JP2018197796A - 写真撮影装置 - Google Patents

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幸輔 大北
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Abstract

【課題】髪の毛のボリュームを多く見せることができる画像を生成可能な写真撮影装置及び画像処理方法を提供する。【解決手段】本発明に係る写真撮影装置は、被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影部と、前記撮影画像から前記被写体の髪の毛と対応する髪領域を抽出した髪画像を生成する抽出部と、前記髪画像を、前記撮影画像の被写体の前記髪領域と少なくとも一部が重なるように合成した合成画像を生成する合成部と、前記撮影画像及び合成画像の少なくとも一方を表示する表示部と、を備えている。【選択図】図23

Description

本発明は、写真撮影装置及び画像処理方法に関する。
近年、証明写真を撮影する撮影装置では、写真の見栄えをよくするため、種々の編集作業が行えるようになっている。例えば、特許文献1には、肌の色、髪の毛の色などを調整することができる装置が開示されている。
特開2015−165258号公報
ところで、証明写真を撮影する撮影装置では、ストロボによる光の照射によって髪の一部が白く写ることがあり、これによって実際よりも髪の毛のボリュームが少ないように見える写真が生成されることがある。これにより、写真における被写体の見栄えが低下するおそれがある。本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、髪の毛のボリュームを多く見せることができる画像を生成可能な写真撮影装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る写真撮影装置は、被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影部と、前記撮影画像から前記被写体の髪の毛と対応する髪領域を抽出した髪画像を生成する抽出部と、前記髪画像を、前記撮影画像の被写体の前記髪領域と少なくとも一部が重なるように合成した合成画像を生成する合成部と、前記撮影画像及び合成画像の少なくとも一方を表示する表示部と、を備えている。
本発明に係る画像処理方法は、被写体が写る撮影画像を取得するステップと、前記撮影画像から前記被写体の髪の毛と対応する髪領域を抽出した髪画像を生成するステップと、前記髪画像を、前記撮影画像の被写体の髪領域と少なくとも一部が重なるように合成するステップと、を備えている。
本発明によれば、髪の毛のボリュームを多く見せることができる画像を生成することができる。
本発明の一実施形態に係る写真撮影装置の側面図である。 図1の写真撮影装置の内部の前面パネルの正面図である。 図1の写真撮影装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1の写真撮影装置の機能構成を示す図である。 撮影処理のフローチャートである。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 撮影処理においてモニタに表示される画面を示す図である。 増毛編集処理を説明する図である。 増毛編集処理を説明する図である。 増毛編集処理を説明する図である。 増毛編集処理の他の例を説明する図である。 増毛編集処理の他の例を説明する図である。
以下、本発明に係る写真撮影装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る写真撮影装置は、証明写真等の撮影画像の生成と印刷を行うものであり、特に、後述するように、撮影画像に対して編集を行うことができるものである。まず、この写真撮影装置の全体構造について説明する。
<1.全体構造>
図1は、本実施形態に係る写真撮影装置の側面図、図2は図1の写真撮影装置の内部の前面パネルの正面図である。
図1に示すように、この写真撮影装置は、直方体状の筐体1を備えており、この筐体1の側面に内部の撮影空間10に通じる出入口11が形成されている。この出入口11の上縁にはカーテンレール12が取り付けられており、このカーテンレール12には、図示を省略するカーテンが取り付けられている。これにより、ユーザが撮影を行う際にはカーテンを閉じて外部から見えないようにすることができる。また、筐体1の側面において、出入口11の側方には、後述するプリンタによりプリントされた写真プリントの取出口13が設けられている。
