JP2018201662A - 錠剤分割装置、薬品包装システム - Google Patents

錠剤分割装置、薬品包装システム Download PDF

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幸生 麻生
Yukio Aso
幸生 麻生
植田 俊明
Toshiaki Ueda
俊明 植田
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Abstract

【課題】 錠剤を分割したときに、分割された錠剤に欠けを生じる。【解決手段】 錠剤収容箱から払い出された1錠の錠剤を保持する保持部材と、前記保持部材に保持された前記錠剤と対向する位置に設けられ、前記錠剤に第1押圧力にて当接させる切刃部材と、前記切刃部材を第1押圧力にて前記錠剤に当接させた後、前記錠剤が分割されるように前記切刃部材を前記錠剤に第2押圧力にて、再度、当接させる押当部材と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、錠剤分割装置、薬品包装システムに関する。
錠剤を分割するための錠剤分割装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許第6013581号
特許文献1に係る錠剤分割装置は、分割刃が錠剤に宛がわれた状態において、駆動体が所定距離牽引された後に、牽引力を消失することにより、駆動体が付勢部材から受ける弾発力で初期位置に復帰すると、分割刃で錠剤に衝撃が与えられることにより錠剤を分割する装置である。当該錠剤分割装置では、弾性力を利用して分割刃により錠剤を分割しているが、一度の衝撃で錠剤を分割するため、分割された錠剤に欠けを生じる虞があった。
前記課題を解決するための1つの発明は、錠剤収容箱から払い出された1錠の錠剤を保持する保持部材と、前記保持部材に保持された前記錠剤と対向する位置に設けられ、前記錠剤に第1押圧力にて当接させる切刃部材と、前記切刃部材を第1押圧力にて前記錠剤に当接させた後、前記錠剤が分割されるように前記切刃部材を前記錠剤に第2押圧力にて、再度、当接させる押当部材と、を備える。
本発明によれば、錠剤に欠けを生じさせず、錠剤を分割できる。
本実施形態に係る薬品包装システムの斜視図である。 本実施形態に係る薬品包装システムの各棚の扉パネルを取り外し、下パネルを開放した状態の正面図である。 本実施形態に係る包装機構の正面図である。 本実施形態に係る錠剤収容箱の一部切欠斜視図である。 本実施形態に係る待機状態の錠剤分割装置の斜視図である。 本実施形態に係る待機状態の錠剤分割装置の側面図である。 本実施形態に係る待機状態の錠剤分割装置の保持部材の正面図である。 本実施形態に係る付勢過程の錠剤分割装置の斜視図である。 本実施形態に係る付勢過程の錠剤分割装置の側面図である。 本実施形態に係る付勢過程の錠剤分割装置の保持部材の正面図である。 本実施形態に係る当接状態の錠剤分割装置の斜視図である。 本実施形態に係る当接状態の錠剤分割装置の側面図である。 本実施形態に係る当接状態の錠剤分割装置の保持部材の正面図である。 本実施形態に係る分割状態の錠剤分割装置の斜視図である。 本実施形態に係る分割状態の錠剤分割装置の側面図である。 本実施形態に係る分割状態の錠剤分割装置の保持部材の正面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
本実施形態に係る薬品包装システム10および錠剤分割装置100について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下説明において、錠剤分割装置100の切刃部材120および押当部材130の軸に沿う方向をX方向とし、錠剤分割装置100の高さ方向をY方向とし、X方向とY方向とに直交する方向をZ方向とする。また、X方向において、切刃部材120および押当部材130が弾性付勢される方向をプラス方向として「+X方向」と示し、その反対方向を「−X方向」として示す。また、Y方向において、基台150の平板155から離れる方向を「+Y方向」として示し、その反対方向を「−Y方向」として示す。
===薬品包装システム10===
図1、図2、図3を参照しつつ、薬品包装システム10について、以下のとおり説明する。図1は、本実施形態に係る薬品包装システム10の斜視図である。図2は、本実施形態に係る薬品包装システム10の各棚25の扉パネル23を取り外し、下パネル22aを開放した状態の正面図である。図3は、本実施形態に係る薬品包装システム10の包装機構30の正面図である。
薬品包装システム10は、錠剤収容箱40から払出された所望の錠剤1を包装紙36に包装する装置である。図1、図2に示すように、薬品包装システム10は、本体20を含んで構成され、矩形状の本体20は、相互に分離可能な上部構造体21と下部構造体22とを有して構成されている。本実施形態において、本体20は、下部構造体22上に上部構造体21が積層されて連結された構造とする。
上部構造体21内には、後述する錠剤収容箱40及び錠剤分割装置100を収納するために前面、上面及び下面を開放できるケース収納部21aを備え、ケース収納部21aの天面は、着脱可能な天板21bで閉塞されている。
