JP2018194943A - 紙葉類収納装置、紙葉類収納方法、及び、紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類収納装置、紙葉類収納方法、及び、紙葉類処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】紙葉類収納装置を小型化する。
【解決手段】紙葉類収納装置(紙幣収納装置3)は、第1テープ351と第2テープ352との間に挟んだ紙葉類を、第1テープ及び第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、紙葉類を外周面から繰り出すよう構成されたドラム37を備える。紙葉類を第1テープと第2テープとの間に挟む挟持箇所(ローラー対34)から第1リール361までの第1テープ経路と、挟持箇所から第2リール362まで第2テープ経路は、ドラムの軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている。
【選択図】図3

Description

ここに開示する技術は、紙葉類収納装置、紙葉類収納方法、及び、紙葉類処理装置に関する。
特許文献1には、紙葉類収納装置が記載されている。紙葉類収納装置は、二本のテープに挟まれた紙葉類をテープと共に巻き取る巻取ローラー(つまり、ドラム)を備えている。紙葉類収納装置の内部において、テープリールは、ドラムを間に挟んだ一側と他側とのそれぞれに配置されている。
国際公開第2011/155018号
紙葉類収納装置は、小型化が要求されている。紙葉類収納装置を小型化するために、従来の紙葉類収納装置とは異なる、新たな構成が必要である。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、紙葉類収納装置の小型化することである。
具体的に、ここに開示する紙葉類収納装置は、第1テープが巻かれた第1リールと、第2テープが巻かれた第2リールと、前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、前記第1テープと前記第2テープとの間に前記紙葉類を挟む挟持箇所から、前記第1リールまでの間の第1テープ経路と、前記挟持箇所から、前記第2リールまでの間の第2テープ経路と、を備える。
そして、前記第1テープ経路と前記第2テープ経路は、前記ドラムの軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている。
紙葉類収納装置は、第1テープ及び第2テープに挟まれた紙葉類を、ドラムの外周面に、第1テープ及び第2テープと共に巻く。第1テープ経路と第2テープ経路とは、ドラムの軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている。つまり、ドラムの軸方向から見たときに、二本のテープが一つの経路上で走行する。この構成により、この紙葉類収納装置は、二本のテープのそれぞれが二つの経路上で走行する構成よりも、小型化することができる。
前記紙葉類収納装置は、紙葉類の搬送路と、前記第1テープと前記第2テープを前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第1のローラーと、前記第1のローラーにより案内され、前記ドラムの前記外周面に沿って走行した前記第1テープ及び前記第2テープの内、前記ドラムの径方向の外側に位置する前記第2テープを、前記ドラムの前記外周面から離した後、前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第2のローラーと、を備え、前記紙葉類は、前記搬送路の前記挟持箇所において、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープと、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープとの間に挟まれる、としてもよい。
こうすることで、第1テープ及び第2テープは、挟持箇所において紙葉類を挟むことができる。
前記第2のローラーは、前記挟持箇所に設けられている、としてもよい。こうすることで、第1テープと第2テープとは、紙葉類を安定的に挟むことができる。
前記第1のローラーと前記第2のローラーは、前記挟持箇所において向かい合って配設されることにより、ローラー対を構成している、としてもよい。
こうすることで、第1テープと第2テープとは、第1のローラーと第2のローラーとの間で紙葉類を挟むことができる。
前記紙葉類収納装置は、前記第1テープ経路と前記第2テープ経路が重なった箇所に配設されかつ、前記第1テープと前記第2テープを案内するよう構成された共通ローラーを備えている、としてもよい。
共通ローラーは、二本のテープを案内する。この紙葉類収納装置は、第1テープのテープ経路と第2テープのテープ経路とを個別に設ける構成と比較して、テープ経路を構成する部材が少なくなる。紙葉類収納装置のコストダウンに有利になる。
前記共通ローラーは、前記搬送路に配設され、前記第1テープと前記第2テープは、前記共通ローラーと前記挟持箇所との間で、前記紙葉類と共に、前記搬送路に沿って走行する、としてもよい。
こうすることで、紙葉類が第1テープ及び第2テープに挟まれる前に、紙葉類と第1テープとは共に、搬送路に沿って走行する。第1テープと第2テープとは、挟持箇所において、紙葉類を安定して挟むことができる。
前記ドラムの前記外周面と前記挟持箇所との間に配設されかつ、前記ドラムの前記外周面から離した前記第2テープの走行位置を規制するよう構成されたテープ規制部を備えている、としてもよい。
テープ規制部は、前記ドラムの前記外周面の近くにおいて、第2テープの走行位置を規制する。ドラムに巻いた第2テープの位置がずれることを抑制することができる。
特に、紙葉類に、偽造防止用のスレッド等が付加されていたり、紙葉類の一部に帯状に伸びる凹又は凸が形成されていたりすると、紙葉類がドラムの外周面に沿って曲がり難くなる場合がある。この場合、ドラムに巻いた紙葉類の位置がずれ、紙葉類の位置ずれに伴い、テープの位置が、幅方向にずれる恐れがある。テープ規制部が、ドラムの外周面の近くにおいて、第2テープの走行位置を規制することによって、ドラムに巻いたテープの位置がずれることを、より確実に防止することができる。
前記テープ規制部は、前記ドラムに巻いた前記紙葉類の量に応じて、前記ドラムの中心に対する相対位置を変更する、としてもよい。
ドラムに巻いた紙葉類の量が増えると、ドラムの見かけの径が大きくなる。「ドラムの見かけの径」とは、ドラムの外周面に巻いた紙葉類及びテープによって構成されるドラムの外周面の径の意味である。ドラムの見かけの径の大きさに応じて、テープ規制部の位置を変更することによって、テープ規制部は、常に、ドラムの外周部(尚、ここでいう外周部は、ドラムに巻いた紙葉類及びテープの最外周部を意味する)の近くにおいて、第2テープの走行位置を規制する。ドラムに巻かれる第2テープの位置が適切な位置になり、ドラムに巻いたテープの位置がずれることを、常に防止することができる。
前記第1リールと前記第2リールは、テープの幅方向に対して同じ位置に配設されている、としてもよい。
こうすることで、第1リールから引き出された第1テープと第2リールから引き出された第2テープは、テープの幅方向に対して同じ位置を走行する。紙葉類収納装置の小型化に、さらに有利になる。
前記第1テープと前記第2テープは、その幅方向の少なくとも一部が重なって前記ドラムに巻き取られる、としてもよい。
こうすることで、紙葉類収納装置は、紙葉類を安定的にドラムに巻くことができる。
前記紙葉類収納装置は、前記ドラムに巻いた前記第1テープ及び前記第2テープの少なくとも一方を押さえるよう構成された押さえローラーと、前記押さえローラーを支持すると共に、所定条件下において前記押さえローラーを前記ドラムの前記外周面から離すよう構成されたローラー支持部と、を備えている、としてもよい。
押さえローラーは、第1テープ及び/又は第2テープを押さえることによって、ドラムに巻いた紙葉類の位置がずれることを防止する。特に、紙葉類がドラムの外周面に沿って曲がり難くい場合に、押さえローラーは、ドラムに巻いた紙葉類の位置がずれることを、効果的に防止する。
