JP2018186686A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この電力変換装置は、電力変換用のパワー半導体モジュール、平滑コンデンサ、直流入力コネクタ、交流出力コネクタ、冷却媒体が内部を循環する冷却器、収納空間を形成した筐体など、を備えている。そして、筐体の収納空間に、平滑コンデンサ、直流入力コネクタ、交流出力コネクタを収納するとともに、筐体の外壁に収納空間に連通する開口部が形成されており、冷却器を接合したパワー半導体モジュールを、開口部から挿入して収納空間に配置した状態で開口部を冷却器で閉塞して固定する。そして、冷却器の冷却室に冷却媒体を流すことで、パワー半導体モジュールの素子がスイッチング動作する際の発熱を冷却器で冷却している。
この特許文献1の電力変換装置は、開口部を閉塞して固定される冷却器を筐体の一部として使用しているので、製造コストの低減化を図ることができる。
そこで、本発明は、パワー半導体モジュールに電気的に接続する平滑コンデンサ及び交流出力部の発熱部を確実に冷却することができる電力変換装置を提供することを目的としている。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明で記載されている「上」、「下」、「底」、「前」、「後」、「左右」等の方向を示す用語は、添付図面の方向を参照して用いられている。
以下、本発明の一態様に係る第1実施形態の電力変換装置について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態の電力変換装置1は、筐体2と、筐体2の底部に設けた冷却水循環部CLとを備えている。筐体2は、ケース4及びカバー5で構成されている。
筐体2の内部には、図2に示すように、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)モジュール10と、IGBTモジュール10を駆動する駆動回路等が実装された制御回路基板11と、平滑コンデンサ12と、直流入力コネクタ13と、交流出力コネクタ14と、電流検出器15とが収納される。
筐体2のケース4及びカバー5は、アルミニウム、又はアルミニウム合金を材料とした鋳造品である。
図3はケース4の内側を示し、図4はケース4を外側から示したものである。
図3に示すように、ケース4は、長方形状の底壁4aと、底壁4aの全周から立ち上がる第1側壁〜第4側壁4b1〜4b4と、第1側壁〜第4側壁4b1〜4b4の上端で開口する開口部4cと、を備えている。
ケース4の底壁4aの外側には、図4において左右方向に延在する入側溝7aと、入側溝7aより長尺に左右方向に延在する出側溝7bが形成されている。入側溝7aの左側端部は、冷却水供給パイプ6aに連通路8aを介して連通しているとともに、出側溝7bの左側端部も、冷却水排出パイプ6bに連通路8bを介して連通している。また、入側溝7aの右側端部側に底壁4aを貫通して入側開口部9aが形成され、出側溝7bの右側端部側に底壁4aを貫通して出側開口部9bが形成されている。
これらOリングは、必要に応じて周溝を増やして二重以上に装着してもよい。
これにより、前述した冷却水循環部CLは、冷却水供給パイプ6a、連通路8a、入側流路18a、入側開口部9a、冷却水排出パイプ6b、連通路8b、出側流路18b及び出側開口部9bで構成されている。
図7及び図8は、IGBTモジュール10を示すものであり、モジュール本体19と、モジュール本体19に一体に設けられ、筐体2に設けた冷却水循環部CLに接続して冷却水が循環する冷却器3と、を備えている。
モジュール本体19は、直方体形状の樹脂パッケージ19aと、樹脂パッケージ19aの底面に配置された金属ベース板(不図示)とを備え、金属ベース板側に冷却器3が一体に設けられている。
冷却器3は、図8に示すように、樹脂パッケージ19aの底面に接合されている。
この冷却器3の底壁3aには、ケース4の入側開口部9aに接続する入側開口部3eと、ケース4の出側開口部9bに接続する出側開口部3fが形成されている。
平滑コンデンサ12は、直流入力コネクタ13から入力した直流電圧を平滑化する装置であり、図9に示すように、略直方体形状のコンデンサ本体12aと、コンデンサ本体12aの長尺方向(矢印B方向)に延在する側面12bから突出して設けられている複数の端子と、を備えている。
また、側面12bの左側に寄った位置には、図9及び図10に示すように、正極側入力端子28と、負極側入力端子29とが突出して設けられている。
