JP2018189908A - 撮像装置 - Google Patents

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智之 片石
秀則 篠原
Hidenori Shinohara
秀則 篠原
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Abstract

【課題】撮像基板の光軸への影響を従来に比べて抑制することが可能な撮像装置を提供する。【解決手段】ステレオカメラ10は、左撮像基板20aと、右撮像基板20bと、左撮像基板20aおよび右撮像基板20bと接続され、左撮像基板20aおよび右撮像基板20bで撮像されたデータを制御する制御基板21と、左撮像基板20a、右撮像基板20b、および制御基板21を固定するためのステー11と、を備え、ステー11と制御基板21とは、制御基板21を第1Oリング32a〜第4Oリング32dを用いてステー11に固定する第1固定部と、ステー11側に設けられた第1ボス12a,第2ボス12bが第1ボス12a,第2ボス12bより断面積が大きい制御基板21側に設けられた第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bに挿入された第2固定部と、ステー11と制御基板21とをリジッドに固定する第3固定部と、により固定される。【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置に係る。
マザーボードの安全性を保ちつつ、部品点数の増加およびコストの上昇を抑え、作業性を向上させることが可能な情報処理装置の一例として、特許文献1には、マザーボードを筐体に支持するとき、螺子およびボス部によりマザーボードのZ軸上方向への撓みを防止するとともに、位置決めピンによりZ軸下方向に遊びを設けて、XY軸方向の位置決め機能を保ちつつマザーボードが反ることなくZ軸下方向に撓む余裕を確保し、マザーボード端部における曲げ応力を低減する技術が記載されている。
特開2010−153695号公報
二つの撮像素子を使って一対の画像を撮像し、車や人、障害物などの対象物の認識を行うステレオカメラ装置が、車の安全走行を支援する車載システムや、不審者の侵入や異常を検知する監視システムなどに適用され実用化されている。
これらのシステムで利用されるステレオ画像処理は、二つの撮像素子の間隔(基線長)をあけ、一対の画像を撮像し、三角測量技術を用いて、対象物までの距離を求める方法が使われている。
例えば自動車の分野では、カメラやレーダ等を搭載して前方の車両や障害物の情報を検知し、検知した情報により前方の車両等に衝突する危険度を判定して運転者に警報を発したり、自動的にブレーキを作動させて減速させたり、あるいは先行車両との車間距離を安全に保つよう自動的に走行速度を増減する等のASV(Advanced Safety Vehicle;先進安全自動車)に係わる技術の開発が積極的に進められている。
車の衝突防止システムとして車間距離警報、居眠り運転警報、歩行者保護や後方障害物警報を発するものが考えられている。また、車線逸脱防止、車間距離維持、事故自動回避のシステムも考えられている。このようなシステムにおいて、対象物までの距離を測定するために搭載される測距装置の1つとしてステレオ形式のカメラが用いられている。
このような技術により運転者の視覚を補助し、衝突事故等の防止の一助となることが期待されており、安価で信頼性の高い車載用のステレオカメラが望まれている。
このようなステレオカメラに用いられる一対の画像を用いた三角測量技術では、一対の画像を処理するための画像処理LSIを用いる。画像処理LSIでは、一対の画像から、それぞれ特徴となる点を抽出し、その特徴点の画素数のずれ量である視差を求める処理により、三角測量処理を実現している。
前方車両や、人間、障害物などの対象物を正確に認識するためには、一対の画像には、視差以外のずれがないのが理想的である。
ここで、ステレオカメラにおいては、左右の撮像素子の光軸の関係性が熱応力等の周辺環境変化の影響でずれる憾みがあり、距離の測定性能の悪化に直接的につながる要因である。
例えば、基板をステーに取り付けて、ステーを車両に取り付けるステレオカメラでは、熱応力が加えられたときに、基板とステー間の線膨張率の差によってステレオカメラ全体に歪みが発生し、その歪みが撮像素子の光軸に影響を与えてしまう憾みがある。
したがって、撮像性能を保証するためには、周辺環境変化が及ぼす光軸への影響を可能な限り排除することが求められる。
上述のような特許文献1では、ステレオカメラの左右の撮像素子の光軸の関係性について一切記載も示唆もなく、左右の撮像基板の光軸への影響を、最小限に抑制することができない、との問題がある。
