JP2018197517A - 水流発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービンブレードの揚力の低下を抑制することが可能な水流発電装置を提供すること。【解決手段】水流発電装置1は、回転軸16を備えた発電機17と、回転軸16の径方向に延在する複数のタービンブレード6と、を備える。タービンブレード6は、タービンブレード6の長手方向と直交する翼形断面の外周において、翼背面6dの後縁6b側に配置された第1領域31と、翼背面6dの前縁6a側に配置された第2領域32と、を含む。第1領域31には第1塗料が塗布され、第2領域32には第1塗料とは異なる種類の第2塗料が塗布され、第1塗料の表面の塗膜強度は、第2塗料の表面の塗膜強度より高い。【選択図】図1

Description

本発明は、水流発電装置に関する。
このような分野の技術として特許文献1に記載の発電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の発電装置は、海中に配置された耐圧容器内に発電機を備える。発電機のロータに接続されたシャフトには複数のタービンブレードが設けられている。タービンブレードは水流を受けて回転し、この回転駆動力によってロータが回転して発電機が発電する。
特表2014−534375号公報
水流発電装置では、タービンブレードの翼の背面(翼背面)の後縁側において、キャビテーションが発生するおそれがある。そのため、タービンブレードの表面に塗装を施工した場合には、運転中に生じたキャビテーションによる気泡が崩壊する際に、塗装がはく離するおそれがある。タービンブレードの表面の塗装がはく離して、表面の凹凸が大きくなると、設計通りの揚力が出力されず、発電機による発電効率が低下することになる。
本開示は、タービンブレードの揚力の低下を抑制することが可能な水流発電装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る水流発電装置は、回転軸を備えた発電機と、回転軸の径方向に延在する複数のタービンブレードと、を備え、タービンブレードは、タービンブレードの長手方向と直交する翼形断面の外周において、翼背面の後縁側に配置された第1領域と、翼背面の前縁側に配置された第2領域と、を含み、第1領域には第1塗料が塗布され、第2領域には第1塗料とは異なる種類の第2塗料が塗布され、第1塗料の表面の塗膜強度は、第2塗料の表面の塗膜強度より高い。
この水流発電装置では、タービンブレードの翼背面の後縁側に、前縁側に塗布された第2塗料よりも塗膜強度が高い第1塗料が塗布されている。翼背面付近で生じたキャビテーションによる気泡は、下流側に流れて崩壊(消滅)し、その際にタービンブレードの表面に壊食(エロージョン)を生じさせるおそれがある。この水流発電装置では、後縁側の第1領域に塗膜強度が高い第1塗料が塗布されているので、キャビテーションによる気泡が崩壊しても、塗膜のはく離を抑制して、タービンブレードの表面の壊食を防止することができる。これにより、第1領域の表面形状の変化を抑制して、タービンブレードの回転時におけるタービンブレードの揚力の低下を抑制することができ、発電効率の低下が抑制される。
また、翼形断面において、前縁と後縁とを結ぶ仮想の直線を翼弦とし、翼背面のうち翼弦から最も離れた位置を最高点とし、第1領域は、最高点から後縁側の領域を含んでもよい。キャビテーションによる気泡は、翼背面のうち最高点から後縁側の領域で破壊される可能性が高い。この領域に第1塗料が塗布されていると、タービンブレードの表面の壊食を好適に防止することができる。
いくつかの態様において、第1領域は、タービンブレードの長手方向において、中央部より先端側の領域である。タービンブレードの回転時において、タービンブレードの長手方向の先端側の部分は、基端側(回転軸側)の部分よりも移動速度が速く、キャビテーションが発生するおそれがある。タービンブレードの先端側であり、翼背面の後縁側である第1領域に、第1塗料が塗布されていると、この第1塗料によって、タービンブレードの表面の壊食を好適に防止することができる。また、第1塗料が塗布される領域をより小さい範囲に限定することができる。
