JP2018194546A - 判定方法及び判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力量計に設定されたCT設定値の適否を判定することができる判定方法を提供する。
【解決手段】CT設定値の適否を判定する判定方法は、負荷の消費電力量の予測値と電力量計20で計測された負荷の消費電力量の計測値との相違に基づいて、電力量計20において設定された、変流器44の変流比に対応する設定値の適否を判定するステップ(S50)を備える。
【選択図】図5

Description

本開示は、CT(Current Transformer:変流器)を利用した電力量計において、施工時などに電力量計に設定されるCT設定値の適否を判定する判定方法及び判定装置に関する。
従来、CTを利用した電力量計の施工ミスを判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、外部から供給される多相電力の電圧の相順を検出することで電圧を計測するための配線の施工ミス、及び、多相電力の電流方向を検出することでCTを設置する際のCTの設置方向の施工ミスを検出する技術が開示されている。
特開2004−138494号公報
ところで、電力量計の施工時には、利用したCTの変流比に応じた設定値(以降、CT設定値とも記載する)を電力量計に入力することが行われている。作業者は、手作業でCT設定値を電力量計に入力しており、入力ミスが発生する場合がある。
しかしながら、特許文献1の技術では、CT設定値の適否を判定することができない。
そこで、本開示は、電力量計に入力されたCT設定値の適否を判定することができる判定方法及び判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る判定方法は、負荷の消費電力量の予測値と電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値との相違に基づいて、前記電力量計において設定された、変流器の変流比に対応する設定値の適否を判定するステップを備える。
また、本開示の一態様に係る判定装置は、負荷の消費電力量の予測値を決定する予測器と、電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値を取得する取得器と、前記予測値と前記計測値との相違に基づいて、前記電力量計において設定された、変流器の変流比に対応する設定値の適否を判定する判定器とを備える。
本開示により、電力量計に設定されたCT設定値の適否を判定することができる判定方法及び判定装置が提供される。
図1は、実施の形態に係る判定システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る電力量計の接続状態を示す概略図である。 図3は、実施の形態に係るCT設定判定装置に記憶される電力量に関する情報の一例を示す図である。 図4は、実施の形態に係るCT設定判定装置に記憶される各種情報の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る判定システムにおいて、CT設定値の判定を行う動作を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態に係る入力器がユーザから取得した各種情報の一例を示す図である。 図7は、実施の形態に係る計算誤差率を取得する動作を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る計測値と予測値とを比較するグラフである。 図9は、実施の形態に係る標準計算誤差率を取得する動作を示すフローチャートである。 図10は、CT設定計算誤差率を取得する動作を示すフローチャートである。 図11は、CT設定値ミスの組み合わせの一例を示す図である。 図12は、CT設定値ミスのパターンからCT設定標準計算誤差率を算出する方法を示す図である。 図13は、CT設定値にミスがあるかの判定を行う動作を示すフローチャートである。 図14は、第1の範囲及び第2の範囲の一例を示す図である。 図15は、計算誤差率からCT設定値の適否を判定することを説明するための図である。 図16は、実施の形態に係る表示器に出力される判定結果の一例を示す図である。
(本開示に至った知見)
従来、店舗などの低圧幹線向けの電力盤において変流器を利用した電力量計が用いられている。この場合、施工された変流器の変流比に応じたCT設定値が作業者により電力量計に入力されるが、CT設定値の入力にミスがある場合、電力量計は正確な電力量を計測することができない。なお、CT設定値とは、変流器を利用した電力量計に設定される、変流器の変流比に対応する設定値である。
上記で説明したように、特許文献1には、電力量計が計測した電圧及び電流を用いて施工ミスを検出することが開示されている。つまり、特許文献1に記載の方法では、計測した電圧及び電流自体が正確な値であるか否かの判定は行っていない。これは、計測した電圧及び電流が正しい値であるかを判定する基準がないためである。つまり、従来の方法では、CT設定値のミスを検出することができない。
そこで、本開示は、電力量計に入力されたCT設定値の適否を判定することができる判定方法及び判定装置について説明する。
本開示の一態様に係る判定方法は、負荷の消費電力量の予測値と電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値との相違に基づいて、前記電力量計において設定された、変流器の変流比に対応する設定値の適否を判定するステップを備える。
これにより、実際に計測された消費電力量の計測値と、シミュレーションにより算出された消費電力量の予測値との相違から、変流器の変流比に対応する設定値であるCT設定値の適否を判定できる。例えば、CT設定値が適切である場合、計測値と予測値とは近い値となることがわかっている場合、相違が大きいときにCT設定値が適切でないと判定することができる。つまり、計測値と予測値との相違がわかるだけで、電力量計に入力されたCT設定値の適否を判定することができる。
また、前記予測値と前記計測値との相違が閾値より大きいとき、前記設定値が適切でないと判定し、前記相違が前記閾値より小さいとき、前記設定値が適切であると判定してもよい。
これにより、予測値と計測値との相違の値に応じてCT設定値の適否を判定することができるので、より精度よくCT設定値の適否を判定できる。
また、前記予測値と前記計測値との相違が第1の範囲であるとき、前記設定値が適切であると判定し、前記相違が前記第1の範囲よりも前記相違が大きいことを示す第2の範囲であるとき、前記設定値が適切でないと判定してもよい。
これにより、予測値と計測値との相違の値に応じてCT設定値の適否を判定することができるので、より精度よくCT設定値の適否を判定できる。
また、前記第1の範囲は、前記負荷に対応して設定されてもよい。
これにより、第1の範囲は負荷の種類ごとに適切に設定される。例えば、第1の範囲は、負荷の種類ごとで異なる、消費電力量を予測するシミュレーション方法に対応して設定される。つまり、第1の範囲が負荷に対応して設定されることで、予測値と計測値との相違である計算誤差率が、シミュレーション方法が保有する誤差内であるか否かを判定することができる。
