護者に割り当てることについての上記の説明は、制限を意図するものではないことに留意すべきである。あるタスクを行うのにどの介護者が最も適する/都合がよい/行う見込みが高いかを決定し、次いでタスクを適切な介護者に割り当てるには、いくつもの異なる可能性がある。上記の手法は一例に過ぎない。
[60] 通信コンポーネント28は、個々の活動タスクを個々の介護者に通信するように構成される。通信コンポーネント28は、プロセスコンポーネント27による決定に基づいて、個々の活動タスクを通信するように構成される(例えば、見込み指標値が、個々の介護者が個々の活動タスクを遂行する能力及び/又は見込みを有することを示すのに応答して)。例えば、第1の見込み指標値が、第1の介護者が第1の活動タスクを遂行する能力及び/又は見込みを有することを示すのに応答して、第1の活動タスクが第1の介護者に通信される。同様に、第2の見込み指標値が、第2の介護者が第2の活動タスクを遂行する能力及び/又は見込みを有することを示すのに応答して、第2の活動タスクが第2の介護者に通信される。通信コンポーネント28は、遂行すべき活動タスクを介護者に、テキストメッセージ、電子メール、電話、電子アプリ及び/若しくはウェブページ(例えば、介護者がアプリ/ウェブページを介してシステム10にログインし、その介護者が遂行を要求されている活動タスクを見る)、電子アプリによる通知、面会要求を介して、並びに/又は他の通信で、通信するように構成される。
[61] いくつかの実施形態では、通信コンポーネント28は、介護者にタスクの遂行を能動的に要求及び/又は受動的に要求する。例えば、通信コンポーネント28は、第1の介護者の電子カレンダーに能動的に活動タスクを指定する(例えば、電子メール/ボイスメール/携帯メール等による)。通信コンポーネント28は、1人又は複数の介護者及び待ち行列中の活動タスクの参加を受動的に要求してもよい。例えば、通信コンポーネント28は、被介護者プロフィールに関連付けられたすべての介護者に活動待ち行列を提示する(例えば、電子アプリインターフェース、ウェブサイト等を介して)。介護者は、自分の好ましい予定、技量、及び/又は他の個人的制約に合う活動を選択する。通信コンポーネント28は、介護者が活動タスクを遂行することを志願すると、被介護者12の活動タスク待ち行列からそのタスクを削除するように構成される。いくつかの実施形態では、通信コンポーネント28は、誰が活動タスクを志願したかを他の介護者が見られるように構成される。いくつかの実施形態では、通信コンポーネント28の通信は、最も多くの活動タスクを行う介護者の競争を助ける(例えば、誰が最も多くの活動タスクを遂行したかのリストが、介護者がアクセスするウェブサイトに投稿される)。
[62] 通信コンポーネント28は、介護者が、活動タスクを遂行するために他人を推薦することを可能にする。例えば、介護者が普段自身に割り当てられていた履歴タスクを行うことができないものの、その介護者がいないときにその活動タスクを代行することを申し出ている別の介護者を知っている場合がある。別の例として、介護者が、特定の活動タスクを行うために特に技能を持っている、又はやる気のある被介護者12のサークル内の人物を知っている場合がある。被介護者12の孫がちょうど16歳を迎え、新しい運転免許証を受け取ったところである。孫はこれまで介護者であったことはないが、通信コンポーネント28は、その孫が店まで運転することを介護者が要求できるようにする。通信コンポーネントは、介護者が、活動タスクを追加する、及び/又は他人に活動タスクを提案することを可能にしてもよい。
[63] 図2は、個々の介護者に対して行われた例示的な活動タスクの割り当てを図示する。活動タスク201〜211は、活動タスク待ち行列200内にリストされている。活動タスク待ち行列200は、被介護者のプロフィール及び/又は他の情報に基づいて、タスク201〜211に優先順位を付ける。いくつかの実施形態では、活動タスクは、被介護者12及び個々の介護者に関して優先順位が付けられる。5人の介護者(例えば、介護者221〜225)が特定され、活動タスクを割り当てられる。活動タスクは、通信コンポーネント28によって能動的に割り当てられるか、介護者によって受動的に選択されるか、及び/又は他のやり方で割り当てられる。図2は、介護者221に活動タスク201及び202が割り当てられていることを図示する。介護者222には、活動タスク203及び205が割り当てられている。介護者223には、活動タスク204、206、及び208が割り当てられている。介護者224は、活動タスク209及び210を受動的に志願しているが、介護者225には活動タスク207及び211が能動的に割り当てられている。
[64] 図3は、被介護者の介護に基づく活動推薦エンジンを提供する方法300を図示する。エンジンは、電子記憶装置及び1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを備える。以下に提示する方法300の動作は、説明を目的とするものである。いくつかの実施形態では、方法300は、説明されない1つ又は複数の追加的な動作を含んで、及び/又は論じられる動作のうち1つ又は複数を含まずに達成される。加えて、図3で方法300の動作が図示され、下記で説明される順序は、制限を意図するものではない。