また、本開示の一態様に係る水流発電装置は、回転軸を備えた発電機と、回転軸の径方向に延在する複数のタービンブレードと、を備え、タービンブレードは、タービンブレードの長手方向と直交する翼形断面の外周において、翼背面の後縁側に配置された第1領域と、翼背面の前縁側に配置された第2領域と、を含み、第1領域には耐摩耗塗料が塗布されている。
この水流発電装置では、タービンブレードの翼背面の後縁側の第1領域に、耐摩耗塗料が塗布されている。翼背面付近で生じたキャビテーションによる気泡は、下流側に流れて崩壊(消滅)し、その際にタービンブレードの表面に壊食(エロージョン)を生じさせるおそれがある。この水流発電装置では、塗膜強度が高い耐摩耗塗料が塗布されているので、キャビテーションによる気泡が崩壊しても、塗膜のはく離を抑制して、タービンブレードの表面の壊食を防止することができる。これにより、第1領域の表面形状の変化を抑制して、タービンブレードの回転時におけるタービンブレードの揚力の低下を抑制することができ、発電効率の低下が抑制される。なお、「耐摩耗塗料」とは、一般的な塗料と比較して、塗膜強度が高い塗料であり、キャビテーションによる気泡の崩壊に対して有効な塗膜強度を備えた塗料である。
本開示によれば、キャビテーションによる気泡が崩壊しても、塗膜のはく離を抑制することができ、タービンブレードの表面形状の変化を抑えて、タービンブレードの揚力の低下を抑制することができる。その結果、発電効率の低下が抑制される。
本発明の一実施形態に係る水中浮遊式発電装置の概略構成を示す図である。 図1中のタービンブレードを軸線方向から示す正面図である。 図1中のポッドの概略構成を示す図である。 第1変形例に係るタービンブレードを軸線方向から示す図である。 第2変形例に係るタービンブレードを回転軸の径方向外側から示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の説明において、「上流」または「下流」との語は、水の流れを基準として用いられる。また、「前」との語は、水の流れの上流側を意味し、「後」との語は、水の流れの下流側を意味する。たとえば、ダウンウィンド型のタービンが用いられる場合には、ポッドの後部側にブレード(翼)が配置される。
図1〜図3を参照して、水中浮遊式発電装置(水流発電装置)1について説明する。図1に示されるように、水中浮遊式発電装置1は、たとえば海水中に設置されて浮遊し、海流(水流)FLを利用して発電を行う。以下の説明では、水中浮遊式発電装置1を発電装置1という。発電装置1は発電機17を搭載するポッド2を備える。また、ポッド2は耐圧性能を有する。
発電装置1は、例えば左右に離間して配置された一対のポッド2と、一対のポッド2を連結する連結部であるクロスビーム3とを備える。ポッド2の後部には、発電用タービン4が設けられている。以下の説明では、発電用タービン4を、タービン4という。ポッド2は、例えば円筒状をなし、タービン4を回転可能に支持しつつ、タービン4に適正な浮力を付与する。ここで、ポッド2の主断面形状は、円に限られず、本開示では円の直径や形状に限定はない。
発電装置1は、海底に固定されたシンカー14に対して、係留ロープ11を介して接続されている。なお、係留ロープ11の他端を海底に固定する固定部として、シンカー14に代えて、アンカーが用いられてもよい。また、係留ロープ11の上端は、クロスビーム3に接続されている。係留ロープ11の上端は、ポッド2に接続されていてもよい。
また、発電装置1では、タービン4の回転により発電された電力を送電するための送電ケーブル10が設けられている。送電ケーブル10の一端は、ポッド2やクロスビーム3を介してポッド2内の発電機17に接続されている。送電ケーブル10の他端は、たとえばシンカー14内に設けられた中継器(または変圧器等)に接続されている。中継器には、海底に敷設されて地上まで延びる送電ケーブル10が接続されており、これらの送電ケーブル10を介して、タービン4において発電された電力が地上に送電されるようになっている。また、発電装置1は、例えば地上のコントロールセンタと接続された通信ケーブル(不図示)を備える。コントロールセンタから送信された信号は、通信ケーブルを介してポッド2内の制御部に伝達される。
