JP2018505807A - シートサスペンションの設置方法及び乗客用シート - Google Patents

シートサスペンションの設置方法及び乗客用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2018505807A
JP2018505807A JP2017534838A JP2017534838A JP2018505807A JP 2018505807 A JP2018505807 A JP 2018505807A JP 2017534838 A JP2017534838 A JP 2017534838A JP 2017534838 A JP2017534838 A JP 2017534838A JP 2018505807 A JP2018505807 A JP 2018505807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
frame member
side frame
retainer
loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017534838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6339296B2 (ja
Inventor
シアン アン チェン
シアン アン チェン
グオ イン ジェン
グオ イン ジェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ST Engineering Aerospace Ltd
Original Assignee
Singapore Technologies Aerospace Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Singapore Technologies Aerospace Ltd filed Critical Singapore Technologies Aerospace Ltd
Publication of JP2018505807A publication Critical patent/JP2018505807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6339296B2 publication Critical patent/JP6339296B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D11/00Passenger or crew accommodation; Flight-deck installations not otherwise provided for
    • B64D11/06Arrangements of seats, or adaptations or details specially adapted for aircraft seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D11/00Passenger or crew accommodation; Flight-deck installations not otherwise provided for
    • B64D11/06Arrangements of seats, or adaptations or details specially adapted for aircraft seats
    • B64D11/0647Seats characterised by special upholstery or cushioning features
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】【解決手段】様々な実施形態は、互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とを有するシートフレームに、シートサスペンションを設置する方法を提供する。この方法は、シートサスペンションの第1側部のリテーナを、第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定するために、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップと、シートサスペンションの第2側部のリテーナを、第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定するために、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップとを含んでもよい。シートサスペンションの第2側部は、シートサスペンションの第1側部に対向し且つ離間している。

Description

本発明は、概してシートサスペンションの設置方法及び乗客用シートに関する。
航空機の着座システムの背もたれ支持体は、従来、剛性ダイヤフラムから作られているが、その設計上の考慮事項は、主に、航空機内装キャビンの機内安全規制に対する可燃性及び負荷耐性の遵守の努力によるものである。
しかし、剛性ダイヤフラム構造は、着座システム全体の重量を増加させ、ひいては、より大きなペイロードによって関連する運転コストを増加させる。さらに、この形の解決策における硬直性は、乗客に不快感をもたらす可能性があり、特に、長時間の飛行には、非常に望ましくない。補正は、より厚い背もたれクッションの形で行われることが多い。この場合、クッションの重量が加わり、美的にも劣る。
剛性ダイヤフラムの代替物として、サスペンションファブリック材料が背もたれ支持体に導入されている。このような一体化は、背もたれクッション内のフォームの量を減らすことによって、全体的な着座システムの重量を減少させる。
剛性ダイヤフラムと比較して、伸縮性サスペンションファブリックは、疲労面で、その弾性の維持に劣る可能性があり、メンテナンス作業の一部として交換が必要である。さらに、ファブリックは、板金の解決策とは異なり、その本来の性質により必要な輪郭を保持することができない。既存の設置方法には、「ラップアラウンド」方式が含まれる。図1は、サスペンションファブリック102をシートバックフレーム104の周りに巻き付けるラップアラウンド設置100を示している。ラップアラウンド方式を使用すると、サスペンションファブリックアセンブリの設置又は取り外しが難しい可能性があり、設置/取り外しプロセスによってシートバックフレームに大きな応力が誘発される可能性がある。
ジッパーを備えたサスペンションファブリックを用いたラップアラウンド方式は、ジッパーなしのサスペンションファブリックを用いた図1のラップアラウンド方式よりもサスペンションファブリックの設置又は取り外しを容易にすることができるが、システムの信頼性は、ジッパーの性能に依存する。加えて、このような設置は、シートバックフレーム間の空間利用を最適化することができない。
様々な実施形態は、互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とを有するシートフレームに、シートサスペンションを設置する方法を提供する。この方法は、シートサスペンションの第1側部のリテーナを、第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定するために、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップと、シートサスペンションの第2側部のリテーナを、第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定するために、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップとを含む。シートサスペンションの第2側部は、シートサスペンションの第1側部に対向し且つ離間している。
様々な実施形態は乗客用シートを提供する。乗客用シートは、互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材及び第2サイドフレーム部材を有するシートフレームと、シートフレーム上に設置されたシートサスペンションとを含み得る。シートサスペンションの第1側部のリテーナは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定され、シートサスペンションの第2側部のリテーナは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定される。シートサスペンションの第2側部は、シートサスペンションの第1側部に対向し且つ離間している。
図面において、概して同様の参照記号は、異なる図を通して同じ部分を指す。図面は、必ずしも一定の縮尺ではなく、その代わりに、概して本発明の原理を示すことに重点が置かれている。以下の説明では、様々な実施形態が以下の図面を参照して説明される。
ラップアラウンド方式を用いて設置されたサスペンションファブリックを示す。 様々な実施形態によるシートサスペンションの設置方法を例示するフローチャートを示す。 様々な実施形態による、シートフレーム上に設置されるシートフレーム及びシートサスペンションを例示する概略図を示す。 様々な実施形態による、シートフレーム上に設置されたシートサスペンションを有する乗客用シートを例示する概略図を示す。 様々な実施形態によるシートフレームの等角図を示す。 様々な実施形態によるシートフレームの側面図を示す。 様々な実施形態によるシートサスペンションを例示する概略図を示す。 様々な実施形態による乗客用シートを例示する概略図を示す。