図1、図2に示すように、上部構造体21のケース収納部21a内には、例えば、棚25が、左右方向に4列配列され、上下方向に5段配列され、合計20個配設されている。各棚25の前端には扉パネル23が取り付けられ、全ての棚25がケース収納部21a内に収納された状態で、各扉パネル23が上部構造体21の前面開口を閉塞する。
棚25の構成は、図1に示すように、その中央に上下方向(高さ方向)に開放した通路24が前後方向に渡って形成されており、例えば、この通路24を挟む左右両側に、錠剤収容箱40、駆動ベース50および錠剤分割装置100が前後方向に並設して取り付けられている。なお、錠剤収容箱40、駆動ベース50および錠剤分割装置100については、詳細に後述する。
下部構造体22は、前面及び上面が開放され、上面において上部構造体21と連通する。図2に示すように、下部構造体22内には、後述する包装機構30が収納設置されている。また、前面の開口は観音開き式の下パネル22aにより開閉自在に閉塞されている。
図3に示すように、包装機構30は、プリンタ31、ホッパー32の下端開口32aに取り付けられたノズル33、シリコンゴムから成る熱シールヘッド34、ロール35から引き出された包装紙36を搬送するローラ37、包装紙36を切断するカッター38、分包化されて切断された包装紙36を下パネル22aに設けられた取出口22cまで搬送するコンベア39であり、包装紙36の搬送経路に沿って順次設けられている。また、包装機構30は、熱シールヘッド34を動作させるためのモータ34a、ローラ37を駆動するモータ37aおよびコンベア39のモータ39aを備える。
包装紙36は、帯状に形成された包装紙36を、帯の延伸方向に沿って谷折りで半分に折り返した状態でロール35に巻回されており、谷折りされた包装紙36によって形成される、相対する2つの面がノズル33を両側から挟むように包装機構30に装着される。そして、包装紙36は、ローラ37によってロール35から引き出された後、プリンタ31により表面に印字が成される。
そして、ノズル33から払出される錠剤1が包装紙36内に投入され、熱シールヘッド34による熱溶着で、包装紙36は一包毎に区画される。区画されて分包化された包装紙36は、カッター38で切断され、コンベア39によって本体20の正面に設けられている取出口22cに搬送される。
包装機構30は、下部構造体22内の底面左右に取り付けられた引出レール22bに着脱可能にネジ止めされている。これにより包装機構30は、下パネル22aを開放した状態で、下部構造体22内から前方に引出自在とされ、更に、引き出した状態で該引出レール22bに着脱可能とされている。なお、この包装機構30と下部構造体22間に着脱自在にコネクタ接続された包装機構30用のハーネス(不図示)は、包装機構30の引出量を充分に許容できる長さを有している。
==錠剤収容箱40==
図4を参照しつつ、錠剤収容箱40について、以下のとおり説明する。図4は、本実施形態に係る錠剤収容箱40の一部切欠斜視図である。
錠剤収容箱40は、錠剤分割装置100とともに薬品包装システム10の棚25に配置され、錠剤1を収容する収容箱であり、必要に応じて錠剤分割装置100の保持部材110に錠剤1を払出すものである。錠剤1は、例えば、粉末あるいは結晶性の医薬品を略円筒形状に成形して固めた錠剤である。錠剤1は、そのほか、丸剤、坐剤、トローチ剤などであっても良い。
図4には、錠剤収容箱40の外観構成例が示されている。錠剤収容箱40は、錠剤1を収容する収容容器41と、収容容器41の内部に設けられる回転機構42と、を備える。
収容容器41は、患者に処方される錠剤1を種類毎に収納する容器である。収容容器41は、略円筒形状の円筒部41aと、収容容器41の底板41cの周縁に錠剤1を払出す錠剤払出口41bと、を有する。円筒部41aには、略円柱形状の円柱部42aを有して形成される回転機構42が回転可能に軸支されている。回転機構42は、その回転軸線が円筒部41aの中心軸と一致するように、収容容器41に取り付けられている。つまり、回転機構42は、その回転軸線を中心として収容容器41内で回転する。
回転機構42の円柱部42aは、収容容器41の底板41cを所定の厚さで覆い、その厚さ方向(鉛直方向)に錠剤1を錠剤払出口41bに案内するための縦溝42bが穿設されている。収容容器41内の1つの錠剤1は、縦溝42bに入り込み、回転機構42の回転にともなって収容容器41内を回転方向に移動する。縦溝42b内の錠剤1は、縦溝42bが錠剤払出口41bに到達すると、錠剤払出口41bから払出される。
この動作の過程において、縦溝42bに他の錠剤1が入り込まないように、収容容器41には、例えば、その内側面から縦溝42bの入り口を塞ぐように板状に延伸するブラシ部材42cが設けられている。これにより、錠剤1が入り込んだ縦溝42bが、所定の位置に移動すると、ブラシ部材42cが縦溝42bの入口部分を塞いでいるため、縦溝42bに他の錠剤1が入り込まない。
==駆動ベース50==
