JP2018502618A - 光学入射部を照明デバイスに結合するための方法および装置 - Google Patents

光学入射部を照明デバイスに結合するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

外科手術用照明装置は、光ファイバ入射部と、被照明外科手術用器具と、光ファイバ入射部を被照明外科手術用器具に結合するための光学結合ブラケットとを備える。この結合ブラケットは、近位端と、遠位端と、それらの間に延在する中心チャネルとを有する、伸長フレームを備え、この中心チャネルは、光ファイバ入射部の光ファイバを受容および支持するようなサイズにされる。ブラケットの近位端は、光ファイバ入射部に結合され、ブラケットの遠位端は、被照明外科手術用器具の照明要素に結合される。本装置はさらに、ブラケットに結合される照明要素の周囲に配置される遮壁を備えてもよい。

Description

(相互参照)
本願は、2014年12月2日に出願された米国仮特許出願第62/086,653号(代理人書類番号第40556−737.101号)の利益を主張し、その仮出願でない出願であり、前述の仮特許出願の全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。
本願は、以下の同時係属中の米国特許出願に関連しており:第11/923.483号[代理人書類番号第40556−714.201];第14/035,583号[代理人書類番号第40556−726.201号];第14/264.406号[代理人書類番号第40556−729.201号];これら米国出願の全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。
(発明の背景)
以下に説明されるデバイス、システム、および方法は、概して、医療デバイス等の被照明デバイス、システム、および方法に関し、そして好ましくは術野の照明に関するが、これは、限定的であること意図されず、術野外の使用もまた企図される。
術者が、標的面積をはっきりと観察することを可能にする、標的面積の照明は、困難であり得る。ヘッドランプまたは壁搭載型ライトによって提供される外部照明具は、一定の調節を要求し、依然として、標的面積内に望ましくない影を投じ得る。これらのデバイスは、重くなり得、装着が不快であり得る。加えて、これらの照明技法は、深部にあって、かつ患者内の術野等の表面のはるか下方に配置される標的面積を照明可能ではない場合がある。他の照明技法として、ツールまたは他の器具に結合され得、標的面積の中に挿入され、それによって、より局所化された照明を提供し得る、光ファイバ束等の照明要素を使用してもよい。本アプローチの例として、光ファイバまたはそこに結合される他の照明要素を伴う、外科手術用開創器ブレードが挙げられる。光ファイバは、標的面積を照明するのに役立ち得るが、光ファイバシステムはまた、光を伝送する際、非効率的であり得、結果として生じる光損失は、標的面積に送達される光の量を大幅に低減させる。強力な光源が、光伝送の非効率性を克服する試みとして提供され得るが、そのような試みは、過剰な熱発生をもたらし、潜在的に、火災または患者もしくは使用されている外科手術用器具への熱損傷につながり得る。
前述の技法と関連付けられた課題に加え、被照明ツールおよび器具は、作業面積の適正な照明を提供しなければならないだけではなく、それらは、好ましくは、また、そうでなければ、他のツールおよび器具またはオペレータの手のために必要とされる有意な体積を占有せずに、かつ依然として、オペレータが作業面積の妨害されない視野を可能にしながら、緊密な空間にもアクセス可能でなければならない。より新しい低侵襲性外科手術技法の導入に伴って、システムが最小限の外科手術用切開と併用され得るように、低プロフィールの照明システムを提供することが特に重要となっている。
照明システムのプロフィールを可能な限り最小限に保つために、照明入射部(例えば、光ファイバ入射ケーブルまたは他の入射部)と照明要素(例えば、光ファイバまたは光学導波管)との間の光学結合は、好ましくは、低プロフィール構成である。さらに、そのような低プロフィール光学結合は、照明要素への光学入射部の取り付けを確実にするため、かつ光学入射部と照明要素との間の結合部を光入射を妨害し得る過剰な曲げ荷重および応力から保護するための両方に、堅牢な構造支持体を有することが望ましいであろう。また、光損失を最小限にし、局所加熱をもたらすために光学的に効率的である、光学入射部と照明要素との間の最適化された結合を提供することが望ましいであろう。そのような低プロフィール照明システムを製造する際、また、製造および組立プロセスの間、光学入射部(例えば、光ファイバ入射ケーブル)の取扱を促進するための構造および方法を提供することが望ましいであろう。これらの目的の少なくともいくつかは、本明細書に説明される例示的実施形態によって充足される。
(発明の要旨)
本開示の側面は、光学入射部を、好ましくは、低プロフィール構成において外科手術用器具に結合される、照明要素に結合するための装置および方法を提供する。
本開示の第1の側面では、患者内の術野を照明するための外科手術用照明装置は、光ファイバ入射部と、被照明外科手術用器具と、光ファイバ入射部を被照明外科手術用器具に結合するための光学結合ブラケットとを備える。被照明外科手術用器具は、外科手術用デバイスと、そこに結合される照明要素とを備え、この照明要素は、光ファイバ入射部と結合され、光を光ファイバ入射部から術野に向かって放出するように構成される。光学結合ブラケットは、近位端と、遠位端と、それらの間に延在する中心チャネルとを有する、伸長フレームを備える。中心チャネルは、上側表面、下側表面、および2つの側壁によって画定され、光ファイバ入射部の光ファイバを受容および支持するようなサイズにされる。光学結合ブラケットの遠位端は、照明要素に結合される。
ブラケットは、光ファイバ入射部に係合するように構成される1つまたはそれを上回る突出部材を備えてもよい。これらの突出部材は、フレームの近位端上に配置され、中心チャネルの両側壁に隣接し、フレームの長手軸に対して横方向に延在してもよい。
ブラケットはさらに、照明要素に係合するように構成される1つまたはそれを上回る係合要素を備えてもよい。これらの係合要素は、フレームの遠位端上に配置されてもよく、照明要素の近位端上に配置されるピン、ねじ、または突出部を捕捉するように構成される1つまたはそれを上回る孔を備えてもよい。
ブラケットまたは照明要素の一方はさらに、突出部を備えてもよく、ブラケットまたは照明要素の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、ブラケットを照明要素に結合するように構成されてもよい。
光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバは、ブラケットの中心チャネルによって捕捉され、光ファイバ入射部をブラケットに結合してもよい。光ファイバは、低プロフィール構成を有するように、相互の上に垂直にスタックされた1つまたはそれを上回る線状アレイに配列されてもよい。接着剤が、光ファイバをフレームに固定して結合するように中心チャネル内に配置されてもよい。
照明要素は、光を光ファイバ入射部から術野に伝送し、光を抽出および指向するように構成される表面特徴を有する発光表面を通して、光を術野に指向するように構成される、光学導波管を備えてもよい。光学導波管は、近位端上に配置されるポケットを備えてもよく、ポケットは、光ファイバ入射部を受容するように構成されてもよい。光学導波管はさらに、近位端上に配置されるポケットを備えてもよく、ポケットは、結合ブラケットの少なくとも遠位端を受容するように構成されてもよい。
光学導波管または外科手術用器具の一方はさらに、突出部を備えてもよく、導波管または外科手術用器具の他方は、合致するレセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中に摺動し、導波管を器具に結合するように構成されてもよい。突出部は、ありつぎ形状を有してもよく、合致するレセプタクルは、ありつぎ形状の溝であってもよい。
外科手術用照明装置はさらに、光学導波管に結合される遮壁を備えてもよく、遮壁は、光学導波管の周縁の少なくとも一部の周囲に配置される。遮壁は、上部表面、底部表面、または上部および底部表面の両方上に1つまたはそれを上回る開口部を有してもよく、それを通して、光学導波管の発光表面は、光を術野に伝送することができる。遮壁は、導波管内の光伝搬への干渉(例えば、光損失に起因する)を最小限にするように、遮壁と導波管との間の空隙を維持するように構成されてもよい。遮壁はさらに、遮壁と統合される1つまたはそれを上回る磁石を備えてもよく、磁石は、遮壁と外科手術用デバイスを磁気結合するように構成されてもよい。
外科手術用照明装置はさらに、結合ブラケット、光ファイバ入射部の少なくとも一部、および照明要素の少なくとも一部にわたって配置されるカラーを備えてもよい。カラーまたは結合ブラケットの一方は、突出部を備えてもよく、カラーまたは結合ブラケットの他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、カラーを結合ブラケットに結合するように構成されてもよい。カラーまたは照明要素の一方は、突出部を備えてもよく、カラーまたは照明要素の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、カラーを照明要素に結合するように構成されてもよい。
カラーは、結合ブラケット、光ファイバ入射部の少なくとも一部、および照明要素の少なくとも一部にわたって軸方向に摺動するように構成されてもよい。カラーは、結合ブラケット、光ファイバ入射部、または照明要素のうちの少なくとも1つに接着結合または別様に接着されてもよい。接着のための方法として、締まり嵌め、圧着、溶接、および当該技術分野において公知の他の方法が挙げられ得る。
外科手術用照明装置はさらに、光ファイバ入射部を外科手術用器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントを備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントは、近位端と、遠位端と、底部表面と、上部表面と、2つの側面とを備えてもよく、さらに、スロットを交互させることによって分離され、近位端と遠位端との間に延在する、可撓性トラックを形成するように整列される、複数のレールを備えてもよい。関節運動式トラックは、−180〜180度の角度に順応するように構成されてもよく、0度の角度は、非撓曲平坦位置に対応する。関節運動式トラックアタッチメントの近位端および遠位端はそれぞれ、光ファイバ入射部を受容し、外科手術用器具に取り付けられるように構成される、結合要素を備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントは、各側面上に整列され、中心チャネルを形成し、光ファイバ入射部を受容するように構成される、複数の突出部を備えてもよい。
関節運動式トラックアタッチメントまたは外科手術用器具の一方は、突出部を備えてもよく、関節運動式トラックアタッチメントまたは外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、関節運動式トラックアタッチメントを外科手術用器具に取り付けるように構成されてもよい。外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備えてもよい。
