JP2018205695A - 画像形成装置、電気的記憶デバイス、カートリッジ、および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、電気的記憶デバイス、カートリッジ、および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の制御を変更する際に用いる電気的記憶デバイスに格納されている変更情報の正否を確実に判別する。【解決手段】画像形成装置は、カートリッジが有する電気的記憶デバイスの第1の領域に格納された制御情報と、第2の領域に判別情報と、に基づき制御情報の正当性を判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、電気的記憶デバイス、カートリッジ、および画像形成装置の制御方法に関する。
従来、プロセスカートリッジ方式の画像形成装置では、プロセスカートリッジに現像装置、感光体ドラム、及びその他のプロセス部材(帯電手段等)を一体化し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする構成が知られている。この構成により、トナーの補給、その他メンテナンス作業を容易に行うことができる。
近年、ユーザーの要望が多様に変化するため市場に投入されたプロセスカートリッジに対してもプロセス部材を変更することがある。この場合、プロセス部材の物理特性に合わせて画像形成におけるプロセス条件(例えば、転写バイアスや定着温度)を変更する必要がある。
特許文献1では、プロセスカートリッジにメモリを有し、メモリ内に識別情報と変更データを格納する事で、プロセス部材を変更しても識別情報に応じて適切なプロセス条件に補正し、画像形成を行っている。
特開2007−240928号公報
しかしながら、特許文献1ではメモリ内の変更データが電気ノイズなどによって誤って書き換わったとしても変更データの正否を判別できない。そのため、適切なプロセス条件で画像形成ができず、良好な出力画像が得られない場合がある。また、定着装置や転写装置のプロセス条件が不適切な場合は、画像形成装置本体の内部を汚す恐れがあり、必要以上に高温な定着制御や高い転写バイアス制御になると形成される画像が著しく劣化する恐れがある。
以上のような状況を鑑みて、記憶デバイス内に格納されている画像形成の制御に用いられるデータの正否を判別するという観点から改良/改善の余地がある。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、電気的記憶デバイスを有するカートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、前記電気的記憶デバイスの第1の領域から画像形成に用いられる制御情報を、前記第1の領域に格納された制御情報の正当性を判別するための判別情報を格納する第2の領域から前記判別情報を取得する取得手段と、前記制御情報と前記判別情報とに基づき前記制御情報の前記正当性を判別する判別手段と、前記判別手段により前記制御情報が正当であると判別されたときに、前記取得手段で取得した前記制御情報を用いて画像形成を制御する制御手段とを有する。
本発明により、記憶デバイスに格納された変更情報を格納した領域の情報の正否を精度よく判別することができ、適正な画像形成装置の動作制御を行うことが可能となる。
第1の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジ方式の画像形成装置の断面図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る電気的記憶デバイスのデータ構成を説明するための図。 第2の実施形態に係る電気的記憶デバイスと画像形成装置を説明するための図。 第2の実施形態に係る電気的記憶デバイスのデータ構成を説明するための図。 第2の実施形態に係る画像形成装置Cにおけるフローチャート。 第2の実施形態に係る画像形成装置Bにおけるフローチャート。 第3の実施形態に係る電気的記憶デバイスと画像形成装置を説明するための図。 第3の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。
<第1の実施形態>
以下、本願発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
[装置構成]
図2は、本願発明を適用可能なプロセスカートリッジ方式の画像形成装置100の概略構成の例を示す図である。以下、画像形成装置100による画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、感光体ドラム1は、像担持体であり、感光体駆動モーター(不図示)にて図中矢印A方向に回転駆動される。帯電ローラ2は、感光体ドラム1表面を帯電する帯電装置であり、帯電用電源(不図示)から所定のタイミングで負電圧が印加され、感光体ドラム1上を一様に負帯電する。レーザ露光ユニット3は、帯電された感光体ドラム1を露光する露光装置であり、画像データに応じて、レーザビーム(図2中の破線)を用いて感光体ドラム1に露光を行うことで静電潜像を形成する。現像ローラ5は、現像剤T(以下、「トナー」と称する)を収容した収容部を含む現像装置4に配置された現像剤担持体である。静電潜像は、現像ローラ5に現像バイアスが印加されることにより静電潜像が現像されてトナー像(現像剤像)として可視化される。
感光体ドラム1上で可視化されたトナー像は、転写装置としての転写ローラ9との接触部に送られ、タイミングを合わせて搬送されてくる紙等の転写材P上に転写される。転写ローラ9と感光体ドラム1との間には、電源(不図示)により転写ローラ9に転写バイアスが印加されている。転写材Pに転写されたトナー像は、定着装置8で転写材Pに定着される。また、転写されずに感光体ドラム1上に残った残トナーは、クリーニング装置7により回収される。このような工程を繰り返すことで、画像形成動作が実行される。以下に詳細を述べる。
(転写装置)
転写ローラ9は、転写材Pの搬送路を介して、感光体ドラム1の周面に対向して設けられる。転写ローラ9は、金属などからなる芯金部材と、これの支持部材にウレタンゴムあるいはシリコンゴムなどの耐摩耗性に優れた弾性材料とからローラ状に構成され、感光体ドラム1と接触して転写ニップ部を形成する。転写ローラ9には、電源(不図示)により芯金部材を介して転写バイアスが印加可能である。この転写ニップ部に転写材Pが搬送されてくると、感光体ドラム1上のトナー像を静電的に引きつけてトナー像が感光体ドラム1から転写紙Pへ移行する。ここでは、負帯電性のトナーを使用し、転写バイアスとしてトナーの逆極性である正極性バイアスを印加することで転写プロセスが良好に行われる。
