JP2018186686A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワー半導体モジュールに電気的に接続する平滑コンデンサ及び交流出力部の発熱部を確実に冷却することができる電力変換装置を提供する。【解決手段】冷却媒体が流れる冷媒流路CLを設けた筐体4と、冷媒流路側の内壁4aに密着して筐体に収納されているパワー半導体モジュール10と、パワー半導体モジュールに電気的に接続されて筐体に収納されている平滑コンデンサ12及び交流出力部15と、を備えている。そして、パワー半導体モジュール及び平滑コンデンサを電気的に接続する複数の第1電気接続部と、パワー半導体モジュール及び交流出力部を電気的に接続する複数の第2電気接続部との少なくとも一方が、冷却端子台35,36を介して冷媒流路側の内壁に熱的に接続されている。【選択図】図17

Description

本発明は、電力変換用のパワー半導体モジュールと、パワー半導体モジュールを冷却する冷却器とを備えた電力変換装置に関する。
この種の電力変換装置としては、特許文献1に記載された電力変換装置が知られている。
この電力変換装置は、電力変換用のパワー半導体モジュール、平滑コンデンサ、直流入力コネクタ、交流出力コネクタ、冷却媒体が内部を循環する冷却器、収納空間を形成した筐体など、を備えている。そして、筐体の収納空間に、平滑コンデンサ、直流入力コネクタ、交流出力コネクタを収納するとともに、筐体の外壁に収納空間に連通する開口部が形成されており、冷却器を接合したパワー半導体モジュールを、開口部から挿入して収納空間に配置した状態で開口部を冷却器で閉塞して固定する。そして、冷却器の冷却室に冷却媒体を流すことで、パワー半導体モジュールの素子がスイッチング動作する際の発熱を冷却器で冷却している。
この特許文献1の電力変換装置は、開口部を閉塞して固定される冷却器を筐体の一部として使用しているので、製造コストの低減化を図ることができる。
特開2017−60291号公報
ところで、特許文献1の電力変換装置は、パワー半導体モジュールと平滑コンデンサとを電気的に接続する接続部と、パワー半導体モジュールと交流出力部とを電気的に接続する接続部との電力損失による発熱も大きいが、冷却器がパワー半導体のみを冷却する構造としているので、電力変換の際の冷却効率が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、パワー半導体モジュールに電気的に接続する平滑コンデンサ及び交流出力部の発熱部を確実に冷却することができる電力変換装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電力変換装置は、冷却媒体が流れる冷媒流路を設けた筐体と、冷媒流路側の内壁に密着して筐体に収納されているパワー半導体モジュールと、パワー半導体モジュールに電気的に接続されて筐体に収納されている平滑コンデンサ及び交流出力部と、を備え、パワー半導体モジュール及び平滑コンデンサを電気的に接続する複数の第1電気接続部と、パワー半導体モジュール及び交流出力部を電気的に接続する複数の第2電気接続部との少なくとも一方が、冷却端子台を介して冷媒流路側の前記内壁に熱的に接続されている。
本発明に係る電力変換装置によれば、パワー半導体モジュールに電気的に接続する平滑コンデンサ及び交流出力部の発熱部を確実に冷却することができる。
本発明に係る第1実施形態の電力変換装置の外観を示す斜視図である。 第1実施形態の電力変換装置を構成する部品の展開斜視図である。 第1実施形態の筐体の底壁の内側を示す図である。 第1実施形態の筐体の底壁を外側から示した図である。 (a)が図3の要部を拡大して示した図であり、(b)が(a)のA−A線矢視図である。 第1実施形態の筐体の底壁の外側に流路カバーを装着した状態を示す図である。 第1実施形態の電力変換装置を構成するパワー半導体モジュールの表側を示す斜視図である。 第1実施形態のパワー半導体モジュールの裏側を示す斜視図である。 第1実施形態の電力変換装置を構成する平滑コンデンサを示す斜視図である。 第1実施形態の平滑コンデンサの要部を示す図である。 第1実施形態の電力変換装置を構成する直流入力部を示す斜視図である。 第1実施形態の電力変換装置を構成する電流検出器を示す斜視図である。 第1実施形態の電力変換装置を構成する交流出力コネクタを示す斜視図である。 第1実施形態の筐体の底壁の内側に冷却端子台を装着した状態を示す図である。 図14のC−C矢視断面図である。 図14のD−D矢視断面図である。 第1実施形態の筐体の内部に、電力変換装置の主要部品を配置した状態を示す図である。 第1実施形態の冷却水循環部とパワー半導体モジュールの冷却器との接続構造を示した図である。 第1実施形態のパワー半導体モジュール及び交流出力部の電気的に接続されている箇所に配置されている冷却端子台を示す図である。 第1実施形態のパワー半導体モジュール及び平滑コンデンサの電気的に接続されている箇所に配置されている冷却端子台を示す図である。 第1実施形態の筐体の内部に配置した電力変換装置の主要部品の上部に樹脂シートを配置した状態を示す図である。 第1実施形態の筐体の内部に配置した伝熱シートの上部に固定板を配置した状態を示す図である。 第1実施形態の筐体の内部に配置した固定板の上部に制御回路基板を配置した状態を示す図である。 第1実施形態の電力変換装置の横断面図である。 図24の符号Gで示した箇所の拡大図である。 図24の符号Hで示した箇所の拡大図である。 本発明に係る第2実施形態の電力変換装置の電気的に接続されている箇所を示すものである。 本発明に係る第3実施形態の電力変換装置の電気的に接続されている箇所を示すものである。 本発明に係る第4実施形態のパワー半導体モジュールの冷却器を示す図である。 第4実施形態のパワー半導体モジュールの冷却器が冷却水循環部に接続している状態を示す図である。 本発明に係る第5実施形態の電力変換装置の電気的に接続されている箇所示す図である。 本発明に係る第6実施形態の電力変換装置の電気的に接続されている箇所示す図である。 本発明に係る第7実施形態の電力変換装置の電気的に接続されている箇所示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1から第7実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1から第7実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明で記載されている「上」、「下」、「底」、「前」、「後」、「左右」等の方向を示す用語は、添付図面の方向を参照して用いられている。
[第1実施形態の電力変換装置]
以下、本発明の一態様に係る第1実施形態の電力変換装置について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態の電力変換装置1は、筐体2と、筐体2の底部に設けた冷却水循環部CLとを備えている。筐体2は、ケース4及びカバー5で構成されている。
ケース4には、冷却水供給パイプ6a及び冷却水排出パイプ6bが接続しているとともに、外部入力接続口4eと外部出力接続口4fが開口している。
筐体2の内部には、図2に示すように、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)モジュール10と、IGBTモジュール10を駆動する駆動回路等が実装された制御回路基板11と、平滑コンデンサ12と、直流入力コネクタ13と、交流出力コネクタ14と、電流検出器15とが収納される。
