JP2018205889A - 画像形成装置、デバッグ装置、読み込み制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、デバッグ装置、読み込み制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】用途に適さないプログラムコードのプログラムを読み込むことに起因する不具合の発生を防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】MFP101は、保持されたスクリプトへのアクセスの種別がVM303にロードするロードアクセスであるか否かを判別し、アクセスの種別がロードアクセスである場合、保持されたスクリプトの中からバイトコード化スクリプトを優先的に読み込み、アクセスの種別がロードアクセスでない場合、保持されたスクリプトの中からスクリプトを優先的に読み込む。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像形成装置、デバッグ装置、読み込み制御方法、及びプログラムに関し、特に、拡張アプリケーションのデバッグ制御を行う画像形成装置、デバッグ装置、読み込み制御方法、及びプログラムに関する。
拡張アプリケーションの動作プログラムであるスクリプトをインストールして、機能を拡張する画像形成装置としてのMFPが知られている。MFPには拡張アプリケーションの動作プログラムを実行する仮想マシン(Virtual Machine:VM)が動作する実行環境が設けられている。MFPは、インストールしたスクリプトをバイトコード化してバイトコード化スクリプトを生成する。バイトコード化スクリプトはバイナリデータであり、また、VMが解釈可能なプログラムコードで記述されている。MFPでは、拡張アプリケーションの起動指示を受け付けると、生成したバイトコード化スクリプトをVMが実行して拡張アプリケーションが起動する(例えば、特許文献1参照)。MFPでは、上記バイトコード化が完了するまでに或る程度の時間を要するので、スクリプトをインストールしたタイミングで上記バイトコード化が行われ、生成したバイトコード化スクリプトが保持される。これにより、拡張アプリケーションの起動指示を受け付けた際に、保持されたバイトコード化スクリプトを実行して拡張アプリケーションを速やかに起動可能となる。
ところで、MFPと通信接続されたPCをユーザが操作して、MFPで実行中のスクリプトのデバッグ処理が行われる。上記デバッグ処理においてPCがMFPで実行中のスクリプトを予め保持していなくても、ユーザがデバッグ作業を行えるように、バイトコード化スクリプトの他に、バイトコード化されてないスクリプト(以下、「未バイトコード化スクリプト」という。)をMFPに保持することが検討されている。
特開2013−69077号公報
しかしながら、上述したように、MFPがバイトコード化スクリプト及び未バイトコード化スクリプトの両方を保持すると、用途に適さないプログラムコードのスクリプトが読み込まれ、不具合が生じることがある。例えば、拡張アプリケーションを起動する際に、MFPにおいて未バイトコード化スクリプトが読み込まれると、該未バイトコード化スクリプトをバイトコード化して、保持されたバイトコード化スクリプトと異なる新たなバイトコード化スクリプトを生成するといった不要な処理が行われる。その結果、上記バイトコード化が完了するまで拡張アプリケーションを起動できなくなるという不具合が生じる。一方、拡張アプリケーションのデバッグを行う際に、MFPにおいてバイトコード化スクリプトが読み込まれると、該バイトコード化スクリプトがMFPからPCに送信される。このとき、PCにはバイトコード化スクリプトが表示されるが、ユーザはバイナリデータであるバイトコード化スクリプトの内容を理解することができない。その結果、MFPで実行中の拡張アプリケーションのデバッグ作業を行うことができないという不具合が生じる。
本発明の目的は、用途に適さないプログラムコードのプログラムを読み込むことに起因する不具合の発生を防止することができる画像形成装置、デバッグ装置、読み込み制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、拡張アプリケーションの動作プログラムをインストールし、前記動作プログラムをバイトコード化したバイトコード化プログラムを実行するVM(Virtual Machine)を備える画像形成装置であって、前記動作プログラム及び前記バイトコード化プログラムを保持する保持手段と、前記保持手段によって保持されたプログラムを読み込む読込手段と、前記保持手段によって保持されたプログラムへのアクセスの種別が前記VMにロードするロードアクセスであるか否かを判別する判別手段とを備え、前記読込手段は、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスである場合、前記保持手段によって保持されたプログラムの中から前記バイトコード化プログラムを優先的に読み込み、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスでない場合、前記保持手段によって保持されたプログラムの中から前記動作プログラムを優先的に読み込むことを特徴とする。
