JP2018191256A - 通信装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力の増大を避けるとともに、ユーザ操作の手間を省いて、通信装置がアクセスポイントを介して外部機器と通信できるようにする。【解決手段】デジタルカメラ100Aは、無線LAN通信する無線通信部111Aと、BLE通信する省電力無線通信部112Aとを備える。スマートフォン100Bは、アクセスポイント100Cとの接続の確立に応じて、BLE通信によって、カメラ100Aに無線LAN接続通知を送信する。スタンバイ状態にあるカメラ100Aにおいて、副制御部120Aは、スマートフォン100Bからの無線LAN接続通知を省電力無線通信部112Aによって受信した場合、無線通信部111Aを起動する。そして、制御部101Aは、アクセスポイント100Cを介してホストと通信するために、無線通信部111Aによって、スマートフォン100Bが構成するアクセスポイントに接続するよう制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置に無線通信機能を搭載し、アクセスポイントを介してネットワークにアクセスすることが行われている。例えば特許文献1には、デジタルカメラからアクセスポイントを介してサーバ機器に画像をアップロードする構成が開示されている。
特開2014−131184号公報
撮像装置がアクセスポイントに接続するためには、アクセスポイントを探索し、そのアクセスポイントに接続する操作を行う必要がある。
この場合に、撮像装置において常時アクセスポイントを探索することが考えられるが、消費電力の観点から現実的ではない。また、撮像装置においてアクセスポイントに接続する操作を行うのでは、ユーザ操作の手間になってしまう。
本発明の目的は上記のような点に鑑みてなされたものであり、消費電力の増大を避けるとともに、ユーザ操作の手間を省いて、通信装置がアクセスポイントを介して外部機器と通信できるようにすることを目的とする。
本発明の通信装置は、第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段による通信よりも消費電力が低く、第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信する第2の通信手段と、前記他の通信装置と第1のアクセスポイントとの接続の確立に応じて送信される接続通知を前記第2の通信手段によって受信した場合、前記第1の通信手段を起動する起動手段と、前記第1のアクセスポイントを介して外部機器と通信するために、前記第1の通信手段によって、前記他の通信装置が構成する第2のアクセスポイントに接続するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、消費電力の増大を避けるとともに、ユーザ操作の手間を省いて、通信装置がアクセスポイントを介して外部機器と通信することができる。
実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 実施形態に係るカメラの初期設定動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るカメラの表示部の表示画面の例を示す図である。 実施形態に係るスマートフォンの初期設定動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスマートフォンの表示部の表示画面の例を示す図である。 実施形態に係るカメラの表示部の表示画面の例を示す図である。 実施形態に係るスマートフォンの表示部の表示画面の例を示す図である。 実施形態に係るカメラの動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスマートフォンの動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る通信システムにおける画像データのアップロード処理の流れを示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<通信システムの各装置の構成>
図1は、実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
通信システムは、無線通信機能を有する撮像装置100Aと、無線通信機能を有する携帯端末機器100Bとを備える。撮像装置100Aは、例えばデジタルカメラ(以下、単にカメラと称する)であり、本発明でいう通信装置、及び携帯端末機器100Bからみた他の通信装置の例である。また、携帯端末機器100Bは、例えばスマートフォンであり、本発明でいう通信装置、及びカメラ100Aからみた他の通信装置の例である。なお、携帯端末機器は、携帯型のメディアプレーヤ、所謂タブレットデバイス、又はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であってもよい。
カメラ100Aにおいて、制御部101Aは、制御プログラムに従ってカメラ100A全体を制御する。なお、制御部101Aによってカメラ100A全体を制御する代わりに、複数のハードウェアによって処理を分担することによりカメラ100A全体を制御するようにしてもよい。
撮像部102Aは、例えば絞り、ズーム、及びフォーカス機能を備える光学レンズユニットと、撮像素子とを備える。撮像素子は、光学レンズユニットによって結像された光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力して当該アナログ信号をA/D変換によってデジタル信号とする。撮像素子としては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)又はCCD(Charge Coupled Device Image Sensor)が用いられる。撮像部102Aは、制御部101Aの制御下で光学像に応じた電気信号を出力し、当該電気信号に対してノイズ低減処理等を行った後、デジタル信号を画像データとして出力する。
不揮発性メモリ103Aは、電気的に消去及び記録が可能なメモリであり、制御部101Aで実行される制御プログラム等が格納される。また、作業用メモリ104Aは、撮像部102Aによる撮像の結果得られた画像データを一時的に記録するバッファメモリとして用いられるとともに、画像表示用メモリ及び制御部101Aの作業領域として用いられる。
操作部105Aは、ユーザからの指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105Aには、例えばカメラ100Aの電源をON又はOFFするための電源ボタン、撮像指示を行うためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンが含まれる。また、表示部106Aに形成されたタッチパネルも操作部105Aに含まれる。
表示部106Aには、例えば静止画を撮像するための撮像準備段階でライブビューが表示されるとともに、撮像部102Aによる撮像の結果得られた静止画が表示される。また、表示部106Aには、対話的な操作のための文字等が表示される。
電源管理部107Aは、カメラ100Aに電力を供給するためのユニットである。電源管理部107Aは、カメラ100A全体に電力を供給するとともに、副制御部120A及び省電力無線通信部112Aを含む一部に限定して電力を供給することができる。以下の説明では、カメラ100A全体に電力が供給されている状態を電源ON状態と呼び、副制御部120A及び省電力無線通信部112Aを含む一部に限定して電力が供給されている状態をスタンバイ状態と呼ぶ。また、カメラ100A全体の電力供給が断とされている状態を電源OFF状態と呼ぶ。スタンバイ状態では、カメラ100Aを消費電力が極めて低い状態に保つことができる。
記録媒体110Aには、撮像部102Aによる撮像の結果得られた画像データが記録される。本実施形態では、画像データは、DCF(Design rule for Camera File system)規格に従って記録媒体110Aに記録される。記録媒体110Aはカメラ100Aに着脱可能でもよいし、カメラ100Aに内蔵されるようにしてもよい。
無線通信部111Aは、例えばIEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信を行うためのインターフェースである。無線通信部111Aが、本発明でいう第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段に相当する。この無線LAN通信によって、カメラ100Aは、周囲のアクセスポイント100C又はスマートフォン100Bの無線通信部111Bと無線通信を行うことができる。また、カメラ100Aは、TCP/IP等の上位のプロトコルによって、アクセスポイント100C又はスマートフォン100Bの無線通信部111Bを介して、クラウドネットワーク100Dに接続された外部機器である不図示のサーバ機器(以下、ホストと呼ぶ)とデータを送受信することができる。なお、以下では、アクセスポイントをAPと称する。