様々な実施形態は、より簡単且つ省スペースなやり方で、シートフレーム上にシートサスペンションを設置する方法を提供する。様々な実施形態の方法は、製造中に使用することができるだけでなく、メンテナンス中に使用することもできる。
この文脈において、「例示的」という語は、本明細書では、「例、事例又は実例として役立つ」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」と記載された実施形態又は設計は、必ずしも他の実施形態又は設計よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。
この文脈において、シートサスペンションの設置方法は、様々な向きで行うことができるため、「側」、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「前方」、「後方」等の用語は、以下の説明で使用される場合、便宜上及び相対的な位置や方向の理解を助けるために使用され、シートサスペンションの設置方法を限定することを意図するものではない。
図2は、様々な実施形態によるシートサスペンションの設置方法を例示するフローチャート200を示す。シートフレームは、互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とを含むことができる。
202において、シートサスペンションの第1側部のリテーナは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動して、第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定される。
204において、シートサスペンションの第2側部のリテーナは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動して、第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定される。シートサスペンションの第2側部は、シートサスペンションの第1側部に対向し、かつ離間している。
様々な実施形態において、シートサスペンションの第1側部のリテーナの移動は、シートサスペンションの第1側部の複数のリテーナを、第1サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定するために、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップを含む。第1サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を含んでいてもよく、複数の支持部材は、第1サイドフレーム部材の複数の部分にそれぞれ位置する。様々な実施形態において、第1サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の直線部分を含み、複数の支持部材は、第1サイドフレーム部材の複数の部分にそれぞれ位置する。様々な実施形態において、第1サイドフレーム部材は、湾曲形状であってもよく、複数の支持部材は、第1サイドフレーム部材の湾曲形状に対応して位置してもよい。
様々な実施形態において、シートサスペンションの第2側部のリテーナの移動は、シートサスペンションの第2側部の複数のリテーナを、第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定するために、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップを含んでいてもよい。第2サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を含み、複数の支持部材は、第2サイドフレーム部材の複数の部分にそれぞれ位置する。様々な実施形態において、第2サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の直線部分を含んでいてもよく、複数の支持部材は、第2サイドフレーム部材の複数の部分にそれぞれ位置する。様々な実施形態において、第2サイドフレーム部材は、湾曲形状であってもよく、複数の支持部材は、第2サイドフレーム部材の湾曲形状に対応して位置してもよい。
様々な実施形態によれば、設置方法は、第1サイドフレーム部材から第2サイドフレーム部材に向かってシートサスペンションを引き伸ばすステップを含んでいてもよい。シートサスペンションの第2側部を第2サイドフレーム部材上に設置するために、シートサスペンションの第1側部が第1サイドフレーム部材に設置された後、シートサスペンションは、第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばされてもよい。
様々な実施形態において、シートサスペンションの第1側部のリテーナを第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定した後、シートサスペンションの第2側部に沿って設けられたループ部材にロッドを挿入してもよく、シートサスペンションは、ロッドによって第1サイドフレーム部材から第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばされてもよい。様々な実施形態において、シートサスペンションの第2側部のリテーナは、第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定されてもよく、ロッドはループ部材から取り外される。
様々な実施形態において、ループ部材は、複数のループ部分を含むか又は複数のループ部分に分割されてもよい。ループ部材は、隣接するループ部分の間に切れ目を形成することによって、複数のループ部分に分割されてもよい。
ループ部材に複数のループ部分が含まれる様々な実施形態において、ロッドは、複数のループ部分に同時に挿入されてもよく、シートサスペンションは、ロッドによって第1サイドフレーム部材から第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばされる。シートサスペンションを第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばすことによって、シートサスペンションの第2側部のリテーナ又は複数のリテーナを、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させることができ、第2サイドフレーム部材上の支持部材上又は複数の支持部材上に固定することができる。
ループ部材に複数のループ部分が含まれる様々な実施形態において、ロッドは、複数のループ部分のうちの1つに挿入されてもよく、シートサスペンションは、ロッドによって第1サイドフレーム部材から第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばされる。シートサスペンションの第2側部の複数のリテーナのうちの1つ、例えば、ロッドが挿入されたループ部分に対応して位置するリテーナは、第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材のうちの1つ、例えば、移動するリテーナに対応して位置する支持部材に固定される。ロッドを取り外し、複数のループ部分の次のループ部分に挿入してシートサスペンションを引き伸ばしてもよく、シートサスペンションの第2側部の複数のリテーナの次のリテーナを、第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材の次の支持部材上に固定してもよい。シートサスペンションの第2側部の複数のリテーナの全てが、第2サイドフレーム部材の対応する支持部材上に固定されるまで、上記プロセスを全てのループ部分に対して繰り返してもよい。
様々な実施形態において、ループ部材は、シートサスペンションの第2側部に沿って縫い付けられるか又は取り付けられてもよい。ループ部材は、シートサスペンションと同じ材料を使用して作られてもよく、シートサスペンションの一体部分として形成されてもよい。ループ部材は、また、シートサスペンションとは異なる材料を使用して作られてもよい。
様々な実施形態によれば、各リテーナは、シートサスペンションの第1側部又は第2側部に沿って延出する細長い本体を含んでいてもよい。
様々な実施形態において、リテーナは、J字形又はC字形のリテーナを含んでいてもよく、又は、シートフレーム上に固定することができる任意の適切な形状又は形態であってもよく、シートフレーム上への持続的なラッチ及び迅速な設置を可能にする任意の適切な幾何学的サイズであってもよい。リテーナは、J字形又はC字形の断面を備えるか又は支持部材に対応する任意の適切な形状の断面を備えた細長い本体を有することができる。様々な実施形態では、リテーナは、接続縁部によって接続された一対の並置された縁部を含んでいてもよく、リテーナは、一対の並置された縁部が、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に延出するように、支持部材に固定される。支持部材は、リテーナと支持部材とを合わせて固定するように、リテーナの一対の並置された縁部の間に受けられてもよい。
