JP2018510823A - 補強封止部を備えた可撓性容器 - Google Patents

補強封止部を備えた可撓性容器 Download PDF

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Abstract

拡張された構造及び補強封止部を有する可撓性容器。

Description

本開示は、一般に、可撓性容器に関し、詳細には、補強封止部を有する可撓性容器に関する。
流動性製品としては、液体製品及び/又は注ぎ可能な固体製品が挙げられる。様々な実施形態では、容器は、1つ以上の流動性製品を受容、収容、及び分配するために使用することができる。また、様々な実施形態では、容器は、個々の物品又は別個に包装された製品の部分を、受容、収容、及び/又は分配するために使用することができる。容器は、1つ以上の製品空間を含み得る。製品空間は、1つ以上の流動性製品で充填されるように構成することができる。容器は、容器の製品空間が充填されるときに、流動性製品を受容する。所望の容量まで充填されると、容器は、流動性製品が分配されるまで流動性製品をその製品空間内に収容するように構成され得る。容器は、流動性製品の周囲に隔壁を提供することによって、流動性製品を収容する。この隔壁は、流動性製品が製品空間から流出することを防止する。隔壁はまた、容器の外側の環境から流動性製品を保護することができる。充填された製品空間は、典型的には、キャップ又は封止部によって閉鎖される。容器は、その製品空間内に収容された1つ以上の流動性製品を分配するように構成することができる。分配されると、最終使用者は、適宜、流動性製品を消費、適用、又は別の方法で使用することができる。様々な実施形態では、容器は再充填及び再使用されるように構成されてもよく、又は容器は単回の充填後若しくは更に単回の使用後に処分されるように構成されてもよい。容器は、その流動性製品を意図した通りに不具合なく受容、収容、及び分配することができるように、十分な構造的一体性を有して構成されるべきである。
流動性製品用の容器を、取り扱い、販売用に陳列し、使用状態にすることができる。容器は、作製、充填、装飾、包装、輸送、及び開封される際に、多くの異なる方式で取り扱われる可能性がある。容器は、機械及び人によって取り扱われる際、設備及び車両によって移動される際、並びに他の容器及び様々な包装材料によって接触される際に、広範囲の外力及び環境条件を経験し得る。流動性製品用の容器は、これらの方式のいずれかで、又は当該技術分野において既知の任意の他の方式で、意図した通りに不具合なく取り扱うことができるように、十分な構造的一体性を有して構成されるべきである。
容器はまた、購入のために提供される際にも、多くの異なる方式で、販売用に陳列することができる。容器は、個別の商品として販売用に提供するか、又は、商品を共に形成する1つ以上の他の容器若しくは製品と共に、包装することができる。容器は、二次包装の有無にかかわらず、一次包装として販売用に提供することができる。容器が販売用に陳列される場合、容器は、記号、グラフィック、ブランディング、及び/又は他の視覚的要素を表示するように、装飾することができる。容器は、店舗の棚上に横にするか若しくは直立した状態、販売促進ディスプレイ内に提示した状態、陳列ハンガー上に吊り掛けた状態、又は陳列ラック若しくは自動販売機内に装填した状態で、販売用に陳列されるように構成することができる。流動性製品用の容器は、これらの方式のいずれかで、又は当該技術分野において既知の任意の他の方式で、意図した通りに不具合なく、容器を陳列することを可能にする構造体で、構成されるべきである。
容器はまた、そのエンドユーザによって、多くの異なる方式で使用状態にすることもできる。容器は、最終使用者によって保持及び/又は握持されるように構成することができ、それゆえ容器は、人間の手に関して、適切にサイズ決定及び成形されるべきであり、この目的のために、容器は、ハンドル及び/又は把持面などの、有用な構造的特徴部を含み得る。容器は、支持面上に横にするか若しくは直立した状態、フック若しくはクリップなどの突起部上に吊り掛けるか又は突起部から吊り下げた状態、あるいは、製品ホルダーによって支持されるか、又は(再充填可能又は再装填可能な容器に関しては)再充填若しくは再装填ステーション内に位置決めされた状態で、保存することができる。容器は、これらの保存位置のいずれかにある状態で、又はユーザによって保持されている状態で、流動性製品を分配するように構成することができる。容器は、重力、及び/又は圧力、及び/又はポンプ若しくはストローなどの分配機構の使用を通じて、あるいは当該技術分野において既知の他の種類のディスペンサの使用を通じて、流動性製品を分配するように構成することができる。一部の容器は、販売者(例えば、販売業者又は小売業者)又は最終使用者によって、充填及び/又は再充填されるように構成することができる。流動性製品用の容器は、これらの方式のいずれかで、又は当該技術分野において既知の任意の他の方式で、意図した通りに不具合なく、容器を使用することを可能にする構造体で、構成されるべきである。容器はまた、様々な方式で、廃棄物及び/又は再生可能材料として、最終使用者によって処分されるように構成することもできる。
流動性製品用の容器の従来の1つのタイプは、固体材料から作製される剛性容器である。従来の剛性容器の例としては、成型プラスチックボトル、ガラス瓶、金属缶、段ボール箱などが含まれる。これら従来の剛性容器は良く知られており、かつ一般に有用であるが、それらの設計はいくつかの注目に値する問題を提示している。
第1に、流動性製品用の一部の従来の剛性容器は、作製に費用がかかる場合がある。一部の剛性容器は、1つ以上の固体材料を成形するプロセスによって作製される。他の剛性容器は、相変化プロセスを使用して作製され、この相変化プロセスでは、容器材料が(軟化/溶融させるために)加熱され、次いで成形され、次いで(硬化/凝固させるために)冷却される。双方の作製の種類も、エネルギー集約的なプロセスであり、これらのプロセスは、複雑な設備を必要とする場合がある。
第2に、流動性製品用の一部の従来の剛性容器は、相当量の材料を必要とする場合がある。支持面上に直立するように設計される剛性容器は、充填される際に、それらの容器を支持するために十分な厚さの固体壁を必要とする。このことは、相当量の材料を必要とし得るものであり、容器のコストを増大させ、それらの容器の処分を困難にさせる一因となる恐れがある。
第3に、流動性製品用の一部の従来の剛性容器は、装飾が困難な場合がある。一部の剛性容器のサイズ、形状(例えば、曲面)及び/又は材料は、それらの外表面上に直接印刷することを困難にさせる。ラベル付けには、追加的な材料及び加工処理が必要となり、装飾のサイズ及び形状が限定される。上包みは、より大きい装飾領域を提供するが、追加的な材料及び加工処理もまた必要となり、多くの場合、相当な費用を要する。
第4に、流動性製品用の一部の従来の剛性容器は、特定の種類の損傷を受けやすい可能性がある。剛性容器が粗面に押し付けられる場合には、容器が摩損する可能性があり、それにより容器上の印刷が不鮮明になる恐れがある。剛性容器が硬質な物体に圧迫される場合には、容器が凹む可能性があり、それにより見苦しくなる恐れがある。また、剛性容器が落下した場合には、容器が破裂する可能性があり、それにより、その容器の流動性製品を喪失させる恐れがある。
第5に、従来の剛性容器内の一部の流動性製品は、分配することが困難な場合がある。最終使用者が、剛性容器を圧搾することにより、その流動性製品を分配する場合、最終使用者は、容器を変形させるために、その剛性の側部の抵抗を克服しなければならない。一部のユーザは、その抵抗を容易に克服する握力を欠いている場合があり、これらのユーザは、自らが所望する量よりも少ない流動性製品を分配する恐れがある。他のユーザは、その握力の大部分を加える必要があるため、容器を変形させる程度を容易に制御することができず、これらのユーザは、自らが所望する量よりも多くの流動性製品を分配する恐れがある。
第6に、従来の剛性容器を使用する場合、製造業者にとって、そのような容器をある製品サイズから別の製品サイズに変更することは困難であり得る。製品製造業者が従来の剛性容器内に流動性製品を提供し、製造業者が製品のサイズを変更する必要がある場合、変更するには通常、製造業者は新規の量に対応する新規のサイズの容器を作製し、使用する必要がある。残念ながら、その容器を新規のサイズで作製することは、費用も時間もかかり、調整が難しい場合がある。
本開示は、可撓性材料から作製される容器の様々な実施形態を説明する。これらの容器は、可撓性材料から作製されるため、従来の剛性容器に比べて、これらの容器は多くの利点をもたらす。
第1に、可撓性材料の(シート形態から完成品までの)加工は、剛性材料の(バルク形態から完成品までの)形成より、必要なエネルギー及び複雑性が一般に少ないので、これらの容器は、より安価に作製することができる。第2に、これらの容器は、従来の剛性容器内で使用される厚い固体壁の使用を必要とすることがない、新規な支持構造体で構成されるため、使用する材料を少なくすることができる。第3に、これらの可撓性容器は、可撓性材料から作製され、可撓性材料は、容器へと形成される前に、適合性ウェブとして印刷及び/又は装飾することができるため、より容易に印刷及び/又は装飾することができる。第4に、可撓性材料は、容器の外表面が表面及び物体と接触する際に変形して、次いで元に戻ることを可能にするため、これらの可撓性容器は、摩損、凹み、及び破裂を発生し難くすることができる。第5に、可撓性容器の側部が、人間の手によってより容易にかつ制御可能に押しつぶされ得るので、これらの可撓性容器内の流動性製品は、より確実にかつ綿密に分配され得る。本開示の容器は可撓性材料から作製されるが、容器は、目的通りに、破壊を伴うことなく、流動性製品を受け、収容し、分配することができるように、十分な構造的一体性を有して構成され得る。また、これらの容器は、破壊を伴うことなく、取り扱いによる外力及び環境条件に耐えることができるように、十分な構造的一体性を有して構成され得る。更に、これらの容器は、目的通りに、破壊を伴うことなく、ディスプレイでき使用され得る構造を備えるものとして構成され得る。第6に、これらの可撓性容器は、容易に変化可能なサイズ設定で構成され得るため、従来の剛性容器に比べ、製品製造業者は、より安価に、より短い時間で、かつより少ない調整で製品のサイズを変更することができる。
小売販売用に構成された、手持ち式の使い捨て直立可撓性容器であって、容器は、流動性製品を直接収容する複数回投与製品容積であって、製品容積のおよそ全てが1つ以上のフィルムから作製されている、複数回投与製品容積と、1つ以上の第1のフィルム層から作製されている、第1の膨張構造支持容積と、1つ以上の第1のフィルム層の一部を通り、更に容器の1つ以上の付加フィルム層を通って延在する主封止部と、1つ以上の第1のフィルム層の一部を通るが、1つ以上の付加フィルム層のいずれの部分も通らずに延在する第1の補強封止部と、を備え、第1の補強封止部の少なくとも一部が、主封止部の少なくとも一部と、第1の膨張構造支持容積の少なくとも一部との間に配置される。
直立可撓性容器の一実施形態の正面図を示す。 図1Aの直立可撓性容器の側面図を示す。 図1Aの直立可撓性容器の上面図を示す。 図1Aの直立可撓性容器の底面図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図1Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図1Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図1Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 錐台状の全体形状を有する構造支持フレームを有する、直立可撓性容器の上面図を示す。 図2Aの容器の正面図を示す。 図2Aの容器の側面図を示す。 図2Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図2Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図1Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図2Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 角錐状の全体形状を有する構造支持フレームを有する直立可撓性容器の上面図を示す。 図3Aの容器の正面図を示す。 図3Aの容器の側面図を示す。 図3Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図3Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図3Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図3Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 三角柱状の全体形状を有する構造支持フレームを有する、直立可撓性容器の上面図を示す。 図4Aの容器の正面図を示す。 図4Aの容器の側面図を示す。 図4Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図4Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図4Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図4Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 正方柱状の全体形状を有する構造支持フレームを有する、直立可撓性容器の上面図を示す。 図5Aの容器の正面図を示す。 図5Aの容器の側面図を示す。 図5Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図5Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図5Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図5Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 五角柱状の全体形状を有する構造支持フレームを有した直立可撓性容器の上面図を示す。 図6Aの容器の正面図を示す。 図6Aの容器の側面図を示す。 図6Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図6Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図6Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図6Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 円錐状の全体形状を有する構造支持フレームを有した直立可撓性容器の上面図を示す。 図7Aの容器の正面図を示す。 図7Aの容器の側面図を示す。 図7Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図7Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図7Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図7Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 円柱状の全体形状を有する構造支持フレームを有する、直立可撓性容器の上面図を示す。 図8Aの容器の正面図を示す。 図8Aの容器の側面図を示す。 図8Aの容器の等角図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図8Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図8Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を例示する。 外部構造支持フレームを含む、図8Aの直立可撓性容器の別の実施形態の斜視図を例示する。 正方形状の全体形状を有する、自立型可撓性容器の一実施形態の上面図を示す。 図9Aの可撓性容器の端面図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図9Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図9Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図9Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 三角形状の全体形状を有する、自立型可撓性容器の一実施形態の上面図を示す。 図10Aの可撓性容器の端面図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図10Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図10Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図10Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 円形状の全体形状を有した、自立型可撓性容器の一実施形態の上面図を示す。 図11Aの可撓性容器の端面図を示す。 非対称な構造支持フレームを含む、図11Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 内部構造支持フレームを含む、図11Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 外部構造支持フレームを含む、図11Aの自立型可撓性容器の別の実施形態の斜視図を示す。 プッシュ−プル型ディスペンサの等角図を示す。 押し上げ式キャップを備えたディスペンサの等角図を示す。 ねじ式キャップを備えたディスペンサの等角図を示す。 回転可能型ディスペンサの等角図を示す。 キャップを備えたノズル型ディスペンサの等角図を示す。 ストローディスペンサの等角図を示す。 蓋を有するストローディスペンサの等角図を示す。 跳ね上げ式ストローディスペンサの等角図を示す。 咬合弁を備えたストローディスペンサの等角図を示す。 ポンプ型ディスペンサの等角図を示す。 ポンプスプレー型ディスペンサの等角図を示す。 トリガスプレー型ディスペンサの等角図を示す。 先行技術による、第1の量の流動性製品を有する剛性容器の正面図を示す。 先行技術による、第1の量を超える第2の量の流動性製品を有する、図15Aの剛性容器の正面図を示す。 先行技術による、第1の量を下回る第3の量の流動性製品を有する、図15Aの剛性容器の正面図を示す。 キャプで閉鎖され封止された可撓性容器の正面図を示す。 キャップで閉鎖されているが、キャップを介して通気される可撓性容器の正面図を示す。 キャップで閉鎖されているが、通気孔を介して通気される可撓性容器の正面図を示す。 開放されたディスペンサを介して通気される可撓性容器の正面図を示す。 一形状の製品視野部分を介して部分的に可視である製品空間を有する、可撓性容器の正面図を示す。 容器上のパネルの上部を占める製品視野部分を介して部分的に可視である製品空間を有する、可撓性容器の正面図を示す。 複数形状の製品視野部分を介して部分的に可視である製品空間を有する、可撓性容器の正面図を示す。 視覚的な充填ゲージである細長い製品視野部分を介して部分的に可視である製品空間を有する、可撓性容器の正面図を示す。 容器上のパネルの全てを占める製品視野部分を介して完全に可視である製品空間を有する、可撓性容器の正面図を示す。 可撓性容器が作製され、供給され、使用されるプロセスを例示するフローチャートである。 可撓性容器を作製するのに使用される可撓性材料の例示的な半加工品の平面図であり、封止パターン及び折り畳みパターンが半加工品に関連して示されている。 直立可撓性容器の一実施形態の正面図を示す。 図20Aの直立可撓性容器の背面図を示す。 図20Aの直立可撓性容器の左側面図を示す。 図20Aの直立可撓性容器の右側面図を示す。 図20Aの直立可撓性容器の上面図を示す。 図20Aの直立可撓性容器の底面図を示す。 図20Aの直立可撓性容器の斜視図を示す。 主封止部及び補強封止部を含む、図20A〜20Gの容器の側面の一部を大写しした左側面図を示す。 主封止部及び補強封止部内の様々なフィルム層を示す、図21Aの更に接近した図を示す。
本開示は、可撓性材料から作製される容器の様々な実施形態を説明する。これらの容器は、可撓性材料から作製されるため、従来の剛性容器に比べて、これらの容器は多くの利点をもたらす。
本開示の容器は、可撓性材料から作製されるものではあるが、それらの容器は、意図した通りに不具合なく、流動性製品を受容、収容、及び分配することができるように、十分な構造的一体性を有して構成することができる。また、これらの容器は、取り扱いによる外力及び環境条件に不具合なく耐えることができるように、十分な構造的一体性を有して構成することができる。更には、これらの容器は、意図した通りに不具合なく、販売用に陳列し、使用状態にすることを可能にする構造体で、構成することができる。
定義
本明細書において使用するとき、用語「およそ」は、特定の値プラスマイナス20パーセント(+/−20%)に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示もまた、様々な代替実施形態において、その特定の値の開示におよそ等しい範囲(すなわち+/−20%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用するとき、用語「実量」は、容器が小売販売用に構成されているとき、容器の製品空間内に存在する流動性製品の測定量を指す。
本明細書において使用するとき、用語「周囲条件」は、摂氏19〜21度の範囲の温度及び45〜55%の範囲の相対湿度を指す。
本明細書において使用するとき、用語「ほとんど」は、特定の値プラスマイナス15パーセント(+/−15%)に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示はまた、様々な代替実施形態において、その特定の値周辺に等しい範囲(すなわち+/−15%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用するとき、用語「大気圧」は、1気圧の絶対圧力を指す。
本明細書において使用するとき、材料のシートを指す場合、用語「坪量」は、平方メートル当たりのグラム(gsm)の単位での、面積当たりの質量の測定値を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれかは、10〜1000gsmの、又は10〜1000gsmの任意の整数値の、又は例えば20〜800gsm、30〜600gsm、40〜400gsm若しくは50〜200などの、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、坪量を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「底部」は、容器の全高の低位側30%、すなわち、容器の全高の0〜30%に位置する容器の部分を指す。本明細書において使用するとき、用語「底部」は、30%未満の特定の割合値で用語底部を修正することで、更に限定され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の底部の基準は、様々な代替実施形態では、底部25%(すなわち全高の0〜25%)、底部20%(すなわち全高の0〜20%)、底部15%(すなわち全高の0〜15%)、底部10%(すなわち全高の0〜10%)、若しくは底部5%(すなわち全高の0〜5%)、又は0%と30%との間の割合の任意の整数値を指すことができる。
本明細書において使用するとき、用語「ブランディング」は、ある製品を他の製品と区別することを目的とする視覚的な要素を指す。ブランディングの例としては、商標、トレードドレス、ロゴ、アイコン、などのうちのいずれか1つ以上が含まれる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上のブランディングを任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書において使用するとき、用語「記号」は、情報を伝えることを目的とする視覚的な要素を指す。記号の例としては、文字、数字、シンボル、などのうちのいずれか1つ以上が含まれる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態において、可撓性容器の任意の面はまた、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上の記号を任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書において使用するとき、用語「閉鎖された」は、(例えば隔壁を形成する1つ以上の材料によって)製品空間内の流動性製品が製品空間から流出するのを防止する、製品空間の状態を指すが、製品空間は必ずしも気密封止されない。例えば、閉鎖された容器は、容器内のヘッドスペースが容器の外側の環境の空気と流体連通することを可能にする、通気孔を含み得る。
本明細書において使用するとき、用語「閉鎖された充填高さ」は、容器が小売販売用に構成されているときに測定された距離と、容器が水平支持表面上に直立している間に、支持表面の上面から容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定された距離と、を指す。容器が直立の向きを有しないが、吊下がりの向きを有している場合、用語「閉鎖された充填高さ」は、容器が小売販売用に構成されているときに測定された距離と、容器が支持体から吊下がっている間に、容器の最下点から、容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定された距離と、を指す。容器が直立の向きも吊下がりの向きも有しない場合、用語「閉鎖された充填高さ」は、容器に適用されない。
本明細書において使用するとき、用語「収縮機構」とは、可撓性容器を備え、構造支持容積の内側の膨張材料を、環境中へと逃し、構造支持容積がそれ以上膨張しないようにすることによって、可撓性容器の膨張した構造支持容積の一部又は全部を収縮させるために使用される、1つ以上の構造的特徴を指す。収縮機構は、可撓性容器が廃棄できる状態にある(すなわち、廃棄物、堆肥、及び/又はリサイクル可能な材料として)ときに、使用することができる。本明細書において開示される可撓性容器のいずれかが、本明細書において開示される、又は当該技術分野において既知のいずれかの方法により構成される、任意の数の、任意の種類の収縮機構で構成され得る。
収縮機構の種類の1つは、構造支持容積の少なくとも一部を形成する可撓性材料を切断及び/又は貫通するように構成された、点又は縁部を含む、剛性の要素である、切断装置である。一例として、切断装置は、剛性要素を容器の外側に取り付けるため、接着剤により、又はラベル下で、又は当該技術分野において既知の他のいずれかの方法により、容器の外側のいずれかの部分(例えば、頂部、中央部、側部、底部など)に装置を取り付けることによって、可撓性容器と共に含めることができる。別の実施例として、切断装置は、例えば、外側カートンに、オーバーラップ層の内側に、一緒に提供される容器の間に取り付けられた、他の包装材料と共に、この装置を含むことによって、可撓性容器と共に含めることができる。更に別の実施例において、切断装置は、容器のいずれかの部分の内側、例えば、製品空間内、構造支持容積内、混合チャンバ内、装置の専用空間内、基部構造内、又は容器の内側に剛性要素を含めるための、当該技術分野において既知の他のいずれかの方法により、容器のいずれかの部分の内側に装置を含めることによって、可撓性容器と共に含めることができる。更に別の実施例において、切断装置は、切断装置を、剛性基部構造、キャップ、ディスペンサ、金具、接続要素、補強要素、又は本明細書において、若しくは当該技術分野において開示される容器の他のいずれかの剛性要素など、容器の一部である別の剛性要素と一体化させるか、又はこれから取り外し可能にすることによって、可撓性容器と共に含めることができる。切断装置は、いずれかの便利な大きさ、及びいずれかの加工可能な形状に構成することができ、手動で、又はツールを用いて、使用することができる。剛性要素に加えて、可撓性材料を巻き上げる、又は折り畳むことによって、剛性切断装置にすることができる、可撓性材料もまた、想到される。
別の種類の収縮機構は、材料内に開口されるように構成することが可能な、出口チャネルであり、この出口チャネルにより、構造支持容積の充填可能空間の少なくとも一部分が、境界又は画定される。出口チャネルは、開力に晒されると崩壊する(例えば、分離して、少なくとも部分的に開放する)ように構成された、容器内の既存の接続部(例えば、シーム、封止部、又は接合部)とすることができる。出口チャネルはまた、開力に晒されると、崩壊するか又は別の方式で突破されるように構成された、1つ以上の脆弱点、脆弱線、及び/又は脆弱領域(例えば、薄化、ミシン目付き、穿孔、脆弱封止部など)で形成することもできる。出口チャネルは、ユーザが収縮させることを所望するまで、出口チャネルが閉鎖されたままであることを確実にするため、接着ラベルなどの、別の材料によって保護することができる。出口チャネルは更に、1つ以上の破断開始部位(縁部内のノッチ、プルタブなど)を有する容器を構成することによって形成することができ、この部位から伝搬する破断により、可撓性材料を開放することができる。出口チャネルは、任意の便利なサイズ、及び任意の有効な形状に構成することができ、手動で(把持して引くことによって、指若しくは爪で突くことによって、又は任意の他の方式で)、又は器具の使用を通じて、又は、構造支持容積を(圧縮力の適用、又は環境条件の制御を通じて)過圧することにより、その膨張材料が破裂する際に構造支持容積が崩壊することによって、開放させることができる。
更に別の種類の収縮機構は、構造支持容積の充填可能空間に接続された弁であり、この弁は、容器の環境へと開放させることができる。本開示の実施形態は、次の特許文献に開示されているように、弁のいずれか及び全ての実施形態(弁の材料、構造、及び/又は機構、並びにそのような弁を作製する及び/又は使用するいずれか及び全ての方法を含む)収縮機構として使用することができる:Reidlの名において2010年6月21日に出願され、米国特許出願公開第2012/0097634号として公開された「Collapsible Bottle,Method Of Manufacturing a Blank For Such Bottle and Beverage−Filled Bottle Dispensing System」と題する米国非仮特許出願第13/379,655号;Perellらの名において2002年9月19日に出願され、米国特許出願公開第20040057638号として公開された、「Bubble−Seal Apparatus for Easily Opening a Sealed Package」と題する米国非仮特許出願第10/246893号;及びFerriらの名において2002年12月16日に出願され、2009年9月8日に付与された、「Package having an inflated frame」と題する、米国特許第7,585,528号;それぞれ参照により本明細書に援用されている。
