JP2018189878A - 撮像光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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【課題】 色収差を含めた諸収差の補正が容易で、しかも全系が小型及び軽量で特にフォーカス用のレンズ群が小型軽量な撮像光学系を得ること。【解決手段】 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、後群より構成され、フォーカシングに際して第2レンズ群が光軸方向に移動する撮像光学系であって、第1レンズ群は、最も広い空気間隔を隔てて物体側から像側へ順に配置された、第1aレンズ群と第1bレンズ群から構成され、第1bレンズ群の内部または第1bレンズ群と第2レンズ群の間に開口絞りが配置されており、第1レンズ群は回折光学素子を有し、第1aレンズ群の焦点距離f1a、第1bレンズ群の焦点距離f1bを各々適切に設定すること。【選択図】図1

Description

本発明は撮像光学系及びそれを有する撮像装置に関し、特に銀塩フィルムを用いた写真用カメラや、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
従来、焦点距離の長い撮像光学系として、物体側から像側へ順に正の屈折力の前方レンズ群と、負の屈折力の後方レンズ群より成る、所謂望遠タイプの撮像光学系(望遠レンズ)が知られている。
一般的に焦点距離の長い望遠レンズでは、焦点距離が伸びるに従って、諸収差のうち、特に軸上色収差及び倍率色収差等の色収差が多く発生してくる。これらの色収差を、蛍石等の異常部分分散性を持った低分散材料を用いた正レンズと、高分散材料を用いた負レンズとを組み合わせて補正した(色消しを行った)望遠レンズが多く提案されている。
一方、撮像光学系の色収差を含めた諸収差を補正しつつ、レンズ重量を軽量化する方法として、レンズ面や光学系の一部に回折作用を有する回折光学部を基板上に設けた回折光学素子を用いる方法が知られている(特許文献1)。この方法を用いると、色収差を補正しつつレンズ全長を短縮したり、ガラス材料の比重を比較的軽い材料を使用してレンズを構成することで光学系全体を軽量化することが容易となる。
特許文献1では、第1レンズ群に回折光学素子を用いて色収差を良好に補正した焦点距離200mm〜585mmでFナンバー2.0〜4.1程度の大口径比の望遠型の撮影光学系を開示している。特許文献1では、第1レンズ群を2つの部分レンズ群に分け、物体側の部分レンズ群の屈折力を強めつつ、その像側に配置された部分レンズ群との空気間隔を広く保つことで、それよりも像側のレンズ有効径を小さくしてレンズ全体の重量の軽量化を図っている。
また、多くの撮像光学系においては、無限遠から近距離へのフォーカシングは、撮像光学系全体を移動させたり、若しくは撮像光学系の一部のレンズ群を移動させたりして行っている。このうち焦点距離の長い望遠レンズの場合は、望遠レンズ全体が大型となり、又、重くなる。このため、望遠レンズ全体を移動させてフォーカシングを行うのが機構的に困難である。このため従来、望遠レンズでは一部のレンズ群を移動させてフォーカスを行っているものが多い。
このうち前方レンズ群以外の比較的小型でしかも軽量の撮像光学系の中央部分の一部のレンズ群を移動させてフォーカシングを行ったインナーフォーカス式を用いているものが提案されている(特許文献1、2)。
特許文献1では物体側から像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群、正または負の屈折力の第2レンズ群、正または負の屈折力の第3レンズ群より構成し、フォーカシングに際して第2レンズ群を移動させている。
特許文献2では正の屈折力の前側レンズ群と負の屈折力の後側レンズ群を有し、フォーカシングに際して後側レンズ群の一部の合焦レンズ群を移動させて行った単焦点距離レンズを開示している。
特許文献1、2では何れも無限遠から近距離へのフォーカシングに際して光学系の中央部分の比較的小型軽量のレンズ群を像側へ移動させるインナーフォーカス式を用いている。
特開2012−002999号公報 特開2015−108814号公報
望遠レンズは一般に焦点距離を長くするにつれてレンズ系全体が大型化し、高重量化してくる。このため望遠レンズにおいてはレンズ系全体の小型化及び軽量化を図ること、そして焦点距離を長くすることによって発生する色収差を良好に補正することが重要になってくる。更にフォーカシングを前方レンズ群以外の小型軽量のレンズ群で迅速に、しかも駆動装置の負担を少なくして行うことが重要となってくる。
望遠レンズにおいて回折光学素子を用いると、全系の小型化を図りつつ、色収差を補正し高い光学性能を得るのが容易となる。
しかしながらこれらの効果を得るには、回折光学素子を配置する光路中の位置、回折光学素子のパワー(焦点距離の逆数)、そして各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
またフォーカシングに際して移動させるレンズ群の小型化、軽量化を図るには、開口絞りとフォーカシング用のレンズ群の光軸方向の位置関係等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明では、色収差を含めた諸収差の補正が容易で、しかも全系が小型及び軽量で特にフォーカス用のレンズ群が小型軽量な撮像光学系及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明の撮像光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、後群より構成され、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が光軸方向に移動する撮像光学系であって、前記第1レンズ群は、最も広い空気間隔を隔てて、物体側から像側へ順に配置された、第1aレンズ群と第1bレンズ群から構成され、前記第1bレンズ群の内部または前記第1bレンズ群と前記第2レンズ群の間に開口絞りが配置されており、前記第1レンズ群は回折光学素子を有し、前記第1aレンズ群の焦点距離をf1a、前記第1bレンズ群の焦点距離をf1bとするとき、
1.70<f1a/f1b<3.50
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、色収差を含めた諸収差の補正が容易で、しかも全系が小型及び軽量で特にフォーカス用のレンズ群が小型軽量な撮像光学系が得られる。
数値データ1の断面図 (A)、(B) 数値データ1の無限遠合焦時と至近合焦時の各収差図 数値データ2の断面図 (A)、(B) 数値データ2の無限遠合焦時と至近合焦時の各収差図 数値データ3の断面図 (A)、(B) 数値データ3の無限遠合焦時と至近合焦時の各収差図 数値データ4の断面図 (A)、(B) 数値データ4の無限遠合焦時と至近合焦時の各収差図 本発明の撮像装置の説明図
以下、本発明の撮像光学系及びそれを有する撮像装置について説明する。本発明の撮像光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、後群より構成されている。そしてフォーカシングに際して、第2レンズ群が光軸方向に移動する。
図1は本発明の実施例1の撮像光学系のレンズ断面図である。図2(A)、(B)は本発明の実施例1の撮像光学系の無限遠と至近距離に合焦しているときの縦収差図である。実施例1はFナンバー2.91、撮像画角6.3度の撮像光学系である。ここで至近距離とは物体距離(像面からの距離)2700mmのときをいう。
図3は本発明の実施例2の撮像光学系のレンズ断面図である。図4(A)、(B)は本発明の実施例2の撮像光学系の無限遠と至近距離に合焦しているときの縦収差図である。実施例2はFナンバー2.91、撮像画角6.3度の撮像光学系である。ここで至近距離とは物体距離2700mmのときをいう。
