JP2018507818A - 自動車客室用のダッシュボード構造 - Google Patents

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    • B62D25/14Dashboards as superstructure sub-units

Abstract

本発明は、ダッシュボード構造(1)であって、前記ダッシュボード構造(1)と一体的に成形された破損可能な取付部材(5)を備えるダッシュボードに関する。側方翼部(3、4)のうちの1つは締結エリア(6)を備え、前記破損可能な取付部材(5)は、前記締結エリア(6)に締結可能なようにダッシュボード構造(1)から取り外し可能であり、それによって、助手席乗員保護用のエアバッグが、取り外され締結された前記破損可能な取付部材(5)に取り付け可能になっている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車客室用のダッシュボード構造に関する。
自動車の分野では、ダッシュボードは、客席内に横向きに、運転席及び助手席の前に設置されている。ダッシュボード構造は、ダッシュボードの骨組みを構成する。この構造は、具体的には、運転席側においてはダッシュボード及び運転用のインジケータを支持し、中央部においては例えばエアコンやラジオ、ナビゲーション装置などといった各種制御手段を支持し、助手席側においては助手席乗員用の前部エアバッグを支持する。
製造コストを削減するために右ハンドル車にも左ハンドル車にも設置することが可能なダッシュボード構造が、先行技術において知られている。
しかし、この種の共通構造は概して、自動車の組立時に複雑な適合化を必要とし、それによって製造コストは上昇する。
具体的には、ダッシュボードのケーブルシースのルーティングは、車両のハンドルのタイプによって異なる。左ハンドルの車両の助手席乗員保護用のエアバッグの固定具の位置は、右ハンドルの車両のダッシュボードのケーブルが通るエリアに相当する。これは通常、ダッシュボード構造の適合化の実施を必要とし、その結果、ダッシュボードの組立時間は延びる。
加えて、右ハンドル車にも左ハンドル車にも取り付けられるように、迅速に適合化することが可能なダッシュボード構造が必要である。
この必要性に応える目的で、また本発明の第1の主題によると、自動車客室用のダッシュボード構造が提案される。前記ダッシュボード構造は、運転席及び隣の助手席の前に延びるように設計され、客室の前部に横方向に装着可能である。また前記ダッシュボード構造は、自動車のコンソールの少なくとも一部を受容する中央部と、この中央部に対してほぼ左右対称に延び、それぞれ運転席及び助手席と対向する2つの側方翼部とを備える。
ダッシュボード構造は、前記ダッシュボード構造と一体的に成形された破損可能な取付部材を備え、前記側方翼部のうちの1つは締結エリアを備え、前記破損可能な取付部材は、前記締結エリアに締結可能なようにダッシュボード構造から取り外し可能であり、それによって、助手席乗員保護用のエアバッグが、前記取り外され締結された破損可能な取付部材に取り付け可能になっている。
こうして、ケーブルシースまたは他の任意の機械的及び/または電気的要素が締結エリアの近くを通る左ハンドル車用にも、助手席乗員保護用のエアバッグがケーブルシースが通る近くで締結エリアに隣接して取り付けられる右ハンドル車用にも、このダッシュボード構造を適合化することが可能になっている。
このように、ダッシュボード構造は、自動車への装着に関して、より迅速に適合化されてよい。
ダッシュボード構造の適合化は、ダッシュボード構造と一体的に成形された破損可能な取付部材を取り外し、助手席乗員保護用のエアバッグを締結エリアに固定可能にするため、必要に応じて前記破損可能な取付部材を締結エリアに締結することによって、手作業で実施されてよい。
具体的には、助手乗員保護用のエアバッグが、締結エリアを含まない側方翼部に締結されている場合、破損可能な取付部材を締結エリアに締結することは不要である。したがって、取付部材は、ダッシュボード構造に固定されたままであってよいか、または取り外されて廃棄されてもよい。
限定しないが有利には、締結エリアは、例えばほぼ正方形、長方形、円形または他の任意の適切な開口形状である、少なくとも1つの開口部を有していてよく、その一方、破損可能な取付部材は、例えば舌部、クリップ、または(例えば成形によって得られた)他の任意の適切な固定具である、前記開口内に係合するように設計された少なくとも1つの固定具を有し得る。
