JP2018183339A - 蛍光観察ユニット、観察器具、遮光部材 - Google Patents

蛍光観察ユニット、観察器具、遮光部材 Download PDF

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Abstract

【課題】被疑陽性患部から射出される蛍光を観察することで精度よく診断することが可能な、小型且つ低廉な蛍光観察ユニットを提供する。【解決手段】蛍光観察ユニットは、拡張部材が挿入されることによって外表面開口部が拡張された中空器官の内側の観察部位における被疑陽性患部に対して励起光を照射する光源部と、被疑陽性患部に励起光が照射されることで当該被疑陽性患部から発せられる蛍光を受光する受光部と、拡張部材における受光部側の面から受光部までの光路を遮光する筒状の遮光部材とを備える。励起光は、遮光部材の内側、及び拡張部材の内側を通じて被疑陽性患部に導かれ、蛍光は、拡張部材の内側、及び遮光部材の内側を通じて受光部に導かれる。【選択図】 図2

Description

本発明は、励起光を被疑陽性患部に照射して蛍光を観察することで医療用の診断に利用する蛍光観察ユニットに関する。また、本発明は、このような蛍光観察ユニットに利用される観察器具、及び遮光部材に関する。
近年、癌患者は増加傾向にある。例えば、子宮頸癌の診断方法としては、まず、子宮頸を綿棒でこすった後に、染色し、可視光による顕微鏡観察が行われる。そして、癌の疑いのある患者に対しては、膣鏡と呼ばれる部材を用いて膣の径を拡大した状態で、子宮頸に対して体外から照明して観察するコルポスコープと呼ばれる顕微鏡を用いて医師が患部を観察する。そして、癌の疑いの高い患者に対しては、医師がコルポスコープで子宮頸を覗きながら一部を切除し、切除した組織に対する病理診断を行う。コルポスコープに用いられる照明用の光源としては、ハロゲンランプやキセノンランプ、白色LEDなどの可視光が使用される。
なお、他の従来技術としては、例えば下記特許文献1には、硬性鏡のような光学系と先端キャップを使って膣内の観察を行う器具が記載されている。また、下記特許文献2には、膣を不必要に拡張することなく子宮頸の観察を実現するためのの装置が記載されている。具体的には、先端にカメラ及び光源が備えられた円筒状の機器を膣内に挿入することで、最小限の膣拡張で子宮頸を撮影できるとされている。
特開2008−515573号公報 特開2016−154848号公報
本発明者(ら)は、鋭意研究により、励起光を被疑陽性患部に対して照射し、受光した蛍光を観察することで、被疑陽性患部の診断に応用できると考えた。しかし、その際、下記の課題があることを見出した。
蛍光は励起光と比較すると極めて微弱な強度となる。従って、既存の膣鏡及びコルポスコープを使って子宮頸の蛍光観察を行うには、このような微弱な蛍光信号を高S/N比で捉える必要がある。このためには、外乱光を防ぐことが重要である。そのための対策として、(1)患者の下半身とコルポスコープを覆う、(2)室内灯を消灯する、(3)窓から入る自然光をカーテンなどで遮光する、(4)ディスプレイなど発光性デバイスをOFFにする、(5)観察が終わった後に再度室内灯を点灯する、といった手続を経る必要がある。このような手続を観察のたびに行うのは極めて煩雑である。
これに対し、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたような内視鏡タイプのコルポスコープを活用することにより、外乱光への対策は不要になると思われる。しかし、中空器官内の湿度による光学系の曇りを防ぐ必要があり、具体的には、内視鏡本体を体温程度に温めるヒーターの追加が必須となる。この結果、装置の大型化やコストアップを招く。
また、中空器官内に直接挿入する内視鏡タイプ、より詳細には、先端にカメラや光源を備えた軟性鏡タイプや、根元にカメラや光源を備えた硬性鏡タイプの子宮頸観察デバイスもいくつか存在し、これらを使用することで上記の煩雑な操作は不要になると思われる。しかし、軟性鏡タイプの場合、直径を小さく保つには極めて小型のカメラが必要となり、撮像素子の面積が小さくなるために感度が著しく低下してしまう。また、硬性鏡タイプにおいてもファイバーやロッドレンズを使用したロスの大きい光学系を使わざるを得ないため、やはり診断に足りる程度の光量の蛍光を受光することが難しい。