図5は本発明の実施例3の撮像光学系のレンズ断面図である。図6(A)、(B)は本発明の実施例3の撮像光学系の無限遠と至近距離に合焦しているときの縦収差図である。実施例3はFナンバー2.91、撮像画角8.44度の撮像光学系である。ここで至近距離とは物体距離2000mmのときをいう。
図7は本発明の実施例4の撮像光学系のレンズ断面図である。図8(A)、(B)は本発明の実施例4の撮像光学系の無限遠と至近距離に合焦しているときの縦収差図である。実施例4はFナンバー2.91、撮像画角8.44度の撮像光学系である。ここで至近距離とは物体距離2000mmのときをいう。
図9は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各レンズ断面図において、左側が物体側、右側が像側である。L0は撮像光学系である。iを物体側から数えたレンズ群の順番とすると、Li(i=1,2)は、第iレンズ群を表す。撮像光学系は物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、後群LRより構成されている。第1レンズ群L1は最も広い空気間隔を隔てて物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bより構成されている。
後群LRは正の屈折力の第1部分レンズ群LR1、光軸と直交する方向の成分を含んで移動して像ぶれを補正する負の屈折力の第2部分レンズ群LR2、正の屈折力の第3部分レンズ群LR3より構成されている。
SPは開口絞りであり、第1bレンズ群L1bの内部または第1bレンズ群と第2レンズ群L2の間に配置されている。SPaは開口径一定の副絞りである。IPは像面を表し、撮像光学系がビデオカメラやデジタルスチルカメラなどに用いられる場合、像面はCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。また、撮像光学系が銀塩フィルムカメラに用いられる場合、像面はフィルム面に相当する。DOEは回折光学素子である。
回折光学素子DOEの回折光学部より生じる回折光のうち、本実施例で用いる回折光の回折次数mは1であり、設計波長λ0はd線の波長(587.56nm)である。なお撮像光学系に設ける回折光学素子DOEは1つに限らず更に追加しても良く、これによれば更に良好な光学性能が容易に得られる。また回折光学素子DOEは回折光学部を非球面をベースとしても良く、ベースの材料は光を透過するものであればガラスでなくともプラスチックでも良い。
球面収差図において、光線のdはd線(波長587.6nm)、点線のgはg線(波長435.8nm)である。非点収差図において点線のΔMはd線のメリジオナル像面、実線のΔSはd線のサジタル像面を表している。倍率色収差はg線であらわしている。Fnoは開口比(Fナンバー)、ωは半画角(度)である。
各実施例の撮像光学系L0において、第1aレンズ群L1aの屈折力は正である。これにより第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの間隔を広くすることで第1aレンズ群L1aを通過した光線が収斂するため、第1bレンズ群L1bのレンズ有効径を小さくしている。また、第1aレンズ群L1aの正の屈折力が強いほど、第1aレンズ群L1aを通過した光線がより収斂するため、第1bレンズ群L1bのレンズ有効径を小さくすることができる。
しかし、一般的に焦点距離と比較してFナンバーが小さい望遠レンズは、Fナンバーが大きい望遠レンズに比べて球面収差やコマ収差が増大する。これらの諸収差を補正するためには、第1レンズ群L1のレンズ枚数を増やし、収差補正を行う必要がある。このとき単純に第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの間隔を広くすると、レンズ全長が長くなってしまう。そうすると長いレンズ鏡筒が必要になり、鏡筒部分での重量の増加から総合的に見てレンズ重量の軽減効果は薄れてしまう。
そこで本発明の撮像光学系では、レンズ全長を短く維持しつつ、第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bとの間隔を広く開けるために第1レンズ群L1の構成レンズ枚数を3枚〜4枚としている。そして、レンズ枚数を少なくしたことによる緒収差のうち単色の収差を第1レンズ群L1内に少なくとも1つの非球面を設けることで補正している。
また第1レンズ群L1内に少なくとも1つの回折光学素子DOEを設け、かつ回折光学素子DOEの回折光学部の屈折力を適切に設定することで色収差を補正している。そうすることで第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの間隔を広く確保し、かつ第1aレンズ群L1aの正の屈折力を強くすることで第1bレンズ群L1bのレンズ有効径を小さくし、全体として軽量で高画質な画像が得られる撮像光学系を構成している。
一般に、多くの撮像光学系におけるフォーカシングは、撮像光学系全体を移動させたり、もしくは撮像光学系の一部のレンズ群を移動させて行っている。撮像光学系のうち焦点距離が長くFナンバーが小さい大口径比の望遠レンズの場合は、レンズ系全体が大型となる。又、Fナンバーの小さい望遠レンズはFナンバーの大きい望遠レンズに比べてレンズ全体が高重量となる。このため、望遠レンズ全体を移動させてフォーカシングを行うのが機構的に困難となる。
そこで多くの望遠レンズでは第1レンズ群よりも像側の小型かつ軽量な第2レンズ群を光軸上で移動させることによってフォーカシングを行っている。これによれば、光学系全体や第1レンズ群全体を移動させてフォーカシングすることに比して格段に小さい駆動装置でフォーカシングをすることが容易となる。
しかし、第2レンズ群が開口絞りの物体側に配置されている望遠レンズの場合、無限遠のフォーカス時にフォーカススペースの確保の為に軸上光線と軸外光線が高い位置に第2レンズ群を配置することになる。そうするとフォーカシングに際して収差変動が大きくなり、Fナンバーが小さい望遠レンズにおいてはフォーカシングに際して球面収差の変動が大きくなり、球面収差の補正が困難となる。
従来、開口絞りの物体側に配置された第2レンズ群をフォーカスレンズ群とする望遠レンズにおいて、フォーカスレンズ群の物体側にフォーカシングに際しての収差変動を補正する為のレンズ群を追加する構成を取っている。しかし、このようにするとレンズ有効径が比較的大きい第1レンズ群の構成レンズ枚数が増加してしまい、レンズ全系が高重量となってしまう。
そこで本発明の撮像光学系では開口絞りの像側にフォーカス用の第2レンズ群L2を配置し、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して像側へ移動させている。さらに第2レンズ群L2の負の屈折力を適切に設定することでフォーカス駆動量を抑えることで、軸上光線と軸外光線の入射高が共に低い領域でフォーカス駆動させ、フォーカシングに際しての収差変動を軽減している。これにより、フォーカシングに際しての収差変動を軽減する為のレンズ群を第1レンズ群L1に新たに追加する必要がなくなり、全体の軽量化を実現している。
また、各実施例の撮像光学系L0は第2レンズ群L2の像側に後群LRを配置している。第2レンズ群L2より像側に後群LRを配置することで、軸上マージナル光線が光軸に近く、かつ軸外主光線が光軸から高い位置を通過する箇所にレンズ面を配置している。これにより、像面湾曲や倍率色収差の補正を容易にしている。