本発明の別の側面では、被照明外科手術用器具と光ファイバ入射部を光学的に結合するための光学結合ブラケットは、近位端と、遠位端と、それらの間に延在する中心チャネルとを有する、伸長フレームを備える。中心チャネルは、上側表面と、下側表面と、2つの側壁とによって画定され、チャネルは、光ファイバ入射部の光ファイバを受容および支持するようなサイズにされる。中心チャネルは、相互の上に垂直にスタックされた1つまたはそれを上回る線状アレイに配列される光ファイバを捕捉するように構成されてもよい。ブラケットは、光ファイバ入射部に係合するように構成される、1つまたは2つの突出部材(脚部とも称される)を備えてもよく、突出部材は、フレームの近位端上に配置され、フレームの長手軸に対して横方向に延在する。ブラケットはさらに、被照明外科手術用器具の照明要素に係合するように構成される1つまたはそれを上回る係合要素を備えてもよく、係合要素は、フレームの遠位端上に配置される。係合要素は、照明要素の1つまたはそれを上回るピン、ねじ、または突出部を捕捉するように構成される1つまたはそれを上回る孔を備えてもよい。ブラケットまたは照明要素の一方は、突出部またはレセプタクルを備えてもよく、ブラケットまたは照明要素の他方は、合致するレセプタクルまたは合致する突出部を備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、ブラケットを照明要素に結合するように構成されてもよい。
本発明の別の側面では、光ファイバ入射部等の光入射要素を被照明外科手術用器具に結合するための方法は、被照明外科手術用器具および光学結合ブラケットを提供するステップと、光ファイバ入射部をブラケット内に配置するステップと、光ファイバ入射部を被照明外科手術用器具に結合するステップと、ブラケットを被照明外科手術用器具に結合するステップとを含む。
被照明外科手術用器具は、外科手術用デバイスと、そこに結合される照明要素とを備えてもよく、ブラケットは、近位端と、遠位端と、それらの間に延在し、光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバを受容および支持するようなサイズにされる、中心チャネルとを有する、フレームを備えてもよく、光ファイバ入射部をブラケット内に配置するステップは、光ファイバ入射部を中心チャネル内に配置することを含んでもよい。光ファイバ入射部を被照明外科手術用器具に結合するステップは、光ファイバ入射部を照明要素に結合することを含んでもよい。
光ファイバ入射部は、1つまたはそれを上回る光ファイバを備えてもよく、光ファイバ入射部をチャネル内に配置するステップは、光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバを相互の上に垂直にスタックされた1つまたはそれを上回る線状アレイに配列することを含んでもよい。線状アレイは、1つのファイバの外側表面が隣接する線状アレイ内の2つの隣接するファイバによって生成される谷内に嵌合し得るように、相互に対して互い違いにされてもよい。光ファイバまたは光ファイバ入射部は、接着剤を光学結合ブラケットの中心チャネル内に配置することによって、ブラケットのフレームに接着または別様に固定して結合されてもよい。本方法はさらに、チャネル内に配置される1つまたはそれを上回る光ファイバを裁断または研磨するステップを含んでもよい。
ブラケットは、光学入射部に係合するように構成される突出部材を備えてもよく、光ファイバは、突出部材と実質的に平行に整列され、チャネルの中に挿入されてもよい。バンドが、光ファイバおよびブラケットを安定構成に結合するように、突出部材およびそられの間に配置される光ファイバの周囲に設置されてもよい。
照明要素は、近位端上に配置されるポケットを有する、光学導波管を備えてもよく、光ファイバ入射部を照明要素に結合するステップは、光ファイバ入射部の遠位端をポケットの中に挿入することを含んでもよい。
ブラケットはさらに、1つまたはそれを上回る係合要素を備えてもよく、ブラケットを照明要素に結合するステップは、ブラケットの遠位端フレームを照明要素に接着接合すること、またはブラケットの係合要素のうちの1つまたはそれを上回るものを照明要素に係合することを含んでもよい。係合要素は、ブラケットフレームの遠位端上に配置される1つまたはそれを上回る孔を備えてもよく、それらは、照明要素の1つまたはそれを上回るピン、ねじ、または突出部を介して、照明要素に係合されてもよい。ブラケットを照明要素に結合するステップはさらに、ブラケットを照明要素にスナップ嵌合することを含んでもよい。
本方法はさらに、遮壁を提供するステップを含んでもよく、照明要素は、光学導波管を備え、遮壁は、光学導波管の周囲に配置される。本方法はまた、光学結合ブラケットを遮壁に結合するステップを含む。ブラケットおよび遮壁は、金属材料から形成されてもよく、ブラケットフレームの遠位端の1つまたはそれを上回る表面は、遮壁の1つまたはそれを上回る内部表面に溶接されてもよい。
本方法はさらに、遮壁を外科手術用デバイスに磁気結合するステップを含んでもよい。遮壁は、遮壁の1つまたはそれを上回る表面と統合されるか、またはそれに結合される、1つまたはそれを上回る磁石を含んでもよく、磁石は、外科手術用デバイスの磁気表面に結合されてもよい。代替として、遮壁は、外科手術用デバイスの1つまたはそれを上回る表面と統合されるか、またはそれに結合される1つまたはそれを上回る磁石に結合されることができる、磁気材料を備えてもよい。
照明要素は、近位端上に配置されるポケットを有する、光学導波管を備えてもよく、ブラケットを照明要素に結合するステップは、結合ブラケットの少なくとも遠位端を光学導波管のポケットの中に挿入することを含んでもよい。
結合ブラケットまたは照明要素の一方は、突出部を備えてもよく、結合ブラケットまたは照明要素の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、結合ブラケットを照明要素に結合するように構成されてもよい。
本方法はさらに、カラーを提供するステップと、カラーを照明要素、結合ブラケット、および光ファイバ入射部にわたって配置するステップとを含んでもよい。カラーまたは結合ブラケットの一方は、突出部を備えてもよく、カラーまたは結合ブラケットの他方は、レセプタクルを備えてもよい。本方法はさらに、突出部をレセプタクルの中にスナップ嵌合し、カラーを結合ブラケットに結合するステップを含んでもよい。本方法はさらに、カラーを照明要素の少なくとも一部および結合ブラケットにわたって摺動させるステップと、カラーを照明要素または結合ブラケットのうちの少なくとも1つに接着結合するステップとを含んでもよい。カラーは、結合ブラケット、光ファイバ入射部、または照明要素のうちの少なくとも1つに接着結合または別様に接着されてもよい。接着のための方法として、締まり嵌め、圧着、溶接、および当該技術分野において公知の他の方法が挙げられ得る。
本発明のさらに別の側面では、照明要素を外科手術用デバイスに結合するための方法は、照明要素を提供するステップと、外科手術用デバイスを提供するステップと、照明要素を外科手術用デバイスに結合するステップとを含む。照明要素または外科手術用デバイスの一方は、突出部を備えてもよく、照明要素または外科手術用デバイスの他方は、合致するレセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中に摺動し、照明要素を外科手術用デバイスに結合するように構成されてもよい。照明要素は、光学導波管を備えてもよく、本方法はさらに、光学導波管を外科手術用器具に結合するステップを含んでもよい。突出部は、ありつぎ形状を有してもよく、合致するレセプタクルは、ありつぎ形状の溝であってもよい。外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備えてもよい。外科手術用デバイスを得るステップは、カメラ、センサ、または開創器を得ることを含んでもよい。
本開示のさらに別の例示的実施形態では、光を患者内の術野に提供するための外科手術用照明デバイスは、照明要素と、光学結合ブラケットと、光入射要素とを備える。照明要素は、近位部分と、遠位部分とを有する。遠位部分は、光を照明要素から抽出し、抽出された光を術野に向かって指向するための光学構造を備える。近位部分は、第1の脚部と、第2の脚部とを備える。脚部は、近位に延在し、照明要素の近位部分の対向側方側面上に配置される。近位部分はさらに、第1の脚部と、第2の脚部と、照明要素の最近位端との間に配置される空間によって画定される、レセプタクルを備える。光学結合ブラケットは、近位領域と、遠位領域と、それらの間に配置される中心チャネルとを有する。遠位領域は、少なくとも部分的に、レセプタクル内に配置され、結合ブラケットは、照明要素に結合される。光入射要素の遠位部分は、結合ブラケットの中心チャネル内に配置され、光入射要素は、光源からの光を照明要素に提供するように構成される。
照明要素は、非光ファイバ光学導波管であってもよい。光は、全内部反射によって光学導波管を通して伝送されてもよい。光学構造は、複数のファセットまたは複数の階段状ステップを備えてもよく、各階段状ステップは、ランプおよびステップと、ランプとステップとの間の角度とを有する。ランプは、実質的に平坦な平面状の表面であってもよく、ステップも、実質的に平坦な平面状の表面であってもよい。ランプは、光学導波管内の光の全内部反射を助長する角度で配置されてもよく、ステップは、光学導波管内からの光の抽出を助長する角度で配置されてもよい。照明要素の最遠位端は、光をそこから抽出し、光を術野に指向するために構成される光学構造を備えてもよい。
光学導波管はさらに、近位部分上に配置されるポケットを備えてもよく、ポケットは、結合ブラケットの少なくとも遠位領域を受容するように構成されてもよい。
光学導波管または外科手術用器具の一方はさらに、突出部を備えてもよく、導波管または外科手術用器具の他方は、合致するレセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中に摺動し、導波管を器具に結合するように構成されてもよい。突出部は、ありつぎ形状を有してもよく、合致するレセプタクルは、ありつぎ形状の溝であってもよい。
結合ブラケットは、キー溝要素を備えてもよく、光学導波管は、結合ブラケットキー溝要素と協働し、結合ブラケットと光学導波管の適切な整列を確実にする形状を有する、キー溝要素を備えてもよい。光入射要素は、複数の光ファイバを備えてもよい。複数のファイバはそれぞれ、遠位端を有してもよく、遠位端は、相互と実質的に同一の平面にあってもよい。複数のファイバは、実質的に平坦な平面状のリボンを形成してもよい。シースは、複数のファイバにわたって配置されてもよい。
結合ブラケットはさらに、遠位領域に隣接して配置される係合要素を備えてもよく、照明要素は、結合ブラケット係合要素と係合するように構成される係合要素を備えてもよい。
デバイスの結合ブラケットまたは照明要素の一方は、突出部を備えてもよく、結合ブラケットまたは照明要素の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、ブラケットを照明要素に結合するように構成されてもよい。
結合ブラケットの中心チャネルは、実質的に平行四辺形の形状の断面を有してもよい。結合ブラケットは、照明要素に接着結合されてもよい。結合ブラケットは、照明要素に取り外し可能に結合されてもよい。ブラケットまたは照明要素の一方はさらに、突出部を備えてもよく、ブラケットまたは照明要素の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、ブラケットを照明要素に結合するように構成されてもよい。
本デバイスはさらに、照明要素に結合される、器具を備えてもよい。器具は、外科手術用開創器、ツール、または任意の他の器具等の外科手術用器具であってもよい。
