JP2018189745A - レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省スペースな構成で移動するレンズの高精度な絶対位置検出を可能にしたレンズ装置を提供すること。
【解決手段】 磁力線発生手段と、検出手段と、第一のヨークと、を有する基準枠と、前記磁力線発生手段および前記検出手段を挟んで前記第一のヨークに対向し、前記第一のヨークとともに前記磁力線発生手段の周囲で閉磁路を構成する第二のヨークを有し、前記基準枠に対して相対移動する移動部材と、レンズを保持し、前記移動部材の移動に連動するレンズ保持枠と、を有し、前記検出手段は、前記移動部材の前記基準枠に対する相対的な位置に応じて変化する磁力線の方向を検出することで前記レンズの位置を検出することを特徴とする構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動する光学系を有するレンズ装置に関する。例えば、一眼レフカメラ、コンパクトカメラ、監視用カメラ、TVカメラ、液晶プロジェクタ、AF機能搭載の双眼鏡等に関する。
近年のレンズ装置、例えば一眼レフカメラ、コンパクトカメラ、監視用カメラ、TVカメラ、液晶プロジェクタ、AF機能搭載の双眼鏡等のレンズ装置は、光学系を移動させる機構を備えることが多くなっている。具体的には、撮影レンズの焦点距離を変える、被写体までの測距結果に応じて被写体に合焦させる等の目的で、レンズ等の光学部品を光軸方向に移動させている。
光学部品の位置を検出する手段として、従来、グレイコードパターンとブラシ等による接触式の絶対位置センサが用いられてきた(特許文献1)。また、光学式エンコーダと反射スケールが用いられてきた(特許文献2)。さらに、接触式センサと光学式の相対位置センサを併用して、精度向上をはかったレンズ装置が開示されている(特許文献3)。
実開平6−31558号公報 特開2007−64665号公報 特開2011−39092号公報
特許文献1、3に開示の発明では接触式のセンサを用いるため、使用期間が増加すると 摩耗粉の発生等、接触部の劣化に起因して検出精度が劣化する可能性があり、更なる高寿命化が望まれる。また、特許文献2、3に記載の発明では、センサに加えて光源も電力を消費しており、更なる省電力化が望まれる。より高精度化を図った特許文献3では数種類のセンサの併用で構成が複雑化するため、よりシンプルで小型化の容易なレンズ装置が望まれる。
そこで、本発明の目的は、精度の劣化と電力消費を更に少なくしつつ、シンプルな構成でレンズの位置検出が可能なレンズ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、磁力線発生手段と、検出手段と、第一のヨークと、を有する基準枠と、前記磁力線発生手段および前記検出手段を挟んで前記第一のヨークに対向し、前記第一のヨークとともに前記磁力線発生手段の周囲で閉磁路を構成する第二のヨークを有し、前記基準枠に対して相対移動する移動部材と、レンズを保持し、前記移動部材の移動に連動するレンズ保持枠と、を有し、前記検出手段は、前記移動部材の前記基準枠に対する相対的な位置に応じて変化する磁力線の方向を検出することで前記レンズの位置を検出することを特徴とする。
本発明によれば、精度の劣化と電力消費を更に少なくしつつ、シンプルな構成でレンズの位置検出が可能なレンズ装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係るレンズ装置のレンズ位置検出部の構成例を示す斜視図。 本発明に係るレンズ装置の構成を示すブロック図。 本発明に係るレンズ装置の一部を示す断面図。 本発明に係るレンズ装置の一部を示す拡大図。 実施例1のレンズ位置検出部の構成例を示す(a)上面図、(b)A−A断面図。 実施例1のレンズ位置検出部の(a)無限端時の上面図とX−X断面図、(b)至近端時の上面図とY−Y断面図。 実施例2のレンズ位置検出部の構成例を示す斜視図。 実施例2のレンズ位置検出部の構成例を示す(a)上面図、(b)拡大図、(c)C−C断面図。 実施例2のレンズ位置検出部の(a)無限端時の上面図とV−V断面図、(b)至近端時の上面図とW−W断面図。 実施例3のレンズ位置検出部の構成例を示す斜視図。 実施例3のレンズ位置検出部の構成例を示す(a)側面図、(b)D−D断面拡大図。 実施例3のレンズ位置検出部の構成例を示す(a)背面図、(b)無限端のE−E断面図、(c)至近端時のE−E断面図。 実施例4のレンズ位置検出部の構成例を示す斜視図。 実施例4のレンズ位置検出部の構成例を示す(a)上面図、(b)F−F断面拡大図。 実施例4のレンズ位置検出部の(a)無限端時の上面図と拡大図、(b)至近端時の上面図と拡大図。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
以下、図1〜9を参照して、本発明の第一の実施例にかかわるレンズ装置の構成を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るレンズ装置の構成を示すブロック図である。図2のレンズマイコン11は、撮像素子(不図示)を含むカメラ本体1側から通信用の接点2を通じて通信を受ける。その指令値によって、レンズマイコン11はレンズ本体3内の振れ補正系12,フォーカス駆動系13,絞り駆動系14等に動作を行わせる。
