JP2018207093A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2018207093A
JP2018207093A JP2018001110A JP2018001110A JP2018207093A JP 2018207093 A JP2018207093 A JP 2018207093A JP 2018001110 A JP2018001110 A JP 2018001110A JP 2018001110 A JP2018001110 A JP 2018001110A JP 2018207093 A JP2018207093 A JP 2018207093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
line
coil
extension
coil component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018001110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6456004B2 (ja
Inventor
ヒュン ジュン、ジ
Ji Hyung Jung
ヒュン ジュン、ジ
チョル ムーン、ビョン
Beon Cheol Moon
チョル ムーン、ビョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electro Mechanics Co Ltd filed Critical Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Publication of JP2018207093A publication Critical patent/JP2018207093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6456004B2 publication Critical patent/JP6456004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/30Fastening or clamping coils, windings, or parts thereof together; Fastening or mounting coils or windings on core, casing, or other support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

【課題】外部電極と内部コイルの引き出し線との間の接触面積を減らすとともに、外部電極と内部コイルとの間の接触性を改善し、内部コイルの引き出し線付近で過めっきが発生することを防止する。【解決手段】本発明は、コイル本体、及び第1及び第2引き出し部を含む内部コイルと、上記内部コイルと電気的に連結される第1及び第2外部電極と、を含むコイル部品に関するものである。上記第1及び第2引き出し部のうち一つ以上は、第1引き出し線及び第2引き出し線と、上記第1引き出し線及び第2引き出し線のうち一つ以上と連結され、外部電極と直接連結される少なくとも一つの延長線と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル部品に関するものであり、具体的には、薄膜型パワーインダクタに関するものである。
最近、携帯用無線通信機器及びウェアラブル機器の発展により、高機能の軽薄短小の部品が要求されている。特に、最新の携帯用のスマートフォン及びウェアラブル機器は、使用周波数が高周波化されるにつれて、使用周波数領域における安定した電源供給が必要である。これにより、電源端において電流の急激な変化を抑制する機能を有するパワーインダクタには、スマートフォン及びウェアラブル機器の発展に伴い、徐々に高周波数及び高電流で使用できるものが要求される。
そこで、内部コイルパターンのめっき厚さの均一性を確保するための方法として外部電極の露出部の面積を減らすようにしたが、チップの外部電極との接触面積が減少してRdcが増加し、チップの特性が悪くなった。
特開1999−204337号公報
本発明が解決しようとするいくつかの課題のうちの一つは、外部電極と内部コイルの引き出し線との間の接触面積を減らすとともに、外部電極と内部コイルとの間の接触性を改善し、内部コイルの引き出し線付近で過めっきが発生することを防止することである。
本発明の一例によるコイル部品は、支持部材、内部コイル、及び上記支持部材と上記内部コイルとを封止する磁性材料を含む本体と、上記本体の外部面上に配置される第1及び第2外部電極と、を含む。上記内部コイルは、コイル本体と、上記コイル本体の一端及び他端とそれぞれ連結される第1引き出し部及び第2引き出し部と、を含み、上記第1引き出し部は、幅方向において互いに離隔される第1引き出し線及び第2引き出し線を含み、上記第1引き出し線及び第2引き出し線ならびにコイル本体によって形成される開口部を含み、上記開口部は上記磁性材料で充填され、上記第1引き出し部は、上記第1外部電極と連結されて、上記第1外部電極と上記内部コイルとの間の接触面積を拡大する少なくとも一つの延長線を含む。
本発明の他の例によるコイル部品は、支持部材、上記支持部材上に配置される内部コイル、及び上記支持部材と上記内部コイルとを封止する磁性材料を含む本体と、上記本体の外部面上に配置され、上記支持部材上に配置される第1引き出し部及び第2引き出し部のそれぞれを介して上記内部コイルと電気的に連結される第1及び第2外部電極と、を含み、上記第1引き出し部は、上記磁性材料で充填される一つ以上の開口部を含み、上記第1引き出し部の上記開口部のうち少なくとも一つ以上は、上記第1延長部の導電配線により上記第1外部電極から離隔される。