また、前記第2の範囲は、前記設定値の設定誤りのパターンに対応して設定されてもよい。
これにより、第2の範囲は、計測値とCT設定ミスした場合の予測値との相違を考慮して設定されるので、予測値と計測値との相違である計算誤差率がCT設定ミスで発生した誤差であるか否かを判定することができる。また、第2の範囲は、CT設定ミスのパターンごとに発生する相違を考慮し設定されることで、CT設定ミスが複数パターンある場合でも、計算誤差率がCT設定ミスで発生した誤差であるか否かを判定できる。
また、前記第2の範囲は、さらに、前記負荷にも対応して設定されてもよい。
これにより、予測値を算出するシミュレーション方法が保有する誤差を考慮して第2の範囲を設定できるので、より精度よくCT設定値が適切でないことを判定することができる。
また、前記設定値が適切でないと判定されると、表示器に前記設定値が適切でないことを表示させてもよい。
これにより、ユーザは表示器を確認するだけで、CT設定値が適切でない電力量計を認識することができる。
また、前記設定値が適切でないと判定されると、表示器に適切な前記設定値を表示させてもよい。
これにより、ユーザは表示器を確認するだけで、正しいCT設定値を認識することができる。
本開示の一態様に係る判定装置は、負荷の消費電力量の予測値を決定する予測器と、電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値を取得する取得器と、前記予測値と前記計測値との相違に基づいて、前記電力量計において設定された、変流器の変流比に対応する設定値の適否を判定する判定器とを備える。
これにより、上記判定方法と同様の効果を奏する。
以下、本開示の一態様に係るCT設定値の適否を判定する判定方法、及び、判定装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。
(実施の形態)
[1.判定システムの構成]
まず、電力量計20に入力されたCT設定値の適否を判定する判定システム10について、図1を参照しながら説明する。CTを利用した電力量計20は、例えば、コンビニエンスストア又はスーパーマーケットなどの店舗に設置されている電気機器の電力量を計測する電力量計として用いられる。
図1は、本実施の形態に係る判定システム10の機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、判定システム10は、複数の電力量計20、及び、CT設定判定装置30を備える。判定システム10が備える電力量計20の数は特に限定されず、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
[1−1.電力量計]
電力量計20は、接続された電路で使用された電力量を計測する機器である。つまり、電力量計20は、当該電力量計20が設置された電路に接続されている負荷で消費された電力量を計測する。
図1に示すように、電力量計20は、入力器21、取得器22、制御器23、メモリ24及び送信器25を備える。
入力器21は、ユーザからの操作を受け付けるユーザインターフェースである。入力器21は、ユーザからCT設定値を含む電力量計20の電力量の計測に関する入力などを受け付ける。入力器21は、例えば、複数の押しボタンなどの物理的なスイッチ、ダイヤル、スライダー等の専用の装置によって構成される。あるいは、入力器21は、ディスプレイ、タッチパネル、ディスプレイに汎用ボタン又は汎用ダイヤルを表示させるソフトウェアによって構成されてもよい。
取得器22は、電力量計20が接続されている電路において、電圧及び電流を検出する。取得器22は、電路と電気的に接続されている。取得器22は、電圧を取得する電圧取得器及び変流器を介して電流を取得する電流取得器から構成される。
制御器23は、各種構成要素を制御する制御装置である。例えば、制御器23は、取得器22が検出した電圧及び電流と、メモリ24に記憶されているCT設定値とから、使用された電力量を算出する。例えば、CT設定値が2000:1であった場合、制御器23は、取得器22が取得した電圧及び電流を掛け合わせた電力量を2000倍することで、実際に負荷により使用された電力量を算出する。算出された電力量は、例えば、CT設定判定装置30に送信される。例えば、電力量を計測した日時及び算出した電力量を含む電力量に関する情報がCT設定判定装置30に送信される。電力量に関する情報に、使用した電力量計を識別する情報が含まれていてもよい。なお、制御器23は、入力器21を介して取得した情報及び算出した電力量をメモリ24に記憶させてもよい。以降において、算出した電力量を計測値とも記載する。
なお、制御器23は、CT設定判定装置30に計測した電力量を逐次送信してもよいし、予め定められた期間ごとに送信してもよい。予め設定された期間は、例えば1時間又は1日などである。
制御器23は、例えば、プログラムを格納する不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ、プログラムを実行するプロセッサ、周辺回路とプロセッサとを接続する入出力回路等を有するマイクロコンピュータ等で実現される。制御器23は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。または、専用回路により実現されてもよく、マイクロコンピュータと専用回路との組み合わせで実現されてもよい。
メモリ24は、入力器21からユーザにより入力された情報及び制御器23が算出した電力量などを記憶する記憶装置である。メモリ24は、半導体メモリなどにより実現される。
送信器25は、CT設定判定装置30に制御器23が算出した電力量を含む情報を送信する通信回路である。送信器25は、CT設定判定装置30など、店舗外に位置する機器とインターネットなどの広域ネットワークを介して通信を行う。
なお、電力量計20のそれぞれから計測した電力量を収集する電力量収集装置(図示しない)が店舗内にある場合、電力量収集装置がインターネットなどを介してCT設定判定装置30に電力量を含む情報を送信してもよい。
ここで、電力量計20の接続状態について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る電力量計20の接続状態を示す概略図である。
図2に示すように、外部電源から3相の交流電力が負荷に供給される場合について説明する。メインブレーカ40は、外部電源からの電力供給をオン又はオフするためのブレーカである。メインブレーカ40は、所定の電流を超える電流が外部電源から入力されたときに、外部電源からの電力の供給を停止するブレーカである。負荷保護用ブレーカ41は、負荷保護用ブレーカ41と負荷42とを電気的に接続する電力線43に過電流が流れた場合に、当該電力線43への電力の供給を停止するブレーカである。つまり、負荷保護用ブレーカ41は、負荷42を過電流から保護するためのブレーカである。なお、外部電源とは、例えば商用電源である。
変流器44は、電力線43に配置される。3本の電力線43のうち2本の電力線43に変流器44が配置される。変流器44は、電力線45を介して電力量計20の電流取得器22aに電気的に接続されている。これにより、電流取得器22aには、電力線43に流れる電流に対し変流器44の変流比に応じた値に変換された電流が入力される。なお、2つの変流器44の変流比はそれぞれ同じものが使用される。
