JP2018196661A - 磁気共鳴撮像装置および体動補正方法 - Google Patents
磁気共鳴撮像装置および体動補正方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018196661A JP2018196661A JP2017103204A JP2017103204A JP2018196661A JP 2018196661 A JP2018196661 A JP 2018196661A JP 2017103204 A JP2017103204 A JP 2017103204A JP 2017103204 A JP2017103204 A JP 2017103204A JP 2018196661 A JP2018196661 A JP 2018196661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference signal
- signal
- unit
- body motion
- measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 title claims abstract description 249
- 238000012937 correction Methods 0.000 title claims abstract description 138
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 90
- 238000002595 magnetic resonance imaging Methods 0.000 title claims description 62
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 66
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 157
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 71
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 46
- 230000010354 integration Effects 0.000 claims description 44
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 29
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 claims description 26
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 claims description 25
- 238000005481 NMR spectroscopy Methods 0.000 claims description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 21
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 21
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 5
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 12
- 230000006872 improvement Effects 0.000 abstract description 7
- 238000001208 nuclear magnetic resonance pulse sequence Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 238000012804 iterative process Methods 0.000 description 4
- 238000000264 spin echo pulse sequence Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 3
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 2
- 206010011224 Cough Diseases 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021586 Nickel(II) chloride Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000002059 diagnostic imaging Methods 0.000 description 1
- 238000002592 echocardiography Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 235000015220 hamburgers Nutrition 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- QMMRZOWCJAIUJA-UHFFFAOYSA-L nickel dichloride Chemical compound Cl[Ni]Cl QMMRZOWCJAIUJA-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 238000011002 quantification Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 230000009747 swallowing Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
Description
本発明は、装置の形態やタイプを問わず、公知の各種のMRI装置に適用することができる。図1に、そのいくつかを例示する。図1(a)は、ソレノイドコイルで静磁場を生成するトンネル型磁石を用いた水平磁場方式のMRI装置100である。図1(b)は、開放感を高めるために磁石を上下に分離したハンバーガー型(オープン型)の垂直磁場方式のMRI装置120である。また、図1(c)は、図1(a)と同じトンネル型磁石を用い、磁石の奥行を短くし、かつ、斜めに傾けることによって、開放感を高めたMRI装置130である。本実施形態では、これらの外観を有するMRI装置のいずれを用いることもできる。以下の説明は、総括したMRI装置100として説明する。
上述したMRI装置の動作の概略を、図4を参照して説明する。