なお、各ケーブルが設けられる形態は上記形態に限られない。たとえば、発電機17で発電された電力を送電する送電ケーブルと、発電機17を電動モータとして駆動する際の電力を送電する送電ケーブルとを別々に備える構成でもよい。中継器は、シンカー14外の海底に設定されてもよい。
発電装置1に適用されるタービン4は、いわゆるダウンウィンド型のタービンである。ポッド2は、海流FLの向きに対向した姿勢で浮遊する。この浮遊状態において、タービン4の回転軸線は、略水平に維持される。なお、タービン4は、アップウィンド型のタービンであってもよい。
タービン4は、ハブ5と、ハブ5に設けられた複数枚(例えば2枚)のブレード(タービンブレード)6と、を含んでいる。ハブ5は、ポッド2の後端部に配置されている。ダウンウィンド型のタービンを採用した発電装置1においては、海流FLの向きを基準として、ポッド2の下流側にブレード6が配置されている(図1、図3参照)。ブレード6は、例えば金属製でもよく、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)製でもよく、その他の材質からなるものでもよい。
ハブ5は回転軸16に固定されてこの軸回りに回転可能となっている。図2及び図3に示されるように、複数のブレード6は、回転軸16の径方向に延在している。ハブ5及びブレード6は一体として回転する。ブレード6の回転は回転軸16を介して発電機17に伝達される。回転軸16はたとえばポッド2の中心軸線に沿って設けられている。
例えば、発電装置1において、ブレード6のピッチ角度は可変になっている。発電装置1は、ブレード6のピッチ角度を調整可能なピッチ角度調整装置20を備える。ピッチ角度調整装置20は、駆動装置21と、ブレード軸22とを備える。より詳細には、各ブレード6の基端部には、ブレード軸22が設けられている。このブレード軸22に、駆動装置21が連結されている。駆動装置21は、たとえばハブ5内に搭載される。駆動装置21は、たとえば、歯車機構を含んでいる。駆動装置21としては、公知の機構を用いることができる。駆動装置21は、ブレード軸22を回転させて、ブレード6のピッチ角度を任意の角度に調整可能である。なお、駆動装置は、油圧式の駆動方式でも電動式の駆動方式でもよく、他の方式でもよい。
ここで、ブレード6の表面は、図4及び図5に示されるように、第1領域31及び第2領域32を含む。図4では、ブレード6を前側(翼腹面6c側)から図示している。第1領域31及び第2領域32は、ブレード6の長手方向と直交する翼形断面(図5参照)の外周において、異なる位置に設定されている。第1領域31は、ブレード6の翼形断面の外周において、翼背面6dの後縁6b側に配置されている。第2領域32は、ブレード6の翼形断面の外周において、翼背面6dの前縁6a側に配置されている。なお、ブレード6では2つの領域が設定されているが、3つ以上の領域が設定されていてもよい。2つ以上の領域に設定されている場合は、領域ごとに回転軸16に対して対称に設定されていてもよい。また、ブレード6の表面とは、塗料が塗布されていない状態において、外部に露出されている面である。
また、図5に示す翼形断面において、前縁6aと後縁6bとを結ぶ仮想の直線を翼弦とし、翼背面6dのうち翼弦から最も離れた位置を最高点6eとしている。図5では、翼弦に沿う方向を矢印(Lch)で示し、翼弦と交差する方向を矢印(Lth)で示している。図5に示す場合には、第1領域31は、最高点6eから後縁6b側の領域を含んでいる。第1領域31は、翼背面6dにおいて、最高点6eから後縁6bまで設定されている。
また、第1領域31は、ブレード6の長手方向(回転軸の回転方向)において、中央部よりも先端6f側の領域に設定されている。第1領域31は、ブレード6の全長において、例えば1/3程度の範囲に設定されている。第1領域は31、ブレード6の長手方向において例えば先端6fまで形成されている。
