JP2018188047A - 車載表示装置及び車載表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示部に表示された画像が見やすく、かつ、表示部の表示に異常が生じた場合には、ミラーにより車両後方を確認可能とする。【解決手段】 一実施形態に係る車載表示装置は、筐体と、前記筐体の一方側に取り付けられた表示部と、前記筐体の他方側に取り付けられたミラーと、前記表示部による表示の異常を検知する異常検知部と、前記異常が検知された場合、前記表示部及びミラーの位置を入れ替えるミラー制御部と、を備える。【選択図】 図3
Description
本発明は、車載表示装置及び車載表示システムに関する。
近年、バックミラーの代わりに、車載カメラにより撮影した車両後方の画像を表示する表示装置(いわゆる電子ミラー)を、車両に搭載することが提案されている。電子ミラーを搭載した車両では、電子ミラーの表示部(液晶パネルなど)が故障した場合、運転者が車両の後方を確認できなくなるおそれがある。そこで、従来、表示部の表面にハーフミラーを備えた電子ミラーが提案されている。この電子ミラーによれば、表示部が故障した場合であっても、運転者はハーフミラーにより車両の後方を確認することができる。
しかしながら、上記従来の電子ミラーでは、ハーフミラーの透過率の低さや、ハーフミラー及び表示装置により形成される二重像により、表示部に表示された画像が見えにくいという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、表示部に表示された画像が見やすく、かつ、表示部の表示に異常が生じた場合には、ミラーにより車両後方を確認可能とすることを目的とする。
一実施形態に係る車載表示装置は、筐体と、前記筐体の一方側に取り付けられた表示部と、前記筐体の他方側に取り付けられたミラーと、前記表示部による表示の異常を検知する異常検知部と、前記異常が検知された場合、前記表示部及びミラーの位置を入れ替えるミラー制御部と、を備える。
本発明の各実施形態によれば、表示部に表示された画像が見やすく、かつ、表示部の表示に異常が生じた場合には、ミラーにより車両後方を確認できる。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る車載表示システム100について、図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係る車載表示システム100は、車両に搭載される表示システムであり、運転者が車両の後方を確認するために利用される。
第1実施形態に係る車載表示システム100について、図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係る車載表示システム100は、車両に搭載される表示システムであり、運転者が車両の後方を確認するために利用される。
まず、車載表示システム100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る車載表示システム100の一例を示す図である。図1において、左方が車両の前方であり、右方が車両の後方である。また、図1における実線矢印は、主な信号の流れを示す。図1の車載表示システム100は、車載表示装置1と、車載カメラ2と、カメラ制御部3と、を備える。車載表示装置1、車載カメラ2、及びカメラ制御部3は、CAN(Controller Area Network)などのネットワークを介して、相互に接続される。
車載表示装置1は、いわゆる電子ミラーであり、車載カメラ2により撮影された車両の後方の画像(以下「車両後方画像」という。)を表示する表示装置である。車載表示装置1は、車両の前方部分における、運転者が視認可能な位置に設置される。本実施形態に係る車載表示装置1は、バックミラーの代わりに、車両の天井に取り付けられる。車載表示装置1について、詳しくは後述する。
車載カメラ2は、車両の後方を撮影するカメラであり、車両の後方部分に設置される。車載カメラ2は、撮影した画像に応じた画像信号を出力する。車載カメラ2が出力した画像信号は、カメラ制御部3に入力される。なお、車載表示システム100は、車両の左方及び右方を撮影する車載カメラ2を含んでもよい。
カメラ制御部3は、車載カメラ2を制御する制御装置である。カメラ制御部3は、例えば、車両(車体)に搭載されたECU(Electronic Control Unit)であるが、これに限られない。カメラ制御部3は、車載カメラ2による撮影の制御や、車載カメラ2からの画像信号の転送を行う。具体的には、カメラ制御部3は、車載カメラ2から受信した画像信号を、車載表示装置1に送信する。車載表示装置1は、カメラ制御部3により転送された車載カメラ2からの画像信号に応じた画像を表示する。
次に、本実施形態に係る車載表示装置1について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る車載表示装置1の一例を示す外観斜視図である。図1の車載表示装置1は、筐体11と、表示部12と、ミラー13と、取付部14と、を備える。