省電力無線通信部112Aは、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路、そして、通信コントローラを有する。省電力無線通信部112Aは、無線信号をアンテナから出力するとともに、アンテナで受信した無線信号を復調してIEEE802.15の規格(所謂Bluetooth(登録商標))に応じた近距離無線通信を行う。省電力無線通信部112Aが、本発明でいう第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信を行う第2の通信手段に相当する。本実施形態では、Bluetooth通信に、BLE(Bluetooth Low Energy)と呼ばれるバージョン4.0を用いるものとする。BLE通信は、無線LAN通信と比較して通信可能な範囲が狭い(つまり、通信可能な距離が短い)。また、BLE通信は、無線LAN通信と比較してその通信速度が遅い。一方、BLE通信は、無線LAN通信と比較してその消費電力が低く、無線LAN通信による消費電力>BLE通信による消費電力となる。
副制御部120Aは、省電力無線通信部112Aによる通信と、スタンバイ状態におけるカメラ100Aの制御を司る。副制御部120Aには、その動作に必要な作業用メモリと不揮発性メモリが内蔵されており、これにより、副制御部120Aは不揮発性メモリ103A及び作業用メモリ104Aに電力が供給されないスタンバイ状態でも動作することができる。また、カメラ100Aがスタンバイ状態であっても、副制御部120Aの制御下、省電力無線通信部112Aによって、スマートフォン100BとBLE通信することができる。さらに、副制御部120Aは、省電力無線通信部112Aの通信内容に応じて、電源管理部107Aを介してカメラ100Aをスタンバイ状態から電源ON状態に復帰させる。
カメラ100Aにおいて、各ブロックは内部バス130Aによって相互に接続される。
スマートフォン100Bにおいて、制御部101Bは、制御プログラムに従ってスマートフォン100B全体を制御する。なお、制御部101Bがスマートフォン100B全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することによりスマートフォン100B全体を制御するようにしてもよい。
撮像部102Bは、カメラ100Aの撮像部102Aと同様であり、制御部101Bの制御下で光学像に応じた電気信号を出力し、当該電気信号に対してノイズ低減処理等を行った後、デジタル信号を画像データとして出力する。
不揮発性メモリ103Bは、カメラ100Aの不揮発性メモリ103Aと同様であり、制御部101Bで実行される制御プログラム等が格納される。また、作業用メモリ104Bは、バッファメモリ、画像表示用メモリ、及び制御部101Bの作業領域として用いられる。
操作部105Bは、ユーザからの指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105Bには、例えばスマートフォン100Bの電源をON又はOFFするための電源ボタン、画面遷移の指示を行うための操作ボタンが含まれている。また、表示部106Bに形成されたタッチパネルも操作部105Bに含まれる。
表示部106Bには、例えば撮像部102Bによる撮影の結果得られた静止画が表示される。また、表示部106Bには。対話的な操作を行うためのGUI(Graphical User Interface)が表示される。なお、表示部106Bは必ずしもスマートフォン100Bに備える必要はなく、スマートフォン100Bは表示内容を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
電源管理部107Bは、スマートフォン100Bに電力を供給するためのユニットである。
記録媒体110Bには、撮像部102Bによる撮像の結果得られた画像データがDCF規格に従って記録される。記録媒体110Bはスマートフォン100Bに着脱可能でもよいし、スマートフォン100Bに内蔵されるようにしてもよい。
無線通信部111Bは、カメラ100Aの無線通信部111Aと同様の機能に加え、ソフトAP機能(親機モード)を有する。ソフトAP機能とは、制御部101Bの指示によりAPとして振る舞うことができる機能である。ソフトAP機能を有効にすることにより、スマートフォン100Bは無線通信部111Bを用いてAPを構成することになる。これにより、カメラ100Aの無線通信部111Aが、AP100Cではなく無線通信部111Bに接続し、カメラ100Aとスマートフォン100Bとが直接無線通信を行うことができる。無線通信部111Bが、本発明でいう第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段に相当する。
省電力無線通信部112Bは、カメラ100Aの省電力無線通信部112Aと同様であり、BLE通信する。省電力無線通信部112Bが、本発明でいう第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信を行う第2の通信手段に相当する。
公衆無線通信部113Bは、基地局100Eを介して公衆網100Fによって通信を行うためのインターフェースである。公衆無線通信部113Bは、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路、そして、通信コントローラを有する。本実施形態では、公衆無線通信部113Bは、W−CDMA(UMTS)又はLTE(Long Term Evolution)等の規格に従って公衆無線通信を行う。
スマートフォン100Bにおいて、各ブロックは内部バス130Bによって相互に接続される。
なお、図1に示す例では、カメラ100Aとスマートフォン100Bとが1対1で通信する例が示されているが、カメラ100Aは複数のスマートフォンと一対多で通信を行うことができる。
<カメラ100Aとスマートフォン100Bとのペアリング>
次に、カメラ100とスマートフォン100Bとを省電力無線通信部112A、112Bによって相互に通信可能とするためにカメラ100Aで行われる初期設定について説明する。
図2は、カメラ100Aの初期設定動作を示すフローチャートである。このフローチャートに係る処理は、制御部101Aの制御下で行われる。
図2に示す処理に先立って、カメラ100Aは電源ON状態となっており、ユーザは操作部105Aによってカメラ100Aの設定を変更することが可能である。初期設定を行うにあたって、カメラ100Aとスマートフォン100Bとの間でBLE通信が行われるが、その際には、スマートフォン100BはBLEのセントラル(Central)として、カメラ100AはBLEのペリフェラル(Peripheral)として振る舞うことになる。
ステップS201で、制御部101Aは、表示部106Aに設定メニュー画面を表示して、ユーザが操作部105Aによってペアリング設定メニューを選択するまで待つ。なお、設定メニュー画面については後述する。
ステップS202で、制御部101Aは、省電力無線通信部112Aによってペアリングを開始するためのペアリング情報をアドバタイズ(Advertise)する。例えば制御部101Aは、BLEのGATTプロファイルによってペアリングを行うためのAP代行サービスのアドバタイズを行う。
AP代行サービスには、初期設定を求める接続対象のデバイス(以下、セントラルと呼ぶ)がセントラルを一意に特定するためのID情報を書き込むためのセントラルID特性と、初期設定の進行状況を表すStatus特性とが含まれている。ステップS202では、セントラルID特性にはNULL値が、Status特性には文字列”Initializing”が設定された状態でアドバタイズが行われる。このBLEのアドバタイズは、制御部101Aによって明示的に停止の指示があるまで、省電力無線通信部112Aによって自動的に繰り返し行われる。
また、AP代行サービスには他に、後述するように、セントラルの無線LAN接続状態を書き込む無線LAN状態特性、セントラルがAPとなった場合のSSIDを書き込むSSID特性、前記APに接続するためのパスワードを書き込むパスワード特性、前記APへの接続時に使用するIPアドレス等を書き込むネットワーク特性、ペリフェラルの無線LAN接続要求状態を保持する接続要求特性が含まれている。