本デバイスはさらに、結合ブラケット、光ファイバ入射部の少なくとも一部、および照明要素の少なくとも一部にわたって配置されるカラーを備えてもよい。カラーまたは結合ブラケットの一方は、突出部を備えてもよく、カラーまたは結合ブラケットの他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、カラーを結合ブラケットに結合するように構成されてもよい。カラーは、照明要素の少なくとも一部および結合ブラケットにわたって摺動するように構成されてもよい。カラーは、結合ブラケット、光入射要素、または照明要素のうちの少なくとも1つに接着結合または別様に接着されてもよい。接着のための方法として、締まり嵌め、圧着、溶接、および当該技術分野において公知の他の方法が挙げられ得る。
本デバイスはさらに、外科手術用器具と、光入射要素を外科手術用器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントとを備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントは、近位端と、遠位端と、底部表面と、上部表面と、2つの側面とを備えてもよい。スロットを交互させることによって分離され、可撓性トラックを形成するように整列される、複数のレールが、近位端と遠位端との間に延在してもよい。関節運動式トラックは、−180〜180度の角度に順応するように構成されてもよく、0度の角度は、非撓曲平坦位置に対応する。近位端および遠位端はそれぞれ、光入射要素を受容し、外科手術用器具に取り付けられるように構成される結合要素を備えてもよい。
関節運動式トラックアタッチメントはさらに、トラックの各側面上に整列され、中心チャネルを形成し、光入射要素を受容するように構成される、複数の突出部を備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントまたは外科手術用器具の一方は、突出部を備えてもよく、関節運動式トラックアタッチメントまたは外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、関節運動式トラックアタッチメントを外科手術用器具に結合するように構成されてもよい。
本発明の別の側面では、ファイバ入射要素を外科手術用器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、近位端と、遠位端と、底部表面と、上部表面と、2つの側面とを備えてもよい。スロットを交互させることによって分離され、可撓性トラックを形成するように整列される、複数のレールが、デバイスの近位端と遠位端との間に延在してもよい。関節運動式トラックは、−180〜180度の角度に順応するように構成されてもよく、0度の角度は、非撓曲平坦位置に対応する。近位端および遠位端はそれぞれ、ファイバ入射要素を受容し、外科手術用器具に取り付けられるように構成される、結合要素を備えてもよい。
関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、光ファイバ入射部を外科手術用器具に取り付けてもよい。関節運動式トラックアタッチメントデバイスはさらに、デバイスの各側面上に整列され、中心チャネルを形成し、光ファイバ入射部を受容するように構成される、複数の突出部を備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは外科手術用器具の一方は、突出部を備えてもよく、関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、関節運動式トラックアタッチメントデバイスを外科手術用器具に結合するように構成されてもよい。外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備えてもよい。
本発明のさらに別の側面では、ファイバ入射要素を外科手術用器具に取り付ける方法は、ファイバ入射要素および外科手術用器具を提供するステップと、関節運動式トラックアタッチメントデバイスを提供するステップと、ファイバ入射要素を関節運動式トラックアタッチメントデバイス内に配置するステップと、関節運動式トラックアタッチメントデバイスを外科手術用器具に取り付けるステップとを含む。
ファイバ入射要素は、光ファイバ入射部を備えてもよく、関節運動式トラックアタッチメントデバイスを外科手術用器具に取り付けるステップは、デバイスの近位端を外科手術用器具に結合すること、およびデバイスの遠位端を外科手術用器具に結合することを含んでもよい。関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは外科手術用器具の一方は、突出部を備えてもよく、関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントデバイスを外科手術用器具に取り付けるステップは、突出部をレセプタクルの中にスナップ嵌合することを含んでもよい。本方法はさらに、関節運動式トラックアタッチメントデバイスを−180〜180度の角度まで撓曲させるステップを含んでもよく、0度の角度は、非撓曲平坦位置に対応する。外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備えてもよい。
これらおよび他の実施形態は、添付の図面に関連して以下の説明にさらに詳細に説明される。
(参照による引用)
本明細書に記載される全ての刊行物、特許、および特許出願は、各個々の刊行物、特許、または特許出願が、具体的かつ個々に、参照することによって組み込まれるように示される場合と同じ程度に、参照することによって本明細書に組み込まれる。
本発明の新規な特徴が、添付の請求項に詳細に記載される。本発明の特徴および利点のさらなる理解は、本発明の原理が利用される例証的実施形態を記載する以下の詳細な説明および付随の図面を参照することによって得られる。
図1は、被照明外科手術用装置の例示的実施形態の斜視図を示す。 図2は、光学結合ブラケットの例示的実施形態の斜視図を示す。 図3は、捕捉された光ファイバを伴う、光学結合ブラケットの例示的実施形態の斜視図を示す。 図4は、光学導波管に結合される、光学結合ブラケットの例示的実施形態の斜視図を示す。 図5Aは、光ファイバを遮壁によって取り囲まれる光学導波管に結合する、光学結合ブラケットの例示的実施形態の斜視図を示す。 図5Bは、光学導波管の周囲に配置される遮壁の垂直断面を示す。 図6は、光ファイバ入射部を遮壁によって取り囲まれる光学導波管に結合する、光学結合ブラケットの例示的実施形態の斜視図を示す。 図7は、外科手術用デバイスへの光学導波管の周囲に配置される遮壁の磁気結合の例示的実施形態の側面図を示す。 図8Aは、照明要素の代替実施形態の斜視図を示す。 図8Bは、図8Aの端面図を示す。 図9Aは、結合ブラケットの例示的実施形態の斜視図を示す。 図9Bは、図9Aの端面図を示す。 図9Cは、図9Aの上面図を示す。 図9Dは、図9Aの側面図を示す。 図10Aは、図9Aの結合ブラケット内に配置される複数の光ファイバの斜視図を示す。 図10Bは、光ファイバにわたって配置される外側カバーを伴う、図10Aの斜視図を示す。 図11は、図8Aの照明要素と、図9Aの結合ブラケットと、結合ブラケット内の光ファイバおよび光ファイバにわたって配置される外側カバーを含む、光入射要素とを備える、アセンブリの例示的実施形態の斜視図を示す。 図12Aは、照明要素および結合ブラケットの代替実施形態の斜視図を示す。 図12Bは、図12Aに図示されるブラケットおよび照明要素の係合を示す。 図12Cは、ともに結合される図12Aのブラケットおよび照明要素を示す。 図13Aは、照明要素の代替実施形態の斜視図を示す。 図13Bは、外科手術用器具と係合される、図13Aからの照明要素の端面図を示す。 図14Aは、図12Cの実施形態およびカラーの斜視図を示す。 図14Bは、図14Aの実施形態の底部斜視図を示す。 図14Cは、照明要素にわたって配置される、図14A−14Bのカラーを示す。 図15Aは、照明要素、結合ブラケット、光ファイバ入射部、およびカラーの代替実施形態の斜視図を示す。 図15Bは、照明要素にわたって配置されるカラーを伴う、図15Aの実施形態を示す。 図16A−16Dは、それぞれ、関節運動式トラックアタッチメントの実施形態の斜視図、端面図、上面図、および側面図を示す。 図17A−17Cは、それぞれ、撓曲された関節運動式トラックアタッチメントの実施形態の斜視図、端面図、および側面図を示す。 図18Aは、光学導波管、光ファイバ入射部、結合ブラケット、カラー、関節運動式トラックアタッチメントデバイスに結合される外科手術用開創器を備える、被照明外科手術用装置の実施形態の斜視図を示す。 図18Bは、導波管がブレードに結合される場所から得られた図18Aの外科手術用開創器ブレードの断面図を示す。
(発明の詳細な説明)
本明細書に開示されるような方法および装置は、光ファイバ入射部等の光入射要素と結合される任意の照明要素と併用するために適しているが、外科手術用開創器および吸引デバイスを含む、外科手術用デバイスと併用するために具体的に説明される。それらは、特に、外科手術が最小限の外科手術用切開から形成される狭小空洞内で行われる、最小限またはより少ない侵襲性の外科手術において使用されるべき低プロフィールデバイスに非常に好適である。
本明細書に説明されるような光学導波管は、全内部反射によって、光を光ファイバ入射部等の照明入射部から導波管を通して伝送し得る。光は、導波管の1つまたはそれを上回る表面上に配置される1つまたはそれを上回る表面特徴を介して、導波管から抽出されることができる。導波管はまた、表面特徴によって抽出されなかった残りの光を術野に指向するための角度付けられた遠位先端を備えてもよい。導波管の発光表面は、光が術野を照明するように、抽出された光の方向を制御することができる。光学導波管およびその特徴の例示的実施形態は、米国特許出願第11/654,874号、第11/923,483号、および第14/035,583号により詳細に説明されており、その全内容は、参照することによって本明細書に組み込まれる。参照することによって本明細書に組み込まれる前述の参考文献に説明される特徴のいずれも、本明細書に説明される特徴のいずれかと組み合わせて、またはその代用として使用されてもよい。
本明細書に説明されるような照明要素は、多くの場合、光学導波管を備えるが、当業者は、LED灯、白熱灯、または光ファイバ等の任意の数の照明要素が、光学導波管の代わりに使用されてもよいことを理解し得る。
図1は、被照明外科手術用装置10の例示的実施形態の斜視図を示す。被照明外科手術用装置は、光ファイバ入射部100と、被照明外科手術用器具200と、光学結合ブラケット300とを備える。光ファイバ入射部は、1つまたはそれを上回る光ファイバを備える。被照明外科手術用器具は、外科手術用デバイス210と、そこに結合される照明要素220とを備える。光学結合ブラケットは、光ファイバ入射部を受容および支持し、光ファイバ入射部を被照明外科手術用器具の照明要素に結合する。照明要素は、光140を光ファイバ入射部から術野20に向かって放出するように構成される。加えて、結合ブラケットは、照明要素の中への光入射部の効率的結合を促進し、それによって、光損失および望ましくない加熱を低減させる。
いくつかの実施形態では、照明要素は、術野に面するように適合される1つまたはそれを上回る発光表面230を有する、光学導波管225を備える。発光表面は、ファセット、リッジ、ステップ、または肩部、もしくは光を導波管から抽出し、光を術野に指向するために有用な他の幾何学形状等の複数の光抽出特徴を備えてもよい。いくつかの実施形態では、被照明外科手術用器具はさらに、導波管を損傷から保護し、付加的構造完全性を導波管に提供するように、光学導波管の周囲に配置される随意の遮壁400を備える。
