JP2018185490A - 仕切り部材 - Google Patents

仕切り部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2018185490A
JP2018185490A JP2017088822A JP2017088822A JP2018185490A JP 2018185490 A JP2018185490 A JP 2018185490A JP 2017088822 A JP2017088822 A JP 2017088822A JP 2017088822 A JP2017088822 A JP 2017088822A JP 2018185490 A JP2018185490 A JP 2018185490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition member
light control
control panel
liquid crystal
haze value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017088822A
Other languages
English (en)
Inventor
中 佳 子 田
Yoshiko Tanaka
中 佳 子 田
矢 直 之 打
Naoyuki Uchiya
矢 直 之 打
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017088822A priority Critical patent/JP2018185490A/ja
Publication of JP2018185490A publication Critical patent/JP2018185490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】光制御パネルのある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節可能とする。【解決手段】 仕切り部材10は、開口部13を有する仕切り部材本体11と、仕切り部材本体11の開口部13の少なくとも一部に設けられた光制御パネル20と、を備える。光制御パネル20は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワーク36の内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー35中に分散配置される液晶分子32を有する光制御層30を含む。光制御パネル20は、ヘイズ値を独立して調節可能な複数のヘイズ調節領域を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、仕切り部材に関する。
例えば特許文献1に記載されているような、紙の代わりに液晶を含む光制御パネルを用いた障子戸が公知である。このような仕切り部材においては、光制御パネルに電場を生成して液晶の配向を変化させることにより、光制御パネルのヘイズ値を変化させることができる。光制御パネルのヘイズ値を低下させることで光制御パネルの透視性を高くし、仕切り部材を介して仕切り部材の反対側を観察することができる。また、光制御パネルのヘイズ値を上昇させることで光制御パネルの透視性を低くにし、仕切り部材を介しては仕切り部材の反対側を観察できないようにすることができる。
特開2000−54749号公報
ところで、特許文献1に記載されているような仕切り部材においては、光制御パネル全体のヘイズ値を同時に変更することしかできず、光制御パネルの部分ごとにヘイズ値を設定することはできない。すなわち、光制御パネル全体を透視性の高い状態または低い状態のいずれかにしかできない。したがって、例えば仕切り部材の上方においては採光のために透視性の高い状態にし、仕切り部材の下方においては外部から仕切り部材を介して観察されないよう透視性の低い状態にする、といったことはできない。本発明は、このような課題を解決するものであり、光制御パネルのある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節可能とすることを目的とする。
本発明の第1の仕切り部材は、
開口部を有する仕切り部材本体と、
前記仕切り部材本体の開口部の少なくとも一部に設けられた光制御パネルと、を備え、
前記光制御パネルは、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー中に分散配置される液晶分子を有する光制御層を含み、
前記光制御パネルは、ヘイズ値を独立して調節可能な複数のヘイズ調節領域を含む。
本発明の第1の仕切り部材において、
前記開口部を分割する区画部材を、更に備え、
前記ヘイズ調節領域の外縁の少なくとも一部は、前記区画部材に対面して位置してもよい。
本発明の第1の仕切り部材において、前記ヘイズ調節領域の少なくとも1つの形状は、柄を表してもよい。
本発明の第2の仕切り部材は、
開口部を有する仕切り部材本体と、
前記仕切り部材本体の開口部の少なくとも一部に設けられ、ヘイズ値を調節可能な光制御パネルと、を備え、
前記光制御パネルは、第1電極層および第2電極層と、第1電極層および第2電極層の間に位置する光制御層と、を有し、
前記光制御層は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー中に分散配置される液晶分子を有し、
前記第1電極層は、互いから離間して配置された複数の電極部を含む。
本発明の第2の仕切り部材において、
前記開口部を分割する区画部材を、更に備え、
前記電極部の外縁の少なくとも一部は、前記区画部材に対面して位置してもよい。
本発明の第2の仕切り部材において、
前記開口部を分割する区画部材を、更に備え、
前記光制御パネルは、前記電極部に接続された配線を更に有し、
前記配線の少なくとも一部は、前記区画部材に対面して位置してもよい。
本発明の第2の仕切り部材において、前記電極部の少なくとも1つの形状は、柄を表してもよい。
本発明の第1または第2の仕切り部材において、前記光制御パネルは、ヘイズ値を調節可能な駆動部と、前記駆動部に隣接しヘイズ値が固定された非駆動部と、を有してもよい
本発明の第3の仕切り部材は、