本明細書において使用するとき、用語「直接接続された」は、任意の取り付け手段(例えば接着剤)以外の間の中間要素なしで、要素が互いに取り付けられた構成を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「ディスペンサ」は、製品空間から及び/又は混合容積から容器の外側の環境へ流動性製品を分配するように構成された構造を指す。本明細書で開示される可撓性容器のいずれに対しても、任意のディスペンサが、任意の好適なサイズ、形状及び流量を含んだ本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、構成され得る。例えば、ディスペンサは、プッシュ−プル型ディスペンサ、押し上げ式キャップを備えたディスペンサ、ねじ式キャップを備えたディスペンサ、回転可能型ディスペンサ、キャップを備えたディスペンサ、ポンプ型ディスペンサ、ポンプスプレー型ディスペンサ、トリガスプレー型ディスペンサ、ストローディスペンサ、跳ね上げ式ストローディスペンサ、咬合弁を備えたストローディスペンサ、用量吐出ディスペンサなどであり得る。ディスペンサは、複数の製品空間と流体連通する複数の流路を提供する並列式ディスペンサであり得、これら流路は分配ポイントまで別個の状態のままであり、よって、複数の製品空間からの流動性製品を、別個の流動性製品として同時に一緒に分配することができる。ディスペンサは、複数の製品空間と流体連通した1つ以上の流路を提供する混合ディスペンサであってもよく、複数の流路は分配ポイントの前で組み合わせられ、したがって、複数の製品空間からの流動性製品を、互いに混合された流動性製品として分配させる。別の例として、ディスペンサが、破壊可能な開口部によって形成されてもよい。更なる例として、ディスペンサは、次に開示されたものなど、当該技術分野において開示された1つ以上の弁及び/又は収縮機構を使用することができる:「One−way valve for inflatable package」と題する公開済み米国特許出願第2003/0096068号;「Self−sealing container」と題する米国特許第4,988,016号;及び「Package having a fluid actuated closure」と題する米国特許第7,207,717号;それぞれ参照により本明細書に援用される。また更に、本明細書で開示されるディスペンサのいずれかが、直接に、若しくは1つ以上の他の材料若しくは構造(例えば嵌合具)と組み合わせて、又は当該技術分野において既知の任意の方法で、可撓性容器に組み込まれてもよい。いくつかの代替実施形態では、本明細書で開示されるディスペンサは、分配及び充填の両方のために構成され得、1つ以上のディスペンサによる製品空間の充填を可能にする。他の代替実施形態では、製品空間は、1つ以上のディスペンサに加えて又は1つ以上のディスペンサの代わりに、(例えば混合容積に水を追加するための)1つ以上の充填構造を備えることができる。本明細書で開示されるディスペンサのための位置が、代替的に、充填構造のための位置として使用され得る。いくつかの実施形態において、製品空間は、いずれかのディスペンサに加えて、1つ以上の充填構造を含む場合がある。そして、本明細書において開示されるディスペンサのいずれかの位置は、そこを通じて製品を充填及び/分配することができる、開孔部の位置として使用され得、開孔部は、再閉鎖可能、又は再閉鎖不可能であり得、かつ包装分野において既知のいずれかの方法により構成することができる。例えば、開口部は、破いて開けることができる脆弱線と、引っ張って開け、押して閉じるか(例えば、プレスシール)、又はスライダで開け閉めすることができるジッパー状封止部と、接着ベースの閉鎖部を備えた開口部と、粘着ベースの閉鎖部を備えた開口部と、ファスナー(例えば、スナップ、スズネクタイなど)を有する閉鎖部を備えた開口部と、マイクロサイズのファスナー(例えば、反対側の配列に、フック、ループ、及び/又は他の嵌合要素など、インターロック締着要素を備えた)を有する閉鎖部を備えた開口部と、当該技術分野において既知である、閉鎖部付き又は閉鎖部なしの包装若しくは容器の他の任意の種類の開口部と、であってよい。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「使い捨て」は、製品を最終使用者に分配した後に、追加量の製品で再充填されるように構成されないが、(例えば廃棄物、堆肥及び/又はリサイクル可能材料として)処分されるように構成された容器を指す。本明細書において開示される可撓性容器の実施形態のいずれかのうちの一部、各部、又は全ては、使い捨てであるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「耐久性のある」は、耐久性のない容器以上に再使用可能な容器を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「有効な基底接触領域」は、容器が小売販売用に構成され、直立しており、容器の底部が水平な支持面上に静置しているときに、以下で説明されるように判別される、容器の底部の一部によって画定される特定の領域を指す。この有効基部接触領域は、水平支持面によって画定される平面内に存在する。有効基部接触領域は、外周によって全ての側面が境界される、連続領域である。
外周は、実際の接触領域から、及び容器の底部で得られる、画定された断面からの一連の投影領域から、形成される。実際の接触領域は、有効基部接触領域が画定される際に、水平支持面と接触する、容器の底部の1つ以上の部分である。有効基部接触領域は、実際の接触領域の全てを含む。しかしながら、一部の実施形態では、有効基部接触領域は、実際の接触領域を越えて延在し得る。
一連の投影領域は、可撓性容器の底部で得られる、5つの水平断面から形成される。これらの断面は、全高の1%、2%、3%、4%、及び5%で得られる。これらの断面のそれぞれの外側範囲は、水平支持面上へと、垂直方向に下向きに投影されることにより、5つの(重なり合う)投影領域が形成され、それらの投影領域は、実際の接触領域と共に、単一の組み合わせ領域を形成する。このことは、これらの領域に関する値を合計することではなく、互いに重なり合うこれらの(投影された及び実際の)領域の全てを含む、単一の組み合わせ領域を形成することであり、いずれの重なり合う部分も、その単一の組み合わせ領域に対して、一度のみ寄与する。
有効基部接触領域の外周は、以下で説明されるように形成される。以下の説明では、用語「凸状の」、「突出する」、「凹状の」、及び「凹んだ」は、組み合わせられた領域の外側及びその周辺の点からの視点で理解される。外周は、組み合わせ領域の外側範囲と、以下で説明されるように構成された直線分である、任意の弦との組み合わせによって、形成される。
凹状又は陥凹形状を備える外周部を有する組み合わせ領域の、各連続部分に関しては、その部分にわたって弦が構成される。この弦は、凹状/陥凹部分の両側で、組み合わせ領域に接して引くことが可能な、最も短い直線分である。
(2つ以上の別個の部分によって形成される)非連続的な組み合わせ領域に関しては、1つ以上の弦が、その1つ以上の不連続部(それらの部分間に配置された開放空間)にわたって、組み合わせ領域の外周の周囲に構成される。これらの弦は、組み合わせ領域の最も外側の別個の部分に接して引かれた直線分である。これらの弦は、可能な最大の有効基部接触領域を作り出すように引かれる。
それゆえ、外周は、組み合わせ領域の外側範囲と、上述のように構成された任意の弦との組み合わせによって形成され、それらの全てが一体となり、有効基部領域を包囲する。組み合わせ領域によって境界される任意の弦、及び/又は1つ以上の他の弦は、外周の一部ではなく、無視するべきである。
本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、1〜50,000平方センチメートル(cm)、又は1〜50,000cmの間のcmの任意の整数値、又は2〜25,000cm、3〜10,000cm、4〜5,000cm、5〜2,500cm、10〜1,000cm、20〜500cm、30〜300cm、40〜200cm、若しくは50〜100cmなどの上述の値のうちのいずれかによって形成される任意の範囲内の、有効な基底接触領域を有するように構成され得る。
本明細書において使用する際、可撓性容器を指すとき、用語「膨張」は、構造支持容積を1つ以上の膨張材料によって硬質化させた後の、構造支持容積に形成されるように構成された1つ以上の可撓性材料の状態を指す。構造支持容積が1つ以上の膨張材料で充填される前には、膨張した構造支持容積は、1つ以上の可撓性材料の組み合わせられた厚さよりも著しく大きい全幅を有する。膨張材料の例としては、液体(例えば、水)、気体(例えば、圧縮空気)、流動性製品、発泡体(構造支持容積内に加えられた後に膨張することが可能なもの)、共反応性材料(気体を発生させるもの)、又は相変化材料(固体又は液体の形態で加えることができるが、気体に変化するもの、例えば、液体窒素又はドライアイス)、又は当該技術分野において既知の他の好適な材料、又は、これらのうちのいずれか(例えば、流動性製品及び液体窒素)の組み合わせが挙げられる。様々な実施形態では、膨張材料は、大気圧で加えられるか、若しくは大気圧より高い圧力下で加えられるか、又は大気圧を超えるものまで圧力を増加させる材料変更を行うために加えられ得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、例えば、容器の製品空間が流動性製品で充填される前又は後、可撓性容器が販売者に輸送される前又は後、及び可撓性容器が最終使用者に購入される前又は後を含んだ、容器の製造、販売及び使用に関する、様々な時点で容器の1つ以上の可撓性材料を膨張させることができる。
本明細書において使用するとき、1つ以上の流動性製品の小売販売用容器を指す場合、用語「外部の量しるし」は、容器に接合されている、容器の外側から可視である、かつ、容器との販売用に提供されている流動性製品の記載量を示す、しるしを指す。しるしは、本明細書に開示される、又は当該技術分野において既知の、任意の種類のしるしであってよい。様々な実施形態では、しるしは、様々な測定単位(例えば、液体である流動性製品の場合はミリリットル及び/又は液量オンス、注ぎ可能な固体である流動性製品の場合はグラム及び/又は重量オンス)による特定の値であってよい。様々な実施形態では、しるしは、販売用に提供されている流動性製品の特定の量に関連付けられた、特定の製品サイズに対するものであってよい。しるしは、ラベル上に、又は印刷として、又は本明細書で説明される若しくは当該技術分野において既知であるその他の任意の形状であってよい。しるしは、容器の外側に接合されても、容器の内側に接合されても(かつ、容器の透明部分を介して可視)、又は容器に接続された二次包装上にあってもよい。あるいは、容器に接合される代わりに、しるしは容器の販売促進ディスプレイの一部として存在し得るか、又は広告材料を介して伝達され得る。外部の量しるしは典型的に、製品の製造業者によって又は製品の小売業者によって容器に適用される。
製造業者は、適切に充填され、正確にラベル付けされた製品を作製するために熱心に努力し得るが、容器が、その外部の量しるしに示された流動性製品の記載量と正確には等しくない流動性製品の実量を収容し得る、いくつかの制限的な事例が存在し得る。第1の例として、製造業者は、容器の貯蔵寿命の間の流動性製品の予想損失を補うため、意図的に容器を過剰充填する場合がある。第2の例として、製造業者は、容器の充填において変動性を経験し得、その結果、いくつかの容器は、充填の目標量とはやや異なる流動性製品の実量を有することになる。第3の例として、小売業者は、製品の推定貯蔵寿命を過ぎ、流動性製品の予測損失(蒸発による)よりも大きい損失を経験した製品を意図せずに販売し得る。これらの制限的な事例にもかかわらず、小売販売用に提供された容器は、典型的に、その外部の量しるしに示されている流動性製品の記載量にほぼ等しい、実量の流動性製品を収容する。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「充填された」は、その製品空間を流動性製品で充填し、容器を完全に閉鎖及び/又は封止した後の、容器(完全に製造されている)内の製品空間の状態を指し、容器は開放も開封もされておらず、容器内の流動性製品は意図された最終用途で使用されていない。
充填された製品空間は、収容される流動性製品の種類及び流動性製品を収容するための必要条件によって、ヘッドスペースの許容量を含んでもよく、含まなくてもよい。一例として、製造業者は、容器と共に販売用に提供されている流動性製品の記載量を示す外部の量しるしを用いて可撓性容器にラベル付けすることができ、容器の製品空間に、記載量にほぼ等しい流動性製品の実量を追加することができ(ただし、その流動性製品用に設計されている、その製品空間内のヘッドスペースを更に含む)、容器が小売販売用に構成されるように容器を閉鎖することができ、その容器は充填されていると見なされる。本明細書において使用するとき、用語「充填された」は、特定の割合値と共に用語「充填された」を使用することによって修正され得る。
本明細書において使用するとき、用語「平坦な」は、顕著な突起又は窪みのない面を指す。
本明細書において使用するとき、用語「可撓性容器」は、製品空間を備えた容器を指し、1つ以上の可撓性材料が、製品空間の3次元の空間を画定する1つ以上の材料の全表面積の50〜100%を形成する。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、様々な実施形態では、可撓性容器は製品空間を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料は、3次元空間を画定する1つ以上の材料の面積全体の特定の割合を形成し、この特定の割合は、50%〜100%の間の割合の任意の整数値であるか、又は60〜100%、若しくは70〜100%、若しくは80〜100%、若しくは90〜100%などのこれらの値のいずれかによって与えられる任意の範囲内である。可撓性容器の1つの種類はフィルム系の容器であり、これは、フィルムを含む1つ以上の可撓性材料から作製される可撓性容器である。
本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、(任意の流動性製品を除く)可撓性容器の中央部は中央部の全質量を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料が中央部の全質量の特定の割合を形成し、特定の割合が、50%と100%との間の割合の任意の整数値か、又は60〜100%若しくは70〜100%若しくは80〜100%若しくは90〜100%などの、上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、(任意の流動性製品を除く)可撓性容器全体は全質量を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料が全質量の特定の割合を形成し、特定の割合が、50%と100%との間の割合の任意の整数値か、又は60〜100%若しくは70〜100%若しくは80〜100%若しくは90〜100%などの、上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「可撓性材料」は、1,000〜2,500,000N/mの範囲内のたわみ率を有した、薄く容易に変形可能なシート状の材料を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、様々な実施形態において、可撓性材料のいずれかは、1,000〜2,500,000N/mのたわみ率、若しくは1,000〜2,500,000N/mの任意の整数値のたわみ率、又はこれらの値のいずれかによって形成される任意の範囲(例えば、1,000〜1,500,000N/m、1,500〜1,000,000N/m、2,500〜800,000N/m、5,000〜700,000N/m、10,000〜600,000N/m、15,000〜500,000N/m、20,000〜400,000N/m、25,000〜300,000N/m、30,000〜200,000N/m、35,000〜100,000N/m、40,000〜90,000N/m、又は45,000〜85,000N/mなど)内のたわみ率を有するように構成され得る。本開示全体を通じて、用語「可撓性材料」、「可撓性シート」、「シート」、及び「シート状材料」は、交換可能に用いられ、かつ同じ意味を有することが意図される。可撓性材料とすることが可能な材料の例としては、別個の材料としての、若しくは積層体の層としての、若しくは複合材料の一部としての、任意の構成で、マイクロ層状若しくはナノ層状の構造で、及び本明細書で説明されるような若しくは当該技術分野において既知であるような任意の組み合わせでの、フィルム(プラスチックフィルムなど)、エラストマー、発泡シート、箔、布地(織布及び不織布を含む)、生物資源材料、及び紙のいずれかのうちの1つ以上が挙げられる。
例として、フィルム及び不織布などの可撓性材料は、本明細書において記載されるように、及び/又は当該技術分野において既知であるように、1つ以上の熱可塑性ポリマーから作製することができる。熱可塑性ポリマーとしては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、若しくは超低密度ポリエチレンを含めた、ポリエチレン及び/又はそのコポリマーなどの、ポリオレフィンが挙げられる。アタクチックポリプロピレン、イソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、及びこれらの組み合わせを含むポリプロピレン及び/又はポリプロピレンコポリマーも使用できる。ポリブチレンも有用なポリオレフィンである。
その他の好適なポリマーとしては、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン66などのポリアミド又はそのコポリマー、無水マレイン酸ポリプロピレンコポリマー、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル及び/又はそのコポリマー、エチレン/アクリル酸コポリマー、エチレン/マレイン酸コポリマー、エチレン/メタクリル酸コポリマー、エチレン/ビニルアセテートコポリマー、又はこれらの組み合わせなどのオレフィンカルボン酸コポリマー、ポリ(メチルメタクリレート)などのポリアクリレート、ポリメタクリレート、及び/又はこれらのコポリマーが挙げられる。
その他のポリマーの非限定例として、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセテート、ポリ(オキシメチレン)、スチレンコポリマー、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリスチレン/メチルメタクリレートコポリマー、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーとして、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、エチレンアクリル酸、ポリオレフィンカルボン酸コポリマー、ポリエステル、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられる。
生分解性熱可塑性ポリマーもまた、本明細書での使用のために想到される。
可撓性材料の熱可塑性ポリマー構成成分は、上述のような単一のポリマー種、又は上述のような2種以上の熱可塑性ポリマーのブレンドとすることができる。
同じく例として、可撓性材料は、本明細書で説明されるような、及び/又は当該技術分野において既知であるような、1つ以上の添加剤を更に含み得る。このような添加物の種類の非限定的な例としては、香料、染料、顔料、ナノ粒子、静電防止剤、充填剤、光活性剤、及び当該技術分野において既知の他の種類の添加剤、及び組み合わせが挙げられる。本明細書に開示されるフィルムは、単一の添加剤又は任意の数の添加剤の混合物を含み得る。
本明細書で開示されるような熱可塑性ポリマー、及びそのバリエーションは、フィルムへと形成することができ、所望されるフィルム特性に応じて、多くの異なる構成を備え得る。フィルムの特性は、例えば、厚さを変更することによって、あるいは、多層フィルムの場合には、層の数、層の化学的性質、すなわち、疎水性若しくは親水性、及びポリマー層を形成するために使用されるポリマーのタイプを変更することによって、操作することができる。本明細書に開示されているフィルムは、多層フィルムであり得る。多層フィルムに関しては、それぞれの対応する層は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の材料から、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の方式で作製することができる。
更には、フィルムは、他のポリマー材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリメチルペンテン、これらの任意の組み合わせなど)、充填剤(例えば、ガラス、タルク、炭酸カルシウムなど)、離型剤、難燃剤、導電剤、帯電防止剤、顔料、酸化防止剤、耐衝撃性改良剤、安定剤(例えば、紫外線吸収剤)、湿潤剤、染料、フィルム帯電防止剤、又はこれらの任意の組み合わせなどの、他の添加剤を含み得る。フィルム帯電防止剤としては、カチオン性、アニオン性、及び/又は非イオン性の作用剤が挙げられる。カチオン性作用剤としては、アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウムカチオンが挙げられ、塩化物、メトサルフェート、又は窒化物などの、アルキル基置換及び関連するアニオンを有する。想到されるアニオン性作用剤としては、アルキルスルホネートが挙げられる。非イオン性作用剤としては、ポリエチレングリコール、有機ステアレート、有機アミド、グリセロールモノステアレート(GMS)、アルキルジエタノールアミド、及びエトキシル化アミンが挙げられる。他の充填剤は、繊維、構造補強材、及びあらゆる種類の生物資源材料、例えばオイル(硬化大豆油)、脂肪、デンプンなど、を含み得る。
いずれかの可撓性材料に関し、食品接触に関し安全である/認可されている、材料が選択され得る。更に、医療用途において認可された材料、蒸留器、オートクレーブ、若しくは放射線処理、又は当該技術分野において既知の他の滅菌プロセスによって滅菌され得る材料が使用され得る。
種々の実施形態では、可撓性材料の一部、複数部分、又は全ては、当該技術分野において既知の任意の手法で、コーティング又は無コーティング、処理又は不処理、加工又は無加工にされ得る。様々な実施形態では、可撓性材料の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、持続可能な、バイオ起源の、再生、再生可能、及び/又は生分解性の材料から作製され得る。本明細書で説明される可撓性材料のいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、部分的に若しくは完全に半透明、部分的に若しくは完全に透明、又は部分的に若しくは完全に不透明であり得る。
可撓性材料として使用するためのフィルム及びエラストマーに関しては、これらは、当業者により理解されるように、注型成形、押出(吹き込み又は平坦、単一的又は共押出)、カレンダー加工、溶液の堆積、スカイビング仕上げなどを行い、次いで、シート又はウェブとして、フィルム及び/又はエラストマーを所望のサイズ若しくは形状へと繊細化、切断、及び/又は加工するなど、当該技術分野において既知の任意の方式で形成され得る。吹き込みフィルムに関し、遮蔽されたフィルムを形成するための、気泡の崩壊、並びに二重又は三重の気泡プロセスを含む、多数のプロセスが使用され得る。可撓性材料は、更に、任意数(any number or)の配向、テンタフレーム、テンタフック、延伸、又は活性化のプロセスに供することができる。可撓性材料として使用するための発泡シートに関しては、これらは、当該技術分野において既知の任意の方式で、基本成分を混合し、発泡混合物を金型若しくは成形装置に追加し、次いで、この発泡体を、シート又はウェブとして、所望のサイズ又は形状へと、硬化、切断、及び/又は加工することによって、形成することができる。不織布に関し、これらは、スパンボンド繊維、及び/又はメルトブローン繊維、短繊維及び/又は連続的繊維を使用して、いずれかの層化、混合、又は当該技術分野において既知の他の組み合わせを用いて、当該技術分野において既知の任意のいずれかの方法で形成され得る。可撓性材料として使用するための、本明細書で列挙される他の材料は、当該技術分野において既知の任意の方式で作製することができる。
本明細書で開示される容器を作製するために使用される可撓性材料は、当該技術分野において既知の任意の手法で形成され得、例えば加熱封止(例えば伝導封止、インパルス封止、超音波封止など)、溶接、圧着、結合、接着など、及びこれらのいずれかの組み合わせを含んだ、当該技術分野において既知の任意の種類の接合又は封止方法を使用して、互いに接合され得る。
可撓性容器のラインアップにおいては、本明細書に開示されている実施形態のいずれかに従って、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては、本明細書で説明される材料又は当該技術分野において既知の材料のいずれかを含む、任意の好適な形状の、類似又は同一である1つ以上の可撓性材料から作製され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「たわみ率」は、薄く容易に変形可能なシート状の材料のための材料パラメータを指す。このパラメータはメートル当たりのニュートンで測定され、たわみ率は(パスカルで測定される)材料のヤング率の値と(メートルで測定される)材料の全厚の値との積に等しい。
本明細書で使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「流動性製品」とは、1つ以上の液体及び/又は注ぎ可能な固体、並びにこれらの組み合わせを指す。流動性製品の例としては、個々又は任意の組み合わせのどちらかによる、小片、細片、クリーム、チップ、塊、屑、結晶、エマルジョン、フレーク、ゲル、粒、顆粒、ゼリー、キブル、液体溶液、液体懸濁液、ローション、ナゲット、軟膏、粒子、微粒子、ペースト、破片、丸薬、パウダー、膏薬、断片、スプリンクルなどのいずれかのうちの1つ以上が挙げられる。本開示の全体を通じて、用語「流動性製品」及び「流動可能製品」は、互換的に使用され、同じ意味を有することが意図される。本明細書に開示される製品空間のいずれも、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の流動性製品の1つ以上を、任意の組み合わせで含むように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「折り畳みパターン」は、可撓性容器の作製時に、その可撓性容器を作製するのに使用される1つ以上の可撓性材料に適用される全ての折り目を指し、1つ以上の可撓性材料に適用される場合、折り畳みパターンは、その可撓性容器の折り畳まれた構成をもたらす。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「形成される」は、製品空間へと形成されるように構成される1つ以上の材料の、画定された3次元の空間が製品空間に設けられた後の状態を指す。
本明細書において使用するとき、用語「グラフィック」は、装飾を提供するか又は情報を伝達することを目的とする視覚的な要素を指す。グラフィックの例としては、色、パターン、デザイン、画像などのうちのいずれかの1つ以上が挙げられる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上の図形を任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書で使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「吊るす(hang、hangs)」、「吊下げ(hanging)」、「吊下がる(hang down、hangs down)」、「吊下がり(hanging down)」は、可撓性容器に提供される及び/又は取り付けられる吊下げ機構によって容器が支持体から吊下げられている場合の、直立の向きを有しない自己型可撓性容器の特定の向きを指す。この吊下がりの向きは、容器の構造的特徴部及び/又は容器上のしるしから判定することができる。一例として、可撓性容器が、容器の吊下げ機構として使用されるように構成されている、明確に画定された構造を有する場合(例えば、スルーホール、フック形状、又はチェーン若しくはクリップなどの吊下げ構造)、容器がこの吊下げ機構によって吊るされているとき、容器は吊下がると同時に、剛性で円柱状の(1センチメートル以下の直径を有する)水平方向の支持体と係合し、他のいずれにも接触しない。吊下げの向きが容器の構造的特徴部及び/又は容器上のしるしから判定できない場合、容器は吊下げの向きを有しないものと見なされる。
本明細書に使用されるとき、用語「ヘッドスペース」は、充填された製品空間の、流動性製品に占有されていない部分を指す。例えば、ヘッドスペースは、製品空間の充填ラインより上に存在し得る。
本明細書において使用されるとき、可撓性容器を指す場合、用語「高さ・面積比」は、容器の全高を、容器の有効な基底接触領域の値で割った値に等しい、パーセンチメートル(cm−1)単位による、容器の比率を指す。
本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれかは、0.3〜3.0パーセンチメートルの、又は0.3〜3.0パーセンチメートル間の0.05cm−1刻みの任意の値の、又は0.35〜2.0cm−1、0.4〜1.5cm−1、0.4〜1.2cm−1、若しくは0.45〜0.9cm−1などの、上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、高さ領域比を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「しるし」は、記号、グラフィック、ブランディング、又は他の視覚的な要素の、任意に組み合わせた1つ以上を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上のブランディングを任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書において使用するとき、用語「間接接続された」は、間の1つ以上の中間要素によって要素が互いに取り付けられた構成を指す。
本明細書において使用するとき、構造支持フレームを備えた可撓性容器を指す場合、用語「内部膨張圧」は、周囲条件下で及び大気圧で測定される、膨張された構造支持容積内の圧力を指す。
本明細書において使用するとき、用語「接合された」は、要素が直接接続されたか又は間接接続されたかのどちらかの構成を指す。
本明細書において使用するとき、用語「横方向の」は、本明細書で説明されるように、容器が直立しているとき又は支持体から吊り下がっているときの、容器の横方向中心線と平行な方向、向き、又は測定値を指す。横方向の向きはまた、「水平」の向きと称される場合もあり、横方向の測定値はまた、「幅」と称される場合もある。
本明細書で使用するとき、用語「同様の番号が付された」とは、以下で説明されるように、対応する要素に関する同様の英数字ラベルを指す。同様の番号が付された要素とは、最後の2桁が同じであるラベルを有するものであり、例えば、それらの桁が20で終わるラベルを有する1つの要素と、それらの桁が20で終わるラベルを有する別の要素とは、同様の番号が付されている。同様の番号が付された要素は、第1の桁の異なるラベルを有し得、その第1の桁は、その数字に対応する番号と一致する。一例として、320とラベル付けされた図3の要素と、420とラベル付けされた図4の要素と、は同様の番号が付されている。同様の番号が付された要素は、同一である又は異なる可能性のある(例えば、特定の実施形態に対応する)接尾部(すなわち、ラベルのダッシュ記号の後の部分)付きのラベルを有し得、例えば、320−aとラベル付けされた図3A内の要素の第1の実施形態と、320−bとラベル付けされた図3B内の要素の第2の実施形態と、は類似番号が付されている。