各実施例の撮像光学系は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、開口絞りSPの像側に配置される負の屈折力の第2レンズ群L2、複数のレンズ群から構成される後群LRより構成されている。第1レンズ群L1は、最も広い空気間隔を隔てて、正の屈折力の第1aレンズ群L1aと、第1bレンズ群L1bから構成されている。第1レンズ群L1は1枚以上の回折光学素子DOEを有している。第2レンズ群L2を光軸上を移動させてフォーカシングを行っている。第1aレンズ群L1aの焦点距離をf1a、第1bレンズ群L1bの焦点距離をf1bとする。このとき、
1.70<f1a/f1b<3.50 ・・・(1)
なる条件を満足している。
条件式(1)は第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bのそれぞれの焦点距離の比の絶対値の数値範囲を規定している。第1bレンズ群L1bの焦点距離に対して第1aレンズ群L1aの焦点距離が小さいほど、第1aレンズ群L1aによる光線の収斂効果が強くなる。この結果、第1aレンズ群L1aよりも像側のレンズ有効径を縮小化できるので全系の小型化、軽量化が容易となる。
しかしながら条件式(1)の下限値を超えると第1aレンズ群L1aの正の屈折力が強すぎて球面収差が増大してくる。
条件式(1)の上限を越えると、第1aレンズ群L1aの正の屈折力が弱くなり、第1aレンズ群L1aによる光線の収斂効果が弱くなるので、第1aレンズ群L1aよりも像側のレンズ径が大きくなってしまうため好ましくない。好ましくは条件式(1)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
1.80<f1a/f1b<3.00 ・・・(1a)
また、さらに好ましくは条件式(1a)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
1.85<f1a/f1b<2.50 ・・・(1b)
以上のような構成とすることで本発明の目的とする撮像光学系は得られるが、更に好ましくは次に述べる条件のうち少なくとも1つ以上を満足することが良く、これによれば更なる高い光学性能が容易に得られる。
第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの光軸上の距離をd1abとする。最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の長さ(但し最終レンズ面から像面までの間に平行平板よりなる光学部材が配置されているときは光学部材の厚さは空気換算した値とする。)をLとする。
無限遠に合焦時の開口絞りSPと第2レンズ群L2の光軸上の距離をdpfとする。無限遠に合焦時の第2レンズ群L2と後群LRの光軸上の距離をdfrとする。
回折光学素子DOEの回折光学部の焦点距離をfDOEとする。第1レンズ群L1の焦点距離をf1とする。
第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。
第1部分レンズ群LR1、第2部分レンズ群LR2、第3部分レンズ群LR3の焦点距離を各々順にfLR1、fLR2、fLR3とする。
このとき次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.25<d1ab/L<0.38 ・・・(2)
0.05<dpf/dfr<0.60 ・・・(3)
30.0<fDOE/f1<90.0 ・・・(4)
−0.50<f2/f1<−0.20 ・・・(5)
0.20<fLR1/f<0.40 ・・・(6)
−0.22<fLR2/f<−0.09 ・・・(7)
0.06<fLR3/f<0.27 ・・・(8)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(2)は第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bとの光軸上の距離に関する。条件式(2)の上限を越えて、第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの間隔が広くなりすぎると、第1レンズ群L1内の空洞部分がより増加する。また第1bレンズ群L1bが像面側に位置することから、第1bレンズ群L1bは有効径が小型化されて重量が軽減される。
しかしながら第1aレンズ群L1aより球面収差やコマ収差が多く発生し、これらの収差を第1bレンズ群L1bで補正することが困難となり、レンズ全系で球面収差とコマ収差が多く残存してしまい好ましくない。
一方、条件式(2)の下限を下回り、第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの間隔が狭くなりすぎると、第1レンズ群L1内の空洞部分が少なくなる。そうすると、第1レンズ群L1内に複数のレンズが配置されることとなるため重量が増加してくるので好ましくない。好ましくは条件式(2)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
0.27<d1ab/L<0.35 ・・・(2a)
また、更に好ましくは条件式(2a)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
0.28<d1ab/L<0.33 ・・・(2b)
条件式(3)は無限遠に合焦時の第2レンズ群(フォーカスレンズ群)L2と開口絞りSPの距離の、無限遠に合焦時の第2レンズ群L2と後群LRの距離に対する比に関する。条件式(3)の上限を越えて、第2レンズ群L2が開口絞りSPから離れると、軸外主光線が光軸から高い位置で第2レンズ群L2に入射することになるので、フォーカシングに際して収差変動が大きくなってしまうので好ましくない。
一方、条件式(3)の下限を下回り、第2レンズ群L2と開口絞りSPとの空気間隔が狭くなると、十分な長さのフォーカススペースを確保するのが困難になる。フォーカススペースが狭い状態でフォーカス可能範囲を広げようとすると、第2レンズ群L2の負の屈折力を大きく(負の屈折力の絶対値を大きく)する必要がある。そうすると、フォーカシングに際して収差変動が大きくなってしまうので好ましくない。好ましくは条件式(3)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
0.07<dpf/dfr<0.58 ・・・(3a)
また、更に好ましくは条件式(3a)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
0.08<dpf/dfr<0.55 ・・・(3b)
条件式(4)は、第1レンズ群L1内の回折光学素子DOEの回折光学部のパワーに関する。条件式(4)の上限を越えて、回折光学素子DOEの回折光学部における回折成分のみによる正のパワーが弱くなってくると、第1レンズ群L1より色収差が多く発生し、この色収差を効果的に補正することが困難となるので好ましくない。
一方、条件式(4)の下限を下回り、回折光学素子DOEの回折光学部の回折部分のみによる正のパワーが大きくなってくると、回折格子の格子ピッチを細かくする必要があり、製造が困難になる為、好ましくない。また下限を下回り回折光学素子DOEの回折光学部の正の屈折力が大きくなってくると、相反関係にある軸上色収差と倍率色収差をバランス良く補正するのが困難になるため好ましくない。好ましくは条件式(4)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
40.0<fDOE/f1<80.0 ・・・(4a)
また、更に好ましくは条件式(4a)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
50.0<fDOE/f1<70.0 ・・・(4b)
条件式(5)は第1レンズ群L1の屈折力に対する第2レンズ群L2の屈折力の比に関し、主に第2レンズ群のレンズ有効径の縮小化を図るためのものである。条件式(5)の上限を越えて、第2レンズ群L2の負の屈折力(負の屈折力の絶対値)に比べて第1レンズ群L1の正の屈折力(正の屈折力の絶対値)が弱くなると(絶対値が小さくなると)、第1レンズ群L1による光線の収斂効果が弱くなる。そうすると、第2レンズ群L2のレンズ有効径が大きくなってしまうので好ましくない。
