JP2018516176A - 加圧鋳造型用のスプルーシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、加圧鋳造型用のスプルーシステムに関するものであって、スプルーシステムが少なくとも1つのランナー通路(6)を有し、そのランナー通路が入口側のスプルー口開口部から出口側のスプルー連通部(7)へ延びており、そのスプルー連通部が加圧成形型の固定の型半体(1)と可動の型半体(3)の間に形成される型キャビティ内へ、又は、その前段に配置されているゲート領域(8)内へ連通する。本発明によれば、ランナー通路は、スプルー連通部の上流側かつスプルー口開口部の下流側に幾何学的及び/又は熱的に定められた分離箇所領域(9)を有している。スプルー通路は、分離箇所領域内に曲がり及び/又は折れ(9a)を有し、かつ/又は加熱装置が分離箇所領域と出口側のスプルー連通部との間のランナー通路部分に対応づけられており、かつ/又は加熱装置が、分離箇所領域の上流側に連続する、分離箇所領域へ向かって円錐状に細くなるランナー通路部分に対応づけられており、かつ/又は可動の型半体の、スプルー連通部に対向する領域が、冷却通路構造を有している。たとえば加圧鋳造機のための加熱通路スプルーシステムとして使用。

Description

本発明は、加圧鋳造型用のスプルーシステムに関するものであって、スプルーシステムは、少なくとも1つのランナー通路を有し、そのランナー通路は、入口側のスプルー口開口部から出口側のスプルー連通部へ延びており、その出口側のスプルー連通部は、加圧鋳造型の固定の型半体と可動の型半体との間に形成される型キャビティ内へ又はその前段に配置されているゲート領域内へ連通している。特にこれは、加熱通路スプルーシステムである。入口側のスプルー口開口部は、特に、前段に配置された鋳造システム部分の口片ノズルなどがそれに接するように、形成することができる。
市場には、本出願人によって、たとえばL. H. Kallien及びC. Boehnleinの雑誌論文、Druckgiessen, Giesserei 96, 07/2009 ページ18−26に述べられているような、加圧鋳造型用のFrechランナーシステムもしくはFrech Gating System(FGS)として知られる加熱通路スプルーシステムが存在する。加熱通路スプルーシステムは、一般に、他の従来のスプルーシステムに対して、溶融材料の割合を著しく削減することができる、という利点を有しており、その溶融材料は、いわゆるスプルー若しくはゲート、又は、型キャビティの前段に配置されたゲート若しくはスプルー領域上へ落ち、鋳造された鋳造製品から分離されなければならない。さらに鋳造システム内の空気割合が小さく抑えられ、それが、それに応じて多孔性の少ない部品の鋳造を可能にし、かつ熱収支が改良される。というのは、型内のキャビティまでの熱損失が少なくなり、したがって損失を補償するために溶融物をそれほど激しく過熱する必要がないからである。スプルーが著しく小さくなり、質量が少なくなるので、機械生産性が向上する。
出願人の欧州特許第1201335(B1)号明細書及び欧州特許第1997571(B1)号明細書には、加熱通路スプルーシステムが開示されており、それは、たとえば、コームスプルータイプ又は区画スプルータイプである、又は、自立してそれぞれの鋳造型内へ挿入可能な内蔵された溶融物通路加熱を有するスプルーブロックユニットを有している。
型を開放する際の液状の溶融材料の流出を、機械的な閉鎖システムによって阻止することが、知られている。しかしながら、特に金属加圧鋳造における適用においても、この種の閉鎖システムは、比較的摩耗が生じやすく、かつ、非気密になる傾向がある。したがってすでに、溶融材料のこの望ましくない流出を、スプルーシステムのスプルー口開口部の領域内に、又は、それに接する口片ノズルの若しくは前段に配置されている鋳造チャンバ流出通路の領域内に、硬化した溶融材料栓を形成することによって阻止する、様々な提案もされている。たとえば独国特許発明第10064300(C1)号明細書、国際公開第2007/028265(A2)号、及び、すでに述べた欧州特許第1201335(B1)号明細書を参照。
独国特許発明第19611267(C1)号明細書には、工具部分内へ接合されてそれに保持され、かつ、溶融液状の金属用の加圧鋳造通路を備えた、ホットチャンバ金属加圧鋳造機に使用するためのスプルーブッシュが開示されている。スプルーブッシュは、特に亜鉛加圧鋳造機に使用するために設計されている。通過通路が、一方で金属供給装置と、そして他方で工具のキャビティと、接続されており、かつ、供給連通部からキャビティへの連通部の直前までその実質的な長さにわたって円筒状に形成されており、それは、次にくびれ部と、それに続いて、キャビディ内へ連通するための円錐状の拡幅部と、を有している。スプルーブッシュは、通路の円筒形状部のほぼ全長にわたって電気的なヒータを有し、かつ、くびれ部の領域内には冷却ゾーンを有している。冷却ゾーンは、スプルーブッシュ内に形成されたエアギャップによって形成されている。通路の円筒形状部の電気的なヒータは、くびれ部の円錐状に細くなる流入領域の前で距離をおいて終了している。
最近では、約700℃又は750℃までの比較的高い温度領域内での加圧鋳造技術の必要性が高まっている。この高い温度によって、特にスプルーシステムの、溶融材料が空気からの酸素と接触し得る、流出開口部領域において、望ましくない酸化物形成の危険も高まる。これが特に、加熱通路技術に基づいて作動する、スプルーシステムへそれなりの要請を行う。
本発明の技術的問題は、よりプロセス的に安全で、比較的高い加圧鋳造温度にも適しており、かつ、加熱通路スプルーシステムとしての要請においても実現される、冒頭で挙げた種類のスプルーシステムを提供することである。
本発明は、この問題を、請求項1の特徴を有するスプルーシステムを提供することによって解決する。このスプルーシステムにおいて、ランナー通路は、幾何学的及び/又は熱的に定められた分離箇所領域を有しており、その分離箇所領域が、鋳造すべき溶融材料の流れ方向において、スプルー連通部の上流かつスプルー口開口部の下流に形成されている。これは、分離箇所領域が、ランナー通路の出口側のスプルー連通部からも、入口側のスプルー口開口部からも、それぞれ所定の、あらかじめ定められた間隔を有していることを意味する。その場合に、分離箇所領域というのは、型を開放する場合にランナー通路内のまだ液状の又はまだそれほど強く硬化していない溶融材料から、型側で硬化した又は部分硬化した溶融材料を、分離する又は引きちぎるための目標箇所として形成されている、ランナー通路の領域である。この分離は、溶融材料の硬−硬相の本来の引きちぎりであってもよく、又は、その表面上で連動された溶融物が硬化して、ランナー通路内に液状の部分が表面張力に基づいて残留することにより、溶融材料の硬い成分が液状の相から分離される、溶解もしくは引き出しであってもよい。