本発明は、上記の課題に鑑み、被疑陽性患部から射出される蛍光を観察することで精度よく診断することが可能な、小型且つ低廉な蛍光観察ユニットを提供することを目的とする。また、本発明は、このような蛍光観察ユニットに利用される蛍光観察装置、観察器具、及び遮光部材を提供することを目的とする。
本発明に係る蛍光観察ユニットは、
拡張部材が挿入されることによって外表面開口部が拡張された中空器官の、内側の観察部位における被疑陽性患部に対して励起光を照射する光源部と、
前記被疑陽性患部に前記励起光が照射されることで当該被疑陽性患部から発せられる蛍光を受光する受光部と、
前記拡張部材における前記受光部側の面から前記受光部までの光路を遮光する筒状の遮光部材と、を備え、
前記励起光は、前記遮光部材の内側、及び前記拡張部材の内側を通じて前記被疑陽性患部に導かれ、
前記蛍光は、前記拡張部材の内側、及び前記遮光部材の内側を通じて前記受光部に導かれることを特徴とする。
上記の構成によれば、内視鏡タイプの光源装置を利用しなくても診断ができるため、小型の装置で十分な光量の蛍光を確保できる。更に、観察部位を拡張するために用いられる拡張部材と受光部との間が筒状の遮光部材によって連絡され、閉鎖空間が形成される。この閉鎖空間は実質的に暗室を構成する。そして、この閉鎖空間内を被疑陽性患部から射出された蛍光が通過する。このため、外乱光が蛍光に混じって受光部で受光される可能性が著しく低下し、診断精度が向上する。
上記構成に加えて、前記受光部を収容する本体ケースを有し、
前記遮光部材は、前記蛍光が入射される側の前記本体ケースの面に連結されているものとしても構わない。
この場合において、前記本体ケースは、前記光源部と前記受光部を収容するものとしても構わない。
上記構成において、 前記拡張部材が膣鏡であるものとすることができる。
前記遮光部材は、物理的に変形可能に構成されているものとしても構わない。より詳細には、前記遮光部材は、少なくとも一部が蛇腹状に形成されているものとしても構わないし、弾性部材で構成されているものとしても構わない。
かかる構成によれば、観察部位と光源部との光軸を調整する際に、遮光部材を変形させることで患者にかかる負担を軽減することができる。
前記遮光部材は、低自家蛍光物質からなるものとしても構わない。
ここで、低自家蛍光性の材料とは、遮光部材の自家蛍光の強度が、被疑陽性患部由来の蛍光の強度に比べて無視できる程度(例えば10%以下)に低い材料のことをいう。一例を挙げると、ホルダの自家蛍光の強度が、測定する検体から発せられる蛍光の強度に対して10%以下であることが好ましい。ただし、被疑陽性患部由来の蛍光の強度に対して影響の小さい自家蛍光強度の範囲は、測定の精度次第で適宜変更することが可能である。
前記励起光は波長410nm以下であるものとしても構わない。
前記蛍光観察ユニットは、前記拡張部材を備える構成としても構わない。
本発明に係る観察器具は、
中空器官の内側の観察部位における被疑陽性患部を蛍光観察するための観察器具であって、
筒状の遮光部材と、
前記遮光部材の面に連結された、前記中空器官の外表面開口部を拡張するための拡張部材とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る遮光部材は、
中空器官の内側の観察部位における被疑陽性患部を蛍光観察するために用いられる遮光部材であって、
前記被疑陽性患部を拡張するための拡張部材と連結するための第一端部と、前記被疑陽性患部から射出される蛍光を受光するための受光部が収容された本体ケースと連結するための第二端部とを含む筒形状であることを特徴とする。
本発明によれば、小型且つ低廉なシステムで、被疑陽性患部から射出される蛍光を観察することで精度よく診断することが可能となる。
本発明の蛍光観察ユニットの一実施形態の構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示す蛍光観察ユニットの一実施形態の構成を模式的に示す平面図である。 遮光部材の形状を模式的に示す一例である。 遮光部材の形状を模式的に示す一例である。 遮光部材の形状を模式的に示す一例である。 遮光部材と本体ケースとの間の連結方法の一例を具体的に示す図面である。 遮光部材と本体ケースとの間の連結方法の一例を具体的に示す図面である。 遮光部材と本体ケースとの間の連結方法の一例を具体的に示す図面である。 遮光部材と本体ケースとの間の連結方法の一例を具体的に示す図面である。
本発明の蛍光観察ユニット、蛍光観察装置、観察器具、及び遮光部材の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは必ずしも一致していない。
図1は、蛍光観察ユニットの一実施形態の構成を模式的に示す斜視図である。また、図2は、図1に示す蛍光観察ユニットの一実施形態の構成を模式的に示す平面図である。なお、図2には、説明の都合上、光線図及び観察部位も図示されている。
蛍光観察ユニット1は、拡張部材10、遮光部材20、及び本体ケース30を備える。本実施形態において、本体ケース30は、筐体31、光源部32、ダイクロイックミラー33、光学部材34、及び受光部35を備える。遮光部材20は、外からの光が遮断可能な材料からなり、筒形状を有している。遮光部材20は、樹脂、不透明な布、ゴム膜などの弾性体、金属など多様な材料で構成することができる。
拡張部材10は、中空器官40の外表面開口部41を拡張するための部材である。中空器官40は、一例として膣や直腸、鼻腔、耳腔などが挙げられる。本実施形態において、拡張部材10は、上部ブレード部材11、下部ブレード部材12、及びハンドル部13を有している。ハンドル部13が調整されることで、上部ブレード部材11と下部ブレード部材12との間の開口角度が調整される。なお、拡張部材10は、ハンドル部13が設けられている根元の箇所が支点となり、この根元部分の大きさは開口角度によらずほぼ一定に保たれているものとして構わない。中空器官40が膣である場合、拡張部材10は一例としてクスコ式膣鏡を利用することができる。
遮光部材20は、端部21及び22を備える。端部21(「第一端部」に対応)は、拡張部材10と連結されており、端部22(「第二端部」に対応)は、本体ケース30の面と連結されている。これにより、遮光部材20は、筒状の密閉空間を形成する。
光源部32は、波長240nm以上410nm以下の紫外光を発する光源であり、例えば水銀灯やLED素子が実装されている。ダイクロイックミラー33は、この光源部32から射出される波長域の光を反射し、それよりも長波長である波長420nm以上900nm以下の光を透過するように構成されている。
光源部32から射出された紫外域の励起光5は、ダイクロイックミラー33で反射された後、遮光部材20内へと導かれる。そして、遮光部材20内を伝搬した後、拡張部材10の開口部分を通じて中空器官40内へと導かれる。そして、中空器官40内の被疑陽性患部42に対して当該励起光5が照射される。
被疑陽性患部42は、励起光5が照射されると、内在する物質に由来した蛍光6を発生させる。この蛍光6は、被疑陽性患部42内に含まれる物質に依存するスペクトルを示し、特定の腫瘍が含まれているか否かによってスペクトルが異なる。蛍光6の波長の一例は、420nm以上450nm以下である。すなわち、上述したように、ダイクロイックミラー33は、この蛍光6を透過するように構成されている。
蛍光6は、励起光5とは逆向きに進行する。すなわち、蛍光6は、拡張部材10の開口部分を通じて遮光部材20内へと導かれる。その後、蛍光6は、本体ケース30内へと導かれ、ダイクロイックミラー33を透過して光学部材34を介して受光部35へと導かれる。受光部35において、受光された蛍光6に基づく画像解析が行われる。なお、光学部材34は、一例として一以上の光学レンズで構成されるが、必ずしもなくても構わない。
上記の構成によれば、蛍光6が通過する領域を構成する遮光部材20の空間が実質的に暗室となるため、外からの光が当該領域内に侵入するのを抑制できる。この結果、強度の低い蛍光6であっても、高いS/N比を有した状態で受光部35に受光させることができ、診断精度を向上させることができる。
蛍光観察ユニット1の利用方法は、以下の通りである。
本体ケース30と遮光部材20の端部22とを連結することで、「蛍光観察装置」を製造する。拡張部材10を患者の外表面開口部41から中空器官40内部に挿入し、所定の角度だけ開く。その後、拡張部材10と遮光部材20の端部21とを連結する。そして、光源部32を発光させ、受光部35を観察する。
別の方法として、遮光部材20の端部21と拡張部材10とを連結することで、「観察器具」を製造する。観察器具に含まれる拡張部材10を患者の外表面開口部41から中空器官40内部に挿入し、所定の角度だけ開く。その後、本体ケース30と遮光部材20の端部22とを連結する。そして、光源部32を発光させ、受光部35を観察する。
遮光部材20は、容易に形状を変化させることができるように構成されているのが好ましい。患者の体型や姿勢には個人差があるため、患者に対して蛍光観察ユニット1をセッティングした際に、拡張部材10、遮光部材20、及び本体ケース30が直前状に配置されないことが予想される。遮光部材20が変形可能に構成されることにより、単に遮光部材20の形状を変形させることで、光源部32、被疑陽性患部42、受光部35を結ぶ光軸の調整を容易に行うことができる。
図3A〜図3Cは、遮光部材20の形状を模式的に示す一例である。図3Aに示すように、遮光部材20は、少なくとも一部分が蛇腹状に構成されているものとしても構わない。図3Bに示すように、遮光部材20は、少なくとも一部分が柔軟な袋状に構成されているものとしても構わない。図3Cに示すように、遮光部材20は、少なくとも一部分がテレスコピック式に構成されており、軸方向に延伸することができるものとしても構わない。
遮光部材20は、本体ケース30及び拡張部材10と連結した状態が安定的に保持されるように構成されるのが好ましい。図4A〜図4Dは、この連結方法の一例を具体的に示す図面である。なお、図4A〜図4Dは、例として、遮光部材20と本体ケース30との間の連結状態を模式的に示しているが、遮光部材20と拡張部材10との間の連結状態についても同様の方法を採用することができる。
図4Aに示すように、遮光部材20の端部には凸部25a、本体ケース30の端部には凸部35aを設けておく。また、遮光部材20の端部には、本体ケース30の凸部35aの形状に対応した凹部を設けておき、同様に、本体ケース30の端部には、遮光部材20の凸部25aの形状に対応した凹部を設けておく。そして、遮光部材20に設けられた凸部25aと本体ケース30に設けられた凹部、及び、遮光部材20に設けられた凹部と本体ケース30に設けられた凸部35aとをそれぞれ嵌め込むことで、遮光部材20と本体ケース30とが連結されるものとすることができる。
図4Bに示すように、遮光部材20の端部の先端25bを、本体ケース30の端部の先端35bの上面に接触させ、この接触時に生じる摩擦によって遮光部材20と本体ケース30とが連結されるものとすることができる。この場合、遮光部材20の端部の先端25bと、本体ケース30の端部の先端35bの少なくとも一方は、表面が微細な凹凸形状を有するものとすることができる。
図4Cに示すように、遮光部材20の端部25c、本体ケース30の端部35cの両者に、ねじ切りを施しておき、両者をねじ込むことによって遮光部材20と本体ケース30とが連結されるものとすることができる。
図4Dに示すように、遮光部材20の端部に磁石25dを備え、本体ケース30の端部に磁石35dを備え、両磁石(25d,35d)を磁力によって引きつけることで遮光部材20と本体ケース30とが連結されるものとすることができる。
[別実施形態]
以下、別実施形態につき説明する。
〈1〉本体ケース30の筐体、遮光部材20、及び拡張部材10の少なくとも一部は、外乱光や余分な反射を防ぐ目的で、一部又は全部が黒色であっても構わない。例えば、黒色の物質で構成されていても構わないし、黒色に着色されていても構わない。
本体ケース30の筐体、遮光部材20、及び拡張部材10の少なくとも一部は、乱反射を防ぐ目的で、励起光5及び蛍光6が通過する側の面が微細な凹凸加工を施されているものとしても構わない。
〈2〉上記の実施形態では、光源部32及び受光部35の双方が本体ケース30に収容されているものとしたが、光源部32は受光部35とは別の筐体内に収容されているものとしても構わない。
〈3〉上記の実施形態では、蛍光観察ユニット1が本体ケース30を備える場合について説明したが、本体ケース30を備えない構成を採用することも可能である。例えば、受光部35に設けられた光学部材が遮光部材20の一方の端部に連結され、拡張部材10が遮光部材20の他方の端部に連結されることで、受光部35と拡張部材10との間に閉鎖空間が形成される構成としても構わない。