一方、条件式(5)の下限を下回り、第2レンズ群L2の負の屈折力に比べて第1レンズ群L1の正の屈折力が強くなると(絶対値が大きくなると)、第2レンズ群L2のレンズ有効径が縮小化されてレンズ重量が軽減される。しかしながら、第1レンズ群L1より球面収差やコマ収差、そして色収差が大きく発生し、これらの諸収差を第2レンズ群L2以降のレンズ群で補正することが困難となるので好ましくない。好ましくは条件式(5)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
−0.45<f2/f1<−0.30 ・・・(5a)
また、更に好ましくは条件式(5a)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
−0.40<f2/f1<−0.35 ・・・(5b)
条件式(6)乃至(8)は後群LR内の3つの部分レンズ群の屈折力を適切に設定している。これにより、像ぶれ補正に際して第2部分レンズ群LR2を光軸に対して垂直方向の成分を含む方向に移動する際、偏心量の少ない移動で結像面上の大きな像位置の変位(像ぶれ量)(以後、偏心量と像位置の変位の関係を像変位敏感度という。)を得つつ、良好な像性能を確保している。
条件式(6)乃至(8)の数値範囲を外れると高い像変位敏感度を確保しつつ良好な像性能を得るのが困難となってくるので好ましくない。好ましくは条件式(6)乃至(8)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
0.23<fLR1/f<0.35 ・・・(6a)
−0.20<fLR2/f<−0.10 ・・・(7a)
0.09<fLR3/f<0.23 ・・・(8a)
また、更に好ましくは条件式(6a)、(7a)、(8a)の数値範囲を以下のようにする方が良い。
0.25<fLR1/f<0.30 ・・・(6b)
−0.14<fLR2/f<−0.11 ・・・(7b)
0.11<fLR3/f<0.20 ・・・(8b)
以上のように各実施例によれば画面全体に渡って色収差を補正し、高い光学性能を持った撮影光学系が得られる。
この他各実施例において好ましくは次の構成をとることが好ましい。第1レンズL1を構成する第1aレンズ群L1aは全体で正の屈折力を有し、1枚の正レンズもしくは2枚のレンズを有する。また、第1bレンズ群L1bは、正の屈折力を有する。第1bレンズ群L1bは負レンズと正レンズを接合した接合レンズ(回折光学素子DOE)、正レンズより構成される。
このようなレンズ構成を取ることで、レンズ枚数が少なく、また第1aレンズ群L1aと第1bレンズ群L1bの空気間隔を広く取りやすくして、第1レンズ群L1全体を軽量化している。
そして、第1レンズ群L1に設ける回折光学素子DOEの回折光学部(回折面)は防塵性、組み立て作業性、機械強度を向上させるために、2枚のレンズの接合面に形成している。
また、後群LRを物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1部分レンズ群LR1、負の屈折力の第2部分レンズ群LR2、正の屈折力の第3部分レンズ群LR3から構成される。そして像ぶれ補正に際して、第2部分レンズ群LR2は光軸に対して直交する方向の成分を含んで移動する。
後群LR内に正の屈折力の第3部分レンズ群LR3を配置することにより、レンズ全系の焦点距離を一定に保ちつつ負の屈折力の第2部分レンズ群LR2の負の屈折力を増大させている。これにより第2部分レンズ群LR2の像ぶれ補正の際の像変位敏感度を高めている。
各実施例において、開口絞りSPは、第1レンズ群L1内、又は、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間に配置されている。具体的には開口絞りSPは、第1bレンズ群L1bの内部または第1bレンズ群と第2レンズ群L2の間に開口絞りが配置されている。そして無限遠から近距離へのフォーカシングは第2レンズ群を像面側へ移動することで行なっている。
また後群LRは、正の屈折力の第1部分レンズ群LR1と、負の屈折力の第2部分レンズ群LR2と、正の屈折力の第3部分レンズ群LR3を有している。そして撮像光学系が振動した際の撮影画像の像ブレ補正(振動補償)は第2部分レンズ群LR2を、矢印LTのように光軸に対して直交する方向の成分を含む方向に移動させている。
次に各実施例における前述した以外のレンズ構成について説明する。
[実施例1]
図1を参照して、本発明の実施例1のレンズ構成について説明する。第1aレンズ群L1aは像側が非球面形状の正レンズで構成されている。第1bレンズ群L1bは1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の正レンズより構成されている。接合レンズは回折光学素子DOEよりなり、回折光学部は接合レンズの接合面に配置されている。第2レンズ群L2は像側が非球面形状の1枚の負レンズから構成されている。開口絞りSPは第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間に配置されている。
更に後群LRを構成する第1部分レンズ群LR1は、1枚の負レンズと1枚の正レンズを接合した接合レンズを有し、その接合レンズの物体側と像側にそれぞれ開口径が一定の副絞りSPaが設けられている。
第2部分レンズ群LR2は、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の負レンズを有している。そして第3部分レンズ群LR3は、1枚の負レンズと1枚の正レンズを接合した接合レンズ、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズを有している。
[実施例2]
図3を参照して、本発明の実施例2のレンズ構成について説明する。第1aレンズ群L1は、像側が非球面形状の正レンズで構成されている。第1bレンズ群L1bは1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の正レンズで構成されている。接合レンズは回折光学素子DOEよりなり、回折光学部は接合レンズの接合面に配置されている。第2レンズ群L2は像側が非球面形状の負レンズから構成されている。開口絞りSPは第1bレンズ群L1b内に配置され、具体的には回折光学素子DOEよりなる接合レンズとその像側に配置される1枚の正レンズの間に配置されている。
第2レンズ群L2のレンズ構成は実施例1と同じである。後群LRを構成する第1部分レンズ群LR1は、1枚の負レンズと1枚の正レンズを接合した接合レンズを有し、その接合レンズの物体側と像側にそれぞれ開口径が一定の副絞りSPaが設けられている。
そして第2部分レンズ群LR2は、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の負レンズを有している。そして第3部分レンズ群LR3は、1枚の負レンズと1枚の正レンズを接合した接合レンズ、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズを有している。
[実施例3]
図5を参照して、本発明の実施例3のレンズ構成について説明する。第1aレンズ群L1aは、像側が非球面形状の正レンズで構成されている。第1bレンズ群L1bは1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の正レンズで構成されている。接合レンズは回折光学素子DOEよりなり、回折光学部は接合レンズの接合面に配置されている。第2レンズ群L2は像側が非球面形状の負レンズから構成されている。開口絞りSPは第1bレンズ群L1bと第2レンズ群L2の間に配置されている。
