JP2018187352A - 生体センサ用積層体および生体センサ用積層体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続部とプローブとの接続信頼性の向上を図ることができる生体センサ用積層体および生体センサ用積層体の製造方法を提供すること。
【解決手段】生体センサ用積層体1に、生体表面に貼付するための感圧接着層2と、感圧接着層2の上面に配置される基材3と、基材3に配置される配線層4と、感圧接着層2に配置されるプローブ5と、少なくとも感圧接着層2内を通過し、配線層4とプローブ5とを接続する接続部6とを備える。接続部6が備える第1接触部61を、プローブ5の外側面22に沿う形状に形成し、プローブ5の外側面22と接触させる。
【選択図】図3
【解決手段】生体センサ用積層体1に、生体表面に貼付するための感圧接着層2と、感圧接着層2の上面に配置される基材3と、基材3に配置される配線層4と、感圧接着層2に配置されるプローブ5と、少なくとも感圧接着層2内を通過し、配線層4とプローブ5とを接続する接続部6とを備える。接続部6が備える第1接触部61を、プローブ5の外側面22に沿う形状に形成し、プローブ5の外側面22と接触させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、生体センサ用積層体および生体センサ用積層体の製造方法に関する。
従来、人の皮膚などに貼付して生体信号を検出する生体センサが知られている。
例えば、データ取得用モジュールと、粘性を有するポリマー層と、ポリマー層上に配置される電極と、データ取得用モジュールおよび電極を接続する配線とを備える生体適合性ポリマー基板が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、そのような生体適合性ポリマー基板では、ポリマー層が人の皮膚に貼り付けられて、電極が生体信号、例えば心筋由来の電圧信号を検出し、データ取得用モジュールが心筋由来電圧信号を受信して記録する。
しかし、特許文献1に記載の生体適合性ポリマー基板では、配線が点接触により電極に接続されている。そのため、特許文献1に記載の生体適合性ポリマー基板では、配線と電極とを精度よくアライメントしないと、配線と電極との接続ができない場合があり、配線と電極との接続信頼性の向上を図るには限度がある。その結果、配線が、データ取得用モジュールと電極とを安定して電気的に接続できないおそれがある。
そこで、本発明は、接続部とプローブとの接続信頼性の向上を図ることができる生体センサ用積層体および生体センサ用積層体の製造方法を提供する。
本発明[1]は、生体表面に貼付するための感圧接着層と、前記感圧接着層の上面に配置される基材と、前記基材に配置される配線と、下面が露出するように前記感圧接着層に配置されるプローブと、少なくとも前記感圧接着層内を通過し、前記配線と前記プローブとを接続する接続部と、を備え、前記接続部は、前記プローブの全体周縁部の少なくとも一部に沿う形状を有し、前記プローブの周縁部と接触する第1接触部を備える、生体センサ用積層体を含んでいる。
このような構成によれば、接続部が有する第1接触部が、プローブの全体周縁部の少なくとも一部に沿う形状を有しているので、第1接触部をプローブの全体周縁部の少なくとも一部と連続して接触させることができる。そのため、第1接触部とプローブの周縁部とを安定して接触させることができ、接続部とプローブとの接続信頼性の向上を図ることができる。その結果、接続部が、配線とプローブとを確実に接続することができる。
本発明[2]は、前記プローブは、薄層形状を有している、上記[1]に記載の生体センサ用積層体を含んでいる。
このような構成によれば、プローブが薄層形状を有しているので、生体センサ用積層体を生体表面に貼付したときに、ユーザの装着感の低減を図ることができる。
本発明[3]は、前記第1接触部は、前記プローブの全体周縁部に沿う無端形状を有する、上記[1]または[2]に記載の生体センサ用積層体を含んでいる。
このような構成によれば、第1接触部が、プローブの全体周縁部に沿う無端形状を有しているので、第1接触部をプローブの全体周縁部と連続して接触させることができる。そのため、接続部とプローブとの接続信頼性のさらなる向上を図ることができる。
本発明[4]は、前記第1接触部は、前記プローブを囲んでいる、上記[3]に記載の生体センサ用積層体を含んでいる。
このような構成によれば、第1接触部がプローブを囲んでいるので、接続部とプローブとのアライメント精度の向上を図ることができ、接続部とプローブとの接続信頼性のさらなる向上を図ることができる。
本発明[5]は、前記接続部は、前記第1接触部と同一形状または相似形状を有し、前記第1接触部と上下方向において対向配置され、前記配線と接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部とを連結する連結部と、を備える、上記[1]〜[4]のいずれか一項に記載の生体センサ用積層体を含んでいる。
このような構成によれば、接続部が有する第2接触部が、第1接触部と同一形状または相似形状を有し、第1接触部と上下方向において対向配置されているので、第2接触部のいずれかの部分において配線と接触させることができる。そのため、第2接触部と配線とを安定して接触させることができ、接続部と配線との接続信頼性の向上を図ることができる。
本発明[6]は、前記連結部は、前記第1接触部の周方向全体において、前記第1接触部と前記第2接触部とを連結する、上記[5]に記載の生体センサ用積層体を含んでいる。
このような構成によれば、連結部が、第1接触部の周方向全体において、第1接触部と第2接触部とを連結するので、連結部のいずれかの部分において断線が生じても、連結部の他の部分において第1接触部と第2接触部とを確実に接続することができる。そのため、接続部は、配線とプローブとをより一層確実に接続することができる。
本発明[7]は、生体表面に貼付するための感圧接着層と、前記感圧接着層の上面に配置される基材と、前記基材に配置される配線とを備える積層体を準備する工程と、薄層状のプローブを備え、前記プローブの周縁部が露出するように前記プローブを支持するプローブ支持体を準備する工程と、前記積層体を厚み方向に貫通する貫通口であって、前記プローブ支持体が前記貫通口内に配置されたときに、前記貫通口の内面と前記プローブ支持体の周面との間に前記配線および前記プローブの周縁部が臨む隙間が形成されるサイズを有する貫通口を形成する工程と、前記プローブが前記基材に対して下方に位置し、前記隙間が形成されるように、前記貫通口内に前記プローブ支持体を配置する工程と、前記隙間に、前記配線と前記プローブとを接続する無端状の接続部を形成する工程と、を備える、生体センサ用積層体の製造方法を含んでいる。
