JP2018501824A - プラスチックステント - Google Patents
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Abstract
本発明は、人体の胆管や膵管などにおける腫瘍または疾病により狭くなった病変部位に挿入して病変部位を広げるプラスチックステントに関し、特に、形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔(11)、流出孔(12)を有する本体(10)を形成するが、前記本体(10)の上部には、体内の設置位置からの離脱が防止されるように支持するためにスパイラル状の上部支持部(20)を形成し、前記本体の下部には、円形に巻いて折り曲げた形状の下部排出部(30)を形成することで、前記上部支持部(20)が病変部位への挿設の際に組織を刺して組織の損傷または穿孔を生じさせるおそれを防止し、内部組織との接触面積を最大化して支持力を向上させることで、設置状態での位置ずれを効果的に防止するうえ、下部排出部30も穿孔のおそれおよび飲食物などによる下部詰まりを防止し且つ体液の円滑な流通を提供することにその特徴がある。【選択図】図2
Description
本発明は、人体の胆管や膵管などにおける、腫瘍または疾病により狭くなった病変部位に挿入して病変部位を広げるプラスチックステントに係り、特に、形状を記憶するプラスチック管体からなる本体の上部にスパイラル状の上部支持部を形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して損傷または穿孔を生じさせるおそれを防止し、内部組織との接触面積を最大化して支持力を向上させることで、設置状態での位置ずれを効果的に防止するうえ、下部に下部排出部を形成することで、飲食物などによる下部詰まりを防止し且つ体液の円滑な流通を提供する、プラスチックステントに関する。
一般に、胆管、膵管またはその他の人体内部などにおいて、腫瘍または疾病により管路が狭くなって体液の流通が円滑ではない問題が時々発生した。
このような場合にプラスチックステントを使用するが、前記プラスチックステントは、胆管、膵管またはその他の人体内部などの狭くなった管路を広げるので、体液の流通を円滑にする。
従来のプラスチックステントは、図1に示すように、形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔1a、流出孔1bを有する本体1を形成するが、前記本体1の上部と下部に豚の尾状の屈曲部2、2’を形成することで、前記屈曲部が、人体内部の管路に支持されて設置状態での離脱を防止するようにした。
また、前記屈曲部2、2’には補助流入孔2aと補助流出孔2’aを形成することにより、体液の流入と流出を補助するようにした。
しかし、前述した従来のプラスチックステントは、前記本体1の上、下部の屈曲部2、2’を一字状にして、内部にガイドワイヤーまたはカテーテルを挿入した状態で胆管や膵管における、腫瘍または疾病により管路が狭くなった病変部位に挿入するのである。
このように挿入されたプラスチックステントは、形状記憶素材からなっているため、本体1の上、下部の屈曲部2、2’が一字状からさらに豚の尾状に復元されながら、胆管または膵管の管路に支持されて設置状態を維持するのはもとより、腫瘍または疾病により狭くなった管路を広げて本体の上、下端の流入孔1a、流出孔1b、並びに、屈曲部2、2’の補助流入孔2aおよび補助流出孔2’aを介して体液を通過させることにより、流通可能になるのである。
しかし、前述した従来のプラスチックステントは、次の問題点があった。
第一に、前記ステントの上、下部の屈曲部2、2’を胆管または膵管の管路から挿入した後、さらに豚の尾状に復元される過程中に、屈曲部2、2’の先端が胆管または膵管の管路組織を刺して組織を損傷または穿孔させるという問題点があった。
第二に、前記ステントの上、下部の屈曲部2、2’は、単に豚の尾状に形成されて胆管または膵管の管路内で接触面積が少なくて支持力が弱いため、設置状態を強固に維持することができなくなるので、病変部位から容易に離脱するという問題点があった。
特に、前記ステントを胆管または膵管に設置した状態で離脱が発生する場合に、ステントの下部が十二指腸側に突き出ながらステントの下端が十二指腸を刺して穿孔させる問題点を誘発することもある。
第三に、前記ステントを胆管または膵管の管路内に挿設する際に、上、下端の流入孔1a、流出孔1b、補助流入孔2aおよび補助流出孔2’aを介して体液を通過させるが、前記補助流入孔2aおよび補助流出孔2’aが豚の尾状の屈曲部2、2’の側方(管路方向ではなく、管路の側方向)に形成されるため、体液の流通が円滑でなくてステントの下端流出孔1bが十二指腸を通る飲食物などによって詰まる場合に体液の流通がさらに困難になるという問題点があった。
