JP2018205243A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】見栄えの印象を改善した車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両に搭載される車両用表示装置100は、可動して目盛を指示するものであって、目盛を指示する先端部44及び先端部44とは反対側の基端部を有する指針42と、指針42の背景として配置された投影面部53と、光源光を発光する光源部と、指針42の基端部側とは異なる方向から先端部44に向けて光源部60からの光源光を帯状に照射することにより、先端部44側に目盛としての、帯状の光目盛LPを、投影面部53の視認側に投影して表示する光照射部73と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、車両に搭載される車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載される車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の車両用表示装置は、可動して目盛を指示する指針を有している。目盛としては、印刷された目盛と、反射された目盛とが設けられている。印刷された目盛は、光透過性を有する白色等の印刷により表示板に形成され、装置の背面側の光源部が発光した光源光により照明されるようになっている。反射された目盛は、当該印刷された目盛からの光源光を金属調のリング部材に反射して形成されている。
特許文献1の装置において、印刷された目盛は、光源光の有無に関わらず視認される。一方、反射された目盛も、印刷された目盛が光源光により照明されているときにはもちろん視認されるが、光源部を消灯したときであっても、印刷された目盛にて反射された外光をさらにリング部材にて反射するので、結局視認されてしまう。
すなわち、特許文献1の印刷された目盛及び反射された目盛は、両方共、不要なときであっても非表示にすることができない。このため、常に両方の目盛が表示され、乗員が目盛の表示を煩わしく感じる可能性があり、見栄えの印象を悪くさせていた。
開示されるひとつの目的は、必要なときには確実に表示されると共に、不要なときには非表示にすることができる斬新な目盛を設けて、見栄えの印象を改善した車両用表示装置を提供することにある。
ここに開示された車両用表示装置は、車両に搭載される車両用表示装置であって、
可動して目盛を指示するものであって、目盛を指示する先端部(44)及び先端部とは反対側の基端部(43)を有する指針(42)と、
指針の背景として配置された投影面部(53)と、
光源光を発光する光源部(60)と、
指針の基端部側とは異なる方向から先端部に向けて光源部からの光源光を帯状に照射することにより、先端部側に目盛としての、帯状の光目盛(LP)を、投影面部の視認側に投影して表示する光照射部(73)と、を備える。
可動して目盛を指示するものであって、目盛を指示する先端部(44)及び先端部とは反対側の基端部(43)を有する指針(42)と、
指針の背景として配置された投影面部(53)と、
光源光を発光する光源部(60)と、
指針の基端部側とは異なる方向から先端部に向けて光源部からの光源光を帯状に照射することにより、先端部側に目盛としての、帯状の光目盛(LP)を、投影面部の視認側に投影して表示する光照射部(73)と、を備える。
このような車両用表示装置によると、光照射部により光源部からの光源光が帯状に照射され、投影面部に帯状の光目盛が投影される。こうして投影表示される光目盛は、光源部を消灯したときには非表示となる。不要なときに光目盛が非表示となることで、乗員が感じる煩わしさを抑制することができる。一方で、光源部が点灯したときには、光源光は、投影面部よりも指針の基端部側とは異なる方向から照射されるため、光源光が視認側から照射される構成であっても、光源光の投影面部への投影を、指針が遮ってしまう事態を回避することができる。すなわち、光目盛の表示が必要なときには、指針が投影の邪魔にならずに、光目盛が投影面部にて帯状に表示され得る。以上により、必要なときには確実に表示されると共に、不要なときには非表示にすることができる斬新な光目盛を設けて、見栄えの印象を改善した車両用表示装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本開示の一実施形態による車両用表示装置100は、車両に搭載され、当該装置100を視認する乗員が着座する座席と対向するインストルメントパネルに設置されている。車両用表示装置100は、乗員が位置することとなる視認側へ向けて車両の情報を表示可能となっている。
