[0001] 本願は、2016年3月2日に出願された「Simplified HARQ Management」と題する、Chen他による米国特許出願第15/059,153号、および2015年3月6日に出願された「Simplified HARQ Management」と題する、Chen他による米国仮特許出願第62/129,491号の優先権を主張し、これらの各々は、本譲受人に譲渡されている。
[0007] 例えば単一シンボルの持続時間と同じくらい短い通信時間スロットの使用が原因で、適時なハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックの提供が困難である状況において、HARQフィードバック動作は、修正され得る。いくつかの状況において、受信デバイスは、HARQフィードバックをオフにすることを決定し得る。他の状況において、受信デバイスは、HARQフィードバック動作を簡略化することを決定し得る。例えば、受信デバイスは、HARQフィードバックから否定応答(NAK)報告を排除することを決定し得る。別の例では、受信デバイスは、HARQフィードバックから肯定応答(ACK)報告を排除することを決定し得る。受信デバイスによる決定は、受信デバイスにより判断された条件に基づいてなされ得る。判断された条件は、送信デバイスから受信された信号伝達を含み得、チャネルまたはトラフィック条件を含み得る。HARQフィードバック動作を修正することの決定は、受信デバイスによるチャネル品質インジケータ(CQI)、および送信デバイスによる変調および符号化スキーム(MCS)の使用に影響を与え得る。
[0008] 例示的な例の第1のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。その方法は、データ送信を受信することと、データ送信に応答してHARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することとを含み得る。方法はまた、その条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することを含み得る。
[0009] 方法のいくつかの実施形態において、HARQフィードバックがオフにされるべきであることを指示するデバイス構成(device configuration)を受信することをさらに備え、ここにおいてデバイス構成は、判断されるべき条件である。代わって、方法は、データ送信のためのHARQフィードバックがオフにされるべきであることの指示を制御チャネルにおいて受信すること含み得、ここにおいて指示は、判断されるべき条件である。HARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することは、受信デバイスが電力制限されていることを決定することと、その決定に少なくとも部分的に基づいて、HARQフィードバックがオフにされるべきことを決定することとを含み得る。HARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することはまた、MCSインデックスを受信することと、MCSインデックスがMCSインデックスしきい値を下回ることを決定することと、その決定に少なくとも部分的に基づいて、HARQフィードバックがオフにされるべきことを決定することとを含み得る。MCSインデックスしきい値は、予め決められ得るか、無線リソース制御(RRC)信号伝達を介して受信され得る。
[0010] いくつかの実施形態では、条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することは、NAK報告を排除するためにHARQフィードバック動作を修正することを含み得る。NAK報告は、制御チャネルにおいて受信される指示に少なくとも部分的に基づいて排除され得る。NAK報告はまた、受信デバイスにおいて受信された基準信号の電力が所定のしきい値を下回ることの決定に少なくとも部分的に基づいて排除され得る。
[0011] いくつかの実施形態では、条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することは、ACK報告を排除するためにHARQフィードバック動作を修正することを含み得る。ACK報告を排除することは、制御チャネルにおいて受信される指示に少なくとも部分的に基づき得る。ACK報告を排除することは、受信デバイスが電力制限されていることの決定に少なくとも部分的に基づき得る。ACK報告を排除することは、受信デバイスにおいて受信された基準信号の電力が所定のしきい値を上回ることの決定に少なくとも部分的に基づき得る。
[0012] いくつかの態様では、HARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することは、チャネルまたはトラフィック条件を決定することを含み得る。他の態様では、条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することは、データ送信のために使用される送信時間インターバル(TTI)より長いTTIをHARQフィードバックのために使用することを含み得る。いくつかの態様では、方法は、HARQフィードバック動作が修正されたことの指示を、データ送信を送った送信デバイスに送信することをさらに含み得る。指示は、非周期的な要求に応答して、または周期的に、送信され得る。指示は、メディア・アクセス制御(MAC)レイヤ・ペイロードの一部として、または物理レイヤ・ペイロードの一部として送信され得る。
[0013] 例示的な例の第2のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。その装置は、データ送信を受信するための手段と、データ送信に応答してHARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断するための手段とを含み得る。装置はさらに、その条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正するための手段を含み得る。いくつかの例において、装置はさらに、例示的な例の第1のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするための手段を含み得る。
[0014] 例示的な例の第3のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、プロセッサ、プロセッサと電子通信状態にあるメモリ、およびメモリに記憶された命令を含み得る。その命令は、データ送信を受信することと、データ送信に応答してHARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することとを、プロセッサによって実行可能であり得る。命令はさらに、その条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することを、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、命令はまた、例示的な例の第1のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントすることをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0015] 例示的な例の第4のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。そのコードは、データ送信を受信することと、データ送信に応答してHARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することとを、プロセッサによって実行可能であり得る。コードはまた、その条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することを、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、コードはまた、例示的な例の第1のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするために使用され得る。
[0016] 例示的な例の第5のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。方法は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することと、その指示にしたがってHARQフィードバックの不在またはHARQフィードバックを受信することと、を含み得る。
[0017] 方法の特定の態様において、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することは、HARQフィードバックがオフにされるべきことを指示するデバイス構成を送信することを含み得る。HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することはまた、HARQフィードバックがオフにされるべきことの指示を制御チャネルにおいて送信することを含み得る。HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することは、MCSインデックスしきい値を下回るMCSインデックスを有するデータ送信に関して受信デバイスがHARQフィードバックをオフにするべきことを受信デバイスに指示するために、MCSインデックスしきい値を送信することをさらに含み得る。MCSインデックスしきい値は、RRC信号伝達を介して送信され得る。
[0018] いくつかの態様では、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することは、HARQフィードバック動作がNAK報告を排除することによって修正されるべきことの指示を送信することを含み得る。かわって、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することは、HARQフィードバック動作がACK報告を排除することによって修正されるべきことの指示を送信することを含み得る。指示は、制御チャネルにおいて送信され得る。
[0019] いくつかの実施形態では、方法はさらに、サウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)送信を使用してチャネル条件を推定することと、チャネル条件の推定に少なくとも部分的に基づいて修正されたHARQ報告を予期するかどうかを決定することと、を含み得る。他の実施形態では、指示にしたがってHARQフィードバックの不在またはHARQフィードバックを受信することは、HARQフィードバックが反応するデータ送信のために使用されるTTIより長いTTIでHARQフィードバックを受信することを含み得る。
[0020] いくつかの態様では、方法はさらに、HARQフィードバックを提供するデバイスからHARQフィードバック動作修正指示を受信することを含み得、HARQフィードバック動作修正指示は、HARQフィードバック動作が修正されたことを指示する。HARQフィードバック動作修正指示を受信することは、非周期的な要求に応答して、または周期的に、HARQフィードバック動作修正指示を受信することを含み得る。HARQフィードバック動作修正指示を受信することは、MACレイヤ・ペイロードの一部として、または物理レイヤ・ペイロードの一部としてHARQフィードバック動作修正指示を受信することを含み得る。
[0021] 例示的な例の第6のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信するための手段と、その指示にしたがってHARQフィードバックの不在またはHARQフィードバックを受信するための手段と、を含み得る。いくつかの例において、装置はさらに、例示的な例の第5のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするための手段を含み得る。
[0022] 例示的な例の第7のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、プロセッサ、プロセッサと電子通信状態にあるメモリ、およびメモリに記憶された命令を含み得る。命令は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することと、その指示にしたがってHARQフィードバックの不在またはHARQフィードバックを受信することと、をプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、命令はまた、例示的な例の第5のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントすることをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0023] 例示的な例の第8のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することと、その指示にしたがってHARQフィードバックの不在またはHARQフィードバックを受信することと、をプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、コードはまた、例示的な例の第5のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするために使用され得る。
[0024] 例示的な例の第9のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。方法は、送信デバイスに報告するための複数のCQIインデックスからCQIインデックスを決定することを含み得、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲット・ブロック・エラー・レート(BLER)に関連付けされる。方法はまた、CQIインデックスを報告することを含み得る。
[0025] 方法のいくつかの実施形態では、方法はさらに、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供するかどうかの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることを含み得る。CQIインデックスを決定することは、複数のCQIインデックスと2つの異なるBLERを関連付けすることと、ここにおいてより低いBLERは、複数のCQIインデックスの少なくともいくつかと関連付けされる、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQを提供しないことの決定に少なくとも部分的に基づいて複数のCQIインデックスの少なくともいくつかからCQIインデックスを決定することと、を含み得る。方法はまた、チャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供しないことを決定することを含み得る。
[0026] 例示的な例の第10のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、送信デバイスに報告するための複数のCQIインデックスからCQIインデックスを決定するための手段を含み得、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERに関連付けされる。装置はまた、CQIインデックスを報告するための手段を含み得る。いくつかの例において、装置はさらに、例示的な例の第9のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするための手段を含み得る。例えば、装置は、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供するかどうかの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けするための手段を含み得る。
[0027] いくつかの場合では、装置は、複数のCQIインデックスと2つの異なるBLERを関連付けするための手段を含み得、ここにおいてより低いBLERは、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかと関連付けされる。装置はまた、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供しないことの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかからCQIインデックスを決定するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、チャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供しないことを決定することを含み得る。
[0028] 例示的な例の第11のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、プロセッサ、プロセッサと電子通信状態にあるメモリ、およびメモリに記憶された命令を含み得る。命令は、送信デバイスに報告するための複数のCQIインデックスからCQIインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERに関連付けされる。命令はまた、CQIインデックスを報告することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、命令はまた、例示的な例の第9のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントすることをプロセッサによって実行可能であり得る。例えば、命令は、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供するかどうかの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることを実行可能であり得る。