本発明は、撮像基板の光軸への影響を従来に比べて抑制することが可能な撮像装置を提供する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、第1撮像基板と、第2撮像基板と、前記第1撮像基板および前記第2撮像基板と接続され、前記第1撮像基板および前記第2撮像基板で撮像されたデータを制御する制御基板と、前記第1撮像基板、第2撮像基板、および前記制御基板を固定するためのステーと、を備え、前記ステーと前記制御基板とは、弾性部材を用いて前記ステーに固定する第1固定部と、前記ステー側に設けられた突起部が前記突起部より断面積が大きい前記制御基板側に設けられた突起部受け用穴に挿入されたものである第2固定部と、前記ステーと前記制御基板とをリジッドに固定する第3固定部と、により固定されることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置に熱応力が加わった際にその応力を逃がすことができるため、制御基板とステーの線膨張率が異なることによる撮像基板の光軸への影響を従来に比べて抑制することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明に係る撮像装置の一例であるステレオカメラを搭載した車両を示す図である。 本発明に係る撮像装置の一例であるステレオカメラの実施例1の構造例を示す図である。 実施例1のステレオカメラのうち、ステー構造例を示す図である。 実施例1のステレオカメラのうち、制御基板構造例を示す図である。 実施例1のステレオカメラのうち、ボスとボス受け用穴の取り付け構造を示す図である。 実施例1のステレオカメラのうち、ボスとボス受け用穴の取り付け構造を示す図である。 本発明に係る撮像装置の一例であるステレオカメラの実施例2の構造例を示す図である。 実施例2のステレオカメラのうち、ステー構造例を示す図である。 実施例2のステレオカメラのうち、制御基板構造例を示す図である。
以下、本発明の撮像装置の好適な一例であるステレオカメラの実施形態について説明する。
まず、ステレオカメラの適用例である車載用ステレオカメラについて、図1を用いて説明する。
例えば図1に示すように、車載用のステレオカメラ10,50を自動車等の車両100に装着し、車両100の前方の所定範囲内の物体を撮像し、撮像した画像から車外の物体を認識して監視する。
ステレオカメラ10,50は車両100のルームミラー付近などの運転者の視野を遮らない位置に配置されている。ステレオカメラ10,50で撮像した画像を処理して三次元の距離分布情報を算出し、算出した距離分布情報から道路形状や複数の立体物の三次元位置を高速で検出する。そしてその検出結果に基づいて先行車や障害物を特定して衝突警報の判断処理等を行っている。もし、認識された物体が車両100の障害物となると判断された場合は、運転者の前方に設置された表示装置30に表示して運転者に対する警告を行うほかに、図示を省略したアクチュエータ類を制御する外部装置を接続することにより車両100の自動衝突回避制御等を実現している。
これらのシステムで利用されるステレオ画像処理は、位置的に間隔をあけて撮像された1対の撮像画像に対して三角測量技術を適用して対象物までの距離を求めるものであり、これを実現する装置は1対の撮像手段と、これらの撮像手段が出力する1対の撮像画像に対して三角測量処理を行うステレオ画像処理LSI(Large−Scale Integrated circuit)とを備えているのが一般的である。
このとき、ステレオ画像処理LSIは、1対の画像に含まれる画素情報の中から相互の画像に共通する特徴点の画素位置と、その特徴点が1対の画像でずれている画素数を求める処理を行うことによって三角測量処理を実現する。
そのため、1対の画像間には視差以外のずれがないことが理想的であり、各々の撮像手段ごとに光学特性や信号特性のずれがないよう調整する必要がある。特に車載環境においては、たとえば前方車両や人間、障害物などの検知を行い事前に安全に対処するといったアプリケーション要求があるために、遠距離対象物の距離計測、認識を確実に実現する必要がある。
ステレオカメラにおいて左右の撮影光学系の相対位置関係が有する重要性は非常に高く、また一般的に対象物が遠距離になるほど、上述した視差以外のずれがないことが要求される。
以下に本発明のステレオカメラ10,50の実施例を、図面を用いて説明する。
<実施例1>
本発明のステレオカメラの実施例1を、図2乃至図6を用いて説明する。図2に撮像装置の一例であるステレオカメラの実施例1の構造例を、図3にステーの構造例を、図4に制御基板の構造例を、図5および図6にボスとボス受け用穴の取り付け構造を、それぞれ示す。
図2に示すように、本実施形態のステレオカメラ10は、左撮像基板(第1撮像基板)20aと、右撮像基板(第2撮像基板)20bと、これら左撮像基板20a,右撮像基板20bを保持するステー11と、左撮像基板20a,右撮像基板20bとFPC(Flexible Printed Circuits)40a,40bを介して接続され、左撮像基板20a,右撮像基板20bにて撮像され、取り込まれた画像を用いてステレオ処理を行う画像処理LSIを実装した処理基板である制御基板21と、から構成される。