電力量計保護用ブレーカ46は、電力量計保護用ブレーカ46と電力量計20とを電気的に接続する電力線47に過電流が流れた場合に、当該電力線47への電力の供給を停止するブレーカである。つまり、電力量計保護用ブレーカ46は、電力量計20を過電流から保護するためのブレーカである。
電力線47は、電力量計20の電圧取得器22bに電気的に接続されている。これにより、電圧取得器22bには、負荷42に印加されている電圧が入力される。
なお、電力量計20の施工時に、設置した変流器44の変流比に対応する設定値がユーザにより入力器21を介して電力量計20に入力される。
なお、負荷は、店舗内にある電気機器であり、例えば、冷設機器、空調機器又は照明機器などである。なお、以降では、冷設機器を冷設系、空調機器を空調系、照明機器を照明系とも記載する。
[1−2.CT設定判定装置]
図1を再び参照して、CT設定判定装置30は、電力量計20により計測された電力量の計測値と、シミュレーションにより算出された電力量の予測値とから、電力量計20に設定されているCT設定値の適否を判定する処理装置である。CT設定判定装置30は、例えば、パーソナルコンピュータにより実現されてもよいし、サーバ装置により実現されてもよい。CT設定判定装置30は、店舗内に設置されていてもよいし、店舗とは異なる場所に設置されていてもよい。例えば、店舗が複数ある場合、複数の店舗を管理する事務所などに設置されていてもよい。
図1に示すように、CT設定判定装置30は、入力器31、取得器32、制御器33、予測器34、判定器35、メモリ36及び表示器37を備える。
入力器31は、ユーザからの操作を受け付けるユーザインターフェースである。入力器31は、ユーザから電力量計20及び負荷に関する情報、並びに、当該電力量計20に設定されているCT設定値の適否の判定を行う指示を受け付ける。入力器31は、例えば、キーボード、マウスなどである。
取得器32は、電力量計20で計測された負荷の消費電力量の計測値を取得する装置である。例えば、取得器32は、電力量計20の送信器25から無線を用いて送信された負荷の消費電力量を含む情報を受信する通信回路である。なお、送信器25との無線通信方法は特に限定されず、例えばインターネットなどの広域ネットワークを介して通信を行う。
取得器32を介して取得された情報は、制御器33の制御によりメモリ36に記憶される。なお、CT設定判定装置30は、店舗が複数ある場合、複数の店舗のそれぞれから取得器32を介して電力量に関する情報などを取得する。この場合、制御器33は、例えば、取得した電力量に関する情報と店舗に関する情報とを対応付けてメモリ36に記憶させてもよい。
制御器33は、各種構成要素を制御する制御装置である。例えば、制御器33は、入力器31を介してユーザから電力量計20に設置されているCT設定値の適否を判定する指示を取得すると、予測器34に電力量の予測値を算出させる。そして、制御器33は、電力量計20から取得した電力量の計測値と予測器34が算出した電力量の予測値とから、電力量計20に設定されているCT設定値の適否を判定器35に判定させ、判定器35が判定した結果を表示器37に表示させる。
予測器34は、入力器31を介して取得した消費電力量の予測を行う期間、負荷の種類及び消費電力量を予測するシミュレーション方法から、負荷の消費電力量の予測値を決定する処理装置である。シミュレーション方法は、負荷ごとに設定されており、例えば予めメモリ36に記憶されている。予測器34は、取得器32を介して取得した負荷の種類、及び、当該負荷の消費電力量を予測するシミュレーション方法から、予測を行う期間における消費電力量の予測値を算出する。予測器34が行う予測値のシミュレーション方法の詳細は、後述する。なお、負荷の種類は、店舗内にある電気機器の種類を示しており、例えば、冷設系、空調系又は照明系などである。
判定器35は、取得器32が取得した負荷の消費電力量の計測値と、予測器34が決定した負荷の消費電力量の予測値とから、電力量計20に設定されたCT設定値の適否を判定する処理装置である。判定器35の判定方法の詳細は、後述する。
メモリ36は、入力器31を介して入力された情報、取得器32が取得した情報、予測器34が決定した負荷の消費電力量の予測値、及び判定器35の判定結果などを記憶する記憶装置である。メモリ36は、HDD(Hard Disk Drive)、又は、半導体メモリなどによって実現される。
表示器37は、制御器33の制御により判定器35により判定された判定結果を表示する表示装置である。表示器37は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスなどにより実現される。
なお、制御器33、予測器34及び判定器35は、例えば、プログラムを格納するメモリと、プログラムを実行するプロセッサとを備える。メモリは、例えば、不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリであってもよい。制御器33、予測器34及び判定器35は、更に周辺回路とプロセッサとを接続する入出力回路等を備え、マイクロコンピュータ等で実現されてもよい。制御器33、予測器34及び判定器35は、それぞれの機能を併せ持つ1つのマイクロコンピュータにより実現されてもよいし、個別のマイクロコンピュータにより実現されてもよい。または、専用回路により実現されてもよく、マイクロコンピュータと専用回路との組み合わせで実現されてもよい。
なお、CT設定判定装置30は、電力量計20のCT設定値の適否を判定する判定装置の一例である。
ここで、メモリ36に記憶される情報について、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、本実施の形態に係るCT設定判定装置30に記憶される電力量に関する情報の一例を示す図である。言い換えると、図3に示す情報は、取得器32を介して電力量計20から取得した情報である。また、図4は、本実施の形態に係るCT設定判定装置30に記憶される各種情報の一例を示す図である。言い換えると、図4に示す情報は、入力器31を介して取得した情報である。
図3に示すように、CT設定判定装置30は、電力量計20が計測した電力量に関する情報を記憶する。具体的には、制御器33は、電力量計20から受信した電力量に関する情報をメモリ36に記憶する。電力量に関する情報には、電力量計20を識別する情報、計測日時を示す情報及び計測した電力量に関する情報が含まれる。
図3では、電力量計20を識別する情報として、「電力量計1」及び「電力量計2」のように電力量計20のそれぞれに予め設定された固有の番号が識別する情報として記憶されている例を示している。なお、電力量計20を識別する情報は、電力量計20を個々に識別できる情報であればよく、例えば電力量計20の製造番号など、電力量計20それぞれに固有に割り当てられている番号であってもよい。また、店舗が複数ある場合には、電力量に関する情報に店舗に関する情報が含まれていてもよい。
