JP2018200706A - 情報処理装置、および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの行動に対して、この行動の時間帯および気象条件を考慮した適切な情報を配信することができる情報処理装置、および情報処理システムを提供する。【解決手段】 情報処理装置100は、気象条件に関する気象情報を取得する気象情報取得部501と、機器の使用電力の監視結果に基づいてユーザが特定行動を行う時間帯を分析する行動分析部401と、気象情報およびユーザが特定行動を行う時間帯の分析結果に基づいて、特定行動が行われる時間帯に応じた気象条件に基づく情報である通知情報を生成する情報生成部502と、通知情報を送信する通信部503とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に情報処理装置、および情報処理システム、より詳細には気象情報を利用してユーザの行動に関する情報を生成する情報処理装置、および情報処理システムに関する。
従来、ユーザが情報端末を操作して各種コンテンツを提供するサーバにアクセスすることによって、所望の情報を得るシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−302395号公報
一般に、ユーザが生活する中で何らかの行動を行う場合、この行動に対して適切な助言等の情報があれば、生活の利便性が向上し、快適な生活を送ることができる。特に、天候、温度、湿度等の気象条件はユーザの行動に大きな影響を与える。
しかし、従来、ユーザの行動に対して、気象条件を考慮して適切な情報を配信する装置、システムはなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、ユーザの行動に対して、この行動の時間帯および気象条件を考慮した適切な情報を配信することができる情報処理装置、および情報処理システムを提供することにある。
本発明の情報処理装置は、気象条件に関する気象情報を取得する気象情報取得部と、ユーザが特定行動を行う時間帯を分析する行動分析部と、前記気象情報取得部が取得した前記気象情報および前記行動分析部の分析結果に基づいて、前記特定行動が行われる時間帯に応じた前記気象条件に基づく情報を通知情報として生成する情報生成部と、前記行動分析部で分析された前記特定行動が行われる時間帯より前に前記通知情報を送信する通信部とを備えることを特徴とする。
この発明において、前記行動分析部は、機器の使用電力の監視結果に基づいて前記特定行動の有無を判断することが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、洗濯が行われる第1の時間帯を分析し、前記情報生成部は、前記第1の時間帯に応じた前記気象条件に基づいて、洗濯に関する情報を前記通知情報として生成することが好ましい。
この発明において、前記通知情報は、前記第1の時間帯以降の前記気象条件に基づく洗濯物の乾燥具合に応じた情報であることが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、ユーザが外出している第2の時間帯を分析し、前記情報生成部は、前記第2の時間帯に応じた前記気象条件に基づく前記通知情報を生成することが好ましい。
この発明において、前記情報生成部は、前記第2の時間帯の前記気象条件に基づいた洗濯方法を提案する前記通知情報を生成し、前記通信部は、前記第2の時間帯の前に前記通知情報を送信することが好ましい。
この発明において、前記情報生成部は、前記第2の時間帯の前記気象条件に基づいて、帰宅時間に関する前記通知情報を生成することが好ましい。
この発明において、前記気象条件は日没時間であることが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、ユーザが換気動作を行う第3の時間帯を分析し、前記情報生成部は、前記第3の時間帯の前記気象条件に基づいて、前記換気動作を行うことの可否を示す前記通知情報を生成することが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、ユーザが外出している第4の時間帯またはユーザが就寝している第5の時間帯を分析し、前記情報生成部は、前記気象条件およびユーザの行動履歴に基づいて、前記第4の時間帯の前または前記第5の時間帯の前に実行されるべき美容に関する前記通知情報を生成し、前記通信部は、前記第4の時間帯の前または前記第5の時間帯の前に前記通知情報を送信することが好ましい。