振れを検知するセンサの出力を基に、レンズマイコン11にて制御信号が算出される。この制御信号によって、前記振れ補正系12は補正レンズを駆動して、振れ補正動作を行う。そして、振れ補正駆動系15と記補正レンズが駆動していない時には前記補正レンズをロックする。一方、像ぶれ補正を行う時はロック解除を行うロック・アンロック駆動系16を有する。
フォーカス駆動系13は、レンズマイコン11からの指令値と位置検出装置の出力を基に焦点調節用のレンズを駆動してフォーカシングを行う。絞り駆動系14は、レンズマイコン11からの指令値によって、絞りを設定された位置まで絞る又は開放状態に復帰させるという動作を行う。
また、レンズマイコン11は通信用の接点2から、レンズ本体3内の状態(ズーム位置,フォーカス位置,絞り値等)や、レンズ本体3に関する情報(開放絞り値,焦点距離,測距演算に必要なデータ等)をカメラ本体1側に伝達する。
17は振れ補正動作を選択する為の防振スイッチである。ユーザーが振れ補正動作を選択する場合はこのISSW17をONにする。18はオートフォーカスかマニュアルフォーカスかを選択するスイッチである。カメラ本体1内部には、カメラ全体を制御するカメラマイコン19が内蔵されている。20はレリーズ動作を開始させる為のレリーズスイッチである。
図3は、本実施形態における交換レンズ装置の光軸を含む平面で切断した断面図を示している。また図4はそのM部の部分拡大図である。なお、本実施形態を示す上記図では説明に必要なフォーカスに係わる構成のみを表しており、他の構成は不図示として省略している。
図3に示す振動波モータ装置の構造について説明する。
101はレンズマウントに対して一体的に固定されている固定部材である。振動波モータ装置は、断面形状が台形を成した環状の振動部材(ステータとしての弾性体)111と、この振動部材111の一端面に物理的に接合された電歪素子112を有する。
電歪素子112の表面には、圧接されたフェルト等から成る環状の振動吸収体113が設けられる。また、振動吸収体113を振動部材111の方へ押圧する環状のバネ部材114が設けられる。更に、バネ部材114による押力を固定部材(基準枠)101との間で保持する環状の保持部材115を有する。そして、振動波モータのロータユニットである環状の周方向移動部材116と、この周方向移動部材116と一体的に回転可能な回転筒117を有する。
そして、この回転筒117と周方向移動部材116との間に密着して挟まれ周方向移動部材116の軸方向移動(即ち、ビビリ振動)を回転筒117に伝達させないようにするゴム環118をもつ。そして、図4のように固定部材101の一部で、振動部材111の溝111aの内に挿入され、振動部材111自体の回転を阻止する振動部材回転止め119を3箇所等分で有している。
この振動波モータは後述のように電歪素子112の電気−機械変換作用により振動部材111に周方向進行波振動を発生させる。これによって、光軸を中心として、周方向移動部材116、回転筒117およびゴム環118を一体的に回転させる。
振動波モータの回転筒117の端面に隣接して配置されたモータ軸受兼出力部材を、図1に示す。固定部材101の外周面には、固定部材101に対して相対回転可能に嵌合された移動部材102(被移動検出部材)が構成される。
移動部材102は、周方向の3ケ所にローラー支持軸102aを持つ(図1参照)。ローラー支持軸102aは、移動部材102の軸線(振動波モータの軸線、即ち光軸)の径方向に延びて、移動部材102の外周面から突出する。ローラー支持軸102aには、回転可能に取り付けられたローラー120と、軸からの抜け止めとしてローラー120を係止するワッシャ121とが構成されている。移動部材102は振動波モータの出力部材を兼ねている。
また、ローラー120の内側端面には回転筒117の軸方向端面に形成された突起部が係合する。これにより、回転筒117の回転時のラジアル方向のガタつきが防止される。
さらに、ローラー120の外周面において、マニュアル操作環122の回転トルクを入力させるためのマニュアル連結環123の端面と、回転筒117の端面とが接触している。このローラー120の外周面と回転筒117の端面とマニュアル連結環123の端面との相互接触圧は、バネ部材114の加圧力によって決定される。
環状のマニュアルカラー124は摩擦力安定部材として固定部材101に固定される。マニュアル連結環123は一方の端面においてローラー120の外周面に接触する。他方の端面においてはマニュアルカラー124の端面に接触している。また、マニュアル連結環123の外周縁部は、マニュアル操作環122の内周面の凹部に係合しており、マニュアル連結環123は、マニュアル操作環122と一体に回転するようになっている。
マニュアル連結環123はマニュアルカラー124との間の摩擦抵抗よりも大きな駆動トルクがマニュアル操作環122から伝達された時にのみ、回転することができる。従って、レンズ装置のユーザーがマニュアル連結環123とマニュアルカラー124との間の摩擦抵抗に打ち勝つ回転トルクでマニュアル操作環122を回動操作しない限り、マニュアル連結環123は回転しない。