第2レンズ群L2のレンズ構成は実施例1と同じである。後群LRを構成する第1部分レンズ群LR1は、1枚の正レンズを有している。そして第2部分レンズ群LR2は、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の負レンズを有している。そして第3部分レンズ群LR3は、2枚の正レンズ、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズを有している。
[実施例4]
図7を参照して、本発明の実施例4のレンズ構成について説明する。第1aレンズ群L1aは、像側が非球面形状の正レンズで構成されている。第1bレンズ群L1bは、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の正レンズで構成されている。接合レンズは回折光学素子DOEよりなり、回折光学部は接合レンズの接合面に配置されている。第2レンズ群L2のレンズ構成は実施例1と同じである。
開口絞りSPは第1bレンズ群L1b内に配置され、具体的には回折光学素子DOEを有する接合レンズとその像側に配置される1枚の正レンズの間に配置されている。更に後群LRを構成する第1部分レンズ群LR1は、1枚の正レンズを有している。そして第2部分レンズ群LR2は、1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズ、1枚の負レンズを有している。そして第3部分レンズ群LR3は、2枚の正レンズと1枚の正レンズと1枚の負レンズを接合した接合レンズを有している。
ここで、各実施例の撮像光学系で用いた回折光学素子DOEの回折光学部の構成について説明する。各実施例で用いている回折光学部を構成する回折格子は従来より知られている単層又は積層型の回折格子である。
即ち、撮像光学系内に配置される回折光学素子DOEを構成する回折光学部は、光軸に対して回転対称な回折格子よりなっている。回折光学素子は基板(透明基板)(レンズ面)上に1つの層又は複数の層を積層した回折格子(回折光学部)を設けている。回折格子の光学材料には、紫外線効果樹脂(屈折率nd=1.513、アッベ数νd=51.0)を用いている。回折格子の格子部の格子厚を単層のときは1.03μmと設定し、波長530nm、+1次の回折光の回折効率が最も高くなるようにしている。即ち設計次数が+1次で、設計波長が530nmである。
この他各実施例においては、異なる材料よりなる複数の回折格子を積層した積層型の回折光学部も適用可能である。積層型の回折光学部では、基板上に、例えば紫外線硬化
樹脂(屈折率nd=1.499、アッベ数νd=54)からなる第1の回折格子を形成している。更にその上に第2の回折格子(屈折率nd=1.598、アッベ数νd=28)を形成している。この材料の組み合わせにおいて、第1の回折格子の格子部の格子厚d1はd1=13.8μm、第2の回折格子の格子部の格子厚d2はd2=10.5μmとしている。積層構造の回折格子を備えた回折光学部にすることで、設計次数の回折光において使用波長全域(ここでは可視域)で95%以上という高い回折効率を得ている。
各実施例において、回折光学部は光学面(レンズ面)の上に施されているが、そのベースは球面又は平面又は非球面でも良い。また、回折光学部は、それらの光学面にプラスチックなどの膜を回折光学部(回折面)として添付する方法である所謂レプリカ非球面で作成しても良い。回折格子の形状は、その2i次項の位相係数をC2iとした時、光軸からの距離Hにおける位相φ(H)は次式で表される。ただしmは回折次数、λ0は基準波長である。
φ(H)=(2π×m/λ0)×(C2×H+C4×H+・・・+C2i・H2i
・・・(a)
一般に、レンズ、プリズム等の屈折光学材料のアッベ数(分散値)νdはフラウンフォーファー線のd線(波長587nm)、C線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm)の各波長における材料の屈折率を各々Nd、NC、NFとする。このとき、次式で表される。
νd=(Nd−1)/(NF−NC)>0 ・・・(b)
一方、回折光学部のアッベ数νddoeはd線、C線、F線の各波長をλd、λC、λFとするとき、
νddoe=λd/(λF−λC) ・・・(c)
と表され、νddoe=−3.45となる。
これにより、任意波長における分散性は、屈折光学素子と逆作用を有する。また、回折光学部の基準波長における近軸的な一次回折光(m = 1)の屈折力φDは、回折光学部の位相を表す前式(a)から2次項の係数をC2とした時、φD= −2・C2と表される。これより回折光学素子DOEの回折光学部の回折成分のみによる焦点距離fDOEは
fDOE=1/φD=−1/(2×C2)
となる。
さらに、任意波長をλ、基準波長をλ0とした時、任意波長λの基準波長λ0に対するパワーの変化は、次式となる。
φD’=(λ/λ0)×(−2×C2) ・・・(d)
これにより、回折光学部の特徴として、前式(a)の位相係数C2を変化させることにより、弱い近軸屈折力変化で大きな分散性が得られる。これは色収差以外の諸収差に大きな影響を与えることなく、色収差の補正を行うことを意味している。また位相係数C4以降の高次数の係数については、回折光学部の光線の入射高の変化に対する屈折力変化は非球面と類似した効果を得ることができる。
それと同時に、光線の入射高の変化に応じて基準波長に対し任意波長の屈折力変化を与えることができる。このため、倍率色収差の補正に有効である。さらに本発明の撮像光学系の第1レンズ群L1のように、軸上光線がレンズ面を通過する際、光軸からの高さが高い位置を通過する面に回折光学素子を配置すれば、軸上色収差の補正にも有効である。
次に本発明の撮像光学系を撮像装置(カメラシステム)に適用した実施例を図9を用いて説明する。
図9は一眼レフカメラの要部概略図である。図9において、10は実施例1乃至4のいずれか1つの撮像光学系1を有する撮像レンズである。撮像光学系1は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体である。カメラ本体は撮像レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮像レンズ10の像形成位置に配置された焦点板4、焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5を有している。更に、その正立像を観察するための接眼レンズ6等によって構成されている。
7は感光面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、観光面7上に撮像レンズ10によって像が形成される。撮像素子7は撮像光学系1によって形成される像を受光する。
本発明の撮像装置としては、クイックリターンミラー3のないミラーレスの一眼レフカメラにも同様に適用できる。
次に本発明の実施例1乃至4に対応する数値データ1乃至4を示す。各数値データにおいて、iは物体側からの面の順序を示し、riは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは第i番目のレンズ厚または空気間隔、ndiとνdiは第i番目のレンズの材料のd線に対する屈折率とアッベ数である。
各数値データにおいて最も像側の2つの面はフィルター等のガラスブロックである。回折光学部(回折面)は前述(a)式の位相関数の位相係数を与えることで表している。
非球面形状は、光の進行方向を正、xを光軸方向の面頂点からの変位量として、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12を非球面係数とするとき、
x=(h/r)/[1+{1−(1+K)×(h/r)1/2]+A4×h+A6×h+A8×h+A10×h10+A12×h12
なる式で表している。
表1には前述した各条件式と数値データとの関係を示す。表2に前述した各条件式に関するパラメータの値を示す。