様々な実施形態において、リテーナは、プラスチック製、金属製又は複合材製であってもよい。リテーナは、シートサスペンションに乗客の荷重が掛かっているか又は掛かっていない場合に、リテーナがシートサスペンションを保持するのに十分な強度を有する他の材料製であってもよい。リテーナは、シートサスペンションの第1側部又は第2側部に沿って縫い付けられるか又は取り付けられてもよい。
様々な実施形態において、支持部材は、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面から、実質的に垂直に突出するように配置されていてもよい。様々な実施形態において、支持部材は、リテーナを支持部材に固定するか又はクリップで留めるために、リテーナの形状にフィットする任意の形状であってもよい。様々な実施形態において、支持部材は、乗客の荷重の有無にかかわらず、プラスチック製、金属製、複合材製又はシートサスペンションが受ける荷重を保持するのに十分な強度を有する任意の適切な材料製であってもよい。
様々な実施形態において、シートフレームは、シートバックフレームであってもよい。様々な実施形態において、シートフレームは、また、シートパンフレームであってもよい。
様々な実施形態において、シートサスペンションは、シートサスペンションファブリック又は任意の適切な材料で作られたシートサスペンション膜又はシートであってもよく、又は、これらを含んでいてもよい。
様々な実施形態は、乗客用シートをさらに提供する。乗客用シートは、互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材及び第2サイドフレーム部材を有するシートフレームと、シートフレームに設置されたシートサスペンションとを含んでいてもよい。シートサスペンションの第1側部のリテーナは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定されてもよく、シートサスペンションの第2側部のリテーナは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定されてもよい。シートサスペンションの第2側部は、シートサスペンションの第1側部に対向し且つ離間している。
様々な実施形態によれば、乗客用シートは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、第1サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定された、シートサスペンションの第1側部の複数のリテーナを含んでいてもよい。第1サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を含んでいてもよく、複数の支持部材は、第1サイドフレーム部材の複数の部分にそれぞれ位置する。
様々な実施形態によれば、乗客用シートは、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定された、シートサスペンションの第2側部の複数のリテーナを含んでいてもよい。様々な実施形態において、第2サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を含んでいてもよく、複数の支持部材は、第2サイドフレーム部材の複数の部分にそれぞれ位置する。
様々な実施形態では、シートサスペンションは、シートサスペンションの第2側部に沿ってループ部材を含んでいてもよく、ループ部材は、シートサスペンションをシートフレーム上に設置する際にロッドを受けるように構成される。
様々な実施形態において、ループ部材は、複数のループ部分を含むか又は複数のループ部分に分割されてもよい。様々な実施形態において、ループ部材は、隣接するループ部分の間に切れ目を形成することによって、複数のループ部に分割されてもよい。
様々な実施形態において、ループ部材は、シートサスペンションの第2側部に沿って縫い付けられるか又は取り付けられる。ループ部材は、シートサスペンションと同じ材料を使用して作られてもよく、シートサスペンションの一体部分として形成されてもよい。ループ部材はまた、シートサスペンションとは異なる材料を使用して作られてもよい。
様々な実施形態によれば、各リテーナは、シートサスペンションの第1側部又は第2側部に沿って延出する細長い本体を含んでいてもよい。
様々な実施形態において、リテーナは、J字形又はC字形のリテーナを含んでいてもよく、又は、シートフレーム上に固定することができる任意の適切な形状又は形態であってもよく、シートフレーム上への持続的なラッチ及び迅速な設置を可能にする任意の適切な幾何学的サイズであってもよい。リテーナは、J字形又はC字形の断面を備えるか又は支持部材に対応する任意の適切な形状の断面を備える細長い本体を有してもよい。様々な実施形態では、リテーナは、接続縁部によって接続された一対の並置された縁部を含んでいてもよく、リテーナは、一対の並置された縁部が、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に延出するように、支持部材に固定される。支持部材は、リテーナと支持部材とを合わせて固定するように、リテーナの一対の並置された縁部の間に受けられてもよい。
様々な実施形態において、リテーナは、プラスチック製、金属製又は複合材製であってもよい。リテーナは、シートサスペンションに乗客の荷重が掛かっているか又は掛かっていない場合に、リテーナがシートサスペンションを保持するのに十分な強度を有する他の材料製であってもよい。リテーナは、シートサスペンションの第1側部又は第2側部に沿って縫い付けられるか又は取り付けられてもよい。
様々な実施形態において、支持部材は、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面から、実質的に垂直に突出するように配置されていてもよい。様々な実施形態において、支持部材は、リテーナを支持部材に固定するか又はクリップで留めるために、リテーナの形状にフィットする任意の形状であってもよい。様々な実施形態において、支持部材は、乗客の荷重の有無にかかわらず、プラスチック製、金属製、複合材製、又はシートサスペンションが受ける荷重を保持するのに十分な強度を有する任意の適切な材料製であってもよい。
様々な実施形態において、シートフレームは、シートバックフレームであってもよい。様々な実施形態において、シートフレームは、また、シートパンフレームであってもよい。
様々な実施形態において、シートサスペンションは、シートサスペンションファブリック又は任意の適切な材料で作られたシートサスペンション膜又はシートであってもよく、又はこれらを含んでいてもよい。
この説明に記載されたシートサスペンションの設置方法の様々な実施形態は、乗客用シートにも同様に有効であり、その逆も同様である。
シートサスペンションの設置方法及び乗客用シートの様々な実施形態を、図面を参照して以下により詳細に説明する。
図3は、様々な実施形態によるシートフレーム上に設置されるシートフレーム及びシートサスペンションを例示する概略図300を示す。
図3は、シートサスペンション310及びシートフレーム320を示す。シートサスペンション310は、シートバックの幾何形状及び輪郭に合致するように調整されたサスペンションファブリックであってもよい。シートサスペンション310は、また、任意の適切な材料で作られたシートサスペンション膜又はシートであってもよい。
シートサスペンション310の第1側部302及び第2側部304は、互いに対向し且つ離間している。この例示的な実施形態では、第1側部302及び第2側部304は、シートサスペンションが、その設置された状態で直立している向きである場合に、シートサスペンションの右側及び左側として示されている。第1側部302及び第2側部304は、また、シートサスペンションの直立した向きにおいて上側及び下側であってもよいことが理解される。
リテーナ306は、第1側部302に設けられてもよく、リテーナ308は、第2側部304に設けられてもよい。一実施形態では、リテーナ306、308は、第1側部302及び第2側部304に沿って、例えば、図3に示すように縫い糸を使用して、縫い付けられていてもよい。
様々な実施形態において、リテーナ306、308の各々は、シートサスペンション310の第1側部302又は第2側部304に沿って延出する細長い本体を含んでいてもよい。
リテーナ306、308は、J字形又はC字形のリテーナを含んでいてもよい。例示的な実施形態では、J字形の断面を有する細長い本体を有するJ字形のリテーナ306、308が、図3に示されている。
リテーナ306、308は、プラスチック製、金属製又は複合材製であってもよい。リテーナは、シートサスペンションに乗客の荷重が掛かっているか又は掛かっていない場合に、リテーナがシートサスペンションを保持するのに十分な強度を有する他の材料製であってもよい。例示的な実施形態では、リテーナ306、308は、シートサスペンション310の第1側部302及び第2側部304に沿ってそれぞれ縫い付けられている。他の実施形態では、シートサスペンションに対してリテーナ306、308を熱カシメ又は一体成形又は成型する等、他の適切な手段を用いて、リテーナ306、308を第1側部302及び第2側部304に取り付け又は固定してもよい。
図3に示す例示的な実施形態では、シートフレーム320は、シートバックフレームである。シートフレーム320は、また、シートパンフレームであってもよく、様々な実施形態によるシートサスペンションの設置方法が同様の方法で適用されてもよいことが理解される。