駆動ベース50は、例えば、ブラシ付き直流モータから成るドラム駆動用モータとしてのドラムモータ(不図示)を有して構成される。回転機構42は、このドラムモータによって正転方向あるいは逆転方向に回転される。駆動ベース50のケースから突出する駆動軸(不図示)は、回転機構42の底部の中央に設けられる回転伝達孔(不図示)と噛合する。これにより、駆動ベース50の駆動力が回転機構42に伝達される。
なお、錠剤収容箱40は、例えば錠剤払出口41bから錠剤1が1つずつ払出されるような構造のものであればよく、その構造が限定されるものではない。また、駆動ベース50は、例えば回転伝達孔に回転力を伝達できるものであればよく、その構造が限定されるものではない。
===錠剤分割装置100===
図5、図6、図7を参照しつつ、錠剤分割装置100の構成について、以下のとおり説明する。図5は、本実施形態に係る待機状態の錠剤分割装置100の斜視図である。図6は、本実施形態に係る待機状態の錠剤分割装置100の側面図である。図7は、本実施形態に係る待機状態の錠剤分割装置100の保持部材110の正面図である。なお、図5、図6では、一部の部材を省略して、主に、本実施形態における錠剤1の分割動作に必要な部材を示している。
錠剤分割装置100は、錠剤収容箱40とともに薬品包装システム10の棚25に配置され、錠剤収容箱40から払出される錠剤1を分割する装置である。また、言うまでもなく、錠剤分割装置100は、薬品包装システム10に配置される場合にのみ用いられるものではなく、それ単体で用いることもできる。図5に示すように、錠剤分割装置100は、保持部材110と、切刃部材120と、押当部材130と、押当切替部材140と、基台150と、を含んで構成されている。以下、それぞれの構成部材について、詳細に説明をする。
==保持部材110==
保持部材110は、錠剤収容箱40から払出された1錠の錠剤1を所定の位置で保持する部材である。図5に示すように、保持部材110は、払出された錠剤1を収容するように配設されている。また、保持部材110は、錠剤1を保持した状態において、後述する刃部121と錠剤1とが対向するように配置されている(図9参照)。これにより、刃部121による、錠剤1にクラックを入れる箇所と錠剤1を分割する箇所にズレを生じさせない。
なお、図7、図10、図13、図16に示す保持部材110の形状は、本実施形態の錠剤分割装置100の構造を説明するための一例を示すものであり、1つの錠剤1を保持できればよく、その形状が限定されるものではない。
==切刃部材120==
切刃部材120は、保持部材110で保持される錠剤1にクラックを入れ、更に、錠剤1を分割するための部材である。このような切刃部材120は、図5、図6に示すように、例えば、刃部121と、胴部122と、付勢受部123と、を含んで構成されている。
<<刃部121>>
刃部121は、切刃121aを有する刃であり、例えばステンレス材料で形成されている。なお、切刃121aとは、刃部121の先端(+X方向側)に向かうにつれて刃厚が薄くなる鋭利な部分をいう。切刃121aは、保持された錠剤1と対向するように配置されている。そして、刃部121は、切刃121aを錠剤1に当接させてクラックを入れ、更に、強い力で当接させて錠剤1を分割する役割を有する。
<<胴部122>>
胴部122は、刃部121における錠剤1と反対側(−X方向側)に連続的に設けられ、例えば棒形状のステンレス部材である。本実施形態において、胴部122は、後述する押当部材130の第1弾性部材131から弾性力を受ける部材である。つまり、胴部122は、第1弾性部材131から受ける錠剤1に向かう方向(+X方向)の弾性力を刃部121に伝達する。
<<付勢受部123>>
付勢受部123は、胴部122における刃部121と反対側に連続的に設けられ、後述する押当切替部材140から押動力を受ける部材である。付勢受部123は、例えばステンレス材料で形成されている。付勢受部123は、例えば胴部122の−X方向側の端部をL型に形成するように、胴部122から+Y方向に突起状に設けられている。付勢受部123のY方向の長さは、押当切替部材140との位置関係により決定される。詳細は後述するが、付勢受部123は、押当切替部材140の押当付勢部141cが回動する際に、−X方向に押動されるように形成、配設されている。
==押当部材130==
押当部材130は、弾性力を発生させるとともに、該弾性力を切刃部材120に伝達する部材である。このような押当部材130は、図5、図6に示すように、例えば、第1弾性部材131と、押当補助部材132と、第2弾性部材133と、を含んで構成されている。
<<第1弾性部材131>>
第1弾性部材131は、切刃部材120を+X方向に弾性付勢する部材である。第1弾性部材131は、例えばコイルバネであり、コイルバネを内通するように切刃部材120の胴部122が配設される。また、第1弾性部材131の+X方向側の端部が胴部122に接続され、−X方向側の端部が後述する第1支持部材151に接続されている。これにより、胴部122が−X方向に向かって移動するにつれて、第1弾性部材131は、+X方向に弾性付勢される。
<<押当補助部材132>>