図2は、光学結合ブラケット300の例示的実施形態の斜視図を示す。ブラケットは、近位端310と、遠位端315と、それらの間に延在する中心チャネル320とを有する、伸長フレーム305を備える。フレームは、その製造プロセスまたは外科手術用照明装置内でのその使用全体を通してその構造完全性を留保することができる、金属または剛性ポリマー等の剛性材料を含んでいてもよい。中心チャネルは、上側表面325と、下側表面330と、2つの側壁335とによって画定され、本実施形態では、好ましくは、光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバである、光入射要素を受容および支持するようなサイズにされる。近位端は、光ファイバ入射部に結合されることができ、遠位端は、光を光ファイバ入射部から放出するように構成される照明要素に結合されることができる。
ブラケットはさらに、フレームの近位端上に配置され、中心チャネルの両側壁に隣接し、フレームの長手軸30に対して横方向に延在する、1つまたはそれを上回る突出部材(脚部とも称される)340を備えてもよい。いくつかの実施形態では、突出部材340は、フレームの長手軸に対して垂直かつ近位方向に延在してもよい。突出部材は、フレームの材料に類似する剛性材料を含んでもよく、フレームの近位端を越えて延在し、光学入射部の一部の側面の傍らに位置し、それによって、さらなる構造支持を光学入射部に提供するように構成されてもよい。突出部材は、フレームと一体的に形成されてもよい、または当技術分野において公知の方法を使用してフレームに取り付けられる別個の構成要素であってもよい。
ブラケットはさらに、フレームの遠位端上に配置され、照明要素に係合するように構成される、1つまたはそれを上回る係合要素345を備えてもよい。係合要素は、ブラケットを照明要素に固定してまたは別様に取り外し可能に係合するように、照明要素の近位表面上に配置され、そこから外向きに延在する、ピン、ねじ、または突出部のうちの1つまたはそれを上回るものを捕捉するように構成される、1つまたはそれを上回る孔350を備えてもよい。
図3は、捕捉された光ファイバ105を伴う、光学結合ブラケット300の例示的実施形態の斜視図を示す。光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバは、随意に、ファイバの遠位先端120がフレーム305の遠位端315を越えて延在するように、中心チャネル320の中に挿入されてもよい。ファイバは、接着剤115を用いて、チャネル内に固定して配置されてもよい。光ファイバは、ファイバが捕捉されたファイバを伴うブラケットが使用のために狭小外形(プロフィール)を要求する外科手術用デバイスに結合されることを可能にする狭小プロフィールを有し得るように、相互の上に垂直にスタックされることができる、1つまたはそれを上回る線状アレイ110に配列されてもよい。いくつかの実施形態では、光ファイバは、本明細書に説明されるように配置される、ブラケットの1つまたはそれを上回る突出部材340と平行構成に整列される。突出部材は、付加的構造支持を提供し、光ファイバをフレームの近位端における曲げ荷重および応力に対して保護するように、フレームの近位端310を越えて延在する光ファイバの一部の側面の傍らに位置するように構成されてもよい。1つの線状アレイのファイバは、1つまたはそれを上回るファイバの外周が隣接する線状アレイ内の隣接するファイバによって形成されるレセプタクル(谷とも称される)内に嵌合するように、隣接する線状アレイのファイバからオフセットされてもよい。
光学結合ブラケットはまた、ファイバが裁断および研磨等の製造プロセスを受ける間、光ファイバを支持するための手段を提供する製造固定具として使用されてもよい。任意の中間構造を伴わずに光ファイバを握持することは、困難であり得、製造プロセスの間、ファイバを損傷させ得る。ブラケットは、ファイバの握持および支持を促進し、ファイバにかけられる応力を低減させながらツール固定具と界面接触し得る、構造を提供することができる。
図4は、光学導波管225に結合される、光学結合ブラケット300の例示的実施形態の斜視図を示す。光学導波管は、ブラケットフレーム305の遠位端315を越えて延在する光ファイバ105を受容するようなサイズにされることができる、導波管の近位端240上に配置されるポケット235を備えてもよい。ブラケットは、フレームの遠位端と導波管の近位端を係合することによって、光学導波管に結合される。導波管は、フレームの遠位端に接着接合されるか、またはフレームの遠位端上に配置される1つまたはそれを上回る係合要素345に結合されてもよい。係合要素は、孔350を備えてもよく、導波管は、孔内に配置されるピンまたはねじを用いてフレームに結合されてもよい。代替として、導波管は、近位端上に配置される1つまたはそれを上回る突出部を備えてもよく、突出部は、導波管をブラケットフレームに取り付けるための孔内に配置されてもよい。代替実施形態では、接着剤が、フレームと導波管を接合するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、フレームおよびファイバは、導波管に固定して取り付けられてもよい一方、他の実施形態では、ともに取り外し可能に結合される。
導波管のポケットは、導波管へのファイバの確実な取り付けを可能にするように、光ファイバの遠位端を受容および支持し、光ファイバと導波管との間に大接合面積を提供しながら、光ファイバをともに安定構成に保つことができる。ポケットはまた、導波管からの光抽出に干渉せずに、ファイバを導波管に取り付けるための手段を提供することができる。ポケットは、導波管の近位表面240と光ファイバの遠位先端120との間に配置される光経路の外側にある、1つまたはそれを上回る不感帯(dead zone)245を生成する。不感帯がファイバの先端の近位にあるため、それらは、光ファイバ入射部からの光140の伝搬に干渉せず、光は、不感帯を越えて導波管の発光表面に伝送されることができる。したがって、不感帯における接触は、光損失を最小限にし、隣接する構成要素との係合とのための好ましい場所である。
ポケットを用いて光ファイバを導波管に結合することは、付加的な外部の機械的留め金特徴の必要性を排除し、それによって、導波管が狭小プロフィールを要求する様々な外科手術用デバイスと併用されることを可能にするように、導波管のプロフィールを可能な限り最小限に保つことができる。加えて、導波管からの光抽出は、潜在的に、光伝搬の経路内に配置される導波管の外部表面の一部を被覆し、それによって、接触面積内の光損失をもたらすことによって、外部留め金が光抽出に干渉し得るため、外部機械的留め金を使用せずに、最適化されることができる。
好ましくは、ポケットの深度250は、光学導波管の発光表面の面積を最大限にし、それによって、光の制御を最適化するように、約3mmまたはそれ未満である。ポケットが深いほど、光伝搬の経路の外側にあって、故に、発光表面として機能しないかも知れない不感帯の面積をさらに増加させ得る。より深いポケットはまた、光学導波管の製造の際、付加的課題も呈し得る。より深いポケットの内部表面は、光の最適伝送のために十分に研磨することが困難であり得、より深いポケットはまた、ポケットの成形の間に使用されるべきより大きい抜き勾配を要求し、光ファイバをしっかりと保持するための理想的とはいえないポケット構成をもたらし得る。
いくつかの実施形態では、光学結合ブラケット300はさらに、本明細書に説明されるように、突出部材340を備え、突出部材は、付加的構造支持を光ファイバに提供する。突出部材は、事実上、光学導波管ポケットの深度に延在する役割を果たし、それによって、ポケットの実際の深度250を増加させずに、導波管への光ファイバの取り付けにさらなる安定性を提供することができる。
図5Aは、光ファイバ105を随意の遮壁400によって取り囲まれる光学導波管225に結合する、光学結合ブラケット300の例示的実施形態の斜視図を示す。いくつかの実施形態では、光学導波管は、導波管を損傷から保護し、導波管の取扱いを促進するために、遮壁で取り囲まれてもよい。遮壁は、導波管の周縁の少なくとも一部の周囲に配置され、ブラケットの材料に類似する剛性材料を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、遮壁およびブラケットは両方とも、金属材料から形成され、ブラケットは、ブラケットフレームの1つまたはそれを上回る表面を遮壁の1つまたはそれを上回る内部表面に溶接することによって、遮壁に固定して結合されてもよい。
図5Bは、光学導波管225の周囲に配置される遮壁400の垂直断面を示す。この断面は、図5Aにおける線B−Bに沿って得られる。遮壁は、遮壁の上部表面405上、底部表面410上、または上部表面および底部表面の両方上に1つまたはそれを上回る開口部415を備える。開口部は、導波管の発光表面230が、光を光ファイバ入射部から術野に向かって放出することを可能にするように構成され、発光表面は、導波管の上部表面、底部表面、または遠位先端のうちの1つまたはそれを上回るもの上に配置されてもよい。好ましくは、遮壁は、光損失が導波管との接触点において生じ得るため、遮壁が導波管を通した光伝搬に干渉し得る程度を最小限にするように、導波管と遮壁の1つまたはそれを上回る内部表面との間に空隙420を維持するように構成される。
図6は、光ファイバ入射部100を遮壁400によって取り囲まれる光学導波管225に結合する、光学結合ブラケット300の例示的実施形態の斜視図を示す。光ファイバ入射部、ブラケット、および導波管は、本明細書に説明されるように、ともに結合されてもよい。ブラケットフレーム305の近位端310を越えて延在する光ファイバ入射部の近位部分は、ピグテール125と称される短い構造補強区分を形成してもよい。ピグテールは、本明細書に説明されるように、突出部材340間に配置される光ファイバの近位部分と、随意に、突出部材の周囲に配置されるバンド130とを備えてもよい。熱収縮ラップ、光学クラッディング、または任意の他のカバー等のバンドは、光ファイバおよびブラケットを安定構成に結合し、光ファイバとブラケットとの間の近位接続における曲げ荷重および応力を低減させることに役立ち得る。ピグテールはさらに、ピグテールを光ファイバ入射部の光源に光学的に結合する、ケーブルまたはリボン135に接続することができる。
いくつかの実施形態では、遮壁400はさらに、遮壁と外科手術用デバイスを磁気結合するように構成される、1つまたはそれを上回る磁石425を備える。磁石は、遮壁の1つまたはそれを上回る表面と統合されるか、またはそれに結合されてもよい。外科手術用デバイスへの遮壁の磁気結合は、導波管の遠位端が外科手術用デバイスの表面から跳ね上がらないように防止するように、付加的支持を光学導波管の遠位端に提供することができる。磁石は、遮壁が外科手術用デバイスに固着され、外科手術手技の間、望ましくない移動が防止されるような好適な強度である。加えて、磁石強度は、遮壁の容易な取り付けおよび外科手術用デバイスからの取り外しを可能にし、それによって、再位置付けを可能にするように選択されてもよい。いくつかの状況では、外科手術用デバイスは、磁気性ではなくてもよく、したがって、遮壁がそこに磁気結合され得るように、鉄金属または他の磁気材料のテープ細片が、外科手術用デバイスに貼付されてもよい。
図7は、外科手術用デバイス210への光学導波管225の周囲に配置される遮壁400の磁気結合の例示的実施形態の側面図を示す。1つまたはそれを上回る小さな離散磁石425が、遮壁の中に統合され、磁石は、遮壁および遮壁内に配置される光学導波管を外科手術用デバイスの磁気表面に結合する。磁石は、例えば、遮壁が外科手術用デバイスの湾曲表面に取り付けられるように適合され得るように、矢印430の方向に、遮壁の長さを上下に遮壁内で移動可能であるように構成されてもよい。