この目標箇所の決定は、幾何学的に、すなわちランナー通路の推移のしかるべき幾何学的形態によって、及び/又は、熱的に、すなわちランナー通路の推移のしかるべき熱的形態によって、行われる。当業者にとって、これは、当業者がランナー通路を次のように、すなわち、金属溶融物が、分離箇所領域の下流では、分離箇所領域の上流よりもより容易に又はより迅速に硬化するので、型を開放する場合に、分離箇所領域の下流のすでに硬化した又は比較的強く部分硬化した溶融材料が、可動の型半体の開放運動によって、鋳造製品に付着した構成要素としてランナー通路から引き出されて、その場合に分離箇所領域の上流のまだ液状又はせいぜい比較的弱く部分硬化した溶融材料から分離され又は引き裂かれるように、デザインする、ということである。この要請を認識して、当業者にとっては、分離箇所領域を実現するための適切な幾何学的及び熱的な措置は周知であるので、当業者は、加圧鋳造型のその他の構成に応じて、かつ、使用する溶融材料に応じて、場合によっては、簡単な実験及び/又はコンピュータシミュレーションを使用しながら、適切な通路コンフィグレーションを準備することができる。溶融材料として、通常の塩溶融物、及び、通常の溶融金属合金、特にそれぞれ主要成分としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛、錫、鉛又は真鍮をベースにした非鉄合金、の双方が考えられる。
分離箇所領域の定義された決定は、本発明によれば、硬化した又は部分硬化した溶融物が再現可能にこの箇所で分離され、かつ、ランナー通路の偶然どこかの箇所で又は変化する箇所で分離されないことを、保証する。本発明に係るスプルーシステムは、機械的な閉鎖システムを必要としない。分離箇所領域の熱的な定義を含む、ランナー通路に沿った温度プロフィールの設計は、さらに、それが前段に配置された加熱される領域から、鋳造型の冷却される輪郭を与える領域へのランナー通路の温度遷移的な部分を形成するように、行うことができる。これは、特に反応しやすい又は酸化する溶融物の場合に、望ましくない酸化及び炎上の危険に対処することができる。
本発明の視点によれば、さらに、ランナー通路は分離箇所領域内に曲がり又は折れを有している。この幾何学的措置は、正確にそのために定められた分離箇所領域内での溶融材料の機能的に確実な分離を支援するのに適している。
本発明の付加的な又は代替的な視点によれば、可動の型半体の、ランナー通路のスプルー連通部に対向する領域が、冷却通路構造を有している。この熱的な措置によって、分離箇所領域の下流のランナー通路内の溶融材料の硬化又は部分硬化を支援することができる。
本発明の他の付加的な又は代替的な視点によれば、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部の間のランナー通路部分に加熱装置が対応づけられており、及び/又は、分離箇所領域の上流側に連続する、分離箇所領域へ向かって円錐状に細くなるランナー通路部分に加熱装置が対応づけられている。それによって、ランナー通路の出口側の部分及び/又は分離箇所領域に上流側で連続する、円錐状の狭窄として形成されている、ランナー通路の部分は、必要に応じて管理してアクティブに加熱される。これは、所望の箇所に分離箇所領域を定めるための好ましい幾何学的−熱的措置である。それぞれの加熱装置は、たとえば、それ自体知られた電気的又は誘導性の加熱装置とすることができ、それがランナー通路自体の中に、又は、その外部に充分に小さい径方向の距離で、配置されている。
本発明の展開においては、ランナー通路は、分離箇所領域内に狭い箇所を有し、その狭い箇所からその通過横断面が下流側及び/又は上流側へ増大する。この幾何学的措置は、分離箇所領域内での溶融材料の確実な分離を支援する。ランナー通路は、たとえば、その通過横断面が、分離箇所領域からスプルー連通部まで拡幅するように、すなわち、通過横断面が、分離箇所領域からスプルー連通部までもはや減少せず、だんだんと大きくなるように、又は、せいぜいこの部分に亘って一定であるように、構成することができる。ランナー通路形態のこの幾何学的措置が、分離箇所部分から出口側のスプルー連通部へのランナー通路の部分からの、硬化した又は強く部分硬化した溶融材料の引き抜きとそれに伴って、溶融材料のこの部分の、分離箇所領域の上流側の溶融材料からの分離も、容易にすることができる。すなわち、ランナー通路は、狭い箇所からスプルー連通部まで、たとえば漏斗形状に拡幅する推移を有することができる。
好ましくは、ランナー通路の出口側のスプルー連通部からの分離箇所領域の間隔は、極めて小さく、特にランナー通路の入口側のスプルー口開口部からよりも、ずっと小さく、その場合にここでは、言及されるこれらの間隔は、ランナー通路内で移送される溶融材料の流れ距離長さに関するものである。これは、鋳造された部分にスプルーとして凝固して、それと共に型から取り出される、溶融物割合を最小限に抑える目的を、考慮するものである。システムは、鋳造された部分には、とりたてていうほどの硬化したランナー又はスプルーが存在しないように、コンパクトに構成される。特に、本発明の展開による分離箇所領域は、スプルー連通部の前に、分離箇所領域内のランナー通路の直径の0.3倍と3倍の間の距離で、したがってそれだけ近くに、配置される。
本発明の展開において、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部との間のランナー通路部分に、冷却通路構造が対応づけられている。この方法においても、分離箇所領域の熱的な定義を、したがってこの領域内の溶融材料の確実な分離を、所望にさらに改良することができる。
本発明の展開において、ランナー通路は、分離箇所領域に上流側で連続する領域内で、固定の型半体と可動の型半体の間の分離平面の法線方向に対して0°と45°の間、特に3°と20°の間の角度で、特に分離箇所領域の方向に上昇するように、延びている。この部分内で溶融物の流れ方向に上昇するランナー通路のこの推移が、型を開放する場合に、分離箇所領域内の溶融材料の分離後に、ランナー通路からの溶融材料の望ましくない流出を回避することに寄与することができる。このシステム設計において、ランナー通路の上述した上昇する推移は、分離平面が垂直になるように型半体が配置される場合でも、得られる。