本発明は、前述した従来技術の諸問題を解決するためになされたもので、形状を記憶するプラスチック管体からなる本体の上部にスパイラル状の上部支持部を形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して組織を損傷または穿孔させるおそれを防止し、内部組織との接触面積を最大化して支持力を向上させることで、設置状態での位置ずれを効果的に防止することはもとより、下部には円形に巻いて折り曲げた形状、直線的に折り曲げた形状、またはストレート形状の下部排出部を形成することで、飲食物などによる下部詰まりを防止し且つ体液の円滑な流通を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記上部支持部、下部排出部、および上部支持部と本体との間に補助流入孔、補助流出孔をさらに形成して体液の流入、流出をより円滑に提供することを目的とする。
また、本発明は、前記本体も螺旋形構造で形成して設置状態での位置ずれをより効果的に防止するようにすることを目的とする。
また、本発明は、前記本体の上部支持部と下部排出部の先端部分を丸めてラウンド突出部として形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して組織を損傷または穿孔させるおそれをさらに防止するようにすることを目的とする。
このような本発明は、形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔、流出孔を有する本体を形成するが、前記本体の上部には、体内の設置位置からの離脱が防止されるように支持するためにスパイラル状の上部支持部を形成し、前記本体の下部には円形に巻いて折り曲げた形状、直線的に折り曲げた形状、またはストレート形状の下部排出部を形成して構成することを特徴とする。
前記スパイラル状の上部支持部は、上部が狭く下方に行くほど広くなる三角形、上部が広く下方に行くほど狭くなる逆三角形、または、上部が狭く中央は広く下部は狭くなる菱形の形状に形成して構成することを特徴とする。
前記上部支持部と前記下部排出部には、体液の円滑な流入と流出のために、上、下部に向かって貫いた補助流入孔、補助流出孔を少なくとも一つさらに形成して構成することを特徴とする。
前記補助流入孔と前記補助流出孔は、円形孔、楕円形孔および長孔のいずれかに形成して構成することを特徴とする。
前記上部支持部と本体との間にも補助流入孔をさらに形成して構成することを特徴とする。
前記本体の上部支持部と下部排出部は、先端部分を丸めてラウンド突出部を形成して構成することを特徴とする。
前記本体は螺旋形構造で形成して構成することを特徴とする。
本発明は、形状を記憶するプラスチック管体からなる本体の上部に逆三角形、三角形または菱形のようなスパイラル状の上部支持部を形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して組織の損傷や穿孔を生じさせるおそれを防止し、内部組織との接触面積を最大化して支持力を向上させることで、設置状態での位置ずれを効果的に防止するうえ、下部には円形に巻いて折り曲げた形状、直線的に折り曲げた形状、またはストレート形状の下部排出部を形成することで、飲食物などによる下部詰まりを防止し且つ体液の円滑な流通を提供するので、使用効率性および使用安全性に優れた効果を奏する。
その他に、前記上部支持部、前記下部排出部、および上部支持部と本体との間に補助流入孔、補助流出孔をさらに形成して体液の流入、流出をさらに円滑に提供し、また、前記本体も螺旋形構造で形成して設置状態での位置ずれをより効果的に防止することはもとより、前記本体の上部支持部と下部排出部の先端部分を丸めてラウンド突出部として形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して組織の損傷や穿孔を生じさせるおそれをさらに防止するなどの効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、前述した本発明の好適な実施例を具体的に説明する。
本発明のプラスチックステントは、人体の胆管や膵管などにおける、腫瘍または疾病により狭くなった病変部位に挿入して病変部位を広げることで体液の流通を円滑にするためのものである。
つまり、図2乃至図13に示すように、形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔11、流出孔12を有する本体10を形成するが、前記本体10の上部には、体内の設置位置からの離脱が防止されるように支持するためにスパイラル状の上部支持部20を形成し、前記本体の下部には、円形に巻いて折り曲げた形状の下部排出部30を形成してなる。
前記スパイラル状の上部支持部20は、螺旋状に巻き上がるため、胆管や膵管などの内部組織との接触面積を最大化して支持力を高めるが、図3に示すように、上部が狭く下方に行くほど広くなる三角形の形状に形成し、或いは、図6に示すように、上部が広く下方に行くほど狭くなる逆三角形の形状に形成し、或いは、図7に示すように、上部が狭く中央は広く下部は狭くなる菱形の形状に形成し、或いはその他の様々な形状のスパイラル状に形成することができる。
また、前記下部排出部30も、図2に示すように円形に巻いて折り曲げた形状の他にも、図4に示すようにストレート形状、または、図5に示すように直線的に折り曲げた形状に多様に形成することができるが、前記ストレート形状よりも直線的に折り曲げた形状或いは円形に巻いて折り曲げた形状に形成する場合に、下部流出孔12の目詰まりを最小限に抑えることができるのである。