(定着装置)
定着装置8は、転写材P上に形成した画像に熱及び圧力を加えてトナー像を定着させるものであり、定着ベルト81と弾性加圧ローラ82とを有している。弾性加圧ローラ82は定着ベルト81を挟み、ベルトガイド部材(不図示)と所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部を形成している。定着ニップ部が所定の温度に立ち上がって温調された状態で、未定着トナー画像が形成された転写材Pが定着ニップ部を挟持搬送されていく過程において、未定着トナー画像が定着される。
(プロセスカートリッジ)
本実施形態で示すプロセスカートリッジ方式では、感光体ドラム1、帯電ローラ2、トナーTを収容した現像装置4、およびクリーニング装置7を一体としてプロセスカートリッジ10が構成される。そして、プロセスカートリッジ10は、画像形成装置100本体に着脱可能として構成されている。
本実施形態では、2つのプロセスカートリッジ10、10Bを例に挙げて説明する。プロセスカートリッジ10は、上述した画像形成装置100の制御(転写バイアス=+1600V、定着温度=220℃)で最適な画像が得られるトナーを収容したプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ10Bは、プロセスカートリッジ10に収容されたトナーとは異なる特性を有するトナーを収容したプロセスカートリッジである。また、プロセスカートリッジはそれぞれ、電気的記憶デバイスMを備えている。なお、トナー以外のプロセスカートリッジの構造は同じであるとして説明する。
なお、以下ではプロセスカートリッジを例に説明を行うがこれに限定されない。例えば、感光ドラム1を有していないトナーT及び現像装置4からなる現像カートリッジを用いることもできる。またローラ類を有さない現像剤ボトル(トナーカートリッジ)に用いることもできる。また現像装置4を含まず感光ドラム1、帯電ローラ2、クリーニング装置を一体とした感光ドラムカートリッジを用いることもできる。
(画像形成装置の制御概要)
図3を用いて、本実施形態に係る制御を説明する。本実施形態において、画像形成装置100と、ホストコンピュータ110が通信可能に接続されている。画像形成装置100は、エンジン制御部102を制御するコントローラ部101、及び、エンジン制御部102を含み、コントローラ部101とエンジン制御部102は、ビデオインターフェース部103を介して接続される。ビデオインターフェース部103は、シリアル通信部と画像形成信号部とを含んで構成される。シリアル通信部は、コントローラ部101がエンジン制御部102に対してコマンドを送信し、エンジン制御部102がコントローラ部101にステータスを返答する際に用いられる。画像形成信号部は、画像データの送受信に用いられる。
メインCPU104は、エンジン制御部102全体を制御するCPU(CentralProcessing Unit)である。記憶装置108はROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含み、ROMには後述の各フローチャートを実行する為の制御プログラムが記憶されている。またRAMは、後述のフローチャートを実行する場合において、各種演算結果やデータ取得結果を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
露光制御部105は、感光体ドラム1に対する露光の制御を行う。帯電制御部106は、感光体ドラム1に帯電バイアスを印加するための制御を行う。現像制御部107は、現像ローラ5に現像バイアスを印加するための制御を行う。
デバイス通信部109は、画像形成装置100本体に備えられたインターフェース(不図示の電気接点部)を介して電気的記憶デバイスMに格納されている情報M0を読み書きする。
転写制御部113は、感光体ドラム1上のトナー像を転写材Pに転写するために転写バイアスを印加するための制御を行う。定着制御部114は、温度検知素子の検知結果に基づき通電制御を行い、転写材Pにトナーを定着させる定着温度を制御する。本実施形態に係る画像形成装置100は、転写制御部113において転写バイアス=+1600V、定着制御部114において定着温度=220℃となるように、メインCPU104によって予め設定された値で制御されている。
判断部120は、電気的記憶デバイスMの情報に基づいて、制御を変更するか否かを判断する。判断部120は、識別情報M3と判別情報M2から、制御を変更すると判断した場合、電気的記憶デバイスMの変更情報M1から変更値データをそれぞれの制御部に指示する。本実施形態に示す例では、転写制御、定着制御が変更される場合を説明する。なお、図3中では、判断部120は、メインCPU104とは別途設けられており、メインCPU104と同等の機能を有するものとする。また、以下の説明では、基本的に判断部120が各種判断処理を行うよう説明するがこの形態に限定されない。例えば、後述の各種判断処理を、判断部120がメインCPU104と協同し実行しても良いし、或いは全ての処理をメインCPU104に行わせても良い。判断部120による処理の詳細は、図面を用いて後述する。
(電気的記憶デバイス)
プロセスカートリッジ10に備えられる電気的記憶デバイスMについて図4を用いて説明する。本実施形態では、電気的記憶デバイスMとしてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)を使用する。また、電気的記憶デバイスMは、図4(a)のように樹脂で覆われた所定の形状にパッケージングされ、画像形成装置100本体との通信のための電気的な接点部Sを備える。電気的記憶デバイスMには、プロセスカートリッジ10の製造年月日、シリアル番号、プリント枚数カウンタ、トナー残量、および良好な出力画像を維持するためのプロセス制御(バイアスなど)に関するパラメータなどの情報を格納している。この情報は、プロセスカートリッジ10の出荷時に初期値を格納した状態で出荷される。なお、本実施形態では、電気的記憶デバイスMとして、EEPROMを用いたが、これに限定するものではなく、他の記憶手段、例えば、NVRAMなどでもよい。
図4(b)(c)は、電気的記憶デバイスMに格納されている情報の構造を模式的に示したものである。図4(b)は、プロセスカートリッジ10Bの電気的記録デバイスMに格納されている情報の例を示し、図4(c)はプロセスカートリッジ10の電気的記録デバイスMに格納されている情報の例を示す。画像形成装置100は、所望のアドレスを指定して電気的記憶デバイスMに送信することで、電気的記憶デバイスMから所望の情報を読み込み/書き込みを行う。