筐体11は、車載表示装置1の本体である。筐体11は、一方側(図2の手前側)に表示部12を取り付けられ、他方側(図2の奥側)にミラー13を取り付けられる。筐体11は、一方側及び他方側に広い面を有する薄いケースであってもよいし、一方側及び他方側が開口した枠体であってもよい。筐体11の内部構成については後述する。
表示部12は、車載カメラ2からの画像信号に応じた画像を表示する表示パネルである。表示部12は、筐体11の一方側に、筐体11の一方側の全面を覆うように取り付けられる。表示部12は、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルなどであるが、これに限られない。車載表示装置1は、表示部12の表示面が運転者から見えるように、すなわち、筐体11の一方側が車両後方側(運転者側)を向くように、車両に取り付けられる。車載表示装置1における車両後方側の位置は、後述する第1位置及び第3位置に相当する。
ミラー13は、筐体11の他方側に、筐体11の他方側の全面を覆うように取り付けられる。図2の例では、ミラー13は、その鏡面が車両前方側(運転者と反対側)を向くように筐体11に取り付けられる。車載表示装置1における車両前方側の位置は、後述する第2位置に相当する。
取付部14は、車載表示装置1を車両に取り付けるための部材である。取付部14は、その一端をネジなどにより車両の天井に取り付けられる。また、取付部14は、その他端を筐体11に対して回転可能に取り付けられる。言い換えると、筐体11は、取付部14の他端に回転可能に取り付けられる。なお、取付部14は、ボールジョイントなどの1つ以上の可動継手を備えるのが好ましい。これにより、運転者は、車両に取り付けられた車載表示装置1の表示部12及びミラー13の角度を、所望の角度に調整することができる。
次に、筐体11の内部構成について説明する。図3は、筐体11の内部構成の一例を示す図である。図3の筐体11は、その内部に、画像処理部15と、故障検知センサ16と、異常検知部17と、ミラー制御部18と、を備える。これらの各構成は、信号線を介して相互に接続される。なお、図3における実線矢印は、主な信号の流れを示す。
画像処理部15は、カメラ制御部3を介して入力された車載カメラ2からの画像信号に対して所定の画像処理を実行し、表示部12に当該画像信号に応じた画像を表示させるための制御信号を出力する回路である。画像処理部15は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などであるが、これに限られない。
画像処理部15が実行する画像処理には、歪みの修正、コントラストの調整、表示する画像に対応する画像信号の抽出などの処理が含まれる。また、車載表示システム100に複数の車載カメラ2が含まれる場合、画像処理部15は、複数の車載カメラ2からの画像信号に応じた画像を合成する処理を実行してもよい。
画像処理部15は、カメラ制御部3と有線又は無線で接続される。画像処理部15及びカメラ制御部3が有線で接続される場合、接続のための信号線が、取付部14の内部に配線される。画像処理部15及びカメラ制御部3が無線で接続される場合、画像処理部15及びカメラ制御部3には、画像信号を無線で送受信するための無線通信部が設けられる。
また、画像処理部15は、表示部12と有線で接続される。画像処理部15が出力した制御信号は、表示部12に入力される。表示部12は、画像処理部15から受信した制御信号に応じた車両後方画像を表示する。
故障検知センサ16は、表示部12の故障を検知するセンサである。故障検知センサ16は、例えば、表示部12に表示された画像の明度を検知する明度センサや色を検知するカラーセンサであるが、これに限られない。故障検知センサ16は、検知結果(センサデータ)を出力する。故障検知センサ16が出力した検知結果は、異常検知部17に入力される。
異常検知部17は、表示部12による表示の異常を検知する回路(例えば、ECU)であり、検知結果を出力する。異常検知部17が出力した検知結果は、ミラー制御部18に入力される。異常検知部17が検知する異常には、表示部12の故障及び画像信号の入力異常が含まれる。画像信号の入力異常には、画像信号が入力されないこと、及び正常でない画像信号が入力されることが含まれる。画像信号の入力異常の原因として、車載カメラ2やカメラ制御部3の故障、信号線の断線、電磁波による画像信号へのノイズの重畳などが考えられる。
異常検知部17は、故障検知センサ16から入力された検知信号に基づいて、表示部12の故障を検知する。異常検知部17は、例えば、故障検知センサ16により検知された明度や色が、所定の明度や色でない場合に、表示部12が故障したと判定する。所定の明度や色は、予め設定されていてもよいし、画像処理部15から入力された制御信号に基づいて算出されてもよい。
また、異常検知部17は、画像処理部15から入力された画像信号及び制御信号の少なくとも一方に基づいて、画像信号の入力異常を検知する。異常検知部17は、画像信号が入力されていない場合や、正常でない画像信号が入力されている場合に、入力異常と判定する。
なお、異常検知部17による異常の検知方法は、上記の例に限られない。例えば、異常検知部17は、表示部12の故障を通知する故障信号を、表示部12から直接入力されてもよい。