本発明によれば、用途に適さないプログラムコードのプログラムを読み込むことに起因する不具合の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのMFPを含む通信システムの構成を概略的に示すネットワーク図である。 図1のMFPの構成を概略的に示すブロック図である。 図1のMFPにおける拡張アプリケーションの実行環境の一例を説明するためのブロック図である。 図1のMFPがPCから取得するアーカイブの一例を示す図である。 図1のMFPによって実行されるインストール処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPによって保持されるパッケージの一例を示す図である。 図1のMFPによって実行されるコントローラユニットの起動処理の手順を示すフローチャートである。 図1のPCに搭載されたデバッガを説明するための図である。 図1のMFP及びPCによって実行されるデバッグ制御処理の手順を示すタイミングチャートである。 図1のPCに表示されるデバッグに関する情報の一例を示す図である。 図9のステップS912の読み込み処理の手順を示すフローチャートである。 図11のステップS1101の検索処理の手順を示すフローチャートである。 図3のVMによって実行されるスクリプト実行処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。本実施の形態では画像形成装置の一例であるMFP(Multifunction Peripheral)に本発明を適用した場合について説明する。しかしながら、本発明は画像形成装置であるプリンタに適用してもよく、さらには、画像形成機能を備えない画像形成装置、例えば、サーバ、PCやスマート家電機器に適用してもよい。具体的には、拡張アプリケーションの動作プログラムであるスクリプトをアドインし、該スクリプトを実行して拡張アプリケーションを起動する画像形成装置であれば、本発明を適用することができる。また、本実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は本実施の形態に記載されている構成要素によって限定されることはない。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのMFP101を含む通信システム100の構成を概略的に示すネットワーク図である。
図1において、通信システム100はMFP101及び表示部104を有するPC102を備え、MFP101及びPC102はイーサネット(商標登録)103を介して接続されている。
MFP101はコピー及びスキャン等のジョブを実行可能であり、また、拡張アプリケーションを新たにインストールして機能を拡張可能である。例えば、MFP101は、イーサネット103を介してPC102から取得した後述する図4のアーカイブ400に含まれる拡張アプリケーションのスクリプトをアドインし、該スクリプトを実行して拡張アプリケーションを起動する。PC102はMFP101とデータ通信を行い、例えば、MFP101が印刷を行うための印刷データや後述するアーカイブ400をMFP101に送信する。
図2は、図1のMFP101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、MFP101はコントローラユニット200、操作部206、USBストレージ209、スキャナ214、及びプリンタ215を備える。コントローラユニット200は操作部206、USBストレージ209、スキャナ214、及びプリンタ215と接続されている。コントローラユニット200は、CPU201、RAM202、ROM203、ストレージ204、操作部I/F205、ネットワークI/F207、USBホストI/F208、及び画像バスI/F210を備える。また、コントローラユニット200はデバイスI/F213、スキャナ画像処理部216、及びプリンタ画像処理部217を更に備える。CPU201、RAM202、ROM203、ストレージ204、操作部I/F205、ネットワークI/F207、USBホストI/F208、及び画像バスI/F210はシステムバス211を介して互いに接続されている。画像バスI/F210、デバイスI/F213、スキャナ画像処理部216、及びプリンタ画像処理部217は画像バス212を介して互いに接続されている。
コントローラユニット200は接続された操作部206、USBストレージ209、スキャナ214、及びプリンタ215を制御する。CPU201は、ROM203に格納されたブートプログラムを実行して後述する図3のオペレーティングシステム(OS)301を起動し、起動したOS301上でストレージ204に格納されたプログラムを実行して各処理を実行する。RAM202は、CPU201の作業領域として、また、画像データ等の一時格納領域として用いられる。ROM203はCPU201によって実行されるブートプログラム等を格納する。ストレージ204はプログラムや画像データ等を格納する。操作部I/F205は、操作部206においてユーザにより入力された情報をCPU201に送出する。操作部206はタッチパネル式のディスプレイ及び複数の操作キーを備え、ユーザによる各指示を受け付ける。ネットワークI/F207はMFP101をLANに接続するためのインターフェースである。USBホストI/F208は、USBストレージ209と通信するためのインターフェースであり、ストレージ204に格納されたデータをUSBストレージ209に記憶させるために送出する。また、USBホストI/F208は、USBストレージ209に格納されたデータを受け取り、受け取ったデータをCPU201に伝送する。USBストレージ209はUSBホストI/F208に対して着脱可能である。なお、USBホストI/F208にはUSBストレージ209を含む複数のUSBデバイスが接続可能である。
画像バスI/F210はデータ形式を変換するためのバスブリッジであり、システムバス211及び画像バス212を接続する。画像バス212は、PCIバス又はIEEE1394等によって構成され、画像データを高速で転送する。デバイスI/F213には画像入力デバイスであるスキャナ214及び画像出力デバイスであるプリンタ215が接続され、デバイスI/F213は画像データの同期系及び非同期系の変換を行う。スキャナ214は、図示しない原稿台に配置された原稿を読み取り、読み取った情報に基づいて画像データを生成する。プリンタ215はスキャナ214によって生成された画像データ等の印刷を行う。スキャナ画像処理部216はスキャナ214によって生成された画像データを補正し、加工し、又は編集する。プリンタ画像処理部217はプリンタ215に伝送される画像データに対してプリンタ215に応じた補正及び解像度変換等を行う。