撮影空間10には、ユーザが座る、高さ調整可能な椅子14が配置され、その前方にはカメラやモニタなどが配置された前面パネル2が設けられている。一方、椅子14の背後には、撮影時に、背景となる背面パネル3が設けられており、白などの薄い色の単一色に着色されている。
次に、前面パネル2について説明する。図2に示すように、前面パネル2の中央には、モニタ21が配置されており、このモニタ21の上方にカメラ22が配置されている。モニタ21は、タッチパネル式の液晶モニタであり、撮影の手順を示したり、カメラ22で撮影された静止画あるいは動画を表示するようになっている。また、ユーザは、モニタをタッチすることで撮影画像や撮影手順の選択を行うことができる。
モニタ21の右側には、ケーブル231を介して接続されたシャッターボタン23が設けられている。ユーザは、このシャッターボタン23を押下することで、シャッターをきることができる。また、カメラ22の上方及びモニタ21の下方にはストロボユニット24,25が配置されており、被写体であるユーザに対し、上方及び下方から光を照射するようになっている。さらに、モニタ21の左側には、コイン投入口26及びおつりの取出口27が設けられている。
なお、背面パネル3は、乳半等の光を透過するようなものとすることもできる。この場合、背面パネル3の後方にスロトボを配置する。撮影時にこのストロボにより背面パネル3を通じて被写体を後方から光を照射する。
<2.写真撮影装置のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る写真撮影装置のハードウェア構成について説明する。図3は、写真撮影装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る写真撮影装置は、制御部31、記憶部32、外部インタフェース33、及びドライブ34が電気的に接続されたコンピュータを備えている。なお、図3では、外部インタフェース33を「外部I/F」と記載している。そして、外部インターフェース33には、タッチパネルが積層されたタッチ式モニタ21、カメラ22、シャッターボタン23、ストロボユニット24,25、コイン処理部28、プリンタ29等が接続されている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行う。記憶部32は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であり、制御部31で実行される撮影処理プログラム321、撮影画像に係る各種のデータ322等を記憶する。撮影処理プログラム321は、写真撮影や撮影画像の編集を行うための処理を写真撮影装置に実行させるためのプログラムである。
外部インタフェース33は、USB(Universal Serial Bus)ポート等であり、カメラ22等の外部装置と接続するためのインタフェースである。
ドライブ34は、例えば、CD(Compact Disk)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ等であり、記憶媒体4に記憶されたプログラムを読み込むための装置である。ドライブ34の種類は、記憶媒体4の種類に応じて適宜選択されてよい。上記撮影処理プログラム321及び/又は各種データ322は、この記憶媒体4に記憶されていてもよい。
記憶媒体4は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、このプログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。ここで、図3では、記憶媒体4の一例として、CD、DVD等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体4の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
なお、写真撮影装置の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部31は、複数のプロセッサを含んでもよい。
次に、外部インターフェース33に接続される各種装置について説明する。カメラ22は、上述したように前面パネル2に配置されており、制御部31による制御にしたがって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像を制御部31のRAMまたは記憶部32に記憶する。この写真撮影装置では、ユーザが座る椅子14の位置が決まっているため、カメラ22とユーザとの距離は概ね決まっている。そのため、カメラ22の焦点距離は一定にされているが、必要に応じて制御部31は、カメラ22の焦点距離を適切なものとするように制御する。