遮壁に結合される磁石を有する代替として、磁石はまた、磁気材料を含む遮壁がそこに磁気結合され得るように、外科手術用デバイスの1つまたはそれを上回る表面と統合されるか、またはそれに結合されてもよい。
本明細書に開示される種々の特徴は、相互に混合、合致、または代用されてもよい。したがって、例えば、光学結合ブラケット実施形態のいずれも、遮壁等の本明細書に開示される任意の付加的構造特徴と組み合わせられてもよい。本願に開示される特徴のいずれがまた、参照することによって本明細書に組み込まれる特許および出願に開示される特徴のいずれかと併用されるか、またはそれで代用されてもよい。
図8A−8Bは、照明要素802の代替実施形態を示す。照明要素802は、遠位部分806と、近位部分804とを有する。複数の光学構造808が、照明要素の遠位部分に沿って配置され、それらは、照明要素の近位部分から遠位部分に光を効率的に伝送することに役立つような形状にされる。複数の光学構造808はまた、照明要素からの光の抽出を促進し、抽出された光を術野等の標的作業面積に向かって指向するような形状にされる。近位部分は、照明要素の両側方側面上に2つの脚部810を含む。照明要素の最近位端816および2つの脚部810は、以下に説明されるように、照明要素を受容するようなサイズにされる、ポケットまたはレセプタクル814を画定する。本実施形態では、脚部の一方または両方の長手軸に沿って延在するチャネルであり得る、キー溝要素812が、以下により詳細に論じられるように、光入射要素または結合ブラケット上の対応する形状にされるキー溝要素を受容し、照明要素と入射要素または結合ブラケットの適切な整列および配向を確実にするようなサイズにされる。照明要素は、好ましくは、非光ファイバ光学導波管であって、光は、好ましくは、全内部反射を介して、それを通して伝送される。光学構造は、本明細書もしくは参照することによって組み込まれる参考文献のいずれかに開示されるか、または別様に当技術分野において公知の任意の光学構造であってもよく、レンズ、ファセット、プリズム等の光学構造を含んでもよい。好ましい実施形態では、光学構造は、ランプ表面と、ステップ表面とを有する、階段状ステップを有する。ランプは、好ましくは、光学導波管内の光の全内部反射を促進するように角度付けられ、ステップは、好ましくは、光を照明要素から抽出し、抽出された光を術野等の標的作業面積に指向するように角度付けられる。角度が、ランプ表面とステップ表面との間に配置されてもよい。本角度は、光学構造に沿って一定であってもよいか、または本角度は、階段状ステップ毎に変化してもよい。照明要素の最遠位面または表面はまた、以下により詳細に説明されるように、光を抽出および制御するための光学構造を有してもよい。脚部810は、光が通過しないか、または実質的に光が通過しない、不感帯を提供し、したがって、脚部は、光入射部または結合ブラケットとの係合のための理想的場所を形成し、それによって、入射部と照明要素との間の接触に起因する光損失を最小限にする。図8Bは、照明要素の端面図を図示し、その近位端にハイライトを当てている。本例示的実施形態におけるキー溝要素は、両脚部を通して延在するD形状のチャネルであるが、当業者は、多くの他の形状も可能性として考えられ、これは、限定として意図されるものではないことを理解し得る。
図9A−9Dは、前述の図8A−8Bにおける照明要素と嵌合され得、光入射要素と照明要素を結合することに役立つ、例示的結合ブラケット902を示す。結合ブラケット902は、近位部分904と、遠位部分906とを有する。中心チャネル908は、ブラケットを通して近位部分から遠位部分まで延在する。キー溝要素910は、結合ブラケットの側方側面の一方または両方上に配置され、2つのキー溝要素が摺動可能に相互に係合し、照明要素802と結合ブラケット902の適切な整列および配向を確実にするように、照明要素802上のキー溝要素812と対応する形状を有する。本例示的実施形態では、キー溝要素910は、好ましくは、結合ブラケットの両側面上の突出部であって、突出部は、照明要素上のD形状のチャネル812の中に嵌合するようなサイズにされるD形状の断面を有する。加えて、ウィング912もまた、結合ブラケットの側方側面の一方または両方上に提供され、結合ブラケットが照明要素内のレセプタクルの中に受容されると、結合ブラケットと照明要素を整列および係合させることに役立つ、付加的表面を提供してもよい。長方形タブ914、920等の付加的整列要素が、ウィング912から外向きに延在し、また、照明要素または照明要素と結合され得る開創器もしくは他の外科手術用器具等の器具と噛合するための整列および係合表面を提供してもよい。タブ914は、好ましくは、結合ブラケットまたは中心チャネルの長手軸と略平行な長手軸を有する、伸長長方形形状の突出部である。結合ブラケットもまた、好ましくは、伸長長方形形状の突出部であるが、タブ920の長手軸が、結合ブラケットまたは中心チャネルの長手軸を横断するか、またはそれに直交するように、タブ914に対して横方向に配向される。いずれかのウィング912の遠位面916は、好ましくは、結合ブラケットが照明要素に対してしっかりとかつ均一に当接することを可能にする、平坦な平面状の表面である。同様に、結合ブラケットの最遠位面918もまた、好ましくは、平坦な平面状の表面であって、その中に配置されると、照明要素の表面に対する結合ブラケットのしっかりとしかつ均一な係合をさらに促進する。結合ブラケットの近位部分は、任意の形状であってもよいが、本実施形態では、若干近位に面したテーパ形状を有し、照明要素がそれと結合されると、照明要素との平滑遷移を確実にする。結合ブラケットの遠位部分もまた、任意の形状であってもよいが、本例示的実施形態では、好ましくは、長方形形状である。中心チャネル908は、好ましくは、平行な上側および下側壁と、内向きに傾けられた側壁とを伴う、平行四辺形形状である。
図9Bは、結合ブラケットの端面図を示し、中心チャネル908にハイライトを当てている。中心チャネルは、好ましい実施形態では、1つまたはそれを上回る光ファイバである、光入射要素を受容するようなサイズにされる。光入射要素が複数の光ファイバを含むとき、個々の光ファイバは、後に図示されるように、相互の上部にスタックされたファイバの1つまたはそれを上回る線状アレイとして整列およびスタックされてもよい。図9Cは、結合ブラケット902の上面図を図示し、図9Dは、結合ブラケット902の側面図を示す。
図10Aは、中心チャネル908内に配置される光入射要素1006を伴う、前述の結合ブラケット902の斜視図を示す。本実施形態では、光入射要素は、相互の上部にスタックされた2列のファイバに配列される、複数の光ファイバを備える。ファイバ1002は、上側ファイバの底部部分が底部上の2つの隣接するファイバによって形成される谷内に嵌合するように、2つのアレイが相互から若干交互またはオフセットされた状態で2つの線状アレイに整列される。同様に、下側ファイバの上部部分も、上部列上の2つの隣接するファイバによって形成される谷内に嵌合する。これは、ファイバ充塞を最大限にし、外形(プロフィール)を最小限にすることに役立つ。線状アレイ内の各ファイバは、それらの外周が相互に係合するような、隣接する別のファイバである。加えて、ファイバの最遠位面1004は、好ましくは、結合ブラケットの最遠位端と整列され、結合ブラケットおよび光ファイバのアセンブリがレセプタクル内に配置されると、照明要素に対して当接され得る、平滑、平坦、かつ同一平面の遠位端を形成する。すぐ上で開示されたように、結合ブラケットはまた、研磨および別様に処理され得るように、ファイバを固定することに役立つためのプロセス補助として、製造の際に使用されてもよい。
図10Bは、図10Aの代替実施形態を示し、外側カバーまたはシース1008が、光ファイバ1002を含む光入射要素1006にわたって配置されてもよい。シースは、ファイバを保護することに役立つか、または所望の光学特性をファイバ束に提供するか、またはファイバをリボン形状に保つことに役立つための熱収縮、光学クラッディング、または別の他のカバーであってもよい。
図11は、結合ブラケット902および外側カバー1008によって被覆された光入射要素1006を伴う照明要素802を備える、アセンブリの例示的実施形態を示す。アセンブリは、次いで、外科手術用開創器ブレード等のツールまたは器具に固定してまたは取り外し可能に結合され、術野を照明することに役立ってもよい。任意の器具が、作業面積を照明するために、アセンブリに結合されてもよい。好ましい実施形態は、吸引管、電気外科手術用器具、カメラ、センサ、または任意の他の器具もしくはツール等の外科手術用器具もしくは医療デバイスを利用する。図11のアセンブリでは、アセンブリは、ともに固定してまたは取り外し可能に結合されてもよい。例えば、接着剤が、アセンブリをともに接合するために使用されてもよい。接着剤は、所望の屈折率整合特性を有し、光入射要素から照明要素への光の効率的伝送を確実にする、光学接着剤であってもよい。他の実施形態では、アセンブリは、ともにスナップ嵌合されるか、相互にスナップ嵌合もしくは螺合係合されてもよいか、または任意の他の結合手段が、構成要素をともに継合するために使用されてもよい。図11はまた、光を抽出し、術野等の作業面積に指向するための光学構造を有し得る、照明要素の最遠位端にもハイライトを当てる。遮壁、磁気結合、または前述の任意の他の特徴等の他の側面は、本実施形態の特徴と組み合わせられるか、またはそれに代用されてもよい。
図12A−12Cは、照明要素1300および結合ブラケット1200の代替実施形態の斜視図を示す。照明要素は、遠位端1310および近位端1320を有する、光学導波管1300を備えてもよい。光学導波管1300はさらに、近位端1320上に配置されるポケット1330を備えてもよく、ポケット1330は、結合ブラケット1200の少なくとも遠位端1210を受容するように構成されてもよい。結合ブラケット1200はさらに、突出部1205および/またはレセプタクル1215を備えてもよく、導波管1300は、合致するレセプタクル1305および/または合致する突出部1315を備えてもよい。突出部1205および1315は、レセプタクル1305および1215の中にスナップ嵌合し、ブラケットを照明要素に結合するように構成されてもよい。導波管1300はさらに、導波管の側面上に示されるように、部分的または完全に延在し、外科手術用器具(図示せず)上の合致するレセプタクルの中に摺動するように構成される、突出部1325を備えてもよい。図12Bは、ブラケット1200が導波管1300のポケット1330の中に垂直に挿入され得る方法を示す。図12Cは、ブラケットが導波管1300のポケット1330内に配置され得る方法を示し、また、ブラケットが突出部1205および1315をレセプタクル1305および1215の中にスナップ嵌合することによって導波管1300に結合され得る方法を示す。
ポケットを用いてブラケットを導波管に結合することは、付加的な外部の機械的留め金特徴の必要性を排除し、それによって、導波管が狭小プロフィールを要求する様々な外科手術用デバイスと併用されることを可能にするように、導波管のプロフィールを可能な限り最小限に保つことができる。加えて、導波管からの光抽出は、潜在的に、光伝搬の経路内に配置される導波管の外部表面の一部を被覆し、それによって、接触面積内の光損失をもたらすことによって、外部留め金が光抽出に干渉し得るため、外部の機械的留め金を使用せずに、最適化されることができる。
図13Aは、本明細書に説明される実施形態のいずれかと併用され得る、照明要素1300の代替実施形態の斜視図を示す。照明要素は、外科手術用器具(図示せず)上の合致するレセプタクルの中に摺動するように構成される突出部1325を備え得る、光学導波管1300を備えてもよい。光学導波管1300または外科手術用器具は、突出部を備えてもよく、導波管または外科手術用器具の他方は、合致するレセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中に摺動し、導波管を器具に結合するように構成されてもよい。突出部は、ありつぎまたは他の形状等の任意の形状であってもよく、導波管の一方または両方側面に沿って部分的または完全に延在してもよい。