図3は、図1のMFP101における拡張アプリケーションの実行環境の一例を説明するためのブロック図である。本実施の形態では、ROM203やストレージ204に格納されたプログラムを、CPU201がRAM202にロードして実行することにより、OS上に以下説明する図3の各モジュールが実現される。
図3において、CPU201によって起動されたOS301上には、プリンタ機能、FAX機能やスキャナ機能を実現するためのネイティブプログラム302と、VM303とが動作している。VM303は拡張アプリケーションを制御するプログラムを理解して実行するモジュールであり、拡張アプリケーションは必ずVM303上で動作する。VM303は、CPU201が解釈可能なプログラムコードであるネイティブコードをVM専用のバイトコードに変換(バイトコード化)したプログラムを実行する。例えば、VM303の一例として、Luaスクリプトを解釈可能な仮想マシンが存在する。Lua言語はいわゆる汎用スクリプト言語であり、特定の用途に限定されない性質を持つ。VM303の別の一例として、Java(商標登録)の仮想マシンについても同様に適用できる。
ネイティブプログラム302内には、プリンタ215やスキャナ214等の画像処理ユニットを制御するためのネイティブスレッド304と、VM303を動作させるためのVMスレッド305とが存在する。本実施の形態では、VM303として3つのVM303a、VM303b及びVM303cが生成されている。また、VMスレッド305として、VM303a、VM303b及びVM303cの合計数に対応する数である3つのVMスレッド305a、VMスレッド305b及びVMスレッド305cが生成されている。VMシステムサービス306は各拡張アプリケーション307a,307bによって共通に利用されるユーティリティライブラリであり、複数の機能を提供する。各拡張アプリケーション307a,307bは、自身を実行するために必要な機能をVMシステムサービス306から選択する。MFP101では、各拡張アプリケーション307a,307bからVMシステムサービス306が提供する各機能を呼び出すことにより、拡張アプリケーションを開発する手間を省き、さらに、MFP101の各モジュールへアクセスすることができる。VMシステムサービス306はモジュールとして標準VMシステムサービス308及び拡張VMシステムサービス309を有する。標準VMシステムサービス308は、例えば、MFP101のファイルシステムの「open」、「close」、「read」や「write」という基本的なサービスを提供し、VM303がVMとして機能するための最低限の機能を実現させる。また、標準VMシステムサービス308は拡張アプリケーション307a,307bの動作プログラムであるスクリプトをロードする。拡張VMシステムサービス309は、MFP101の各モジュールへのアクセス機能や、OS301の各機能を実現する。
VM303は各拡張アプリケーション307a,307bの各スクリプトを解釈して実行する。なお、本実施の形態では、VM303がバイトコードのプログラムをネイティブコードに変換して実行する構成であっても良い。VM303は、拡張アプリケーションのスレッド毎に生成される。図3の実行環境では、拡張アプリケーション307aのために2つのVMスレッド305a,305bが生成され、各VMスレッド305a,305bに対応して2つのVM303a,VM303bが生成される。また、拡張アプリケーション307bのために1つのVMスレッド305cが生成され、VMスレッド305cに対応して1つのVM303cが生成される。
図2に戻り、MFP101の操作部206の画面には、各拡張アプリケーション307a,307bを示すアイコンが表示される。ユーザによるいずれかのアイコンの選択が操作部206を介して操作部I/F205によって検知されると、操作部I/F205はその旨をCPU201に送信する。その旨を受け取ったCPU201はユーザによって選択された拡張アプリケーション307a又は拡張アプリケーション307bを起動する。
次に、MFP101に拡張アプリケーションをインストールする処理について説明する。拡張アプリケーションをインストールする場合、ユーザは、PC102等からMFP101に対し、拡張アプリケーションの実行に必要な複数のデータを含む図4のアーカイブ400を送信する。アーカイブ400にはスクリプト401〜403及びリソースデータ404,405が含まれる。スクリプト401〜403は拡張アプリケーションの動作プログラムであり、拡張アプリケーションの各動作がネイティブコードで記述されている。リソースデータ404,405は拡張アプリケーションを利用する上で必要となる画像データやメッセージ等である。アーカイブ400を取得したMFP101はアーカイブ400をRAM202等に展開し、図5の処理を行う。
図5は、図1のMFP101によって実行されるインストール処理の手順を示すフローチャートである。
図5の処理は、CPU201がROM203やストレージ204に格納されたプログラムが実行指示されることによって開始される。実行指示は、他のプログラムや、ユーザの指示によるものである。
図5において、まず、CPU201は、アーカイブ400に含まれる複数のデータのうち、図6のパッケージ600に書き込まれていない未処理のデータが存在するか否かを判別する(ステップS501)。
ステップS501の判別の結果、未処理のデータが存在するとき、CPU201はアーカイブ400から未処理のデータを読み込み(ステップS502)、読み込んだデータの種別を判別する(ステップS503)。具体的に、CPU201は読み込んだデータがスクリプト及びリソースデータのいずれであるかを判別する。