本発明の展開において、スプルーシステムは、加熱通路スプルーシステムとして構成されており、かつ、それ自体知られたやり方で、入口側にスプルー口開口部を備えた溶融物分配ブロックと、流れ方向において溶融物分配ブロックに連続するスプルーブロックとを有しており、そのスプルーブロックは、出口側にスプルー連通部を有している。その場合に、分離箇所領域は、ランナー通路の、スプルーブロック内に延びる部分内に形成されている。したがって分離箇所領域は、固定の型半体と可動の型半体の間の分離面の前に比較的わずかな距離でゲート近傍に配置されている。
本発明の展開において、スプルーシステムは、加熱通路スプルーシステムとして構成されており、少なくとも1つのランナー通路が、少なくとも2つの流れ技術的に並列のランナー通路を有しており、温度調節手段が設けられており、その温度調節手段は、ランナー通路の分離箇所領域内で互いに独立して溶融材料を開ループ制御可能又は閉ループ制御可能に、溶融材料液体温度の0.9倍と1.1倍の間、特に0.98倍と1.02倍の間のあらかじめ定めることのできる目標温度に、温度調節するように整えられている。
この温度調節手段によって、複数の流れ技術的に並列のランナー通路を有する、この種の加熱通路スプルーシステムにおいて、各ランナー通路の分離箇所領域内の溶融材料を、関連する硬化温度インターバル内にある、所望の温度に維持することができる。分離箇所領域の各々において個別に溶融材料温度調節することによって、ランナー通路の幾何学配置内に場合によっては生じる差と様々な温度影響を、各個々のランナー通路又は分離箇所領域について所望に考慮することができるので、空間的に互いに分離されているがランナー通路を介して流れ技術的に接続されている分離箇所領域の各々において、溶融材料の分離に最適な温度を調節することができる。
本発明の形態において、温度調節手段は、温度開ループ制御ユニット又は温度閉ループ制御ユニット、及び、それぞれのランナー通路のための、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部の間の温度センサ装置、及び/又は、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部の間の加熱装置、及び/又は、分離箇所領域に上流側で連続するランナー通路部分内の加熱装置、及び/又は、可動の型半体の、スプルー連通部に対向する領域内の冷却通路構造、及び/又は、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部の間の冷却通路構造を有している。これが、温度調節手段を実現する好ましい変形例である。
本発明の展開において、分離箇所領域に上流側に連続する、分離箇所領域へ向かって円錐状に細くなるランナー通路部分が、付属の移行箇所において、上流側に連続する一定の直径の円筒状の鋳造ピストン部分へ移行している。その場合に、分離箇所領域へ向かって円錐状に細くなるランナー通路部分の軸方向の長さは、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部との間のランナー通路部分の軸方向の長さよりも小さく、すなわち、出口側のスプルー連通部からの分離箇所領域の間隔よりも小さい。この措置が、ランナー通路推移及び分離箇所領域におけるランナー通路内の溶融物の分離もしくは引きちぎりをさらに最適化することができる。
本発明の展開において、可動の型半体の、スプルー連通部に対向する領域は、切り欠きを有する、又は、平坦に形成されている。双方の実施変形例は、それぞれその他のシステム条件に応じて、溶融物引き裂き挙動を効果的に支援することができる。
本発明の展開において、分離箇所領域と出口側のスプルー連通部との間に位置するランナー通路部分は、複数の流れ技術的に並列の通路分岐へ分岐している。これらは、付属の出口側のスプルー連通箇所へ通じ、そこから付属のゲート領域又はゲートキャビティへ通じる。これは、鋳造すべき型とそれに伴ってそのために使用される型半体ののしかるべき形態にとって効果的であり得る。
本発明の好ましい実施形態を図面に示し、以下で説明する。
加圧鋳造型の本願で興味をひく部分を一部断面で図式的に示す側面図である。 曲げ/折りを含む分離箇所領域を備えたランナー通路を有する、図1に基づく詳細図である。 幾何学的及び熱的に定められた分離箇所領域を有するランナー通路を備えた他の加圧鋳造型の本願で興味ある部分を図式的に示す断面図である。 出口側のランナー通路部分の付加的な冷却及び加熱可能性を有する変形例のための、図3に相当する図である。 一定の直径の円筒状のランナー通路部分を有する変形例のための、図4に相当する図である。 ランナー通路のスプルー連通部に対向する、可動の型半体の領域のフラットな形態を有する変形例のための、図5に相当する図である。 修正された加熱/冷却配置を有する変形例のための、図6に相当する図である。 分離箇所領域と出口側のスプルー連通部との間の分岐するランナー通路部分を有する変形例のための、図7に相当する図である。 図8のIX−IX線に沿った断面図である。 分離箇所領域と出口側のスプルー連通部との間の分岐するランナー通路部分を有する他の変形例のための、図8に相当する図である。 図10のXI−XI線に沿った断面図である。
特に塩と金属、たとえばマグネシウム、アルミニウム、亜鉛、錫、鉛及び真鍮の加圧鋳造に適するような、図1に示す加圧鋳造型の部分は、それ自体一般的であるように、固定の型半体1と、固定の型半体に対して分離平面2に垂直に移動可能な型半体3と、を有している。そのために、たとえば、通常のように、固定の型半体1が加圧鋳造機の固定のクランププレートに固定され、可動の型半体3は機械の、固定のクランププレートに対して移動可能なクランププレートに保持され、そのために可動のクランププレートには、好ましくは油圧の駆動装置が対応づけられている。型が閉鎖された場合に、分離平面2内で両方の型半体1、3が突き合わされ、型を開放するために可動の型半体3が分離平面の法線方向に、すなわちそれに対して垂直に、引き戻される。以下で異なる説明がなされない限りにおいて、加圧鋳造型は、それ自体当業者に知られているような、何らかの任意の従来構造である。加圧鋳造型は、さらにスプルーシステムを有しており、そのうちのここで興味をひく部分が図1の断面で示す領域内で認識される。そのほかにおいて、スプルーシステムは、同様にそれ自体当業者に知られた構造のいずれかである。