このような車両用表示装置100は、図2〜4にも示すように、ケース部10、画像表示部20、実装基板30、指針部40、表示板50、光源部60、及び導光プリズム部材70等により構成されている。
ケース部10は、特に図3,4に示すように、背面側ケース11、視認側ケース12、プレートウインド部材13、及びスモーク板14を有している。背面側ケース11は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、実装基板30を、視認側とは反対側の背面側から覆っている。
背面側ケース11よりも視認側に配置された視認側ケース12は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されている。視認側ケース12は、実装基板30及び導光プリズム部材70を外周側から囲む外枠部12aを形成していると共に、ケース内部空間を区画する区画部12bを形成している。区画部12bは、指針部40の指針42を挿通する指針挿通筒部12c、及び光源部60及び導光プリズム部材70からの漏光を遮蔽する遮蔽壁部12dを有している。
プレートウインド部材13は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、視認側ケース12よりもさらに視認側に配置されている。プレートウインド部材13は、装置100の外周輪郭に沿って視認側及び背面側に開口部を有する筒状に形成されている。
スモーク板14は、例えば着色されたアクリル樹脂又はポリカーボネイト樹脂等の半透光性樹脂により、プレートウインド部材13の視認側開口部の全面を塞ぐ曲面板状に形成されている半透光板である。これにより、画像表示部20、指針部40の指針42、及び表示板50は、スモーク板14を通して乗員に視認されることとなる。本実施形態のスモーク板14は、スモーク調の着色により、光の透過率が30%程度に設定されているが、30%以上の任意の値に設定されていてもよい。
画像表示部20は、図1に示すように、装置100の中央の領域に配置されている。画像表示部20は、例えば液晶表示器ないしは有機ELディスプレイ等の表示器を有しており、視認側へ向けて画像を表示するようになっている。
実装基板30は、図3,4に示すように、背面側ケース11と視認側ケース12の区画部12bとの間に配置され、例えば合成樹脂により平板状に形成されている。実装基板30には、光源部60の発光素子61,62,63、指針部40の駆動機構41及び発光素子45等が実装及び保持されている。また、これら要素を制御するための制御回路が実装及び保持されている。
指針部40は、画像表示部20を挟むように、一対設けられている。各指針部40は、同様の構成となっているため、以下では車両左側の指針部40について代表して説明する。
指針部40は、駆動機構41及び指針42を有している。駆動機構41は、指針42を駆動させる機構である。本実施形態において駆動機構41には、交差コイル式ゲージが採用されているが、ステッピングモータ等の他の機構が採用されてもよい。駆動機構41は、実装基板30において背面側に保持されており、制御回路による制御に従って駆動する。具体的に、駆動機構41は、実装基板30を貫通して当該実装基板30よりも視認側の指針挿通筒部12c内に配置された内機シャフト41aを回動させることが可能となっている。内機シャフト41aは、指針42が回動する回転軸である指針軸AXに沿って延伸している。
指針42は、互いに反対側に配置された基端部43及び先端部44を一体的に有している。基端部43は、指針挿通筒部12c内において、内機シャフト41aと連結されている。先端部44は、指針軸AXとは略垂直に仮想された軌道平面に沿って指針軸AXから外周側に直線的に延伸する針状を呈している。指針42は、駆動機構41の出力に応じて可動するようになっており、特に本実施形態では基端部43側に位置する指針軸AXを回転中心として回動する。こうした回動により、基端部43の位置は殆ど変らないが、先端部44の位置は大きく変動する。
また、実装基板30の視認側かつ指針挿通筒部12c内において、指針42を照明する複数の発光素子45が設けられている。各発光素子45は、指針挿通筒部12cの内部に配置されることで、光源部60の発光素子45とは区画されている。各発光素子45が指針42を照明することで、指針42が発光するようになっている。
