JP2018200632A - Icタグおよびicタグリール - Google Patents

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Abstract

【課題】品質表示タグと一体化でき,更に,安価に製造可能なICタグを提供する。【解決手段】実施形態に係るICタグ1は,品質表示タグと一体化できるように,品質表示タグの生地を用いた基材10上に,硬化樹脂を用いて樹脂コーティング層11を形成し,ICチップ120とこれに接続するアンテナ121を有するインレット12を樹脂コーティング層11の上に実装した構造になっている。ICタグ1には,硬化樹脂を用いた保護層30をインレット12が有するICチップ120の部分に少なくとも形成することが望ましく,更に,インレット12を実装しない基材10の面に,硬化樹脂を用いた印刷層50を形成することが望ましい。【選択図】図1

Description

本発明は,商品管理に用いるICタグに関する発明である。
近年,ICタグを用いた商品管理を導入するアパレル店舗が増えている。アパレル店舗において,ICタグを用いた商品管理を導入する際,アパレル店舗で販売されている商品にICタグが取り付けられる。アパレル店舗で販売されている商品にICタグを取り付けることで,商品にそれぞれ取り付けたICタグを一度に読み取れるため,バーコードを用いるときよりも棚卸等の商品管理に係る作業を大幅に効率化できる。
アパレル店舗で販売されている商品にICタグを取り付ける際,特許文献1で開示されているような紙製のICタグを用いるのが一般的である。ブランド名などを印刷したアパレルタグと同様に,紙製のICタグに穴をあけ,この穴に紐を通して商品にICタグを取り付けるが,紙製のICタグにあけた穴に紐を通して商品にICタグを取り付けると,顧客が商品を手に取るときなどにICタグが破れてICタグが商品から欠落してしまうことがある。
ICタグが破れてICタグが商品から欠落してしまうことを防止する手法として,衣類などのアパレル商品にICタグを縫い付けることが考えられる。アパレル商品に縫い付け可能に構成されたICタグは既に開示されており,例えば,特許文献2では,基材に織布および紙からなる群を用いるICタグが開示され,ワイシャツの襟もとやタオルの折り返しにこのICタグを縫い付けることが記載されている。また,特許文献3では,布基材を用いる布ICタグが開示され,ネームタグとして布ICタグを衣類に縫い付けることが記載されている。
特開2008−174860号公報 特開2007−18487号公報 特開2011−186842号公報
家庭用品品質表示法などの法律により,衣類などのアパレル商品には必ず品質表示タグ(洗濯表示ラベルまたはケアラベル)を付けることが義務付けられている。アパレル店舗の商品管理に用いるICタグと品質表示タグを一体化できれば,アパレル店舗の商品管理に用いるICタグを単独でアパレル商品に付けるときよりもコストダウンが図れる。また,大型のアパレル店舗には数多くのアパレル商品が陳列されるため,ICタグの単価をできるだけ安価にすることも望まれる。
そこで,本発明は,品質表示タグと一体化でき,更に,安価に製造可能なICタグを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1発明は,品質表示タグの生地を用いた基材の片面に,硬化樹脂を用いた樹脂コーティング層を形成し,ICチップとこれに接続するアンテナを有するインレットを前記樹脂コーティング層の上に実装したことを特徴とするICタグである。第1発明において,前記インレットが有する前記ICチップの強度を高まるために,硬化樹脂を用いた保護層を前記インレットが有する前記ICチップの部分に少なくとも形成することが望ましく,更に,前記ICタグの印刷適性を高めるために,前記インレットを実装しない前記基材の面に,硬化樹脂を用いた印刷層を形成することが望ましい。