次に、以上説明した構造の動作を説明する。
レンズ装置ユーザーがレンズ保持枠107をマニュアルで駆動させようとする場合は、指でマニュアル操作環122を回動操作する。するとマニュアル連結環123がマニュアルカラー124との摩擦抵抗に打ち勝って光軸を中心として回動される。
この時には振動波モータが駆動されていないので、振動波モータの回転筒117は振動部材111と周方向移動部材116との摩擦力により静止している。従って、ローラー120はマニュアル連結環123によってローラー支持軸102aを中心に回転されつつ回転筒117の端面に沿って転動する。
その結果、ローラー支持軸102aを介して移動部材102は光軸を中心に相対回転される。このため、レンズ保持枠107はレンズ保持枠駆動部材108の回転力を受け回転駆動される。すなわち、移動部材102の回転に連動して駆動される。この力を不図示のカムの運動変換機構により、レンズの光軸方向運動に変換し、レンズ保持枠107は回転しながら光軸方向に移動することになる。
以上のメカニズムにより、マニュアルフォーカシングが行なわれる。
一方、レンズ装置ユーザーがレンズ保持枠107を振動波モータの力で駆動させようとする場合には、まずA/MSW18を操作する。この操作に応答して、不図示の制御回路が動作し、電歪素子112に電圧が印加される。その結果、円周方向に進行する振動が振動部材111に生じる。
この振動によって周方向移動部材116、ゴム環118及び回転筒117が光軸を中心として回転される。この回転によってローラー120は回転筒117から回転トルクを受ける。マニュアル操作環122、マニュアル連結環123は回転していないので、ローラー120は、ローラー支持軸102aのまわりを回転しつつマニュアル連結環123の端面に沿って転動する。
その結果、ローラー支持軸102aを介して移動部材102が光軸を中心として回転する。このため、レンズ保持枠107がレンズ保持枠駆動部材108の回転力を受け回転駆動する。この力を不図示のカムの運動変換機構により、レンズの光軸方向運動に変換し、レンズ保持枠107は回転しながら光軸方向に移動することになる。
以上のメカニズムにより、オートフォーカシングが行なわれる。
次に図1、図5〜図6を用いて位置検出手段の構成について説明する。
図1は図3における固定部材101と移動部材102、固定ヨーク(第一のヨーク)103、磁石104、対向ヨーク(第二のヨーク)105、不図示の回転角度センサ106を抜き出し示した斜視図である。図5(a)は図1の構成の上面図である。
固定ヨーク103と磁力線発生手段である磁石104は一体的に取り付けられている。固定ヨーク103は、開口側が固定部材101と移動部材102の径方向の外側を向いた、溝形状を有している(図5(b))。
回転角度センサ106は磁気検出手段である。回転角度センサ106は磁力線の方向を検出することができる。例えば旭化成エレクトロニクス株式会社製の磁気センサ等が挙げられる。
磁石104、および回転角度センサ106は、移動部材102の径方向であってその外側に向かって、溝形状を有する固定ヨーク103の底面からこの順で並んでいる。更にこれらは、固定部材101に一体的に固定されている。
移動部材102の内側の面(内周面)には、この面に沿って対向ヨーク105が延設されている。対向ヨーク105は、固定ヨーク103の開口側の端部に対して、磁石104を挟んで対向して配置されている。
このように溝形状を有する固定ヨーク103に対して、その開口部に蓋をするように対向ヨーク105を配置することで、磁石104、および回転角度センサ106の周囲で閉じた磁気回路(閉磁路)を構成することができる。
対向ヨーク105の構成を更に説明する。前述のように、対向ヨーク105は移動部材102の内側の面に沿って延設されているから、対向ヨーク105は移動部材102と一体となって固定部材101に対して光軸中心に相対回転する。
この相対回転に伴って、対向ヨーク105は回転角度センサ106に対し光軸方向の相対位置が変化するカムリフト形状を有するように構成される。
より具体的には、移動部材102の径方向から固定ヨーク103の開口側をみた場合に、固定ヨーク103と対向ヨーク105がすくなくとも一部の領域で重複している。この重複している領域が、移動部材102と一体の対向ヨーク105の相対回転に伴って光軸方向に変化するように、対向ヨーク105は形成されている。
更に具体的には、対向ヨーク105は、移動部材102の内側の面に沿ってひかれたつる巻き線に沿う形状をしている。言い換えれば、対向ヨーク105は、移動部材102の内側の面に設けられる、光軸を中心としたらせん状の形状を有している。
次いで、位置検出のメカニズムを説明する。
図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。光軸の略鉛直方向にN極、S極の二極を有する磁石104は固定ヨーク103と一体的に取り付けられている。図5(b)に示すようにN極からS極に向けて発生する磁力線Φは回転角度センサ106を通過し、対向ヨーク105から固定ヨーク103を通る。
