JP2018203219A - 着脱容易なスリップ防止器具装着タイヤ - Google Patents

Abstract

【課題】車両の冬季スリップ防止策として、勾配のある氷雪路面やアイスバーンでも登坂、発信、停止が可能で、かつ着脱が容易なタイヤのスリップ防止器具を提供する。
【解決手段】車両タイヤのトレッド部にショルダーの外側から対になるＴ字形スリット（１）を設け、そのスリットにＨ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）を挿入すれば、高速回転でも外れること無く、スリップを防止できる。Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）は、タイヤのトレッド外周全体に、等間隔に取り付ける。また、スタッドレスタイヤに設けると、ほぼ完全なスリップ防止効果が期待できる。そして氷雪以外の路面では、Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）は、簡単に取り外せる。
【選択図】図３

Description

この発明は、冬季の雪路や凍結路面において車両のタイヤに取り付ける、タイヤのスリップ防止装置に関するものである。

従来、冬季の氷雪路面の走行には、ノーマルタイヤにチェーンを巻くか、スタッドレスタイヤを使う、タイヤチェーンは年に数回しか使わないユーザーには、取り付け作業が時間のかかる面倒なものであり、またスタッドレスタイヤではツルツル氷結路面での登坂力とブレーキ制動力の低下に問題がある。

一般にスタッドレスタイヤは、以前のスパイクタイヤとの比較では、アイスバーンに対するスリップ防止力が不足し、タイヤチェーンは脱着の複雑な作業の欠点がある。
この発明は以上の欠点を、なくす為になされたものである。

タイヤの外側からトレッドに設けた対のＴ字形スリット（１）に、簡単かつ短時間に取り付けと取り外しが出来るＨ字形でブリッジ状スリップ防止器具（２）を提供する。

Ｈ字形でブリッジ状スリップ防止器具（２）には、氷雪路面に対して、今は禁止になっているスパイクタイヤと同じスリップ防止効果があり、氷雪の路面変化に容易な着脱ですばやく対応できる。

以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
車両タイヤのトレッド部に、タイヤの外側ショルダーから設けた対になるＴ字形スリット（１）に、タイヤの変形になじむ薄くバネ効果のある金属素材等のＨ字形でブリッジ状スリップ防止器具（２）を挿入すれば、高速回転でも外れずにスリップを防止する事が出きる。
Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）の接地部分は、スパイク効果のある形状にし氷雪の状況に応じた形とサイズで作製し、複数の対になるＨ字形でブリッジ状スリップ防止器具（２）を均等にタイヤのトレッド外周全体に設け、スリップに対応する。

対になるＴ字形スリット（１）は、車両の前進走行で抜けないように、タイヤの側面からトレッドに直角でなく、挿入部より終点部はタイヤの上部で作るなら、車両の少し後ろ側にする。

トレッドにスリットを作る部分（３）は、その部分のみ内面のゴムを厚くして強度を増す事も可能である。

スリップ防止器具の脱着のスピードと簡便さを優先させる場合は、否ブリッジのＨ字形一本スリップ防止器具が良い。

車両左タイヤの対になるＴ字形スリット（１）の斜視図である。 Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）の斜視図である。 車両左タイヤの対になるＴ字形スリット（１）に挿入した、Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）の斜視図である。 スリットを設ける部分（３）のタイヤの内面補強部の断面図である。

１ 対のＴ字形スリット
２ Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具
３ スリット作製箇所

Claims (3)

1. 車両のタイヤのトレッド部に、外側のショルダー部から対になるＴ字形スリット（１）を設け、そのスリットにＨ字形でブリッジ状のスリップ防止器具（２）を差込み、高速回転しても外れないようにした氷雪路面用の、タイヤのスリップ防止装置。
2. スリップ防止器具を挿入するＴ字形スリットは、タイヤの外側ショルダーからトレッド幅の３分の２ぐらいに作り、車両の前進走行で簡単に抜け落ちない為に、スリットの角度はタイヤの側面に直角でなく、挿入部より終点部は、タイヤの上部に作る場合、車両の少し後ろ側にする。
3. トレッドにスリットを作る部分（３）は、ゴムをその部分のみタイヤの内面で厚くして強度を増す事も可能である。
   また、Ｈ字形ブリッジ状スリップ防止器具（２）の替わりに、脱着の簡便さを優先させる場合は、否ブリッジで一本のスリップ防止器具を、単独Ｔ字形スリットに取り付ける。

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