ステップS503の判別の結果、読み込んだデータがスクリプトであるとき、CPU201は読み込んだスクリプトをパッケージ600に書き込む(ステップS504)。次いで、CPU201はスクリプトをバイトコード化し(ステップS505)、読み込んだスクリプトをバイトコードに変換したバイトコード化スクリプト(バイトコード化プログラム)を生成する。次いで、CPU201は生成したバイトコード化スクリプトをRAM202等に保持されている図6のパッケージ600に書き込み(ステップS506)、ステップS501の処理に戻る。
ステップS503の判別の結果、読み込んだデータがリソースデータであるとき、CPU201はステップS506以降の処理を行う。本実施の形態では、アーカイブ400に含まれる全てのデータに対し、上述したステップS501〜S506の処理が行われる。これにより、パッケージ600には、アーカイブ400に含まれるスクリプト401〜403及びリソースデータ404,405、さらに、スクリプト401〜403をバイトコード化したバイトコード化スクリプト601〜603が書き込まれる。なお、バイトコード化スクリプト601は拡張アプリケーションを起動させる際にVM303が最初に実行するスクリプトである。
ステップS501の判別の結果、未処理のデータが存在しないとき、CPU201は本処理を終了する。
上述した図5の処理では、アーカイブ400に含まれる全てのデータがパッケージ600に書き込まれる。ここで、従来では、アーカイブ400に含まれる各データの格納先はMFP101のファイルシステムに依存して決定されていた。このため、拡張アプリケーションの動作に必要なデータを読み出す際にデータの格納先を検索し、さらに、検索した格納先から所望のデータを検索する必要があり、検索処理における負荷が大きかった。これに対し、本実施の形態では、アーカイブ400に含まれる全てのデータがRAM202等に保持されたパッケージ600に書き込まれる。すなわち、アーカイブ400に含まれる各データが所定の格納先、具体的に、パッケージ600に格納される。これにより、各データの格納先を検索する必要をなくすことができ、もって、検索処理における負荷を軽減することができる。
次に、コントローラユニット200が起動する際の処理について説明する。コントローラユニット200が起動すると、MFP101では、VMスレッド305やVM303が生成され、拡張アプリケーション307a,307bを起動可能となる。
図7は、図1のMFP101によって実行されるコントローラユニット200の起動処理の手順を示すフローチャートである。
図7の処理は、CPU201がROM203やストレージ204に格納されたプログラムが実行指示されることによって開始される。実行指示は、ユーザの指示や、他のプログラム(図示省略)からの指示である。図7の処理は、インストールされた各拡張アプリケーション307a,307bに対して実行され、以下では、一例として、拡張アプリケーション307aに対して実行される場合を前提とする。
図7において、まず、CPU201は、パッケージ600の中から一部のバイトコード化スクリプトとして、代表バイトコード化スクリプトを読み込む(ステップS701)。代表バイトコード化スクリプトは、パッケージ600に書き込まれたバイトコード化スクリプト601〜603のうち、拡張アプリケーション307aを起動させる際にVM303が最初に実行するバイトコード化スクリプト601である。次いで、CPU201は読み込んだ代表バイトコード化スクリプトのバイトコードが、VM303が実行可能なバージョンであるか否かを判別する(ステップS702)。
ステップS702の判別の結果、読み込んだ代表バイトコード化スクリプトのバイトコードが、VM303が実行可能なバージョンであるとき、CPU201は本処理を終了する。
ステップS702の判別の結果、読み込んだ代表バイトコード化スクリプトのバイトコードが、VM303が実行可能なバージョンでないとき、CPU201はパッケージ600と異なる新たなパッケージを生成する。CPU201はパッケージ600に含まれる各データを新たなパッケージに書き込む後述するステップS704〜S709の処理を行う。CPU201はパッケージ600に含まれるデータのうち後述するステップS704〜S709の処理を行っていない未処理のデータが存在するか否かを判別する(ステップS703)。
ステップS703の判別の結果、未処理のデータが存在するとき、CPU201はパッケージ600から未処理のデータを読み込み(ステップS704)、読み込んだデータの種別を判別する(ステップS705)。本実施の形態では、読み込んだデータの種別は、パッケージ600に含まれるスクリプト、バイトコード化スクリプト、及びリソースデータのいずれかである。
ステップS705の判別の結果、読み込んだデータの種別がリソースデータであるとき、CPU201は読み込んだデータを新たなパッケージに書き込み(ステップS706)、ステップS703の処理に戻る。
ステップS705の判別の結果、読み込んだデータの種別がスクリプトであるとき、CPU201は読み込んだデータを新たなパッケージに書き込む(ステップS707)。次いで、CPU201は読み込んだデータをバイトコード化し(ステップS708)、VM303が実行可能なバージョンのバイトコードに変換した新たなバイトコード化スクリプトを生成する。次いで、CPU201は生成した新たなバイトコード化スクリプトを新たなパッケージに書き込み(ステップS709)、ステップS703の処理に戻る。
ステップS705の判別の結果、読み込んだデータの種別がバイトコード化スクリプトであるとき、CPU201はステップS703の処理に戻る。すなわち、本実施の形態では、パッケージ600におけるバイトコード化スクリプト601〜603を、VM303が実行可能なバージョンの新たなバイトコード化スクリプトに置き換えた新たなパッケージが生成される。
ステップS703の判別の結果、未処理のデータが存在しないとき、CPU201はパッケージ600を新たなパッケージに置き換え(ステップS710)、パッケージ600を削除し、本処理を終了する。