[0029] いくつかの場合では、命令は、複数のCQIインデックスと2つの異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得、ここにおいてより低いBLERは、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかと関連付けされる。命令はまた、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供しないことの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかからCQIインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、命令は、チャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供しないことを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0030] 例示的な例の第12のセットにおいて、受信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、送信デバイスに報告するための複数のCQIインデックスからCQIインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERと関連付けされる。コードはまた、CQIインデックスを報告することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、コードはまた、例示的な例の第9のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするために使用され得る。例えば、コードは、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供するかどうかの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0031] いくつかの場合では、コードは、複数のCQIインデックスと2つの異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得、ここにおいてより低いBLERは、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかと関連付けされる。コードはまた、CQIインデックスが関連するデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供しないことの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかからCQIインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、コードは、チャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供しないことを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0032] 例示的な例の第13のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。方法は、受信デバイスへのデータ送信における使用のために複数のMCSインデックスから1つのMCSインデックスを決定することを含み得、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERと関連付けされる。方法はまた、MCSインデックスを使用して受信デバイスにデータ送信を送信することを含み得る。
[0033] 方法のいくつかの実施形態では、方法はさらに、受信デバイスがHARQフィードバックを報告するかどうかに少なくとも部分的に基づいて複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることを含み得る。MCSインデックスを決定することは、複数のMCSインデックスと2つの異なるBLERを関連付けすることと、ここにおいてより低いBLERは、複数のMCSインデックスの少なくともいくつかと関連付けされる、受信デバイスがHARQフィードバックを提供していないことの決定に少なくとも部分的に基づいて複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかからMCSインデックスを決定することと、を含み得る。方法はさらに、受信デバイスがチャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供していないことを決定することを含み得る。
[0034] 例示的な例の第14のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、受信デバイスへのデータ送信における使用のために複数のMCSインデックスから1つのMCSインデックスを決定するための手段を含み得、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERに関連付けされる。装置はさらに、MCSインデックスを使用して受信デバイスにデータ送信を送信するための手段を含み得る。いくつかの例において、装置はさらに、例示的な例の第13のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするための手段を含み得る。例えば、装置は、受信デバイスがHARQフィードバックを報告するかどうかに少なくとも部分的に基づいて複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けするための手段を含み得る。
[0035] いくつかの場合では、装置は、複数のMCSインデックスと2つの異なるBLERを関連付けするための手段を含み得、ここにおいてより低いBLERは、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと関連付けされる。装置はまた、受信デバイスがHARQフィードバックを提供していないことの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかからMCSインデックスを決定するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、受信デバイスがチャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供していないことを決定するための手段を含み得る。
[0036] 例示的な例の第15のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、プロセッサ、プロセッサと電子通信状態にあるメモリ、およびメモリに記憶された命令を含み得る。命令は、受信デバイスへのデータ送信における使用のために複数のMCSインデックスから1つのMCSインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERに関連付けされる。命令はまた、MCSインデックスを使用して受信デバイスにデータ送信を送信することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、命令はまた、例示的な例の第13のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントすることをプロセッサによって実行可能であり得る。例えば、命令は、受信デバイスがHARQフィードバックを報告するかどうかに少なくとも部分的に基づいて複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0037] いくつかの場合では、命令は、複数のMCSインデックスと2つの異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得、ここにおいてより低いBLERは、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと関連付けされる。命令はまた、受信デバイスがHARQフィードバックを提供していないことの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかからMCSインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、命令は、受信デバイスがチャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供していないことを決定することをプロセッサによって実行可能である。
[0038] 例示的な例の第16のセットにおいて、送信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、受信デバイスへのデータ送信における使用のために複数のMCSインデックスから1つのMCSインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERと関連付けされる。コードはまた、MCSインデックスを使用して受信デバイスにデータ送信を送信することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、コードはまた、例示的な例の第13のセットに関して上述されたワイヤレス通信のための方法の1つまたは複数の態様をインプリメントするために使用され得る。例えば、コードは、受信デバイスがHARQフィードバックを報告するかどうかに少なくとも部分的に基づいて複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0039] いくつかの場合では、コードは、複数のMCSインデックスと2つの異なるBLERを関連付けすることをプロセッサによって実行可能であり得、ここにおいてより低いBLERは、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと関連付けされる。コードはまた、受信デバイスがHARQフィードバックを提供していないことの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかからMCSインデックスを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、コードは、受信デバイスがチャネル条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバックを提供していないことを決定することをプロセッサによって実行可能であり得る。
[0040] 前述は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示にしたがった例の特徴および技術的利点をやや広く概説している。さらなる特徴および利点が以下に説明される。開示される概念および具体的な例は、本開示と同じ目的を実行するために、他の構造を改良または設計するための基礎として容易に利用され得る。このような等価な構成体(construction)は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本書に開示される概念の特性、それらの構成および動作の方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して検討された場合、以下の説明からより一層理解されるであろう。これらの図の各々は、例示および説明の目的のためだけに提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
[0041] 本開示の本質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付の図面において、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプのさまざまなコンポーネントは、参照ラベルに、ダッシュと、同様のコンポーネント間を区別する第2のラベルとを後続させることによって区別され得る。本書で第1の参照ラベルのみが使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルに関係なく同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのいずれか1つに適用可能である。
[0054] 特定の通信システムにおいて、遅延を減じるための取組みが進行中である。例えば、ロング・ターム・エボリューション(LTE)システムにおいて、無線の遅延を10倍までに減じるための取組みが進行中である。LTEシステムにおけるこの程度の遅延低減は、超低遅延(ULL)システムと呼ばれ得る。ULLシステムは、例えば、単一のシンボルの持続時間にまで制限される通信を含み得る。結果として、通信のいくつかのタイプは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックのようなフィードバック信号伝達を含めて、非常に短期間で行われるように、強制され得る。従来のLTEシステムでは、HARQフィードバックが最大4msの遅延で通信され得るのに対し、ULLシステムでは、HARQフィードバックは300μsの遅延にまで制限され得る。このような低遅延を有するHARQフィードバックを提供することが困難である結果として、HARQフィードバック動作は修正され得る。
[0055] HARQフィードバックは、典型的に、受信デバイスから送信デバイスへのさまざまな報告信号の送信を含む。例としての報告信号は、データ送信が成功裏に受信および復号される場合に肯定応答(ACK)信号を含み得、データ送信が受信されても復号が成功しない場合に否定応答(NAK)信号を含み得る。HARQフィードバックはまた、受信デバイスが不連続送信(DTX)状態にあることを指示し得る。DTX状態は、受信デバイスがデータ送信を受信していないことを指示し得る。
[0056] しかしながら、修正されたHARQフィードバック動作において、受信デバイスは、HARQフィードバックをオフにすることを決定し得る。他の状況において、受信デバイスは、HARQフィードバック動作を簡略化することを決定し得る。例えば、受信デバイスは、HARQフィードバックからNAK報告またはACK報告を排除することを決定し得る。HARQフィードバック動作をどのように簡略化するかの決定は、受信デバイスによって判断された条件に基づいて受信デバイスによって為され得る。判断された条件は、送信デバイスから受信された信号伝達を含み得るか、チャネルまたはトラフィック条件を含み得る。
[0057] HARQフィードバック動作の修正は、HARQフィードバックを送信しないこと、または特定のフィードバック信号を送信しないことの決定をもたらし得るので、他の送信は、特定のHARQ送信の不在を相殺するために修正され得る。例えば、受信デバイスは、チャネル品質インジケータ(CQI)インデックスをCQIインデックスのセットの中から選択および報告し得る。CQIインデックスのセットのうちの少なくともいくつかは、HARQフィードバック動作が修正されたかどうかに関連付けされ得る異なるターゲット・ブロック・エラー・レート(BLER)に対応し得る。同様に、送信デバイスは、HARQフィードバック動作が修正されたデータ送信のために異なる変調および符号化スキームを使用し得る。MCSは、異なるターゲットBLERに基づいて選択され得る。
[0058] 以下の説明は、例を提供しており、特許請求の範囲に記載されている範囲、適用可能性、または例を限定してはいない。本開示の範囲から逸脱することなしに、論じられる要素の機能および配置に変更がなされ得る。さまざまな例は、適宜、さまざまな手順またはコンポーネントを省略、代用、あるいは追加し得る。例えば、説明される方法は、説明されるものとは異なる順序で実施され得、さまざまなステップが追加、省略、または組み合わされ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合され得る。
[0059] 図1は、本開示のさまざまな態様にしたがって修正されたHARQフィードバック動作をサポートするワイヤレス通信システム100の例を例示する。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、ユーザ機器(UE)115、およびコア・ネットワーク130を含む。いくつかの例において、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−アドバンスド(LTE−A)ネットワークであり得る。コア・ネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認証、追跡、インターネット・プロトコル(IP)接続性、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホール・リンク132(例えば、S1など)を通じてコア・ネットワーク130とインターフェースし、UE115との通信のためのスケジューリングおよび無線構成を実施し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。さまざまな例では、基地局105は、(例えば、コア・ネットワーク130を通じて)間接的に、または直接、バックホール・リンク134(例えば、X1、X2など)を通して互いと通信し得、それは、有線の、または無線の通信リンクであり得る。
[0060] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスで通信し得る。基地局105のサイトの各々は、通信カバレッジをそれぞれの地理的カバレッジ・エリア110に提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセス・ポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホーム・ノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得る。基地局105のための地理的カバレッジ・エリア110は、カバレッジ・エリアの一部のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロおよび/またはスモール・セル基地局)を含み得る。異なる技術のために重複している地理的カバレッジ・エリア110が存在し得る。