図1と付属の図2の詳細図から認識できるように、スプルーシステムは、溶融物分配ブロック4と、流れ方向においてそれに接続されたスプルーブロック5と、を有している。スプルーシステムは、好ましくは加熱通路タイプであって、それにおいて少なくとも溶融物分配ブロック4がアクティブに、たとえばそれ自体知られているように、電気的若しくは誘導性の加熱装置によって、又は、溶融物分配ブロック4の加熱通路構造を通して案内される加熱流体によって、加熱される。溶融物分配ブロック4とスプルーブロック5とは、固定の型半体1内に組み込まれる、又は、それに固定される。
スプルーシステムは、少なくとも1つのランナー通路6を有しており、そのランナー通路は、入口側の図示されないスプルー口開口部から出口側のスプルー連通部7へ延びている。ランナー通路6のスプルー連通部7は、固定の型半体1と可動の型半体3の間に形成されるゲート領域8、すなわちゲートキャビティ内へ連通し、そのゲート領域自体は、通常のように、鋳造すべき製品の体積と輪郭をあらわす、図示されない型キャビティ内へ連通している。
ランナー通路6は、入口側のスプルー口開口部から、まず溶融物分配ブロック4内に、そして次にスプルーブロック5内に延びており、そのスプルーブロックが型分離平面2まで達して、そこでランナー通路6のスプルー連通部7を形成する。図示されない入口側のスプルー口開口部は、溶融物が溶融物分配ブロック4内へ入る入口を形成し、その溶融物分配ブロックに、通常のように、前段に配置された口片ノズルを接させることができ、その口片ノズルは、前段に配置された鋳造チャンバの、又は、溶融物リザーバから導出される登り導管の、出口側の端部となる。なお、加圧鋳造型は、必要と適用場合に応じて、複数のこの種の溶融物分配ブロック及び/又は複数のこの種のスプルーブロック、並びに、それに伴って、たとえば分岐するランナー通路構造によって実現される、複数のこの種のランナー通路も有することができる。その場合に鋳造型は、たとえばスプルーブロックシステムに接して配置される、鋳造システムの口片ノズルを介して、多重に分配されたスプルーブロックシステムによって鋳造容器から供給を受ける。
特に図2から明らかなように、ランナー通路6は、スプルー連通部7の上流かつ図示されないスプルー口開口部の下流に、少なくとも幾何学的に定義された分離箇所領域9を有している。分離箇所領域9の幾何学的定義は、下方の通路壁部分がまず上方へ曲がり、その後水平方向に、もしくはやや下方へ延びるように折れ、それに対応して上方の通路壁部分がまず上方へ曲がるように延びて、その後再びわずかな上昇成分をもってスプルー連通部7まで延びることによって、ランナー通路6の曲がり9a又は折れの形成を含んでいる。それによって全体として、ほぼランナー通路6の横断面推移の中央ラインをあらわす、破線の中央ライン6cによって明らかにされるように、ランナー通路6のほぼS字形状のカーブが形成される。代替的な実現においては、分離箇所領域の幾何学的定義は、この種の曲がり/折れの代わりに、ランナー通路のゆるやかな湾曲及び/又は横断面テーパを有することができ、特に折れは、図示される例におけるように鋭いエッジで実現される必要はない。
分離箇所領域9は、スプルーブロック5の内部に配置されており、その場合に分離箇所領域9内で上流側に連続するランナー通路6の部分6aが、下流側に連続するランナー通路部分6bへ移行している。下流側のランナー通路部分6bは、ランナー通路6の出口側のスプルー連通部7内で終了しており、すなわちその流れ距離長さが、分離箇所領域9がスプルー連通部7からとる、あらかじめ定められた間隔を定める。この間隔は、図示される例において、ランナー通路6の残りの上流側の長さよりもずっと小さく、また特にスプルーブロック5内の残りのランナー通路長さよりも小さい。図示される例において、分離箇所領域9に連続する、ランナー通路6の下流側の終端部分6bは、漏斗形状、すなわち中空円錐形状に、スプルー連通部7の方向に拡幅する形状を有している。
分離箇所領域9は、上で説明したように、鋳造プロセス後に型を開放する場合に硬化した又は部分硬化した溶融材料を分離又は引きちぎるための目標箇所を定める。したがってランナー通路6の下流側の終端部分6b内で分離箇所領域9の後方に存在する溶融材料は鋳造製品に、又は、スプルー領域もしくはゲート領域8の硬化した溶融材料に残り、分離箇所領域9の上流側の溶融材料は、ランナー通路6内に残留する。ランナー通路終端部分6bの漏斗状に拡幅する推移が、ランナー通路6からそこの溶融材料の残りの取り出しを容易にする。
特に図2からさらに明らかなように、ランナー通路6はその上流側の、分離箇所領域9に隣接する部分6aにおいて、垂直位置で示す型分離平面2に対して、溶融物流れ方向に上昇する推移を有している。その場合に、ランナー通路推移は、この部分6a内で、分離平面2の法線方向に対して、約0°と約45°の間の、好ましくは約3°と約20°の間の角度αを有する。これが、型を開放する際に、ランナー通路6からの、たとえばまだ流動性の又は粘流動性の溶融材料の望ましくない流出を回避することに寄与する。さらに、固定の型半体1と、それに伴って、分離平面2とは、垂直に対して傾斜して配置することができるので、ランナー通路6はそれに応じた付加的な寸法だけ溶融物流れ方向に上昇する。
必要な場合には、分離箇所領域9は、付加的に、熱的に定義することができ、すなわちランナー通路6に沿った温度プロフィールは、アクティブに冷却及び/又は加熱する温度調節措置によって、分離箇所領域9内の溶融材料の点状に正確な分離が支援されるように、調節することができ、それはそのほかにおいては、曲がり/折れ9aによる幾何学的決定によって準備される。熱的な措置として、スプルーブロック5は、加熱される溶融物分配ブロック4と冷却される型キャビティ又はゲートキャビティ8との間に温度に関して過渡的な領域を形成することができ、その領域は、アクティブに加熱されず又は最大で分離箇所領域9の上流で加熱され、かつ、アクティブに冷却されず又は分離箇所領域9の下流の領域内でのみ冷却される。代替的に、スプルーブロック5内のランナー通路部分を、あらかじめ定めることのできる温度プロフィールに従って加熱することができ、スプルーブロック5内の温度は、溶融物分配ブロック内におけるよりも低く抑えられ及び/又は溶融物流れ方向に徐々に低下するように調節される。