本実施の形態では、インストールされた拡張アプリケーション307bに対しても同様の処理が行われる。具体的に、CPU201はパッケージ600から拡張アプリケーション307bの代表バイトコード化スクリプトを読み込む。該代表バイトコード化スクリプトのバイトコードが、VM303が実行可能なバージョンでない場合、CPU201はパッケージ600に含まれる拡張アプリケーション307bのスクリプト401〜403に基づいてVM303が実行可能なバージョンの新たなバイトコード化スクリプトを生成する。CPU201は、パッケージ600に含まれる拡張アプリケーション307bのスクリプト401〜403及びリソースデータ404,405、また、上記生成した新たなバイトコード化スクリプトを上記新たなパッケージに書き込む。
次に、インストールした拡張アプリケーション307a,307bのデバッグ処理について説明する。
MFP101はデバッグ機能を備え、インストールした拡張アプリケーション307a,307bのデバッグを行う。MFP101はイーサネット103を介してPC102とデータ通信を行って拡張アプリケーション307a,307bのデバッグ処理を実行可能である。なお、本実施の形態では、MFP101及びPC102の間のデバッグ処理に関するデータ通信は、イーサネット103を介するデータ通信に限られず、USBによる通信、シリアルケーブルを介する通信、及び無線通信であっても良い。PC102は図8のデバッガ801を備える。デバッガ801はイーサネット103を介してVMシステムサービス306を操作し、ストレージ204のデータを更新して拡張アプリケーション307a,307bの修正や、実行中のプログラムを意図的に一時停止させるブレークポイントの設定等を行う。
図9は、図1のMFP101及びPC102によって実行されるデバッグ制御処理の手順を示すタイミングチャートである。
まず、PC102はMFP101のデバッグ機能を有効化するためのデバッグ機能有効化要求をMFP101に送信する(ステップS901)。デバッグ機能有効化要求は、デバッグ時にMFP101の通信相手となる装置、具体的に、PC102を示すデバッグ接続先情報を含む。PC102はMFP101とデバッグ機能を実現するためのデバッグ機能接続が行われるまで待機する(ステップS902)。
MFP101のネイティブスレッド304は、PC102からデバッグ機能有効化要求を受信すると、デバッグ機能を有効化し(ステップS903)、デバッグ接続先情報を保持する。次いで、ネイティブスレッド304はデバッグ対象となる拡張アプリケーションの起動要求を受けると(ステップS904)、起動要求された拡張アプリケーションを動作させるためのVMスレッドの生成処理を行う(ステップS905)。このとき、ネイティブスレッド304はスレッド生成要求をOS301に送出する。スレッド生成要求を受けたOS301は、スレッド生成要求に基づいてVMスレッド305を生成する(ステップS906)。生成されたVMスレッド305はスレッドを管理するための図示しないスレッド管理情報を生成し(ステップS907)、起動要求された拡張アプリケーションを実行するためのVM303を生成する(ステップS908)。生成されたVM303はデバッグ機能開始要求をVMシステムサービス306に送出する(ステップS909)。
デバッグ機能開始要求を受けたVMシステムサービス306はデバッグ機能接続処理を行い(ステップS910)、保持されたデバッグ接続先情報が示すPC102と接続(デバッグ機能接続)する。これにより、VMシステムサービス306及びPC102の間でデバッグに関する情報を通信可能となる。次いで、VM303は起動要求された拡張アプリケーションの読み込み要求をVMシステムサービス306に対して送出する(ステップS911)。読み込み要求を受けたVMシステムサービス306は、後述する図11の読み込み処理を実行し(ステップS912)、要求された拡張アプリケーションのバイトコード化スクリプトを読み込む。次いで、VM303は読み込んだバイトコード化スクリプトに基づいて拡張アプリケーションを実行する(ステップS913)。
PC102は、実行した拡張アプリケーションの一時停止要求をVMシステムサービス306に対して送信する(ステップS914)。一時停止要求を受信したVMシステムサービス306は一時停止処理を行い(ステップS915)、VM303に対して実行中の拡張アプリケーションの一時停止を指示する。VM303はVMシステムサービス306による指示に応じて、実行中の拡張アプリケーションを一時停止する(ステップS916)。実行中の拡張アプリケーションを停止させると、VM303は上記指示に応じた処理を完了した旨を示す完了通知をVMシステムサービス306に対して送出する。完了通知を受けたVMシステムサービス306は一時停止要求に応じた処理を完了した旨をPC102に対して通知する。
次いで、PC102は、停止した拡張アプリケーションの状態を取得するために、VMシステムサービス306に対してデバッグ情報取得要求を送信する(ステップS917)。デバッグ情報取得要求を受信したVMシステムサービス306は、デバッグ情報取得処理を実行し(ステップS918)、VM303に対してデバッグ情報の送出を指示する。上記デバッグ情報は、ステップS916の処理で一時停止した拡張アプリケーションのスクリプト、そのファイル名、一時停止した箇所を示す行番号、及び設定されている変数の値等を含む。上記デバッグ情報の送出の指示を受けたVM303は指示に応じてデバッグ情報を取得する(ステップS919)。本実施の形態では、デバッグ情報としてのスクリプトは、バイトコードのスクリプトではなく、ネイティブコードのスクリプトである。このため、VM303は、デバッグ情報としてのスクリプトを取得するためにパッケージ600にアクセスする際、VM303へスクリプトをロードするためのロードアクセスではなく、ネイティブコードのスクリプトを取得するためのテキストデータアクセスを行う。次いで、VM303は取得したデバッグ情報をVMシステムサービス306に対して送出する。デバッグ情報を受けたVMシステムサービス306は、上記デバッグ情報をPC102に送信する。PC102は受信したデバッグ情報に基づいてデバッグ情報表示処理を行い(ステップS920)、一時停止した拡張アプリケーションのデバッグに関する情報を表示部104に表示する。デバッグに関する情報は、例えば、図10に示すように、ユーザが読み取り可能なネイティブコードのスクリプト1001、一時停止した箇所1002、上記スクリプトのツリー構造1003、及び設定されている変数の値1004である。なお、本実施の形態では、表示部104に表示されたスクリプトの内容をユーザが編集し、編集したスクリプトをMFP101に送信しても良い。