本発明の情報処理システムは、本発明の情報処理装置と、前記機器の使用電力を監視する電力計測部と、表示装置とを備え、前記行動分析部は、前記機器の使用電力の監視結果に基づいて前記特定行動の有無を判断し、前記表示装置は、前記情報処理装置との間で通信を行う通信部と、前記情報処理装置から受信した前記通知情報を報知する報知部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理システムは、本発明の情報処理装置と、前記機器の使用電力を監視する電力計測部と、制御装置とを備え、前記行動分析部は、前記機器の使用電力の監視結果に基づいて前記特定行動の有無を判断し、前記制御装置は、前記情報処理装置との間で通信を行う通信部と、前記情報処理装置から受信した前記通知情報に基づいて機器を制御する機器制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、気象条件に関する気象情報およびユーザが特定行動を行う時間帯に基づいて、前記特定行動が行われる時間帯に応じた前記気象条件に基づく情報を通知情報として生成する情報生成部と、前記特定行動が行われる時間帯より前に前記通知情報を送信する通信部とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の情報処理装置、および情報処理システムは、ユーザが行動する時間帯の分析結果、および気象条件に基づいて、ユーザの行動に対する助言等の情報を通知情報として生成できる。したがって、本発明は、ユーザの行動に対して、この行動の時間帯および気象条件を考慮した適切な情報を配信することができるという効果がある。
実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 実施形態の表示装置の構成を示すブロック図である。 実施形態の通知情報画面を示す平面図である。 実施形態の通知情報画面の表示例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示す。
分電盤11は、集合住宅の各住戸、戸建て住宅、工場、事務所等の需要家(facility)内に引き込まれたAC100/200Vの幹線電路21が接続され、幹線電路21を介して、電力会社の電力系統から商用電力が供給される。分電盤11は、分岐部111、電力計測部112を備える。分岐部111は、複数の分岐ブレーカから構成されており、幹線電路21は、分岐部111を介して、需要家内に敷設した複数の分岐電路22に分岐する。電力計測部112は、分岐電路22のそれぞれが供給する電力(分岐電力)を計測(監視)する。分岐電路22のそれぞれは、空調装置、照明装置、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の機器13が接続され、これらの機器13へ動作電力を供給する。
さらに、太陽光発電装置14が分岐電路22を介して分電盤11に接続されている。太陽光発電装置14は、太陽電池が生成した直流電力を交流電力に変換して出力する。太陽光発電装置14の出力は、分岐部111を介して分岐電路22に接続しており、太陽光発電装置14の発電電力を機器13へ供給できる。また、太陽光発電装置14の発電電力は、幹線電路21を介して系統側へ逆潮流させることも可能である。
制御装置15は、機器制御部151、通信部152を備える。機器制御部151は、機器13との間で無線通信または有線通信を行い、機器13の動作を監視・制御する。例えば、機器制御部151は、スイッチ機能を有する操作端末等の機器13の操作に応じて、制御対象の機器13を制御する。また、機器制御部151は、機器13に対して、予め設定されているスケジュール制御、省エネ制御、シーン制御等を実行する。また、機器制御部151は、機器13のそれぞれの動作状態を監視している。さらに、機器制御部151は、分岐電路22と、分岐電路22のそれぞれに接続されている機器13の情報との対応関係を記憶しており、電力計測部112から分岐電力の情報を取得することで、機器13のそれぞれの電力使用量を把握できる。
さらに、通信部152は、ルータ16を通してインターネット等の広域ネットワーク30に接続しており、広域ネットワーク30を通して他の通信端末との間で通信できる。また、第1のサーバ40、第2のサーバ50も広域ネットワーク30に接続している。
さらに、気象サーバ70も広域ネットワーク30に接続している。気象サーバ70は、気象条件に関する情報である気象情報を格納して、この気象情報を広域ネットワーク30を通して配信する。気象条件とは、天候、気温、湿度等である。
また検針メータ12は、幹線電路21に設けられ、需要家における商用電源の電力使用量を計測し、この計測結果(検針データ)を無線通信、電力線搬送通信等を用いて送信する遠隔検針機能を具備する。
本実施形態では、第1のサーバ40および第2のサーバ50が情報処理装置100を構成しており、以下、情報処理装置100による通知情報の配信処理について説明する。
第1のサーバ40は、行動分析部401、通信部402を備える。通信部402は、広域ネットワーク30を通して他の通信端末との間で通信する。そして、行動分析部401は、通信部402を介して制御装置15との間で通信を行い、機器制御部151から、機器13のそれぞれの電力使用量の情報(機器13の使用電力の監視結果)を取得する。そして、行動分析部401は、機器13のそれぞれの電力使用量の情報に基づいて機器13のそれぞれの動作を監視し、機器13のそれぞれの動作からユーザが特定行動を行う時間帯を分析して、この分析結果を第2のサーバ50へ送信する。この特定行動には、例えば外出、在宅、洗濯、就寝、各種機器の操作等がある。