本実施例では、固定ヨーク103は固定部材101に一体的に固定されている。同様に対向ヨーク105は移動部材102に一体的に固定されている。したがって、移動部材102の固定ヨーク103に対する相対回転(相対的な位置の変化)に応じて、固定ヨーク103と対向ヨーク105の位置も相対的に変化する。
また、溝形状を有する固定ヨーク103は光軸方向に延びていて、その開口側は円筒形状を有する移動部材102の径方向(光軸に対して径方向)の外側を向いている。前述のようにこの開口側に対向するように、移動部材102の周面には対向ヨーク105が設けられる。
一方、前述のように対向ヨーク105は移動部材102の内側の面にらせん状に延設されている。
したがって移動部材102の相対回転に伴って、固定ヨーク103と対向ヨーク105が移動部材102の径方向に重複する領域が、光軸方向(らせんの軸方向)にずれていくことになる。なお本実施形態においては、レンズや移動部材102の径方向は、磁石104と回転角度センサ106が並ぶ方向と一致している。
このメカニズムによって、図6(a)、(b)の断面図に示すように、回転角度センサ106を通過する磁力線Φは、光軸と磁石104を通る面内で回転する。図6(a)はフォーカシング時の無限端における上面図と磁力線Φの通過する部分のX−X断面図である。図6(b)はフォーカシング時の至近端における上面図とY−Y断面図である。
前述のように、本実施形態における回転角度センサ106は磁力線Φの方向の変化を検出することができるから、回転角度センサ106から出力される電圧値で移動部材102の回転角度を絶対角度にて検出できる。
以上のメカニズムにより、移動部材102と固定部材101の相対的な位置に応じて、移動部材102に連動するレンズ保持枠107の光軸方向の絶対位置を検出することができる。
本実施例においては以上のような構成をとることによって、1つのセンサでレンズ駆動の絶対位置の検出が行えるようになる。つまり、シンプルな構成で高精度にレンズの絶対位置を検出可能なレンズ装置を提供することができる。
また、固定ヨーク103と対向ヨーク105を用いることで磁気回路を閉じ、周りへの磁束の漏れが少なく、また高い磁束が得られるため、より高精度な位置検出を行うことができる。
本実施形態は、固定ヨーク103と対向ヨーク105とこれらの間にある磁石104と回転角度センサ106とが直線上に並ぶ。言い換えれば、移動部材102と固定部材101との相対的な位置にかかわらず、これらの全てを通過する直線が少なくとも一つ存在する。
本実施形態では移動部材102の移動の範囲内においてこの関係を保っている。移動部材102の回転角度の変化によってもヨークで囲まれる空間内に磁石104と回転角度センサ106とが収まるので、周囲の空間への磁束の漏れが少なく、より高精度な位置検出を行うことができる。
また本実施形態は、移動部材102の移動の範囲内において、固定ヨーク103と対向ヨーク105が磁石104と回転角度センサ106が並ぶ方向から見て重複する領域を有する。また、本実施形態においては重複する領域の面積や、各ヨーク間の距離の変化はほとんどない。したがって、移動部材102の角度によって磁力線が変動しない。すなわち、レンズの位置による検出力の変化が小さく、安定した検出ができる。
また、本発明では、非接触でレンズの位置を検出することができるため、レンズの操作回数が増加しても、センサの接触による摩耗が非常に小さい。摩耗粉による精度の劣化も非常に少ない。すなわち、精度の劣化を更に小さくすることができる。併せて、接触式センサで生じていたチャタリングによる精度の低下も防ぐことができる。
更に、本発明では、磁力発生源に磁石を用いており、光源が不要である。したがって、消費電力を更に押さえることが可能になる。
すなわち、以上の構成により、精度の劣化と電力消費を更に少なくしつつ、シンプルな構成でレンズの位置検出が可能なレンズ装置を提供することができる。
(実施例2)
以下、図7〜15を参照して、本発明の第二の実施例による、レンズ装置について説明する。
本実施形態におけるレンズ装置は、基本的には実施例1のレンズ装置と同様な構成を有する。しかし、対向ヨークの形状が異なる。また、固定ヨークや磁石、該回転角度センサの配置が異なる。本実施例において、実施例1と共通する機能を有する部分については、実施例1と同じ名称を付す。また、実施例1と同じ要素については実施例1と同じ符号を付している。
はじめに、本実施例におけるレンズ装置の構成を説明する。
図7は図3における固定部材と移動部材、固定ヨーク、磁石、対向ヨーク、不図示の回転角度センサを抜き出し示した斜視図である。図8はその(a)上面図、(b)拡大図、(c)C−C断面図である。
固定ヨーク203と磁力線発生手段である磁石204は一体的に取り付けられている。また、これらは固定部材(基準枠)201に対し固定されている。本実施形態においては、固定ヨーク203はレンズ(後述の円筒形状を有する移動部材202)の径方向に延びた形状を有する。
また、固定ヨーク203は開口側がレンズの光軸(後述の円筒形状を有する移動部材202の中心軸)方向を向いた、溝形状を有している。
磁気検出手段である回転角度センサ106は磁力線の方向を検出することができる。磁石204、回転角度センサ106はこの順に、固定ヨーク203の底面から並んで固定部材201に固定されている(図8(b)参照)。