次いで、PC102は拡張アプリケーションの実行再開要求をVMシステムサービス306に送信する(ステップS921)。実行再開要求を受信したVMシステムサービス306は実行再開処理を実行し(ステップS922)、停止中の拡張アプリケーションの実行の再開をVM303に指示する。上記指示を受けたVM303は停止中の拡張アプリケーションの実行を再開する(ステップS923)。拡張アプリケーションの実行が再開すると、VM303は上記指示に応じた処理を完了した旨を示す再開完了通知をVMシステムサービス306に対して送出する。再開完了通知を受けたVMシステムサービス306は実行再開要求に応じた処理を完了した旨をPC102に対して通知する。その後、MFP101及びPC102は本処理を終了する。
上述した本実施の形態では、MFP101からPC102に対してデバッグ情報が送信される。これにより、MFP101で実行中の拡張アプリケーションのスクリプトと同じスクリプトをPC102が保持していなくても、PC102からスクリプトの実行結果の解析を容易に行うことができる。
また、上述した本実施の形態では、表示部104に表示されたスクリプトの内容をユーザが編集し、編集したスクリプトがMFP101に送信される。これにより、PC102からスクリプトの編集を容易に行うことができる。
図11は、図9のステップS912の読み込み処理の手順を示すフローチャートである。
図11において、VMシステムサービス306は後述する図12の検索処理を実行し(ステップS1101)、パッケージ600の中から指定された拡張アプリケーションのスクリプトを検索する。次いで、VMシステムサービス306は検索したスクリプトを読み込み(ステップS1102)(読込手段)、読み込んだスクリプトがバイトコード化されているか否かを判別する(ステップS1103)。
ステップS1103の判別の結果、読み込んだスクリプトがバイトコード化されていないとき、VMシステムサービス306はスクリプトをバイトコード化する(ステップS1104)。次いで、VMシステムサービス306は、バイトコード化スクリプトをVM303に展開し(ステップS1105)、本処理を終了する。
ステップS1103の判別の結果、読み込んだスクリプトがバイトコード化されているとき、VMシステムサービス306は、読み込んだスクリプトのバイトコードがVM303が実行可能なバージョンであるか否かを判別する(ステップS1106)。
ステップS1106の判別の結果、読み込んだスクリプトのバイトコードがVM303が実行可能なバージョンであるとき、VMシステムサービス306はステップS1105以降の処理を行う。
ステップS1106の判別の結果、読み込んだスクリプトのバイトコードがVM303が実行可能なバージョンでないとき、VMシステムサービス306はロードエラー処理を行い(ステップS1107)、本処理を終了する。
図12は、図11のステップS1101の検索処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、MFP101では、ネイティブコードのスクリプト(例えば、スクリプト401〜403)及びバイトコード化スクリプト(例えば、バイトコード化スクリプト601〜603や新たなバイトコード化スクリプト)の両方が保持されている。このため、MFP101では、用途に適さないプログラムコードのスクリプトが読み込まれ、不具合が生じることがある。例えば、拡張アプリケーション307aを起動する際に、MFP101においてネイティブコードのスクリプトが読み込まれると、ネイティブコードのスクリプトをバイトコード化して、保持されたバイトコード化スクリプトと異なる他のバイトコード化スクリプトを新たに生成するといった不要な処理が行われる。その結果、上記バイトコード化が完了するまで拡張アプリケーション307aを起動できなくなるという不具合が生じる。一方、拡張アプリケーション307aのデバッグを行う際に、MFP101においてバイトコード化スクリプトが読み込まれると、該バイトコード化スクリプトがMFP101からPC102に送信される。このとき、PC102の表示部104にはバイトコード化スクリプトが表示されるが、ユーザはバイナリデータであるバイトコード化スクリプトの内容を理解することができない。その結果、MFP101で実行中の拡張アプリケーション307aのデバッグ作業を行うことができないという不具合が生じる。
これに対応して、本実施の形態では、スクリプトへのアクセスの種別がVM303にロードするロードアクセスであるか否かが判別される。アクセスの種別がロードアクセスである場合、保持されたスクリプトの中からバイトコード化スクリプトが優先的に読み込まれる。また、アクセスの種別がロードアクセスでない場合、保持されたスクリプトの中からネイティブコードのスクリプトが優先的に読み込まれる。
図12において、VMシステムサービス306はパッケージ以外からスクリプトを読み込み可能であるか否かを判別する(ステップS1201)。以下では、パッケージ600及び新たなパッケージを総称してパッケージとする。ここで、開発中の拡張アプリケーションをパッケージに書き込んでからデバッグを行うと、デバッグの効率が悪くなる。このため、MFP101では、開発中の拡張アプリケーションをデバッグする場合、パッケージからではなく、上記ファイルシステムからデバッグ対象のスクリプトが検索される。ステップS1201では、例えば、開発中の拡張アプリケーションをデバッグするためにデバッグ機能が有効化されている場合、上記ファイルシステムからスクリプトを読み込むことが許可される。この場合、VMシステムサービス306はパッケージ以外からスクリプトを読み込み可能であると判別する。一方、デバッグ機能が無効化されている場合、VMシステムサービス306はパッケージ以外からスクリプトを読み込み不可能であると判別する。