[数値データ1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 168.069 20.42 1.48749 70.2 134.91
2* -626.339 104.00 133.95
3 355.920 3.50 1.83400 37.2 79.67
4(回折) 72.656 15.75 1.49700 81.5 75.29
5 -401.474 54.95 74.59
6 70.142 7.10 1.58913 61.1 50.00
7 -4209.018 3.00 48.71
8(絞り) ∞ 2.91 45.93
9 -268.164 1.80 1.58313 59.4 44.13
10* 40.631 27.29 40.43
11 ∞ 3.23 37.31
12 102.666 1.60 1.80610 33.3 36.62
13 100.120 5.27 1.48749 70.2 36.24
14 -99.952 2.95 35.81
15 ∞ 1.50 35.41
16 134.277 4.29 1.85478 24.8 35.18
17 -133.996 1.65 1.59522 67.7 34.84
18 45.614 4.43 33.40
19 -131.590 1.60 1.76385 48.5 33.42
20 66.833 3.59 34.18
21 63.601 1.50 1.69895 30.1 37.34
22 38.875 7.47 1.61340 44.3 37.85
23 -332.209 4.79 38.28
24 78.267 6.56 1.74950 35.3 40.48
25 -145.347 2.00 1.80809 22.8 40.29
26 197.035 9.02 40.00
27 ∞ 2.20 1.51633 64.1 40.38
28 ∞ 59.15 40.45
像面 ∞