撮像が開始されると、計測制御部310は、入力装置115を介してユーザーが入力したパラメータに基づいて設定されるパルスシーケンスにしたがってシーケンス制御装置114を動作させる。シーケンス制御装置114は、計測部の動作を制御し、被検体101が発生する核磁気共鳴信号(以下、エコー信号という)を予め定めたエコー時間(TE)で収集し、収集したエコー信号をメモリ内の計測空間に格納する。
計算機109(体動補正処理部320)が、複数のk空間データについて、体動に起因する誤差の補正を行う(体動補正ステップS1002)。本ステップでは、基本的には、計測したエコー信号から、複数の受信コイルの感度情報に基づいてエコー信号を再生成した信号(再生成信号)を算出する。そして、再生成信号とエコー信号とから、体動の影響を受けている信号(体動信号)を検出し、検出した体動信号を再生成した信号で置換する処理を実行する。ここで「信号」は、パルスシーケンスで計測する一つのエコー(例えば、図5のエコー信号517)のみならず、k空間の各ライン上のデータ或いはその一部を含む多様な概念である。
次いで計算機109(画像再構成部330)は、ステップS1002で補正されたエコー信号を含むk空間データに対して逆フーリエ変換およびマルチコイル画像合成を施し、体動補正された再構成画像を作成する。画像はディスプレイ110に表示される。必要に応じて、ステップS1002で算出した再生成信号から作成した画像などをディスプレイ110に表示してもよい。
本実施形態の体動補正処理は、図6に示すように、参照信号領域を設定する処理(S1101)、参照信号領域を補正し、体動信号を実質的に含まない参照信号領域とする処理(S1102)、補正後の参照信号を用いて受信コイルの感度分布を算出し重み係数を決定し、当該重み係数を用いて全領域について体動補正を行う処理(S1103)を含む。S1102及びS1103の処理は、所定の位置の信号を、その周辺の領域の信号の畳み込み演算で再生成して再生成信号を取得し、当該所定の位置の計測信号と再生成信号とを比較して体動を検出し、補正するという処理を含む。以下、各処理を詳述する。
参照信号領域設定部321が、受信コイルの感度分布を算出するのに用いる少なくとも1つ以上のk空間の領域の計測信号を参照信号領域として設定する。
本ステップで設定される参照信号領域は、後の処理の初期値となるものであり、ステップS1102で補正され、必要に応じて更新される。参照信号領域を広くすることで、感度分布に基く重み係数の算出精度を向上することができるが、体動信号を含みやすくなるとともに演算時間が長くなる。そのため、初期値として設定される参照信号領域は、比較的狭い範囲とする。
参照信号体動補正部322が、設定した参照信号領域に混入した体動信号を補正する処理を実施する。具体的には、受信コイルの感度情報に基づいて、参照信号領域設定部321で設定した参照信号領域の再生成信号を作成する。その後、参照信号領域の計測信号と再生成信号とで差分比較を行うことで体動信号の位置を検出する。そして、検出した位置の計測信号を再生成信号に置換することで、体動の影響が補正された計測信号が得られる。
<<S1201>>
まず畳み込み積分範囲設定部410が、受信コイルの感度情報に基づいて計測信号を再生成するために必要となる、畳み込み積分の範囲を設定する。図10に、本実施形態で設定する畳み込み積分範囲の概念図を示す。本図の左右方向を周波数エンコード方向、上下方向を位相エンコード方向、紙面と垂直な方向をスライス方向とする。
重み係数算出部420は、計測信号を再生成する際に利用する重み係数を算出する。重み係数は、各受信コイルの感度情報に基づいて算出する。以下、その具体的な算出方法を説明する。
再生成参照信号算出部430が、ステップS1202で算出した重み係数を使用して、参照信号領域の計測信号のみに対して、受信コイルの感度情報に基づいて再生成信号を算出する(ステップS1203)。再生成信号は、式(1)と同様の式(4)を用いて算出することができる。
体動位置検出部440が、計測信号と再生成信号とを比較し、体動信号の位置を検出する。体動信号の無い領域では、計測信号と再生成信号とは誤差の範囲で等しくなるが、体動信号周囲では、畳み込み積分の結果として、体動信号が持つ誤差が周囲に染み出した分布となる。よって、計測信号と再生成信号とを差分比較すれば、体動信号の周囲は局所的に高い値を持つことになる。したがって、この差分信号の極大値を検出することで、体動信号の位置を取得できる。
まず差分信号算出部610は、計測信号と再生成信号との差分を計算する(ステップS1401)。差分信号は式(5)で表される。
以上の手順により、計測信号と再生成信号から体動信号の位置が検出される。即ち、図9の体動位置検出部440による処理(ステップS1205)が完了する。
参照信号置換部450は、ステップS1205で検出した体動信号を再生成信号に置換する。検出した体動信号の位置に対応する再生成信号は、その周囲に別の体動信号が無い限り、畳み込み積分の結果から、体動の影響を受けていない信号となる。そのため、本ステップで実施する置換処理にて、体動の影響が補正された計測信号(以下、補正信号と呼ぶ)が得られる。
反復演算処理部470では、少なくとも1回以上、上記ステップS1202からステップS1206までの処理を繰り返し実施する。繰り返しの終了判定は、種々の方法を採りえる。例えば、反復回数で終了判定を行い、予め設定した回数として10回の反復を行う。或いは、平均二乗誤差の平方根(Root Mean Square Error:RMSE)や、画像エントロピーなどの画像定量値を算出し、その値の変化量に閾値を設けて終了判定を行う手法をとってもよい。
設定領域更新部460では、受信コイルの感度情報に基づいて信号の再生成に使用する参照信号領域および畳み込み積分範囲を更新する。
ここで参照信号領域が大きいと、連立方程式の数が増える一方、体動信号を多く含むようになるため、フィッティング誤差が生じることになる。また、畳み込み積分範囲が小さいと、連立方程式の数が増える一方、重み係数が受信コイルの感度情報を十分反映できなくなるため、フィッティング誤差が生じる。
参照信号領域および畳み込み積分範囲の更新は、両者の更新を同時に行ってもよいし、別々に更新してもよい。別々に行う場合、参照信号領域を拡大して反復したのち、畳み込み積分範囲を拡大することで、式(3)の連立方程式の数を減少させずに体動補正できる。
参照信号領域又は畳み込み積分範囲を更新した後、反復演算処理部470は、上記ステップS1201からS1208までを少なくとも1回以上反復する処理をさらに実施する。例えば2回の反復処理を実施する。反復処理では、ステップS1208で参照信号領域と畳み込み積分範囲を更新しているため、ステップS1208を実施する前と比較して異なった再生成信号が得られる。ステップS1208にて参照信号領域が更新された場合には、ステップS1207で初期値の参照信号領域の体動信号が補正されているため、新たに参照信号として設定された計測信号が主に補正される。