例えば、行動分析部401は、セキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置等の特
定の機器13の各電力使用量の変動、大きさ等に基づいて、ユーザの外出/在宅を判断できる。また、行動分析部401は、外出時間の履歴に基づいて、外出している可能性が高い時間帯を需要家毎に推定できる。
さらに、行動分析部401は、機器13の電力使用量に基づいて、ユーザがこの機器13を用いる時間帯、曜日、頻度等の各履歴を需要家毎に記憶している。そして、行動分析部401は、ユーザがこの機器13を用いた履歴情報から、この機器13が用いられる可能性が高い時間帯を需要家毎に推定できる。
また、行動分析部401は、寝室の照明、空調装置等の機器13の電力使用量の変動、大きさに基づいて、就寝中であるか否かを判断することもできる。また、行動分析部401は、就寝時間の履歴に基づいて、就寝している可能性が高い時間帯を推定できる。
また、行動分析部401は、機器13の各電力使用量の変動、大きさ等に基づいて、機器13を用いた特定行動の有無を判断することが好ましい。
また、行動分析部401は、上述以外の特定行動が行われる時間帯についても、機器13のそれぞれの電力使用量の情報に基づいて分析(推定、判断の各概念を含む)することができる。
第2のサーバ50は、気象情報取得部501、情報生成部502、通信部503を備える。気象情報取得部501は、気象サーバ70にアクセスして、気象サーバ70から気象情報を取得する。また、情報生成部502は、行動分析部401の分析結果を取得する。そして、情報生成部502は、気象情報取得部501が取得した気象情報、および行動分析部401の分析結果に基づいて、通知情報を生成する。この通知情報は、特定行動が行われる時間帯に応じた気象条件に基づく情報であり、ユーザの特定行動に対する助言、各種情報等である。そして、通信部503は、送信先として予め決められた表示装置60へ通知情報を送信する(プッシュ通知)。
この通信部503と表示装置60との間の通信は、移動体通信網を用いて行われる方法(図1中の表示装置60a)、広域ネットワーク30を介した宅内LAN(Local Area Network)経由で行われる方法(図1中の表示装置60b)がある。
表示装置60には、ユーザが携行する携帯電話等の携帯端末、室内に設置される専用の表示端末、パーソナルコンピュータ等があり、表示装置60の概略構成を図2に示す。表示装置60は、通信部601、報知部602を備える。通信部601は、第2のサーバ50の通信部503との間で通信を行い、第2のサーバ50から通知情報を受信する。報知部602は、液晶画面等で構成されており、通知情報を表示する。すなわち、報知部602は、ユーザの特定行動に対する助言、各種情報等を視覚的に報知することができる。図3は、報知部602に表示される通知情報画面であり、画面内にユーザの特定行動に対する助言、各種情報等のメッセージ90を表示する。メッセージ90は、テキストおよび画像の各データで構成される。また、報知部602は、通知情報をユーザへ音声報知する構成を備えてもよい。
以下、通知情報の配信処理について具体的に説明する。
(1)洗濯に関する通知情報
まず、機器13のうち、洗濯機を構成する機器13を洗濯機13aと称す。そして、行動分析部401は、洗濯機13aの電力使用量に基づいて、洗濯機13aの動作を監視し、洗濯機13aの動作からユーザの洗濯に関する行動を分析する。
例えば、行動分析部401は、各需要家の洗濯機13aの電力使用量に基づいて、ユーザが洗濯機13aを用いて洗濯を行う時間帯、洗濯を行う曜日、洗濯を行う頻度等の各履歴を需要家毎に記憶している。そして、行動分析部401は、ユーザが洗濯機13aを用いた履歴情報から、洗濯が行われる可能性が高い洗濯時間帯(第1の時間帯)を需要家毎に推定できる。行動分析部401は、需要家毎の洗濯時間帯の情報を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の洗濯時間帯の情報を取得する。そして、気象情報取得部501は、本日の気象情報を、気象サーバ70から取得する。そして、情報生成部502は、今日の洗濯時間帯における洗濯指数(この洗濯時間帯が洗濯を行うのに適した時間帯であるか否かを示す指数)を示す通知情報を、気象条件に基づいて需要家毎に生成する。例えば、今日の洗濯時間帯以降の天候が晴れ、気温が比較的高く、湿度が比較的低ければ、洗濯指数は高くなる。逆に、今日の洗濯時間帯以降の天候が雨、気温が比較的低く、湿度が比較的高ければ、洗濯指数は低くなる。すなわち、この通知情報は、洗濯時間帯以降の気象条件に基づく洗濯物の乾燥具合に関する情報となる。