ステップS1201の判別の結果、パッケージ以外からスクリプトを読み込み不可能であるとき、VMシステムサービス306は後述するステップS1207以降の処理を行う。一方、ステップS1201の判別の結果、パッケージ以外からスクリプトを読み込み可能であるとき、VMシステムサービス306は、上記ファイルシステムから上記指定された拡張アプリケーションのネイティブコードのスクリプトを検索する(ステップS1202)。次いで、VMシステムサービス306は該当するスクリプトが存在するか否かを判別する(ステップS1203)。
ステップS1203の判別の結果、該当するスクリプトが存在しないとき、VMシステムサービス306は上記スクリプトへのアクセスの種別がロードアクセスであるか否かを判別する(ステップS1204)。本実施の形態では、アクセスの種別は、ロードアクセス及びテキストデータアクセスのいずれかである。例えば、VM303にバイトコード化スクリプトをロードする際にロードアクセスが行われる。一方、ユーザが閲覧するスクリプトを取得する際、例えば、PC102によるデバッグ情報取得要求に応じてデバッグ情報としてのネイティブコードのスクリプトを取得する際にテキストデータアクセスが行われる。
ステップS1204の判別の結果、上記アクセスの種別がロードアクセスであるとき、VMシステムサービス306は上記ファイルシステムから上記指定された拡張アプリケーションのバイトコード化スクリプトを検索する(ステップS1205)。次いで、VMシステムサービス306は該当するスクリプトが存在するか否かを判別する(ステップS1206)。
ステップS1206の判別の結果、該当するスクリプトが存在しないとき、VMシステムサービス306は上記スクリプトへのアクセスの種別がロードアクセスであるか否かを判別する(ステップS1207)。
ステップS1207の判別の結果、上記アクセスの種別がロードアクセスであるとき、VMシステムサービス306はパッケージから上記指定された拡張アプリケーションのバイトコード化スクリプトを検索する(ステップS1208)。すなわち、本実施の形態では、上記アクセスの種別がロードアクセスである場合、上記ファイルシステムやパッケージに保持されたスクリプトの中からバイトコード化スクリプトが優先的に読み込まれる。次いで、VMシステムサービス306は該当するスクリプトが存在するか否かを判別する(ステップS1209)。
ステップS1209の判別の結果、該当するスクリプトが存在しないとき、VMシステムサービス306はパッケージから上記指定された拡張アプリケーションのネイティブコードのスクリプトを検索する(ステップS1210)。すなわち、本実施の形態では、拡張アプリケーションを起動させるためのスクリプトをパッケージから検索する際にネイティブコードのスクリプトよりバイトコード化スクリプトが優先的に検索される。その後、VMシステムサービス306は本処理を終了する。
ステップS1204の判別の結果、上記アクセスの種別が上記ロードアクセスでないとき、つまり、上記アクセスの種別がテキストデータアクセスであるとき、VMシステムサービス306はステップS1207に進み、更にステップS1210に進む。すなわち、本実施の形態では、アクセスの種別がロードアクセスでない場合、保持されたスクリプトの中からネイティブコードのスクリプトが優先的に読み込まれる。
ステップS1203、S1206、S1209の判別の結果、該当するスクリプトが存在するとき、VMシステムサービス306は本処理を終了する。
上述した図12の処理によれば、スクリプトへのアクセスの種別がVM303にロードするロードアクセスであるか否かが判別される。アクセスの種別がロードアクセスである場合、保持されたスクリプトの中からバイトコード化スクリプトが優先的に読み込まれる。また、アクセスの種別がロードアクセスでない場合、保持されたスクリプトの中からネイティブコードのスクリプトが優先的に読み込まれる。ここで、アクセスの種別がロードアクセスである場合、読み込んだスクリプトをVM303にロードするので、VM専用のバイトコード化スクリプトを読み込むのが好ましい。一方、アクセスの種別がロードアクセスでない場合、読み込んだスクリプトをVM303にロードしないので、VM専用のバイトコード化スクリプトを読み込む必要はなく、むしろ、VM以外が使用することを想定してネイティブコードのスクリプトを読み込むのが好ましい。これに対し、本実施の形態では、アクセスの種別がロードアクセスである場合、保持されたスクリプトの中からバイトコード化スクリプトが優先的に読み込まれる。また、アクセスの種別がロードアクセスでない場合、保持されたスクリプトの中からネイティブコードのスクリプトが優先的に読み込まれる。これにより、用途に適したプログラムコードのスクリプトを読み込ませることができ、もって、用途に適さないプログラムコードのスクリプトを読み込むことに起因する不具合の発生を防止することができる。
また、上述した図12の処理では、アクセスの種別がユーザが閲覧するスクリプトを取得するためのテキストデータアクセスである場合、保持されたスクリプトの中からネイティブコードのスクリプトが優先的に読み込まれる。すなわち、拡張アプリケーションのデバッグでPC102に表示するためのスクリプトを取得する際等に、ユーザが理解不能なバイナリデータであるバイトコード化スクリプトではなく、ネイティブコードのスクリプトが優先的に読み込まれる。これにより、デバッグ情報としてPCにユーザが理解可能なネイティブコードのスクリプトを送信することができ、もって、MFP101で実行中の拡張アプリケーションのデバッグ作業をユーザが行うことができなくなる事態を回避することができる。