ローラー支持部は、所定条件下において押さえローラーをドラムの外周面から離す。所定条件は、例えば、ドラムに巻いた紙葉類が少ないとき(例えば数十枚以下のとき)、又は、ドラムに紙葉類を巻いていないとき、としてもよい。
ドラムに巻いた紙葉類が比較的多い時には、押さえローラーがドラムに巻いた第1テープ及び/又は第2テープを押さえることによって、前述の通り、ドラムに巻いた紙葉類の位置がずれることが防止される。しかしながら、ドラムに巻いた紙葉類が少ないときや、ドラムに紙葉類を巻いていないときに、押さえローラーがドラムに巻いた第1テープ及び/又は第2テープを押さえると、押さえローラーやローラー支持部の、部品ばらつきや、組み立てばらつきに起因して、第1テープ及び/又は第2テープの位置が、ずれる恐れがある。
そこで、ローラー支持部が、所定条件下において押さえローラーをドラムの外周面から離すことによって、第1テープ及び/又は第2テープの位置がずれることが防止される。尚、ドラムに巻いた紙葉類が比較的多い時には、ローラーやローラー支持部の、部品ばらつきや、組み立てばらつきの影響は、紙葉類同士の摩擦等によって相殺される。このため、ドラムに巻いた紙葉類が比較的多い時に押さえローラーが第1テープ及び/又は第2テープを押さえても、第1テープ及び/又は第2テープの位置は、ずれない。
ここに開示する紙葉類収納方法は、第1テープ及び第2テープを、第1のローラーが、ドラムの外周面に向かって案内し、前記第1のローラーが案内し、前記ドラムの前記外周面に沿って走行した前記第1テープ及び前記第2テープの内、前記ドラムの径方向の外側に位置する前記第2テープを、第2のローラーが、前記ドラムの前記外周面から離した後、前記ドラムの前記外周面に向かって案内し、前記ドラムが、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープと、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープとの間に挟まれた紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に外周面に巻き取る、ことを特徴とする。
こうすることで、紙葉類は、安定して、ドラムの外周面に巻かれる。
ここに開示する紙葉類処理装置は、紙葉類の収納部を備える。前記収納部は、第1テープが巻かれた第1リールと、第2テープが巻かれた第2リールと、前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、前記第1テープと前記第2テープとの間に前記紙葉類を挟む挟持箇所から、前記第1リールまでの間の第1テープ経路と、前記挟持箇所から、前記第2リールまでの間の第2テープ経路と、を備え、前記第1テープ経路と前記第2テープ経路は、前記ドラムの軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている。
この構成によると、紙葉類処理装置の収納部は、前述したように、ドラムの軸方向から見たときに、二本のテープが一つの経路上で走行するから、小型化することができる。収納部が小型化するため、紙葉類処理装置も小型化することができる。
ここに開示する紙葉類収納装置は、フレームと、第1テープが巻かれた第1リールと、第2テープが巻かれた第2リールと、前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、前記ドラムに向かって前記紙葉類を搬送すると共に、前記ドラムに巻いた前記紙葉類の量に応じて可動する搬送ガイドと、を備える。
そして、前記搬送ガイドは、前記フレーム内を、一側領域と他側領域とに隔て、前記ドラムは、前記一側領域に配設され、前記第1リール及び前記第2リールは共に、前記他側領域に配設されている。
この構成によると、第1リール及び第2リールの両方を、フレーム内において、搬送ガイドよりも他側領域に配置するため、フレーム内の一側領域は、リールの配設スペースを省略することができる。その結果、紙葉類収納装置を小型化することができる。
前記搬送ガイドは、前記一側領域と前記他側領域を連通する連通部を有し、前記第1テープ及び前記第2テープは、前記連通部を通り抜け、前記紙葉類収納装置は、前記連通部を通り抜けた前記第1テープと前記第2テープを前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第1のローラーと、前記第1のローラーにより案内され、前記ドラムの前記外周面に沿って走行した前記第1テープ及び前記第2テープの内、前記ドラムの径方向の外側に位置する前記第2テープを、前記ドラムの前記外周面から離した後、前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第2のローラーと、を備え、前記紙葉類は、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープと、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープとの間に挟まれる、としてもよい。
第1テープと第2テープとの両方を、同じ経路を通じて、フレーム内の他側領域から一側領域へと導くことによって、二本のテープは、紙葉類を挟みかつ、ドラムに巻くことができる。
前記搬送ガイドは、前記一側領域と前記他側領域を連通する連通部を有し、前記第1テープは、前記連通部を通り抜け、前記紙葉類収納装置は、前記連通部を通り抜けた前記第1テープを前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第1のローラーと、前記第2テープを、前記搬送ガイドを迂回して、前記一側領域から前記他側領域へと導くよう構成された迂回ローラーと、前記迂回ローラーにより案内された前記第2テープを、前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第2のローラーと、を備え、前記紙葉類は、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープと、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープとの間に挟まれる、としてもよい。
第1テープと第2テープとの両方を、異なる経路を通じて、フレーム内の他側領域から一側領域へと導くことによって、二本のテープは、紙葉類を挟みかつ、ドラムに巻くことができる。
前記第1テープと前記第2テープは、その幅方向の少なくとも一部が重なって前記ドラムに巻き取られる、としてもよい。紙葉類収納装置は、紙葉類を、安定してドラムの外周面に巻くことができる。
前記第1リールと前記第2リールは、テープの幅方向に対して同じ位置に配設されている、としてもよい。こうすることで、第1リールから引き出された第1テープと第2リールから引き出された第2テープとは、テープの幅方向に対して同じ位置を走行する。この構成は、紙葉類収納装置の小型化に有利になる。
また、前記第1リールと前記第2リールは、テープの幅方向に対して、位置がずれている、としてもよい。
前記第1リール及び前記第2リールはそれぞれ、前記第1テープ及び前記第2テープの巻き量に応じて、見かけの径が変化し、前記第1リール及び前記第2リールの内の少なくとも一のリールの見かけの径が変化する領域と、前記搬送ガイドが変位する領域とは、一部が重なる、としてもよい。
ドラムに巻かれる紙葉類の量が多くなると、第1リール及び第2リールから引き出されるテープの量が増える。そのため、ドラムの見かけの径が大きくなる一方、第1リール及び第2リールの見かけの径は小さくなる。逆に、ドラムに巻かれる紙葉類の量が少なくなると、ドラムの見かけの径が小さくなる一方、第1リール及び第2リールの見かけの径は大きくなる。
搬送ガイドはドラムに巻いた紙葉類の量に応じて、ドラムの中心に対する相対位置を変更する。つまり、ドラムの見かけの径が大きくなると、搬送ガイドはドラムの中心から離れ、ドラムの見かけの径が小さくなると、搬送ガイドはドラムの中心に近づく。
第1リール及び第2リールの内の少なくとも一のリールの見かけの径が変化する領域と、搬送ガイドが変位する領域との一部が重なる構成とすることによって、フレーム内のスペース効率が向上する。紙葉類収納装置の小型化に有利になる。