そして、シャッターボタン23が押下されると、その信号に基づいて、制御部31は、カメラにより被写体の静止画を撮影する。また、カメラ22は、静止画を撮影するほか、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像を表す画像信号を出力する。カメラ22から出力された画像信号は制御部31のRAMに一時的に記憶されるとともに、モニタ21に送信され、当該画像信号に基づくライブ映像を表示することができる。また、モニタ21には、上記撮影処理プログラム321に基づいて、撮影手順が表示される。さらに、モニタ21は、上述したようにタッチ式であるため、モニタ21に対するユーザからのタッチが検出されると、制御部31は、このタッチによる入力に応じた処理を行う。
制御部31は、ストロボユニット24,25の内部に設けられる電灯(蛍光灯など)を制御することで、ユーザによる撮影処理の段階に応じて撮影空間10内の明るさを調整する。
コイン処理部28は、各種のセンサによりコイン投入口26に対するコインの投入を検出する。コイン処理部28が、撮影に要する金額分のコインが投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部31に出力する。なお、コイン処理部28は、電子マネーやクレジットカードによるプレイ料金の支払を受け付け、当該起動信号を制御部9に出力するようなものとすることもできる。
プリンタ29は、筐体1に内蔵されており、制御部31による制御にしたがって、撮影された撮影画像または編集後の編集画像をプリントし、これを、上述した筐体1側面の取出口13から供給する。
<3.写真撮影装置の機能的構成>
次に、図4を参照しつつ、本実施形態に係る写真撮影装置の機能構成の一例を説明する。図4は、本実施形態に係る写真撮影装置の機能構成の一例を模式的に例示する。
図3に示すように、写真撮影装置の制御部31は、記憶部32に記憶された撮影処理プログラム321をRAMに展開する。そして、制御部31は、RAMに展開された撮影処理プログラム321をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これによって、図4に示すように、本実施形態に係る写真撮影装置は、撮影処理部51、撮影画像取得部52、編集部53、及び出力部54を備えるコンピュータとして機能する。また、編集部53には、抽出部531及び合成部532が備えられている。
撮影処理部51は、撮影の手順をモニタ21に表示するとともに、ユーザからの指示をモニタ21に対するタッチ操作にて受け付け、それに基づく表示や処理を行う。撮影画像取得部52は、カメラ22によって被写体を撮影し、撮影画像を取得する。編集部53は、取得された撮影画像を編集するための画像処理を行う。そして、出力部54は、最終的に得られた画像を紙媒体に印刷し、プリンタ29から出力する。
<4.写真撮影装置における処理手順>
続いて、本実施形態に係る写真撮影装置における撮影手順及び画像処理について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
以下の処理では、上述した撮影処理部51が、モニタ21に撮影処理のための所定の画面を表示していく。まず、図6に示すように、モニタ21に、証明写真の種類を選択させる画面を表示される(ステップS1)。ここでは、履歴書用写真、運転免許証用写真、パスポート/マイナンバー用写真、大型/中型写真を示す4種類のボタン611が表示され、ユーザは、この中のいずれかを選択する。ユーザがいずれかのボタン611をタッチすると、図7に示す選択の確認用の画面が表示される。ここで、「はい」のボタン612をタッチすると、選択した種類の写真の撮影処理が開始される。一方、「選び直し」のボタン613を選択すると、1つ前の画面に戻り、再度の選択が可能となる。そして、図7の画面の「はい」のボタン612をタッチすると、図8に示す料金表示用の画面が表示される。これに対して、ユーザが表示された料金をコイン投入口26に投入すると、これに続く撮影処理が開始される。なお、図7のような選択の確認用の画面は、本実施形態の撮影処理を通じて、ユーザが何らかの選択を行う場合には概ね表示されるが、手順は同じであるため、以下では、この画面の説明を省略する。また、モニタ21の下端部には、「1つ前に戻る」、「最初からやり直す」、及び「次へ進む」のボタン614〜616のうちのいくつかが適宜表示されることがあるため、ユーザはこれらをタッチしながら、撮影処理を進めていく。