図4(b)は、トナーを変更したプロセスカートリッジ10Bに備えられた電気的記憶デバイスMの情報M0の構成例を示す。情報M0は、所定のアドレスに所定の情報を割り当てて格納されている。電気的記憶デバイスMに格納されている情報M0には、上述した各情報に加え、第一領域401、第二領域402、第三領域403を含んで構成される。第一領域401は、画像形成装置10のプロセス制御パラメータを変更する際に使用する変更情報M1を格納する領域である。第二領域402は、変更情報M1の正真性を判断するための判別情報M2を格納する領域である。第三領域403は、変更情報M1を格納しているかを示す識別情報M3を格納する領域である。
図4(b)に示す例では、第一領域401には変更情報M1として定着温度の補正値データ=−9℃、転写バイアスの補正値データ=−50Vに相当するパラメータが格納されている。第二領域402の判別情報M2とは、変更情報M1の正真性(正当性)を判断するための情報である。具体的には、変更情報M1を用いてHash関数により導出されたHash値、共通鍵を用いたMAC値が挙げられ、判別情報M2はこれらの値をデジタル署名化したものである。このようなHash値やMAC値を用いることで多量のメモリデータの正真性を短いデータで、データが正当な値であるか否かを判断することができる。つまり、変更情報のデータ量に比べて、判別情報のデータ量はより少ないものとなる。本実施形態では、第一領域401に格納されている補正値データを用いてHash関数により導出されたHash値をデジタル署名化して格納している。なお、ここで用いられるハッシュ関数や共通鍵の方式は特に限定するものではない。また、情報の正当性を保証するための情報は、上記に限定するものでは無く、他の情報や方法を用いてもよい。
第三領域403には、変更情報M1を持つことを示す情報として識別情報M3=「1」が格納されている。なお、変更情報M1を持たない場合は、図4(c)のように、識別情報M3=「0」が格納される。この場合、第一領域401、第二領域402は利用されないこととなる。
[制御フロー]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の制御フローを示す。本実施形態では、画像形成装置100本体の電源が投入されると、プロセスカートリッジ10に備えた電気的記憶デバイスMと画像形成装置100のデバイス通信部109とが通信を開始できる状態となる。これに伴って、画像形成装置100が有するインターフェースを介して電気的記憶デバイスMに格納されている情報M0が読み出され、本処理が開始する。また、上述したように、本実施形態に係る画像形成装置100では、転写制御部113において転写バイアス=+1600V、定着制御部114において定着温度=220℃が基準となる動作条件として予め規定されているものとする。
S101にて、判断部120は、情報M0の中から識別情報M3を取得する。
S102にて、判断部120は、識別情報M3の情報が「1」か否かを判定する。1である場合は(S102にてYES)S103へ進み、1でない(すなわち、0)場合は(S102にてNO)S109へ進む。
S103にて、判断部120は、情報M0の中から変更情報M1を取得する。
S104にて、判断部120は、変更情報M1に基づいて判別情報Aを導出する。ここでの導出するとは、情報を生成するということを意味する。本実施形態における判別情報Aは、Hash関数を行いて導出されるHash値に基づくデジタル署名Aを用いた例にて説明する。
S105にて、判断部120は、S104にて導出された判別情報Aと、情報M0に含まれる判別情報M2とを比較する。本実施形態では、S104で導出されたデジタル署名Aと電気的記憶デバイスMに格納されているデジタル署名M2とが比較される。比較の結果、デジタル署名Aとデジタル署名M2とが一致すると判定された場合(S105にてYES)S106へ進み、一致しないと判定された場合(S105にてNO)S108へ進む。
S106にて、判断部120は、変更情報M1を採用すると判断する。図4(b)に示す例では、変更情報M1として格納されている転写バイアスの補正値=−50V、定着温度の補正値=−9℃を採用する。
S107にて、判断部120は、変更した条件により画像形成装置100本体の制御を決定する。変更情報M1を採用すると判断された場合の例では、
転写バイアス=+1600−50=+1550V、
定着温度=220−9=211℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。そして、本処理フローを終了する。
S108にて、判断部120は、画像形成装置100本体の表示部27にデータエラーである旨を報知する。これは、ノイズ等の何らかの理由により、装着されているプロセスカートリッジが備える電気的記憶デバイスMが記憶している変更情報M1が書き換わっていると想定されるためである。
S109にて、判断部120は、変更情報M1の変更情報を採用しないと判断する。そして、S107へ進む。この場合、S107の制御では、画像形成装置100本体に予め規定されている動作条件を用いて転写制御および定着制御が行われる。つまり、変更情報M1を採用しないと判断された場合の例では、
転写バイアス=+1600V、
定着温度=220℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。そして、本処理フローを終了する。
上記の処理により、トナーが変更されたプロセスカートリッジ10Bの場合でもトナーに応じた画像形成が行える。
以上、本実施形態では、電気的記憶デバイスに格納された変更情報M1を採用する際に、変更情報M1の正否を判別情報M2によって精度よく判別できるため、適正な画像形成装置の動作が可能となる。
<第2の実施形態>
本願発明の第2の実施形態では、プロセスカートリッジの共通化が行われ、同一構造のプロセスカートリッジが複数種類の画像形成装置に装着可能とした場合について説明する。
ここでは、複数種類の画像形成装置を、市場リリースした順に、画像形成装置100A、100B、100Cとして説明する。また、共通化されたプロセスカートリッジであって、収納されたトナー(記録剤)が異なるプロセスカートリッジを、市場リリースした順に、プロセスカートリッジ10A、10B、10Cとして説明する。つまり、プロセスカートリッジ自体の構造は共通であるとし、内部に収納されたトナーが改良されているものとする。