図3は、本発明の他の実施例の、ここでもその、ここで興味をひくコンポーネントのみを図式的に示しており、加圧鋳造型の残りの構造は、図1と図2に示すものに、そしてそれについて上述した説明に相当することができる。理解を容易にするために、図3では、機能的には等価であるがかならずしも同一でない部材について、数字の等しい参照符号が選択されているので、その限りにおいて、図1と図2についての上の説明を参照するよう指示することができる。
図3の加圧鋳造型において、スプルーシステムは、分離箇所領域9'を備えたランナー通路6’を有しており、その分離箇所領域は、ランナー通路6’の狭い箇所9’aによって定められている。この狭い箇所9’から、通路横断面は、上流側に連続するランナー通路部分6’aにおいても、下流側に連続するランナー通路部分6’bにおいても、それぞれ漏斗状もしくは中空円錐状に拡幅している。上で図1と図2の実施例について説明したように、ここでも分離箇所領域9’がスプルー連通部7’から保持する間隔Aは、ランナー通路6’の残りの上流側の長さよりもずっと小さく、また特に付属のスプルーブロック5’内の残りのランナー通路長さよりも小さい。特にこの間隔Aは、好ましい実施形態において、分離箇所領域9’内のランナー通路6’の直径Dの0.3倍と3倍の間である。
付加的に、分離箇所領域9’は熱的に次のように、すなわち分離箇所領域9'の下流側に連続するランナー通路部分6’bは加熱されないままであり、分離箇所領域9’の上流側に連続するランナー部分6’aに加熱装置10が対応づけられて、その加熱装置によって溶融材料がこのランナー通路部分6’a内で、分離箇所領域9’の前まで、たとえば溶融物流れ方向に同様にアクティブに加熱される溶融物分配ブロックに連続して、アクティブに加熱することができることによって、定義される。加熱装置10は、たとえば電気的又は誘導性の加熱装置の形式の、それ自体当業者に知られた何らかのタイプとすることができ、その加熱装置は、ランナー通路6’自体内に、又は、示されているように、それをわずかな径方向の間隔で包囲する、スプルーブロック5’の領域内に配置することができる。代替的に、加熱流体による加熱も可能であって、そのために該当するランナー通路部分6’aを径方向に包囲する領域にそれに応じた流体通路構造が設けられる。分離箇所領域9’の上流側に連続するランナー通路部分6’a内の溶融物を加熱し、同時に分離箇所領域9’の下流側のランナー通路部分6'bを加熱しないことは、幾何学的な狭窄箇所形態と協働して、そのために構成された分離箇所領域9’内の溶融材料の確実な、プロセス的に安全な分離を支援し、かつ保証することができる。
他の熱的な措置として、図3に示すスプルーシステムは、可動の型半体3’の、スプルー連通部7’に対向する領域17内に冷却通路構造11を有しており、その場合にこの領域17は、図示される例において切り欠きを有し、それに応じて掘り下げられている。切り欠きは、たとえばカップ形状とすることができ、その場合に円い横断面形状の他に種々の他の、たとえば長円形又は星状の横断面形状が可能である。この冷却通路構造11によって、溶融材料は、型キャビティ12へ通じるスプルー/ゲート領域8’内と特にゲート領域8’の、ランナー通路6’のスプルー連通部7'に直接隣接する部分内で、アクティブに冷却することができる。これが、分離箇所領域9’の下流側の終端側のランナー通路部分6'b内の溶融材料の冷却と、それに伴って硬化もしくは部分硬化と、を支援し、同時に上流側で分離箇所領域9'に隣接するランナー通路部分6’a内の溶融材料は、加熱装置10によって硬化を妨げることができる。それによって溶融材料は、型を開放する際に確実に分離箇所領域9’において引き裂かれる。
図4に示す実施変形例においては、図3の実施例に加えて、分離箇所領域9’と出口側のスプルー連通部7'の間のランナー通路部分6'bに、冷却通路構造13の形式のアクティブな冷却装置とアクティブな加熱装置14が対応づけられている。加熱装置14は、加熱装置10のようにそれ自体当業者に知られた何らかのタイプ、たとえば電気的又は誘導性の加熱装置とすることができ、それらは上述した通路部分6'b内に、又は、図示されるようにそれをわずかな径方向の間隔で包囲する、スプルーブロック5’のもしくはランナー通路6'を有するスプルー挿入片の領域内に配置することができる。ここでも代替的に、しかるべき流体通路構造を有する加熱流体による加熱も、可能である。冷却通路構造13には、冷却通路構造11と同じ冷却流体、又は、代替的に他の冷却流体を供給することができる。
分離箇所領域9’とスプルー連通部7’の間の部分内のアクティブな冷却装置13とアクティブな加熱装置14によって、しかるべき適用場合において、分離箇所領域9’の熱的な定義はさらに改良される。たとえば、しかるべき駆動方法において、このランナー通路部分6’bを冷却装置13によってアクティブに冷却することができ、それが、この部分内の溶融材料を型側に連続する溶融材料に、すなわち鋳造された部分のスプルーに、結合することを支援する。というのは、付加的な冷却が、この通路部分6'b内で溶融材料の硬化を促進するからである。
可動の型半体3’内に冷却通路構造11によってもたらされる冷却作用が、しかるべき適用場合において比較的強く、かつ分離箇所領域9'を越えて上流側で溶融材料の硬化がもたらされるような場合には、しかるべき駆動方法において、加熱装置14がアクティブにされて、それによって出口側のランナー通路部分6’b内の溶融材料が充分に高い温度に維持されることにより、それに対処することができる。
他の可能な駆動方法において、ランナー通路部分6'bの冷却装置13と加熱装置14は、サイクリックに駆動することができる。したがって溶融材料のある種のサイクル同期された硬化が促進され、それがまた、分離箇所領域9’内の溶融物分離プロセスをアクティブに支援する。
他の、図示されない実施変形例において、ランナー通路部分6'bには、冷却装置なしで加熱装置のみ、又は、加熱装置なしで冷却装置のみが対応づけられる。さらに、他の修正された実施形態においては、加熱装置10及び/又は冷却通路構造11は省くことができる。
なお、上述したすべての冷却装置と加熱装置10、11、13、14には開ループ制御ユニット及び/又は閉ループ制御ユニットが対応づけられており、それがそれぞれ所望の駆動種類に応じて上述した冷却/加熱装置10、11、13、14を適切に駆動する。