ステップS203で、制御部101Aは、アドバタイズに対してセントラルからセントラルID特性への書き込み要求があるまで待つ。この要求は、後述するように、スマートフォン100Bで行われる要求に対応するものである。制御部101Aは、書き込み要求があったと判定すると、処理をステップS204に進める。
ステップS204で、制御部101Aは、書き込みを要求したセントラルがペアリング済みであるか否かを判定する。制御部101Aは、未だペアリングが行われていないと判定すると、処理をステップS205に進める。一方、制御部101Aは、ペアリング済みであると判定すると、処理をステップS209に進める。
ステップS205で、制御部101Aの制御下で省電力無線通信部112Aは、セントラルに対してペアリング要求を送信する。
ステップS206で、制御部101Aは、表示部106AにPIN確認画面を表示する。なお、PIN確認画面については後述する。ここでは、ペアリングの要求毎に異なる6桁の数値が生成されて、PIN番号として用いられる。
ステップS207で、制御部101Aは、省電力無線通信部112AによってセントラルからPIN番号を受信するまで待つ。このPIN番号の受信は、スマートフォン100Bの送信に対応する。制御部101Aは、PIN番号を受信したと判定すると、処理をステップS208に進める。
ステップS208で、制御部101Aは、受信したPIN番号が、ステップS206において生成したPIN番号と一致しているか否かを判定する。制御部101Aは、PIN番号が一致していないと判定すると、処理をステップS205に戻して再度ペアリング要求を送信する。一方、制御部101Aは、PIN番号が一致すると判定すると、処理をステップS209に進める。
ステップS209で、制御部101Aは、AP代行サービスのセントラルIDを不揮発性メモリ103Aに保存する。ここでは、制御部101Aは、副制御部120Aに内蔵の不揮発性メモリにもセントラルIDを保存する。
ステップS210で、制御部101Aは、省電力無線通信部112Aによって、初期設定が完了したことをセントラルに対して通知する。例えば制御部101Aは、アドバタイズにおけるAP代行サービスのStatus特性の設定を”Success”として、アドバタイズを受信したセントラルの初期設定が終了したことを知ることができるようにする。
ステップS211で、制御部101Aは、表示部106Aにペアリング完了画面を表示する。なお、ペアリング完了画面については後述する。
ステップS212で、制御部101Aは、ステップS202において開始したBLEのAP代行サービスのアドバタイズを停止する。その後、制御部101Aは、初期設定動作を終了する。これにより、セントラルとペリフェラルとは接続状態に移行する。セントラルとペリフェラルとが接続状態に移行すると、セントラルとペリフェラルとは一定間隔毎に相互にパケットの送受信を行う。そして、当該通信が維持されている間は、セントラルとペリフェラルとは互いに接続されているものとみなす。相手からの通信が届かないときには、接続状態は解除される。
図3を参照して、カメラ100Aで行われるペアリング設定メニューの選択を説明する。図3は、カメラ100Aの表示部106Aの表示画面の例を示す図である。図3(a)は設定トップ画面を示す図、図3(b)は接続設定画面を示す図、図3(c)はペアリング画面を示す図、図3(d)はPIN確認画面を示す図、図3(e)はペアリング完了画面を示す図である。
ステップS201においてペアリング設定メニューの選択を行う際には、ユーザが操作部105Aを操作すると、制御部101Aは、図3(a)に示す設定トップ画面を表示部106Aに表示する。設定トップ画面において、ユーザが設定項目一覧301から、携帯電話との接続設定メニュー項目302を選択すると、制御部101Aは、図3(b)に示す接続設定画面を表示部106Aに表示する。接続設定画面において、ユーザが設定項目一覧311から、携帯電話とのペアリング設定メニュー312を選択すると、制御部101Aは、図3(c)に示すペアリング画面を表示部106Aに表示する。ペアリング画面において、ユーザが新しい携帯電話の追加メニュー項目321を選択すると、カメラ100Aにおいてペアリング設定メニューの選択が行われることになる。
ステップS206において、制御部101Aは、図3(d)に示すPIN確認画面を表示部106Aに表示する。PIN確認画面において、ユーザは操作を行う必要はない。ユーザはPIN確認画面に表示されたPINコード331をスマートフォン100Bに入力することによって、ペアリングが実行されて、ステップS207の処理に進む。
ステップS211において、制御部101Aは、図3(e)に示すペアリング完了画面を表示部106Aに表示する。ペアリング完了画面において、ユーザがOKボタン341を操作すると、ステップS211の処理が終了する。
次に、カメラ100とスマートフォン100Bとを省電力無線通信部112A、112Bによって相互に通信可能とするためにスマートフォン100Bで行われる初期設定について説明する。
図4は、スマートフォン100Bの初期設定動作を示すフローチャートである。このフローチャートに係る処理は、制御部101Bの制御下で行われる。
図4に示す処理に先立って、スマートフォン100Bにおいてカメラ100Aと通信を行うためのアプリケーションが起動しているものとする。初期設定を行うにあたって、カメラ100Aとスマートフォン100Bとの間でBLE通信が行われるが、その際には、スマートフォン100BはBLEのセントラルとして、カメラ100AはBLEのペリフェラルとして振る舞うことになる。
ステップS401で、制御部101Bは、表示部106Bに設定メニュー画面を表示して、ユーザが操作部105Bによってペアリング設定メニューを選択するまで待つ。なお、設定メニュー画面については後述する。
ステップS402で、制御部101Bは、表示部106Bにペアリング実行中画面を表示する。
ステップS403で、制御部101Bは、省電力無線通信部112Bによってペリフェラルからアドバタイズを受信するまで待つ。制御部101Bは、アドバタイズを受信したと判定すると、処理をステップS404に進める。
ステップS404で、制御部101Bは、受信したアドバタイズがAP代行サービスを含むか否かを判定する。制御部101Bは、アドバタイズがAP代行サービスを含まないと判定すると、処理をステップS403に戻す。一方、制御部101Bは、アドバタイズがAP代行サービスを含むと判定すると、処理をステップS405に進める。なお、AP代行サービスのアドバタイズは、図2のステップS202においてカメラ100Aが送信したアドバタイズに対応する。
ステップS405で、制御部101Bは、スマートフォン100Bを特定可能な固有のIDを生成して、AP代行サービスのセントラルID特性に対して書き込み要求を行う。図2で説明したように、AP代行サービスのセントラルID特性は、その値の書き込みにあたって、BLEにおいてペアリングと呼ばれるデバイス間の認証処理が必要なように設定されている。
ステップS406で、制御部101Bは、セントラルからペアリング要求を受信するまでしたか否かを判定する。このペアリング要求は、図2のステップS205において送信されるペアリング要求に対応するものであり、省電力無線通信部112Aは、セントラルID特性をアドバタイズしたペリフェラルと未だペアリング済みでない場合にのみ送信する。制御部101Bは、ペアリング要求を受信しないと判定すると、すなわちペアリング済みであってセントラルID特性に値を書き込むことができると判定すると、処理をステップS409に進める。一方、制御部101Bは、ペアリング要求を受信したと判定すると、処理をステップS407に進める。
ステップS407で、制御部101Bは、表示部106BにPIN入力画面を表示する。なお、PIN入力画面については後述する。
ステップS408で、制御部101Bは、省電力無線通信部112Bによって、PIN入力画面においてユーザが入力したPIN番号をペリフェラルに送信する。カメラ100Aは、当該PIN番号を受けて、ステップS208においてPIN番号が一致するか否かを判定する。
ステップS409で、制御部101Bは、ペアリング完了通知を受信したか否かを判定する。例えば制御部101Bは、AP代行サービスのStatus特性の値が”Success(成功)”になったか否かを判定する。この判定は、図2のステップS210の処理に対応しており、カメラ100Aは、受信したPIN番号がカメラ100Aで生成したPIN番号と一致する場合にペアリング完了通知を行う。制御部101Bは、ペアリング完了通知を受信しないと判定すると、入力されたPIN番号が誤っているとして、処理をステップS406に戻す。一方、制御部101Bは、ペアリング完了通知を受信したと判定すると、処理をステップS410に進める。