シートフレーム320は、互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材322と第2サイドフレーム部材324とを含む。この例示的な実施形態では、第1サイドフレーム部材322及び第2サイドフレーム部材324は、シートフレーム320の右サイドフレーム部材及び左サイドフレーム部材として、直立した向きで示されている。第1サイドフレーム部材322及び第2サイドフレーム部材324は、また、そのように設置されるシートサスペンション310については、シートフレームの上部サイドフレーム部材及び下部サイドフレーム部材であってもよいことが理解される。
支持部材326は、第1サイドフレーム部材322上に位置してもよく、支持部材328は、第2サイドフレーム部材324上に位置してもよい。支持部材326、328は、第1サイドフレーム部材322及び第2サイドフレーム部材324にそれぞれ装着されるか又は取り付けられたブラケット又はストリップであってもよい。支持部材326、328は、リテーナ306、308の雌部分の形状にフィットする任意の形状であってもよい。支持部材326、328は、第1サイドフレーム部材322と第2サイドフレーム部材324とによって画定された平面332から実質的に垂直に突出するように配置されてもよい。例えば、支持部材326、328は、シートフレーム320の平面332から外側に突出し、後ろ向きに延出するように示されている。様々な実施形態において、支持部材326、328は、乗客の荷重の有無にかかわらず、プラスチック製、金属製、複合材製又はシートサスペンション310が受ける荷重を保持するのに十分な強度を有する任意の適切な材料製であってもよい。
図3に示す例示的な実施形態では、シートサスペンション310は、シートフレーム320の前側に、後方向きの方向で設置される。また、他の実施形態では、シートサスペンション310は、シートフレームの後側に前方向きの方向で設置されてもよいことが理解される。
様々な実施形態の設置方法によれば、シートサスペンション310の第1側部302のリテーナ306は、第1サイドフレーム部材322と第2サイドフレーム部材324とによって画定された平面332に対して実質的に垂直な方向330に移動して、第1サイドフレーム部材322の支持部材326上に固定される。
シートサスペンション310の第1側部302のリテーナ306が支持部材326に固定された後、シートサスペンション310の第2側部304のリテーナ308が第2サイドフレーム部材324の支持部材328に十分に近づくように、シートサスペンション310は、第2サイドフレーム部材324に向かって引き伸ばされる。シートサスペンション310は、以下でより詳細に説明するように、ループ設計及びロッドを使用して引き伸ばされてもよい。
シートサスペンション310の第2側部304のリテーナ308は、第2サイドフレーム部材324の支持部材328上に固定されるように、平面332に対して実質的に垂直な方向330に移動する。このようにして、シートサスペンション310が、シートフレーム320上に設置される。
図4は、様々な実施形態によるシートフレーム上に設置されたシートサスペンションを有する乗客用シート400を例示する概略図を示す。
乗客用シート400は、図3に示すシートサスペンション310及びシートフレーム320を設置状態で含むことができ、第2サイドフレーム部材324上に設置されたシートサスペンション310の第2側部304を示す。
図4に示すように、支持部材328は、シートフレーム320の第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面332から実質的に垂直に突出してもよい。例えば、支持部材328は、第2サイドフレーム部材324から外向きに且つ後ろ向きに突出するように示されている。
リテーナ308は、シートフレーム320の第1サイドフレーム及び第2サイドフレームによって画定された平面332に対して実質的に垂直な方向330に、第2サイドフレーム部材324の支持部材328上に固定又はラッチされる。このようにして設置されたリテーナ308は、シートフレームの装着部、例えば、図4に示すように平面332から実質的に垂直に突出した支持部材328上に受けられてもよい。
図4に示す例示的な実施形態では、リテーナ308は、接続縁部によって接続された一対の並置された縁部を含んでいてもよく、リテーナ308は、一対の並置された縁部が、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された平面332に対して実質的に垂直な方向330に延出するように、支持部材328に固定される。
リテーナ306、308は、上記の例示的な実施形態に示されているように、J字形のリテーナであるが、リテーナは、シートフレーム上に固定することができる任意の適切な形状又は形態であってもよく、シートフレーム上への持続的なラッチ及び迅速な設置を可能にする任意の適切な幾何学的サイズであってもよい。
様々な実施形態によれば、シートサスペンションとシートフレームとの一体化は、後方向きの係合を備えたリテーナ及び支持部材を使用して実現される。これにより、シートサスペンションがシートバックフレームの形状及び輪郭に確実に合致するようになるため、シートが航空機内に設置された後、サービス運用の全体に渡って、乗客とのインターフェースにおける快適な着座位置を作り出すという意図が維持される。サイドフレーム部材によって画定された平面に対して実質的に垂直な方向にリテーナを移動させ、それによってリテーナを固定することにより、例えば、窓の隣にある航空機シート等、航空機シートの側部の空間が限られていることがある状況で、メンテナンス中にシートサスペンションをより容易に設置することができる。クリップ/リテーナが横方向に移動するクリップオン設計と比較して、本実施形態におけるリテーナの垂直方向の移動は、シートフレームの側部に必要な空間が少なくて済むという利点がある。リテーナは、(例えば、J字形で)厚みが小さく平坦でありながら、良好な強度を有することができる。クリップ/リテーナがシートフレームの側部から移動するクリップオン設計の場合、クリップ/リテーナは、クリップオンの前に側部を突出させなければならず、シートフレームの側部には、より多くの空間が必要であり、シートフレームの側部にクリップで留めるための厚みのあるクリップ/リテーナが必要である。さらに、クリップ/リテーナがシートフレームの側部から移動するクリップオン設計と比較して、様々な実施形態による方法で固定されたリテーナは、使用中に外れる可能性が低いため、様々な実施形態の設置方法は、リテーナの固定がより確実であるという点で有利である。
ラップアラウンド設置と比較して、本方法の様々な実施形態は、シートサスペンションをシートフレームの前側又は後側のいずれかに設置し、また、シートフレームの間に、シートバックの快適性又は積付のために使用できる追加の使用可能な空間をもたらす。シートサスペンションがシートフレームの前側から設置される様々な実施形態では、シートフレームの裏側に追加の空間ができ、シートバックの快適性又は積付のために使用することができる。
様々な実施形態によれば、リテーナを使用することによって、伸張負荷をシートバックフレームの2つの長手方向の側部に沿って均等に分配することを確実にすることができる。これにより、サスペンションファブリックが接続されているシートバックフレームを局所的に補強するという既存の要件が排除される。シートサスペンションとリテーナとを接続する糸の縫目は、同様の配慮のために設計されている。シートサスペンションの設置方法及び乗客用シートの様々な実施形態によれば、リテーナへの伸張荷重の均等な分配を達成することができる。このことは、人間の着座荷重及び航空機の振動に常に曝されるシートバックアセンブリの疲労寿命を増加させるのに役立つ。
シートフレームの設計及び輪郭に応じて、以下でより詳細に説明するように、シートサスペンションをそれに応じて適合させることができる。
図5(a)及び図5(b)は、様々な実施形態によるシートフレーム500の等角図及び側面図をそれぞれ示す。
シートフレーム500は、図3のシートフレーム320と同様に、第1サイドフレーム部材と、第1サイドフレーム部材に対向し且つ離間した第2サイドフレーム部材とを含む。
シートフレーム500の第1サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を含むことができる。図5に示す例示的な実施形態では、第1サイドフレーム部材は、上部502と、上部502に対して角度の付いた下部504とを含む。第2サイドフレーム部材は、上部506と、上部506に対して角度の付いた下部508とを含んでいてもよい。第1サイドフレーム部材の上部502及び第2サイドフレーム部材の上部506は、上部平面532を画定する。第1サイドフレーム部材の下部504及び第2サイドフレーム部材の下部508は、下部平面534を画定する。例示的な実施形態において、下部平面534は、上部平面532に対して前方に傾斜している。
上記の例示的な実施形態によれば、シートフレーム500は、二平面のシートフレームであってもよい。上部平面532は、例えば、人間の脊柱を直立位置で支持するように、垂直に走行する。下部平面534は、例えば、腰部支持部とシームレスに一体化するように、前方に傾斜している。下部平面534から上部平面532への角度の変化は、乗客の快適な着座位置を達成するための人体計測データに基づいて設計又は構成することができる。この適合性は、一平面のシートフレーム設計で見られる脊柱筋及び斜筋への不均一な圧力分布を軽減し得る。