開口部を有する仕切り部材本体と、
前記仕切り部材本体の開口部の少なくとも一部に設けられ、ヘイズ値を調節可能な光制御パネルと、を備え、
前記光制御パネルは、ヘイズ値を調節可能な駆動部と、前記駆動部に隣接しヘイズ値が固定された非駆動部と、を有し、
前記駆動部は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー中に分散配置される液晶分子を含む。
本発明の第1から第3の仕切り部材において、前記光制御パネルの全光線透過率は、50%以上であってもよい。
本発明の第1から第3の仕切り部材において、前記光制御パネルのヘイズ値は、70%以上に調節可能であり、且つ、20%以下にも調節可能であってもよい。
本発明によれば、光制御パネルのある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節可能とすることできる。
図1は、仕切り部材を概略的に示す正面図である。 図2は、光制御パネルの正面図である。 図3は、第1の実施の形態の光制御パネルの層構成を説明するための断面図である。 図4は、光制御層における液晶の配置の一例を説明するための図であって、電圧の印加されていない状態を示す図である。 図5は、光制御層における液晶の配置の一例を説明するための図であって、電圧の印加された状態を示す図である。 図6は、光制御層における液晶の配置の他の例を説明するための図であって、電圧の印加されていない状態を示す図である。 図7は、光制御層における液晶の配置の他の例を説明するための図であって、電圧の印加された状態を示す図である。 図8は、第2の実施の形態の光制御パネルの層構成を説明するための断面図である。 図9は、仕切り部材の一変形例を概略的に示す正面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の第1および第2の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「層」、「シート」及び「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて互いから区別されるものではない。例えば「層」という用語は、シート或いはフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明による第1の実施の形態の仕切り部材10を概略的に示す正面図である。仕切り部材10は、空間を仕切る又は区画するための部材であって、例えば、建物内外や建物内に設けられ建具やFIX窓(嵌め殺し窓)、衝立等として用いられる。図示された例において、仕切り部材10は、平面視において矩形形状となっている平板状の部材である。しかしながら、仕切り部材10の形状は、設置される態様に応じた任意の形状とすることができる。図1に示す仕切り部材10は、開口部13を有する仕切り部材本体11と、開口部13を分割する区画部材15と、開口部13の少なくとも一部に設けられた光制御パネル20と、を備える。
仕切り部材本体11は、仕切り部材10の外枠を形成する。図示された例において、仕切り部材本体11は、上枠部11a、下枠部11b、側枠部11c、11dを有する。上枠部11a、下枠部11b、側枠部11c、11dは、それぞれ板状に形成されている。上枠部11aと下枠部11bの間であって側枠部11c、11dの間が、開口部13となっている。
区画部材15は、仕切り部材本体11の開口部13に設けられ、開口部13を分割する。図示された例では、区画部材15は、複数の細長状の部材を一方向および一方向に非平行な方向、好ましくは一方向に直交する方向に配列することで形成される。区画部材15は、仕切り部材本体11と同一の材料で形成されることが好ましいが、異なる材料で形成されてもよい。
光制御パネル20は、複数のヘイズ調節領域を含んでいる。図2には、光制御パネル20の正面図が示されている。図示された光制御パネル20は、第1ヘイズ調節領域A1及び第2ヘイズ調節領域A2を含んでいる。図1および図2に示すように、第1ヘイズ調節領域A1は、開口部内における上方となる領域に位置し、第2ヘイズ調節領域A2は、開口部内における上方となる領域に位置している。光制御パネル20は、ヘイズ調節領域A1,A2において、独立してヘイズ値を調節することができる。すなわち、ヘイズ調節領域A1,A2の透視性を独立して変更することができる。
ここで、ヘイズ値とは、対象となる物体、ここでは光制御パネル20の全光線透過率に対する拡散透過率の比で表され、光制御パネル20を透過する光の拡散率を意味する。なお、全光線透過率とは、光制御パネルへ入光する光の量に対する、光制御パネルを透過する光の量の割合である。拡散透過率とは、光制御パネルへ入光する光に対する、直進方向以外の方向に光制御パネルを透過する光の量、すなわち拡散されて透過する光の量の割合である。全光線透過率と拡散透過率は、JIS K 7361に準拠したヘイズメーター(例えば、村上色彩技術研究所製、製品番号:HM−150)によって測定することができる。
光制御パネル20は、外部から光を取り入れる採光窓として機能することが望まれる。したがって、ヘイズ調節領域のヘイズ値が低く調節されている場合、光制御パネル20の全光線透過率は、70%以上であることが好ましく、ヘイズ調節領域のヘイズ値が高く調節されている場合でも、光制御パネル20の全光線透過率は、50%以上であることが好ましい。また、光制御パネル20は、十分な透視性が得られるように、ヘイズ値を20%以下に調節でき、かつ、ほとんど透視性が得られないように、ヘイズ値を70%以上に調節できることが好ましい。
ヘイズ調節領域の外縁の少なくとも一部は、区画部材15に対面して位置している。ヘイズ調節領域の外縁の少なくとも一部は、区画部材15に沿って延びている。図示された例において、複数のヘイズ調節領域A1,A2は、区画部材15に重なる部分において区切られている。そして、第1ヘイズ調節領域A1の第2ヘイズ領域A2との境界をなす外縁A1a及び第2ヘイズ調節領域A2の第1ヘイズ領域A1との境界をなす外縁A2aは、区画部材15に対面して位置する。したがって、ヘイズ値が異なる値に調節され得る第1ヘイズ調節領域A1と第2ヘイズ調節領域A2との境界は、区画部材15によって、外部から視認されなくなっている。
