JP2018195712A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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【課題】本発明は、必要な検査を行うことができ、しかも、半導体ウエハに生じたクラック又は欠けの進行を抑制することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】上面側に半導体素子が複数形成された半導体ウエハの下面を研削する研削工程と、該研削工程の後に、該半導体素子を検査する検査工程と、該研削工程の後、かつ該検査工程の前または後に、該半導体ウエハのクラックの端部または複数のクラックの交点部に樹脂組成物を塗布する塗布工程と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関する。
半導体ウエハ表面に半導体素子を含む集積回路を形成した後、その半導体ウエハを薄板化することがある。具体的には、半導体ウエハに支持基板を貼り付けて半導体ウエハを補強した後に、その半導体ウエハの裏面を研削する。特許文献1には、裏面研削後の薄板化されたウエハの裏面に金属電極膜を蒸着法により形成することが開示されている、特許文献1にはさらに、研削前に半導体ウエハ表面全体に保護テープを貼り付けておくことで研削後の工程で発生するクラックを抑制することが開示されている。
特許文献2には、半導体ウエハの外周に欠陥が発生していても、欠け又は割れを大きく進行させることなく保護テープを的確に剥離する技術が開示されている。特許文献1、2では、保護テープが貼り付けられた半導体ウエハをダイシングテープに貼り付けた後に、これを支持母体として保護テープを剥離する。
特許文献3には、基板上面側に複数個の半導体素子を形成し、半導体素子の境界位置に基板の上面側から溝を形成し、溝内の少なくとも両側面を保護用の薄膜層にて被覆することが開示されている。特許文献3にはさらに、薄膜層はポリイミドであり、溝幅中央部には薄膜の存在しない空隙部を形成し、基板の下面側を研磨により除去し、空隙部に沿って各半導体素子を分離することが開示されている。
特開2004−186522号公報 特開2010−141101号公報 特開2006−156863号公報
半導体ウエハの上面と下面の両方に電極がある場合、保護テープ又はダイシングテープが半導体ウエハに貼り付けられていると、半導体ウエハの電気特性等の検査を行うことができない。また、半導体ウエハに生じたクラック又は欠けの進行を抑制することで歩留まりの低下を最小限にすることが望ましい。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、必要な検査を行うことができ、しかも、半導体ウエハに生じたクラック又は欠けの進行を抑制することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本願の発明に係る半導体装置の製造方法は、上面側に半導体素子が複数形成された半導体ウエハの下面を研削する研削工程と、前記研削工程の後に、前記半導体素子を検査する検査工程と、前記研削工程の後、かつ前記検査工程の前または後に、前記半導体ウエハのクラックの端部または複数のクラックの交点部に樹脂組成物を塗布する塗布工程と、を備えたことを特徴とする。
本願の発明に係る他の半導体装置の製造方法は、上面側に半導体素子が複数形成された半導体ウエハの下面を研削する研削工程と、前記研削工程の後に、前記半導体素子を検査する検査工程と、前記研削工程の後、かつ前記検査工程の前または後に、前記半導体ウエハのクラックの端部または複数のクラックの交点部にフィルム材料を局所的に貼り付けるフィルム貼付工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
本発明によれば、半導体ウエハの下面を研削した後に半導体ウエハの検査を行うプロセスにおいて、半導体ウエハのクラック又は欠けに樹脂組成物の塗布又はフィルム材料の貼付けを行う。よって、必要な検査を行うことができ、しかも、半導体ウエハに生じたクラック又は欠けの進行を抑制することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。 クラックを有する半導体ウエハの平面図である。 樹脂組成物が塗布された半導体ウエハの平面図である。 クラックと欠けを有する半導体ウエハの平面図である。 樹脂組成物が塗布された半導体ウエハの平面図である。 フィルム材料が貼り付けられた半導体ウエハの平面図である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。このフローチャートに沿って実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明する。