本明細書において使用されるとき、可撓性容器のラインアップを指す場合、用語「ラインアップ」は、それぞれ群内において固有である特定の構成を有し、それぞれ一個人、組織、若しくは事業体によって作製及び/又は提供される、2つ以上の可撓性容器の群を指す。ラインアップは、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、又は10個の可撓性容器といった、任意の数の可撓性容器を含み得る。特定の構成の固有性は、可撓性容器間の相違及び/又は可撓性容器内の流動性製品間の相違から生じ得る。様々な実施形態では、ラインアップ内の可撓性容器は、流動性製品が充填されてもよく、充填されてなくてもよい。ラインアップ内の可撓性容器に流動性製品が充填されている場合、1つ以上の可撓性容器内の流動性製品は、ラインナップ内の他の可撓性容器のうちの1つ、又はいくつか、又は全ての中の流動性製品と同一であっても、類似であっても、又は異なっていてもよい。一例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器に、同一の流動性製品が充填されてもよい。別の例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器に、同一の塩基組成物による処方を有するが、異なる配分で組み合わされた成分を有する、1つ以上の異なる活性成分を有する、1つ以上の異なる添加剤を有する、及び/又は1つ以上の識別添加剤(例えば、色、芳香、風味など)を有する、といった1つ以上のいずれかの様式で異なる、類似の流動性製品が充填されてもよい。更なる例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器に、同一の製品タイプの流動性製品(例えば、2つ以上の石鹸、2つ以上のシャンプー、2つ以上の飲料など)が充填されてもよく、流動性製品は異なる処方を有してよい。なお別の例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器は、同一の製品カテゴリの異なる流動性製品(例えば、ヘアケアのカテゴリでは、シャンプー及びコンディショナー、食器洗いのカテゴリでは、洗剤及びすすぎ補助剤、香辛料のカテゴリでは、ケチャップ及びマスタードなど)を充填されてよい。可撓性容器のラインアップの様々な実施形態では、1つ以上の可撓性容器は、ラインアップにある他の可撓性容器の1つ、又はいくつか、又は全ての図形、ブランディング、及び/又はしるしと同一である、類似している、又は異なる図形、ブランディング、及び/又はしるしを有してよい。
本明細書で使用するとき、用語「記載量」は、容器が小売販売用に構成されている場合、その容器の外側の量しるしに示されているように、容器との販売用に提供されている流動性製品の特定の量を指す。
本明細書において使用するとき、用語「縦方向の」は、本明細書で説明されるように、容器が水平な支持面上に直立しているとき、又は支持体から吊り下がっているときに、容器の縦方向の中心線と平行な、方向、向き、又は測定値を指す。縦方向の向きはまた、「垂直な」向きと称される場合もある。容器に関する水平支持面との関連で表現される場合、縦方向の測定値はまた、水平支持面の上方で測定される、「高さ」と称される場合もある。
本明細書で使用するとき、可撓性容器に言及する場合、用語「中央部」とは、容器の頂部と容器の底部との間に位置する、容器の部分を指す。本明細書において使用するとき、用語「中央部」は、頂部のための特定の割合値及び/又は底部のための特定の割合値を基準にして用語「中央部」を説明することで、修正され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の中央部の基準は、様々な代替実施形態では、任意に組み合わせた、本明細書で開示される頂部のための任意の特定の割合値、及び/又は本明細書で開示される底部のための任意の特定の割合値の間に位置する容器の部分を指すことができる。
本明細書において使用するとき、用語「混合容積」は、1つ以上の製品空間から及び/又は容器の外側の環境から1つ以上の流動性製品を受けるように構成される型チャンバを指す。
本明細書において使用するとき、製品空間を指す場合、用語「複数回投与」は、最終使用者による典型的な消費、適用、又は使用の2単位以上におよそ等しい特定の量の製品を収容するためにサイズ決定されるチャンバを指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、1つ以上の複数回投与製品空間を有するように構成され得る。複数回投与製品空間である単一の製品空間を有する容器は、本明細書では「複数回投与容器」と称される。
本明細書において使用するとき、用語「ほぼ」は、プラスマイナス5パーセント(+/−5%)の、特定の値に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示はまた、様々な代替実施形態において、その特定の値周辺に等しい範囲(すなわち+/−5%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「耐久性のない」は、一時的に再使用可能な、又は使い捨ての、又は単回使用の容器を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「非流動性製品」とは、液体ではなく、注入可能な固体、又は液体及び注入可能な固体の混合である、材料、製品、及び/又は物品を指す。本明細書で開示される可撓性容器のいずれかは、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の流動性製品の1つ以上を、任意の組み合わせで包装するように構成され得る。非流動性製品に使用されるとき、本明細書において開示される可撓性容器は、1つ以上の構造支持容積、1つ以上の構造支持部材、及び/又は1つ以上の構造支持フレームを含む、一次及び/又は二次包装により、非流動性製品を部分的に又は完全に支持する及び/又は封入することに関連する利益をもたらすことができ、例えば、そのため、当業者により理解されるように、非流動性製品は、自立型及び/又は直立型の包装によって支持及び/又は封入され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「非構造的パネル」とは、可撓性材料の隣接する1つ以上のシートの層であって、層が可撓性容器の外側の環境に向かい、外側に面している最外主表面と、可撓性容器内に配置された1つ以上の製品空間に向かい、内側に面している最内主表面とを含む、層を指し、非構造的パネルは、層が、容器を自立型及び/又は直立型にするために実質的な支持を別個に提供しないように構成されている。
本明細書において使用するとき、用語「全体的外部変位」は、以下に示す変位の試験方法に従って測定したときの、小売販売用に構成されている可撓性容器の合計容積を指す。変位の試験方法は、一度に1つの可撓性容器で使用される。試験が始まる前に、全ての二次包装が可撓性容器から取り除かれるが、可撓性容器は試験の前に開放も開封もされない。変位の試験方法は、周囲条件下で大気圧において実行される。可撓性容器は、摂氏19〜21度の温度を有する蒸留水の剛性開放型容器内に完全に沈められる。可撓性容器が水中に沈められている間、可撓性容器のサイズ及び形状は試験装置のいずれかの部分によって人工的に変形されてはならない。変位が測定される前に、可撓性容器の下に閉じ込められたあらゆるエアポケットを取り除かなければならず、水中のあらゆる大きい泡(1センチメートル以上の直径を有する)も取り除かなければならない。変位が測定されるとき、可撓性容器は、剛性開放型容器の底部に直立の向きで完全に沈められ、可撓性容器の最上部が水面から1〜5センチメートル下になるような深さまで沈められる。可撓性容器の全体的な外部変位は、上述のように、可撓性容器が完全に沈められたときに、水が可撓性容器によってどの程度変位するかを判定することにより測定される。
本明細書において使用するとき、用語「開放された充填高さ」は、小売販売用に構成された容器に関して、製品空間が開放され、かつ(該当する場合は)初めて開封された直後に、ただし、製品空間内の流動性製品のいずれかが混合、分配、及び/又は使用される前、かつ、容器のいずれかの部分に何らかが追加される前に、(以下に説明するように)測定される距離を指す。開放された充填高さは、容器が水平の支持面に直立している間に測定され、支持表面の上面から容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定される。容器が直立の向きを有しないが、吊下げの向きを有している場合、開放された充填高さは、容器が支持体から吊り下がっている間に測定され、容器の最下点から、容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定される。
本明細書において使用するとき、用語「全体的な正面プロファイル」は、可撓性容器が小売販売用に構成されている場合に、可撓性容器の輪郭の全面的サイズ及び形状を指し(あらゆる二次包装と、全体的な正面プロファイルが判定される前に容器から取り外される、キャップなどのあらゆる取り外し可能部分を除く)、以下に説明するように判定される、全体的な正面プロファイルは、容器の正面を容器の中心に向かって直接真っ直ぐに見たときに判定される。可撓性容器が直立容器である場合、全体的な正面プロファイルは、容器が直立している間に判定される。第1の容器(直立容器ではない)の全体的な正面プロファイルを、第2の容器(直立容器ではない)の全体的な正面プロファイルと比較した場合、それぞれの全体的な正面プロファイルは、その容器が同様に配向された状態で判定される。例示の全体的な側部プロファイルが、図22Bに示されている。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「全高」は、容器が小売販売用に構成されている場合に(以下に説明するように)測定される距離を指し、全高は、以下に説明するように全高が判定される前に容器から取り外される、あらゆる二次包装、及びキャップなどのあらゆる取り外し可能部分を除く。可撓性容器が直立容器である場合、全高は、容器が水平な支持面上に直立している間に測定され、その距離は、支持面の上側から、支持面の上側から最も遠く離れた容器の頂部上の点まで垂直に測定される。容器が直立の向きを有しないが、吊下げの向きを有している場合、全高は、容器が支持体から吊り下がっている間に測定され、その距離は、容器の最下点から、容器の最高点まで垂直に測定される。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、2.0cm〜100.0cmの全高、又は2.0cm〜100.0cmの0.1cm刻みの任意の値の全高、又は、前述の値のいずれかによって形成される、4.0〜90.0cm、5.0〜80.0cm、6.0〜70.0cm、7.0〜60.0cm、8.0〜50.0cm、9.0〜40.0cm、若しくは10.0〜30.0などの任意の範囲内の全高を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「印刷された外部のしるしの全体的なセット」は、小売販売用に構成されている可撓性容器の1つ以上の可撓性材料上にある、全てのしるしを指し、これらのしるしは、可撓性容器の外側から見ることができるが(あらゆる二次包装及びキャップなどのあらゆる取り外し可能部分が容器から取り外された状態で)、容器内のいずれかの製品(複数可)のいずれかの記載量と、製造業者用及び/又は小売用のいずれかの個別に識別するしるし(例えば、バーコード、スキャンコード、ユニバーサルプロダクトコード、SKU(Stock-Keeping-Unit)など)を除外する点を除く。
本明細書において使用するとき、用語「全体的な側部プロファイル」は、可撓性容器が小売販売用に構成されている場合に、可撓性容器の輪郭の全面的サイズ及び形状を指し(全体的な正面プロファイルが判定される前に容器から取り外される、あらゆる二次包装及びキャップなどのあらゆる取り外し可能部分を除く)、以下に説明するように判定される、全体的な側部プロファイルは、容器の側部を容器の中心に向かって直接真っ直ぐ見たときに判定される。可撓性容器が直立型容器である場合、全体的な側部プロファイルは、容器が直立している間に判定される。第1の特定の容器(直立容器ではない)の全体的な側部プロファイルを、第2の特定の容器(直立容器ではない)の全体的な側部プロファイルと比較した場合、それぞれの全体的な側部プロファイルは、その容器が同様に配向された状態で、同じ側部(左側又は右側)から判定される。例示の全体的な側部プロファイルが、図22Cに示されている。
本明細書において使用するとき、可撓性材料のシートを指す場合、用語「全厚」は、シートが平坦になるときに、シートの外主面に対して垂直に測定された線状の寸法を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれかは、5〜500マイクロメートル(μm)の、又は5〜500のマイクロメートルの任意の整数値の、又は例えば10〜500μm、20〜400μm、30〜300μm、40〜200μm、50〜100μm、又は50〜150μmなどの、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、全厚を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「製品空間」は、1つ以上の流動性製品を受け及び直接収容するように構成される収納可能な3次元の空間を指し、この空間は、流動性製品が製品空間から流出するのを防止する隔壁を形成する1つ以上の材料によって画定される。1つ以上の流動性製品を直接収容することによって、流動性製品は、収納可能な3次元の空間を形成する材料と接触をし、このような接触を妨げる、中間材料又は容器が存在しない。本開示の全体を通じて、用語「製品空間」、「製品容積」、及び「製品受容容積」は、互換的に使用され、同じ意味を有することが意図される。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、1つの製品空間、2つの製品空間、3つの製品空間、4つの製品空間、5つの製品空間、6つの製品空間、又は更に多くの製品空間を含んだ、任意の数の製品空間を有するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の製品空間が別の製品空間内に収納され得る。本明細書に開示される製品空間はいずれも、0.001リットル〜100.0リットル、又は0.001リットル〜3.0リットルの間で0.001リットル刻みの任意の値、又は3.0リットル〜10.0リットルの間で0.01リットル刻みの任意の値、又は10.0リットル〜100.0リットルの間で1.0リットル刻みの任意の値、又は前述の値のいずれかによって形成される任意の範囲(例えば、0.001〜2.2リットル、0.01〜2.0リットル、0.05〜1.8リットル、0.1〜1.6リットル、0.15〜1.4リットル、0.2〜1.2リットル、0.25〜1.0リットルなど)内の任意のサイズの製品空間を有し得る。製品空間は、任意の向きの任意の形状を有し得る。製品空間は、構造支持フレームを有する容器に含まれ得、製品空間は、構造支持フレームを有していない容器に含まれ得る。
本明細書において使用するとき、用語「製品視野部分」は、部分的及び/若しくは完全に透明である、並びに/又は半透明であり、それにより、容器の製品空間が蒸留水を収容する場合、蒸留水の充填ラインの少なくとも一部を、可撓性容器の外側から製品視野部分を介して肉眼により正視で見ることができる、可撓性容器の一部を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「水平な支持面上にある」は、他の支えなしで、直接水平な支持面上にある容器を指す。
本明細書において使用するとき、小売販売用の可撓性容器を指す場合、用語「小売販売用に構成された」は、完全に製造されており、その製品空間(複数可)に流動性製品(複数可)が充填されており、容器が完全に閉鎖及び/又は封止され、容器が最終使用者(例えば、消費者)によって購入される状態にある可撓性容器を指し、容器は開放又は開封されておらず、容器内の流動性製品はその意図された最終用途に入ってない。
本明細書で使用するとき、用語「封止された」は、製品空間を指す場合、製品空間内部の流動性製品が(例えば、隔壁を形成する1つ以上の材料によって、及び封止部によって)製品空間から流出することを防止され、製品空間が気密封止された、製品空間の状態を指す。
本明細書において使用するとき、用語「封止され閉鎖された」は、製品空間を指す場合、閉鎖されかつ封止されている製品空間の状態を指す。
本明細書において使用するとき、用語「封止され閉鎖された充填高さ」は、製品空間が封止され閉鎖されている間に測定される、閉鎖された充填高さを指す。
本明細書において使用するとき、用語「封止され閉鎖されたヘッドスペースの圧力」は、封止され閉鎖された製品空間内のヘッドスペースの測定された圧力を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「封止パターン」は、可撓性容器を作製するのに使用される1つ以上の可撓性材料に、その可撓性容器の作製時に適用される全ての封止部を指し、1つ以上の可撓性材料に適用される場合、封止パターンは、その可撓性容器の封止された構成をもたらす。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「自立型」は、容器が少なくとも1つの向きで水平な支持面上にあるときに、構造支持フレームが、製品空間が無充填のときであっても、容器が潰れるのを防止するように及び容器を形成する材料の組み合わせられた厚さより著しく大きい全高を容器に与えるように構成された、製品空間及び構造支持フレームを備える容器を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、自立型であるように構成され得る。例として、本開示の自立型可撓性容器は、ピローパック、パウチ、ドイパック、サッシェ、チューブ、箱、タブ、ボール紙、フローラップ、ガセットパック、水差し、瓶、ジャー、箱の中の袋、トレー、吊り下げパック、ブリスターパック、又は当該技術分野において既知の、他のいずれかの形態を形成するために使用され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「単回の使用」は、最終使用者によって開かれた後に、再び閉じられるように構成されない閉じた容器を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、単回の使用であるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、製品空間を指す場合、用語「単回投与」は、最終使用者による典型的な消費、適用、又は使用の1単位におよそ等しい特定の量の製品を収容するためにサイズ決定される製品空間を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、1つ以上の単回投与製品空間を有するように構成され得る。単回投与製品空間である単一の製品空間を有する容器は、本明細書では「単回投与容器」と称される。
本明細書において使用するとき、用語「圧搾パネル」は、膨張時に構造支持容積によって非構造的パネルにわたって生成及び維持される張力下にある非構造的パネルを指す。
本明細書において使用するとき、用語「圧搾パネルプロファイル」は、可撓性容器が小売販売用に構成されているとき、可撓性容器の圧搾パネルの外側範囲のフルスケールサイズ及び形状を指し、以下に説明するように判定される、圧搾パネルプロファイルは、容器の正面又は背面を容器の中心に向かって直接まっすぐに見たときに判定される。可撓性容器が直立型容器である場合、圧搾パネルプロファイルは、容器が直立している間に判定される。第1の特定の容器(直立容器ではない)の圧搾パネルプロファイルを、第2の特定の容器(直立容器ではない)の圧搾パネルプロファイルと比較した場合、それぞれの圧搾パネルプロファイルは、その容器が同様に配向された状態で判定される。例示の圧搾パネルプロファイルが、図22Aに示されている。
本明細書において使用するとき、用語「側部プロファイルの中心深さの測定」は、直立可撓性容器が小売販売用に構成されている場合の、可撓性容器の寸法を指し、寸法は、可撓性容器が直立している間に測定され、容器の正面又は背面において容器の縦方向中心線から、容器の第3の中心線に平行して容器の圧搾パネルプロファイル上の最遠点まで線状に測定される。正面プロファイルの中心深さの測定は、容器の正面における圧搾パネルプロファイルの一部まで測定された、側部プロファイルの中心深さの測定を指す。背面プロファイルの中心深さの測定は、容器の背面における圧搾パネルプロファイルの一部まで測定された、側部プロファイルの中心深さの測定を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「直立する」、「直立している」、「直立する」、及び「直立している」とは、容器が水平支持面上に静置されている場合の、自立型可撓性容器の特定の向きを指す。この直立の向きは、容器の構造的機構及び/又は容器上のしるしから判定され得る。第1の判定試験では、可撓性容器が、容器の底部上で使用されるように構成された、明確に画定された基部構造体を有する場合には、その容器は、この基部構造体が水平支持面上に静置されている場合に、直立していると判定される。第1の試験が直立の向きを判定することができない場合には、第2の判定試験で、可撓性容器上のしるしが直立の向きに最適に位置付けられるように容器が水平な支持面上にあるべく向けられるときに、容器は直立していると判定される。第2の試験が直立の向きを判定することができない場合には、第3の判定試験で、容器が最大の全高を有するように、容器が水平支持面上に静置されるように方向付けられている場合に、その容器は、直立していると判定される。第3の試験が直立の向きを判定することができない場合には、第4の判定試験で、容器が最大の高さ面積比を有するように、容器が水平支持面上に静置されるように方向付けられている場合に、その容器は、直立していると判定される。第4の試験が直立の向きを判定できない場合には、容器は、直接の向きを有しないと見なされる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「直立容器」は、(製品空間の全てが蒸留水で合計容量100%まで充填された)容器が直立しているときに容器が0.4〜1.5cm−1の高さ面積比を有した、自立型容器を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、直立容器であるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「構造支持フレーム」は、1つ以上のサイズ決定可能な空き空間及び/又は1つ以上の非構造的パネルの周囲で互いに接合され、可撓性容器の製品空間のための並びに容器を自立及び/又は直立させる際の主要な支持体として一般に使用される1つ以上の構造支持部材から形成された剛性構造を指す。本明細書で開示される実施形態のそれぞれでは、可撓性容器が、構造支持フレーム及び1つ以上の製品空間を含む場合、その構造支持フレームは、特に指示がない限り、その容器の製品空間を支持していると見なされる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「構造支持部材」は、剛性の物理的構造を指し、この構造は、1つ以上の膨張した構造支持容積を含み、あるスパンにわたる(可撓性容器からの)1つ以上の負荷を保持するために構造支持フレームで使用されるように構成される。少なくとも1つの膨張した構造支持容積を含まない構造体は、本明細書で使用するとき、構造支持部材であるとは見なされない。
構造支持部材は、2つの定められた端部、2つの端部間の中央部、及び一方の端部からもう一方の端部までの全長を有する。構造支持部材は1つ以上の断面積を有することができ、領域のそれぞれはその全長より小さな全幅を有する。
構造支持部材は、様々な形態で構成され得る。構造支持部材は、種々の方法で配置された、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ以上の構造支持容積を含み得る。例えば、構造的支持部材は、単一の構造的支持容積によって形成され得る。別の例として、構造支持部材は、端部同士を接続して直列に配置された複数の構造支持容積によって形成することができ、様々な実施形態では、構造支持容積のいくつか又は全てのうちの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、部分的若しくは完全に互いに接触し、部分的若しくは完全に互いに直接接続し、及び/又は部分的若しくは完全に互いに接合することができる。更なる例として、構造支持部材は、横方向に並列に配置された複数の支持容積によって形成することができ、様々な実施形態では、構造支持容積のいくつか又は全てのうちの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、部分的若しくは完全に互いに接触し、部分的若しくは完全に互いに直接接続し、及び/又は部分的若しくは完全に互いに接合することができる。
いくつかの実施形態では、構造的支持部材は、多数の異なる種類の要素を備えることができる。例えば、構造支持部材は、1つ以上の機械的補強要素(例えばブレース、カラー、コネクタ、ジョイント、リブなど)と共に1つ以上の構造支持容積を備えることができ、機械的補強要素は1つ以上の剛性(例えば固体)材料から作製され得る。
構造支持部材は、様々な形状及びサイズを有することができる。構造支持部材の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、直線であるか、湾曲するか、角度をつけられるか、区分化されるか、若しくは他の形状であるか、又はこれらの形状のいずれかの組み合わせであり得る。構造的支持部材の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、円形、楕円形、正方形、三角形、星形状、又はこれらの形状の修正態様、又は他の形状、若しくはこれらの形状のいずれかの組み合わせなどの、任意の好適な断面形状を有することができる。構造支持部材は、長さの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、管状、又は凸状の、又は凹状の全体形状を有することができる。構造支持部材は、任意の好適な断面積、任意の好適な全幅、及び任意の好適な全長を有することができる。構造支持部材は、その長さの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、実質的に一定であり得、又はその長さの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、本明細書で説明される任意の方法で変化し得る。例えば、構造支持部材の断面積は、その長さの一部、各部又は全てに沿って増減することができる。本開示の構造支持部材の実施形態のいずれかのうちの一部、各部、又は全ては、本明細書で開示される任意数のいずれかの実施形態からの構造、機構、材料、及び/又は接続の、任意の有効な組み合わせを含めた、本明細書で開示される任意の実施形態に従って、構成することができる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「構造支持容積」は、1つ以上の可撓性材料から作製された充填可能な空間を指し、この空間は、1つ以上の膨張材料で少なくとも部分的に充填されるように構成され、膨張材料は、1つ以上の可撓性材料に張力を作り出し、膨張した構造支持容積を形成する。1つ以上の膨張した構造支持容積は、構造支持部材に含まれるように構成され得る。構造支持容積は、充填可能な空間(例えば開放空間)のない構造、非可撓性(例えば固体)材料から作製された構造、膨張材料で充填されるように構成されない空間を有する構造(例えば多層パネルの隣接した層間の非取り付け領域)、及び膨張材料によって膨脹されるように構成されない可撓性材料による構造(例えば非構造的パネルであるように構成される構造の空間)などの他の方法で構成された構造とは異なる。特に、様々な実施形態では、多層パネル内の隣接層間の非取り付け領域によって画定されるいずれの空間も、空気、窒素、又は例えば、80%超の窒素、20%超の二酸化炭素、10%超の希ガス、15%未満の酸素を含む気体組成物を含めた、単一若しくは複数の化学的性質の、任意の気体又は蒸気組成物を収容することができ、そのような空間内に収容される気体又は蒸気は、0〜100%、又はこの範囲内の任意の整数の百分率値の相対湿度で、水蒸気を含み得る。本開示の全体にわたって、用語「構造支持容積」及び「膨脹可能チャンバ」は、互換可能に使用され、同じ意味を有することが意図される。
いくつかの実施形態では、構造支持フレームは複数の構造支持容積を備えることができ、構造支持容積のいくつか又は全ては互いに流体連通する。他の実施形態では、構造支持フレームは複数の構造支持容積を備えることができ、構造支持容積のいくつか又はいずれも互いに流体連通しない。本開示の構造支持フレームのいずれかは、本明細書で開示される任意の種類の流体連通を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「実質的に」は、プラスマイナス10パーセント(+/−10%)の、特定の値に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示はまた、様々な代替実施形態において、その特定の値周辺に等しい範囲(すなわち+/−10%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用する際、可撓性容器を指すとき、用語「一時的に再使用可能な」は、製品を受け、収容し、又は分配するのに容器が不適となる故障が容器に発生する前に、最高10回、製品を最終使用者に分配した後追加量の製品で再充填されるように構成される容器を指す。本明細書において使用するとき、用語「一時的に再使用可能な」は、このような故障が容器に発生する前に容器が再充填され得る回数を修正することで、更に限定され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、一時的に再使用可能の基準は、様々な代替実施形態において、故障前に最大8回まで再充填することによって、故障前に最大6回まで再充填することによって、故障前に最大4回まで再充填することによって、若しくは故障前に最大2回まで再充填することによって、又は故障前に1回〜10回の間の任意の整数値の再充填によって、一時的に再使用可能であることを指すことができる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、本明細書で開示される再充填の回数に関して、一時的に再使用可能であるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「厚さ」は、本明細書で説明されるように、容器が直立しているとき又は支持体から吊り下がっているときの、容器の第3の中心線と平行である測定値を指す。厚さはまた、「深さ」と称される場合もある。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「頂部」は、容器の全高の高位側20%、すなわち、容器の全高の80〜100%に位置する容器の部分を指す。本明細書において使用するとき、用語「頂部」は、20%未満の特定の割合値で用語「頂部」を修正することで、更に限定され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の頂部の基準は、様々な代替実施形態では、頂部15%(すなわち全高の85〜100%)、頂部10%(すなわち全高の90〜100%)、若しくは頂部5%(すなわち全高の95〜100%)、又は0%〜20%の割合の任意の整数値を指すことができる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「合計容量」は、容器が直立している場合の、周囲条件下で大気圧(及び加圧充填なし)において製品空間が(オーバーフローなく)保持できる、蒸留水の最大量を指す。容器が直立の向きを有していないが、吊下げの向きを有している場合、用語「合計容量」は、容器が支持体から吊り下がっている間に、周囲条件下で大気圧(及び加圧充填なし)において製品空間が(オーバーフローなく)保持できる、蒸留水の最大量を指す。特定の可撓性容器の合計容量は、この定義を使用して経験的に判定され得る。本明細書において使用するとき、用語「合計容量」は、特定の割合値で用語「充填された」を使用することによって修正され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「非膨張」は、構造支持容積が膨張材料によって剛性にされる前の、構造支持容積に形成されるように構成された1つ以上の材料の状態を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「無充填」は、流動性製品を収容しないときの製品空間の状態を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「未形成」は、製品空間へと形成されるように構成される1つ以上の材料の、画定された3次元の空間が製品空間に設けられる前の状態を指す。例えば、製造物品は、可撓性材料のシートが、諸部分が一体に接合された状態で、互いに対して平坦に置かれている、未形成の製品空間を有する半加工品容器とすることが可能である。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「通気された」は、製品空間(例えば、製品空間内のヘッドスペース)が環境の圧力と等しくなるように、容器の外側の環境と連帯通信する製品空間を指す。