更に,第2発明は,品質表示タグの生地を用いた帯状の基材の片面に,硬化樹脂を用いた樹脂コーティング層を形成し,前記樹脂コーティング層を形成した前記帯状の基材の面に,ICチップとこれに接続するアンテナを有する複数のインレットを長手方向に並べて実装したことを特徴とするICタグリールである。第2発明においても,前記インレットが有する前記ICチップの強度を高まるために,硬化樹脂を用いた保護層を前記インレットが有する前記ICチップの部分に少なくとも形成することが望ましく,更に,前記ICタグの印刷適性を高めるために,前記インレットを実装しない前記帯状の基材の面に,硬化樹脂を用いた帯状の印刷層を形成することが望ましい。
上述した本発明によれば,品質表示タグと一体化でき,更に,安価に製造可能なICタグを提供できる。
本実施形態に係るICタグを説明する図。 本実施形態に係るICタグの利用形態を説明する図。 本実施形態に係るICタグリールを説明する図。 本実施形態に係るICタグリールの製造方法を説明する図。 変形例1に係るICタグを説明する図。 変形例1に係るICタグリールを説明する図。 変形例1に係るICタグリールの製造方法を説明する図。 変形例2に係るICタグを説明する図。 変形例2に係るICタグリールを説明する図。 変形例2に係るICタグリールの製造方法を説明する図。 変形例3に係るICタグを説明する図。 変形例3に係るICタグリールの外観を説明する図。 変形例3に係るICタグの利用形態を説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の技術的範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態に係るICタグ1を説明する図である。図1(a)は,本実施形態に係るICタグ1の斜視図である。本実施形態に係るICタグ1は,衣類などのアパレル商品に縫い付けられる品質表示タグと一体化させることを前提として発案されたタグで,本実施形態に係るICタグ1のサイズと形状は,品質表示タグに対応したサイズと形状(ここでは,長方形)になっている。なお,図1では,ICタグ1のエッジを直線にしているが,ICタグ1のエッジを波型とすることもできる。
図1(b)は,本実施形態に係るICタグ1の構造を説明する図で,図1(a)におけるA−A’線断面図である。本実施形態に係るICタグ1は,品質表示タグと一体化できるように,品質表示タグの生地を用いた基材10の片面に,硬化樹脂を用いて樹脂コーティング層11を形成し,樹脂コーティング層11の上にインレット12を実装した構造になっている。
衣類などのアパレル商品に縫い付けられる品質表示タグの生地としては,ポリエステルサテン,ナイロンタフタまたはコットンタフタが利用されるため,ポリエステルサテン,ナイロンタフタまたはコットンタフタを,本実施形態に係るICタグ1の基材10として利用できる。本実施形態に係るICタグ1の基材10の色は任意であるが,品質表示タグの生地のほとんどは白色であるため,本実施形態に係るICタグ1の基材10の色を白色とすることが望ましい。
本実施形態に係るICタグ1の樹脂コーティング層11は,インレット12の接着性を高める層である。品質表示タグの生地(例えば,ポリエステルサテン)は,品質表示タグの生地に対応した繊維(例えば,ポリエステル繊維)を織った生地であるため,品質表示タグの生地を基材10に用いると,織り目の影響でICタグ1の接着性が弱くなる。そこで,本実施形態に係るICタグ1では,インレット12を実装する基材10の面に樹脂コーティング層11を形成し,樹脂コーティング層11の上にインレット12を実装することで,インレット12の接着性を高めている。樹脂コーティング層11の形成に用いる硬化樹脂としては,紫外線などにより硬化すると強靭な被膜を形成する樹脂を用いることが好適で,このような樹脂としてはメジュームを利用できる。
樹脂コーティング層11の上に実装されるインレット12は,アパレル商品の商品管理に用いるデータを記憶したICチップ120とこれに接続したアンテナ121を有する。樹脂コーティング層11の上に実装されるインレット12のアンテナ121は,ICタグ1が利用される周波数帯向けに設計され,図1では,インレット12のアンテナ121を平面アンテナして記載しているが,インレット12のアンテナ121はコイルアンテナであっても構わない。
図2は,本実施形態に係るICタグ1の利用形態を説明する図である。本実施形態に係るICタグ1を品質表示タグとして用いる際,インレット12を実装していない本実施形態に係るICタグ1の面には品質表示に係る情報が印字され,図2で図示したように,品質表示に係る情報が表になる状態でICタグ1は品質表示タグとして布製品9に縫い付けられる。