ここに開示する別の紙葉類処理装置は、紙葉類の収納部を備え、前記収納部は、フレームと、第1テープが巻かれた第1リールと、第2テープが巻かれた第2リールと、前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、前記ドラムに向かって前記紙葉類を搬送すると共に、前記ドラムに巻いた前記紙葉類の量に応じて可動する搬送ガイドと、を備え、前記搬送ガイドは、前記フレーム内を、一側領域と他側領域とに隔て、前記ドラムは、前記一側領域に配設され、前記第1リール及び前記第2リールは共に、前記他側領域に配設されている。
紙葉類処理装置の収納部は、前述したように、第1リール及び第2リールの両方が、フレーム内の他側領域に配置されているから、小型化することができる。収納部が小型化するため、紙葉類処理装置も小型化することができる。
以上説明したように、前記の紙葉類収納装置及び紙葉類収納方法によると、紙葉類収納装置の小型化に有利である。また、前記の紙葉類処理装置によると、収納部が小型化するから、紙葉類処理装置の小型化に有利である。
図1は、紙幣処理装置の外観を例示する斜視図である。 図2は、紙幣処理装置の構成例を示す概略図である。 図3は、紙幣収納装置の構成例を示す断面図であり、収納量がゼロの状態を示している。 図4は、図3の紙幣収納装置において、収納量が満量の状態を示す断面図である。 図5は、第1テープ及び第2テープの配置構成を示す説明図である。 図6は、紙幣収納装置のテープ規制部を拡大して示す斜視図である。 図7Aは、第1リール及び第2リールの配置例を示す図であり、図3のVII−VII断面に相当する。 図7Bは、第1リール及び第2リールの別の配置例を示す図7B対応図である。 図8は、図3とは異なる構成の、紙幣収納装置を示す断面図であり、収納量がゼロの状態を示している。 図9は、図8の紙幣収納装置において、収納量が満量の状態を示す断面図である。 図10Aは、紙幣収納装置における、ドラムと第1リール及び第2リールとの配置例を示す図である。 図10Bは、紙幣収納装置における、ドラムと第1リール及び第2リールとの、別の配置例を示す図である。
以下、紙葉類収納装置及び紙葉類処理装置、並びに、紙葉類収納方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明は、紙葉類収納装置及び紙葉類処理装置の一例である。図1は、紙葉類処理装置としての紙幣処理装置1を示している。紙幣処理装置1は、例えば銀行等の金融機関に設置されかつ、入金処理及び出金処理を含む各種の処理を実行する装置である。尚、紙幣処理装置1は、金融機関に設置する以外に、例えば小売店舗のバックオフィス等に設置して用いることも可能である。
(紙幣処理装置の全体構成)
図1は、紙幣処理装置1の外観を例示している。図2は、紙幣処理装置1の内部の構造を例示している。
紙幣処理装置1は、バラ紙幣の処理を行う。紙幣処理装置1は、上部の処理部11と、下部の金庫部13とを有している。処理部11を構成する上部筐体111の中には、入金部21、出金部23、識別部24、一時保留部6、及び、搬送部4の一部が配設されている。
金庫部13は、金庫筐体131によって構成されている。金庫筐体131の中には、収納部5と、搬送部4の一部とが配設されている。金庫筐体131は、収納部5を、所定以上の防護レベルで防護するように構成されている。金庫筐体131の防護レベルは、上部筐体111の防護レベルよりも高くなっている。
入金部21は、例えば入金処理を行う際に、紙幣が投入される部分である。入金部21は、入金口211を有している。入金口211は、上部筐体111の上面に開口している。紙幣は、入金口211を通じて、入金部21に投入される。入金部21は、投入された紙幣を、一枚ずつ装置の中に取り込む機構を有している。
出金部23は、例えば出金処理の際に、紙幣が搬送される部分である。出金部23は、様々な用途に利用することが可能である。出金部23は、複数枚の紙幣を集積するよう構成されている。出金部23は、出金口231を有している。出金口231は、上部筐体111の上面に開口している。出金部23に集積されている紙幣は、出金口231を通じて取り出すことが可能である。尚、出金口231に、開閉するシャッターを設けてもよい。
識別部24は、後述するループ搬送路41に配設されている。識別部24は、ループ搬送路41に沿って搬送される紙幣の一枚一枚について、少なくとも、真偽、金種及び正損を識別する。
一時保留部6は、紙幣を一時保留部6の中に取り込んで収納すること、及び、一時保留部6の中に収納している紙幣を繰り出すこと、が可能に構成されている。一時保留部6は、いわゆるテープ式の収納機構を有している。一時保留部6は、例えば入金処理を行う際に、入金対象の紙幣を一時的に収納する。入金処理が確定すると、一時保留部6は、収納している紙幣を繰り出す。繰り出された紙幣は、後述する収納部5に収納される。一時保留部6はまた、その他の用途に利用することも可能である。
一時保留部6は、上部筐体111の中の前側の位置に配設されている。一時保留部6は、上部筐体111の中に、着脱可能に配置されている。一時保留部6が無くても、紙幣処理装置1は動作することが可能に構成されている。
収納部5は、複数の紙幣収納装置3を有している。図例の紙幣処理装置1は、八個の紙幣収納装置3を有している。紙幣収納装置3は、金庫筐体131の中に、上下方向及び水平方向に並んで配置されている。尚、紙幣収納装置3の数、及び、紙幣収納装置3の配置は、どのようなものであってもよい。
各紙幣収納装置3は、紙幣を紙幣収納装置3の中に取り込んで収納すること、及び、紙幣収納装置3の中に収納している紙幣を繰り出すこと、が可能に構成されている。紙幣収納装置3の構成については、後述する。
搬送部4は、搬送路を有している。搬送部4は、例えば紙幣の長手の縁を前にして、紙幣と紙幣との間に間隔を空けて、紙幣を一枚ずつ、搬送路に沿って搬送するよう構成されている。搬送路は、図示は省略するが、多数のローラー、複数のベルト、これらを駆動するモータ、及び複数のガイドの組み合わせによって構成されている。
搬送部4は、上部筐体111の中に設けられたループ搬送路41を有している。ループ搬送路41は、前述したように識別部24を通る。搬送部4は、紙幣を、ループ搬送路41に沿って、図1における時計回り方向及び反時計回り方向に搬送する。
入金部21は、接続路42を介して、ループ搬送路41に接続されている。出金部23は、接続路43を介して、ループ搬送路41に接続されている。
複数の紙幣収納装置3はそれぞれ、接続路44を介してループ搬送路41に接続されている。接続路44は、途中で分岐して、複数の紙幣収納装置3のそれぞれに接続されている。一時保留部6は、接続路45を介してループ搬送路41に接続されている。
尚、図示は省略するが、ループ搬送路41と、接続路42、43、44、45との接続箇所には、紙幣の搬送先を切り替える分岐機構が設けられている。また、接続路44における各分岐箇所にも、分岐機構が設けられている。
ループ搬送路41、及び、接続路42、43、44、45における各所には、紙幣の通過を検知する通過センサが配設されている。搬送部4は、図示を省略するコントローラーからの指令を受けて、通過センサの検知信号に基づいて、搬送部4の各分岐機構を制御することにより、紙幣を、所定の搬送先に搬送する。
以下、前述した構成の紙幣処理装置1が、入金処理及び出金処理を実行する際の動作について、簡単に説明する。
(入金処理)
入金対象の紙幣は、入金部21に投入される。入金部21は、紙幣を一枚一枚、装置の中に取り込む。搬送部4は、紙幣を、接続路42からループ搬送路41を通って、識別部24に搬送する。識別部24は、紙幣を識別する。搬送部4は、識別部24を通過した紙幣を、接続路44を経て、複数の紙幣収納装置3のいずれかに搬送する。紙幣収納装置3は、紙幣を収納する。入金可能な紙幣が全て、紙幣収納装置3に収納されれば、入金処理は終了する。
尚、入金処理時に一時保留部6を利用する場合、搬送部4は、識別部24を通過した紙幣を、接続路45を経て、一時保留部6に搬送する。入金処理が確定した後、一時保留部6は、収納している紙幣を繰り出す。搬送部4は、一時保留部6から繰り出された紙幣を、接続路44を経て、複数の紙幣収納装置3のいずれかに搬送する。