図13Bは、図13Aの実施形態の端面図を示す。導波管1300上の突出部1325は、開創器ブレードまたは本明細書に説明される任意の他の外科手術用器具等の外科手術用器具1345上の合致するレセプタクル1335の中に摺動されてもよい。図13Bはさらに、突出部1325が、ありつぎ形状を有してもよく、合致するレセプタクル1335が、ありつぎ形状の溝であってもよいことを示す。
図14Aは、図12Cの実施形態と、照明要素300の少なくとも一部、光ファイバ入射部の少なくとも一部(図示せず)、および結合ブラケット1200にわたって配置されるように構成される、カラー1400との斜視図を示す。照明要素は、光学導波管1300を備えてもよい。カラー1400または結合ブラケット1200の一方は、突出部を備えてもよく、カラーまたは結合ブラケットの他方は、レセプタクルを備えてもよい。突出部は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、カラー1400を結合ブラケット1200に結合するように構成されてもよい。カラーは、長方形、正方形、または他の幾何学形状の管を備えてもよい。管は、照明要素300、結合ブラケット1200、および光ファイバ入射部のいずれか間の結合界面を受容、保護、支持、または固着するようなサイズにされた中心チャネルを画定してもよい。カラーはまた、装置またはデバイスの種々の構成要素のための歪み緩和を提供してもよい。
図14Bは、図12Cの実施形態および図14Aのカラー1400の代替斜視図を示す。カラー1400は、レセプタクル1415を備えてもよく、結合ブラケット1200は、突出部1235を備えてもよい。突出部1235は、カラー1400が結合ブラケット1200にわたって軸方向に移動されるにつれて、レセプタクル1415の中にスナップ嵌合し、カラー1400を結合ブラケット1200に結合するように構成されてもよい。
図14Cは、図12Cの実施形態の少なくとも一部にわたって配置される図14Bのカラー1400を示す。結合ブラケット1200は、図14Cに示されるように、カラー1400上のレセプタクル1415の中にスナップ嵌合し、カラー1400を結合ブラケット1200に結合し得る、突出部1235を備えてもよい。
図15Aは、照明要素1300と、結合ブラケット1200と、光入射要素1506と、照明要素1300、結合ブラケット1200、および光入射要素1506にわたって配置されるように構成される、カラー1500との代替実施形態の斜視図を示す。照明要素は、好ましくは、光学導波管1300を備えてもよく、光入射要素は、好ましくは、光ファイバ入射部1506を備えてもよい。カラー1500は、光学導波管1300および結合ブラケット1200の少なくとも一部にわたって摺動するように構成されてもよい。カラー1500は、結合ブラケット1200、光ファイバ入射部1506、または光学導波管1300のうちの少なくとも1つに接着結合または別様に接着されてもよい。接着のための方法として、締まり嵌め、圧着、溶接、および当該技術分野において公知の他の方法が挙げられ得る。光ファイバ入射部1506の少なくとも一部は、カバー1508内に配置されてもよい。
図15Bは、図15Aの実施形態を示し、さらに、カラー1500が導波管1300および結合ブラケット1200の少なくとも一部にわたって配置され得る方法を示す。カラーは、長方形、正方形、または他の幾何学形状の管を備えてもよい。管は、照明要素300、結合ブラケット1200、および光ファイバ入射部1506のいずれか間の結合界面を受容、保護、支持、または固着するようなサイズにされる中心チャネルを画定してもよい。カラーはまた、装置またはデバイスの種々の構成要素のための歪み緩和を提供してもよい。
図16Aは、光ファイバ入射部を外科手術用器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントの実施形態の斜視図を示す。関節運動式トラックアタッチメント1600は、近位端1620と、遠位端1610と、2つの側面1601および1602とを備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメントはさらに、交互スロット1625によって分離され、近位端1620と遠位端1610との間に延在する可撓性トラック1605を形成するように整列される、複数のレール1626を備えてもよい。近位端1620は、結合要素1640を備えてもよい。遠位端1610は、結合要素1630を備えてもよい。結合要素1640および1630は、光ファイバ入射部(図示せず)を受容し、外科手術用器具(図示せず)に取り付けられるように構成されてもよい。外科手術用器具は、1つまたはそれを上回るレセプタクル(図示せず)を備えてもよく、結合要素は、レセプタクルの中にスナップ嵌合し、関節運動式トラックアタッチメント1600を外科手術用器具に取り付けるための1つまたはそれを上回る突出部1645、1650、および1660を備えてもよい。関節運動式トラックアタッチメント1600はさらに、2つの側面1601および1602のそれぞれ上に整列され、中心チャネル1603を形成し、光ファイバ入射部(図示せず)を受容するように構成される、複数の突出部1615を備えてもよい。中心チャネル1603は、光ファイバ入射部を含み、かつ誘導するように構成されてもよい。関節運動式トラックは、−180〜180度の角度に順応するように構成されてもよく、0度の角度は、非撓曲平坦位置に対応する。光ファイバ入射部が外科手術用器具の形状に実質的に順応することを可能にすることによって、関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、低プロフィール構成における光ファイバ入射部と外科手術用器具の結合および噛合を促進するために使用され得、また、光ファイバ入射部を支持し、それがよじれないように防止するために使用され得る。外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備えてもよい。
図16B−16Dは、それぞれ、図16Aの関節運動式トラックアタッチメントの端面図、上面図、および側面図を示す。図16A−16Dにおける関節運動式トラックアタッチメント1600は、約0度の角度では、実質的に撓曲されずに示される。
図17A−17Dは、それぞれ、約90度の角度に順応するように撓曲されて示される、関節運動式トラックアタッチメントの実施形態の斜視図、端面図、および側面図を示す。
図18Aは、光学導波管1300、光ファイバ入射部1850、結合ブラケット(見えない)、カラー1700、および関節運動式トラックアタッチメントデバイス1600に結合される外科手術用開創器1800を備える、被照明外科手術用装置の実施形態の斜視図を示す。外科手術用開創器は、その遠位端1810上のブレード1825と、その近位端1820上のハンドル1815とを備えてもよい。外科手術用開創器ブレード1825は、結合ブラケット1200によって光学導波管1300に結合され得る、光ファイバ入射部1850を含有するための中心チャネル1830を備えてもよい。結合ブラケットは、導波管1300、結合ブラケット1200、および光ファイバ入射部1850の少なくとも一部にわたって配置され得る、カラー1700によって保護されてもよい。関節運動式トラックアタッチメントデバイス1600は、光ファイバ入射部1850を支持し、それがよじれないように防止し、外科手術用開創器1800の形状に順応するために、約90度の角度に順応するように撓曲されてもよい。関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、したがって、低プロフィール構成における光ファイバ入射部1850と外科手術用開創器1800の結合および噛合を促進する。
図18Bは、図18Aの線A−A’に沿って得られた図18Aの外科手術用開創器ブレードの断面図を示し、導波管1300は、ブレード1825に結合される。導波管1300は、ブレードの中心チャネル1830内のレセプタクル1335の中に摺動するように構成される、突出部1325を備えてもよい。
本発明の好ましい実施形態が、本明細書に図示および説明されたが、そのような実施形態が、一例として提供されるにすぎないことは、当業者に明白である。多数の変形例、変更、および代用が、本発明から逸脱することなく、現時点において、当業者に想起される。本明細書に説明される本発明の実施形態の種々の代替が、本発明を実践する際に採用されてもよいことを理解されたい。以下の請求項は、発明の範囲を定義し、これらの請求項およびその均等物の範囲内の方法および構造は、それによって網羅されることが意図される。

Claims (92)

  1. 患者内の術野を照明するための外科手術用照明装置であって、
    1つまたはそれを上回る光ファイバを備える、光ファイバ入射部と、
    外科手術用デバイスおよびそこに結合される照明要素を備える、被照明外科手術用器具であって、前記照明要素は、前記光ファイバ入射部と結合され、光を前記光ファイバ入射部から前記術野に向かって放出するように構成される、被照明外科手術用器具と、
    前記光ファイバ入射部を前記被照明外科手術用器具に結合するための光学結合ブラケットであって、前記光学結合ブラケットは、近位端、遠位端、およびそれらの間に延在する中心チャネルを有する伸長フレームを備え、前記中心チャネルは、上側表面、下側表面、および2つの側壁によって画定され、前記中心チャネルは、前記光ファイバを受容および支持するようなサイズにされ、前記光学結合ブラケットの遠位端は、前記照明要素に結合される、光学結合ブラケットと、
    を備える、装置。
  2. 前記光学結合ブラケットはさらに、前記光ファイバ入射部に係合するように構成される1つまたはそれを上回る突出部材を備え、前記突出部材は、前記フレームの近位端上に配置され、前記中心チャネルの両側壁に隣接し、前記突出部材は、前記フレームの長手軸に対して横方向に延在する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記光学結合ブラケットはさらに、前記照明要素に係合するように構成される1つまたはそれを上回る係合要素を備え、前記係合要素は、前記フレームの遠位端上に配置される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記係合要素は、前記照明要素の近位端上に配置される1つまたはそれを上回るピン、ねじ、または突出部を捕捉するように構成される1つまたはそれを上回る孔を備える、請求項3に記載の装置。
  5. 前記中心チャネル内に配置される前記光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバは、相互の上に垂直にスタックされた1つまたはそれを上回る線状アレイに配列される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記光学結合ブラケットの中心チャネル内に配置され、それによって、前記光ファイバを前記ブラケットのフレームに固定して結合する、接着剤をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記導波管または前記外科手術用器具の一方は、突出部を備え、前記導波管または前記外科手術用器具の他方は、合致するレセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中に摺動し、前記導波管を前記器具に結合するように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備える、請求項1に記載の装置。
