JP2018194726A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メッシュシートの目詰まりを抑制することで、担持体への現像剤の供給量を安定させる。【解決手段】本発明の現像装置8は、現像剤Dを用いて静電潜像を現像する現像装置8であって、現像剤Dを撹拌する撹拌部材22、23と、現像剤Dを担持する担持体24と、撹拌部材23と担持体24の間に配置され、撹拌部材23側から担持体24側に移動する現像剤Dの量を規制するメッシュシート28と、を備え、メッシュシート28は、重なり合う複数のシート部51、52を備え、複数のシート部51、52の接触部分51A、52Aが擦れ合うことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置と、この現像装置を備えた画像形成装置と、に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置を備えている。この現像装置は、例えば、現像剤を担持する担持体と、担持体側に移動する現像剤の量を規制するメッシュシートと、を備えている(特許文献1参照)。
特開平6−149027号公報
上記のような現像装置では、メッシュシートを通過しようとする現像剤の一部が凝集している場合に、この凝集した現像剤がメッシュシートに付着し、メッシュシートに目詰まりが発生する恐れがある。このようにメッシュシートに目詰まりが発生すると、担持体への現像剤の供給量が不安定になり、現像不良につながる恐れがある。
そこで、本発明は、メッシュシートの目詰まりを抑制することで、担持体への現像剤の供給量を安定させることを目的とする。
本発明に係る現像装置は、現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、現像剤を撹拌する撹拌部材と、現像剤を担持する担持体と、前記撹拌部材と前記担持体の間に配置され、前記撹拌部材側から前記担持体側に移動する現像剤の量を規制するメッシュシートと、を備え、前記メッシュシートは、重なり合う複数のシート部を備え、前記複数のシート部の接触部分が擦れ合うことを特徴とする。
前記メッシュシートは、無端形状を成しており、前記メッシュシートの周回移動に伴って、前記複数のシート部の前記接触部分が擦れ合っても良い。
前記現像装置は、前記メッシュシートが巻き掛けられる複数の支持部材を更に備え、前記複数の支持部材のうちの一の支持部材が回転するのに従動して、前記メッシュシートが周回移動しても良い。
前記現像装置は、前記複数のシート部を束ねるガイド部材を更に備え、前記ガイド部材は、前記担持体の中心線と前記一の支持部材の中心線を結ぶ平面を挟んで前記撹拌部材の反対側に配置されていても良い。
前記複数の支持部材は、円柱状の棒部材によって構成されていても良い。
前記メッシュシートは、互いに平行な多数のライン部を有し、前記多数のライン部は、前記メッシュシートの周回移動方向に対して傾斜していても良い。
前記複数のシート部の前記接触部分は、前記撹拌部材側から前記担持体側に向かう現像剤の移動経路中に配置されていても良い。
本発明に係る画像形成装置は、前記現像装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、メッシュシートの目詰まりを抑制することで、担持体への現像剤の供給量を安定させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る上側のシート部を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る下側のシート部を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るメッシュシートを示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について説明する。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ、画像形成装置1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
まず、画像形成装置1の全体の構成について説明する。画像形成装置1は、例えば、プリント機能、コピー機能及びファックス機能などを複合的に備えた複合機である。
図1に示されるように、画像形成装置1は、箱型の装置本体2を備えている。装置本体2の上端部には、原稿画像を読み取るための画像読取装置3が設けられている。
装置本体2の上部には、排紙トレイ4が設けられている。装置本体2の略中央部には、中間転写ベルト5と4個の画像形成部6が収容されている。各画像形成部6は、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応している。各画像形成部6は、感光体ドラム7と現像装置8を備えている。装置本体2の下部には、露光装置10が収容されている。装置本体2の下端部には、用紙S(記録媒体の一例)を収納する給紙カセット11が収容されている。