第1サイドフレーム部材及び第2サイドフレーム部材に対応して、上部支持部材512及び下部支持部材514が第1サイドフレーム部材の上部502及び下部504にそれぞれ位置し、上部支持部材516及び下部支持部材518が第2サイドフレーム部材の上部506及び下部508にそれぞれ位置してもよい。
例示的な実施形態では、上部支持部材512、516は、下部支持部材514、518よりも長くてもよい。上部支持部材512、516及び下部支持部材514、518は、シートフレーム500の輪郭に平行に配置されてもよい。
上記の例示的な実施形態は、二平面のシートフレームを説明しているが、様々な実施形態は、第1サイドフレーム部材及び第2サイドフレーム部材のそれぞれに2つ以上の部分が含まれてもよい多平面シートフレームに適用されてもよく、又は、第1サイドフレーム部材及び第2サイドフレーム部材のそれぞれに複数の湾曲した部分が含まれてもよい湾曲したシートフレームに適用されてもよい。支持部材の数及び支持部材の曲率は、サイドフレーム部材の曲率に応じて適合させることができる。
図2から図4に関して上述したシートフレーム及び支持部材の様々な実施形態は、シートフレーム500に対して同様に有効であり、その逆も同様である。
図6は、様々な実施形態によるシートサスペンション600を例示する概略図を示す。
シートサスペンション600は、図5のシートフレーム500上に設置するように構成することができる。様々な実施形態では、シートフレーム500は、互いに対向し且つ離間した第1側部602及び第2側部604を含む。
シートサスペンション600の第1側部602及び第2側部604には、複数のリテーナがそれぞれ設けられていてもよい。図6の例示的な実施形態では、上部リテーナ612及び下部リテーナ614が第1側部602に設けられ、上部リテーナ616及び下部リテーナ618が第2側部604に設けられている。シートサスペンション600の第1側部602及び第2側部604は、例えば、ナイロン糸等の縫合糸620で縫い付けられて、その上にリテーナ612、614、616、618が固定されてもよい。上部リテーナ及び下部リテーナの位置及び幾何学的サイズは、支持部材512、514、516、518の位置及び幾何学的サイズに従って構成することができる。
様々な実施形態によれば、シートサスペンションの各側部で複数のリテーナを使用することにより、例えばシートバックフレームの2つの長手方向の側部が湾曲又は傾斜している場合に、シートバックフレームの2つの長手方向の側部に沿って伸張荷重を均等に分配することを確実にすることができる。様々な実施形態によれば、リテーナへの伸張荷重の均等な分配が達成され、それによってシートサスペンションの疲労寿命が増加する。
シートサスペンションファブリック内に誘発される張力は、リテーナ上に縫い付けられたサスペンションファブリックの横方向の寸法を制御することによって変化させることができる。これにより、人間工学的な目的のために作り出されたダイヤフラムの剛性に優先させることができる。
図2から図4を参照して上述したシートサスペンション及びリテーナの様々な実施形態は、シートサスペンション600及びリテーナに対して同様に有効であり、その逆も同様である。
様々な実施形態において、シートサスペンションは、シートサスペンション600の第2側部604に沿ってループ部材624をさらに含んでいてもよく、ループ部材624は、シートサスペンション600をシートフレームに設置する際にロッドを受けるよう構成されている。ループ部材624は、シートサスペンション600の第2側部604において余剰のファブリックで形成されてもよく、リテーナを保持するためにも使用される糸620で縫い付けられてもよい。ループ部材624は、シートサスペンション600の一体部分として又はシートサスペンション600に取り付けられた別個の部分として形成されてもよい。
様々な実施形態において、ループ部材624は、複数のループ部分を含むか、又は複数のループ部分に分割されてもよい。ループ部材624は、隣接するループ部分の間に切れ目を形成することによって、複数のループ部分に分割されてもよい。図6の例示的な実施形態では、ループ部材624上にV字形の切れ目626を形成し、隣接するループ部分を分離することにより、ローディングロッドを使用して各ループ部分又は両方のループ部分を同時に把持するオプションを可能にすることができる。
様々な実施形態において、シートサスペンション600は、底部に、シートパンと一体化するためのフラップ628をさらに含んでいてもよい。フラップ628は、垂直方向に表面張力を保持するのに役立ち、シートパンへの変形を段階的に作り出してもよい。
様々な実施形態において、ループファスナ630は、フラップ628の縁部に縫い付けられていてもよく、対合フックファスナ632は、ループファスナ630の近傍に縫い付けられていてもよい。例えば、ベルクロ等のループ及びフックファスナは、ループファスナ630及び対合フックファスナ632を含み、フラップ628を定位置に保持するために使用される。ループファスナ630及び対合フックファスナ632は、例えば、ナイロン、ポリエステル等のファブリック製であってもよい。フックファスナ及びループファスナに加えて、ボタン等、迅速な取り外しが可能なその他のファスナがシートサスペンションに含まれてもよい。
シートサスペンション600をシートフレーム500上に設置する際に、上部リテーナ612及び下部リテーナ614は、第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とによって画定された上部平面532及び下部平面534に対して実質的に垂直なそれぞれの方向にそれぞれ移動し、シートフレーム500の第1側部の上部支持部材512及び下部支持部材514の突出部にそれぞれラッチされてもよい。
ローディングロッドは、ループ部材624に挿入するか又は通過させてもよく、シートフレーム500の第1側部から第2側部へ、シートフレーム500の前面を横切ってシートサスペンション600を引き伸ばすために使用される。例えば、左から右へ又は右から左への伸張方向は、ループ部材624の位置による。本実施形態による伸長により、サスペンションファブリックをシートフレーム500の側面及び前面に密着させることができる。
様々な実施形態において、ロッドは、ループ部材624の複数のループ部分に同時に挿入されてもよく、シートサスペンションは、ロッドによって第1サイドフレーム部材から第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばされる。シートサスペンション600を第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばすことによって、シートサスペンション600の第2側部604のリテーナ616、618は、第1のシートフレーム部材と第2のシートフレーム部材とによって画定された上部平面532及び下部平面534に対して実質的に垂直な方向にそれぞれ移動することができる。
シートサスペンション600の第2側部604のリテーナ616、618が、第2サイドフレーム部材の上部支持部材516及び下部支持部材518に十分に接近している場合、リテーナ616、618は、上部支持部材516及び下部支持部材518上にそれぞれラッチされて、図7に示すような乗客シート700を形成する。
様々な実施形態において、ロッドは、ループ部材624の複数のループ部分のうちの1つ、例えば、上部ループ部分に挿入されてもよく、シートサスペンション600は、ロッドによって第1サイドフレーム部材から第2サイドフレーム部材に向かって引き伸ばされる。シートサスペンション600の第2側部604の複数のリテーナのうちの1つ、例えば、ロッドが挿入されたループ部分に対応して位置する上部リテーナ616は、第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材のうちの1つ、例えば、移動する上部リテーナ616に対応して位置する上部支持部材516に固定される。ロッドを取り外し、複数のループ部分の次のループ部分、例えば、下部ループ部分に挿入して、シートサスペンション600を引き伸ばしてもよい。シートサスペンション600の第2側部604の複数のリテーナの次のリテーナ、例えば、下部リテーナ618を、第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材の次の支持部材、例えば、下部支持部材518上に固定してもよい。ループ部材624に2つ以上のループ部分が含まれる実施形態では、シートサスペンションの第2側部の複数のリテーナの全てが、第2サイドフレーム部材の対応する支持部材上に固定されるまで、上述のプロセスを全てのループ部分に対して繰り返してもよい。
図7は、様々な実施形態による乗客用シート700を例示する概略図を示し、図6のシートサスペンション600は、上記の様々な実施形態の方法に従って図5のシートフレーム500上に設置されている。