その例として、図4には閉ループ制御ユニット15が示されており、それが、しかるべき制御導線15a、15b、15c、15dを介して加熱装置10、冷却通路構造11、冷却通路構造13及び加熱装置14を駆動する。しかるべき実施形態において、スプルーシステムは、さらに、図4に示すように、分離箇所領域9’と出口側のスプルー連通部7'の間に温度センサ装置16を有している。温度センサ装置16は、付属のセンサ導線15eを介して閉ループ制御ユニット15に接続されており、かつ、閉ループ制御ユニット15に、ランナー通路6’の少なくとも1つの部分内と特に分離箇所領域9’の上流と下流の周囲における温度状況について知らせることができるように、設計されている。それぞれシステム設計に応じて、温度センサ装置16はそのために、1つの又はランナー通路6’に沿って相前後して配置された複数の温度センサを、特に、円錐状に細くなる部分6'b、分離箇所領域9’及び、分離箇所領域9'とスプルー連通部7’の間の部分を有する、ランナー通路6’の図示される部分内に、有することができる。たとえば加熱装置10、冷却装置11、冷却装置13及び加熱装置14に、それぞれ1つ又は複数の温度センサ部材を設けることができる。
したがってこの実現において、スプルーシステムは、温度調節手段を有しており、その温度調節手段は、ランナー通路6’の分離箇所領域9’内の溶融材料をあらかじめ定めることのできる目標温度に開ループ制御可能又は閉ループ制御可能に温度調節するように整えることができ、その場合にこの目標温度は、好ましくは、鋳造すべき溶融材料の液体温度の0.9倍と1.1倍の間の値に、好ましくはこの液体温度に、又は、その0.98倍と1.02倍の間の狭い領域内の値に設定される。
これらの温度調節手段によって、分離箇所領域9’からスプルー連通部7’までの溶融材料の定められた温度ガイドが得られる。このようにして、分離箇所領域9’の周囲における溶融材料の温度は、好ましくは溶融物硬化温度インターバル内に維持することができる。その場合に、分離箇所領域9’の上流の供給部分におけるランナー通路6’内の溶融物温度は、そこで溶融物のための良好な流動特性と確実な溶融物ガイドを準備するために、徹底的に高く選択することができ、それが、分離箇所領域9’の上流のランナー通路6’内の望ましくない溶融物硬化作用を防止する。
したがって加熱装置と冷却装置10、11、13、14のオンオフは、ランナー通路6’の出口側の部分において検出された温度に従って、閉ループ制御ユニット15によって個別に行うことができる。ゲート領域内のこの所望の溶融物温度ガイドによって、特に、鋳造型が開放されている場合に鋳造された部品を取り出す間に、ランナー通路6’内に残っている溶融材料が、加圧鋳造型の冷却されたコンポーネントへの熱流流出の結果として強く冷却され、又は、特に硬化することを、阻止することができる。そのために閉ループ制御ユニット15は、冷却装置11、13が温度調節されて供給される溶融物に与える影響を、分離箇所領域9’までの出口側のランナー通路部分6’bに適切に制限することができ、同時に分離箇所領域9’の上流側に連続するランナー通路部分6’aを加熱装置10によってアクティブに加熱し、それに伴って温度調節して液体温度に維持することができる。
本発明のしかるべき実施形態において、スプルーシステムは、複数の流れ技術的に並列のランナー通路を有する加熱通路スプルーシステムとして構成することができ、それらのランナー通路は、空間的に分離されたスプルー連通部によって種々の箇所において型キャビティ内へ連通し、かつ、それらのランナー通路には、それぞれ、図1から図4に示すタイプのいずれかのスプルーユニットが対応づけられている。特に、流れ技術的に互いに対して並列に接続されているランナー通路の各々に、図3と図4に示すスプルーユニットを設けることができ、それらは上述した温度調節手段を有している。その場合に、分散して複数の開ループ制御又は閉ループ制御ユニットを、又は、代替的に共通の中央の開ループ制御又は閉ループ制御ユニットを、種々のランナー通路の冷却及び加熱装置のために設けることができる。このマルチ通路のシステム設計において、各ランナー通路のために個別に分離して駆動可能な、図4の冷却及び/又は加熱装置10、11、13、14の形式の冷却及び/又は加熱装置を有する温度調節手段によって、各ランナー通路のために出口側の部分内の溶融物温度が個々に最適に調節されるので、ランナー通路の各々において分離箇所領域9’内の溶融材料の所望の分離がプロセス的に安全にもたらされる。
そのために、付属の開ループ制御/閉ループ制御装置によって、それぞれ存在する冷却/加熱装置をしかるべく駆動することによって、種々のランナー通路の複数の空間的に分離されたスプルー連通部の各々のための溶融材料の分離が、再現可能な温度条件によってそれぞれの目標分離箇所において再現可能に行われる。さらに、スプルー連通部が互いに対して熱的に遮蔽されているので、溶融材料の分離によって、型を開放した場合に、種々のランナー通路の分離箇所領域内に硬化した溶融材料が引き留められることはない。むしろ、複数の空間的に分離された分離箇所領域の各々について温度状況は、鋳造型を開放した場合にすべての分離箇所において、硬化したすべての溶融材料がスプルー連通部から完全に引き出されるように、調節される。それによって、次の鋳造プロセスにおいて溶融物が等しい流れ分配において複数のスプルー連通部を介して型キャビティ内へ流入し、そこで再現可能に等しい流れフロントを刻印することが、保証される。
そのために温度は、この場合において複数の流れ技術的に並列のランナー通路6’の分離箇所9'の各々に対応づけられた、加熱及び/又は冷却装置10、11、13、14によって、付属の分散した開ループ制御/閉ループ制御ユニットにより、又は、代替的に中央の開ループ制御/閉ループ制御ユニットに15により、分離箇所の各々について個別に最適な目標値に調整され、その目標値は上述したように、たとえば溶融材料の液体温度にあり、又は、その0.9倍から1.1倍の領域内に、好ましくは0.98倍から1.02倍の領域内にある。