そして、通信部503は、今日の洗濯時間帯より前に(例えば、今日の洗濯時間帯の3時間前)、洗濯指数の通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の通信部601は、第2のサーバ50から通知情報を受信し、報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「今日の洗濯時間帯*時〜*時の洗濯指数は80%です」となる。すなわち、報知部602は、需要家毎に生成された洗濯指数の通知情報を、洗濯時間帯の前にユーザへ報知することができる。
また、行動分析部401は、ユーザが洗濯機13aを用いた履歴情報から、洗濯が行われる可能性が高い日である洗濯日を需要家毎に推定できる。行動分析部401は、需要家毎の洗濯日の情報を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の洗濯日の情報を取得する。そして、気象情報取得部501は、洗濯日が今日であれば、今日の気象情報を気象サーバ70から取得する。そして、情報生成部502は、洗濯物を乾かすのに適した洗濯開始時間を示す通知情報を、今日の気象条件に基づいて需要家毎に生成する。すなわち、この通知情報は、雨が降る前に洗濯物を乾燥させることができる洗濯開始時間の情報であり、洗濯時間帯以降の気象条件に基づく洗濯物の乾燥具合に応じた情報となる。
そして、通信部503は、今日の朝の時間帯に(例えば、ユーザの起床時間)、推奨する洗濯開始時間を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の通信部601は、第2のサーバ50から通知情報を受信し、報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「今日は、お昼過ぎから雨が降るよ。8時から洗濯したら、雨が降る前に乾くよ!」となる。すなわち、報知部602は、需要家毎に推奨する洗濯開始時間を示す通知情報(洗濯物の乾燥具合に関する情報)を、前もってユーザへ報知することができる。
また、行動分析部401は、各需要家の洗濯機13aの電力使用量に基づいて、洗濯の実施状態(洗濯開始、洗濯中、洗濯完了等)を需要家毎に把握できる。そして、行動分析部401は、需要家毎の洗濯完了時(洗濯機13aの洗濯動作停止時)に洗濯完了通知を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の洗濯完了通知を取得する。そして、気象情報取得部501は、洗濯完了通知を受信した後の気象情報を、気象サーバ70
から取得する。そして、情報生成部502は、洗濯完了時から洗濯物が乾くまでに要する時間(乾燥時間)を示す通知情報を、気象条件に基づいて需要家毎に生成する。例えば、天候が晴れ、気温が比較的高く、湿度が比較的低ければ、乾燥時間は短くなる。逆に、天候が雨、気温が比較的低く、湿度が比較的高ければ、乾燥時間は長くなる。すなわち、この通知情報は、洗濯時間帯以降の気象条件に基づく洗濯物の乾燥時間の情報であり、洗濯時間帯以降の気象条件に基づく洗濯物の乾燥具合に関する情報となる。
そして、通信部503は、洗濯物の乾燥時間を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の通信部601は、第2のサーバ50から通知情報を受信し、報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「今日の天気は晴れ。今干した洗濯物は、16時ごろには乾くよ!」となる。すなわち、報知部602は、洗濯物の乾燥時間を示す通知情報(洗濯物の乾燥具合に関する情報)を、洗濯完了時にユーザへ報知することができる。
また、情報生成部502は、需要家毎の洗濯完了通知を取得した場合、洗濯が完了した旨、および今後の気象条件(天気予報)の情報を含む通知情報を生成してもよい。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば図4に示すように洗濯が完了した旨、および今後の気象条件の情報となる。
(2)外出に関する通知情報
行動分析部401は、セキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置等の特定の機器13の各電力使用量の変動、大きさ等に基づいて、ユーザの外出/在宅を判断できる。また、行動分析部401は、外出時間(出発時間、帰宅時間)の履歴に基づいて、外出している可能性が高い時間帯を需要家毎に推定できる。なお、実際に外出している時間帯、外出している可能性が高い時間帯の両方をまとめて、外出時間帯(第2の時間帯)と称す。
さらに、第1のサーバ40は、機器制御部151による機器13のそれぞれの動作状態の監視結果を、制御装置15から取得し、行動分析部401は、この監視結果に基づいてユーザの外出時間帯を分析してもよい。監視対象の機器13としては、ユーザのスケジュールが設定されるコントローラ、あるいはセキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置等である。