また、図3では、計測日時に関する情報の一例として、電力量の計測を開始した日時が記憶されている例を示している。また、電力量に関する情報として、計測日時から1時間の間に消費された積算電力量が記憶されている例を示している。なお、電力量に関する情報は、1時間ごとに記憶されていなくてもよく、例えば1日など予めユーザにより設定された期間の積算電力量であってもよい。
図4に示すように、CT設定判定装置30は、入力器31を介して取得する各種情報を記憶する。具体的には、図4の(a)に示すように、メモリ36は、電力量計20の種類と、当該電力量計20で設定できるCT設定値とが対応付けられたテーブルを記憶する。電力量計20の種類とは、電力量計20が設定できるCT設定値を特定できる情報であり、例えば、電力量計の型番又は機種名などである。図4の(a)では、電力量計20の種類として型番A、型番Bの2種類があり、型番Aの電力量計20は、設定できるCT設定値としてCT1及びCT2の2種類があり、型番Bの電力量計20は、設定できるCT設定値としてCT3、CT4及びCT5の3種類がある例を示している。なお、一例として、CT1は変流比2000:1、CT2は変流比3000:1、CT3は変流比1000:1、CT4は変流比2000:1、CT5は変流比4000:1である。
図4の(b)に示すように、メモリ36は、電力量計20を識別する情報と、電力量計20が電力量を計測している負荷の種類とが対応付けられたテーブルを記憶する。図4の(b)では、3台の電力量計20のそれぞれが冷設系の機器として冷凍機の電力量を計測している例を示している。なお、負荷の種類としては、冷設系の機器以外に空調系の機器又は照明系の機器など、店舗で用いられる電気機器が設定される。
図4の(c)に示すように、メモリ36は、負荷の種類、予測器34が電力量を予測する際に用いるシミュレーションに関する情報(計算名称)、及び、当該シミュレーション方法で電力量を予測する際の誤差率(計算方法の標準誤差率)が対応付けられたテーブルを記憶する。負荷の種類ごとに電力量をシミュレーションする方法が異なるため、負荷の種類ごとにシミュレーション方法が設定される。さらに、シミュレーションの方法により、予測した電力量に含まれる誤差の割合が異なる。そのため、シミュレーション方法ごとに当該シミュレーション方法に応じた標準計算誤差率(標準誤差率)が設定される。標準計算誤差率は、電力量計20で計測された電力量に対する、シミュレーションで算出された電力量の誤差の割合を示す。負荷の種類が冷設系の場合、標準計算誤差率±10%である。例えば、シミュレーションで算出された予測値は、電力量計20で計測した計測値に対して、±10%のズレが生じ得る。なお、標準計算誤差率の詳細については後述する。
なお、図4の(c)では、負荷の種類ごとに、1つのシミュレーション方法及び標準計算誤差率が対応付けられているが、負荷の種類ごとに複数のシミュレーション方法及び当該シミュレーション方法における標準計算誤差率が対応付けられていてもよい。
ここで、冷設系の一例である冷凍機における電力量のシミュレーション方法である冷凍機シミュレーションについて説明する。冷凍機シミュレーションとは、例えば、冷凍機の定格COP(Coefficient Of Performance)、冷凍機が冷凍する又は冷蔵するショーケースの定格熱負荷、及び、診断期間から予測値を算出するシミュレーション方法である。具体的には、冷凍機の定格COPは、設置されている冷凍機の機種名とカタログとから決定される。メモリ36に冷凍機のカタログ情報が記憶されている場合、メモリ36に記憶されているカタログ情報から冷凍機のCOPを決定してもよい。ショーケースの定格熱負荷は、設置されているショーケースの機種名とカタログとから決定される。冷凍機の消費電力は、ショーケースの定格熱負荷を定格COPで割ることで算出される。例えば、定格COPが2、ショーケースの定格熱負荷が10kWである場合、冷凍機の消費電力は5kWとなる。そして、診断期間における消費電力量は、冷凍機の消費電力に診断期間を乗算することで算出される。診断期間が1時間である場合、診断期間の消費電力量は、5kWhとなる。上記のように算出される消費電力量の予測値において、外気温度によるCOPの変化等の影響を補正することにより、経験的におよそ±10%程度の誤差を含む。
なお、シミュレーション方法は上記に限定されない。また、標準計算誤差率はシミュレーション方法に応じて決まる値であるので、シミュレーション方法が変更されると当該シミュレーション方法に応じた標準計算誤差率が設定される。また、空調系及び照明系の電力量のシミュレーション方法も特に限定されない。電力量のシミュレーション方法と当該シミュレーション方法に応じた標準計算誤差率とが対応付けられていればよい。
図4の(d)に示すように、メモリ36は、電力量計20を識別する情報と、電力量の計測値及び予測値から算出される誤差率である計算誤差率とが対応付けられたテーブルを記憶する。例えば、制御器33は、予測器34により算出された計算誤差率をメモリ36に記憶させる。なお、計算誤差率の詳細は、後述する。
図4の(e)に示すように、メモリ36は、電力量計20の種類と、CT設定値を入力ミスした場合に発生する消費電力量の誤差を示すCT設定計算誤差率とが対応付けられたテーブルを記憶する。なお、CT設定計算誤差率の詳細は、後述する。
[2.CT設定値の適否の判定]
続いて、CT設定値の適否の判定を行う流れについて、図5〜図16を参照しながら説明する。
図5は、本実施の形態に係る判定システム10において、CT設定値の判定を行う動作を示すフローチャートである。
まず、CT設定判定装置30は、入力器31を介してユーザから入力された各種情報を取得する(S10)。各種情報とは、設置された電力量計20及び変流器44の種類、接続されている負荷の種類、及び消費電力量を算出する診断期間などである。
ここで、ステップS10において、ユーザが入力する情報の一例について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態に係る入力器31がユーザから取得した各種情報の一例を示す図である。電力量計20の情報、施工した変流器44の情報、負荷の情報、及び診断期間などの情報がユーザにより入力される。電力量計20の情報とは、施工した電力量計20の種類及び電力量計20の設置台数に関する情報を含む。図6では、種類として型番Aである電力量計20を12台設置したことを示している。施工した変流器44の情報とは、電力量計20ごとに施工した変流器44の変流比に関する情報を含む。電力量計20の型番はAであるので、CTの種類は図4の(a)に示すように、CT1又はCT2となる。電力量計20が電力量の計測を行う負荷は、電力量計1〜12とも冷設系である。具体的には、負荷は冷凍機である。そして、診断期間は、2017年1月の1か月間である。
図6に示す情報がユーザから入力されると、CT設定判定装置30は、入力された電力量計20のそれぞれに対して、CT設定値の適否を判定する。電力量計20が12台ある場合、12台のそれぞれに対してCT設定値の適否を判定する。そのため、CT設定判定装置30は、まず各種誤差率を算出する。
なお、図6に示される情報は、CT設定判定装置30が備えるメモリ36に記憶される。
なお、以降では、変流器44を利用した電力量計20が12台設置され、当該電力量計20のそれぞれに設定されているCT設定値の適否を判定する場合について説明する。