その場合に、ランナー通路内の温度が型キャビティの還流もしくは反作用に、又は、型キャビティ用の型冷却装置に依存するだけでなく、ランナー通路の直径と幾何学配置にも依存することも、考慮される。さらに、型キャビティを充填するために、流れ技術的な理由から、種々の直径、曲率、折れなどのような、様々な幾何学配置を有する2つ又はそれより多い流れ技術的に並列のランナー通路を形成することが必要な場合に、溶融物の様々な質量流の溶融物エネルギが異なるように、温度収支に、そしてそれに伴ってそれぞれの分離箇所領域内の溶融材料の温度状況に作用することがある。この種の効果も、上述した温度調節手段を有するシステム設計における、本発明に係るスプルーシステムによって、補償するように考慮することができるので、この種のシステム実現においても、複数のランナー通路の各分離箇所領域内の溶融物温度は、個別に対応づけられた、駆動可能な冷却/加熱装置によって最適な目標値に調節し、又は、その目標値に維持することができる。
なお、スプルー/ゲートキャビティ内の、特にランナー通路のスプルー連通部の近傍の、溶融材料の上述したアクティブな冷却措置及び/又は加熱措置は、図3と図4の例について上で説明したように、図1と図2のスプルーシステムにおいても設けることができる。
図5から図11は、図3と図4の実施例に対する他の実施変形例を示しており、その場合に、同一及び機能的に等価の部材には同一の参照符号が使用され、その限りにおいて図3と図4についての上の説明を参照するよう指示することができる。したがって以下においては、これらの実施変形例について、実質的に、図3と図4の実施例に対する差のみが詳しく説明される。
図5の実施例において、分離箇所領域9’の上流側に連続する、分離箇所領域9’へ向かって円錐状に細くなるランナー通路部分6’aは、付属の移行箇所18において、上流側に連続する、一定の直径を有する円筒状のランナー通路部分6’dへ移行している。その場合に、ランナー通路部分6’aは、軸方向において長さL6aにわたって延びており、その長さは、出口側のスプルー連通部7’からの分離箇所領域9’の間隔Aよりも小さく、それに伴って分離箇所領域9’と出口側のスプルー連通部7’との間のランナー通路部分6’bの軸方向の長さよりも小さい。アクティブに加熱するために、円筒状のランナー通路部分6'dには、図3と図4の例における円錐状に細くなるランナー通路部分6’aの加熱装置10と同様に、加熱装置10’が対応づけられている。選択的に加熱装置10’は、付加的に、円錐状に細くなるランナー通路部分6’aの領域内に延びて、そこで図3と図4の例に示す加熱装置10の機能を引き受けることができる。しかるべき代替的な実現において、分離箇所領域9’と出口側のスプルー連通部7’の間のランナー通路部分6'bは、アクティブな冷却と加熱をもたない、又は、図4の例にしたがって、アクティブな冷却装置13及び/又はアクティブな加熱装置14が対応づけられている。
図6に示す実施変形例は、図5の実施変形例とは、可動の型半体3’の、出口側のスプルー連通部7'に対向する領域が、図5の領域17のカップ形状の凹部の代わりに、平坦な領域17'として形成されていることにおいて異なっている。この場合において付属の冷却通路構造11は、付加的に、出口側のスプルー連通部7’に直接対向するように冷却通路を有している。
図7に示す実施変形例は、図6の実施例から、アクティブな加熱装置10”が円筒状のランナー通路部分6'd内にも、円錐状に細くなるランナー通路部分6’a内にも延びており、図4と図5の実施例について上で説明した加熱装置10と10’の機能を引き受けることにおいて異なっている。さらに図7においては、図4の実施例について上で説明したように、分離箇所領域9’と出口側のスプルー連通部7’の間のランナー通路部分6'bのためのアクティブな冷却装置13とアクティブな加熱装置14がはっきりと示されている。
図8と図9は、図7の実施例に似た実施例を示しており、図7の実施例とは異なり、分離箇所領域9’から出口側のスプルー連通部7’へ延びるランナー通路部分は、複数の流れ技術的に並列の通路分岐6’b1、6’b2へ分岐している。図示される例において、このランナー通路部分は2つの通路分岐6’b1と6'b2を有しており、代替的な形態においてそれは、2つより多くの流れ技術的に並列の通路分岐及び/又は流れ方向に相前後して配置される多数の通路分岐を有することもできる。
図8と図9の実施例において、2つの通路分岐6'b1、6’b2の各々は、出口側のスプルー連通部7’から分離箇所領域9’へ向かって円錐状に細くなるランナー通路分岐を形成し、かつ、各通路分岐6'b1、6’b2は、特に図9から明らかなように、アクティブな加熱装置14の複数の加熱部材によって包囲されている。アクティブな冷却装置13は、円形の冷却通路を有しており、それらの冷却通路が2つのランナー通路分岐6'b1、6’b2の径方向外側においてこれらを包囲するように配置されている。それに応じて、出口側のスプルー連通部7’は、ランナー通路分岐6'b1、6’b2の2つの流出開口部を有しており、この限りにおいて修正されたアクティブな冷却通路構造11を有する対向する領域17’は、それに応じて、型中空室側に、ランナー通路分岐6'b1、6’b2の各々のためのゲート領域8’1、8’2を有している。このようにして、溶融物は、ランナー通路分岐6'b1、6’b2とゲート領域8’1、8’2を介して付属の種々の箇所において、型中空室12内へ案内される。
図10と図11に示す実施例は、図8と図9の実施例に類似しているが、分離箇所領域9’と出口側のスプルー連通部7’との間でランナー通路部分が分岐する、2つのランナー通路分岐6'b1、6’b2が、異なるやり方で実現されていることにおいて、異なる。それについて特に、ランナー通路部分6’bは、図3から図7の実施変形例と同様に円錐台形状に形成されている。出口側のスプルー連通部7’から分離箇所領域9'へ向かって円錐台状に円錐状に細くなるこのランナー通路部分6'b内へ、対応する円錐台形状の突出部19が、この限りにおいて修正された可動の型半体3’の対向する領域17”から張り出しており、その突出部に周方向に対向する2つの軸溝が設けられており、それらの軸溝が、2つの通路分岐6'b1、6’b2を形成し、かつ、ゲート領域8’1、8’2へ移行している。図示される例において、冷却通路11aがアクティブな冷却装置11の部分として突出部19の領域内へ延びており、それによってランナー通路分岐6'b1、6’b2のための冷却効果を増強することができる。