体動信号が補正された参照信号領域の計測信号を用いて、全領域補正部322がk空間全領域に混入した体動信号を補正する。この処理は、参照信号領域として体動補正されたものを用いることを除き、参照信号領域に対する体動補正(図9:S1202〜S1206)と同様であり、図13に示すように、重み係数を算出する処理(S1301)、再生成信号を算出する処理(S1302)、全チャンネルについて、ステップS1301及びS1302を繰り返す処理(S1303)、体動位置を検出する処理(S1304)及び計測信号を置換する処理(S1305)を含む。
重み係数算出部710が、補正後参照信号を用いて受信コイルの感度情報に基づく重み係数を算出する。この処理は、前述のステップS1202と同様であり、参照信号領域の全画素に対する連立方程式(式(2))を解くことで重み係数を算出する。ここでは、参照信号体動補正部322にて補正された参照信号領域を使用して重み係数を算出するため、誤差の少ない重み係数を算出することができる。なお、参照信号を算出するための畳み込み積分範囲は、ステップS1202と同じでもよいし異なっていてもよい。
再生成計測信号算出部720が、ステップS1301で算出した重み係数を用いて計測信号の再生成をk空間全域で行う。再生成信号の算出は、ステップS1203と同様であり、式(4)を用いて行う。但し、ステップS1203では参照信号領域のみで再生成信号を算出したが、本ステップではk空間全域の再生成信号gを算出する。
再生成計測信号算出部720は、各受信コイルに対して、ステップS1301とステップS1302の処理を繰り返す。
体動位置検出部730は、ステップS1205と同様の手法で体動検出を行う。すなわち、再生成信号と実際に計測した計測信号との差分信号を算出し、その位相エンコード軸方向への投影から極大位置を検索し、それを体動位置とする。但し、全領域体動補正処理S1103では、ステップS1303にてk空間全域で計測信号の再生成を行っているため、本ステップでの体動検出もk空間全域で行う。
計測信号置換部740では、ステップS1206と同様に、体動が検出された位置の計測信号を再生成信号で置換する。以上の手順S1301〜S1305により、k空間全域の体動信号が補正された計測信号が得られる(図6:S1103)。
なお、必要に応じて、ステップS1002で算出した再生成画像などを適宜ディスプレイ110に表示してもよい。
第一実施形態による体動補正の効果を確認するため、以下の撮像実験を実施した。
図1(a)に示す型の静磁場強度3テスラの磁気共鳴撮影装置と、15chを搭載する受信コイルを使用し、図5に記載のパルスシーケンスを実行し、円筒ファントム(塩化ニッケル水溶液)の磁気共鳴信号を計測した。
以上の結果から、第一の実施形態に記載の手法では、高い画質改善効果が得られることが確認された。
第一の実施形態では、k空間上の信号計測を直交サンプリングする場合を説明したが、本実施形態では、非直交サンプリングの信号計測を行う。装置の構成は、第一の実施形態と同じであるが、用いるパルスシーケンスが異なり、それに伴って計算機109の機能が変更される。以下、第一の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
第一の実施形態では、予め設定した所望のk空間領域が全て充填されるように位相エンコード傾斜磁場(Gp)を印加してエコー信号を計測する場合を説明したが、本実施形態では、周期的に位相エンコード傾斜磁場(Gp)印加を間引き、k空間領域が周期的に間引かれるように計測を行う(パラレルイメージング)。
<ステップS1701>
計測制御部310が、予め設定された所定の間引き率或いは倍速率(R−ファクター)及びその他の計測条件に従ってパラレルイメージングの撮像を行い、チャンネル毎に計測データを取得する。
次に、図19(b)に示すように、このようなk空間データ840から間引かれている領域を除外し、予め設定した所望のk空間領域より小さなk空間データ850を作成する。
その後、縮小されたk空間データ850に対し、体動補正処理を行う。体動補正処理は、第一実施形態の処理と同様であり、まずk空間データ850に参照信号領域を設定し、この参照信号領域について図9に示した繰り返し演算により体動補正を行う。
次いで体動補正後の参照信号領域の信号を用いて、k空間850全域の体動補正処理を行う。すなわち体動補正後の参照領域信号から各受信コイルの重み係数を算出し、重み係数を用いて、k空間全域に対し、再生成信号を生成する。生成した再生成信号と実測した計測信号との比較を行って、体動位置を検出し、検出された位置の計測信号を補正する。これにより、実測された計測信号からなるk空間データ850の体動補正が完了する。
その後、k空間データ850をもとのサイズ(k空間データ840)に戻し、計測されていない信号について、公知の信号補間手法、例えばSENSE(Sensitivity Encoding)やSMASH(Simultaneous Acquisition of Spatial Harmonics)、或いはGRAPPA(Generalized Autocalibrating Partially Parallel Acquisitions)を用いて像再構成を行う。このステップS1705において、各受信コイルの感度情報が必要となるが、この感度情報として、ステップS1704で算出される受信コイルの感度情報や重み係数を利用することができる。再構成された画像は、体動補正された各チャンネルのk空間データを用いているため、体動の影響が低減され、体動アーチファクトのない画像を得ることができる。
以上説明した各実施形態で説明したパルスシーケンスやサンプリング方法、k空間の計測順序(傾斜磁場の印加順序)、及び撮像条件は、撮像方法とセットして予め設定したものでもよいが、GUI(Graphic User Interface)等を通してユーザーが設定することができる。また、各実施形態で実行する体動補正処理部による処理は、例えば、体動アーチファクトが予想される部位が撮像部位として設定されたときに、自動的に開始するようにしてもよいし、ユーザーが必要に応じて、撮像に先立って或いは撮像後の画像を確認した後に、体動補正の要否を判断し、入力装置115を介して処理の要否や処理の条件を設定することも可能である。
前記参照信号体動補正部で補正された体動補正後参照信号に基づいて、計測した全領域の体動を補正する全領域補正ステップと、を備える。
Claims (15)
- 被検体が置かれる空間に静磁場を生成する静磁場生成磁石と、
前記被検体に高周波磁場パルスを送信する送信部と、
高周波磁場パルスの照射により前記被検体から生じる核磁気共鳴信号を受信する2以上の受信コイルを備えた受信部と、
前記核磁気共鳴信号に位置情報を付加するための傾斜磁場を印加する傾斜磁場印加部と、
前記送信部、前記傾斜磁場印加部及び前記受信部の動作を制御するとともに前記受信した核磁気共鳴信号に対して演算処理を行う計算機と、
を備える磁気共鳴撮像装置であって、
前記計算機は、
前記送信部、前記傾斜磁場印加部及び前記受信部の動作を制御して前記2以上の受信コイルが受信した核磁気共鳴信号を計測空間に配置する計測制御部と、
前記計測空間の計測信号に対して体動補正を行う体動補正処理部と、