[2−1.計算誤差率の算出]
図5を再び参照して、ステップS10でユーザからの入力を取得すると、まず計算誤差率の取得が行われる(S20)。具体的には、ステップS20では、計算誤差率を算出することで、計算誤差率が取得される。計算誤差率の算出について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本実施の形態に係る計算誤差率を取得する動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、制御器33は、計算誤差率の算出として、まずステップS10でユーザが入力した情報から診断期間を取得する(S21)。例えば、制御器33は、メモリ36に記憶されているユーザからの入力情報から診断期間が2017年1月の1か月間であることを取得する。
次に、制御器33は、メモリ36から電力量計20の12台分の診断期間における消費電力量の情報を読み出す。つまり、制御器33は、消費電力量の計測値を取得する(S22)。メモリ36に記憶されている消費電力量に関する情報が図3に示すように1時間ごとのデータである場合、制御器33は、診断期間1か月分の消費電力量に関する情報をメモリ36から読み出し、読み出した消費電力量を足し合わせることで診断期間における消費電力量の積算値を算出する。
次に、制御器33は、診断期間における消費電力量の予測値を取得する(S23)。本実施の形態では、図4の(c)に示すように、負荷の種類ごとに1つの消費電力量のシミュレーション方法が対応付けられている。そのため、ステップS10で入力された負荷の種類に応じて消費電力量のシミュレーションが実行される。負荷の種類が冷設系である場合、予測器34は、上記で説明した冷設系の消費電力量を予測するシミュレーション方法により、予測値を算出する。なお、予測値とは、ステップS10で入力された診断期間における積算電力量の予測値である。本実施の形態では、診断期間は2017年1月の1か月間であるので、予測値は2017年1月の1か月間の積算電力量をシミュレーションにより算出される。
例えば、制御器33は、図8に示すように計測値と予測値とを比較するグラフを表示器37に表示させてもよい。これにより、ユーザは計測値及び予測値の電力量の値、並びに、電力量の相違について確認することができる。なお、図8では、負荷である冷凍機ごとの電力量を示している。電力量計1は冷凍機1の電力量を計測しており、電力量計2は冷凍機2の電力量を計測しており、以下同様である。
次に、予測器34は、計測値に対する予測値の誤差である計算誤差率を算出する(S24)。予測器34は、予測値から計測値を減算し、減算した値を計測値で除算することで計算誤差率を算出する。制御器33は、予測器34が算出した計算誤差率をメモリ36に記憶させる(S25)。
上記により、消費電力量の予測値と計測値とから、計算誤差率が算出される。なお、予測器34が算出した計算誤差率は、負荷の消費電力量の予測値と、電力量計20で計測された負荷の消費電力量の計測値との相違の一例である。
[2−2.標準計算誤差率の算出]
図5を再び参照して、ステップS20で計算誤差率が算出されると、次に標準計算誤差率が取得される(S30)。標準計算誤差率の取得について、図9を参照しながら説明する。なお、標準計算誤差率とは、ステップS23で消費電力量の予測値を算出するのに用いたシミュレーション方法における誤差を示す。つまり、標準計算誤差率は、CT設定ミスがない場合に想定される誤差である。
例えば、上記で説明したシミュレーション方法では、ショーケースの定格熱負荷により消費電力量を算出している。つまり、熱負荷が常に一定である場合の消費電力量を算出している。一方、実環境では熱負荷は時間経過とともに変化する場合がある。これにより、計測値と予測値とは、シミュレーション方法に応じた誤差が生じ得る可能性がある。誤差とは、予測値と真値である計測値との電力量の差である。ここでは、シミュレーション方法に応じた誤差率を取得する方法について説明する。
図9は、本実施の形態に係る標準計算誤差率を取得する動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、制御器33は、ステップS10で入力された情報から、電力量計20の負荷の情報を取得する(S31)。具体的には、制御器33は、電力量計20の負荷の種類を取得する。図6に示すように、本実施の形態では12台の電力量計20は全て冷設系の消費電力量を計測するように接続されている。そのため、制御器33は、ステップS31において、負荷の種類が冷設系であることを取得する。
そして、制御器33は、メモリ36から負荷の種類に応じた標準計算誤差率を取得する。例えば、メモリ36には、図4の(c)に示すように負荷の種類と標準計算誤差率とが対応付けられたテーブルが記憶されており、制御器33は、負荷の種類に対応した標準計算誤差率をメモリ36から読み出す。つまり、制御器33は、負荷の種類に対応した標準計算誤差率を取得する(S32)。
なお、上記では負荷の種類ごとに消費電力量を予測するシミュレーション方法が1つである場合について説明したが、負荷の種類ごとに複数のシミュレーション方法が設定されていてもよい。この場合、制御器33は、例えばステップS10でユーザからシミュレーション方法に関する指示を入力器31を介して取得すると、当該取得したシミュレーション方法に対応する標準計算誤差率をメモリ36から読み出してもよい。
[2−3.CT設定計算誤差率の算出]
図5を再び参照して、ステップS30で標準計算誤差率が取得されると、次にCT設定計算誤差率が取得される(S40)。CT設定計算誤差率の取得について、図10を参照しながら説明する。なお、CT設定計算誤差率とは、電力量計20に設定するCT設定値を入力ミスした場合、計測値にどの程度の誤差が生じるかを示す値である。具体的には、CT設定計算誤差率は、誤って設定されたCT設定値により計測された計測値から正しい電力量を算出するために当該計測値に対し加減する当該計測値に対する割合を示す。つまり、CT設定計算誤差率は、CT設定ミスがある場合に想定される誤差率である。
図10は、CT設定計算誤差率を取得する動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御器33は、ステップS10で入力された電力量計20の種類を取得する(S41)。図6に示すように、本実施の形態にでは12台の電力量計20は全て型番Aの電力量計である。そのため、制御器33は、ステップS41において、電力量計20の種類が型番Aであることを取得する。
そして、制御器33は、図4の(a)に示すようにメモリ36に記憶されている電力量計20の種類と設定できるCTの種類とが対応付けられたテーブルから、ステップS41で取得した電力量計20の種類に応じたCT設定値の種類を取得する(S42)。本実施の形態では、電力量計20は12台とも型番Aであるので、制御器33はメモリ36からCT設定値としてCT1及びCT2の2種類を読み出す。つまり、型番Aの電力量計20は、CT設定値として、CT1及びCT2の2通りの設定ができる電力量計である。
