JP2018182932A - ワイヤーハーネス及び車両固定部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタがパネルの下側に位置するように、ワイヤーハーネスの端部のコネクタ又は当該コネクタから延出する電線をパネルに固定する場合に、パネル表面に生じた水がコネクタに掛ることを抑制することを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス10は、パネル100の下側に固定される。ワイヤーハーネス10は、コネクタ20と、コネクタから延出する電線30と、コネクタ20又は電線を保持した状態でパネル100に対して下側から固定可能な車両固定部60と、コネクタ20又は車両固定部と一体化され、コネクタ20を上方から覆う水掛り抑制カバー70とを備える。【選択図】図5

Description

この発明は、ワイヤーハーネスをパネルに固定する際にコネクタに対する被水を抑制する技術に関する。
特許文献1は、クリップ部を有するワイヤーハーネス用固定部材を利用して、ワイヤーハーネスの電線群又はワイヤーハーネス端部のコネクタを、車両のパネルに固定する技術を開示している。
特開2013−243809号公報
ところで、車外に面していないパネル表面であっても、結露等によって水が付着する恐れがある。このため、コネクタをパネルの下側に配設すると、パネル表面に付着した発生した水がワイヤーハーネスの端部のコネクタに滴る恐れがある。
そこで、本発明は、コネクタがパネルの下側に位置するように、ワイヤーハーネスの端部のコネクタ又は当該コネクタから延出する電線をパネルに固定する場合に、パネル表面に生じた水がコネクタに掛ることを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、パネルの下側に固定されるワイヤーハーネスであって、コネクタと、前記コネクタから延出する電線と、前記コネクタ又は前記電線を保持した状態で前記パネルに対して下側から固定可能な車両固定部と、前記コネクタ又は前記車両固定部と一体化され、前記コネクタを上方から覆う水掛り抑制カバーと、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記コネクタは、他のワイヤーハーネスの端部のコネクタを接続可能に構成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記コネクタを保持するコネクタホルダをさらに備え、前記車両固定部及び前記水掛り抑制カバーは、前記コネクタホルダと一体化されているものである。
第4の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記車両固定部は、前記電線に取付けられており、前記水掛り抑制カバーは、前記コネクタと一体化されているものである。
第5の態様は、第1から第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記水掛り抑制カバーは、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、傾斜する傾斜部を含むものである。
第6の態様は、第5の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記傾斜部は、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、車両外側に向けて下向き傾斜するものである。
第7の態様は、第5又は第6の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記傾斜部は、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、前記電線が延出する側を避けた側に向けて下向き傾斜しているものである。
第8の態様は、第1から第7のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記水掛り抑制カバーの上面側に、水の流出方向を規制するリブが突設されているものである。
第9の態様は、第1から第8のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記水掛り抑制カバーは、平面視において、前記コネクタに対して前記電線が延出する側にはみ出ているものである。
上記課題を解決するため、第10の態様は、コネクタと前記コネクタから延出する電線とを含むワイヤーハーネスの前記コネクタを、パネルに対して下側に固定するための車両固定部品であって、前記コネクタを保持するコネクタホルダと、前記コネクタホルダと一体化され、前記パネルに固定可能な車両固定部と、前記コネクタホルダと一体化され、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、前記コネクタを上方から覆う水掛り抑制カバーとを備える。
第1の態様によると、パネル表面に生じた水が滴り落ちても、当該水は水掛り抑制カバー上に落下する。このため、コネクタがパネルの下側に位置するように、ワイヤーハーネスの端部のコネクタ又は当該コネクタから延出する電線をパネルに固定する場合に、パネル表面に生じた水がコネクタに掛ることを抑制することができる。