[0061] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、eNBという用語は概して、基地局105を説明するために使用され得、一方で、UEという用語は概して、UE115を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBがさまざまな地理的領域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。例えば、各eNBまたは基地局105は、通信カバレッジをマクロ・セル、スモール・セル、および/または他のタイプのセルに提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに依存して、基地局、基地局に関連付けられたキャリアまたはコンポーネント・キャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレッジ・エリア(例えば、セクタなど)を説明するために使用されることができる3GPP(登録商標)の用語である。
[0062] マクロ・セルは概して、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワーク・プロバイダにサービス加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。スモール・セルは、マクロ・セルと比較すると、マクロ・セルと同じまたは異なる(例えば、認可された、認可されていないなどの)周波数帯域中で動作し得る低電力基地局である。スモール・セルは、さまざまな例にしたがったピコ・セル、フェムト・セル、およびマイクロ・セルを含み得る。ピコ・セルは、比較的より小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワーク・プロバイダにサービス加入しているUEよる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムト・セルもまた、比較的小さい地理的エリア(例えば、家)をカバーし得、フェムト・セルとの関連付けを有するUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)中のUE、家の中にいるユーザのためのUEなど)による制限されたアクセスを提供し得る。マクロ・セルに対するeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモール・セルに対するeNBは、スモール・セルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つなど)のセル(例えば、コンポーネント・キャリア)をサポートし得る。
[0063] ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、同様のフレーム・タイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的に大まかにアラインされ得る(approximately aligned in time)。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレーム・タイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的にアラインされないことがあり得る。本書で説明される技術は、同期または非同期動作のいずれかに対して使用され得る。
[0064] さまざまな開示される例のうちのいくつかを含み得る(accommodate)通信ネットワークは、レイヤード・プロトコル・スタックにしたがって動作するパケット・ベースのネットワークであり得る。ユーザ・プレーンでは、ベアラまたはパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを通して通信するために、パケット・セグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理(priority handling)および論理チャネルのトランスポート・チャネルへの多重化を実施し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおいて再送信を提供してリンク効率を改善するために、ハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコル・レイヤは、ユーザ・プレーン・データのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコア・ネットワーク130との間でのRRC接続の確立、構成、および維持を提供し得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポート・チャネルは、物理チャネルにマッピングされ得る。
[0065] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されており、各UE115は、固定式または移動式であり得る。UE115はまた、モバイル局、加入者局、モバイル・ユニット、加入者ユニット、ワイヤレス・ユニット、遠隔ユニット、モバイル・デバイス、ワイヤレス・デバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザ・エージェント、モバイル・クライアント、クライアント、または何らかの他の適した専門用語を含み得るか、または当業者によってそれらで呼ばれ得る。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス・モデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモール・セルeNB、中継基地局などを含むさまざまなタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0066] ワイヤレス通信システム100中に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信はまた、順方向リンク送信と呼ばれ、その一方でアップリンク送信はまた、逆方向リンク送信と呼ばれ得る。各通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここにおいて、各キャリアは、上述されたさまざまな無線技術にしたがって変調された複数のサブキャリア(例えば、異なる周波数の波形信号)から成る信号であり得る。各変調された信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバヘッド情報、ユーザ・データなどを搬送し得る。通信リンク125は、(例えば、ペアのスペクト・リソースを使用する)周波数分割複信(FDD)、または(例えば、ペアではないスペクトル・リソースを使用する)時分割複信(TDD)動作を使用して2方向通信を送信し得る。FDDについてのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ1)およびTDDについてのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ2)が定義され得る。
[0067] ワイヤレス通信システム100のいくつかの実施形態では、基地局105および/またはUE115は、基地局105とUE115との間での通信品質および信頼性を改善するために、アンテナ・ダイバーシティ・スキームを用いるための複数のアンテナを含み得る。加えてまたは代わって、基地局105および/またはUE115は、同じまたは異なるコード化されたデータを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を活用し得る多入力多出力(MIMO)技術を用い得る。
[0068] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作をサポートし得、その特徴はキャリア・アグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれ得る。キャリアはまた、コンポーネント・キャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれ得る。「キャリア」、「コンポーネント・キャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本書では交換可能に使用され得る。UE115は、キャリア・アグリゲーションのための複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCで構成され得る。キャリア・アグリゲーションは、FDDおよびTDDの両方のコンポーネント・キャリアを用いて使用され得る。
[0069] ワイヤレス通信システム100は、いくつかの例では、ULLシステムであり得る。ULLシステムにおいて、無線の遅延は、従来のLTEシステムに対して10倍にまで減じられ得る。ULLシステムは、例えば、単一のシンボルの持続時間にまで制限される通信を含み得る。かくして、従来のLTEシステムでは、HARQフィードバックが最大4msの遅延で通信され得るのに対し、ULLシステムでは、HARQフィードバックは300μsの遅延にまで制限され得る。これにも関わらず、ULLシステムは依然として、従来のLTEシステムに対して仕様およびインプリメンテーションの最小限の影響を含むように設計されており、その結果、後方互換性を可能にしている。例えば、LTE数例術(numerology)は、ULLシステムにおいて再利用され得る。ULLシステムは、15kHzトーンの間隔を使用し得、また、LTEにおける通常のサイクリック・プレフィクス(CP)の持続時間、約71μsのシンボル持続時間を使用し得る。83μsのシンボル持続時間もまた使用され得、それはLTEにおける拡張されたCPの持続時間であり得る。さらに、ULLシステムは、(例えば1msに等しいサブフレームを有する)ULL UEおよびレガシUEの統合を維持するように設計され得る。同じサブフレームにおけるULL UEおよびレガシUE間の共存は、リソース・ブロック(RB)レベル多重化(resource block (RB)-level multiplexing)を介して遂行され得る。
[0070] それにもかかわらず、システムにおける遅延の低減は、何らかの付随する低効率化をもたらし得る。遅延を減じることによって、効率を向上させるために使用される信号伝達は、悪影響を受け得る。例えば、ULLシステムにおいて、送信時間インターバル(TTI)が減じられる。減じられたTTI長内のHARQフィードバックは、特に好ましくないチャネルまたはトラフィック条件にあるUEにとって、困難であり得る。例えば、HARQフィードバックのために使用されるビットの数は、特定のUE115のために構成されたCCの数、および、各CCのために構成されたDL送信モードに基づいて、変わり得る。したがって、CCの数が特定のUE115に関して多い場合、そのUE115からのHARQフィードバックは、より多くのビットを要求し得、それは、減じられた長さのTTIに適合するためには困難であり得る。
[0071] HARQフィードバックは、典型的に、受信デバイス、例えばUE115、から送信デバイス、例えば基地局105、へのさまざまな報告信号の送信を含む。例としての報告信号は、ACK信号およびNAK信号を含み得る。ACK信号またはNAK信号のどちらかの送信の失敗は、UE115がDTX状態にあることを指示し得る。したがって、1つの例において、基地局105は、通信リンク125を介してUE115にデータ送信を送信し得る。それに応答して、UE115は、基地局105にHARQフィードバックを提供し得る。HARQフィードバックは、受信されたデータ送信に基づき得る。例えば、UE115は、データ送信の受信および復号の成功に応答してHARQフィードバックの一部としてACK信号を送信し得る。別の例として、UE115は、データ送信の受信および復号の失敗に応答してHARQフィードバックの一部としてNAK信号を送信し得る。UE115がHARQフィードバックの一部としてのNAK信号またはACK信号の送信に失敗した場合、UE115は、UE115がDTXモードにあることを基地局105に指示し得る。しかしながら、以下により詳細に説明されるように、これらのHARQフィードバック動作は、例えば減じられた長さのTTIを相殺するために修正され得る。
[0072] 図2は、本開示のさまざまな態様にしたがって修正されたHARQフィードバック動作をサポートするワイヤレス通信システム200の例を例示する。ワイヤレス通信システム200は、UE115−aおよび基地局105−aを含み得、これらは、図1を参照して上述されたUE115または基地局105の例であり得る。基地局105−aおよびUE115−aは、図1を参照して概説されたように、UE115−aが、カバレッジ・エリア110−a内にあるときダウンリンク205を介して互いに通信し得る。UE115−aは、図1を参照して上に概説されたように、アップリンク210を介して基地局105−aにACK/NAK/DTX状態を指示し得る。
[0073] 例えば、UE115−aは、ダウンリンク205を介して基地局105−aから送信ブロックのセットの形式でデータ送信を受信し得る。いくつかの場合では、送信ブロックは、低遅延データを含み得る(例えば、それらは減じられた長さのTTIを使用して送信され得る)。いくつかの例では、UE115−aは、受信されたデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供し得る。HARQフィードバックは、アップリンク210を介して基地局105−aに通信され得る。例えば、いくつかの場合では、UE115−aは、送信ブロックを復号することに失敗し得、基地局105−aにアップリンク210を介してNAKを送信し得る。他の場合では、UE115−aは、送信ブロックを復号することに成功し得、基地局105−aにアップリンク210を介してACKを送信し得る。しかしながら、UE115−aは低遅延データとしてデータ送信を受信し、ULLシステムの一部であり得るので、UE115−aは、同様に減じられた長さのTTIを使用してそれのHARQフィードバックを提供するように強制され得る。そのようにするために、UE115−aは、それのHARQフィードバック動作を修正し得る。1つの例では、UE115−aは、HARQフィードバックをオフにすることを選択し得る。別の例では、UE115−aは、それのHARQフィードバックからACKまたはNAK報告を排除すことを選択し得る。UEによるこれらの決定は、チャネルまたはトラフィック条件、あるいは基地局105−aからダウンリンク205を介して受信された信号のように、UE115−aによって判断された条件に基づき得る。それと同時に、基地局105−aは、UE115−aがそれのHARQフィードバック動作を修正することを決定し得る。基地局105−aは、基地局105−aがUE115−aにHARQフィードバック動作修正インジケータを送信したので、UE115−aがそれのHARQフィードバック動作を修正することを決定し得る。基地局105−aはまた、UE115−aがチャネルおよびトラフィック条件の判断によってそれのHARQフィードバック動作を修正することを決定し得る。UE115−aはまた、HARQフィードバック修正が生じていることを、基地局105−aに指示し得る。
[0074] UE115−aは、HARQビットの数が減じられた長さのTTIで確実に送信するには多すぎることに起因して、HARQフィードバック動作修正を行い得る。さらに、UE115−aが電力制限されている場合、HARQフィードバックはUE115−aが電力制限されている場合にあまり有用でないので、UE115−aは、DL動作に応答してHARQフィードバック動作を修正または一時停止し(suspend)得る。電力制限されたデバイスは、それの通信を制限し得、かくしてHARQフィードバックによって提供されるフィードバックは、将来の通信の対して有用でないか、完全に省略され得る。さらに、いくつかの場合では、HARQフィードバックは、トラフィックの要求(traffic needs)のために必要でない可能性があり得る。例えば、基地局105−aがUE115−aに送信するためのほんの少数のビット(例えば40ビット)を有し、非常に低い遅延が目標とされる場合、基地局105−aは、HARQフィードバックなしで、可能な限り少数のデータ送信ブロック内でデータ送信を完了するように、動機付けされ得る。
[0075] UE115−aはまた、HARQフィードバック動作修正の結果として、基地局105−aへのCQI送信において修正されたCQIインデックスを使用することを選択し得る。慣習的に、CQIインデックスは、一般的に同じターゲットBLERに基づく。しかしながら、UE115−aがHARQフィードバックまたはHARQフィードバックの態様が基地局105−aに送信されないようにそれのHARQフィードバック動作を修正する場合、UE115−aは、基地局105−aに送信され得るCQIインデックスのうちの少なくともいくつかに関わる異なるターゲットBLERを使用することを選択し得る。例えば、いくつかのCQIインデックス(例えば、CQIインデックス1−5)に関して、UE115−aは10%の初期のBLER(10% initial BLER)を想定し得、一方で他のCGIインデックス(例えば、CQIインデックス6−15)に関して、UE115−aは、1%の初期のBLER(1% initial BLER)を想定し得る。UE115−aは、HARQフィードバック動作が一時停止されるかそうでなければ修正される時間の間、より低い初期のBLERを有するCQIインデックスを報告する傾向が一層あり得る。CQO報告は、アップリンク210を介してUE115−aから基地局105−aに送信され得る。