ステップS410で、制御部101Bは、表示部106Bにペアリング完了画面を表示する。なお、ペアリング完了画面については後述する。その後、ペアリング完了画面が閉られると、制御部101Bは、初期設定を終了する。
図5を参照して、スマートフォン100Bで行われるペアリング設定メニューの選択を説明する。図5は、スマートフォン100Bの表示部106Bの表示画面の例を示す図である。図5(a)は設定トップ画面を示す図、図5(b)はペアリング実行中画面を示す図、図5(c)はPIN入力画面を示す図、図5(d)はペアリング完了画面を示す図である。
ステップS401においてペアリング設定メニューの選択を行う際には、ユーザが操作部105Bを操作すると、制御部101Bは、図5(a)に示す設定トップ画面を表示部106Bに表示する。設定トップ画面において、ペアリング済みのカメラと接続するための操作ボタン501と、新しいカメラとペアリングするための操作ボタン(以下、ペアリングボタンと呼ぶ)502とが表示される。ユーザがペアリングボタン502を操作すると、制御部101Bは、図5(b)に示すペアリング実行中画面を表示部106Bに表示するペアリング実行中画面において、カメラ100Aをペアリングモードで起動することを促すメッセージ511が表示される。ペアリング実行中画面において、ユーザはスマートフォン100Bに対して操作を行う必要はなく、指示に応じてカメラ100Aをペアリングモードで起動する必要がある。この操作については、図2のステップS201において説明した。そして、上述したようにペアリング処理が開始されて、ステップS403の処理に進むことになる。
ステップS407において、制御部101Bは、図5(c)に示すPIN入力画面を表示部106Bに表示する。PIN入力画面において、ユーザはメッセージ521に従って、カメラ100Aの表示部106Aに表示されたPINコード331(図3(d)参照)を読み取って、PIN入力領域522に入力する。その後、ユーザがペアリング実行ボタン523を操作すると、ステップS407の処理が終了して、ステップS408の処理に進む。
ステップS410において、制御部101Bは、図5(d)に示すペアリング完了画面を表示部106Bに表示する。ペアリング完了画面において、ペアリングが行われた旨のメッセージ531が表示され、ユーザがOKボタン532を操作すると、ステップS410の処理が終了する。
カメラ100Aにおいては、電源ボタンをOFFにした際、カメラ100Aを電源OFF状態にするか又はスタンバイ状態にするかを設定によって切り替えることが可能である。
図6を参照して、カメラ100Aの電源ボタンをOFFにした際のカメラの状態設定を説明する。図6は、カメラ100Aの表示部106Aの表示画面の例を示す図である。図6(a)は設定トップ画面を示す図、図6(b)は接続設定画面を示す図、図6(c)は起動設定画面を示す図である。
カメラ100Aの電源ボタンをOFF操作する際、ユーザが操作部105Aを操作すると、制御部101Aは、図6(a)に示す設定トップ画面を表示部106Aに表示する。設定トップ画面において、ユーザが設定項目一覧601から、携帯電話との接続設定メニュー項目602を選択すると、制御部101Aは、図6(b)に示す接続設定画面を表示部106Aに表示する。接続設定画面において、ユーザが設定項目一覧611から、携帯電話からの起動設定メニュー612を選択すると、制御部101Aは、図6(c)に示す携帯電話からの起動設定画面を表示部106Aに表示する。起動設定画面において、有効メニュー621及び無効メニュー622の2つの選択肢が表示される。ユーザが有効メニュー621を選択すると、電源ボタンをOFFとした際にカメラ100Aがスタンバイ状態となる。一方、ユーザが無効メニュー622を選択すると、電源ボタンをOFFとした際にカメラ100Aが電源OFF状態となる。
次に、図7を参照して、スマートフォン100Bで行われるネットワーク接続メニューの選択を説明する。図7は、スマートフォン100Bの表示部106Bの表示画面の例を示す図である。図7(a)は設定トップ画面を示す図、図7(b)はネットワーク接続設定画面を示す図である。
図7(a)は図5(a)に示す設定トップ画面をスクロールしたものであり、表示部106Bに、ペアリングボタン502に続いて、ネットワーク接続設定を行うためのボタン701が表示される。ユーザがボタン701を選択すると、制御部101Bは、図7(b)に示すネットワーク接続設定画面を表示部106Bに表示する。ネットワーク接続設定画面において、携帯電話をAPにするチェックボックス702と、既知のAPを通知するチェックボックス703とが表示される。ユーザがチェックボックス702を選択した状態でOKボタン704を操作することにより、スマートフォン100BにおいてAP代行サービスが有効になる。一方、ユーザがチェックボックス703を選択した状態でOKボタン704を操作することにより、スマートフォン100BにおいてAP Findサービスが有効になる。なお、本願において、AP Findサービスの詳細な説明は省略する。
<通信システムにおける処理>
以下、図8〜図10を参照して、実施形態に係る通信システムにおける処理を説明する。
図10は、実施形態に係る通信システムにおける画像データのアップロード処理の流れを示すシーケンス図である。
図10において、破線矢印はBLE通信であることを示し、実線矢印は無線LAN通信であることを示す。また、カメラ100Aとスマートフォン100Bとは事前にBLEによりペアリング済みであるものとする。また、図7(b)においてチェックボックス702だけが選択され、スマートフォン100BにおいてAP代行サービスが有効で、AP Findサービスが無効になっているものとする。
ステップS1000で、スマートフォン100Bは、AP100Cから無線LAN通信でブロードキャストされたビーコンパケットを受信する。AP100Cは、ビーコンパケットに、例えばSSID及び通信レート設定を付加して送信する。
ステップS1001で、ビーコンパケットを受信したスマートフォン100Bは、AP代行サービスが有効になっている場合、受信したビーコンパケットに含まれるSSIDが、不揮発性メモリ103Bに保存されたSSIDと一致するか否かを照合する。
ステップS1002で、スマートフォン100Bは、ステップS1001における照合の結果に応じて、AP100Cと無線LAN接続を確立する。このとき、スマートフォン100Bが、ビーコンパケットに含まれるSSIDとそのパスワードを既知であれば、自動的に無線LAN接続を確立することができる。既知でない場合は、ユーザに入力を促したり、WPS(Wi-Fi Protected Setup)を実行したりする等の操作により、無線LAN接続を確立するものとする。
無線LAN接続が確立すると、ステップS1003で、スマートフォン100Bは、インターネット通信により所定のURL、例えばクラウドネットワーク100D上のホストと通信可能であるか否かを確認する。
インターネット通信可能である場合、ステップS1004で、スマートフォン100Bは、BLE通信によって、カメラ100Aに無線LAN接続通知を送信する。カメラ100Aに無線LAN接続通知を送信する前に、表示部106Bに無線LAN接続通知を送信するか否かの問い合わせ画面を表示し、ユーザによる送信指示を受けた場合に、カメラ100Aに無線LAN接続通知を送信するようにしてもよい。
ステップS1005で、無線LAN接続通知を受信したカメラ100Aの副制御部120Aは、電源管理部107Aを制御して、カメラ100Aをスタンバイ状態から電源ON状態に移行させる。これにより、無線通信部111Aが起動する。
ステップS1006で、カメラ100Aは、BLE通信によって、カメラ100Aを無線LANに接続するか否かをスマートフォン100Bに応答する。例えばカメラ100Aにおいて、ホストに送るべきデータ量が所定の量以上であるとき(本実施形態では、記録媒体110Aに未アップロードの画像が所定の枚数以上存在するとき)、無線LAN接続するように応答する。また、カメラ100Aのバッテリ残量が所定の量以下であるときは、無線LAN接続しないように応答する。カメラ100Aが無線LAN接続しないように応答した場合、以降の処理を中止する。一方、カメラ100Aが無線LAN接続をするように応答した場合、カメラ100Aは、無線通信部111Aの無線LAN通信機能を有効にし、処理を継続する。
ステップS1007で、無線LAN接続するとの応答を受信したスマートフォン100Bは、無線通信部111Bが無線LAN通信のAPとしても動作するように無線通信部111Bの設定を変更する。すなわち、スマートフォン100Bは、無線通信部111Bを用いてAPを構成する。このとき、スマートフォン100Bは、当該AP機能で利用するSSID、パスワードをランダムに生成する。
