JP2018506188A - 独立した電力領域及び論理回路並びにメモリのための分割パワーレールを有する統合システム - Google Patents

独立した電力領域及び論理回路並びにメモリのための分割パワーレールを有する統合システム Download PDF

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Abstract

第1のサブシステムのための独立した電力フレームワークと、第1のサブシステムからメッセージを受けるプロセッササブシステムのための別の独立した電力フレームワークとを有する集積回路が提供される。【選択図】 図1

Description

関連出願への相互参照
[0001]本願は、参照により全体が本明細書に組み込まれる、2014年11月6日に出願された米国特許非仮出願第14/535,183号の利益を主張する。
[0002]本願は、埋込み式サブシステムのための電力供給源に関し、より具体的には、独立した非同期電力供給源を有する埋込み式サブシステムに関する。
[0003]システムオンチップ(SOC)集積回路は、アサートされたサブシステムを含む。例えば、スマートフォンSOCは、モデム、グラフィックスプロセッサ、ブルートゥース(登録商標)、WiFi及び他のサブシステムを統合し得る。これらのサブシステム以来、SOCは典型的に、メモリパワーレール及びコア論理パワーレールという2つのパワーレールを有する。メモリパワーレールは、サブシステムのための様々な埋込み式メモリに電源電圧を供給する。対照的に、コア論理パワーレールは、論理ゲートに電源電圧を供給する。一般に、埋込み式メモリによって必要とされる電圧レベルは、サブシステムのためのコア論理回路によって必要とされるものとは異なる。その関連で(in that regard)、従来では、サブシステム内の埋込み式メモリ及びコア論理回路の両方が、保持モードとも表され得るスリープモードにシフトすることができる。しかしながら、埋込み式メモリは、スリープモードで論理ゲートに電力供給するために使用され得る低減された電源電圧と比べて、より高い電源電圧を、それらの格納値を保持するために必要とする。仮に共通のパワーレールが埋込み式メモリ及びコア論理回路の両方に使用されたとすると、コア論理回路は、例えば、埋込み式メモリにおいて格納状態を維持するために必要とされるであろう高められた電源電圧による不必要な漏れ電流損失から、スリープモード中、電力を無駄にするだろう。故に、独立したメモリ及びコア論理パワーレールを有することは、電力を節約する。
[0004]サブシステムが動作のこれらの様々なモードに関して独立して動作することを可能にするために、従来では、サブシステムをパワーゲーティングする。サブシステムがパワーダウンされることとなる場合、それは、残りのサブシステムのための共通のパワーレールから分離され得る。
[0005]独立したメモリ及びコア論理パワーレールにより、様々なモードの電圧はメモリ及び論理動作に対して最適化されることができるが、電力は、様々なサブシステムのための動作モードの非同期性質から無駄となる。例えば、WiFiサブシステムは、任意の着信メッセージについてチェックするために、略100msごとにウェイクアップする必要があり得る。次に、メモリパワーレール及びコア論理パワーレールは、WiFIサブシステムが適宜ウェイクアップし得るように、電力供給される必要があるだろう。これらのパワーレールは、後に漏れ電流を通して電力を失うパワーダウンされたサブシステムにおけるクロックツリー及び他の構造に結合される。
[0006]従って、当技術分野では、プロセッササブシステムと、メッセージング等を通してこれらのプロセッササブシステムとインターフェース接続しなければならない他のサブシステムとを含む集積回路のために、改善された電力アーキテクチャが必要である。
[0007]プロセッササブシステム及び第1のサブシステムを含む、SOCのような集積回路が提供される。SOCはまた、コア論理電力供給源が公称レベルで維持される常時オン(always-on)電力領域を含む。対照的に、第1のサブシステムは、第1のサブシステムが動作のスリープモードで動作しているか公称(アクティブ)モードで動作しているかに依存して保持電圧又は公称電圧のどちらか一方で駆動され得る第1のサブシステムコア論理パワーレールによって電力供給されるコア論理回路を含む。同様に、プロセッサコア論理パワーレールは、プロセッササブシステムが動作のスリープモードで動作しているか公称(アクティブ)モードで動作しているかに依存して保持電圧又は公称電圧のどちらか一方でプロセッササブシステム内のコア論理回路に電力供給する。対応するコア論理パワーレールによって定義される第1のサブシステム内の及びプロセッササブシステム内のそれぞれの電力領域は独立している。このように、第1のサブシステムは、プロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間に、動作のスリープモードから公称モードに遷移され得る。
[0008]第1のサブシステムのためのそのような独立した電力領域は、それが、従来のSOC電力領域フレームワークに関連付けられた相当な待ち時間及び消費電力問題を除去するため、かなり有利である。具体的には、従来では、WiFiサブシステムのような第1のサブシステムは、プロセッササブシステムとの共有のコア論理パワーレールに依存していた。故に、プロセッササブシステムは、WiFiサブシステムがメッセージについてチェックできるようにするためだけに、動作の公称モードに遷移しなければならないだろう。対照的に、本明細書で開示される有利な電力フレームワークは、第1のサブシステムが動作の公称モードに遷移する間、プロセッササブシステムがスリープモードに留まることを可能にする。
[0009]これらの特徴は、例となる実施形態の以下の詳細な説明からより良く認識され得る。
[0010]図1は、システムオンチップ(SOC)のプロセッササブシステムのための電力フレームワークに関して非同期かつ独立した電力フレームワークを有するサブシステムを含むSOC及び電力管理集積回路(PMIC)を含む例となるシステムのブロック図である。 [0011]図2は、図1のサブシステムのための常時オン(AON)電力マネジャのブロック図である。 [0012]図3は、図1のSOCを動作する方法のためのフローチャートである。
発明の詳細な説明
[0013]本発明の実施形態とそれらの利点とは、以下の詳細な説明を参照することで最も理解される。同様の参照番号が、複数の図のうちの1つ又は複数に例示される同様の要素を識別するために使用されることは認識されるべきである。