正極側入力端子28は、側面12bから長尺方向に直交した方向に平面方向が延在して突出している平板形状の基部28aと、この基部28aの先端側から長尺方向に折曲されて形成された接続部28bと、を備えた端子である。
図11は、直流入力コネクタ13を示すものであり、樹脂モールド製の入力コネクタ本体13aと、入力コネクタ本体13aの内部に長尺方向に延在して配置されている2本の板状の正極側バスバー30及び負極側バスバー31と、を備えている。
正極側バスバー30の一端が平滑コンデンサ12の正極側入力端子28に接続するコンデンサ側端子30aであり、他端が外部入力コンバータ(不図示)の正極側端子に接続する外部入力側端子30bである。また、負極側バスバー31の一端が平滑コンデンサ12の負極側入力端子29に接続するコンデンサ側端子31aであり、他端が外部入力コンバータの負極側端子に接続する外部入力側端子31bである。
電流検出器15は、IGBTモジュール10の交流出力電流を検出する装置であり、図12に示すように、直方体形状の検出器本体32と、検出器本体32の長手方向に離間して配置されている3本の板状の検出器バスバー33U,33V,33Wと、を備えている。
図13は、交流出力コネクタ14を示すものであり、検出器バスバー33U,33V,33Wの出力端子33Ub,33Vb,33Wbが上部から差し込まれて装着される装着穴34a,34b、34cが形成されている。
次に、第1実施形態の電力変換装置1の組み立てについて説明する。
先ず、ケース4内に収納する部品の収納空間を図14に示す。
図14に示すように、ケース4内には、平滑コンデンサ12を収納する第1収納空間S1と、直流入力コネクタ13を収納する第2収納空間S2と、電流検出器15及び交流出力コネクタを収納する第3収納空間S3と、IGBTモジュール10を収納する第4収納空間S4と、が設けられている。
第2収納空間S2は、第4側壁4b4に沿って延在する長尺空間であり、この空間の長尺方向の一端が第1収納空間S1に対向し、長尺方向の他端が第3側壁4b3まで設けられている。
第4収納空間S4は、第1収納空間S1、第2収納空間S2、第3収納空間S3及び第2側壁4b2に囲まれた空間である。
冷却端子台35は、図14及び図15に示すように、底壁4a上に電気絶縁性の伝熱シート37を介して載置され、長手方向の両端が固定ねじ38で底壁4aに固定された部材である。この冷却端子台35は、熱伝導性が良好な黄銅製で丸棒形状の6個の冷却端子39と、これら冷却端子39を所定間隔を開けて上下端面を外部に露出させた状態でインサート成形している熱可塑性樹脂からなる端子台本体40と、を備えている。
そして、図17に示すように、ケース4内の第2収納空間S2に直流入力コネクタ13を収納し、第3収納空間S3に交流出力コネクタ14及び電流検出器15を収納し、第4収納空間S4にIGBTモジュール10を収納し、第1収納空間S1に平滑コンデンサ12を収納し、これらの部品を底壁4aに固定する。
そして、IGBTモジュール10を第4収納空間S4に収納して固定すると、図18に示すように、IGBTモジュール10に一体化された冷却器3の入側開口部3eと、第4収納空間S4の底壁4aに形成されている入側開口部9aが対向するとともに、入側開口部9aの外側の周溝9a1に装着したOリング16が冷却器3の入側開口部3eの周壁に押し潰されることで、入側開口部3e、9aは液密が保持された状態で接続される。また、図示しないが、互いに対向する冷却器3の出側開口部3f及び第4収納空間S4の出側開口部9bも、出側開口部9bの外側の周溝9a1に装着したOリング16が冷却器3の出側開口部3fの周壁に押し潰されることで、出側開口部3f、9bは液密が保持された状態で接続される。
次いで、図17に示すように、直流入力コネクタ13の平滑コンデンサ12側で突出しているコンデンサ側端子30aと、平滑コンデンサ12の正極側入力端子28の接続部28bとが重なり、直流入力コネクタ13のコンデンサ側端子31aと、平滑コンデンサ12の負極側入力端子29も重なるので、これらの重なっている部分を溶接することで電気的に接続する。
さらに、図20に示すように、平滑コンデンサ12の正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、IGBTモジュール10の正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22Wも重なるので、これらの重なっている部分を溶接することで電気的に接続する。そして、これら電気的に接続した部分の下面は、冷却端子台35の冷却端子39が熱的に接触する。