ミラー制御部18は、異常検知部17により異常が検知された場合に、車両に取り付けられ車載表示装置1のミラー13の位置を制御する回路である。ミラー制御部18は、ミラー13を移動させるためのモータや、当該モータを制御する制御回路(例えば、ECU)などを備える。
ここで、図4は、図2の車載表示装置1の動作の一例を示す図である。図4に示すように、ミラー制御部18は、異常検知部17により異常が検知された場合、取付部14を軸として筐体11を水平方向に反転(180度回転)させる。これにより、表示部12及びミラー13の全体が反転し、表示部12及びミラー13の位置が入れ替わる。すなわち、車両前方側に位置していたミラー13が車両後方側に移動し、車両後方側に位置していた表示部12が車両前方側に移動する。これにより、運転者は、ミラー13により車両の後方を確認可能となる。
次に、車載表示システム100の動作について説明する。図5は、車両の走行中における車載表示システム100の動作の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートの開始時点で、車載表示装置1は、表示部12が車両後方側を向くように車両に取り付けられているものとする。
図5に示すように、車両の走行中、車載カメラ2は、車両の後方を撮影し、画像信号を出力する(ステップS101)。車載カメラ2が画像信号を出力すると、カメラ制御部3が、当該画像信号を車載表示装置1の画像処理部15に転送する(ステップS102)。画像処理部15は、画像信号を入力されると、当該画像信号を画像処理し、制御信号を出力する(ステップS103)。表示部12は、画像処理部15から制御信号を入力されると、当該制御信号に応じた車両後方画像を表示する(ステップS104)。その後、異常検知部17が表示部12による表示の異常を検知しない場合(ステップS105のNO)、処理はステップS101に戻る。このように、本実施形態によれば、車両の走行中、異常検知部17が表示部12による表示の異常を検知しない間、すなわち、車両後方画像が表示部12に正常に表示されている間、表示部12が車両後方側に向けられる。したがって、運転者は、表示部12により車両の後方を確認しながら、車両を運転できる。
一方、異常検知部17が表示部12による表示の異常を検知した場合(ステップS105のYES)、ミラー制御部18は、表示部12及びミラー13の全体を反転させ、表示部12及びミラー13の位置を入れ替える(ステップS106)。これにより、ミラー13が車両後方側に向けられる。このように、本実施形態によれば、車両の走行中、異常検知部17が表示部12による表示の異常を検知した場合、ミラー13が車両後方側に向けられる。したがって、運転者は、ミラー13により車両の後方を確認しながら、車両を運転できる。なお、表示部12は、ミラー13と位置を入れ替えられたのち、車両後方画像の表示を終了するのが好ましい。これにより、表示部12による電力消費を抑制できる。
以上説明した通り、本実施形態によれば、表示部12の表面にはハーフミラーが設けられない。したがって、従来の車載表示装置(電子ミラー)に比べて、ハーフミラーの透過率の低さや二重像に起因した、表示部12の画像の見やすさの低下を抑制できる。すなわち、表示部12に表示された画像を見やすくすることができる。
また、本実施形態によれば、表示部12による表示に異常が生じた場合、運転者は、ミラー13により車両の後方を確認できる。したがって、表示部12による表示に異常が生じた場合であっても、運転者は、車両を安全に運転できる。
また、本実施形態によれば、車載カメラ2及びカメラ制御部3を備える車両に、車載表示装置1を設置するだけで車載表示システム100を構成できる。すなわち、車両に対して新たな機構を追加することなく、車載表示システム100を構成できる。
また、本実施形態によれば、従来活用されていないバックミラーの裏側に相当する部分を有効に活用することができる。
図6は、図2の車載表示装置1の第1の変形例を示す図である。図6の車載表示装置1は、枠体19と、軸部20と、を更に備える。他の構成は、図2と同様である。枠体19は、軸部20を介して筐体11を保持する部材であり、取付部14の他端と、軸部20と、を固定される。軸部20は、水平方向に延びた筐体11の回転軸であり、端部を枠体19に固定される。第1の変形例では、筐体11は、軸部20に対して回転可能に取り付けられる。ミラー制御部18は、異常検知部17により異常が検知された場合、軸部20を軸として筐体11を前後方向に反転させる。これにより、表示部12及びミラー13の全体が反転し、表示部12及びミラー13の位置が入れ替わる。すなわち、車両前方側に位置していたミラー13が車両後方側に移動し、車両後方側に位置していた表示部12が車両前方側に移動する。
図7は、図2の車載表示装置1の第2の変形例を示す図である。図7の車載表示装置1は、枠体19と、軸部20と、を更に備える。他の構成は、図2と同様である。枠体19は、軸部20を介して筐体11を保持する部材であり、取付部14の他端と、軸部20と、を固定される。軸部20は、水平方向に延びた筐体11の回転軸であり、端部を枠体19に固定される。第2の変形例では、筐体11は、軸部20に固定され、ミラー13は、軸部20に対して回転可能に取り付けられる。ミラー制御部18は、異常検知部17により異常が検知された場合、軸部20を軸としてミラー13を前後方向に回転(360度)させる。これにより、ミラー13が表示部12上に移動し、表示部12及びミラー13の位置が入れ替わる。すなわち、車両前方側に位置していたミラー13が表示部12より車両後方側に移動する。なお、図7の例では、ミラー13は、360度回転されるため、その鏡面が車両後方側を向くように筐体11に取り付けられる。