第2の態様によると、ワイヤーハーネス同士を接続するコネクタへの水掛りを抑制できる。
第3の態様によると、コネクタホルダでコネクタを保持した状態で、車両固定部をパネルに固定すれば、コネクタをパネルに対して一定位置に固定できる。この状態で、水掛り抑制カバーがコネクタを上方から覆う。これにより、コネクタに対する水掛り抑制構造を簡易に実現できる。
第4の態様によると、車両固定部をパネルに固定すれば、コネクタから延出する電線がパネルに対して一定位置に固定され、電線の延出元であるコネクタもパネルに対してある程度一定位置に保持される。この状態で、水掛り抑制カバーがコネクタを上方から覆う。これにより、コネクタに対する水掛り抑制構造を簡易に実現できる。
第5の態様によると、水掛り抑制カバーは、車両固定部がパネルに固定された状態で、傾斜する部分を含むため、水掛り抑制カバー上に滴り落ちた水が傾斜する部分を伝って流れ落ち易い。
第6の態様によると、水掛り抑制カバー上に滴り落ちた水は、なるべく車両外側に向けて排水される。
第7の態様によると、水掛り抑制カバー上に滴り落ちた水は、前記電線が延出する側を避けた側で排出されるため、電線にも水が掛り難くなる。
第8の態様によると、リブによって水掛り抑制カバーを補強しつつ、水が水掛り抑制カバーの周縁部から流れ落ちる箇所を規制できる。
第9の態様によると、水掛り抑制カバーの周縁部から流れ落ちる水が電線に掛ったとしても、その箇所をコネクタから離れた位置とすることができ、コネクタ内に水が浸入し難くなる。
第10の態様によると、パネル表面に生じた水が滴り落ちても、当該水は水掛り抑制カバー上に落下する。このため、コネクタがパネルの下側に位置するように固定する場合に、パネル表面に生じた水がコネクタに掛ることを抑制することができる。
ワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 同上のワイヤーハーネスを示す概略側面図である。 同上のワイヤーハーネスを示す概略平面図である。 図3のIV−IV線概略断面図である。 ワイヤーハーネスをパネルに取付けた状態を示す概略背面図である。 ワイヤーハーネスをパネルに取付けた状態を示す概略側面図である。 第1変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 第2変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略図である。 第2変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略分解図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス及び車両固定部品について説明する。図1はワイヤーハーネス10を示す概略斜視図であり、図2は同ワイヤーハーネス10を示す概略側面図であり、図3は同ワイヤーハーネス10を示す概略平面図であり、図4は図3のIV−IV線概略断面図である。なお、図1〜図4において説明の便宜上、上下、前後、左右を示す矢印を記載した。
ワイヤーハーネス10は、パネル100の下側に固定されるものであり(後述する図5及び図6参照)、コネクタ20と、電線30と、車両固定部品40とを備える。
コネクタ20は、コネクタハウジング22を含む。コネクタハウジング22は、樹脂等によって形成されており、端子を収容可能なキャビティが少なくとも1つ形成された構成されている。
電線30は、金属製の芯線の周囲に樹脂等による被覆が形成された一般的な電線である。芯線は、銅又は銅合金製で形成されていてもよいし、アルミニウム又はアルミニウム合金により形成されていてもよい。電線30の端部には端子が圧着等によって接続されており、当該端子がコネクタハウジング22内のキャビティ内に挿入保持されている。
コネクタ20には、1つ以上の電線30の端部の端子が挿入接続されており、コネクタ20の基端部から1つ以上の電線30が延出している。
複数の電線30が束ねられることで幹線部31が形成されている。また、幹線部31の途中の2箇所のそれぞれから1以上の電線30が分岐して分岐部32が形成されている。各分岐部32の先端部にコネクタ20が接続されている。換言すると、2つのコネクタ20のそれぞれの基端部から電線30を含む分岐部32が延出しており、当該分岐部32が幹線部31において他の電線30と共に1本に束ねられている。
上記各コネクタ20には、それぞれ別のワイヤーハーネス10Aのコネクタ20Aが接続される。つまり、コネクタ20は、他のコネクタ20Aと接続されることで、ワイヤーハーネス10と他のワイヤーハーネス10Aとを接続する。コネクタ20Aも、コネクタ20を介してコネクタホルダ42に保持される。
なお、上記コネクタ20の隣には、ジョイントコネクタ26が配設される。ジョイントコネクタ26は、複数の他のコネクタ29を挿入接続可能なコネクタハウジング27内に、他のコネクタ29の端子と接続可能なバスバ端子等を組込んだものである。当該複数の他のコネクタ29がコネクタハウジング27内に挿入接続されると、他のコネクタ29の端子同士がバスバ端子を介して接続される。これにより、複数の他のコネクタ29の端子に接続された電線30同士が、ジョイントコネクタ26内のバスバ端子を介して接続される。ジョイントコネクタ26も、電線30が延出するコネクタの一種であり、ジョイントコネクタ26を介してコネクタホルダ42に保持される。