コインが適切に投入されると、図9に示すように、モニタ21には、ユーザの性別を選択する画面が表示される(ステップS2)。ユーザが、「男」、「女」のいずれかのボタン617をタッチすると、モニタ21には、図10に示すように、撮影前の準備画面が表示される。この準備画面には、男女別に撮影前に注意すべき点が表示される。例えば、図10は、「男」が選択された場合の注意事項が記載されており、男女の共通の注意事項のほか、ネクタイに関する注意事項など、男性特有の注意事項が表示される(ステップS3)。この点は、「女」を選択した場合にも同様であり、髪の毛でジャケットやブラウスの襟が隠れていないかなど、女性特有の注意事項が表示される。
このとき、単に、モニタ21に注意事項を表示するほか、図10に示すように、各注意事項にチェックを入れるために、モニタ21をタッチさせたり、あるいは注意事項が履行されていない場合に、処理が進まないようにすることもできる。例えば、カーテンを閉めていない場合には、これを検知し、「次へ進む」ボタン616をタッチしても処理が進まず、カーテンを閉めることを促す画面を表示することもできる。すべての注意事項が履行されるまで「次へ進む」ボタン616を無効や非表示にする。なお、注意事項の履行をチェックする場合には、カーテンの開閉、荷物の置き場所などを検知するセンサを別途設け、制御部31によりこれらを制御するように構成しておく必要がある。
図10に示す注意事項の画面から「次へ進む」ボタン616をタッチすると、図11に示すように、椅子の高さの調整方法をユーザに通知する(ステップS3)。これに続いて、「次へ進む」ボタン616をタッチすると、図12の撮影のポイントに関する画面が表示される。図11の画面には、例として、姿勢、口角、及び目力が綺麗に撮影をするためのポイントとして表示され、「次に進む」ボタン616をタッチすると、各ポイントの注意点を示す画面が順に表示される。例えば、図13は、姿勢に関するポイント及びそれを説明する説明図あるいは説明用の動画626が表示されている。このポイントについても、例えば、男女で異なる説明をしてもよい。
そして、ユーザがこれらの撮影のポイントに関する画面をすべて見終わると、撮影が始まる。図14は、撮影開始を説明する画面である。この画面には、ユーザにシャッターボタン23を操作したときに、シャッターがきれることが表示されている。そして、OKボタン627をタッチすると、図15に示す画像がモニタ21に表示される。
図15に示すように、この画面には、カメラ22で撮影されたライブ画像を表示する矩形状の撮影画像領域621と、撮影位置の説明622と、カウントダウン用の数字629とが表示されている。撮影画像領域621には、目の高さの概ねの位置を示す帯状の目配置領域623と、撮影画像領域621の左右の中心を上下方向に延びる垂直ガイド線624と、概ね被写体の肩の位置付近を左右に延びる水平ガイド線625と、が表示されている。なお、目配置領域623は、ライブ画像が透けて見える程度の半透明で色を付けてもよい。
撮影位置の説明622には、椅子14の高さを調整して、顔の位置を調整すること、などが表示されている。これに対して、ユーザは、撮影画像領域621のライブ画像を見ながら、背筋を伸ばしたり、再度椅子14の高さを調整するなどして、ユーザの目が目配置領域623に配置されるように調整する。また、垂直ガイド線624及び水平ガイド線625に合わせて、両肩の高さが一致するように体の傾きを調整する。
続いて、ユーザがシャッターボタン23を押下すると、3,2,1のカウントダウンがなされ、シャッターがきられる(ステップS4)。そして、シャッターがきられる毎に、撮影された静止画(撮影画像)が撮影画像領域621に表示される。そして、このような撮影処理を3回繰り返す。こうして、3回の撮影により3枚の撮影画像が取得されると、モニタ21には、図16に示す写真選択画面が表示される。
図16に示すように、写真選択画面には、3回の撮影で生成された撮影画像のサムネイル631と、選択画像領域632が表示されている。すなわち、いずれかのサムネイル631をタッチすると、そのサムネイルに対応する撮影画像が選択画像領域632に表示される(ステップS5)。そして、OKボタン633をタッチすると、その撮影画像が選択され、この撮影画像が編集やプリントの対象となる。