[0014]プロセッササブシステムとインターフェース接続する第1のサブシステムのための第1のサブシステムコア論理パワーレールを含むシステムオンチップ(SOC)集積回路が提供される。独立したプロセッサコア論理パワーレールは、プロセッササブシステムに電力供給する。第1のサブシステムのための埋込み式メモリは、プロセッササブシステムのための埋込み式メモリに電力供給するプロセッサメモリレールから独立している第1のサブシステムメモリパワーレールによって電力供給される。第1のサブシステム及び第2のサブシステムの両方は、対応するコア論理パワーレールのための電圧が個々の保持値へと独立して低落する(collapse)スリープモードに移行し得る。同様に、メモリパワーレールのための電圧は、それぞれのスリープモード中、個々の保持値に低落する。サブシステムのための動作の通常又は公称モードでは、第1のサブシステム及びプロセッサコア論理パワーレールのための並びに第1のサブシステム及びプロセッサメモリパワーレールのための電圧は、個々の公称値に引き上げられるだろう。電力管理集積回路(PMIC)は、公称モード及びスリープモードの両方で様々なパワーレールに電力供給する。SOCは、スリープモードで動作しているのが第1のサブシステムか第2のサブシステムかに関わらず、低落していない論理パワーレールによって電力供給される常時オン電力領域を含む。換言すると、常時オン電力領域についてスリープモードは存在しない。常時オン領域内のプロセッサ電力マネジャは、プロセッササブシステム内の対応するプロセッサリソースマネジャとインターフェース接続することで、プロセッササブシステムのためのパワーレールの遷移を管理する。常時オン領域内のプロセッサ電力マネジャを介したプロセッササブシステムのそのような管理が従来のものであることを留意されたい。
[0015]従来のSOCでは、共通のコア論理パワーレール及び共通の埋込み式パワーレールは両方とも、WiFiサブシステム、グラフィックスサブシステム及びセンサのような様々な他のサブシステムと、プロセッササブシステムによって共有される。共通のパワーレールのこの従来の共有を前提として、「集計(aggregate votes)」することは、プロセッサリソースマネジャの役割であった。換言すると、様々なサブシステムの各々は、公称モードで動作しているとき、それらがいつスリープモードに移行するかについて、及びそれらがいつスリープモードからウェイクアップする必要があるかについて、それらのステータスを通信するだろう。スリープモードに移行中であることを各サブシステムが示す場合、且つ、プロセッササブシステムによって実行されるべき他のタスクが残っていない場合、プロセッサリソースマネジャは、プロセッササブシステム自体のスリープモードへの移行を開始し得る。しかし、その集計機能(vote aggregating function)の一部として、リソースマネジャは、次のサブシステム(又は、それ自体)がスリープモードから公称モードに遷移される必要がある最も早い時間を決定した。このウェイクアップ時間は、スリープクロックに応じて、プロセッサ電力マネジャによってモニタリングされる。プロセッサ電力マネジャは、共通のパワーレール及び共通の埋込み式メモリレールを保持電圧値に低落させることに関してPMICとインターフェース接続する。同時に、プロセッサ電力マネジャは、スリープクロックを使用してタイマを維持し、それによって、それは、プロセッサリソースマネジャがいつウェイクアップ(公称モードに遷移)されるべきかを決定し得る。スリープクロックを使用してタイマによって決定されたスリープ期間が完了すると、プロセッサ電力マネジャは、共通のレールのための電圧をそれらの公称値に遷移するよう求めるコマンドをPMICに発する。共通のレールがそれら公称値となると、プロセッサ電力マネジャは、プロセッサリソースマネジャをウェイクアップし得る。次いで、プロセッサリソースマネジャは、その時点で必要なサブシステムをウェイクアップし得る。
[0016]常時オン領域内のプロセッサ電力マネジャのそのような動作及びプロセッササブシステムにおけるプロセッサリソースマネジャの動作は従来のものであるが、これは、過度の消費電力及び遅延/待ち時間を引き起こす。例えば、一実施形態では、第1のサブシステムは、WiFiサブシステムを備え得る。WiFiの分野で知られているように、WiFiサブシステムは、任意のメッセージについてチェックするために、かなり規則的に、例えば、略100msごとに、保持モード(スリープモード)から公称モードに遷移する必要があり得る。共有の電力及びメモリレールを有する従来のシステムでは、WiFiサブシステムがメッセージについてチェックできるようにするためだけに、プロセッササブシステムをウェイクアップし、共通のパワーレールに電力供給することに関して、「バトルシップを持ち出す(bringing up the battleship)」際に大幅な遅延に遭遇する。この遅延に加えて、プロセッササブシステムは、漏れ電流によって電力を無駄にする。
対照的に、本明細書で開示されるSOCは、第1のサブシステム常時オン(AON)電力マネジャを常時オン電力領域に、及び対応する第1サブシステム電力管理ユニット(PMU)を第1のサブシステム電力領域に提供することで、この待ち時間及び消費電力を除去する。これらのモジュールは、第1のサブシステムコア論理パワーレール及び第1のサブシステム埋込み式メモリパワーレール上の(保持又は公称)電圧を管理する。第1のサブシステムAON電力マネジャは、第1のサブシステムコア論理パワーレール及び第1のサブシステム埋込み式メモリパワーレール上の電圧が保持状態にあるか公称状態にあるかを制御するためにPMICとインターフェース接続する。第1のサブシステムPMUは、第1のサブシステムがいつスリープモードから公称モードに遷移されるべきかを通信するために第1のサブシステムAON電力マネジャとインターフェース接続する。第1のサブシステムAON電力マネジャは、スリープクロックに応じて第1のサブシステムのための所望のスリープ期間を測定するために、それ自体の1つのタイマ(又は、複数のタイマ)を有する。所望のスリープ期間が満了すると、第1のサブシステムAON電力マネジャは、(コア論理回路及びその埋込み式メモリの両方のための)第1のサブシステムパワーレール上の電圧をそれらの公称値に引き上げるようPMICに指示する。次に、第1のサブシステムAON電力マネジャは、動作の公称モードに遷移するよう第1のサブシステムPMUに指示し得る。このように、先行技術を悩ませた待ち時間及び消費電力の問題が除去される。一実施形態では、第1のサブシステムAON電力マネジャは、第1のサブシステムが動作のスリープモードに遷移することとなるか公称モードに遷移することとなるかに応じて、第1のサブシステムコア論理パワーレールの電圧及び第1のサブシステムメモリパワーレールのための電圧が両方とも、保持値に等しくなるか公称値に等しくなるかを制御するための手段を備えるとみなされ得、この制御するための手段は、プロセッササブシステムが動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかから独立している。
[0017]第1のサブシステム電力管理の有利な特徴は、幾つかの例となる実施形態についての以下の説明を通してより良く認識され得る。ここで、図を参照すると、図1は、SOC105及びPMIC110を含む例となるシステム100を例示する。SOC105は、常時オン(AON)電力領域160、プロセッササブシステム115及び第1のサブシステム111を含む。第1のサブシステムコア論理パワーレール(CX−1)125は、第1のサブシステム111内のコア論理回路に電力供給する。同様に、第1のサブシステムメモリパワーレール(MX−1)120は、第1のサブシステム111内の埋込み式メモリに電力供給する。PMIC110は、第1のサブシステム110が動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかに依存して保持電圧又は公称電圧のどちらか一方で第1のサブシステムメモリパワーレール120を駆動するリニアドロップアウトレギュレータ(LDO)135を含む。同様に、PMIC110は、第1のサブシステム111が動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかに依存して、保持電圧又は公称電圧のどちらか一方で第1のサブシステムパワーレール125を駆動するLDO140を含む。