[65] いくつかの実施形態では、方法300は、1つ又は複数の処理デバイス(例えば、デジタルプロセッサ、アナログプロセッサ、情報を処理するように設計されたデジタル回路、情報を処理するように設計されたアナログ回路、状態機械、及び/又は電子的に情報を処理する他の機構)の中で実施される。1つ又は複数の処理デバイスは、電子記憶媒体に電子的に記憶された命令に応答して、方法300の動作の一部又はすべてを実行する1つ又は複数のデバイスを含む。1つ又は複数の処理デバイスは、方法300の動作の1つ又は複数を実行するように特に設計される、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを通じて構成される1つ又は複数のデバイスを含む。
[66] 動作302で、被介護者プロフィール情報が電子記憶装置に記憶される。被介護者12の被介護者プロフィール情報は、被介護者12に関連付けられた被介護者プロフィールに記憶され、被介護者12の介護ニーズに関連する情報を含む。いくつかの実施形態では、動作302は、情報コンポーネント22及び/又は電子記憶装置16(図1に示され、本明細書で説明される)と同じ又は同様の情報コンポーネント及び/又は電子記憶装置によって行われる。
[67] 動作304で、2人以上の介護者の介護者プロフィール情報が電子記憶装置に記憶される。介護者プロフィール情報は、個々の介護者の予定情報、リソース情報、関係情報、又は場所情報のうち1つ又は複数を含む。介護者プロフィール情報は、第1の介護者の第1の介護者プロフィールに記憶された第1の介護者プロフィール情報と、第2の介護者の第2の介護者プロフィールに記憶された第2の介護者プロフィール情報とを含む。いくつかの実施形態では、動作304は、情報コンポーネント22及び/又は電子記憶装置16(図1に示され、本明細書で説明される)と同じ又は同様の情報コンポーネント及び/又は電子記憶装置によって行われる。
[68] 動作306で、被介護者プロフィールに基づく被介護者12の活動タスクが生成される。活動タスクは、被介護者12の世話をするために行われる。活動タスクは、所与の活動タスクについての推定所要時間、活動タスクの種類、又は必要とされる介護者リソース、の1つ又は複数を示す、関連付けられた活動情報を有する。活動タスクは、第1の活動情報を有する第1の活動タスクと、第2の活動情報を有する第2の活動タスクとを含む。いくつかの実施形態では、動作306は、タスクコンポーネント24(図1に示され、本明細書で説明される)と同じ又は同様のタスクコンポーネント回路によって行われる。
[69] 動作308で、活動情報及び被介護者プロフィールに基づく被介護者12の活動タスクの待ち行列が生成される。いくつかの実施形態では、動作308は、タスクコンポーネント24(図1に示され、本明細書で説明される)と同じ又は同様のタスクコンポーネントによって行われる。
[70] 動作310で、1人又は複数の介護者及び待ち行列中の活動タスクについての見込み指標値が決定される。所与の介護者及び所与の活動タスクについての見込み指標値は、その所与の介護者がその所与の活動タスクを行う能力及び/又は見込みを示す。見込み指標値は、個々の活動タスクの活動情報と、個々の介護者プロフィール中のプロフィール情報とに基づいて決定される。見込み指標値は、第1の介護者及び第1の活動タスクについての第1の見込み指標値と、第2の介護者及び第1の活動タスクについての第2の見込み指標値とを含む。いくつかの実施形態では、動作310は、指標コンポーネント26(図1に示され、本明細書で説明される)と同じ又は同様の指標コンポーネントによって行われる。
[71] 動作312で、見込み指標値が、個々の介護者が個々の活動タスクを遂行する能力及び/又は見込みを有することを示すのに応答して、個々の活動タスクが個々の介護者に通信される。個々の活動タスクは、第1の見込み指標値が、第1の介護者が第1の活動タスクを遂行する能力及び/又は見込みを有することを示すのに応答して、第1の活動タスクが第1の介護者に通信され、第2の活動情報と、第2の介護者プロフィール情報と、第2の見込み指標値が、第2の介護者が第2の活動タスクを遂行する能力及び/又は見込みを有することを示すこととに応答して、第2の活動タスクが第2の介護者に通信されるように通信される。いくつかの実施形態では、動作312は、通信コンポーネント28(図1に示され、本明細書で説明される)と同じ又は同様の通信コンポーネントによって行われる。
[72] 特許請求の範囲において、括弧に入れられた参照符号は、請求項を制限するものと解釈すべきでない。単語「を備える」又は「を含む」は、請求項中に列挙される以外の要素又はステップの存在を排除しない。いくつかの手段を列記する装置クレームにおいて、それらの手段のうちいくつかを全く同一のハードウェア品によって具現化することができる。要素の前にある単語「a」又は「an」は、複数のそのような要素の存在を排除しない。いくつかの手段を列記する何れの装置クレームにおいても、それらの手段のうちいくつかを全く同一のハードウェア品によって具現化することができる。特定の要素が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、それらの要素を組み合わせて使用できないことを意味しない。
[73] 上記に提供した説明は、最も実際的であり、好ましい実施形態と現在考えられることに基づいて、説明のための詳細を提供するが、そのような詳細はその目的のみのためであり、開示は、明示的に開示される実施形態に限定されず、その反対に、添付の特許請求の範囲の主旨及び範囲内にある改変及び均等な構成を包含することを意図することを理解すべきである。例えば、本開示は、可能な限り、いずれの実施形態の1つ又は複数の特徴も、他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせることが可能であることを企図することを理解すべきである。