次に、光制御パネル20の構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、図1に示す仕切り部材10のIII−III線における断面の一部分を示す。光制御パネル20は、一対の基材21,22と、一対の基材21,22の間に設けられた光制御層30と、各基材21,22と光制御層30の間に設けられた第1電極層23および第2電極層24と、を有する。
基材21,22は、第1電極層23および第2電極層24、光制御層30を保護しながら適切に支持するための部材である。基材21,22の材料は、可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。このような基材21,22としては、ガラスやポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース等が例示できる。基材21,22の可視光透過率は90%以上であることが好ましい。ここで、基材21,22の可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。なお、基材21,22の一部または全体に着色するなどして、この一部分の可視光透過率を低くしてもよい。また、基材21,22は、例えばポリエチレンテレフタレートの場合、30μm以上250μm以下の厚みを有していることが好ましい。このような厚みであると、強度及び光学特性に優れた基材21,22を得ることができる。一対の基材21,22は、同一の材料で同一に構成されていてもよいし、或いは、材料および構成の少なくとも一方において互いに異なるようにしてもよい。
第1電極層23及び第2電極層24は、光制御層30の対向する各面に対面して設けられ、外部電源に接続されることにより、電圧を印加されることができる。光制御パネル20は、第1電極層23および第2電極層24をそれぞれ外部電源に接続するための配線25を更に有する。第1電極層23は、互いから離間して配置された複数の第1電極部23aを含む。図示された例において、第1電極層23は、互いから離間した複数の部分に分割され、各部分が、一つの第1電極部23aをなしている。第2電極層24は、互いから離間して配置された複数の第2電極部24aを含む。また、第2電極層24は、互いから離間した複数の部分に分割され、各部分が、一つの第2電極部24aをなしている。互いに対向する複数の第1電極部23aと第2電極部24aとの間には、それぞれ独立して電圧を印加することができる。
第1電極層23及び第2電極層24は、透視性が高く形成されている。第1電極層23及び第2電極層24は、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明な導電体によって形成される。あるいは、メッシュ状に複数の線状の導電体を配置して形成される。メッシュ状の導電体は、銀ナノワイヤ−、銅、PEDOT等の導電体で形成される。第1電極層23及び第2電極層24の透視性が高いため、第1電極層23及び第2電極層24によって光制御パネル20の透視性が害されないようになっている。
第1電極部23aの外縁23aaの少なくとも一部は、区画部材15に対面して位置している。第1電極部23aの少なくとも一部の外縁23aaが、区画部材15に沿って伸びている。図示された例において、複数の第1電極部23aは、区画部材15に重なる位置において区切られている。そして、第1電極部23aの外縁23aaは、区画部材15に対面して位置する。したがって、第1電極部23aの外縁23aaは、区画部材15によって、外部から視認されなくなっている。
配線25は、第1電極層23の第1電極部23aおよび第2電極層24の第2電極部24aに接続する。図2に示すように、第1電極部23aまたは第2電極部24aに接続した配線25は、光制御パネル20の外方まで延び出し、光制御パネル20の外部に設けられた電源に接続する。すなわち、外部電源から配線25を介して、第1電極層23および第2電極層24に電圧を印加することができる。
図2に示すように、第1電極部23aおよび第2電極部24aに接続する配線25は、区画部材15に対面して位置する。図示された例において、配線25は、区画部材15に沿って延びている。したがって、配線25は、区画部材15によって外部から視認されなくなっている。
光制御層30は、第1電極層23および第2電極層24への電圧印加の有無や印加電圧の大きさに依存して、透視性を変化させる層である。光制御層30は、樹脂材料の硬化物からなる本体部35,36と、本体部35,36内に分散して設けられた液晶材料31と、を有している。液晶材料31は、長手方向を有する液晶分子32を含んだ液状の材料である。液晶分子32は、その形状に対応した屈折率異方性を有している。すなわち、液晶分子32の長手方向に直交する方向での屈折率と、液晶分子32の長手方向に平行な方向での屈折率とは異なっている。典型的には、液晶分子32の長手方向に平行な方向での屈折率は、液晶材料31の液状の部分や本体部35,36の屈折率と近い値を取る。したがって、図5や図7に示すように、液晶分子32の長手方向が光制御層30の厚み方向に沿うように配向された状態において、光は、大きく拡散されることなく、光制御層30を透過し得る。このとき、光制御層30のヘイズ値は低く、高い透視性が確保される。一方、図4や図6に示された状態において、液晶分子32の向きは一定ではなく、すなわち液晶分子32の長手方向は種々の方向に向いている。このとき、液晶材料31の液状の部分や本体部35,36と液晶分子32との屈折率差により、光は、拡散されて、光制御層30を透過する。すなわち、光制御層30のヘイズ値は高く、低い透視性しか確保することができない。
第1電極層23および第2電極層24に電圧が印加されることで、光制御層30に電場が生成される。液晶分子32の長手方向は、生成された電場の方向に配向される。電場は電圧が印加された第1電極部23aおよび第2電極部24aごとに生成されるので、電圧が印加された電極部23a,24aの位置する部分ごとに光制御パネル20のヘイズ値が変化する。なお、液晶分子32の配向は、生成される電場の強さ、すなわち印加される電圧の大きさに依存して連続的に変化する。したがって、光制御パネル20のヘイズ値は、印加される電圧の大きさに依存して連続的に変化する。