装置本体2の右側部には、用紙Sの搬送路Pが設けられている。搬送路Pの上流端部には、給紙部12が設けられている。搬送路Pの中流部には、二次転写部13が設けられている。搬送路Pの下流部には、定着装置14が設けられている。
装置本体2の上部には、排紙トレイ4の下方に4個のトナーコンテナ15が収容されている。各トナーコンテナ15は、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのトナーを収容している。
次に、画像形成装置1の動作の一例について説明する。
まず、露光装置10からの光(図1の点線矢印参照)によって、各画像形成部6の感光体ドラム7に静電潜像が形成される。この静電潜像は、各画像形成部6の現像装置8によって現像される。これにより、各画像形成部6の感光体ドラム7にトナー像が担持される。このトナー像は、各画像形成部6の感光体ドラム7から中間転写ベルト5に一次転写される。これにより、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。
また、給紙部12によって給紙カセット11から取り出された用紙Sは、搬送路Pを下流側へと搬送されて、二次転写部13に進入する。この二次転写部13において、中間転写ベルト5上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Sに二次転写される。トナー像を二次転写された用紙Sは、搬送路Pを更に下流側へと搬送されて、定着装置14に進入する。この定着装置14において、用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙トレイ4上に排出される。
次に、現像装置8について更に説明する。
図2を参照して、現像装置8は、筐体21と、筐体21の下部に収容される一対のミキサー22、23(撹拌部材の一例)と、筐体21の上部に収容されるマグネットローラー24(担持体の一例)と、マグネットローラー24の右下側に設けられる第1棒部材25(支持部材の一例)と、マグネットローラー24の左下側に設けられる第2棒部材26(支持部材の一例)と、第1棒部材25の上側に設けられる第3棒部材27(ガイド部材の一例)と、第1、第2棒部材25、26に巻き掛けられるメッシュシート28と、を備えている。
現像装置8の筐体21は、前後方向に長い箱型を成している。筐体21の右面には、開口部31が設けられている。筐体21の内部空間には、現像剤Dが収容されている。この現像剤Dは、例えば、非磁性トナーと磁性キャリアから成る二成分現像剤である。筐体21の内部空間の下部は、前後方向に沿って延びている隔壁32によって左右方向に仕切られている。
筐体21の内部空間には、下側(右側のミキサー23側)から上側(マグネットローラー24側)に向かう現像剤Dの移動経路Mが形成されている。なお、図2の矢印Aは、移動経路M内における現像剤Dの移動方向を示している。
現像装置8の各ミキサー22、23は、前後方向に長い形状を成している。各ミキサー22、23は、筐体21に回転可能に支持されている。左側のミキサー22は、筐体21の隔壁32の左側に配置されており、右側のミキサー23は、筐体21の隔壁32の右側に配置されている。
現像装置8のマグネットローラー24は、前後方向に長い形状を成している。マグネットローラー24は、ローラー軸35と、ローラー軸35の外周を覆う固定体36と、固定体36の外周を覆うスリーブ37と、を備えている。なお、図2の矢印Rは、スリーブ37の回転方向(以下、回転方向Rと称する)を示している。
マグネットローラー24のローラー軸35は、前後方向に沿って延びている。つまり、本実施形態では、前後方向がマグネットローラー24の軸方向である。ローラー軸35は、筐体21に回転不能に支持されている。
マグネットローラー24の固定体36は、ローラー軸35に固定されており、ローラー軸35を介して筐体21に回転不能に支持されている。固定体36は、ローラー軸35の下側に設けられる汲上極部40と、回転方向Rにおいて汲上極部40の下流側に設けられる第1搬送極部41と、回転方向Rにおいて第1搬送極部41の下流側に設けられる主極部42と、回転方向Rにおいて主極部42の下流側に設けられる第2搬送極部43と、回転方向Rにおいて第2搬送極部43の下流側に設けられる分離極部44と、を備えている。各極部40〜44は、永久磁石によって構成されている。
マグネットローラー24のスリーブ37は、非磁性材料によって形成されており、円筒状を成している。スリーブ37は、筐体21に回転可能に支持されている。スリーブ37の外周面の右上部は、筐体21の開口部31を介して現像装置8の外部に露出しており、感光体ドラム7の外周面と間隔を介して対向している。