制御器33は、取得したCT設定値(例えば、型番AであればCT1及びCT2)のCT設定ミスの組み合わせから、それぞれの組み合わせにおけるCT設定計算誤差率を算出する(S43)。図4の(a)に示すように、CT1の変流比が2000:1、CT2の変流比が3000:1である場合のCT設定計算誤差率の算出について、図11及び図12を参照しながら説明する。
図11は、CT設定ミスの組み合わせの一例を示す図である。
図11では、電力量計20の種類として型番A及び型番Bの場合の組み合わせの一例を示している。電力量計20の型番がAである場合、電力量計20が設定可能なCT設定値はCT1及びCT2の2種類である。この場合、施工される変流器44はCT1及びCT2の2種類となる。つまり、施工される変流器44の変流比は2000:1又は3000:1のどちらかとなる。ここで、CT設定ミスの組み合わせとしては、施工した変流器44の変流比は2000:1であるのに対し、電力量計20で設定されたCTの種類が3000:1である、又は施工した変流器44の変流比は3000:1であるのに対し、電力量計20に設定されたCTの種類が2000:1である場合の2通りがある。
なお、図11では、電力量計20の型番がBである場合の組み合わせも示している。型番Bの電力量計20はCT3〜CT5の3種類のCT設定値が設定可能であり、その場合はCT設定値ミスの組み合わせは、6通りとなる。
図12は、CT設定ミスのパターンからCT設定計算誤差率を算出する方法を示す図である。
図12に示すように、施工したCTの種類がCT1(変流比2000:1)であり、電力量計20に設定されたCTの種類がCT2(変流比3000:1)であった場合、電力量計20は計測した電力量に対するCTの補正として2000倍すればよいところ3000倍することで計測値を算出する。つまり、CT設定値が正しい場合に比べ、1.5倍の電力量となる。そのため、計測値に対し、誤って設定したCT設定値により行われた補正の影響をなくし、かつ正しいCT設定値に対応した補正を行うことで、正しい計測値を取得することができる。具体的には、図12に示すように誤って設定したCT設定値により補正された計測値に対し、誤った補正である3000を除算し、かつ正しい補正である2000を乗算する。つまり、誤って設定されたCT設定値により計測された計測値に対し、0.67倍することで正しい電力量が算出できる。言い換えると、誤って設定されたCT設定値により計測された計測値に対し、当該計測値の33%の値を減算した電力量が正しい電力量となる。この場合、CT設定計算誤差率は、−33%となる。
施工したCTの種類がCT2(変流比3000:1)であり、電力量計20に設定したCTの種類がCT1(変流比2000:1)であった場合も同様に、CT設定計算誤差率が算出される。この場合、CT設定計算誤差率は50%となる。つまり、誤って設定されたCT設定値により算出された計測値に対し、当該計測値の50%の値を加算した電力量が正しい電力量となる。
上記のように、電力量計20が設定可能な変流比が2000:1及び3000:1の2種類である場合、CT設定計算誤差率は−33%と50%の2種類となる。なお、図11に示したように、電力量計20が設定可能な変流比が3種類ある場合、CT設定計算誤差率は、例えば6種類となる。
ステップS43でCT設定計算誤差率が算出されると、制御器33は当該CT設定計算誤差率をメモリ36に記憶させる(S44)。
上記により、CT設定ミスのパターンごとに、CT設定計算誤差率が算出される。
[2−4.CT設定値の適否の判定]
図5を再び参照して、ステップS20〜ステップS40で各種計算誤差率が取得されると、判定器35によりCT設定値にミスがあるかの判定が行われる(S50)。電力量計20に設定されているCT設定値にミスがあるかの判定について、図13を参照しながら説明する。つまり、施工された変流器44の変流比と電力量計20に設定されているCT設定値とが異なっているかの判定について説明する。
図13は、CT設定値にミスがあるかの判定を行う動作を示すフローチャートである。
図13に示すように、まず、判定器35は、ステップS30及びステップS40で取得された標準計算誤差率とCT設定計算誤差率とから、標準計算誤差率を考慮したCT設定ミスによる計算誤差率の範囲を決定する(S51)。なお、本実施の形態では、標準計算誤差率は±10%、CT設定計算誤差率は−33%、50%である。例えば、CT設定値が正しい計算誤差率の範囲と、CT設定値がミスである計算誤差率の範囲とを算出する。なお、CT設定値が正しい計算誤差率の範囲とは第1の範囲の一例であり、CT設定値がミスである計算誤差率の範囲とは第2の範囲の一例である。ここで、第1の範囲及び第2の範囲について、図14を参照しながら説明する。
図14は、第1の範囲及び第2の範囲の一例を示す図である。具体的には、図14の(a)は、標準計算誤差率の範囲(図14の(a)中の標準計算誤差範囲)とCT設定計算誤差率(図14の(a)中のCT設定誤差)とを示す図である。図14の(b)は、標準計算誤差率とCT設定計算誤差率とから決定された第1の範囲及び第2の範囲を示す図である。
図14の(a)では、ステップS30及びステップS40で取得された標準計算誤差率とCT設定計算誤差率とが示されている。図14の(b)では、標準計算誤差率から決定される第1の範囲と、標準計算誤差率とCT設定計算誤差率とから決定される第2の範囲とが示されている。
第1の範囲は、本実施の形態では、標準計算誤差率の範囲がそのまま適用される。言い換えると、第1の範囲は、負荷ごとで異なる消費電力量を予測するシミュレーション方法により設定される。つまり、第1の範囲は、負荷に対応して設定される。本実施の形態では、第1の範囲は、冷設系の消費電力量を予測するシミュレーション方法が有している標準計算誤差率である±10%の範囲となる。
第2の範囲は、本実施の形態では、標準計算誤差率を考慮したCT設定計算誤差率の範囲が適用される。上記に示すように、第1の範囲は、予測値を算出したシミュレーション方法により発生し得る誤差率の範囲である。つまり、第1の範囲は、CT設定値の正誤に関わらず、シミュレーションにより消費電力量の予測値を算出する上で発生する誤差率の範囲である。例えば、CT設定値が正しい場合であっても、予測値と計測値とから算出される計算誤差率は、第1の範囲内に収まる程度の誤差が発生し得る。この誤差は、CT設定値にミスがあった場合にも発生し得る。そのため、CT設定計算誤差率に対して標準計算誤差率を考慮して第2の範囲が決定される。例えば、CT設定計算誤差率が50%である場合、つまり予測値が計測値の1.5倍であるとき、CT設定計算誤差率に対応する公差として標準計算誤差率±10%に1.5を乗算した±15%が適用される。これにより、50%±15%が標準計算誤差率を考慮したCT設定計算誤差率となる。一方、CT設定計算誤差率が−33%である場合、つまり予測値が計測値の約0.67倍であるとき、CT設定計算誤差率に対応する公差として標準計算誤差率±10%に約0.67を乗算した7%が適用される。これにより、−33%±7%が標準計算誤差率を考慮したCT設定計算誤差率となる。つまり、第2の範囲は、CT設定値の設定ミスのパターンから算出されるCT設定計算誤差率及び負荷に対して設定される標準計算誤差率に対応して設定される。
なお、第1の範囲と第2の範囲とは、重ならないように設定されるとよい。つまり、第1の範囲と第2の範囲とが重ならないような標準計算誤差率を有するシミュレーション方法により予測値が算出されるとよい。また、第2の範囲は、第1の範囲よりも誤差率が大きい範囲である。誤差率が大きいとは、誤差率の絶対値が大きいことを意味する。