車両固定部品40は、溶融した樹脂を成形用の金型内に流し込むことで一体形成された部材であり、コネクタホルダ42と、水掛り抑制カバー70、75と、車両固定部60とを備える。
コネクタホルダ42は、コネクタ20を保持可能に構成されている。ここでは、コネクタホルダ42は、底部43と壁部44a、44bとを備える。底部43は、方形板状に形成されている。底部43の長さ寸法は、コネクタ20とコネクタ20Aとの接続体の長手方向寸法と同じかこれよりも大きく設定されている。底部43の幅寸法は、保持対象となるコネクタ20の幅寸法よりも大きく設定されている。ここでは、底部43上に2つのコネクタ20が並列状態で保持されるため、底部43の幅寸法は、2つのコネクタ20を並列した幅方向寸法よりも大きく設定されている。
底部43の両側部のそれぞれに壁部44a、44bが立設され、底部43の幅方向中間部に仕切壁部45が立設されている。これにより、底部43と一方の壁部44aと仕切壁部45との間に長手方向両側に開口するコネクタ20の収容空間が形成され、底部43と他方の壁部44bと仕切壁部45との間にも長手方向両側に開口するコネクタ20の収容空間が形成される。
なお、壁部44a、44bの一方側端部は、底部43の一方側端部よりも外方に延出している。底部43の一方側端部よりも外方に延出した部分では、壁部44aの高さ寸法は、壁部44bの高さ寸法よりも小さい。
底部43上には、コネクタ20を一定位置に保持するため、コネクタ固定部46が突設されている。コネクタ固定部46としては、例えば、細長い突条部の上に両側側に突出する板部が突設された形状、即ち、T字状部分が連続する形状を採用することができる。コネクタ20側に当該コネクタ固定部46を挿入可能なT字状の溝を形成しておけば、コネクタ固定部46を当該溝に圧入等することで、底部43上でコネクタ20を一定位置に保持することができる。
コネクタホルダ42においてコネクタ20を一定位置に保持する構成は上記例に限られない。例えば、底部43と一方の壁部44a(又は他方の壁部44b)と仕切壁部45との間のコネクタ収容空間の両端側開口において、上記底部43、壁部44a、44b又は仕切壁部45に、コネクタ20、20Aの接続体の基端部に当接する抜け止突起を形成し、当該抜け止突起によってコネクタ20、20Aの接続体を一定位置に保持してもよい。
コネクタ20を一定位置に支持する構成としては、その他、各種ロック構造、ネジ止構造等を採用することができる。
コネクタホルダ42の隣にジョイントコネクタホルダ50が設けられている。ジョイントコネクタホルダ50は、ジョイントコネクタ26を保持可能に構成されている。ここでは、ジョイントコネクタホルダ50は、底部51と壁部52とを備える。底部51は、上記底部43の一側部から外方に延出する方形板状に形成されている。底部51の長さ寸法は、ジョイントコネクタ26の長手方向寸法と同じかこれよりも大きく設定されている。底部51の幅寸法は、ジョイントコネクタ26の幅寸法よりも大きく設定されている。
底部51の外側の一方の側部に壁部52が立設されている。上記他方の壁部44bは、底部51の内側の他方の側部に立設されており、本ジョイントコネクタホルダ50の他方の壁部を兼ねる。これにより、底部51と壁部44bと壁部52との間に少なくとも一方側(ここでは長手方向両側)に開口するジョイントコネクタ26の収容空間が形成される。
底部51上には、ジョイントコネクタ26を一定位置に保持するため、コネクタ固定部46が突設されている。コネクタ固定部46としては、例えば、上記コネクタ固定部46と同様の構成を採用することができる。もちろん、ジョイントコネクタホルダ50においてジョイントコネクタ26を一定位置に保持する構成は上記例に限られない。例えば、底部51と壁部44b、52の開口において、上記底部51と壁部44b、52に、ジョイントコネクタ26に当接する抜け止突起を形成し、当該抜け止突起によってジョイントコネクタ26を一定位置に保持してもよい。ジョイントコネクタ26を一定位置に支持する構成としては、その他、各種ロック構造、ネジ止構造等を採用することができる。
車両固定部60は、コネクタ20を保持した状態でパネル100に対して下側から固定可能に構成されている。ここでは、コネクタホルダ42の一方の壁部44aの一方側端部の下側縁部から外方に延出するように固定片61が形成されている。また、コネクタホルダ42の他方の壁部44bの一方側端部の下側縁部から外方に延出するように固定片62が形成されている。この固定片62は、ジョイントコネクタホルダ50の底部51とも繋がっている。上記固定片61、62のそれぞれに、車両固定部60が上向きに突出するように形成されている。車両固定部60は、基部65と、皿状部66と抜け止部67とを含む。基部65は、固定片61、62の上面に突設された柱状部分であり、固定片61、62の上面に対する皿状部66、抜け止部67の高さ位置を所定位置に配設する部分である。ここでは、固定片61は、固定片62よりも上方位置にあるため、固定片61に突設された基部65の高さ寸法を、固定片62に突設された基部65の高さ寸法よりも小さくして、2箇所の皿状部66が同じ高さ位置に配設されるようにしている。