本実施形態では、図5(a)のように、画像形成装置100Cに装着可能なプロセスカートリッジ10Cは、画像形成装置100Cよりも先にリリースされた画像形成装置100A、100Bに対しても装着可能とした場合を想定する。
後に市場にリリースされたプロセスカートリッジ10Cに収容されているトナーは、改良が進んでいるものとする。そのため、プロセスカートリッジ10A、10Bに収容されているトナーよりも最適な転写バイアスおよび定着温度が低く、画像形成装置100Cの動作時消費電力は低く抑えることができるものとする。従って、プロセスカートリッジ10Cを画像形成装置100A、100Bに対しても装着可能とすることで、既に市場にリリースされている画像形成装置の動作時消費電力を低く抑えることができるというユーザーメリットがある。
本実施形態では、プロセスカートリッジ10Cが備える電気的記憶デバイスMには変更情報を異なる画像形成装置向けに複数有し、各々の変更情報に対して正否を判断する判別情報を有する。
(画像形成装置)
本実施形態では、転写バイアス条件、定着温度条件の異なる図5(b)のような3種類の画像形成装置を用いる。その他の構成は第1の実施形態にて述べた構成と同様であるとし、説明を省略する。
(プロセスカートリッジ)
本実施形態において、異なるトナーが収容されたプロセスカートリッジを用いて説明を行う。具体的には、以下の3種類のプロセスカートリッジ(トナー)を用いる。
画像形成装置Aの条件(転写バイアス=+1600V、定着温度=220℃)で最適な画像が得られるトナーを収容したプロセスカートリッジ10A
画像形成装置Bの条件(転写バイアス=+1550V、定着温度=211℃)で最適な画像が得られるトナーを収容したプロセスカートリッジ10B
画像形成装置Cの条件(転写バイアス=+1530V、定着温度=200℃)で最適な画像が得られるトナーを収容したプロセスカートリッジ10C
また、プロセスカートリッジと画像形成装置との装着可否は図5(a)に示す通りである。つまり、
プロセスカートリッジ10A:画像形成装置100Aに装着可能
プロセスカートリッジ10B:画像形成装置100A、100Bに装着可能
プロセスカートリッジ10C:画像形成装置100A、100B、100Cに装着可能となる。
また、各々のプロセスカートリッジ10は、電気的記憶デバイスMを備える。
(電気的記憶デバイス)
図6は、本実施形態に係る電気的記憶デバイスMに格納されている情報の構造の例を模式的に示す。第1の実施形態と同様に、電気的記憶デバイスMに格納されている情報M0は、第一領域601、第二領域602、第三領域603を含む。
図6(a)は、プロセスカートリッジ10Aが備える電気的記憶デバイスMに格納されている情報の例を示す。第三領域603において、識別情報M3=「0」であり、変更情報Mを格納していない。
図6(b)は、プロセスカートリッジ10Bが備える電気的記憶デバイスMに格納されている情報の例を示す。第三領域603において、識別情報M3=「1」である。第一領域601には、変更情報M1aを格納しておりプロセスカートリッジ10Bが画像形成装置100Aに装着されたときに採用される情報である。具体的には、変更情報M1aとして定着温度の補正値データ=−9℃、転写バイアス補正値データ=−50Vに相当するパラメータが格納されている。また、第二領域602には、第1の実施形態と同様に、変更情報の正否を判断するための判別情報M2aが格納される。本実施形態では、変更情報M1aを用いて導出した判別情報M2aを格納している。判別情報M2aは、第1の実施形態と同様に、Hash関数により導出されたHash値をデジタル署名化したものである。
図6(c)は、プロセスカートリッジ10Cが備える電気的記憶デバイスMに格納されている情報の例を示す。第三領域603の識別情報M3=「2」である。第一領域601には、変更情報M1aと変更情報M1bを格納している。これら変更情報M1aと変更情報M1bは複数世代の画像形成装置に対する制御情報に相当し、これにより最新のバージョンのプロセスカートリッジ10Cを、最新の世代から旧世代の画像形成装置に装着し利用することができる。例えば画像形成装置100Cやプロセスカートリッジ10Cを3世代目のバージョンアップされた画像形成装置だとする。この場合、第1世代、第2世代に相当する画像形成装置100A、100Bに、プロセスカートリッジ10Cを装着した場合でも、変更情報M1aと変更情報M1bを用いることで、プロセスカートリッジ10Cが全ての世代の画像形成装置で利用できる。
図6の説明に戻る。変更情報M1aは、プロセスカートリッジ10Cが画像形成装置100Bに装着されたときに採用される情報である。変更情報M1bは、プロセスカートリッジ10Cが画像形成装置100Aに装着されたときに採用される情報である。具体的には、変更情報M1aとして、定着温度の補正値データ=−11℃、転写バイアスの補正値データ=−20Vに相当するパラメータが格納されている。また、変更情報M1bとして、定着温度の補正値データ=−20℃、転写バイアスの補正値データ=−70Vに相当するパラメータが格納されている。
ここで、画像形成装置100Aと画像形成装置100Bとの関係を少し説明すると、これら画像形成装置は、画像形成装置100Cが発売される前からすでに市場に流通していた画像形成装置に相当する。そして、画像形成装置100A乃至画像形成装置100Cは、共通のカートリッジを装着できるというように、基本的なメカ構成を共通としている。そして、画像形成装置100Aを改良、仕様変更したものが画像形成装置100Bで、さらに改良、仕様変更を反映したのが画像形成装置100Cである。
第二領域602には、第1の実施形態と同様に、変更情報の正否を判断するための判別情報M2が格納される。本実施形態では、変更情報M1aを用いて導出した判別情報M2aと、変更情報M1bを用いて導出した判別情報M2bの2つの判別情報を格納している。判別情報M2a、M2bは、第1の実施形態と同様に、Hash関数により導出されたHash値をデジタル署名化したものである。
先に説明した、第三領域603に記憶された識別情報M3=「2」というような、プロセスカートリッジ10に幾度と変更が加えられたような場合に、識別情報M3=0、識別情報M3=1に対応する画像形成装置100A、100Bが市場で可動している。このような場合に、新たに変更されたプロセスカートリッジ10の電気的記憶デバイスMには、既に市場で可動している画像形成装置100A、100B用の制御情報が所定領域に格納されている。今、それら制御情報が変更情報M1a及び変更情報M1bに相当するが、これら判別情報M2aや判別情報M2bは、これら変更情報の正当性を判断部120が判別する為に用いられる。なお、判断部120により正当性を判別するとは、電気的記憶デバイスMに格納された各変更情報が、工場出荷時に記憶していたオリジナルの変更情報と一致しているか否かを判別する処理に相当する。