本実施形態において,インレット12を実装したICタグ1の面にインレット12を保護していないのは,本実施形態に係るICタグ1が縫い付けられるアパレル商品の生地(例えば,布)によって,本実施形態に係るICタグ1に実装したインレット12を保護できるからである。インレット12をカバーするための保護用基材をICタグ1に加えると,本実施形態に係るICタグ1のコストアップにつながるため,本実施形態に係るICタグ1では,インレット12を保護する保護用基材をあえて設けないことで,ICタグ1のコストを削減している。アパレル店舗には数多くのアパレル商品が陳列されるため,一つのICタグ1ではわずかなコストの差でも,アパレル店舗にとっては大きい差になる。
本実施形態に係るICタグ1の形態は,図1で図示した矩形(長方形)の形態ばかりではなく,リール形態にすることもできる。図3は,本実施形態に係るICタグ1をリール形態にしたICタグリール2を説明する図である。
図3(a)は,本実施形態に係るICタグリール2の外観を説明する図である。図3(a)で図示したICタグリール2は,硬化樹脂を用いて帯状の樹脂コーティング層21を形成し,帯状の樹脂コーティング層21を形成した面に,ICチップ220とこれに接続したアンテナ221を有する複数のインレット22を長手方向に並べて実装した帯状の基材20をリール状に巻き取った形態になっている。
図3(b)は,本実施形態に係るICタグリール2の構造を説明する図で,図3(a)におけるB−B’線断面図である。ICタグリール2の場合であって,品質表示タグの生地が帯状の基材20に利用され,帯状の基材20には,メジュームなどの硬化樹脂をコーティングすることで帯状の樹脂コーティング層21が形成され,複数のインレット22が,所定の間隔で帯状の樹脂コーティング層21の上に実装される。なお,図1で図示したICタグ1は,図3で図示したICタグリール2をインレット22の単位で断裁することで製造されるため,図3で図示したICタグリール2には,インレット22を基準として断裁マーク23を印刷している。
図4は,本実施形態に係るICタグリール2の製造方法を説明する図である。本実施形態に係るICタグリール2の製造方法における最初の工程は,品質表示タグの生地を用いた帯状の基材20を用意し,帯状の基材20の片面(インレット22を実装する面になる)に帯状の樹脂コーティング層21を形成する工程(S1)である。この工程では,帯状の樹脂コーティング層21に用いる硬化樹脂(例えば,メジューム)をロールコータなどで帯状の基材20の片面にコーティングし,帯状の基材20の片面にコーティングした硬化樹脂を所定の手法(例えば,UV)で硬化することで,帯状の基材20の片面に帯状の樹脂コーティング層21を形成する。
次の工程は,帯状の基材20の片面に形成した帯状の樹脂コーティング層21の上にインレット22を実装する工程(S2)で,この工程は,インレット22のアンテナ221を連続して帯状の樹脂コーティング層21の上に形成する工程(S20)と,帯状の樹脂コーティング層21の上に連続して形成したアンテナ221それぞれにICチップ220を実装する工程(S21)を含む。アンテナ221の形成には,印刷または箔押しを用いることができる。印刷によりアンテナ221を形成する際,スクリーン印刷機などにより,導電性インキを用いて所定形状のアンテナ221を帯状の樹脂コーティング層21の上に連続して印刷する。また,箔押しによりインレット22のアンテナ221を形成する際,予め,所定形状のアンテナ221を複数形成した箔押しテープを準備し,箔押し機などにより,所定形状のアンテナ221を帯状の樹脂コーティング層21の上に連続して転写する。なお,アンテナ221を形成するときに断裁マーク23も形成すると,断裁マーク23の形成を効率的に行える。ICチップ220を実装には,チップマウンターなどの装置が利用され,ICチップ220とアンテナ221の接続には,ICチップ220に設けられたバンプが利用される。
これまで説明した本実施形態に係るICタグ1には様々な変更を加えることができる。ここから,本実施形態に係るICタグ1の変形例について説明する。