押当補助部材132は、切刃部材120に対して、錠剤1を分割するための押圧力(第2押圧力)を与える部材である。押当補助部材132は、例えば棒形状のステンレス部材である。押当補助部材132は、切刃部材120の胴部122の−X方向側で同軸に配設される。そして、押当補助部材132は、切刃部材120の胴部122が−X方向に向かって移動するときに、胴部122の−X方向側の端部により、押当補助部材132の+X方向側の端部が移動方向に押動される。
押当補助部材132は、切替留部132aを有している。切替留部132aは、棒形状の押当補助部材132から+Y方向に突起状に形成される。切替留部132aは、後述する第2弾性部材133が弾性付勢されている状態において、後述する切替回転部142bの引掛片142b1に引っ掛かることで、その状態を保持するための部分である。また、切替留部132aは、図6に示す待機状態において、第1支持部材151と当接するように設けられている。
<<第2弾性部材133>>
第2弾性部材133は、押当補助部材132を+X方向に弾性付勢する部材である。第2弾性部材133は、例えばコイルバネであり、コイルバネを内通するように押当補助部材132が配設される。第2弾性部材133の一端は切替留部132aに接続され、他端は後述する第2支持部材152bに接続されている。これにより、切替留部132aが−X方向に向かって移動するにつれて、第2弾性部材133は、+X方向に弾性付勢される。
==押当切替部材140==
押当切替部材140は、第1弾性部材131の弾性力に抗して切刃部材120を錠剤1から所定距離だけ離した後、第1弾性部材131の弾性力にしたがって切刃部材120を錠剤1に所定の力(以下、「第1押圧力」と称する。)で当接させ、更に、第2弾性部材133の弾性力に抗して押当補助部材132を錠剤1から所定距離だけ離した後、第2弾性部材133の弾性力にしたがって押当補助部材132を所定の力(以下、「第2押圧力」と称する。)で切刃部材120に当接させるための部材である。第1押圧力とは、錠剤1に切刃121aを当接させたときに、錠剤1にクラックが生じる程度の力である。第2押圧力とは、クラックを生じた錠剤1に更に切刃121aを当接させたときに、クラックにしたがって錠剤1が分割される程度の力である。なお、切刃部材120、押当部材130および押当切替部材140は、第1押圧力が第2押圧力よりも小さくなるように、夫々が配置、構成されている。このように切刃部材120および押当補助部材132を動作させる押当切替部材140は、例えばステンレス材料で形成され、図5、図6に示すように、例えば、回転付勢部材141と、切替保持部材142と、を含んで構成されている。
<<回転付勢部材141>>
回転付勢部材141は、回転運動することで、第1弾性部材131および第2弾性部材133を弾性付勢する部材である。図5、図6に示すように、回転付勢部材141は、回転駆動部141aと、回転軸141bと、押当付勢部141cと、を含んで構成されている。
回転駆動部141aは、例えば、ベルト(不図示)を介して駆動モータ(不図示)との間で循環駆動する部分である。つまり、回転駆動部141aは、駆動モータの回転運動に応じて回転する。ただし、回転駆動部141aは、駆動モータとの間で循環駆動するような構造である必要はなく、人力で回転させるような構造のものであってもよい。
回転軸141bは、回転駆動部141aの回転中心からZ方向に沿って延び出るように固設され、回転駆動部141aの回転に応じて回転する部分である。
押当付勢部141cは、回転軸141bに設けられる略L形状を呈する部分である。押当付勢部141cの略中央部には、回転軸141bが貫通するように固設されている。押当付勢部141cの一端には、−Z方向に向かって突出するように略円柱形状の押当片141c1が設けられている。ただし、押当片141c1の形状は限定されるものではない。
押当片141c1は、回転軸141bの回転に応じて押当付勢部141cが回転すると、切刃部材120の付勢受部123に押し当たり、第1弾性部材131の弾性力に抗して切刃部材120の胴部122を押し動かすとともに、切刃部材120を介して押当補助部材132をも押し動かす。そこから更に押当付勢部141cが回転すると、押当片141c1は、第2弾性部材133の弾性力にしたがって押当補助部材132を運動させるように、後述する切替保持部材142に作用する。なお、具体的な各部の動作については、詳細に後述する。
<<切替保持部材142>>
切替保持部材142は、回転付勢部材141の回転運動に応じて、押当補助部材132が弾性付勢されている状態と弾性付勢されていない状態を切り替える部材である。図5、図6に示すように、切替保持部材142は、例えば、切替回転軸142aと、切替回転部142bと、切替弾性体142cと、を含んで構成されている。
切替回転軸142aは、後述する切替回転部142bの一端が回動可能に接続される固定された軸である。切替回転軸142aは、後述する固定板154の平面から鉛直に延び出るように固設されている。
切替回転部142bは、押当補助部材132の切替留部132aと係り合い、更に、押当付勢部141cの押当片141c1と係り合う部分である。切替回転部142bの一端は、切替回転軸142aを取り囲むように軸支されている。切替回転部142bは、引掛片142b1を有する。引掛片142b1は、切替回転部142bの一端から延び出る本体の略中央部から下方(−Y方向側)に向かって突起状に設けられている。ただし、切替回転部142bは、その引掛片142b1の配置箇所が限定されるものではない。