なお、第2の範囲は、標準計算誤差率を考慮せずに設定されてもよい。例えば、CT設定計算誤差率に対し、予め定められた公差を考慮することで、第2の範囲が設定されてもよい。この場合、第2の範囲は、CT設定値の設定ミスのパターンから算出されるCT設定計算誤差率に対応して設定される。
ステップS51で第1の範囲及び第2の範囲が決定すると、判定器35によりステップS20で予測値と計測値とから算出された計算誤差率が、第1の範囲内であるか否かの判定が行われる(S52)。計算誤差率が第1の範囲内である場合(S52でYes)、つまり計算誤差率が±10%以内であるとき、判定器35は電力量計20に設定されているCT設定値が正しいと判定する(S53)。言い換えると、判定器35は、ステップS20で算出された計算誤差率が、CT設定ミスにより発生した誤差ではなく、シミュレーション方法により発生した誤差であると判定する。
一方、ステップS20で予測値と計測値とから算出された計算誤差率が、第1の範囲外である場合(S52でNo)、つまり計算誤差率が±10%より大きい場合、ステップS54が行われる。ステップS54では、判定器35により、計算誤差率が第2の範囲内であるか否かの判定が行われる。計算誤差率が第2の範囲内、つまり50%±15以内又は−33%±7%以内であるとき(S54でYes)、判定器35は電力量計20に設定されているCT設定値がミスであると判定する(S55)。言い換えると、判定器35は、ステップS20で算出された計算誤差率は、シミュレーション方法により発生した誤差ではなく、CT設定ミスにより発生した誤差であると判定する。
例えば、図8で示した電力量の予測値と計測値とから算出された計算誤差率に対する判定について、図15を参照しながら説明する。
図15は、ステップS20で算出された計算誤差率からCT設定値の適否を判定することを説明するための図である。
図15に示すように、電力量計1〜12の12台のそれぞれに対して、計算誤差率からCT設定値の適否の判定が行われる。なお、図15に示す計算誤差率は、図8に示す電力量の予測値と計測値とを用いて算出した値である。また、図15には、ステップS51で算出された第1の範囲及び第2の範囲が示されている。上記でも説明したように、判定器35により、計算誤差率が第1の範囲内であればCT設定値は適切であり、第2の範囲内であればCT設定値は適切でないと判定される。
図15に示すように、電力量計2、7及び11の計算誤差率は第2の範囲内であり、それ以外の電力量計の計算誤差率は第1の範囲内である。この場合、判定器35は、電力量計2、7及び11のCT設定値は適切でないと判定する。
図13を再び参照して、計算誤差率が第2の範囲外である場合(S54でNo)、判定器35はCT設定値の適否が不明であると判定する(S56)。この場合、シミュレーション方法及びCT設定ミス以外の要因、又はCT設定ミスとその他の要因との複合要因により誤差が発生している可能性がある。例えば、電力量計20や負荷に関する情報が実態と異なる場合などが考えられる。
図5を再び参照して、ステップS50でCT設定値にミスがあるか否かの判定が行われた後、全ての電力量計20においてステップS50の判定が行われたかの判定が行われる。例えば、判定器35が全ての電力量計20においてステップS50の判定を行ったと判定する場合(S60でYes)、制御器33は判定器35が判定した判定結果を出力する(S70)。具体的には、制御器33は、判定結果を表示器37に表示させる。制御器33は、判定結果として、CT設定値が適切である場合、表示器37に当該CT設定値が適切であることを示す情報を表示させ、CT設定値が適切でない場合、表示器37に当該CT設定値が適切でないことを示す情報を表示させる。制御器33が表示器37に表示させる判定結果について、図16を参照しながら説明する。
図16は、本実施の形態に係る表示器37に出力される判定結果の一例を示す図である。
図16では一例として、電力量計20のそれぞれにおいて、CT設定値が正しい場合は「○」、CT設定値がミスである場合は「×」を表示器37に表示させている場合を示している。なお、図示していないが、制御器33は、CT設定値の適否が不明である場合、例えば「△」を表示器37に表示させてもよい。
さらに、制御器33は、図16に示すように、CT設定値がミスであると判定された電力量計2、7及び11に対して、適切なCT設定値を表示させてもよい。例えば、制御器33は、ステップS10で入力された施工したCTの種類に関する情報から、正しいCT設定値を表示してもよい。
図5を再び参照して、判定器35が全ての電力量計20においてステップS50の判定を行っていないと判定する場合(S60でNo)、ステップS20に戻り残りの電力量計20に対しステップS20〜S50が行われる。
なお、上記では、判定器35は第1の範囲及び第2の範囲を設定し、電力量計20に設定されたCT設定値の適否を判定したが、これに限定されない。例えば、判定器35は、計算誤差率が閾値より大きいときCT設定値が適切でないと判定し、計算誤差率が閾値以下のとき、CT設定値が適切であると判定してもよい。閾値は、例えば、ステップS30で取得した標準計算誤差率を用いてもよい。具体的には、閾値は±10%であってもよい。つまり、判定器35は、計算誤差率が−10%以上10%以下であるときにCT設定値は適切であり、計算誤差率が−10%又は10%より大きいときにCT設定値は適切でないと判定してもよい。
なお、計算誤差率が大きいとは0%に対する差が大きいことを意味する。つまり、0%に対する差の絶対値が大きいことを意味する。例えば、計算誤差率が−10%と−20%とでは、計算誤差率0%に対する差は−20%の方が大きい。言い換えると、−10%と−20%とでは、−20%の方が計算誤差率が大きい。
[3.効果]
本実施の形態に係るCT設定値の適否を判定する判定方法は、負荷の消費電力量の予測値と電力量計20で計測された負荷の消費電力量の計測値との相違に基づいて、電力量計20において設定された、変流器44の変流比に対応する設定値の適否を判定するステップを備える。
これにより、実際に計測された消費電力量の計測値と、シミュレーションにより算出された消費電力量の予測値との相違から、変流器44の変流比に対応する設定値であるCT設定値の適否を判定できる。例えば、CT設定値が適切である場合、計測値と予測値とは近い値となることがわかっている場合、相違が大きいときにCT設定値が適切でないと判定することができる。つまり、計測値と予測値との相違がわかるだけで、電力量計20に入力されたCT設定値の適否を判定することができる。
また、予測値と計測値との相違が第1閾値より大きいとき、変流器44の変流比に対応する設定値が適切でないと判定し、予測値と計測値との相違が第1閾値より小さいとき、変流器44の変流比に対応する設定値が適切であると判定する。
これにより、予測値と計測値との相違の値に応じてCT設定値の適否を判定することができるので、より精度よくCT設定値の適否を判定できる。
また、予測値と計測値との相違が第1の範囲であるとき、変流器44の変流比に対応する設定値が適切であると判定し、予測値と計測値との相違が第1の範囲よりも相違が大きいことを示す第2の範囲であるとき、変流器44の変流比に対応する設定値が適切でないと判定する。