(変形例1)
図5は,変形例1に係るICタグ3を説明する図で,本実施形態に係るICタグ1と同じ要素については同じ符号を付している。図5(a)は,変形例1に係るICタグ3の斜視図である。変形例1に係るICタグ3は,変形例1に係るICタグ3とほぼ同様の構造であるが,硬化樹脂を用いた保護層30をインレット12のICチップ120の部分に形成している点で本実施形態に係るICタグ1と相違する。
図5(b)は,変形例1に係るICタグ3の構造を説明する図で,図5(a)におけるC−C’線断面図である。変形例1に係るICタグ3は,本実施形態に係るICタグ1と同様に,品質表示タグの生地を用いた基材10の上に,硬化樹脂を用いて樹脂コーティング層11を形成し,樹脂コーティング層11の上にインレット12を実装した後,硬化樹脂を用いた保護層30をインレット12のICチップ120の部分に形成した構造になっている。
本実施形態に係るICタグ1では,インレット12を保護する保護層30を設けていなかったが,硬化樹脂を用いた保護層30を設けることで,インレット12のICチップ120の強度を高めることができる。上述したように,インレット12のICチップ120を保護する保護用基材を用意するとコストアップにつながるため,変形例1に係るICタグ3では,硬化樹脂を利用することでインレット12のICチップ120を保護する保護層30を形成している。なお,硬化樹脂を利用した保護層30は,インレット12のICチップ120の部分のみではなく,基材10の片面すべてに形成してもよい。
変形例1に係るICタグ3においても,本実施形態と同様に,変形例1に係るICタグ3の形態をリール形態にすることができる。図6は,変形例1に係るICタグリール4を説明する図で,本実施形態に係るICタグリール2と同じ要素については同じ符号を付している。図6(a)は,変形例1に係るICタグリール4の外観を説明する図である。図6(a)で図示したICタグリール4は,硬化樹脂を用いて帯状の樹脂コーティング層21を形成し,帯状の樹脂コーティング層21を形成した面に,複数のインレット22を長手方向に並べて実装し,硬化樹脂を用いた保護層40をインレット22のICチップ220の部分に少なくとも形成した帯状の基材20をリール状に巻き取った形態になっている。なお,図6で図示したICタグリール4においても,本実施形態と同様に,インレット22を基準として断裁マーク23を印刷している。
図6(b)は,変形例1に係るICタグリール4の構造を説明する図で,図6(a)におけるD−D’線断面図である。変形例1に係るICタグリール4の場合も,品質表示タグの生地が帯状の基材20に利用される。帯状の基材20には,メジュームなどの硬化樹脂をコーティングすることで帯状の樹脂コーティング層21を形成し,所定の間隔で帯状の樹脂コーティング層21の上に複数のインレット22を連続して実装し,更に,変形例1では,インレット22のICチップ220を保護する保護層40がインレット22毎に設けられている。
図7は,変形例1に係るICタグリール4の製造方法を説明する図である。変形例1に係るICタグリール4の製造方法の工程S1−S2は図4と同じであるため,ここでは説明を省く。帯状の基材20の片面に形成した帯状の樹脂コーティング層21の上にインレット22を実装する工程(S2)の次に実装する工程は,インレット22のICチップ220を保護するための保護層40を形成する工程(S3)である。インレット22のICチップ220を保護するための保護層40には,UV硬化樹脂または電子線硬化樹脂を用いることができる。ディスペンサーなどにより,インレット22のICチップ220の部分にUV硬化樹脂または電子線硬化樹脂を塗布した後,UV硬化樹脂または電子線硬化樹脂を所定の手法で硬化させることで,ICチップ220の部分に保護層40が形成される。
(変形例2)
図8は,変形例2に係るICタグ5を説明する図で,変形例1に係るICタグ3と同じ要素については同じ符号を付している。図8(a)は,変形例2に係るICタグ5の斜視図である。変形例2に係るICタグ5は,変形例1に係るICタグ3とほぼ同様であるが,インレット12を実装する面の裏になる基材10の面に印刷層50を設けた点で変形例1に係るICタグ3と相違している。