[筐体]
筐体2のケース4及びカバー5は、アルミニウム、又はアルミニウム合金を材料とした鋳造品である。
図3はケース4の内側を示し、図4はケース4を外側から示したものである。
図3に示すように、ケース4は、長方形状の底壁4aと、底壁4aの全周から立ち上がる第1側壁〜第4側壁4b1〜4b4と、第1側壁〜第4側壁4b1〜4b4の上端で開口する開口部4cと、を備えている。
そして、第2側壁4b2に冷却水供給パイプ6a及び冷却水排出パイプ6bが圧入或いは溶接で接続されているとともに、第3側壁4b4に外部入力接続口4eと外部出力接続口4fが形成されている。
ケース4の底壁4aの外側には、図4において左右方向に延在する入側溝7aと、入側溝7aより長尺に左右方向に延在する出側溝7bが形成されている。入側溝7aの左側端部は、冷却水供給パイプ6aに連通路8aを介して連通しているとともに、出側溝7bの左側端部も、冷却水排出パイプ6bに連通路8bを介して連通している。また、入側溝7aの右側端部側に底壁4aを貫通して入側開口部9aが形成され、出側溝7bの右側端部側に底壁4aを貫通して出側開口部9bが形成されている。
図5(a),(b)に示すように、入側開口部9aの外側には周溝9a1が形成されており、この周溝9a1にOリング16が装着されている。また、出側開口部9bの外側にも周溝(不図示)が形成され、この周溝にOリング16が装着されている。
これらOリングは、必要に応じて周溝を増やして二重以上に装着してもよい。
そして、図6に示すように、ケース4の底壁4aの外側に、入側溝7a及び出側溝7bの開口部を閉塞するように流路カバー17が固定されており、冷却水供給パイプ6a及び入側開口部9aに連通する入側流路18aと、冷却水排出パイプ6b及び出側開口部9bに連通する出側流路18bとが形成される。
これにより、前述した冷却水循環部CLは、冷却水供給パイプ6a、連通路8a、入側流路18a、入側開口部9a、冷却水排出パイプ6b、連通路8b、出側流路18b及び出側開口部9bで構成されている。
[IGBTモジュール]
図7及び図8は、IGBTモジュール10を示すものであり、モジュール本体19と、モジュール本体19に一体に設けられ、筐体2に設けた冷却水循環部CLに接続して冷却水が循環する冷却器3と、を備えている。
モジュール本体19は、直方体形状の樹脂パッケージ19aと、樹脂パッケージ19aの底面に配置された金属ベース板(不図示)とを備え、金属ベース板側に冷却器3が一体に設けられている。
樹脂パッケージ19aには、図示しない3個のIGBTの上アーム半導体チップ、上アーム用配線パターン部、上アーム配線用導体板、下アーム半導体チップ、下アーム用配線パターン部、下アーム配線用導体板及び接地用配線パターン部などが埋め込まれているとともに、上アーム半導体チップ及び下アーム半導体チップが金属ベース板に接触している。
樹脂パッケージ19aには、長尺方向の一方の側面20aから平板形状の正極側端子21U,21V,21W及び負極側端子22U,22V,22Wが、互いの板幅方向の端部を対向させた状態で一列に突出して設けられているとともに、長尺方向の他方の側面20bから平板形状の出力端子23U,23V,23Wが、互いの板幅方向の端部を対向させた状態で一列に突出して設けられている。
正極側端子21U,21V,21Wは、上アーム用配線パターン部を介して上アーム半導体チップのコレクタに接続しており、負極側端子22U,22V,22Wは、接地用配線パターン部と下アーム配線用導体板を介して下アーム半導体チップのエミッタに接続しており、出力端子23U,23V,23Wは、下アーム用配線パターン部と上アーム配線用導体板を介して上アーム半導体チップのエミッタ及び下アーム半導体チップのコレクタに接続している。
また、樹脂パッケージ19aの上面には、上アーム用の複数の制御電極に接続する複数本の上アーム用リードフレーム24U,24V,24Wと、下アーム用の複数の制御電極に接続する複数本の下アーム用リードフレーム25U,25V,25Wが上方に突出して設けられている。
冷却器3は、図8に示すように、樹脂パッケージ19aの底面に接合されている。
この冷却器3の底壁3aには、ケース4の入側開口部9aに接続する入側開口部3eと、ケース4の出側開口部9bに接続する出側開口部3fが形成されている。
[平滑コンデンサ]
平滑コンデンサ12は、直流入力コネクタ13から入力した直流電圧を平滑化する装置であり、図9に示すように、略直方体形状のコンデンサ本体12aと、コンデンサ本体12aの長尺方向(矢印B方向)に延在する側面12bから突出して設けられている複数の端子と、を備えている。
平滑コンデンサ12の複数の端子は、側面12bの右側に寄った位置に設けられており、平板形状の正極側出力端子26U,26V,26W及び負極側出力端子27U,27V,27Wが、互いの板幅方向の端部を対向させた状態で長尺方向に沿って一列に突出して設けられている。
また、側面12bの左側に寄った位置には、図9及び図10に示すように、正極側入力端子28と、負極側入力端子29とが突出して設けられている。
負極側入力端子29は平板形状の端子であり、平面方向が長尺方向に延在して突出して設けられている。
正極側入力端子28は、側面12bから長尺方向に直交した方向に平面方向が延在して突出している平板形状の基部28aと、この基部28aの先端側から長尺方向に折曲されて形成された接続部28bと、を備えた端子である。
[直流入力コネクタ]
図11は、直流入力コネクタ13を示すものであり、樹脂モールド製の入力コネクタ本体13aと、入力コネクタ本体13aの内部に長尺方向に延在して配置されている2本の板状の正極側バスバー30及び負極側バスバー31と、を備えている。
正極側バスバー30の一端が平滑コンデンサ12の正極側入力端子28に接続するコンデンサ側端子30aであり、他端が外部入力コンバータ(不図示)の正極側端子に接続する外部入力側端子30bである。また、負極側バスバー31の一端が平滑コンデンサ12の負極側入力端子29に接続するコンデンサ側端子31aであり、他端が外部入力コンバータの負極側端子に接続する外部入力側端子31bである。
[電流検出機器]
電流検出器15は、IGBTモジュール10の交流出力電流を検出する装置であり、図12に示すように、直方体形状の検出器本体32と、検出器本体32の長手方向に離間して配置されている3本の板状の検出器バスバー33U,33V,33Wと、を備えている。
そして、検出器バスバー33Uの一端がIGBTモジュール10の出力端子23Uに接続するIGBT側端子33Uaであり、検出器バスバー33Uの他端が交流出力コネクタ14の出力端子33Ubとなる。また、検出器バスバー33Vの一端がIGBTモジュール10の出力端子23Vに接続するIGBT側端子33Vaであり、検出器バスバー33Vの他端が交流出力コネクタ14の出力端子33Vbとなる。さらに、検出器バスバー33Wの一端がIGBTモジュール10の出力端子23Wに接続するIGBT側端子33Waであり、検出器バスバー33Wの他端が交流出力コネクタ14の出力端子33Wbとなる。
[交流出力コネクタ]
図13は、交流出力コネクタ14を示すものであり、検出器バスバー33U,33V,33Wの出力端子33Ub,33Vb,33Wbが上部から差し込まれて装着される装着穴34a,34b、34cが形成されている。
[第1実施形態の電力変換装置の組み立て]
次に、第1実施形態の電力変換装置1の組み立てについて説明する。
先ず、ケース4内に収納する部品の収納空間を図14に示す。
図14に示すように、ケース4内には、平滑コンデンサ12を収納する第1収納空間S1と、直流入力コネクタ13を収納する第2収納空間S2と、電流検出器15及び交流出力コネクタを収納する第3収納空間S3と、IGBTモジュール10を収納する第4収納空間S4と、が設けられている。
第1収納空間S1は、第1側壁4b1に沿って延在し、互いに対向する第2側壁b2及び第4側壁4b4まで長尺空間として設けられている。
第2収納空間S2は、第4側壁4b4に沿って延在する長尺空間であり、この空間の長尺方向の一端が第1収納空間S1に対向し、長尺方向の他端が第3側壁4b3まで設けられている。
第3収納空間S3は、第4側壁4b4に沿って延在する長尺空間であり、この空間の長尺方向の一端が第2収納空間S2に対向し、長尺方向の他端が第2側壁4b2まで設けられている。
第4収納空間S4は、第1収納空間S1、第2収納空間S2、第3収納空間S3及び第2側壁4b2に囲まれた空間である。
ここで、第1収納空間S1と第4収納空間S4との間の底壁4aには冷却端子台35が固定され、第3収納空間S3と第4収納空間S4との間の底壁4aには冷却端子台36が固定されている。
冷却端子台35は、図14及び図15に示すように、底壁4a上に電気絶縁性の伝熱シート37を介して載置され、長手方向の両端が固定ねじ38で底壁4aに固定された部材である。この冷却端子台35は、熱伝導性が良好な黄銅製で丸棒形状の6個の冷却端子39と、これら冷却端子39を所定間隔を開けて上下端面を外部に露出させた状態でインサート成形している熱可塑性樹脂からなる端子台本体40と、を備えている。
また。冷却端子台36も、図14及び図16に示すように、底壁4a上に電気絶縁性の伝熱シート41を介して載置され、長手方向に離間した位置において固定ねじ38で底壁4aに固定された部材であり、黄銅製で丸棒形状の3個の冷却端子42と、これら冷却端子42を所定間隔を開けて上下端面を外部に露出させた状態でインサート成形している熱可塑性樹脂からなる端子台本体43と、を備えている。
これら冷却端子台35,36の冷却端子39,42は、端子台本体40,43からの抜けを防止するために軸方向中央部に縮径部39a,42aが形成されている。
そして、図17に示すように、ケース4内の第2収納空間S2に直流入力コネクタ13を収納し、第3収納空間S3に交流出力コネクタ14及び電流検出器15を収納し、第4収納空間S4にIGBTモジュール10を収納し、第1収納空間S1に平滑コンデンサ12を収納し、これらの部品を底壁4aに固定する。
ここで、図1で示したケース4の外部入力接続口4eの内部に直流入力コネクタ13の外部入力側端子30b,31bが位置し、ケース4の外部出力接続口4fの内部に、交流出力コネクタ14に一体に装着した電流検出器15の出力端子33Ub,33Vb,Wbが位置する。
そして、IGBTモジュール10を第4収納空間S4に収納して固定すると、図18に示すように、IGBTモジュール10に一体化された冷却器3の入側開口部3eと、第4収納空間S4の底壁4aに形成されている入側開口部9aが対向するとともに、入側開口部9aの外側の周溝9a1に装着したOリング16が冷却器3の入側開口部3eの周壁に押し潰されることで、入側開口部3e、9aは液密が保持された状態で接続される。また、図示しないが、互いに対向する冷却器3の出側開口部3f及び第4収納空間S4の出側開口部9bも、出側開口部9bの外側の周溝9a1に装着したOリング16が冷却器3の出側開口部3fの周壁に押し潰されることで、出側開口部3f、9bは液密が保持された状態で接続される。
これにより、前述した冷却水循環部CLの冷却水供給パイプ6aから供給された冷却水が入側開口部3e、9aを通過してIGBTモジュール10の冷却器3の内部に供給され、冷却器3から排出された水が出側開口部3f、9bを通過して冷却水排出パイプ6bから外部に排出可能とされる。
次いで、図17に示すように、直流入力コネクタ13の平滑コンデンサ12側で突出しているコンデンサ側端子30aと、平滑コンデンサ12の正極側入力端子28の接続部28bとが重なり、直流入力コネクタ13のコンデンサ側端子31aと、平滑コンデンサ12の負極側入力端子29も重なるので、これらの重なっている部分を溶接することで電気的に接続する。
また、図19に示すように、電流検出器15のIGBT側端子33Ua,33Va,33Waと、IGBTモジュール10の出力端子23U,23V,23Wも重なるので、これらの重なっている部分を溶接することで電気的に接続する。これら電気的に接続した部分の下面は、冷却端子台36の冷却端子39が熱的に接触する。
さらに、図20に示すように、平滑コンデンサ12の正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、IGBTモジュール10の正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22Wも重なるので、これらの重なっている部分を溶接することで電気的に接続する。そして、これら電気的に接続した部分の下面は、冷却端子台35の冷却端子39が熱的に接触する。
次いで、図21に示すように、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12が電気的に接続している部位の上部と、電流検出器15及びIGBTモジュール10が電気的に接続している部位の上部と、直流入力コネクタ13及び平滑コンデンサ12が電気的に接続している部位の上部を樹脂シート44,45,46で覆う。
次いで、図22に示すように、直流入力コネクタ13及びIGBTモジュール10の上部を覆う固定板47をケース4に固定した後、図2で示す絶縁紙48aを固定板47の上面に貼る。次いで、図23に示すように、固定板47の上方に制御回路基板11を配置する。
固定板47は、図24に示すように、金属板49と、金属板49の略全域を被覆した状態でインサート成形している熱可塑性樹脂からなる被覆部50と、を備えている。
固定板47の金属板49は、絞り加工により凸部49a,49bを形成することで高剛性の部材としている。
また、固定板47の被覆部50には、図25に示すように、電流検出器15及びIGBTモジュール10が電気的に接続している部位(IGBT側端子33Ua,33Va,33Waと、出力端子23U,23V,23Wの接続部)に向けて突出する突起部50aが設けられている。
また、被覆部50には、図26に示すように、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の電気的に接続している部位(正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22Wの接続部)に向けて突出する突起部50bが設けられている。
さらに、図26に示すように、被覆部50にはIGBTモジュール10の上面に向けて突出する突起部50cも設けられている。
これにより、固定板47をケース4に固定すると、被覆部50の突起部50aが、電流検出器15及びIGBTモジュール10が電気的に接続している部位を樹脂シート45を介して押し付け、被覆部50の突起部50bが、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の電気的に接続している部位を樹脂シート44を介して押し付け、被覆部50の突起部50cがIGBTモジュール10を押し付ける。
ここで、図22に示すように、固定板47は、表裏に連通する長尺なリードフレーム通過穴51が形成されており、IGBTモジュール10の上面から突出している上アーム用リードフレーム24U,24V,24W、下アーム用リードフレーム25U,25V,25Wがリードフレーム通過穴51を通過して制御回路基板11のランドを有するスルーホール(不図示)に挿通され、各リードフレームとスルーホールの間が半田付けされる。
そして、図2に示す絶縁紙48bを裏面に貼ったカバー5をケースの開口部4cの周縁に固定する。これにより、筐体2に収納されたIGBTモジュール10、制御回路基板11、平滑コンデンサ12、直流入力コネクタ13、交流出力コネクタ14及び電流検出器15に対して、外気との液密封止が施される。
[第1実施形態の電力変換装置の動作]
この状態で、外部の入力コンバータ(図示せず)から直流入力コネクタ13を介して直流電力が供給された平滑コンデンサ12は、入力した直流電圧の平滑化を行ってIGBTモジュール10に出力する。そして、制御回路基板11から例えばパルス幅変調信号からなるゲート信号がIGBTモジュール10に供給されることで3個のIGBTに対して120度ずれたゲート信号でオン・オフ制御されると、IGBTモジュール10からU相、V相及びW相の3相交流が、電流検出器15及び交流出力コネクタ14を介して負荷に出力される。
IGBTモジュール10の3つのIGBTが動作状態となると、樹脂パッケージ19aに埋め込まれている3つのIGBTの上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップが発熱状態となる。
また、IGBTモジュール10の樹脂パッケージ19aに埋め込まれている上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップの発熱とともに、直流電圧の平滑化を行っている平滑コンデンサ12及びIGBTモジュール10の3相交流の出力電流を検出している電流検出器15も発熱状態となる。
IGBTモジュール10の上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップの発熱は、IGBTモジュール10のモジュール本体19に一体に設けた冷却器3に熱伝導される。
IGBTモジュール10の冷却器3に伝熱された熱は、冷却器3を循環する冷却水によって移動するので、IGBTモジュール10の上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップは、効率良く冷却されていく。
一方、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子(平滑コンデンサ12の正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、IGBTモジュール10の正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22W)の下部には、冷却端子39の上端が熱的に接触した状態で冷却端子台35が配置されている。このため、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子の発熱は、冷却端子39、冷却端子39の下部に配置した伝熱シート37を介してケース4の底壁4aに熱伝導される(図20参照)。
また、IGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子(電流検出器15のIGBT側端子33Ua,33Va,33Waと、IGBTモジュール10の出力端子23U,23V,23W)の下部にも、冷却端子42の上端が熱的に接触した状態で冷却端子台36が配置されているので、IGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子の発熱は、冷却端子42、冷却端子42の下部に配置した伝熱シート41を介してケース4の底壁4aに熱伝導される(図19参照)。
そして、ケース4の底壁4aは、図6で示したように冷却水が循環する冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられているので底壁4aの放熱性が高い。したがって、冷却端子台35に伝達された熱及び冷却端子台36を介して伝達された熱は、放熱性が高い底壁4aに移動していくので、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子及びIGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子は、効率良く冷却されていく。
ここで、本発明に係るパワー半導体モジュールがIGBTモジュール10に対応し、本発明に係る筐体がケース4に対応し、本発明に係る交流出力部が電流検出器15に対応し、本発明に係る第1突起が突起部50cに対応し、本発明に係る第2突起が突起部50a,50bに対応し、本発明に係る直流入力部が直流入力コネクタ13に対応している。
[第1実施形態の電力変換装置の効果]
次に、第1実施形態の電力変換装置1の効果について説明する。
IGBTモジュール10の3つのIGBTが動作状態となり、樹脂パッケージ19aに埋め込まれている3つのIGBTの上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップが発熱状態となっても、IGBTモジュール10の冷却器3に冷却水循環部CLから冷却水を循環させることで、IGBTモジュール10の上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップを効率良く冷却することができる。
また、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子(平滑コンデンサ12の正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、IGBTモジュール10の正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22W)と、IGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子(電流検出器15のIGBT側端子33Ua,33Va,33Waと、IGBTモジュール10の出力端子23U,23V,23W)とが電力損失により発熱状態となると、これら接続端子の下部に配置した冷却端子台35,36が接続部の熱を底壁4aに伝導していくが、底壁4aは、冷却水が循環する冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられて放熱性が高くなっているので、接続部を効率良く冷却することができる。
また、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子、IGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子は溶接で接合されているが、溶接時に接続端子で発生した熱は、冷却端子台35,36を介して底壁4aに逃がすことができるので、溶接時の熱によるIGBTモジュール10、平滑コンデンサ12及び電流検出器15に対して影響を与えることがない。
また、IGBTモジュール10をケース4の底壁4aに固定すると、底壁4aの入側開口部9aの外側に装着したOリング16が冷却器3の入側開口部3eの周壁に押し潰されることで、入側開口部3e、9aは液密が保持された状態で接続される。また、底壁4aの出側開口部9bの外側に装着したOリング16が冷却器3の出側開口部3fの周壁に押し潰されることで、出側開口部3f、9bは液密が保持された状態で接続されるので、底壁4aに設けた冷却水循環部CLと冷却器3との冷却水の流路を簡単に接続することができる。
また、図17に示すように、ケース4に収納されている直流入力コネクタ13及びIGBTモジュール10は、平滑コンデンサ12の長手方向に並んで配置されているが、平滑コンデンサ12の長手寸法以下で並んで配置されている。また、電流検出器15は、平滑コンデンサ12の長手方向に直交する方向にIGBTモジュール10に並んで配置されている。これにより、電力変換装置1を構成する部品の中で一番大型の部品である平滑コンデンサ12の長手方向以下に他の部品を並べて配置することで、底壁4aの小面積化を図っている。
また、図24に示すように、ケース4に収納されている直流入力コネクタ13、IGBTモジュール10、電流検出器15及び交流出力コネクタ14の高さ位置は略同一に設定されており、それらの上部に、制御回路基板11が配置されている。そして、制御回路基板11の高さ位置が、平滑コンデンサ12の高さ以下に設定されていることから、ケース4の第1〜第4収納空間S1〜S4を小スペースに設定することができる。
このように、ケース4の底壁4aの小面積化を図り、第1〜第4収納空間S1〜S4の小スペースに設定した第1実施形態の電力変換装置は小型化を図ることができる。
さらに、直流入力コネクタ13及びIGBTモジュール10の上部を覆った状態でケース4に固定された固定板47には、IGBTモジュール10を底壁4a側に押し付ける突起部50cが設けられているので、IGBTモジュール10をケース4に固定しているねじの振動の伝達による緩みを確実に防止することができる。
また、固定板47には、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子を底壁4a側に押し付ける突起部50aと、電流検出器15及びIGBTモジュール10の接続端子を底壁4a側に押し付ける突起部50bも設けられているので、接続端子の接触不良を確実に防止することができる。
[第2実施形態の電力変換装置]
次に、図27に示すものは、第2実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。なお、第1実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態のIGBTモジュール10は、モジュール本体19の長尺方向の一方の側面に正極側ねじ穴端子55U,55V,55W及び負極側ねじ穴端子56U,56V,56Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されているとともに、長尺方向の他方の側面に、出力ねじ穴端子57U,57V,57Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されている。
平滑コンデンサ12は、長尺方向の一側に、先端が直角に折り曲げられた平板形状の正極側出力端子58U,58V,58W及び負極側出力端子59U,59V,59Wが設けられている。
また、電流検出器15は、先端が直角に折り曲げられた板状の検出器バスバー60U,60V,60Wが設けられている。
そして、平滑コンデンサ12の正極側出力端子58U,58V,58W及び負極側出力端子59U,59V,59Wの先端に形成した貫通穴に固定ねじ61を貫通し、それら固定ねじ61を、IGBTモジュール10の正極側ねじ穴端子55U,55V,55W及び負極側ねじ穴端子56U,56V,56Wにねじ込むことで、正極側出力端子58U,58V,58W及び負極側出力端子59U,59V,59Wを正極側ねじ穴端子55U,55V,55W及び負極側ねじ穴端子56U,56V,56Wを電気的に接続する。これら電気的に接続した部分の下面は、冷却端子台35の冷却端子39が熱的に接触する。
また、電流検出器15の検出器バスバー60U,60V,60Wの先端に形成した貫通穴に固定ねじ62を貫通し、これら固定ねじ62を、IGBTモジュール10の出力ねじ穴端子57U,57V,57Wねじ込むことで、出力ねじ穴端子57U,57V,57W及び検出器バスバー60U,60V,60Wを電気的に接続する。これら電気的に接続した部分の下面は、冷却端子台36の冷却端子42が熱的に接触する。
第2実施形態の電力変換装置によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子とIGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子とを、固定ねじ61,62を使用したねじ止めで簡単に固定することができるとともに、接続端子の電力損失による発熱を冷却端子台35,36が底壁4aに伝導していき、冷却効率を高めることができる。
[第3実施形態の電力変換装置]
次に、図28に示すものは、第3実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。なお、第1実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態のIGBTモジュール10は、モジュール本体19の長尺方向の一方の側面に平板形状の正極側端子63U,63V,63W及び負極側端子64U,64V,64Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されているとともに、長尺方向の他方の側面に、平板形状の出力端子65U,65V,65Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されている。
平滑コンデンサ12は、長尺方向の一側に、平板形状の正極側出力端子66U,66V,66W及び負極側出力端子67U,67V,67Wが設けられている。
また、電流検出器15は、先平板形状の検出器バスバー68U,68V,68Wが設けられている。
また、IGBTモジュール10の正極側端子63U,63V,63W及び負極側端子64U,64V,64Wに貫通穴が形成され、これらの接続端子に対応する平滑コンデンサ12の正極側出力端子66U,66V,66W及び負極側出力端子67U,67V,67Wにも貫通穴が形成されている。そして、IGBTモジュール10の接続端子の貫通穴と平滑コンデンサ12の接続端子の貫通穴を対応させ、これらを貫通した固定ねじ69を、冷却端子台35の冷却端子39に形成したねじ穴にねじ込むことで、正極側端子63U,63V,63W及び負極側端子64U,64V,64Wと、正極側出力端子66U,66V,66W及び負極側出力端子67U,67V,67Wを電気的に接続する。
また、IGBTモジュール10の出力端子65U,65V,65Wに貫通穴が形成され、これらの接続端子に対応する電流検出器15の検出器バスバー68U,68V,68Wにも貫通穴が形成されている。そして、IGBTモジュール10の接続端子の貫通穴と電流検出器15の接続端子の貫通穴を対応させ、これらを貫通した固定ねじ70を、冷却端子台36の冷却端子42に形成したねじ穴にねじ込むことで、出力端子65U,65V,65W及び検出器バスバー68U,68V,68Wを電気的に接続する。
第3実施形態の電力変換装置によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子の接続作業と、IGBTモジュール10及び電流検出器15の接続端子の接続作業と、接続端子を冷却端子台35,36に接触させる作業とを、固定ねじ69,70のねじ込みだけで同時に行うことができる。
[第4実施形態の電力変換装置]
次に、図29及び図30に示すものは、第4実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
第4実施形態のIGBTモジュール10のケース4の冷却水循環部CLに接続して冷却水が循環する冷却器3の底壁3aには、入側パイプ71aと、出側パイプ71bとが形成されている。
そして、図30に示すように、入側パイプ71aの外周にはOリング72が装着されており、IGBTモジュール10を第4収納空間S4に収納して固定すると、入側パイプ71aが、第4収納空間S4の底壁4aに形成されている入側開口部9aの内部に入り込みOリング72が入側開口部9aの内壁に押し潰されることで、入側パイプ71a及び入側開口部9aは液密が保持された状態で接続される。
また、図示しないが、出側パイプ71bの外周にもOリング72が装着され、IGBTモジュール10を第4収納空間S4に収納して固定すると、出側パイプ71bが、第4収納空間S4の底壁4aに形成されている出側開口部9bの内部に入り込みOリング72が出側開口部9bの内壁に押し潰されることで、出側パイプ71b及び出側開口部9bは液密が保持された状態で接続される。
したがって、IGBTモジュール10をケース4の底壁4aに固定すると、Oリング72を外周に装着した入側パイプ71a及び出側パイプ71bが底壁4aの入側開口部9a及び出側開口部9bに入り込んでOリング72が入側開口部9a及び出側開口部9bの内壁に押し潰され、入側パイプ71a及び入側開口部9a、出側パイプ71b及び出側開口部9bは液密が保持された状態で接続されるので、底壁4aに設けた冷却水循環部CLと冷却器3との冷却水の流路を簡単に接続することができる。
[第5実施形態の電力変換装置]
次に、図31に示すものは、第5実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
平滑コンデンサ12の正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、IGBTモジュール10の正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22Wが溶接により電気的に接続されている箇所の下面に、第5実施形態の冷却端子台75が接触している。
この冷却端子台75は、図14で示した第1実施形態の冷却端子台35,36と同様に長手方向の両端が固定ねじ38で底壁4aに固定された部材である。
冷却端子台75は、熱伝導性が良好な黄銅製であり、横断面U字形状の6個の冷却端子76と、これら冷却端子76を長手方向に所定間隔をあけてインサート成形している熱可塑性樹脂からなる端子台本体77と、を備えている。
6個の冷却端子76は、逆U字形状に配置され、端子台本体77の上端から平坦部76aが外部に露出し、一対の対向片部76b,76cが端子台本体77内に埋め込まれている。
第5実施形態によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子が発熱状態となると、冷却端子台75の冷却端子76から端子台本体77を介してケース4の底壁4aに熱伝導されていき、底壁4aが冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられて冷却水循環により放熱性が高くなっているので、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続部を効率良く冷却することができる。
[第6実施形態の電力変換装置]
次に、図32に示すものは、第6実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
第6実施形態の冷却端子台78は、第5実施形態と同様に、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12が電気的に接続されている箇所の下面に長手方向に延在して設けた部材であるとともに、図14と同様に長手方向の両端が固定ねじ38で底壁4aに固定された部材である。
冷却端子台78は、ケース4の底壁4aから突出している長尺な立上がり部79と、この立上がり部79全体を覆う長尺な合成樹脂性の絶縁カバー80と、を備えている。
この第6実施形態に冷却端子台78によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子が発熱状態となると、冷却端子台78の絶縁カバー80を介して立上がり部79に熱伝導されていき、底壁4aが冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられて冷却水循環により放熱性が高くなっているので、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続部を効率良く冷却することができる。
[第7実施形態の電力変換装置]
さらに、図33に示すものは、第7実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
第7実施形態の冷却端子台81も、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12が電気的に接続されている箇所の下面に長手方向に延在して設けた部材である。
冷却端子台81は、ケース4の底壁4aから突出している立上がり部82と、この立上がり部82の上側の外周を覆う合成樹脂性の絶縁カバー83と、を備えている。
立上がり部82の長手方向の両端側には、高さ方向の略中間位置に係合凹部84が形成されている。
絶縁カバー83の長手方向の両端側にはスナップフィット部85が設けられており、スナップフィット部85が弾性変形しながら係合凹部84に嵌まり込むことで、立上がり部82の上側の外周に絶縁カバー83が装着される。
第7実施形態によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子が発熱状態となると、冷却端子台81の絶縁カバー83を介して立上がり部82に熱伝導されていき、底壁4aが冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられて冷却水循環により放熱性が高くなっているので、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続部を効率良く冷却することができる。
また、第7実施形態の冷却端子台81は、ケース4の底壁4aから突出している長尺な立上がり部82に、スナップフィット部85を使用して長尺な絶縁カバー83を装着するという簡便な作業なので、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、第5〜第7実施形態は、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の電気的な接続端子に接触する冷却端子台75,78,81について説明したが、IGBTモジュール10及び電流検出器15の電気的な接続端子に接触する冷却端子台に適用しても同様の効果を奏することができる。