様々な実施形態の設置方法は、航空機シート製造のため並びに航空機に既に設置されているシートのメンテナンスのために提供され得る。メンテナンスのために、ローディングループ部材及びロッドを使用する手動操作は、好ましくは、技術者がシートフレームの受け入れ支持部材上にサスペンションファブリックを人間工学的に設置することを可能にする。操作は、1人の技術者がロッドの両端を掴み、内向きに引っ張るだけで快適に設置することができる利点がある。ローディングロッドは、単一の動作で2つのローディングループを同時に掴むことができるように、シートフレームと同様に曲げられているか又は輪郭付けされていてもよい。生産ラインの実施のために、機械化された治具がローディングループを利用してシートサスペンションをシートフレーム上に装着することができる。さらに、リテーナがシートフレームの側部で垂直方向に移動し且つ固定される様々な実施形態の方法は、設置位置においてシートフレームの側部(例えば、シートフレームの左側部及び右側部)でのみアクセシビリティを必要とするため、最小限の取り外しの手間を可能にする。したがって、様々な実施形態の設置方法は、シートバックフレームを取り外す必要なく、航空機上のシートサスペンションの取り外し及びメンテナンスを可能にする。ジッパーなしのシートサスペンションを有するラップアラウンドシート設計では、3シート構成の各シートにサービスを提供するために、シートサスペンションにアクセスするには、全てのシートバックフレームを航空機から取り外さなければならない。ラップアラウンドシート設計と比較して、シートフレームの側部でのアクセスシビリティを必要とする様々な実施形態の設置方法は、シートバックフレームが依然として航空機上の剛性位置にありながらシートサスペンションの取り外しを可能にする。様々な実施形態のこの設置方法は、追加の訓練を必要とせずに有資格の技術者であれば誰でも行うことができるため、時間とコストの両方を節約する利点がある。
上記の様々な実施形態は、シートバックフレーム及びシートバックフレームの前側におけるシートサスペンションの設置に関して説明されているが、様々な実施形態の方法は、シートバックフレームの後側におけるシートサスペンションの設置にも適用することができ、また、シートパンにも適用することができる。
本発明は、特定の実施形態を参照して具体的に示され、説明されているが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細に様々な変更を行うことができることを理解されたい。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲における等価物の意味及び範囲内に入る全ての変更を包含することが意図されている。

Claims (34)

  1. 互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材及び第2サイドフレーム部材を有するシートフレーム上に、シートサスペンションを設置する方法であって、
    前記シートサスペンションの第1側部のリテーナを、前記第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定するために、前記第1サイドフレーム部材と前記第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップと、
    前記シートサスペンションの第2側部のリテーナを、前記第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定するために、前記平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップとを備え、
    前記第2側部は、前記第1側部に対向し且つ離間していることを特徴とする方法。
  2. 前記第1側部の前記リテーナを移動させるステップは、前記第1側部の複数のリテーナを、前記第1サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定するために、前記平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を備え、
    前記複数の支持部材は、前記第1サイドフレーム部材上の前記複数の部分にそれぞれ位置することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2側部の前記リテーナを移動させるステップは、前記第2側部の複数のリテーナを、前記第2サイドフレーム部材上の前記複数の支持部材上に固定するために、前記平面に対して実質的に垂直な方向に移動させるステップを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第2サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を備え、
    前記複数の支持部材は、前記第2サイドフレーム部材の前記複数の部分にそれぞれ位置することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1側部の前記リテーナを、前記第1サイドフレーム部材上の前記支持部材上に固定した後、前記第2側部に沿って設けられたループ部材にロッドを挿入するステップと、
    前記ロッドによって、前記第1サイドフレーム部材から前記第2サイドフレーム部材に向かって、前記シートサスペンションを引き伸ばすステップとを更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第2側部の前記リテーナを、前記第2サイドフレーム部材上の前記支持部材上に固定するステップと、
    前記ループ部材から前記ロッドを取り外すステップとを更に備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記ループ部材は、複数のループ部分に分割されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記ループ部材は、隣接するループ部分の間に切れ目を形成することによって前記複数のループ部分に分割されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記複数のループ部分に前記ロッドを同時に挿入するステップと、
    前記ロッドによって、前記第1サイドフレーム部材から前記第2サイドフレーム部材に向かって、前記シートサスペンションを引き伸ばすステップとを備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記複数のループ部分のうちの1つに前記ロッドを挿入するステップと、
    前記ロッドによって、前記第1サイドフレーム部材から前記第2サイドフレーム部材に向かって、前記シートサスペンションを引き伸ばすステップと、
    前記第2側部の複数のリテーナのうちの1つを、前記第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材のうちの1つに固定するステップとを備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の方法。
  12. 前記複数のループ部分の次のループ部分に、前記ロッドを挿入するステップと、
    前記第2側部の前記複数のリテーナの次のリテーナを、前記第2サイドフレーム部材上の前記複数の支持部材の次の支持部材上に固定するステップとを更に備えることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記ループ部材は、前記第2側部に沿って縫い付けられていることを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記リテーナの各々が、前記第1側部又は前記第2側部に沿って延出する細長い本体を備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記リテーナは、接続縁部によって接続された一対の並置された縁部を備え、
    前記リテーナは、前記一対の並置された縁部が前記平面に対して実質的に垂直な方向に延出するように、前記支持部材に固定されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記リテーナは、プラスチック製、金属製、複合材製又は前記リテーナが前記シートサスペンションを保持するのに十分な強度を有する材料製であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記支持部材は、前記平面から実質的に垂直に突出するように配置されていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記シートフレームは、シートバックフレーム又はシートパンフレームであることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記シートサスペンションは、シートサスペンションファブリックを備えることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 乗客用シートであって、
    互いに対向し且つ離間した第1サイドフレーム部材と第2サイドフレーム部材とを有するシートフレームと、
    前記シートフレームに設置されたシートサスペンションとを備え、
    前記シートサスペンションの第1側部のリテーナは、前記第1サイドフレーム部材と前記第2サイドフレーム部材とによって画定された平面に対して実質的に垂直な方向で、前記第1サイドフレーム部材上の支持部材上に固定され、
    前記シートサスペンションの第2側部の前記リテーナは、前記平面に対して実質的に垂直な方向で、前記第2サイドフレーム部材上の支持部材上に固定され、
    前記第2側部は、前記第1側部に対向し且つ離間していることを特徴とする乗客用シート。