ステップS1は前工程である。前工程では半導体ウエハに半導体素子を複数形成する。半導体素子は例えば電界効果トランジスタ又はヘテロバイポーラトランジスタを含む。半導体素子として回路を構成する集積回路を形成してもよい。半導体ウエハの材料は例えばGaAsなどの化合物半導体である。半導体ウエハに半導体素子が複数形成される。半導体素子は半導体ウエハの上面側に形成する。さらに、半導体ウエハの上面から下面に貫通するビアホールと呼ばれる貫通孔を形成し、その貫通孔に金属を形成する。
次いで、ステップS2に処理を進める。ステップS2では半導体ウエハの上面に支持基板を貼り付ける。あるいは、半導体ウエハの上面を支持基板にマウントする。支持基板と半導体ウエハは例えば接着剤で貼り付ける。支持基板は例えば周知のガラス基板である。
次いで、ステップS3に処理を進める。ステップS3では上面側に半導体素子が形成された半導体ウエハの下面を研削する。研削には周知のグラインダを用いることが好ましい。下面全体を研削して半導体ウエハを薄くする。この工程を研削工程と称する。
次いで、ステップS4に処理を進める。ステップS4では半導体ウエハの下面に下面電極を形成する。下面電極は、前述のビアホールに形成された金属に接触する。これにより、半導体ウエハを個片化して得た半導体チップの下面を接地電極または放熱用電極として用いることができる。
次いで、ステップS5に処理を進める。ステップS5では半導体ウエハに貼り付けた支持基板を半導体ウエハから剥がす。半導体ウエハは薄化されているので機械的強度が小さく非常に割れやすくなっている。
次いで、ステップS6に処理を進める。ステップS6は、半導体ウエハの一部に樹脂組成物を塗布する工程である。図2は、研削工程を経て支持基板から分離された半導体ウエハ10の平面図である。半導体ウエハ10の上面には、直線的クラック2と、T字型クラック3が表れている。別の形状のクラックが生じている場合もある。半導体ウエハ10における直線的クラック2とT字型クラック3の方向は特に限定されないが、図2には、結晶面方位を(100)とするGaAs基板での典型的なクラックの方向が示されている。また、結晶面方位が異なる基板を用いた場合、又は半導体ウエハに斜め方向の大きな外力が働いた場合には、図2のクラックとは異なる方向にクラックが発生する可能性がある。そして、ステップS6では、半導体ウエハ10の上面にあるクラックの端部または複数のクラックの交点部に樹脂組成物を塗布する。半導体ウエハ10のクラックの端部または交点部に加えて、欠けた半導体素子にも樹脂組成物を塗布することが好ましい。
図3は、樹脂組成物が塗布された半導体ウエハ10の平面図である。樹脂組成物4は、直線的クラック2の両端部と、T字型クラック3の端部と、T字型クラック3の2本のクラックが交差する交点部とに塗布されている。樹脂組成物4は、クラックの形状に応じて半導体ウエハ10に局所的に形成されるものであり、半導体ウエハ10の全体に形成されるものではない。樹脂組成物4はクラックの進行を防止するために塗布されている。樹脂組成物4は樹脂材料であれば特に限定されないが、例えばポリイミドである。樹脂組成物4を塗布することで、回路が形成された半導体素子の上面側においてクラックが進行することを防止できる。この工程を塗布工程と称する。
次いで、ステップS7に処理を進める。ステップS7では、研削工程によって薄くなった半導体ウエハの半導体素子を検査する。この工程を検査工程と称する。検査工程では、半導体ウエハ10をハンドリングし、半導体ウエハ10をステージに真空吸着することで、半導体素子の電気的特性を検査する。電気的特性の検査手段は特に限定されない。例えばプローブ針を半導体ウエハ10の上面に当てて、当該プローブ針に電流を流すことで電気的特性を検査できる。
薄い半導体ウエハ10をハンドリングしたりステージに真空吸着させたりすることは、半導体ウエハ10のクラック又は欠けの原因となるので避けることが好ましい。しかしながら、本実施の形態では、研削工程で半導体ウエハ10を薄化した後にしかビアホールに形成された金属の良否を判定できない。そのため、研削工程の後に検査工程を実施する。そのため、検査工程では、ビアホールの中の金属を介した接続された下面電極とウエハ上面の回路との接続を確認する。当然ながら、検査工程において別の検査項目を追加してもよい。また、検査工程では半導体ウエハ10の外観検査も行うことが好ましい。