そして、行動分析部401は、需要家毎の外出情報(外出/在宅の情報、外出している可能性が高い時間帯の情報等)を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の外出情報を取得する。そして、気象情報取得部501は、気象サーバ70から気象情報を取得している。そして、情報生成部502は、外出時間帯における天候、温度、湿度、紫外線量等の気象条件を示す通知情報を、需要家毎に生成する。
そして、通信部503は、外出前あるいは外出中において、外出時間帯の気象条件を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の通信部601は、第2のサーバ50から通知情報を受信し、報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば外出前であれば「本日の外出時の天候は、晴れ、温度は25℃、湿度は60%、紫外線量は多いです」となる。また、外出中であれば、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「30分後に自宅付近で雨が降ります」となる。すなわち、報知部602は、外出時の気象条件の通知情報を、ユーザへ報知することができる。
また、情報生成部502は、外出している可能性が高い時間帯の気象条件に基づいて、外出前に行うのに適した洗濯方法を示す通知情報を、需要家毎に生成することができる。
この場合、外出中に雨が降ると予測される場合、情報生成部502は、洗濯物を部屋干してから外出することを提案する通知情報を生成する。また、外出中は晴れると予測される場合、情報生成部502は、洗濯物を外干してから外出することを提案する通知情報を生成する。
また、情報生成部502は、気象条件に基づいて帰宅時間を提案する通知情報を生成することができる。例えば、帰宅時間において大雨、台風の接近、雷雨等の気象条件が想定される場合、情報生成部502は、帰宅時間を通常より早くして、早めの帰宅を促す通知情報を生成する。また、外出中のユーザが子供である場合、情報生成部502は、気象条件として日没時間を用いて、日没時間より早い帰宅時間を指示する通知情報を生成できる。
また、情報生成部502は、外出している可能性が高い時間帯の気象条件に基づいて、外出に適した持ち物、服装等を示す通知情報を、外出前に生成することができる。この場合、外出中に雨が降ると予測される場合、情報生成部502は、傘を携行することを提案する通知情報を生成する。また、外出中は晴れると予測される場合、情報生成部502は、紫外線を遮断する服装を提案する通知情報を生成する。
(3)換気に関する通知情報
まず、機器13のうち、換気扇を構成する機器13を換気扇13bと称す。そして、行動分析部401は、換気扇13bの電力使用量に基づいて、換気扇13bの動作を監視し、換気扇13bの動作からユーザの換気に関する行動を分析する。
例えば、行動分析部401は、各需要家の換気扇13bの電力使用量に基づいて、ユーザが換気扇13bを用いて換気を行う時間帯、換気を行う曜日、換気を行う頻度等の各履歴を需要家毎に記憶している。そして、行動分析部401は、ユーザが換気扇13bを用いた履歴情報から、換気が行われる可能性が高い換気時間帯(第3の時間帯)を需要家毎に推定できる。行動分析部401は、需要家毎の換気時間帯の情報を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。なお、換気動作の監視方法は、換気扇の電力使用量に基づく方法以外に、例えば換気窓の開閉を検出する方法であってもよく、特定の方法には限定されない。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の換気時間帯の情報を取得する。そして、気象情報取得部501は、今日の気象情報を、気象サーバ70から取得する。そして、情報生成部502は、換気時間帯における換気の可否を示す通知情報を、花粉量、天候、湿度等の気象条件に基づいて需要家毎に生成する。
そして、通信部503は、換気時間帯より前に(例えば、換気時間帯の3時間前)、換気の可否を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「今日の換気時間帯*時〜*時は、花粉量が多いために換気を控えることをお奨めします」となる。すなわち、報知部602は、需要家毎に生成された換気の可否を示す通知情報を、換気時間帯の前にユーザへ報知することができる。
(4)美容に関する通知情報
行動分析部401は、セキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置等の特定の機器13の各電力使用量の変動、大きさ等に基づいて、ユーザの外出/在宅を判断できる。また、行動分析部401は、外出時間(出発時間、帰宅時間)の履歴に基づいて、外出している可能性が高い外出時間帯(第4の時間帯)を需要家毎に推定できる。