円筒形状を有する移動部材202は固定部材201に対して相対回転することができ、レンズ保持枠107を光軸方向に駆動させる。
移動部材202の光軸(移動部材202の相対回転軸)方向側の端面の一方には、対向ヨーク205が固定されている。対向ヨーク205は、固定ヨーク203の開口側の端部に対し、磁石204と回転角度センサ106を挟んで対向している。この構成により、移動部材202の軸方向から固定ヨーク203の開口側をみた場合に、固定ヨーク203と対向ヨーク205が、少なくとも一部の領域で重複している。
対向ヨーク205の形状を更に説明する。対向ヨーク205は、回転角度センサ106に対して、光軸の略鉛直方向に相対位置が変化するカムリフト形状を有している。
より具体的には、移動部材202の相対回転に伴って前述した固定ヨーク203と対向ヨーク205が重複する領域が移動部材202の径方向に変位する形状で、移動部材202の軸(相対回転軸、光軸)方向側の面に対向ヨーク205が形成される。
更に具体的には、対向ヨーク205は、移動部材202の相対回転に伴って、移動部材202の軸(相対回転軸、光軸)を中心に半径が変化する形状を有する。
次いで、本実施例における位置検出のメカニズムを説明する。
光軸方向にN極、S極の二極を有する磁石204は前述のように固定ヨーク203と一体的に取り付けられている。図8(b)(c)に示すように、N極からS極に向けて発生する磁力線Φは回転角度センサ106を通過し、対向ヨーク205から固定ヨーク(203を通る。
本実施例においては、固定ヨーク203は、固定部材201に固定されている。また、固定ヨーク203はレンズ(移動部材202)の径方向に延びている。また、固定ヨーク(第一のヨーク)203の開口側は光軸方向を向く。同時に移動部材202の光軸方向面に構成された、対向ヨーク(第二のヨーク)205と対向している。
図9(a)はフォーカシング時の無限端における上面図と、磁力線Φの通過する部分のV−V断面図である。図9(b)はフォーカシング時の至近端における上面図と、磁力線Φの通過する部分のW−W断面図である。フォーカシングの状態により、移動部材202の回転角度が変化する。
一方、対向ヨーク205の形状は移動部材202の回転角度に応じて光軸を中心とした半径の変化する形状である。
したがって、したがってこの相対回転に伴って、固定ヨーク203と対向ヨーク205とが、レンズや移動部材202の軸(光軸)方向に重複する領域が径方向に変化する。なお本実施形態では、レンズや移動部材202の軸(光軸)方向は、磁石204と回転角度センサ106が並ぶ方向と一致している。
これによって、回転角度センサ106を通過する磁力線Φは、図9(a)、(b)の各断面図に示すように、光軸(移動部材202の相対回転軸)と磁石204を通る面内で回転する。
本実施形態における回転角度センサ106は、磁力線Φの方向の変化を検出できるので、回転角度センサ106から出力される電圧値で移動部材202の回転角度を絶対角度にて検出できる。
以上のメカニズムにより、移動部材202の固定部材201に対する相対的な位置に応じて磁力線の方向を変化させるメカニズムによって、移動部材202に連動するレンズ保持枠107の光軸方向の絶対位置を検出することができる。
本実施例ではこれらの構成によって、1つのセンサでレンズ駆動の絶対位置の検出が行えるようになる。つまり、シンプルな構成で高精度にレンズの絶対位置を検出可能なレンズ装置を提供することができる。
また、ヨークを用いることで磁気回路を閉じ、周りへの磁束の漏れが少なく、また高い磁束が得られるため、より高精度な位置検出を行うことができる。
本実施形態は、固定ヨーク203と対向ヨーク205と、これらの間にある磁石204と回転角度センサ106とが、直線上に並ぶ。言い換えれば、移動部材202と固定部材201との相対的な位置にかかわらず、これらの全てを通る直線が存在する。
本実施例では移動部材202の移動の範囲内において常に、この関係を満たしている。移動部材202の回転角度の変化によってもヨークで囲まれる空間内に磁石204と回転角度センサ106とが収まるので、周囲の空間への磁束の漏れが少なく、より高精度な位置検出を行うことができる。
また、本実施形態は、移動部材202の移動の範囲内において、固定ヨーク203と対向ヨーク205が、磁石204と回転角度センサ106が並ぶ方向から見て重複する領域を有する。また、本実施形態においては重複する領域の面積や、各ヨーク間の距離の変化はほとんどない。したがって、移動部材202の角度によって磁力線が変動しない。すなわち、レンズの位置による検出力の変化が小さく、安定した検出ができる。
また、本発明では、非接触でレンズの位置を検出することができるため、レンズの操作回数が増加しても、センサの接触による摩耗が非常に小さい。摩耗粉による精度の劣化もない。すなわち、精度の劣化を更に小さくすることができる。併せて、接触式センサで生じていたチャタリングによる精度の低下も防ぐことができる。
更に、本発明では、磁力発生源に磁石を用いており、光源が不要である。したがって、消費電力を更に押さえることが可能になる。
すなわち以上の構成により、精度の劣化と電力消費を更に少なくしつつ、シンプルな構成でレンズの位置検出が可能なレンズ装置を提供することができる。