前記上部支持部20と下部排出部30には、体液の円滑な流入と流出のために、上、下部に向かって貫いた補助流入孔21、補助流出孔32を少なくとも一つさらに形成して構成することができる。
この際、前記補助流入孔21と補助流出孔32は、円形孔や楕円形孔、長孔などの様々な形態に形成することができる。
また、前記上部支持部20と本体10との間にも、図12に示すように補助流入孔22をさらに形成することが好ましいが、これは、スパイラル状の上部支持部20において、上部支持部に形成された補助流入孔21から流入せずに通り過ぎた過度の水分が上部支持部20と本体10との間から流入するようにするためである。
前記本体10の上部支持部20と下部排出部30は、図11に示すように、ガイドワイヤーやカテーテルを挿入することができる流入孔11と流出孔12を除いた先端部分を丸めて体内組織の穿孔または損傷防止のためにラウンド突出部13を形成して構成される。
また、前記本体10も、図13に示すように、設置位置で設置された状態を維持するように螺旋形構造10aで形成して構成することができる。
未説明符号として、100は肝臓、200は胆嚢、210は胆管、220は病変部位、300は膵臓、400は十二指腸をそれぞれ示す。
以下、上述のように構成された本発明の作動および作用について説明する。
まず、誘導ワイヤー(ガイドワイヤー)を狭くなった病変に通過させて位置させた後、反対側の誘導ワイヤーにプラスチックステントの本体10を通過させて挿入し、押しカテーテル(push catheter)で押して誘導ワイヤーに沿って病変部位に到達するように挿設し、或いは、押しカテーテルにプラスチックステントの本体10を挿入した状態(カテーテルにプラスチックステントの本体を予め装着した状態)で押しカテーテルを誘導ワイヤーに沿って病変部位に到達するように挿設するのである。
つまり、前記プラスチックステントの本体10を、図14及び図15に示すように、人体の胆管や膵管などにおける、腫瘍または疾病により狭くなった病変部位120に挿入して設置する。
こうして、人体の狭くなった病変部位220に挿入されたプラスチックステントの本体10によって体液の流通可能な通路を確保することはもとより、前記本体10の上、下部の上部支持部20と下部排出部30が形状記憶された元の形状に復元されることにより設置状態を維持することができるのである。
特に、前記本体10の上部支持部20は、スパイラル状、例えば、図3に示すように上部が狭く下方に行くほど広くなる三角形の形状に形成し、或いは図6に示すように上部が広く下方に行くほど狭くなる逆三角形の形状に形成し、或いは図7に示すように上部が狭く中央は広くさらに下部は狭くなる菱形の形状に形成し、或いはその他の様々な模様のスパイラル状に形成するため、上部支持部20が胆管や膵管の内部組織との接触面積を最大化することはもとより、四方にテンション支持されて支持力を高めるので、設置状態を強固に維持するのである。
また、前記上部支持部20は、胆管や膵管などにおける腫瘍または疾病により狭くなった病変部位120への挿設の際に広げた状態で挿入し、設置完了した後、螺旋状に巻かれながらスパイラル状に復元されるので、上部支持部20の先端が胆管や膵管などの内部組織を刺さなくなり、胆管や膵管の組織が損傷または穿孔する従来の問題を防止する。
また、前記上部支持部20が病変部位120で設置状態を強固に維持するので、下部排出部30が従来のように十二指腸400へ突出して下部排出部30の先端が十二指腸400を穿孔させるおそれを防止するのである。
また、前記上部支持部20が病変部位120で設置状態を強固に維持するので、下部排出部30が従来のように十二指腸400へ突出して下部排出部30の先端が十二指腸400を穿孔させるおそれを防止するのである。
それだけでなく、前記下部排出部30は、ストレート形状、円形に巻いて折り曲げた形状、直線的に折り曲げた形状などに多様に形成することにより、下部支持部30が十二指腸400から突出する場合でも下部支持部30の先端が内部組織と接触しないため、組織が損傷または穿孔する問題を防止することはもとより、前記十二指腸を通過する飲食物が下部排出部の流出孔12へ逆流して流出孔12が詰まってしまう問題を防止するので、体液の円滑な流通を確保するのである。
また、本発明のプラスチックステントは、前記本体10の上部支持部20と下部排出部30に円形孔や楕円形孔、長孔などの様々な形状に形成された補助流入孔21、補助流出孔32を側方ではなく、上、下部に向かって複数貫通形成するので、胆管や膵管内の体液が円滑に流入、流出するのである。
つまり、前記本体10の上、下端部の流入孔11、流出孔12が詰まっても、補助流入孔21、補助流出孔32によって体液の流入、流出を円滑に提供するのである。
その他に、前記上部支持部20と本体10との境界にも補助流入孔22をさらに形成することで、スパイラル状の上部支持部20における補助流入孔21から全て流入せずに通り過ぎた体液を上部支持部20と本体10との間の補助流入孔22から流入させるため、体液の流通をさらに円滑に提供する。
また、本発明のプラスチックステントは、本体10自体も螺旋形構造10aで形成することで、胆管や膵管などの病変部位に設置された状態でテンション支持するので、設置位置の離脱をさらに防止して強固な設置状態を維持するのである。
前記プラスチックステントの本体10は、上、下端部の先端部分が流入孔11と流出孔12を除いた部分を丸めてラウンド突出部13を形成しているため、人体内部に挿入したり分離回収したりするときに人体内部の組織と接触しても、従来の如く組織が損傷または穿孔するおそれを防止することはもとより、患者の苦痛を最小限に抑えることができる。
したがって、本発明のプラスチックステントは、形状を記憶するプラスチック管体からなる本体の上部に三角形、逆三角形または菱形のようなスパイラル状の上部支持部を形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して組織の損傷または穿孔を生じさせるおそれを防止し、内部組織との接触面積を最大化して支持力を向上させることで、設置状態での位置ずれを効果的に防止することはもとより、下部には円形に巻いて折り曲げた形状、直線的に折り曲げた形状、またはストレート形状の下部排出部を形成することで、飲食物などによる下部詰まりを防止し且つ体液の円滑な流通を提供する。
特に、前記上部支持部、下部排出部、および上部支持部と本体との間に補助流入孔、補助流出孔をさらに形成することで、体液の流入、流出をさらに円滑に提供し、前記本体の上部支持部と下部排出部の先端部分を丸めてラウンド突出部として形成することで、病変部位への挿設の際に組織を刺して組織の損傷または穿孔を生じさせるおそれをさらに防止する。
10 本体
11 流入孔
12 流出孔
13 ラウンド突出部
20 上部支持部
21、22 補助流入孔
32 補助流出孔
30 下部排出部
11 流入孔
12 流出孔
13 ラウンド突出部
20 上部支持部
21、22 補助流入孔
32 補助流出孔
30 下部排出部
Claims (11)
- 形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔(11)、流出孔(12)を有する本体(10)を形成し、
前記本体(10)の上部には、体内の設置位置からの離脱が防止されるように支持するためにスパイラル状の上部支持部(20)を形成し、前記本体の下部には、円形に巻いて折り曲げた形状の下部排出部(30)を形成してなることを特徴とする、プラスチックステント。 - 形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔(11)、流出孔(12)を有する本体(10)を形成し、前記本体(10)の上部には、体内の設置位置からの離脱が防止されるように支持するためにスパイラル状の上部支持部(20)を形成し、前記本体の下部には、直線的に折り曲げた形状の下部排出部(30)を形成してなることを特徴とする、プラスチックステント。
- 形状を記憶するプラスチック管体であって上、下端に体液の流入と流出のために流入孔(11)、流出孔(12)を有する本体(10)を形成し、
前記本体(10)の上部には、体内の設置位置からの離脱が防止されるように支持するためにスパイラル状の上部支持部(20)を形成し、前記本体の下部には、ストレート形状の下部排出部(30)を形成してなることを特徴とする、プラスチックステント。 - 前記スパイラル状の上部支持部(20)は、上部が狭く下方に行くほど広くなる三角形の形状に形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
- 前記スパイラル状の上部支持部(20)は、上部が広く下方に行くほど狭くなる逆三角形の形状に形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
- 前記スパイラル状の上部支持部(20)は、上部が狭く中央は広く下部は狭くなる菱形の形状に形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
- 前記上部支持部(20)と前記下部排出部(30)には、体液の円滑な流入と流出のために、上、下部に向かって貫いた補助流入孔(21)、補助流出孔(32)を少なくとも一つさらに形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
- 前記補助流入孔(21)と前記補助流出孔(32)は円形孔、楕円形孔および長孔のいずれかに形成して構成されたことを特徴とする、請求項7に記載のプラスチックステント。
- 前記上部支持部(20)と前記本体(10)との間にも補助流入孔(22)をさらに形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
- 前記本体(10)の上部支持部(20)と下部排出部(30)は、先端部分を丸めてラウンド突出部(13)を形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
- 前記本体(10)は螺旋形構造(10a)で形成して構成されたことを特徴とする、請求項1、2または3に記載のプラスチックステント。
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