このような方法によれば、感圧接着層、基材および配線を備える積層体と、薄層状のプローブの周縁部が露出するようにプローブを支持するプローブ支持体とを準備した後、積層体に上記のサイズを有する貫通口を形成し、次いで、貫通口の内面とプローブ支持体の周面との間に配線およびプローブの周縁部が臨む隙間が形成されるように、貫通口内にプローブ支持体を配置し、その後、その隙間に配線とプローブとを接続する無端状の接続部を形成する。
このように形成される接続部は、プローブの全体周縁部に沿う無端形状を有し、プローブの周縁部と接触する第1接触部と、第1接触部と同一形状または相似形状を有し、配線と接触する第2接触部と、第1接触部および第2接触部を連結する連結部とを備える。
そのため、上記の方法によれば、簡易な方法でありながら、接続部とプローブおよび配線との接続信頼性の向上を図ることができ、接続部が配線とプローブとを確実に接続できる生体センサ用積層体を、円滑に製造することができる。
本発明[8]は、前記プローブ支持体は、前記プローブが配置される感圧接着層と、前記感圧接着層の上面に配置される基材とを備える、上記[7]に記載の生体センサ用積層体の製造方法を含んでいる。
このような方法によれば、プローブ支持体が感圧接着層および基材を備え、プローブ支持体の層構成を、積層体の層構成と同じにすることができるので、プローブ支持体の可撓性を、積層体の可撓性と同様にすることができる。そのため、生体センサ用積層体において可撓性の異なる部分が生じることを抑制できる。
その結果、ユーザの装着感の低減を図ることができる生体センサ用積層体を製造することができる。
本発明の生体センサ用積層体は、接続部とプローブとの接続信頼性の向上を図ることができる。
本発明の生体センサ用積層体の製造方法は、接続部とプローブおよび配線との接続信頼性の向上を図ることができ、接続部が配線とプローブとを確実に接続することができる生体センサ用積層体を製造できる。
<一実施形態>
1.生体センサ用積層体の概略構成
本発明の生体センサ用積層体の一実施形態としての生体センサ用積層体1を、図1〜図6を参照して説明する。
1.生体センサ用積層体の概略構成
本発明の生体センサ用積層体の一実施形態としての生体センサ用積層体1を、図1〜図6を参照して説明する。
図1において、紙面左右方向は、生体センサ用積層体1の長手方向(第1方向)である。紙面右側は、長手方向一方側(第1方向一方側)であり、紙面左側は、長手方向他方側(第1方向他方側)である。
図1において、紙面上下方向は、生体センサ用積層体1の短手方向(長手方向に直交する方向、幅方向、第1方向に直交する第2方向)である。紙面上側は、短手方向一方側(幅方向一方側、第2方向一方側)であり、紙面下側は、短手方向他方側(幅方向他方側、第2方向他方側)である。
図1において、紙面紙厚方向は、生体センサ用積層体1の上下方向(厚み方向、第1方向および第2方向に直交する第3方向)である。紙面手前側は、上側(厚み方向一方側、第3方向一方側)であり、紙面奥側は、下側(厚み方向他方側、第3方向他方側)である。
方向は、各図面に記載の方向矢印に準拠する。
これらの方向の定義により、生体センサ用積層体1および貼付型心電計30(後述)の製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
図1〜図2に示すように、生体センサ用積層体1は、長手方向に延びる略平板形状を有する。生体センサ用積層体1は、生体表面に貼付するための感圧接着層2と、感圧接着層2の上面に配置される基材3と、基材3に配置される配線層4と、感圧接着層2に配置されるプローブ5と、配線層4とプローブ5とを接続する接続部6と、を備える。なお、図1では、便宜上、上下方向においてプローブ5と重なる感圧接着層2および基材3を省略している。
感圧接着層2は、生体センサ用積層体1の下面を形成する。感圧接着層2は、生体センサ用積層体1の下面を生体表面(皮膚33など)に対して貼付するために、生体センサ用積層体1の下面に感圧接着性を付与する層である。感圧接着層2は、生体センサ用積層体1の外形形状を形成している。感圧接着層2は、例えば、長手方向に延びる平板形状を有する。具体的には、感圧接着層2は、長手方向に延びる帯状を有し、長手方向中央部が短手方向両外側に向かって膨らむ形状を有してもよい。また、感圧接着層2において、長手方向中央部の短手方向両端縁は、長手方向中央部以外の短手方向両端縁に対して、短手方向両外側に位置する。
感圧接着層2は、接着上面8と、接着下面9とを有する。接着上面8は、平坦面である。接着下面9は、接着上面8の下側に間隔を隔てて対向配置されている。
また、感圧接着層2は、その長手方向両端部のそれぞれに、接着開口部11を有する。2つの接着開口部11のそれぞれは、平面視略リング形状を有する。接着開口部11は、感圧接着層2の厚み方向を貫通する。接着開口部11には、接続部6が充填される。
また、接着開口部11の内側における接着下面9は、プローブ5(後述)に対応する接着溝10を有する。接着溝10は、下側に向かって開放される。
感圧接着層2の材料としては、例えば、感圧接着性を有する材料であれば特に限定されず、好ましくは、生体適合性を有する材料が挙げられる。そのような材料として、アクリル系感圧接着剤、シリコーン系感圧接着剤などが挙げられ、好ましくは、アクリル系感圧接着剤が挙げられる。アクリル系感圧接着剤として、例えば、特開2003−342541号公報に記載のアクリルポリマーを主成分としたものなどが挙げられる。
感圧接着層2の厚みは、接着溝10以外の領域における接着上面8および接着下面9間の距離として、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上、例えば、100μm未満、好ましくは、50μm以下である。
感圧接着層2の平面視における寸法は、貼付型心電計30(後述)が貼付される皮膚33(後述)に応じて適宜設定される。感圧接着層2の長手方向の寸法は、例えば、30mm以上、好ましくは、50mm以上、例えば、1000mm以下、好ましくは、200mm以下である。感圧接着層2の短手方向の寸法は、例えば、5mm以上、好ましくは、10mm以上、例えば、300mm以下、好ましくは、100mm以下である。
感圧接着層2の面積は、例えば、150mm2以上、好ましくは、500mm2以上、例えば、300000mm2以下、好ましくは、20000mm2以下である。
基材3は、生体センサ用積層体1の上面を形成する。基材3は、感圧接着層2とともに生体センサ用積層体1の外形形状を形成している。基材3の平面視形状は、感圧接着層2の平面視形状と同一である。基材3は、感圧接着層2の上面全面(ただし、接続部6が設けられる領域を除く)に配置されている。基材3は、感圧接着層2を支持する支持層である。基材3は、長手方向に延びる平板形状を有する。
基材3は、基材下面12と、基材上面13を有する。基材下面12は、平坦面である。基材下面12は、感圧接着層2の接着上面8に接触(感圧接着)している。
基材上面13は、基材下面12の上側に間隔を隔てて対向配置されている。基材上面13は、配線層4に対応する基材溝14を有する。基材溝14は、平面視において、配線層4と同一のパターン形状を有する。基材溝14は、上側に向かって開放される。