これにより、予測値と計測値との相違の値に応じてCT設定値の適否を判定することができるので、より精度よくCT設定値の適否を判定できる。
また、第1の範囲は、負荷に対応して設定される。
これにより、第1の範囲は負荷の種類ごとに適切に設定される。例えば、第1の範囲は、負荷の種類ごとで異なる、消費電力量を予測するシミュレーション方法に対応して設定される。つまり、第1の範囲が負荷に対応して設定されることで、予測値と計測値との相違である計算誤差率が、シミュレーション方法が保有する誤差内であるかを判定することができる。
また、第2の範囲は、変流器44の変流比に対応する設定値の設定誤りのパターンに対応して設定される。
これにより、第2の範囲は、計測値とCT設定ミスした場合の予測値との相違を考慮して設定される。第2の範囲がCT設定ミスのパターンにより設定されることで、判定器35は予測値と計測値との相違である計算誤差率がCT設定ミスで発生した誤差であるかを判定することができる。また、第2の範囲は、CT設定ミスのパターンごとに発生する相違を考慮し設定されることで、CT設定ミスが複数パターンある場合でも、計算誤差率からCT設定ミスで発生した誤差であるかを判定できる。
また、第2の範囲は、さらに、負荷にも対応して設定される。
これにより、予測値を算出するシミュレーション方法が保有する誤差を考慮して第2の範囲を設定できるので、より精度よくCT設定値が適切でないことを判定することができる。
また、変流器44の変流比に対応する設定値が適切でないと判定されると、表示器37に当該設定値が適切でないことを表示させる。
これにより、ユーザは表示器37を確認するだけで、CT設定値が適切でない電力量計20を認識することができる。
また、変流器44の変流比に対応する設定値が適切でないと判定されると、表示器37に適切な設定値を表示させる。
これにより、ユーザは表示器37を確認するだけで、正しいCT設定値を認識することができる。
また、本実施の形態に係るCT設定判定装置30は、負荷の消費電力量の予測値を決定する予測器34と、電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値を取得する取得器32と、予測値と計測値との相違に基づいて、電力量計20において設定された、変流器44の変流比に対応する設定値の適否を判定する判定器35とを備える。
これにより、CT設定値の適否を判定する判定方法と同様の効果を奏する。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、CT設定判定装置30は、取得器32を介して無線通信により電力量計20から電力量計20が計測した電力量を取得する例について説明したが、これに限定されない。例えば、CT設定判定装置30が電力量計20と同じ店舗内に設置されている場合、CT設定判定装置30は、有線で電力量計20から電力量を取得してもよい。有線で電力量を取得する場合、CT設定判定装置30が備えるLANケーブルなどを接続するインターフェースが取得器となる。
上記実施の形態では、1つの電力量計20に1つの負荷が接続されている例について説明したが、これに限定されない。1つの電力量計20に複数の負荷が接続されていてもよい。つまり、電力量計20は複数の負荷で消費された電力量を計測してもよい。例えば、1つの電力量計20に複数の冷設系が接続されていてもよい。または、1つの電力量計20に負荷の種類が異なる電気機器が接続されていてもよい。
上記実施の形態では、予測値と計測値との相違の一例として計算誤差率を示したが、これに限定されない。相違は、予測値と計測値とから定量的に示されるものであればよく、例えば予測値と計測値との差などであってもよいし、その他であってもよい。
上記実施の形態において説明された判定方法における複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、判定装置、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよく、システム、判定装置、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係る電力量計20に設定されたCT設定値の適否の判定方法および判定装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、CTを利用した電力量計のCT設定値の適否を判定する判定方法、及び判定装置などとして有用である。
10 判定システム
20 電力量計
21 入力器
22 取得器
22a 電流取得器
22b 電圧取得器
23 制御器
24 メモリ
25 送信器
30 CT設定判定装置(判定装置)
31 入力器
32 取得器
33 制御器
34 予測器
35 判定器
36 メモリ
37 表示器
40 メインブレーカ
41 負荷保護用ブレーカ
42 負荷
43、45、47 電力線
44 変流器
46 電力量計保護用ブレーカ

Claims (9)

  1. 負荷の消費電力量の予測値と電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値との相違に基づいて、前記電力量計において設定された、変流器の変流比に対応する設定値の適否を判定するステップを備える、
    判定方法。
  2. 前記予測値と前記計測値との相違が閾値より大きいとき、前記設定値が適切でないと判定し、前記相違が前記閾値より小さいとき、前記設定値が適切であると判定する、
    請求項1に記載の判定方法。
  3. 前記予測値と前記計測値との相違が第1の範囲であるとき、前記設定値が適切であると判定し、前記相違が前記第1の範囲よりも前記相違が大きいことを示す第2の範囲であるとき、前記設定値が適切でないと判定する、
    請求項1に記載の判定方法。
  4. 前記第1の範囲は、前記負荷に対応して設定される、
    請求項3に記載の判定方法。
  5. 前記第2の範囲は、前記設定値の設定誤りのパターンに対応して設定される、
    請求項3または4に記載の判定方法。
  6. 前記第2の範囲は、さらに、前記負荷にも対応して設定される、
    請求項5に記載の判定方法。
  7. 前記設定値が適切でないと判定されると、表示器に前記設定値が適切でないことを表示させる、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の判定方法。
  8. 前記設定値が適切でないと判定されると、表示器に適切な前記設定値を表示させる、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の判定方法。
  9. 負荷の消費電力量の予測値を決定する予測器と、
    電力量計で計測された負荷の消費電力量の計測値を取得する取得器と、
    前記予測値と前記計測値との相違に基づいて、前記電力量計において設定された、変流器の変流比に対応する設定値の適否を判定する判定器とを備える、
    判定装置。
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