[0076] 同様に、基地局105−aは、HARQフィードバック動作を修正しているUE115−aへのデータ送信にMCSを適用させるときに、異なるMCSインデックスを使用し得る。上述されたCQIインデックスのように、MCSインデックスは、異なるHARQ終端ターゲット(termination target)(例えばBLER)に基づき得る。基地局105−aは、ダウンリンク205を介して通信されるデータ送信にMCSを適用し得る。
[0077] 図3は、本開示のさまざまな態様にしたがって、修正されたHARQフィードバックが提供され得るチャネル構造300の例を例示する。チャネル構造300は、図1および2を参照して上述されたように、UE115および基地局105間の超低遅延送信の態様を例示し得る。チャネル構造300は、各々、ULL TTI305から構成されているDLチャネル構造およびULチャネル構造を例示している。DLチャネル構造におけるULL TTI305は、超低遅延物理ダウンリンク制御チャネル(uPDCCH)または超低遅延物理ダウンリンク共有チャネル(uPDSCH)を含み得る。ULチャネル構造におけるULL TTI305は、超低遅延物理アップリンク制御チャネル(uPUCCH)または超低遅延物理アップリンク共有チャネル(uPUSCH)を含み得る。
[0078] チャネル構造300において、各ULL TTI305は、持続時間において1個のシンボル、または通常のCPに対して約71μsあるいは拡張されたCPに対して83μsであり得る。いくつかの例において、サブフレームは、約1msの長さであり得る。かくして、単一のサブフレームは、最大で、通常のCPを有する14個のシンボル、または拡張されたCPを有する12個のシンボルを含み得る。最大8個のHARQプロセスが(FDDを使用して)生じ得る。例示された例において、基地局105は、シンボル310において、ダウンリンク320−aを介してUE115にデータ送信ブロックを送信する。UE115は、シンボル315においてデータ送信ブロックを受信し得、そしてそれに応答してHARQフィードバックを送信し得る。HARQフィードバックは、アップリンク325−aを介して送信される。基地局105は、シンボル310−aにおいてHARQフィードバックを受信し、ダウンリンク320−bを介してUE115に追加のデータ送信ブロックを送信し得る。UE115は、シンボル315−aにおいて追加のデータ送信ブロックを受信し、アップリンク325−bを介して追加のHARQフィードバックで応答し得、それは、シンボル310−bにおいて基地局105によって受信され得る。アップリンク325−a、325−bにおいて送信されるHARQフィードバックは、修正され得る。いくつかの例において、HARQフィードバックは、まったく送信されない。
[0079] 図4は、本開示のさまざまな態様にしたがって、HARQフィードバック動作を修正するためのプロセス・フロー400の例を例示する。プロセス・フロー400は、UE115−bおよび基地局105−bによって実施され得、それらは、図1および2を参照して上述されたUE115または基地局105の例であり得る。いくつかの例において、プロセス・フロー400は、UE115−bがHARQフィードバックを送信しないことを選択するオプションを例示する。
[0080] ステップ410において、基地局105−bは、特定のUE115−bに関わるHARQフィードバック動作がオフにされ得ることを決定し得る。UE115−bは、それ自身でこの決定をし得る一方で、いくつかの状況では、基地局105−bがこの決定をし、そしてUE115−bにHARQフィードバック動作修正インジケータを送信し得る。基地局105−bは、ULチャネル条件の推定に基づいて、または予め設定された状態に基づいてこの決定をし得る。ULチャネル条件は、例えば、サウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)送信を使用することによって推定され得る。
[0081] ステップ415において、基地局105−bは、HARQフィードバック動作修正インジケータをUE115−bに送信し得、それは、UE115−bがインジケータにしたがってそれのHARQフィードバック動作を修正するべきことを、UE115−bに指示し得る。UE115−bは、それのHARQフィードバック動作を修正するかどうかを自動的に決定するように構成され得る一方で、少なくともいくつかの状況において、UE115−bは、基地局105−bから受信されたインジケータにしたがって作動し得る。
[0082] HARQフィードバック動作修正インジケータは、多数の形式であり得る。1つの例では、HARQフィードバックは、準静的な(semi-static)UE固有の構成を使用して有効(enabled)または無効(disabled)にされ得る。基地局105−bは、UE115−bがアップデートされた構成を得るべきことをUE115−bに指示し得、それは、プロセス・フロー400の例では、HARQフィードバックを無効にする。しかしながら、チャネルおよびトラフィック条件は動的に変わり得るので、基地局105−bは、より動的な解法(solution)を使用してHARQのオン/オフ動作を選択的に制御し得る。例えば、基地局105−bは、制御チャネルにおいて(例えば、PDCCH、uPDCCHにおいて、または、強化PDCCH(EPDCCH)において)1ビットのインジケータを含み得る。1ビットのインジケータは、対応してスケジュールされた共有チャネル(例えばuPDSCH)に関してHARQフィードバックが予期されるかどうかを指示し得る。基地局105−bはまた、HARQフィードバックが暗黙的な信号伝達によってオフにされるべきかどうかを指示し得る。例えば、UE115−bは、UE115−bによって受信されるuPDSCHのためにスケジュールされた特定のMCSに基づいてHARQフィードバックをオフにするように構成され得る。例えば、MCSインデックスが高い場合、HARQフィードバックはオンにされ得、MCSインデックスが低い場合、HARQフィードバックはオフにされ得る。HARQフィードバックがオンにされるべきかオフにされるべきかを決定するために使用されるMCSしきい値は、あらかじめ決定され得るか、RRC設定であり得る。MCSしきい値は、基地局105−bによって選択され得る。MCSしきい値は、BLERが通信に対して十分に低いことを確実にするために選択され得、ここにおいてHARQフィードバックがオフにされる。
[0083] ステップ420において、基地局105−bは、UE115−bに(例えばPDSCHの形式で)データを送信する。ステップ425において、UE115−bは、HARQフィードバックがオフにされるべきかどうかを決定するための条件を判断する。判断された条件は、ステップ415に関連して上述されたように、基地局105−bから受信されたインジケータを含み得る。しかしながら、UE115−bはまた、チャネルまたはトラフィック条件に基づいてHARQフィードバックをオフにすることを決定し得る。
[0084] UE115−bがHARQフィードバックを自動的にオフにする場合、基地局105−bは、UE115−bに関わるHARQフィードバックがオフにされたことを決定し得る。かくして、ステップ430において、基地局105−bは、あらかじめ設定された状態に基づいて、またはULチャネル条件の推定に基づいて、この決定をし得る。ULチャネル条件は、例えば、SRS送信を使用することによって推定され得る。代わって、UE115−bは、HARQフィードバックがオフにされるべきこと、またはHARQフィードバックが確実に提供されることができないことの指示を、基地局105−bに送信し得る。この指示は、周期的に送信されるか非周期的にトリガされ得、(例えばuPUCCHまたはPUCCHを介する)PHYレイヤ・ペイロードの一部、または(例えばuPUSCHまたはPUSCHを介する)MACレイヤ・ペイロードの一部であり得る。
[0085] HARQフィードバックをオフにすることの別の代替案は、代わって、UE115によって実施されるHARQフィードバック動作を修正することである。図5は、この代替案を例示する。
[0086] 図5は、本開示のさまざまな態様にしたがって、HARQフィードバック動作を修正するためのプロセス・フロー500の例を例示する。プロセス・フロー500は、UE115−cおよび基地局105−cによって実施され得、それらは、図1および2を参照して上述されたUE115または基地局105の例であり得る。いくつかの例において、プロセス・フロー500は、UE115−cが修正されたHARQフィードバック動作を使用してHARQフィードバックを送信することを選択するオプションを例示する。
[0087] ステップ510において、基地局105−cは、特定のUE115−cに関わるHARQフィードバック動作が修正され得ることを決定し得る。UE115−cは、それ自身でこの決定をし得る一方で、いくつかの状況では、基地局105−cがこの決定をし、そしてUE115−cにHARQフィードバック動作修正インジケータを送信し得る。基地局105−cは、ULチャネル条件の推定に基づいて、または予め設定された状態に基づいてこの決定をし得る。ULチャネル条件は、例えば、SRS送信を使用することによって推定され得る。
[0088] ステップ515において、基地局105−cは、HARQフィードバック動作修正インジケータをUE115−cに送信し得、それは、UE115−cがインジケータにしたがってそれのHARQフィードバック動作を修正するべきことを、UE115−cに指示し得る。UE115−cは、それのHARQフィードバック動作を修正するかどうかを自動的に決定するように構成され得る一方で、少なくともいくつかの状況において、UE115−cは、基地局105−cから受信されたインジケータにしたがって作動し得る。HARQフィードバック動作修正インジケータの1つの例において、HARQフィードバックは、動的なUE固有のインジケータを使用して修正され得る。例えば、基地局105−cは、制御チャネルにおいて(例えば、PDCCH、uPDCCH、またはEPDCCHにおいて)インジケータを含み得る。インジケータは、対応してスケジュールされた共有チャネル(例えばuPDSCH)に関してHARQフィードバック動作が修正されるべきであることを指示し得る。
[0089] ステップ520において、基地局105−cは、UE115−cに(例えばPDSCHの形式で)データを送信する。ステップ525において、UE115−cは、HARQフィードバックが修正されるべきかどうかを決定するための条件を判断する。判断された条件は、ステップ515に関連して上述されたように、基地局105−cから受信されたインジケータを含み得る。しかしながら、UE115−cはまた、チャネルまたはトラフィック条件に基づいてHARQフィードバックを修正することを決定し得る。
[0090] UE115−cは、異なる代替案にしたがってそれのHARQフィードバック動作を修正し得る。1つの代替案では、UE115−cは、3つの状態のHARQフィードバックの代わりに2つの状態のHARQフィードバックを提供し得る。別の代替案では、UE115−cは、通常3つの状態のHARQフィードバックを提供し得るが、時として、典型的なHARQフィードバック状態のうちの1つに関わるHARQフィードバックを省略することを選択し得る。かくして、典型的な3つの状態のHARQフィードバックがACK、NAK、およびDTX報告を含み得るのに対し、これらの代替案では、これらの3つの状態のうち2つのみが報告され得る。
[0091] 1つの代替案では、ACK報告が排除され、NAKおよびDTX報告のみがHARQフィードバックに含まれる。かくして、UE115−cがステップ520において含まれるDL送信の復号に成功する場合、または、UE115−cがDLデータを受信しない場合、UE115−cは、基地局105−cにHARQフィードバックを送信しない。UE115−cがDLデータを受信してもデータの復号に失敗する場合、UE115−cは、NAK報告の形式でHARQフィードバックを送信する。
[0092] 別の代替案では、NAK報告が排除され、ACKおよびDTX報告のみがHARQフィードバックに含まれる。かくして、UE115−cがステップ520においてDLデータを受信したがデータをまだ復号していない場合、UE115−cは、DTX報告を使用することになる。UE115−cがデータを復号すると、UE115−cは、それのHARQフィードバックにACKを含み得る。基地局105−cがACKを受信すると、基地局105−cは、任意の再送信を送ることを停止し得る。
[0093] ACK報告が排除されるという上述の代替案は、UE115−cがセルの中心に近い場合、すなわち、基地局105−cからUE115−cへ送られるデータ送信の大多数がUE115−cに到達して成功裏に復号される場合、に優先的に使用され得る。代わって、UE115−cがセル端に近い場合、UE115−cは、それのHARQフィードバックからNAK報告を排除することを選択し得る。これらの決定は、UE115−cにおいて受信された基準信号の受信された電力を判断することによって為され得る。受信された電力が所定のしきい値を下回る場合、NAK報告が排除される。受信された電力が所定のしきい値を上回る場合、ACK報告が排除される。
[0094] 上述の2つの代替案のどちらにおいても、2つの状態のHARQフィードバックは、既存のPUCCHフォーマット(例えば、二相位相変調(BPSK)または四相位相変調(QPSK))を使用して提供され得る。ただ2つの状態が関与するので、ON/OFFキーイングもまたHARQフィードバックのために使用され得る。
[0095] 別の代替案は、UE115−cに関して、一般的に3つの状態のHARQフィードバックを使用するが、特定の状況の間にこれら状態のうちの1つを部分的に省略することである。例えば、UE115−cは、3つの状態のHARQフィードバックを提供し得、通常ACK報告を提供することを含む。しかしながら、UE115−cは、特定の場合においてACK送信を省略することを選択し得る。これらの場合は、UE115−cの電力制限に基づいて、または基地局105−cによって指示されるパラメータあるいはインジケータに基づいて、UE115−cによって決定され得る。かくして、時として、UE115−cは、基地局105−cにACK信号を送信することを省略し得る。結果として、基地局105−cは、(UE115−cがDL送信を成功裏に受信および復号する場合)ACK状態にあるUE115−cと、(UE115−cがDLグラントを受信しない場合にUE115−cがエントリする)DTX状態にあるUE115−cとを区別することができない可能性がある。しかしながら、DLデータが一般的に高い信頼性で送信される場合、基地局105−cは一般的に、ACK状態にあるUE115−cまたはDTX状態にあるUE115−cを区別することができ、システム動作へのいかなるの悪影響も小さくなり得る。
[0096] HARQフィードバックを修正するための1つの他の代替案は、HARQフィードバックのためにUL制御チャネルを使用することであり、ここにおいてUL制御チャネルはDL送信のために使用されるTTIより長いTTIを含む。この場合において、DL送信は、減じられた長さのTTIを使用し得、一方でUL送信は、その減じられた長さのTTIほどには短くないTTIを使用し得る。
[0097] UE115−cがそれのHARQフィードバック動作を修正すると、UE115−cは、(ステップ530において)基地局105−cにHARQフィードバックを送信し得る。HARQフィードバック送信は、修正されたHARQフィードバック動作に従い得る。かくして、いくつかの例では、HARQフィードバックは、報告されない可能性がある。
[0098] UE115−cがHARQフィードバックを自動的に修正する場合、基地局105−cは、UE115−cに関わるHARQフィードバックが修正されたことを決定し得る。かくして、ステップ535において、基地局105−cは、あらかじめ設定された状態に基づいて、またはULチャネル条件の推定に基づいてこの決定をし得る。ULチャネル条件は、例えば、SRS送信を使用することによって推定され得る。
[0099] 図6は、本開示のさまざまな態様にしたがって、HARQフィードバック動作を修正するためのプロセス・フロー600の例を例示する。プロセス・フロー600は、UE115−dおよび基地局105−dによって実施され得、それらは、図1および2を参照して上述されたようにUE115または基地局105の例であり得る。いくつかの例において、プロセス・フロー600は、UE115−dが修正されたHARQフィードバック動作を使用してHARQフィードバックを送信することと、修正されたHARQフィードバック動作に基づいてCQIをさらに送信することとを選択するオプションを例示する。
[0100] ステップ610において、基地局105−dは、特定のUE115−dに関わるHARQフィードバック動作が修正され得ることを決定し得る。UE115−dは、それ自身でこの決定をし得る一方で、いくつかの状況では、基地局105−dがこの決定をし、そしてUE115−dにHARQフィードバック動作修正インジケータを送信し得る。基地局105−dは、ULチャネル条件の推定に基づいて、または予め設定された状態に基づいてこの決定をし得る。ULチャネル条件は、例えば、SRS送信を使用することによって推定され得る。
[0101] ステップ615において、基地局105−dは、HARQフィードバック動作修正インジケータをUE115−dに送信し得、それは、UE115−dがインジケータにしたがってそれのHARQフィードバック動作を修正するべきことを、UE115−dに指示し得る。UE115−dは、それのHARQフィードバック動作を修正するかどうかを自動的に決定するように構成され得る一方で、少なくともいくつかの状況において、UE115−dは、基地局105−dから受信されたインジケータにしたがって作動し得る。HARQフィードバック動作修正インジケータの1つの例において、HARQフィードバックは、動的なUE固有のインジケータを使用して修正され得る。例えば、基地局105−dは、制御チャネルにおいて(例えば、PDCCH、uPDCCH、またはEPDCCHにおいて)インジケータを含み得る。インジケータは、対応してスケジュールされた共有チャネル(例えばuPDSCH)に関してHARQフィードバック動作が修正され得ることを指示し得る。