また、上記コイル部品において、上記第1引き出し部の上記導電配線は上記第1外部電極と直接接触すればよい。
本発明のいくつかの効果のうちの一つは、外部電極と内部コイルの引き出し線との間の接触性を強化してRdcを減らし、過めっきを防止してめっき厚さの均一性を改善するコイル部品を提供することである。
本発明の一例によるコイル部品の概略的な斜視図である。 図1の概略的な上面図である。 図2の第1変形例によるコイル部品の上面図である。 図2の第2変形例によるコイル部品の上面図である。 図4aの切断前の概略的な上面図の一部である。 図2の第3変形例によるコイル部品の上面図である。 図5aの切断前の概略的な上面図の一部である。 図2の第4変形例によるコイル部品の上面図である。 図6aの切断前の概略的な上面図の一部である。
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために拡大縮小表示(又は強調表示や簡略化表示)がされることがあり、図面上の同一の符号で示される要素は同一の要素である。
なお、本発明を明確に説明すべく、図面において説明と関係ない部分は省略し、様々な層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示し、同一思想の範囲内において機能が同一である構成要素に対しては同一の参照符号を用いて説明する。
さらに、明細書全体において、ある構成要素を「含む」というのは、特に反対である記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
以下では、本発明の一例によるコイル部品を説明するが、必ずしもこれに制限されるものではない。
コイル部品
図1は本発明の一例によるコイル部品の概略的な斜視図であり、図2は図1の概略的な上面図である。
図1及び図2を参照すると、コイル部品100は、本体1と、上記本体の外部面上に配置される第1及び第2外部電極21、22と、を含む。
上記本体1は、コイル部品の全体的な外観を形成し、厚さ(T)方向において互いに対向する上面及び下面、幅(W)方向において互いに対向する第1側面及び第2側面、及び長さ(L)方向において互いに対向する第1端面及び第2端面を含むことで実質的に六面体状を有することができるが、これに限定されるものではない。
上記本体1は、磁性特性を有する磁性材料11と、上記磁性材料によって封止される支持部材12と、内部コイル13と、を含む。
上記磁性材料11は、例えば、フェライト又は金属系軟磁性材料であってもよい。上記フェライトとして、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Ni−Zn−Cu系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Ba系フェライト又はLi系フェライトなどの公知のフェライトを含むことができる。上記金属系軟磁性材料としては、Fe、Si、Cr、Al、及びNiからなる群より選択されたいずれか一つ以上を含む合金であってもよく、例えば、Fe−Si−B−Cr系非晶質金属粒子を含むことができるが、これに制限されるものではない。上記金属系軟磁性材料の粒径は0.1μm以上20μm以下であってもよく、エポキシ樹脂又はポリイミドなどの高分子上に分散された形で含まれることができる。
上記支持部材12は、内部コイルを支持し、内部コイルをより薄型に形成することができるようにする構成であるが、実質的に上記支持部材12の全体的な形状は、それによって支持される内部コイルの形状に対応する。上記支持部材は、絶縁特性を有する薄板の形で構成されることが適切であり、例えば、PCB基板であってもよいが、これに限定されるものではない。上記支持部材12の厚さは、上記内部コイルを支持する適切な程度であれば十分であり、例えば、約60μmであることが好ましい。上記支持部材は、中央に貫通孔Hを含み、上記貫通孔Hは、磁性材料で充填されて磁気コアの機能を行い、コイル部品の透磁率を増加できるようにする。
次に、上記支持部材によって支持される内部コイル13を見ると、上記内部コイルは、全体的にスパイラル状を有するコイル本体131と、上記コイル本体の一端及び他端とそれぞれ連結される第1引き出し部132及び第2引き出し部133と、を含む。上記第1引き出し部は、支持部材の上部において上記第1外部電極と連結される部分であり、上記第2引き出し部は、支持部材の下部において上記第2外部電極と連結される部分である。上記第1引き出し部と第2引き出し部は支持部材内に含まれるビア電極Vを介して電気的に連結されることができる。また、具体的に示してはいないが、第1及び第2引き出し部は、支持部材によって支持されるため、上記支持部材と直接接しながらシードパターンとして機能するベース層と、上記ベース層上に配置されるめっき層と、を含む。上記めっき層は、当業者が適宜選択して異方めっき層及び等方めっき層の一つ以上の組み合わせによって構成することができる。
上記第1引き出し部は実質的に第2引き出し部と対称的に構成される。ここで、「対称的に構成される」とは、その形状及びサイズなどが同一であることを意味する。したがって、説明の便宜のために、第1外部電極と連結される第1引き出し部を基準として説明するが、第2外部電極と連結される第2引き出し部にも上記第1引き出し部についての説明がそのまま適用されることができる。