表示板50は、図1〜4に示すように、一般的に文字板とも呼ばれており、視認側ケース12の区画部12bよりも視認側において、当該区画部12bの全面を覆い隠すように配置されている。特に本実施形態の表示板50は、例えば合成樹脂による平板状の基材を圧空成形により加工して複雑かつ立体的な曲面板状を呈しており、装置100の表面積の大半を占有する一枚板状に形成されている。表示板50の基材自体は、透光性を有しており、さらにその基材の表面に、半透光性又は遮光性の印刷が部分的に施されている。なお、印刷に代えて、塗装が施されていてもよい。
表示板50において、画像表示部20に隣接するように、複数の表示灯51が設けられている。各表示灯51は、表示板50への半透光性の印刷又は基材の露出により、光を透過可能に形成されたマークが点灯することで、構成されている。こうしたマークは、車両の各種情報を表しており、例えばヘッドランプの向きを示すマーク、各種傾向を示すマーク等が存在する。
また、表示板50は、各指針部40の指針42の配置に対応して、指針基端被覆部52、投影面部53を有している。各指針基端被覆部52及び各投影面部53についても、同様の構成となっているため、車両左側の指針基端被覆部52及び投影面部53について代表して説明する。
指針基端被覆部52は、表示板50の基材の湾曲により投影面部53よりも視認側に凸となり、指針42の基端部43を収容する指針基端収容室52aを形成することで、当該基端部43を視認側から被覆している。また、指針基端被覆部52には、指針42の先端部44を指針基端収容室52aの外部に露出させる指針開口部52bが投影面部53側を向くように設けられている。
投影面部53は、指針基端被覆部52のうち少なくとも指針開口部52bが開口する角度範囲において、当該指針基端被覆部52を囲むように、指針42の背景として配置されている。本実施形態において投影面部53は、平面状に形成されている。
投影面部53は、図1,2に示すように、実体物により形成された帯状の実体目盛54を、複数有している。こうした各実体目盛54は、楕円弧状に配列されていることにより、指針42の基端部43からの距離をそれぞれ異ならせて配置されている。具体的に本実施形態の各実体目盛54は、指針軸AXを中心とし、車両上下方向に合わせて短軸を有し、車両左右方向に合わせて長軸を有する仮想の楕円に沿って配置されている。したがって、基端部43に対して車両上下方向にずれて位置する実体目盛54(54N)に対して、基端部43に対して車両左右方向にずれて位置する実体目盛54(54F)の基端部43からの距離は、大きく設定されている。各実体目盛54は、表示板50への半透光性の印刷又は基材の露出により、光を透過可能に形成されている。
こうした実体目盛54は、指針42の先端部44に指示される目盛のうちのひとつとして設けられている。具体的に、先端部44は、指針開口部52bを通過して、投影面部53よりも視認側において、投影面部53と略一定間隔の隙間を空けて、当該投影面部53の沿設方向に沿って延伸するように配置されている。上述の距離の設定により、基端部43に対して車両左右方向にずれて位置する実体目盛54(54F)を、先端部44が指示するときには、実体目盛54(54F)の内周側端が先端部44と僅かに重なって、乗員により視認される。すなわち、先端部44に対して実体目盛54(54F)が遠すぎる印象となる。一方、基端部43に対して車両左右方向にずれて位置する実体目盛54(54N)を、先端部44が指示するときには、実体目盛54(54N)の大半が先端部44と重なって、乗員により視認される。すなわち、実体目盛54(54N)が先端部44に殆ど隠されてしまう。
こうした各実体目盛54の距離の差異は、装置100の車両への搭載スペースの制約、あるいは、光源部60、制御回路等の他の要素の配置による表示スペースの制約等により生じ得る。特に本実施形態では車両上下方向に十分な搭載スペースを確保できないという制約が存在する。
また投影面部53は、各実体目盛54の外周側に、当該実体目盛54に個別に対応する複数の文字指標55を有している。本実施形態の左側の指針部40に対応する各文字指標55は、車両の速度を20km/hピッチで示す数字となっている。なお、右側の指針部40に対応する各文字指標55は、車両のエンジン回転数を1000r/minピッチで示す数字となっている。各文字指標55は、各実体目盛54と同様、表示板50への半透光性の印刷又は基材の露出により、光を透過可能に形成されている。