(出金処理)
紙幣収納装置3は、出金処理時に、出金対象の紙幣を繰り出す。搬送部4は、紙幣を、接続路44からループ搬送路41を通って、識別部24に搬送する。識別部24は、紙幣の識別を行う。搬送部4は、識別後の紙幣を、ループ搬送路41から接続路43を通って、出金部23に搬送する。出金対象の紙幣が全て、出金部23に出金されれば、出金処理は終了する。
(紙幣収納装置の構成)
図3及び図4は、紙幣収納装置3の構成例を示している。図3は、紙幣収納装置3の収納量がゼロのとき(つまり、紙幣収納装置3に紙幣が収納されていないとき)の状態を示し、図4は、紙幣収納装置3の収納量が満量のときの状態を示している。以下においては、説明の便宜上、図3及び図4の紙面における左右方向をX方向とし、図3及び図4の紙面における上下方向をY方向とし、図3及び図4の紙面に直交する方向をZ方向とする(図6も参照)。
紙幣収納装置3の一側面(図3及び図4の例では右面)には、紙幣が出入する出入口310が設けられている。紙幣は、出入口310を通って紙幣収納装置3の中に入ると共に、出入口310を通って紙幣収納装置3の外に出る。
紙幣収納装置3は、収納機構300と、収納機構300を収容するフレーム31と、を備えている。収納機構300は、テープの間に挟んだ紙幣100を、テープと共にドラム37に巻き取るよう構成されている(図6参照)。収納機構300は、第1リール361と、第2リール362と、前記ドラム37と、紙幣100の搬送路を構成する搬送ガイド32と、を備えている。第1リール361には、第1テープ351の一端が固定されていると共に、第1テープ351が巻かれている。第2リール362には、第2テープ352の一端が固定されていると共に、第2テープ352が巻かれている。第1テープ351の他端、及び、第2テープ352の他端はそれぞれ、ドラム37の外周面に固定されている(図5参照)。
図3及び図4においては、第1リール361及び第2リール362をそれぞれ一つずつ示している。しかしながら、第1リール361は、図7Aに示すように、Z方向に所定の間隔を空けて二つ配設されている。第1テープ351は、二つの第1リール361のそれぞれから引き出される。同様に、第2リール362も、Z方向に所定の間隔を空けて二つ配設されている。第2テープ352は、二つの第2リール362のそれぞれから引き出される。尚、図7Aは、図3のVII−VII断面に相当する。
搬送ガイド32は、フレーム31の内部において、出入口310とドラム37との間に配設されている。搬送ガイド32は、X方向に伸びている。搬送ガイド32は、フレーム31の内部を、一側領域311と、他側領域312と、に隔てている。
搬送ガイド32は、固定ガイド321と、可動ガイド322と、から構成されている。固定ガイド321は、出入口310に接続されている。固定ガイド321は、紙幣100を厚み方向に挟む、ローラー対及びガイド部材によって構成されている。固定ガイド321は、ドラム37に向かって、又は、出入口310に向かって、紙幣100を搬送するよう構成されている。
可動ガイド322は固定ガイド321に連続している。可動ガイド322は、図3において破線で囲まれた部分に相当する。可動ガイド322は、後述する第1ベルト331が巻き掛けられたプーリの回転軸333を中心として回動するよう構成されている(図3の左側の両端矢印参照)。可動ガイド322は、図示を省略する付勢部材(例えば、ばね)によって、図3における時計回り方向に付勢されている。可動ガイド322は、後述するドラム37の見かけの径の大きさに応じて、時計回り方向及び反時計回り方向に回動する。
可動ガイド322は、第1ベルト331及び第2ベルト332を有している。第1ベルト331は、複数のプーリに巻き掛けられている。第2ベルト332は、第1ベルト331とは別の、複数のプーリに巻き掛けられている。第1ベルト331と第2ベルト332とは、紙幣100の搬送路に沿って、紙幣100を厚み方向に挟むよう対向している。第1ベルト331及び第2ベルト332は、紙幣100を、ドラム37に向かって、又は、出入口310に向かって搬送するよう構成されている。
可動ガイド322の中間位置には、一側領域311と他側領域312とを連通する連通部323が設けられている。連通部323には、第1テープ351及び第2テープ352を案内する第1共通ローラー324が配設されている。
可動ガイド322に設けた搬送路の端には、ローラー対34が配設されている。ローラー対34は、第1のローラー341と第2のローラー342とによって構成されている。第1のローラー341と第2のローラー342とは、向かい合って配設されている。ローラー対34は、第1テープ351と第2テープ352との間に紙幣100を挟む挟持箇所に相当する。第1のローラー341及び第2のローラー342の構成の詳細は、後述する。
可動ガイド322の先端部には、押さえローラー381が取り付けられている。可動ガイド322は、押さえローラー381を支持するローラー支持部を構成する。押さえローラー381は、ドラム37に巻いた第1テープ351及び第2テープ352に当接する。押さえローラー381は、第1テープ351及び第2テープ352を押さえる。押さえローラー381は、可動ガイド322が回動することに伴い、ドラム37の中心に対する相対位置を変更する。押さえローラー381の位置は、ドラム37の見かけの径の大きさに応じて変わる。
第1リール361及び第2リール362は共に、他側領域312に配設されている。より詳細に、第1リール361及び第2リール362は、他側領域312において、出入口310に近い位置に、斜め方向に並んで配設されている。第2リール362は、出入口310に対して近い位置に位置している。第1リール361は、出入口310に対して遠い位置に位置している。また、図7Aに模式的に示すように、第1リール361と第2リール362とは、Z方向に対して同じ位置に配設されている。
第1リール361は、Z方向に伸びる軸を中心して、第1テープ351の引き出し方向(つまり、図3及び図4における時計回り方向)、及び、第1テープ351の巻き取り方向(つまり、図3及び図4における反時計回り方向)に回転する。同様に、第2リール362は、Z方向に伸びる軸を中心して、第2テープ352の引き出し方向、及び、第2テープ352の巻き取り方向に回転する。
第2リール362から引き出された第2テープ352は、複数のローラー及び第2共通ローラー325を介して、第1共通ローラー324に至る。第1リール361から引き出された第1テープ351は、第2共通ローラー325を介して、第1共通ローラー324に至る。第1共通ローラー324には、重なった第1テープ351及び第2テープ352の両方が巻き掛けられる。また、第2共通ローラー325にも、重なった第1テープ351及び第2テープ352の両方が巻き掛けられる。第1共通ローラー324と第2共通ローラー325との間において、第1テープ351と第2テープ352とは、互いに重なった状態で走行する。
第1テープ351及び第2テープ352は、重なった状態で、第1共通ローラー324から、第1のローラー341に到達する。第1共通ローラー324は、第1のローラー341に対して、ドラム37から離れる方向、言い換えるとドラム37から出入口310に向かう方向に、所定の間隔を空けて配設されている。第1テープ351及び第2テープ352は、第1共通ローラー324と第1のローラー341との間で、重なった状態のまま、紙幣100の搬送路に沿って走行する。
従って、ローラー対34によって構成される挟持箇所から第1リール361及び第2リール362までのテープ経路の一部において、第1テープ351と第2テープ352とは、互いに重なった状態で走行する。より具体的に、ローラー対34から第2共通ローラー325までの間において、第1テープ351と第2テープ352とは、幅方向に互いに重なった状態で走行する。この構成は、挟持箇所から第1リール361までの間の第1テープ経路と、挟持箇所から、第2リール362までの間の第2テープ経路とが、ドラム37の軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている、と言い換えることができる。