このような光制御層30として、図4及び図5に示されたポリマー35中に分散配置される液晶分子32を有するポリマー分散型液晶層(PDLC)や、図6及び図7に示された三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワーク36の内部に形成された空隙内に配置される液晶分子32を有するポリマーネットワーク型液晶層(PNLC)を用いることができる。また、ポリマー分散型液晶層やポリマーネットワーク型液晶層には、電圧を印加していない状態でヘイズ値が低くなるノーマル型と、電圧を印加している状態でヘイズ値が低くなるリバース型がある。そして、光制御層30は、特に限定されることなく、ノーマル型およびリバース型のいずれも採用することができる。
図4及び図5に示された光制御層30は、ノーマル型のポリマー分散型液晶層となっている。この光制御層30は、樹脂硬化物からなるポリマー35と、ポリマー35中に形成された空間内の液晶材料31と、を有している。液晶材料31が収容される空間は、ポリマー35内に分散している。この例において、図4に示された電圧が印加されていない状態において、液晶分子32は、液晶材料31の収容空間を形成するポリマー35の壁面に沿うようになる。このとき、光制御層30は高ヘイズ状態となり、白濁する。
図6及び図7に示された光制御層30は、ノーマル型のポリマーネットワーク型液晶層となっている。この光制御層30は、樹脂硬化物からなるポリマーネットワーク36と、ポリマーネットワーク36中に形成された空間内の液晶材料31と、を有している。この例において、図6に示された電圧が印加されていない状態において、液晶分子32は、液晶材料31の収容空間を形成するポリマーネットワーク36の壁面に沿うようになる。このとき、光制御層30は高ヘイズ状態となり、白濁する。
なお、ノーマル型の光制御層30では、ポジ型の液晶分子32が用いられる。一方、リバース型の光制御層30では、ポリマー分散型液晶層及びポリマーネットワーク型液晶層のいずれにおいても、ネガ型の液晶分子32が用いられ、且つ、液晶分子32に対して配向規制力を発揮して垂直配向に維持し得る一対の配向膜によって光制御層30が挟まれる。
上述したように、互いに対向する複数の第1電極部23aと第2電極部24aとの間には、それぞれ独立して電圧を印加することができる。したがって、複数の第1電極部23aおよび第2電極部24aが設けられた領域ごとに、液晶分子32の配向を制御し、ヘイズ値を調節することができる。すなわち、互いに対向する1組の第1電極部23aおよび第2電極部24aが設けられた領域が、1つのヘイズ調節領域となる。
次に、仕切り部材10の製造方法の一例について説明する。
まず、基材21,22上に、第1電極層23および第2電極層24を設ける。基材21,22は、ポリエチレンテレフタレートを用いることができる。第1電極層23および第2電極層24は、一例として、メッシュ状に配置された複数の線状の導電体によって形成される。メッシュ状の導電体は、めっき法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法等によって基材21,22上に金属膜を形成し、金属膜上に形成するメッシュの形状に対応した形状のレジストパターンを設け、レジストパターンをマスクとしてエッチングすることにより、製造することができる。
基材21の第1電極層23が設けられた側に、液晶インキを塗布する。液晶インキは、未硬化状態の樹脂組成物と重合開始剤と非重合性の液晶分子32を含む液晶材料31とを含んでいる。樹脂組成物は重合性の液晶分子を含んでもよい。樹脂組成物は、重合して硬化することでポリマー35やポリマーネットワーク36を形成するようになり、例えば紫外線硬化型の樹脂材料を用いることができる。次に、基材21上の液晶インキが塗布された側から、第2電極層24が液晶インキの側となるように、基材22を積層させる。基材21と基材22は、一定の間隔で空いたロール間を通して積層される。ロール間を通すことにより、液晶インキの厚さを一定にすることができる。
その後、紫外線を照射することにより、液晶インキ中の樹脂組成物を硬化させて、液晶分子32を分散させる。このとき、樹脂組成物の硬化速度を調整することで、樹脂組成物と液晶分子32がそれぞれある程度凝集し、これにより、液晶分子32がある程度分散して配置されるとともに、ポリマー35又はポリマーネットワーク36が形成されるようになる。なお、ポリマー35やポリマーネットワーク36を形成する樹脂組成物として、紫外線等の光の照射で硬化する光硬化型樹脂を用いた場合、樹脂組成物に照射する光量を調整することにより、液晶分子32の分散を調整することができる。
このようにして、基材21,22、電極層23,24および光制御層30が一体に形成される。一体に形成された部材を所定の寸法に切断することで、光制御パネル20が製造される。
その後、区画部材15が設けられた仕切り部材本体11に光制御パネル20を貼合する。仕切り部材本体11と区画部材15とは、一体に形成されていてもよいし、嵌め込み式の固定手段等によって固定されていてもよい。仕切り部材本体11への光制御パネル20の貼合は、例えば粘着剤等によって行われる。以上の工程によって、仕切り部材10が製造される。
次に、第1の実施の形態に係る仕切り部材10の作用について説明する。なお、以下の説明において、光制御層30は、ノーマル型のポリマー分散型液晶となっている。
第1電極部23aおよび第2電極部24aに外部電源から電圧が印加されていない場合、光制御層30の液晶分子32の長手方向は種々の方向を向いている。したがって、光制御パネル20の全域においてヘイズ値は大きい。言い換えると、すべてのヘイズ調節領域で、ヘイズ値は大きい。すなわち、光制御パネル20の透視性は低い。したがって、仕切り部材10を介して仕切り部材10の反対側を観察することができないようにすることができる。
