JP2018510066A - 廃熱を用いる蒸留システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、廃熱を用いる蒸留システムに関する。本発明に係る廃熱を用いる蒸留システムは、供給原料の供給を受け、沸点差によって供給原料を分離し、供給原料の分離過程で廃熱が発生する廃熱供給源と、水供給源から供給された水が廃熱供給源から供給された廃熱と熱交換して蒸発する熱交換部と、熱交換部で生成された水蒸気の供給を受けて圧縮する機械的蒸気再圧縮モジュール、および機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される水蒸気の量が増加するように、別途の工程で生成された廃水を熱交換部に供給する廃水供給部を含むことを特徴とする。

Description

本発明は、廃熱を用いる蒸留システムに関する。より詳細には、廃熱供給源から供給された廃熱と水を熱交換部で熱交換して生成された水蒸気を、機械的蒸気再圧縮モジュールに供給するとき、他の工程で使用して残った廃水を熱交換部に供給することによって、機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される水蒸気の量を増加させることができる、廃熱を用いる蒸留システムに関するものである。
蒸留システムは、供給原料中に存在する混合物質を、沸点差によって蒸発分離するためのものである。蒸留システムの上部では、低沸点物質(high volatile component)が蒸発して上部蒸気(overhead vapor)形態に分離し、蒸留システムの下部では、高沸点物質(low volatile component)が未蒸留形態に分離する。このとき、低沸点物質と高沸点物質は、それぞれ単一成分であることもでき、それぞれ2成分以上の混合物であることもできる。
図1は、ストリップ槽(stripping vessel)を備えた従来の蒸留システムを概略的に示す図である。図1を参照すると、ストリップ槽を備えた従来の蒸留システム10は、供給部15から供給された供給原料が高沸点物質と低沸点物質に分離するストリップ槽11と、低沸点物質の上部蒸気が凝縮される凝縮蒸発器12を含んで構成される。
ストリップ槽11を用いて、低沸点物質は除去および精製して原料物質として回収し、高粘度の高沸点物質は乾燥して最終製品を得る。ストリップ槽11にスチーム供給部14からスチームが供給されると、スチームは、ストリップ槽11下部の高粘度の混合物質と直接接触して熱を伝達し、この熱によって混合物質のうちの低沸点物質が蒸発して水蒸気とともに上部蒸気として排出され、混合物質のうちの高沸点物質は、スチームの凝縮水とともに外部に排出される。
凝縮蒸発器12は、ストリップ槽11から供給される上部蒸気を凝縮させ、最大の熱量を水に伝達することによって、伝達熱量に相応する熱量の水蒸気を生成させる構成である。上部蒸気から熱伝達を受けた水は、飽和水蒸気となって圧縮モジュール(図示せず)に供給される。
上部蒸気を直接圧縮する場合、過度の圧縮が要求される問題点を解決するために、凝縮蒸発器12を用いて上部蒸気との熱交換をして飽和水蒸気を生成している。
しかし、凝縮蒸発器12に供給される上部蒸気は、ストリップ槽11から排出されるものに限定されるので、これによって生成される飽和水蒸気の量が制限される問題点がある。
したがって、本発明の目的は、このような従来の問題点を解決するためのものであって、熱交換部で廃熱供給源から供給された廃熱と水を熱交換して生成された水蒸気を機械的蒸気再圧縮モジュールに供給するとき、他の工程で使用して残った廃水を熱交換部に供給して、機械的蒸気再圧縮モジュールの吸入圧力のような圧力で減圧蒸発するようにすることにより、別途の構成が要求されず、機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される飽和水蒸気の量を増加させることができる廃熱を用いる蒸留システムに関するものである。
前記目的は、本発明により、供給原料の供給を受け、沸点差によって前記供給原料を分離し、前記供給原料の分離過程で廃熱が発生する廃熱供給源と、水供給源から供給された水が前記廃熱供給源から供給された前記廃熱と熱交換して蒸発する熱交換部と、前記熱交換部で生成された水蒸気の供給を受けて圧縮する機械的蒸気再圧縮(MVR:Mechanical Vapor Recompression)モジュール、および前記機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される水蒸気の量が増加するように、別途の工程で生成された廃水を前記熱交換部に供給する廃水供給部を含むことを特徴とする廃熱を用いる蒸留システムによって達成される。