また、基材3は、接着開口部11に対応する基材開口部15を有する。基材開口部15は、接着開口部11に厚み方向に連通する。基材開口部15は、接着開口部11と同一形状および同一寸法の平面視略リング形状を有する。
基材3の材料は、例えば、伸縮性を有する。また、基材3の材料は、例えば、絶縁層を有する。そのような材料として、例えば、樹脂が挙げられる。樹脂として、例えば、ポリウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。
基材3の材料として、より優れた伸縮性と透湿性とを確保する観点から、好ましくは、ポリウレタン系樹脂が挙げられる。
基材3の厚みは、基材溝14以外の領域における基材下面12および基材上面13間の距離として、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上、例えば、300μm以下、好ましくは、10μm以下である。
配線層4は、基材溝14に埋め込まれている。詳しくは、配線層4は、基材3の基材上面13から露出するように、基材3の上部に埋め込まれている。配線層4は、互いに間隔を隔てて配置される上面および下面と、それらの周端縁を連結する側面とを有する。下面の全部および側面の全部は、基材3に接触している。上面は、基材上面13(基材溝14を除く)から露出している。配線層4の上面は、基材上面13とともに、生体センサ用積層体1の上面を形成する。
配線層4は、接続部6と、電子部品31(後述)および電池32(後述)とを接続する配線パターンを有する。具体的には、配線層4は、第1配線パターン41と、第2配線パターン42とを独立して備える。
第1配線パターン41は、基材3における長手方向一方側に配置される。第1配線パターン41は、第1配線16Aと、それに連続する第1端子17Aおよび第2端子17Bとを備える。
第1配線パターン41は、平面視略T字形状を有する。詳しくは、第1配線パターン41の第1配線16Aは、基材3上に配置され、基材3の長手方向一端部(に位置する接続部6)から長手方向他方側に向かって延び、基材3の長手方向中央部で分岐して、短手方向両外側に向かって延びる。なお、第1配線16Aは、生体センサ用積層体1の伸縮性の向上のために、波形状とすることもできる。
第1端子17Aおよび第2端子17Bのそれぞれは、基材3の長手方向中央部における短手方向両端部のそれぞれに配置されている。第1端子17Aおよび第2端子17Bのそれぞれは、平面視略矩形状(ランド形状)を有する。第1端子17Aおよび第2端子17Bのそれぞれは、基材3の長手方向中央部において短手方向両外側に延びる第1配線16Aの両端部のそれぞれに連続する。
第2配線パターン42は、第1配線パターン41の長手方向他方側に間隔を隔てて設けられる。第2配線パターン42は、第2配線16Bと、それに連続する第3端子17Cおよび第4端子17Dとを備える。
第2配線パターン42は、平面視略T字形状を有する。詳しくは、第2配線パターン42の第2配線16Bは、基材3上に配置され、基材3の長手方向他端部(に位置する接続部6)から長手方向一方側に向かって延び、基材3の長手方向中央部で分岐して、短手方向両外側に向かって延びる。なお、第2配線16Bは、生体センサ用積層体1の伸縮性の向上のために、波形状とすることもできる。
第3端子17Cおよび第4端子17Dのそれぞれは、基材3の長手方向中央部における短手方向両端部のそれぞれに配置されている。第3端子17Cおよび第4端子17Dのそれぞれは、平面視略矩形状(ランド形状)を有する。第3端子17Cおよび第4端子17Dのそれぞれは、基材3の長手方向中央部において短手方向両外側に延びる第2配線16Bの両端部のそれぞれに連続する。
配線層4の材料として、例えば、銅、ニッケル、金、それらの合金などの導体が挙げられ、好ましくは、銅が挙げられる。
配線層4の厚みは、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上、例えば、100μm以下、好ましくは、10μm以下である。
プローブ5は、感圧接着層2が生体表面に貼付されたときに、生体表面に接触して、生体からの電気信号や、温度、振動、汗、代謝物などをセンシングする電極である。本実施形態では、プローブ5は、薄層形状を有しており、接着開口部11の内側において、プローブ下面20が露出するように、感圧接着層2の接着溝10に埋め込まれている。つまり、プローブ5は、接着開口部11の内側において、感圧接着層2の下端部に埋め込まれている。プローブ5は、格子形状を有しており、線状形状の桟が網状に配置される桟部53と、桟部53に区画される複数の穴52とを備える。複数の穴52は、互いに間隔を空けて配置され、各穴52には、感圧接着層2が充填されている。
プローブ5は、プローブ下面20と、プローブ下面20の上側に間隔を隔てて対向配置されるプローブ上面21と、プローブ下面20およびプローブ上面21の周端縁を連結する側面とを有する。
プローブ下面20は、桟部53の下面であり、感圧接着層2の接着下面9から露出する。プローブ下面20は、接着下面9と面一である。プローブ下面20は、接着下面9とともに、生体センサ用積層体1の下面を形成している。プローブ上面21は、桟部53の上面である。プローブ上面21および側面は、感圧接着層2に埋め込まれて被覆されている。
図3Aに示すように、プローブ5の側面のうち、最外側に位置する面は、プローブ5の周縁部の一例としての外側面22である。外側面22は、桟部53の周端面であり、平面視において、外側面22を通過する仮想円を形成する。外側面22は、プローブ5の周方向に互いに間隔を空けて複数配置される。
プローブ5の材料として、配線層4で例示した材料(具体的には、導体)が挙げられる。
プローブ5の外形寸法は、外側面22を通過する仮想円が、接着開口部11を区画する内周面と平面視で重複するように、設定されている。
プローブ5の厚みは、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上、例えば、100μm未満、好ましくは、10μm以下である。
図2に示すように、接続部6は、少なくとも感圧接着層2内を通過して、配線層4とプローブ5とを接続する。本実施形態では、接続部6は、基材3および感圧接着層2を厚み方向(上下方向)に貫通(通過)しており、配線層4とプローブ5とを電気的に接続する。接続部6は、後で詳述するが、基材開口部15および接着開口部11に対応して設けられており、それらと同一形状を有する。接続部6は、基材開口部15および接着開口部11に充填されている。
接続部6は、接着開口部11の外側の感圧接着層2と、接着開口部11の内側の感圧接着層2とに感圧接着している。また、接続部6は、基材開口部15の外側の基材3と、基材開口部15の内側の基材3とに接触している。また、接続部6の内側面は、プローブ5の外側面22と接触している。