[0018](スリープモードで使用される)保持電圧及び(公称モードで使用される)公称電圧についての特定の値は、プロセスノードに依存する。一般に、公称値は、スリープモード中電力が節約されるように、保持値よりも高い。スリープモード中、第1のサブシステムコア論理パワーレール125のための保持電圧は、第1のサブシステムメモリパワーレール120のための保持電圧とは異なり得る(又は、同じであり得る)。同様に、これらのレールについての公称電圧もまた異なり得る。PMIC110は、AON領域160内の第1のサブシステムAON電力マネジャ150からのパワーイネーブル(PWR_EN)信号175に応じて、LDO135及びLDO140によってドライブされる電圧を制御するLDO制御モジュール130を含む。有利に、パワーイネーブル信号175は、SOCが、パワーイネーブル信号175を受け入れるために1つの対応する入力/出力(I/O)ピン(例示されない)を確保(dedicate)さえすればよいように、単一ビットのみを備え得る。代替的な実施形態では、パワーイネーブル信号175は、マルチビット信号を備え得る。第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、第1のサブシステム111が動作のスリープモードから公称モードに遷移することとなるとき、パワーイネーブル信号175を(例えば、それを電源電圧にドライブすることで)アサートする。反対に、第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、第1のサブシステム111が動作の公称モードからスリープモードに遷移することとなるとき、パワーイネーブル信号175をデアサートする。
[0019]パワーイネーブル信号175をアサートすることに関して、第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、スリープクロック170のサイクルをカウントすることに応じて経過時間を決定する(図2に関して以下で更に説明される)タイマを含む。スリープモードへの遷移に先立ち、第1のサブシステム電力管理ユニット(PMU)155は、第1のサブシステムAON電力マネジャ150に、第1のサブシステム111がいつ公称モードに遷移し戻されるべきかを識別する時間を伝達する。代替的に、第1のサブシステムPMU155は、第1のサブシステムAON電力マネジャ150に、後続のスリープモード期間の長さを伝達し得る。識別された時間(又は、スリープ期間の長さ)に基づいて、第1のサブシステムAON電力マネジャは、現在のスリープモード期間が満了すると第1のサブシステム111をウェイクアップするように、適宜そのタイマを構成する。AON電力領域160のためのパワーレール電圧が、第1のサブシステムパワーレール120及び125のための公称(又は、保持)電圧から独立していることに留意されたい。故に、PMU155は、これらの独立した電圧領域において使用される異なる電圧に適応させるために、レベルシフタ152を通して第1のサブシステムAON電力マネジャ150と通信する。
[0020]PMU155は、動作のスリープモード及び公称モードへの第1のサブシステム111の遷移を管理するステートマシンを備える。例えば、第1のサブシステム111は、第1のWLANサブシステム180及び第2のWLANサブシステム185を含むWiFiサブシステムを備え得る。各WLANサブシステムは、対応する帯域幅専用であり得、物理(PHY)及びメディアアクセス制御(MAC)レイヤを実行するための回路を含む。WLANサブシステム180及び185は、第1のサブシステムコア論理パワーレール125へのスイッチド経路を通してそれらのコア論理回路電力を受ける。例えば、第1のサブシステムコア論理パワーレール125は、PMOSトランジスタP1を通して第1のWLANサブシステム180に、PMOSトランジスタP2を通して第2のWLANサブシステム185に結合し得る。これらのWLANサブシステムの各々のための埋込み式メモリ(例示されない)は、第1のサブシステムメモリパワーレール120から電力を直接受ける。スリープモードへの遷移の一環として、第1のサブシステムPMU155は、これらのサブシステム内のコア論理回路に電力供給する第1のサブシステムコア論理パワーレール125の部分を完全に放電するために、トランジスタP1及びP2をオフに切り替える。そのような完全な低落は、WLANサブシステム180及び185におけるコア論理回路についてのあらゆる漏れ電流損失を除去する。他の実施形態における様々なモジュールは、第1のサブシステムコア論理パワーレール125のそれらの部分が、第1のサブシステムPMU155によって、この方式で完全に低落され得る。
[0021]プロセッササブシステムコア論理パワーレール(CX−2)137は、プロセッササブシステム115内のコア論理回路に電力供給する。同様に、プロセッササブシステムメモリパワーレール(MX−2)138は、プロセッササブシステム115内の埋込み式メモリに電力供給する。従来通り、パワーレール137及び138は、プロセッササブシステム115とインターフェース接続する他のサブシステム(例示されない)によって共有され得る。例えば、グラフィックスプロセッササブシステム、ブルートゥースサブシステム及びセンサは、それらのコア論理回路が、プロセッササブシステムコア論理パワーレール137によって電力供給され得る。加えて、これらのサブシステム内の埋込み式メモリは、プロセッササブシステムメモリパワーレール138によって電力供給され得る。これらの共有のレールについて、プロセッササブシステム115内のリソース電力マネジャ(RPM)120は、上で説明したように、「集計」する。その関連で、プロセッササブシステム115とパワーレール137及び138を共有するサブシステムは、それらがいつ動作の公称モードに遷移される必要があるかをRPM120に信号伝達する。それらがスリープモードに遷移していること及び実行すべきタスクが他にないことを全てのこれらのサブシステムが示す場合、RPM120は、それがいつ公称モードに遷移し戻される必要があるかを、AON電力領域160内のプロセッササブシステム電力マネジャ(PM)190に信号伝達することで、それ自体のスリープモードへの遷移を開始し得る。次に、プロセッササブシステム190は、プロセッササブシステムパワーレール137及び139のそれらの保持値への遷移を管理し得る。その関連で、PMIC110は、保持電圧又は公称電圧のどちらか一方でプロセッササブシステムコア論理パワーレール137を駆動するためのLDO136を含み得る。同様に、PMIC110は、保持電圧又は公称電圧(これらの電圧は、パワーレール137上の対応する電圧から独立している)のどちらか一方でプロセッササブシステムメモリパワーレール1378を駆動するためのLDO145を含み得る。
[0022]公称電圧及び保持電圧の生成に関して、バッテリ電圧を相当低い公称又は保持値へと下げるよう調整するためにLDOを使用することは非効率的である。故に、PMIC110内のスイッチング電力供給源(例示されない)は、バッテリ電圧を中間値に下げるように調整し得る。次に、LDO135,140、136、145は、この中間電圧を適切な公称電圧及び保持電圧へと調整する。次に、PM190は、従来の方式で、136及び145による調整を制御する。これは、PM190及びRPM120が、独立した第1のサブシステム電力領域に対応するように設計し直される必要がない点で、かなり有利である。