第1のローラー341は、重なった第1テープ351及び第2テープ352を、ドラム37の外周面に向かって案内する。このときに、第1テープ351は、ドラム37の径方向の内側に位置し、第2テープ352は、ドラム37の径方向の外側に位置する。
ドラム37は、一側領域311に配設されている。より詳細に、ドラム37は、一側領域311において、出入口310から離れた位置に配設されている。
ドラム37は、Z方向に伸びる軸を中心に回転する。ドラム37は、紙幣100及びテープの巻き取り方向、及び、紙幣100及びテープの繰り出し方向に回転する。図3の例において、紙幣100及びテープの巻き取り方向は、時計回り方向であり、紙幣100及びテープの繰り出し方向は、反時計回り方向である。
以下、図3〜5を参照しながら、ドラム37の付近における第1テープ351及び第2テープ352の、配置関係を説明する。図5は、ドラム37、第1のローラー341、第2のローラー342、第1共通ローラー324、及び、押さえローラー381、並びに、第1テープ351及び第2テープ352を示している。図5は、理解を容易にするために、ドラム37及び各ローラー341、342、324、381の間隔を広く描いている。第1テープ351は破線で、第2テープ352は実線でそれぞれ示す。また図5は、実際とは異なり、第1テープ351及び第2テープ352の間に間隔を設けて描いている。
第1のローラー341に案内された第1テープ351及び第2テープ352は、ドラム37の外周面に巻かれる。ドラム37の外周面に、この構成例では、おおよそ2/3周分だけ巻かれた第1テープ351及び第2テープ352の内、ドラム37の径方向の外側に位置する第2テープ352は、ドラム37の外周面から離されて、第2のローラー342に巻き掛けられる。第1テープ351はドラム37の外周面に巻かれたままになる。
第2のローラー342は、第2テープ352を、第1テープ351に重なるように、ドラム37の外周面に向かって、再び案内する。第1のローラー341と第2のローラー342とからなるローラー対34は、一本の第1テープ351と二本の第2テープ352との合計三本のテープを挟持する。
図5に示すように、搬送ガイド32の搬送路に沿って搬送される紙幣100は、第1共通ローラー324と第1のローラー341との間で、第1テープ351と重なって搬送される。このとき、第1テープ351と第2テープ352とは重なっているものの、紙幣100は、第1テープ351と第2テープ352との間には挟まっていない。
紙幣100は、第1のローラー341と第2のローラー342とによって構成されるローラー対34の箇所において、第1のローラー341によって案内された第1テープ351と、第2のローラー342によって案内された第2テープ352との間に挟まれる。第1テープ351と第2テープ352との間に挟まれた紙幣は、ローラー対34を通過した後、第1テープ351及び第2テープ352と共に、ドラム37の外周面に巻かれる。図示は省略するが、第1テープ351及び第2テープ352は、ドラム37の外周面においても、幅方向に重なっている。
紙幣収納装置3は、ローラー対34の箇所において、第1テープ351を、第2テープ352と第2テープ352の間に挟んでいるため、第1テープ351及び第2テープ352を重ねた状態で、ドラム37に巻くことができる。紙幣は、第1テープ351と第2テープ352との間に挟まれた以上で、安定的に、ドラム37に巻かれる。
従って、収納機構300の紙幣収納方法は、以下のように構成されている。つまり、(1)第1テープ351及び第2テープ352を、第1のローラー341が、ドラム37の外周面に向かって案内し、(2)第1のローラー341が案内し、ドラム37の外周面に沿って走行した第1テープ351及び第2テープ352の内、ドラム37の径方向の外側に位置する第2テープ352を、第2のローラー342が、ドラム37の外周面から離した後、ドラム37の外周面に向かって案内し、(3)ドラム37が、第2のローラー342によって案内された第2テープ352と、第1のローラー341によって案内された第1テープ351との間に挟まれた紙幣100を、第1テープ351及び第2テープ352と共に外周面に巻き取る。
この構成の収納機構300は、紙幣100を、幅方向に重なった第1テープ351及び第2テープ352との間に挟んでドラム37に巻き取るため、紙幣100を、安定的にドラムに巻くことができる。
また、挟持箇所(つまり、ローラー対34)から第1リール361及び第2リール362までのテープ経路の少なくとも一部において、第1テープ経路と第2テープ経路は、ドラム37の軸方向から見て重なっている。つまり、ドラム37の軸方向から見たときに、二本のテープが一つの経路上で走行するから、この紙幣収納装置3は、二本のテープのそれぞれが二つの経路上で走行する構成よりも小型化する。
また、第1リール361と第2リール362とは、図7Aに示すように、テープの幅方向に相当するZ方向のそれぞれに対して、同じ位置に配設されている。第1リール361から引き出した第1テープ351と第2リール362から引き出した第2テープ352とは、テープの幅方向に対して同じ位置を走行する。この構成は、紙幣収納装置3の小型化に、さらに有利になる。
尚、第1リール361と第2リール362とは、図7Bに示すように、Z方向に対し一部が重なるように、ずらして配設してもよい。この構成においても、紙幣収納装置3の小型化が可能である。また、図示は省略するが、第1リール361と第2リール362とは、テープの幅方向に対し重ならないよう、ずれて配設してもよい。
また、第1共通ローラー324及び第2共通ローラー325が、二本のテープを案内するため、第1テープ351のテープ経路と第2テープ352のテープ経路とを個別に設ける構成と比較して、テープ経路を構成する部材が少なくなる。この構成は、紙幣収納装置3のコストダウンに有利になる。
また、第1のローラー341と第2のローラー342とによって構成されるローラー対34が、第1テープ351及び第2テープ352の間に紙幣100を挟む挟持箇所を構成するため、紙幣100を安定的に二本のテープの間に挟むことができる。
ここで、第1のローラー341に対して、搬送路に沿って間隔を空けて第1共通ローラー324を配置することによって、第1共通ローラー324と第1のローラー341との間では、搬送路に沿って移動する紙幣100と共に、重なった第1テープ351及び第2テープ352が、搬送路に沿って走行する。紙幣100が第1テープ351及び第2テープ352に挟まれる前に、紙幣100と第1テープ351とが重なった状態で搬送路に沿って走行するから、紙幣100を、ローラー対34の箇所において、安定して、第1テープ351と第2テープ352とによって挟むことができる。
また、この紙幣収納装置3は、図3又は図4に示すX−Y平面において、ローラー対34につながる搬送路の角度と、ローラー対34からドラム37の外周面までのテープの走行角度とが異なっている。このため、ドラム37から紙幣100が繰り出されるときに、紙幣100を挟んでいた第2テープ352が、ローラー対34の箇所において紙幣100から離れると共に、その紙幣100は、搬送路に沿って曲がりながら移動をする。そして、第1共通ローラー324の箇所において、紙幣100を挟んでいた第1テープ351(及び、第1テープ351に重なった第2テープ352)が、紙幣100から離れる。紙幣100の搬送方向を変更するローラー対34の箇所において、第1テープ351及び第2テープ352の両方が、紙幣100から、同時に離れない構成にすることにより、紙幣100の詰まりを抑制することができる。特に、曲がりながら移動をする紙幣100には遠心力が作用し、この紙幣収納装置3の構成においては、ローラー対34の箇所を出入口310に向かって通過する紙幣100には、図3における右下方向の遠心力が作用する。この右下方向の遠心力が作用するときに、紙幣100に対して作用する遠心力の方向に位置する第1テープ351が、紙幣100と共に、搬送方向に沿って走行することにより、紙幣100の詰まりを、より一層効果的に抑制することができる。
(テープ規制部の構成)
可動ガイド322には、図6に拡大して示すように、テープ規制部が設けられている。テープ規制部は、第2のローラー342によってドラム37の外周面から離された第2テープ352の走行位置が、テープ幅方向(つまり、Z方向)に、ずれることを規制する。