また、図19では冷却端子台36が電流検出器15及びIGBTモジュール10の接続端子の接続部分直下に配置され、図20では冷却端子台35がIGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子の接続部分直下に配置され、図31から図33では、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子の接続部分直下に冷却端子台75,78,81が配置されているが、溶接した接続端子のうち下側の接続端子を冷却端子台が支持しているのであれば、接続端子の接続部分直下に配置する必要はない。
また、冷却端子台35,36,75,78,81が熱的に接触しているケース4の位置は冷却水循環路CLの入側流路18a,出側流路18bを形成している底壁4aに限らず、入側流路18a,出側流路18bの近くの側壁であってもよく、例えば図15で示した冷却端子台35の冷却端子39が、側壁側にL字状に屈曲した部材であってよい。
また、図24で示した固定板47の金属板49に形成した絞り加工による凸部49a,49bの形状は、形状、向き、本数などを変化させることで、電力変換装置1が搭載される自動車などの装置で生じる様々な振動への耐性や剛性を高めることができる。
また、図15で示したように冷却端子台35は底壁4a上に伝熱シート37を介して載置され、図16で示したように、冷却端子台36は底壁4a上に伝熱シート41を介して載置されているが、冷却端子台35の冷却端子39の下面、或いは底壁4aに溝を切ったり、凹凸を設けると伝熱シート37のずれを防止することができ、冷却端子台36の冷却端子42の下面、或いは底壁4aに溝を切ったり、凹凸を設けると伝熱シート41のずれを防止することができる。
また、これらの溝や凹凸の形状を、固定板47の金属板49に形成した絞り加工の形状に合わせて適切に調整することで、ずれ防止をより効果的にできることもある。
また、図2で示したように、筐体2の一側(第3側壁4b4)に直流入力コネクタ13が配置される外部入力接続口4eと、交流出力コネクタ14が配置される外部出力接続口4fが形成されているが、直流入力コネクタ13、交流出力コネクタ14の配置位置はこれに限ることではない。
さらに、図9及び図10で示したように、平滑コンデンサ12の正極側入力端子28は、側面12bから長尺方向に直交した方向に平面方向が延在して突出している平板形状の基部28aを備えているが、端子形状をこのようにすると、この基部28aが存在せず、接続部28bが側面12bから長尺方向に延在しているものと比較して、平滑コンデンサの長尺方向の短尺化を図ることができる。
1 電力変換装置
2 筐体
3 冷却器
3a 底壁
3e 入側開口部
3f 出側開口部
4 ケース
4a 底壁
4b1〜4b4 第1側壁〜第4側壁
4c 開口部
4e 外部入力接続口
4f 外部出力接続口
5 カバー
6a 冷却水供給パイプ
6b 冷却水排出パイプ
7a 入側溝
7b 出側溝
8a 連通路
8b 連通路
9a 入側開口部
9a1 周溝
9b 出側開口部
10 IGBTモジュール
11 制御回路基板
12 平滑コンデンサ
12a コンデンサ本体
12b 側面
13 直流入力コネクタ
13a 入力コネクタ本体
14 交流出力コネクタ
15 電流検出器
16 Oリング
17 流路カバー
18a 入側流路
18b 出側流路
19 モジュール本体
19a 樹脂パッケージ
20a 一方の側面
20b 他方の側面
21U,21V,21W 正極側端子
22U,22V,22W 負極側端子
23U,23V,23W 出力端子
24U,24V,24W 上アーム用リードフレーム
25U,25V,25W 下アーム用リードフレーム
26U,26V,26W 正極側出力端子
27U,27V,27W 負極側出力端子
28 正極側入力端子
28a 平板形状の基部
28b 接続部
29 負極側入力端子
30 正極側バスバー
31 負極側バスバー
30a コンデンサ側端子
30b 外部入力側端子
31a コンデンサ側端子
31b 外部入力側端子
32 検出器本体
33U,33V,33W 検出器バスバー
33Ua,33Va,33Wa IGBT側端子
33Ub,33Vb,33Wb 出力端子
34a,34b、34c 装着穴
S1 第1収納空間
S2 第2収納空間
S3 第3収納空間
S4 第4収納空間
35,36 冷却端子台
37、41 伝熱シート
38 固定ねじ
39、42 冷却端子
39a,42a 縮径部
40,43 端子台本体
44,45、46 樹脂シート
47 固定板
48a,48b 絶縁紙
49 金属板
50 被覆部
50a,50b,50c 突起部
51 リードフレーム通過穴
55U,55V,55W 正極側ねじ穴端子
56U,56V,56W 負極側ねじ穴端子
57U,57V,57W 出力ねじ穴端子
58U,58V,58W 正極側出力端子
59U,59V,59W 負極側出力端子
60U,60V,60W 検出器バスバー
61,62 固定ねじ
63U,63V,63W 正極側端子
64U,64V,64W 負極側端子
65U,65V,65W 出力端子
66U,66V,66W 正極側出力端子
67U,67V,67W 負極側出力端子
68U,68V,68W 検出器バスバー
69、70 固定ねじ
71a 入側パイプ
71b 出側パイプ
72 Oリング
75 冷却端子台
76 冷却端子
77 端子台本体
76a 平坦部
76b,76c 一対の対向片部
78 冷却端子台
79 立上がり部
80 絶縁カバー
81 冷却端子台
82 立上がり部
83 絶縁カバー
84 係合凹部
85 スナップフィット部
CL 冷却水循環部

Claims (15)

  1. 冷却媒体が流れる冷媒流路を設けた筐体と、
    前記冷媒流路側の内壁に密着して前記筐体に収納されているパワー半導体モジュールと、
    前記パワー半導体モジュールに電気的に接続されて前記筐体に収納されている平滑コンデンサ及び交流出力部と、を備え、
    前記パワー半導体モジュール及び前記平滑コンデンサを電気的に接続する複数の第1電気接続部と、前記パワー半導体モジュール及び前記交流出力部を電気的に接続する複数の第2電気接続部との少なくとも一方が、冷却端子台を介して前記冷媒流路側の前記内壁に熱的に接続されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記パワー半導体モジュールは、モジュール本体の一側から突出した平板形状の第1モジュール側端子と、前記モジュール本体の他側から突出した複数の平板形状の第2モジュール側端子と、を備え、
    前記平滑コンデンサは、コンデンサ本体から突出した複数の平板形状のコンデンサ側端子を備えており、
    前記交流出力部は、出力部本体から突出した複数の平板形状の出力部側端子を備え、
    前記第1電気接続部は、対応する前記第1モジュール側端子と前記コンデンサ側端子とを重ねて溶接で接合してなり、
    前記第2電気接続部は、対応する前記第2モジュール側端子及び前記出力部側端子を重ねて溶接で接合してなることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記パワー半導体モジュールを覆った状態で前記筐体に固定された固定板を備え、
    前記固定板は、前記パワー半導体モジュールを前記筐体の内壁に向けて押し付ける第1突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 前記固定板に、前記複数の第1電気接続部及び前記複数の第2電気接続部を、前記筐体の内壁に向けて押し付ける第2突起が設けられていることを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記パワー半導体モジュールは、モジュール本体の一側に形成した複数の第1ねじ穴端子と、前記モジュール本体の他側に形成した複数の第2ねじ穴端子と、を備え、