検査工程で行う各種検査では、薄くなった半導体ウエハ10にダメージが及ばないように細心の注意を払って、半導体ウエハ10をハンドリングし、半導体ウエハ10をステージに真空吸着させる。例えばステージ上の異物管理の規格を厳しくする。しかしながら、検査工程において、薄化された半導体ウエハ10にクラックが発生することは完全には回避できない。特に、化合物半導体はヘキ開面を持っており、クラックが一旦発生すると工程を経ることでヘキ開面に沿ってクラックが進行する。クラックの進行により、最終的に半導体ウエハが分割されてしまうことがある。その結果、半導体ウエハを廃棄したり、半導体チップの良品歩留まりが大きく低下したりする。
また、検査工程においては、クラックだけでなく、半導体ウエハの欠けが生じる場合もある。この欠けも、工程が進むにつれて半導体ウエハを進行するものである。このように、検査工程では、ある程度のクラックと欠けが生じる。検査工程で電気的特性の検査と外観検査のいずれか一方だけを行った場合も、ある程度のクラックと欠けが生じる。
図4は、検査工程後の半導体ウエハの平面図である。検査工程によって、半導体ウエハ10の上面にはクラック20と欠け22が生じている。別のタイプのクラック又は欠けが生じることもある。
次いで、ステップS8に処理を進める。ステップS8では、検査工程で半導体ウエハ10に導入されたクラックと欠けに樹脂組成物を塗布する。この工程は、ステップS6と同様、塗布工程を称する。図5は、ステップS8の塗布工程後の半導体ウエハの平面図である。クラック20の端部に樹脂組成物24を塗布し、欠け22に樹脂組成物24を塗布する。欠け22とは、半導体ウエハ10の欠けによって欠落した領域と接する部分である。T字型クラックがあれば、その端部と交点部にも樹脂組成物24を塗布する。別の形状のクラック又は欠けがあった場合には、それらに対して樹脂組成物24を塗布する。
ステップS6、S8の塗布工程では、ポッティング法で樹脂組成物4、24を塗布することが好ましい。ポッティング法とは液状の樹脂を滴下することである。ポッティング法を採用することで、意図する場所に正確に、しかも局所的に樹脂組成物4、24を塗布することができる。
次いで、ステップS9に処理を進める。ステップS9は、塗布工程のあとに半導体ウエハ10の下面にダイシングテープを貼る工程である。ダイシングテープは半導体ウエハ10の下面全面に貼りつける。この工程を貼付工程と称する。
次いで、ステップS10に処理を進める。ステップS10では、少なくとも半導体ウエハ10のダイシングライン上にある樹脂組成物4、24を除去する。樹脂組成物4、24のすべてを除去してもよい。この工程を除去工程と称する。
次いで、ステップS11に処理を進める。ステップS11では、ダイシングラインに沿って半導体ウエハ10をダイシングする。ダイシングライン上に塗布した樹脂組成物は除去工程で除去されているので、ダイシング時にブレードが樹脂組成物にあたりダメージを受けることを回避できる。ダイシングにより、半導体ウエハ10が複数の半導体チップに個片化される。つまり、1つの半導体素子が1つの半導体チップになる。1つの半導体チップにはビアホールに形成された金属が設けられる。この工程をダイシング工程と称する。ダイシング工程においてダイシングラインに樹脂組成物があっても問題が生じない場合は、上記した除去工程を省略してもよい。
次いで、ステップS12に処理を進める。ステップS12では、ダイシングテープに貼り付いている複数の半導体チップをダイシングテープから剥がすピックアップと呼ばれる処理を行う。ステップS11の終了時点では、ダイシングテープにより、半導体ウエハの形状が維持されているので、ピックアップ装置において半導体ウエハの外周部を基準にアライメントすることができる。ピックアップの前に樹脂組成物4、24が塗布されたチップアドレスから不良品チップと良品チップを記載したウエハマップデータを作成し、上記アライメントを行い、そのマップデータに基づいて半導体チップの良否を判定することが望ましい。ウエハマップデータは、例えば樹脂組成物4、24を塗布する際にメモリに記憶しておき、上記のとおり半導体チップの良否判定に用いることが望ましい。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法では、支持基板を半導体ウエハ10から剥がした後に検査工程を実施する。つまり、保護テープもダイシングテープも貼りつけられていない半導体ウエハ10の電気的特性又は外観を検査工程で検査する。よって、例えばビアホールの良否判定などの必要な検査を行うことができる。
