JP2018198553A - 活動管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 動物の活動量が当該動物の種類や年齢等に応じて必要とされる活動量に到達するまでの残活動量を、活動レベルを考慮して算出することのできる活動管理システムを提供すること。【解決手段】 動物の活動状態を測定する測定部26と、計測対象である動物を分類するための対象分類情報を入力する入力操作部31と、対象分類情報に対応付けて設定された活動目安時間と、動物の活動レベルを判定するためのレベル判定情報と活動レベルごとに設定された重み付け係数とを記憶する記憶部62と、測定部26による測定結果について活動レベルを判定し、測定部26による測定が行われた期間内の活動時間に重み付け係数を考慮することで重み付け後の活動時間を算出し、当該重み付け後の活動時間を活動目安時間から減算することで残活動時間を算出する残活動時間算出部54と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、活動管理システムに関するものである。
従来、犬等の愛玩動物は、ある程度の運動(活動)をしなければその健康状態を良好に保つことができない。
そこで、飼い主であるユーザは犬等を散歩させる等により、必要とされる量の運動(活動)を確保するようにしている。
動物の運動(活動)量を把握する手段として、例えば特許文献1には、動物の歩数をカウントしてこれを表示させるシステムが開示されている。
また、特許文献2には、歩数検出手段によって検出された犬の歩数と、歩様判定手段によって判定された犬の歩様と、犬の体重とに基づいて歩様に伴う消費エネルギー量を算出する犬用の運動管理装置が開示されている。
特開2016−202149号公報 特許4209294号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載のシステムでは、単に歩数等の計測結果を知ることができるにすぎず、目安となる活動量に達するまでにあとどの程度運動しなければいけないか等を飼い主であるユーザが知ることはできなかった。
また、4足歩行である犬等の動物の歩数を測定することは難しく、歩数を測るだけでは、その活動量を正確に把握することは困難であるとの問題もある。
さらに、犬等の動物を散歩させる場合、動物は、歩いたり走ったりする他に、立ち止って周囲の匂いを嗅いだり、周囲を見回す等、様々な行動をとるため、歩様・活動レベルが一定ではない。
このため、単に目標とする時間散歩させるだけでは必要とされる活動量に達しない場合もあり得る。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、動物の活動量が当該動物の種類や年齢等に応じて必要とされる活動量に到達するまでの残活動量を、活動レベルを考慮して算出することのできる活動管理システムを提供することを目的とする。
第1の手段は、活動管理システムであって、
計測対象である動物に装着され当該動物の活動状態を測定する測定部と、
前記計測対象である動物を分類するための対象分類情報を入力設定可能な入力操作部と、
少なくとも前記対象分類情報に対応付けて設定された必要とされる活動量である活動目安量と、前記計測対象である動物の活動レベルを判定するためのレベル判定情報と、前記活動レベルごとに設定された重み付け係数と、を記憶する記憶部と、
前記測定部による測定結果について、前記レベル判定情報に基づいて活動レベルを判定し、前記測定部による測定が行われた期間内の活動量に前記判定の結果である活動レベルに対応する重み付け係数を考慮することで重み付け後の活動量を算出し、当該重み付け後の活動量を前記活動目安量から減算することにより、残活動量を算出する残活動量算出部と、
を有していることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記対象分類情報は、前記計測対象である動物の種類、年齢を含んでいることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記活動目安量は、必要とされる活動時間である活動目安時間であり、
前記残活動量算出部は、重み付け後の活動時間を前記活動目安時間から減算することにより、残活動時間を算出することを特徴とする。
第4の手段は、第1から第3のいずれかの手段において、前記測定部は、加速度センサであり、
前記レベル判定情報は、前記加速度センサによって測定された測定結果を複数レベルに分類するための閾値であることを特徴とする。
第5の手段は、第1から第4のいずれかの手段において、前記残活動量を表示させる表示部をさらに備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1から第5のいずれかの手段において、前記測定部を有し、前記計測対象である動物に装着される活動測定装置と、
前記活動測定装置との間で通信可能であり前記活動測定装置から前記測定結果を受信する通信部と、前記入力操作部と、前記記憶部と、前記残活動量算出部と、を有する端末装置と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、動物の活動量が当該動物の種類や年齢等に応じて必要とされる活動量に到達するまでの残活動量を、活動レベルを考慮して算出することができる。