また、ブレード6の翼形断面の外周において、例えば翼腹面6cは第2領域32となっている。
第1領域31には第1塗料が塗布されている。第2領域32には第1塗料とは異なる種類の第2塗料が塗布されている。異なる種類の塗料とは、例えば材料、成分、等級、グレード、品名等が異なる場合を含む。第1領域31には、第1塗料が塗布された第1塗料部が形成され、第2領域32には、第2塗料が塗布された第2塗料部が形成されている。
第1塗料部の塗膜強度は、第2塗料部の塗膜強度より高い。塗膜強度とは、塗布された塗料の剥がれにくさの程度を表すものである。塗膜強度が高い場合には、塗膜強度が低い場合と比較して、塗料が剥がれにくい。塗膜強度については、例えば、「JIS K 5600−5−7 塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第7節:付着性(プルオフ法)」を用いて、測定することができる。その他の方法を用いて塗膜強度を判定してもよい。
第1塗料としては、例えば、中国塗料株式会社製、「バイオクリン R」(商品名)、「バイオクリン SG−R」(商品名)を使用することができる。第1塗料として、無毒性塗料であるシリコーン系塗料を用いることができる。
第2塗料としては、例えば、中国塗料株式会社製、「バイオクリンECO−2」(商品名)、「バイオクリン ECO」(商品名)を使用することができる。第2塗料として、無毒性塗料であるシリコーン系塗料を用いることができる。また、第2塗料はその他の塗料でもよい。
また、ブレード6の表面に塗料を塗布する場合の施工手順としては、例えば、けれん処理(表面粗面化)、洗浄脱脂、下塗り、中塗り、上塗り等を行う。第1領域31では、上塗りとして第1塗料が塗布される。第2領域32では、上塗りとして第2塗料が塗布される。下塗りで使用される塗料は、例えばブレード6の材質に応じて選定される。中塗りで使用される塗料は、例えば下塗りの塗料及び上塗りの塗料に応じて選定される。また、塗膜厚さは、塗料メーカにより推奨される厚さとする。
このような発電装置1では、ブレード6の長手方向と直交する翼形断面の外周において、翼背面6dの後縁6b側に第1領域31が配置され、翼背面6dの前縁6a側に第2領域32が配置されている。ブレード6の翼背面6dの第1領域31には、第2領域に塗布された第2塗料よりも塗膜強度が高い第1塗料が塗布されているので、ブレード6の回転時において、発生したキャビテーションによる気泡が、下流側に流されて崩壊しても、第1塗料のはく離が抑制される。そのため、第1塗料によって、ブレード6の第1領域31が保護されて、当該第1領域31におけるブレード6の表面の壊食が防止される。この結果、第1領域31の表面形状の変化を抑制して、ブレード6の回転時におけるブレード6の揚力の低下を抑制することができ、発電効率の低下が抑制される。
また、発電装置1のブレード6では、翼背面6dの最高点6eから後縁6b側の領域に配置されているので、最高点6eより下流側でキャビテーションによる気泡が崩壊しても、第1塗料によってブレード6の表面の壊食を好適に抑制することができる。ブレード6では、キャビテーションによる気泡の崩壊の影響を受けやすい位置に、第1塗料を施工することができ、ブレード6の表面の壊食を抑制することができる。
ブレード6の回転時において、ブレード6の長手方向の先端6f側の部分は、基端6g側(回転軸16側)の部分よりも移動速度が速く、ブレード6に対する水流の相対速度が高いので、キャビテーションが発生する可能性がある。ブレード6では、その長手方向の先端6f側であって、翼背面6dの後縁6b側の部分に第1領域31が設定されて、この第1領域31に塗膜強度が高い第1塗料が塗布されている。これにより、ブレード6の表面の壊食を好適に防止することができると共に、第1塗料が塗布される第1領域31の範囲を抑制することができる。