図1及び図2を参照すると、第1引き出し部132は、幅方向において互いに離隔される第1引き出し線1321及び第2引き出し線1322を含む。上記第1及び第2引き出し線は、ともにコイル本体131と直接連結され、上記第1引き出し線及び第2引き出し線ならびに上記コイル本体により開口部hが形成される。上記開口部の内部は磁性材料で充填される。上記開口部hは、磁性材料を充填できる空間を拡大する機能を行うとともに、第1引き出し部を形成する際にめっきの面積が広くなると懸念される過めっきを防止して均一なめっき厚さを構成するようにする機能を行う。
上記第1引き出し線1321の一端は第1外部電極と連結され、他端はコイル本体と連結されて、全体的にストリップ状に構成される。上記第2引き出し線1322の一端は第1外部電極と連結され、他端はコイル本体と連結されて、全体的にストリップ状に構成される。第1引き出し線と第2引き出し線は、実質的に同一の形状を有し、その長さにおいて、第1引き出し線が第2引き出し線よりもさらに長く構成される。
そして、第1引き出し線と第2引き出し線との間には、上記第1及び第2引き出し部と直交するように構成される第1延長線132aが配置される。上記第1延長線は、幅方向に沿って延長されるストリップ状を有し、実質的に第1及び第2引き出し部のそれぞれの幅と同一の幅を有するように構成されることができるが、これに限定されず、当業者がプロセス条件に応じて適切な幅を選択することができる。説明の便宜のために、上記第1延長線132aは、上記第1及び第2引き出し線と区別される境界を有するように示したが、第1延長線ならびに第1引き出し線及び第2引き出し線は、同一のめっき工程を経て一度に形成することができるため、それぞれの引き出し線又は延長線間の境界線は見られないことが好ましい。もちろん、第1及び第2引き出し線と区別される異なる材料又は工程を経て第1延長線を形成する場合には、それぞれの引き出し線又は延長線間の境界線が確認できることは言うまでもない。
上記第1及び第2引き出し線がコイル本体とともに形成する開口部により、第1引き出し部の上面及び下面の断面積が小さくなり、外部に露出する露出面積は逆に増加するため、過めっき、及びめっき厚さの偏差が発生するおそれは減少することができる。但し、このように第1引き出し部に第1及び第2引き出し線を適用して開口部を形成すると、第1引き出し部と第1外部電極との間の接触面積が小さくなって、Rdc値が増加するおそれがある。これに対し、本発明のコイル部品は、第1延長線をさらに含むため、第1引き出し部と第1外部電極との間の接触面積を十分に確保することができる。その結果、過めっきの防止、めっき厚さの偏差の防止、Rdc特性の低下防止、及び接触面積の十分な確保による信頼性の改善の効果をすべて発揮することができる構造を提示することができる。
図2を参照すると、第1延長線132aが本体の外部に露出している面は、ダイシング切断面Dで構成される。ダイシング切断面とそれ以外の外部面を区別するために、ダイシング切断面はより太い線で示す。第1延長線132aの幅、換言すると、長さ方向に延長される長さは、ダイシング工程を介して制御可能であるが、ダイシングブレードの移動幅が予め用意しておいた最初の第1延長線の幅と類似又は同一である場合には、第1延長線を幅方向に並べて配置してダイシング切断面が最大限に露出するようにすることが、外部電極との接触性の改善及びめっき厚さの均一性の確保において有利である。
次に、図3に示すコイル部品200は、図2のコイル部品100と対比して、第1引き出し線と第2引き出し線との間に、上記第1引き出し線と第2引き出し線と平行な第3引き出し線1323をさらに含む点において異なる。説明の便宜のために、図1及び図2のコイル部品と重複する構成についての説明は省略し、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を用いる。
次に、図3のコイル部品200は、第3引き出し線1323をさらに含むため、内部コイルの引き出し部のめっき成長において過めっきが発生する可能性がさらに低くなる。また、第3引き出し線により、内部コイルの上面及び下面に対して磁性成形材を圧着する際に、引き出し部に加わる圧力がさらに分散されることができ、引き出し部のねじれなどの問題が改善されることができるため有利である。具体的に示してはいないが、第1引き出し線と第2引き出し線との間に複数の引き出し線を追加できることはもちろん、それぞれの引き出し線の幅を差別化することができ、形状を波形状やV字形状などに変形することができることも言うまでもない。
また、図3のコイル部品200に含まれる少なくとも一つの延長線は、幅方向において互いに離隔される第1延長線132a及び第2延長線132bを含んで複数の延長片を含む。ここで、第1及び第2延長線が第3引き出し線によって互いに離隔されるように示されているが、実質的に同一の材料を使用して1回の工程により第1延長線及び第2延長線ならびに第3引き出し線をすべて形成する場合には、構成間の境界線が確認できないことは言うまでもない。
次に、図4aは図2の第2変形例によるコイル部品300の上面図であり、図4bは図4aの切断前の概略的な上面図の一部である。そのため、図4bは点線で示されたダイシング切断線Dを含む。図4a及び図4bにおいても、説明の便宜のために、図2と重複する説明は省略し、実質的に同一の構成については同一の符号を用いる。