前記体動補正処理部で補正した計測信号を用いて画像を再構成する画像再構成部と、
を備え、
前記体動補正処理部は、
前記計測空間の少なくとも1つの領域を参照信号領域とし、当該参照信号領域内の計測信号を参照信号として設定する参照信号領域設定部と、
前記参照信号に対し体動補正を行う参照信号体動補正部と、
前記参照信号体動補正部で補正された体動補正後の参照信号に基づいて、前記計測空間の全領域の計測信号に対し体動補正を行う全領域補正部と、
を備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記参照信号体動補正部は、
前記受信コイルの感度分布に基づく重み係数を算出するのに用いる前記計測空間の範囲を畳み込み積分範囲として設定する畳み込み積分範囲設定部と、
前記参照信号と前記畳み込み積分範囲の計測信号とを用いて、前記畳み込み積分範囲の重み係数を算出する重み係数算出部と、
前記参照信号領域内の各参照信号について、参照信号と前記重み係数とを用いて当該参照信号を再生成する再生成参照信号算出部と、
前記参照信号と前記再生成参照信号算出部が算出した再生成参照信号とから、前記参照信号領域において体動のある信号位置を検出する体動位置検出部と、
前記体動位置検出部で検出した体動のある位置の参照信号を、前記再生成参照信号に置換する参照信号置換部と、
を備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項2記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記参照信号体動補正部は、
前記参照信号領域及び前記畳み込み積分範囲の一方または両方を少なくとも1回以上更新する設定領域更新部と、
前記設定領域更新部、前記重み係数算出部、前記体動位置検出部、および、前記参照信号置換部の各処理を少なくとも1回以上反復する反復演算処理部と、
をさらに備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項3に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記設定領域更新部は、前記参照信号領域を広げるように更新することを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項3記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記設定領域更新部は、前記畳み込み積分範囲を広げるように更新することを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項2記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記参照信号体動補正部は、
前記参照信号置換部で置換後の参照信号を新たな参照信号として設定し、前記重み係数算出部、前記再生成参照信号算出部、前記体動位置検出部、および、前記参照信号置換部の各処理を少なくとも1回以上反復する、反復演算処理部を、さらに備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項3又は6に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記反復演算処理部は、予め設定した回数の反復演算を行うことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項3又は6に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記反復演算処理部は、前記参照信号置換部で置換後の参照信号を用いて前記画像再構成部が再構成した画像から算出される定量値の変化量が予め設定した閾値を下回るまで反復演算を行うことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項2記載の磁気共鳴撮影装置であって、
前記体動位置検出部は、
前記参照信号と前記再生成参照信号とを差分して差分信号を算出する差分信号算出部と、
前記差分信号を位相エンコード方向に投影して、投影信号を算出する投影信号算出部と、
前記投影信号の極大値を算出する極大値算出部と、
前記極大値に対応する位置を体動信号位置として設定する体動信号位置設定部と、
を備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記全領域補正部は、
前記計測信号と前記参照信号体動補正部により補正された体動補正後参照信号とを用いて、重み係数を算出する重み係数算出部と、
前記計測信号と前記重み係数とを用いて前記計測信号を再生成する再生成計測信号算出部と、
前記計測信号と前記再生成計測信号算出部が生成した再生成計測信号とを用いて、前記計測空間において体動のある信号位置を検出する体動位置検出部と、
前記体動位置検出部で検出した体動のある位置の計測信号を、前記再生成計測信号に置換する計測信号置換部と、
を備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴撮影装置であって、
前記計測制御部は、前記計測空間を直交サンプリングすることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴撮影装置であって、
前記計測制御部は、前記計測空間を非直交サンプリングし、
前記体動補正処理部は、非直交サンプリングした計測信号を、グリッディング処理により直交サンプリングの計測信号に変換するグリッディング処理部をさらに備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴撮影装置であって、
前記計測制御部は、前記計測空間を間引いて計測するパラレルイメージングを行い、
前記体動補正処理部は、前記計測空間を計測信号のみからなる計測空間に縮小し、当該縮小した計測空間について、体動補正を行うことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記体動補正処理部による処理の要否を受け付ける入力部をさらに備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。 - 2以上の受信コイルを備えた磁気共鳴撮像装置で取得した計測信号に対し、当該計測信号に含まれる体動の影響を受けた信号を補正する体動補正方法であって、
前記少なくとも2つ以上の受信コイルで取得した計測信号において、少なくとも1つ以上の領域の信号を参照信号領域として設定する参照信号領域設定ステップと、
前記参照信号領域における体動信号を補正する参照信号体動補正ステップと、
前記参照信号体動補正部で補正された体動補正後参照信号に基づいて、計測した全領域の体動を補正する全領域補正ステップと、