この紙幣収納装置3(つまり、収納機構300)は、二種類のテープ規制部を有している。テープ規制部の一つは、可動ガイド322に設けられた規制壁382によって構成されている。具体的に、可動ガイド322には、二つの貫通孔が形成されている。規制壁382は、貫通孔を形成する側壁である。第2のローラー342は、貫通孔内に配設されている。
Z方向に並んだ二本の第2テープ352は、それぞれ貫通孔を通過する。規制壁382は、第2テープ352の幅方向の両側に位置する。第2テープ352の走行位置が幅方向にずれると、第2テープ352と規制壁382とが干渉する。第2テープ352と規制壁382とが干渉することによって、第2テープ352の走行位置が、テープ幅方向にずれることが規制される。
もう一つのテープ規制部は、前述した第2のローラー342によって構成されている。第2のローラー342は、詳細な図示は省略するが、外周面の幅方向中央部が、両端部よりも膨らんだクラウン形状を有している。クラウン形状を有する第2のローラー342は、第2テープ352の走行位置を、第2のローラー342の中央側へと寄せる機能を有している。尚、第2のローラー342を、クラウン形状を有すると共に、フランジ付きのローラーによって構成してもよい。第2のローラー342を、単なるフランジ付きのローラーによって構成してもよい。
ドラム37に巻いた紙幣100及びテープの量が増えると、図4に示すように、ドラム37の見かけの径が大きくなる。前述したように、可動ガイド322は、ドラム37の見かけの径が大きくなると、反時計回り方向に回動をする。これに伴い、テープ規制部の、ドラム37の中心に対する相対位置が変化する。具体的には、ドラム37の見かけの径が小さくなると、図3に示すように、規制壁382及び第2のローラー342は、ドラム37の中心に近づき、ドラム37の見かけの径が大きくなると、図4に示すように、規制壁382及び第2のローラー342は、ドラム37の中心から離れる。つまり、規制壁382及び第2のローラー342は、ドラム37の見かけの径の大小に関わらず、ドラム37の外周部の近くに位置する。尚、ここでいう外周部は、ドラム37に巻いた紙幣100及びテープの最外周部を意味する。規制壁382及び第2のローラー342が、常に、ドラム37の外周部の近くにおいて、第2テープ352の走行位置のずれを規制することによって、ドラム37に巻いたテープの位置がずれることを、効果的に防止することができる。
特に、紙幣100に偽造防止用のスレッド等が付加されていたり、紙幣100の一部に帯状に伸びる凹又は凸が形成されていたりすると、紙幣100がドラム37の外周面に沿って曲がり難い場合がある。この場合、ドラム37に巻いた紙幣100の位置が、ドラム37の軸方向にずれてしまい、紙幣100の位置ずれに伴い、ドラム37に巻いた第1テープ351及び第2テープ352の位置が、幅方向にずれる恐れがある。これに対し、規制壁382及び第2のローラー342を可動ガイド322に設ける構成は、ドラム37の外周部の近くにおいて、常に、第2テープ352の位置ずれを規制することによって、紙幣100が、ドラム37の外周面に沿って曲がり難い場合であっても、ドラム37に巻いた紙幣100の位置がずれることを、効果的に抑制することができる。
尚、この紙幣収納装置3は、規制壁382と、クラウン形状の第2のローラー342との二種類のテープ規制部を有している。紙幣収納装置3は、いずれか一方のテープ規制部のみを有するようにしてもよい。また、紙幣収納装置3は、規制壁382、及び、クラウン形状の第2のローラー342とは異なる構成のテープ規制部を有するようにしてもよい。
(押さえローラーの構成)
図3に示すように、押さえローラー381は、ドラム37に紙幣100が巻かれていないときには、ドラム37の外周面(正確には、第1テープ351よりもドラム37の径方向の外側に巻かれる第2テープ352)に接触しない。押さえローラー381とドラム37の外周面との間には、所定の隙間が設けられている。可動ガイド322は、付勢部材によって、図3における時計回り方向に付勢されているが、可動ガイド322に当たる当接部材383が、紙幣収納装置3に設けられている。ドラム37に巻いた紙幣100が所定枚数以下のとき(換言すると、ドラム37の見かけの径が所定以下のとき)に、可動ガイド322は、当接部材383に当たることによって、それ以上に、時計回り方向に回動することが阻止される。その結果、押さえローラー381とドラム37に巻いたテープとの間に、所定の隙間が設けられる。
ドラム37に巻いた紙幣100の枚数が増えて、ドラム37の見かけの径が大きくなると、押さえローラー381は、ドラム37に巻いたテープに当たる。押さえローラー381は、ドラム37に巻いた第1テープ351及び第2テープ352を押さえる。これにより、ドラム37に巻いた紙幣100の位置がずれることが防止される。特に、紙幣100がドラム37の外周面に沿って曲がり難くい場合に、押さえローラー381は、ドラム37に巻いた紙幣100の位置がずれることを、効果的に防止する。
ドラム37に巻いた紙幣100の枚数がさらに増えて、ドラム37の見かけの径がさらに大きくなると、図4に示すように、押さえローラー381がドラム37に巻いたテープに押される。それによって、可動ガイド322は、反時計回り方向に回動する。可動ガイド322が、例えば、ばねによって付勢されていると、反時計回り方向の回動角度が大きくなるほど、可動ガイド322に作用する付勢力が大きくなって、押さえローラー381がテープを押さえる力は強くなる。
前述したように、ドラム37に巻いた紙幣100が所定枚数以下のときには、押さえローラー381は、テープに当たらない。所定枚数は、例えば一枚としてもよいし、数十枚としてもよい。所定枚数は、一枚と数十枚の間の適宜の数にすればよい。
ドラム37に巻いた紙幣100が少ないときに、押さえローラー381がドラム37に巻いた第1テープ351及び第2テープ352を押さえると、押さえローラー381や可動ガイド322の、部品ばらつきや、組み立てばらつきに起因して、第1テープ351及び/又は第2テープ352の位置がずれる恐れがあるためである。可動ガイド322が、所定条件下において押さえローラー381をドラム37の外周面から離すことにより、第1テープ351及び/又は第2テープ352の位置がずれることを防止することができる。
尚、ドラム37に巻いた紙幣100の量が比較的多い時には、押さえローラー381や可動ガイド322の、部品ばらつきや、組み立てばらつきの影響は、紙幣100同士の摩擦等によって相殺される。そのため、ドラム37に巻いた紙幣の量が比較的多い時に、押さえローラー381が、ドラム37に巻いた第1テープ351及び第2テープ352を押さえても、第1テープ351及び/又は第2テープ352の位置は、ずれない。
(紙幣収納装置の小型化に有利な各種構成)
ドラム37の見かけの径が大きくなって、可動ガイド322が反時計回り方向に回動したときに、第1リール361及び第2リール362の見かけの径は小さくなる。このとき、図4に一点鎖線で示すように、可動ガイド322の一部は、第1リール361の見かけの径が変化する領域内に位置する。つまり、この紙幣収納装置3は、第1リール361の見かけの径が変化する領域と、可動ガイド322が変位する領域との一部が重なるよう構成されている。こうすることで、フレーム31内のスペース効率が高くなり、紙幣収納装置3を小型化することができる。
可動ガイド322には、第3共通ローラー326が取り付けられている。第3共通ローラー326は、可動ガイド322と共に変位する。第3共通ローラー326は、ドラム37の見かけの径が小さいときには、第1テープ351及び第2テープ352に触れない(図3参照)。ドラム37の見かけの径が大きくなって、可動ガイド322が反時計回り方向に回動すると、第3共通ローラー326は、第1共通ローラー324と第2共通ローラー325との間で、重なった第1テープ351及び第2テープ352に触れて、第1テープ351及び第2テープ352を案内する。このときに第3共通ローラー326は、第1リール361の見かけの径が変化する領域内に位置している。