    前記平滑コンデンサは、コンデンサ本体から突出した複数の平板形状のコンデンサ側端子と、前記コンデンサ側端子に形成した第1貫通穴と、を備え、
    前記交流出力部は、出力部本体から突出した複数の平板形状の出力部側端子と、前記出力部側端子に形成した第2貫通穴と、を備え、
    前記第1電気接続部は、第1ねじを前記コンデンサ側端子の前記第1貫通穴を通過して対応する前記第1ねじ穴端子にねじ込むことで前記第1ねじ穴端子及び前記コンデンサ側端子を接続してなり、
    前記第2電気接続部は、第2ねじを前記出力部側端子の第2貫通穴を通過して対応する前記第2ねじ穴端子にねじ込むことで、前記第2ねじ穴端子及び前記出力部側端子を接続してなることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  6. 前記平滑コンデンサは、コンデンサ本体から突出した複数の平板形状のコンデンサ側端子と、前記コンデンサ側端子の先端側に形成した複数の第1貫通穴と、を備え、
    前記交流出力部は、出力部本体から突出した複数の平板形状の出力部側端子と、前記出力部側端子の先端側に形成した第2貫通穴と、を備え、
    前記パワー半導体モジュールは、モジュール本体の一側から突出した複数の平板形状の第1モジュール側端子と、前記第1モジュール側端子の先端側に形成した第3貫通穴と、前記モジュール本体の他側から突出した複数の平板形状の第2モジュール側端子と、前記第2モジュール側端子の先端側に形成した第4貫通穴と、を備え、
    前記第1電気接続部は、第1ねじを対応する前記コンデンサ側端子の前記第1貫通穴及び前記第1モジュール側端子の前記第3貫通穴を通過して第1端子台に設けた第1ねじ穴にねじ込むことで、前記コンデンサ側端子及び第1モジュール側端子を接続してなり、
    前記第2電気接続部は、第2ねじを対応する前記出力部側端子の前記第2貫通穴及び前記第2モジュール側端子の前記第4貫通穴を通過して第2端子台に設けた第2ねじ穴にねじ込むことで、前記出力部側端子及び第2モジュール側端子を接続してなり、
    前記第1端子台及び前記第2端子台の少なくとも一方が前記冷却端子台であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  7. 前記パワー半導体モジュールに冷却器が一体に設けられており、前記筐体に設けた前記冷媒流路から前記冷却媒体が前記冷却器の内部を循環するようにしたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記冷却器は、前記冷媒流路側の前記内壁に接合する面に、前記冷却媒体が出入りする冷却器入側開口部及び冷却器出側開口部が形成され、
    前記筐体の前記冷媒流路は、外部から前記冷却媒体が供給される筐体入側流路と、外部に前記冷却媒体を排出する筐体出側流路とが形成されているとともに、前記内壁に、前記筐体入側流路に連通する筐体入側開口部と、前記筐体出側流路に連通する筐体出側開口部とが形成され、
    前記冷却器入側開口部及び筐体入側開口部の一方の外周と、前記冷却器出側開口部及び筐体出側開口部の一方の外周とに、Oリングを装着した周溝が形成されており、
    前記冷却器を前記内壁に接合する際に、前記Oリングが押し潰された状態で前記冷却器入側開口部及び前記筐体入側開口部と、前記冷却器出側開口部及び前記筐体出側開口部とが連通することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  9. 前記冷却器は、前記冷媒流路側の前記内壁に接合する面に、前記冷却媒体が出入りする冷却器入側パイプ及び冷却器出側パイプが形成され、
    前記筐体の前記冷媒流路は、外部から前記冷却媒体が供給される筐体入側流路と、外部に前記冷却媒体を排出する筐体出側流路とが形成されているとともに、前記内壁に、前記筐体入側流路に連通する筐体入側開口部と、前記筐体出側流路に連通する筐体出側開口部とが形成され、
    前記冷却器入側パイプと前記冷却器出側パイプとの外周にOリングが装着され、
    前記冷却器を前記内壁に接合する際に、前記Oリングが押し潰された状態で前記冷却器入側パイプが前記筐体入側開口部に挿入され、前記冷却器出側パイプが筐体出側開口部に挿入されることを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  10. 前記冷却端子台は、
    前記内壁に固定されている樹脂製の端子台本体と、
    両端が外部に露出した状態で前記端子台本体に所定間隔をあけて埋め込まれている金属製の複数の冷却端子と、を備え、
    前記複数の冷却端子の一端が前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に接触し、他端側が電気絶縁性の伝熱シートを介して前記筐体に接触していることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の電力変換装置。
  11. 前記冷却端子台は、
    前記内壁に固定されている樹脂製の端子台本体と、
    一端が外部に突出し、他端が突出せずに前記端子台本体に所定間隔をあけて埋め込まれている金属製の複数の冷却端子と、を備え、
    前記複数の冷却端子の一端が前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に接触し、他端側が前記筐体に接触していることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の電力変換装置。
  12. 前記冷却端子台は、
    前記筐体の一部から前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に向けて立ち上がっている立上がり部と、
    前記立上がり部の上部を覆った状態で前記筐体、或いは前記立上がり部に固定され、前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に接触している絶縁カバーと、を備えていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の電力変換装置。
  13. 前記平滑コンデンサに直流入力部が電気的に接続され、
    前記筐体に収納されている前記平滑コンデンサの長手方向の寸法以下で、前記直流入力部及び前記パワー半導体モジュールが前記長手方向に並んで収納されているとともに、
    前記交流出力部は、前記平滑コンデンサの長手方向に直交する方向に前記パワー半導体モジュールに並んで収納されていることを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の電力変換装置。
  14. 前記筐体に収納されている前記直流入力部、前記パワー半導体モジュール及び交流出力部の高さ位置が略同一に設定されており、それらの上部に、前記パワー半導体モジュールを駆動制御する制御基板が配置されていることを特徴とする請求項13に記載の電力変換装置。
  15. 前記筐体内の前記制御基板の高さ位置は、前記平滑コンデンサの高さ以下に設定されていることを特徴とする請求項14に記載の電力変換装置。
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