  9. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記光学導波管は、その近位端上に配置されるポケットを備え、前記ポケットは、前記光ファイバ入射部を受容するように構成される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記光学導波管に結合される遮壁をさらに備え、前記遮壁は、前記光学導波管の周縁の少なくとも一部の周囲に配置され、前記遮壁の上部表面上、または底部表面上、または前記上部表面および前記底部表面の両方上に1つまたはそれを上回る開口部を有し、空隙が、前記遮壁と前記光学導波管との間に維持される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記遮壁の1つまたはそれを上回る表面と統合されるか、またはそれに結合される、1つまたはそれを上回る磁石をさらに備え、前記磁石は、前記遮壁と前記外科手術用デバイスを磁気結合するように構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記結合ブラケットまたは前記照明要素の一方は、突出部を備え、前記結合ブラケットまたは前記照明要素の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項1に記載の装置。
  13. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記光学導波管は、その近位端上に配置されるポケットを備え、前記ポケットは、前記結合ブラケットの少なくとも遠位端を受容するように構成される、請求項1に記載の装置。
  14. 前記照明要素、前記結合ブラケット、および前記光ファイバ入射部にわたって配置されるカラーをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  15. 前記カラーまたは前記結合ブラケットの一方は、突出部を備え、前記カラーまたは前記結合ブラケットの他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項14に記載の装置。
  16. 前記カラーは、前記結合ブラケット、前記光ファイバ入射部の少なくとも一部、および前記照明要素の少なくとも一部にわたって軸方向に摺動するように構成され、前記カラーは、前記結合ブラケット、前記光ファイバ入射部、または前記照明要素のうちの少なくとも1つに接着結合される、請求項14に記載の装置。
  17. 前記光ファイバ入射部を前記外科手術用器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  18. 前記関節運動式トラックアタッチメントは、近位端、遠位端、底部表面、上部表面、および2つの側面を備え、スロットを交互させることによって分離され、可撓性トラックを形成するように整列される、複数のレールが、前記近位端と遠位端との間に延在し、前記近位橋および遠位端はそれぞれ、前記光ファイバ入射部を受容し、前記外科手術用器具に取り付けられるように構成される、結合要素を備える、請求項17に記載の装置。
  19. 前記関節運動式トラックアタッチメントは、各側面上に整列され、中心チャネルを形成し、前記光ファイバ入射部を受容するように構成される、複数の突出部を備える、請求項17に記載の装置。
  20. 前記関節運動式トラックアタッチメントまたは前記外科手術用器具の一方は、突出部を備え、前記関節運動式トラックアタッチメントまたは前記外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項17に記載の装置。
  21. 前記関節運動式トラックアタッチメントは、−180〜180度の角度に順応する、請求項17に記載の装置。
  22. 前記外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備える、請求項17に記載の装置。
  23. 被照明外科手術用器具と光ファイバ入射部を光学的に結合するための光学結合ブラケットであって、
    近位端、遠位端、およびそれらの間に延在する中心チャネルを有する伸長フレームを備え、
    前記中心チャネルは、上側表面、下側表面、および2つの側壁によって画定され、前記中心チャネルは、前記光ファイバ入射部を受容および支持するようなサイズにされる、ブラケット。
  24. 前記光ファイバ入射部に係合するように構成される1つまたはそれを上回る突出部材をさらに備え、前記突出部材は、前記フレームの近位端上に配置され、前記中心チャネルの両側壁に隣接し、前記突出部材は、前記フレームの長手軸に対して横方向に延在する、請求項23に記載のブラケット。
  25. 前記外科手術用器具の照明要素に係合するように構成される1つまたはそれを上回る係合要素をさらに備え、前記係合要素は、前記フレームの遠位端上に配置される、請求項23に記載のブラケット。
  26. 前記係合要素は、前記照明要素の近位端上に配置されるピン、ねじ、または突出部のうちの1つまたはそれを上回るものを捕捉するように構成される1つまたはそれを上回る孔を備える、請求項25に記載のブラケット。
  27. 前記中心チャネルは、相互の上に垂直にスタックされた1つまたはそれを上回る線状アレイに配列される、前記光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバを捕捉するように構成される、請求項23に記載のブラケット。
  28. 前記係合要素は、前記照明要素上の合致するレセプタクルまたは合致する突出部のいずれか一方と係合するように構成される突出部またはレセプタクルのいずれか一方を備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合するように構成される、請求項25に記載のブラケット。
  29. 光ファイバ入射部を被照明外科手術用器具に結合するための方法であって、
    前記被照明外科手術用器具を提供するステップであって、前記被照明外科手術用器具は、外科手術用デバイスおよびそこに結合される照明要素を備える、ステップと、
    近位端、遠位端、およびそれらの間に延在する中心チャネルを有するフレームを備える、光学結合ブラケットを提供するステップと、
    前記光ファイバ入射部を前記チャネル内に配置するステップと、
    前記光ファイバ入射部を前記照明要素に結合するステップと、
    前記ブラケットを前記照明要素に結合するステップと、
    を含む、方法。
  30. 前記ブラケットを前記照明要素に結合するステップは、前記ブラケットのフレームの遠位端を前記照明要素に接着接合するステップを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記光学結合ブラケットはさらに、前記フレームの遠位端上に配置される1つまたはそれを上回る係合要素を備え、前記ブラケットを前記照明要素に結合するステップは、前記係合要素を前記照明要素に係合することを含む、請求項29に記載の方法。
  32. 前記係合要素は、1つまたはそれを上回る孔を備え、前記係合要素を前記照明要素に係合するステップは、前記照明要素の近位端上に配置される1つまたはそれを上回るピン、ねじ、または突出部を前記孔内に配置することを含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記中心チャネル内に配置される1つまたはそれを上回る光ファイバを裁断または研磨するステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
  34. 前記光ファイバ入射部を前記中心チャネルの中に配置するステップはさらに、前記光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバを相互の上に垂直にスタックされた1つまたはそれを上回る線状アレイに配列するステップを含む、請求項29に記載の方法。
  35. 前記光ファイバ入射部を前記チャネル内に配置するステップはさらに、前記光ファイバ入射部の1つまたはそれを上回る光ファイバと前記光学結合ブラケットのフレームを接着接合し、それによって、前記光ファイバを前記チャネル内に固定して配置することを含む、請求項29に記載の方法。
  36. 前記光学結合ブラケットはさらに、前記フレームの近位部分上に配置される1つまたはそれを上回る突出部材を備え、前記中心チャネルの両側壁に隣接し、前記突出部材は、前記フレームの長手軸に対して横方向に延在し、前記光ファイバ入射部を前記チャネル内に配置するステップはさらに、前記光ファイバを前記突出部材と平行に整列させ、前記光ファイバを前記チャネルの中に挿入することを含む、請求項29に記載の方法。
  37. 前記光ファイバおよび前記ブラケットを安定構成に結合するように、バンドを前記係合要素の1つまたはそれを上回る突出部材およびそれらの間に配置される光ファイバの周囲に設置することをさらに含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記光学導波管は、その近位端上に配置されるポケットを有し、前記光ファイバ入射部を前記照明要素に結合するステップは、前記光ファイバ入射部の遠位端を前記ポケットの中に挿入することを含む、請求項29に記載の方法。
  39. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記方法はさらに、
    遮壁を提供するステップと、
    前記遮壁を前記光学導波管の周囲に配置するステップと、
    前記光学結合ブラケットを前記遮壁に結合するステップと、
    を含む、請求項29に記載の方法。
  40. 前記ブラケットおよび前記遮壁は、金属材料から形成され、前記ブラケットを前記遮壁に結合するステップは、前記ブラケットのフレームの1つまたはそれを上回る表面を前記遮壁の1つまたはそれを上回る内部表面に溶接することを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記方法はさらに、前記遮壁を前記外科手術用デバイスに磁気結合するステップを含む、請求項39に記載の方法。
  42. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記光学導波管は、その近位端上に配置されるポケットを有し、前記ブラケットを前記照明要素に結合するステップは、前記結合ブラケットの少なくとも遠位端を前記光学導波管のポケットの中に挿入することを含む、請求項29に記載の方法。
  43. 前記ブラケットを前記照明要素に結合するステップは、前記結合ブラケットを前記照明要素にスナップ嵌合することを含む、請求項29に記載の方法。
  44. 前記結合ブラケットまたは前記照明要素の一方は、突出部を備え、前記結合ブラケットまたは前記照明要素の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項29に記載の方法。
  45. カラーを提供するステップをさらに含み、前記カラーを前記照明要素、前記結合ブラケット、および前記光ファイバ入射部にわたって配置することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
  46. 前記カラーまたは前記照明要素の一方は、突出部を備え、前記カラーまたは前記照明要素の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部を前記レセプタクルの中にスナップ嵌合することをさらに含む、請求項45に記載の方法。