このように、可動の取付部材は、安価且つコンパクトな手段によって締結エリアに係合されてよい。
限定しないが有利には、破損可能な取付部材は、ダッシュボード構造に固定された少なくとも1つのバーを備えていてよく、前記バーは、破損可能な取付部材がダッシュボード構造から取り外されるように、断裂可能であってよい。
この部品が成形されるときには、取付部材のバーが、破損可能な取付部材をダッシュボード構造に固定して保持するのを可能にしている。バーは、例えば正方形もしくは円形の断面、または他の任意の形状の断面を有していてよく、破損可能な取付部材を比較的簡便な方法で取り外せるように、例えば手作業、または例えば切断用プライヤー、はさみもしくは他の任意の適切なツールによって断裂可能な強度を有していてよい。
バーは、例えば溝または脆弱部といった断面積の小さい部分を有し得る。この部分は例えばあらかじめ断裂しており、より容易に取り外すことができる。このように、バーに断裂点を設けることが可能である。
具体的には、破損可能な取付部材は、ダッシュボード構造の一面に対向する破損可能な取付部材の一辺上にほぼ均一の態様で分布する、3つのバーを備えていてよい。
このように、破損可能な取付部材は、比較的動きにくいようにしてダッシュボード構造に固定されていてよく、具体的には、破損可能な取付部材が、ダッシュボード構造から取り外される前に意図しない回転や意図しない断裂を起こすのを、3つのバーがあることで制限できるようになっている。さらに、1つまたは2つのバーが意図せずに断裂してしまった場合、断裂していないバーによってダッシュボード構造が保持される。
破損可能な取付部材は、例えばほぼ正方形、長方形、円形、長形、もしくは卵形、または他の任意の形状である開口を有していてよく、前記開口は内部に挿入される中間取付部材を受容可能であってよい。
具体的には、中間取付部材は、破損可能な取付要素の開口に対してほぼ相補的な形状を有する、例えば(ポリマー材料などの)軟質材料製の要素といった、ネジをねじ込むことができる要素であってよい。
代わりに、取り外されて締結エリアに締結されている破損可能な取付部材の内部に挿入された中間取付部材に対して、エアバッグをリベット留め、クリップ留め、溶接、または他の任意の手段によって固定することができる。
助手席乗員保護用のエアバッグを破損可能な取付部材に固定できるように、例えば、中間取付部材は、ネジを受容可能な中央ボアを有していてよい。
限定しないが有利には、助手席乗員保護用のエアバッグは、前記中間取付部材に取り付けられてよい。
こうして、ダッシュボード構造は、エアバッグの固定手段から独立して設計され得る。このように、エアバッグをダッシュボード構造に固定するのに必要な手段を設けることは、不要である。中間取付部材は、独立して選択可能であり、場合によってはダッシュボード構造の製造後に選択可能であり、それによってエアバッグをダッシュボード構造に固定するのが可能になる。
限定しないが有利には、側方翼部のそれぞれはほぼ弓形の形状を有していてよく、前記破損可能な取付部材は、締結エリアを備える側方翼部によって形成された弓形の部分の内側面上に成形されていてよい。
このように、破損可能な取付部材は、ダッシュボード構造の、締結エリアと同じ面上の空きエリア上に成形されてよい。こうして、ダッシュボード構造の装着はより迅速になる。
限定しないが有利には、破損可能な取付部材は、締結エリアの近くに成形されてよい。これによって、例えば破損可能な取付部材を取り外し、次いで締結エリアに締結するのに、取付作業者が必要とする取扱時間が短縮される。
破損可能な取付部材が締結エリアの近くにあるので、例えば、破損可能な取付部材がダッシュボード構造から取り外されているときと締結エリアに固定されているときの間で、ダッシュボード構造を平行移動または枢動させる必要がない。
限定しないが有利には、ダッシュボード構造は、一体的に成形されてよい。こうして、ダッシュボード構造の製造コストは、比較的低くなり得る。このように、左ハンドル車用にも右ハンドル車用にも迅速に適合化でき、比較的安価に得られる、ダッシュボードを手に入れることが可能である。
本発明の第2の主題によると、本発明はさらに、助手席乗員保護用のエアバッグを自動車の客室のダッシュボード構造に固定する方法であって、前記ダッシュボード構造は、運転席及び隣の助手席の前に延びるように設計され、客室の前部に横方向に装着可能であり、前記ダッシュボード構造は、自動車のコンソールの少なくとも一部を受容する中央部と、この中央部に対してほぼ左右対称に延び、それぞれ運転席及び助手席と対向する2つの側方翼部とを備える、方法に関する。