ステップS1008で、スマートフォン100Bは、無線通信部111Bで用いるネットワーク設定を変更する。ネットワーク設定の変更では、無線通信部111BがAPとして受信したデータを、AP100Cに送信できるようにし、また、無線通信部111BがAP100Cから受信したデータを、APとして送信できるようにする。
AP機能の有効化とネットワーク設定変更が完了すると、ステップS1009で、スマートフォン100Bは、カメラ100Aに、BLE通信によって、スマートフォン100Bが構成するAP(無線通信部111BのソフトAP)に接続するためのAP接続情報を送信する。このAP接続情報には、少なくともスマートフォン100Bが構成するAPのSSID、パスワードが含まれる。さらに使用する暗号化方式、無線チャネルや無線通信部111Aで使用するIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイアドレス、DNSアドレス等が含まれてもよい。
ステップS1010で、AP接続情報を受信したカメラ100Aは、AP接続情報に基づいて、スマートフォン100Bが構成するAPと無線LAN接続を確立する。
ステップS1011で、カメラ100Aは、AP100Cを介してクラウドネットワーク100D上のホストに未アップロードの画像データを送信するために、無線LAN通信によって、未アップロードの画像データをスマートフォン100Bに送信する。
ステップS1012で、スマートフォン100Bは、カメラ100Aから送られてきた画像データを、無線LAN通信によって、AP100Cを介してクラウドネットワーク100D上のホストに送信する。ステップS1008において変更したネットワーク設定に基づいて、スマートフォン100Bが構成するAPを介して接続するネットワークと、AP100Cを介して接続するネットワークとの間でパケット交換ができるようになる。こうして、カメラ100Aは、無線通信部111B、AP100Cを介してクラウドネットワーク100D上のホストと通信することができる。
画像データの送信が完了すると、ステップS1013で、カメラ100Aとスマートフォン100Bとの無線LAN接続を切断する。
無線LAN接続を切断すると、ステップS1014で、カメラ100Aは、スタンバイ状態に移行する。
無線LAN接続を切断すると、ステップS1015で、スマートフォン100Bは、ステップS1007及びステップS1008において有効化したAP機能を無効化し、ネットワーク設定を削除し、次回以降の接続で利用できるようにしておく。
なお、カメラ100Aからの画像データの送信が完了して、カメラ100Aとスマートフォン100Bとの無線LAN接続を切断する前に、カメラ100Aが、BLE通信又は無線LAN通信によって、スマートフォン100Bに対して、スマートフォン100Bが構成するAPを無効化するよう指示してもよい。
<カメラ100Aの動作>
図8は、図10に示す処理を実行する際のカメラ100Aの動作を示すフローチャートである。このフローチャートに係る処理は、制御部101A及び副制御部120Aの制御下で行われる。
図8のフローチャートに係る処理は、操作部105Aにおけるタッチパネル操作によって、スマートフォン100Bからの無線LAN接続通知の待ち受け開始指示を受け付けると開始される。待ち受け中において、カメラ100Aはスタンバイ状態となるものとする。
ステップS801で、副制御部120Aは、内蔵の不揮発性メモリにペアリング済みBLEデバイスのセントラルIDが一つ以上保存されているか否かを判定する。副制御部120Aは、セントラルIDが存在しないと判定すると、本処理を終了する。一方、副制御部120Aは、セントラルIDが存在すると判定すると、処理をステップS802に進める。
ステップS802で、副制御部120Aは、省電力無線通信部112Aによって、ペアリングを開始するためのペアリング情報をアドバタイズする。例えば副制御部120Aは、BLEのGATTプロファイルによってペアリングを行うためのAP代行サービスのアドバタイズを行う。AP代行サービスには、初期設定を求める接続対象のデバイスであるセントラルを一意に特定するためのID情報を書き込むためのセントラルID特性と、初期設定の進行状況を示すStatus特性とが含まれている。
図2のステップS202においては、セントラルID特性にはNULL値が設定され、Status特性には文字列”Initializing”が設定された状態でアドバタイズが行われる。このBLEによるアドバタイズは、明示的に停止の指示があるまでは、省電力無線通信部112Aによって繰り返し行われる。また、AP代行サービスには、セントラルの無線LAN接続状態を書き込む無線LAN状態特性、セントラルがAPとなった場合のSSIDを書き込むSSID特性、前記APに接続するためのパスワードを書き込むパスワード特性、前記AP接続時に使用するIPアドレス等を書き込むネットワーク特性、ペリフェラルの無線LAN接続要求状態を保持する接続要求特性が含まれている。
ステップS803で、副制御部120Aは、省電力無線通信部112Aに対して、AP代行サービスの無線LAN状態特性に対する書き込み要求があるまで待つ。書き込み要求を受信すると、副制御部120Aは、処理をステップS804に進める。なお、ステップS803において受信する書き込み要求は、図9のステップS907において送信される書き込み要求に対応する。ステップS803の処理は、図10のステップS1004の処理に相当する。
ステップS804で、副制御部120Aは、ステップS803において受信した書き込み要求がペアリング済みのBLEデバイスから送信されたものか否かを判定する。ここでは、副制御部120Aは、書き込み要求を行ったセントラルのセントラルIDが、副制御部120Aに内蔵の不揮発性メモリに保存されているか否か、すなわち図2で説明したペアリング設定によって設定されたセントラルであるか否かを判定する。副制御部120Aは、ペアリング済みのBLEデバイスからの書き込み要求であると判定すると、AP代行サービスの無線LAN状態特性の値を内蔵の不揮発性メモリに保存した後、処理をステップS805に進める。一方、副制御部120Aは、ペアリング済みでないBLEデバイスからの書き込み要求であると判定すると、処理をステップS803に戻す。
ステップS805で、副制御部120Aは、電源管理部107Aを介してカメラ100Aを電源ON状態に移行させる。これにより、無線通信部111Aが起動し、APに対する接続を開始することが可能となる。ステップS805の処理は、図10のステップS1005の処理に相当する。
ステップS806で、制御部101Aは、記録媒体110Aに未アップロードの画像が所定の枚数以上存在するか否かを判定する。制御部101Aは、未アップロード画像が所定の枚数以上存在すると判定すると、処理をステップS807に進める。一方、制御部101Aは、未アップロード画像が所定の枚数未満であると判定すると、処理をステップS809に進める。なお、未アップロードの画像を判定するため、制御部101Aは、撮影によって得られた画像データの拡張情報領域に未アップロードを示すフラグを埋め込んで、アップロードの際に当該フラグをアップロード済みに変更するようにしてもよい。また、所定の枚数は1枚でも、複数枚でもよく、さらには操作部105Aによってユーザが任意の枚数を設定できるようにしてもよい。
ステップS807で、制御部101Aは、電源管理部107Aを介してバッテリ残量が所定の量を超えているか否かを判定する。制御部101Aは、バッテリ残量が所定の量を超えていると判定すると、処理をステップS808に進める。一方、制御部101Aは、バッテリ残量が所定の量以下であると判定すると、処理をステップS809に進める。
ステップS808で、制御部101Aは、AP代行サービスの接続要求特性を1(TRUE)にして、省電力無線通信部112Aによって、無線LAN接続が必要であることをスマートフォン100Bに通知し、処理をステップS810に進める。一方、ステップS809で、制御部101Aは、AP代行サービスの接続要求特性を0(FALSE)にして、省電力無線通信部112Aによって、無線LAN接続が不要であることをスマートフォン100Bに通知し、処理をステップS814に進める。ステップS808、S809の処理は、図10のステップS1006の処理に相当する。
ステップS810で、制御部101Aは、省電力無線通信部112Aに対してAP代行サービスのSSID特性、パスワード特性、ネットワーク特性に対する書き込み要求を待つ。制御部101Aは、書き込み要求があると、処理をステップS811に進める。ステップS810の処理は、図10のステップS1009の処理に相当する。なお、書き込み要求がなかった場合、制御部101Aは、電源管理部107Aを介してカメラ100Aをスタンバイ状態に移行させるようにしてもよい。