[0023]公称モードでの動作中、プロセッササブシステム115は、動作のスリープモードから公称モードに遷移するよう第1のサブシステム111に指示する必要があり得る。例えば、第1のサブシステム111がWiFiサブシステムである場合、プロセッササブシステム115は、それがWiFiを通して送る必要のあるメッセージを有し得る。図2に見受けられるように、第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、例えば、プロセッササブシステム115からの割込みを受け入れるための割込み制御モジュール225を含む。再度図1を参照すると、この割込みは、AON電力領域160が、プロセッササブシステム115のためのコア論理回路公称電圧から独立している電源電圧を使用するため、対応するレベルシフタ151を通してレベルシフトされ得る。その関連で、追加のレベルシフタ(例示されない)は、第1のサブシステム111とプロセッササブシステム115との間で交換され得る追加の信号を同様にレベルシフトするだろう。図2に示されるように割込みを受けると、割込み制御モジュール225は、パワーイネーブル信号175をアサートするよう、第1のサブシステムAON電力マネジャ150内のステートマシン200に信号伝達する。上で説明したように、PMIC110内のLDO制御モジュール130は、公称電圧でそれらのパワーレールを駆動するようLDO135及び140に指示することで、パワーイネーブル信号175のアサーションに応答する。公称電圧がレール120及び125上で一定に保たれないとき、ステートマシン200は、第1のサブシステム111を動作の公称モードに遷移するようPMU155をトリガし得る。WiFiの実施形態では、PMU155は、PMOSトランジスタP1及び/又はPMOSトランジスタP2をオンに切り替えることで、所望の周波数帯域に依存して、適切なWLANインターフェースをパワーアップし得る。
[0024]第1のサブシステム111内の異なるサブシステム(例えば、WLANインターフェース180及び185)の動作に対応するために、第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、第0のカウンタ(comp0)220及び第1のカウンタ(comp1)215等の対応するカウンタをモニタリングし得る。これらのカウンタは、タイマ210を通してスリープクロック170のサイクルをカウントする。スリープクロック170は、PMIC110、AON電力領域160又は別の適切な独立したソースによって生成され得る。カウンタ215及び220のカウントは、第1のサブシステム111内の対応するサブシステムがいつ公称モードに遷移する必要があるかに依存して設定される。その関連で、PMU155は、カウンタ215及び220のようなカウンタ内の対応するカウントは適宜設定され得るように、それが公称モードに遷移する必要がある対応する時間(言い換えれば、対応するスリープ期間の持続時間)を第1のサブシステムAON電力マネジャ150に伝達する。カウンタの数が、1から、独立したウェイクアップ時間を必要とする第1のサブシステム111内の様々なサブシステムに必要とされる数ならどれだけ多くてもその数まで変動され得ることは認識されるだろう。第1のサブシステム111のためのスリープ期間が満了したことをカウンタ220又は215のようなカウンタが示すとき、対応するカウンタは、割込み制御モジュール225をトリガし、次いで、ステートマシン200をトリガして、パワーイネーブル信号175をアサートして、第1のサブシステム111の公称モードへの遷移を開始する。
[0025]WiFiサブシステムの実施形態では、PMU155は、適切なWLANインターフェースをアウェイクし、それによって、それらは、対応する周波数帯域における受けたトラフィックインジケーションマップ(TIM)ビットがアサートされているかをチェックし得る。1つのTIMビット(又は、複数のWLANモジュールがアクティブである場合には複数のTIMビット)がゼロである場合、PMU155は、第1のサブシステムAON電力マネジャ150を用いて次のウェイクアップ時間をスケジューリングすることができる。TIMビットがアサートされる(バイナリ1に等しい)場合、WiFiサブシステム111は、メッセージを受ける及びそれが処理されるように、続けて、プロセッササブシステム115とインターフェース接続し得る。しかしながら、仮にプロセッササブシステム115がスリープモードにあったとすると、第1のサブシステム111は、AON電力領域160内のプロセッササブシステム電力マネジャ190に割込み(例示されない)を伝達し得る。次に、プロセッササブシステム電力マネジャ190は、LDO136及び145が、対応する公称電圧でそれらのそれぞれのパワーレール137及び138を駆動するように、ASIC110を信号伝達するだろう。次に、プロセッササブシステム電力マネジャ190は、プロセッササブシステム115を動作の公称(アクティブとも表される)モードに遷移するようRPM120をトリガするだろう。独立したパワーレールを有する第1のサブシステムを含むSOCのための例となる動作方法がここから説明される。
[0026]図3は、例となる動作方法のフローチャートである。作用(act)300は、集積回路内のプロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間に、集積回路内の第1のサブシステムを動作のスリープモードから公称モードに遷移することを備える。そのような作用の例は、WLAN180及び/又はWLAN185が、対応するトラフィックインジケーションマップ(TIM)ビットのステータスをチェックすることができるように第1のサブシステム115を公称モードに遷移することに関連して上述される。
[0027]方法はまた、第1のサブシステムが動作の公称モードにある間に、第1のサブシステムが、プロセッササブシステムのためのメッセージを有するかを決定することを備える作用305を含む。WiFiの実施形態では、そのようなメッセージは、対応する受けたTIMビットがアサートされていることに準拠するだろう。しかしながら、メッセージングを通してプロセッササブシステムと交信することが必要であり得る他のタイプのサブシステムもまた、本明細書で開示される独立した電力フレームワークを有利に使用することは認識されるだろう。
[0028]方法は更に、第1のサブシステムがプロセッササブシステムのためのメッセージを有するとの決定に応じて、動作のスリープモードから公称モードへのプロセッササブシステムの遷移を開始するために第1のサブシステムから割込みを伝達することを備える作用310を含む。そのような作用の例は、次いで動作の公称モードへのプロセッササブシステム115の遷移をトリガするプロセッササブシステム電力マネジャ190への第1のサブシステム111からの割込みの伝達である。