図13は、図3のVM303によって実行されるスクリプト実行処理の手順を示すフローチャートである。
図13の処理は、図11のステップS1105の処理によってバイトコード化スクリプトがVM303に展開された際に実行される。
図13において、VM303は展開されたバイトコード化スクリプトの内容を先頭行から順に解析し、実行すべき命令が残っているか否かを判別する(ステップS1301)。
ステップS1301の判別の結果、実行すべき命令が残っているとき、VM303は残っている命令を読み込み(ステップS1302)、デバッグ機能が有効化されているか否かを判別する(ステップS1303)。
ステップS1303の判別の結果、デバッグ機能が有効化されているとき、VM303はステップS919の拡張アプリケーションの一時停止や、ステップS923の拡張アプリケーションの実行再開等のデバッグに関する処理を実行する(ステップS1304)。次いで、VM303はステップS1302の処理で読み込んだ命令を実行し(ステップS1305)、ステップS1301の処理に戻る。
ステップS1303の判別の結果、デバッグ機能が無効化されているとき、VM303はステップS1305以降の処理を行う。
ステップS1301の判別の結果、実行すべき命令が残っていないとき、VM303は本処理を終了する。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 PC
104 表示部
201 CPU
202 RAM
204 ストレージ
303 VM
306 VMシステムサービス
307a,307b 拡張アプリケーション
401〜403 スクリプト
600 パッケージ
601〜603 バイトコード化スクリプト
801 デバッガ

Claims (5)

  1. 拡張アプリケーションの動作プログラムをインストールし、前記動作プログラムをバイトコード化したバイトコード化プログラムを実行するVM(Virtual Machine)を備える画像形成装置であって、
    前記動作プログラム及び前記バイトコード化プログラムを保持する保持手段と、
    前記保持手段によって保持されたプログラムを読み込む読込手段と、
    前記保持手段によって保持されたプログラムへのアクセスの種別が前記VMにロードするロードアクセスであるか否かを判別する判別手段とを備え、
    前記読込手段は、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスである場合、前記保持手段によって保持されたプログラムの中から前記バイトコード化プログラムを優先的に読み込み、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスでない場合、前記保持手段によって保持されたプログラムの中から前記動作プログラムを優先的に読み込むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記読込手段は、前記アクセスの種別がユーザが閲覧するプログラムを取得するためのアクセスである場合、前記保持手段によって保持されたプログラムの中から前記動作プログラムを優先的に読み込むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置によって実行中の拡張アプリケーションの動作プログラムを取得する取得手段と、
    前記取得した動作プログラムを表示する表示手段とを備えることを特徴とするデバッグ装置。
  4. 拡張アプリケーションの動作プログラムをインストールし、前記動作プログラムをバイトコード化したバイトコード化プログラムを実行するVMを備える画像形成装置によって行われる読み込み制御方法であって、
    前記動作プログラム及び前記バイトコード化プログラムを保持する保持ステップと、
    前記保持ステップで保持されたプログラムを読み込む読込ステップと、
    前記保持ステップで保持されたプログラムへのアクセスの種別が前記VMにロードするロードアクセスであるか否かを判別する判別ステップとを有し、
    前記読込ステップは、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスである場合、前記保持ステップで保持されたプログラムの中から前記バイトコード化プログラムを優先的に読み込み、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスでない場合、前記保持ステップで保持されたプログラムの中から前記動作プログラムを優先的に読み込むことを特徴とする読み込み制御方法。
  5. 拡張アプリケーションの動作プログラムをインストールし、前記動作プログラムをバイトコード化したバイトコード化プログラムを実行するVMを備える画像形成装置によって行われる読み込み制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記読み込み制御方法は、
    前記動作プログラム及び前記バイトコード化プログラムを保持する保持ステップと、
    前記保持ステップで保持されたプログラムを読み込む読込ステップと、
    前記保持ステップで保持されたプログラムへのアクセスの種別が前記VMにロードするロードアクセスであるか否かを判別する判別ステップとを有し、
    前記読込ステップは、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスである場合、前記保持ステップで保持されたプログラムの中から前記バイトコード化プログラムを優先的に読み込み、前記アクセスの種別が前記ロードアクセスでない場合、前記保持ステップで保持されたプログラムの中から前記動作プログラムを優先的に読み込むことを特徴とするプログラム。
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