ここで、前記廃水供給部は、前記熱交換部の気液分離部に前記廃水を供給することが好ましい。
ここで、前記気液分離部は、前記水が蒸発した水蒸気と、未蒸発の水とが分離する領域であることが好ましい。
ここで、前記廃水は、熱水であることが好ましい。
ここで、前記廃熱供給源は、蒸発分離器であり、前記廃熱は、前記蒸発分離器から排出される上部蒸気であることが好ましい。
ここで、前記機械的蒸気再圧縮モジュールで圧縮された飽和水蒸気の少なくとも一部は前記廃熱供給源に供給されることが好ましい。
ここで、前記熱交換部は、垂直型流下膜式蒸発器(VFFE:Vertical Falling Film Evaporator)であることが好ましい。
ここで、前記熱交換部は、水平型流下膜式蒸発器(HFFE:Horizontal Falling Film Evaporator)であることが好ましい。
ここで、前記熱交換部は、ケトル型熱交換器であることが好ましい。
本発明によれば、熱交換部で廃熱供給源から供給された廃熱と水を熱交換して生成された水蒸気を機械的蒸気再圧縮モジュールに供給するとき、他の工程で使用して残った廃水を熱交換部に供給することによって、機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される水蒸気の量を増加させることができる廃熱を用いる蒸留システムが提供される。
また、廃水を活用し、減圧水蒸気を圧縮して再活用する機械的蒸気再圧縮モジュールの投資経済性は非常に低いため、検討対象から除外されるが、廃水が減圧蒸発して生成された水蒸気を、廃熱供給源から供給された廃熱と水の熱交換によって生成された水蒸気と合わせ、機械的再圧縮モジュールに供給することによって、互いに異なる廃熱源で相互経済的価値を高める効果を得ることができる廃熱を用いる蒸留システムが提供される。
また、廃水を熱交換部に供給し、機械的蒸気再圧縮モジュールで要求される温度および圧力に圧縮することによって、廃水を膨張、蒸発させるためのフラッシュ室(flash vessel)などの別途の構成が要求されない廃熱を用いる蒸留システムが提供される。
また、熱交換部で廃熱である上部蒸気と水を熱交換することによって、低沸点物質の成分や飽和蒸気圧の差に関係なく適用することができるので、脱去(ストリップ)対象物質の種類に拘らない廃熱を用いる蒸留システムが提供される。
ストリップ槽を備えた従来の蒸留システムを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システムを概略的に示す図である。 図2の廃熱を用いる蒸留システムで熱水を熱交換部に供給していない場合の概略的な説明図である。 図2の廃熱を用いる蒸留システムの適用例である。 図2の廃熱を用いる蒸留システムの熱交換部の斜視図である。 図2の廃熱を用いる蒸留システムの熱交換部での熱交換状態を概略的に示す図である。 図2の廃熱を用いる蒸留システムの他の適用例である。 図2の廃熱を用いる蒸留システムのまた他の適用例である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システムについて詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システムを概略的に示す図である。図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システム100は、供給原料およびスチームの供給を受けて供給原料を分離するとき、廃熱を生成する廃熱供給源110と、廃熱供給源110から排出される廃熱を水と熱交換させる熱交換部120と、熱交換部120で生成された飽和水蒸気の供給を受けて、飽和水蒸気を圧縮させる機械的蒸気再圧縮モジュール130と、熱交換部120に廃水を供給する廃水供給部140を含む。
廃熱供給源110は、供給部(図示せず)を介して供給された供給原料を沸点差によって分離し、熱交換部120で水を蒸発させるように供給原料分離するとき、発生する廃熱を熱交換部120に供給する構成である。ここで、供給原料は、合成ゴムの重合反応以後に生産される混合物質などを例にあげることができる。