左撮像基板20aや右撮像基板20bは、画像を取得するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子が設置されたCMOS基板と、外界の視覚情報を撮像素子に結像するレンズやこのレンズと撮像素子との位置関係を保持するための鏡筒を含むレンズホルダと、撮像素子によって取り込んだ画像をFPC40A,40Bを介して制御基板21へ出力するコネクタと、を設けたモジュール構成となっている。
図3に示すように、ステー11は、左撮像基板20a、右撮像基板20b、および制御基板21を固定するための金属製の筐体であり、制御基板21の位置決めおよび固定用として、左撮像基板20a側の第1ボス(突起部)12a、右撮像基板20b側の第2ボス(突起部)12b、および、ネジ止め用の第1ネジ穴13a、第2ネジ穴13b、第3ネジ穴13c、第4ネジ穴13d、第5ネジ穴13e、および支柱14が設けられている。支柱14は、制御基板21に設けられたスリット24の幅と同じ幅となっており、ステー11と制御基板21との位置決めの際に支柱14にスリット24がガイドされる。
制御基板21は、左撮像基板20aおよび右撮像基板20bで撮像され、取り込まれた画像を用いてステレオ処理を行う画像処理LSI等を実装した処理基板であり、ステー11とは線膨張率が異なる。この制御基板21には、図4に示すように、ステー11の第1ボス12aを受けるための第1ボス受け用穴22a、第2ボス12bを受けるための第2ボス受け用穴22b、ネジ止め用の第1ネジ穴23a、第2ネジ穴23b、第3ネジ穴23c、第4ネジ穴23d、および、スリット24が設けられている。
このようなステー11には、左撮像基板20a、右撮像基板20b、および制御基板21が固定されている。以下、その固定方法の詳細について図2乃至図6を用いて説明する。
左撮像基板20aおよび右撮像基板20bは、ステー11に対して公知の方法で固定され、その詳細は特に限定されない。例えば、直接ネジで固定されたり、接着剤などを介して固定される。
制御基板21は、以下に説明するような3つの手段(第1固定部、第2固定部、第3固定部)によってステー11に対して固定されている。
1つ目の手段である第1固定部は、第1ネジ31a,第2ネジ31b,第3ネジ31c,第4ネジ31dと、ステー11側に設けられた第1ネジ穴13a,第2ネジ穴13b,第3ネジ穴13c,第4ネジ穴13dと、第1Oリング(弾性部材)32a、第2Oリング(弾性部材)32b、第3Oリング(弾性部材)32c、第4Oリング(弾性部材)32dからなる。
この第1固定部では、制御基板21は、第1ネジ31aが第1ネジ穴13aに、第2ネジ31bが第2ネジ穴13bに、第3ネジ31cが第3ネジ穴13cに、および第4ネジ31dが第4ネジ穴13dに、それぞれ締結されることによってステー11に対して固定される。これら第1ネジ31a、第2ネジ31b、第3ネジ31c、第4ネジ31dの締結時は、樹脂製の第1Oリング32a、第2Oリング32b、第3Oリング32c、第4Oリング32dをそれぞれ制御基板21と第1ネジ31a、第2ネジ31b、第3ネジ31c、第4ネジ31dとの間に挟む。用いられる第1Oリング32a,第2Oリング32b,第3Oリング32c,第4Oリング32dは樹脂からなるものとする。
2つ目の手段である第2固定部は、ステー11側に設けられた第1ボス12a,第2ボス12bと、これら第1ボス12a,第2ボス12bより断面積が大きい制御基板21側に設けられた第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22b(突起部受け用穴)からなる。この第2固定部では、第1ボス12aが第1ボス受け用穴22aに挿入され、第2ボス12bが第2ボス受け用穴22bに挿入された状態となることで制御基板21をステー11に対して固定する。
第1ボス12aおよび第2ボス12bとは真円の円柱状の突起である。
これに対し、第1ボス受け用穴22aは、図5に示すように、左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ制御基板21の長手方向に平行な方向に長い楕円形状である。この楕円は、制御基板21の長手方向に対して垂直な方向である短軸は第1ボス12aの直径と略同じ長さであり、制御基板21の長手方向である長軸は第1ボス12aの直径より長くなっている。このため、第1ボス受け用穴22aに第1ボス12aが挿入された際には、ステー11の第1ボス12aと、制御基板21の第1ボス受け用穴22aの間には、制御基板21端側に第1間隙41aが、制御基板21中央側に第2間隙41bが形成される。これに対し、図5に示すように、左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ制御基板21の長手方向に垂直な方向には間隙が存在していない。