[0029]最後に、方法は、第1のサブシステムがプロセッササブシステムのためのメッセージを有さないとの決定に応じて、動作の公称モードからスリープモードに第1のサブシステムを遷移することを備える作用315を含む。そのような作用の例は、受けた対応するTIMビットがデアサートされた(論理ゼロに等しい)とのWLAN180及び/又はWLAN185が決定することに準拠するだろう。そのようなケースでは、PMU155は、適切な1つのウェイクアップ時間(又は、複数の時間)を、AON電力領域160内の第1のサブシステムAON電力マネジャ150に伝達するだろう。第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、次に、LDO135及び140がそれらのそれぞれのパワーレール120及び125上の電圧を対応する保持値に低下させるように、パワーイネーブル信号175をデアサートするだろう。第1のサブシステム111は、次に、動作のスリープモードに遷移するだろう。
[0030]多数の代替的な実施形態を踏まえて、本開示の範囲は、それらが単に幾つかの例であるため、本明細書で例示及び説明される特定の実施形態のそれに限定されるべきではなく、むしろ、以降に添付されている特許請求の範囲のもの及びそれらの機能的な等価物と十分に釣り合うべきである。
[0017]第1のサブシステム電力管理の有利な特徴は、幾つかの例となる実施形態についての以下の説明を通してより良く認識され得る。ここで、図を参照すると、図1は、SOC105及びPMIC110を含む例となるシステム100を例示する。SOC105は、常時オン(AON)電力領域160、プロセッササブシステム115及び第1のサブシステム111を含む。第1のサブシステムコア論理パワーレール(CX−1)125は、第1のサブシステム111内のコア論理回路に電力供給する。同様に、第1のサブシステムメモリパワーレール(MX−1)120は、第1のサブシステム111内の埋込み式メモリに電力供給する。PMIC110は、第1のサブシステム111が動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかに依存して保持電圧又は公称電圧のどちらか一方で第1のサブシステムメモリパワーレール120を駆動するリニアドロップアウトレギュレータ(LDO)135を含む。同様に、PMIC110は、第1のサブシステム111が動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかに依存して、保持電圧又は公称電圧のどちらか一方で第1のサブシステムパワーレール125を駆動するLDO140を含む。
[0019]パワーイネーブル信号175をアサートすることに関して、第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、スリープクロック170のサイクルをカウントすることに応じて経過時間を決定する(図2に関して以下で更に説明される)タイマを含む。スリープモードへの遷移に先立ち、第1のサブシステム電力管理ユニット(PMU)155は、第1のサブシステムAON電力マネジャ150に、第1のサブシステム111がいつ公称モードに遷移し戻されるべきかを識別する時間を伝達する。代替的に、第1のサブシステムPMU155は、第1のサブシステムAON電力マネジャ150に、後続のスリープモード期間の長さを伝達し得る。識別された時間(又は、スリープ期間の長さ)に基づいて、第1のサブシステムAON電力マネジャ150は、現在のスリープモード期間が満了すると第1のサブシステム111をウェイクアップするように、適宜そのタイマを構成する。AON電力領域160のためのパワーレール電圧が、第1のサブシステムパワーレール120及び125のための公称(又は、保持)電圧から独立していることに留意されたい。故に、PMU155は、これらの独立した電圧領域において使用される異なる電圧に適応させるために、レベルシフタ152を通して第1のサブシステムAON電力マネジャ150と通信する。
[0021]プロセッササブシステムコア論理パワーレール(CX−2)137は、プロセッササブシステム115内のコア論理回路に電力供給する。同様に、プロセッササブシステムメモリパワーレール(MX−2)138は、プロセッササブシステム115内の埋込み式メモリに電力供給する。従来通り、パワーレール137及び138は、プロセッササブシステム115とインターフェース接続する他のサブシステム(例示されない)によって共有され得る。例えば、グラフィックスプロセッササブシステム、ブルートゥースサブシステム及びセンサは、それらのコア論理回路が、プロセッササブシステムコア論理パワーレール137によって電力供給され得る。加えて、これらのサブシステム内の埋込み式メモリは、プロセッササブシステムメモリパワーレール138によって電力供給され得る。これらの共有のレールについて、プロセッササブシステム115内のリソース電力マネジャ(RPM)120は、上で説明したように、「集計」する。その関連で、プロセッササブシステム115とパワーレール137及び138を共有するサブシステムは、それらがいつ動作の公称モードに遷移される必要があるかをRPM120に信号伝達する。それらがスリープモードに遷移していること及び実行すべきタスクが他にないことを全てのこれらのサブシステムが示す場合、RPM120は、それがいつ公称モードに遷移し戻される必要があるかを、AON電力領域160内のプロセッササブシステム電力マネジャ(PM)190に信号伝達することで、それ自体のスリープモードへの遷移を開始し得る。次に、プロセッササブシステムPM190は、プロセッササブシステムパワーレール137及び139のそれらの保持値への遷移を管理し得る。その関連で、PMIC110は、保持電圧又は公称電圧のどちらか一方でプロセッササブシステムコア論理パワーレール137を駆動するためのLDO136を含み得る。同様に、PMIC110は、保持電圧又は公称電圧(これらの電圧は、パワーレール137上の対応する電圧から独立している)のどちらか一方でプロセッササブシステムメモリパワーレール138を駆動するためのLDO145を含み得る。
[0025]WiFiサブシステムの実施形態では、PMU155は、適切なWLANインターフェースをアウェイクし、それによって、それらは、対応する周波数帯域における受けたトラフィックインジケーションマップ(TIM)ビットがアサートされているかをチェックし得る。1つのTIMビット(又は、複数のWLANモジュールがアクティブである場合には複数のTIMビット)がゼロである場合、PMU155は、第1のサブシステムAON電力マネジャ150を用いて次のウェイクアップ時間をスケジューリングすることができる。TIMビットがアサートされる(バイナリ1に等しい)場合、WiFiサブシステム111は、メッセージを受ける及びそれが処理されるように、続けて、プロセッササブシステム115とインターフェース接続し得る。しかしながら、仮にプロセッササブシステム115がスリープモードにあったとすると、第1のサブシステム111は、AON電力領域160内のプロセッササブシステム電力マネジャ190に割込み(例示されない)を伝達し得る。次に、プロセッササブシステム電力マネジャ190は、LDO136及び145が、対応する公称電圧でそれらのそれぞれのパワーレール137及び138を駆動するように、PMIC110を信号伝達するだろう。次に、プロセッササブシステム電力マネジャ190は、プロセッササブシステム115を動作の公称(アクティブとも表される)モードに遷移するようRPM120をトリガするだろう。独立したパワーレールを有する第1のサブシステムを含むSOCのための例となる動作方法がここから説明される。