ステップS811で、制御部101Aは、書き込まれたSSID特性、パスワード特性の値に基づいて、スマートフォン100Bが構成するAPと無線LAN接続を確立する。また、制御部101Aは、書き込まれたネットワーク特性の値を用いてIPアドレスやゲートウェイ等のネットワーク設定を行う。ステップS811の処理は、図10のステップS1010の処理に相当する。
ステップS812で、制御部101Aは、AP100Cを介してクラウドネットワーク100D上のホストに未アップロードの画像データを送信するために、無線通信部111Aによって、未アップロードの画像データをスマートフォン100Bに送信する。ステップS812の処理は、図10のステップS1011の処理に相当する。制御部101Aは、未アップロードの画像データを全て送信すると、処理をステップS813に進める。
ステップS813で、制御部101Aは、スマートフォン100Bが構成するAPとの無線LAN接続を切断する。ステップS813の処理は、図10のステップS1013の処理に相当する。
ステップS814で、制御部101Aは、ステップS802において開始したBLEのアドバタイズを停止する。
ステップS815で、制御部101Aは、電源管理部107Aを介して電源をOFFしてカメラ100Aをスタンバイ状態に移行させる。ステップS815の処理は、図10のステップS1014の処理に相当する。なお、未アップロードの画像が所定の枚数以上存在しないか又はバッテリ残量が所定の残量以下である場合、制御部101Aはカメラ100Aを電源OFF状態としてもよい。
以上のように、カメラ100Aにおいて、副制御部120Aは、スマートフォン100BとAP100Cとの無線LAN接続の確立に応じて送信される無線LAN接続通知を省電力無線通信部112Aによって受信した場合、無線通信部111Aを起動する。そして、制御部101Aは、AP100Cを介してホストと通信するために、無線通信部111Aによって、スマートフォン100Bが構成するAPに無線LAN接続するよう制御する。
<スマートフォン100Bの動作>
図9は、図10に示す処理を実行する際のスマートフォン100Bの動作を示すフローチャートである。このフローチャートに係る処理は、制御部101Bの制御下で行われる。
図9のフローチャートに係る処理は、操作部105Bからビーコンパケットの照合を開始するための操作を受け付けると開始される。例えばユーザによるメニュー操作に応じて、スマートフォン100Bに搭載されたOS(Operating System)に対してBLEの機能及び無線LANの機能が有効に設定され、フローチャートに係る処理を行うアプリケーションプログラムが起動する。これにより、スマートフォン100Bは、APから送信されるビーコンパケットの受信を待つ状態となって、図9のフローチャートに係る処理を開始する。なお、接続希望するAPのSSIDは、予めユーザが操作部105Bによってスマートフォン100Bに入力し、不揮発性メモリ103Bに保存されているものとする。
ステップS901で、制御部101Bは、不揮発性メモリ103Bにペアリング済みBLEデバイスのペリフェラルIDが一つ以上保存されているか否かを判定する。制御部101Bは、ペリフェラルIDが存在しないと判定すると、処理をステップS917に進める。一方、制御部101Bは、ペリフェラルIDが存在すると判定すると、処理をステップS902に進める。
ステップS902で、制御部101Bは、受信したビーコンパケットに含まれるSSIDが、不揮発性メモリ103Bに保存されたSSIDと一致するか否かを判定する。制御部101Bは、SSIDが一致すると判定すると、処理をステップS903に進める。一方、制御部101Bは、SSIDが一致しないと判定すると、処理をステップS917に進める。ステップS902の処理は、図10のステップS1001の処理に相当する。
ステップS903で、制御部101Bは、ステップS902において受信したSSIDと不揮発性メモリ103Bに保存されたSSIDとパスワードに基づいて、APと無線LAN接続を確立する。本実施形態では、スマートフォン100BがAP100Cと無線LAN接続を確立するものとして説明する。なお、パスワードが不揮発性メモリ103Bに保存されていない場合、本ステップにおいてユーザ操作によりパスワードを入力又は設定できるようにしてもよい。ステップS903の処理は、図10のステップS1002の処理に相当する。
ステップS904で、制御部101Bは、AP100Cを介してインターネット上のホストと通信可能であるか否かを判定する。例えば特定のインターネット上のホスト(図10のステップS1011、S1012におけるアップロード先)と通信可能か否かによって判定する。制御部101Bは、通信可能であると判定すると、処理をステップS905に進め、通信不可能であると判定すると、処理をステップS917に進める。ステップS904の処理は、図10のステップS1003の処理に相当する。
ステップS905で、制御部101Bは、省電力無線通信部112Bによって、ペリフェラルからアドバタイズを受信するまで待つ。制御部101Bは、アドバタイズを受信したと判定すると、処理をステップS906に進める。
ステップS906で、制御部101Bは、ステップS905において受信したアドバタイズがAP代行サービスを含むか否かを判定する。制御部101Bは、アドバタイズがAP代行サービスを含まないと判定すると、処理をステップS905に戻す。一方、制御部101Bは、アドバタイズがAP代行サービスを含むと判定すると、処理をステップS907に進める。ここで受信するAP代行サービスのアドバタイズは、図8のステップS802の処理においてカメラ100Aから送信されたアドバタイズに対応する。
ステップS907で、制御部101Bは、省電力無線通信部112Bによって、AP100Cと無線LAN接続が確立したことをカメラ100Aに通知する。例えば制御部101Bは、BLEのGATTプロファイルによって無線LAN接続状態通知を行うためのAP代行サービスの書き込み処理を行う。AP代行サービスには、ステップS902の処理でビーコンパケットを受信したAP100Cとの接続状態を表す無線LAN接続状態特性が含まれている。なお、ステップS907の処理によって送信される無線LAN接続通知は、図8のステップS803において受信される無線LAN接続通知に対応する。ステップS907の処理は、図10のステップS1004の処理に相当する。
ステップS908で、制御部101Bは、省電力無線通信部112Bに対して、カメラ100Aが無線LAN接続を要求しているか否かを判定する。例えば制御部101Bは、BLEのGATTプロファイルによって無線LAN接続要求の有無を取得するためのAP代行サービスの読み取り処理を行う。AP代行サービスには、カメラ100Aが無線LAN接続を要求するか否かを表す接続要求特性が含まれている。なお、ステップS908で判定される無線LAN接続応答は、図8のステップS808又はステップS809での無線LAN接続応答に相当する。制御部101Bは、無線LAN接続応答があると判定すると、処理をステップS909に進め、無線LAN接続要求がないと判定すると、処理をステップS917に進める。ステップS908の処理は、図10のステップS1006の処理に相当する。
ステップS909で、制御部101Bは、無線通信部111Bの設定を変更し、無線通信部111Bが無線LAN通信のAPとしても振る舞うようにソフトAP機能を有効にする。このとき、制御部101Bは、当該AP機能で利用するSSIDとパスワードをランダムに生成する。ソフトAP機能が有効になると、無線通信部111Bは、AP100Cと同様に、例えばSSID及び通信レート設定を付加したビーコンパケットを無線LANでブロードキャストを開始する。ステップS909の処理は、図10のステップS1007の処理に相当する。
ステップS910で、制御部101Bは、無線通信部111Bで用いるネットワーク設定を変更する。具体的には、スマートフォン100Bが構成するAPのIPアドレス及びネットワークアドレスを決定する。そして、そのネットワークアドレスとAP100Cに対するネットワークが相互に通信可能なようにルーティングテーブルを更新する。ここで使用するIPアドレスは、AP100Cに対するネットワークで使用しているIPアドレスと重複しないプライベートアドレスから選択するものとする。ステップS910の処理は、図10のステップS1008の処理に相当する。