現像装置8の第1棒部材25は、円柱状を成しており、前後方向に沿って延びている。第1棒部材25は、筐体21に回転可能に支持されている。第1棒部材25の前後両端部には、第1棒部材25よりも大径な第1フランジ46が固定されている。第1棒部材25は、モーターなどによって構成される駆動源47に接続されている。
現像装置8の第2棒部材26は、円柱状を成しており、前後方向に沿って延びている。第2棒部材26は、筐体21に回転不能に支持されている。第2棒部材26の前後両端部には、第2棒部材26よりも大径な第2フランジ49が固定されている。
現像装置8の第3棒部材27は、四角柱状を成しており、前後方向に沿って延びている。第3棒部材27は、筐体21に回転不能に支持されている。第3棒部材27は、マグネットローラー24の中心線X(マグネットローラー24のスリーブ37の回転軸線にも相当する)と第1棒部材25の中心線Y(第1棒部材25の回転軸線にも相当する)を結ぶ平面Zを挟んで、各ミキサー22、23の反対側に配置されている。
現像装置8のメッシュシート28は、右側のミキサー23とマグネットローラー24の間に配置されている。メッシュシート28は、例えば、金属によって形成されている。メッシュシート28は、周方向において無端形状を成している。メッシュシート28は、シームレス構造(前後方向に連続するような継ぎ目を有しない構造)を有している。メッシュシート28は、各第1フランジ46及び各第2フランジ49の前後方向内側に配置されている。
メッシュシート28は、周回移動可能に設けられている。なお、図2の点線矢印は、メッシュシート28の周回移動方向を示している。メッシュシート28の周回移動方向は、前後方向に対して垂直である。
メッシュシート28は、上下に重なり合う一対のシート部51、52を備えている。上側のシート部51は、マグネットローラー24のスリーブ37の外周面に接触している。下側のシート部52は、マグネットローラー24のスリーブ37の外周面に接触していない。
メッシュシート28の一対のシート部51、52の右側部分には、互いに接触する接触部分51A、52Aが設けられている。接触部分51A、52Aの右端部は、第3棒部材27によって束ねられ、上側に持ち上げられている。接触部分51A、52Aの左側部は、現像剤Dの移動経路M中に配置されている。接触部分51A、52Aの左端部は、マグネットローラー24のスリーブ37を介して、マグネットローラー24の汲上極部40と対向している。一対のシート部51、52の左側部分には、互いに離間する離間部分51B、52Bが設けられている。
メッシュシート28は、上側のシート部51と下側のシート部52の間の部分(第1、第2棒部材25、26に巻き付いている部分)において、U字状に折り返されている。そのため、メッシュシート28の周回移動時には、上側のシート部51が左側から右側に移動するのに対して、下側のシート部52は右側から左側に移動する。つまり、メッシュシート28の周回移動時における上側のシート部51の移動方向と下側のシート部52の移動方向は逆転している。
図3A、図3Bを参照して、メッシュシート28は、互いに平行な多数のライン部54を有している。多数のライン部54は、間隔をおいて配置されている。各ライン部54は、メッシュシート28の周回移動方向(図3A、図3Bの点線矢印参照)に対して傾斜している。詳細には、各ライン部54は、メッシュシート28の周回移動方向の上流側から下流側に向かって前側から後側に傾斜している。上記のように、メッシュシート28の周回移動時における上側のシート部51の移動方向と下側のシート部52の移動方向は逆転しているため、平面視において、上側のシート部51の各ライン部54の傾斜方向と下側のシート部52の各ライン部54の傾斜方向は逆転している。そのため、上側のシート部51と下側のシート部52が重なり合うと、上側のシート部51の各ライン部54と下側のシート部52の各ライン部54が交差し、メッシュシート28に多数の網目が形成される(図3C参照)。
上記のように構成された現像装置8によって感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する際には、各ミキサー22、23及びマグネットローラー24のスリーブ37を回転させる。このように各ミキサー22、23が回転すると、筐体21の内部空間に収容された現像剤Dが各ミキサー22、23によって撹拌されて、帯電する。
この帯電した現像剤Dは、マグネットローラー24の汲上極部40の磁力によって汲み上げられる。この汲み上げられた現像剤Dの一部は、メッシュシート28の一対のシート部51、52の接触部分51A、52Aを通過してメッシュシート28の上側(マグネットローラー24側)に移動し、マグネットローラー24のスリーブ37に担持される。一方で、上記の汲み上げられた現像剤Dの他の一部は、メッシュシート28の一対のシート部51、52の接触部分51A、52Aを通過せず、メッシュシート28の下側(右側のミキサー23側)に残留する。つまり、下側(右側のミキサー23側)から上側(マグネットローラー24側)に移動する現像剤Dの量がメッシュシート28によって規制される。