を備えることを特徴とする体動補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017103204A JP6867876B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 磁気共鳴撮像装置および体動補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017103204A JP6867876B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 磁気共鳴撮像装置および体動補正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018196661A true JP2018196661A (ja) | 2018-12-13 |
JP6867876B2 JP6867876B2 (ja) | 2021-05-12 |
Family
ID=64663733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017103204A Active JP6867876B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 磁気共鳴撮像装置および体動補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6867876B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020130867A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 株式会社日立製作所 | 核磁気共鳴装置および体動補正方法 |
US20230045497A1 (en) * | 2021-08-03 | 2023-02-09 | Fujifilm Healthcare Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus and control method thereof |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05154130A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Hitachi Ltd | 体動アーチファクト除去方法 |
JP2000157507A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-13 | Hitachi Medical Corp | 核磁気共鳴撮影装置 |
JP2000513978A (ja) * | 1996-07-09 | 2000-10-24 | イギリス国 | アーチファクト減少像生成方法及びその装置 |
JP2001161657A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Hitachi Medical Corp | 核磁気共鳴撮影装置 |
US20080303521A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Philip James Beatty | System and method for accelerated magnetic resonance parallel imaging |
US20080310696A1 (en) * | 2007-06-12 | 2008-12-18 | General Electric Company | Method and apparatus for correcting motion in multi-shot diffusion-weighted magnetic resonance imaging |
JP2009142522A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2011200613A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
US20110311158A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-22 | Case Western Reserve University | Motion artifact removal |
JP2015154919A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-08-27 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置及び画像処理装置 |
JP2015532608A (ja) * | 2012-08-27 | 2015-11-12 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 高速画像取得に基づく動き追跡 |
-
2017
- 2017-05-25 JP JP2017103204A patent/JP6867876B2/ja active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05154130A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Hitachi Ltd | 体動アーチファクト除去方法 |
JP2000513978A (ja) * | 1996-07-09 | 2000-10-24 | イギリス国 | アーチファクト減少像生成方法及びその装置 |
JP2000157507A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-13 | Hitachi Medical Corp | 核磁気共鳴撮影装置 |
JP2001161657A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Hitachi Medical Corp | 核磁気共鳴撮影装置 |
US20080303521A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Philip James Beatty | System and method for accelerated magnetic resonance parallel imaging |
US20080310696A1 (en) * | 2007-06-12 | 2008-12-18 | General Electric Company | Method and apparatus for correcting motion in multi-shot diffusion-weighted magnetic resonance imaging |