蒸留システムは、沸点差によって物質を分離する蒸発分離器を必須に含んでおり、このような蒸発分離器には、蒸留塔(distillation column)、精留塔(rectification column)、ストリップ塔(stripping column)、ストリップ槽(stripping vessel、stripper)などがある。
蒸発分離器のうち、低沸点物質を抽出して目標とする対象製品にする場合には、精留塔が使用され、高沸点物質を抽出して目標とする対象製品にする場合には、ストリップ塔またはストリップ槽が使用される。ストリップ塔は、主に低粘度の高沸点物質を抽出するときに使用され、ストリップ槽は、高粘度の高沸点物質を抽出するときに使用される。
すなわち、廃熱供給源110は、蒸発分離器を意味し、対象製品によって蒸留塔、精留塔、ストリップ塔およびストリップ槽のうちの少なくともいずれか1つで設けられることができる。
原料供給部(図示せず)から廃熱供給源110内部に供給原料が供給され、供給原料を分離するためにスチーム供給部(図示せず)から廃熱供給源110内部にスチームが供給される。スチームは、供給原料に含まれた高沸点物質と直接接触して熱を伝達し、この伝達された熱によって供給原料に含まれた低沸点物質が蒸発して水蒸気とともに上部蒸気として排出され、この上部蒸気は、熱交換部120に供給される。すなわち、廃熱は、供給原料を分離するときに発生する上部蒸気を意味する。
熱交換部120は、廃熱供給源110から供給される上部蒸気を凝縮させて、最大の熱量を水に伝達することにより、伝達熱量に相応する熱量の水蒸気を生成させる。熱交換部120には、別途の水供給源から水が供給され、熱交換部120は、上部蒸気を凝縮させて水に熱量を伝達することにより、水の温度と圧力が機械的蒸気再圧縮モジュール130で要求される温度および圧力になるようにする。
本実施例においては、上部蒸気を圧縮せずに、上部蒸気と熱交換して生成された水蒸気を圧縮するので、飽和蒸気圧が異なる2成分以上の低沸点物質を蒸留する場合にも制限なく適用することができる。また、上部蒸気の凝縮潜熱を水の蒸発潜熱で除去することによって、上部蒸気の凝縮潜熱を循環冷却水の顕熱で除去することと比較して、必要な水の量をかなり減らすことができる。
機械的蒸気再圧縮モジュール(MVR:Mechanical Vapor Recompression)130は、熱交換部120で生成された飽和水蒸気を廃熱供給源110で要求される温度および圧力に圧縮するための構成である。
機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給された飽和水蒸気は圧縮され、好ましくは、廃熱供給源110で要求される温度および圧力に圧縮された後、廃熱供給源110に供給されて供給原料を分離するための熱源として使用される。
廃水供給部140は、機械的蒸気再圧縮モジュール130に流入する飽和水蒸気の量を増加させる。本発明においては、廃水は、他の工程で使用されて残った熱水を意味する。
機械的蒸気再圧縮モジュール130で圧縮された飽和水蒸気は、廃熱供給源110に供給されて、供給原料を分離するための熱源として使用される。すなわち、本発明は、廃熱供給源110で生成された廃熱である上部蒸気を用いて熱交換部120で水から飽和水蒸気を生成した後、飽和水蒸気を圧縮して圧縮された飽和水蒸気を再び供給原料を分離するために使用する。
しかし、廃熱供給源110で供給原料を分離して、生成された上部蒸気の量は限定的であるため、上部蒸気と熱交換して生成される飽和水蒸気の量も限定的であるという問題点がある。すなわち、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給される飽和水蒸気の量が限定的であるため、飽和水蒸気を廃熱供給源110に再供給して熱源として使用するには不足する問題点がある。
これにより、本発明では、他の工程で使用して残った工程用水である熱水を、廃水供給部140を介して熱交換部120に供給することによって、生成される飽和水蒸気の量を増加させる。このとき、それぞれ異なる工程で使用して残った熱水を使用することができ、このとき、熱水の温度は、100℃〜250℃など異なることができる。