同様に、第2ボス受け用穴22bは、図6に示すように、左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ制御基板21の長手方向に平行な方向に長い楕円形状である。この楕円は、制御基板21の長手方向に対して垂直な方向である短軸は第2ボス12bの直径と略同じ長さであり、制御基板21の長手方向である長軸は第2ボス12bの直径より長くなっている。このため、第2ボス受け用穴22bに第2ボス12bが挿入された際には、ステー11の第2ボス12bと、制御基板21の第2ボス受け用穴22bの間には、制御基板21中央側に第3間隙41cが、制御基板21端側に第4間隙41dが形成される。これに対し、図6に示すように、左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ制御基板21の長手方向に垂直な方向には間隙が存在していない。
3つ目の手段である第3固定部は、左撮像基板20aと右撮像基板20bとの中間部に設けられており、第5ネジ31eと、ステー11側に設けられた第5ネジ穴13eとからなる。この第3固定部では、制御基板21は、第5ネジ31eが、第5ネジ穴13eに対して締結されることによってステー11に対して固定される。第5ネジ31eにはOリングは使用せずに、スリット24の部分をリジッドに固定する。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本発明の実施例1のステレオカメラ10は、左撮像基板20aと、右撮像基板20bと、左撮像基板20aおよび右撮像基板20bと接続され、左撮像基板20aおよび右撮像基板20bで撮像されたデータを制御する制御基板21と、左撮像基板20a、右撮像基板20b、および制御基板21を固定するためのステー11と、を備え、ステー11と制御基板21とは、制御基板21を第1Oリング32a,第2Oリング32b,第3Oリング32c,第4Oリング32dを用いてステー11に固定する第1固定部と、ステー11側に設けられた第1ボス12a,第2ボス12bが第1ボス12a,第2ボス12bより断面積が大きい制御基板21側に設けられた第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bに挿入された第2固定部と、ステー11と制御基板21とをリジッドに固定する第3固定部と、により固定される。
第1,第2固定部によりステー11と制御基板21とが固定されていることから、ステレオカメラ10に熱応力が加わった際は、第1Oリング32a、第2Oリング32b、第3Oリング32c、第4Oリング32dによる緩やかな固定と、第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bによる膨張、または収縮の吸収構造により、ステー11と制御基板21の線膨張率の違いによる膨張、収縮を吸収することが可能となる。この吸収構造により、ステレオカメラ10に熱応力が加わった際にその応力を逃がすことができ、制御基板21とステー11の線膨張率が異なることによる、左撮像基板20aと右撮像基板20bの光軸への影響を従来に比べて最小限に抑制することが可能となる。また、第3固定部により固定されているため、ステー11と制御基板21とのずれを確実に抑制することができ、視差以外のずれが生じることを防止することが可能である。更に、リジッド固定されていない場合は、膨張、収縮の度に、制御基板の長手方向に対し水平方向の制御基板の位置が変わってしまい、第1間隙41a、第2間隙41b、第3間隙41c、第4間隙41dを均等に保つことができず、膨張、収縮を吸収できなくなる懸念がある。それに対して、リジッド固定されている場合は、固定された第3固定部が膨張、収縮の基準となるため、膨張、収縮が繰り返しても、第1ボス12a、第2ボス12bは必ず、第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bの中心に戻ってくるので、確実に膨張、収縮を吸収することが可能である。
また、第2固定部の第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bは、左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ線分に平行な方向に第1間隙41a,第2間隙41b,第3間隙41c,第4間隙41dを有していることにより、2つの撮像素子の光軸の関係性に特に影響が大きい左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ線分に平行な方向への膨張、収縮の影響を第1間隙41a,第2間隙41b,第3間隙41c,第4間隙41dにより吸収することができる。
更に、第2固定部の第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bは、左撮像基板20aと右撮像基板20bとを結ぶ線分に垂直な方向には間隙が存在しないことから、膨張、収縮の影響が小さい方向ではステー11と制御基板21とをリジッドに固定することができ、視差以外のずれが生じることをより確実に防止することが可能である。