[制御フロー]
図7、図8を用いて、本実施形態に係る制御フローを説明する。
(画像形成装置100Aの場合)
まず、図7を用いて、画像形成装置100Aにプロセスカートリッジ10A、プロセスカートリッジ10B、プロセスカートリッジ10Cが装着された場合について説明する。第1の実施形態と同様、画像形成装置100A本体の電源が投入されると、プロセスカートリッジ10A、プロセスカートリッジ10B、プロセスカートリッジ10Cに備えた電気的記憶デバイスMと画像形成装置100Aのデバイス通信部109とが通信を開始できる状態となる。これに伴って、画像形成装置100Aが有するインターフェースを介して電気的記憶デバイスMに格納されている情報M0が読み出され、本処理フローが開始する。また、図5(b)に示すように、本実施形態に係る画像形成装置100Aでは、転写制御部113において転写バイアス=+1600V、定着制御部114において定着温度=220℃が基準となる動作条件として予め規定されているものとする。
S701にて、判断部120は、情報M0のうち識別情報M3を取得する。
S702にて、判断部120は、識別情報M3が「0」か否かを判定する。0である場合(S702にてYES)S718へ進み、0でない場合(S702にてNO)S703へ進む。
S703にて、判断部120は、識別情報M3が「1」か否かを判定する。1である場合(S703にてYES)S704へ進み、1でない場合(S703にてNO)S711へ進む。
S704にて、判断部120は、情報M0のうち変更情報M1aを取得する。この第1領域に格納された変更情報M1aを、第1制御情報とした場合に、後述のS711で取得される変更情報M1bを第2制御情報と呼ぶことができる。
S705にて、判断部120は、変更情報M1aに基づいて判別情報Aを導出する。ここでの導出するとは、情報を加工又は生成することを意味する。本実施形態において、判別情報Aは、Hash関数を行いて導出されるHash値に基づくデジタル署名Aとする。
S706にて、判断部120は、S705にて導出された判別情報Aと、情報M0に含まれる判別情報M2aとを比較する。比較の結果、判別情報M2aと判別情報Aとが一致すると判定された場合(S706にてYES)S707へ進み、一致しないと判定された場合(S706にてNO)S708へ進む。
S707にて、判断部120は、変更情報M1aを採用すると判断する。本実施形態の例では、変更情報M1aとして格納されている転写バイアスの補正値=−50V、定着温度の補正値=−9℃を採用する。
S708にて、判断部120は、変更した条件により画像形成装置100CA本体の制御を決定する。変更情報M1aを採用すると判断された場合の例では、
転写バイアス=+1600−50=+1550V
定着温度=220−9=211℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。そして、本処理フローを終了する。
S709にて、判断部120は、画像形成装置100A本体の表示部27にデータエラーである旨を報知する。これは、ノイズ等の何らかの理由により、変更情報M1aが書き換わっていると想定されるためである。
S710にて、判断部120は、変更情報M1aを採用しないと判断する。その後、S208へ進み、補正を行っていない制御パラメータを用いて制御を行う。
S703にて識別情報が「1」でない場合はS711にて、判断部120は、情報M0のうち変更情報M1bを取得する。このように判断部120は、S704及びS711において、変更情報M1a及び変更情報M1bから、取得された識別情報M3の内容に応じ、選択的に適切な変更情報(制御情報)を取得することができる。
S712にて、判断部120は、変更情報M1bに基づいて判別情報Bを導出する。ここでの導出するとは、情報を加工又は生成することを意味する。
S713にて、判断部120は、S712にて導出された判別情報Bと、情報M0に含まれる判別情報M2bとを比較する。比較の結果、判別情報M2bと判別情報Bとが一致すると判定された場合(S713にてYES)S714へ進み、一致しないと判定された場合(S713にてNO)S715へ進む。
このように判断部120は、S706及びS713において、判別情報M2a及び判別情報M2bから、取得された識別情報M3の内容に応じ、選択的に適切な判別情報M2を取得することができ、それに基づく正当性の判別を行うことができる。
また判断部120によるS706、S713の処理により、既に複数の識別情報M3に対応した画像形成装置(100A、100B、100C)が市場に流通している場合でも、夫々の画像形成装置に適切に最新のプロセスカートリッジ10を使用させることが出来る。即ち、変更情報M1a、変更情報M1bの夫々について、判断部120が正当性(オリジナルからの一致性)を確認するので、安全性を確保しながら、既に複数の識別情報M3に対応した画像形成装置が市場に流通している状況に対応できる。
S714にて、判断部120は、変更情報M1bを採用すると判断する。本実施形態の例では、変更情報M1bとして格納されている転写バイアスの補正値=−70V、定着温度の補正値=−20℃を採用する。その後、S708へ進み、変更した条件により、画像形成装置100CA本体の制御を決定する。変更情報M1bを採用すると判断された場合の例では、
転写バイアス=+1600−70=+1530V
定着温度=220−20=200℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。そして、本処理フローを終了する。
S715にて、判断部120は、画像形成装置100A本体の表示部27にデータエラーである旨を報知する。これは、ノイズ等の何らかの理由により、変更情報M1bが書き換わっていると想定されるためである。
S716にて、判断部120は、変更情報M1bを採用しないと判断する。その後、S208へ進み、補正を行っていない値を用いて制御を行う。
S717にて、判断部120は、変更情報Mを採用しないと判断する。そして、S708へ進む。この場合、S708の制御では、画像形成装置100A本体に予め設定されている制御値を用いて転写制御および定着制御が行われる。つまり、変更情報Mを採用しないと判断された場合の例では、
転写バイアス=+1600V