図1に示すように、接続部6は、長手方向に間隔を空けて2つ設けられている。2つの接続部6のうち、長手方向一方側に位置する接続部6は、その上端部において、長手方向一方側に位置する第1配線16Aの長手方向一端縁に連続する。長手方向他方側に位置する接続部6は、その上端部において、長手方向他方側に位置する第2配線16Bの長手方向他端縁に連続する。これにより、接続部6は、配線層4とプローブ5とを電気的に接続する。
接続部6の材料として、例えば、金属、導電性樹脂(導電性高分子を含む)などが挙げられ、好ましくは、導電性樹脂などが挙げられる。
接続部6の厚み(上下方向長さ)は、基材3および感圧接着層2の総厚みと同一である。接続部6の径方向長さ(外径から内径を差し引いた値の半値)は、例えば、1μm以上、好ましくは、100μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、500μm以下である。
2.接続部の詳細
次に、接続部6の詳細について、図2、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。
次に、接続部6の詳細について、図2、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。
図3Bに示すように、接続部6は、本実施形態において、軸線が上下方向(厚み方向)に延びる略円筒形状を有する。接続部6は、プローブ5の外側面22と接触する第1接触部61と、配線層4と接触する第2接触部62と、第1接触部61と第2接触部とを連結する連結部63とを備える。なお、接続部6は、第1接触部61と第2接触部62と連結部63とを一体に備えるが、図3Bでは、便宜上、接続部6を、点線により、第1接触部61と第2接触部62と連結部63とに区切っている。
図3Aおよび図3Bに示すように、第1接触部61は、接続部6の下端部におけるプローブ5と接触する部分である。第1接触部61は、プローブ5の複数の外側面22(全体周縁部の一例)のうち、少なくとも一部に沿う形状を有する。本実施形態では、第1接触部61は、プローブ5の複数の外側面22の全てに沿う無端形状を有する。具体的には、第1接触部61は、外側面22を通過する仮想円に沿う平面視円環形状を有する。第1接触部61の内径は、外側面22を通過する仮想円の直径と略同じであり、第1接触部61の外径は、接着開口部11の内径と略同じである。
図2に示すように、第1接触部61は、接着開口部11内の下端部に配置されている。第1接触部61の下面は、接着下面9と面一である。第1接触部61は、プローブ5を囲んでいる。第1接触部61は、接続部6の径方向に投影したときに、プローブ5と重なる。第1接触部61の内側面(内周面)は、プローブ5の外側面22と接触している。つまり、プローブ5は、外側面22が第1接触部61の内側面と接触するように、第1接触部61内に配置される。これにより、接続部6とプローブ5とは電気的に接続されている。また、第1接触部61の外側面(外周面)は、接着開口部11の外側の感圧接着層2と感圧接着している。
第1接触部61の厚み方向の寸法は、例えば、プローブ5の厚みと同じであり、接続部6の厚み方向の寸法全体に対して、例えば、3%以上50%以下である。
図3Aおよび図3Bに示すように、第2接触部62は、接続部6の上端部における配線層4と接触する部分を径方向に投影した部分である。第2接触部62は、第1接触部61と上下方向において対向配置される。第2接触部62は、第1接触部61と同一形状を有する。具体的には、第2接触部62は、第1接触部61と同一の平面視円環形状を有する。第2接触部62の内径は、第1接触部61の内径と略同じであり、第2接触部62の外径は、第1接触部61の外径と略同じであり、かつ、基材開口部15の内径と略同じである。
図2に示すように、第2接触部62は、基材開口部15内に配置されている。第2接触部62の上面は、基材上面13と面一である。第2接触部62は、接続部6の径方向に投影したときに、配線層4(第1配線16Aまたは第2配線16B)と重なる。第2接触部62の外側面(外周面)は、第1配線16Aの端面または第2配線16Bの端面と接触している。これにより、接続部6と配線層4とは電気的に接続されている。また、第2接触部62の外側面(外周面)のうち、第1配線16Aの端面または第2配線16Bの端面と接触する部分以外は、基材開口部15の外側の基材3と接触している。第2接触部62の内側面(内周面)は、基材開口部15の内側の基材3と接触している。
第2接触部62の厚み方向の寸法は、例えば、配線層4の厚みと同じであり、接続部6の厚み方向の寸法全体に対して、例えば、1%以上50%以下である。
図3Bに示すように、連結部63は、接続部6のうち第1接触部61と第2接触部62との間の部分である。連結部63は、第1接触部61の周方向において互いに間隔を空けて位置する複数箇所で、第1接触部61と第2接触部62とを電気的に接続する。詳しくは、連結部63は、第1接触部61の周方向全体において、第1接触部61と第2接触部62とを連結しており、第1接触部61と第2接触部62とを周方向に連続して電気的に接続する。
連結部63は、軸線が上下方向に延びる略円筒形状を有する。連結部63の内径は、第1接触部61の内径と略同じであり、連結部63の外径は、第1接触部61の外径と略同じである。連結部63の外側面(外周面)は、接着開口部11の外側の感圧接着層2および基材3と接触しており、連結部63の内側面(内周面)は、接着開口部11の内側の感圧接着層2および基材3と接触している。
3.生体センサ用積層体の製造方法
次に、生体センサ用積層体1の製造方法について、図4A〜図6を参照して説明する。
3.生体センサ用積層体の製造方法
次に、生体センサ用積層体1の製造方法について、図4A〜図6を参照して説明する。
図4A〜図4Cに示すように、この方法では、例えば、まず、積層体28と、プローブ支持体の一例としてのプローブ部材18とを別々に準備する。
積層体28は、生体表面に貼付するための感圧接着層2と、感圧接着層2の上面に配置される基材3と、基材3に配置される配線層4とを備える。
積層体28における感圧接着層2、基材3および配線層4のそれぞれは、上記した感圧接着層2、基材3および配線層4のそれぞれと同一構成を有する。
積層体28を準備するには、例えば、配線層4が配置される基材3を準備した後、基材3の基材下面12に感圧接着層2を配置する。
配線層4が配置される基材3は、例えば、特開2017−22236号公報、特開2017−22237号公報に記載される方法によって、配線層4が基材溝14に埋め込まれて準備される。
次いで、感圧接着層2を基材下面12に配置するには、例えば、まず、感圧接着層2の材料を含有する塗布液を調製し、続いて、塗布液を第1剥離シート19の上面に塗布し、その後、加熱により乾燥させる。これによって、感圧接着層2を第1剥離シート19の上面に配置する。第1剥離シート19は、例えば、長手方向に延びる略平板形状を有する。第1剥離シート19の材料として、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂が挙げられる。