熱水は、熱交換部120の気液分離部に流入する。ここで、気液分離部は、水と上部蒸気との熱交換によって飽和水蒸気が分離する領域である。または、気液分離部は、水と飽和水蒸気が共存する領域である。より詳細には、気液分離部では、上部蒸気と熱交換された水から生成された飽和水蒸気は、機械的蒸気再圧縮モジュール130側に移動し、残った水は、再び熱交換部120に供給されるように排出される。廃水供給部140から供給される熱水は、熱交換部120の気液分離部に供給され、この熱水は、機械的蒸気再圧縮モジュール130の吸入圧力と同じ圧力に減圧されて同じ温度の飽和水蒸気となり、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給される。
例えば、165℃であり、飽和蒸気圧が7barAである熱水が、気液分離部に供給されて1barA(飽和蒸気温度=100℃)まで減圧されると、100℃の水になりながら65,000kcal/hの熱量を放出し、120.6kg/hの水蒸気に変わることになる。このとき、水が放出する熱量である65,000kcal/hは、(165−100)℃×1000kg/h×1kcal/kg℃から導出され、120.6kg/hの水蒸気は、(65,000kcal/h)/(539kcal/kg)から導出される。ここで、539kcal/kgは、100℃水蒸気の潜熱である。
一方、機械的蒸気再圧縮モジュール130は、気液分離部の蒸発蒸気を吸入するので、水の蒸発圧力と熱水の減圧蒸発圧力は、同一になる。
図3は、図2の廃熱を用いる蒸留システムで熱水を熱交換部に供給していない場合を示す概略的な説明図である。図3を参照すると、熱水を熱交換部に供給していない場合、熱水から飽和水蒸気を生成して、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給することができるように、フラッシュ室(flash vessel)が必要である。すなわち、熱水を減圧蒸発させるための別途の装置が必要である。
しかし、本発明は、上部蒸気を圧縮せず、上部蒸気の凝縮潜熱を水の蒸発潜熱で除去することによって、顕熱で除去する冷却水量に比べてかなり少ない水を用いるように、熱交換部120を備えている。この熱交換部120に他工程で使用して残った廃水である熱水を供給することによって、別途のフラッシュ室が要求されず、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給される飽和水蒸気の量を増加させる優れた効果を得ることができる。
また、廃水が有する熱量は、初期温度と減圧して得る温度の差に応じて変わることになる。例えば、温度差が10℃の場合、熱水の熱量10kcal/hと、機械的蒸気再圧縮モジュールに供給するための水蒸気の蒸発潜熱(540〜560)kcal/kgに基づいて、減圧蒸発させて水蒸気化させることができる流量を計算してみると、10/(540〜560)kg/hに過ぎない。したがって、廃熱水を活用し、減圧水蒸気を圧縮して再活用する機械的蒸気再圧縮モジュールは、投資経済性が低くて検討対象から除外されているが、本発明では、廃水が減圧蒸発して生成された水蒸気を、廃熱供給源から供給される廃熱と水の熱交換により生成された水蒸気と合わせて、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給することによって、互いに異なる廃熱源との間で相互的に経済的価値を高める効果が導出される。
ここからは、本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システムの適用例について説明する。
図4は、図2の廃熱を用いる蒸留システムの適用例である。図4を参照すると、本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システムは、供給原料が供給されるストリッパーモジュール110、ストリッパーモジュール110から排出される上部蒸気と水が熱交換される熱交換部120、熱交換部120で生成された飽和水蒸気の供給を受けて圧縮させる機械的蒸気再圧縮モジュール130、熱交換部120に廃水を供給する廃水供給部140、熱交換部120で凝縮されていない上部蒸気の供給を受けて凝縮させる凝縮器150、蒸留塔160および再沸器(reboiler)170を含む。