次いで、図22に示すように、直流入力コネクタ13及びIGBTモジュール10の上部を覆う固定板47をケース4に固定した後、図2で示す絶縁紙48aを固定板47の上面に貼る。次いで、図23に示すように、固定板47の上方に制御回路基板11を配置する。
固定板47の金属板49は、絞り加工により凸部49a,49bを形成することで高剛性の部材としている。
また、固定板47の被覆部50には、図25に示すように、電流検出器15及びIGBTモジュール10が電気的に接続している部位(IGBT側端子33Ua,33Va,33Waと、出力端子23U,23V,23Wの接続部)に向けて突出する突起部50aが設けられている。
さらに、図26に示すように、被覆部50にはIGBTモジュール10の上面に向けて突出する突起部50cも設けられている。
そして、図2に示す絶縁紙48bを裏面に貼ったカバー5をケースの開口部4cの周縁に固定する。これにより、筐体2に収納されたIGBTモジュール10、制御回路基板11、平滑コンデンサ12、直流入力コネクタ13、交流出力コネクタ14及び電流検出器15に対して、外気との液密封止が施される。
この状態で、外部の入力コンバータ(図示せず)から直流入力コネクタ13を介して直流電力が供給された平滑コンデンサ12は、入力した直流電圧の平滑化を行ってIGBTモジュール10に出力する。そして、制御回路基板11から例えばパルス幅変調信号からなるゲート信号がIGBTモジュール10に供給されることで3個のIGBTに対して120度ずれたゲート信号でオン・オフ制御されると、IGBTモジュール10からU相、V相及びW相の3相交流が、電流検出器15及び交流出力コネクタ14を介して負荷に出力される。
また、IGBTモジュール10の樹脂パッケージ19aに埋め込まれている上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップの発熱とともに、直流電圧の平滑化を行っている平滑コンデンサ12及びIGBTモジュール10の3相交流の出力電流を検出している電流検出器15も発熱状態となる。
IGBTモジュール10の冷却器3に伝熱された熱は、冷却器3を循環する冷却水によって移動するので、IGBTモジュール10の上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップは、効率良く冷却されていく。
ここで、本発明に係るパワー半導体モジュールがIGBTモジュール10に対応し、本発明に係る筐体がケース4に対応し、本発明に係る交流出力部が電流検出器15に対応し、本発明に係る第1突起が突起部50cに対応し、本発明に係る第2突起が突起部50a,50bに対応し、本発明に係る直流入力部が直流入力コネクタ13に対応している。
次に、第1実施形態の電力変換装置1の効果について説明する。
IGBTモジュール10の3つのIGBTが動作状態となり、樹脂パッケージ19aに埋め込まれている3つのIGBTの上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップが発熱状態となっても、IGBTモジュール10の冷却器3に冷却水循環部CLから冷却水を循環させることで、IGBTモジュール10の上アーム半導体チップ、下アーム半導体チップを効率良く冷却することができる。
このように、ケース4の底壁4aの小面積化を図り、第1〜第4収納空間S1〜S4の小スペースに設定した第1実施形態の電力変換装置は小型化を図ることができる。
また、固定板47には、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子を底壁4a側に押し付ける突起部50aと、電流検出器15及びIGBTモジュール10の接続端子を底壁4a側に押し付ける突起部50bも設けられているので、接続端子の接触不良を確実に防止することができる。
次に、図27に示すものは、第2実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。なお、第1実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態のIGBTモジュール10は、モジュール本体19の長尺方向の一方の側面に正極側ねじ穴端子55U,55V,55W及び負極側ねじ穴端子56U,56V,56Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されているとともに、長尺方向の他方の側面に、出力ねじ穴端子57U,57V,57Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されている。