その後、感圧接着層2および基材3を、例えば、ラミネータなどにより、貼り合わせる。具体的には、感圧接着層2の接着上面8と、基材3の基材下面12とを接触させる。
なお、この時点では、基材3および感圧接着層2のそれぞれは、基材開口部15および接着開口部11のそれぞれを有しない。
これによって、第1剥離シート19に支持される積層体28が準備される。
また、図4Cおよび図6に示すように、プローブ部材18を準備する。
プローブ部材18は、少なくとも薄層状のプローブ5を備え、本実施形態では、プローブ5が配置される感圧接着層2と、感圧接着層2の上面に配置される基材3とをさらに備える。
プローブ部材18における感圧接着層2、基材3およびプローブ5のそれぞれは、上記した感圧接着層2、基材3およびプローブ5のそれぞれと同一構成を有する。
プローブ部材18を準備するには、まず、図5に示すように、プローブ含有シート26を準備する。
プローブ含有シート26は、感圧接着層2と、感圧接着層2に埋め込まれるプローブパターン25と、感圧接着層2の接着上面8に配置される基材3とを備える。
プローブパターン25は、プローブ5と同一のパターン形状を有し、プローブパターン25の材料は、プローブ5の材料と同一である。プローブパターン25は、プローブ5の外側面22を通過する仮想円より大きい平面積を有する。
プローブ含有シート26は、例えば、特開2017−22236号公報、特開2017−22237号公報に記載される方法によって準備される。具体的には、剥離層上に形成されるシード層の上面に、プローブパターン25を形成した後、感圧接着層2の材料を含有する塗布液を塗布および硬化させて感圧接着層2を形成し、次いで、基材3を、例えば、ラミネータなどにより貼り合わせ、その後、剥離層およびシード層を除去し、必要に応じて、感圧接着層2の下面に、第2剥離シート29を貼り合わせる。第2剥離シート29は、上記した第1剥離シート19と同様の構成を有する。
これによって、プローブ含有シート26が準備される。
次いで、図6に示すように、切断線27を、プローブパターン25、感圧接着層2および基材3に、平面視略円形状に形成する。切断線27は、例えば、パンチングなどによって形成される。切断線27は、プローブパターン25、感圧接着層2および基材3をその内外に分断するが、第2剥離シート29には形成されない。また、切断線27の寸法は、接着開口部11および基材開口部15の内径と同一である。つまり、切断線27は、外側面22を通過する仮想円と一致する。
切断線27の形成によって、プローブ部材18が形成される。
プローブ部材18において、プローブ5の外側面22は、感圧接着層2の外側面と面一である。また、プローブ部材18において、外側面22は、感圧接着層2の外側面から径方向外方に露出する。つまり、プローブ部材18は、プローブ5の外側面22が露出するようにプローブ5を支持する。
続いて、図6の矢印で示すように、プローブ部材18を、第2剥離シート29から引き上げる。具体的には、プローブ部材18における接着下面9およびプローブ下面20を、第2剥離シート29から剥離する。
以上によって、プローブ部材18が準備される。
プローブ部材18の厚み(上下方向の寸法)は、好ましくは、積層体28の厚みと同じである。
次いで、図4Cに示すように、積層体28に貫通口23を形成する。
貫通口23は、積層体28を上下方向(厚み方向)に貫通する。貫通口23は、基材開口部15を区画する外周面と、接着開口部11を区画する外周面とによって区画される平面視略円形状の穴(貫通穴)である。また、貫通口23には、配線層4の第1配線16Aの端面(または第2配線16Bの端面)が臨んでいる。貫通口23は、上側に向かって開口される。一方、貫通口23の下端は、第1剥離シート19によって閉塞されている。
図3Cおよび図4Cに示すように、貫通口23の内径は、プローブ部材18の外形よりも大きい。貫通口23は、プローブ部材18が貫通口23内に配置されたときに、貫通口23の内面23Aとプローブ部材18の周面18Aとの間に隙間100(図4D参照)が形成されるサイズを有する。
貫通口23を形成するには、積層体28を、例えば、パンチング、ハーフエッチングする。
次いで、図4Cの矢印で示すように、プローブ部材18を、プローブ5が基材3に対して下方に位置し、かつ、隙間100が形成されるように、貫通口23内にプローブ部材18を配置する。
隙間100は、プローブ部材18の感圧接着層2、基材3およびプローブ5と、貫通口23の周囲の感圧接着層2および基材3とが、プローブ部材18の径方向に互いに間隔を空けて位置することにより形成される。隙間100は、プローブ部材18を囲んでおり、平面視略円環形状を有する。隙間100には、配線層4(第1配線16Aの端面または第2配線16Bの端面)およびプローブ5の外側面22が臨む。
その後、図4Dに示すように、隙間100に、配線層4とプローブ5とを電気的に接続する接続部6を形成する。
接続部6の材料が導電性樹脂組成物である場合には、導電性樹脂組成物を隙間100に注入(あるいは塗布)する。その後、必要により、導電性樹脂組成物を加熱して硬化させる。これにより、無端状の接続部6、詳しくは、上下方向に延びる略円筒形状を有し、上記した第1接触部61、第2接触部62および連結部63を備える接続部6が形成される。
これにより、生体センサ用積層体1が製造される。
この生体センサ用積層体1は、感圧接着層2と、基材3と、配線層4と、プローブ5と、接続部6と、第1剥離シート19とを備え、好ましくは、それらのみからなる。図2に示すように、生体センサ用積層体1は、第1剥離シート19を備えず、感圧接着層2と、基材3と、配線層4と、プローブ5と、接続部6とのみからなっていてもよい。
生体センサ用積層体1は、単独で流通し、産業上利用可能なデバイスである。具体的には、生体センサ用積層体1は、次に説明する電子部品31および電池32(図1の仮想線参照)とは別に、単独で流通することができる。つまり、生体センサ用積層体1は、電子部品31および電池32を実装しておらず、貼付型心電計30を製造するための部品である。
次に、生体センサ用積層体1を用いて、生体センサの一例としての貼付型心電計30の製造方法および貼付型心電計30の使用方法を説明する。
図1および図2に示すように、貼付型心電計30を製造するには、例えば、まず、生体センサ用積層体1、電子部品31および電池32のそれぞれを用意する。