続いて、撮影画像の編集画面に遷移する(ステップS6)。まず、撮影画像の位置合わせを行う。図17に示す位置合わせ用の画面には、選択された撮影画像が表示される撮影画像領域633と、移動ボタン634と、縮小ボタン635と、拡大ボタン636とが表示されている。ユーザは、撮影画像領域に示された2本の水平ガイドライン637と、1本の垂直ガイドライン638を参考にしつつ、上記各ボタン634〜636をタッチしながら、撮影画像領域633内で、撮影画像を上下左右に移動させたり、あるいは拡大縮小を行う。上側の水平ガイドライン637は、頭頂部として好ましい位置を示すガイドラインであり、下側の水平ガイドライン637は、顎位置として好ましい位置を示すガイドラインである。また、垂直ガイドライン638は、顔の中心線として好ましい位置を示すガイドラインである。そして、ユーザの所望の位置、大きさに撮影画像の位置、大きさが決定すると、ユーザは、次に進むボタン616をタッチする。これにより、撮影画像の、撮影画像領域633の枠内の画像が像トリミングされ、制御部31に記憶される。なお、撮影画像領域633に初期表示される撮影画像の大きさ及び位置を、当該撮影画像に対する顔検出を利用することにより自動的に決定することができる。具体的には、上側の水平ガイドライン637に頭頂部が位置し、下側の水平ガイドライン637に顎が位置し、垂直ガイドライン638に顔の中心線が位置するように、撮影画像の位置調整及び拡大縮小を行う。
次に、撮影画像の肌の明るさを調整する画面が表示される。ここでは、図18に示す画面が表示され、一例として5種類の肌の明るさを選択できるようになっている。すなわち、図18に示す画面には、選択されたトリミングが行われた撮影画像が表示される撮影画像領域641と、肌の色の調整ボタン642と、が表示されている。いずれかの調整ボタン642をタッチすると、撮影画像領域641に表示された被写体の画像の肌の色が変化する。すなわち、公知の画像処理により、撮影画像から肌の部分を抽出し、肌の色を変化させる。
こうして、OKボタン643をタッチすると、編集が完了し、モニタ21には、図19に示すように、プリントが開始された旨が表示される(ステップS7)。プリント中、モニタ21には、例えば、アンケートや広告用の画面を表示することができる。そして、プリントが完了すると、モニタ21には、図20に示すように、筐体1の側面の取出口13から写真を取り出すことを促す表示がなされる。これに対して、ユーザは、筐体1から外に出て、取出口13からプリント写真を取り出す。
<5.増毛編集処理>
本実施形態に係る写真撮影装置には、上述した撮影画像の編集に加え、ユーザの髪を増毛するような画像処理を行うことができる。以下、この点について、詳細に説明する。
増毛編集処理は、撮影画像(トリミング処理及び肌の色の調整前の撮影画像でもよいし、後の撮影画像でもよい)において、被写体の髪の毛のボリュームを増大させる処理である。まず、図21に示すように、撮影画像80から、被写体の髪の毛に対応する髪領域801を抽出する。具体的には、公知の顔検出技術により、両方の眉毛のうち最も高いポイントを検出し、このポイントよりも上の領域(線Lよりも上の領域)において、髪の色と想定される色を検出し、この色の範囲を髪領域801として特定する。この場合、白を髪の色の一部として認識することもでき、このようにすると、白髪が混じった髪領域801を特定することができる。なお、眉毛が髪に隠れている場合など、眉毛の最も高い位置を検出できない場合には、目の位置を検出し、この目の位置から眉毛の最も高い位置を推定する。また、線Lは、目の位置に設定することもできる。このとき、眉毛を公知の画像処理技術で検出し、検出した髪領域から眉毛及び目を除いた領域を髪領域とすることができる。これにより、髪の毛と似た色の眉毛や目(瞳及び睫等)を除外した髪領域801を抽出することができる。
こうして、被写体の髪の毛に対応する髪領域801を抽出し、この髪領域801が100%の透過率で透過されたマスク画像81を生成する。すなわち、髪領域801とそれ以外の領域とが二値化された画像を生成する。
次に、図22に示すように、このマスク画像81を用いて、撮影画像80から髪領域801を切り出し、髪画像82を生成する。以上の髪画像82の生成が、制御部31の抽出部531により行われる。
続いて、この髪画像82と撮影画像80とを合成する。より詳細には、図23に示すように、髪領域801よりも所定の画素分だけ(少なくとも、髪画像が髪領域に重なるように)、顔の上方に位置するように、髪画像82と撮影画像80とを比較暗合成し、合成画像を生成する。すなわち、髪画像82と撮影画像80とが重なる部分においては、髪画像82の画素と撮影画像80の各画素の明暗を比較し、暗い画素を用いて合成画像83を生成する。例えば、撮影画像80において、髪領域よりやや上の領域は薄い色の背景であるため、この部分に髪画像82が合成されると、色の暗い髪画像82の画素が合成される。また、撮影画像80の髪領域801において、白髪が生じている領域に、髪画像82が合成されると、髪画像82の当該領域が黒髪である場合には、白髪が消され、黒髪となるように合成される。このとき、髪画像82の輪郭が撮影画像80の髪領域の中で目立たないように、髪画像82の輪郭を,例えば、ガウシアンぼかしなどの画像処理によりぼかした上で、髪画像82を撮影画像80に合成することができる。ぼかしを行う部分は、輪郭だけでなく、髪画像82の内部をぼかしてもよい。また、輪郭のうち、髪領域801と重なる部分だけをぼかしてもよい。こうして、増毛編集処理がなされた合成画像83が生成される。以上の撮影画像80と髪画像82の合成が、制御部31の合成部532により行われる。