尚、第1リール361及び第2リール362の配設位置が、図3及び図4に示す位置とは異なる構成の紙幣収納装置では、第2リール362の見かけの径が変化する領域と、可動ガイド322が変位する領域との一部が重なるようにしてもよい。また、第1リール361及び第2リール362それぞれの見かけの径が変化する領域と、可動ガイド322が変位する領域との一部が重なるよう、紙幣収納装置を構成してもよい。
ここで、従来の紙幣収納装置は、二本のテープが紙幣を厚み方向に挟むため、第1リール及び第2リールのいずれか一方は、フレーム内の一側領域に配設され、他方は、他側領域に配設されていた。しかしながら、この構成は、一側領域に、ドラムとリールとの両方を配設しなければならないため、紙幣収納装置が大型化してしまうという問題があった。
これに対し、この紙幣収納装置3において、ドラム37は、一側領域311に配設され、第1リール361及び第2リール362は共に、他側領域312に配設されている。一側領域311においてリールの配設スペースを省略することができるため、紙幣収納装置3を小型化することができる。
第1リール361及び第2リール362を共に、他側領域312に配設しても、この紙幣収納装置3は、可動ガイド322に連通部323を設け、第1テープ351及び第2テープ352が、連通部323を通り抜けるよう構成している。こうすることによって、第1テープ351と第2テープ352とは、ドラム37が配設された一側領域311において、紙幣100を挟むことができる。
(紙幣収納装置の別の構成例)
図8及び図9は、紙幣収納装置の別の構成例を示している。図8及び図9の紙幣収納装置30において、図3及び図4の紙幣収納装置3と同じ構成は、同じ符号を付して、説明を省略する場合がある。
この紙幣収納装置30において、ドラム37は、一側領域311に配設されている。第1リール361及び第2リール362は共に、他側領域312に配設されている。
第1リール361から引き出された第1テープ351は、複数のローラーを介して、ガイドローラー391に至る。ガイドローラー391は、可動ガイド322の連通部323に配設されている。ガイドローラー391は、図3に示す第1共通ローラー324と同じ位置に配設されている。ガイドローラー391は、第1共通ローラー324とは異なり、第1テープ351のみを、第1のローラー341に案内する。
第1テープ351は、ガイドローラー391を介して第1のローラー341に至る。ガイドローラー391と第1のローラー341との間で、第1テープ351は、紙幣100の搬送路に沿って走行する。第1のローラー341は、図3に示す第1のローラー341と同じ位置に配設されている。第1のローラー341は、第1テープ351のみを、ドラム37の外周面に向かって案内する。
第2リール362から引き出された第2テープ352は、複数の迂回ローラー392によって、可動ガイド322を迂回するように一側領域311へと導かれる。第2テープ352は、一側領域311においてY方向に走行し第2のローラー342に至る。第2のローラー342は、第2テープ352を、第1テープ351に重なるように、ドラム37の外周面に向かって案内する。
紙幣100は、第1のローラー341と第2のローラー342とによって構成されるローラー対34の箇所において、第1テープ351及び第2テープ352の間に挟まれる。第1テープ351と第2テープ352との両方を、異なる経路を通じて、フレーム31内の他側領域312から一側領域311へと導くことによって、紙幣100を二本のテープの間に挟むことができる。
この紙幣収納装置30においても、ドラム37は、一側領域311に配設され、第1リール361及び第2リール362は共に、他側領域312に配設されている。一側領域311においてリールの配設スペースを省略することができるため、紙幣収納装置30を小型化することができる。
尚、図8及び図9の紙幣収納装置30では、第1テープ351及び第2テープ352は、挟持箇所から第1リール361及び第2リール362までのテープ経路において、重ならない。
紙幣収納装置30が二種類のテープ規制部を有しているという特徴構成は、紙幣収納装置3と同じである。また、紙幣収納装置30のテープ規制部が、ドラム37の見かけの径の大きさに応じて変位するという特徴構成も、紙幣収納装置3と同じである。さらに、紙幣収納装置30の押さえローラー381が所定条件下においてドラム37の外周面から離れるという特徴構成も、紙幣収納装置3と同じである。加えて、紙幣収納装置30において、第1リール361及び第2リール362の少なくとも一方について、リールの見かけの径が変化する領域と、可動ガイド322が変位する領域との一部が重なるという特徴構成も、紙幣収納装置3と同じである。
尚、紙幣処理装置1の一時保留部6は、図3等に示す紙幣収納装置3、又は、図8等に示す紙幣収納装置30と同じ構成にしてもよい。一時保留部6は、紙葉類収納装置の一例である。
ここで、参考例として、例えば図10Aに示す紙幣収納装置301、及び、図10Bに示す紙幣収納装置302のように、搬送ガイド32によって隔てられた一側領域311と他側領域312との内、一側領域311にドラム37と、第1リール361及び第2リール362とを配設してもよい。これらの構成の紙幣収納装置301、302に、前述した紙幣収納装置3、30が有する様々な特徴構成を、適宜採用することも可能である。
尚、ここに開示する技術は、紙幣処理装置、及び、紙幣収納装置に適用されることに限らない。ここに開示する技術は、例えば小切手、商品券、及び、各種の有価証券を含む紙葉類を処理する紙葉類処理装置、及び、紙葉類収納装置に、広く適用することが可能である。
1 紙幣処理装置(紙葉類処理装置)
100 紙幣(紙葉類)
3 紙幣収納装置(紙葉類収納装置)
30 紙幣収納装置(紙葉類収納装置)
32 搬送ガイド(搬送路)
322 可動ガイド(ローラー支持部)
324 第1共通ローラー
325 第2共通ローラー
326 第3共通ローラー
341 第1のローラー
342 第2のローラー(テープ規制部)
351 第1テープ
352 第2テープ
361 第1リール
362 第2リール
37 ドラム
382 規制壁(テープ規制部)
381 押さえローラー
392 迂回ローラー
6 一時保留部(紙葉類収納装置)

Claims (21)

  1. 第1テープが巻かれた第1リールと、
    第2テープが巻かれた第2リールと、
    前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、
    前記第1テープと前記第2テープとの間に前記紙葉類を挟む挟持箇所から、前記第1リールまでの間の第1テープ経路と、
    前記挟持箇所から、前記第2リールまでの間の第2テープ経路と、を備え、
    前記第1テープ経路と前記第2テープ経路は、前記ドラムの軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている紙葉類収納装置。
  2. 紙葉類の搬送路と、
    前記第1テープと前記第2テープを前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第1のローラーと、
    前記第1のローラーにより案内され、前記ドラムの前記外周面に沿って走行した前記第1テープ及び前記第2テープの内、前記ドラムの径方向の外側に位置する前記第2テープを、前記ドラムの前記外周面から離した後、前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第2のローラーと、を備え、
    前記紙葉類は、前記搬送路の前記挟持箇所において、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープと、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープとの間に挟まれる請求項1に記載の紙葉類収納装置。
  3. 前記第2のローラーは、前記挟持箇所に設けられている請求項2に記載の紙葉類収納装置。
  4. 前記第1のローラーと前記第2のローラーは、前記挟持箇所において向かい合って配設されることにより、ローラー対を構成している請求項3に記載の紙葉類収納装置。