図8(b)は,変形例2に係るICタグ5の構造を説明する図で,図8(a)におけるE−E’線断面図である。変形例2に係るICタグ5は,変形例1に係るICタグ3とほぼ同じであるが,インレット12を実装していない基材10の面に印刷層50を設けた点で変形例1に係るICタグ3と相違する。
変形例1に係るICタグ3等では,印刷層50を設けていなかったが,変形例2に係るICタグ5において,品質表示に係る情報を印字する基材10の面に印刷層50を設けているのは,ICタグ5の基材の印刷適性を高めるためで,印刷層50の形成に用いる硬化樹脂としては,樹脂コーティング層11と同様にメジュームを利用できる。
変形例2に係るICタグ5においても,実施形態等と同様に,変形例2に係るICタグ5の形態をリール形態にすることができる。図9は,変形例2に係るICタグリール6を説明する図で,変形例1に係るICタグリール4と同じ要素については同じ符号を付している。図9(a)は,変形例2に係るICタグリール6の外観を説明する図である。図9(a)で図示したICタグリール6は,硬化樹脂を用いて帯状の樹脂コーティング層21を形成し,帯状の樹脂コーティング層21を形成した面に,複数のインレット22を長手方向に並べて実装し,硬化樹脂を用いた保護層40をインレット12のICチップ120の部分に少なくとも形成し,更に,インレット12を実装する面の裏面に印刷層60を設けた帯状の基材20をリール状に巻き取った形態になっている。なお,図6で図示したICタグリール6においても,本実施形態と同様に,インレット22を基準として断裁マーク23を印刷している。
図9(b)は,変形例2に係るICタグリール6の構造を説明する図で,図9(a)におけるF−F’線断面図である。変形例2に係るICタグリール6の場合であって,品質表示タグの生地が帯状の基材20に利用される。帯状の基材20には,メジュームなどの樹脂をコーティングすることで帯状の樹脂コーティング層21を形成し,所定の間隔で帯状の樹脂コーティング層21の上に複数のインレット22を連続して実装し,インレット22のICチップ220を保護する保護層40がインレット22毎に設けられる。更に,変形例2では,インレット22を実装する面の裏面に帯状の印刷層60が設けられている。なお,図9で図示したICタグリール6においても,変形例2と同様に,インレット22の単位で断裁するときに用いる断裁マーク23を印刷している。
図10は,変形例2に係るICタグリール6の製造方法を説明する図である。変形例2に係るICタグリール6の製造方法の工程S1−S3は図7と同じであるため,ここでは説明を省く。インレット22のICチップ220を保護するための保護層40を形成する工程(S3)の次に実装する工程は,帯状の印刷層60を形成する工程(S4)である。印刷適性を高めるための帯状の印刷層60の形成には,帯状の樹脂コーティング層21と同様にメジュームを用いることができる。ロールコータなどで,インレット22を実装していない帯状の基材20の片面に硬化樹脂をコーティングし,帯状の基材20の片面にコーティングした硬化樹脂を所定の手法(例えば,UV)で硬化することで,帯状の基材20の片面に帯状の印刷層60を形成する。
(変形例3)
図11は,変形例3に係るICタグ7を説明する図で,本実施形態に係るICタグ1と同じ要素については同じ符号を付している。図11(a)は,変形例3に係るICタグ7の斜視図である。変形例3に係るICタグ7は,本実施形態に係るICタグ1とほぼ同様であるが,インレット12を実装する基材70に係る長手方向の長さを品質管理タグの長さの約倍にした点で相違している。
図11(b)は,変形例3に係るICタグ7の構造を説明する図で,図11(a)におけるG−G’線断面図である。変形例3に係るICタグ7においても,長手方向の長さを品質管理タグの長さの約倍にした基材70の上に,硬化樹脂を用いて樹脂コーティング層71を形成し,樹脂コーティング層71を形成した面に,ICチップ120とこれに接続したアンテナ121を有するインレット12を実装している。変形例3では,基材70に係る長手方向の長さを品質管理タグの長さの倍にしているが,インレット12のサイズはICタグ1の場合と変わらず,基材70の片側(図11(b)では右側)に寄せてインレット12を実装している。