引掛片142b1は、切替留部132aと係り合うことで、押当補助部材132が弾性付勢されている状態を保持する。また、切替回転部142bの他端部が、押当片141c1に押動されると、引掛片142b1と切替留部132aとの係り合いが解除され、押当補助部材132が弾性力にしたがって動作するように状態を切り替える。なお、具体的な各部の動作については、詳細に後述する。
切替弾性体142cは、切替回転部142bに対して−Y方向側に向かう弾性力を付与する部材である。切替弾性体142cは、例えばコイルバネである。切替弾性体142cの一端は切替回転部142bに接続され、他端は後述する第1支持体に接続されている。ただし、第1支持体に接続されている必要はなく、切替保持部材142に対して−Y方向側に配置される固定された部材に接続されていればよい。これにより、切替回転部142bは、−Y方向側に弾性付勢されるため、その引掛片142b1と切替留部132aとの係り合いを保持できる。
==基台150==
基台150は、上述した切刃部材120、押当部材130および押当切替部材140の夫々を、動作可能に固定する部材である。基台150は、例えばステンレス材料で形成され、図5、図6に示すように、例えば、第1支持部材151と、第2支持部材152と、払出口153と、固定板154と、固定刃155を平板156に固定して構成されている。
第1支持部材151は、切刃部材120を支持する略直方体形状の部材である。第1支持部材151は、支持孔151aを有する。支持孔151aには、切刃部材120の胴部122が支持されるように、胴部122が移動可能に挿通されている。第1支持部材151の+X方向側の端面には、第1弾性部材131の一端が接続されている。つまり、第1支持部材151は、第1弾性部材131の固定端となる。一方、−X方向側の端面には、付勢受部123が接して止められている。つまり、第1支持部材151は、付勢受部123を接して止めることで、切刃部材120の+X方向への移動を制限する。ただし、第1支持部材151は、図示した構成に限定されず、切刃部材120の胴部122を移動可能に支持し、第1弾性部材131の固定端となるような構造のものであればよい。
第2支持部材152は、押当部材130の押当補助部材132を支持する部材である。第2支持部材152は、例えば、L型の長尺形状を呈し、対向する一対で構成される部材である。第2支持部材152は、支持孔152cを有する。支持孔152cには、押当補助部材132が移動可能に挿通されている。つまり、第2支持部材152は、一方の第2支持部材152aと他方の第2支持部材152bとで押当補助部材132の両端部を移動可能に支持している。一方の第2支持部材152aは、一対の第2支持部材152のうち、+X方向側に配置される支持部材である。第2支持部材152aには、切替留部132aが接して止められている。第2支持部材152aは、押当補助部材132を支持するとともに、切替留部132aを接して止めることで、押当補助部材132の+X方向への移動を制限する。他方の第2支持部材152bは、一対の第2支持部材152のうち、−X方向側に配置される支持部材である。第2支持部材152bの+X方向側の平面には、第2弾性部材133の一端が接続されている。つまり、第2支持部材152bは、第2弾性部材133の固定端となる。ただし、第2支持部材152bは、図示した構成に限定されず、押当補助部材132を移動可能に支持し、第2弾性部材133の固定端となるような構造のものであればよい。
払出口153は、分割された錠剤1が払出される開口である。払出口153の下部には、斜め下方に延在する払出シュート(不図示)が設けられ、錠剤1は払出シュートを通じて包装機構30に搬送される。
固定板154は、回転軸141bおよび切替回転軸142aを軸支する平板状の部材である。
固定刃155は、錠剤1を刃部121とで挟む部材である。固定刃155は、刃部121と同様の切刃を有する刃である。固定刃155は、例えば固定刃保持材155aで固定されている。固定刃保持材155aは、保持部材110の+X方向側に隣接するように平板156上に配設されている。これにより、保持部材110に保持される錠剤1は、固定刃155と当接し、切刃部材120が錠剤1に第1押圧力で当接したとき、錠剤1における切刃部材120と反対側の面にクラックを入れられる。同様に、切刃部材120が錠剤1に第2押圧力で当接したとき、錠剤1を切刃部材120と反対側から分割するように作用する。
===動作===
錠剤分割装置100の動作について、動作順に、待機状態、付勢過程、押当状態、分割状態に分けて、それぞれの状態を以下のとおり詳細に説明する。なお、図9、図12、図15では、各部の動きの方向を実線矢印で示し、待機状態と比較して大きく弾性付勢されている状態を、その方向とともに破線矢印で示す。
<<待機状態>>
図5、図6、図7を参照しつつ、錠剤分割装置100の待機状態について、以下のとおり説明する。
図5に示すように、錠剤分割装置100の待機状態とは、錠剤収容箱から払出された錠剤1が保持部材110に保持される前の状態である。図7に示すように、待機状態では、錠剤1は、刃部121の+Y方向側の端辺に載置されている。
