JP2018200895A - 多芯ケーブル - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
Abstract
Description
中心導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である同軸電線を複数本含むか、導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である絶縁電線を複数本含むか、または前記同軸電線および前記絶縁電線を複数本含む、多芯ケーブルであって、
複数本の前記同軸電線のすべて、または複数本の前記絶縁電線のすべて、または複数本の前記同軸電線および複数本の前記絶縁電線のすべてをその中に含むように前記同軸電線および前記絶縁電線の少なくとも一方の周囲に巻き付けられた樹脂テープと、前記樹脂テープの周囲を覆う金属から構成された遮蔽層と、前記遮蔽層の周囲を覆い前記多芯ケーブルの最外層に配置される外被と、を備え、
前記外被が、熱可塑性加硫物またはテトラフルオロエチレン−プロピレン系フッ素ゴムから構成されている。
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明の実施形態に係る多芯ケーブルは、
(1)中心導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である同軸電線を複数本含むか、導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である絶縁電線を複数本含むか、または前記同軸電線および前記絶縁電線を複数本含む、多芯ケーブルであって、
複数本の前記同軸電線のすべて、または複数本の前記絶縁電線のすべて、または複数本の前記同軸電線および複数本の前記絶縁電線のすべてをその中に含むように前記同軸電線および前記絶縁電線の少なくとも一方の周囲に巻き付けられた樹脂テープと、前記樹脂テープの周囲を覆う金属から構成された遮蔽層と、前記遮蔽層の周囲を覆い前記多芯ケーブルの最外層に配置される外被と、を備え、
前記外被が、熱可塑性加硫物またはテトラフルオロエチレン−プロピレン系フッ素ゴムから構成されている。
この構成によれば、所望の耐熱性、耐電圧性および高柔軟性を満たす多芯ケーブルを提供することができる。
良好な耐熱性や耐電圧性を維持しながら、多芯ケーブルの小径化を図ることができる。
以下、本発明に係る多芯ケーブルの実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態の多芯ケーブルの断面図であり、図2(A)は中央層に配置された第一同軸電線ユニットの断面図であり、図2(B)は周辺層に配置された第二同軸電線ユニットの断面図である。
外被60の材料としては、熱可塑性加硫物(thermoplastic vulcanizate(TPV))、またはテトラフルオロエチレン−プロピレン系(FEPM)フッ素ゴムを用いると良い。外被60としてTPVやFEPMフッ素ゴムを用いることで、耐熱性、耐電圧性および高柔軟性のいずれの特性も良好な多芯ケーブル1を提供することができる。
多芯ケーブル1(同軸電線が100本含まれる)において、外被60を構成する材料を変えて耐熱性、耐電圧性および柔軟性に関する評価を行った。外被60を構成する材料としては、実施例である例1では熱可塑性加硫物(TPV)を用い、実施例である例2ではFEPMフッ素ゴムを用いた。一方、比較例である例3〜例5では、外被60を構成する材料として、従来より使用されているポリ塩化ビニル(PVC)、シリコーン、フッ素樹脂(PFA)をそれぞれ用いた。外被の厚さは0.1〜0.3mmであることが好ましい。外被60の厚さが0.1mm未満であると、ケーブルの耐電圧の点で不利となる。外被60の厚さが0.3mmを超えるとケーブルの柔軟性の点で不利となる。
耐熱性に関する評価では、加熱前の多芯ケーブルの抗張力と破断伸びとを測定し、多芯ケーブルを145℃の環境下に3時間置いて、その後、加熱後の多芯ケーブルの抗張力と破断伸びとを測定した。加熱後の多芯ケーブルの抗張力と破断伸びが加熱前の抗張力と破断伸びの85%よりも高いものを合格(○)とし、85%以下であるものを不合格(×)とした。その結果を表1に示す。
耐電圧性に関する評価では、規格JIS C3005等に準じて評価試験を行い、5000(ACV/1min)以上であるものを合格(○)とし、5000(ACV/1min)より低いものを不合格(×)とした。その結果を表1に示す。