本発明に係る活動管理システムの一実施形態を示す全体構成図である。 (a)は、本実施形態の活動測定装置の表面側の斜視図であり、(b)は、本実施形態の活動測定装置の裏面側の平面図である。 本実施形態における活動管理システムの制御構成を示すブロック図である。 データ記憶部に記憶されている活動目安時間の一例を示す図である。 データ記憶部に記憶されている犬種ごとの各活動レベルの閾値範囲と重み付け係数の一例を示す図である。 測定部である加速度センサの出力結果の一例を示す図である。 本実施形態における活動管理システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図1から図7を参照しつつ、本発明に係る活動管理システムの一実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
《全体構成》
図1は、本発明に係る活動管理システムの一実施形態を示す全体構成図であり、図2(a)及び図2(b)は、本実施形態の活動管理システムを構成する活動測定装置の外観図であり、図3は、活動測定装置及び端末装置の制御構成を示すブロック図である。
本実施形態において、活動管理システム1は、計測対象である動物に装着される活動測定装置2と、この活動測定装置2との間で通信可能な端末装置3とを備えている。
図1に示すように、本実施形態の活動管理システム1では、計測対象である動物が犬Dである場合を例としており、活動測定装置2が犬Dの首輪4に取り付けられて使用される場合を例示している。
なお、活動管理システム1における計測対象である動物は犬Dに限定されず、活動管理が必要な他の動物であってもよい。
《活動測定装置の構成》
図2(a)は、本実施形態の活動測定装置の表面側の斜視図であり、図2(b)は、活動測定装置の裏面側の平面図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、活動測定装置2は、平面視ほぼ矩形状の箱状の筐体21を備えている。前述のように活動測定装置2は、犬Dの首輪4に装着することが想定されるものであるため、犬Dの負担とならない程度の大きさ及び重量であることが好ましい。また、犬Dを傷つけることの無いように、筐体21の各角部にはRが設けられていることが好ましい。
なお、筐体21の具体的な形状は図示例に限定されない。例えば矩形状ではなく、平面視楕円形状等であってもよい。
筐体21の上端部には、装置をON/OFFするためのスイッチ部22が設けられている。
なお、スイッチ部22は、ユーザ(犬Dの飼い主等)が操作しやすい位置であって、犬Dの通常の動作によって不用意に操作されることのない位置に配置されていればよく、具体的な位置は図示例に限定されない。
また、筐体21の裏面側には、一端側が筐体21の上部に取り付けられた固定用バンド23が設けられている。固定用バンド23は犬Dの首輪等に筐体21を固定するためのものであり、図2(a)及び図2(b)に示すように、固定用バンド23と筐体21の裏面側の面との間に首輪4が通されるようになっている。
筐体21の下部であって固定用バンド23の他端側(すなわち自由端側)が位置する部分には固定用バンド23の自由端側を係止するバンド係止部24が設けられている。
固定用バンド23は、この固定用バンド23と筐体21の裏面側の面との間に首輪4が通された状態で固定用バンド23の自由端側をバンド係止部24に係止させることで、活動測定装置2を首輪4に固定することができる。
なお、活動測定装置2が取り付けられる位置や取り付け向き等は図示例に限定されない。また、活動測定装置2は、後述する測定部26が犬Dの活動状況を測定可能な状態で犬Dに装着されていればよく、犬Dの首輪4以外の箇所に取り付けられてもよい。
また、図3に示すように、本実施形態における活動測定装置2は、図2(a)に示すスイッチ部22の他、筐体21の内部に、電源部25、測定部26、通信部27等を備えている。
電源部25は、活動測定装置2の各動作部に電源を供給するものである。
電源部25は、例えば図示しない電池と電池からの電源供給を制御する電源回路等で構成されている。
なお、電源部25を構成する電池は、交換可能な一次電池、充電可能な二次電池(蓄電池)のいずれであっても適用可能である。また、電池が充電可能なものである場合、取り出し・交換が可能なものでもよいし、例えば、筐体21の内部に配置されたまま、USBケーブル等を介して外部の電源から充電することが可能に構成されていてもよい。
測定部26は、動物である犬Dの活動状態を測定する測定手段であり、センサとこれを動作させる回路等で構成されている。
本実施形態では、測定部26として、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向における加速度(重力加速度)を検出する3軸の加速度センサを採用している。
測定部26(加速度センサ)のサンプリング周波数は特に限定されないが、本実施形態では、例えばサンプリング周波数を10Hzとし、1秒間に10回のサンプリング(測定データの取得)を行う。