さらに、第1のサーバ40は、機器制御部151による機器13のそれぞれの動作状態の監視結果を、制御装置15から取得し、行動分析部401は、この監視結果に基づいて
ユーザの外出時間帯を分析してもよい。監視対象の機器13としては、ユーザのスケジュールが設定されるコントローラ、あるいはセキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置等である。
そして、行動分析部401は、需要家毎の外出情報(外出/在宅の情報、外出している可能性が高い時間帯の情報等)を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の外出情報を取得する。そして、気象情報取得部501は、気象サーバ70から気象情報を取得している。そして、情報生成部502は、外出時間帯における天候、温度、湿度、紫外線量等の気象条件に基づいて、外出時に適する美容情報を示す通知情報を、需要家毎に生成する。
そして、通信部503は、外出している可能性が高い時間帯の気象条件に基づいて、外出時に適する美容情報を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ、出発時間の例えば1時間前に送信する。表示装置60の通信部601は、第2のサーバ50から通知情報を受信し、報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「お出かけ前のスキンケアポイントは、しっかり日焼け止め」、「今日は空気が乾燥しています。しっかり保湿」等の肌美容に関する内容とすることができる。すなわち、報知部602は、外出時に適する美容方法を示す通知情報を、外出前のユーザへ報知することができる。
また、行動分析部401は、機器13の電力使用量に基づいて機器13の動作を監視し、機器13の動作からユーザが就寝している可能性が高い就寝時間帯(第5の時間帯)を推定できる。また、行動分析部401は、機器13の電力使用量に基づいて機器13の動作を監視し、外出等のユーザの行動履歴を作成することができる。そして、行動分析部401は、需要家毎の就寝時間帯の情報、行動履歴の情報を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の就寝時間帯の情報、行動履歴の情報を取得する。また、気象情報取得部501は、気象サーバ70から気象情報を取得している。そして、情報生成部502は、昼間(または、最近の1週間)の天候、温度、湿度、紫外線量等の気象条件、および昼間(または、最近の1週間)の行動履歴に基づいて、就寝前に推奨する美容方法の通知情報を生成する。
そして、通信部503は、就寝時間の例えば2時間前に、就寝前に推奨する美容方法を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の報知部602は、通知情報を表示する。すなわち、報知部602は、ユーザの行動、気象条件に応じた美容方法の通知情報を、就寝前のユーザへ報知することができる。
(5)空調に関する通知情報
機器13のうち、空調装置を構成する機器13を空調装置13cと称す。
まず、行動分析部401は、機器13の電力使用量に基づいて機器13の動作を監視し、機器13の動作からユーザが在宅している在宅時間を判別する。例えば、行動分析部401は、セキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置等の機器13の動作から、室内にユーザが在宅しているのか、あるいはユーザが留守なのかを判別できる。
さらに、第1のサーバ40は、機器制御部151による機器13のそれぞれの動作状態の監視結果を、制御装置15から取得し、行動分析部401は、この監視結果に基づいてユーザの在宅時間を判別してもよい。監視対象の機器13としては、ユーザのスケジュールを設定されるコントローラ、あるいはセキュリティ装置、電気錠、照明装置、空調装置
等である。
行動分析部401は、需要家毎の在宅時間の情報を、通信部402から第2のサーバ50へ送信させる。
第2のサーバ50では、情報生成部502が需要家毎の在宅時間の情報を取得する。そして、気象情報取得部501は、気象サーバ70から気象情報を取得している。そして、情報生成部502は、在宅時間における天候、温度、湿度等の気象条件に基づいて、空調装置13cの推奨運転形態を示す通知情報を、需要家毎に生成する。この空調装置13cの推奨運転形態は、気象条件、ユーザの快適性、省電力化を考慮して設定される。
そして、通信部503は、ユーザの在宅時において、空調装置13cの推奨運転形態を示す通知情報を各需要家の表示装置60へ送信する。表示装置60の通信部601は、第2のサーバ50から通知情報を受信し、報知部602は、通知情報を表示する。この場合、報知部602の通知情報画面のメッセージ90は、例えば「今日の推奨運転形態は、*時〜*時の設定温度27℃、*時〜*時の設定温度25℃、*時〜*時の設定温度28℃です」等となる。すなわち、報知部602は、需要家毎の在宅時における推奨運転形態を示す通知情報を、在宅中のユーザへ報知することができる。