柔軟性に関する評価では、スティフネス・テスタ(Stiffness Tester)を用いて、多芯ケーブルを15度曲げる際の曲げモーメント(gf・cm)を測定した。その結果を表1に示す。測定した100芯のケーブル(電線が100本含まれる)では、曲げモーメントが150gf・cm以下であれば合格(○)、すなわち高柔軟であると判断し、当該指標が50を超えるものを不合格(×)とした。その結果を表1に示す。なお、200芯の多芯ケーブルだと250gf・cm以下、300芯の多芯ケーブルだと350gf・cm以下の曲げモーメントであれば柔軟とする。
以上より、上記実施形態に係る多芯ケーブル(例1および例2)は、耐熱性および耐電圧性を維持しつつ、高柔軟性を有することが確認できた。
10:第一同軸電線ユニット
10A:中央層
11:同軸電線
12:中心導体
13:内部絶縁体
14:外部導体
15:外部絶縁体
20:第二同軸電線ユニット
20A:周辺層
21:同軸電線
22:中心導体
23:内部絶縁体
24:外部導体
25:外部絶縁体
30:抗張力繊維
40:樹脂テープ
50:一括遮蔽層(遮蔽層)
60:外被(最外層被覆)
Claims (3)
- 中心導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である同軸電線のみを複数本含むか、または中心導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である同軸電線を複数本含み、導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である絶縁電線を複数本含む、多芯ケーブルであって、
複数本の前記同軸電線のすべて、または複数本の前記同軸電線および複数本の前記絶縁電線のすべてをその中に含むように前記同軸電線および前記絶縁電線の少なくとも一方の周囲に巻き付けられた樹脂テープと、
前記樹脂テープの周囲を覆う金属から構成された遮蔽層と、
前記遮蔽層の周囲を覆い前記多芯ケーブルの最外層に配置される外被と、を備え、
前記外被が、テトラフルオロエチレン−プロピレン系フッ素ゴムから構成されている、多芯ケーブル。 - 前記樹脂テープ内に収容される前記同軸電線および前記絶縁電線の少なくとも一方の合計の数が6本以上300本以下であり、前記外被の厚さが0.1mm以上0.3mm以下である、請求項1に記載の多芯ケーブル。
- 中心に配置される抗張力繊維と、
中心導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である第一同軸電線で構成された第一同軸電線ユニットが、前記抗張力繊維の周りに円形に配置される中央層と、
中心導体の断面積が0.0005mm2以上0.0039mm2以下である第二同軸電線で構成された第二同軸電線ユニットが、前記中央層の周りに前記中央層と同心円状に配置される周辺層と、を含み、
前記周辺層の周囲に巻き付けられた樹脂テープと、
前記樹脂テープの周囲を覆う、金属から構成された遮蔽層と、
前記遮蔽層の周囲を覆い、最外層に配置される外被と、を備え、
前記外被が、テトラフルオロエチレン−プロピレン系フッ素ゴムから構成され、
前記第二同軸電線ユニットは、複数本の第二同軸電線を層状に配置し、これらを層撚りして形成されている、多芯ケーブル。
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JP2018173338A Pending JP2018200895A (ja) | 2018-09-18 | 2018-09-18 | 多芯ケーブル |
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JP2004014337A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Hitachi Cable Ltd | 極細多心同軸ケーブル |
JP2007172928A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Hitachi Cable Ltd | 極細絶縁線と同軸ケーブル及びその製造方法並びにこれを用いた多芯ケーブル |
JP2013258104A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-26 | Hitachi Cable Ltd | 耐油・耐屈曲シース付きケーブル及びそれを用いたケーブルハーネス並びに耐油・耐屈曲シース付きケーブルの製造方法 |
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2018
- 2018-09-18 JP JP2018173338A patent/JP2018200895A/ja active Pending
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