一部の第1電極部23aおよび第2電極部24aのみに外部電源から電圧が印加されている場合、光制御層30の電圧が印加されている第1電極部23aおよび第2電極部24aが設けられた領域の液晶分子32の長手方向は電圧の強さに応じて電場の方向に、言い換えると光制御層30の厚み方向に沿うように配向する。したがって、電圧が印加されている第1電極部23aおよび第2電極部24aの設けられた領域では、その電圧の強さに応じてヘイズ値が小さくなる。一方、電圧が印加されていない第1電極部23aおよび第2電極部24aの設けられた領域では、ヘイズ値は大きいままである。言い換えると、電圧が印加されている第1電極部23aが設けられた領域であるヘイズ調整領域では、ヘイズ値が小さくなるが、電圧が印加されていない第1電極部23aが設けられた領域であるヘイズ調整領域では、ヘイズ値が大きいままである。すなわち、一部のヘイズ調節領域では透視性が高く、他のヘイズ調節領域では透視性が低くなる。したがって、光制御パネル20のある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節することができる。よって、透視性の高い部分から仕切り部材10を介して仕切り部材10の反対側を観察することができ、透視性の低い部分では仕切り部材10を介して仕切り部材10の反対側を観察することができないようにすることができる。
すべての第1電極部23aおよび第2電極部24aに外部電源から電圧が印加されている場合、光制御層30の液晶分子32の長手方向は電圧が印加されている第1電極部23aおよび第2電極部24aが設けられた領域ごとに電圧の強さに応じて電場の方向に配向する。したがって、各電極部に印加されている電圧の強さに応じてヘイズ値が小さくなる。言い換えると、電圧が印加されている第1電極部23aが設けられた領域であるヘイズ調整領域ごとに、ヘイズ値を調節できる。すなわち、ヘイズ調節領域ごとに透視性を調節することができる。したがって、仕切り部材10における光制御パネル20の所定の領域ごとに、任意に透視性を調節することができる。とりわけ、すべての第1電極部23aおよび第2電極部24aに十分な電圧が印加されている場合、すべてのヘイズ調節領域において十分に透視性を高くすることができる。
以上のように、第1の実施の形態における仕切り部材10は、開口部13を有する仕切り部材本体11と、仕切り部材本体11の開口部13の少なくとも一部に設けられた光制御パネル20と、を備え、光制御パネル20は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワーク36の内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー35中に分散配置される液晶分子32を有する光制御層30を含み、光制御パネル20は、ヘイズ値を独立して調節可能な複数のヘイズ調節領域A1,A2を含む。このような仕切り部材10によれば、光制御パネル20の複数の領域において独立にヘイズ値を調節できるため、光制御パネルのある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節することができる。
また、第1の実施の形態における仕切り部材10は、開口部13を有する仕切り部材本体11と、仕切り部材本体11の開口部13の少なくとも一部に設けられ、ヘイズ値を調節可能な光制御パネル20と、を備え、光制御パネル20は、第1電極層23および第2電極層24と、第1電極層23および第2電極層24の間に位置する光制御層30と、を有し、光制御層30は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワーク36の内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー35中に分散配置される液晶分子32を有し、第1電極層23は、互いから離間して配置された複数の第1電極部23aを含む。このような仕切り部材10によれば、第1電極部23aが配置された位置ごとに、光制御パネル20に電圧を印加して液晶分子32の長手方向の配向を制御し、光制御パネル20のヘイズ値を調節することができる。したがって、光制御パネルのある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節することができる。
また、仕切り部材を引き戸として用いた場合、光制御パネル20が高ヘイズに維持された状態での白濁感によって、障子の雰囲気を醸しだし、優れた意匠性を発揮することができる。
<第2の実施の形態>
次に、図8を参照しながら、第2の実施の形態の仕切り部材10について説明する。第2の実施の形態の仕切り部材10は、光制御パネル20の層構成において第1の実施の形態の仕切り部材と異なるが、他の構成は第1の実施の形態の仕切り部材10と同一である。上述の第1の実施の形態と同一又は類似の要素には同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図8は、図3と同様の断面にて、第2の実施の形態の仕切り部材10を示す。第1の実施の形態と同様に、光制御パネル20は、一対の基材21,22と、一対の基材21,22の間に設けられた光制御層30と、各基材21,22と光制御層30の間に設けられた第1電極層23および第2電極層24と、第1電極層23および第2電極層24に接続された配線25と、を有する。第2の実施の形態において、第1電極層23および第2電極層24は、それぞれ1つの連続した層となっている。また、光制御層30は、液晶分子32を含む駆動部33と、駆動部33に隣接し液晶分子32を含まない非駆動部34と、を含む。
駆動部33には、第1の実施の形態の光制御層30と同様に、液晶分子32が三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワーク36の内部に形成された空隙内に配置されているか又はポリマー35中に分散配置されている。したがって、駆動部33においては第1電極層23と第2電極層24との間に電圧を印加することで、ヘイズ値を調節することができる。一方、非駆動部34においては、液晶分子32が含まれないため、ヘイズ値は変化しない。すなわち、非駆動部34においては、ヘイズ値は固定され、一定のヘイズ値を有するようになる。非駆動部34のヘイズ値は、大きくてもよいし、小さくてもよい。
駆動部33の外縁の少なくとも一部は、区画部材15に対面して位置している。駆動部33の外縁33aの少なくとも一部は、区画部材15に沿って延びている。図示された例において、駆動部33と非駆動部34とは、区画部材15に重なる部分において区切られている。そして、駆動部33と非駆動部34との境界をなす外縁33aは、区画部材15に対面して位置する。したがって、駆動部33と非駆動部34との境界は、外部から視認されなくなっている。