投影面部53において、各実体目盛54及び各文字指標55を除く箇所(例えば各実体目盛及び各文字指標の周囲)は、表示板50への遮光性の印刷により、暗色(特に本実施形態では黒色)に形成されていることで、当該表示板50の視認側の表面に遮光投影面56が形成されている。
光源部60は、図3,4に示すように、実装基板30の視認側に実装された複数の発光素子61,62,63を有している。各発光素子61,62,63には、例えば発光ダイオード素子が採用されている。各発光素子61,62,63は、実装基板30上の配線パターンを通じて電源と接続されており、制御回路の制御に基づいて個別に点灯及び消灯を切り替え可能に構成されている。特に本実施形態の各発光素子61,62,63は、車両のメインスイッチがオフ状態の場合には消灯し、オン状態の場合には、それぞれの機能に応じて点灯及び消灯を切り替えられるようになっている。なお、メインスイッチとしては、例えばイグニッションスイッチが該当する。各発光素子61,62,63は、点灯される場合には、制御回路により制御された電流量に応じた光量で視認側へ向けて光源光を発光可能となっている。
本実施形態の発光素子61,62,63としては、表示灯51を点灯させる複数の発光素子61、実体目盛54及び文字指標55を照明する複数の発光素子62、及び後述する光目盛LPを表示するための複数の発光素子63が設けられている。こうした各発光素子61,62,63は、それぞれの機能に応じて、視認側ケース12の遮蔽壁部12dによって区画されていることで、互いの発する光源光が混ざり合わないように配置されている。
具体的に、各発光素子61は、遮蔽壁部12dにより、それぞれ個別に区画されている。各発光素子62は、互いに区画されていないが、他の発光素子61,63とは、遮蔽壁部12dにより区画されている。各発光素子63も、互いに区画されていないが、他の発光素子61,62とは、遮蔽壁部12dにより区画されている。
導光プリズム部材70は、例えば着色されたアクリル樹脂又はポリカーボネイト樹脂等の透光性基材により形成され、区画部12bと表示板50との間に介挿されている。導光プリズム部材70は、全体を表示板50により視認側から覆われている。導光プリズム部材70は、図5〜8にも示すように、平板部71、複数の導光部72、及び複数の光照射部73を一体的に形成している。特に本実施形態では、導光プリズム部材の左側半分において、光照射部73は8つ、導光部72は、発光素子63と同数の4つ設けられている。
平板部71は、表示板50の略全面に重なるように、平板状に形成されている。平板部71は、指針挿通筒部12cに対応して開口穴71aを有しており、当該開口穴71aに指針挿通筒部12cを貫通させている。
このような導光プリズム部材70の平板部71により、光源部60の各発光素子61,62からの光源光が導光される。具体的に各発光素子61は、表示灯51と個別に対応している。発光素子61の点灯に従って、発光素子61からの光源光が平板部71を透過して対応する表示灯51を照明する。こうして表示灯51が点灯表示される。また、各発光素子62の点灯に従って、発光素子62からの光源光が平板部71を透過して各実体目盛54及び各文字指標55を照明する。こうして各実体目盛54及び各文字指標55が点灯表示される。
複数の導光部72は、各発光素子63に個別に対応して設けられ、平板部71から背面側の発光素子63へ向かって突出する突起状に形成されている。各導光部72の先端は、対応する発光素子63と対向して設けられる導入面72aを、凹面状に有している。
複数の光照射部73は、1つの導光部72当たり2つ設けられ、平板部71を挟んで対応する導光部72とおよそ対向するように設けられている。導光部72に対して、平板部71を挟んだ反対側に配置されている各光照射部73は、導光部72側の平板部71から視認側へ突出する突起状に形成されている。
ここで、各光照射部73は、指針軸AXに対して指針42の先端部44、実体目盛54、及び文字指標55よりも外周側に配置され、それぞれ実体目盛54及び文字指標55に個別に対応している。こうして各光照射部73は、指針軸AXを中心とし、車両上下方向に合わせて短軸を有し、車両左右方向に合わせて長軸を有する仮想の楕円に沿って配置されている。光照射部73の配置、特に光照射部73が投影面部53よりも視認側へ突出していることに対応して、表示板50には、遮光部57が設けられている。