(実施例3)
以下、図10〜20を参照して、本発明の第三の実施例による、レンズ装置について説明する。
本実施例のレンズ装置は、基本的には実施例1のレンズ装置と同様の構成を有する。しかし、移動部材が固定部材に対し光軸方向に直進移動し、レンズ保持枠と一体的に構成される点で実施例1と異なる。本実施例において、実施例1と共通する機能を有する部分については、実施例1と同じ名称を付す。また、実施例1と同じ要素については実施例1と同じ符号を付している。
図10は固定部材とレンズ保持枠、固定ヨーク、磁石、対向ヨーク、回転角度センサを抜き出し示した斜視図である。
固定ヨーク(第一のヨーク)303と磁力線発生手段である磁石304は一体的に取り付けられている。これらは固定部材(基準枠)301に固定されている。また固定ヨーク303は、開口側がレンズの周方向を向いた溝形状を有している。
磁気検出手段である回転角度センサ106は磁力線の方向を検出することができる。本実施形態においては、回転角度センサ106は磁石304の側面に位置するように固定部材301に固定されている。固定ヨーク303の底から、磁石304、回転角度センサ106の順でレンズの周方向に並んでいる(図11(b))。
本実施例においては、レンズ保持枠と移動部材を兼ねているレンズ保持枠(移動部材)307が構成される。レンズ保持枠307は、固定部材301に対して光軸方向に相対並進する。また、レンズ保持枠307の周面の一部に設けられたスライド部307aが、固定部材301の有する孔を貫通し、延出している。
レンズ保持枠307のスライド部307aには対向ヨーク(第二のヨーク)305が固定されている。対向ヨーク305は、レンズ保持枠307の固定部材301に対する相対並進(スライド)に伴って、固定ヨーク303、磁石304に対し、回転角度センサ106を挟み対向する位置で相対移動する。
図11は図10の構成の(a)側面図、(b)D−D断面拡大図である。固定ヨーク303と一体的に取り付けられた磁石304は光軸に対し略鉛直方向にN極、S極の二極を有している。N極からS極に向けて発生する磁力線Φは回転角度センサ106を通過し、対向ヨーク305から固定ヨーク303を通る。
図12は図10の構成の(a)背面図、(b)無限端のE−E断面図、(c)至近端時のE−E断面図である。
フォーカシングの状態により、レンズ保持枠307の固定部材301に対する位置が変化する。一方、対向ヨーク305はレンズ保持枠307の周面に、その径方向に固定部材301の有する孔を貫通し、延出した形状を有する。
したがってレンズ保持枠307の光軸方向の位置の変化に伴って、固定ヨーク303と対向ヨーク305が、光軸あるいはレンズ保持枠307の周方向に重複する領域が変化する。なお本実施形態では、光軸あるいはレンズ保持枠307の周方向は、磁石304と回転角度センサ106が並ぶ方向と一致している。本実施形態において重複する領域は、固定ヨーク303に対して光軸方向に移動することになる。
レンズ保持枠307の直進移動に応じて回転角度センサ106を通過する磁力線Φは、図12(b)、(c)に示すように、光軸と磁石304を通る面内で回転する。
本実施形態における回転角度センサ106は、磁力線Φの方向の変化を検出することができる。したがって回転角度センサ106から出力される磁力線Φの方向に応じた電圧値と、レンズ保持枠307の位置を対応させて、移動部材102に連動するレンズ保持枠307の光軸方向の絶対位置を検出することができる。
以上のようにレンズ保持枠307の固定部材301に対する相対的な位置に応じて磁力線の方向を変化させるメカニズムによって、レンズ保持枠307の光軸方向の絶対位置を検出することができる。
本実施例においてはこれらの構成によって、1つのセンサでレンズ駆動の絶対位置の検出が行えるようになる。つまり、シンプルな構成で高精度にレンズの絶対位置を検出可能なレンズ装置を提供することができる。
また、ヨークを用いることで磁気回路を閉じ、周りへの磁束の漏れが少なく、また高い磁束が得られるため、より高精度な位置検出を行うことができる。
本実施形態は、固定ヨーク303と対向ヨーク305と、これらの間にある磁石304と回転角度センサ106とが、直線上に並ぶ。言い換えれば、レンズ保持枠307と固定部材301との相対的な位置にかかわらず、これらのすべてを通過する直線が少なくとも一つ存在する。
本実施形態ではレンズ保持枠307移動の範囲内において常に、この関係を満たしている。レンズ保持枠307の位置の変化によってもヨークで囲まれる空間内に磁石304と回転角度センサ106とが収まるので、周囲の空間への磁束の漏れが少なく、より高精度な位置検出を行うことができる。
また、本実施形態は、レンズ保持枠307の並進移動の範囲内において、固定ヨーク303と対向ヨーク305が磁石304と回転角度センサ106が並ぶ方向から見て重複する領域を有する。また、本実施形態においては重複する領域(抵抗領域)の面積や、各ヨーク間の距離の変化はほとんどない。したがって、レンズ保持枠307によって磁力線が変動しない。すなわち、レンズの位置による検出力の変化が小さく、安定した検出ができる。