研削工程前の半導体ウエハ10に存在するクラック又は欠けが検査工程において進展したり、検査工程で半導体ウエハ10に導入されたクラック又は欠けがその後の工程で進展したりする懸念がある。そこで、本発明の実施の形態1では、検査工程の前のステップS6においてクラック又は欠けに対し樹脂組成物4を塗布し、検査工程後のステップS8において検査工程で生じたクラック又は欠けに対し樹脂組成物24を塗布する。よって、半導体ウエハ10に生じたクラック又は欠けの進行を樹脂組成物4、24によって抑制することができる。
クラックの進行を防止するためには、クラックの端部に樹脂組成物を塗布すれば足り、クラック全体に樹脂組成物を塗布する必要はない。クラックとその周辺に局所的に樹脂組成物を塗布することで、クラックがない良品チップと想定される半導体チップの検査を通常通り実施することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法はその特徴を失わない範囲で様々な変形が可能である。例えば、半導体ウエハ10の材料は化合物半導体に限定されず、Siなどの周知の材料を用いることができる。実施の形態1では、半導体ウエハを貫通するビアホールに金属を形成し、その金属の電気的接続の良否を判定するために、研削工程後の検査工程が必要になった。しかしながら、実施の形態1に係る発明は、薄化された半導体ウエハに対し弊害を抑制して検査工程を実施するものであるため、ビアホールを採用した構成以外の構成についても効果がある。
ステップS6とステップS8の塗布工程のどちらか一方のみを採用してもよい。例えば検査工程において新たに導入されるクラックと欠けを無視してもよい場合はステップS8の塗布工程を省略できる。他方、検査工程前のクラックと欠けを無視してもよい場合はステップS6の塗布工程を省略できる。したがって、塗布工程は、研削工程の後、かつ検査工程の前または後に実施することができる。
塗布工程S6、S8ではクラックの一部にだけ樹脂組成物を塗布したが、クラック全体に連続的に樹脂組成物を塗布してもよい。しかしながら、この場合においてもクラック又は欠けのない良品と見られる半導体素子には樹脂組成物を塗布しない。実施の形態1で説明した変形は以下の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法に応用することができる。なお、以下に実施の形態にかかる半導体装置の製造方法は実施の形態1との共通点が多いので実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
実施の形態2に係る半導体装置の製造方法では、後工程で外観検査と、半導体チップをダイシングテープから剥がすピックアップを行う。外観検査では、樹脂組成物4、24が塗布された半導体チップを検出する。具体的には、画像2値化法などを用いたインク有無判定により、樹脂組成物4、24が塗布された半導体チップを検出する。樹脂組成物4、24が塗布された半導体チップの検出を容易にするために、樹脂組成物4、24は黒色又は暗色系とすることが好ましい。そして、樹脂組成物4、24が塗布された半導体チップを不良品として処理する。これにより、ウエハの不良チップのチップアドレスを定義するマップデータの修正を行うことなく、機械的な不良チップの選別が可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る半導体装置の製造方法では、クラック又は欠けの進行を止めるために樹脂組成物ではなくフィルム材料を用いる。具体的には、研削工程の後、かつ検査工程の前後に、半導体ウエハのクラックの端部または複数のクラックの交点部にフィルム材料を局所的に貼り付ける。欠けにもフィルム材料を貼り付けることが好ましい。
図6は、フィルム材料30が貼り付けられた半導体ウエハ10の平面図である。フィルム材料30は、塗布工程において、直線的クラック2の両端部と、T字型クラック3の端部と、T字型クラック3の2本のクラックが交差する交点部とに貼り付けられる。さらに、検査工程で半導体ウエハ10に導入されたクラック20と欠け22にフィルム材料32を貼り付ける。フィルム材料30、32は、クラック又は欠けに対応した形状に切り出してから、クラック又は欠けがある部分に貼り付ける。つまり、フィルム材料は半導体ウエハ10の上面全面に貼り付けるのではなく、クラックまたは欠けが見出された部分に局所的に貼り付ける。フィルム材料30、32を貼り付ける工程はフィルム貼付工程と称する。フィルム貼付工程は、検査工程の前または後のいずれか一方だけで実施してもよい。半導体ウエハ10をダイシングするダイシング工程の前に、少なくとも半導体ウエハ10のダイシングライン上にあるフィルム材料を除去することが好ましい。