ダッシュボード構造は、前記ダッシュボード構造と一体的に成形された破損可能な取付部材を備え、前記側方翼部は締結エリアを備え、
方法は、
− 前記破損可能な取付部材をダッシュボード構造から取り外すステップと、
− 前記破損可能な取付部材を前記締結エリアに締結するステップと、
− 助手席乗員保護用のエアバッグを、取り外され締結された前記破損可能な取付部材に固定するステップとを含む。
本発明の第3の主題によると、本発明はさらに、上記で開示されたダッシュボード構造を備える自動車に関する。
開示のために非限定的に示される本発明の具体的実施形態の記載を読み、添付図面を参照することで、本発明のさらなる特徴及び利点が判明するであろう。
本発明の一実施形態による、自動車客室のダッシュボード構造の正面図である。 図1の実施形態に従ってダッシュボード構造に固定された、破損可能な取付部材の図である。 図1の実施形態に従って、取り外され、ダッシュボード構造に締結された、破損可能な取付部材の図である。
本書の記載において、前、後、上、下の各用語は、ダッシュボード構造が自動車に装着された際の自動車の前後方向を基準とする。X軸、Y軸、Z軸は、それぞれ、車両の(前から後の)長手軸、横軸、及び垂直軸に対応する。
ほぼ水平、ほぼ長手方向、またはほぼ垂直、の用語は、水平、長手方向、または垂直の方向/面に対して最大で±20°、さらには最大で10°、または最大で5°でさえある角度を形成する方向/面であるとして理解される。
ほぼ平行、ほぼ垂直、またはほぼ直角という用語は、平行、垂直、または直角である方向から、最大で±20°、さらには最大で10°、または最大で5°でさえある角度で逸脱している方向/角度であるとして理解される。
自動車(図示せず)は、客室を備える。客室は、運転席及びその隣の助手席を備える。
ダッシュボード構造1は、客席内に横向きに、運転席及び助手席の前に延びている。
ダッシュボード構造1は、中央部2及び2つの側方翼部3、4を備える。
ダッシュボード構造1は、例えばポリマー材料で、一体的に成形することによって得られる。
ダッシュボード構造の中央部は、例えばナビゲーション要素(車載GPSディスプレイなど)、カーラジオ、及び客室用エアコンの制御要素といった、自動車のセンターコンソールの一部を受容する。
2つの側方翼部3、4は、中央部2の両側にそれぞれ延びている。
各側方翼部3、4は、弓形の形状を有する。
2つの翼部3、4は、中央部2に対してほぼ左右対称に延びている。言い換えれば、2つの側方翼部3、4は、自動車の客室を横方向にわたって、中央部2に対して背向するようにして延びている。
側方翼部3、4の1つは運転席の前に延び、一方で側方翼部3,4のもう1つは、助手席の前に延びている。
ダッシュボード構造1は、2つのあり得るタイプのハンドルの自動車に、簡便な方法で装着されるように設計されている。具体的には、車両が左ハンドルのとき、即ちハンドルが自動車内で左側に装着されているときは、図1に示すように左側方翼部3は運転席の前に延びており、一方、右側方翼部4は助手席の前に延びている。これに対して、車両が右ハンドルのときは、左側方翼部3は助手席の前に延び、一方、右側方翼部4は運転席の前に延びている。
右側方翼部4は、右側方翼部4によって形成された弓形の部分の内側面12’上に成形された、2つの取付部材20、21を備える。
右側方翼部4の2つの取付部材20、21は、内側面12’から突出し、それぞれが、車両が左ハンドルのときに助手席乗員保護用のエアバッグを右側方翼部4に固定できるように設計された中間取付部材11を受容する、ほぼ正方形の開口10’’、10’’’を有する。
助手席乗員保護用のエアバッグの右側方翼部4への固定具は、車両の組立が簡便になるようにして設計されている。具体的には、第1のステップで、エアバッグは、ダッシュボード構造2の前に延びる自動車のフロントクロスメンバーに堅固に固定される前に、ダッシュボード構造1に固定される。
ここでは、中間取付部材11は、開口10’’、10’’’内に圧入された平行六面体形状の要素であり、例えば軟質ポリマー材料、ゴムまたは他の任意の好適な材料といった軟質材料で製造された、ボア11aを有する。それによって、助手席乗員保護用のエアバッグは、中間取付部材11のボア11aにネジをねじ込むことで、中間取付部材11に締結される。