更に本実施形態では、移動部材がレンズ保持枠を兼ねている。つまり中間部材を経ず、光軸方向のレンズ保持枠(移動部材)307の位置を検出することができる。したがって、構成をよりシンプルにでき、加えて検出精度をより高くすることができる。
すなわち、以上の構成により、精度の劣化と電力消費を更に少なくしつつ、シンプルな構成でレンズの位置検出が可能なレンズ装置を提供することができる。
(実施例4)
以下、図13〜26を参照して、本発明の第四の実施例による、レンズ装置について説明する。
本実施例のレンズ装置は、基本的には実施例1のレンズ装置と同様な構成を有する。しかし、移動部材が固定部材に対し光軸を中心に回転し、かつ光軸方向に移動し、レンズ保持枠を兼ねている構成が実施例1と異なる。本実施例において、実施例1と共通する機能を有する部分については、実施例1と同じ名称を付す。また、実施例1と同じ要素については実施例1と同じ符号を付している。
図13は固定部材とレンズ保持枠、固定ヨーク、磁石、対向ヨーク、回転角度センサを抜き出し示した斜視図である。図14(a)はその上面図である。
固定ヨーク(第一のヨーク)403と磁力線発生手段である磁石404は一体的に取り付けられており、基準枠である固定部材401に対し固定されている。磁気検出手段である回転角度センサ106は磁力線の方向を検出することができ、磁石404の前面に位置するように固定部材401に固定されている。
固定部材401の外周には不図示の雄ヘリコイドねじが設けられており、レンズ保持枠兼移動部材であるところのレンズ保持枠(移動部材)407の内周には不図示の雌ヘリコイドねじが設けられている。ねじの螺合により、レンズ保持枠(移動部材)407は固定部材401に対し光軸を中心に回転し、かつ光軸方向に駆動される。
レンズ保持枠(移動部材)407の光軸方向の一方の端面には、固定ヨーク403、磁石404に対し、回転角度センサ106を挟み対向する対向ヨーク405が固定されている。
図14(b)は図14(a)のF−F断面図である。固定ヨーク403と一体的に取り付けられた磁石404は光軸方向にN極、S極の二極を有しており、N極からS極に向けて発生する磁力線Φは回転角度センサ106を通過し、対向ヨーク405(第二のヨーク)から固定ヨーク403を通る。
図15(a)はフォーカシング時の無限端における上面図と拡大図、図15(b)はフォーカシング時の至近端における上面図と拡大図である。
固定ヨーク403と一体的に取り付けられた磁石404は光軸方向にN極、S極の二極を有しており、N極からS極に向けて発生する磁力線Φは回転角度センサ106を通過する。レンズ保持枠(移動部材)407の回転角度に応じて回転角度センサ106を通過する磁力線Φは回転し、回転角度センサ106から出力される電圧値でレンズ保持枠(移動部材)407の回転角度を絶対角度にて検出できる。これにより、レンズ保持枠(移動部材)407の光軸方向の位置を絶対値検出できる。
本実施形態においても、固定ヨーク403と対向ヨーク405と、これらの間にある磁石104と回転角度センサ106とが、直線上に並ぶ。言い換えれば、レンズ保持枠(移動部材)407と固定部材(基準枠)401との相対的な位置にかかわらず、これらの全てを通過する直線が少なくとも一つ存在する。
すなわち、以上の構成により、精度の劣化と電力消費を更に少なくしつつ、シンプルな構成でレンズの位置検出が可能なレンズ装置を提供することができる。また、ヨークを用いることで磁気回路を閉じ、周りへの磁束の漏れが少なく、また高い磁束が得られるため、より高精度な位置検出を行うことができる。
さらに本実施形態では、移動部材がレンズ保持枠を兼ねていて、駆動部の構成もヘリコイドねじであり、構成をよりシンプルにできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更、組合せが可能である。
例えば、上記各実施例では磁力線発生手段を磁石としたが、電磁石等の磁力線発生手段であってもよい。また、上記各実施例ではレンズ保持枠の駆動方向を光軸方向としていたが、この方向に限らず他方向、例えば光軸に直交する方向への駆動に対して適応可能であることは言うまでもなく、シフト駆動等にも適用可能である。
また、上記各実施例では、撮像素子を含むカメラに被写体からの光を導く撮影用レンズ装置や、交換レンズ装置について説明した。しかしこのような撮像装置以外でも、本発明は適用することができる。
例えば、光源からの光を表示素子に導き、また表示素子からの光をレンズ装置に導く光学系を含む、液晶プロジェクタ(投射型表示装置)においても適用可能である。このような液晶プロジェクタに用いられる場合には、前述の表示素子(液晶素子)からの画像光をスクリーン等に投影する投影光学系として、本実施例のレンズ装置が用いられることが望ましい。
また例えばそれぞれ左右一対の、観察物からの観察光を導く対物光学系、正立プリズムやミラー等の正立光学系、これらからの光をユーザーの眼に導く接眼光学系を備える双眼鏡等の他の光学観察装置にも適用することができる。このような光学観察装置に用いられる場合には、AF機能を搭載する対物光学系として、本実施例のレンズ装置が用いられることが望ましい。
101、201、301、401 固定部材(基準枠)
102、202 移動部材(被移動検出部材)
103、203、303、403 固定ヨーク(第一のヨーク)