  5. 前記第1テープ経路と前記第2テープ経路が重なった箇所に配設されかつ、前記第1テープと前記第2テープを案内するよう構成された共通ローラーを備えている請求項2〜4のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  6. 前記共通ローラーは、前記搬送路に配設され、
    前記第1テープと前記第2テープは、前記共通ローラーと前記挟持箇所との間で、前記紙葉類と共に、前記搬送路に沿って走行する請求項5に記載の紙葉類収納装置。
  7. 前記ドラムの前記外周面と前記挟持箇所との間に配設されかつ、前記ドラムの前記外周面から離した前記第2テープの走行位置を規制するよう構成されたテープ規制部を備えている請求項2〜6のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  8. 前記テープ規制部は、前記ドラムに巻いた前記紙葉類の量に応じて、前記ドラムの中心に対する相対位置を変更する請求項7に記載の紙葉類収納装置。
  9. 前記第1リールと前記第2リールは、テープの幅方向に対して同じ位置に配設されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  10. 前記第1テープと前記第2テープは、その幅方向の少なくとも一部が重なって前記ドラムに巻き取られる請求項1〜9のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  11. 前記ドラムに巻いた前記第1テープ及び前記第2テープの少なくとも一方を押さえるよう構成された押さえローラーと、
    前記押さえローラーを支持すると共に、所定条件下において前記押さえローラーを前記ドラムの前記外周面から離すよう構成されたローラー支持部と、を備えている請求項1〜10のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  12. 第1テープ及び第2テープを、第1のローラーが、ドラムの外周面に向かって案内し、
    前記第1のローラーが案内し、前記ドラムの前記外周面に沿って走行した前記第1テープ及び前記第2テープの内、前記ドラムの径方向の外側に位置する前記第2テープを、第2のローラーが、前記ドラムの前記外周面から離した後、前記ドラムの前記外周面に向かって案内し、
    前記ドラムが、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープと、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープとの間に挟まれた紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に外周面に巻き取る紙葉類収納方法。
  13. 紙葉類の収納部を備え、
    前記収納部は、
    第1テープが巻かれた第1リールと、
    第2テープが巻かれた第2リールと、
    前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、
    前記第1テープと前記第2テープとの間に前記紙葉類を挟む挟持箇所から、前記第1リールまでの間の第1テープ経路と、
    前記挟持箇所から、前記第2リールまでの間の第2テープ経路と、を備え、
    前記第1テープ経路と前記第2テープ経路は、前記ドラムの軸方向から見て、少なくとも一部が重なっている紙葉類処理装置。
  14. フレームと、
    第1テープが巻かれた第1リールと、
    第2テープが巻かれた第2リールと、
    前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、
    前記ドラムに向かって前記紙葉類を搬送すると共に、前記ドラムに巻いた前記紙葉類の量に応じて可動する搬送ガイドと、を備え、
    前記搬送ガイドは、前記フレーム内を、一側領域と他側領域とに隔て、
    前記ドラムは、前記一側領域に配設され、前記第1リール及び前記第2リールは共に、前記他側領域に配設されている紙葉類収納装置。
  15. 前記搬送ガイドは、前記一側領域と前記他側領域を連通する連通部を有し、
    前記第1テープ及び前記第2テープは、前記連通部を通り抜け、
    前記連通部を通り抜けた前記第1テープと前記第2テープを前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第1のローラーと、
    前記第1のローラーにより案内され、前記ドラムの前記外周面に沿って走行した前記第1テープ及び前記第2テープの内、前記ドラムの径方向の外側に位置する前記第2テープを、前記ドラムの前記外周面から離した後、前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第2のローラーと、を備え、
    前記紙葉類は、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープと、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープとの間に挟まれる請求項14に記載の紙葉類収納装置。
  16. 前記搬送ガイドは、前記一側領域と前記他側領域を連通する連通部を有し、
    前記第1テープは、前記連通部を通り抜け、
    前記連通部を通り抜けた前記第1テープを前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第1のローラーと、
    前記第2テープを、前記搬送ガイドを迂回して、前記一側領域から前記他側領域へと導くよう構成された迂回ローラーと、
    前記迂回ローラーにより案内された前記第2テープを、前記ドラムの前記外周面に向かって案内するよう構成された第2のローラーと、を備え、
    前記紙葉類は、前記第1のローラーによって案内された前記第1テープと、前記第2のローラーによって案内された前記第2テープとの間に挟まれる請求項14に記載の紙葉類収納装置。
  17. 前記第1テープと前記第2テープは、その幅方向の少なくとも一部が重なって前記ドラムに巻き取られる請求項14〜16のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  18. 前記第1リールと前記第2リールは、テープの幅方向に対して同じ位置に配設されている請求項14〜17のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  19. 前記第1リールと前記第2リールは、テープの幅方向に対して、位置がずれている請求項14〜17のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  20. 前記第1リール及び前記第2リールはそれぞれ、前記第1テープ及び前記第2テープの巻き量に応じて、見かけの径が変化し、
    前記第1リール及び前記第2リールの内の少なくとも一のリールの見かけの径が変化する領域と、前記搬送ガイドが変位する領域とは、一部が重なる請求項14〜19のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。
  21. 紙葉類の収納部を備え、
    前記収納部は、
    フレームと、
    第1テープが巻かれた第1リールと、
    第2テープが巻かれた第2リールと、
    前記第1テープと前記第2テープとの間に挟んだ紙葉類を、前記第1テープ及び前記第2テープと共に、外周面に巻き取るよう回転すると共に、逆方向に回転することによって、前記紙葉類を前記外周面から繰り出すよう構成されたドラムと、
    前記ドラムに向かって前記紙葉類を搬送すると共に、前記ドラムに巻いた前記紙葉類の量に応じて可動する搬送ガイドと、を備え、
    前記搬送ガイドは、前記フレーム内を、一側領域と他側領域とに隔て、
    前記ドラムは、前記一側領域に配設され、前記第1リール及び前記第2リールは共に、前記他側領域に配設されている紙葉類処理装置。
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