ステップS911で、制御部101Bは、省電力無線通信部112Bによって、スマートフォン100Bが構成するAPに接続するためのAP接続情報をカメラ100Aに通知する。例えば制御部101Bは、BLEのGATTプロファイルによってソフトAPと接続するためのAP代行サービスの書き込み処理を行う。AP代行サービスには、ステップS909において生成したSSIDとパスワードを表すSSID特性とパスワード特性、ステップS910において設定したネットワーク設定下で動作するためのネットワーク特性が含まれている。ネットワーク特性には、無線通信部111Aで使用するためのIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイアドレス、DNSアドレス等が含まれている。SSID特性については、その値の書き込みに当たって、BLEにおけるペアリングと呼ばれるデバイス間の認証処理が必要なように設定されている。なお、ステップS911の処理によって送信されるAP接続情報は、図8のステップS810において受信されるAP接続情報に対応する。ステップS911の処理は、図10のステップS1009の処理に相当する。
ステップS912で、制御部101Bは、スマートフォン100Bが構成するAPに対する接続が行われるのを待つ。この接続は、ステップS911において通知したSSIDとパスワードに基づいて接続があった場合に成立する。なお、ステップS912の処理よって受信されるSSIDとパスワードは、図8のステップS811で送信されるSSIDとパスワードに対応する。ステップS912の処理は、図10のステップS1010に相当する。
ステップS913で、制御部101Bは、無線通信部111Bによってデータを受信するのを待つ。ここで受信するデータは、カメラ100Aが送信するデータと、AP100Cが送信するデータとの2種類が存在する。制御部101Bは、いずれかデータを受信したと判定すると、処理をステップS914に進める。ステップ913において受信するデータの一つの例が、図8のステップS812でカメラ100Aが送信する画像データである。
ステップS914で、制御部101Bは、ステップS913において受信したデータを、ステップS910において変更したネットワーク設定に基づいて処理する。具体的には、受信したデータの送信先が無線通信部111B自身のアドレスか否かを判定し、異なる場合、当該データをAP100Cに転送する(ルーティング(経路制御)処理)。例えばカメラ100Aが、ある画像データをクラウドネットワーク100D上のあるホストに対して送信した場合、そのデータはスマートフォン100Bを介してAP100Cに到達し、さらにAP100Cによりインターネットに出力される。その後、インターネット上の図示しない各種ルータの処理により目的のホストに到達する。ステップS913及びS914の処理は、図10におけるステップS1012に相当する。
ステップS915で、制御部101Bは、無線通信部111Bと、カメラ100Aの無線通信部111Aとの無線LAN接続が切断されたか否かを判定する。この切断は、カメラ100Aが未アップロードの画像データを全て送信した場合や、カメラ100Aとスマートフォン100Bの物理的距離が離れた場合等に発生する。図8のステップS813は、カメラ100Aがアップロードの画像データを全て送信した場合の、カメラ100Aによる切断要求処理である。ステップS915の処理は、図10のステップS1013に相当する。
ステップS916で、制御部101Bは、ステップS909において有効にしたソフトAP機能を無効にし、ステップS910において変更したネットワーク設定を元に戻す。また、制御部101Bは、ステップS903において接続したAP100Cとの無線LAN接続を切断する。これらの処理により、無線通信部111Bの状態を本フローチャートの開始の状態に戻すことができる。ステップS916の処理は、図10のステップS1015に相当する。
ステップS917で、制御部101Bは、ユーザによって操作部105Bから処理終了指示を受けたか否かを判定する。制御部101Bは、処理終了指示を受けたと判定すると、本処理を終了する。一方、制御部101Bは、処理終了指示を受けていない判定すると、処理をステップS901に戻す。
以上のように、スマートフォン100Bにおいて、制御部101Bは、無線通信部111BによるAP100Cとの無線LAN接続が確立したことに応じて、省電力無線通信部112Bによって、無線LAN接続通知をカメラ100Aに送信するよう制御する。制御部101Bは、無線通信部111Bを用いてAPを構成し、AP100Cを介して接続するネットワークと、スマートフォン100Bが構成するAPを介して接続するネットワークとの間での通信を制御する。
以上述べたように、スマートフォン100Bは、AP100Cとの無線LAN接続が確立したことに応じて、BLE通信によって、無線LAN接続通知をカメラ100Aに送信する。スタンバイ状態にあるカメラ100Aは、BLE通信によって、スマートフォン100Bからの無線LAN接続通知を受信すると、電源ON状態に移行する。そして、カメラ100Aにおいて無線LAN接続が必要であれば、カメラ100Aはスマートフォン100Bが構成するAPとの無線LAN接続を確立して、AP100Cを介して外部機器と通信する。これにより、カメラ100Aにおいて常時アクセスポイントを探索する必要がなく消費電力の増大を避けるとともに、カメラ100Aにおけるユーザ操作の手間を省いて、カメラ100AがAP100Cを介してホストと通信することができる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えばステップS1004において、ステップS1000で受信するビーコンパケットに予め定められたAPのSSIDが含まれていないことを条件として、スマートフォン100Bがカメラ100Aに無線LAN接続通知を送信するようにしてもよい。予め定められたAPのSSIDとしては、例えば自宅で普段使用するAPのSSIDが該当する。
AP100Cが、自宅等で普段使用するAPであるとする。カメラ100Aによって撮影を行って帰宅したとき、このカメラ100Aをバッグ等から取り出して電源をONしてメニューを表示し、AP100Cに接続して、撮影した画像データをネットワーク上のホストにアップロードするのが一般的である。この場合は、カメラ100AからAP100Cに直接接続してホストと通信すればよく、本実施形態で説明したようにスマートフォン100Bを介する必要性は少ない。そこで、スマートフォン100Bと、普段使用するAPとの無線LAN接続が確立したときには、カメラ100Aに無線LAN接続通知を送信しないようにする。
それに対して、AP100Cが、自宅等で普段使用するものとは別のAPであるとする。例えば外出先でスマートフォン100BがAP100Cに接続したときに、本実施形態で説明したようにカメラ100Aがスマートフォン100Bを介してホストと通信できるようにすれば、外出先でも画像データをアップロードでき、利便性を向上させることができる。そこで、スマートフォン100Bと、普段使用するものとは別のAPとの無線LAN接続が確立したときに、カメラ100Aに無線LAN接続通知を送信するようにする。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100A:デジタルカメラ、101A:制御部、201A:撮像部、103A:不揮発性メモリ、104A:作業用メモリ、107A:電源管理部、111A:無線通信部、112A:省電力無線通信部、120A:副制御部、100B:スマートフォン、101B:制御部、103B:不揮発性メモリ、104B:作業用メモリ、111B:無線通信部、112B:省電力無線通信部、100C:アクセスポイント

Claims (32)

  1. 第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段による通信よりも消費電力が低く、第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信する第2の通信手段と、
    前記他の通信装置と第1のアクセスポイントとの接続の確立に応じて送信される接続通知を前記第2の通信手段によって受信した場合、前記第1の通信手段を起動する起動手段と、
    前記第1のアクセスポイントを介して外部機器と通信するために、前記第1の通信手段によって、前記他の通信装置が構成する第2のアクセスポイントに接続するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記接続通知は、前記他の通信装置と前記第1のアクセスポイントとの接続が確立し、所定のURLと通信可能である場合、前記他の通信装置から送信されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記接続通知は、前記第1のアクセスポイントから送信されるビーコンパケットに予め定められた情報が含まれていない場合、前記他の通信装置から送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記予め定められた情報は、予め定められたアクセスポイントのSSIDであることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置の全体に電力を供給する電源ON状態と、前記第2の通信手段及び前記起動手段を含む前記通信装置の一部に電力を供給するスタンバイ状態とを有し、