遮光部57は、指針基端被覆部52とは投影面部53を挟んで反対側に配置されている。遮光部57は、表示板50の基材の湾曲により投影面部53よりも視認側に凸となり、導光プリズム部材70の複数の光照射部73をまとめて収容する光照射収容室57aを形成することで、当該各光照射部73を視認側から被覆している。
遮光部57は、実体目盛54及び文字指標55を外周側から囲むように、楕円弧状に延伸する凸壁状に形成されている。具体的に、遮光部57も、指針軸AXを中心とし、車両上下方向に合わせて短軸を有し、車両左右方向に合わせて長軸を有する仮想の楕円に沿って配置されている。
また、遮光部57は、表示板50への遮光性の印刷により、遮光性を有している。こうした遮光部57は、光照射部73から視認側へ漏光する光源光を遮光可能となっている。
さらに遮光部57は、内周側、すなわち投影面部53側を向くように設けられた複数の開口通過部57bを、各光照射部73に個別に対応するように有している。各開口通過部57bは、表示板50に穴を開けることにより投影面部53側に光学的に開口したスリット状に形成されている。
一方、各光照射部73は、導光プリズム部材70の界面として、反射面74及び照射面75を有している。反射面74は、外周側から内周側、すなわち投影面部53側へ向かう程、平板部71とは離間するように、視認側へ傾斜する傾斜面状かつ平面状に形成されている。
照射面75は、光照射部73において反射面74より内周側、より詳細には反射面74と開口通過部57bとの間に配置されている。照射面75は、開口通過部57bへ向かって凸状に湾曲する凸面状に形成されると共に、内周側から外周側へ向かう程、平板部71とは離間するように、視認側へ傾斜している。
したがって、図3,9に示すように、各発光素子63が発した光源光は、導入面72aを介して、対応する導光部72の内部へと取り込まれ、当該導光部72とは平板部71を挟んで対向する光照射部73へ導光される。光照射部73へ導光された光源光は、導光プリズム部材70の内部にて、反射面74により反射されることで、その進行方向を内周側へ偏向される。反射面74に反射された光源光は、照射面75により、投影面部53側(背面側)に少し屈折されつつ、図1に示すように、導光プリズム部材70の外部の投影面部53へ向けて帯状に照射される。
ここで、照射面75から投射された光源光は、光照射収容室57aの内部から外部へ射出される際、開口通過部57bを通過する。ここで図10に示すように、開口通過部57bの指針軸AXに対する周方向の幅が、照射面75から投射された光源光の光束の幅よりも小さく設定されていることで、開口通過部57bが絞りとして機能し、当該光源光は、確実に帯状に投影されるように整形される。こうして開口通過部57bを通過した光源光は、指針42の基端部43側とは異なる方向、より詳細には投影面部53を挟んで基端部43とは反対側である外周側から、先端部44側(すなわち内周側)へ向けて帯状に照射されることで、帯状の光目盛LPとして、投影面部53の遮光投影面56を含む視認側の表面に投影される。
図2に示すように、遮光投影面56は、遮光性の印刷により、発光素子62による背面側からの光源光を遮光しつつ、視認側から入射する光源光を視認側へ拡散反射する。このため、光目盛LPは、光照射部73の配設数と同数表示され、指針42に指示される目盛として機能する。
こうした複数の光目盛LPは、投影面部53にて、指針軸AXに対する放射方向(すなわち先端部44の延伸方向)に延伸する帯状に表示される。各光目盛LPは、指針42の先端部44と干渉しないように、投影面部53と当該先端部44との間の隙間を通じて、投影面部53のうち先端部44と重なる箇所にも投影される。このため、乗員からは、光目盛LPの一部と先端部44とが重なって視認され、指針42の指示位置はより明確になる。
また、各光目盛LPは、対応する実体目盛54を延長するように連続的に表示される。具体的に、各光目盛LPは、対応する光照射部73における照射面75の傾斜の設定により光源光の屈折方向を調整できるので、放射方向の表示範囲をそれぞれ設定可能となっている。このため、各実体目盛54の基端部43からの距離に関係なく、光目盛LPと実体目盛54とを重ね合わせて、目盛全体の長さを指針42の指示位置が認識し易いように設定することができる。
また、本実施形態では、開口通過部57bの外周側端部が視認側にも向いており、光目盛LPの表示範囲が実体目盛54から開口通過部57bまで連続して設定されている。この結果、実体目盛54、光目盛LP及び開口通過部57bが一体的なひとつの目盛を構成しているように、乗員から視認され得る。