定着温度=220℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。そして、本処理フローを終了する。なお、S709、S716にて変更情報M1a、M1bを不採用と判断された場合も同様の制御パラメータにて制御が行われることとなる。
以上、プロセスカートリッジを画像形成装置100Aに装着した場合も変更情報の正否を判別して適正な画像形成動作が行える。
(画像形成装置100Bの場合)
次に、図8を用いて、画像形成装置100Bにプロセスカートリッジ10Cが装着された場合について説明する。上記と同様、画像形成装置100B本体の電源が投入されると、プロセスカートリッジ10Cに備えた電気的記憶デバイスMと画像形成装置100Bのデバイス通信部109とが通信を開始できる状態となる。これに伴って、画像形成装置100Bが有するインターフェースを介して電気的デバイスMに格納されている情報M0が読み出され、処理が開始する。また、図5(b)に示すように、本実施形態に係る画像形成装置100Cでは、転写制御部113において転写バイアス=+1550V、定着制御部114において定着温度=211℃が基準となる動作条件として予め規定されているものとする。
S801にて、判断部120は、情報M0のうち識別情報M3を取得する。
S802にて、判断部120は、識別情報M3が「0」か否かを判定する。0である場合(S802にてYES)S811へ進み、0でない場合(S802にてNO)S803へ進む。
S803にて、判断部120は、識別情報M3が「1」か否かを判定する。1である場合(S803にてYES)S812へ進み、1でない場合(S803にてNO)S804へ進む。
S804〜S810の処理は、図7に示したS704〜S710と同様であり、詳細な説明は省略する。従って、この場合も、変更情報M1aを採用すると判断された場合には、
転写バイアス=+1550−20=+1530V
定着温度=211−11=200℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。また、採用しないと判断された場合には、
転写バイアス=+1550V、
定着温度=211℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。
S811にて、判断部120は、画像形成装置100B本体の表示部27にデータエラーである旨を報知する。これは、識別情報M3が「0」である場合は、このプロセスカートリッジが画像形成装置100Bに装着不可であることを意味するため、その旨を通知することとなる。
S812にて、判断部120は、変更情報M1を採用しないと判断する。そして、S808へ進む。この場合、S808の制御では、画像形成装置100B本体に予め設定されている制御値を用いて転写制御および定着制御が行われる。つまり、変更情報M1を採用しないと判断された場合の例では、
転写バイアス=+1550V、
定着温度=211℃
として、転写制御部113、定着制御部114に指示を行う。
以上のように、プロセスカートリッジを画像形成装置Bに装着した場合も変更情報の正否を判別して適正な画像形成動作が行える。従って、共通化されたプロセスカートリッジの場合でも電気的記憶デバイスに格納された変更情報の正否を判別し適正な画像形成動作が行われる。よって、電気的記憶デバイスに格納された変更情報M1を採用する際に、変更情報M1の正否を判別情報M2によって精度よく判別できるため、適正な画像形成装置の動作が行える。
なお、図5(a)に示すプロセスカートリッジと画像形成装置との対応関係に応じて、電気的記憶デバイスにおける、識別情報M3の設定値や、変更情報が格納される(使用される)第一領域の範囲(データ量)は変動する。
また、上記の例では、説明を簡略化するために、識別情報M3は、変更情報が格納されている場合において、「1」「2」といった値を用いた。しかし、例えば、識別情報の値は、画像形成装置の種類(モデル)を一意に識別する情報であってもよく、例えば、リリースされている画像形成装置のモデル番号などを用いてもよい。また、プロセス制御パラメータである変更情報を、個々の画像形成装置に合わせて提供するのが理想的ではあるが、実際には画像形成装置100又はプロセスカートリッジのマイナーチェンジ毎に変更情報を用意する程度が現実的である。この場合、識別情報M3を、画像形成装置100又はプロセスカートリッジのマイナーチェンジ毎に異ならせて設定すれば良い。例えば、先に説明した画像形成装置100A、100B及び100Cが夫々マイナーチェンジに対応し、夫々に対応してプロセスカートリッジ10A、10B及び10Cがリリースされた場合を想定する。この場合プロセスカートリッジ10A、10B及び10Cの3種類に対して識別情報M3を個別に設定すれば良い。
また、上記の例では、変更情報を採用しないと判断された場合には(図7のS710、S716、図8の810)、補正を行っていない制御パラメータで動作するように制御したがこれに限定するものではない。例えば、エラーを報知した後、ユーザーの指示や操作があるまで待機するようにしてもよい。
<第3の実施形態>
第2の実施形態では、例えば画像形成装置100Aが、異なる識別情報M3を読み取った際に、電気的デバイスMから変更情報を読み取る参照アドレスが異なっていた。例えば図7において、識別情報M3=1の場合に、判断部120は、開始アドレス11hから変更情報M1を読み取っている。また識別情報M3=2の場合に、判断部120は、変更情報M2を開始アドレス31hから読み取っている。また、同じ識別情報M3(例えば=2)の場合でも、その情報を取得する装置が、画像形成装置100Aか100Bかで読み取られるアドレスが異なっていた。例えば、画像形成装置100Aが、識別情報M3=2を読み取ると、開始アドレス31hで変更情報M1が読み取られ、画像形成装置100Bが、識別情報M3=2を読み取ると、開始アドレス11hで変更情報M1が読み取られていた。
これら識別情報M3の種類と読み取るべき変更情報M1のリンク情報は、上記説明においては、事前に各画像形成装置の制御プログラムに組み込まれているものとして説明した。しかし、識別情報M3と、読み込むべき変更情報M1の開始アドレスとをリンクさせる詳細についてはこれに限定されない。以下、詳細に説明する。
図9(a)に示す表は、実施例2において、各画像形成装置(判断部120)が、夫々の識別情報M3を読み取った場合に、電気的記憶デバイスMのどのアドレスから変更情報M1を読み取っているかを示している。図9(a)の関係は、具体的に、図6乃至8に記載されているが、電気的記憶デバイスMが保持する、識別情報Mと画像形成装置の種類との対応関係はこれに限定されない。