図6に示すように、切刃部材120は、第1弾性部材131により+X方向に弾性付勢されている。そして、切刃部材120は、第1支持部材151に付勢受部123が当接する状態で保持されている。このとき、刃部121は、少なくとも保持部材110の+X方向側の仮端面に配置される。
押当部材130の押当補助部材132は、切刃部材120と同軸に、その−X方向側の端部と隣接するように配置されている。押当補助部材132は、第2弾性部材133により+X方向に向かって弾性付勢されている。そして、押当補助部材132は、第2支持部152aに切替留部132aが当接する状態で保持されている。
押当切替部材140の回転付勢部材141は、回転駆動部141aに回転駆動力が伝達されていないため、何かに力を与えるような状況ではない。押当切替部材140の切替保持部材142は、その切替回転部142bが切替回転軸142aを中心として図6の紙面に向かって反時計回り方向に弾性付勢されている。このとき、切替回転部142bの引掛片142b1は、該弾性付勢により、押当補助部材132の切替留部132aに+Y方向側から押し当たる。
<<付勢過程>>
図8、図9、図10を参照しつつ、錠剤分割装置100の付勢過程について、以下のとおり説明する。図8は、本実施形態に係る付勢過程の錠剤分割装置100の斜視図である。図9は、本実施形態に係る付勢過程の錠剤分割装置100の側面図である。図10は、本実施形態に係る付勢過程の錠剤分割装置100の保持部材110の正面図である。
図8に示すように、錠剤分割装置100の付勢過程とは、待機状態から、第1弾性部材131と第2弾性部材133を弾性付勢する過程をいう。図9、図10に示すように、付勢過程では、錠剤1は、固定刃155に当接しつつ保持部材110に保持されている。
図9に示すように、切刃部材120の付勢受部123は、押当片141c1により−X方向に押動される。これに伴い、刃部121が保持部材110から離れるように動作するため、刃部121の+Y方向側の端辺に載置されていた錠剤1は、保持部材110の窪みに落下して保持される。第1弾性部材131は、切刃部材120の胴部122が−X方向に動くにつれて弾性付勢される。つまり、切刃部材120には、第1弾性部材131により第1押圧力に等しい弾性力が付勢される。
押当部材130の押当補助部材132は、切刃部材120が−X方向に向かって押動されるため、切刃部材120の−X方向側の端面により−X方向に押動される。第2弾性部材133は、押当補助部材132が−X方向に動くにつれて弾性付勢される。つまり、押当補助部材132には、第2弾性部材133により第2押圧力に等しい弾性力が付勢される。
押当切替部材140の回転付勢部材141は、回転駆動部141aに回転駆動力が加わることにより、回転軸141bを介して回転する。図9の紙面に向かって反時計回りに回転する押当片141c1は、切刃部材120の付勢受部123を−X方向に押動する。押当切替部材140の切替保持部材142は、押当補助部材132が−X方向に押動されると、その引掛片142b1を切替留部132aに引っ掛ける。この状態において、切替弾性体142cは、切替回転部142bを−Y方向側に弾性付勢するため、引掛片142b1が切替留部132aに引っ掛けられた状態を保持できる。これにより、押当部材130は、第2弾性部材133が弾性付勢された状態を保持できる。
<<当接状態>>
図11、図12、図13を参照しつつ、錠剤分割装置100の当接状態について、以下のとおり説明する。図11は、本実施形態に係る当接時の錠剤分割装置100の斜視図である。図12は、本実施形態に係る当接時の錠剤分割装置100の側面図である。図13は、本実施形態に係る当接時の錠剤分割装置100の保持部材110の正面図である。
図11に示すように、錠剤分割装置100の当接状態とは、錠剤1が刃部121に第1押圧力で当接された状態である。図13に示すように、当接状態では、錠剤1は、刃部121から受ける第1押圧力によりクラックを生じる。また、同時に、錠剤1は、該第1押圧力で固定刃155に当接し、クラックを生じる。つまり、錠剤1における+X方向側および−X方向側の面に、クラックが生じる。
図12に示すように、切刃部材120は、第1弾性部材131の弾性力にしたがって錠剤1に第1押圧力で当接し、錠剤1にクラックを入れる。切刃部材120は、付勢過程で−X方向に所定の位置まで押し下げられたとき、押当片141c1と付勢受部123の係り合いが外れる。そして、刃部121が錠剤1に当接するように、弾性力にしたがって+X方向に移動する。
押当部材130は、付勢過程において、引掛片142b1が切替留部132aに引掛かけた状態を保持する。つまり、押当部材130は、第2弾性部材133が弾性付勢された状態を保持している。
押当切替部材140の回転付勢部材141は、付勢過程において、その押当片141c1が付勢受部123との係り合いが外れる。また、押当切替部材140の切替保持部材142は、付勢過程と同じ状態を保持している。
<<分割状態>>