なお、図1,2において光目盛LPは、帯幅方向に沿った複数の直線によるハッチングで示されている。また、図1では、表示の比較のため、左側を光源部60の発光素子62,63が点灯した状態、右側を光源部60の発光素子62,63が消灯した状態として図示がなされている。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を改めて以下に説明する。
以上説明した本実施形態の作用効果を改めて以下に説明する。
本実施形態によると、光照射部73により光源部60からの光源光が帯状に照射され、投影面部53に帯状の光目盛LPが投影される。こうして投影表示される光目盛LPは、光源部60を消灯したときには非表示となる。不要なときに光目盛LPが非表示となることで、乗員が感じる煩わしさを抑制することができる。一方で、光源部60が点灯したときには、光源光は、投影面部53よりも指針42の基端部43側とは異なる方向から照射されるため、光源光が視認側から照射される構成であっても、光源光の投影面部53への投影を、指針42が遮ってしまう事態を回避することができる。すなわち、光目盛LPの表示が必要なときには、指針42が投影の邪魔にならずに、光目盛LPが投影面部53にて帯状に表示され得る。以上により、必要なときには確実に表示されると共に、不要なときには非表示にすることができる斬新な光目盛LPを設けて、見栄えの印象を改善した車両用表示装置を提供することができる。
また、本実施形態によると、指針軸AXに対して、光照射部73は、外周側に配置されている。光照射部73が外周側から光目盛LPを投影するので、指針42が回動しても、当該指針42が投影の邪魔になり難く、さらには、帯状の光目盛LPを、指針軸AXを基準とした放射方向に延伸するように表示することが容易に実現できる。したがって、見栄えの印象が改善される。
また、本実施形態によると、導光部72側から視認側に突出する突起状に形成された光照射部73は、反射面74及び照射面75を有する。投影面部53に投影される光源光は、透光性基材の内部にて反射面74に反射された後、照射面75により投影面部53側に屈折されつつ照射される。仮に導光部72にて様々な進行方向の光源光が存在していたとしても、こうした反射面74及び照射面75を介することで、帯状に照射されるように照射される光源光の方向が選り分けられる。したがって、輪郭が比較的シャープな光目盛LPを投影表示することができ、見栄えの印象が改善される。
また、本実施形態によると、光照射部73を視認側から覆う遮光性の遮光部57は、光照射部73から照射された光源光を、帯状に投影されるように通過させる開口通過部57bを有する。こうした開口通過部57bにより、光目盛LPが確実に帯状に投影されると共に、光照射部73から光目盛LP以外への漏光が遮光部57により抑制されて、投影された光目盛LPのコントラストが高まる。したがって、見栄えの印象が改善される。
また、本実施形態によると、光目盛LPは、当該光目盛LPとは別の実体物として形成された実体目盛54を延長するように連続的に表示される。このように光目盛LPと実体目盛54とを組み合わせて、目盛の長さを可変にすることができるので、状況に合わせて見栄えの印象を改善できる。
(他の実施形態)
以上、一実施形態について説明したが、発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
以上、一実施形態について説明したが、発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、光照射部73は、光源光を指針42の基端部43とは異なる方向から先端部44側へ向けて投射するものであれば、指針軸AXに対する外周側から内周側へ投射するものに限られない。例えば、先端部44の回動範囲が全周でない構成において、先端部44が回動しない領域から光源光を投射することが可能である。
変形例2としては、遮光部57において開口通過部57bは、表示板50に穴を開けずに、表示板50の透光性の基材を露出させることで光学的に開口し、光源光を通過可能に構成してもよい。
変形例3としては、遮光部57は、表示板50とは別体の例えば加飾リング部材等により形成されていてもよい。また、遮光部57を設けなくてもよい。
変形例4としては、指針基端被覆部52を設けずに、指針42の基端部43が視認側に露出していてもよい。
変形例5としては、実体目盛54が設けられずに、光目盛LPのみを指針42が指示するようにしてもよい。この構成では、光源部60が消灯された場合に、目盛の表示を完全に非表示とすることができるため、乗員が目盛の表示を煩わしく感じることをより確実に抑制することができる。