電子部品31として、例えば、プローブ5で取得した生体からの電気信号を処理して記憶するための、アナログフロントエンド、マイコン、メモリ、さらには、電気信号を電波に変換し、これを外部の受信機に無線送信するための通信IC、送信機などが挙げられる。電子部品31は、これらのうち一部あるいは全てを有してもよい。より具体的には、プローブ5で取得した心臓の電位変化をアナログフロントエンドでデジタルデータに変換し、メモリに心臓の電位変化を記録する。一例として、心臓の電位変化を16ビット、1kHzのデータレートをメモリに記録する。メモリのサイズを小さくするために、データの分解能、データレートを下げる場合がある。記録したデータは、計測後に生体センサを取り外した後に、メモリからデータを取り出して解析する。また、電子部品31の中の通信ICは、プローブ5で取得した信号を外部に無線で送る機能を有する。この機能は、常時通信でつながる場合、生体センサを生体に貼りつけた際に、データ取得が正常であることを確認できる場合、さらに、データ取得が正常に行われていることを、間欠に外部に送り、生体センサが正常に動作していることを確認する場合がある。
電子部品31は、その下面に設けられる2つの端子(図示せず)もしくは2以上の端子(図示せず)を有する。
電池32は、その下面に設けられる2つの端子(図示せず)を有する。
次いで、電子部品31の2つの端子を、第1端子17Aおよび第3端子17Cと電気的に接続する。また、電池32の2つの端子を、第2端子17Bおよび第4端子17Dと電気的に接続する。
これにより、生体センサ用積層体1と、それに実装される電子部品31および電池32とを備える貼付型心電計30を製造する。
貼付型心電計30を使用するには、まず、第1剥離シート19(図4Dの矢印および仮想線が参照)を、感圧接着層2およびプローブ5から剥離する。
図2の仮想線で示すように、次いで、感圧接着層2の接着下面9を、例えば、人体の皮膚33に接触させる。具体的には、感圧接着層2を皮膚33の表面に感圧接着させる。
すると、プローブ5のプローブ下面20は、接着下面9が皮膚33に感圧接着(貼付)することによって、皮膚33の表面に接触する。
続いて、プローブ5が心臓の活動電位を電気信号としてセンシングし、プローブ5でセンシングした電気信号が、接続部6および配線層4を介して、電子部品31に入力される。電子部品31は、電池32から供給される電力に基づいて、電気信号を処理して情報として記憶する。さらには、必要により、電気信号を電波に変換し、これを外部の受信機に無線送信する。
この生体センサ用積層体1では、図2および図3Bに示すように、接続部6が有する第1接触部61が、プローブ5の外側面22に沿う形状を有する。そのため、第1接触部61をプローブ5の外側面22と連続して接触させることができる。その結果、第1接触部61とプローブ5の外側面22とを安定して接触させることができ、接続部6とプローブ5との接続信頼性の向上を図ることができる。これにより、接続部6が、配線層4とプローブ5とを確実に電気的に接続することができる。
とりわけ、生体センサ用積層体1は、サイズが小さいため、プローブ5と接続部6とのアライメント精度が要求されるが、第1接触部61がプローブ5の外側面22に沿う形状を有するので、第1接触部61とプローブ5の外側面22とを安定して接触させることができる。
また、皮膚33に生体センサ用積層体1を貼り付けると、生体センサ用積層体1は、皮膚33に追従して変形するので、プローブ5と接続部6とが断線しやすいが、第1接触部61がプローブ5の外側面22に沿う形状を有するので、生体センサ用積層体1が変形しても、接続部6とプローブ5とを安定して接続することができる。
また、プローブ5は、薄層形状を有している。そのため、生体センサ用積層体1を生体表面に貼付したときに、ユーザの装着感の低減を図ることができる。
また、第1接触部61が、プローブ5の複数の外側面22の全てに沿う無端形状を有している。そのため、第1接触部61をプローブ5の複数の外側面22の全てと連続して接触させることができ、接続部6とプローブ5との接続信頼性のさらなる向上を図ることができる。
また、第1接触部61は、プローブ5を囲んでいる。そのため、接続部6とプローブ5とのアライメント精度の向上を図ることができ、接続部6とプローブ5との接続信頼性のさらなる向上を図ることができる。
また、接続部6が有する第2接触部62は、第1接触部61と同一形状を有し、第1接触部61と上下方向において対向配置されている。そのため、第2接触部62のいずれかの部分において配線層4(第1配線16Aまたは第2配線16B)と接触させることができる。その結果、第2接触部62と配線層4とを安定して接触させることができ、接続部6と配線層4との接続信頼性の向上を図ることができる。
また、接続部6が有する連結部63が、第1接触部61の周方向全体において、第1接触部61と第2接触部62とを連結する。そのため、連結部63のいずれかの部分において断線が生じても、連結部63の他の部分において第1接触部61と第2接触部62とを確実に電気的に接続することができる。その結果、接続部6は、配線層4とプローブ5とをより一層確実に電気的に接続することができる。
生体センサ用積層体1の製造方法では、図4A〜図4Dに示すように、感圧接着層2、基材3および配線層4を備える積層体28と、薄層状のプローブ5の外側面22が露出するようにプローブ5を支持するプローブ部材18とを準備した後、積層体28に上記のサイズを有する貫通口23を形成し、次いで、貫通口23の内面23Aとプローブ部材18の周面18Aとの間に配線層4およびプローブ5の外側面22が臨む隙間100が形成されるように、貫通口23内にプローブ部材18を配置し、その後、その隙間100に配線層4とプローブ5とを電気的に接続する無端状の接続部6を形成する。
このように形成される接続部6は、プローブ5の外側面22に沿う無端形状を有し、プローブ5の外側面22と接触する第1接触部61と、第1接触部61と同一形状を有し、配線層4と接触する第2接触部62と、第1接触部61および第2接触部62を連結する連結部63とを備える。
そのため、簡易な方法でありながら、接続部6とプローブ5および配線層4との接続信頼性の向上を図ることができ、接続部6が配線層4とプローブ5とを確実に電気的に接続できる生体センサ用積層体1を、円滑に製造することができる。
また、プローブ部材18は、感圧接着層2および基材3を備え、プローブ部材18の層構成を、積層体28の層構成と同じにすることができる。そのため、プローブ部材18の可撓性を、積層体28の可撓性と同様にすることができる。その結果、生体センサ用積層体1において可撓性の異なる部分が生じることを抑制でき、ユーザの装着感の低減を図ることができる。
<変形例>
以下の各変形例において、上記した一実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例を適宜組み合わせることができる。さらに、各変形例は、特記する以外、一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以下の各変形例において、上記した一実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例を適宜組み合わせることができる。さらに、各変形例は、特記する以外、一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図2に示すように、一実施形態では、第1接触部61の内径は、プローブ5の外側面22を通過する仮想円の直径と略同じであり、第1接触部61が、プローブ5を囲んでいるが、これに限定されない。