非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.96862e-008 A 6=-1.16326e-012 A 8= 1.71590e-017 A10= 3.88074e-021 A12=-3.25755e-025

第10面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.02845e-007 A 6=-7.30533e-010 A 8= 6.45323e-013 A10=-1.96651e-015 A12= 1.48741e-018

回折光学素子位相係数データ
第4面(回折面)
A 2=-5.52377e-005 A 4=-3.60633e-010 A 6=-6.24899e-013 A 8= 1.72076e-015
A10=-8.42892e-019 A12= 1.12608e-022

焦点距離 392.58
Fナンバー 2.91
半画角(度) 3.15
像高 21.64
レンズ全長 363.53
BF 59.15

入射瞳位置 568.82
射出瞳位置 -96.81
前側主点位置 -26.78
後側主点位置-333.42

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
L1 1 158.71 205.71
L1a 1 274.13 20.42
L1b 3 121.79 81.29
L2 9 -60.38 4.71
LR 12 197.26 52.45
LR1 11 105.78 13.06
LR2 16 -45.97 11.98
LR3 21 64.38 33.54

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 274.13
2 3 -111.43
3 4 123.48
4 6 117.18
5 9 -60.38
6 12 -6962.91
7 13 103.50
8 16 79.05
9 17 -56.98
10 19 -57.82
11 21 -146.73
12 22 57.18
13 24 68.74
14 25 -103.24

フォーカス
無限遠 至近(2700mm)
d8 2.91 13.76


[数値データ2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 175.516 20.25 1.48749 70.2 134.90
2* -546.309 104.00 133.99
3 304.919 3.50 1.83400 37.2 80.00
4(回折) 72.150 15.63 1.49700 81.5 75.54
5 -481.466 56.90 74.78
6(絞り) ∞ 0.20 50.98
7 75.192 6.48 1.58913 61.1 49.21
8 -841.689 4.26 48.18
9 -347.083 1.80 1.58313 59.4 44.67
10* 39.163 28.94 40.80
11 ∞ 3.00 37.58
12 77.535 1.60 1.80610 33.3 37.97
13 72.082 5.77 1.48749 70.2 37.82
14 -144.438 2.95 37.85
15 ∞ 1.50 37.41
16 130.359 4.48 1.85478 24.8 37.12
17 -147.210 1.65 1.59522 67.7 36.74
18 45.413 4.79 35.08
19 -144.685 1.60 1.76385 48.5 35.09
20 67.745 3.67 35.84
21 63.275 1.50 1.69895 30.1 39.16
22 37.222 8.67 1.61340 44.3 39.68
23 -213.210 0.15 40.09
24 64.963 5.78 1.74950 35.3 41.04
25 4426.127 2.00 1.80809 22.8 40.63
26 98.609 11.10 40.00
27 ∞ 2.20 1.51633 64.1 40.42
28 ∞ 59.16 40.49
像面 ∞

非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.25348e-008 A 6=-1.23006e-012 A 8=-1.19229e-017 A10= 1.03195e-020 A12=-7.71649e-025

第4面(回折面)
A 2=-5.45483e-005 A 4=-7.59301e-010 A 6=-4.92245e-013 A 8= 1.79907e-015
A10=-8.63299e-019 A12= 1.03510e-022

第10面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.68575e-007 A 6=-8.28499e-010 A 8= 5.98672e-013 A10=-1.99425e-015 A12= 1.41431e-018

焦点距離 392.57
Fナンバー 2.91
半画角(度) 3.15
像高 21.64
レンズ全長 363.54
BF 59.16

入射瞳位置 522.62
射出瞳位置 -97.40
前側主点位置 -69.14
後側主点位置-333.41

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
L1 1 159.26 206.96
L1a 1 275.02 20.25
L1b 3 121.33 82.71
L2 9 -60.25 1.80
LR 11 196.76 46.12
LR1 11 107.73 13.32
LR2 16 -47.39 12.52
LR3 21 64.73 31.40

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 275.02
2 3 -115.54
3 4 125.72
4 7 117.47
5 9 -60.25
6 12 -1463.03
7 13 99.51
8 16 81.49
9 17 -58.12
10 19 -60.21
11 21 -132.48
12 22 52.35
13 24 87.92
14 25 -124.83

フォーカス
無限遠 至近(2700mm)
d8 4.26 15.11

[数値データ3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 136.074 15.76 1.48749 70.2 100.82
2* -396.495 79.34 99.93
3 140.212 2.89 1.95375 32.3 59.46
4(回折) 55.194 11.21 1.49700 81.5 56.11
5 -368.466 34.32 55.47
6 49.870 5.35 1.51742 52.4 37.15
7 -628.555 1.50 36.28
8(絞り) ∞ 1.50 34.55
9 -220.006 1.79 1.58313 59.4 33.72
10* 28.645 15.94 30.36
11 66.451 3.89 1.48749 70.2 28.13
12 -108.942 1.00 27.74
13 244.134 3.24 1.85478 24.8 27.22
14 -68.661 1.47 1.59522 67.7 27.17
15 45.346 3.25 26.70
16 -78.732 1.41 1.76385 48.5 26.72
17 62.336 1.00 27.83
18 64.980 2.52 1.61340 44.3 28.82
19 179.333 11.98 29.34
20 86.857 4.90 1.74400 44.8 38.69
21 -156.649 0.10 38.94
22 845.802 5.87 1.72047 34.7 39.10
23 -48.352 1.80 1.80809 22.8 39.16
24 -361.701 1.00 39.60
25 ∞ 1.64 1.51633 64.1 50.00
26 ∞ 59.35 50.00
像面 ∞

非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.08681e-007 A 6=-7.63462e-012 A 8= 1.07870e-015 A10=-1.78802e-019 A12= 1.50598e-023

第10面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.44218e-006 A 6=-3.91738e-009 A 8= 4.33578e-012 A10=-2.82426e-014 A12= 3.35346e-017

回折光学素子位相係数データ
第4面(回折面)
C 2=-8.26882e-005 C 4=-9.77257e-009 C 6= 9.15132e-012 C 8=-2.65473e-015