[0102] ステップ620において、基地局105−dは、UE115−dに(例えばPDSCHの形式で)データを送信する。ステップ625において、UE115−dは、HARQフィードバックが修正されるべきかどうかを決定するための条件を判断する。判断された条件は、ステップ615に関連して上述されたように、基地局105−dから受信されたインジケータを含み得る。しかしながら、UE115−dはまた、チャネルまたはトラフィック条件に基づいてHARQフィードバックを修正することを決定し得る。UE115−dは、図4および5に関連して上述されたように、3つの状態ACK/NAK/DTXフィードバックから2つの状態のHARQフィードバックに、HARQフィードバックを簡略化することによって、または、HARQフィードバックをオフにすることによって、HARQフィードバック動作を修正することを選択し得る。
[0103] UE115−dがそれのHARQフィードバック動作を修正すると、UE115−dは、(ステップ630において)基地局105−dにHARQフィードバックを送信し得る。HARQフィードバック送信は、修正されたHARQフィードバック動作に従い得る。かくして、いくつかの例では、HARQフィードバックは、報告されない可能性がある。
[0104] UE115−dはまた、(ステップ635において)基地局105−dにCQIを送信し得る。それのCQI報告において、UE115−dは、基地局105−dへのCQI送信において修正されたCQIインデックスを使用することを選択し得る。CQIインデックスは、UE115−dによって為されるHARQフィードバック動作修正に対応するように修正され得る。慣習的に、CQIインデックスは、一般的に同じターゲットBLERに基づく。しかしながら、UE115−dがHARQフィードバックまたはHARQフィードバックの態様が基地局105−dに送信されないようにそれのHARQフィードバック動作を修正する場合、UE115−dは、基地局105−dに送信され得るCQIインデックスのうちの少なくともいくつかに関わる異なるターゲットBLERを使用することを選択し得る。例えば、いくつかのCQIインデックス(例えばCQIインデックス1−5)に関して、UE115−dは10%の初期のBLER(10% initial BLER)を想定し得、一方で他のCGIインデックス(例えばCQIインデックス6−15)に関して、UE115−dは、1%の初期のBLER(1% initial BLER)を想定し得る。UE115−dは、HARQフィードバック動作が一時停止されるかそうでなければ修正される時間の間、より低い初期のBLERを有するCQIインデックスを報告する傾向が一層あり得る。
[0105] UE115−dがHARQフィードバックを自動的に修正する場合、基地局105−dは、UE115−dに関わるHARQフィードバックが修正されたことを決定し得る。かくして、ステップ640において、基地局105−dは、あらかじめ設定された状態に基づいて、またはULチャネル条件の推定に基づいてこの決定をし得る。ULチャネル条件は、例えば、SRS送信を使用することによって推定され得る。
[0106] UE115−dがそれのHARQフィードバック動作を修正したことを決定することによって、基地局105−dはまた、(ステップ635を介して)受信されるCQIインデックスが異なるBLERに基づき得ることを決定し得る。したがって、基地局105−dは、対応するBLERに同様に基づくMCSインデックスを適用することを選択し得る。かくして、ステップ645において、基地局105−dは、異なるHARQ終端ターゲットに基づくMCSを使用してUE115−dにデータを送信し得る。
[0107] 図7は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信で使用するためのデバイス705のブロック図700を示す。デバイス705は、図1乃至6を参照して説明されたUE115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス705は、UE受信機モジュール710、UE HARQフィードバック動作モジュール715、および/またはUE送信機モジュール720を含み得る。デバイス705はまた、プロセッサ(図示せず)を含み得る。これらのモジュールの各々は、互いに通信状態にあり得る。
[0108] デバイス705のコンポーネントは、個々にまたは集合的に、ハードウェア中で適用可能な機能のうちのいくつかまたは全てを実施するように適合された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用してインプリメントされ得る。代替として、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(あるいはコア)によって実施され得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得、それらは、当該技術において知られている任意の方式でプログラムされ得る。各モジュールの機能はまた、全体的にあるいは部分的に、メモリ内に統合される命令群で実現され、1つまたは複数の汎用または特定用途向けのプロセッサによって実行されるようにフォーマットされ得る。
[0109] UE受信機モジュール710は、さまざまな情報チャネル(例えば、制御チャネル、データ・チャネルなど)に関連付けされた、パケット、ユーザ・データ、および/または制御情報のような情報を受信し得る。UE受信機モジュール710は、デバイス705がそれのHARQフィードバック動作を修正すべきことの指示を基地局から受信するように構成され得る。UE受信機モジュール710はまた、修正されたHARQフィードバックが報告され得るデータ送信を受信するように構成され得る。情報は、UE HARQフィードバック動作モジュール715に、およびデバイス705の他のコンポーネントに伝えられ得る。
[0110] UE HARQフィードバック動作モジュール715は、受信されたデータ送信に応答してHARQフィードバックをどのように提供するかを決定するための条件を判断し、判断された条件に基づいてHARQフィードバック動作を修正するために、使用され得る。例えば、デバイス705は、デバイス705によるHARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を基地局から受信し得る。代わって、UE HARQフィードバック動作モジュール715は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことを、チャネルまたはトラフィック条件に基づいて、自動的に決定し得る。修正が為されるべきである場合、UE HARQフィードバック動作モジュール715は、HARQフィードバックをオフにすることによって、3つの状態のフィードバックから2つの状態のフィードバックにHARQフィードバックを減じることによって、報告状態を時として省略することによって、または、HARQフィードバックに十分に長いTTIを使用することによって、それのHARQフィードバック動作を修正し得る。
[0111] UE送信機モジュール720は、デバイス705の他のコンポーネントから受信された1つまたは複数の信号を送信し得る。UE送信機モジュール720は、UE HARQフィードバック動作モジュール715によって修正される場合、HARQフィードバックを送信し得る。UE送信機モジュール720はまた、CQIを送信し得、それは、異なるBLERに基づくCQIの中から選択されたCQIインデックスを含み得る。いくつかの例では、UE送信機モジュール720は、トランシーバ・モジュールにおいてUE受信機モジュール710と共に配置され得る。
[0112] 図8は、さまざまな例にしたがって、ワイヤレス通信で使用するためのデバイス705−aのブロック図800を示す。デバイス705−aは、図1乃至6を参照して説明されたUE115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。それはまた、図7を参照して説明されているデバイス705の例であり得る。デバイス705−aは、UE受信機モジュール710−a、UE HARQフィードバック動作モジュール715−a、および/またはUE送信機モジュール720−aを含み得、それらは、デバイス705の対応するモジュールの例であり得る。デバイス705−aはまた、プロセッサ(図示せず)を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信状態にあり得る。UE HARQフィードバック動作モジュール715−aは、HARQフィードバック動作修正決定モジュール805、HARQフィードバック・ターン・オフ・モジュール810、HARQフィードバック動作修正モジュール815、および/またはHARQフィードバック送信モジュール820を含み得る。UE受信機モジュール710−aおよびUE送信機モジュール720−aは、図7のUE受信機モジュール710およびUE送信機モジュール720それぞれの機能を実施し得る。
[0113] HARQフィードバック動作修正決定モジュール805は、HARQフィードバック動作が修正されるべきかどうかを決定するためにデバイス705−aによって使用され得る。HARQフィードバック動作修正決定モジュール805は、条件を判断することによってこの決定をし得る。判断された条件は、基地局から受信されたインジケータの形式であり得る。例えば、基地局は、HARQフィードバック動作修正インジケータをデバイス705−aに送信し得、それは、デバイス705−aがインジケータにしたがってそれのHARQフィードバック動作を修正するべきことを、デバイス705−aに指示し得る。HARQフィードバック動作修正インジケータは、多数の形式であり得る。1つの例では、HARQフィードバックは、準静的なUE固有の構成を使用して有効(enabled)または無効(disabled)にされ得る。基地局は、デバイス705−aがHARQフィードバックを無効にし得るアップデートされた構成を取得するべきことを、デバイス705−aに指示し得る。HARQフィードバック動作修正決定モジュール805は、代わって、HARQフィードバックが予期されるかまたはオフにされ得るか、あるいは、HARQフィードバックが修正されるべきかどうか、を指示するインジケータを、制御チャネルにおいて(例えば、PDCCH、uPDCCH、またはEPDCCHにおいて)受信し得る。HARQフィードバック動作修正決定モジュール805はまた、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることを指示し得る、基地局から受信された暗黙的な信号伝達を判断し得る。例えば、基地局によってスケジュールされた特定のMCSの使用は、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることをデバイス705−aに指示し得る。
[0114] 代わって、HARQフィードバック動作修正決定モジュール805は、チャネルまたはトラフィック条件を判断し、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることを自動的に決定し得る。HARQフィードバック動作修正決定モジュール805は、それの決定をするときにデバイス705−aの電力制限を判断し得、また、HARQフィードバック動作修正のための基礎として使用され得るチャネルおよびトラフィック条件を決定するときに基準信号の受信された電力を考慮し得る。
[0115] HARQフィードバック・ターン・オフ・モジュール810は、HARQフィードバックをオフにするために使用され得る。HARQフィードバック・ターン・オフ・モジュール810は、HARQフィードバック動作が修正されるべきかどうかを、もしそうであれば、その修正がHARQフィードバックをオフにすることを含むかどうかを、決定するためにHARQフィードバック動作修正決定モジュール805と通信し得る。HARQフィードバック動作修正決定モジュール805にしたがって、HARQフィードバック・ターン・オフ・モジュール810は、例えば、準静的デバイス固有の構成を適用することによって、または、基地局からの明示的な信号伝達または暗黙的な信号伝達のどちらかに基づいて動的HARQ ON/OFF動作を使用することによって、HARQフィードバック動作を無効にし得る。さらに、HARQフィードバック・ターン・オフ・モジュール810は、HARQフィードバック動作修正決定モジュール805の自動の決定に基づいてHARQフィードバック動作を無効することを選択し得る。
[0116] HARQフィードバック動作修正モジュール815は、HARQフィードバック動作を修正するために使用され得る。例えば、HARQフィードバック動作修正モジュール815は、3段階から2段階の報告動作にHARQフィードバック動作を変更するために使用され得る。1つの例では、ACK報告が、排除され得る。別の例では、NAK報告が、排除され得る。いくつかの例において、デバイス705−aは1つの段階の報告を時として省略することを選択し得るが、3段階のHARQ報告が典型的に使用され得る。HARQフィードバック動作修正モジュール815は、HARQフィードバック動作が修正されるべきかどうかを決定するために、HARQフィードバック動作修正決定モジュール805と通信し得る。
[0117] HARQフィードバック送信モジュール820は、修正されたHARQフィードバックを送信するために使用され得る。HARQフィードバック送信モジュール820は、例えば、それの機能をUE送信機モジュール720−aと協調させ得る。HARQフィードバックが報告されない場合のいくつかの例では、フィードバック送信モジュール820が使用されないこともある。
[0118] 図9は、さまざまな例にしたがって、ワイヤレス通信で使用するためのシステ900を示す。システム900は、UE115−eを含み得、それは、図1乃至6のUE115の例であり得る。UE115−eはまた、図7および8のデバイス705の1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0119] UE115−eは概して、通信を送信するためのコンポーネントおよび通信を受信するためのコンポーネントを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。UE115−eは、(1つまたは複数の)UEアンテナ940、UEトランシーバ・モジュール935、UEプロセッサ・モジュール905、および(ソフトウェア(SW)920を含む)UEメモリ915を含み得、これらは各々、(例えば、1つまたは複数のバス945を介して)間接的にまたは直接、互いに通信し得る。UEトランシーバ・モジュール935は、上述のように、(1つまたは複数の)UEアンテナ940、および/または1つまたは複数の有線または無線のリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと、双方向に通信するように構成され得る。例えば、UEトランシーバ・モジュール935は、図1乃至6を参照して基地局105と双方向に通信するように構成され得る。UEトランシーバ・モジュール935は、パケットを変調してその変調されたパケットを送信のための(1つまたは複数の)UEアンテナ940に提供すること、および(1つまたは複数の)UEアンテナ940から受信されたパケットを復調すること、を行うように構成されたモデムを含み得る。UE115−eは、単一のUEアンテナ940を含み得るのに対し、UE115−eは、複数のワイヤレス送信を同時に送信および/または受信することができる複数のUEアンテナ940を有し得る。UEトランシーバ・モジュール935は、複数のコンポーネント・キャリアを介して1つまたは複数の基地局105と同時に通信することが可能であり得る。
[0120] UE115−eは、UE HARQフィードバック動作モジュール715−bを含み得、それは、図7および8のデバイス705のUE HARQフィードバック動作モジュール715に関して上述された機能を実施し得る。UE115−eはまた、CQI送信モジュール925を含み得る。CQI送信モジュール925は、CQIインデックスの形式でCQIを送信するためにUE115−eによって使用され得る。CQIインデックスは、利用可能なCQIインデックスのセット、または複数の利用可能なCQIの中から選択され得る。CQIインデックスは、異なるBLERターゲットに基づき得る。CQI送信モジュール925は、HARQフィードバック動作が修正されたかどうかに基づいて、もしそうであれば、HARQフィードバック動作修正に適切であるBLERターゲットに関連づけされたCQIインデックスに基づいて、基地局に送るためのCQIインデックスを選択し得る。
[0121] UEメモリ915は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含み得る。UEメモリ915は、実行された場合、プロセッサ・モジュール905に、本書に記載されたさまざまな機能を実施(例えば、HARQフィードバック動作を修正など)させるように構成された命令を含む、コンピュータ可読な、コンピュータ実行可能なソフトウェア/ファームウェア・コード920を記憶し得る。代わって、コンピュータ可読な、コンピュータ実行可能なソフトウェア/ファームウェア・コード920は、UEプロセッサ・モジュール905によって直接実行可能ではないが、(例えば、コンパイルされ、実行されるときに)、コンピュータに、本書で説明されている機能を実施させるように構成され得る。UEプロセッサ・モジュール905は、インテリジェント・ハードウェア・デバイス(例えば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。