ストリッパーモジュール110は、供給原料のうち、低沸点のモノマーを除去し、高粘度の高沸点ポリマーを得るためのものであって、ストリップ槽モジュールを意味する。ここで、供給原料は、合成ゴムの重合反応以後に生産される混合物質などを例にあげることができる。
ストリッパーモジュール110には、ストリッパーモジュール110で要求される温度などの条件に応じて制御されるバルブなどを介して、スチーム供給部(図示せず)からスチームが供給される。また、ストリッパーモジュールには、機械的蒸気再圧縮モジュール130で圧縮された飽和水蒸気が供給される。すなわち、スチームと飽和水蒸気は、同じ物質である。スチーム供給部(図示せず)から供給されるスチームがストリッパーモジュール110下部の高沸点物質と直接接触して熱伝達し、この熱によって、混合物質に含まれた低沸点物質が蒸発して水蒸気とともに上部蒸気として排出される。
一方、本適用例では、ストリッパーモジュール110は、単一のストリップ槽で設けられることにしたが、必ずしもこれに制限されるものではなく、複数のストリップ槽で設けられて、各ストリップ槽で互いに異なる沸点を有する物質を分離するように設けられることもできる。
図5は、図2の廃熱を用いる蒸留システムの熱交換部の斜視図である。熱交換部120は、廃熱供給源110から供給される上部蒸気を凝縮させ、最大の熱量を水に伝達することによって、伝達熱量に相応する熱量の水蒸気を生成させる構成である。熱交換部120には、別途の水供給源から水が供給され、熱交換部120は、水が機械的蒸気再圧縮モジュール130で要求される温度および圧力を有するように、上部蒸気を凝縮させて水に熱量を伝達する。本適用例では、熱交換部120は垂直型流下膜式蒸発器(VFFE:Vertical Falling Film Evaporator)であるものとする。
図6は、図2の廃熱を用いる蒸留システムの熱交換部での熱交換状態を概略的に示す図である。図6を参照すると、Aと表示されたように別途の水供給源から水が熱交換部120の内部に供給され、供給された水は、チューブ121の内部に沿って移動する。一方、ストリッパーモジュール110から排出された上部蒸気はBと表示されたように熱交換部120の内部に供給される。チューブ121の内部の水と上部蒸気は熱交換する。上部蒸気は凝縮されて、Cと表示されたように排出され、水は上部蒸気から熱量が伝達されて、一部は飽和水蒸気となる。水と飽和水蒸気は落下して気液分離部122内部に供給され、水はEと表示されたように排出され、飽和水蒸気はDと表示されたように排出される。Dと表示されたように排出された飽和水蒸気は、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給され、Eと表示されたように排出された水は循環して、Aと表示されたように再び熱交換器内部に供給される。一方、廃水供給部140から供給される熱水は、気液分離部122に供給される。
図7は、図2の廃熱を用いる蒸留システムの他の適用例であり、図8は、図2の廃熱を用いる蒸留システムのまた他の適用例である。本適用例において、熱交換部120は、垂直型流下膜式蒸発器(VFFE:Vertical Falling Film Evaporator)であるものとしたが、必ずしもこれに制限されるものではなく、水平型流下膜式蒸発器(HFFE:Horizontal Falling Film Evaporator)またはケトル型熱交換器で設けられることができる。
機械的蒸気再圧縮モジュール(MVR:Mechanical Vapor Recompression)130は、熱交換部120で生成された飽和水蒸気をストリッパーモジュール110で要求される温度および圧力に圧縮するための構成である。機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給された飽和水蒸気は圧縮され、好ましくは、飽和水蒸気は、ストリッパーモジュール110で要求される温度および圧力に圧縮された後、ストリッパーモジュール110に供給されて、供給原料を分離するための熱源として使用される。