図示され上で説明された実施例が明らかにするように、本発明は好ましいスプルーシステムを提供し、そのスプルーシステムは、ランナー通路内の溶融物を、型キャビティ内への、又は、図示されるように前段に配置されたスプルー/ゲートキャビティ内への、その流出側のスプルー連通部から、好ましくは比較的小さい距離で、定められたように分離することを可能にし、その場合に同時に、型を開放する際に固定の型半体からのまだ液状の溶融材料の望ましくない流出が回避され、そのために機械的な閉鎖システムは必ずしも必要とされない。本発明に係るスプルーシステムは、従来のスプルーシステムについて、特に約750℃の高い温度領域内で亜鉛、アルミニウム及びマグネシウムを加圧鋳造するための加熱通路スプルーシステムとしても知られているような、すべての適用に適している。

Claims (11)

  1. 加圧鋳造型用のスプルーシステム、特に加熱通路スプルーシステムであって、
    少なくとも1つのランナー通路(6、6')を有し、前記ランナー通路が、入口側のスプルー口開口部から出口側のスプルー連通部(7、7')まで延びており、前記連通部が、固定の型半体(1、1')と可動の型半体(3、3')との間に形成される、前記加圧鋳造型の型キャビティ(12)内へ、又は、その前段に配置されたゲート領域(8、8')内へ連通し、かつ、前記スプルー連通部(7、7')の上流側と前記スプルー口開口部の下流側に幾何学的及び/又は熱的に定められた分離箇所領域(9、9')を有しており、
    前記ランナー通路が、前記分離箇所領域内に曲がり又は折れ(9a)を有しており、並びに/又は、
    前記分離箇所領域と前記出口側のスプルー連通部との間のランナー通路部分(6'b)に加熱装置(14)が対応づけられており、及び/若しくは、前記分離箇所領域の上流側に連続しかつ前記分離箇所領域へ向かって円錐状に細くなるランナー通路部分(6'a)に加熱装置(10)が対応づけられており、並びに/又は、
    前記可動の型半体の、前記スプルー連通部に対向する領域(17、17')が、冷却通路構造(11)を有している、
    スプルーシステム。
  2. さらに、前記ランナー通路が、前記分離箇所領域内に狭い箇所(9'a)を有しており、その狭い箇所からその通過横断面が、下流側及び/又は上流側へ増大している、ことを特徴とする請求項1に記載のスプルーシステム。
  3. さらに、分離箇所領域が、前記スプルー連通部の前に、前記分離箇所領域内の前記ランナー通路の直径(D)の0.3倍と3倍との間の間隔(A)で配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスプルーシステム。
  4. さらに、前記分離箇所領域と前記出口側のスプルー連通部との間のランナー通路部分(6'b)に、冷却通路構造(13)が対応づけられている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
  5. さらに、前記ランナー通路が、前記分離箇所領域の上流側に連続する領域内で、固定の型半体と可動の型半体との間の分離平面(2)の法線方向に対して、0°より大きくかつ45°以下の、特に3°と20°との間の角度(α)で、前記分離箇所領域の方向に上昇するように延びている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
  6. さらに、当該スプルーシステムが、加熱通路スプルーシステムとして構成されており、かつ、入口側に前記スプルー口開口部を有する溶融物分配ブロック(4)と、流れ方向において前記溶融物分配ブロックに連続するスプルーブロック(5、5')と、を有しており、前記スプルーブロックが、出口側に前記スプルー連通部を有しており、前記分離箇所領域が、前記ランナー通路の前記スプルーブロック内に延びる部分内に配置されている、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
  7. さらに、当該スプルーシステムが、加熱通路スプルーシステムとして構成されており、前記少なくとも1つのランナー通路が、少なくとも2つの流れ技術的に並列のランナー通路(6、6')を有しており、かつ、温度調節手段が設けられており、前記温度調節手段が、前記ランナー通路の前記分離箇所領域内で互いに独立して、溶融材料の温度を、前記溶融材料の液体温度の0.9倍と1.1倍との間、特に0.98倍と1.02倍との間のあらかじめ定めることのできる目標温度に、開ループ制御可能又は閉ループ制御可能に調節するように整えられている、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
  8. さらに、前記温度調節手段が、温度開ループ制御ユニット又は温度閉ループ制御ユニットと、それぞれのランナー通路のための、前記分離箇所領域と前記出口側のスプルー連通部との間の温度センサ装置、及び/又は、前記分離箇所領域と前記出口側のスプルー連通部との間の加熱装置(14)、及び/又は、前記分離箇所領域の上流側に連続する前記ランナー通路部分(6'a)内の前記加熱装置(10)、及び/又は、前記可動の型半体のスプルー連通部に対向する領域内の前記冷却通路構造(11)、及び/又は、前記分離箇所領域と前記出口側のスプルー連通部との間の前記冷却通路構造(13)と、を有している、ことを特徴とする請求項7に記載のスプルーシステム。
  9. さらに、前記分離箇所領域の上流に連続する、前記分離箇所領域へ向かって円錐状に細くなる前記ランナー通路部分が、付属の移行箇所(18)において、上流に連続する円筒状の、一定の直径のランナー通路部分(6'd)へ移行し、かつ、その軸方向の長さ(L6a)が、前記分離箇所領域と前記出口側のスプルー連通部との間の前記ランナー通路部分の長さよりも小さい、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
  10. さらに、前記可動の型半体の、前記スプルー連通部に対向する前記領域(17、17')が、切り欠きを有する、又は、平坦に形成されている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
  11. さらに、前記分離箇所領域から前記出口側のスプルー連通部へ延びる前記ランナー通路部分が、複数の流れ技術的に並列の通路分岐(6’b1、6’b2)へ分岐している、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のスプルーシステム。
JP2017563166A 2015-06-05 2016-06-02 加圧鋳造型用のスプルーシステム Active JP6791884B2 (ja)

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