次に、第2の実施の形態の仕切り部材10における光制御パネル20の製造方法の一例について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様に、第1電極層23および第2電極層24を設けられた基材21,22を製造する。その後、基材21の第1電極層23が設けられた側に、樹脂インキを一様に塗布する。この樹脂インキは、未硬化状態の樹脂組成物と重合開始剤とが含まれている。樹脂組成物は、例えば紫外線硬化型の樹脂材料を用いることができ、重合性の液晶分子を含んでいてもよい。その後、非駆動部34を形成する位置を除いた部分に、マスクを設け、紫外線を照射する。すなわち、非駆動部34を形成する部分を露光する。非駆動部34となる部分の樹脂インキは、紫外線の照射によって重合して、一様に固まって硬化する。硬化した樹脂インキによって、液晶分子を含まない非駆動部34が形成される。一方、マスクが設けられた部分では、樹脂インキが硬化しない。非駆動部34の形成後、マスクが除去され、現像によって非駆動部34を形成する位置を除いた部分の未硬化の樹脂インキが取り除かれる。その後、必要に応じて熱を加えることで非駆動部34をより確実に硬化させる。
次に、非駆動部34が形成された部分を除いた部分、すなわち駆動部33を形成する部分に、液晶インキを塗布する。液晶インキは、未硬化状態の樹脂組成物と重合開始剤と非重合性の液晶分子32とを含んでいる。樹脂組成物は重合性の液晶分子を含んでもよい。樹脂組成物は、重合して硬化することでポリマー35やポリマーネットワーク36を形成するようになり、例えば紫外線硬化型の樹脂材料を用いることができる。次に基材21上の液晶インキが塗布された側から、第2電極層24が液晶インキの側となるように、基材22を積層させる。基材21と基材22は、一定の間隔で空いたロール間を通して積層される。ロール間を通すことにより、液晶インキの厚さを一定にすることができる。その後、駆動部33を形成する樹脂組成物に紫外線を照射して、樹脂組成物を硬化させる。これにより、駆動部33では、第1の実施の形態の光制御層と同様に、液晶分子32がある程度分散して配置されるとともに、樹脂組成物によってポリマー35又はポリマーネットワーク36が形成されるようになる。なお、前述したように、ポリマー35やポリマーネットワーク36を形成する樹脂組成物として、紫外線等の光の照射で硬化する光硬化型樹脂を用いた場合、樹脂組成物に照射する光量を調整することにより、液晶分子32の分散を調整することができる。
このようにして、基材21,22、電極層23,24および駆動部33および非駆動部34を含む光制御層30が一体に形成される。一体に形成された部材を所定の寸法に切断することで、光制御パネル20が製造される。
次に、第2の実施の形態に係る仕切り部材10の作用について説明する。なお、第1の実施の形態に係る仕切り部材10の作用の説明と同様に、以下の説明において、光制御層30は、ノーマル型のポリマー分散型液晶となっている。
第1電極層23および第2電極層24に電圧が印加されていない場合、駆動部33の液晶分子32の長手方向は種々の方向を向いている。したがって、駆動部33の設けられた領域ではヘイズ値は大きい。したがって、光制御パネル20の駆動部33の部分では透視性が低く、非駆動部34の部分では透視性が高くなっている。このため、光制御パネル20のある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節することができる。透視性の高い部分から仕切り部材10を介して仕切り部材10の反対側を観察することができ、透視性の低い部分では仕切り部材10を介して仕切り部材10の反対側を観察することができないようにすることができる。
第1電極層23および第2電極層24に電圧が印加されている場合、駆動部33の液晶分子32の長手方向は電圧の強さに応じて電場の方向に配向する。したがって、駆動部33の設けられた領域では、その電圧の強さに応じてヘイズ値が小さくなる。とりわけ、十分な電圧が印加されている場合、駆動部33の設けられている領域において十分に透視性を高くすることができる。
以上のように、第2の実施の形態における仕切り部材10は、開口部13を有する仕切り部材本体11と、仕切り部材本体11の開口部13の少なくとも一部に設けられ、ヘイズ値を調節可能な光制御パネル20と、を備え、光制御パネル20は、ヘイズ値を調節可能な駆動部33と、駆動部33に隣接しヘイズ値が固定された非駆動部34と、を有し、駆動部33は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワーク36の内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー35中に分散配置される液晶分子32を含む。このような仕切り部材10によれば、駆動部33と非駆動部34のヘイズ値が独立している。すなわち、光制御パネル20の駆動部33の部分と、非駆動部34の部分とで、光制御パネルのある領域の透視性を、別の領域の透視性と異なる状態に調節することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
図9は、図1に対応する仕切り部材10の第1の実施の形態および第2の実施の形態の一変形例を示す正面図である。図9に示す変形例において、仕切り部材10は、仕切り部材本体11と、光制御パネル20と、を備える。光制御パネル20は、第1〜第4ヘイズ調節領域A1〜A4を含む。ヘイズ調節領域A2〜A4は、第1ヘイズ調節領域A1と独立してヘイズ値を調節可能となっている。さらに、第2〜第4ヘイズ調節領域A2〜A4は、それぞれ独立してヘイズ値を調節可能となっていてもよい。また、第2〜第4ヘイズ調節領域A2〜A4の形状は、それぞれ、柄を表している。柄によって、仕切り部材10には意匠性が付与されている。
上述したように、第1電極部23aが設けられた領域が、ヘイズ調節領域となる。したがって、第1電極部23aの形状が、柄を表している、とも表現することができる。
なお、この変形例において、ヘイズ調節領域A2〜A4の外縁に対面するよう、区画部材が設けられていてもよい。
さらに、図9に示す変形例において、各ヘイズ調整領域A1〜A4の間が、非駆動部34となっていてもよい。