また、この発電装置1のブレード6では、第2領域32に、第1塗料よりも防汚性が高い第2塗料を塗布してもよい。これにより、第2領域32に付着する付着物の量を減らすことができる。そのため、第2領域32の表面形状の変化を抑制して、設計通りの揚力を維持し、ブレード6の揚力の低下を抑制することができる。その結果、発電効率の低下が抑制される。このような発電装置1では、ブレード6全体として、壊食を抑制すると共に付着物の付着を抑制することができ、ブレード6の表面形状の変化を抑制して、設計通りの揚力を維持し、ブレード6の揚力の低下を抑制することができる。
本開示は、前述した実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、本開示の発電装置1は、水中浮遊式発電装置としているが、発電装置は、水中浮遊式発電装置に限定されず、海底に対して、発電機及びポッドの位置が固定されている海底固定式の発電装置でもよい。また、発電装置は潮流発電装置でもよく、水中に発電タービンを配置するその他の発電装置でもよい。
また、第1領域31は、ブレード6の長手方向において、例えば、全長にわたって配置されていてもよく、部分的に配置されているものでもよい。例えば、ブレード6の長手方向において、先端部を含む領域のみに第1領域31が配置されていてもよく、先端部から中間位置(先端6fと基端6gとの中間位置)を超えて回転軸16(基端6g)側まで配置されていてもよい。
また、第1領域31と第2領域32との境界は、ブレード6の翼弦に沿う方向Lchにおいて、最高点6eよりも、前縁6a側に配置されていてもよく、最高点6eよりも後縁6b側に配置されていてもよい。
上記の実施形態では、第1領域31に第1塗料が塗布され、第2領域32に第2塗料が塗布されているが、第1領域31に第1塗料が塗布され、第2領域32に塗料が塗布されていない構成でもよい。第1塗料は、一般的な塗料と比較して、塗膜強度が高い塗料であり、キャビテーションによる気泡の崩壊に対して、塗膜のはく離を防止可能な塗膜強度を備えた塗料である。
このような発電装置1では、第1領域31に、塗膜強度が高い耐摩耗塗料が塗布されているので、キャビテーションによる気泡が崩壊しても、塗膜のはく離を抑制して、ブレード6の表面の壊食を防止することができる。これにより、第1領域31の表面形状の変化を抑制して、ブレード6の回転時におけるブレード6の揚力の低下を抑制することができる。その結果、発電効率の低下が抑制される。
1 発電装置(水流発電装置)
4 タービン(発電用タービン)
6 ブレード(タービンブレード)
6a 前縁
6b 後縁
6c 翼腹面
6d 翼背面
6e 最高点
6f 先端
16 回転軸
17 発電機
31 第1領域
32 第2領域
Lch 翼弦に沿う方向
Lth 翼弦と交差する方向

Claims (4)

  1. 回転軸を備えた発電機と、
    前記回転軸の径方向に延在する複数のタービンブレードと、を備え、
    前記タービンブレードは、前記タービンブレードの長手方向と直交する翼形断面の外周において、翼背面の後縁側に配置された第1領域と、前記翼背面の前縁側に配置された第2領域と、を含み、
    前記第1領域には第1塗料が塗布され、前記第2領域には前記第1塗料とは異なる種類の第2塗料が塗布され、
    前記第1塗料の表面の塗膜強度は、前記第2塗料の表面の塗膜強度より高い水流発電装置。
  2. 前記翼形断面において、前記前縁と前記後縁とを結ぶ仮想の直線を翼弦とし、
    前記翼背面のうち前記翼弦から最も離れた位置を最高点とし、
    前記第1領域は、前記最高点から前記後縁側の領域を含む請求項1に記載の水流発電装置。
  3. 前記第1領域は、前記タービンブレードの長手方向において、中央部より先端側の領域である請求項1又は2に記載の水流発電装置。
  4. 回転軸を備えた発電機と、
    前記回転軸の径方向に延在する複数のタービンブレードと、を備え、
    前記タービンブレードは、前記タービンブレードの長手方向と直交する翼形断面の外周において、翼背面の後縁側に配置された第1領域と、前記翼背面の前縁側に配置された第2領域と、を含み、
    前記第1領域には耐摩耗塗料が塗布されている水流発電装置。
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