本実施形態では、後述するように、測定部26である加速度センサによって検出されたX軸方向、Y軸方向、Z軸方向における加速度(重力加速度)、すなわち、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向への犬Dの動きから犬Dの歩様(歩様に対応する活動レベル)を判定するようになっている。
なお、測定部26は犬Dの活動状態を測定することのできるものであればよく、センサ等の種類はここに例示したものに限定されない。
通信部27は、測定部26による測定結果を外部に送信するものである。
通信部27は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に基づく無線通信を行うものであり、BLE対応回路を内蔵したマイコンと小型のチップアンテナ等を備える無線通信モジュールである。
なお、通信部27は、活動測定装置2と端末装置3との間で通信を行うことのできるものであればよく、Bluetoothによるものに限定されない。通信部27は、有線接続により端末装置3にデータを転送可能に構成されたものであってもよい。
《端末装置の構成》
端末装置3は、活動測定装置2との間で通信を行い、活動測定装置2によって取得された犬Dの活動量に関するデータを受信することが可能なものであり、例えばスマートフォン等である。
なお、端末装置3は、活動測定装置2との間で通信を行うことができるものであればよく、スマートフォンに限定されない。例えば、タブレットタイプのコンピュータや時計型の端末装置等のウエアラブルタイプのコンピュータ等であってもよい。
図3に示すように、端末装置3は、入力操作部31、表示部32、通信部33、制御部35、記憶部36等を備えて構成されている。
端末装置3を構成する入力操作部31、表示部32、通信部33、制御部35、記憶部36等は、バス30を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の端末装置3は、入力操作部31及び表示部32として機能する静電容量式のタッチパネル37を備えている。
入力操作部31であるタッチパネル37は、ユーザのタッチ操作に応じて各種の入力・設定等の操作を行うことができるようになっており、入力操作部31が操作されると、当該操作に対応する入力信号が制御部35に送信される。なお、入力操作部31はタッチパネル37である場合に限定されない。例えば各種の操作ボタンやキーボード等が入力操作部31として設けられていてもよい。
本実施形態では、入力操作部31は、ユーザによる入力操作に応じて、計測対象である動物を分類するための対象分類情報を入力設定可能となっている。
ここで、対象分類情報とは、例えば、犬Dの犬種や年齢等である。
後述するように、犬Dを健康に保つために必要とされる活動量(本実施形態では活動時間)である活動目安量(本実施形態では活動目安時間)は、この対象分類情報に対応付けて設定されている(図4参照)。本実施形態では、入力操作部31において、「小型犬」「中型犬」「大型犬」といった犬Dの犬種と、犬Dの年齢とを対象分類情報として入力・設定するようになっている。
対象分類情報は、1日の行動開始時に毎回ユーザが設定を行ってもよいし、一旦設定された後は、再設定を行うまでデフォルトとして登録されてもよい。活動管理システム1を1匹の特定の犬Dに使い続ける場合には、一旦設定された内容をデフォルトとして登録しておくことで、一々設定し直す手間を省くことができ、便宜である。
なお、対象分類情報は、犬Dを健康に保つために必要な活動量を左右する要素となる情報であればよく、「小型犬」「中型犬」「大型犬」といった犬Dの犬種及び犬Dの年齢に限定されない。例えば、これらに代えて又はこれらとともに、犬Dの体重や体脂肪率等が対象分類情報に含まれ、それによってより細かく活動目安量(活動目安時間)が設定されていてもよい。また、「犬種」として、本実施形態では「小型犬」「中型犬」「大型犬」という犬Dの大きさ、体格による種別を採用しているが、「犬種」はここに例示したものに限定されない。例えば、具体的な犬の種類・品種(例えば、チワワ、レトリーバー等)であってもよい。
表示部32であるタッチパネル37は、後述する表示制御部52の制御にしたがって各種の表示画面を表示させる。
本実施形態では、表示部32には、ユーザが入力操作部31から入力・設定した犬Dの犬種(すなわち、「小型犬」「中型犬」「大型犬」の区別)及び犬Dの年齢といった対象分類情報と、この対象分類情報に対応する活動目安量(本実施形態では活動目安時間)が表示される。
また、後述するように、残活動量(本実施形態では残活動時間)が算出された際には、表示部32には、随時最新の残活動量(残活動時間)が表示されるようになっている。
通信部33は、活動測定装置2から測定結果を受信することが可能となっており、例えばBluetooth等、活動測定装置2の活動測定装置2の通信部27と通信可能な無線通信モジュールを備えている。
なお、通信部33は、端末装置3と活動測定装置2との間で通信を行うことのできるものであればよく、活動測定装置2の通信部27の通信規格と合致するものが適用される。
活動測定装置2の通信部27が有線接続により端末装置3にデータを転送可能に構成されている場合には、通信部33も有線接続に対応可能なものが搭載される。
制御部35は、CPU(Central Processing Unit)等を備えて構成されている。