変形例6としては、指針42は、U字状(コの字状)に形成されていてもよい。具体的に、指針42の基端部43は、表示板50の投影面部53の背面側に配置され、指針軸AXから外周側へ延伸する基端延伸部と、投影面部53よりも外周側に設けた開口部に通過する基端通過部とを一体的に有するL字状に形成され、指針42の先端部44のみが投影面部53よりも視認側に配置されるようにしてもよい。この場合、先端部44は、外周側に配置された基端通過部から、内周側に延伸する。これに対し、光照射部73が内周側から外周側に光源光を投射し、光目盛LPが投影面部53に投影される構成であってもよい。
変形例7としては、指針42は、可動するものであれば、指針軸AXまわりに回動する構成でなくてもよい。例えば、指針42は、先端部44の延伸方向と垂直な方向に、直線的に移動する構成であってもよい。
100 車両用表示装置、42 指針、43 基端部、44 先端部、53 投影面部、60 光源部、73 光照射部、LP 光目盛
Claims (5)
- 車両に搭載される車両用表示装置であって、
可動して目盛を指示するものであって、前記目盛を指示する先端部(44)及び前記先端部とは反対側の基端部(43)を有する指針(42)と、
前記指針の背景として配置された投影面部(53)と、
光源光を発光する光源部(60)と、
前記指針の前記基端部側とは異なる方向から前記先端部に向けて前記光源部からの前記光源光を帯状に照射することにより、前記先端部側に前記目盛としての、帯状の光目盛(LP)を、前記投影面部の視認側に投影して表示する光照射部(73)と、を備える車両用表示装置。 - 前記指針は、基端部側に位置する指針軸(AX)を回転中心として回動し、
前記光照射部は、前記指針軸に対して前記指針よりも外周側に配置され、外周側から前記光目盛を投影する請求項1に記載の車両用表示装置。 - 透光性基材により形成され、前記光源部からの前記光源光を前記透光性基材の内部に取り込んで前記光照射部へと導光する導光部(72)をさらに備え、
前記光照射部は、前記透光性基材により前記導光部と一体的に形成され、前記導光部側から視認側に突出する突起状に形成され、
前記光照射部は、
前記導光部からの前記光源光を、前記透光性基材の内部にて反射する反射面(74)と、
前記反射面からの前記光源光を前記投影面部側に屈折しつつ、前記透光性基材の外部の前記投影面部へ向けて照射する照射面(75)と、を有する請求項1又は2に記載の車両用表示装置。 - 前記光照射部を視認側から覆う遮光性の遮光部(57)をさらに備え、
前記遮光部は、光学的に開口し、前記光照射部から照射された前記光源光を、帯状に投影されるように通過させる開口通過部(57b)を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。 - 前記投影面部は、前記目盛として、前記光目盛とは別の実体物により形成された帯状の実体目盛(54)を有し、
前記光目盛は、前記実体目盛を延長するように連続的に表示される請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
Priority Applications (1)
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Citations (4)
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WO2010150583A1 (ja) * | 2009-06-22 | 2010-12-29 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
JP2012068118A (ja) * | 2010-09-23 | 2012-04-05 | Denso Corp | 表示装置 |
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JP2015087379A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-05-07 | 株式会社デンソー | 表示装置 |
-
2017
- 2017-06-08 JP JP2017113669A patent/JP2018205243A/ja active Pending
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