上記のようにスリーブ37に担持された現像剤Dは、スリーブ37の回転に伴って回転方向Rにおける下流側へと搬送され、マグネットローラー24の第1搬送極部41を通過して、マグネットローラー24の主極部42側へと移動する。これに伴って、スリーブ37と感光体ドラム7の対向領域に現像剤Dが導入され、スリーブ37と感光体ドラム7との間の電位差によって現像剤D中のトナーが感光体ドラム7の静電潜像に付着する。つまり、スリーブ37から感光体ドラム7にトナーが供給される。これにより、感光体ドラム7に形成された静電潜像が現像される。
スリーブ37と感光体ドラム7の対向領域を通過した現像剤Dは、マグネットローラー24の第2搬送極部43及び分離極部44を通過する。これに伴って、現像剤Dがスリーブ37から分離し、筐体21の内部空間に戻る。
ところで、上記のようにスリーブ37への現像剤Dの供給量をメッシュシート28によって規制する場合に、現像剤Dに含まれる凝集トナーや凝集キャリアがメッシュシート28に付着すると、メッシュシート28に目詰まりが発生する恐れがある。このようにメッシュシート28に目詰まりが発生すると、スリーブ37への現像剤Dの供給量が不安定になり、現像不良につながる恐れがある。そこで、本実施形態では以下のようにして、メッシュシート28の目詰まりを抑制している。
駆動源47によって第1棒部材25を回転させると、第1棒部材25に一部を巻き付けられたメッシュシート28が周回移動する。これに伴って、上下に重なり合う一対のシート部51、52が互いに逆方向に移動し、各シート部51、52の接触部分51A、52Aが擦れ合う。このように接触部分51A、52Aが擦れ合うと、接触部分51A、52Aに振動が発生し、接触部分51A、52Aに付着した凝集トナーや凝集キャリアが振い落とされる。これに伴って、メッシュシート28の目詰まりを抑制し、スリーブ37への現像剤Dの供給量を安定させることが可能となり、現像不良の発生を抑制することができる。
また、上記のようにスリーブ37への現像剤Dの供給量をメッシュシート28によって規制する場合に、メッシュシート28を他の部材(例えば、筐体21)に固定する構成を採用すると、メッシュシート28と他の部材の固定部分に高い強度が求められる。この高い強度を実現するために、現像装置8の構成が複雑化し、現像装置8の製造コストが上昇する恐れがある。
しかしながら、本実施形態では、メッシュシート28が無端形状を成しており、メッシュシート28の周回移動に伴って、一対のシート部51、52の接触部分51A、52Aが擦れ合っている。このような構成を採用することで、メッシュシート28を他の部材に固定する必要が無くなるため、現像装置8の構成の複雑化や製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
また、メッシュシート28が巻き掛けられる第1、第2棒部材25、26のうちの第1棒部材25が回転するのに従動して、メッシュシート28が周回移動している。このような構成を採用することで、簡易な構成によってメッシュシート28を確実に周回移動させることが可能となる。
また、第3棒部材27は、マグネットローラー24の中心線Xと第1棒部材25の中心線Yを結ぶ平面Zを挟んで、各ミキサー22、23の反対側に配置されている。このような構成を採用することで、上側のシート部51の接触部分51Aと下側のシート部52の接触部分52Aを確実に接触させることが可能となる。
また、第1、第2棒部材25、26は、円柱状の棒部材である。このような構成を採用することで、簡易な構成によってメッシュシート28を支持することが可能となる。
また、メッシュシート28の網目は、メッシュシート28の周回移動方向に対して傾斜する多数のライン部54を交差させることで形成されている。このような構成を採用することで、メッシュシート28の周回移動時に、各シート部51、52の接触部分51A、52Aを強い力で擦り合わせることが可能となり、メッシュシート28の目詰まりを抑制する効果を高めることが可能となる。
また、一対のシート部51、52の接触部分51A、52Aは、現像剤Dの移動経路M中に配置されている。このような構成を採用することで、現像剤Dの移動経路Mにおいてメッシュシート28の目詰まりが発生するのを抑制し、スリーブ37への現像剤Dの供給量を一層安定させることが可能となる。
また、画像形成装置1は、上記の現像装置8を備えている。このような構成を採用することで、出力画像の高品質化を図ることが可能となる。
本実施形態では、円柱状の棒部材である第1、第2棒部材25、26によって複数の支持部材が構成されている。一方で、他の異なる実施形態では、円柱状以外の形状(例えば角柱状)の棒部材によって複数の支持部材が構成されていても良いし、回転可能なローラーによって複数の支持部材が構成されていても良い。つまり、メッシュシート28を支持できるものであれば、複数の支持部材はどのような構成であっても良い。