左側方翼部3は、左側方翼部3によって形成された弓形の部分の内側面12上に成形された、取付部材22を備える。
取付部材22は、左側方翼部3によって形成された弓形の部分の左端上に延びている。
取付部材22もまた、右側方翼部4の取付部材20、21の開口10’’、10’’’に対応する開口10’を有する。
図2a及び図2bを参照すると、左側方翼部3はさらに、上記で開示した中間取付部材11を受容可能な開口10を有する、ほぼ正方形の破損可能な取付部材5を備える。
破損可能な取付部材5は、ダッシュボード構造1と一体的に成形することによって得られる。
ここでは、破損可能な取付部材5は、左側方翼部3によって形成された弓形の部分の内側面12上に成形されている。
破損可能な取付部材5は、破損可能な取付部材5と破損可能な取付部材5が固定されている内側面12との間をほぼ横断して延びる、3つのバー9、9’、9’’を備える。
言い換えれば、破損可能な取付部材5は、バー9、9’、9’’によってダッシュボード構造1に固定されて保持されている。
破損可能な取付部材5がダッシュボード構造1から取り外せるように、バー9、9’、9’’は断裂し得る。
破損可能な取付部材5は、ダッシュボード構造1の締結エリア6に締結されるように設計された、3つの固定具8、8’、8’’を備える。
固定具8、8’、8’’は、それぞれ舌部形状8、8’、8’’を有する。舌部形状8、8’、8’’は、破損可能な取付部材5に固定された第1の端部を有し、破損可能な取付部材5が延びている平面に垂直な方向(この場合は前から後の長手方向)に延びている。舌部8、8’、8’’はまた、第1の部分とほぼ垂直な方向に自由端まで延び、破損可能な取付部材5の垂直方向に突出している、第2の部分も有する。
この場合、舌部8、8’、8’’は、破損可能な取付部材の端部に位置しており、具体的には、2つの舌部8、8’は破損可能な取付部材5の上側端部に位置する一方、第3の端部8’’は破損可能な取付部材5の下側端部にある。
舌部8、8’、8’’は、破損可能な取付部材5をクリップ留めするためのアセンブリを形成している。
締結エリア6は、左側方翼部の内側面12上に、ほぼ垂直に横断する面に延びている。
締結エリア6は、ダッシュボードのケーブルシース(図示せず)の通路に干渉しないように、内側面12からわずかに突出している。具体的には、左ハンドルの車両では、右側方翼部4の取付部材20、21及び左側方翼部3の取付部材22と同様の取付部材を締結エリア6に設置することができないようにして、ケーブルシース(図示せず)が締結エリア6の近くを通っている。
締結エリア6は、舌部8、8’、8’’とほぼ相補的な形状である3つの開口7、7’、7’’を有する。
舌部8、8’、8’’はそれぞれ、開口7、7’、7’’内に挿入可能であり、3つの舌部8、8’、8’’が開口7、7’、7’’内に挿入されているときには、先に取り外されていた破損可能な部材5が、締結エリア6に締結された状態になる。
具体的には、クリップ留め用アセンブリを形成している舌部8、8’、8’’によって、破損可能な取付部材5を、不静定の状態で締結エリアに固定することが可能になっている。
言い換えれば、舌部8、8’、8’’は、破損可能な取付部材5を締結エリア6上の所定の位置で保持するようにして、開口7、7’、7’’内にクリップ留めされることができる。
加えて、右ハンドルの車両では、破損可能な取付部材5は、破損可能な取付部材5のバー9、9’、9’’を破壊することによってダッシュボード構造1から取り外される。
次に、舌部8、8’、8’’を締結エリア6の開口7、7’、7’’内に挿入することによって、破損可能な取付部材5が締結エリア6に締結される。
破損可能な取付部材5が締結エリアに締結されているときには、他の取付部材20、21、22内に挿入されている中間取付部材11に対応する中間取付部材11が、挿入されている。
次に、この場合はネジ結合によって、助手席乗員保護用のエアバッグが、一方では左側方翼部3の取付部材22に固定されており、またダッシュボード構造1から取り外され、締結エリア6に締結された破損可能な取付部材5に固定されている。
車両が左ハンドルのときは、破損可能な取付部材5は不要であり、助手席乗員保護用のエアバッグの固定は、右側方翼部の側で実施される。したがって、破損可能な取付部材5は、取り外され廃棄されてよく、場合によっては、ダッシュボード構造1の成形後に置かれた位置に残されていてさえよい。

Claims (10)