また、電流検出器15は、先端が直角に折り曲げられた板状の検出器バスバー60U,60V,60Wが設けられている。
次に、図28に示すものは、第3実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。なお、第1実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態のIGBTモジュール10は、モジュール本体19の長尺方向の一方の側面に平板形状の正極側端子63U,63V,63W及び負極側端子64U,64V,64Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されているとともに、長尺方向の他方の側面に、平板形状の出力端子65U,65V,65Wが長手方向に所定間隔をあけて形成されている。
また、電流検出器15は、先平板形状の検出器バスバー68U,68V,68Wが設けられている。
また、IGBTモジュール10の正極側端子63U,63V,63W及び負極側端子64U,64V,64Wに貫通穴が形成され、これらの接続端子に対応する平滑コンデンサ12の正極側出力端子66U,66V,66W及び負極側出力端子67U,67V,67Wにも貫通穴が形成されている。そして、IGBTモジュール10の接続端子の貫通穴と平滑コンデンサ12の接続端子の貫通穴を対応させ、これらを貫通した固定ねじ69を、冷却端子台35の冷却端子39に形成したねじ穴にねじ込むことで、正極側端子63U,63V,63W及び負極側端子64U,64V,64Wと、正極側出力端子66U,66V,66W及び負極側出力端子67U,67V,67Wを電気的に接続する。
次に、図29及び図30に示すものは、第4実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
第4実施形態のIGBTモジュール10のケース4の冷却水循環部CLに接続して冷却水が循環する冷却器3の底壁3aには、入側パイプ71aと、出側パイプ71bとが形成されている。
次に、図31に示すものは、第5実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
平滑コンデンサ12の正極側出力端子26U,26V,26W、負極側出力端子27U,27V,27Wと、IGBTモジュール10の正極側端子21U,21V,21W、負極側端子22U,22V,22Wが溶接により電気的に接続されている箇所の下面に、第5実施形態の冷却端子台75が接触している。
冷却端子台75は、熱伝導性が良好な黄銅製であり、横断面U字形状の6個の冷却端子76と、これら冷却端子76を長手方向に所定間隔をあけてインサート成形している熱可塑性樹脂からなる端子台本体77と、を備えている。
第5実施形態によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子が発熱状態となると、冷却端子台75の冷却端子76から端子台本体77を介してケース4の底壁4aに熱伝導されていき、底壁4aが冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられて冷却水循環により放熱性が高くなっているので、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続部を効率良く冷却することができる。
次に、図32に示すものは、第6実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
第6実施形態の冷却端子台78は、第5実施形態と同様に、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12が電気的に接続されている箇所の下面に長手方向に延在して設けた部材であるとともに、図14と同様に長手方向の両端が固定ねじ38で底壁4aに固定された部材である。
この第6実施形態に冷却端子台78によると、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続端子が発熱状態となると、冷却端子台78の絶縁カバー80を介して立上がり部79に熱伝導されていき、底壁4aが冷却水循環部CLの入側流路18a、出側流路18bが設けられて冷却水循環により放熱性が高くなっているので、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の接続部を効率良く冷却することができる。