[0030]多数の代替的な実施形態を踏まえて、本開示の範囲は、それらが単に幾つかの例であるため、本明細書で例示及び説明される特定の実施形態のそれに限定されるべきではなく、むしろ、以降に添付されている特許請求の範囲のもの及びそれらの機能的な等価物と十分に釣り合うべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
集積回路であって、
第1のサブシステムコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、第1のサブシステムメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含む第1のサブシステムと、ここにおいて、前記第1のサブシステムコア論理回路は、第1のサブシステム電力マネジャユニット(PMU)を含む、
プロセッサコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、プロセッサメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含むプロセッササブシステムと、
第1のサブシステム常時オン電力マネジャ(AON−PM)を含む常時オン(AON)電力領域と、ここにおいて、前記第1のサブシステムAON−PMは、前記第1のサブシステムが動作のスリープモードで動作することとなるか公称モードで動作することとなるかに依存して、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールのための電圧と、前記第1のサブシステムメモリパワーレールのための電圧とを制御するように構成され、前記第1のサブシステムPMUは、前記スリープモードへの遷移前に前記AON−PMにウェイクアップ期間を伝達するように構成され、前記第1のサブシステムAON−PMは、スリープクロックに応じて前記ウェイクアップ期間を時間測定し、動作の前記スリープモードから前記公称モードへの前記第1のサブシステムの遷移を開始するために前記ウェイクアップ期間の終端を前記第1のサブシステムPMUに信号伝達するように更に構成される、
を備える集積回路。
[C2]
前記第1のサブシステムAON−PMは、前記第1のサブシステムが動作の前記スリープモードに遷移することとなるか前記公称モードに遷移することとなるかに依存して、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールのための前記電圧及び前記第1のサブシステムメモリパワーレールのための前記電圧が保持値を有するか公称値を有するかを制御するために、電力管理集積回路(PMIC)へのパワーイネーブル信号をアサートするように構成されたステートマシンを含む、C1に記載の集積回路。
[C3]
前記第1のサブシステムコア論理パワーレールについての前記保持値は、前記第1のサブシステムメモリパワーレールについての前記保持値とは異なる、C2に記載の集積回路。
[C4]
前記第1のサブシステムコア論理パワーレールについての前記公称値は、前記第1のサブシステムメモリパワーレールについての前記公称値とは異なる、C2に記載の集積回路。
[C5]
前記第1のサブシステムは、ヘッドスイッチを介して前記第1のサブシステムコア論理パワーレールに結合されたWLANインターフェースを含むWiFiサブシステムであり、前記第1のサブシステムPMUは、動作の前記公称モードから前記スリープモードへの前記第1のサブシステムの遷移に備えて、前記ヘッドスイッチをオフに切り替えるように構成されたWiFiサブシステムPMUであり、C1に記載の集積回路。
[C6]
前記WLANインターフェースは、一対のWLANインターフェースを備え、前記ヘッドスイッチは、一対の対応するヘッドスイッチを備える、C5に記載の集積回路。
[C7]
前記第1のサブシステムAON−PMは、前記WLANインターフェースのうちの第1のWLANインターフェースのための第1のウェイクアップ期間を時間測定するように、及び前記WLANインターフェースのうちの第2のWLANインターフェースのための第2のウェイクアップ期間を時間測定するように構成されたタイマを含む、C6に記載の集積回路。
[C8]
前記プロセッササブシステムが動作のスリープモードに遷移することとなるか公称モードに遷移することとなるかに依存して、前記プロセッサコア論理パワーレールのための電圧と、前記プロセッサメモリパワーレールのための電圧とを制御するように構成された、前記AON電力領域内のプロセッササブシステムAON−PMと、
前記プロセッササブシステム内のリソース電力マネジャ(RPM)と、ここにおいて、前記RPMは、前記スリープモードへの前記プロセッササブシステムの遷移前に、ウェイクアップ期間を前記プロセッササブシステムAON−PMに伝達するように構成され、前記プロセッササブシステムAON−PMは、前記スリープクロックに応じて、前記ウェイクアップ期間を時間測定するように、及び動作の前記スリープモードから前記公称モードへの前記プロセッササブシステムの遷移を開始するために前記ウェイクアップ期間の終端を前記RPMに信号伝達するように構成される、
を更に備える、C5に記載の集積回路。
[C9]
前記WiFiサブシステムPMUは、前記プロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間、前記スリープモードから前記公称モードへの前記WiFiサブシステムの遷移中に、前記ヘッドスイッチをオンに切り替えるように構成され、前記WiFiサブシステムPMUは、前記ヘッドスイッチをオフに切り替え、受けたトラフィックインジケーショションマップ(TIM)信号がデアサートされると前記WLANインターフェースが決定することに応じて、前記第1のWiFiサブシステムを前記スリープモードに遷移し戻すように更に構成される、C8に記載の集積回路。
[C10]
前記WiFiサブシステムPMUは、前記プロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間、前記スリープモードから前記公称モードへの前記WiFiサブシステムの遷移中に、前記ヘッドスイッチをオンに切り替えるように更に構成され、前記WiFIサブシステムRMは、受けたトラフィックインジケーショションマップ(TIM)信号がアサートされると前記WLANインターフェースが決定することに応じて、前記公称モードへの前記プロセッササブシステムの遷移をトリガするために、前記プロセッササブシステムAON−PMに割込みを伝達するように更に構成される、C8に記載の集積回路。
[C11]
前記WiFiサブシステムPMUからの前記割込みを、前記プロセッササブシステムAON−PMにおいてそれを受ける前に、レベル変換するように構成されたレベル変換器を更に備える、C10に記載の集積回路。
[C12]
方法であって、
集積回路内のプロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間に、前記集積回路内の第1のサブシステムを動作のスリープモードから公称モードに遷移することと、
前記第1のサブシステムが動作の前記公称モードにあるときに、前記第1のサブシステムが、前記プロセッササブシステムのためのメッセージを有するかを決定することと、
前記第1のサブシステムが前記プロセッササブシステムのためのメッセージを有するとの決定に応じて、動作の前記スリープモードから公称モードへの前記プロセッササブシステムの遷移を開始するために、前記第1のサブシステムから割込みを伝達することと、