例えば、各画像形成装置の制御プログラムに、図9(b)に示される識別情報M3とアドレスの対応関係を組み込んでおき、各画像形成装置の判断部120が、読み込まれる識別情報M3に応じて、図9(b)の表に示されるような読み込み開始アドレスを取得してもよい。この場合、取得されたアドレスに従い、図7、8のフローチャートが実行されることとなる。例えば、図7のフローチャートで、画像形成装置100Aの判断部120が「2」の識別情報M3を電気的記憶デバイスMから読み込むと、判断部120は変更情報M1bを電気的記憶デバイスMの開始アドレス11hから読み取る。この場合、電気的記憶デバイスMの開始アドレス11hから変更情報M1bを記憶させておくことになる。
また、図9(a)、(b)で説明した識別情報M3と変更情報M1の読み取り開始アドレスの対応関係は、予め各画像形成装置の制御プログラム(ファームウェア)に組み込まれているものとして説明した。しかし、この形態に限定されない。例えば、電気的記憶デバイスMにモデル毎の参照アドレスを所定アドレスに記憶し、判断部120が、自装置のモデルに一致する参照アドレスを読み取り、取得した参照アドレスに従い変更情報M1を読み込むようにしても良い。各識別情報M3に対応したモデル毎の参照アドレスの記憶様子を図9(c)(d)に示す。例えば識別情報M3=2のプロセスカートリッジは所定アドレスに図9(d)に示される対応関係を記憶している。なお、モデルAは画像形成装置100Aに対応し、モデルBは画像形成装置100Bに対応する。また各画像形成装置の制御プログラムには、電気的記憶デバイスMのどの領域に参照アドレスが記憶されているかが予め組み込まれているものとする。
次に、図10を用いて、画像形成装置100Aにプロセスカートリッジが装着された場合の制御フローを示す。図7と同様の処理には同じ符号を付してあり、繰り返しの説明は省略する。
S701の後、S1001にて、画像形成装置100Aの判断部120は、自装置のモデル名を取得する。モデル名は記憶装置108の所定領域に記憶されており、画像形成装置100Aの場合にはモデルAの情報が取得されるものとする。また画像形成装置100Bの場合にはモデルBが対応し、画像形成装置100Cの場合はモデルCが対応するものとする。
S1002にて、判断部120は、デバイス通信部109を介し、電気的記憶デバイスMの所定領域より、モデル名と参照アドレスの対応表情報を取得する。識別情報M3=1を記憶したプロセスカートリッジが装置本体に到着されている場合には、電気的記憶デバイスMから図9の(c)に相当する表情報が取得される。また、識別情報M3=2を記憶したプロセスカートリッジが装置本体に装着されている場合は、電気的記憶でバイアスMから図9の(d)に示される表情報が取得される。
S1003にて、判断部120は、S1001で取得されたモデル名と、S1002で取得された対応表の情報に基づき、自モデル名に一致する参照アドレスを取得する。
S703にて、読み込まれた識別情報M3が「1」の場合、判断部120は、図9(c)の対応関係の情報より、参照アドレス11hを取得しているので、当該アドレスより変更情報M1aを読み出す(S1005)。またS703にて、読み込まれた識別情報M3が「2」の場合、判断部120は、図9(d)の対応関係を示す情報より、参照アドレス31hを取得しており、当該アドレスより変更情報M1bを読み出す。以降の他の処理については図7で説明した通りなのでここでの詳しい説明は省略する。
また、電気的記憶デバイスMが記憶する情報は、図9(d)の内容に限定されることはなく、代わりに例えば、図9(b)で示されるモデルと参照アドレスの対応関係を記憶してもよい。
また、図10は、画像形成装置100Aの場合を説明したが、画像形成装置100Bの場合でも基本的に同様である。即ち、画像形成装置100Bの判断部120が、先に説明したようにS1001乃至S1003 の処理を実行し参照アドレスを取得する。そして判断部120は、取得された参照アドレスに基づき、図8のS802 以降の処理を実行する。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10…プロセスカートリッジ、100…画像形成装置、101…コントローラ部、102…エンジン制御部、104…メインCPU、105…露光制御部、106…帯電制御部、107…現像制御部、109…デバイス通信部、113…転写制御部、114…定着制御部、120…判断部、M…電気的記憶デバイス

Claims (24)

  1. 電気的記憶デバイスを有するカートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、
    前記電気的記憶デバイスの第1の領域から画像形成に用いられる制御情報を、前記第1の領域に格納された制御情報の正当性を判別するための判別情報を格納する第2の領域から前記判別情報を取得する取得手段と、
    前記制御情報と前記判別情報とに基づき前記制御情報の前記正当性を判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記制御情報が正当であると判別されたときに、前記取得手段で取得した前記制御情報を用いて画像形成を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電気的記憶デバイスは、前記カートリッジを識別するための識別情報を記憶する第3の領域を有し、
    前記制御情報に基づき判別情報を生成する生成手段を更に有し、
    前記取得手段は、前記第3の領域から取得された識別情報に応じた判別情報を前記第2の領域から取得し、
    前記生成手段は、前記取得された制御情報に基づき判別情報を生成し、
    前記判別手段は、前記識別情報に応じた判別情報と前記生成された判別情報との比較に基づき前記制御情報の正当性を判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電気的記憶デバイスは、前記カートリッジを識別するための識別情報を記憶する第3の領域を有し、
    前記制御情報に基づき判別情報を生成する生成手段を更に有し、
    前記取得手段は、前記第3の領域から前記識別情報を取得し、
    前記取得手段は、前記取得された前記識別情報に応じた前記制御情報を、前記第1の領域に格納された第1制御情報および第2制御情報から選択し、前記第2の領域から、前記取得された識別情報に応じた判別情報を第1判別情報および第2判別情報から選択し、
    前記生成手段は、前記選択された制御情報から判別情報を生成し、