なお、髪領域801と髪画像82との境界を自然に見せるには、次のようにすることもできる。まず、合成画像83に対して、図21と同様の方法で合成後の髪領域801を検出する。そして、この髪領域801に対してエッジ検出を行い、当該髪領域801における髪の毛の流れを示すベクトルマップを作成する。そして、ベクトルマップの各ベクトル方向に合成画像83に対してぼかし処理(ガウシアンぼかしやバイラテラルフィルタ等)を適用する。これにより、合成画像83における、髪画像82と撮影画像80との境目を自然にすることができる。
<6.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、撮影画像80から抽出した髪の毛に相当する髪画像82を、撮影画像80の髪領域801よりもやや上に位置するように合成するため、髪のボリュームが多くなった合成画像83を簡単に生成することができる。したがって、見栄えのよい証明写真を生成することができる。また、髪画像82と撮影画像80とは比較暗合成しているため、白髪を消すこともできる。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせが可能である。
<7−1>
上記実施形態では、髪画像82を、撮影画像80の髪領域801からやや上方にずらして合成しているが、合成の位置は特には限定されない。例えば、髪画像82を下方にずらすことで、髪のボリュームを多くすることもできる。また、例えば、被写体の額が広いような場合や頭頂部の毛が薄い場合は、下方に移動させた方がより増毛の効果が得られることがある。このような場合には、撮影画像から髪型(薄毛の種類)を判定して、その判定結果に基づいて髪画像の移動方向を決定するようにすることもできる。
また、顔の向きや傾きによっては、髪画像82を上方にずらすと不自然な場合があるため、顔の向きや傾きを抽出し、これに応じて、髪画像をずらす方向を決定することもできる。この点について、一例を説明する。
上記実施形態では、線Lを算出するのに両方の眉毛のうち最も高いポイントを利用したが、左右2つの眉の最も高い位置同士を結んだ線を線Lとしてもよい。また、顔が傾いている場合には、図24に示すように、眉毛の最も高い位置を示す線Lは傾く。この場合、髪領域801と髪画像82とを合成する際には、顔の傾きに応じて髪画像82をずらす方向も傾ける。すなわち、目から眉毛に近づく方向S(あるいは口から鼻に近づく方向、口から目に近づく方向など)を検出し、この方向Sに沿って髪画像82を髪領域801に対してずらした上で合成を行う。したがって、髪画像82をずらせる方向は、単に上方(あるいは下方)として設定するのみならず、上記のように、検出された顔の器官から方向を決めることもできる。
また、上記実施形態では、眉毛の最も高い部分を結ぶ線Lより上の髪の色と想定される色の範囲を髪領域としているが、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態の髪領域は、線Lより上の領域を用いることから、髪の毛の両側の下部を除いた部分が髪領域とされる。しかし、髪の毛の全体を髪領域とすることでき、髪の毛と概ね対応する領域であれば、本発明の紙領域とすることができる。したがって、例えば、線Lの設定位置を変えたり、あるいは他の方法で髪領域を特定してもよい。
<7−2>
髪画像82の合成の方法は特には限定されず、上記のような比較暗合成を用いず、そのまま合成することもできる。
<7−3>
上記実施形態では、撮影空間10の背面パネル3を背景として、撮影画像80を取得し、この撮影画像80に髪画像82を合成しているが、次のように処理することもできる。例えば、背面パネル3を青や緑などのクロマキー処理に適した色に着色する。そして、撮影画像80から背景を除く被写体領域をクロマキー処理によって抽出した被写体画像を生成し、この被写体画像を用いてマスク画像81の生成、髪画像82の生成、髪画像82の合成を行うこともできる。
<7−4>
上記実施形態では、マスク画像81を用いて髪画像82を生成しているが、これ以外の方法で、撮影画像80から髪画像82を抽出することもでき、その方法は特には限定されない。
<7−5>