実施の形態3に係る半導体装置の製造方法は、実施の形態1の樹脂組成物をフィルム材料に置き換えた点を除き、実施の形態1と同様である。なお、ここまでで説明した各実施の形態の特徴を組み合わせて用いてもよい。
10 半導体ウエハ、 2 直線的クラック、 3 T字型クラック、 4,24 樹脂組成物

Claims (13)

  1. 上面側に半導体素子が複数形成された半導体ウエハの下面を研削する研削工程と、
    前記研削工程の後に、前記半導体素子を検査する検査工程と、
    前記研削工程の後、かつ前記検査工程の前または後に、前記半導体ウエハのクラックの端部または複数のクラックの交点部に樹脂組成物を塗布する塗布工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 上面側に半導体素子が複数形成された半導体ウエハの下面を研削する研削工程と、
    前記研削工程の後に、前記半導体素子を検査する検査工程と、
    前記研削工程の後、かつ前記検査工程の前または後に、前記半導体ウエハのクラックの端部または複数のクラックの交点部にフィルム材料を局所的に貼り付けるフィルム貼付工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記塗布工程のあとに前記半導体ウエハの下面にダイシングテープを貼る貼付工程と、
    少なくとも前記半導体ウエハのダイシングラインの上にある前記樹脂組成物を除去する除去工程と、
    前記ダイシングラインに沿って前記半導体ウエハをダイシングするダイシング工程と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記フィルム貼付工程のあとに前記半導体ウエハの下面にダイシングテープを貼る貼付工程と、
    少なくとも前記半導体ウエハのダイシングラインの上にある前記フィルム材料を除去する除去工程と、
    前記ダイシングラインに沿って前記半導体ウエハをダイシングするダイシング工程と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記検査工程では、前記半導体ウエハをハンドリングし、前記半導体ウエハをステージに真空吸着することで、前記半導体素子の電気的特性を検査することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記検査工程では、半導体ウエハの外観検査を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記塗布工程では、ポッティング法で前記樹脂組成物を塗布することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記塗布工程の後に、前記半導体ウエハの下面にダイシングテープを貼る貼付工程と、
    前記貼付工程の後に、ダイシングラインに沿って前記半導体ウエハをダイシングするダイシング工程と、
    前記ダイシング工程の後に、前記樹脂組成物が塗布された半導体素子を不良品として処理する後工程と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記フィルム貼付工程の後に、前記半導体ウエハの下面にダイシングテープを貼る貼付工程と、
    前記貼付工程の後に、ダイシングラインに沿って前記半導体ウエハをダイシングするダイシング工程と、
    前記ダイシング工程の後に、前記フィルム材料が貼り付けられた半導体素子を不良品として処理する後工程と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記塗布工程では、前記半導体ウエハのクラックの端部または前記交点部に加えて、欠けた前記半導体素子に樹脂組成物を塗布することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記フィルム貼付工程では、前記半導体ウエハのクラックの端部または前記交点部に加えて、欠けた前記半導体素子にフィルム材料を貼り付けることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記樹脂組成物は黒色又は暗色系であることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記半導体ウエハは化合物半導体で形成され、
    前記検査工程では、前記半導体ウエハのビアホールに形成された金属を検査することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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