本明細書で説明されるような可撓性容器は、様々な製品のための様々な産業にわたって使用され得る。例えば、本明細書で説明されるように、可撓性容器のいずれの実施形態も、以下の製品のいずれかを含む消費者製品産業にわたって使用され得、その製品のいずれも、本明細書で説明する又は当該技術分野において既知の任意の有効な流動性製品形状を取り得る;ヒト又は動物の毛を洗浄、処理、美化、及び/又は装飾するための美容製品(例えば、ヘアシャンプー、ヘアコンディショナー、毛髪染剤、染毛剤、毛髪補修製品、育毛製品、脱毛製品、毛髪最小化製品など);ヒト又は動物の皮膚を洗浄、処理、美化、及び/又は装飾するための美容製品(例えば、石鹸、ボディーソープ、ボディースクラブ、洗顔料、収れん剤、日焼け止め、日焼け止めローション、リップバーム、化粧品、スキンコンディショナー、コールドクリーム、皮膚保湿剤、制汗剤、防臭剤など);ヒト又は動物の爪を洗浄、処理、美化、及び/又は装飾するための美容製品(例えば、ネイルエナメル、ネイルエナメルリムーバーなど);ヒトの顔の毛を洗浄、処理、美化、及び/又は装飾するためのグルーミング製品(例えば、剃毛製品、剃毛前製品、剃毛後製品など);ヒト又は動物の口腔を洗浄、処理、美化、及び/又は装飾するためのヘルスケア製品(例えば、練り歯磨き、うがい薬、口臭消臭製品、歯垢防止製品、歯用ホワイトニング製品など);ヒト及び/又は動物の健康状態を処理するためのヘルスケア製品(例えば、薬、薬剤、医薬品、ビタミン、機能性食品、栄養補助食品(カルシウム、繊維などに対応)、咳治療用製品、風邪薬、トローチ、呼吸及び/又はアレルギー状態の治療、鎮痛剤、睡眠補助剤、胃腸治療製品(胸やけ、胃のむかつき、下痢、過敏性腸症候群などに対応)、精製水、処理水など);動物を飼育及び/又は世話するためのペットケア製品(例えば、ペットフード、ペットビタミン、ペット用薬品、ペット用ガム、ペットスナックなど);布地、衣服、及び/又は洗濯物を洗浄、コンディショニング、リフレッシュ、及び/又は処理するための布地ケア製品(例えば、洗濯用洗剤、織物柔軟剤、布地染料、布地漂白剤など);家庭用、商用、及び/又は産業用の食器洗い製品(例えば、手洗い用及び/又は洗浄機用の食器石鹸及びすすぎ補助剤);家庭用、商用、及び/又は産業用の洗浄及び/又は脱臭製品(例えば、ソフト表面クリーナー、ハード表面クリーナー、ガラスクリーナー、セラミックタイルクリーナー、カーペットクリーナー、木材クリーナー、多重表面クリーナー、表面消毒剤、キッチンクリーナー、バスクリーナー(例えば、シンク、トイレ、浴槽、及び/又はシャワークリーナー)、器具洗浄製品、器具処理製品、自動車洗浄製品、自動車脱臭製品、エアクリーナー、空気脱臭剤、空気消毒剤など)、及び同様のもの。
更なる例として、本明細書で説明するように、可撓性容器のいずれの実施形態も、以下の製品のいずれかを含む、家庭用、商用、及び/又は産業用、建物及び/又はグラウンド、構築及び/又は維持の付加的な分野にわたって使用され得、以下の製品のいずれも、本明細書で説明する又は当該技術分野において既知の、任意の有効な流動性製品形状(例えば、液体、顆粒、粉末など)を取り得る:芝生、庭、及び/又はグラウンドを確立、維持、変更、処理、及び/又は改善するための製品(例えば、草の実、野菜種子、植物種子、つぶえ、他の種類の種子、植物栄養素、肥料、土壌養分及び/又は土壌調湿(例えば、窒素、ホスフェート、カリ、石灰など)、土壌滅菌剤、除草剤、雑草防止剤、農薬、害虫忌避剤、殺虫剤、防虫剤など);造園用の製品(例えば、表土、培養土、汎用土壌、マルチ、木片、樹皮ナゲット、砂、全ての種類の天然石及び/又は岩(例えば、装飾石、豆砂利、砂利など)、石及び岩をベースにした人口組成物(例えば、敷石ベースなど));グリル、炉、暖炉など(例えば、薪、発火ナゲット、チャコール、ライター燃料、マッチなど);照明製品(例えば、電球及び電灯管、又は全てのサイズ、形状、及び用途の白熱灯、コンパクト形蛍光灯、蛍光灯、ハロゲン、発光ダイオードを含む全ての種類);構成、維持、再形成、及び/又は装飾用の化学製品(例えば、コンクリート、セメント、モルタル、混合着色剤、コンクリート養生剤/シーラント、コンクリート保護材、グラウト、アスファルトシーラント、クラックフィラー/修理製品、スパックル、接合組成物、プライマー、ペンキ、着色剤、トップコート、シーラント、コーキング、接着剤、エポキシ、排水管洗浄/詰まり除去製品、腐敗処理製品など);化学製品(例えば、シンナー、溶剤、及びアルコール、石油スピリット、テレビン油、亜麻仁油を含む剥離剤/除去剤など);水処理製品(例えば、塩、制菌剤、抗カビ剤といった水軟化製品など);全ての種類の締結具(例えば、木材、金属、プラスチック、コンクリート、コンクリート(concrete, concrete)などに使用するためのネジ、ボルト、ナット、ワッシャ、釘、ステープル、タック、ハンガー、ピン、ペグ、リベット、クリップ、リングなど);などが挙げられる。
更なる例として、本明細書で説明されるような、可撓性容器のいずれの実施形態も、以下の製品のいずれかを含む、食品及び飲料業界にわたって使用することができ、そのいずれも、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の、任意の有効な流動性製品の形態を取ることができる:基本的原料(例えば、米、麦、トウモロコシ、豆、及びこれらのいずれかから作製される派生的原料などの穀物、並びに、ナッツ、種子、及び豆など)、料理用の食材(例えば、砂糖、塩及び胡椒などの香辛料、料理用オイル、酢、トマトペースト、天然及び人工甘味料、香料、調味料など)、パン作りの材料(例えば、ベーキングパウダー、デンプン、ショートニング、シロップ、食料着色料、フィリング、ゼラチン、チョコレートチップ、及び他の種類のチップ、糖衣、スプリンクル、トッピングなど)、乳製品(例えば、クリーム、ヨーグルト、サワークリーム、乳清、カゼインなど)、スプレッド(例えば、ジャム、ゼリーなど)、ソース(例えば、バーベキューソース、サラダドレッシング、トマトソースなど)、調味料(例えば、ケチャップ、マスタード、レリッシュ、マヨネーズなど)、加工食品(麺及びパスタ、乾燥シリアル、シリアルミックス、プリメイドミックス、スナックチップス、及びスナック、並びに全ての種類のスナックミックス、プレッツェル、クラッカー、クッキー、キャンディ、全ての種類のチョコレート、マシュマロ、プリンなど)、水、牛乳、ジュース、風味付き飲料及び/又は炭酸飲料(例えば、ソーダ)、スポーツドリンク、コーヒー、茶、スピリット、アルコール飲料(例えば、ビール、ワインなど)などの飲料、並びに飲料を調製又は混合するための原料(例えば、コーヒー豆、挽いたコーヒー、ココア、茶葉、脱水飲料、飲料を調製するための粉末、天然及び人工甘味料、香料など)。更に調製された食品、フルーツ、野菜、スープ、肉、パスタ、電子レンジ調理可能な、及び又は冷凍食品、加えて農産物、玉子、牛乳、及び他の新鮮な食料。本明細書において開示された可撓性容器の実施形態のいずれかはまた、食品及び/又は飲料を保存する用途のために、容器を安全にすべく、滅菌されてもよい(例えば、紫外線、又は過酸化物ベースの組成物によって処理することによる)。いずれの実施形態でも、容器は、レトルトプロセスに好適であるように構成され得る。
なお更なる例として、本明細書で説明するように、可撓性容器のいずれの実施形態も、受容、収容、貯蔵、及び/又は分配するための用途を含め、以下の流動性製品のいずれかを当該技術分野において既知の任意の形状で、薬、医療用装置、及び薬物療法の分野において、医療産業で使用され得る:ヒト及び/又は動物の体液(例えば、羊水、房水、ガラス体液、胆汁、血液、血漿、漿液、母乳、脳脊髄液、耳垢(耳くそ)、乳び、チャイム(chime)、内リンパ液(及び外リンパ液)、射精液、垂れやすい糞尿、胃酸、胃液、リンパ液、粘液(鼻水及び痰を含む)、心膜液、腹膜液、胸膜液、膿、カタル性分泌物、唾液、皮脂(皮脂)、精液、唾、関節液、涙、汗、膣分泌物、嘔吐物、尿など);人体又は動物体への静脈内治療用流体(例えば、増量剤(例えば、結晶様及びコロイド)、代用血液を含む液体ベース薬剤、緩衝液、液体ベース薬剤(医薬品を含み得る)、経静脈栄養処方(例えば、静脈栄養補給用。このような処方としては、塩、グルコース、アミノ酸、脂質、補助食品、栄養剤、及び/又はビタミンが挙げられ得る);任意の好適な投与方法によって(例えば、経口的に(固体、液体、又は丸薬形状で)、局所に、鼻腔内に、吸入によって、又は直腸性に)、人体又は動物体に投与するための他の医療用流体(例えば、薬、薬剤、栄養剤、機能性食品、医薬品など)。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれもまた、それらの容器を、滅菌医療環境での用途に関して安全にするために、(例えば、紫外線若しくは過酸化物ベースの組成物で処理することによって、又はオートクレーブ若しくはレトルトプロセスを通じて)滅菌することができる。
また更なる例として、本明細書で開示されるような、可撓性容器のいずれの実施形態も、当該技術分野において既知の任意の形態で、以下の流動性製品のいずれかを受容、収容、貯蔵、及び/又は分配するために有用な、そのような容器を有する、車、トラック、自動車、ボート、飛行機などの乗り物に関する製品を含めて、内燃機関を使用するあらゆる業界(輸送機関業界、電力施設業界、発電業界など)で使用することができる:エンジンオイル、エンジンオイル添加物、燃料添加物、ブレーキ液、トランスミッション液、エンジン冷却剤、パワーステアリング液、ワイパー液、乗り物のケアに関する製品(例えば、車体、タイヤ、車輪、窓、トリム、内装材などに関するもの)、並びに、あらゆる種類のエンジン、電力機器、及び/又は輸送車両の、1つ以上の部品を洗浄、浸透、脱脂、潤滑、及び/又は保護するように構成された他の流体。
本明細書で説明するように、可撓性容器のいずれの実施形態もまた、以下のカテゴリのいずれかの非流動性製品を受容、収容、貯蔵、及び/又は分配するために使用され得る:使い捨て着用可能吸収性物品、おむつ、トレーニングパンツ、乳児及び幼児用ケア拭き取り用品などを含むベビーケア製品、並びに同様のもの;ヒト又は動物の毛髪、皮膚、及び/又は常などに組成物を適用するためのアプリケータを含む美容製品、並びに同様のもの;全ての種類の洗浄用途用拭き取り用品及びスクラバーを含むホームケア製品、及び同様のもの;ウェット又はドライバスティッシュ、顔用ティッシュ、使い捨てハンカチ、使い捨てタオル、拭き取り用品などを含むファミリーケア製品、及び同様のもの;生理用パッド、失禁パッド、陰唇間パッド、パンティライナー、ペッサリー、生理用ナプキン、タンポン、タンポンアプリケータ、拭き取り用品などを含む女性用ケア製品、及び同様のもの;口腔洗浄装置、デンタルフロス、フロッシング装置、歯ブラシなどの口腔ケア製品を含むヘルス製品、及び同様のもの;グルーミング補助製品、ペットトレーニング補助製品、ペット用装置、ペット用おもちゃなどを含むペットケア製品、及び同様のもの;電気化学セル、電池、電池電流断続器、電池テスター、電池充電器、電池充電モニタリング機器、電池充電/放電比制御機器、「スマート」電池エレクトロニクス、懐中電灯などを含むポータブル電源製品、及び同様のもの;脱毛器具(例えば、男性及び女性用電気箔シェーバー、充電及び/又は洗浄ステーション、電気バリカン、電気剃刀、電気脱毛装置、洗浄流体カートリッジ、剃毛コンディショナーカートリッジ、シェービング箔、及びカッターブロックを含む)を含む小型器械製品;口腔ケア器具(例えば、蓄圧器又は電池を備えた電動歯ブラシ、ブラシヘッドのレフィル、歯間クリーナー、舌クリーナー、充電ステーション、電気口腔イリゲーター、及び噴出口のイリゲータークリップ);小型電気家電(例えば、コーヒーメーカー、湯沸かしポット、ハンドブレンダー、ハンドミキサー、フードプロセッサ、スチームクッカー、ジューサー、シトラスプレス、トースター、コーヒー又はミートグラインダ、真空ポンプ、アイロン、アイロン用の蒸気圧力ステーション及びしたがって概ね非電動のアタッチメント、ヘアケア器具(例えば、電気ヘアドライヤ、ヘアスタイラー、ヘアカーラー、ストレートヘアアイロン、コードレスガス加熱式スタイラー/アイロン及びしたがってガスカートリッジ、並びにエアフィルターアタッチメントを含む);個人診断器具(例えば、血圧モニター、耳部温度計、及びしたがってレンズフィルターを含む);時計器具及び携帯用時計器具(例えば、アラーム時計、ラジオ付き旅行用アラーム時計、壁時計、腕時計、及びポケット電卓を含む)など、及び同様のもの。
図1A〜1Dは、直立可撓性容器100の一実施形態の様々な図を示す。図1Aは、容器100の正面図を示す。容器100は、水平支持面101上に直立している。
図1Aにおいて、座標系110は、図の方向を参照するための基準線を提供する。座標系110は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する3次元デカルト座標系であり、各軸は、他の軸に対して垂直であり、それらの軸の任意の2つにより、平面が画定される。X軸及びZ軸は、水平支持面101に平行であり、Y軸は、水平支持面101に垂直である。
図1Aはまた、容器100に対する方向及び位置を参照するための、他の基準線を含む。横方向中心線111は、X軸に平行に走る。横方向中心線111でのXY平面は、容器100を、前側半分及び後側半分に区分けする。横方向中心線111でのXZ平面は、容器100を、上側半分及び下側半分に区分けする。縦方向中心線114は、Y軸に平行に走る。縦方向中心線114でのYZ平面は、容器100を、左側半分及び右側半分に区分けする。第3の中心線117は、Z軸に平行に走る。横方向中心線111、縦方向中心線114、及び第3の中心線117は全て、容器100の中心117で交差する。
横方向の中心線111に対する配置が、縦方向に内側寄り112及び縦方向に外側寄り113であるものを画定する。第1の位置が、第2の位置よりも横方向中心線111に近い場合、第1の位置は、第2の位置に対して縦方向内側寄り112に配置されていると見なされる。また、第2の位置は、第1の位置から縦方向外側寄り113に配置されていると見なされる。横方向という用語は、横方向中心線111に平行な方向、向き、又は測定値を指す。横方向の向きはまた、「水平」の向きと称される場合もあり、横方向の測定値はまた、「幅」と称される場合もある。
縦方向の中心線114に対する配置が、横方向に内側寄り115及び横方向に外側寄り116であるものを画定する。第1の位置が、第2の位置よりも縦方向中心線114に近い場合、第1の位置は、第2の位置に対して横方向内側寄り115に配置されていると見なされる。また、第2の位置は、第1の位置から横方向外側寄り116に配置されていると見なされる。縦方向という用語は、縦方向中心線114に平行な方向、向き、又は測定値を指す。縦方向の向きはまた、垂直の向きと称される場合もある。
縦方向の方向、向き、又は測定値はまた、容器100に関する、水平支持面との関連で表現することもできる。第1の位置が、第2の位置よりも支持面に近い場合、第1の位置は、第2の位置よりも低く、第2の位置の下方に、第2の位置の真下に、又は第2の位置の下に配置されていると見なすことができる。また、第2の位置は、第1の位置よりも高く、第1の位置の上方に、又は第1の位置から上向きに配置されていると見なすことができる。縦方向の測定値はまた、水平支持面100の上方で測定される、高さと称される場合もある。
第3の中心線117に平行に実施される測定値は、厚さ又は深さと称される。第3の中心線117の方向の、容器の正面102−1に向かう配置は、前向き118、又は正面と称される。第3の中心線117の方向での、容器の背面102−2に向かう配置は、後向き119又は後方と称される。
上述のような、方向、向き、測定値、及び配置に関するこれらの用語は、支持面、基準線、又は座標系が図に示されるか否かに関わらず、本開示の実施形態の全てに関して使用される。
容器100は、頂部104、中央部106、及び底部108、正面102−1、背面102−2、並びに左側部及び右側部109を含む。頂部104は、XZ平面に平行な基準平面105によって、中央部106から区分けされる。中央部106は、同じくXZ平面に平行な基準平面107によって、底部108から区分けされる。容器100は、100−ohの全高を有する。図1Aの実施形態では、容器の正面102−1及び背面102−2は、封止部129で一体に接合され、この封止部129は、容器100の外周の周りで、頂部104を横切り、側部109を下って延在し、次いで、各側部109の底部で、基底部190の正面部分及び背面部分を辿るように、それらの部分の外側範囲の周囲に、外向きに分裂する。
容器100は、構造支持フレーム140、製品空間150、ディスペンサ160、パネル180−1及び180−2、並びに基底構造190を含む。パネル180−1の一部分は、製品空間150を示すために、剥離されたものとして示される。製品空間150は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。ディスペンサ160によって、容器100は、容器100の外側の環境へ、製品空間150から流路159、続いてディスペンサ160を介してこれらの流動性製品を分配することができる。図1A〜1Dの実施形態では、ディスペンサ160は、頂部104の最上部の中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ160は、側部109のどちらかの、パネル180−1及び180−2のどちらかの、並びに容器100の基底部190の任意の部分の、いずれの場所をも含んだ、頂部140、中央部106、又は底部108の他のいずれの場所にも配置され得る。構造支持フレーム140は、製品空間150内の流動性製品の質量を支持し、かつ容器100を直立させる。パネル180−1及びパネル180−2は、製品空間150を覆う比較的平坦な表面であり、任意の種類のしるしを表示するために好適である。しかしながら、様々な実施形態では、パネル180−1及び180−2の一方又は両方の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、1つ以上の曲面を含むことができる。基底構造190は、構造支持フレーム140を支持し、容器100が直立するように容器100に安定性を提供する。
構造支持フレーム140は、複数の構造支持部材によって形成される。構造支持フレーム140は、頂部構造支持部材144−1及び144−2、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4、並びに底部構造支持部材148−1及び148−2を含む。
頂部構造支持部材144−1及び144−2は、容器100の頂部104の上部上に配置され、頂部構造支持部材144−1が、正面102−1内に配置され、頂部構造支持部材144−2が、背面102−2内で、頂部構造支持部材144−1の後方に配置される。頂部構造支持部材144−1及び144−2は、互いに隣接し、それらの長さの横方向外側寄り部分に沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、頂部構造支持部材144−1及び144−2は、流路159が頂部構造支持部材144−1と144−2との間に存在する限り、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができ、流路の存在により、容器100は、製品空間150から流路159、続いてディスペンサ160を介して流動性製品を分配することができる。頂部構造支持部材144−1及び144−2は、互いに直接接続されない。しかしながら、様々な代替実施形態では、頂部構造支持部材144−1及び144−2は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくは略全て、若しくは全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合され得る。
頂部構造支持部材144−1及び144−2は、製品空間150より実質的に上に配置される。全体としては、頂部構造支持部材144−1及び144−2のそれぞれは、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに下向きに湾曲する。また、全体として、頂部構造支持部材144−1及び144−2のそれぞれは、それらの長さに沿って実質的に一定の断面積を有するが、それらの端部の断面積は、それらの中央部の断面積よりも僅かに大きい。
中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、頂部104から中央部106を介して底部108まで、左側部及び右側部109に配置される。中央部構造支持部材146−1は、左側部109の正面102−1内に配置され、中央部構造支持部材146−4は、左側部109の背面102−2内で、中央部構造支持部材146−1の後方に配置される。中央部構造支持部材146−1及び146−4は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材146−1及び146−4は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材146−1及び146−4は、互いに直接接続されていない。しかしながら、様々な代替実施形態では、頂部構造支持部材146−1及び146−4は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
中央部構造支持部材146−2は、右側部109の正面102−1内に配置され、中央部構造支持部材146−3は、右側部109の背面102−2内で、中央部構造支持部材146−2の後方に配置される。中央部構造支持部材146−2及び146−3は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材146−2及び146−3は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材146−2及び146−3は、互いに直接接続していない。しかしながら、様々な代替実施形態では、中央部構造支持部材146−2及び146−3は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
中央部構造的指示部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、製品空間150の実質的に横方向外側に配置される。全体としては、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4のそれぞれは、およそ垂直に方向付けられるが、僅かに角度付けされ、その上端部が、その下端部に対して横方向内側寄りとなる。また、全体としては、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4のそれぞれは、その長さに沿って変化する断面積を有し、その上端部からその下端部へと、サイズが増大する。
底部構造支持部材148−1及び148−2は、容器100の底部108上に配置され、底部構造支持部材148−1が、正面102−1内に配置され、底部構造支持部材148−2が、背面102−2内で、頂部構造支持部材148−1の後方に配置される。底部構造支持部材148−1及び148−2は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、底部構造支持部材148−1及び148−2は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、1つ以上の比較的小さい場所で、及び/又は1つ以上の比較的大きい場所で、互いに接触することができる。底部構造支持部材148−1及び148−2は、互いに直接接続されない。しかしながら、様々な代替実施形態では、底部構造支持部材148−1及び148−2は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
底部構造支持部材148−1及び148−2は、製品空間150の実質的に下方であるが、基部構造体190の実質的に上方に配置される。全体としては、底部構造支持部材148−1及び148−2のそれぞれは、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに上向きに湾曲する。また、全体としては、底部構造支持部材148−1及び148−2のそれぞれは、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有する。
構造支持フレーム140の正面部分では、頂部構造支持部材144−1の左端部が中央部構造支持部材146−1の上端部に接合され、中央部構造支持部材146−1の下端部が底部構造支持部材148−1の左端部に接合され、底部構造支持部材148−1の右端部が中央部構造支持部材146−2の下端部に接合され、中央部構造支持部材146−2の上端部が頂部構造支持部材144−1の右端部に接合される。同様に、構造支持フレーム140の背面部では、頂部構造支持部材144−2の左端部が中央部構造支持部材146−4の上端部に接合され、中央部構造支持部材146−4の下端部が底部構造支持部材148−2の左端部に接合され、底部構造支持部材148−2の右端部が中央部構造支持部材146−3の下端部に接合され、中央部構造支持部材146−3の上端部が頂部構造支持部材144−2の右端部に接合される。構造支持フレーム140では、一体に接合される構造支持部材の端部は、それらの壁部の周縁の全域にわたって、直接接続される。しかしながら、様々な代替実施形態では、構造的支持部材144−1、144−2、146−1、146−2、146−3、146−4、148−1、及び148−2のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
構造的支持フレーム140の代替実施形態では、隣接した構造的支持部材が単一の構造的支持部材へと組み合わせられ得、組み合わせられた構造的支持部材が隣接した構造的支持部材の代理を、それらの機能及び接続が本明細書で説明されるように、有効に務めることができる。構造支持フレーム140の他の代替実施形態では、1つ以上の更なる構造支持部材を、構造支持フレーム140内の構造支持部材に追加することができ、その拡張された構造支持フレームは、その機能及び接続が本明細書で説明されるような、構造支持フレーム140の代理を、有効に努めることができる。また、いくつかの代替実施形態において、可撓性容器は、基底構造を含まなくてもよい。
図1Bは、図1Aの直立可撓性容器100の側面図を示す。
図1Cは、図1Aの直立可撓性容器100の上面図を示す。
図1Dは、図1Aの直立可撓性容器100の底面図を示す。
図1Eは、非対称の構造支持フレーム140−1、製品空間の第1の部分150−1b、製品空間の第2の部分150−1a、及びディスペンサ160−1を含む、図1Aの直立可撓性容器100の代替実施形態である、容器100−1の斜視図を示す。図1Eの実施形態は、図1Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は、同じように構成されているが、ただし、フレーム140−1は、容器100−1のおよそ半分の周囲に延びて、フレーム140−1の内側に配置される、製品空間の第1の部分150−1bを直接支持し、フレーム140−1の外側に配置される製品空間150−1aの第2の部分を間接的に支持する。様々な実施形態では、本開示のいずれの直立可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、フレームは、容器の一部若しくは各部のみの周囲に延在し、及び/又は、フレームは、容器の1つ以上の中心線に対して非対称であり、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームの外側に配置され、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームによって間接的に支持される。
図1Fは、内部構造支持フレーム140−2、製品空間150−2、及びディスペンサ160−2を含む、図1Aの直立可撓性容器100の代替実施形態である、容器100−2の斜視図を示す。図1Fの実施形態は、図1Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は、同じように構成されているが、ただしフレーム140−2は、製品空間150−2の内側にある。様々な実施形態では、本開示のいずれの直立可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、(フレームを形成する任意の構造支持部材の1つ以上のうちの一部、各部、又は全てを含めた)フレームの一部、各部、又は全ては、1つ以上の製品空間によって、およそ、ほとんど、実質的に、ほぼ、又は完全に包囲される。
図1Gは、外部構造支持フレーム140−3、製品空間150−3、及びディスペンサ160−3を含む、図1Aの直立可撓性容器100の代替実施形態である、容器100−3の斜視図を例示する。図1Gの実施形態は、図1Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は同じように構成されているが、ただし製品空間150−3は、フレーム140−3に一体的に接続されておらず(すなわち、可撓性容器の同じウェブから同時に作製されていない)、製品空間150−3は、別個に作製されてその後フレーム140−3に接続される。製品空間150−3は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意の便利な方式で、フレームに接合することができる。図1Gの実施形態では、製品空間150−3は、フレーム140−3内に配置されるが、製品空間150−3は、図1Aの製品空間150と比較した場合、縮小されたサイズ及びやや異なる形状を有する。しかしながら、これらの相違は、製品空間150−3とフレーム140−3との間の関係を例示するために作製されており、必須ではない。様々な実施形態において、本開示のいずれかの直立可撓性容器は、製品空間の1つ以上が、フレームに一体的に接続されないように、同様に修正することができる。
図2A〜8Gは、様々な全体形状を有した直立可撓性容器の実施形態を示す。図2A〜8Gの実施形態のいずれも、図1A〜1Gの実施形態を含んだ、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図2A〜8Gの実施形態の要素(例えば構造支持フレーム、構造支持部材、パネル、ディスペンサなど)のいずれも、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図2A〜8Gの実施形態のそれぞれは1つのディスペンサを備えた容器を例示するが、様々な実施形態では、それぞれの容器は、本明細書で説明される任意の実施形態に従って、複数のディスペンサを含むことができる。図2A〜図8Gは、ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を想像線の輪郭で示す。図2A〜8Gの実施形態におけるパネルのそれぞれのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、任意の種類のしるしを表示するのに好適である。図2A〜図8Gの実施形態での側部パネルのそれぞれは、可撓性容器内部に配置された製品空間を覆う非構造的パネルであるように構成されるが、しかしながら、様々な実施形態では、任意の種類の装飾的又は構造的要素(外表面から突出するリブなど)の1つ以上を、これらの側部パネルの一部、各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに接合することができる。明確さのために、これらの可撓性容器の全ての構造の詳細が図2A〜8Gに示されるわけではないが、図2A〜8Gの実施形態のいずれも、本明細書で開示される可撓性容器のための任意の構造又は機構を含むように構成され得る。例えば、図2A〜図8Gの実施形態のいずれも、本明細書で開示される任意の種類の基底構造を含むように構成され得る。
図2Aは、錐台状の全体形状を有する構造支持フレーム240を有する、直立可撓性容器200の正面図を示す。図2Aの実施形態では、錐台形状は四角錐に基づいているが、様々な実施形態では、錐台形状は異なる数の側部を備える角錐に基づくことができ、又は錐台形状は円錐に基づくことができる。支持フレーム240は、錐台形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、矩形形状の頂部パネル280−t、台形形状の側部パネル280−1、280−2、280−3、及び280−4、並びに矩形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル280−1、280−2、280−3、及び280−4のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器200は、ディスペンサ260を含み、ディスペンサ260は、容器200内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図2Aの実施形態では、ディスペンサ260は頂部パネル280−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ260は、本明細書で説明されるか又は図示される任意の実施形態に従って、容器200の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図2Bは、ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図2Aの容器200の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器の背面に適用することができる。図2Cは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図2Aの容器200の側面図であり、これらの位置のいずれかは、容器の両側に適用することができる。図2Dは、図2Aの容器200の等角図を示す。
図2Eは、容器200に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム240−1、製品空間の第1の部分250−1b、製品空間の第2の部分250−1a、及びディスペンサ260−1を含む、図2Aの直立可撓性容器200の代替実施形態である、容器200−1の斜視図を示す。図2Fは、容器200に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム240−2、製品空間250−2、及びディスペンサ260−2を含む、図2Aの直立可撓性容器200の代替実施形態である、容器200−2の斜視図を示す。図2Gは、容器200に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム240−3と、フレーム240−3に接合され、フレーム240−3内部に配置された、非一体的製品空間250−3と、ディスペンサ260−3とを含む、図2Aの直立可撓性容器200の代替実施形態である、容器200−3の斜視図を示す。
図3Aは、角錐状の全体形状を有する構造支持フレーム340を有する、直立可撓性容器300の正面図を示す。図3Aの実施形態では、角錐形状は四角錐に基づいているが、様々な実施形態では、角錐形状は異なる数の側部を備える角錐に基づくことができる。支持フレーム340は、角錐形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、三角形形状の側部パネル380−1、380−2、380−3、及び380−4、並びに正方形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル380−1、380−2、380−3、及び380−4のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器300は、ディスペンサ360を含み、このディスペンサ360は、容器300内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図3Aの実施形態では、ディスペンサ360は角錐形状の頂点に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ360は、容器300の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図3Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図3Aの容器300の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器の任意の側部に適用することができる。図3Cは、図3Aの容器300の側面図を示す。図3Dは、図3Aの容器300の等角図を示す。
図3Eは、容器300に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム340−1、製品空間の第1の部分350−1b、製品空間の第2の部分350−1a、及びディスペンサ360−1を含む、図3Aの直立可撓性容器300の代替実施形態である、容器300−1の斜視図を示す。図3Fは、容器300に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム340−2、製品空間350−2、及びディスペンサ360−2を含む、図3Aの直立可撓性容器300の代替実施形態である、容器300−2の斜視図を示す。図3Gは、容器300に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じように構成された、外部構造支持フレーム340−3、フレーム340−3に接合され、その内部に配置された非一体的製品空間350−3、及びディスペンサ360−3を含む、図3Aの直立可撓性容器300の別の実施形態である、容器300−3の斜視図を示す。
図4Aは、三角柱状の全体形状を有する構造支持フレーム440を有する、直立可撓性容器400の正面図を示す。図4Aの実施形態では、角柱形状は三角形に基づいている。支持フレーム440は、角柱形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。構造的支持部材は、三角形の頂部パネル480−t、矩形の側部パネル480−1、480−2、及び480−3、並びに三角形の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル480−1、480−2、及び480−3のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器400は、ディスペンサ460を含み、ディスペンサ460は、容器400内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図4Aの実施形態では、ディスペンサ460は頂部パネル480−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ460は、容器400の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図4Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図4Aの容器400の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器400の任意の側部に適用することができる。図4Cは、図4Aの容器400の側面図を示す。図4Dは、図4Aの容器400の等角図を示す。
図4Eは、容器400に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム440−1、製品空間の第1の部分450−1b、製品空間の第2の部分450−1a、及びディスペンサ460−1を含む、図4Aの直立可撓性容器400の代替実施形態である、容器400−1の斜視図を示す。図4Fは、容器400に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム440−2、製品空間450−2、及びディスペンサ460−2を含む、図4Aの直立可撓性容器400の代替実施形態である、容器400−2の斜視図を示す。図4Gは、容器400に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム440−3と、フレーム440−3に接合され、フレーム440−3内部に配置された、非一体的製品空間450−3と、ディスペンサ460−3とを含む、図4Aの直立可撓性容器400の代替実施形態である、容器400−3の斜視図を示す。
図5Aは、正方柱状の全体形状を有する構造支持フレーム540を有する、直立可撓性容器500の正面図を示す。図5Aの実施形態では、この角柱形状は、正方形に基づく。支持フレーム540は、角柱形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、正方形形状の頂部パネル580−t、矩形形状の側部パネル580−1、580−2、580−3、及び580−4、並びに正方形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル580−1、580−2、580−3、及び580−4のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器500は、ディスペンサ560を含み、ディスペンサ560は、容器5000内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図5Aの実施形態では、ディスペンサ560は頂部パネル580−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ560は、容器500の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図5Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図5Aの容器500の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器500の任意の側部に適用することができる。図5Cは、図5Aの容器500の側面図を示す。図5Dは、図5Aの容器500の等角図を示す。
図5Eは、容器500に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム540−1、製品空間の第1の部分550−1b、製品空間の第2の部分550−1a、及びディスペンサ560−1を含む、図5Aの直立可撓性容器500の代替実施形態である、容器500−1の斜視図を示す。図5Fは、容器500に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム540−2、製品空間550−2、及びディスペンサ560−2を含む、図5Aの直立可撓性容器500の代替実施形態である、容器500−2の斜視図を示す。図5Gは、容器500に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム540−3と、フレーム540−3に接合され、フレーム540−3内部に配置された、非一体的製品空間550−3と、ディスペンサ560−3とを含む、図5Aの直立可撓性容器500の代替実施形態である、容器500−3の斜視図を示す。
図6Aは、五角柱状の全体形状を有する構造支持フレーム640を有する、直立可撓性容器600の正面図を示す。図6Aの実施形態では、角柱形状は五角形に基づいている。支持フレーム640は、角柱形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、五角形形状の頂部パネル680−t、矩形形状の側部パネル680−1、680−2、680−3、680−4、及び680−5、並びに五角形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル680−1、680−2、680−3、680−4、及び680−5のそれぞれは、およそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器600は、ディスペンサ660を含み、ディスペンサ660は、容器600内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図6Aの実施形態では、ディスペンサ660は頂部パネル680−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ660は、容器600の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図6Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図6Aの容器600の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器600の任意の側部に適用することができる。図6Cは、図6Aの容器600の側面図を示す。図6Dは、図6Aの容器600の等角図を示す。
図6Eは、容器600に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム640−1、製品空間650−1bの第1の部分、製品容積の第2の部分650−1a、及びディスペンサ660−1を含む、図6Aの直立可撓性容器600の代替実施形態である、容器600−1の斜視図を示す。図6Fは、容器600に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム640−2、製品空間650−2、及びディスペンサ660−2を含む、図6Aの直立可撓性容器600の代替実施形態である、容器600−2の斜視図を示す。図6Gは、容器600に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム640−3と、フレーム640−3に接合され、フレーム640−3内部に配置された、非一体的製品空間650−3と、ディスペンサ660−3とを含む、図6Aの直立可撓性容器600の代替実施形態である、容器600−3の斜視図を示す。
図7Aは、円錐状の全体形状を有する構造支持フレーム740を有する、直立可撓性容器700の正面図を示す。支持フレーム740は、円錐の基底部の周囲に配置される、湾曲した構造支持部材によって、及び、基底部から頂点まで線状に延在する、直線状の構造支持部材によって形成され、これらの構造支持部材は、それらの端部で一体に接合される。これらの構造支持部材は、湾曲した幾分三角形形状の側部パネル780−1、780−2、及び780−3、並びに円形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル780−1、780−2、及び780−3のそれぞれは、湾曲しているが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器700は、ディスペンサ760を含み、ディスペンサ760は、容器700内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図7Aの実施形態では、ディスペンサ760は円錐形状の頂点に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ760は、容器700の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図7Bは、図7Aの容器700の正面図を示す。図7Cは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図7Aの容器700の側面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器700の任意の側部パネルに適用することができる。図7Dは、図7Aの容器700の等角図を示す。
図7Eは、容器700に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム740−1、製品空間の第1の部分750−1b、製品空間の第2の部分750−1a、及びディスペンサ760−1を含む、図7Aの直立可撓性容器700の代替実施形態である、容器700−1の斜視図を示す。図7Fは、容器700に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム740−2、製品空間750−2、及びディスペンサ760−2を含む、図7Aの直立可撓性容器700の代替実施形態である、容器700−2の斜視図を示す。図7Gは、容器700に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム740−3と、フレーム740−3に接合され、フレーム740−3内部に配置された、非一体的製品空間750−3と、ディスペンサ760−3とを含む、図7Aの直立可撓性容器700の代替実施形態である、容器700−3の斜視図を示す。
図8Aは、円柱状の全体形状を有する構造支持フレーム840を有する、直立可撓性容器800の正面図を示す。支持フレーム840は、円柱の頂部及び底部の周囲に配置される、湾曲した構造支持部材によって、並びに、頂部から底部まで線状に延在する、直線状の構造支持部材によって形成され、これらの構造支持部材は、それらの端部で一体に接合される。構造支持部材は、円形の頂部パネル880−t、湾曲した幾分矩形の側部パネル880−1、880−2、880−3、及び880−4、並びに円形の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル880−1、880−2、880−3、及び880−4のそれぞれは湾曲するが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器800は、ディスペンサ860を含み、ディスペンサ860は、容器800内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図8Aの実施形態では、ディスペンサ860は頂部パネル880−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ860は、容器800の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図8Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図8Aの容器800の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器800の任意の側部パネルに適用することができる。図8Cは、図8Aの容器800の側面図を示す。図8Dは、図8Aの容器800の等角図を示す。
図8Eは、容器800に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム840−1、製品空間の第1の部分850−1b、製品容積の第2の部分850−1a、及びディスペンサ860−1を含む、図8Aの直立可撓性容器800の代替実施形態である、容器800−1の斜視図を示す。図8Fは、容器800に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム840−2、製品空間850−2、及びディスペンサ860−2を含む、図8Aの直立可撓性容器800の代替実施形態である、容器800−2の斜視図を示す。図8Gは、容器800に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム840−3と、フレーム840−3に接合され、フレーム840−3内部に配置された、非一体的製品空間850−3と、ディスペンサ860−3とを含む、図8Aの直立可撓性容器800の代替実施形態である、容器800−3の斜視図を示す。
更なる実施形態では、本明細書で開示されるような、構造支持フレームを有するいずれの直立可撓性容器も、任意の種類の多面体、任意の種類の準角柱、及び(直角柱及び等辺直角柱を含む)任意の種類の角柱を含めた、任意の他の既知の3次元形状に対応する全体形状を有するように、構成され得る。
図9Aは、正方形状の全体形状を有する、自立型可撓性容器900の一実施形態の上面図を示す。図9Bは、図9Aの可撓性容器900の端面図を示す。容器900は、水平支持面901上に静置されている。
図9Bでは、座標系910が、図中の方向を参照するための基準線を提供する。座標系910は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する、3次元デカルト座標系である。X軸及びZ軸は、水平支持面901と平行であり、Y軸は、水平支持面901と垂直である。
図9Aはまた、容器100に対する方向及び位置を参照するための、他の基準線を含む。横方向中心線911は、X軸に平行に走る。横方向中心線911でのXY平面は、容器100を、前側半分及び後側半分に区分けする。横方向中心線911でのXZ平面は、容器100を、上側半分及び下側半分に区分けする。縦方向中心線914は、Y軸に平行に走る。縦方向中心線914でのYZ平面は、容器900を、左側半分及び右側半分に区分けする。第3の中心線917は、Z軸に平行に走る。横方向中心線911、縦方向中心線914、及び第3の中心線917は全て、容器900の中心で交差する。図9A〜9Bの実施形態における方向、向き、測定値、及び配置のためのこれらの用語は、図1A〜1Dの実施形態における同様の番号が付された用語と同じである。
容器900は、頂部904、中央部906、及び底部908、正面902−1、背面902−2、並びに左側面及び右側面909を含む。図9A〜図9Bの実施形態では、容器の上側半分及び下側半分は封止929で互いに接合され、封止929は容器900の外周に延在する。容器900の底部は、容器900の頂部と同じ方式で構成される。
容器900は、構造支持フレーム940、製品空間950、ディスペンサ960、頂部パネル980−t、及び底部パネル(図示せず)を含む。頂部パネル980−tの一部分は、製品空間950を示すために、剥離されたものとして示される。製品空間950は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。ディスペンサ960によって、容器900は、容器900の外側の環境へ、製品空間950から流路958、続いてディスペンサ960を介してこれらの流動性製品を分配することができる。構造支持フレーム940は、製品空間950内の流動性製品の質量を支持する。頂部パネル980−t及び底部パネルは、製品空間950を覆う比較的平坦な表面であり、任意の種類のしるしを表示するために好適である。
構造支持フレーム940は、複数の構造支持部材によって形成される。構造支持フレーム940は、正面構造支持部材943−1及び943−2、中間構造支持部材945−1、945−2、945−3、及び945−4、並びに背面構造支持部材947−1及び947−2を含む。全体としては、容器900内の構造支持部材のそれぞれは、水平に方向付けられる。また、容器900内の構造支持部材のそれぞれは、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有するが、様々な実施形態では、この断面積は、変化させることもできる。
上側構造的支持部材943−1、945−1、945−2、及び947−1は、中央部906の上部、及び頂部904に配置され、下側構造的支持部材943−2、945−4、945−3、及び947−2は、中央部906の下部、及び底部908に配置される。上側構造支持部材943−1、945−1、945−2、及び947−1は、それぞれ、下側構造支持部材943−2、945−4、945−3、及び947−2の上方に隣接して配置される。
様々な実施形態では、隣接する上側構造支持部材及び下側構造支持部材は、構造支持部材943−1と943−2との間に、流路958用の接触の間隙が存在する限り、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、1つ以上の比較的小さい場所で、及び/又は1つ以上の比較的大きい場所で、互いに接触することができる。図9A〜図9Bの実施形態では、上側構造支持部材及び下側構造支持部材は、互いに直接接続されない。しかしながら、様々な代替実施形態では、隣接する上側構造支持部材及び下側構造支持部材は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
構造支持部材943−1、945−2、947−1、及び945−1の端部は、製品空間950から外向きで、かつ製品空間950を取り囲む、頂部正方形を形成するように一体に接合され、構造支持部材943−2、945−3、947−2、及び945−4の端部もまた、製品空間950から外向きで、かつ製品空間950を取り囲む、底部正方形を形成するように一体に接合される。構造支持フレーム940において、構造支持部材の互いに接合されている各端部は、それらの壁の周縁の全域にわたって直接接続される。しかしながら、様々な代替実施形態では、図9A〜9Bの実施形態の構造支持部材のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
構造支持フレーム940の代替実施形態では、隣接する構造支持部材を組み合わせて単一の構造支持部材とすることができ、その場合、組み合わされた構造支持部材は、効果的に隣接する構造支持部材の代わりをすることができ、隣接する構造支持部材の機能及び接続は本明細書に記載される。構造支持フレーム940の他の代替実施形態では、1つ以上の追加の構造支持部材を、構造支持フレーム940内の構造支持部材に追加することができ、その場合、膨張した構造支持フレームは、効果的に構造支持フレーム940の代わりをすることができ、その構造支持フレームの機能及び接続は本明細書に記載される。
図9Cは、非対称の構造支持フレーム940−1、製品空間の第1の部分950−1b、製品空間の第2の部分950−1a、及びディスペンサ960−1を含む、図1Aの自立型可撓性容器900の代替実施形態である、容器900−1の斜視図を示す。図9Cの実施形態は、同じように構成された同様の番号の項目を備える、図9Aの実施形態と同様であるが、ただし、フレーム940−1は、容器900−1のおよそ半分の周囲に延びて、フレーム940−1の内側に配置される、製品空間の第1の部分950−1bを直接支持し、フレーム940−1の外側に配置される製品空間950−1aの第2の部分を間接的に支持する。様々な実施形態では、本開示のいずれの自立型可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、フレームは、容器の一部若しくは各部のみの周囲に延在し、及び/又は、フレームは、容器の1つ以上の中心線に対して非対称であり、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームの外側に配置され、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームによって間接的に支持される。
図9Dは、内部構造支持フレーム940−2、製品空間950−2、及びディスペンサ960−2を含む、図9Aの自立型可撓性容器900の別の実施形態である、容器900−2の斜視図を示す。図9Dの実施形態は、図9Aの実施形態と同様であり、同様の番号が付された項目は、同じように構成されているが、ただしフレーム940−2は、製品空間950−2の内側にある。様々な実施形態では、本開示のいずれの自立型可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、(フレームを形成する任意の構造支持部材の1つ以上のうちの一部、各部、又は全てを含めた)フレームの一部、各部、又は全ては、1つ以上の製品空間によって、およそ、ほとんど、実質的に、ほぼ、又は完全に包囲される。
図9Eは、外部構造支持フレーム940−3、製品空間950−3、及びディスペンサ960−3を含む、図9Aの直立可撓性容器900の代替実施形態である、容器900−3の斜視図を示す。図9Eの実施形態は、図9Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は同じように構成されているが、ただし製品空間950−3は、フレーム940−3に一体的に接続されておらず(すなわち、可撓性容器の同じウェブから同時に作製されていない)、製品空間950−3は、別個に作製されてその後フレーム940−3に接続される。製品空間950−3は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意の便利な方式で、フレームに接合することができる。図9Eの実施形態では、製品空間950−3は、フレーム940−3内に配置されるが、製品空間950−3は、図9Aの製品空間950と比較した場合、縮小されたサイズ及びやや異なる形状を有する。しかしながら、これらの相違は、製品空間950−3とフレーム940−3との間の関係を例示するために作製されており、必須ではない。様々な実施形態では、本開示のいずれの自立型可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、1つ以上の製品空間は、フレームに一体的に接続されない。
図10A〜11Bは、種々の全体形状を有する(直立容器ではない)自立型可撓性容器の実施形態を示す。図10A〜11Eの実施形態のいずれも、図9A〜9Eの実施形態を含んだ、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図10A〜11Eの実施形態の要素(例えば構造支持フレーム、構造支持部材、パネル、ディスペンサなど)のいずれも、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図10A〜11Eの実施形態のそれぞれは1つのディスペンサを備えた容器を示すが、様々な実施形態では、それぞれの容器は、本明細書で説明される任意の実施形態に従って、複数のディスペンサを含み得る。図10A〜11Eの実施形態でのパネルのそれぞれのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、任意の種類のしるしを表示するために好適である。図10A〜11Eの実施形態での頂部パネル及び底部パネルのそれぞれは、可撓性容器内部に配置された製品空間を覆う非構造的パネルであるように構成されるが、しかしながら、様々な実施形態では、任意の種類の装飾的又は構造的要素(外表面から突出するリブなど)の1つ以上を、これらのパネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに接合することができる。明確さのために、これらの可撓性容器の全ての構造の詳細が図10A〜11EGに示されるわけではないが、図10A〜11Eの実施形態のいずれも、本明細書で開示される可撓性容器のための任意の構造又は機構を含むように構成され得る。
図10Aは、製品空間1050及び三角形状の全体形状を有した、(直立可撓性容器ではない)自立型可撓性容器1000の一実施形態の上面図を示す。しかしながら、様々な実施形態では、自立型可撓性容器は、任意数の側部を有する多角形状の全体形状を有し得る。支持フレーム1040は、三角形形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、三角形形状の頂部パネル1080−t、及び三角形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。頂部パネル1080−t及び底部パネルは、およそ平坦であるが、しかしながら、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器1000は、ディスペンサ1060を含み、ディスペンサ1060は、容器1000内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図10Aの実施形態では、ディスペンサ1060は正面の中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ1060は、容器1000の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図10Aは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含む。図10Bは、水平支持面1001上に静置されている、図10Bの可撓性容器1000の端面図を示す。
図10Cは、容器1000に基づくことを除き、図9Cの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム1040−1、製品空間の第1の部分1050−1b、製品空間の第2の部分1050−1a、及びディスペンサ1060−1を含む、図10Aの自立型可撓性容器1000の代替実施形態である、容器1000−1の斜視図を示す。図10Dは、容器1000に基づくことを除き、図9Dの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム1040−2、製品空間1050−2、及びディスペンサ1060−2を含む、図10Aの自立型可撓性容器1000の代替実施形態である、容器1000−2の斜視図を示す。図10Eは、容器1000に基づくことを除き、図9Eの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム1040−3と、フレーム1040−3に接合され、フレーム1040−3内部に配置された、非一体的製品空間1050−3と、ディスペンサ1060−3とを含む、図10Aの自立型可撓性容器1000の代替実施形態である、容器1000−3の斜視図を示す。
図11Aは、製品空間1150及び円形状の全体形状を有した、(直立可撓性容器ではない)自立型可撓性容器1100の一実施形態の上面図を示す。支持フレーム1140は、円形形状の円周の周囲に配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、円形状の頂部パネル1180−t、及び円形状の底部パネル(図示せず)を画定する。頂部パネル1180−t及び底部パネルは、およそ平坦であるが、しかしながら、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器1100は、ディスペンサ1160を含み、ディスペンサ1160は、容器1100内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図11Aの実施形態では、ディスペンサ1160は正面の中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ1160は、容器1100の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図11Aは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含む。図11Bは、水平な支持面1101上にある、図10Bの可撓性容器1100の端面図を示す。
図11Cは、容器1100に基づくことを除き、図9Cの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム1140−1、製品空間の第1の部分1150−1b、製品空間の第2の部分1150−1a、及びディスペンサ1160−1を含む、図11Aの自立型可撓性容器1100の代替実施形態である、容器1100−1の斜視図を示す。図11Dは、容器1100に基づくことを除き、図9Dの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム1140−2、製品空間1150−2、及びディスペンサ1160−2を含む、図11Aの自立型可撓性容器1100の代替実施形態である、容器1100−2の斜視図を示す。図11Eは、容器1100に基づくことを除き、図9Eの実施形態と同じように構成された、外部構造支持フレーム1140−3、フレーム1140−3に接合され、その内部に配置された非一体的製品容積1150−3、及びディスペンサ1160−3を含む、図11Aの自立型可撓性容器1100の別の実施形態である、容器1100−3の斜視図を示す。
追加的な実施形態では、本明細書で開示されるような構造支持フレームを備えた任意の自立型容器は、任意の他の既知の3次元形状に対応する全体形状を有するように構成され得る。例えば、本明細書に開示されるような構造支持フレームを有する任意の自立型容器は、(上面視点から観察されるとき)矩形、(任意の数の側面を有する)多角形、楕円形、長円形、星形、若しくは任意の他の形状、又はこれらのいずれかの組み合わせに一致する全体形状を有するように構成され得る。
図12A〜14Cは様々な例示的なディスペンサを示す。これらのディスペンサは、本明細書で開示される可撓性容器と共に使用され得る。図12Aは、プッシュプル型ディスペンサ1260−aの等角図を示す。図12Bは、押し上げ式キャップを有するディスペンサ1260−bの等角図を示す。図12Cは、ねじ式キャップを有するディスペンサ1260−cの等角図を示す。図12Dは、回転可能型ディスペンサ1260−dの等角図を示す。図12Eは、キャップを有するノズル型ディスペンサ1260−dの等角図を示す。図13Aは、ストローディスペンサ1360−aの等角図を示す。図13Bは、蓋を有するストローディスペンサ1360−bの等角図を示す。図13Cは、跳ね上げ式ストローディスペンサ1360−cの等角図を示す。図13Dは、咬合弁を有するストローディスペンサ1360−dの等角図を示す。図14Aは、様々な実施形態では起泡ポンプ型ディスペンサとすることが可能な、ポンプ式ディスペンサ1460−aの等角図を示す。図14Bは、ポンプスプレー型ディスペンサ1460−bの等角図を示す。図14Cは、トリガスプレー型ディスペンサ1460−cの等角図を示す。
同時に、図15A〜15Cは、従来の剛性容器の実施形態を示し、充填高さは、容器の製品空間内の流動性製品の量に比例して変化する。
図15Aは、先行技術による、第1の実量の流動性製品1551−aを有する剛性容器1500−aの正面図を示す。剛性容器1500−aは、従来の成形ボトルであり、頂部、底部、及び外壁1580−aは、円柱状である全体形状を一体に形成する。剛性容器1500−aは、その底部が水平支持面1501上にある状態で直立している。剛性容器1500−aは、剥離されたものとして示されている、外壁1580−aの一部分を介した、図15A中で可視の製品空間1550−aを含む。製品空間1550−aは、特定のサイズを有し、また円柱状である。流動性製品1551−aは、製品空間1550−a内に配置される。剛性容器1500−aの頂部は、キャップによって封鎖されるディスペンサ1560−aを含む。外部の量しるし1530−aは、外壁1580−aの外側に配置される。外部の量しるし1530−aは、容器1500−aと共に販売用として提供されている流動性製品1551−aの特定の記載量(「X」に指定)を示す。図15Aの実施形態では、剛性容器1500−aは、流動性製品1551−aの第1の実量を含み、第1の実量は、外部の量しるし1530−aによって示された特定の記載量に等しい。製品空間1550−aの内部では、流動性製品1551−aは、閉鎖された充填高さ1555−aに充電ライン1554−aを形成し、流動性製品1551−aは、充填ライン1554−aより下に位置し、ヘッドスペース1558−aは充填ライン1554−aより上に存在する。製品空間1550−aは円筒形であるため、容器1500−a内の流動性製品1551−aの第1の実量は、製品空間1550−aの水平断面領域に、製品空間1550−a内の流動性製品1551−aの垂直高さを掛けた値に等しくなる。その結果、容器1500−aの充填高さは、製品空間1550−a内の流動性製品の量に比例して変化する。
図15Bは、先行技術による、第2の量の流動性製品1551−aを有する剛性容器1500−bの正面図を示す。剛性容器1500−bは、以下の記述を除き図15Aの剛性容器1500−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。外部の量しるし1530−bは、容器1500−bと共に販売用として提供されている、流動性製品1551−bの特定の記載量(「>>X」に指定)を示す。図15Bの実施形態では、剛性容器1500−bは、流動性製品1551−bの第2の実量を収容し、第2の実量は、外部の量しるし1530−bによって示された特定の記載量に等しい。図15Bでは、流動性製品1551−bの第2の記載量は、図15Aの流動性製品1551−aの第1の記載量よりも大きく、容器1500−b内の流動性製品1551−bの第2の実量は、図15Aの容器1500−a内の流動性製品1551−aの第1の実量よりも大きい。流動性製品1551−bは、閉鎖された充填高さ1555−bに充填ライン1554−bを形成する。製品空間1550−bは製品空間1550−aと同じサイズ及び形状であるため、閉鎖された充填高さ1555−bは、図15Aの閉鎖された充填高さ1555−aよりも高い。閉鎖された充填高さ1555−bは、流動性製品1551−bの第2の実量が、流動性製品1551−aの第1の実量よりも大きくなる同一の比率で、閉鎖された充填高さ1555−aよりも大きくなる。
図15Cは、先行技術による、第3の実量の流動性製品1551−cを有する剛性容器1500−cの正面図を示す。剛性容器1500−cは、以下の記述を除き図15Aの剛性容器1500−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。外部量しるし1530−cは、容器1500−cと共に販売用として提供されている、流動性製品1551−cの特定の記載量(「<<X」に指定)を示す。図15Cの実施形態では、剛性容器1500−cは、流動性製品1551−cの第3の実量を収容し、第3の実量は、外部の量しるし1530−cによって示された特定の記載量に等しい。図15Cでは、容器1500−c内の流動性製品1551−cの第3の実量は、図15Aの容器1500−a内の流動性製品1551−aの第1の実量よりも小さい。流動性製品1551−cは、水平支持面1501より上にある、閉鎖された充填高さ1555−cに充填ライン1554−cを形成する。製品空間1550−cは製品空間1550−aと同じサイズ及び形状であるため、閉鎖された充填高さ1555−cは、図15Aの閉鎖された充填高さ1555−aよりも低い。閉鎖された充填高さ1555−cは、流動性製品1551−cの第3の実量が、流動性製品1551−aの第1の実量よりも小さくなる同じ比率で、閉鎖された充填高さ1555−aよりも小さくなる。
図16A〜16Dは、流動性製品を有する可撓性容器を示しており、容器は、開放された又は閉鎖された、密封された又は通気された、様々な状態にある。
図16Aは、可撓性容器1600−aの正面図を示し、可撓性容器1600−aは、キャップ1661−aによって閉鎖され、封止されている。可撓性容器1600−aは、以下の記述を除き図2A〜2Dの可撓性容器200と同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−aは、部分的に剥離されたものとして示されている、透明パネル1680−aを介して図16A中で可視の製品空間1650−aを含む。流動性製品1651−aは、製品空間1650−a内に配置される。可撓性容器1600−aの頂部は、キャップ1661−aによって閉鎖され、封止されるディスペンサ1660−aを含む。製品空間1650−aの内部では、流動性製品1651−aは、閉鎖され、封止された充填高さ1655−aに充電ライン1654−aを形成し、流動性製品1651−aは、充填ライン1654−aより下に位置し、ヘッドスペース1658−aは充填ライン1654−aより上に存在する。可撓性容器1600−aは閉鎖され、封止されているため、製品空間1650−a(ヘッドスペース1658−aを含む)は、容器1600−aの外側の環境に対して密封される。封止された結果として、ヘッドスペース1658−a内の圧力は、容器1600−aの外側の環境の圧力と自由に均等化されない。そのため、充填ライン1654−aは、任意の圧力イコライゼーションから上下せず、閉鎖され、封止された充填高さ1655−aは、相対的に固定された状態に留まる傾向にある。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Aの可撓性容器1600−aとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、閉鎖され、封止されるように構成され得る。
図16Bは、可撓性容器1600−bの正面図を示し、可撓性容器1600−bは、キャップ1661−bによって閉鎖されているが、キャップ1661−bを介して通気されている。可撓性容器1600−bは、以下の記述を除き図16Aの可撓性容器1600−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−bの頂部は、キャップ1661−bによって閉鎖されているが封止されてない、ディスペンサ1660−bを含む。製品空間1650−bの内部では、流動性製品1651−bは、閉鎖された充填高さ1655−bに充電ライン1654−bを形成する。可撓性容器1600−bは、キャップ1661−bによって閉鎖されているが封止されていないため、製品空間1650−b(ヘッドスペース1658−bを含む)は、通気されたキャップ1661−bを介して、容器1600−bの外側の環境と流体通信1669−bの状態にある。封止されない結果として、ヘッドスペース1658−b内の圧力は、容器1600−bの外側の環境の圧力と均等化され得る。そのため、充填ライン1654−bは、これらの圧力を均等化するために上下に移動することができ、閉鎖された充填高さ1655−bが幾分変化することを可能にする。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Bの可撓性容器1600−bとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、閉鎖されるが、封止されないように構成され得る。封止される可撓性容器が通気された状態になると(例えば、キャップに通気孔を空けるなど)、ヘッドスペース内の圧力は、環境の圧力と均等化することができ、充填ラインは、閉鎖され、封止された充填高さから閉鎖された充填高さに移動することが可能になる。
図16Cは、キャップ1661ーcで閉鎖されているが、通気孔1665を介して通気される可撓性容器1600−cの正面図を示す。可撓性容器1600−cは、以下の記述を除き図16Aの可撓性容器1600−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−cは、通気孔1665を含む。製品空間1650−cの内部では、流動性製品1651−cは、閉鎖された充填高さ1655−cに充電ライン1654−cを形成する。可撓性容器1600−bは、キャップ1661−bによって閉鎖されているが通気孔1665を介して通気されているため、製品空間1650−c(ヘッドスペース1658−cを含む)は、通気孔1665を介して、容器1600−cの外側の環境と流体通信1669−cの状態にある。封止されない結果として、ヘッドスペース1658−c内の圧力は、容器1600−cの外側の環境の圧力と均等化され得る。そのため、充填ライン1654−cは、これらの圧力を等しくするために上下に移動することができ、閉鎖された充填高さ1655−cが幾分変化することを可能にする。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Cの可撓性容器1600−cとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、閉鎖されるが、通気されるように構成され得る。封止される可撓性容器が通気された状態になると(例えば、容器内に通気孔を空けることによる)、ヘッドスペース内の圧力は、環境の圧力と均等化することができ、充填ラインは、閉鎖され、封止された充填高さから閉鎖された充填高さに移動することが可能になる。
図16Dは、開放されたディスペンサ1660−dを介して通気される可撓性容器1600−dの正面図を示す。可撓性容器1600−dは、以下の記述を除き図16Aの可撓性容器1600−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−dの頂部は、開放されるディスペンサ1660−dを含む。製品空間1650−dの内部では、流動性製品1651−dは、開放された充填高さ1655−dに充電ライン1654−dを形成する。可撓性容器1600−dは、開放され、ディスペンサ1660−dを介して通気されているため、製品空間1650−d(ヘッドスペース1658−dを含む)は、ディスペンサ1660−dを介して、容器1600−dの外側の環境と流体通信1669−dの状態にある。封止されない結果として、ヘッドスペース1658−d内の圧力は、容器1600−dの外側の環境の圧力と均等化され得る。そのため、充填ライン1654−dは、これらの圧力を均等化するために上下に移動し得、開放された充填高さ1655−dが幾分変化することを可能にする。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Dの可撓性容器1600−dとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、開放され、通気されるように構成され得る。封止される可撓性容器が開封された状態になると(例えば、ディスペンサを開けることによる)、ヘッドスペース内の圧力はまた、環境の圧力と均等化することができ、充填ラインは、閉鎖され、封止された充填高さから開放された充填高さに移動することが可能になる。
図17Aは、可撓性容器1700−aの正面図を示す。可撓性容器1700−aは、以下の記述を除き図2A〜2Dの可撓性容器200と同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1700−aは、その底部が水平支持面(図示なし)上にある状態で直立している。可撓性容器1700−aは、製品視野部分1782−aを介して図17A内に部分的に可視である製品空間1750−aを含む。製品視野部分1782−aは、透明な可撓性材料で作製されるが、製品視野部分は、半透明(semi-transparent and/or translucent)な、1つ以上の可撓性材料で作製することもできる。可撓性容器1700−aは1つの製品視野部分1782−aを有するが、可撓性容器は任意の数の製品視野部分を有することができる。製品視野部分1782−aは、楕円形状部分であるが、製品視野部分は任意の便利なサイズ及び形状を有することができる。製品視野部分1782−aは、パネル1780−aの上部で横方向に中心を置いているが、製品視野部分は、可撓性容器の任意の部分に配置されてよい。製品視野部分1782−aは、パネル1780−aの不透明部分1781−aによって全ての側部で取り囲まれているが、周囲要素とのこの特定の関係は必須ではない。製品空間1750−aには、流動性製品1751−aが充填される。製品空間1750−aの内部では、流動性製品1751−aは、充電ライン1754−aを形成し、流動性製品1751−aは、充填ライン1754−aより下に位置し、ヘッドスペース1758−aは充填ライン1754−aより上に存在する。図17Aの実施形態では、充填ライン1754−aの少なくとも一部は、可撓性容器1700−aの外側から、製品視野部分1782−aを介して可視である。そのため、流動性製品1751−aの充填高さは、可撓性容器1700−aの製品空間1750−aが充填されているときに見ることができる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Aの可撓性容器1700−aと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−aを含み得る。
図17Bは、可撓性容器1700−bの正面図を示す。可撓性容器1700−bは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−bは、製品視野部分1782−bを介して図17B内で部分的に可視である製品空間1750−bを含む。製品視野部分1782−bは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−bは、パネル1780−bの上部を占有する台形部分である。製品視野部分1782−bは、その上部及び側部が、パネル1780−bの外側範囲によって境界され、その底部が、パネル1780−bの不透明部分1781−bによって境界されているが、周囲要素とのこの特定の関係は必須ではない。図17Bの実施形態では、充填ライン1754−bの全てが、可撓性容器1700−bの外側から、製品視野部分1782−bを介して可視である。そのため、流動性製品1751−aの充填高さは、可撓性容器1700−aの製品空間1750−aが充填されているときに見ることができる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Bの可撓性容器1700−bと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−bを含み得る。
図17Cは、可撓性容器1700−cの正面図を示す。可撓性容器1700−cは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−bは、5つの別個の製品視野部分1782−c1、1782−c2、1782−c3、1782−c4、及び1782−c5を介して図17C内で部分的に可視である製品空間1750−cを含む。製品視野部分1782−c1〜1782−c5のそれぞれは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−c1〜1782−c5のそれぞれは、楕円形状の部分である。製品視野部分1782−c1〜1782−c5のそれぞれは、全ての側面で、パネル1780−cの不透明部分1781−cによって取り囲まれている。製品視野部分1782−c1〜1782−c5は、パネル1780−cの上部からパネル1780−cの底部まで、縦方向に配置され(互いに対して)横方向にずらされているが、様々な実施形態では、製品視野部分は横方向にずらされなくてもよく、任意の便利な配列で、製品空間の一部、各部、若しくは全て、又は製品空間を覆うパネルにわたって分散されてもよい。図17Cの実施形態では、充填ライン1754−cの少なくとも一部が、可撓性容器1700−cの外側から、製品視野部分1782−c1を介して可視である。そのため、流動性製品1751−cの充填高さは、可撓性容器1700−cの製品空間1750−cが充填されているときに、製品視野部分1782−c1で見ることができる。また、製品視野部分1782−c1〜1782−c5は上部から底部へ配置されるため、製品視野部分1782−c1〜1782−c5は、製品空間1750−c内の流動性製品1751−cを多数の位置で見ることを可能にし、可撓性容器1750−cを空にするときに、流動性製品1751−aの充填高さも様々な範囲の充填高さ(製品視野部分1782−c1〜1782−c5の高さに対応)で見ることができる。その結果、製品視野部分1782−c1〜1782−c5は、製品空間1750−cに対する可視の充填ゲージを形成すると見なされる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Bの可撓性容器1700−bと関連して説明及び図示されているように、任意の代替実施形態を含む、1782−c5を介する複数の製品視野部分1782−c1のいずれか又は全てを含み得る。
図17Dは、可撓性容器1700−dの正面図を示す。可撓性容器1700−dは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−dは、製品視野部分1782−dを介して図17D内で部分的に可視である製品空間1750−dを含む。製品視野部分1782−dは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−dは、細長い矩形の部分である。製品視野部分1782−dは、その上部及び底部が、パネル1780−dの外側範囲によって境界され、その側部が、パネル1780−dの不透明部分1781−dによって境界される。製品視野部分1782−dは、パネル1780−dの上部から、パネル1780−dの底部まで、連続して縦方向に延在しているが、様々な実施形態では、製品視野部分は断続的であってもよく、更に横方向に延在してもよく、任意の便利な配列で製品空間又は製品空間を覆うパネルの一部、各部、若しくは全てにわたって延在してもよい。図17Dの実施形態では、充填ライン1754−dの少なくとも一部は、充填容器1700−dの外側から、製品視野部分1782−dの上部を介して可視である。そのため、流動性製品1751−dの充填高さは、可撓性容器1700−dの製品空間1750−dが充填されているときに、製品視野部分1782−dで見ることができる。また、製品視野部分1782−dは、上部から底部へ連続的に延在するため、製品視野部分1782−dは、製品空間1750−d内の流動性製品1751−dが多数の位置で見えるようにすることができ、流動性製品1751−dの充填高さはまた、可撓性容器1750−dを空にするときに、任意の充填高さで見ることができる。その結果、製品視野部分1782−dは、製品空間1750−dに対する可視の充填ゲージを形成すると見なされる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Dの可撓性容器1700−dと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−dを含み得る。
図17Eは、可撓性容器1700−dの正面図を示す。可撓性容器1700−dは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−dは、製品視野部分1782−eを介して図17E内で完全に可視である製品空間1750−dを含む。製品視野部分1782−eは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−eは、その上部、底部、及び側部がパネル1780−eの外部範囲によって境界される。製品視野部分1782−eは、パネル1780−eの上部からパネル1780−eの底部まで、及びパネル1780−eの左側部分からパネル1780−eの右側部分まで、連続して縦方向に延在するが、様々な実施形態では、製品視野部分は、断続的であってもよく(例えば、1つ以上の不透明な部分を含んでもよく)、任意の便利な配列で製品空間又は製品空間を覆うパネルの一部、各部、若しくは全てにわたって延在するのみであってもよい。図17Eの実施形態では、充填ライン1754−eは、充填容器1700−eの外側から、製品視野部分1782−eの上部を介して可視である。そのため、流動性製品1751−eの充填高さは、可撓性容器1700−eの製品空間1750−eが充填されているときに、製品視野部分1782−eで見ることができる。また、製品視野部分1782−eは、上部から底部へ連続的に延在するため、製品視野部分1782−eは、製品空間1750−e内の流動性製品1751−eを多数の位置で見ることを可能にし、流動性製品1751−eの充填高さはまた、可撓性容器1750−eが空になるときに、いずれの充填高さでも見ることができる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Eの可撓性容器1700−eと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−eを含み得る。
図18は、可撓性容器を備える製品が作製され、供給され、使用される方法のプロセス1890を示すフローチャートである。プロセス1890は、材料の受領1891から始まり、製品の作製1892に進み、製品の供給1896に続き、最終的に製品の使用1897で終わる。
材料の受領1891は、製品(例えば、流動性製品の成分)及び/又は製品用の容器(例えば、可撓性容器に加工される可撓性材料)の受領を含み得る。可撓性材料は、本明細書に開示されるように、並びに/又は可撓性容器の当該技術分野において既知であるように、並びに/又はそれぞれ本明細書に参照として援用されている、2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130337244号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,061号にある、及び/若しくは2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開20130294711号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,090号にある、任意の種類の好適な可撓性材料であってよい。
作製1892は、加工1893、充填1894、及び包装1895のプロセスを含む。加工1893プロセスは、本明細書で説明するように、受領1891から、1つ以上の可撓性材料及び/又は構成要素を可撓性容器へ変形させるプロセスである。加工1893プロセスは、可撓性材料の巻出し1893−1、封止1893−2、及び折り畳み1893−3を行い、次いで可撓性材料を個々の可撓性容器に個片化1893−4することの更なるプロセスを含む。充填プロセス1894は、加工1893することから、個々の可撓性容器の1つ以上の製品空間を1つ以上の流動性製品で充填1894−1すること、1つ以上の膨張材料で1つ以上の構造支持容積を膨張1894−2させること、次いで1つ以上の構造支持フレームを封止1894−3すること、1つ以上の製品空間を封止1894−3及び/又は封鎖1894−4すること、の更なるプロセスを含む。包装1895プロセスは、包装の当該技術分野において既知であるように、充填1894することから、可撓性容器を備える充填された製品を1つ以上の包装(例えば、カートン、ケース、シッパーなど)へ入れることを含む。プロセス1890の様々な実施形態では、包装1895プロセスは省略され得る。様々な実施形態では、作製1892のプロセスは様々な順位で実行され得、可撓性容器を作製する付加的/代替的プロセスが実行され得る。
作製1892プロセスのいずれも、本明細書で説明されている、並びに/又は可撓性容器を作製する当該技術分野において既知である、並びに/又は、それぞれが本明細書に参照により援用されている、2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033654号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する、米国非仮特許出願第13/957,158号にある、及び/若しくは2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033655号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/957,187号、及び/若しくは2013年8月1日に出願され、US20140033655号として公開されている「Methods of Forming a Flexible Container」と題する米国仮特許出願第61/861,118号にある、及び/若しくは2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,450号にある、及び/又は2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,794号にある、及び/若しくは2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,805号にある、及び2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,810号にある、実施形態のいずれかにより達成され得る。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示されている実施形態のいずれかによると、ラインアップにある可撓性容器の両方又は全ては、共通の折り畳みパターン及び/又は共通の封止パターンで作製され得、それゆえ、図18の実施形態に関連して説明されているように、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては、作製1892(例えば、加工1893、及び/又は充填1894、及び/又は包装1895)及び/又は包装1895用の同じ機械で作製され得る。一例として、本明細書に開示されている実施形態により、ラインアップ内の第1の可撓性容器は、特定のモデルの機械を使用して作製され得、同時に、ラインアップ内の第2の可撓性容器は、同一の特定のモデルの機械であるが、異なる機械単位を使用して作製され得る。別の例として、本明細書に開示されている実施形態により、ラインアップ内の第1の可撓性容器は、初回は特定の機械で作製され得、ラインアップ内の第2の可撓性容器は、2回目に初回とは異なる同一の特定の機械単位を使用して作製され得る。
図18の実施形態と関連して説明されるように、可撓性容器を作製1892する機械は、可撓性材料を特定の封止パターンで封止する(例えば、封止1893−2)ための単位操作の特性の組を含み得、その結果、本明細書で説明されるように、特定の封止された構成を有する可撓性容器が作製される。本明細書で説明されるように、可撓性容器のラインアップに関する実施形態のいずれにおいても、ラインアップ内の第1の可撓性容器の作製と、ラインアップ内の第2の可撓性容器の作製と、は、封止のために同じ特定の組の単位操作のうちのいくつか又は全てを使用し得る。それによって、同じ特定のモデルの機械、又は更には同じ機械単位が、第1の可撓性容器の封止パターンと、第2の可撓性容器の封止パターンとの両方を作製するために使用され得る。結果として、機械は、封止のためのいずれかの単位操作を追加したり削除したりすることもなく、可撓性容器の封止から、第2の可撓性容器の封止へ(又は逆もまた同様)切り換えることができる。いくつかの実施形態では、機械は、封止のための単位操作のいずれにおいても、一部を変更せずにかかる切り換えを行うことができる。他の実施形態では、機械は、封止のための単位操作のいずれかを機械的に調節することなく、かかる切り換えを行うことができる。
図18の実施形態と関連して説明されるように、可撓性容器を作製1892する機械は、可撓性容器を特定の折り畳みパターンで折り畳む(例えば、折り畳み1893−3)ための単位操作の特定の組を含み得、その結果、本明細書で説明されるように、特定の折り畳まれた構成を有する可撓性容器が作製される。本明細書で説明されるように、可撓性容器のラインアップに関する実施形態のいずれにおいても、ラインアップ内の第1の可撓性容器の作製と、ラインアップ内の第2の可撓性容器の作製と、は、折り畳みのための同じ特定の単位操作のうちのいくつか又は全てを使用し得る。それによって、同じ特定のモデルの機械、又は更には同じ機械単位が、第1の可撓性容器の折り畳みパターンと、第2の可撓性容器の折り畳みパターンとの両方を作製するために使用され得る。結果として、機械は、折り畳みのためのいずれかの単位操作を追加したり削除したりすることなく、可撓性容器の折り畳みから第2の可撓性容器の折り畳みへ(又は逆もまた同様)切り換えることができる。いくつかの実施形態では、機械は、折り畳みのための単位操作のいずれにおいても、一部を変更することなくかかる切り換えを行うことができる。他の実施形態では、機械は、折り畳みのための単位操作のいずれかを機械的に調節することなく、かかる切り換えを行うことができる。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示されている実施形態のいずれかによると、ラインアップ内の両方又は全ての可撓性容器の作製(例えば、図18の作製1892)は、以下に説明するように様々な方式で、1つ以上の膨張材料の既定の容積及び圧力を有する1つ以上の構造支持容積の膨張(例えば、図18の膨張1894−2)を含み得る。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書で説明されている実施形態のいずれかによると、第1の可撓性容器は、内部に封止された第1の膨張材料の第1の所定の量を有し得る一方、第2の使い捨て可撓性容器は、内部に封止された第2の膨張材料(第1の膨張材料と類似しても、同一であっても、異なっていてもよい)の第2の所定の量を有し得、第2の所定の量は第1の所定の量より大きい。例えば、第1の可撓性容器は、1つ以上の第1の構造支持容積、例えば、第1の容器の第1の構造支持フレームを形成する構造支持容積の内側に封止された、第1の膨張材料の第1の所定の量を有し得る一方、第2の使い捨て可撓性容器は、1つ以上の第2の構造支持容積、例えば、第2の容器の第2の構造支持フレームを形成する構造支持容積の内側に封止された第2の膨張材料の第2の所定の量を有し得る。様々な実施形態では、第2の所定の量は、第1の所定の量より10〜1000%増であるか、又は10〜1000%の割合に対する任意の整数値であるか、又は20〜500%、30〜100%など、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内であってよい。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書で説明される実施形態のいずれかによると、第1の可撓性容器は、第1の内部膨張圧力で内側に封止された第1の膨張材料を有し得る一方、第2の使い捨て可撓性容器は、第2の内部膨張圧力で内側に封止された第2の膨張材料を有し得、第2の内部膨張圧力は、第1の内部圧力の85%内であるか、0〜85%の割合に対する任意の整数値であるか、又は0〜50%、0〜20%など、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
膨張材料の相対的に異なる容積及び/又は圧力は、例えば、膨張材料を追加するときに流量を変更する、並びに/又は膨張材料を追加する時間を変更する、並びに/又は膨張材料を追加するために付加的/代替的なノズル/ディスペンサを使用する、並びに/又は異なる比率で若しくは異なる容積に膨張する異なる膨張材料を追加する、並びに/又は構造支持フレームを封止する前に逃れる膨張材料の性質を変更する、並びに/又は膨張材料を追加した後に異なる封止時間で構造支持フレームを封止する、並びに/又は膨張材料を追加した後に異なる封止率で構造支持フレームを封止する、並びに/又は膨張材料内の1つ以上の構造支持容積のサイズ及び/若しくは形状を変更する、などの様々な方式で、可撓性容器の構造支持フレームの構造支持容積に追加することができる。膨張材料の特定の所定の容積及び/又は圧力を収容する可撓性容器を作製するため、当業者は、膨張材料の可撓性容器内における目標容積及び/又は圧力を、膨張された形状で経験的に判定し、次いで、可撓性容器を作製するプロセスにおいて、上記の状態の1つ以上を、目標容積及び/又は圧力を得るように変化させることができる。
製品の供給1896は、供給の当該技術分野において既知であるように、作製1892から、製品購入者及び/又は最終的には製品使用者へ製品を運ぶことまでを含む。本明細書で説明されるように、及び可撓性容器と共に製品を使用する当該技術分野において既知であるように、製品の使用1897は、製品の貯蔵1897−1、処理1897−2、分配1897−3、及び配置1897−4のプロセスを含む。プロセス1890の一部、各部、又は全ては、可撓性容器のラインアップを備える製品を含む、本開示の可撓性容器を備える製品を作製するために使用され得る。
図19は、本明細書に開示されている実施形態により、構造支持フレームを備える可撓性容器を作製するために使用される、可撓性材料の例示的な半加工品1900−bの平面図である。封止パターン1920及び折り畳みパターン1940が、半加工品1900−bに関連して例示されている。半加工品1900−bは、第1形状の切り取り1929−b1及び第2形状の切り取り1929−b2によって形成されるが、様々な実施形態では、半加工品は1つのみ又は2つ以上の形状の切り取りによって形成されてよい。第1形状の切り取り1929−b1は、第1の封止可能可撓性材料から作製され、第2形状の切り取り1929−b2は、第2の封止可能可撓性材料から作製され、第2の封止可能可撓性材料は、第1の封止可能可撓性材料と同じであってもよく、異なってもよい。第1形状の切り取り1929−b1及び第2形状の切り取り1929ーb2は、同一の全体的な切り取り形状を有するが、様々な実施形態では、成形された切り取りは異なる形状を有してよい。第1形状の切り取り1929−b1は、第2形状の切り取り1929−b2と完全に重なり、揃っているが、様々な実施形態では、半加工品は、互いに部分的にのみ重なる、又は部分的にのみ揃っている、成形された切り取りを有してよい。第1形状の切り取り1929−b1は、第2形状の切り取り1929−b2に最初は結合されていないが、様々な実施形態では、半加工品内の1つの成形された切り取りの一部又は各部が、半加工品内の1つ以上の他の成形された切り取りに結合されてもよい。本開示の実施形態により、半加工品1900−bは、折り畳みパターン1920によって封止され、折り畳みパターン1940によって折り畳まれて、構造支持フレームを備えた可撓性容器が作製される。
折り畳みパターン1920は、第1の封止部のセット1929−1、第2の封止部のセット1929−2、及び第3の封止部のセット1929−3を含み、これらは、異なるダッシュ長さの破線として図19に示されている。第1の成形された切り取り1929−b1は、第2の成形された切り取り1929−b2に完全に重なり、揃っているが、半加工品1900−bは、第1の組の封止部1929−2の破線に沿った連続的な封止部で封止される。第1の組の封止部1929−1は、図19中で最長のダッシュ長さを有する破線によって表されている。
第1の組の封止部1929−1は、左側及び右側の半加工品1900−bの縁部から離れて位置する、ミラー化された台形のペアと、その左側及び右側の半加工品1900−bの上縁部及び底縁部の中心部分に沿って延在する2対の線形セグメントと、半加工品1900−bの右側縁部に沿って延在する1つの線形セグメントと、を含む。第1の組の封止部1929−1は、第1の成形された切り取り1929−b1及び第2の成形された切り取り1929−b2の両方を通して封止される。
第1の組の封止部1929−1からのミラー化された台形の封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の製品空間用の非構造的パネルを形成する。その結果、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、製品空間構成は、少なくとも部分的に、封止パターン1920に基づく。特に、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、製品空間構成の実質的に全てが、封止パターン1920における第1の組の封止部1929−1に基づく。様々な実施形態では、製品空間構成の全ては、特定の封止パターンに基づき得る。
第1の組の封止部1929−1からのミラー化された台形の封止はまた、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の構造支持フレームの内側部分を形成する。第1の組の封止部1929−1からの線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の構造支持フレームの外側部分を形成する。
半加工品1900−bが第1の組の封止部1929−1の破線に沿って封止された後、半加工品1900−bは、折り畳みパターン1940に従って折り畳まれる。折り畳みパターン1940は、折り畳み線1941での完全な折り畳みを含むが、様々な実施形態では、折り畳み線は、任意の数の折り畳み線に沿った部分的な及び/又は完全な折り畳みを含み得る。折り畳み線1941は、半加工品1900−bの上縁部から半加工品1900−bの底縁部まで連続的に延在しているが、様々な実施形態では、折り畳み線は断続的であってよく、半加工品1900−bの一部のみにわたって延在してもよい。
半加工品1900−bは、折り畳み線1941で折り畳まれ、右側にある第1形状の切り取り1929−b1及び第2形状の切り取り1929−b2の部分は、左側にある第1形状の切り取り1929−b1及び第2形状の切り取り1929−b2の部分と完全に重なり、揃っている。折り畳み線1941に沿った半加工品1900−bの折り畳みは、更に、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器の頂部、底部、及び側部を形成し、折り畳み線1941の反対側の開放された縁部は、部分的に形成された頂部であり、折り畳み線1941に隣接する折り畳まれた縁部は、部分的に形成された底部であり、角度付きの開放された上縁部及び底縁部は、部分的に形成された側部である。その結果、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器に関しては、容器構造はは、少なくとも部分的に、折り畳みパターン1940に基づく。特に、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、容器構造は、折り畳みパターン1940の折り畳み線1941に基づく。様々な実施形態では、容器構成の実質的に全て又は全ては、特定の折り畳みパターンに基づき得る。
折り畳み線1941に沿った半加工品1900−bの折り畳みは、非構造的パネルを半加工品1900−bから作製される可撓性容器の正面及び背面になる位置にすることにより、可撓性容器の製品空間を更に形成する。その結果、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器に関しては、製品空間構成は、少なくとも部分的に、折り畳みパターン1940に基づく。特に、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器に関しては、製品空間構造は、折り畳みパターン1940の折り畳み線1941に基づく。様々な実施形態では、製品空間構成の実質的に全て又は全ては、特定の折り畳みパターンに基づき得る。
半加工品1900−bが折り畳みパターン1940に従って折り畳まれた後、かつ、半加工品1900−bがこの折り畳まされた状態で維持されている間、半加工品1900−bは、第2の組の封止部1929−2の破線に沿った連続的な封止部で封止される。第2の組の封止部1929−2は、図19中で中間のダッシュ長さを有する破線によって表されている。
第2の組の封止部1929−2は、第1の組の封止部192−1の隣に、その部分に沿って延在する部分を含む、その左側にある半加工品1900−bの上縁部及び底縁部の有意な部分に沿って延在する1対の線形セグメントを含む。半加工品1900−bが折り畳まれると同時に、第2の組の封止部1929−2が作製されるため、第2の組の封止部1929−2は、第2の成形された切り取り1929−b2の左側と、第1の成形された切り取り1929−b1の左側及び(元の)右側と、第2の成形された切り取り1929−b2の(元の)右側を通って封止する。第2の組の封止部1929−2からの線形セグメントの封止はまた、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器の構造支持フレームの外側部分を形成する。第2の封止部セット1929−2からの線形セグメントの封止はまた、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器の製品空間の外部範囲を形成する。
本明細書で説明されるように、構造支持フレームが完全に封止される前に、1つ以上の膨張材料が、部分的に形成された構造支持フレームに追加され得る。また、本明細書で説明されるように、製品空間が完全に閉鎖される及び/又は封止される前に、1つ以上の流動性製品が、部分的に形成された製品空間に追加され得る。
半加工品1900−bが第2の組の封止部1929−2の破線に沿って封止された後、かつ、半加工品1900−bが折り畳まれ、部分的に封止された状態を維持している間に、半加工品1900−bは、第3の組の封止部1929−3の破線に沿った連続的な封止部で封止される。第3の組の封止部1929−3は、図19中で最短のダッシュ長さを有する破線によって表されている。
第3の封止部のセット1929−2は、半加工品1900−bの左側縁部から内側へ台形の形状に延在する1対の線形セグメントと、上方の平行セグメントから、半加工品1900−bの左側部の上部に沿って延在する第1の側部と、半加工品1900−bの上縁部の外側部分に沿って延在する第2の側部と、半加工品1900−bの上縁部から上方の平行セグメントに延在する第3の側部と、を有する第1の3辺形状と、下方の平行セグメントから、半加工品1900−bの左側部の下部に沿って延在する第1の側部と、半加工品1900−bの底縁部の外側部分に沿って延在する第2の側部と、半加工品1900−bの底縁部から下方の平行セグメントに延在する第3の側部と、を有する第2の3辺形状と、第1の組の封止部192−1から台形の外側部分の隣に、その部分に沿って延在する1対の線形セグメントと、を含む。
半加工品1900−bが折り畳まれると同時に、第3の組の封止部1929−3が作製されるため、第3の組の封止部1929−3は、第2の成形された切り取り1929−b2の左側と、第1の成形された切り取り1929−b1の左側及び(元の)右側と、第2の成形された切り取り1929−b2の(元の)右側を通って封止する。第3の組の封止部1929−3からの平行線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の製品分配経路を形成し、製品分配経路は、本明細書に開示される又は当該技術分野において既知の、任意の種類の好適な閉鎖部、封止部、又はディスペンサによって閉鎖及び/又は封止され得る。第3の組の封止部1929−3からのその他の線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の頂部を形成し、また、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の構造支持フレームを完全に封止する。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示される実施形態のいずれかによると、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては1つ以上の製品空間を含み、それぞれの製品空間は製品空間構成を有し、製品空間構成のいずれかは、1つ以上の共通の折り畳みパターンの一部、各部、若しくは全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得、並びに/又は1つ以上の共通の封止パターンの一部、各部、又は全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得る。
図19の実施形態が例示的である一方、本開示の他の可撓性容器は、図19の実施形態に関連して提供されている説明に基づき、様々な代替の封止パターン及び折り畳みパターンを使用して、かつ、当業者により理解されるように、本明細書に説明、図示、及び参照されているとおり、かかる可撓性容器を封止する、折り畳む、膨張させる、及びないしは作製するための方法を使用して、形成され得る。任意のかかる折り畳みパターン及び封止パターンは、本明細書に開示される可撓性容器の任意のラインアップに適用され得る。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示される実施形態のいずれかによると、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては1つ以上の製品空間を含み、それぞれの製品空間は製品空間構成を有し、製品空間構成のいずれかは、1つ以上の共通の折り畳みパターンの一部、各部、若しくは全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得、並びに/又は1つ以上の共通の封止パターンの一部、各部、又は全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得る。
また、可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示される実施形態のいずれかによると、それぞれの容器が容器構成を有するラインアップ内の可撓性容器の両方又は全てに関して、容器構成のいずれかは、1つ以上の共通の折り畳みパターンの一部、各部、若しくは全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得、並びに/又は1つ以上の共通の封止パターンの一部、各部、又は全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得る。
図20A〜20Gは、直立可撓性容器2000の一実施形態の様々な図を示す。図20Aは、容器2000の正面図を示す。容器2000は、水平支持面2001上に直立している。
図20A〜20Gの実施形態では、座標系2010が、図中の方向を参照するための基準線を提供する。座標系2010は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する3次元デカルト座標系であり、各軸は、他の軸に対して垂直であり、それらの軸の任意の2つにより、平面が画定される。X軸及びZ軸は、水平支持面2001に平行であり、Y軸は、水平支持面2001に垂直である。
図20A〜20Gは、容器2000に関する方向及び位置を参照するための、他の基準線も含む。横方向中心線2011は、X軸に平行に走る。横方向中心線2011でのXY平面は、容器2000を、前側半分及び後側半分に区分けする。横方向中心線2011でのXZ平面は、容器2000を、上側半分及び下側半分に区分けする。縦方向中心線2014は、Y軸に平行に走る。縦方向中心線2014でのYZ平面は、容器2000を、左側半分及び右側半分に区分けする。第3の中心線2017は、Z軸に平行に走る。横方向中心線2011、縦方向中心線2014、及び第3の中心線2017は全て、容器2000の中心で交差する。
横方向の中心線2011に対する配置が、縦方向に内側寄り2012及び縦方向に外側寄り2013であるものを画定する。縦方向の中心線2014に対する配置が、横方向に内側寄り2015及び横方向に外側寄り2016であるものを画定する。第3の中心線2017の方向の、容器の正面2002−1に向かう配置は、前向き2018、又は正面と称される。第3の中心線2017の方向での、容器の背面2002−2に向けた配置は、後向き2019又は後方と称される。
容器2000は、ガセット頂部2004、中央部2006、及びガセット底部2008、正面2002−1、背面2002−2、並びに左側部及び右側部2009を含む。頂部2004は、XZ平面に平行な基準平面2005によって、中央部2006から区分けされる。中央部2006は、同じくXZ平面に平行な基準平面2007によって、底部2008から区分けされる。容器2000は、2000−ohの全高を有する。図20Aの実施形態では、容器の正面2002−1及び背面2002−2は、封止部2029で一体に接合され、この封止部2029は、容器2000の側部2009の部分に沿って延在する。
容器2000は、封止された破断タブ2024、構造支持フレーム2040、製品空間2050、ディスペンサ2060、パネル2080−1及び2080−2、並びに基底構造2090を含む。パネル2080−1の一部分は、製品空間2050を示すために、剥離されたものとして示される。製品空間2050は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。突出タブ2024−tを引っ張り、脆弱線2024−wに沿った分断を生じさせることによって、破断部分2024が取り除かれると、容器2000は、製品空間2050から、流路2059を通り、次いでディスペンサ2060を通って容器2000の外側の環境まで流動性製品を分配し得る。図20A〜20Dの実施形態では、ディスペンサ2060は、頂部2004に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ2060は、側部2009のどちらかの、パネル2080−1及び2080−2のどちらかの、並びに容器2000の基底部2090の任意の部分の、いずれの場所をも含んだ、頂部2040、中央部2006、又は底部2008の他のいずれの場所にも配置され得る。構造支持フレーム2040は、製品空間2050内の流動性製品の質量を支持し、かつ容器2000を直立させる。
パネル2080−1及び2080−2は、圧搾パネルである。パネル2080−1は、製品空間2050の正面を覆う。実質的に、パネル2080−1の周辺部の全ては、正面パネル封止部2021−1に取り囲まれている。パネル2080−2は、製品空間2050の背面を覆う。実質的に、パネル2080−2の周辺部の全ては、正面パネル封止部2021−2に取り囲まれている。パネル2080−1及び2080−2は、比較的平坦な表面であり、任意の種類のしるしを表示するために好適である。しかしながら、様々な実施形態では、パネル2080−1及び2080−2の一方又は両方の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、1つ以上の曲面を含むことができる。基部構造体2090は、構造支持フレーム2040の一部を支持し、容器2000が直立する際に、容器2000に安定性を提供する。
構造支持フレーム2040は、複数の構造支持部材によって形成される。構造支持フレーム2040は、頂部構造支持部材2044−2、中央構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4、並びに底部構造支持部材2048−1及び2048−2を含む。
頂部構造支持部材2044−2は、容器2000の頂部2004内に配置される頂部ガセットの折り畳まれた脚部内に、及び正面2002−1内に形成される。頂部構造支持部材2044−2は、流路2059及びディスペンサ2060を含む頂部ガセットの封止された脚部2044−1に隣接する。流路2058によって、容器2000は、製品空間2050から流路2059を介し、次いでディスペンサ2060を介して流動性製品を分配することができる。
頂部構造支持部材2044−2は、製品空間2050より実質的に上に配置される。全体としては、頂部構造支持部材2044−2は、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに下向きに湾曲する。頂部構造支持部材2044−2は、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有するが、その端部にある断面積は、その中央部の断面積よりも僅かに大きい。
中央部構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4は、頂部2004から中央部2006を介して底部2008まで、左側部及び右側部2009に配置される。中央部構造支持部材2046−1は、左側部2009の正面2002−1に配置され、中央部構造支持部材2046−4は、中央部構造支持部材2046−1の後方で、左側部2009の背面2002−2に配置される。中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、互いに直接接続されていない。しかしながら、様々な代替実施形態では、中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、それらの全長の一部、又は各部、又はほとんど全て、若しくはおよそ全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、一体に直接接続及び/又は接合されていてもよい。
中央部構造支持部材2046−2は、右側部2009の正面2002−1内に配置され、中央部構造支持部材2046−3は、中央部構造支持部材2046−2の後方で、右側部2009の背面2002−2内に配置される。中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、互いに直接接続されていない。しかしながら、様々な代替実施形態では、中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、それらの全長の一部、又は各部、又はほとんど全て、若しくはおよそ全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、一体に直接接続及び/又は接合されていてもよい。
中央部構造指示部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4は、製品空間2050の実質的に横方向外側に配置される。全体としては、中央部構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4のそれぞれは、およそ垂直に方向付けられるが、僅かに角度付けされ、その角度付けされた下端部が横方向外側寄りとなり、その角度付けされた上端部が横方向内側寄りとなる。中央部構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4のそれぞれは、その長さに沿って変化する断面積を有し、その上端部からその下端部へと、サイズが増大する。
底部構造支持部材2048−1及び2048−2は、容器2000の底部2008に配置され、それぞれ、底部ガセットの1つの折り畳まれた脚部に形成される。底部構造支持部材2048−1は、正面2002−1に配置され、底部構造支持部材2048−2は、底部構造支持部材2048−1の後方で、背面2002−2に配置される。底部構造支持部材2048−1及び2048−2は、実質的に互いに平行であるが、それらは互いに接触されていない。本明細書で説明されるように、中間底部構造支持部材2048−3は、底部構造支持部材2048−1及び2048−2の間で、容器2000の底部中心部に配置される。
底部構造支持部材2048−1及び2048−2は、製品空間2050の実質的に下方に配置されるが、基部構造体2090の一部である。全体としては、底部構造支持部材2048−1及び2048−2のそれぞれは、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに上向きに湾曲する。底部構造支持部材2048−1及び2048−2のそれぞれは、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有する。
構造支持フレーム2040の正面部分では、中央部構造支持部材2046−1の上端部は、容器2000の一方の側部に配置され、中央部構造支持部材2046−1の下部は、底部構造支持部材2048−1の左端部に接合され、底部構造支持部材2048−1の右端部は、中央部構造支持部材2046−2の下端部に接合され、中央部構造支持部材2046−2の上端部は、容器2000の別の側部に配置される。構造支持部材2046−1、2048−1、及び2046−2は、パネル2080−1の実質的に全てを一体に取り囲む。
同様に、構造支持フレーム2040の後側部分では、頂部構造支持部材2044−2の左端部が中央部構造支持部材2046−4の上端部に接合され、中央部構造支持部材2046−4の下端部が底部構造支持部材2048−2の左端部に接合され、底部構造支持部材2048−2の右端部が中央部構造支持部材2046−3の下端部に接合され、中央部構造支持部材2046−3の上端部が頂部構造支持部材2044−2の右端部に接合される。構造支持部材2044−2、2046−2、2048−2、及び2046−2は、パネル2080−2の実質的に全てを一体に取り囲む。
構造支持フレーム2040において、構造支持部材の互いに接合されている各端部は、それらの壁の周縁の全域で直接接続される。しかしながら、様々な代替実施形態では、構造支持部材2044−2、2046−1、2046−2、2046−3、2046−4、2048−1、及び2048−2のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
構造支持フレーム2040の代替実施形態では、隣接する構造支持部材を組み合わせて単一の構造支持部材とすることができ、その場合、組み合わされた構造支持部材は、効果的に隣接する構造支持部材の代わりをすることができ、隣接する構造支持部材の機能及び接続は本明細書に記載される。構造支持フレーム2040の他の代替実施形態では、1つ以上の追加的な構造支持部材が構造支持フレーム2040の構造支持部材に追加され得、拡張された構造支持フレームが構造支持フレーム2040の代理を、その機能及び接続が本明細書で説明されるように、有効に務めることができる。また、いくつかの代替実施形態において、可撓性容器は、基底構造を含まなくてもよい。
図20Bは、図20Aの直立可撓性容器の背面図を示す。
図20Cは、図20Aの直立可撓性容器の左側面図を示す。
図20Dは、図20Aの直立可撓性容器の右側面図を示す。
図20Eは、図20Aの直立可撓性容器の上面図を示す。
図20Fは、図20Aの直立可撓性容器の底面図を示す。
図20Gは、図20Aの直立可撓性容器の斜視図を示す。
図20A〜20Gの可撓性容器は、図1A〜1Dの可撓性容器が様々な代替実施形態を有し得るのと同様に、様々な代替実施形態を有し得る。例えば、図20A〜20Gの可撓性容器は、非対称の構造支持フレームを含む、内部構造支持フレームを含む、及び/又は外部構造支持フレームを含む、代替実施形態を有し得る。
様々な実施形態では、本開示の可撓性容器のいずれも、以下に説明するように、1つ以上の補強封止部を有し得る。
図21Aは、上方主封止部2029、第1の下方主封止部2029−1、第2の下方主封止部2029−2、第1の補強封止部2027−1、第2の補強封止部2027−2、及び第3の補強封止部2027−3を含む図20A〜20Gの容器2000の側面2009の一部を大写しした左側面図を示す。容器2000は、以下を含む、複数の膨張構造支持容積を含む、部分的に示された構造支持フレーム2040を含む。
複数の膨張構造支持容積は、膨張中央部構造支持容積2046−1、膨張中央部構造支持容積2046−4、及び膨張中間底部構造支持容積2048−3を含み、これらは図20A〜20Gの実施形態のものと同一である。中間底部構造支持容積2048−3は、正面底部構造支持容積と背面底部構造支持容積との間の容器の底部中心部に配置される。
中央部構造支持容積2046−1は、2つのフィルム層の一部から作製され、第1の補強封止部2027−1は、これらの2つのフィルム層の他の部分を通るが、容器2000のいずれの付加フィルム層も通らずに延在する。中央部構造支持容積2046−4は、2つのフィルム層の一部から作製され、第2の補強封止部2027−2は、これらの2つのフィルム層の他の部分を通るが、容器2000のいずれの付加フィルム層も通らずに延在する。中間底部構造支持容積2048−3は、2つのフィルム層の一部から作製され、第3の補強封止部2027−3は、これらの2つのフィルム層の他の部分を通るが、容器2000のいずれの付加フィルム層も通らずに延在する。様々な実施形態では、これらの層のいずれも別個の材料の層であってよく、互いに接合及び/若しくは結合されてよく、並びに/又は、更に大きいシートの別個の部分であってよく、これらの層のいずれも、本明細書で説明する又は当該技術分野において既知の任意の形状による、単一層のフィルム、単一層の可撓性材料、複数のフィルムから作製される積層体である層、又は複数の可撓性材料から作製される積層体であり得る。
上方主封止部2029は、中央部構造支持容積2046−1を作製する2つのフィルム層の一部を通り、更に中央部構造支持容積2046−4を作製する2つのフィルム層の一部を通って延在する。第1の下方主封止部2029−1は、中央部構造支持容積2046−1を作製する2つのフィルム層の一部を通り、更に中間底部構造支持容積2048−3を作製する2つのフィルム層の一部を通って延在する。第2の下方主封止部2029−2は、中央部構造支持容積2046−4を作製する2つのフィルム層の一部を通り、更に中間底部構造支持容積2048−3を作製する2つのフィルム層の一部を通って延在する。
主封止部は、主封止部が通るフィルム層の合わせた厚さに基づいた、全厚を有する。一例として、主封止部は、4ミリメートル〜20ミリメートル(160〜800ミル)の全厚、又は4ミリメートル〜20ミリメートル(160〜800ミル)の任意の整数値、又は8〜13ミリメートル(300〜500ミル)など、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲の全厚を有し得る。
上方主封止部2029、第1の下方主封止部2029−1、及び第2の下方主封止部2029−2は、外側に突出したフィンシールであるが、これは必須ではなく、これらの封止部のいずれかの一部、各部、又は全ては、本明細書に開示される又は当該技術分野において既知の、任意の他の方法で構成され得る。上方主封止部2029の少なくとも一部は、容器の長手方向中心線に沿って配置される。
上方主封止部2029が下方へ移動すると、その右側の2層は第1の下方主封止部2029−1の上部に接合して右側に曲がる一方、その左側の2層は第2の下方主封止部2029−2の上部に接合し、左側に曲がる。中間底部構造支持容積2048−3を作製する2つのフィルム層について、右側では、これら2つの層の右部分が第1の下方主封止部2029−1の下部を形成し、一方、左側では、これら2つ層の左部分が第2の下方主封止部2029−2の下部を形成する。
上方主封止部2029と第1の下方主封止部2029−1との交点は、上方主封止部2029と第1の下方主封止部2029−1との交差部分によって形成され、有効に角度付けされた、主封止部の第1の内部頂点2026−1を形成し、第1の有効角度2027−1aは、鈍角であるが、様々な実施形態では、直角又は鋭角であってもよい。上方主封止部2029と第2の下方主封止部2029−2との交点は、上方主封止部2029と第2の下方主封止部2029−2との交差部分によって形成され、有効に角度付けされた、主封止部の第2の内部頂点2026−2を形成し、第2の有効角度2027−2aは、鈍角であるが、様々な実施形態では、直角又は鋭角であってもよい。第1の下方主封止部2029−1と第2の下方主封止部2029−2との交点は、第1の下方主封止部2029−1と第2の下方主封止部2029−2との交差部分によって形成され、有効に角度付けされた、主封止部の第3の内部頂点2026−3を形成し、第3の有効角度2027−3aは、鋭角であるが、様々な実施形態では、直角又は鈍角であってもよい。
上に説明した封止部の構造は概してよく設計されているが、封止部間の交点は、応力集中を形成する傾向にある。膨張構造支持容積内で高められた内部圧力(複数可)は、これらの封止構造に更なる応力を追加し得る。本開示の任意の可撓性容器において、膨張構造支持容積のいずれか又は全ては、内部圧力25〜100キロパスカル、又は25〜100キロパスカルに対する任意の整数値、又は35〜85キロパスカル、45〜70キロパスカルなど、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲を有し得る。より大きい寸法を有する構造支持容積は、それらの隣接する封止部により多くの応力を生じさせる傾向にある。
本開示の任意の可撓性容器において、膨張構造支持容積のいずれか又は全ては、最大全体断面寸法20〜65ミリメートル、又は20〜65ミリメートルに対応する任意の整数値、又は25〜55ミリメートル、30〜45ミリメートルなど、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲を有し得る。これらの条件の結果として、目標とされる補強なしでは、この構造内の封止部は破損しやすくなる恐れがあり、破損が、1つ以上の構造支持容積の減圧につながる可能性があり、このことが原因で、構造支持フレーム2040が部分的又は完全に収縮し得、それにより、容器の製品容積が有効に支持されなくなる。したがって、この構造内の1つ以上の補強封止部は、このような破損を防止するため、1つ以上の主封止部の交点及び/又は角度を強化するために有益であり得る。
第1の補強封止部2027−1の上部は、中央部構造支持容積2046−1の一部と、上方主封止部2029の一部との間、及びこれらに直接隣接して配置される。第1の補強封止部2027−1の下部は、中央部構造支持容積2046−1の一部と、第1の下方主封止部2029−1の一部との間、及びこれらに直接隣接して配置される。第2の補強封止部2027−2の上部は、中央部構造支持容積2046−4の一部と、上方主封止部2029の一部との間、及びこれらに直接隣接して配置される。第2の補強封止部2027−2の下部は、中央部構造支持容積2046−4の一部と、第2の下方主封止部2029−2の一部との間に配置される。第3の補強封止部2027−3の左部は、中間底部構造支持容積2048−3の一部と、第2の下方主封止部2029−2の一部との間に配置される。第3の補強封止部2027−1の右部分は、中間底部構造支持容積2048−3の一部と、第1の下方主封止部2029−1の一部との間に配置される。
第1の補強封止部2027−1は、第1の内部頂点2026−1に近接して配置され、中央部構造支持容積2046−1を作製する2つのフィルム層の一部を通るが、中央部構造支持容積2046−4を作製する2つのフィルム層のいずれの部分も通らず、かつ、中間底部構造支持部材2048−3を作製する2つのフィルム層のいずれの部分も通らずに延在する。第1の補強封止部2027−1は、上方主封止部2029の下部、第1の下方主封止部2029−1の上部、及び中央部構造支持容積2046−1の側面では、上方主封止部2029から第1の下方主封止部2029−1まで延在する外縁部2028−1に囲まれる。外縁部2028−1の全ては、実質的に線形であるが、様々な実施形態では、外縁部の一部、各部、又は全ては、線形、内側に湾曲、外側に湾曲、又はこれらのいずれかの組み合わせであってよい。結果として、補強封止部2027−1は、実質的に三角形である全体形状を有する。
第2の補強封止部2027−2は、第2の内部頂点2026−2に近接して配置され、中央部構造支持容積2046−4を作製する2つのフィルム層の一部を通るが、中央部構造支持容積2046−1を作製する2つのフィルム層のいずれの部分も通らず、かつ、中間底部構造支持部材2048−3を作製する2つのフィルム層のいずれの部分も通らずに延在する。第2の補強封止部2027−2は、上方主封止部2029の下部、第2の下方主封止部2029−2の上部、及び中央部構造支持容積2046−4の側面では、上方主封止部2029から第2の下方主封止部2029−2まで延在する外縁部2028−2に囲まれる。外縁部2028−2の全ては、実質的に線形である。結果として、補強封止部2027−2は、実質的に三角形である全体形状を有する。
第3の補強封止部2027−3は、第3の内部頂点2026−3に近接して配置され、中間底部構造支持部材2048−3を作製する2つのフィルム層の一部を通るが、中央部構造支持容積2046−1を作製する2つのフィルム層のいずれの部分も通らず、かつ、中央部構造支持容積2046−4を作製する2つのフィルム層のいずれの部分も通らずに延在する。第3の補強封止部2027−3は、第1の下方主封止部2029−1の上部、第2の下方主封止部2029−2の上部、及び中間底部構造支持容積2048−3の側面では、第1の下方主封止部2029−1から第2の下方主封止部2029−2まで延在する外縁部2028−3によって、境界される。外縁部2028−2の全ては、中間底部構造支持容積2048−3に対して凹状である曲線で実質的に湾曲している。結果として、第3の補強封止部2027−3は、実質的にブーメランのような全体形状を有する。
補強封止部は、様々なサイズを有し得る。補強封止部は、最大全幅2〜20ミリメートル、又は2〜20ミリメートルの任意の整数値、又は3〜15ミリメートル、4〜10ミリメートルなど、これらのいずれかの値によって形成される任意の範囲を有し得る。内部頂点を形成するために角度付けられた、又は有効に角度付けられた1つ以上の主封止部に近接して配置された補強封止部については、最大幅は、内部頂点から二分基準線沿いにその外縁部まで、補強封止部の表面を横切って直線的に測定される。内部頂点を形成するために角度付け又は有効に角度付けされていない、1つ以上の主封止部に近接して配置された補強封止部については、最大幅は、主封止部から、主封止部に垂直に測定され、補強封止部の外側範囲まで、補強封止部の表面を横切る最大直線距離として測定される。第1の補強封止部2027−1は、最大全幅2027−1wを有し、第2の補強封止部2027−2は最大全幅2027−2wを有し、第3の補強封止部2027−3は最大全幅2027−3wを有する。
補強封止部は、最大全長2〜250ミリメートル、又は2〜250ミリメートルの任意の整数値、又は3〜100ミリメートル、4〜50ミリメートルなど、これらのいずれかの値によって形成される任意の範囲を有し得る。任意の補強封止部(線形、非線形、又はこれらの任意の組み合わせを有する)については、補強封止部の最大全長は、その外縁部の一端からその外縁部のもう一端まで直線的に測定される。第1の補強封止部2027−1は、最大全長2027−1lを有し、第2の補強封止部2027−2は最大全幅2027−2lを有し、第3の補強封止部2027−3は最大全幅2027−3lを有する。
補強封止部は、主封止部が通るフィルム層の合わせた厚さに基づいた、全厚を有する。一例として、補強封止部は、2〜10ミリメートル(80〜400ミル)の全厚、又は3〜8ミリメートル(100〜300ミル)の任意の整数値、又は4〜6ミリメートル(150〜250ミル)など、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲などの全厚を有し得る。
図21Aの実施形態では、補強封止部は、以下に説明するように特定の方法で位置合わせされる。第1の補強2027−1封止部の上部は、上方主封止部2029の右側に配置され、第2の補強封止部2027−2の上部は、上方主封止部2029の左側の対面に配置される。第2の補強2027−2封止部の下部は、第2の下方主封止部2029−2の左上側に配置され、第3の補強封止部2027−3の左部は、第2の下方主封止部2029−2の右下側の対面に配置される。第3の補強2027−3封止部の右部は、第1の下方主封止部2029−1の左下側に配置され、第1の補強封止部2027−1の下部は、第1の下方主封止部2029−1の右上側の対面に配置される。ただし、様々な実施形態では、このような補強封止部の位置合わせは必須ではない。
図21Aの実施形態では、補強封止部の外縁部の端部は、以下に説明するように特定の方法で位置合わせされる。第1の補強2027−1封止部の外縁部2028−1の左上端部は、上方主封止部2029上の一点で、第2の補強封止部2027−2の外縁部2028−2の右上端部に位置合わせされる。第2の補強2027−2封止部の外縁部2028−2の左下端部は、第2の下方主封止部2029−2上の一点で、第3の補強封止部2027−3の外縁部2028−3の左端部に位置合わせされる。第3の補強封止部2027−3の外縁部2028−3の右端部は、第1の下方主封止部2029−1上の一点で、第1の補強封止部2027−1の外縁部2028−1の右下端部に位置合わせされる。ただし、様々な実施形態では、このような補強封止部の外縁部の位置合わせは必須ではない。
図21Aに示された補強封止部が、フィンシールである3つの主封止部の交点に関して示されている一方、かかる補強封止部は単一の主封止部の折り返し部、角、及び/若しくは湾曲部(交点なし)に適用、並びに/又は任意の数の主封止部(例えば、4つ、5つ、又はそれ以上)の交点に適用、並びに/又は当該技術分野において既知の任意の種類の封止部(2つ以上の可撓性材料を合わせて封止するもの)に適用され得る。
図21Bは、図21Aの更に接近した図であり、上方主封止部2029の4つのフィルム層の一部及び第1の補強封止部2027−1の2つのフィルム層の一部を示す。
上方主封止部2029は、中央部構造支持容積2046−4を作製する2つのフィルム層2029−C及び2029−dの一部を通り、更に中央部構造支持容積2046−1を作製する2つのフィルム層2029−a及び2029−bの一部を通って延在する。第1の補強封止部2027−1は、2つのフィルム層2029−a及び2029−bの一部を通って延在し、一緒に封止されるが、それらの層関係を示すため、かつそれらの裏側の製品容積2050を露呈させるため、内側部分及び外側部分として剥離した状態で示されている。中央部構造支持容積2046−1は、これらの2つのフィルム層2029−a及び2029−bの異なる部分から作製され、離間した封止部と一緒に封止されるが、以下を露呈させるため、第1の部分と第2の部分において剥離された状態で示されている:第1に、外側のフィルム層2029−aと内側のフィルム層2029−bとの間に存在する中央部構造支持容積2046−1内の膨張空間2046−1es、及び第2に、内側のフィルム層2029−bの裏側にある製品容積2050。
本開示の実施形態は、以下の特許文献に開示されている、可撓性容器の材料、構造、及び/又は機能のいずれかの、及び全ての実施形態、加えてこのような可撓性容器を作製及び/又は使用するいずれかの、及び全ての方法を使用することができる:(1)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292353号として公開されている「Flexible Containers」と題する、米国非仮特許出願第13/888,679号(出願人案件番号12464M);(2)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292395号として公開されている「Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/888,721号(出願人案件番号12464M2);(3)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292415号として公開されている「Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/888,963号(出願人案件番号12465M);(4)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292287号として公開されている「Flexible Containers Having a Decoration Panel」と題する米国非仮特許出願第13/888,756号(出願人案件番号12558M);(5)2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033654号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/957,158号(出願人案件番号12558M);(6)2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033655号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/957,187号(出願人案件番号12579M2);(7)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292413号として公開されている「Flexible Containers with Multiple Product Volumes」と題する米国非仮特許出願第13/889,000号(出願人案件番号12785M);(8)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130337244号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,061号(出願人案件番号12786M);(9)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130294711号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,090号(出願人案件番号12786M2);(10)2013年8月1日に出願された「Disposable Flexible Containers having Surface Elements」と題する米国仮特許出願第61/861,100号(出願人案件番号13016P);(11)2013年8月1日に出願された「Flexible Containers having Improved Seam and Methods of Making the Same」と題する、米国仮特許出願第61/861,106号(出願人案件番号13017P);(12)2013年8月1日に出願された「Methods of Forming a Flexible Container」と題する米国仮特許出願第61/861,118号(出願人案件番号13018P);(13)2013年8月1日に出願された「Enhancements to Tactile Interaction with Film Walled Packaging Having Air Filled Structural Support Volumes」と題する米国仮特許出願第61/862,129号(出願人案件番号13019P);(14)2013年10月11日に出願された「Flexible Containers Having a Squeeze Panel」と題する中国特許出願第2013/085045号(出願人案件番号13036);(15)2013年10月11日に出願された「Stable Flexible Containers」と題する中国特許出願第2013/085065号(出願人案件番号13037);(16)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,450号(出願人案件番号13126P);(17)2013年11月6日に出願された「Easy to Empty Flexible Containers」と題する米国仮特許出願第61/900,488号(出願人案件番号13127P);(18)2013年11月6日に出願された「Containers Having a Product Volume and a Stand−Off Structure Coupled Thereto」と題する、米国仮特許出願第61/900,501号(出願人案件番号13128P);(19)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers Having Flexible Valves」と題する米国仮特許出願第61/900,508号(出願人案件番号13129P);(20)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers with Vent Systems」と題する米国仮特許出願第61/900,514号(出願人案件番号13130P);(21)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers for use with Short Shelf−Life Products and Methods for Accelerating Distribution of Flexible Containers」と題する、米国仮特許出願第61/900,765号(出願人案件番号13131P);(22)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,794号(出願人案件番号13132P);(23)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Making the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,805号(出願人案件番号13133P);(24)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Making the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,810号(出願人案件番号13134P);それぞれ、参照により本明細書に援用される。
本開示の実施形態は、以下の特許文献に開示されている、可撓性容器の材料、構造、及び/又は機能のいずれかの、及び全ての実施形態、加えてこのような可撓性容器を作製及び/又は使用するいずれかの、及び全ての方法を使用することができる:Cohenの名において1991年10月29日に出願され、1992年8月11日に付与された「Food bag structure having pressurized compartments」と題する、米国特許第5,137,154号;Prats(出願人Danapak Holding A/S)の名において1995年7月5日に出願され、1995年1月26日に公開された「Packaging Pouch with Stiffening Air Channels」と題する、国際公開第96/01775号;Naslundの名において、1997年7月8日に出願され、1998年1月15日に公開された「A Packaging Container and a Method of its Manufacture」と題する、国際公開第98/01354号;Lennartsson(出願人Tetra Laval)の名において、1997年3月19日に出願され、1999年10月5日に付与された「Packaging material web for a self−supporting packaging container wall,and packaging containers made from the web」と題する、米国特許第5,960,975号;Naslundの名において、1997年7月8日に出願され、2001年6月12日に付与された「Packaging Container and a Method of its Manufacture」と題する、米国特許第6,244,466号;Rosen(出願人Eco Lean Research and Development A/S)の名において、2002年4月19日に出願され、2002年10月31日に公開された「Container」と題する、国際公開第02/085729号;Masaki(出願人Toppan Printing)の名において、2004年7月20日に出願され、2011年7月27日に公開された「Independent Sack」と題する、日本特許第4736364号;Figols Gamiz(出願人Volpak,S.A.)の名において、2004年11月3日に出願され、2005年7月14日に公開された、国際公開第2005/063589号;Heukamp(出願人Menshen)の名において、2005年1月17日に出願され、独国特許出願公開第102005002301号として公開された「Closed bag for receiving liquids,bulk material or objects comprises a bag wall with taut filled cushions or bulges which reinforce the wall to stabilize it」と題する、独国実用新案第DE202005016704(U1)号;Shinya(出願人Toppan Printing)の名において、2008年2月5日に出願され、特開2009184690号として公開された「Self−standing Bag」と題する、特願2008−0024845号;Rosenの名において、2002年4月19日に出願され、米国特許出願公開第20040035865号として公開された、米国特許出願第10/312,176号;Ferriらの名において、2002年12月16日に出願され、2009年9月8日に付与された「Package having an inflated frame」と題する米国特許第7,585,528号;Helou(出願人)の名において、2010年6月4日に出願され、米国特許出願公開第20100308062号として公開された「Flexible to Rigid Packaging Article and Method of Use and Manufacutre」と題する、米国特許出願第12/794286号;Reidlの名において2010年6月21日に出願され、2013年9月24日に付与された「Collapsible Bottle,Method Of Manufacturing a Blank For Such Bottle and Beverage−Filled Bottle Dispensing System」と題する、米国特許第8,540,094号;及びRizzi(出願人Cryovac,Inc.)の名において、2013年2月14日に出願され、2013年8月29日に公開された「Pouch and Method of Manufacturing the Same」と題する、国際公開第2013/124201号;それぞれ、参照により本明細書に援用される。
本明細書に開示される実施形態のいずれかのうちの一部、各部、又は全てはまた、流動性製品用の容器の技術分野において既知の他の実施形態のうちの一部、各部、又は全てと、それらの実施形態が本明細書に開示されるような可撓性容器に適用され得る限り、組み合わせられ得る。例えば、様々な実施形態では、可撓性容器は、製品空間に重なる容器の一部分に配置され製品空間内の流動性製品のレベルを示すように構成された、垂直に向けられた透明なストリップを含み得る。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の前後の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照されるか若しくは関連する任意の特許又は特許公開を含めた、本明細書で引用される全ての文書は、明示的に除外又は別途限定されない限り、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文書の引用も、それが本明細書で開示若しくは特許請求される任意の文書に対する先行技術であること、又は、それが単独で若しくは任意の他の参照との任意の組み合わせで、任意のそのような実施形態を教示、提案、若しくは開示することを認めるものではない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
特定の実施形態が本明細書で図示及び説明されたが、特許請求される主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正がなされ得ることを理解されたい。更に、特許請求される主題の様々な態様が本明細書で説明されたが、このような態様は組み合わせて利用される必要はない。したがって、添付される特許請求の範囲は、特許請求される主題の範囲内に属する全てのこのような変更及び修正を網羅することが意図される。

Claims (15)

  1. 小売販売用に構成されている、手持ち式の使い捨て直立可撓性容器[図20Aの#2000]であって、前記容器は、
    流動性製品を直接収容する複数回投与製品容積[図20Aの#2050]であって、前記製品容積のおよそ全てが1つ以上のフィルムから作製されている、複数回投与製品容積と、
    1つ以上の第1のフィルム層の一部から作製されている、第1の膨張構造支持容積[図21Bの#2046−1]と、
    前記1つ以上の第1のフィルム層の一部を通って、更に前記容器の1つ以上の付加フィルム層の一部を通って延在する主封止部[図21Bの#2029]と、を備え、
    前記容器は更に、
    前記1つ以上の第1のフィルム層の一部を通るが、前記1つ以上の付加フィルム層の一部を通らずに延在する、第1の補強封止部[図21Bの#2027−1]を備え、
    前記第1の補強封止部の少なくとも一部が、前記主封止部の少なくとも一部と、前記第1の膨張構造支持容積の少なくとも一部との間に配置されることを特徴とする可撓性容器。
  2. 前記第1の補強封止部の少なくとも一部が、前記主封止部の少なくとも一部に直接隣接している、請求項1に記載の可撓性容器。
  3. 前記第1の補強封止部の少なくとも一部が、前記第1の膨張構造支持容積の少なくとも一部に直接隣接している、請求項1に記載の可撓性容器。
  4. 前記主封止部がフィンシールである、請求項1に記載の可撓性容器。
  5. 前記主封止部が外側に突出したフィンシールである、請求項1に記載の可撓性容器。
  6. 前記主封止部の少なくとも一部が、前記容器の正面を前記容器の背面から分離する線に沿って配置されている、請求項1に記載の可撓性容器。
  7. 前記主封止部に沿った特定の位置で、前記主封止部が前記補強封止部に関して有効に角度付けられ、前記第1の補強封止部の少なくとも一部が前記特定の位置に隣接して配置される、請求項1に記載の可撓性容器。
  8. 前記第1の補強封止部が、前記特定の位置にのみ近接して配置される、請求項7に記載の可撓性容器。
  9. 前記主封止部が、有効な鈍角で有効に角度付けられ、前記第1の補強封止部の外縁部の少なくとも一部が実質的に線形である、請求項7に記載の可撓性容器。
  10. 前記主封止部が、有効な鈍角で有効に角度付けられ、前記第1の補強封止部の外縁部の実質的に全てが実質的に線形である、請求項7に記載の可撓性容器。
  11. 前記第1の補強封止部が、実質的に三角形である全体形状を有する、請求項10に記載の可撓性容器。
  12. 前記主封止部が、有効な鋭角で有効に角度付けられ、前記第1の補強封止部の外縁部の少なくとも一部が実質的に、前記第1の膨張構造支持容積に対して凹状である曲線で実質的に湾曲している、請求項7に記載の可撓性容器。
  13. 前記主封止部が、有効な鋭角で有効に角度付けられ、前記第1の補強封止部の外縁部の実質的に全てが、前記第1の膨張構造支持容積に対して凹状である曲線で実質的に湾曲している、請求項8に記載の可撓性容器。
  14. 前記第1の補強封止部が、実質的にブーメランのような全体形状を有する、請求項13に記載の可撓性容器。
  15. 前記主封止部が、2つの第1のフィルム層の一部を通り、更に前記容器の2つの付加フィルム層の一部を通って延在し、
    前記第1の補強封止部が、前記2つの第1のフィルム層の一部を通るが、前記2つの付加フィルム層のいずれの部分も通らずに延在する、請求項1に記載の可撓性容器。
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