〈4〉上記の実施形態では、ダイクロイックミラー33は、励起光5を反射し、蛍光6を透過するように構成されているものとして説明したが、逆であっても構わない。すなわち、ダイクロイックミラー33は、励起光5を透過し、蛍光6を反射するように構成されていても構わない。
また、上記の実施形態では、蛍光観察ユニット1がダイクロイックミラー33を用いて励起光5と蛍光6とを分離する構成について説明したが、受光部35側に蛍光6のみを分離して入射できる構成であれば、ダイクロイックミラー33を用いなくても構わない。例えば、励起光5を光ファイバを通じて被疑陽性患部42に対して照射する構成を採用することができる。この場合においても、蛍光観察ユニット1が遮光部材20を備えることで、蛍光6は閉鎖空間内を進行するため、蛍光6に外乱光が混在することが防止される。
〈5〉上述した励起光5及び蛍光6の波長は一例であり、観察箇所や特定したい疾患に応じて適宜選択される。
1 : 蛍光観察ユニット
5 : 励起光
6 : 蛍光
10 : 拡張部材
11 : 上部ブレード部材
12 : 下部ブレード部材
13 : ハンドル部
20 : 遮光部材
21,22 : 遮光部材の端部
30 : 本体ケース
31 : 筐体
32 : 光源部
33 : ダイクロイックミラー
34 : 光学部材
35 : 受光部
40 : 中空器官
41 : 外表面開口部
42 : 被疑陽性患部

Claims (10)

  1. 拡張部材が挿入されることによって外表面開口部が拡張された中空器官の、内側の観察部位における被疑陽性患部に対して励起光を照射する光源部と、
    前記被疑陽性患部に前記励起光が照射されることで当該被疑陽性患部から発せられる蛍光を受光する受光部と、
    前記拡張部材における前記受光部側の面から前記受光部までの光路を遮光する筒状の遮光部材と、を備え、
    前記励起光は、前記遮光部材の内側、及び前記拡張部材の内側を通じて前記被疑陽性患部に導かれ、
    前記蛍光は、前記拡張部材の内側、及び前記遮光部材の内側を通じて前記受光部に導かれることを特徴とする蛍光観察ユニット。
  2. 前記受光部を収容する本体ケースを有し、
    前記遮光部材は、前記蛍光が入射される側の前記本体ケースの面に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の蛍光観察ユニット。
  3. 前記拡張部材が膣鏡であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蛍光観察ユニット。
  4. 前記遮光部材は、物理的に変形可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蛍光観察ユニット。
  5. 前記遮光部材は、少なくとも一部が蛇腹状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蛍光観察ユニット。
  6. 前記遮光部材は、弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の蛍光観察ユニット。
  7. 前記遮光部材は、低自家蛍光物質からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の蛍光観察ユニット。
  8. 前記励起光が波長410nm以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の蛍光観察ユニット。
  9. 中空器官の内側の観察部位における被疑陽性患部を蛍光観察するための観察器具であって、
    筒状の遮光部材と、
    前記遮光部材の面に連結された、前記中空器官の外表面開口部を拡張するための拡張部材と、を備えたことを特徴とする観察器具。
  10. 中空器官の内側の観察部位における被疑陽性患部を蛍光観察するために用いられる遮光部材であって、
    前記被疑陽性患部を拡張するための拡張部材と連結するための第一端部と、前記被疑陽性患部から射出される蛍光を受光するための受光部が収容された本体ケースと連結するための第二端部とを含む筒形状であることを特徴とする遮光部材。


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