  47. 前記カラーを前記照明要素の少なくとも一部にわたって摺動させ、前記カラーを前記照明要素に接着結合することをさらに含む、請求項45に記載の方法。
  48. 照明要素を外科手術用デバイスに結合するための方法であって、
    照明要素を提供するステップと、
    外科手術用デバイスを提供するステップと、
    前記照明要素を前記外科手術用デバイスに結合するステップと、
    を含み、前記照明要素または前記外科手術用デバイスの一方は、突出部を備え、前記照明要素または前記外科手術用デバイスの他方は、合致するレセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中に摺動し、前記照明要素を前記外科手術用デバイスに結合するように構成される、方法。
  49. 外科手術用デバイスを得るステップはさらに、カメラ、センサ、または開創器を得ることを含み、前記照明要素を前記外科手術用デバイスに結合するステップは、前記照明要素を前記カメラ、前記センサ、または前記開創器に結合することを含む、請求項48に記載の方法。
  50. 光を患者内の術野に提供するための外科手術用照明デバイスであって、
    近位部分および遠位部分を有する照明要素であって、前記遠位部分は、光を前記照明要素から抽出し、前記光を前記術野に向かって指向するための光学構造を備え、前記近位部分は、第1の脚部および第2の脚部を備え、前記脚部は、近位に延在し、前記近位部分の対向側方側面上に配置され、前記近位部分はさらに、レセプタクルを備え、前記レセプタクルは、前記第1の脚部と、前記第2の脚部と、前記照明要素の最近位端との間に配置される空間によって画定される、照明要素と、
    近位領域、遠位領域、およびそれらの間に配置される中心チャネルを有する、光学結合ブラケットであって、前記遠位領域は、少なくとも部分的に、前記レセプタクル内に配置され、前記結合ブラケットは、前記照明要素に結合される、光学結合ブラケットと、
    光入射要素であって、前記光入射要素の遠位部分は、前記結合ブラケットの中心チャネル内に配置され、前記光入射要素は、光源からの光を前記照明要素に提供するように構成される、光入射要素と、
    を備える、デバイス。
  51. 前記照明要素は、非光ファイバ光学導波管である、請求項50に記載のデバイス。
  52. 前記光は、全内部反射によって前記光学導波管を通して伝送される、請求項51に記載のデバイス。
  53. 前記光学構造は、複数のファセットを備える、請求項50に記載のデバイス。
  54. 前記光学構造は、複数の階段状ステップを備え、各階段状ステップは、ランプおよびステップと、前記ランプと前記ステップとの間の角度とを有する、請求項50に記載のデバイス。
  55. 前記ランプは、実質的に平坦な平面状の表面であって、前記ステップは、実質的に平坦な平面状の表面である、請求項54に記載のデバイス。
  56. 前記ランプは、前記光学導波管内の光の全内部反射を助長する角度で配置され、前記ステップは、前記光学導波管内からの光の抽出を助長する角度で配置される、請求項54に記載のデバイス。
  57. 前記照明要素の最遠位端は、前記光をそこから抽出し、前記光を前記術野に指向するために構成される光学構造を備える、請求項50に記載のデバイス。
  58. 前記結合ブラケットは、キー溝要素を備え、前記光学導波管は、前記結合ブラケットキー溝要素と協働し、前記結合ブラケットと前記光学導波管の適切な整列を確実にする形状を有する、キー溝要素を備える、請求項50に記載のデバイス。
  59. 前記光入射要素は、複数の光ファイバを備える、請求項50に記載のデバイス。
  60. 前記複数のファイバはそれぞれ、遠位端を有し、前記遠位端は、相互に実質的に同一平面上にある、請求項59に記載のデバイス。
  61. 前記複数のファイバは、実質的に平坦な平面状のリボンを形成する、請求項59に記載のデバイス。
  62. シースが、前記複数のファイバにわたって配置される、請求項59に記載のデバイス。
  63. 前記中心チャネルは、実質的に平行四辺形の形状の断面を有する、請求項50に記載のデバイス。
  64. 前記照明要素に結合される器具をさらに備える、請求項50に記載のデバイス。
  65. 前記照明要素に結合される外科手術用開創器をさらに備える、請求項50に記載のデバイス。
  66. 前記結合ブラケットは、前記照明要素に接着結合される、請求項50に記載のデバイス。
  67. 前記結合ブラケットは、前記照明要素に取り外し可能に結合される、請求項50に記載のデバイス。
  68. 前記器具は、カメラ、センサ、または開創器を備える、請求項50に記載のデバイス。
  69. 前記結合ブラケットまたは前記照明要素の一方は、突出部を備え、前記結合ブラケットまたは前記照明要素の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項50に記載のデバイス。
  70. 前記結合ブラケットはさらに、前記遠位領域に隣接して配置される係合要素を備え、前記照明要素は、前記結合ブラケット係合要素と係合するように構成される係合要素を備える、請求項50に記載のデバイス。
  71. 前記照明要素、前記結合ブラケット、および前記光入射要素にわたって配置されるカラーをさらに備える、請求項50に記載のデバイス。
  72. 前記カラーまたは前記結合ブラケットの一方は、突出部を備え、前記カラーまたは前記結合ブラケットの他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項71に記載のデバイス。
  73. 前記カラーは、前記照明要素の少なくとも一部にわたって摺動するように構成され、前記カラーは、前記照明要素に接着結合される、請求項71に記載のデバイス。
  74. 前記照明要素は、光学導波管を備え、前記導波管または前記器具の一方は、突出部を備え、前記導波管または前記器具の他方は、合致するレセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中に摺動し、前記導波管を前記器具に結合するように構成される、請求項64に記載のデバイス。
  75. 前記突出部は、ありつぎ形状であって、前記合致するレセプタクルは、ありつぎ形状の溝である、請求項74に記載のデバイス。
  76. 前記光入射要素を前記器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントをさらに備える、請求項64に記載のデバイス。
  77. 前記関節運動式トラックアタッチメントは、近位端、遠位端、底部表面、上部表面、および2つの側面を備え、スロットによって分離され、可撓性トラックを形成するように整列される、複数のレールが、前記近位端と遠位端との間に延在し、前記近位端および遠位端はそれぞれ、前記光入射要素を受容し、前記外科手術用器具に取り付けられるように構成される結合要素を備える、請求項76に記載のデバイス。
  78. 前記関節運動式トラックアタッチメントは、前記トラックの各側面上に整列され、中心チャネルを形成し、前記光入射要素を受容するように構成される、複数の突出部を備える、請求項77に記載のデバイス。
  79. 前記関節運動式トラックアタッチメントまたは前記外科手術用器具の一方は、突出部を備え、前記関節運動式トラックアタッチメントまたは前記外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項76に記載のデバイス。
  80. 前記関節運動式トラックアタッチメントは、−180〜180度の角度に順応する、請求項76に記載のデバイス。
  81. 前記器具は、カメラ、センサ、または開創器を備える、請求項76に記載のデバイス。
  82. ファイバ入射要素を外科手術用器具に取り付けるための関節運動式トラックアタッチメントデバイスであって、
    近位端と、
    遠位端と、
    2つの側面と、
    を備え、スロットによって分離され、可撓性トラックを形成するように整列される複数のレールが、前記近位端と遠位端との間に延在し、前記近位端および遠位端はそれぞれ、前記光ファイバ入射部を受容し、前記外科手術用器具に取り付けられるように構成される、結合要素を備える、デバイス。
  83. 前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、光ファイバ入射部を外科手術用器具に取り付ける、請求項82に記載のデバイス。
  84. 前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、各側面上に整列され、中心チャネルを形成し、前記光ファイバ入射部を受容するように構成される、複数の突出部を備える、請求項83に記載のデバイス。
  85. 前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは前記外科手術用器具の一方は、突出部を備え、前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは前記外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備え、前記突出部は、前記レセプタクルの中にスナップ嵌合する、請求項82に記載のデバイス。
  86. 前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスは、−180〜180度の角度に順応する、請求項82に記載のデバイス。
  87. 前記外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備える、請求項82に記載のデバイス。
  88. ファイバ入射要素を外科手術用器具に取り付ける方法であって、
    ファイバ入射要素および外科手術用器具を提供するステップと、
    関節運動式トラックアタッチメントデバイスを提供するステップと、
    前記ファイバ入射要素を関節運動式トラックアタッチメントデバイス内に配置するステップと、
    前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスを前記外科手術用器具に取り付けるステップと、
    を含む、方法。
  89. 前記ファイバ入射要素は、光ファイバ入射部を備え、前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスを前記外科手術用器具に取り付けるステップは、前記デバイスの近位端を前記外科手術用器具に結合すること、および前記デバイスの遠位端を前記外科手術用器具に結合することを含む、請求項88に記載の方法。
  90. 前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは前記外科手術用器具の一方は、突出部を備え、前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスまたは前記外科手術用器具の他方は、レセプタクルを備え、前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスを前記外科手術用器具に取り付けるステップは、前記突出部を前記レセプタクルの中にスナップ嵌合するステップを含む、請求項88に記載の方法。
  91. 前記関節運動式トラックアタッチメントデバイスを−180〜180度の角度まで撓曲させるステップをさらに含む、請求項88に記載の方法。
  92. 前記外科手術用器具は、カメラ、センサ、または開創器を備える、請求項88に記載の方法。
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