また、第2のサーバ50の通信部503は、推奨運転形態を示す通知情報を制御装置15へ送信することができる。この場合、制御装置15の機器制御部151は、空調装置13cの動作を推奨運転形態に制御する。したがって、ユーザの手間を簡略化して空調装置13cの推奨運転形態を自動で実行することができる。
また、情報処理装置100は、需要家から離れて設けられたサーバ装置で構成されているが、情報処理装置100の機能を備える装置を需要家内に設けることもできる。この場合、情報処理装置は、情報処理装置の各機能を実現するためのプログラムを実行するコンピュータや、このプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等の演算装
置を備える情報機器等で構成される。
上述の情報処理装置100は、気象情報取得部501と、行動分析部401と、情報生成部502と、通信部503とを備える。気象情報取得部501は、気象条件に関する気象情報を取得する。行動分析部401は、ユーザが特定行動を行う時間帯を分析する。情報生成部502は、気象情報取得部501が取得した気象情報および行動分析部401の分析結果に基づいて、特定行動が行われる時間帯に応じた気象条件に基づく情報を通知情報として生成する。通信部503は、通知情報を送信する。
上述の情報処理システムは、情報処理装置100と、電力計測部112と、表示装置60とを備える。電力計測部112は、機器13の使用電力を監視する。情報処理装置100の行動分析部401は、機器13の使用電力の監視結果に基づいて特定行動の有無を判断する。表示装置60は、情報処理装置100との間で通信を行う通信部601と、情報処理装置100から受信した通知情報を報知する報知部602とを備える。
上述の情報処理システムは、情報処理装置100と、電力計測部112と、制御装置15とを備える。電力計測部112は、機器13の使用電力を監視する。情報処理装置100の行動分析部401は、機器13の使用電力の監視結果に基づいて特定行動の有無を判断する。制御装置15は、情報処理装置100との間で通信を行う通信部152と、情報処理装置100から受信した通知情報に基づいて機器13を制御する機器制御部151とを備える。
すなわち、情報処理装置100は、ユーザが行動する時間帯の分析結果、および気象条件に基づいて、ユーザの行動に対する助言等の情報を通知情報として生成できる。したがって、情報処理装置100、および情報処理装置100を用いた情報処理システムは、ユーザの行動に対して、この行動の時間帯および気象条件を考慮した適切な情報を配信することができる。
40 第1のサーバ
401 行動分析部
402 通信部
50 第2のサーバ
501 気象情報取得部
502 情報生成部
503 通信部
60 表示装置
70 気象サーバ
100 情報処理装置
本発明の情報処理装置は、気象条件に関する気象情報を取得する気象情報取得部と、ユーザの特定行動の履歴情報から前記特定行動が行われる時間帯を推定する行動分析部と、前記気象情報取得部が取得した前記気象情報および前記行動分析部が推定した時間帯に基づいて、前記特定行動が行われる時間帯に応じた前記気象条件に基づく情報を通知情報として生成する情報生成部と、前記通知情報を送信する通信部とを備えることを特徴とする。
この発明において、前記行動分析部は、洗濯が行われる第1の時間帯を推定し、前記情報生成部は、前記第1の時間帯に応じた前記気象条件に基づいて、洗濯に関する情報を前記通知情報として生成することが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、ユーザが外出している第2の時間帯を推定し、前記情報生成部は、前記第2の時間帯に応じた前記気象条件に基づく前記通知情報を生成することが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、ユーザが換気動作を行う第3の時間帯を推定し、前記情報生成部は、前記第3の時間帯の前記気象条件に基づいて、前記換気動作を行うことの可否を示す前記通知情報を生成することが好ましい。
この発明において、前記行動分析部は、ユーザが外出している第4の時間帯またはユーザが就寝している第5の時間帯を推定し、前記情報生成部は、前記気象条件およびユーザの行動履歴に基づいて、前記第4の時間帯の前または前記第5の時間帯の前に実行されるべき美容に関する前記通知情報を生成し、前記通信部は、前記第4の時間帯の前または前記第5の時間帯の前に前記通知情報を送信することが好ましい。
本発明の情報処理装置は、気象条件に関する気象情報およびユーザの特定行動の履歴情報から推定された前記特定行動が行われる時間帯に基づいて、前記特定行動が行われる時間帯に応じた前記気象条件に基づく情報を通知情報として生成する情報生成部と、前記通知情報を送信する通信部とを備えることを特徴とする。