さらに、図33に示すものは、第7実施形態の電力変換装置の要部を示すものである。
第7実施形態の冷却端子台81も、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12が電気的に接続されている箇所の下面に長手方向に延在して設けた部材である。
冷却端子台81は、ケース4の底壁4aから突出している立上がり部82と、この立上がり部82の上側の外周を覆う合成樹脂性の絶縁カバー83と、を備えている。
絶縁カバー83の長手方向の両端側にはスナップフィット部85が設けられており、スナップフィット部85が弾性変形しながら係合凹部84に嵌まり込むことで、立上がり部82の上側の外周に絶縁カバー83が装着される。
なお、第5〜第7実施形態は、IGBTモジュール10及び平滑コンデンサ12の電気的な接続端子に接触する冷却端子台75,78,81について説明したが、IGBTモジュール10及び電流検出器15の電気的な接続端子に接触する冷却端子台に適用しても同様の効果を奏することができる。
また、図24で示した固定板47の金属板49に形成した絞り加工による凸部49a,49bの形状は、形状、向き、本数などを変化させることで、電力変換装置1が搭載される自動車などの装置で生じる様々な振動への耐性や剛性を高めることができる。
また、図2で示したように、筐体2の一側(第3側壁4b4)に直流入力コネクタ13が配置される外部入力接続口4eと、交流出力コネクタ14が配置される外部出力接続口4fが形成されているが、直流入力コネクタ13、交流出力コネクタ14の配置位置はこれに限ることではない。
2 筐体
3 冷却器
3a 底壁
3e 入側開口部
3f 出側開口部
4 ケース
4a 底壁
4b1〜4b4 第1側壁〜第4側壁
4c 開口部
4e 外部入力接続口
4f 外部出力接続口
5 カバー
6a 冷却水供給パイプ
6b 冷却水排出パイプ
7a 入側溝
7b 出側溝
8a 連通路
8b 連通路
9a 入側開口部
9a1 周溝
9b 出側開口部
10 IGBTモジュール
11 制御回路基板
12 平滑コンデンサ
12a コンデンサ本体
12b 側面
13 直流入力コネクタ
13a 入力コネクタ本体
14 交流出力コネクタ
15 電流検出器
16 Oリング
17 流路カバー
18a 入側流路
18b 出側流路
19 モジュール本体
19a 樹脂パッケージ
20a 一方の側面
20b 他方の側面
21U,21V,21W 正極側端子
22U,22V,22W 負極側端子
23U,23V,23W 出力端子
24U,24V,24W 上アーム用リードフレーム
25U,25V,25W 下アーム用リードフレーム
26U,26V,26W 正極側出力端子
27U,27V,27W 負極側出力端子
28 正極側入力端子
28a 平板形状の基部
28b 接続部
29 負極側入力端子
30 正極側バスバー
31 負極側バスバー
30a コンデンサ側端子
30b 外部入力側端子
31a コンデンサ側端子
31b 外部入力側端子
32 検出器本体
33U,33V,33W 検出器バスバー
33Ua,33Va,33Wa IGBT側端子
33Ub,33Vb,33Wb 出力端子
34a,34b、34c 装着穴
S1 第1収納空間
S2 第2収納空間
S3 第3収納空間
S4 第4収納空間
35,36 冷却端子台
37、41 伝熱シート
38 固定ねじ
39、42 冷却端子
39a,42a 縮径部
40,43 端子台本体
44,45、46 樹脂シート
47 固定板
48a,48b 絶縁紙
49 金属板
50 被覆部
50a,50b,50c 突起部
51 リードフレーム通過穴
55U,55V,55W 正極側ねじ穴端子
56U,56V,56W 負極側ねじ穴端子
57U,57V,57W 出力ねじ穴端子
58U,58V,58W 正極側出力端子
59U,59V,59W 負極側出力端子
60U,60V,60W 検出器バスバー
61,62 固定ねじ
63U,63V,63W 正極側端子
64U,64V,64W 負極側端子
65U,65V,65W 出力端子
66U,66V,66W 正極側出力端子
67U,67V,67W 負極側出力端子
68U,68V,68W 検出器バスバー
69、70 固定ねじ
71a 入側パイプ
71b 出側パイプ
72 Oリング
75 冷却端子台
76 冷却端子
77 端子台本体
76a 平坦部
76b,76c 一対の対向片部
78 冷却端子台
79 立上がり部
80 絶縁カバー
81 冷却端子台
82 立上がり部
83 絶縁カバー
84 係合凹部
85 スナップフィット部
CL 冷却水循環部
Claims (15)