JP2009142522A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2011200613A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
US20110311158A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-22 | Case Western Reserve University | Motion artifact removal |
JP2015532608A (ja) * | 2012-08-27 | 2015-11-12 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 高速画像取得に基づく動き追跡 |
JP2015154919A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-08-27 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置及び画像処理装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020130867A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 株式会社日立製作所 | 核磁気共鳴装置および体動補正方法 |
US20230045497A1 (en) * | 2021-08-03 | 2023-02-09 | Fujifilm Healthcare Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus and control method thereof |
US11927658B2 (en) * | 2021-08-03 | 2024-03-12 | Fujifilm Healthcare Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus and control method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6867876B2 (ja) | 2021-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9317917B2 (en) | Method, reconstruction device, and magnetic resonance apparatus for reconstructing magnetic resonance raw data | |
JP4612000B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
US11022665B2 (en) | Method for echo planar time-resolved magnetic resonance imaging | |
JP5221570B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及びマルチコントラスト画像取得方法 | |
JP5048052B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 | |
JP6085545B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置、画像処理装置および磁化率画像算出方法 | |
JP6243522B2 (ja) | 正則化された検出再構成を使用するマルチエコーディクソン水−脂肪分離及びb0歪補正による並列mri | |
JP6595393B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置、及び、画像処理方法 | |
US10823806B2 (en) | Magnetic resonance imaging using dataset undersampling | |
WO2017022136A1 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
KR20130106787A (ko) | 자기 공명 시스템 제어 시퀀스의 결정 | |
KR20140120281A (ko) | 자기 공명 시스템 작동 시퀀스 확립 | |
JP2016516502A (ja) | k空間サンプリング方法 | |
JP6117097B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置、及び再構成画像取得方法 | |
JP2023506862A (ja) | ニューラルネットワークを使用したsense磁気共鳴イメージング再構成 | |
WO2016021603A1 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 | |
JP6867876B2 (ja) | 磁気共鳴撮像装置および体動補正方法 | |
JP2019042444A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置およびノイズ除去方法 | |
CN113298901B (zh) | 卷褶视野磁共振图像的重建方法、计算机设备及存储介质 | |
US20160124065A1 (en) | Method and apparatus for correction of magnetic resonance image recordings with the use of a converted field map | |
US20220221540A1 (en) | Propeller echo planar time-resolved imaging with dynamic encoding | |
JP6820876B2 (ja) | 磁気共鳴撮影装置、感度分布算出方法、及び、感度分布算出プログラム | |
US11009576B2 (en) | Method for magnetic resonance imaging using slice quadratic phase for spatiotemporal encoding | |
JP4386354B2 (ja) | 磁気共鳴撮像装置 | |
US11892533B2 (en) | Magnetic resonance imaging device and control method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210409 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6867876 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |