JP2018187109A - 内視鏡把持鉗子 - Google Patents

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三朗 足立
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三朗 足立
博行 樋口
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博行 樋口
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Abstract

【課題】狭い管腔内での操作性に優れ、把持した異物を把持部材間の隙間から落とすことなく、かつ、把持した異物により管腔内壁を損傷させることなく、さらに細かい異物を効率的に体外へ取り出すことができる。【解決手段】手元側に設けられた操作部1に接続され、内視鏡の可塑性を有する挿入部3内に挿通されて、操作に対応して進退する操作ワイヤと、前記操作ワイヤの先端部分に設けられ、前記操作ワイヤの進退に対応して移動する弾性把持部材61〜63を有する先端把持部5とを備えた内視鏡用把持鉗子4において、該先端部分に形成した弾性把持部材61〜63の間に無孔及び/又は有孔の膜を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、手元側に設けられた操作部に接続され、内視鏡の可塑性を有する挿入部内に挿通されて、操作に対応して進退する操作ワイヤと、前記操作ワイヤの先端部分に設けられ、前記操作ワイヤの進退に対応して移動する弾性把持部材を有する先端把持部とを備えた内視鏡用把持鉗子に関し、特に体内から異物を収容して体外に取り出すための内視鏡把持鉗子に関する。
誤飲などにより異物を体内に取り込んでしまった場合、内視鏡で体内の異物を確認しながら、内視鏡把持鉗子で異物を把持して体外に取り出すことが一般的に行われている。このような内視鏡把持鉗子において、一度把持した生体組織や異物を弾性把持部材同士の隙間から落とすことなく、かつ、回収時に生体組織を損傷させることなく、弾性把持部を閉じる際にお互いが絡まることのない内視鏡用把持鉗子が提案されている(特許文献1)。また、結石等の異物をバスケット部内に容易に取り込むようにするためのバスケット型把持鉗子が知られている(特許文献2)。さらに、狭窄部より先にある異物等でも破損せずに容易に回収することができる技術(特許文献3)や、管腔内壁を損傷することなく、一回の治療手技で結石等の異物を除去することのできる異物除去用カテーテルが提案されている(特許文献4)。
特開平08−38496号公報 特開2005−204807号公報 特開平08−308850号公報 特開2000−5189号公報
しかしながら、例えば、食パン等の袋を留めるプラスチック製の留め具を誤って飲み込んでしまった場合、特許文献1又は特許文献2に記載の内視鏡用把持鉗子などで該プラスチック製留め具のような異物を把持して体外に取り出そうとすると、内視鏡用把持鉗子そのものが管腔内壁と接触して管腔を損傷することは防げたとしても、把持した異物であるプラスチック片の鋭利な角部が管腔内壁と接触して管腔を損傷させてしまう。
また、特許文献3に記載の内視鏡用把持鉗子では、先側に開口する複数の切れ目を有する筒状体を設けてあるが、該複数の切れ目から突出した異物の鋭利な角部が管腔内壁と接触して管腔内を損傷してしまう。
さらに、特許文献4の異物除去用カテーテルでは、バルーンを膨張させた把持部の把持する力が弱く、異物をしっかりと把持することができず、把持した異物が落下してしまう。また、先端部分に形成した把持部がワイヤ状の把持部に比べて、バルーンを膨張させた把持部の比断面積は大きく、狭い管腔内での操作性に劣る。
さらに、プラスチック片の鋭利な角部が管腔内壁と接触しないように、プラスチック片を細かく破砕したとしても、細かく破砕された多数のプラスチック片を効率的に、かつ、管腔内壁を損傷させることなく、体外に取り出すことは困難、かつ、煩雑となってしまう。
上記課題を解決するために、本発明に係る内視鏡用把持鉗子は、手元側に設けられた操作部に接続され、内視鏡の可塑性を有する挿入部内に挿通されて、操作に対応して進退する操作ワイヤと、前記操作ワイヤの先端部分に設けられ、前記操作ワイヤの進退に対応して移動する弾性把持部材を有する先端把持部とを備えた内視鏡用把持鉗子において、前記弾性把持部材の間に無孔及び/又は有孔の膜を備えることを特徴とする。
本発明に係る内視鏡用把持鉗子は、手元側に設けられた操作部に接続され、内視鏡の可塑性を有する挿入部内に挿通されて、操作に対応して進退する操作ワイヤと、前記操作ワイヤの先端部分に設けられ、前記操作ワイヤの進退に対応して移動する弾性把持部材を有する先端把持部とを備えた内視鏡用把持鉗子において、前記弾性把持部材の間に無孔及び/又は有孔の膜を備えているので、狭い管腔内での操作性に優れ、把持した異物を把持部材間の隙間から落とすことなく、かつ、把持した異物により管腔内壁を損傷させることなく、細かい異物であったとしても効率的に異物を体外へ取り出すことができる。
本発明の一実施形態に係る内視鏡の概略を示す図である。 本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端把持部における弾性把持部材の間に無孔の膜及び有孔の膜を備える内視鏡用把持鉗子の先端把持部の斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る内視鏡の概略を示す図である。図2は本発明の一実施形態に係わる内視鏡の先端把持部における弾性把持部材の間に無孔の膜及び有孔の膜を備える内視鏡用把持鉗子の先端把持部の斜視図である。
図1及び図2に示すように、内視鏡用把持鉗子4は、手元側に設けられた操作部1のスライダ2に先端把持部5が挿入部3内の操作ワイヤ(不図示)を介して接続されて構成されている。先端把持部5は、複数の弾性把持部材61、62、63(ここでは3本の弾性把持部材を図示する。)を有しており、弾性把持部材61、62、63の基端部は、操作ワイヤに直接又は別部材を介して接続されている。なお、弾性把持部材61、62、63の自由端部側には内側に延びる把持爪が形成されている。
そして、手元側に設けられた操作部1のスライダ2により挿入部3に対して操作ワイヤを先端把持部5側に軸線方向に移動させることで、前記弾性把持部材61、62、63が挿入部3における先端把持部5の先端面から押し出される。弾性把持部材61、62、63が挿入部3の先端面から押し出されることにより、弾性把持部材61、62、63に予め付与された外側方向への弾性力によって、弾性把持部材61、62、63が挿入部3の中心軸方向から外側方向に向かって拡がるように移動する。その結果、先端把持部5が開いた状態となる。
また、手元側に設けられた操作部1のスライダ2により挿入部3に対して操作ワイヤを手元側に軸線方向に移動させることで、前記弾性把持部材61、62、63が挿入部3の先端面から挿入部3内へ引き込まれる。弾性把持部材61、62、63が挿入部3内へ引き込まれて収納されることにより、弾性把持部材61、62、63が互いに相寄る方向に狭まるように移動する。その結果、先端把持部5が閉じた状態となる。
然して、本実施形態の内視鏡用把持鉗子4では、先端把持部5を構成する弾性把持部材61〜63の間に無孔及び/又は有孔の膜が設けられている。図2では、3つの弾性把持部材61〜63の間に形成される3つの領域のうち、1つの領域に有孔膜71を設け、2つの領域に無孔膜72、73を設けた例を示しているが、これに限られない。
有孔膜71は、2つの弾性把持部材61、63に掛け渡されるように1枚が設けられている。なお、本実施形態では、弾性把持部材61、63の基端部及び自由端部を除く中間部に設けられた例を示しているが、弾性把持部61、63の全体に亘って設けられても良いし、その他、間欠的に複数の有孔膜71が設けられるようにしても良い。
また、無孔膜72(73)も、有孔膜71と同様に、2つの弾性把持部材61、62(62、63)に掛け渡されるように1枚が設けられている。なお、本実施形態では、弾性把持部材61〜63の基端部及び自由端部を除く中間部に設けられた例を示しているが、弾性把持部61〜63の全体に亘って設けられても良いし、その他、間欠的に複数の無孔膜72、73が設けられるようにしても良い。