図4aを参照すると、コイル部品300は、第1引き出し線1321と第2引き出し線1322との間に、上記第1引き出し線1321と第2引き出し線1322と平行な第3引き出し線1323及び第4引き出し線1324を含む。第1〜第4引き出し線は、長さ方向と平行であり、幅方向に沿って一定間隔離隔されるように配置される。
また、第1〜第4引き出し線と直交して配置される第1延長線132a及び第2延長線132bをさらに含む。上記第1延長線132aは、第2延長線132bと不連続に配置された延長片で構成される。上記第1延長線は、第2延長線から長さ方向及び幅方向に所定の距離だけ離隔されるように配置される。上記第1延長線と第1外部電極とが互いに接触するエッジと、上記第2延長線と第1外部電極とが互いに接触するエッジを含み、且つ第1及び第2延長線が本体の外部に露出している面は、ダイシング切断面Dで構成される。図面では、ダイシング切断面とそれ以外の外部面を区別するために、ダイシング切断面をより太い線で示す。上記第1及び第2延長線が第1外部電極と互いに接するエッジにより、第1外部電極と内部コイルとの間の接触面積がより増加することができ、Rdcが減少することができる。長さ方向を基準に、上記第1延長線132aの長さ(第1延長線の幅:W1)は、上記第2延長線132bの長さ(第2延長線の幅:W2)よりも短い。これは、後述する図4bを参照すると分かるように、切断前に、第2延長線が第1延長線に比べてコイル本体側に配置されたためである。つまり、第2延長線に比べて第1延長線が多く切断されて、第1延長線の多くの部分がチップ内部に残存しなくなる。
図4bを参照すると、図4aのダイシング切断面についてより詳細に分かる。図4bにおいて、ダイシング切断面Dの右側は、切断後のチップの形として残存する領域(図4aと一致)であり、左側は、切断後のチップ以外の領域である。図4bに示すように、コイル部品300内に残存する第1及び第2延長線の他に、第1延長線の延長部132a'及び第2延長線の延長部132b'ならびに第3延長線132c'が含まれる。上記第2延長線の延長部及び上記第3延長線は、ダイシング工程後に除去される構成であるため、残存する構成と区別するために、図面符号の右上に「'」を付け加えて示した。第1延長線の延長部132a'と、第1及び第2延長線132a、132bと、第3延長線132c'とは、第1〜第4引き出し線と全体的に階段状を有するように配置される。図4bの第3延長線は、ダイシング切断面をより左側に移動させてチップの長さ方向のサイズを大きくする場合には、チップ内部に残存することもできる構成である。ダイシングブレードを長さ方向に沿って移動させながら作動させる際に、ダイシングブレードの進行方向に沿って互いに離隔されるように複数の延長片を配置させておくと、ダイシングブレードの移動幅が線幅よりも大きいことが原因で延長片のいずれも確保できなくなるおそれを排除できる。
次に、図5aは図2の第3変形例によるコイル部品400の上面図であり、図5bは図5aの切断前の概略的な上面図の一部である。そのため、図5bは点線で示されたダイシング切断線Dを含む。図5a及び図5bにおいても、説明の便宜のために、図2と重複する説明は省略し、実質的に同一の構成については同一の符号を用いる。
図5aを参照すると、コイル部品400は、第1引き出し線1321と第2引き出し線1322との間に、上記第1引き出し線1321及び第2引き出し線1322と平行な第3引き出し線1323及び第4引き出し線1324を含む。第1〜第4引き出し線は、長さ方向と平行であり、幅方向に沿って一定間隔離隔されるように配置される。
また、第1〜第4引き出し線と所定の角度θを形成するように配置される第1延長線132aをさらに含む。上記第1延長線132aと複数の引き出し線との間の角度は、直角よりも小さい鋭角であれば十分であり、当業者が必要に応じて適切に設定することができる。上記第1延長線132aにより、第1外部電極と内部コイルとの間の接触面積が増加し得る。実質的に第1外部電極と内部コイルとが接触しているエッジは図面に太い実線で示す。
上記第1延長線132aは、切断工程の前には、より長い長さを有するストリップ状を有していたが、ダイシング切断面Dによってストリップの一部だけが残存するようになる。より詳細な説明のために図5bを参照する。
図5bにおいて、ダイシング切断面Dの右側は切断後のチップの形として残存する領域(図5aと一致)であり、左側は切断後のチップ以外の領域である。図5bから分かるように、コイル部品400内に残存する第1延長線132aの他に、上記第1延長線から延長される第1延長線の延長部132a'をさらに含む。上記第1延長線の延長部132a'は、ダイシング工程後に除去される構成であるため、残存する構成と区別するために、図面符号の右上に「'」を付け加えて示した。上記第1延長線の延長部132a'と第1延長線132aは、長さ方向に長く伸びる斜線状を有するように形成される。これにより、ダイシングブレードを長さ方向に沿って移動させながら作動させる際に、ダイシングブレードの移動幅がかなり大きくても延長片の少なくとも一部を確保することができる可能性が高くなり、その結果、第1外部電極と第1引き出し部との間の接触面積を増加させることができる可能性が高くなる。
次に、図6aは図2の第4変形例によるコイル部品500の上面図であり、図6bは図6aの切断前の概略的な上面図の一部である。そのため、図6bは点線で示されたダイシング切断線Dを含む。図6a及び図6bにおいても、説明の便宜のために、図2と重複する説明は省略し、実質的に同一の構成については同一の符号を用いる。
図6aは、第1引き出し線1321と第2引き出し線1322との間に、上記第1引き出し線1321及び第2引き出し線1322と平行な第3引き出し線1323及び第4引き出し線1324を含む。第1〜第4引き出し線は、長さ方向と平行であり、幅方向に沿って一定間隔離隔されるように配置される。