図14、図15、図16を参照しつつ、錠剤分割装置100の分割状態について、以下のとおり説明する。図14は、本実施形態に係る分割時の錠剤分割装置100の斜視図である。図15は、本実施形態に係る分割時の錠剤分割装置100の側面図である。図16は、本実施形態に係る分割時の錠剤分割装置100の保持部材110の正面図である。
図14に示すように、錠剤分割装置100の分割状態とは、刃部121が錠剤1に第2押圧力で当接して分割した状態である。図16に示すように、分割状態では、錠剤1は、刃部121から受ける第2押圧力により分割される。また、同時に、錠剤1は、該第2押圧力で固定刃155に当接し、分割される。
図15に示すように、押当切替部材140の回転付勢部材141は、押当片141c1により切替回転部142bにおける切替回転軸142aに接続される端部と反対側の端部を押し上げる。これにより、切替留部132aと引掛片142b1との係り合いが外れる。
押当部材130の押当補助部材132は、切替留部132aと引掛片142b1との係り合いが外れることで、第2弾性部材133から受ける弾性力にしたがって+X方向に移動する。これにより、押当補助部材132は、切刃部材120の−X方向側の端部に押し当たる。そして、切刃部材120は、錠剤1に第2押圧力で当接し、錠剤1を分割させる。
===その他の実施形態===
上記において、錠剤1が二等分されるように記載、図示したが、これに限定されない。例えば、刃部121が十字形状を呈するようなものでも良く、この場合、錠剤1は四等分される。同様に考えて、刃部121は、錠剤1を六等分や八等分できるものであっても良い。また、この場合、固定刃155は刃部121と同じ形状を呈するものとする。
上記において、切刃部材120(刃部121a)は、保持部材110で保持される錠剤1にクラックを入れ、更に、錠剤1を分割するための部材であるとして説明したが、これに限定されない。切刃部材120は、第1押圧力により錠剤1に視認できるようなクラックを入れることができなくてもよく、錠剤1の表面に窪みや、内部に亀裂など、錠剤1に物理的な変化を生じさせることができればよい。つまり、錠剤分割装置100は、錠剤1に第1押圧力で切刃部材120を当接させて、錠剤1に物理的な変化を生じさせ、その後、錠剤1に第2押圧力で切刃部材120を当接させることにより分割することができるように構成されていればよい。
上記において、基台150には、固定刃155を含んで構成されているとして記載したが、これに限定されず、錠剤分割装置100は固定刃155を備えていなくてもよい。この場合、錠剤分割装置100は、−X方向側から切刃部材120を錠剤1に第1押圧力および第2押圧力で当接させて、錠剤1を分割できるように構成されていればよい。また、固定刃155は、固定刃保持材155aで固定されていることに限定されず、例えば、錠剤1を挟んで刃部121と対向するように、保持部材110の一部としてその+X方向側の端面(不図示)に設けられていてもよい。
上記において、押当切替部材140は回転付勢部材141と切替保持部材142とを含んで構成されているとして記載したが、これに限定されない。回転付勢部材141のように回転する機構を用いる必要はなく、例えば、切刃部材120に第1押圧力を与え、その後に第2押圧力を与えて、錠剤1を分割するような機構を有していればよい。
上記において、当接状態では、錠剤1が刃部121に第1押圧力で当接されているとして説明したが、これに限定されない。錠剤分割装置100は、刃部121が錠剤1に第1押圧力で当接し、その後、刃部121が錠剤1から離された状態を創出し、再度、刃部121が錠剤1に第2押圧力で当接するように構成されていてもよい。
上記において、薬品包装システム10は、上部構造体21と下部構造体22とを有して構成されているとして説明したが、これに限定されない。例えば、1つの錠剤収容箱40とそれに対応する1つの錠剤分割装置100を備えた小型の錠剤分割システムに、簡易的な包装装置を備えた薬品包装システムであってもよい。
===まとめ===
本実施形態における錠剤分割装置100は、錠剤収容箱40から払い出された1錠の錠剤1を保持する保持部材110と、保持部材110に保持された錠剤1と対向する位置に設けられ、錠剤1に第1押圧力にて当接させる切刃部材120と、切刃部材120を第1押圧力にて錠剤1に当接させた後、錠剤1が分割されるように切刃部材120を錠剤1に第2押圧力にて、再度、当接させる押当部材130と、を備える。本実施形態によれば、保持部材110に保持される錠剤1に第1押圧力で当接した後に、第2押圧力を加えて錠剤1を分割することにより、錠剤1に欠けを生じさせないように、錠剤1を分割できる。
また、本実施形態における錠剤分割装置100は、切刃部材120が、第1押圧力にて錠剤1にクラックを生じさせた後、押当部材130が、錠剤1がクラックに従って分割されるように切刃部材120を錠剤1に再度当接させる。本実施形態によれば、第1押圧力でクラックを入れ、その後、第2押圧力で分割しているため、より正確に錠剤を分割できる。
また、本実施形態における錠剤分割装置100の押当部材130は、錠剤1にクラックが生じるように切刃部材120を錠剤1に当接させた後、切刃部材120が錠剤1に接触した状態において、錠剤1がクラックに従って分割されるように切刃部材120を錠剤1に再度当接させる。本実施形態によれば、切刃部材120が錠剤1に当接した状態を保持するため、より正確に、錠剤1に欠けを生じさせないように錠剤1を分割できる。