また、上述した第2の実施の形態において、非駆動部34は区画部材15に対面して位置する部分にのみ配置されていてもよい。この場合、非駆動部34は着色されていてもよい。
なお、光制御パネル20には、図示された例に限られず、特定の機能を発揮することを期待されたその他の機能層が設けられても良い。また、1つの機能層が2つ以上の機能を発揮するようにしてもよいし、例えば、光制御パネル20の基材21,22、光制御層30の少なくとも1つに何らかの機能を付与するようにしてもよい。光制御パネル20に付与され得る機能としては、一例として、反射防止(AR)機能、耐擦傷性を有したハードコート(HC)機能、赤外線遮蔽(反射)機能、紫外線遮蔽(反射)機能、防汚機能等を例示することができる。
以上において複数の実施の形態およびその変形例を説明してきたが、当然に、複数の実施の形態および変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 仕切り部材
11 仕切り部材本体
13 開口部
15 区画部材
20 光制御パネル
21 基材
22 基材
23 第1電極層
23a 第1電極部
23aa 外縁
24 第2電極層
24a 第2電極部
25 配線
30 光制御層
31 液晶材料
32 液晶分子
33 駆動部
34 非駆動部
35 ポリマー
36 ポリマーネットワーク
A1 第1ヘイズ調節領域
A1a 外縁
A2 第2ヘイズ調節領域
A2a 外縁

Claims (11)

  1. 開口部を有する仕切り部材本体と、
    前記仕切り部材本体の開口部の少なくとも一部に設けられた光制御パネルと、を備え、
    前記光制御パネルは、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー中に分散配置される液晶分子を有する光制御層を含み、
    前記光制御パネルは、ヘイズ値を独立して調節可能な複数のヘイズ調節領域を含む、仕切り部材。
  2. 前記開口部を分割する区画部材を、更に備え、
    前記ヘイズ調節領域の外縁の少なくとも一部は、前記区画部材に対面して位置する、請求項1に記載の仕切り部材。
  3. 前記ヘイズ調節領域の少なくとも1つの形状は、柄を表す、請求項1または2に記載の仕切り部材。
  4. 開口部を有する仕切り部材本体と、
    前記仕切り部材本体の開口部の少なくとも一部に設けられ、ヘイズ値を調節可能な光制御パネルと、を備え、
    前記光制御パネルは、第1電極層および第2電極層と、第1電極層および第2電極層の間に位置する光制御層と、を有し、
    前記光制御層は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー中に分散配置される液晶分子を有し、
    前記第1電極層は、互いから離間して配置された複数の電極部を含む、仕切り部材。
  5. 前記開口部を分割する区画部材を、更に備え、
    前記電極部の外縁の少なくとも一部は、前記区画部材に対面して位置する、請求項4に記載の仕切り部材。
  6. 前記開口部を分割する区画部材を、更に備え、
    前記光制御パネルは、前記電極部に接続された配線を更に有し、
    前記配線の少なくとも一部は、前記区画部材に対面して位置する、請求項4または5に記載の仕切り部材。
  7. 前記電極部の少なくとも1つの形状は、柄を表す、請求項4〜6のいずれか一項に記載の仕切り部材。
  8. 前記光制御パネルは、ヘイズ値を調節可能な駆動部と、前記駆動部に隣接しヘイズ値が固定された非駆動部と、を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の仕切り部材。
  9. 開口部を有する仕切り部材本体と、
    前記仕切り部材本体の開口部の少なくとも一部に設けられ、ヘイズ値を調節可能な光制御パネルと、を備え、
    前記光制御パネルは、ヘイズ値を調節可能な駆動部と、前記駆動部に隣接しヘイズ値が固定された非駆動部と、を有し、
    前記駆動部は、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置されるか又はポリマー中に分散配置される液晶分子を含む、仕切り部材。
  10. 前記光制御パネルの全光線透過率は、50%以上である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の仕切り部材。
  11. 前記光制御パネルのヘイズ値は、70%以上に調節可能であり、且つ、20%以下にも調節可能である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の仕切り部材。
JP2017088822A 2017-04-27 2017-04-27 仕切り部材 Pending JP2018185490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017088822A JP2018185490A (ja) 2017-04-27 2017-04-27 仕切り部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017088822A JP2018185490A (ja) 2017-04-27 2017-04-27 仕切り部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018185490A true JP2018185490A (ja) 2018-11-22

Family

ID=64355982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017088822A Pending JP2018185490A (ja) 2017-04-27 2017-04-27 仕切り部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018185490A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190227354A1 (en) * 2016-10-03 2019-07-25 Toppan Printing Co., Ltd. Light control sheets and imaging systems