第1の変形例及び第2の変形例であっても、表示部12に表示された画像を見やすくし、かつ、表示部12による表示に異常が生じた場合、運転者は、ミラー13により車両の後方を確認できる。
なお、本実施形態において、ミラー13は、表示部12の電源がオフの場合(例えば、エンジンオフ時など)に、表示部12と位置を入れ替えられてもよい。これにより、表示部12がオフの場合であっても、運転者はミラー13により車両の後方を確認できる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る車載表示システムについて、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る車載表示システム100の一例を示す図である。図8において、左方が車両の前方であり、右方が車両の後方である。図8の車載表示システム100は、車載表示装置1と、車載カメラ2と、カメラ制御部3と、ミラー13と、ミラー制御部18と、を備える。車載表示装置1、車載カメラ2、カメラ制御部3、及びミラー制御部18は、CANなどのネットワークを介して、相互に接続される。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態に係る車載表示システムについて、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る車載表示システム100の一例を示す図である。図8において、左方が車両の前方であり、右方が車両の後方である。図8の車載表示システム100は、車載表示装置1と、車載カメラ2と、カメラ制御部3と、ミラー13と、ミラー制御部18と、を備える。車載表示装置1、車載カメラ2、カメラ制御部3、及びミラー制御部18は、CANなどのネットワークを介して、相互に接続される。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
車載表示装置1は、筐体11と、表示部12と、画像処理部15と、故障検知センサ16と、異常検知部17と、取付部21と、を備え、ミラー13、取付部14、及びミラー制御部18を備えない。すなわち、本実施形態では、表示部12及びミラー13がそれぞれ別体として車両に搭載される。また、車載表示装置1は、車両の前方部分における、運転者が視認可能な第1位置に設置される。第1位置は、図8の例のように、インストルメントパネル上の任意の位置であってもよいし、車両の天井(図8におけるミラー13の位置)であってもよい。
ミラー13は、第2位置と第3位置との間を移動可能なように車両の天井に取り付けられる。第2位置は、ミラー13が収納される収納位置である。ミラー13は、表示部12による表示が正常な間、第2位置に収納される。第3位置は、ミラー13が利用される、運転者が視認可能な位置(図8のミラー13の位置)である。第3位置は、バックミラーの取付位置に相当する。ミラー13は、表示部12による表示に異常が検知された場合、第3位置に移動される。
取付部21は、車両の天井にミラー13を取り付けるための部材である。取付部21は、一端にミラー13を取り付けられ、他端を車両の天井に取り付けられる。取付部21は、ボールジョイントなどの1つ以上の可動継手を備えるのが好ましい。これにより、運転者は、車両に取り付けられたミラー13の角度を、所望の角度に調整することができる。また、取付部21の他端には、ミラー13及び取付部21を移動させるための駆動機構が設けられていてもよい。
図9は、本実施形態におけるミラー13及び取付部21の一例を示す図である。図9の例では、第2位置に位置するミラー13は点線で、第3位置に位置するミラー13は実線で示されている。
図9(A)の例では、ミラー13は、表示部12による表示が正常な間、天井の下面(第2位置)に収納され、表示部12による表示に異常が検知されると、第3位置に移動される。取付部21は、他端を軸として回転可能なように、他端を天井に取り付けられる。取付部21を所定の角度だけ車両の前後方向に回転させることにより、ミラー13が第2位置から第3位置に移動する。
図9(B)の例では、ミラー13は、表示部12による表示が正常な間、取付部21とともに天井の内部(第2位置)に収納され、表示部12による表示に異常が検知されると、第3位置に移動される。取付部21は、ミラー13を天井の内部から第3位置に移動した際に、他端が天井に固定されるように構成される。取付部21を第2位置に対応する位置から第3位置に対応する位置まで移動させることにより、ミラー13が第2位置から第3位置に移動する。なお、図9(B)の例のように、第2位置は、運転者から視認不能な位置(天井内部など)であるのが好ましい。これにより、ミラー13を利用しない間(表示部12による表示が正常な間)、ミラー13が運転者から見えなくなるため、車内の美観を向上させることができる。