前記第1のサブシステムが前記プロセッササブシステムのためのメッセージを有さないとの決定に応じて、前記第1のサブシステムを動作の前記公称モードから前記スリープモードに遷移することと
を備える方法。
[C13]
前記第1のサブシステムを前記スリープモードから前記公称モードに遷移することは、保持値から、前記保持値よりも大きい公称値に、第1のサブシステムコア論理パワーレール上の電圧をアサートすることを備え、ここにおいて、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールは、前記第1のサブシステム内のコア論理回路に電力供給する、C12に記載の方法。
[C14]
前記第1のサブシステムを前記スリープモードから前記公称モードに遷移することは、保持値から、前記保持値よりも大きい公称値に、第1のサブシステムメモリパワーレール上の電圧をアサートすることを備え、ここにおいて、前記第1のサブシステムメモリパワーレールは、前記第1のサブシステム内の埋込み式メモリに電力供給する、C12に記載の方法。
[C15]
前記割込みに応じて、保持値から、前記保持値よりも大きい公称値に、前記プロセッササブシステムに電力供給するプロセッサコア論理パワーレール上の電圧をアサートすることを更に備え、ここにおいて、前記プロセッサコア論理パワーレールは、前記プロセッササブシステム内のコア論理回路に電力供給する、C12に記載の方法。
[C16]
前記第1のサブシステムを動作の前記公称モードから前記スリープモードに遷移することは、前記第1のサブシステムが次にいつ動作の前記公称モードに再度遷移されるべきかについて、前記集積回路における常時オン電力領域内の電力マネジャに前記第1のサブシステムが通知することを備える、C12に記載の方法。
[C17]
集積回路であって、
第1のサブシステムコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、第1のサブシステムメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含む第1のサブシステムと、
プロセッサコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、プロセッサメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含むプロセッササブシステムと、
前記第1のサブシステムが動作のスリープモードに遷移することとなるか公称モードに遷移することとなるかに応じて、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールの電圧及び前記第1のサブシステムメモリパワーレールのための電圧が両方とも保持値に等しくなるか公称値に等しくなるかを制御するための手段と、制御するための前記手段は、前記プロセッササブシステムが動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかから独立している、
を備える集積回路。
[C18]
制御するための前記手段は、前記第1のサブシステムのためのスリープ期間の持続時間を時間測定するための手段を更に含み、制御するための前記手段は、前記スリープ期間の持続時間が満了すると、前記第1のサブシステムコア論理パワーレール及び前記第1のサブシステムメモリパワーレール上の前記電圧のそれらの公称値への遷移を指示するように構成される、C17に記載の集積回路。
[C19]
制御するための前記手段は、パワーイネーブル信号をアサートすることで前記電圧の前記遷移を指示するように更に構成される、C18に記載の集積回路。
[C20]
前記パワーイネーブル信号を伝えるために単一ピンを更に備える、C19に記載の集積回路。

Claims (20)

  1. 集積回路であって、
    第1のサブシステムコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、第1のサブシステムメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含む第1のサブシステムと、ここにおいて、前記第1のサブシステムコア論理回路は、第1のサブシステム電力マネジャユニット(PMU)を含む、
    プロセッサコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、プロセッサメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含むプロセッササブシステムと、
    第1のサブシステム常時オン電力マネジャ(AON−PM)を含む常時オン(AON)電力領域と、ここにおいて、前記第1のサブシステムAON−PMは、前記第1のサブシステムが動作のスリープモードで動作することとなるか公称モードで動作することとなるかに依存して、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールのための電圧と、前記第1のサブシステムメモリパワーレールのための電圧とを制御するように構成され、前記第1のサブシステムPMUは、前記スリープモードへの遷移前に前記AON−PMにウェイクアップ期間を伝達するように構成され、前記第1のサブシステムAON−PMは、スリープクロックに応じて前記ウェイクアップ期間を時間測定し、動作の前記スリープモードから前記公称モードへの前記第1のサブシステムの遷移を開始するために前記ウェイクアップ期間の終端を前記第1のサブシステムPMUに信号伝達するように更に構成される、
    を備える集積回路。
  2. 前記第1のサブシステムAON−PMは、前記第1のサブシステムが動作の前記スリープモードに遷移することとなるか前記公称モードに遷移することとなるかに依存して、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールのための前記電圧及び前記第1のサブシステムメモリパワーレールのための前記電圧が保持値を有するか公称値を有するかを制御するために、電力管理集積回路(PMIC)へのパワーイネーブル信号をアサートするように構成されたステートマシンを含む、請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記第1のサブシステムコア論理パワーレールについての前記保持値は、前記第1のサブシステムメモリパワーレールについての前記保持値とは異なる、請求項2に記載の集積回路。
  4. 前記第1のサブシステムコア論理パワーレールについての前記公称値は、前記第1のサブシステムメモリパワーレールについての前記公称値とは異なる、請求項2に記載の集積回路。
  5. 前記第1のサブシステムは、ヘッドスイッチを介して前記第1のサブシステムコア論理パワーレールに結合されたWLANインターフェースを含むWiFiサブシステムであり、前記第1のサブシステムPMUは、動作の前記公称モードから前記スリープモードへの前記第1のサブシステムの遷移に備えて、前記ヘッドスイッチをオフに切り替えるように構成されたWiFiサブシステムPMUであり、請求項1に記載の集積回路。
  6. 前記WLANインターフェースは、一対のWLANインターフェースを備え、前記ヘッドスイッチは、一対の対応するヘッドスイッチを備える、請求項5に記載の集積回路。