- 冷却媒体が流れる冷媒流路を設けた筐体と、
前記冷媒流路側の内壁に密着して前記筐体に収納されているパワー半導体モジュールと、
前記パワー半導体モジュールに電気的に接続されて前記筐体に収納されている平滑コンデンサ及び交流出力部と、を備え、
前記パワー半導体モジュール及び前記平滑コンデンサを電気的に接続する複数の第1電気接続部と、前記パワー半導体モジュール及び前記交流出力部を電気的に接続する複数の第2電気接続部との少なくとも一方が、冷却端子台を介して前記冷媒流路側の前記内壁に熱的に接続されていることを特徴とする電力変換装置。 - 前記パワー半導体モジュールは、モジュール本体の一側から突出した平板形状の第1モジュール側端子と、前記モジュール本体の他側から突出した複数の平板形状の第2モジュール側端子と、を備え、
前記平滑コンデンサは、コンデンサ本体から突出した複数の平板形状のコンデンサ側端子を備えており、
前記交流出力部は、出力部本体から突出した複数の平板形状の出力部側端子を備え、
前記第1電気接続部は、対応する前記第1モジュール側端子と前記コンデンサ側端子とを重ねて溶接で接合してなり、
前記第2電気接続部は、対応する前記第2モジュール側端子及び前記出力部側端子を重ねて溶接で接合してなることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記パワー半導体モジュールを覆った状態で前記筐体に固定された固定板を備え、
前記固定板は、前記パワー半導体モジュールを前記筐体の内壁に向けて押し付ける第1突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。 - 前記固定板に、前記複数の第1電気接続部及び前記複数の第2電気接続部を、前記筐体の内壁に向けて押し付ける第2突起が設けられていることを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
- 前記パワー半導体モジュールは、モジュール本体の一側に形成した複数の第1ねじ穴端子と、前記モジュール本体の他側に形成した複数の第2ねじ穴端子と、を備え、
前記平滑コンデンサは、コンデンサ本体から突出した複数の平板形状のコンデンサ側端子と、前記コンデンサ側端子に形成した第1貫通穴と、を備え、
前記交流出力部は、出力部本体から突出した複数の平板形状の出力部側端子と、前記出力部側端子に形成した第2貫通穴と、を備え、
前記第1電気接続部は、第1ねじを前記コンデンサ側端子の前記第1貫通穴を通過して対応する前記第1ねじ穴端子にねじ込むことで前記第1ねじ穴端子及び前記コンデンサ側端子を接続してなり、
前記第2電気接続部は、第2ねじを前記出力部側端子の第2貫通穴を通過して対応する前記第2ねじ穴端子にねじ込むことで、前記第2ねじ穴端子及び前記出力部側端子を接続してなることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記平滑コンデンサは、コンデンサ本体から突出した複数の平板形状のコンデンサ側端子と、前記コンデンサ側端子の先端側に形成した複数の第1貫通穴と、を備え、
前記交流出力部は、出力部本体から突出した複数の平板形状の出力部側端子と、前記出力部側端子の先端側に形成した第2貫通穴と、を備え、
前記パワー半導体モジュールは、モジュール本体の一側から突出した複数の平板形状の第1モジュール側端子と、前記第1モジュール側端子の先端側に形成した第3貫通穴と、前記モジュール本体の他側から突出した複数の平板形状の第2モジュール側端子と、前記第2モジュール側端子の先端側に形成した第4貫通穴と、を備え、
前記第1電気接続部は、第1ねじを対応する前記コンデンサ側端子の前記第1貫通穴及び前記第1モジュール側端子の前記第3貫通穴を通過して第1端子台に設けた第1ねじ穴にねじ込むことで、前記コンデンサ側端子及び第1モジュール側端子を接続してなり、
前記第2電気接続部は、第2ねじを対応する前記出力部側端子の前記第2貫通穴及び前記第2モジュール側端子の前記第4貫通穴を通過して第2端子台に設けた第2ねじ穴にねじ込むことで、前記出力部側端子及び第2モジュール側端子を接続してなり、
前記第1端子台及び前記第2端子台の少なくとも一方が前記冷却端子台であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記パワー半導体モジュールに冷却器が一体に設けられており、前記筐体に設けた前記冷媒流路から前記冷却媒体が前記冷却器の内部を循環するようにしたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の電力変換装置。