また、第1〜第4引き出し線と所定の角度θ1、θ2を形成するように配置される第1延長線132a及び第2延長線132bをさらに含む。第1延長線132aと第2延長線132bは互いに不連続に配置される。複数の延長片としての第1及び第2延長線を見ると、上記第1延長線132aと引き出し線との間の角度θ1、及び上記第2延長線132bと引き出し線との間の角度θ2は、直角よりも小さい鋭角であれば十分であり、当業者が必要に応じて適切に設定することができる。具体的に示してはいないが、第1延長線と少なくとも一つの引き出し線との間の角度と、第2延長線と少なくとも一つの引き出し線との間の角度とが互いに異なる場合も可能である。上記第1及び第2延長線132a、132bにより、第1外部電極と内部コイルとの間の接触面積が増加し得る。実質的に第1外部電極と内部コイルとが接触しているエッジは図面に太い実線で示す。
上記第1及び第2延長線132a、132bは、切断工程の前には連続的に連結されているものであり、ダイシング切断面Dによって不連続に残存するようになったものである。より詳細な説明のために図6bを参照する。ここで、「切断工程の前には連続的に連結されている」とは、材料の違いによって境界線がある場合、又は材料の同一性によって境界線がない場合の両方を含むことを意味する。
図6bにおいて、ダイシング切断面Dの右側は切断後のチップの形として残存する領域(図6aと一致)であり、左側は切断後のチップ以外の領域である。図6bから分かるように、コイル部品500内に残存する第1延長線132a、132bの他に、上記第1延長線の延長部132a'及び第2延長線の延長部132b'ならびに第3延長部132c'をさらに含む。上記第1延長線の延長部132a'及び第2延長線の延長部132b'ならびに第3延長部132c'は、ダイシング工程後に除去される構成であるため、残存する構成と区別するために、図面符号の右上に「'」を付け加えて示した。上記第1延長線の延長部132a'と、第1延長線132a及び第2延長線132bと、第3延長部132c'とは、全体的にV字形状を有するように形成される。これにより、ダイシングブレードを長さ方向に沿って移動させながら作動させる際に、ダイシングブレードの移動幅がかなり大きくても延長片の少なくとも一部を確保することができる可能性が高くなり、その結果、第1外部電極と第1引き出し部との間の接触面積を増加させることができる可能性が高くなる。
上記の説明を除いて、上述した本発明の一例によるコイル部品の第1引き出し部についての重複説明は、第2引き出し部にもそのまま適用できることはもちろんであり、説明の便宜のために、第2引き出し部についての具体的な説明は省略する。
上述した本発明によるコイル部品の場合、内部コイルの引き出し部の構造を改善することにより、外部電極と内部コイルの引き出し部との間の接触面積を最大に確保してRdc減少及び接着力増加の効果を導出し、過めっきを防止させてめっきの均一性を確保することができるという効果も導出することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有するものには明らかである。
一方、本発明で用いられた「一例」という表現は、互いに同一の実施形態を意味せず、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されるものである。しかし、上記提示された一例は、他の一例の特徴と結合して実現されることを排除しない。例えば、特定の一例で説明された事項が他の一例で説明されていなくても、他の一例でその事項と反対であるか矛盾する説明がない限り、他の一例に関連する説明であると理解されることができる。
また、本発明で用いられた用語は、一例を説明するために説明されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。このとき、単数の表現は文脈上明確に異なる意味でない限り、複数を含む。
100 コイル部品
1 本体
11 磁性材料
12 支持部材
13 コイル
131 コイル本体
132 第1引き出し部
133 第2引き出し部
132a、132b 第1及び第2延長線
21、22 第1及び第2外部電極

Claims (18)

  1. 支持部材、前記支持部材によって支持される内部コイル、及び前記支持部材と前記内部コイルとを封止する磁性材料を含み、厚さ方向において互いに対向する上面及び下面、長さ方向において互いに対向する第1端面及び第2端面、及び幅方向において互いに対向する第1側面及び第2側面を含む本体と、
    前記本体の外部面上に配置される第1外部電極及び第2外部電極と、を含み、
    前記内部コイルは、コイル本体と、前記コイル本体の一端及び他端とそれぞれ連結される第1引き出し部及び第2引き出し部と、を含み、
    前記第1引き出し部は、幅方向において互いに離隔される第1引き出し線及び第2引き出し線を含み、前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線ならびに前記コイル本体によって形成される開口部を含み、前記開口部は前記磁性材料で充填され、
    前記第1引き出し部は、前記第1外部電極と連結されて、前記第1外部電極と前記内部コイルとの間の接触面積を拡大する、少なくとも一つの延長線を含む、コイル部品。