Claims (13)

  1. 気象条件に関する気象情報を取得する気象情報取得部と、
    ユーザが特定行動を行う時間帯を分析する行動分析部と、
    前記気象情報取得部が取得した前記気象情報および前記行動分析部の分析結果に基づいて、前記特定行動が行われる時間帯に応じた前記気象条件に基づく情報を通知情報として生成する情報生成部と、
    前記行動分析部で分析された前記特定行動が行われる時間帯より前に前記通知情報を送信する通信部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記行動分析部は、機器の使用電力の監視結果に基づいて前記特定行動の有無を判断することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記行動分析部は、洗濯が行われる第1の時間帯を分析し、
    前記情報生成部は、前記第1の時間帯に応じた前記気象条件に基づいて、洗濯に関する情報を前記通知情報として生成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記通知情報は、前記第1の時間帯以降の前記気象条件に基づく洗濯物の乾燥具合に応じた情報であることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記行動分析部は、ユーザが外出している第2の時間帯を分析し、
    前記情報生成部は、前記第2の時間帯に応じた前記気象条件に基づく前記通知情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  6. 前記情報生成部は、前記第2の時間帯の前記気象条件に基づいた洗濯方法を提案する前
    記通知情報を生成し、
    前記通信部は、前記第2の時間帯の前に前記通知情報を送信する
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記情報生成部は、前記第2の時間帯の前記気象条件に基づいて、帰宅時間に関する前記通知情報を生成することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  8. 前記気象条件は日没時間であることを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記行動分析部は、ユーザが換気動作を行う第3の時間帯を分析し、
    前記情報生成部は、前記第3の時間帯の前記気象条件に基づいて、前記換気動作を行うことの可否を示す前記通知情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  10. 前記行動分析部は、ユーザが外出している第4の時間帯またはユーザが就寝している第5の時間帯を分析し、
    前記情報生成部は、前記気象条件およびユーザの行動履歴に基づいて、前記第4の時間帯の前または前記第5の時間帯の前に実行されるべき美容に関する前記通知情報を生成し、
    前記通信部は、前記第4の時間帯の前または前記第5の時間帯の前に前記通知情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  11. 請求項1乃至10いずれか記載の情報処理装置と、前記機器の使用電力を監視する電力計測部と、表示装置とを備え、
    前記行動分析部は、前記機器の使用電力の監視結果に基づいて前記特定行動の有無を判断し、
    前記表示装置は、前記情報処理装置との間で通信を行う通信部と、前記情報処理装置から受信した前記通知情報を報知する報知部とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  12. 請求項1乃至10いずれか記載の情報処理装置と、前記機器の使用電力を監視する電力計測部と、制御装置とを備え、
    前記行動分析部は、前記機器の使用電力の監視結果に基づいて前記特定行動の有無を判断し、
    前記制御装置は、前記情報処理装置との間で通信を行う通信部と、前記情報処理装置から受信した前記通知情報に基づいて機器を制御する機器制御部とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  13. 気象条件に関する気象情報およびユーザが特定行動を行う時間帯に基づいて、前記特定行動が行われる時間帯に応じた前記気象条件に基づく情報を通知情報として生成する情報生成部と、
    前記特定行動が行われる時間帯より前に前記通知情報を送信する通信部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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