機械的蒸気再圧縮モジュール130は、高速圧縮機、低速送風遠心圧縮機などを使用することができる。送風遠心圧縮機を使用する場合、送風遠心圧縮機は10000rpm以下の低速の送風遠心圧縮機として低価であり、低速運転されるため、長時間の運転時にも圧縮機の損傷なしで安定的に運営が可能な長所がある。ただし、送風遠心圧縮機は、10000rpm以下、好ましくは4000〜7000rpmの低速圧縮機として高速多段ターボ圧縮機に比べて圧縮比が低いので、低い圧縮比を補償するために、複数の送風遠心圧縮機で設けられる。すなわち、熱交換部120で飽和された飽和水蒸気は、所定の圧縮比に応じて複数の送風遠心圧縮機で多段圧縮される。本実施例において、機械的蒸気再圧縮装置は、低速送風遠心圧縮機を例にあげて説明したが、熱交換部120で生成された飽和水蒸気をストリッパーモジュール110で要求される温度および圧力に圧縮できるならば、必ずしもこれに制限されるものではない。
機械的蒸気再圧縮モジュール130の流入端には、流量制御部131が設置されることができる。ストリッパーモジュール110の初期駆動時には、上部蒸気の量が多くなく、これによって、熱交換部120で生成される飽和水蒸気の量が少ないこともある。機械的蒸気再圧縮モジュール130から要求される流量よりも低い場合、騒音および振動が発生することになり、機械的蒸気再圧縮モジュール130に損傷をもたらすことがあり得る。このとき、流量制御部131が設置されることにより、前述した問題点を防止することができる。流量制御部131には、入口案内翼(IGV:Inlet Guide Vane)またはインバータモーター制御などが含まれる。
凝縮器150は、熱交換部120で凝縮されなかった上部蒸気を凝縮する構成である。熱交換部120で凝縮されなかった上部蒸気は、凝縮器150に供給され、凝縮器150で最終的に凝縮される。凝縮器150で生成された凝縮液は比重によって分離した後、蒸留塔160に供給される。
蒸留塔160は、凝縮器150で生成して供給された凝縮水を整流するためのものであり、再沸器(reboiler)170は、蒸留塔160にスチームを供給するための構成である。蒸留塔160にスチームを供給した後、再沸器170で生成されるスチームの凝縮水は、膨張・蒸発した後、供給原料を分離するための熱源としてストリッパーモジュール110に供給され、蒸留塔160で生成された上部蒸気は、熱交換部120に供給される。すなわち、本適用例での廃熱供給源は、初期にはストリッパーモジュール110となり、蒸留塔160で上部蒸気が生成された後には、ストリッパーモジュール110と蒸留塔160が廃熱供給源となる。
ここからは、前述した本発明の一実施形態に係る廃熱を用いる蒸留システムの適用例の作動について説明する。
まず、供給部(図示せず)からストリッパーモジュール110に供給原料を供給する。ストリッパーモジュール110で要求される温度などの条件に応じて制御されるバルブなどを介して、スチーム供給部(図示せず)からストリッパーモジュール110にスチームを供給する。スチームは、ストリッパーモジュール110下部の高沸点物質と直接接触して熱伝達する。この熱によって供給原料のうち、一定温度以下の沸点を有する低沸点物質が蒸発して、水蒸気とともに上部蒸気として排出され、高沸点物質は未蒸留に分離される。
ストリッパーモジュール110から排出される上部蒸気は、熱交換部120に流入する。上部蒸気は、熱交換部120で一部が凝縮されて、別途の水供給源から熱交換部120に供給される水に熱量を伝達する。上部蒸気から熱が伝達された水は、飽和水蒸気となって機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給され、凝縮されなかった上部蒸気は凝縮器150に供給される。
一方、廃水供給部140から熱交換部120の気液分離部122に熱水が供給される。水と上部蒸気が熱交換されて、生成された飽和水蒸気と水が分離する気液分離部122に熱水が供給されると、熱水は減圧蒸発を介して飽和水蒸気になって機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給される。すなわち、別途の水供給源から供給された水によって生成された飽和水蒸気と、廃水供給部140から供給された熱水によって生成された飽和水蒸気が機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給される。
熱交換部120で凝縮されなかった上部蒸気は、凝縮器150に供給されて、最終的に凝縮される。凝縮器150で生成されて分離した凝縮液は、蒸留塔160に供給されて整流される。このとき、蒸留塔160での整流のために再沸器170からスチームが供給される。蒸留塔160にスチームを供給した後、再沸器170で生成されるスチームの凝縮水は膨張・蒸発した後、ストリッパーモジュール110に供給され、蒸留塔160で生成された上部蒸気は、熱交換部120に供給される。