本実施形態の制御部35は、機能的に見た場合、本体制御部51、表示制御部52、通信制御部53、残活動時間算出部54等を備えている。これら本体制御部51、表示制御部52、通信制御部53、残活動時間算出部54等としての機能は、制御部35のCPUと記憶部36のROMに記憶されたプログラムとの協働によって実現される。
本体制御部51は、装置全体を統括的に制御するものである。
また、表示制御部52は、表示部32を制御して表示部32に各種の表示画面を表示させるものである。
本実施形態では、表示制御部52は、例えば犬Dについて入力・設定された対象分類情報や、この対象分類情報に応じた犬Dの活動目安量等を表示部32に表示させる。
すなわち、対象分類情報に応じた活動目安量は、図4に示すように犬種と年齢に応じて設定されており、後述する記憶部36のデータ記憶部62に記憶されている。
表示制御部52は、入力操作部31の操作により犬Dの対象分類情報が入力されると、これを表示部32に表示させるとともに、データ記憶部62から当該対象分類情報に対応する活動目安量を読み出して表示部32に表示させる。
本実施形態では、活動目安量は、図4に示すように犬Dを健康に保つために必要とされる活動時間である活動目安時間(なお、図4において単位は「分」である。)として規定されている。
このため、例えば、犬Dの対象分類情報として「小型犬」「6歳」が入力された場合には、表示制御部52は、「小型犬」「6歳」を犬Dの対象分類情報として表示部32に表示させるとともに、「小型犬」「6歳」の場合の活動目安時間である「26分」を表示部32に表示させる。
なお、活動目安量(活動目安時間)は、動物である犬Dが健康な状態に保たれるために1日に必要とされる活動量(活動時間)であってもよいし、1回の運動の機会に行うべき活動量(活動時間)であってもよい。活動目安量(活動目安時間)が1日に必要とされる活動量(活動時間)である場合には、日付が変わるごとに達成の有無にかかわらずリセットされるようになっていてもよい。
通信制御部53は、通信部33を制御して活動測定装置2の通信部27との間で通信を行い、活動測定装置2の測定部26による犬Dの活動状態の測定結果を受信する。
通信制御部53によって受信された測定結果は、記憶部36の測定結果記憶部63に格納される。
なお、通信制御部53が通信部33を制御して測定部26による犬Dの活動状態の測定結果を受信するタイミングは特に限定されない。例えば随時測定結果を受信してもよいし、10秒ごとや30秒ごと等、一定時間経過ごとに、その間の測定結果をまとめて受信してもよい。
残活動時間算出部54は、活動測定装置2から送信された測定結果について、レベル判定情報に基づいて活動レベルを判定し、測定部26による測定が行われた期間内の活動量(本実施形態では活動時間)に判定の結果である活動レベルに対応する重み付け係数を考慮することで重み付け後の活動量(活動時間)を算出し、当該重み付け後の活動量(活動時間)を前記活動目安量(本実施形態では活動目安時間)から減算することにより、残活動量(本実施形態では残活動時間)を算出する残活動量算出部である。
本実施形態において活動目安量は、犬Dを健康に保つために必要とされる活動時間である活動目安時間であり、後述するように記憶部36のデータ記憶部62に予め犬種及び年齢別に規定されている(図4参照)。
残活動時間算出部54は、重み付け後の活動時間を活動目安時間から減算することにより、残活動時間を算出する。
例えば、「小型犬」「3歳」の場合、図4では活動目安時間が26分と設定されている。
「小型犬」「3歳」の犬Dを散歩させた場合、その活動状態が活動測定装置2の測定部26によって測定され、端末装置3に送られて、測定結果記憶部63に記憶される。
残活動時間算出部54は、所定の測定回数分(本実施形態では1秒間に10回の測定を行い、30秒間測定することを1単位としているため、300回分)の測定結果が蓄積されると、各測定回における測定結果であるX軸方向の変化量、Y軸方向の変化量、及びZ軸方向の変化量の絶対値の和を算出し、さらに、算出された変化量の絶対値の和から重力加速度「1」を引き、純粋に測定部26(3軸の加速度センサ)に掛かる加速度を算出する。
残活動時間算出部54は、全測定回数分(本実施形態では300回分)の測定結果について上記算出を行うと、算出結果の平均値を求めて、これがいずれの活動レベルの閾値範囲に含まれるかを判断する。
例えば、算出結果の平均値が0.25であれば、活動レベル2の閾値範囲に属するため(図5参照)、測定部26による測定が行われた期間内(すなわち上記の例では30秒間)、犬Dが活動レベル2で活動したと判断する。
そして、活動レベル2の場合の重み付け係数は、「1」であるため、30秒×1となり、残活動時間算出部54は、活動目安時間である26分から30秒間を引いて25分30秒を残活動時間として算出する。
残活動時間算出部54による算出結果は、表示制御部52に送られ、表示制御部52が表示部32の表示を更新することにより、表示部32に表示される残活動時間が25分30秒に更新される。
また、例えば、算出結果の平均値が0.55であれば、活動レベル3の閾値範囲に属するため(図5参照)、測定部26による測定が行われた期間内(すなわち上記の例では30秒間)、犬Dが活動レベル3で活動したと判断する。