CN110471205A (zh) * 2019-09-10 2019-11-19 珠海兴业新材料科技有限公司 一种含纳米银线透明导电膜的pdlc液晶调光膜的制备方法
JP7494877B2 (ja) 2020-11-17 2024-06-04 Toppanホールディングス株式会社 調光シート及び調光シートの製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247630U (ja) * 1988-09-24 1990-03-30
JP2000054749A (ja) * 1998-08-03 2000-02-22 Ekuseru Light Kk 障子戸
WO2010100807A1 (ja) * 2009-03-02 2010-09-10 九州ナノテック光学株式会社 液晶ブラインド装置とその使用方法
JP2012521575A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 ユニヴァーシティー オブ タルトゥ 可変透過率を持つ表面被膜の製法および該被膜を含む電気光学的アプライアンス
JP2015215568A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 大日本印刷株式会社 機器
JP3203546U (ja) * 2015-11-27 2016-04-07 位元奈米科技股▲ふん▼有限公司 多層の高分子分散型液晶を用いたスマ−トウインドウ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247630U (ja) * 1988-09-24 1990-03-30
JP2000054749A (ja) * 1998-08-03 2000-02-22 Ekuseru Light Kk 障子戸
WO2010100807A1 (ja) * 2009-03-02 2010-09-10 九州ナノテック光学株式会社 液晶ブラインド装置とその使用方法
JP2012521575A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 ユニヴァーシティー オブ タルトゥ 可変透過率を持つ表面被膜の製法および該被膜を含む電気光学的アプライアンス
JP2015215568A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 大日本印刷株式会社 機器
JP3203546U (ja) * 2015-11-27 2016-04-07 位元奈米科技股▲ふん▼有限公司 多層の高分子分散型液晶を用いたスマ−トウインドウ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190227354A1 (en) * 2016-10-03 2019-07-25 Toppan Printing Co., Ltd. Light control sheets and imaging systems
US11131896B2 (en) * 2016-10-03 2021-09-28 Toppan Printing Co., Ltd. Light control sheets and imaging systems
CN110471205A (zh) * 2019-09-10 2019-11-19 珠海兴业新材料科技有限公司 一种含纳米银线透明导电膜的pdlc液晶调光膜的制备方法
JP7494877B2 (ja) 2020-11-17 2024-06-04 Toppanホールディングス株式会社 調光シート及び調光シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5158112B2 (ja) 透明導電材料およびタッチパネル
US8503122B2 (en) Light control film and multi-layer optical film stack
CN108603954B (zh) 光学层叠体、偏光板及显示装置
US7940457B2 (en) Energy-efficient optoelectronic smart window
KR20130097736A (ko) 무광택 표면층을 포함하는 다층 필름 및 물품
US20220082885A1 (en) Polarizing substrate and variable transmissivity device including the polarizing substrate
KR102520205B1 (ko) 광학 적층체, 편광판 및 표시 장치
JP2018185490A (ja) 仕切り部材
JP7275580B2 (ja) 調光装置、および、調光シート
KR20140024376A (ko) 전자 디스플레이를 위한 투명 전극
US8246188B2 (en) Illuminating device and display unit
EP2103991A1 (en) Light control film
KR101999080B1 (ko) 광학 적층체, 편광판 및 표시 장치
JP2015215417A (ja) 調光フィルムおよび調光装置
JP7206621B2 (ja) 調光シート
JP6128269B1 (ja) 調光フィルム
CN203338294U (zh) 偏光-滤光模块及使用该偏光-滤光模块的触摸显示屏
CN206920757U (zh) 光透过率可调的调光膜
JP2019132927A (ja) 調光フィルム、調光デバイスおよび調光装置
JP2019070778A (ja) 調光フィルム、調光部材、車両、調光システム及び調光フィルムの駆動方法
JP7133142B2 (ja) 調光ユニット、調光部材
WO2022186392A1 (ja) 調光シート及び調光装置
WO2022186387A1 (ja) 調光シート及び調光装置
JP2021184089A (ja) 調光部材及び調光装置
WO2023214580A1 (ja) 調光シート、および、調光シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211102