[0122] 図10は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信で使用するための装置1005のブロック図1000を示す。いくつかの例では、装置1005は、図1乃至6を参照して説明される基地局105の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例では、装置1005は、LTE/LTE−A eNBおよび/またはLTE/LTE−A基地局を含むか、それらの一部であり得る。装置1005はまた、プロセッサであり得る。装置1005は、基地局受信機モジュール1010、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015、および/または基地局送信機モジュール1020を含み得る。これらのモジュールの各々は、互いに通信状態にあり得る。
[0123] 装置1005のコンポーネントは、個々にまたは集合的に、ハードウェア中で適用可能な機能のうちのいくつかまたは全てを実施するように適合された1つまたは複数のASICを使用してインプリメントされ得る。代わって、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(あるいはコア)によって実施され得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、それらは、当該技術において知られている任意の方式でプログラムされ得る。各コンポーネントの機能はまた、全体的にまたは部分的に、メモリ内に統合される命令でインプリメントされ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けのプロセッサによって実行されるようにフォーマットされ得る。
[0124] いくつかの例では、基地局受信機モジュール1010は、少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機、例えば、UEのようなデバイスから修正されたHARQフィードバックを受信するように動作可能なRF受信機、を含み得る。基地局受信機モジュール1010はまた、HARQフィードバック動作修正と関連付けされたBLERターゲットに基づき得るCQI報告を受信するように動作可能であり得る。基地局受信機モジュール1010は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じてさまざまなタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
[0125] いくつかの例では、基地局送信機モジュール1020は、少なくとも1つのRF送信機、例えば、HARQフィードバック動作がオフにされた、またはそうでなければ修正されたことのインジケータを(UEのような)受信デバイスに送信するように動作可能である少なくとも1つのRF送信機、を含み得る。基地局送信機モジュール1020はまた、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることを受信デバイスに指示し得るMCSを使用してエンコードされ得るデータを送信するように動作可能であり得る。選択されたMCSインデックスは、HARQフィードバック動作が修正されるべきかどうかに対応して変化するBLERターゲットに基づいて使用され得る。基地局送信機モジュール1020は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクのようなワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じてさまざまなタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0126] いくつかの例では、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015は、受信デバイスにおけるHARQフィードバック動作が修正されるべきかどうかを決定するように動作可能であり得る。基地局HARQフィードバック動作モジュール1015は、チャネルまたはトラフィック条件を判断することによって、または、受信デバイスから情報を受信することによって、この決定をし得る。装置1005は、受信デバイスによるHARQフィードバック動作が修正されるべきであることの指示を、受信デバイス、例えばUEに送信し得る。基地局HARQフィードバック動作モジュール1015はまた、修正されたHARQフィードバックの受信と、受信されたHARQフィードバックがいつ修正されたかの検出または決定を、協調させ得る。
[0127] 図11は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信で使用するための装置1005−aのブロック図1100を示す。いくつかの例では、装置1005−aは、図1乃至6を参照して説明される基地局105の1つまたは複数の態様の例、および/または、図10を参照して説明された装置1005の態様の例であり得る。いくつかの例では、装置1005−aは、LTE/LTE−A eNBおよび/またはLTE/LTE−A基地局を含むか、それらの一部であり得る。装置1005−aはまた、プロセッサであり得る。装置1005−aは、基地局受信機モジュール1010−a、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−a、および/または基地局送信機モジュール1020−aを含み得る。これらモジュールの各々は、互いに通信状態にあり得る。
[0128] 装置1005−aのコンポーネントは、個々にまたは集合的に、ハードウェア中で適用可能な機能のうちのいくつかまたは全てを実施するように適合された1つまたは複数のASICを使用してインプリメントされ得る。代わって、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(あるいはコア)によって実施され得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、それらは、当該技術において知られている任意の方式でプログラムされ得る。各コンポーネントの機能はまた、全体的にあるいは部分的に、メモリ内に統合される命令でインプリメントされ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けのプロセッサによって実行されるようにフォーマットされ得る。
[0129] いくつかの例において、基地局受信機モジュール1010−aは、図10を参照して説明された基地局受信機モジュール1010の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例では、基地局受信機モジュール1010−aは、少なくとも1つのRF受信機、例えば、修正されたHARQフィードバックを受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機、を含み得る。基地局受信機モジュール1010−aは、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクのようなワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じてさまざまなタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
[0130] いくつかの例において、基地局送信機モジュール1020−aは、図10を参照して説明された基地局送信機モジュール1020の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例では、基地局送信機モジュール1020−aは、少なくとも1つのRF送信機、例えば、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を受信デバイスに送信するように動作可能である少なくとも1つのRF送信機、を含み得る。基地局送信機モジュール1020−aは、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクのようなワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じてさまざまなタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0131] 基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−aは、HARQフィードバック動作修正決定モジュール1105、HARQフィードバック動作修正送信モジュール1110、HARQフィードバック受信モジュール1115、および/またはHARQフィードバック動作修正決定モジュール1120を含み得る。
[0132] HARQフィードバック動作修正決定モジュール1105は、UEのような受信デバイスがそれのHARQフィードバック動作を修正するべきかどうかを決定するために装置1005−aによって使用され得る。HARQフィードバック動作修正決定モジュール1105は、この決定するためにチャネルまたはトラフィック条件を判断し得る。代わって、HARQフィードバック動作修正決定モジュール1105は、この決定をするために受信デバイスから受信された情報を判断し得る。
[0133] HARQフィードバック動作修正送信モジュール1110は、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることの指示を受信デバイスに送信し得る。HARQフィードバック動作修正送信ジュール1110は、例えば、HARQフィードバック無効化(disabling)を含む準静的デバイス固有の構成を、送信するために使用され得る。HARQフィードバック動作修正送信モジュール1110はまた、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることの明示的なまたは暗黙的な信号伝達を送信するために使用され得る。明示的な信号伝達は、制御チャネルにおけるインジケータを含み得、一方で、暗黙的な信号伝達は、HARQフィードバック動作が修正され得ることを受信デバイスに信号伝達することができるデータ送信における特定のMCSの使用を含み得る。HARQフィードバック動作修正送信モジュール1110は、HARQフィードバックがオフにされるべきことを指示し得る。HARQフィードバック動作修正送信モジュール1110はまた、ACKまたはNAK報告が排除されるようにHARQフィードバック動作が修正されるべきことを指示し得る。
[0134] HARQフィードバック受信モジュール1115は、例えば、UEによって送られる修正されたHARQフィードバックを受信するために装置1005−aによって使用され得る。修正されたHARQフィードバックは、いくつかの場合では、ACK報告およびNAK報告のどちらも含まない可能性がある。
[0135] HARQフィードバック動作修正検出モジュール1120は、例えば、UEから受信されたHARQフィードバックが、修正されたHARQフィードバック動作を通じて修正されたかどうかを検出するために装置1005−aによって使用され得る。UEがそれのHARQフィードバック動作を修正することを自動的に選択する場合において、装置1005−aは、HARQフィードバック動作修正検出モジュール1120を使用することによってこれを検出し得る。HARQフィードバック動作修正検出モジュール1120は、HARQフィードバック動作が修正されたことの、UEによって送られる明示的な指示を検出し得る。代わって、HARQフィードバック動作検出モジュール1120は、例えば、SRS送信を使用することによってチャネルおよびトラフィック条件を推定することを通じて修正を検出し得る。
[0136] 図12は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信で使用するための基地局105−a(例えば、eNBの一部または全てを形成する基地局)のブロック図1200を示す。いくつかの例では、基地局105−eは、図1乃至6を参照して説明された基地局105の1つまたは複数の態様の一例であり得、および/または、図10および/または11を参照して説明されたように、基地局として構成された場合は、装置1005の1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局105−eは、図1乃至6、10および11を参照して説明された基地局および/または装置の特徴および機能の少なくともいくつかを、インプリメントするまたは容易にするように構成され得る。
[0137] 基地局105−eは、基地局プロセッサ・モジュール1210、基地局メモリ・モジュール1220、((1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250によって表される)少なくとも1つまたは複数の基地局トランシーバ・モジュール、((1つまたは複数の)基地局アンテナ1255によって表される)少なくとも1つまたは複数の基地局アンテナ、および/または基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bを含み得る。基地局105−eはまた、基地局通信モジュール1230および/またはネットワーク通信モジュール1240のうちの1つまたは複数を含み得る。これらのモジュールの各々は、1つまたは複数のバス1235にわたって、間接的にまたは直接、互いに通信状態にあり得る。
[0138] 基地局メモリ・モジュール1220は、RAMおよび/またはROMを含み得る。基地局メモリ・モジュール1220は、実行されたとき、基地局プロセッサ・モジュール1210に、ワイヤレス通信に関連して本書で説明されるさまざまな機能(例えば、HARQフィードバック動作が修正されるべきであることの指示を送信すること)を実施させるように構成された命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェア・コード1225を記憶し得る。代わって、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェア・コード1225は、基地局プロセッサ・モジュール1210によって直接実行可能でない場合があるが、(例えば、コンパイルおよび実行されたとき)基地局1205に、本書で説明される機能のいくつかを実施させるように構成され得る。
[0139] 基地局プロセッサ・モジュール1210は、インテリジェント・ハードウェア・デバイス(例えば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。基地局プロセッサ・モジュール1210は、(1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250、基地局通信モジュール1230、および/またはネットワーク通信モジュール1240を通じて受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサ・モジュール1210はまた、(1つまたは複数の)アンテナ1255を通じた送信のために(1つまたは複数の)トランシーバ・モジュール1250に、1つまたは複数の他の基地局105−fおよび105−gへの送信のために基地局通信モジュール1230に、および/またはコア・ネットワーク1245への送信のためにネットワーク通信モジュール1240に、送られるべき情報を処理し得、コア・ネットワーク1245は、図1に関連して説明されたコア・ネットワーク130の1つまたは複数の態様の例であり得る。基地局プロセッサ・モジュール1210は、UEのような受信デバイスにおいてHARQフィードバック動作の修正を管理することのさまざまな態様を、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bに関連して、または単独で、対処し得る。
[0140] (1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250は、パケットを変調し、送信のために(1つまたは複数の)基地局アンテナ1255に変調されたパケットを提供し、(1つまたは複数の)基地局アンテナ1255から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250は、いくつかの例において、1つまたは複数の基地局送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の基地局受信機モジュールとしてインプリメントされ得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域中での通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250は、図1乃至6および9を参照して説明されるUE115のうちの1つまたは複数のような、1つまたは複数のUEまたは装置と、(1つまたは複数の)アンテナ1255を介して、双方向で通信するように構成され得る。基地局105−eは、例えば、多数の基地局アンテナ1255(例えば、アンテナ・アレイ)を含み得る。基地局105−eは、ネットワーク通信モジュール1240を通じてコア・ネットワーク1245と通信し得る。基地局105−eはまた、基地局通信モジュール1230を使用して、基地局105−fおよび105−gのような、他の基地局と通信し得る。
[0141] 基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bは、HARQフィードバック動作を修正することに関連して図1乃至6、10、および11を参照して説明された特徴および/または機能のいくつかまたはすべてを実施および/または制御するように構成され得る。いくつかの例では、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bは、UEが、3つの状態のフィードバックから2つの状態のフィードバックに簡略化することによって、またはHARQフィードバックをオフにすることによって、それのHARQフィードバック動作を修正すべきことを、UEに指示するために使用され得る。基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−b、または基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bの一部は、プロセッサを含み、および/または、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bの機能のうちのいくつかまたは全ては、基地局プロセッサ・モジュール1210によっておよび/または基地局プロセッサ・モジュール1210と関連して実施され得る。いくつかの例において、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−bは、図10および/または11を参照して説明された基地局HARQフィードバック動作モジュール1015および/または1015−aの例であり得る。