  21. 前記平面に対して実質的に垂直な方向で前記第1サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定された前記第1側部の複数のリテーナを備えることを特徴とする請求項20に記載の乗客用シート。
  22. 前記第1サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を備え、
    前記複数の支持部材は、前記第1サイドフレーム部材の前記複数の部分にそれぞれ位置することを特徴とする請求項21に記載の乗客用シート。
  23. 前記平面に対して実質的に垂直な方向で前記第2サイドフレーム部材上の複数の支持部材上に固定された前記第2側部の前記複数のリテーナを備えることを特徴とする請求項20〜22のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  24. 前記第2サイドフレーム部材は、互いに角度の付いた複数の部分を備え、
    前記複数の支持部材は、前記第2サイドフレーム部材の前記複数の部分にそれぞれ位置することを特徴とする請求項23に記載の乗客用シート。
  25. 前記シートサスペンションは、前記第2側部に沿ってループ部材を備え、
    前記ループ部材は、前記シートサスペンションを前記シートフレームに設置する際にロッドを受けるように構成されていることを特徴とする請求項20〜24のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  26. 前記ループ部材は、複数のループ部分に分割されていることを特徴とする請求項25に記載の乗客用シート。
  27. 前記ループ部材は、隣接するループ部分の間に切れ目を形成することによって前記複数のループ部分に分割されていることを特徴とする請求項26に記載の乗客用シート。
  28. 前記ループ部材は、前記第2側部に沿って縫い付けられていることを特徴とする請求項25〜27のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  29. 前記リテーナの各々は、前記第1側部又は前記第2側部に沿って延出する細長い本体を備えることを特徴とする請求項20〜28のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  30. 前記リテーナは、接続縁部によって接続された一対の並置された縁部を備え、
    前記リテーナは、前記一対の並置された縁部が前記平面に対して実質的に垂直な方向に延出するように、前記支持部材に固定されることを特徴とする請求項20〜29のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  31. 前記リテーナは、プラスチック製、金属製、複合材製又は前記リテーナが前記シートサスペンションを保持するのに十分な強度を有する材料製であることを特徴とする請求項20〜30のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  32. 前記支持部材は、前記平面から実質的に垂直に突出するように配置されていることを特徴とする請求項20〜31のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  33. 前記シートフレームは、シートバックフレーム又はシートパンフレームであることを特徴とする請求項20〜32のいずれか一項に記載の乗客用シート。
  34. 前記シートサスペンションは、シートサスペンションファブリックを備えることを特徴とする請求項20〜33のいずれか一項に記載の乗客用シート。
JP2017534838A 2014-12-31 2014-12-31 シートサスペンションの設置方法及び乗客用シート Active JP6339296B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/SG2014/000630 WO2016108752A1 (en) 2014-12-31 2014-12-31 Seat suspension installation method and passenger seat

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018505807A true JP2018505807A (ja) 2018-03-01
JP6339296B2 JP6339296B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=52302291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017534838A Active JP6339296B2 (ja) 2014-12-31 2014-12-31 シートサスペンションの設置方法及び乗客用シート

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10407174B2 (ja)
EP (1) EP3240727B1 (ja)
JP (1) JP6339296B2 (ja)
CN (1) CN107207094B (ja)
SG (1) SG11201703278WA (ja)
WO (1) WO2016108752A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020106035A1 (de) * 2020-03-05 2021-09-09 Zim Flugsitz Gmbh Fluggastsitz mit einer Verbindungsvorrichtung sowie Sitzreihe
US11396377B1 (en) * 2021-05-05 2022-07-26 B/E Aerospace, Inc. Aircraft seatback cover attachment system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154165U (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 トヨタ車体株式会社 シ−トカバ−
JPH0919341A (ja) * 1995-04-21 1997-01-21 Giuseppe Seroldi 肘掛け椅子、ソファ、椅子等のシート用平面であってベルトを支持枠組に固定するためにそれ自身の張力を利用する固定装置をもつ平面
JP2006513807A (ja) * 2002-09-12 2006-04-27 スチールケース デベロップメント コーポレイション 座席ユニットの制御機構
US20070221814A1 (en) * 2006-03-22 2007-09-27 Coffield Timothy P Load bearing assembly with elastomeric edge
US20070222190A1 (en) * 2006-03-22 2007-09-27 Lear Corporation Vehicle seat side air bag securement
JP2009112698A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Kanto Auto Works Ltd シートカバーの取付構造
JP2012125505A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Tachi S Co Ltd 車両用シートのトリムカバー端末固定構造
US20120237719A1 (en) * 2009-12-31 2012-09-20 Illinois Tool Works Inc. Load bearing support surface

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4790496A (en) 1987-07-31 1988-12-13 The Jepson Burns Corporation Aircraft seat with flexible lumbar panel
US4842257A (en) 1987-11-13 1989-06-27 General Motors Corporation Vehicle seat suspension component and its method of manufacture
US4869554A (en) 1988-05-17 1989-09-26 General Motors Corporation Elastomeric woven mat seat suspension
US5092654A (en) 1989-03-30 1992-03-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Seatback spring device
US5013089A (en) 1989-09-15 1991-05-07 General Motors Corporation Thin profile integrated suspension and seat trim cover
US5441331A (en) 1990-04-19 1995-08-15 Concept Seating, Inc. Seating assembly
US5088747A (en) 1990-09-12 1992-02-18 International Marketing And Design Seating System, Inc. Wheelchair seating system