また、本実施形態における錠剤分割装置100による前記第1押圧力は、前記第2押圧力よりも小さい。本実施形態によれば、クラックに従って分割する際に、クラックを入れるときよりも大きな押圧力を加えることにより、錠剤1に欠けを生じさせないように、より確実に錠剤1を分割できる。
また、本実施形態における錠剤分割装置100の押当部材130は、切刃部材120を錠剤1の方向に弾性付勢する第1弾性部材131と、切刃部材120の錠剤1とは反対側の位置に設けられる押当補助部材132と、押当補助部材132を錠剤1の方向に弾性付勢する第2弾性部材133と、第1弾性部材131の弾性力に抗して切刃部材120を錠剤1から所定距離だけ離した後、第1押圧力となる第1弾性部材131の弾性力に従って切刃部材120を錠剤1に当接させ、更に、第2弾性部材133の弾性力に抗して押当補助部材132を錠剤1から所定距離だけ離した後、第2押圧力となる第2弾性部材133の弾性力に従って押当補助部材132を切刃部材120に当接させる押当切替部材140と、を有する。本実施形態によれば、弾性力を用いて、第1押圧力および第2押圧力を加えることにより、錠剤1に欠けを生じさせないように、より確実に錠剤1を分割できる。
また、本実施形態における錠剤分割装置100は、保持部材110に保持された錠剤1に当接し、錠剤1を挟んで切刃部材120の刃部121と対向する位置に設けられる固定刃155をさらに備える。本実施形態によれば、錠剤1の切刃部材120に対向する方向と、その反対方向と、から錠剤1に対して切刃を当接させることができるため、錠剤1に欠けを生じさせないように、より確実に錠剤1を分割できる。
前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更や改良等が可能であり、また、本発明はその等価物も含む。
1 錠剤
10 薬品包装システム
30 包装機構
40 錠剤収容箱
100 錠剤分割装置
110 保持部材
120 切刃部材
130 押当部材
131 第1弾性部材
132 押当補助部材
133 第2弾性部材
140 押当切替部材
155 固定刃

Claims (7)

  1. 錠剤収容箱から払い出された1錠の錠剤を保持する保持部材と、
    前記保持部材に保持された前記錠剤と対向する位置に設けられ、前記錠剤に第1押圧力にて当接させる切刃部材と、
    前記切刃部材を前記第1押圧力にて前記錠剤に当接させた後、前記錠剤が分割されるように前記切刃部材を前記錠剤に第2押圧力にて、再度、当接させる押当部材と、
    を備えたことを特徴とする錠剤分割装置。
  2. 前記切刃部材が、前記第1押圧力にて前記錠剤にクラックを生じさせた後、前記押当部材が、前記錠剤が前記クラックに従って分割されるように前記切刃部材を前記錠剤に再度当接させることを特徴とする請求項1に記載の錠剤分割装置。
  3. 前記押当部材は、前記錠剤にクラックが生じるように前記切刃部材を前記錠剤に当接させた後、前記切刃部材が前記錠剤に接触した状態において、前記錠剤が前記クラックに従って分割されるように前記切刃部材を前記錠剤に再度当接させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の錠剤分割装置。
  4. 前記第1押圧力は、前記第2押圧力よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の錠剤分割装置。
  5. 前記押当部材は、
    前記切刃部材を前記錠剤の方向に弾性付勢する第1弾性部材と、
    前記切刃部材の前記錠剤とは反対側の位置に設けられる押当補助部材と、
    前記押当補助部材を前記錠剤の方向に弾性付勢する第2弾性部材と、
    前記第1弾性部材の弾性力に抗して前記切刃部材を前記錠剤から所定距離だけ離した後、前記第1押圧力となる前記第1弾性部材の弾性力に従って前記切刃部材を前記錠剤に当接させ、更に、前記第2弾性部材の弾性力に抗して前記押当補助部材を前記錠剤から所定距離だけ離した後、前記第2押圧力となる前記第2弾性部材の弾性力に従って前記押当補助部材を前記切刃部材に当接させる押当切替部材と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の錠剤分割装置。
  6. 前記保持部材に保持された前記錠剤に当接し、前記錠剤を挟んで前記切刃部材と対向する位置に設けられる固定刃を
    さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の錠剤分割装置。
  7. 錠剤が収容される錠剤収容箱と、
    請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の錠剤分割装置と、
    前記錠剤分割装置で分割された錠剤を含む複数の錠剤を包装する包装装置と、
    を備えることを特徴とする薬品包装システム。
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