[0142] 基地局105−eはまた、MCSアプリケーション・モジュール1215を含み得る。MCSアプリケーション・モジュール1215は、基地局105−eによって使用され得、UEのような受信デバイスへのデータ送信において使用するために複数のMCSインデックスから1つのMCSインデックスを決定し得る。複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERと関連付けされ得る。MCSアプリケーション・モジュール1215は、選択されたMCSインデックスを使用して受信デバイスへのデータ送信の送信を協調するために使用され得る。MCSアプリケーション・モジュール1215はさらに、修正されたHARQフィードバック動作を使用して受信デバイスがHARQフィードバックを報告しているかどうか、または受信デバイスがHARQフィードバックを報告しているかどうか、に部分的に基づいて、MCSインデックスのいくつかと異なるBLERを関連付けするために使用され得る。
[0143] 図13は、基地局105−hおよびUE115−fを含む多入力/多出力(MIMO)通信システム1300の図である。MIMO通信システム1300は、図1に示されているワイヤレス通信システム100の態様を例示し得る。基地局105−hは、アンテナ1334−a乃至1334−xを装備され得、UE115−fは、アンテナ1352−a乃至1352−nを装備され得る。MIMO通信システム1300において、基地局105−hは、同時に複数の通信リンク上でデータを送ることが可能であり得る。各通信リンクは、「レイヤ」と呼ばれ得、通信リンクの「ランク」は、通信のために使用されるレイヤの数を指示し得る。例えば、基地局105−hが2つの「レイヤ」を送信する2×2MIMO通信システムにおいて、基地局105−hとUE115−fとの間の通信リンクのランクは、2である。
[0144] 基地局105−hにおいて、送信プロセッサ1320は、データ・ソースからデータを受信し得る。送信プロセッサ1320は、データを処理し得る。送信プロセッサ1320はまた、制御シンボルおよび/または基準シンボルを生成し得る。送信(TX)MIMOプロセッサ1330は、適用可能である場合、データ・シンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実施し得、変調器/復調器1332−a乃至1332−xに出力シンボル・ストリームを提供し得る。各変調器/復調器1332は、出力サンプル・ストリームを取得するために、(例えば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理し得る。各変調器/復調器1332は、DL信号を取得するために、出力サンプル・ストリームをさらに処理(例えば、アナログへ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し得る。一例において、変調器/復調器1332−a乃至1332−xからのDL信号は、それぞれ、アンテナ1334−a乃至1334−xを介して送信され得る。
[0145] UE115−fにおいて、UEアンテナ1352−a乃至1352−nは、基地局105−hからDL信号を受信し得、変調器/復調器1354−a乃至1354−nに、それぞれ、受信された信号を提供し得る。各変調器/復調器1354は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信された信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバートおよびデジタル化)し得る。各UE変調器/復調器1354はさらに、受信されたシンボルを取得するために、(例えば、OFDMなどに関する)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器1356は、すべての変調器/復調器1354−a乃至1354−nから受信されたシンボルを取得し得、適用可能である場合、受信されたシンボルに対してMIMO検出を実施し得、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ1358は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインタリーブ、復号)し、データ出力にUE115−fのための復号されたデータを提供し、プロセッサ1380またはメモリ1382に復号された制御情報を提供し得る。
[0146] プロセッサ1380は、いくつかの場合では、UE HARQフィードバック動作モジュール715−cのうちの1つまたは複数を例示するための記憶された命令を実行し得る。UE HARQフィードバック動作モジュール715−cは、図7、8および/または9を参照して説明されたUE HARQフィードバック動作モジュール715の態様の一例であり得る。
[0147] アップリンク上で、UE115−f、送信プロセッサ1364は、データ・ソースからデータを受信し、処理し得る。送信プロセッサ1364はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ1364からのシンボルは、適用可能である場合、送信MIMOプロセッサ1366によってプリコーディングされ得、(例えば、SC−FDMAなどに関わる)変調器/復調器1354−a乃至1354−nによってさらに処理され得、基地局105−hから受信された送信パラメータにしたがって基地局105−hに送信され得る。基地局105−hにおいて、UE115−fからのUL信号は、アンテナ1334によって受信され、変調器/復調器1332によって処理され、適用可能である場合にMIMO検出器1336によって検出され、受信プロセッサ1338によってさらに処理され得る。受信プロセッサ1338は、復号されたデータを、データ出力に、およびプロセッサ1349および/またはメモリ1342に、提供し得る。プロセッサ1340は、いくつかの場合では、基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−cのうちの1つまたは複数を例示するための記憶された命令を実行し得る。基地局HARQフィードバック動作モジュール1015−cは、図10、11および/または12を参照して説明された基地局HARQフィードバック動作モジュール1015の態様の一例であり得る。
[0148] UE 115−fのコンポーネントは、ハードウェアで適用可能な機能のいくつかまたは全てを実施するために適合された1つまたは複数のASICを用いて、個別にまたは集合的に、インプリメントされ得る。記載されるモジュールの各々は、MIMO通信システム1300の動作に関する1つまたは複数の機能を実施するための手段であり得る。同様に、基地局105−hのコンポーネントは、ハードウェアで適用可能な機能のいくつかまたは全てを実施するために適合された1つまたは複数のASICを用いて、個別にまたは集合的に、インプリメントされ得る。記載されるコンポーネントの各々は、MIMO通信システム1300の動作に関する1つまたは複数の機能を実施するための手段であり得る。
[0149] 図14は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための方法11400の例を例示するフローチャートである。明確にするために、方法1400は、図1乃至6および9および13を参照して説明されたUE115の1つまたは複数の態様、および/または図7および8を参照して説明されたデバイス705の1つまたは複数の態様を参照して以下に説明される。さらに、方法1400は、1つまたは複数の基地局105の態様を参照して、例えば、これらの基地局がHARQフィードバックをUEに送信する場合に、使用され得る。いくつかの例では、UEまたは基地局は、UEまたは基地局の機能的要素を制御して以下に説明される機能を実施するためにコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。さらに、または代わって、UEまたは基地局は、専用ハードウェアを使用して以下に説明される機能の1つまたは複数の機能を実施し得る。
[0150] ブロック1405において、方法1400は、データ送信を受信することを含み得る。データ送信は、例えば、基地局または何らかの他の送信デバイスからのものであり得る。ブロック1405における動作は、図7または8を参照して説明されたUE受信機モジュール710を使用して実施され得る。
[0151] ブロック1410において、方法1400は、データ送信に応答してHARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することを含み得る。判断されるべき条件は、送信デバイスから送られ得、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を含み得る。代わって、判断されるべき条件は、チャネルまたはトラフィック条件を含み得る。ブロック1410における動作は、図8を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール805を使用して実施され得る。
[0152] ブロック1415において、方法1400は、その条件に少なくとも部分的に基づいてHARQフィードバック動作を修正することを含み得る。HARQフィードバック動作修正は、HARQフィードバックを完全にオフにすることを含み得る。HARQフィードバック動作修正はまた、3つの状態のフィードバックから2つの状態のフィードバックにHARQフィードバックを簡略化することを含み得る。HARQフィードバックに関わるTTI長はまた、HARQフィードバックの確実性を向上させるように修正(例えば拡張)され得る。ブロック1415における動作は、図8を参照して説明されたHARQフィードバック動作モジュール815またはHARQフィードバックターン・オフ・モジュール810を使用して実施され得る。
[0153] かくして、方法1400は、ワイヤレス通信を提供し得る。方法1400は、単に1つのインプリメンテーションに過ぎず、方法1400の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0154] 図15は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための方法1500の例を例示するフローチャートである。明確にするために、方法1500は、図1乃至6および9および13を参照して説明されたUE115の1つまたは複数の態様、および/または図7および8を参照して説明されたデバイス705の1つまたは複数の態様を参照して以下に説明される。さらに、方法1500は、1つまたは複数の基地局105の態様を参照して、例えば、これらの基地局がHARQフィードバックをUEに送信する場合に、使用され得る。いくつかの例では、UEまたは基地局は、UEまたは基地局の機能的要素を制御して以下に説明される機能を実施するためにコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。さらに、または代わって、UEまたは基地局は、専用ハードウェアを使用して以下に説明される機能の1つまたは複数の機能を実施し得る。
[0155] ブロック1505において、方法1500は、データ送信を受信することを含み得る。データ送信は、例えば、基地局または何らかの他の送信デバイスからのものであり得る。ブロック1505における動作は、図7または8を参照して説明されたUE受信機モジュール710を使用して実施され得る。
[0156] ブロック1510において、方法1500は、データ送信に応答してHARQフィードバックとして含むための情報を決定するための条件を判断することを含み得る。判断されるべき条件は、送信デバイスから送られ得、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を含み得る。代わって、判断されるべき条件は、チャネルまたはトラフィック条件を含み得る。ブロック1510における動作は、図8を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール805を使用して実施され得る。
[0157] 判断された条件に基づいて、HARQフィードバック動作は、多数の異なる方法で修正され得る。これらのうちのいくつかは、ブロック1515、1520、および1525において例示される。
[0158] ブロック1515において、方法1500は、HARQフィードバックをオフにすることを含み得る。ブロック1415における動作は、図8を参照して説明されたHARQフィードバック・ターン・オフ・モジュール810を使用して実施され得る。ブロック1520において、方法1500は、NAK報告を排除するためにHARQフィードバック動作を修正することを含み得る。NAK報告の排除は、2つの状態のHARQフィードバック報告にしたがい得、または通常の3つの状態のHARQフィードバック報告におけるNAK報告を時として省略することを示し得る。ブロック1520における動作は、図8を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正モジュール815を使用して実施され得る。ブロック1525において、方法1500は、ACK報告を排除するためにHARQフィードバック動作を修正することを含み得る。ACK報告の排除は、2つの状態のHARQフィードバック報告にしたがい得、または通常の3つの状態のHARQフィードバック報告におけるACK報告を時として省略することを示し得る。ブロック1525における動作は、図8を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正モジュール815を使用して実施され得る。
[0160] かくして、方法1500は、ワイヤレス通信を提供し得る。方法1500は、単に1つのインプリメンテーションに過ぎず、方法1500の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0161] 図16は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための方法1600の例を例示するフローチャートである。明確にするために、方法1600は、図1乃至6および12および13を参照して説明された基地局105の1つまたは複数の態様、および/または図10および11を参照して説明された装置1005の1つまたは複数の態様を参照して以下に説明される。さらに、方法1600は、1つまたは複数のUE115の態様を参照して、例えば、これらのUEが基地局からHARQフィードバックを受信する場合に、使用され得る。いくつかの例において、基地局またはUEは、以下に説明される機能を実施するために基地局またはUEの機能的な要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。さらに、または代わって、基地局またはUEは、専用ハードウェアを使用して以下に説明される機能の1つまたは複数を実施し得る。
[0162] ブロック1605において、方法1600は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することを含み得る。指示は、デバイス固有の構成を含み得、または、例えば、制御チャネルにおけるインジケータを含み得る。指示は、明示的または暗黙的であり得る。暗黙的なインジケータの一例は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことを受信デバイスに指示するために、特定のMCSインデックスの使用を含む。ブロック1605における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール1105またはHARQフィードバック動作修正送信モジュール1110を使用して実施され得る。
[0163] ブロック1610において、方法1600は、指示にしたがって、HARQフィードバックの不在、またはHARQフィードバックを受信することを含み得る。受信されたHARQフィードバックは、例えば、ACKまたはNAK報告を排除し得る。ブロック1610における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック受信モジュール1115を使用して実施され得る。
[0164] かくして、方法1600は、ワイヤレス通信を提供し得る。方法1600は、単に1つのインプリメンテーションに過ぎず、方法1600の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0165] 図17は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための方法1700の例を例示するフローチャートである。明確にするために、方法1700は、図1乃至6、12および13を参照して説明された基地局105の1つまたは複数の態様、および/または図10および11を参照して説明された装置1005の1つまたは複数の態様を参照して以下に説明される。さらに、方法1700は、1つまたは複数のUE115の態様を参照して、例えば、これらのUEが基地局からHARQフィードバックを受信する場合に、使用され得る。いくつかの例において、基地局またはUEは、以下に説明される機能を実施するために基地局またはUEの機能的な要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。さらに、または代わって、基地局またはUEは、専用ハードウェアを使用して以下に説明される機能の1つまたは複数の機能を実施し得る。