  7. 前記第1のサブシステムAON−PMは、前記WLANインターフェースのうちの第1のWLANインターフェースのための第1のウェイクアップ期間を時間測定するように、及び前記WLANインターフェースのうちの第2のWLANインターフェースのための第2のウェイクアップ期間を時間測定するように構成されたタイマを含む、請求項6に記載の集積回路。
  8. 前記プロセッササブシステムが動作のスリープモードに遷移することとなるか公称モードに遷移することとなるかに依存して、前記プロセッサコア論理パワーレールのための電圧と、前記プロセッサメモリパワーレールのための電圧とを制御するように構成された、前記AON電力領域内のプロセッササブシステムAON−PMと、
    前記プロセッササブシステム内のリソース電力マネジャ(RPM)と、ここにおいて、前記RPMは、前記スリープモードへの前記プロセッササブシステムの遷移前に、ウェイクアップ期間を前記プロセッササブシステムAON−PMに伝達するように構成され、前記プロセッササブシステムAON−PMは、前記スリープクロックに応じて、前記ウェイクアップ期間を時間測定するように、及び動作の前記スリープモードから前記公称モードへの前記プロセッササブシステムの遷移を開始するために前記ウェイクアップ期間の終端を前記RPMに信号伝達するように構成される、
    を更に備える、請求項5に記載の集積回路。
  9. 前記WiFiサブシステムPMUは、前記プロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間、前記スリープモードから前記公称モードへの前記WiFiサブシステムの遷移中に、前記ヘッドスイッチをオンに切り替えるように構成され、前記WiFiサブシステムPMUは、前記ヘッドスイッチをオフに切り替え、受けたトラフィックインジケーショションマップ(TIM)信号がデアサートされると前記WLANインターフェースが決定することに応じて、前記第1のWiFiサブシステムを前記スリープモードに遷移し戻すように更に構成される、請求項8に記載の集積回路。
  10. 前記WiFiサブシステムPMUは、前記プロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間、前記スリープモードから前記公称モードへの前記WiFiサブシステムの遷移中に、前記ヘッドスイッチをオンに切り替えるように更に構成され、前記WiFIサブシステムRMは、受けたトラフィックインジケーショションマップ(TIM)信号がアサートされると前記WLANインターフェースが決定することに応じて、前記公称モードへの前記プロセッササブシステムの遷移をトリガするために、前記プロセッササブシステムAON−PMに割込みを伝達するように更に構成される、請求項8に記載の集積回路。
  11. 前記WiFiサブシステムPMUからの前記割込みを、前記プロセッササブシステムAON−PMにおいてそれを受ける前に、レベル変換するように構成されたレベル変換器を更に備える、請求項10に記載の集積回路。
  12. 方法であって、
    集積回路内のプロセッササブシステムがスリープモードに留まっている間に、前記集積回路内の第1のサブシステムを動作のスリープモードから公称モードに遷移することと、
    前記第1のサブシステムが動作の前記公称モードにあるときに、前記第1のサブシステムが、前記プロセッササブシステムのためのメッセージを有するかを決定することと、
    前記第1のサブシステムが前記プロセッササブシステムのためのメッセージを有するとの決定に応じて、動作の前記スリープモードから公称モードへの前記プロセッササブシステムの遷移を開始するために、前記第1のサブシステムから割込みを伝達することと、
    前記第1のサブシステムが前記プロセッササブシステムのためのメッセージを有さないとの決定に応じて、前記第1のサブシステムを動作の前記公称モードから前記スリープモードに遷移することと
    を備える方法。
  13. 前記第1のサブシステムを前記スリープモードから前記公称モードに遷移することは、保持値から、前記保持値よりも大きい公称値に、第1のサブシステムコア論理パワーレール上の電圧をアサートすることを備え、ここにおいて、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールは、前記第1のサブシステム内のコア論理回路に電力供給する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のサブシステムを前記スリープモードから前記公称モードに遷移することは、保持値から、前記保持値よりも大きい公称値に、第1のサブシステムメモリパワーレール上の電圧をアサートすることを備え、ここにおいて、前記第1のサブシステムメモリパワーレールは、前記第1のサブシステム内の埋込み式メモリに電力供給する、請求項12に記載の方法。
  15. 前記割込みに応じて、保持値から、前記保持値よりも大きい公称値に、前記プロセッササブシステムに電力供給するプロセッサコア論理パワーレール上の電圧をアサートすることを更に備え、ここにおいて、前記プロセッサコア論理パワーレールは、前記プロセッササブシステム内のコア論理回路に電力供給する、請求項12に記載の方法。
  16. 前記第1のサブシステムを動作の前記公称モードから前記スリープモードに遷移することは、前記第1のサブシステムが次にいつ動作の前記公称モードに再度遷移されるべきかについて、前記集積回路における常時オン電力領域内の電力マネジャに前記第1のサブシステムが通知することを備える、請求項12に記載の方法。
  17. 集積回路であって、
    第1のサブシステムコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、第1のサブシステムメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含む第1のサブシステムと、
    プロセッサコア論理パワーレールに結合されたコア論理回路と、プロセッサメモリパワーレールに結合された埋込み式メモリとを含むプロセッササブシステムと、
    前記第1のサブシステムが動作のスリープモードに遷移することとなるか公称モードに遷移することとなるかに応じて、前記第1のサブシステムコア論理パワーレールの電圧及び前記第1のサブシステムメモリパワーレールのための電圧が両方とも保持値に等しくなるか公称値に等しくなるかを制御するための手段と、制御するための前記手段は、前記プロセッササブシステムが動作のスリープモードにあるか公称モードにあるかから独立している、
    を備える集積回路。
  18. 制御するための前記手段は、前記第1のサブシステムのためのスリープ期間の持続時間を時間測定するための手段を更に含み、制御するための前記手段は、前記スリープ期間の持続時間が満了すると、前記第1のサブシステムコア論理パワーレール及び前記第1のサブシステムメモリパワーレール上の前記電圧のそれらの公称値への遷移を指示するように構成される、請求項17に記載の集積回路。
  19. 制御するための前記手段は、パワーイネーブル信号をアサートすることで前記電圧の前記遷移を指示するように更に構成される、請求項18に記載の集積回路。
  20. 前記パワーイネーブル信号を伝えるために単一ピンを更に備える、請求項19に記載の集積回路。
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