図7Aおよび図7Bに示すように、第1接触部61がプローブ5の周縁部に沿う無端形状を有していれば、プローブ5は、第1接触部61よりも大きくてもよい。具体的には、プローブ5の外側面22を通過する仮想円の直径は、第1接触部61の外径よりも大きくてもよい。また、接続部6の軸線とプローブ5の中心とは、上下方向に投影したときに重なるように配置される。
この場合、例えば、プローブ5の周縁部に位置する桟部53の桟が、第1接触部61に埋め込まれる。これにより、桟の上面53Aおよび側面53Bが、第1接触部61と接触する。そのため、このような変形例によっても、接続部6とプローブ5とを複数箇所で電気的に接続することができる。
また、図3Bに示すように、一実施形態では、接続部6は、上下方向に延びる円筒形状を有し、第1接触部61と、第1接触部61と同一形状の第2接触部62と、第1接触部61と第2接触部62とを連結する円筒形状の連結部63とを備えるが、接続部6の形状および構成は、これに限定されない。
例えば、図8Aに示すように、連結部63は、第1接触部61の周方向に互いに間隔を空けて配置される複数の連結柱64からなっていてもよい。
複数の連結柱64は、第1接触部61の周方向において、互いに間隔を空けて位置する複数箇所で、第1接触部61と第2接触部62とを連結する。各連結柱64は、上下方向に延びており、各連結柱64の下端部が第1接触部61に接続され、各連結柱64の上端部が第2接触部62に接続される。これによって、複数の連結柱64は、第1接触部61の周方向において互いに間隔を空けて位置する複数箇所で、第1接触部61と第2接触部62とを電気的に接続する。
また、図8Bに示すように、接続部6は、第2接触部62を備えず、第1接触部61と、1つの連結柱64とのみからなってもよい。この場合、連結柱64の上端部は、第1配線16A(または第2配線16B)と接触する。
また、図8Cに示すように、第2接触部62は、第1接触部61と相似形状を有していてもよい。例えば、第2接触部62は、第1接触部61よりも小さくてもよい。この場合、第2接触部62の外径は、第1接触部61の外径よりも小さく、第2接触部62の内径は、第1接触部61の内径よりも小さい。この場合、連結部63は、例えば、上方に向かうにつれて小径となるテーパ形状を有する。また、第2接触部62は、第1接触部61と相似形状を有していれば、第1接触部61よりも大きくてもよい。
また、図8Dに示すように、第1接触部61は、プローブ5の全体周縁部の少なくとも一部に沿う形状を有していれば、無端形状でなく平面視有端形状を有していてもよい。第1接触部61は、例えば、外側面22を通過する仮想円の一部に沿う平面視略半割リング形状(あるいは、略半円弧形状)を有する。そして、第1接触部61は、複数の外側面22のうち一部の外側面22と接触する。なお、第2接触部62は、第1接触部61と同一の平面視略半割リング形状(あるいは、略半円弧形状)を有し、連結部63は、第1接触部61および第2接触部62を連結する。
これら図8A〜図8Dに示す態様によっても、接続部6は、配線層4とプローブ5とを確実に電気的に接続できる。
また、一実施形態では、図2に示すように、プローブ部材18が感圧接着層2と基材3とを備え、プローブ部材18の層構成と、積層体28の層構成とが同じであるが、プローブ部材18は、プローブ5を支持できれば、これに限定されず、プローブ部材18の層構成と、積層体28の層構成とは異なっていてもよい。
図9に示すように、例えば、プローブ部材18は、プローブ5と、プローブ5を支持する支持層55とのみからなってもよい。
この場合、プローブ5は、プローブ下面20が露出するように、支持層55の下端部に埋め込まれて、感圧接着層2の接着開口部11内に配置される。つまり、プローブ5は、プローブ下面20が露出するよう感圧接着層2に配置される。
支持層55は、上下方向に延びる円柱形状を有し、接続部6の内部に充填される。支持層55の材料として、例えば、上記の樹脂などが挙げられる。
また、生体センサ用積層体1の製造工程において、一実施形態では、図4Dに示すように、貫通口23の内面23Aとプローブ部材18の周面18Aとの間の隙間100に、接続部6の材料である導電性樹脂組成物が注入されて、接続部6が形成されるが、接続部6の形成方法はこれに限定されない。
例えば、図10Aに示すように、接続部6の材料からなるシート(図示せず)を準備し、そのシートから公知の打抜加工などにより、接続部6を切り出して隙間100に挿入することもできる。
また、図10Bに示すように、接続部6とプローブ5とを一体に備える一体型プローブ56を準備し、一体型プローブ56が備える接続部6を、隙間100に挿入することもできる。なお、一体型プローブ56において、接続部6の下端部である第1接触部61は、プローブ5を囲んでおり、プローブ5の周縁部と連続している。
また、図11Bに示すように、プローブ5と、プローブ支持部51とを一体して備えるプローブシート7を、貫通口23に配置することもできる。
図11Aに示すように、プローブシート7は、長手方向および短手方向に延びるシート形状を有する。
プローブ支持部51は、プローブ5の周囲から径方向外側沿って延びており、孔52を有しない板形状を有する。プローブ支持部51の長さ(径方向長さ)は、接着開口部11および基材開口部15を区画する内周面の厚み方向長さより長く設定されている。
プローブシート7を、プローブ支持部51が貫通口23と対向するように配置し、続いて、図11Bに示すように、桟部53(プローブ5)を、貫通口23に露出する第1剥離シート19の上面に接触させるとともに、プローブ支持部51を、接着開口部11および基材開口部15を区画する内周面と、配線層4の上面および基材上面13の一部とに接触させる。これにより、プローブシート7において、配線層4の上面に接触する部分が第2接触部62となり、第2接触部62および桟部53の間が、連結部63となる。また、プローブシート7において、貫通孔23に臨むを区画する内周面と、貫通孔23から露出する第1剥離シート19の上面との隅部とに対向する部分が、第1接触部6となる。また、プローブシート7は、プローブ5および接続部6を一体して備える。
続いて、第2接触部6の上面および側面と、配線層4の上面との両方とに接触するように、導電性接合材料からなる接合部材35を設ける。これにより、接続部6を配線層4に接合して、電気的に接続する。
次いで、プローブシート7および接合部材35の表面を粘着シート36で被覆する。粘着シート36は、支持シート37および粘着層38を厚み方向に順に備える。具体的には、粘着層38が、少なくともプローブ5および接合部材35を被覆するように、粘着シート36を積層体28に配置する。より具体的には、粘着層38は、その下端部が、孔52に充填されて、桟部53を埋設するように、プローブ5、プローブ支持部51および接合部材35に配置される。