ミラー制御部18は、異常検知部17により異常が検知された場合に、車両に取り付けられ車載表示装置1のミラー13の位置を制御する回路である。ミラー制御部18は、ミラー13及び取付部21を移動させるためのモータや、当該モータを制御する制御回路などを備える。
なお、車載表示システム100の動作は、異常検知部17により異常が検知された場合における、ミラー13の移動方法を除き、第1実施形態と同様である。具体的には、異常検知部17により異常が検知された場合、第1実施形態では、車載表示装置1が備える表示部12及びミラー13の位置が入れ替えられたのに対して、本実施形態では、ミラー13が第2位置から第3位置に移動され、表示部12は移動されない。
以上説明した通り、本実施形態によれば、表示部12の表面にはハーフミラーが設けられない。したがって、従来の車載表示装置(電子ミラー)に比べて、ハーフミラーの透過率の低さや二重像に起因した、表示部12の画像の見やすさの低下を抑制できる。すなわち、表示部12に表示された画像を見やすくすることができる。
また、本実施形態によれば、表示部12による表示に異常が生じた場合、運転者は、第3位置に移動されたミラー13により車両の後方を確認できる。したがって、表示部12による表示に異常が生じた場合であっても、運転者は、車両を安全に運転できる。
なお、本実施形態において、ミラー13は、表示部12の電源がオフの場合(例えば、エンジンオフ時など)に、第3位置に移動されてもよい。これにより、表示部12がオフの場合であっても、運転者はミラー13により車両の後方を確認できる。
また、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:車載表示装置
2:車載カメラ
3:カメラ制御部
11:筐体
12:表示部
13:ミラー
14:取付部
15:画像処理部
16:故障検知センサ
17:異常検知部
18:ミラー制御部
19:枠体
20:軸部
21:取付部
100:車載表示システム
2:車載カメラ
3:カメラ制御部
11:筐体
12:表示部
13:ミラー
14:取付部
15:画像処理部
16:故障検知センサ
17:異常検知部
18:ミラー制御部
19:枠体
20:軸部
21:取付部
100:車載表示システム
Claims (6)
- 筐体と、
前記筐体の一方側に取り付けられた表示部と、
前記筐体の他方側に取り付けられたミラーと、
前記表示部による表示の異常を検知する異常検知部と、
前記異常が検知された場合、前記表示部及びミラーの位置を入れ替えるミラー制御部と、
を備える車載表示装置。 - 前記ミラー制御部は、前記異常が検知された場合、前記表示部及び前記ミラーの全体を反転させる
請求項1に記載の車載表示装置。 - 前記ミラー制御部は、前記異常が検知された場合、前記ミラーを前記表示部上に移動させる
請求項1に記載の車載表示装置。 - 前記異常は、前記表示部の故障及び前記表示部への画像信号の入力異常の少なくとも一方を含む
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車載表示装置。 - 車載カメラと、
前記車載カメラからの画像信号に応じた画像を表示する、運転者から視認可能な第1位置に設けられた表示部と、
第2位置に設けられたミラーと、
前記表示部による表示の異常を検知する異常検知部と、
前記異常が検知された場合、前記ミラーを前記運転者から視認可能な第3位置に移動させるミラー制御部と、
を備える車載表示システム。 - 前記第2位置は、前記運転者から視認不能な位置である
請求項5に記載の車載表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2017093721A JP2018188047A (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 車載表示装置及び車載表示システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022157942A (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-14 | いすゞ自動車株式会社 | 電子ミラーシステム |
JP2022157940A (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-14 | いすゞ自動車株式会社 | 電子ミラーシステム |
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- 2017-05-10 JP JP2017093721A patent/JP2018188047A/ja active Pending
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JP2022157940A (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-14 | いすゞ自動車株式会社 | 電子ミラーシステム |
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