104、204、304、404 磁石(磁力線発生手段)
105、205、305、405 対向ヨーク(第二のヨーク)
106 回転角度センサ
107 レンズ保持枠
307、407 レンズ保持枠(移動部材)

Claims (13)

  1. 磁力線発生手段と、検出手段と、第一のヨークと、を有する基準枠と、
    前記磁力線発生手段および前記検出手段を挟んで前記第一のヨークに対向し、前記第一のヨークとともに前記磁力線発生手段の周囲で閉磁路を構成する第二のヨークを有し、前記基準枠に対して相対移動する移動部材と、
    レンズを保持し、前記移動部材の移動に連動するレンズ保持枠と、
    を有し、
    前記検出手段は、前記移動部材の前記基準枠に対する相対的な位置に応じて変化する磁力線の方向を検出することで前記レンズの位置を検出する
    ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記移動部材と前記基準枠との相対的な位置にかかわらず、前記磁力線発生手段、前記検出手段、前記第一のヨーク、及び前記第二のヨークのすべてを通過する直線が少なくとも1つ存在することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記移動部材の前記基準枠に対する相対移動の範囲内において、前記第一、二のヨークが、前記磁力線発生手段と前記検出手段が並ぶ方向から見て、互いに少なくとも一部が重複している
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  4. 前記移動部材は、前記基準枠に対して相対回転が可能な、円筒形状を有する部材であって、
    前記第一のヨークは開口側が前記移動部材の径方向の外側を向いた溝形状を有しており、
    前記第二のヨークの形状は前記移動部材の内側の面に沿って延設され、前記移動部材の径方向から前記第一のヨークの開口側をみた場合に前記第一、二のヨークの重複する領域が前記相対回転に伴って光軸方向に変化する形状である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  5. 前記第二のヨークの形状は、前記移動部材の内側の面に沿って設けられる光軸を中心としたらせん状の形状である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  6. 前記移動部材は、前記基準枠に対して相対回転が可能な、円筒形状を有する部材であって、
    前記第一のヨークは開口側が前記移動部材の軸方向を向いた溝形状を有しており、
    前記第二のヨークは前記移動部材の軸方向の面に延設され、前記移動部材の軸方向から前記第一のヨークの開口側をみた場合に前記第一、二のヨークの重複する領域が前記相対回転に伴って径方向に変化する形状である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  7. 前記移動部材は、側面に孔を有する前記基準枠に対して相対並進でき、
    前記第一のヨークは開口側が前記レンズの周方向を向いた溝形状であって、前記孔から前記レンズの径方向に延出した形状を有しており、
    前記第二のヨークは前記移動部材の側面において光軸方向に延設され、前記移動部材の周方向から前記第一のヨークの開口側をみた場合に前記第一、二のヨークの重複する領域が前記相対並進に伴って光軸方向に変化する形状である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  8. 前記移動部材が前記レンズ保持枠に一体的に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  9. 前記レンズ保持枠の移動の方向が前記レンズの光軸方向であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  10. 前記レンズ保持枠の移動の方向が前記レンズの光軸に直交する方向であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  11. 撮像素子を含むカメラ本体と、
    前記撮像素子に被写体からの光を導く、請求項1乃至10いずれか1項に記載のレンズ装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    光源と、
    表示素子と、
    前記光源からの光を前記表示素子に導くとともに、前記表示素子からの光を前記レンズ装置に導く光学系と、を有する、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  13. 観察物からの光を導く左右一対の請求項1乃至10のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    左右一対の正立光学系と、
    前記レンズ装置及び前記正立光学系からの光を眼に導く左右一対の接眼光学系と、を有する
    ことを特徴とする光学観察装置。
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