  2. 前記少なくとも一つの延長線は、前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線と180°未満の角度を形成する、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第2引き出し部は、前記内部コイルのコイル中心を基準に、前記第1引き出し部と対称的な構造を有する、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記少なくとも一つの延長線の少なくとも一エッジは切断線である、請求項1から3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記第1引き出し線と前記第2引き出し線との間には、前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線から幅方向において離隔され、前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線と平行な少なくとも一つの第3引き出し線をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記少なくとも一つの延長線は、前記第1引き出し線と前記第2引き出し線との間で連続的に形成される単一の延長線である、請求項1から4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 幅方向を基準に、前記第1引き出し線と前記第2引き出し線との間で離隔される長さは、前記延長線と前記第1外部電極とが接触しているエッジの長さと同一であるか、又はさらに短い、請求項6に記載のコイル部品。
  8. 前記延長線の断面はストリップ状である、請求項6又は7に記載のコイル部品。
  9. 前記少なくとも一つの延長線は、前記第1引き出し線と前記第2引き出し線の間で不連続に形成され、幅方向及び長さ方向のうち少なくとも一つ以上に互いに離隔される複数の延長片を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のコイル部品。
  10. 前記複数の延長片は、前記開口部に対する幅方向の中心線を基準に対称的である、請求項9に記載のコイル部品。
  11. 前記複数の延長片のそれぞれはストリップ状を有し、それぞれのストリップ状の最大幅は同一である、請求項9又は10に記載のコイル部品。
  12. 前記複数の延長片のそれぞれはストリップ状を有し、それぞれのストリップ状の最大幅は異なる、請求項9に記載のコイル部品。
  13. 前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線ならびに前記少なくとも一つの延長線は互いに同一の平面上に配置される、請求項1から12のいずれか一項に記載のコイル部品。
  14. 前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線ならびに前記少なくとも一つの延長線は互いに同一の材料で構成される、請求項1から13のいずれか一項に記載のコイル部品。
  15. 前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部は、前記支持部材によって支持され、前記支持部材と直接接するベース層、及び前記ベース層上に配置されるめっき層で構成される、請求項1から14のいずれか一項に記載のコイル部品。
  16. 前記第1引き出し線及び前記第2引き出し線、前記少なくとも一つの延長線、及び前記コイル本体は境界面がない一体に構成される、請求項1から15のいずれか一項に記載のコイル部品。
  17. 支持部材、前記支持部材上に配置される内部コイル、及び前記支持部材と前記内部コイルとを封止する磁性材料を含む本体と、
    前記本体の外部面上に配置され、前記支持部材上に配置される第1引き出し部及び第2引き出し部のそれぞれを介して前記内部コイルと電気的に連結される第1外部電極及び第2外部電極と、を含み、
    前記第1引き出し部は、前記磁性材料で充填される一つ以上の開口部を含み、前記第1引き出し部の前記開口部のうち少なくとも一つ以上は、第1延長部の導電配線により前記第1外部電極から離隔される、コイル部品。
  18. 前記第1引き出し部の前記導電配線は前記第1外部電極と直接接触する、請求項17に記載のコイル部品。
JP2018001110A 2017-06-01 2018-01-09 コイル部品 Active JP6456004B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20170068537 2017-06-01
KR10-2017-0068537 2017-06-01
KR1020170089090A KR101973437B1 (ko) 2017-06-01 2017-07-13 코일 부품
KR10-2017-0089090 2017-07-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018207093A true JP2018207093A (ja) 2018-12-27
JP6456004B2 JP6456004B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=64671720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001110A Active JP6456004B2 (ja) 2017-06-01 2018-01-09 コイル部品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6456004B2 (ja)