そして、活動レベル3の場合の重み付け係数は、「1.2」であるため、30秒×1.2となり、残活動時間算出部54は、活動目安時間である26分から36秒間を引いて25分26秒を残活動時間として算出する。
残活動時間算出部54による算出結果は、表示制御部52に送られ、表示制御部52が表示部32の表示を更新することにより、表示部32に表示される残活動時間が25分26秒に更新される。
逆に、例えば、算出結果の平均値が0.21であれば、活動レベル1の閾値範囲に属するため(図5参照)、測定部26による測定が行われた期間内(すなわち上記の例では30秒間)、犬Dが活動レベル1で活動したと判断する。
そして、活動レベル1の場合の重み付け係数は、「0.8」であるため、30秒×0.8となり、残活動時間算出部54は、活動目安時間である26分から24秒間を引いて25分36秒を残活動時間として算出する。
残活動時間算出部54による算出結果は、表示制御部52に送られ、表示制御部52が表示部32の表示を更新することにより、表示部32に表示される残活動時間が25分36秒に更新される。
なお、重み付けして残活動時間を算出する手法はここに例示したものに限定されない。例えば、1分を基準に重み付け係数が定められ、残活動時間の算出を30秒ごとに行う場合には、重み付け係数に1/2を乗じたものを活動目安時間から引くことで残活動時間を算出してもよい。
記憶部36は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等で構成されている。
本実施形態の記憶部36は、プログラム記憶部61、データ記憶部62、測定結果記憶部63を備えている。
プログラム記憶部61には、本体制御部51と協働して装置全体を統括制御する図示しない本体制御プログラムの他、残活動時間算出プログラム611等が格納されている。
残活動時間算出プログラム611は、前述の残活動時間算出部54と協働して計測対象の動物である犬Dの残活動時間を算出する。
データ記憶部62には、少なくとも対象分類情報に対応付けて設定された必要とされる活動量(活動時間)である活動目安量(活動目安時間)と、計測対象の動物である犬Dの活動レベルを判定するためのレベル判定情報と、活動レベルごとに設定された重み付け係数とが予め記憶されている。
図4は、データ記憶部62に記憶されている活動目安時間の一例を示す図である。
図4に示すように、活動目安時間は、「小型犬」「中型犬」「大型犬」といった犬種及び年齢(対象分類情報)に対応してそれぞれ予め設定されている。
活動目安時間の設定の仕方は特に限定されるものではないが、例えば、実際に動物(本実施形態では「犬D」)を飼っている飼い主(ユーザ)から広く散歩等の活動に費やす時間についてアンケートを取り、これを犬種(すなわち、「小型犬」「中型犬」「大型犬」)別に分類して、そのうち各犬種において健康的・理想的な体格の動物(本実施形態では「犬D」)についてのアンケート結果を抽出し、年齢別に平均化する等により算出・設定する。
なお、「小型犬」「中型犬」「大型犬」のうちでサンプリング数が多いのは「小型犬」であるため、「小型犬」のアンケート結果(実測値)が最も信頼性が高い。
このため、「小型犬」のアンケート結果を年齢別にグラフ化し、滑らかな形となるように近似値を取り、これを「小型犬」の年齢別の活動目安値とする。
さらに「小型犬」の活動目安時間がピークとなる年齢(すなわち最も運動させるべき時間が長い年齢)である4歳時の値をベース(つまりこれを係数1とする)として年齢ごとにグラフから係数を作成する。そして、生成した係数を「中型犬」「大型犬」の1から7歳の平均値にかけることにより、「中型犬」「大型犬」についても年齢別の活動目安値を設定してもよい。
図5は、データ記憶部62に記憶されている犬種(すなわち、「小型犬」「中型犬」「大型犬」)別のレベル判定情報と重み付け係数(図5において単に「係数」とする。)の一例を示す図である。
図5に示すように、本実施形態では、動物(犬D)の歩様に応じて活動レベル1から活動レベル4までの4段階に活動レベルを分類している。
具体的には、本実施形態では、活動レベル2を標準的な歩様である「ウォーク」(すなわち定期的にゆっくりと歩いている状態)に対応するものとし、活動レベル3を「ウォーク」よりも早く定期的にすたすたと歩く歩様である「トロット」に対応するものとし、活動レベル4を走っている歩様である「ギャロップ」に対応するものとしている。
また、活動レベル1は、歩いたり立ち止ってきょろきょろとよそ見をしたり、というように一定した歩行状態が持続しない歩様に対応するものとしている。
レベル判定情報は、動物(犬D)の活動状態がいずれの活動レベルに該当するかを判定・分類するための情報であり、本実施形態では、図5に示す閾値範囲である。
レベル判定情報である閾値範囲を設定する手法は、特に限定されないが、本実施形態では、人がサンプルとなる犬Dの歩様を観察して、経験則から活動レベルを上記活動レベル1から活動レベル4の4段階に分類し、各活動レベルに分類された動きをしていたときの犬の活動状態を測定部26としての3軸の加速度センサによって測定する。