また、第2固定部の突起部は、第1ボス12a,第2ボス12bであることで、第1ボス受け用穴22a,第2ボス受け用穴22bへの挿入が容易であり、第2固定部での固定が容易である、との効果が得られる。
更に、第1固定部は、第1ネジ31a,第2ネジ31b,第3ネジ31c,第4ネジ31dと、ステー11側に設けられた第1ネジ穴13a,第2ネジ穴13b,第3ネジ穴13c,第4ネジ穴13dとからなり、制御基板21はステー11にネジ締結によって固定されることにより、弾性部材を介して制御基板21とステー11とをリジッドに簡易な手段によって固定することができ、視差以外のずれが生じることをより確実に防止することができるとともに、容易にリジッドに固定することができる。
また、弾性部材は樹脂製の第1Oリング32a,第2Oリング32b,第3Oリング32c,第4Oリング32dであることで、ステー11に制御基板21がリジッドに固定された状態でも、これら樹脂製の各Oリングによって膨張、収縮を確実に吸収することができる。
更に、第3固定部は、左撮像基板20aと右撮像基板20bとの中間部に設けられたことで、左撮像基板20aと右撮像基板20bの光軸への影響を及ぼす膨張、収縮の基準となる第3固定部を左撮像基板20aと右撮像基板20bとからの距離がほぼ同じ位置にすることができ、膨張、収縮の量を更に低減することができる。
また、第3固定部は、第5ネジ31eと、ステー11側に設けられた第5ネジ穴13eとからなり、制御基板21はステー11にネジ締結によって固定されることにより、制御基板21とステー11とを簡易な手段によってリジッドに固定することができ、視差以外のずれが生じることをより確実に防止することができる。
更に、制御基板21にはスリット24が、ステー11にはスリット24の幅と同じ幅の支柱14が設けられており、制御基板21はスリット24でネジ締結によってステー11に対して固定され、ステー11と制御基板21とは、スリット24と支柱14により位置決めされることで、ステー11と制御基板21との固定をスムーズに行うことができ、容易に製造することができる。
<実施例2>
本発明のステレオカメラの実施例2を、図7乃至図9を用いて説明する。実施例1と同じ構成には同一の符号を示し、説明は省略する。図7に撮像装置の一例であるステレオカメラの実施例2の構造例を、図8にステーの構造例を、図9に制御基板の構造例を示す。
図7に示すように、本実施例のステレオカメラ(撮像装置)50は、左撮像基板(第1撮像基板)20aと、右撮像基板(第2撮像基板)20bと、それら左撮像基板20a,右撮像基板20bを保持するステー51と、左撮像基板20a,右撮像基板20bとFPC40a,40bを介して接続され、左撮像基板20a,右撮像基板20bにて撮像され、取り込まれた画像を用いてステレオ処理を行う画像処理LSIを実装した処理基板である制御基板61と、から構成される。
本実施例のステレオカメラ50でも、制御基板61は、3つの手段によってステー51に対して固定されている。
1つ目の手段である第1固定部および2つ目の手段である第2固定部は実施例1のステレオカメラ10と同じである。
これに対し、第3固定部が実施例1のステレオカメラ10とは異なる形態となっている。
具体的には、実施例1のステレオカメラ10では、第3固定部は制御基板21をスリット24を第5ネジ31eによりリジッドに固定するものであるが、本実施例では、ステー51には、図8に示すように、実施例1でリジッド固定していた第5ネジ穴13eの代わりに、第3ボス(第2突起部)53が形成されている。この第3ボス53は、真円の円柱状の突起である。この第3ボス53に対応して、制御基板61では、図9に示すように、第3ボス53を受けられるよう、スリット24の代わりに、第3ボス受け用穴(第2突起部受け用穴)63が形成されている。第3ボス53と第3ボス受け用穴63間の間隙は、実施例1の第1間隙41a,第2間隙41b,第3間隙41c,第4間隙41dよりも小さく設定してあり、第3ボス53と第3ボス受け用穴63とは略同じサイズとする。
このような第3固定部では、ステー51側に設けられた第3ボス53が制御基板61側に設けられた第3ボス受け用穴63に挿入されることでステー51に対して制御基板61がリジッドに固定される。
その他の構成は前述した実施例1のステレオカメラ10と略同じ構成であり、詳細は省略する。
本実施例のステレオカメラ50においても、熱応力が加わった際の、膨張、収縮の吸収方法は、実施例1のステレオカメラ10と同様である。
本発明の実施例2のステレオカメラ50においても、前述した実施例1のステレオカメラ10とほぼ同様な効果が得られる。
また、第3固定部は、ステー51側に設けられた第3ボス53が第3ボス53と同じサイズである制御基板61側に設けられた第3ボス受け用穴63に挿入されたものであることにより、ネジを用いることなく制御基板61とステー51とを簡易な手段によってリジッドに固定することができ、視差以外のずれが生じることをより確実に防止することができる。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、突起部および第2突起部が、円柱状の突起、出っ張りである第1ボス12aや第2ボス12b、第3ボス53の場合について説明したが、突起部や第2突起部は円柱上である場合に限られず、多角形の柱状形状とすることができる。