上記増毛編集処理は、ユーザの要求に応じて行うこともできるし、自動的に行うともできる。また、増毛編集処理の前後の画像をモニタ21に切替えて表示したり、並べて表示することで、増毛編集処理の効果をユーザに視認させることもできる。あるいは、増毛の度合いをユーザに選択させることもできる。例えば、図25に示すように、モニタ21に髪画像の上方への移動距離の異なる3つの合成画像のサンプルを表示する。この例では、右側の画像が最も髪画像82の移動距離が大きく(但し、図中の点線は説明の便宜のためのものであり、実際には表示しないようにすることもできる)、上方への移動距離が大きいほど、髪のボリュームを増やすことができる。そして、3つのサンプルの中からユーザに増毛の度合いを選択させることができる。但し、サンプルの数は3つに限定されない。また、ユーザのマニュアル操作で、髪画像82の移動距離を設定することができる。
上記実施形態において、増毛編集処理を行う対象の撮影画像に対する顔検出が完全に失敗した場合や、顔を検出しても一部しか検出しなかった場合(例えば、目の検出に失敗した場合)、顔を検出しても顔の向きが検出できない場合などは、増毛編集処理を行わないとすることもできる。これにより、髪の毛が不自然な方向に合成され、髪の毛が変に合成されるのを防止することができる。
<7−6>
上記実施形態に係る写真撮影装置では、プリントした写真を提供しているが、最終的に生成される撮影画像80や合成画像83を画像データとして提供することもできる。この場合、写真撮影装置で作成された画像は、プレイ毎に作成されるユニークなID(以下、「画像ID」という)とともに画像蓄積サーバに送信され、管理される。そして、携帯端末を通じて画像蓄積サーバにアクセスし、画像IDを送信することにより、当該画像IDに対応する画像を画像蓄積サーバより取得することができる。
また、写真撮影装置では、画像IDを入力すると、当該画像IDに対応する画像を画像蓄積サーバより取得し、取得した画像を印刷する機能を提供することもできる。画像IDの入力方法は、直接入力の他、当該画像IDを示すコード情報(例えば、QRコード(登録商標)を、カメラ22(撮影画像を撮影するのと同じもの)で読み取らせてもよい。コード情報は、撮影画像80や合成画像83とともに紙媒体に印刷することもできるし、携帯端末にて画像を画像蓄積サーバより取得する際に、画像とともに取得することもできる。なお、画像IDからコード情報への変換は、写真撮影装置及び画像蓄積サーバのいずれで行ってもよいし、両方で行ってもよい。
<7−7>
上記実施形態における撮影処理、撮影準備、画像処理などは一例であり、上述した処理の少なくとも一部を用いて処理が行われればよい。
<7−8>
上記実施形態では、本発明の写真撮影装置を証明写真の撮影装置に適用した例を示したが、増毛編集処理は、これ以外の装置に適用することもできる。例えば、撮影画像に対して落書き編集処理を行う写真撮影遊戯装置に適用することもできる。すなわち、写真撮影遊戯装置が編集処理として、増毛編集処理を行うこともできる。
21 表示部(モニタ)
22 カメラ(撮影部)
80 撮影画像
801 髪領域
81 マスク画像
82 髪画像
83 合成画像

Claims (7)

  1. 被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影部と、
    前記撮影画像から前記被写体の髪の毛と対応する髪領域を抽出した髪画像を生成する抽出部と、
    前記髪画像を、前記撮影画像の被写体の前記髪領域と少なくとも一部が重なるように合成した合成画像を生成する合成部と、
    前記撮影画像及び合成画像の少なくとも一方を表示する表示部と、
    を備えている、写真撮影装置。
  2. 前記合成部は、前記髪画像を、前記髪領域から所定長さだけ顔の上方にずらして合成を行う、請求項1に記載の写真撮影装置。
  3. 前記撮影画像から前記被写体の顔を構成するパーツを少なくとも1つ検出する顔検出部を更に備え、
    前記検出したパーツに基づいて前記紙画像をずらせる方向を決定する、請求項2に記載の写真撮影装置
  4. 前記合成部は、前記髪画像と前記撮影画域とを比較暗合成する、請求項1から3のいずれかに記載の写真撮影装置。
  5. 前記抽出部は、
    前記撮影画像から前記髪領域を透過するマスク画像を生成し、
    前記マスク画像に基づいて、前記撮影画像から前記髪領域を生成する、請求項1から4のいずれかに記載の写真撮影装置。
  6. 前記表示部は、前記前記撮影画像及び前記合成画像を切替えて表示可能に構成されている、請求項1から5のいずれかに記載の写真撮影装置。
  7. 被写体が写る撮影画像を取得するステップと、
    前記撮影画像から前記被写体の髪の毛と対応する髪領域を抽出した髪画像を生成するステップと、
    前記髪画像を、前記撮影画像の被写体の髪領域と少なくとも一部が重なるように合成するステップと、
    を備えている、画像処理方法。
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