そして、その測定結果であるX軸方向の変化量、Y軸方向の変化量、及びZ軸方向の変化量の和を算出する。このとき、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向いずれにおいてにも、プラス方向の動きもマイナス方向の動きもともに犬Dの活動であることに変わりはないため、変化量の和は絶対値で算出する。
さらに、算出された変化量の絶対値の和から重力加速度「1」を引き、純粋に測定部26(3軸の加速度センサ)に掛かる加速度を算出する。
例えば、図6は、「小型犬」について集めたサンプルの測定部26(3軸の加速度センサ)の出力結果の例を示す図である。本実施形態では、前述のように測定部26(加速度センサ)のサンプリング周波数を10Hzとし、1秒間に10回のサンプリング(測定データの取得)を行うようになっており、閾値範囲(レベル判定情報)を決定する際は、このサンプリングを30秒間行うことによって、図6に示すように300回分のサンプルデータを得る。
図6において、1段目(すなわち、1回目/300回)のセンサ出力結果のデータは、X軸方向の変化量が−0.34、Y軸方向の変化量が0.47、Z軸方向の変化量が−0.19であり、その絶対値の和は「1」であり、この値から重力加速度「1」を引くと、純粋に3軸センサに掛かる加速度は「0」となる。
このようにして各活動レベルごとに全てのサンプルデータ(本実施形態では300個)について上記のような算出処理を行い、データを収集する。なお、どの程度の数のサンプルデータを収集するかは特に限定されず、300よりも多くても少なくてもよい。サンプル数が多いほどより適切な閾値範囲(レベル判定情報)を得ることができる。
最後にすべての算出結果について、各活動レベル別にMIN値、MAX値、平均値を算出する。そして、活動レベル2、3については、平均値を閾値として採用し、活動レベル4に対しては、MIN値を採用する。また、活動レベル1は、活動レベル2の閾値未満とする。なお、各活動レベルについて、MIN値、MAX値、平均値のいずれの値を採用するかは適宜決定される事項である。
図5に示す例では、犬種が「小型犬」の場合、活動レベル2に分類された活動状態では、変化量の絶対値の和から重力加速度「1」を引いた値の全サンプルデータ分の平均値が、0.22であり、活動レベル3に分類された活動状態では、変化量の絶対値の和から重力加速度「1」を引いた値の全サンプルデータ分の平均値が、0.49であり、活動レベル4に分類された活動状態では、変化量の絶対値の和から重力加速度「1」を引いた値の全サンプルデータ分のMIN値が、0.73である場合を示している。
この場合「小型犬」の各活動レベルの閾値範囲は、図5に示すように、活動レベル1では「0.22未満」となり、活動レベル2では「0.22以上0.49未満」となり、活動レベル3では「0.49以上0.73未満」となり、活動レベル4では「0.73以上」となる。
「中型犬」「大型犬」についても同様の算出手法により、それぞれ各活動レベルごとの閾値範囲を設定している。
図5に示す係数(重み付け係数)は、各活動レベルに対応して設定されるものであり、測定部26による測定が行われた期間内の活動量(本実施形態では活動時間)に掛け合わせることにより、各活動レベルに応じた重み付けを行うためのものである。
本実施形態では、以下の手法により係数(重み付け係数)を設定している。
すなわち、各活動レベル(活動レベル2,3,4)で犬Dが移動したときの動画を地図と照らし合わせることによって距離と時間とを算出して、この距離及び時間から、各活動レベル(活動レベル2,3,4)で犬Dが移動した場合の速度を算出する。
そして、いずれの犬種においても、活動レベル2の場合の速度を基準(すなわち、図5に示すように「1」)とし、活動レベル3,4では、活動レベル2の場合の速度との速度比により、係数(重み付け係数)を設定する。また、活動レベル1では、活動レベル2の場合よりも小さい値の係数を設定する。
ただ、速度比のみから係数を設定すると、活動レベル3,4で散歩した場合にあまりにも散歩時間(活動目安時間に達するまでの残活動時間)が短くなってしまう。
散歩時間は飼い主と犬Dの大切なコミュニケーション時間でもあるため、散歩時間があまりにも短くなることは好ましくない。
このため、本実施形態では、活動レベルごとに係数(重み付け係数)は変更するが、極端に散歩時間が短くならないように速度比のみから算出される係数に調整を加えている。
測定結果記憶部63には、活動測定装置2の測定部26によって測定された測定結果が記憶される。
測定結果記憶部63に記憶される測定結果の内容・構成は図6に示したものと同様である。
なお、測定結果記憶部63に記憶されるデータは、過去の履歴を見ることができるように蓄積されていってもよいし、所定量以上蓄積されると、所定期間以上経過したもの等、古いものから順に消去され、新しいデータに順次書き換えられるようにしてもよい。
《本実施形態おける活動管理システムの作用》
次に、図7を参照しつつ、本実施形態における活動管理システム1の作用について説明する。
本実施形態における活動管理システム1では、まず、ユーザが端末装置3の入力操作部31を操作することにより端末装置3の制御部35において犬Dの犬種及び年齢を入力・設定される(ステップS1)。
端末装置3の制御部35は、設定された犬種及び年齢に応じて活動目安時間を設定し(ステップS2)、表示部32に残活動時間(犬Dが何ら活動をしていないときは活動目安時間と一致)を表示させる(ステップS3)。