- 前記冷却器は、前記冷媒流路側の前記内壁に接合する面に、前記冷却媒体が出入りする冷却器入側開口部及び冷却器出側開口部が形成され、
前記筐体の前記冷媒流路は、外部から前記冷却媒体が供給される筐体入側流路と、外部に前記冷却媒体を排出する筐体出側流路とが形成されているとともに、前記内壁に、前記筐体入側流路に連通する筐体入側開口部と、前記筐体出側流路に連通する筐体出側開口部とが形成され、
前記冷却器入側開口部及び筐体入側開口部の一方の外周と、前記冷却器出側開口部及び筐体出側開口部の一方の外周とに、Oリングを装着した周溝が形成されており、
前記冷却器を前記内壁に接合する際に、前記Oリングが押し潰された状態で前記冷却器入側開口部及び前記筐体入側開口部と、前記冷却器出側開口部及び前記筐体出側開口部とが連通することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。 - 前記冷却器は、前記冷媒流路側の前記内壁に接合する面に、前記冷却媒体が出入りする冷却器入側パイプ及び冷却器出側パイプが形成され、
前記筐体の前記冷媒流路は、外部から前記冷却媒体が供給される筐体入側流路と、外部に前記冷却媒体を排出する筐体出側流路とが形成されているとともに、前記内壁に、前記筐体入側流路に連通する筐体入側開口部と、前記筐体出側流路に連通する筐体出側開口部とが形成され、
前記冷却器入側パイプと前記冷却器出側パイプとの外周にOリングが装着され、
前記冷却器を前記内壁に接合する際に、前記Oリングが押し潰された状態で前記冷却器入側パイプが前記筐体入側開口部に挿入され、前記冷却器出側パイプが筐体出側開口部に挿入されることを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。 - 前記冷却端子台は、
前記内壁に固定されている樹脂製の端子台本体と、
両端が外部に露出した状態で前記端子台本体に所定間隔をあけて埋め込まれている金属製の複数の冷却端子と、を備え、
前記複数の冷却端子の一端が前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に接触し、他端側が電気絶縁性の伝熱シートを介して前記筐体に接触していることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の電力変換装置。 - 前記冷却端子台は、
前記内壁に固定されている樹脂製の端子台本体と、
一端が外部に突出し、他端が突出せずに前記端子台本体に所定間隔をあけて埋め込まれている金属製の複数の冷却端子と、を備え、
前記複数の冷却端子の一端が前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に接触し、他端側が前記筐体に接触していることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の電力変換装置。 - 前記冷却端子台は、
前記筐体の一部から前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に向けて立ち上がっている立上がり部と、
前記立上がり部の上部を覆った状態で前記筐体、或いは前記立上がり部に固定され、前記第1電気接続部及び前記第2電気接続部に接触している絶縁カバーと、を備えていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の電力変換装置。 - 前記平滑コンデンサに直流入力部が電気的に接続され、
前記筐体に収納されている前記平滑コンデンサの長手方向の寸法以下で、前記直流入力部及び前記パワー半導体モジュールが前記長手方向に並んで収納されているとともに、
前記交流出力部は、前記平滑コンデンサの長手方向に直交する方向に前記パワー半導体モジュールに並んで収納されていることを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の電力変換装置。 - 前記筐体に収納されている前記直流入力部、前記パワー半導体モジュール及び交流出力部の高さ位置が略同一に設定されており、それらの上部に、前記パワー半導体モジュールを駆動制御する制御基板が配置されていることを特徴とする請求項13に記載の電力変換装置。
- 前記筐体内の前記制御基板の高さ位置は、前記平滑コンデンサの高さ以下に設定されていることを特徴とする請求項14に記載の電力変換装置。
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