一方、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給された飽和水蒸気は、ストリッパーモジュール110で要求される温度および圧力を有するように圧縮された後、ストリッパーモジュール110に供給され、ストリッパーモジュール110での供給原料を分離するための熱源として使用される。熱交換部120に熱水が供給されることによって、機械的蒸気再圧縮モジュール130に供給される飽和水蒸気の量が十分となるので、機械的蒸気再圧縮モジュール130を通過してストリッパーモジュール110に供給されるスチームの量が十分となる。
したがって、本発明によれば、熱交換部で廃熱供給源から供給された廃熱と水を熱交換して生成された水蒸気を機械的蒸気再圧縮モジュールに供給するとき、他の工程で使用して残った廃水を熱交換部に供給することによって、別途の構成が要求されず、機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される飽和水蒸気の量を増加させることができる廃熱を用いる蒸留システムが提供される。
本発明の権利範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲内で様々な実施形態で具現され得、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により変形可能な多様な形態まで本願の特許の請求範囲の記載範囲内にあるものとみなす。

Claims (9)

  1. 供給原料の供給を受け、沸点差によって前記供給原料を分離し、前記供給原料の分離過程で廃熱が発生する廃熱供給源、
    水供給源から供給された水が、前記廃熱供給源から供給された前記廃熱と熱交換して蒸発する熱交換部、
    前記熱交換部で生成された水蒸気の供給を受けて圧縮する機械的蒸気再圧縮(MVR:Mechanical Vapor Recompression)モジュール、および
    前記機械的蒸気再圧縮モジュールに供給される飽和水蒸気の量が増加するように、別途の工程で生成された廃水を前記熱交換部に供給する廃水供給部を含むことを特徴とする廃熱を用いる蒸留システム。
  2. 前記廃水供給部は、前記熱交換部の気液分離部に前記廃水を供給することを特徴とする請求項1に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  3. 前記気液分離部は、前記水が蒸発した水蒸気と、未蒸発の水とが分離する領域であることを特徴とする請求項2に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  4. 前記廃水は、熱水であることを特徴とする請求項1に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  5. 前記廃熱供給源は、蒸発分離器であり、前記廃熱は、前記蒸発分離器から排出される上部蒸気であることを特徴とする請求項1に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  6. 前記機械的蒸気再圧縮モジュールで圧縮された飽和水蒸気の少なくとも一部は、前記廃熱供給源に供給されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  7. 前記熱交換部は、垂直型流下膜式蒸発器(VFFE:Vertical Falling Film Evaporator)であることを特徴とする請求項6に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  8. 前記熱交換部は、水平型流下膜式蒸発器(HFFE:Horizontal Falling Film Evaporator)であることを特徴とする請求項6に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
  9. 前記熱交換部は、ケトル型熱交換器であることを特徴とする請求項6に記載の廃熱を用いる蒸留システム。
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