    前記接続通知を受信するまで前記スタンバイ状態で動作することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記接続通知を受信したことに応じて、前記電源ON状態に移行することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第1の通信手段による前記第2のアクセスポイントとの接続が切断したことに応じて、前記スタンバイ状態に移行することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
  8. 前記接続通知を受信したことに応じて、前記第2のアクセスポイントに接続するか否かを、前記第2の通信手段によって応答する応答手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記応答手段は、前記外部機器に送るべきデータ量が所定の量以上であるとき、前記第2のアクセスポイントに接続することを応答することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記応答手段は、当該通信装置のバッテリ残量が所定の量以下であるとき、前記第2のアクセスポイントに接続しないことを応答することを特徴とする請求項8又は9に記載の通信装置。
  11. 前記制御手段は、前記他の通信装置から送信される前記第2のアクセスポイントの接続情報を前記第2の通信手段によって受信し、前記接続情報に基づいて前記第2のアクセスポイントに接続することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記接続情報は、前記第2のアクセスポイントのSSIDを含むことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記接続情報は、前記第1の通信手段で使用するIPアドレスを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の通信装置。
  14. 前記制御手段は、前記外部機器にデータを送信することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記制御手段は、前記外部機器にデータを送信した後、前記第1の通信手段による前記第2のアクセスポイントとの接続を切断することを特徴とする請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記第1の通信手段は無線LANによる通信を行い、前記第2の通信手段はBluetooth(登録商標)による通信を行うことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記通信装置は撮像装置であり、前記他の通信装置は携帯端末機器であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段による通信よりも消費電力が低く、第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信する第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段による第1のアクセスポイントとの接続が確立したことに応じて、前記第2の通信手段によって、接続通知を前記他の通信装置に送信するよう制御する制御手段と、
    前記第1の通信手段を用いて第2のアクセスポイントを構成する手段と、
    前記第1のアクセスポイントを介して接続するネットワークと、前記第2のアクセスポイントを介して接続するネットワークとの間での通信を制御する経路制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  19. 前記制御手段は、前記第1の通信手段による前記第1のアクセスポイントとの接続が確立し、所定のURLと通信可能である場合、前記接続通知を送信することを特徴とする請求項18に記載の通信装置。
  20. 前記制御手段は、前記第1のアクセスポイントから送信されるビーコンパケットに予め定められた情報が含まれていない場合、前記接続通知を送信することを特徴とする請求項18又は19に記載の通信装置。
  21. 前記予め定められた情報は、予め定められたアクセスポイントのSSIDであることを特徴とする請求項20に記載の通信装置。
  22. 前記制御手段は、前記第2の通信手段によって、前記第2のアクセスポイントの接続情報を前記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項18乃至21のいずれか1項に記載の通信装置。
  23. 前記接続情報は、前記第2のアクセスポイントのSSIDを含むことを特徴とする請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記接続情報は、前記他の通信装置の前記第1のプロトコルによって通信する通信手段で使用するIPアドレスを含むことを特徴とする請求項22又は23に記載の通信装置。
  25. 前記制御手段は、前記他の通信装置から前記第2のアクセスポイントに接続するとの応答を前記第2の通信手段によって受信した場合、前記第2の通信手段によって、前記第2のアクセスポイントの接続情報を前記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項22乃至24のいずれか1項に記載の通信装置。
  26. 前記制御手段は、前記他の通信装置と前記第2のアクセスポイントとの接続が切断したことに応じて、前記第2のアクセスポイントを無効化することを特徴とする請求項18乃至25のいずれか1項に記載の通信装置。
  27. 前記第1の通信手段は無線LANによる通信を行い、前記第2の通信手段はBluetooth(登録商標)による通信を行うことを特徴とする請求項18乃至26のいずれか1項に記載の通信装置。
  28. 前記通信装置は携帯端末機器であり、前記他の通信装置は撮像装置であることを特徴とする請求項18乃至27のいずれか1項に記載の通信装置。
  29. 第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段による通信よりも消費電力が低く、第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信する第2の通信手段とを備えた通信装置の制御方法であって、
    前記他の通信装置と第1のアクセスポイントとの接続の確立に応じて送信される接続通知を前記第2の通信手段によって受信した場合、前記第1の通信手段を起動するステップと、
    前記第1のアクセスポイントを介して外部機器と通信するために、前記第1の通信手段によって、前記他の通信装置が構成する第2のアクセスポイントに接続するよう制御するステップとを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  30. 第1の通信プロトコルによってアクセスポイントと通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段による通信よりも消費電力が低く、第2の通信プロトコルによって他の通信装置と通信する第2の通信手段とを備えた通信装置の制御方法であって、
    前記第1の通信手段による第1のアクセスポイントとの接続が確立したことに応じて、前記第2の通信手段によって、接続通知を前記他の通信装置に送信するステップと、
    前記第1の通信手段を用いて第2のアクセスポイントを構成するステップと、
    前記第1のアクセスポイントを介して接続するネットワークと、前記第2のアクセスポイントを介して接続するネットワークとの間での通信を制御するステップとを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  31. コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  32. コンピュータを、請求項18乃至28のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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