    前記判別手段は、前記選択された判別情報と前記生成された判別情報を比較に基づき前記選択された制御情報の正当性を判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判別情報は、オリジナルの制御情報を用いて導出された情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御情報は、前記画像形成における、トナー像を転写材に転写するための転写制御、および、前記転写材に転写されたトナー像を定着するための定着制御の少なくともいずれかに関する情報であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記正当性の判別は、オリジナルの制御情報との一致性の判別であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に着脱可能なカートリッジに備えられる電気的記憶デバイスであって、
    前記画像形成装置による画像形成に用いられる制御情報を格納する第1の領域と、
    前記第1の領域に格納された制御情報の正当性を判別するための判別情報を格納する第2の領域と
    を有することを特徴とする電気的記憶デバイス。
  8. 前記第2の領域に格納された判別情報は、オリジナルの前記制御情報を用いて導出された情報であることを特徴とする請求項7に記載の電気的記憶デバイス。
  9. 前記判別情報は、ハッシュ関数を用いて導出されることを特徴とする請求項8に記載の電気的記憶デバイス。
  10. 前記判別情報は、前記第1の領域に格納された制御情報よりもデータ量が少ないことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の電気的記憶デバイス。
  11. 前記第1の領域に格納された制御情報は、前記画像形成装置による画像形成に用いられる制御パラメータを補正するための情報であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の電気的記憶デバイス。
  12. 前記制御情報は、前記画像形成における、トナー像を転写材に転写するための転写制御、および、前記転写材に転写されたトナー像を定着するための定着制御の少なくともいずれかに関する情報であることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の電気的記憶デバイス。
  13. 前記転写制御に関する情報は、転写制御に用いられる電圧の値を変更するための情報であることを特徴とする請求項12に記載の電気的記憶デバイス。
  14. 前記定着制御に関する情報は、定着制御に用いられる温度の値を変更するための情報であることを特徴とする請求項12または13に記載の電気的記憶デバイス。
  15. 前記正当性の判別は、オリジナルの制御情報との一致性の判別であることを特徴とする請求項7乃至14のいずれか一項に記載の電気的記憶デバイス。
  16. 前記カートリッジを識別するための識別情報を格納する第3の領域を有することを特徴とする請求項7乃至15のいずれか1項に記載の電気的記憶デバイス。
  17. 画像形成装置に着脱可能なカートリッジであって、
    請求項7乃至16のいずれか一項に記載の電気的記憶デバイスと、
    現像剤を収容する収容部と
    を有することを特徴とするカートリッジ。
  18. 情報を記憶する電気的記憶デバイスを備えるカートリッジを着脱可能な画像形成装置の制御方法であって、
    前記電気的記憶デバイスは、
    前記画像形成装置による画像形成に用いられる制御情報を格納する第1の領域と、
    前記第1の領域に格納された制御情報の正当性を判別するための判別情報を格納する第2の領域と、を有し、
    前記第1の領域に格納された制御情報を用いて第1の情報を導出する導出工程と、
    前記第1の情報と、前記第2の領域に格納された判別情報とに基づき、前記第1の領域に格納された制御情報が正当か否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により正当であると判定された場合、前記第1の領域に格納された制御情報を用いて画像形成に用いられる制御パラメータを補正して、前記画像形成を制御する制御工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  19. 前記制御工程において、前記判定工程により正当でないと判定された場合、前記第1の領域に格納された制御情報を用いた制御パラメータの補正は行われないことを特徴とする請求項18に記載の制御方法。
  20. 前記判定工程により正当でないと判定された場合、エラーを通知する工程を更に有することを特徴とする請求項18または19に記載の制御方法。
  21. 前記電気的記憶デバイスは、前記第1の領域に格納された制御情報と前記画像形成装置との対応を示す識別情報を格納する第3の領域を更に有し、
    前記判定工程において、前記識別情報に基づき、前記第1の領域に格納されている制御情報のうち前記画像形成装置に対応した制御情報を用いて判定を行うことを特徴とする請求項18乃至20のいずれか一項に記載の制御方法。
  22. 前記識別情報に基づき、前記画像形成装置に対応した制御情報が前記第1の領域に格納されていないと判定された場合、エラーを通知する工程を更に有することを特徴とする請求項21に記載の制御方法。
  23. 前記正当性の判別は、オリジナルの制御情報との一致性の判別であることを特徴とする請求項18乃至22のいずれか一項に記載の制御方法。
  24. 電気的記憶デバイスを有するカートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、
    前記電気的記憶デバイスから前記カートリッジを識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    制御手段と、
    を有し、
    前記電気的記憶デバイスには第1画像形成装置用の第1制御情報と、前記第1画像形成装置用とは異なるバージョンの第2画像形成装置用の第2制御情報とが格納されており、
    前記取得手段は、前記電気的記憶デバイスより、自装置に対応する制御情報を、前記第1制御情報および第2制御情報から選択的に選択し、
    前記制御手段は、前記選択された制御情報を用いて画像形成を制御することを特徴とする画像形成装置。
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