各種データ

焦点距離 293.40
Fナンバー 2.91
半画角(度) 4.22
像高 21.64
レンズ全長 274.00
BF 59.35

入射瞳位置 391.23
射出瞳位置 -83.97
前側主点位置 84.00
後側主点位置-234.05

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
L1 1 111.08 148.86
L1a 1 209.85 15.76
L1b 3 89.02 53.77
L2 9 -43.35 3.29
LR 11 142.47 42.42
LR1 11 85.29 3.89
LR2 13 -35.80 9.37
LR3 18 52.41 27.17

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 209.85
2 3 -98.62
3 4 95.91
4 6 89.54
5 9 -43.35
6 11 85.29
7 13 62.99
8 14 -45.66
9 16 -45.35
10 18 164.75
11 20 75.75
12 22 63.66
13 23 -69.24
14 25 0.00

フォーカス
無限遠 至近(2000mm)
d8 1.50 8.77


[数値データ4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 136.862 15.69 1.48749 70.2 100.82
2* -398.306 79.26 99.93
3 139.363 2.89 1.95375 32.3 59.72
4(回折) 55.581 11.25 1.49700 81.5 56.38
5 -364.756 34.66 55.74
6(絞り) ∞ 1.50 38.77
7 49.282 5.21 1.51742 52.4 36.40
8 -683.628 1.94 35.53
9 -217.487 1.79 1.58313 59.4 34.06
10* 28.691 15.88 30.67
11 64.814 4.09 1.48749 70.2 28.90
12 -110.580 1.00 29.03
13 239.966 3.78 1.85478 24.8 29.06
14 -66.991 1.47 1.59522 67.7 28.97
15 44.893 3.65 28.26
16 -79.262 1.41 1.76385 48.5 28.28
17 60.812 1.36 29.45
18 65.356 2.65 1.61340 44.3 30.82
19 176.595 8.89 31.33
20 84.358 4.96 1.74400 44.8 38.65
21 -155.776 0.10 38.90
22 796.394 6.80 1.72047 34.7 39.06
23 -46.061 1.80 1.80809 22.8 39.14
24 -361.841 1.00 39.60
25 ∞ 1.64 1.51633 64.1 50.00
26 ∞ 59.35 50.00
像面 ∞

非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.07485e-007 A 6=-7.56288e-012 A 8= 1.09498e-015 A10=-1.87924e-019 A12= 1.63132e-023

第10面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.51059e-006 A 6=-3.70508e-009 A 8= 2.63724e-012 A10=-2.16153e-014 A12= 2.40426e-017

回折光学素子位相係数データ
第4面(回折面)
C 2=-8.11839e-005 C 4=-9.16135e-009 C 6= 8.37725e-012 C 8=-2.59742e-015

焦点距離 293.40
Fナンバー 2.91
半画角(度) 4.22
像高 21.64
レンズ全長 274.00
BF 59.35

入射瞳位置 350.56
射出瞳位置 -85.34
前側主点位置 49.01
後側主点位置-234.05

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
L1 1 111.40 150.45
L1a 1 210.98 15.69
L1b 3 88.13 55.50
L2 9 -43.35 1.79
LR 11 145.31 41.95
LR1 11 84.47 4.09
LR2 13 -35.51 10.31
LR3 18 51.35 25.20

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 210.98
2 3 -100.18
3 4 96.40
4 7 89.06
5 9 -43.35
6 11 84.47
7 13 61.62
8 14 -44.94
9 16 -44.85
10 18 167.63
11 20 74.21
12 22 60.64
13 23 -65.48

フォーカス
無限遠 至近(2000mm)
d8 1.94 9.20

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 LR 後群
L1a 第1aレンズ群 L2a 第2aレンズ群
LR1 第1部分レンズ群 LR2 第2部分レンズ群
LR3 第3部分レンズ群 SP 開口絞り

Claims (12)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、後群より構成され、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が光軸方向に移動する撮像光学系であって、前記第1レンズ群は、最も広い空気間隔を隔てて物体側から像側へ順に配置された、第1aレンズ群と第1bレンズ群から構成され、前記第1bレンズ群の内部または前記第1bレンズ群と前記第2レンズ群の間に開口絞りが配置されており、前記第1レンズ群は回折光学素子を有し、前記第1aレンズ群の焦点距離をf1a、前記第1bレンズ群の焦点距離をf1bとするとき、
    1.70<f1a/f1b<3.50
    なる条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
  2. 前記第1aレンズ群と前記第1bレンズ群の光軸上の距離をd1ab、最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の長さをLとするとき、
    0.25<d1ab/L<0.38
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
  3. 無限遠に合焦時の前記開口絞りと前記第2レンズ群の光軸上の距離をdpf、無限遠に合焦時の前記第2レンズ群と前記後群の光軸上の距離をdfrとするとき、
    0.05<dpf/dfr<0.60
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像光学系。
  4. 前記回折光学素子の回折光学部の焦点距離をfDOE、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    30.0<fDOE/f1<90.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  5. 前記第1aレンズ群は正の屈折力を有し、前記第1aレンズ群は1枚の正レンズもしくは2枚のレンズより構成され、前記第1bレンズ群は正の屈折力を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  6. 前記回折光学素子の回折光学部は、2つのレンズの接合面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  7. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    −0.50<f2/f1<−0.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  8. 前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1部分レンズ群LR1、負の屈折力の第2部分レンズ群LR2、正の屈折力の第3部分レンズ群LR3から構成され、像ぶれ補正に際して、前記第2部分レンズ群LR2は光軸に対して直交する方向の成分を含んで移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  9. 全系の焦点距離をf、前記第1部分レンズ群LR1、第2部分レンズ群LR2、第3部分レンズ群LR3の焦点距離を各々順にfLR1、fLR2、fLR3とするとき、
    0.20<fLR1/f<0.40
    −0.22<fLR2/f<−0.09
    0.06<fLR3/f<0.27
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項8に記載の撮像光学系。
  10. 無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群は像側へ移動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  11. 前記第2レンズ群は1枚の負レンズより構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像光学系と、該撮像光学系によって形成された像を受光する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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