この態様によれば、プローブ支持部51における第2接触部62の配線層4に対する接触面積を広くすることができる。そのため、接続部6の接続信頼性をより一層向上させることができる。
また、図12Aに示すように、配線層4を備えていない積層体28を準備し、例えば、アディティブ法などによって、配線層4と接続部6とプローブ5とを一括して形成することもできる(図12Aの仮想線参照)。この場合、配線層4と接続部6とプローブ5とは、一体に形成される。そのため、接続部6の下端部である第1接触部61は、プローブ5を囲んでおり、プローブ5の周縁部と連続している。
また、図12Bに示すように、感圧接着層2にプローブ5を設けることなく、隙間100に接続部6を形成した後、別途準備したプローブ5を、プローブ5のプローブ上面21における周縁部が接続部6の下面と接触するように、感圧接着層2の下面に貼り付けることもできる。
これら図10A〜図12Bに示す態様によっても、接続部6とプローブ5および配線層4の接続信頼性の向上を図ることができる生体センサ用積層体1を円滑に製造することができる。
また、一実施形態では、図3Aに示すように、プローブ5の外側面22を通過する仮想線は、円形状であるが、その形状は特に限定されず、図示しないが、例えば、矩形状であってもよい。また、第1接触部61の形状は、プローブ5の全体周縁部の少なくとも一部に沿う形状となるように、プローブ5の形状に応じて適宜変更される。
また、一実施形態では、図3Aに示すように、プローブ5は、複数の穴52を備える格子形状を有するが、プローブ5の形状は特に限定されず、例えば、複数の穴52を有さない平板形状であってもよい。
また、一実施形態では、図2に示すように、プローブ5は、薄層形状を有するが、これに限定されず、図13Aに示すように、プローブ5は、感圧接着層2および基材層3を通過する略柱形状(具体的には、略円柱形状)であってよい。プローブ上面21は、基材上面13と接続部6の上面とから露出し、基材上面13および接続部6の上面と面一である。プローブ下面20は、接着下面9と接続部6の下面とから露出し、接着下面9および接続部6の下面と面一である。なお、プローブ5は、導電性樹脂材料を含む有機系電極であってもよい。
プローブ5の外周面の全部は、接続部6の内周面の全体に接触する。この場合、接続部6の内周面65が、プローブ5の全体周縁部と接触する第1接触部として対応する。内周面65は、プローブ5の外周面(プローブ5の全体周縁)に沿う無端形状を有しており、プローブ5を囲んでいる。内周面65の厚み方向の寸法は、接続部6の厚み方向の寸法全体に対して、例えば、3%以上100%以下である。
また、一実施形態では、図2に示すように、プローブ部材18の厚みが積層体28の厚みと同じであるが、プローブ部材18の厚みは特に制限されない。図13Bに示すように、例えば、プローブ部材18の厚みは、積層体28よりも小さくてもよい。この場合、接続部6は、プローブ部材18の上側に配置され、接続部6の上端部を閉塞する被覆部66を有してもよい。被覆部66は、第2接触部62の内周面全体に接続されている。被覆部66の上面は、第2接触部62の上面および基材上面13と面一である。
なお、プローブ部材18の厚みが積層体28よりも小さい場合において、接続部6が、被覆部66を備えず、プローブ部材18が、接続部6および基材3から露出されていてもよい。
一実施形態では、生体センサの一例として貼付型心電計30を挙げたが、例えば、生体信号をセンシングして生体の状態をモニタできる装置などが挙げられ、具体的には、貼付型脳波計、貼付型血圧計、貼付型脈拍計、貼付型筋電計、貼付型温度計、貼付型加速度計などが挙げられる。これらは、それぞれ個別の装置でもよく、1つの装置に複数のものが組み込まれているもよい。
なお、生体は、人体および人体以外の生物を含むが、好ましくは、人体である。
1 生体センサ用積層体
2 感圧接着層
3 基材
4 配線層
5 プローブ
6 接続部
18 プローブ部材
28 積層体
61 第1接触部
62 第2接触部
63 連結部
2 感圧接着層
3 基材
4 配線層
5 プローブ
6 接続部
18 プローブ部材
28 積層体
61 第1接触部
62 第2接触部
63 連結部
Claims (8)
- 生体表面に貼付するための感圧接着層と、
前記感圧接着層の上面に配置される基材と、
前記基材に配置される配線と、
下面が露出するように前記感圧接着層に配置されるプローブと、
少なくとも前記感圧接着層内を通過し、前記配線と前記プローブとを接続する接続部と、を備え、
前記接続部は、前記プローブの全体周縁部の少なくとも一部に沿う形状を有し、前記プローブの周縁部と接触する第1接触部を備えることを特徴とする、生体センサ用積層体。 - 前記プローブは、薄層形状を有していることを特徴とする、請求項1に記載の生体センサ用積層体。
- 前記第1接触部は、前記プローブの全体周縁部に沿う無端形状を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の生体センサ用積層体。
- 前記第1接触部は、前記プローブを囲んでいることを特徴とする、請求項3に記載の生体センサ用積層体。
- 前記接続部は、
前記第1接触部と同一形状または相似形状を有し、前記第1接触部と上下方向において対向配置され、前記配線と接触する第2接触部と、
前記第1接触部と前記第2接触部とを連結する連結部と、を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体センサ用積層体。 - 前記連結部は、前記第1接触部の周方向全体において、前記第1接触部と前記第2接触部とを連結することを特徴とする、請求項5に記載の生体センサ用積層体。
- 生体表面に貼付するための感圧接着層と、前記感圧接着層の上面に配置される基材と、前記基材に配置される配線とを備える積層体を準備する工程と、
薄層状のプローブを備え、前記プローブの周縁部が露出するように前記プローブを支持するプローブ支持体を準備する工程と、
前記積層体を厚み方向に貫通する貫通口であって、前記プローブ支持体が前記貫通口内に配置されたときに、前記貫通口の内面と前記プローブ支持体の周面との間に前記配線および前記プローブの周縁部が臨む隙間が形成されるサイズを有する貫通口を形成する工程と、
前記プローブが前記基材に対して下方に位置し、前記隙間が形成されるように、前記貫通口内に前記プローブ支持体を配置する工程と、
前記隙間に、前記配線と前記プローブとを接続する無端状の接続部を形成する工程と、を備えることを特徴とする、生体センサ用積層体の製造方法。 - 前記プローブ支持体は、
前記プローブが配置される感圧接着層と、
前記感圧接着層の上面に配置される基材と、を備えることを特徴とする、請求項7に記載の生体センサ用積層体の製造方法。
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