本実施形態では、四角柱状の棒部材である第3棒部材27によってガイド部材が構成されている。一方で、他の異なる実施形態では、四角柱状以外の形状(例えば円柱状)の棒部材によってガイド部材が構成されていても良いし、回転可能なローラーによってガイド部材が構成されていても良い。つまり、メッシュシート28をガイドできるものであれば、ガイド部材はどのような構成であっても良い。
本実施形態では、第1棒部材25が回転するのに従動して、メッシュシート28が周回移動している。一方で、他の異なる実施形態では、マグネットローラー24のスリーブ37が回転するのに従動して、メッシュシート28が周回移動しても良い。
本実施形態では、メッシュシート28が金属製である。一方で、他の異なる実施形態では、メッシュシート28が樹脂製、布製等であっても良い。つまり、現像剤Dの量を規制できるものであれば、メッシュシート28はどのような材質であっても良い。
本実施形態では、メッシュシート28の各ライン部54がメッシュシート28の周回移動方向に対して傾斜している。一方で、他の異なる実施形態では、メッシュシート28の各ライン部54がメッシュシート28の周回移動方向に対して平行又は垂直であっても良い。
本実施形態では、上側のシート部51と下側のシート部52が重なり合うことで、メッシュシート28に多数の網目が形成されている。一方で、他の異なる実施形態では、互いに交差する複数方向のライン部によって構成される多数の網目が複数のシート部にそれぞれ形成されていても良い。
本実施形態では、マグネットローラー24から感光体ドラム7に現像剤D中のトナーが供給されている。一方で、他の異なる実施形態では、マグネットローラー24から他のローラーに現像剤D中のトナーが供給され、上記他のローラーから感光体ドラム7にトナーが供給されても良い。
本実施形態では、現像剤Dが二成分現像剤である。一方で、他の異なる実施形態では、現像剤Dが一成分現像剤であっても良い。
本実施形態では、画像形成装置1が複合機である。一方で、他の異なる実施形態では、画像形成装置1がプリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても良い。
1 画像形成装置
8 現像装置
22 左側のミキサー(撹拌部材の一例)
23 右側のミキサー(撹拌部材の一例)
24 マグネットローラー(担持体の一例)
25 第1棒部材(支持部材の一例)
26 第2棒部材(支持部材の一例)
27 第3棒部材(ガイド部材の一例)
28 メッシュシート
51 上側のシート部
51A (上側のシート部の)接触部分
52 下側のシート部
52A (下側のシート部の)接触部分
54 ライン部
D 現像剤
M 現像剤の移動経路
X マグネットローラーの中心線
Y 第1棒部材の中心線
Z 平面

Claims (8)

  1. 現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、
    現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    現像剤を担持する担持体と、
    前記撹拌部材と前記担持体の間に配置され、前記撹拌部材側から前記担持体側に移動する現像剤の量を規制するメッシュシートと、を備え、
    前記メッシュシートは、重なり合う複数のシート部を備え、前記複数のシート部の接触部分が擦れ合うことを特徴とする現像装置。
  2. 前記メッシュシートは、無端形状を成しており、
    前記メッシュシートの周回移動に伴って、前記複数のシート部の前記接触部分が擦れ合うことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記メッシュシートが巻き掛けられる複数の支持部材を更に備え、
    前記複数の支持部材のうちの一の支持部材が回転するのに従動して、前記メッシュシートが周回移動することを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記複数のシート部を束ねるガイド部材を更に備え、
    前記ガイド部材は、前記担持体の中心線と前記一の支持部材の中心線を結ぶ平面を挟んで前記撹拌部材の反対側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記複数の支持部材は、円柱状の棒部材によって構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の現像装置。
  6. 前記メッシュシートは、互いに平行な多数のライン部を有し、前記多数のライン部は、前記メッシュシートの周回移動方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記複数のシート部の前記接触部分は、前記撹拌部材側から前記担持体側に向かう現像剤の移動経路中に配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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