[0166] ブロック1705において、方法1700は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことの指示を送信することを含み得る。指示は、デバイス固有の構成を含み得、または、例えば、制御チャネルにおけるインジケータを含み得る。指示は、明示的または暗黙的であり得る。暗黙的なインジケータの一例は、HARQフィードバック動作が修正されるべきことを受信デバイスに指示するために、特定のMCSインデックスの使用を含む。ブロック1705における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール1105またはHARQフィードバック動作修正送信モジュール1110を使用して実施され得る。
[0167] ブロック1705において送られる指示は、異なるタイプのHARQフィードバック動作修正を含み得、それらのうちいくつかは、ブロック1710、1715、および1720において例示されている。
[0168] ブロック1710において、指示は、HARQフィードバックがHARQフィードバックをオフにすることによって修正されるべきことを指示する。この場合では、指示は、準静的指示(例えばアップデートされた構成)または動的指示(例えば制御チャネルにおけるインジケータ)であり得る。指示は、上述されたように、明示的または暗黙的であり得る。ブロック1710における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール1105またはHARQフィードバック動作修正送信モジュール1110を使用して実施され得る。
[0169] ブロック1715において、指示は、HARQフィードバックがNAK報告を排除することによって修正されるべきことを指示する。この場合では、指示は、動的指示(例えば制御チャネルにおけるインジケータ)であり得る。指示は、上述されたように、明示的または暗黙的であり得る。ブロック1715における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール1105またはHARQフィードバック動作修正送信モジュール1110を使用して実施され得る。
[0170] ブロック1720において、指示は、HARQフィードバックがACK報告を排除することによって修正されるべきことを指示する。この場合では、指示は、動的指示(例えば制御チャネルにおけるインジケータ)であり得る。指示は、上述されたように、明示的または暗黙的であり得る。ブロック1720における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック動作修正決定モジュール1105またはHARQフィードバック動作修正送信モジュール1110を使用して実施され得る。
[0171] インジケータが、HARQフィードバックが生じるが、例えば(ブロック1715、1720のように)NAKまたはACK方向の排除を通じて、修正されるべきことを指示する場合、方法1700はさらに、ブロック1725を含み得る。ブロック1725において、方法1700は、指示にしたがって、HARQフィードバックを受信することを含み得る。ブロック1725における動作は、図11を参照して説明されたHARQフィードバック受信モジュール1115を使用して実施され得る。
[0172] かくして、方法1700は、ワイヤレス通信を提供し得る。方法1700は、単に1つのインプリメンテーションに過ぎず、方法1700の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0173] 図18は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための方法1800の例を例示するフローチャートである。明確にするために、方法1800は、図1乃至6、9および13を参照して説明されたUE115の1つまたは複数の態様、および/または図7および8を参照して説明されたデバイス705の1つまたは複数の態様を参照して以下に説明される。いくつかの例において、UEは、以下に説明される機能を実施するためにUEの機能的な要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。さらに、または代わって、UEは、専用ハードウェアを使用して以下に説明される機能の1つまたは複数の機能を実施し得る。
[0174] ブロック1805において、方法1800は、送信デバイスに報告するための複数のCQIインデックスからCQIインデックスを決定することを含み得、複数のCQIインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERと関連付けされる。いくつかの態様では、これはさらに、CQIインデックスが関わるデータ送信に応答してHARQフィードバックを提供するかどうかの決定に少なくとも部分的に基づいて、複数のCQIインデックスの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることを含み得る。ブロック1805における動作は、図9を参照して説明されたCQI送信モジュール925を使用して実施され得る。
[0175] ブロック1810において、方法1800は、CQIインデックスを報告することを含み得る。ブロック1810における動作は、図9を参照して説明されたUEトランシーバ・モジュール935と組み合わせてCQI送信モジュール925を使用して実施され得る。
[0176] かくして、方法1800は、ワイヤレス通信を提供し得る。方法1800は、単に1つのインプリメンテーションに過ぎず、方法1800の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0177] 図19は、本開示のさまざまな態様にしたがって、ワイヤレス通信のための方法1900の例を例示するフローチャートである。明確にするために、方法1900は、図1乃至6、12および13を参照して説明された基地局105の1つまたは複数の態様、および/または図10および11を参照して説明された装置1005の1つまたは複数の態様を参照して以下に説明される。いくつかの例において、基地局は、以下に説明される機能を実施するために基地局の機能的な要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。さらに、または代わって、基地局は、専用ハードウェアを使用して以下に説明される機能の1つまたは複数の機能を実施し得る。
[0178] ブロック1905において、方法1900は、受信デバイスへのデータ送信における使用のために複数のMCSインデックスから1つのMCSインデックスを決定することを含み得、複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかは、異なるターゲットBLERに関連付けされる。いくつかの例において、これはまた、受信デバイスがHARQフィードバックを報告するかどうかに少なくとも部分的に基づいて複数のMCSインデックスのうちの少なくともいくつかと異なるBLERを関連付けすることを含み得る。ブロック1905における動作は、図12を参照して説明されたMCSアプリケーション・モジュール1215を使用して実施され得る。
[0179] ブロック1910において、方法1900は、MCSインデックスを使用して受信デバイスにデータ送信を送信することを含み得る。ブロック1910における動作は、図12を参照して説明された(1つまたは複数の)基地局トランシーバ・モジュール1250およびMCSアプリケーション・モジュール1215の組合せを使用して実施され得る。
[0180] かくして、方法1900は、ワイヤレス通信を提供し得る。方法1900は、単に1つのインプリメンテーションに過ぎず、方法1900の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0181] いくつかの例において、方法1400乃至1900のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。方法1400乃至1900は、単に例としてのインプリメンテーションに過ぎず、方法1400乃至1900の動作は、他のインプリメンテーションが可能になるように、再配置され、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。
[0182] さらに、上述の方法および説明がUEから基地局へ送られるHARQフィードバックに主に着目している一方で、それらの方法および説明は、基地局からUEへ送られるHARQフィードバックにも同様に適用し得る。一般に、上述の方法および説明は、受信デバイス(データ送信を受信したデバイス)から送信デバイス(データ送信を送ったデバイス)へ送られるHARQフィードバックに適用し得る。HARQフィードバック動作への修正は、DL HARQおよびUL HARQフィードバックの両方に、または、DL HARQおよびUL HARQフィードバックのうちのただ1つに、適用され得る。
[0183] 本書で説明される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムのようなさまざまなワイヤレス通信システムに対して使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、交換可能に使用されることが多い。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などのような無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは一般的に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケット・データ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形物を含む。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバル・システム(GSM(登録商標))のような無線技術をインプリメントし得る。OFDMAシステムは、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDM(登録商標)などのような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル・モバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPP LTEおよびLTE−Aは、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、3GPPという名称の機関からの文書に説明されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に説明されている。本書で説明された技術は、上述されたシステムおよび無線技術、ならびに、無認可の、および/または共有の帯域幅上でセルラ式の(例えば、LTE)通信を含む、他のシステムおよび無線技術に対して使用され得る。上記の説明は、しかしながら、実例を目的としてLTE/LTE−Aシステムを説明しており、LTEの専門用語が上記の説明の大部分中で使用されているが、本技術は、LTE/LTE−Aアプリケーションを超えて適用可能である。
[0184] 添付された図面に関連して上述された詳細な説明は、例を説明しており、インプリメントされ得るまたは特許請求の範囲の範囲内にある例のみを表してはいない。「例(example)」、「例証的(exemplary)」という用語は、本説明中で使用されるとき、「例、事例、または例示としての役割を果たす」ことを意味し、「好ましい」または「他の例に対して有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明された技術の理解を提供する目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技術は、これらの具体的な詳細なしに実現され得る。いくつかの事例において、良く知られている構造および装置は、説明された例の概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示される。
[0185] 情報および信号は、多様な異なる技術および技法のうちの任意のものを使用して表わされ得る。例えば、上記の説明全体を通して参照され得る、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光場または光粒子、もしくはこれらの任意の組み合わせによって表わされ得る。
[0186] 本書での開示に関連して説明されたさまざまな例示的なブロックおよびコンポーネントは、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェア・コンポーネント、あるいは本書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いてインプリメントまたは実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステート・マシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティング・デバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成)として、インプリメントされ得る。
[0187] 本書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせ中でインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにインプリメントされる場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体上で、1つまたは複数の命令またはコードとして送信または記憶され得る。他の例およびインプリメンテーションは、本開示および添付された特許請求の範囲の範囲および精神内にある。例えば、ソフトウェアの性質により、上記に説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組み合わせを使用してインプリメントされることができる。機能をインプリメントする特徴はまた、さまざまな位置において物理的に配置され得、それは、機能の一部が異なる物理的な位置においてインプリメントされるように分配されることを含む。請求項を含む本書で使用される場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目からなるリストで使用されるとき、リストされた項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または、リストされた項目のうちの2つ以上からなる任意の組み合わせが採用され得ることを意味する。例えば、ある構成が、コンポーネントA、B、および/またはCを含むものとして説明されている場合、この構成は、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AとBの組み合わせ、AとCの組み合わせ、BとCの組み合わせ、またはAとBとCの組み合わせを含むことができる。また、請求項を含む本書で使用される場合、項目のリスト(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」のようなフレーズで始まる項目のリスト)において使用されるような「または(or)」は、例えば「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストが、AまたはBまたはC、またはAB、またはAC、またはBC、またはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような離接的なリスト(disjunctive list)を示す。
[0188] コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュ・メモリ、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラム・コード手段を搬送または記憶するために使用されることができ、汎用または特殊用途コンピュータ、もしくは汎用または特殊用途プロセッサによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、厳密にはコンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバー・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバー・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本書で使用される場合、コンパクト・ディスク(CD)(disc)、レーザー・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(DVD)(disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、その一方でディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0189] 本開示の先の説明は、当業者が本開示を製造または使用することを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本書で定義された包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱しないで他の変形に適用され得る。かくして、本開示は、本書に説明された例および設計に限定されるべきではなく、本書に開示された原理および新規の特徴と矛盾しない最も広い範囲であると認められるべきである。