また、弾性部材が樹脂製の第1Oリング32a〜第4Oリング32dとした場合について説明したが、弾性部材は樹脂製のOリングである場合に限られず、ゴム等の室温において小さな応力で相当に大きい変形を起こしうる部材とすることができる。
更に、第1固定部や実施例1の第3固定部が、ネジとネジ穴を用いる場合について説明したが、実施例2の第3固定部のようにボスなどの突起とそれを受ける突起受け用穴や、ボルトとナット等、第1固定部では弾性部材を用いることが可能な、第3固定部ではリジッドに固定することが可能な様々な固定部材を採用することができる。
10…ステレオカメラ(撮像装置)
11…ステー
12a…第1ボス(突起部)
12b…第2ボス(突起部)
13a…第1ネジ穴
13b…第2ネジ穴
13c…第3ネジ穴
13d…第4ネジ穴
13e…第5ネジ穴
14…支柱
20a…左撮像基板(第1撮像基板)
20b…右撮像基板(第2撮像基板)
21…制御基板
22a…第1ボス受け用穴(突起部受け用穴)
22b…第2ボス受け用穴(突起部受け用穴)
23a…第1ネジ穴
23b…第2ネジ穴
23c…第3ネジ穴
23d…第4ネジ穴
24…スリット
31a…第1ネジ
31b…第2ネジ
31c…第3ネジ
31d…第4ネジ
31e…第5ネジ
32a…第1Oリング(弾性部材)
32b…第2Oリング(弾性部材)
32c…第3Oリング(弾性部材)
32d…第4Oリング(弾性部材)
41a…第1間隙
41b…第2間隙
41c…第3間隙
41d…第4間隙
50…ステレオカメラ(撮像装置)
51…ステー
53…第3ボス(第2突起部)
61…制御基板
63…第3ボス受け用穴(第2突起部受け用穴)
30…表示装置
100…車両

Claims (10)

  1. 第1撮像基板と、
    第2撮像基板と、
    前記第1撮像基板および前記第2撮像基板と接続され、前記第1撮像基板および前記第2撮像基板で撮像されたデータを制御する制御基板と、
    前記第1撮像基板、第2撮像基板、および前記制御基板を固定するためのステーと、を備え、
    前記ステーと前記制御基板とは、弾性部材を用いて前記ステーに固定する第1固定部と、前記ステー側に設けられた突起部が前記突起部より断面積が大きい前記制御基板側に設けられた突起部受け用穴に挿入されたものである第2固定部と、前記ステーと前記制御基板とをリジッドに固定する第3固定部と、により固定される
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第2固定部の前記突起部受け用穴は、前記第1撮像基板と前記第2撮像基板とを結ぶ線分に平行な方向に間隙を有している
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第2固定部の前記突起部受け用穴は、前記第1撮像基板と前記第2撮像基板とを結ぶ線分に垂直な方向には間隙が存在しない
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第2固定部の前記突起部は、ボスである
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第1固定部は、ネジと、前記ステー側に設けられたネジ穴とからなり、前記制御基板は前記ステーにネジ締結によって固定される
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記弾性部材は、樹脂製のOリングである
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第3固定部は、前記第1撮像基板と前記第2撮像基板との中間部に設けられた
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第3固定部は、ネジと、前記ステー側に設けられたネジ穴とからなり、前記制御基板は前記ステーにネジ締結によって固定される
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置において、
    前記制御基板にはスリットが、前記ステーには前記スリットの幅と同じ幅の支柱が設けられており、
    前記制御基板は前記スリットでネジ締結によって前記ステーに対して固定され、
    前記ステーと前記制御基板とは、前記スリットと前記支柱により位置決めされる
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第3固定部は、前記ステー側に設けられた第2突起部が前記第2突起部と同じサイズである前記制御基板側に設けられ第2突起部受け用穴に挿入されたものである
    ことを特徴とする撮像装置。
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