本実施形態の内視鏡用把持鉗子4によれば、手元側に設けられた操作部1に接続され、内視鏡の可塑性を有する挿入部3内に挿通されて、操作に対応して進退する操作ワイヤと、該操作ワイヤの先端部分設けられ、前記操作ワイヤの進退に対応して移動する弾性把持部材61〜63を有する先端把持部5とを備えた内視鏡用把持鉗子4において、弾性把持部材61、62、63の間に無孔及び/又は有孔の膜を設けているので、狭い管腔内での操作性に優れ、把持した異物を弾性把持部材61〜63間の隙間から落とすことなく、かつ、把持した異物により管腔内壁を損傷させることなく、細かい異物であったとしても効率的に異物を体外へ取り出すことができる。
先端把持部5の弾性把持部材61〜63の間に設けられた膜が有孔膜71の場合には、管腔内の体液を孔から排出できる利点がある。また有孔はメッシュ(網目)状でも良い。
先端把持部5の弾性把持部材61〜63の間に膜71〜73を設けることにより、弾性把持部材61〜63の把持強度が低かったとしても、弾性把持部材61〜63の間に膜71〜73が設けられているので、異物が弾性把持部材61〜63と、弾性把持部材61〜63の間の膜71〜73とに支えられて、しっかりと異物を把持することが可能となる。有孔膜71の場合、その孔は1.0cm以下が好ましく、管腔内の体液の孔からの排出と、把持した異物による管腔内壁の損傷を両立するために、孔の径は0.25cm以下がより好ましい。
弾性把持部材61〜63の間に設けられた膜71〜73の材質は、透明であることが好ましい。膜71〜73の材質が透明であれば把持した異物を内視鏡で観察しながら体外に取り出すことができ、より操作性に優れる。
弾性把持部材61〜63の間に設けられた膜71〜73の材質は、弾性把持部材61〜63の開閉に追従する可撓性を有する軟質の合成樹脂であることが好ましく、可塑性を有する軟質の合成樹脂としては、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリブタジエン、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレン−メタクリレート共重合体、ポリウレタン、シリコーン、エラストマー等が挙げられ、先端把持部5の弾性把持部材61〜63の開閉への追従性の観点から、0.01〜2.0mmの厚みのフィルムを用いることが好ましい。
弾性把持部材61〜63の間に設けられた膜71〜73は、可塑性を有する軟質の合成樹脂などのシート状のフィルムを弾性把持部材61〜63に対して熱融着や超音波ウエルダー溶着をすることにより作製することができる。
弾性把持部材61〜63は弾性率の高い金属が好ましい。金属としては、ステンレスや形状記憶合金等が挙げられ、形状記憶合金としては、ニッケル−チタン系合金、銅−亜鉛−アルミニウム系合金、銅−アルミニウム−ニッケル系合金などが挙げられる。ニッケルチタン合金が生体に対してアレルギー反応を生じさせ難い点で、材料としては好ましい。先端把持部5の弾性把持部材61〜63の操作性のため、ステンレスや形状記憶合金の直径は0.5mm〜5.0mmであることが好ましい。また、先端把持部5の弾性把持部材の本数が3本以上の場合、膜71〜73の開閉の操作が容易となるため、弾性把持部材61〜63の本数は3本以上であることが好ましい。
また、先端把持部5の弾性把持部材61〜63は、ポリアミド樹脂やポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂、またはこれらの樹脂と上記金属の組み合わせを使用することができる。
本発明は、狭い管腔内での操作性に優れ、把持した異物を把持部材間の隙間から落とすことなく、かつ、把持した異物により管腔内壁を損傷させることなく、細かい異物であったとしても効率的に異物を体外へ取り出すことができる。
1 操作部
2 スライダ
3 挿入部
4 内視鏡用把持鉗子
5 先端把持部
61、62、63 弾性把持部材
71 有孔膜
72,73 無孔膜

Claims (1)

  1. 手元側に設けられた操作部に接続され、内視鏡の可塑性を有する挿入部内に挿通されて、操作に対応して進退する操作ワイヤと、前記操作ワイヤの先端部分に設けられ、前記操作ワイヤの進退に対応して移動する弾性把持部材を有する先端把持部とを備えた内視鏡用把持鉗子において、
    前記弾性把持部材の間に無孔及び/又は有孔の膜を備えることを特徴とする内視鏡用把持鉗子。

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