変形例3に係るICタグ7においても,実施形態等と同様に,変形例3に係るICタグ7の形態をリール形態にすることができる。図12は,変形例3に係るICタグリール8を説明する図で,本実施形態に係るICタグリール2と同じ要素については同じ符号を付している。図12は,変形例3に係るICタグリール8の外観を説明する図である。図12で図示したICタグリール8は,硬化樹脂を用いて帯状の樹脂コーティング層21を形成し,帯状の樹脂コーティング層21を形成した面に,複数のインレット22を長手方向に並べて実装した帯状の基材20をリール状に巻き取った形態になっている。
図12で図示したICタグリール8の構造は,図3で図示したICタグリール2の構造とほぼ同じであるため,ここでは説明しないが,図12で図示したように,図12で図示したICタグリール8では,インレット22を実装する間隔と断裁マーク23を印刷する間隔が,図3で図示したICタグリール2と相違する。なお,図12で図示したICタグリール8の製造方法については,インレット22を実装する間隔と断裁マーク23を印刷する間隔が異なるだけなので,ここでは説明を省く。
図13は,変形例3に係るICタグ7の利用形態を説明する図である。変形例3において,基材70に係る長手方向の長さを品質管理タグの長さの約倍にしているのは,基材70の長手方向を二つ折りにした状態でアパレル商品に縫い付けことができるようにするためである。
図13(a)は,品質表示に係る情報を印字した変形例3に係るICタグ7を説明する図で,変形例3に係るICタグ7を品質管理タグとして用いる際,インレット12を実装していないICタグ7の面において,裏面にインレット12を実装しない領域に品質表示に係る情報が印字される。図13(a)では,ICタグ7の表面の右側裏面にインレット12が実装されているため,図13(a)では,品質表示に係る情報はICタグ7の表面の左側に印字されている。
図13(b)は,アパレル商品に縫い付けるときの変形例3に係るICタグ7を説明する図である。変形例3に係るICタグ7は,インレット12が内側になるように二つ折られて,アパレル商品に縫い付けられる。図13(b)では,折り目が下側になり,ICタグ7の端が重なり合う箇所が上側になるように,ICタグ7の上側の部分を布製品9に縫い付けている。このように,ICタグ7を布製品9に縫い付けることで,インレット12を実装していない基材70の部分でインレット12を保護できる。
なお,当然のことながら,上述した内容は,変形例1,2にも適用可能である。
1,3,5,7 ICタグ
10 基材
11 樹脂コーティング層
12 インレット
120 ICチップ
121 アンテナ
30 保護層
50 印刷層
2,4,6,8 ICタグリール
20 帯状の基材
21 帯状の樹脂コーティング層
22 インレット
220 ICチップ
221 アンテナ
40 保護層
60 印刷層

Claims (6)

  1. 品質表示タグの生地を用いた基材の片面に,硬化樹脂を用いた樹脂コーティング層を形成し,ICチップとこれに接続するアンテナを有するインレットを前記樹脂コーティング層の上に実装したことを特徴とするICタグ。
  2. 硬化樹脂を用いた保護層を前記インレットが有する前記ICチップの部分に少なくとも形成したことを特徴とする,請求項1に記載したICタグ。
  3. 前記インレットを実装しない前記基材の面に,硬化樹脂を用いた印刷層を形成したことを特徴とする,請求項1または2に記載したICタグ。
  4. 品質表示タグの生地を用いた帯状の基材の片面に,硬化樹脂を用いた帯状の樹脂コーティング層を形成し,前記帯状の樹脂コーティング層を形成した前記帯状の基材の面に,ICチップとこれに接続するアンテナを有する複数のインレットを長手方向に並べて実装したことを特徴とするICタグリール。
  5. 硬化樹脂を用いた保護層を前記インレットが有する前記ICチップの部分に少なくとも形成したことを特徴とする,請求項4に記載したICタグリール。
  6. 前記インレットを実装しない前記帯状の基材の面に,硬化樹脂を用いた帯状の印刷層を形成したことを特徴とする,請求項4または5に記載したICタグリール。
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