端末装置3の制御部35は、犬Dに装着された活動測定装置2の測定部26による測定が開始されたか否かを判断する(ステップS4)。活動測定装置2のスイッチ部22が操作されて装置がONとなると測定部26による測定が開始され、端末装置3の制御部35は、測定開始(ステップS4;YES)と判断する。他方、測定部26による測定が開始されない場合(ステップS4;NO)には、ステップS4の判断を繰り返す。
測定部26による測定が開始されると、端末装置3の制御部35は、図示しないタイマーをスタートさせ(ステップS5)、測定開始からの経過時間を把握する。
測定部26による測定結果は随時端末装置3に送られて、端末装置3の制御部35は、これを取得し、測定結果記憶部63に記憶させる(ステップS6)。
残活動時間算出部54は、測定部26による1回の測定結果のデータを取得するごとにX軸、Y軸、Z軸の加速度データ(各軸方向の変化量データ)の絶対値の和を算出するとともに、算出結果から重力加速度「1」を引いた結果を算出する(ステップS7)。
残活動時間算出部54は、30秒間、300回分の加速度データについて絶対値の和の算出及び算出結果から重力加速度「1」を引いた結果の算出が完了したか否かを判断し(ステップS8)、30秒間、300回分の処理が完了していない場合(ステップS8;NO)には、ステップS8の判断を繰り返す。
他方、30秒間、300回分の処理が完了した場合(ステップS8;YES)には、残活動時間算出部54は、30秒間、300回分の算出結果の平均値を算出する(ステップS9)。
そして、残活動時間算出部54は、算出した平均値がいずれの活動レベルの閾値範囲に属するかにより、当該30秒間における犬Dの活動レベルを判定する(ステップS10)。
さらに、残活動時間算出部54は、判定された活動レベルに対応する係数を30秒に掛け合わせて重み付けを行い、重み付け後の活動時間を算出する(ステップS11)。
残活動時間算出部54は、重み付け後の活動時間を算出すると、これを活動目安時間(すでに元の活動目安時間から活動時間が減算されている場合には残活動時間)から減算する(ステップS12)。
表示制御部52は、表示部32を制御して、表示部32の残活動時間の表示を減算処理後の最新のものに更新する(ステップS13)。
そして、残活動時間算出部54は、減算後の残活動時間が0以下になったか否かを判断し(ステップS14)、0以下になっていない場合(ステップS14;NO)には、ステップS6に戻って処理を繰り返す。他方、減算後の残活動時間が0以下になった場合(ステップS14;YES)には、処理を終了する。
《本実施形態の効果》
以上のように、本実施形態によれば、動物である犬Dの活動状態を測定する測定部26と計測対象である動物を分類するための対象分類情報を入力する入力操作部31と、対象分類情報に対応付けて設定された活動目安時間と、動物の活動レベルを判定するためのレベル判定情報と、活動レベルごとに設定された重み付け係数と、を記憶するデータ記憶部62と、測定部26による測定結果について活動レベルを判定し、測定部26による測定が行われた期間内の活動時間に重み付け係数を考慮することで重み付け後の活動時間を算出し、当該重み付け後の活動時間を活動目安時間から減算することで残活動時間を算出する残活動時間算出部54とを有している。
このため、適正な運動量を左右する情報(対象分類情報)に応じて適切な活動目安時間を設定することができるとともに、動物(本実施形態では犬D)の活動レベルに応じて重み付けされた活動時間を活動目安時間から減算するため、単に時間の経過のみで残活動時間を算出する場合と比較して様々な歩様で活動する動物に対応して適切な運動量を確保することができる。
特に本実施形態では、対象分類情報が計測対象である動物(本実施形態では犬D)の種類(犬種)、年齢を含んでいる。
動物(本実施形態では犬D)を健康に保つために必要な活動量は、動物の種類(例えば、大型犬か小型犬か等)やその年齢によって大きく異なるため、こうした動物の種類や年齢を考慮することで、より適切な活動量の確保が可能となる。
また、本実施形態では、活動目安量が、動物(本実施形態では犬D)を健康に保つために必要とされる活動時間である活動目安時間で表されており、残活動量算出部である残活動時間算出部54は、重み付け後の活動時間を活動目安時間から減算することにより、残活動時間を算出する。
このように活動量を時間で表すことで、ユーザである飼い主は動物(本実施形態では犬D)を健康に保つために必要な活動量を把握しやすく、散歩時間を調整する等により容易に活動目安量の達成を目指すことができる。
また、本実施形態では、測定部26を有する活動測定装置2と、この活動測定装置2との間で通信可能であり、入力操作部31やデータ記憶部62、残活動時間算出部54等を備える端末装置3とを別体として備え、動物である犬Dには活動測定装置2のみを装着するようになっている。
このため、活動測定装置2を簡易かつ軽量な構成とすることができ、これを装着される動物である犬Dの負担を最小限とすることができる。
また、入力操作等を行う端末装置3はユーザの手元等に置いておくことができるため、操作も容易となり便宜である。
また、本実施形態では、表示部32に残活動時間を表示することができるため、ユーザ(飼い主)が容易に犬Dとあとどのくらい散歩すればいいかを把握することができる。