  1. 自動車客室用のダッシュボード構造(1)であって、前記ダッシュボード構造(1)は、運転席及び隣接の助手席の前に延びるように設計され、前記客室の前部に横方向に装着可能であり、前記ダッシュボード構造(1)は、前記自動車のコンソールの少なくとも一部を受容する中央部(2)と、前記中央部(2)に対してほぼ左右対称に延び、それぞれ前記運転席及び助手席と対向する2つの側方翼部(3、4)とを備え、
    前記ダッシュボード構造(1)は、前記ダッシュボード構造(1)と一体的に成形された破損可能な取付部材(5)を備え、前記側方翼部(3、4)のうちの1つは締結エリア(6)を備え、前記破損可能な取付部材(5)は、前記締結エリア(6)に締結可能なように前記ダッシュボード構造(1)から取り外し可能であり、それによって、助手席乗員保護用のエアバッグが、取り外され締結された前記破損可能な取付部材(5)に取り付け可能になっていることを特徴とする、ダッシュボード構造(1)。
  2. 前記締結エリア(6)が少なくとも1つの開口(7、7’、7’’)を有する一方、前記破損可能な取付部材(5)は前記開口(7、7’、7’’)内に係合するように設計された少なくとも1つの固定具(8、8’、8’’)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のダッシュボード構造(1)。
  3. 前記破損可能な取付部材(5)は、前記ダッシュボード構造(1)に固定された少なくとも1つのバー(9、9’、9’’)を備え、前記バー(9、9’、9’’)は、前記破損可能な取付部材(5)が前記ダッシュボード構造(1)から取り外されるように、断裂可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載のダッシュボード構造(1)。
  4. 前記破損可能な取付部材(5)は、開口(10)を有し、前記開口(10)は内部に挿入される中間取付部材(11)を受容可能であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のダッシュボード構造(1)。
  5. 前記助手席乗員保護用のエアバッグが、前記中間取付部材(11)に取り付けられていることを特徴とする、請求項4に記載のダッシュボード構造(1)。
  6. 側方翼部(3、4)のそれぞれはほぼ弓形の形状を有し、前記破損可能な取付部材(5)は、前記締結エリア(6)を備える前記側方翼部(3、4)によって形成された前記弓形の部分の内側面(12)上に成形されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のダッシュボード構造(1)。
  7. 前記破損可能な取付部材(5)は前記締結エリア(6)の近くに形成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のダッシュボード構造(1)。
  8. 一体的に形成されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のダッシュボード構造(1)。
  9. 自動車の客室用のダッシュボード構造(1)に助手席乗員保護用のエアバッグを固定する方法であって、前記ダッシュボード構造(1)は、運転席及び隣の助手席の前に延びるように設計され、前記客室の前部に横方向に装着可能であり、前記ダッシュボード構造(1)は、前記自動車のコンソールの少なくとも一部を受容する中央部(2)と、前記中央部(2)に対してほぼ左右対称に延び、それぞれ前記運転席及び助手席と対向する2つの側方翼部(3、4)とを備え、
    前記ダッシュボード構造(1)は、前記ダッシュボード構造(1)と一体的に成形された破損可能な取付部材(5)を備え、前記側方翼部(3、4)のうちの1つは締結エリア(6)を備え、
    前記方法は、
    − 前記破損可能な取付部材(5)を前記ダッシュボード構造(1)から取り外すステップと、
    − 前記破損可能な取付部材(5)を前記締結エリア(6)に締結するステップと、
    − 前記助手席乗員保護用のエアバッグを取り外され締結された前記破損可能な取付部材(5)に固定するステップとを含むことを特徴とする、方法。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載のダッシュボード構造(1)を備える自動車。
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