KR (1) KR101973437B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102194724B1 (ko) * 2019-04-12 2020-12-23 삼성전기주식회사 코일 전자부품

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295927A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Tdk Corp 薄膜電子部品
JP2016004917A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 Tdk株式会社 コイル部品
US20160172103A1 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Electronic component and method of manufacturing the same
US20160189840A1 (en) * 2014-12-30 2016-06-30 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Electronic component and method of manufacturing the same

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4046827B2 (ja) 1998-01-12 2008-02-13 Tdk株式会社 平面コイル及び平面トランス
JP2002015925A (ja) 2000-06-27 2002-01-18 Fdk Corp 積層インダクタンス素子
KR102143005B1 (ko) * 2014-07-29 2020-08-11 삼성전기주식회사 인덕터 및 그 실장 기판

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295927A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Tdk Corp 薄膜電子部品
JP2016004917A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 Tdk株式会社 コイル部品
US20160172103A1 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Electronic component and method of manufacturing the same
US20160189840A1 (en) * 2014-12-30 2016-06-30 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Electronic component and method of manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
KR101973437B1 (ko) 2019-09-02
KR20180131940A (ko) 2018-12-11
JP6456004B2 (ja) 2019-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6494146B2 (ja) コイル部品
KR101823191B1 (ko) 칩 전자부품 및 그 제조방법
KR102029586B1 (ko) 코일 전자부품
US20180174740A1 (en) Surface-mount inductor
JP6614296B2 (ja) インダクタ
KR101681405B1 (ko) 파워 인덕터
US11270834B2 (en) Electronic device and the method to make the same
KR20190038015A (ko) 박막형 인덕터
CN105810386A (zh) 电子组件
JP2012015487A (ja) インダクタ及びその製造方法
CN109087775B (zh) 线圈组件
JP6456004B2 (ja) コイル部品
KR20190004915A (ko) 박막형 인덕터
KR102484848B1 (ko) 박막형 칩 전자부품
KR20200069626A (ko) 코일 전자 부품
KR20170103422A (ko) 코일 부품
KR20170079183A (ko) 코일 부품
KR20190074465A (ko) 코일 전자부품
KR102442385B1 (ko) 박막형 인덕터
KR101998269B1 (ko) 코일 부품
KR101246526B1 (ko) 인덕터 및 그 제조 방법
KR20170086362A (ko) 코일 부품
KR102609161B1 (ko) 코일 전자 부품
US11942255B2 (en) Inductor component
US10847308B2 (en) Coil component

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6456004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250