そして、本実施形態のように、この表示部32を端末装置3に備えることにより、ユーザは手元で容易に残活動時間を確認することができる。
また、本実施形態の測定部26は、加速度センサであるため、簡易かつ正確に犬Dの歩様(活動レベル)を測定することができる。
《本発明の変形例》
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、活動量を活動時間として把握したが、活動量は時間に限定されない。例えば、測定部26において測定されるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各変化量の総量をもって活動量としてもよい。
動物によっては、時間よりも動きの大きさや激しさで運動量が大きく左右されるものもあるため、そのような場合には、活動時間よりも運動の大きさをもって活動量とすることで適切に必要な活動量を確保することができる。
また、活動目安量(活動目安時間)を達成した際には、その旨を表示部32に表示させたり、アラームや音楽等によってユーザ(飼い主)に報知するようにしてもよい。
これにより、動物(犬D)がユーザと離れたところで走ったり遊んだりしている場合でも、ユーザは容易に活動目安量(活動目安時間)の達成を知ることができる。
また、上記実施形態では、活動管理システム1が、表示部32を備えている場合を例示したが、表示部32を備えることは必須ではない。
なお、表示部32を備えない場合には、活動目安量(活動目安時間)を達成した際にその旨をアラームや音楽等によってユーザ(飼い主)に報知する報知手段を備えてもよい。
また、上記実施形態では、活動管理システム1が、計測対象である動物である犬Dに装着される活動測定装置2と、この活動測定装置2との間で通信可能な端末装置3とを備えて構成されている場合を例示したが、活動管理システム1の構成はこれに限定されない。
活動管理システム1は、例えば動物である犬Dに装着される装置内に、測定部26と、入力操作部31と、データ記憶部62と、残活動量算出部54と、を備え、これとは別体の端末装置等を含まない構成としてもよい。
この場合には、装置間の通信等に必要な構成を備える必要がなく、より簡易かつ単純な構成で活動管理システム1を実現することができる。
なお、この場合、犬Dに装着される装置に、残活動時間等を表示させる表示部等を備えてもよい。
1 活動管理システム
2 活動測定装置
3 端末装置
26 測定部
27 通信部
31 入力操作部
32 表示部
33 通信部
35 制御部
36 記憶部
54 残活動時間算出部
62 データ記憶部
D 犬(計測対象である動物)

Claims (6)

  1. 計測対象である動物に装着され当該動物の活動状態を測定する測定部と、
    前記計測対象である動物を分類するための対象分類情報を入力設定可能な入力操作部と、
    少なくとも前記対象分類情報に対応付けて設定された必要とされる活動量である活動目安量と、前記計測対象である動物の活動レベルを判定するためのレベル判定情報と、前記活動レベルごとに設定された重み付け係数と、を記憶する記憶部と、
    前記測定部による測定結果について、前記レベル判定情報に基づいて活動レベルを判定し、前記測定部による測定が行われた期間内の活動量に前記判定の結果である活動レベルに対応する重み付け係数を考慮することで重み付け後の活動量を算出し、当該重み付け後の活動量を前記活動目安量から減算することにより、残活動量を算出する残活動量算出部と、
    を有していることを特徴とする活動管理システム。
  2. 前記対象分類情報は、前記計測対象である動物の種類、年齢を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の活動管理システム。
  3. 前記活動目安量は、必要とされる活動時間である活動目安時間であり、
    前記残活動量算出部は、重み付け後の活動時間を前記活動目安時間から減算することにより、残活動時間を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の活動管理システム。
  4. 前記測定部は、加速度センサであり、
    前記レベル判定情報は、前記加速度センサによって測定された測定結果を複数レベルに分類するための閾値であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の活動管理システム。
  5. 前記残活動量を表示させる表示部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の活動管理システム。
  6. 前記測定部を有し、前記計測対象である動物に装着される活動測定装置と、
    前記活動測定装置との間で通信可能であり前記活動測定装置から前記測定結果を受信する通信部と、前記入力操作部と、前記記憶部と、前記残活動量算出部と、を有する端末装置と、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の活動管理システム。
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