DE4224063C2 (de) 1991-07-23 1996-12-19 Toyota Motor Co Ltd Fahrzeugsitz
US5716096A (en) * 1993-09-20 1998-02-10 Lear Corporation Drawstring seat cover for attachment to a seat
US5439271A (en) 1993-11-08 1995-08-08 Hoover Universal, Inc. Vehicle seat with extruded frame members
IL109446A (en) 1994-04-26 1999-09-22 Israel Aircraft Ind Ltd Vehicle seat
US5735578A (en) * 1995-03-27 1998-04-07 Burns Aerospace Corporation Quick replacement seat bottom diaphragm
US5560683A (en) 1995-05-05 1996-10-01 Burns Aerospace Corporation Replacable seat back diaphragm
US6231125B1 (en) 1997-12-26 2001-05-15 Ts Tech Co., Ltd. Seat with resilient sheet-formed seat cushion
GB9824704D0 (en) 1998-11-12 1999-01-06 Mgr Foamtex Ltd Aircraft seats
US6983997B2 (en) 2001-06-29 2006-01-10 Haworth, Inc. Chair having a suspension seat assembly
FR2828455B1 (fr) * 2001-08-09 2003-10-31 Faurecia Sieges Automobile Siege de vehicule et bouchon de protection destine notamment a equiper un tel siege
US6722742B2 (en) 2001-09-05 2004-04-20 Johnson Controls Technology Company Suspension anchoring system for a seat
JP4081347B2 (ja) 2002-10-28 2008-04-23 株式会社デルタツーリング 座席構造
US6802568B1 (en) 2003-04-28 2004-10-12 Be Aerospace, Inc. Segmented beam aircraft passenger seat
US7523988B1 (en) 2003-08-25 2009-04-28 Milsco Manufacturing Company, A Unit Of Jason Incorporated Seat, suspension, bolster and shell
CA2510843A1 (en) 2005-06-22 2006-12-22 Multina Inc. Seat framework for bus
CA2540908A1 (en) * 2005-06-22 2006-12-22 Multina Inc. Modular seat assembly and method of installation thereof
EP2293980B1 (en) 2008-07-08 2016-03-23 BE Aerospace, Inc. Articulating passenger seat
FR2940029B1 (fr) * 2008-12-18 2011-02-25 Comatel Casuel Element de fond d'assise pour siege
EP3949807B1 (en) * 2016-03-31 2023-09-06 Franklin Products, Inc. Method for installing a seating diaphragm to a seating frame

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154165U (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 トヨタ車体株式会社 シ−トカバ−
JPH0919341A (ja) * 1995-04-21 1997-01-21 Giuseppe Seroldi 肘掛け椅子、ソファ、椅子等のシート用平面であってベルトを支持枠組に固定するためにそれ自身の張力を利用する固定装置をもつ平面
JP2006513807A (ja) * 2002-09-12 2006-04-27 スチールケース デベロップメント コーポレイション 座席ユニットの制御機構
US20070221814A1 (en) * 2006-03-22 2007-09-27 Coffield Timothy P Load bearing assembly with elastomeric edge
US20070222190A1 (en) * 2006-03-22 2007-09-27 Lear Corporation Vehicle seat side air bag securement
JP2009112698A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Kanto Auto Works Ltd シートカバーの取付構造
US20120237719A1 (en) * 2009-12-31 2012-09-20 Illinois Tool Works Inc. Load bearing support surface
JP2012125505A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Tachi S Co Ltd 車両用シートのトリムカバー端末固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN107207094A (zh) 2017-09-26
EP3240727B1 (en) 2020-11-25
JP6339296B2 (ja) 2018-06-06
EP3240727A1 (en) 2017-11-08
SG11201703278WA (en) 2017-05-30
US20180002022A1 (en) 2018-01-04
CN107207094B (zh) 2019-08-23
WO2016108752A1 (en) 2016-07-07
US10407174B2 (en) 2019-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7112005B2 (ja) シート
CN111824428B (zh) 座椅盘隔膜
EP3473544B1 (en) Lightweight vehicle passenger seat assemblies
US20190111816A1 (en) Vehicle seat
JP6339296B2 (ja) シートサスペンションの設置方法及び乗客用シート
US10434911B2 (en) Vehicle seat including a cloth spring member
WO2019017834A1 (en) DOSSIER FOR A PASSENGER SEAT
US20160114711A1 (en) Vehicle seat
US10166894B2 (en) Seatback comfort carrier
US10576856B2 (en) Passenger seat including a net backrest
US20230009334A1 (en) Conveyance seat and production method therefor
KR20200032575A (ko) 등쿠션
JP2015107753A (ja) 乗物用シート
US10358064B2 (en) Headrest cover
EP3299215B1 (en) Vehicle seat
US7588297B1 (en) Shaped fabric chair diaphragm and method of forming same
CN107685663B (zh) 集成的面板臂支撑结构
JP6492918B2 (ja) 乗物用シートのシートカバーおよび乗物用シート
JP2024015195A (ja) 乗物用シート
JPH10146240A (ja) シート用ランバーサポート
JP2010012011A (ja) 乗物用シートの着せ替えカバー
JP2020083105A (ja) 車両シート構造
JP6111979B2 (ja) 乗物用シート
JP2015053956A (ja) 表皮材の吊り込み構造
WO2010033965A1 (en) Automotive seat back structure

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6339296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250