皿状部66は、パネル100の下向き面を受ける部分であり、好ましくは、皿ばね形状に形成されている。
抜け止部67は、パネル100に形成された取付孔103に抜け止係止する部分である。より具体的には、抜け止部67は、柱状部67aと、柱状部67aの先端部から基端部に向けて徐々に外側に向うように延在する一対の係止片67bとを含む。そして、抜け止部67を、パネル100の下側から取付孔103に押込むと、一対の係止片67bが取付孔103の周縁部に当接して内側に弾性変形する。抜け止部67を取付孔103にさらに押込むと、一対の係止片67bの先端部が取付孔103の周縁部を越えて元の形状に弾性復帰し、取付孔103の周縁部に抜け止係止する。これにより、パネル100のうち取付孔103の周縁部が、一対の係止片67bの先端部と皿状部66との間に挟み込まれ、車両固定部60がパネル100のうち取付孔103に固定される。
このような車両固定部60自体は、クランプ形状又はクリップ形状と呼ばれる構造であり、ワイヤーハーネスを車両に固定する構造として周知な構造である。
上記固定片61、62は、幹線部31を固定するための部分としても利用される。すなわち、固定片61は、コネクタホルダ42の一方の壁部44aの一方側端部の下側縁部から外方に延出する細長板状形状を呈している。このため、幹線部31を固定片61の下側に当該固定片61の延出方向に沿わせて配設し、この状態で、固定片61及び幹線部31に粘着テープ、結束バンド等の結束部材80を結束することで、幹線部31を固定片61に固定することができる。
また、固定片62と底部51とが繋がる境界部分の外方箇所に、スリットSが形成されている。そして、固定片62の下側に幹線部31を配設し、固定片62のうち上記スリットSが形成された箇所で、固定片62及び幹線部31に粘着テープ、結束バンド等の結束部材80を結束することで、幹線部31を固定片62に固定することができる。
幹線部31のうち分岐部32が分岐する箇所は、固定片61、62の間、即ち、壁部44a、44bの間に配設される。分岐部32は、壁部44a、44bの間を通ってコネクタホルダ42の各コネクタ収容空間に導かれ、それぞれの端部のコネクタ20がコネクタホルダ42内にセットされる。
水掛り抑制カバー70は、上記車両固定部60と一体化され、コネクタ20を上方から覆う。ここで、水掛り抑制カバー70が車両固定部60と一体化されるとは、水掛り抑制カバー70が車両固定部60に対して直接繋がった状態で一体化される場合だけでなく、上記のように、固定片61、62、コネクタホルダ42等を介して間接的に繋がった状態で一体化される場合を含む。また、水掛り抑制カバー70と上記車両固定部60とは、金型一体形成されている必要は無く、別々に金型形成されて、嵌込構造、ネジ止構造等によって一体化される構成であってもよい。すなわち、水掛り抑制カバー70が、車両固定部60と一体的に取扱って車両組付を行うことができるように、両者が一体化されていればよい。
本実施形態は、車両固定部60と水掛り抑制カバー70とが、コネクタホルダ42と一体化された例を説明するものであるが、車両固定部60とコネクタホルダ42との一体化に関する構成、及び、車両固定部60と水掛り抑制カバー70との一体化に関する構成についても、同様に、両者が直接繋がっているか間接的に繋がっているか、また、成形段階で金型一体成形されているか、後で組合われたものかを問わない。
より具体的には、水掛り抑制カバー70は、上記一対の壁部44a、44bの上側縁部を結ぶ板状形状に形成されている。このため、水掛り抑制カバー70は、コネクタホルダ42の天井を兼ねる。水掛り抑制カバー70の一端部(左端部)は、一対の壁部44a、44bのうち底部43から延出する部分の上側縁部にも存在している。このため、平面視すると、水掛り抑制カバー70の一端部は、コネクタ20から外方にはみ出ている。また、水掛り抑制カバー70の他端部(右端部)は、底部43、一対の壁部44a、44bよりも外方に延在している。このため、平面視すると、水掛り抑制カバー70の他端部は、コネクタ20から外方にはみ出ている。
コネクタホルダ42において、内部に収容されたコネクタ20から延出する電線30は、水掛り抑制カバー70の一端部(左端部)及び他端部(右端部)側に延出するため、水掛り抑制カバー70は、平面視において、コネクタ20に対して電線30が延出する側にはみ出ている。
また、上記水掛り抑制カバー70の隣に、ジョイントコネクタ26を上方から覆う水掛り抑制カバー75が設けられている。水掛り抑制カバー75は、水掛り抑制カバー70の一側から外方に延出する板状に形成されている。水掛り抑制カバー75は、壁部44bの上側縁部と壁部52の上側縁部とを結ぶ板状形状に形成されている。このため、水掛り抑制カバー75は、ジョイントコネクタホルダ50の天井を兼ねる。水掛り抑制カバー75の一端部(左端部)は、左右方向において、壁部52の一端部(左端部)と同じ位置にある。また、水掛り抑制カバー75の他端部(右端部)は、底部51及び壁部52よりも外方に延在している。このため、平面視すると、水掛り抑制カバー75の他端部は、ジョイントコネクタ26から外方にはみ出ている。
ジョイントコネクタ26については、その一方側から他のコネクタ29が接続されるため、当該ジョイントコネクタ26からは当該一方側(左端側)から電線が延出する。このため、水掛り抑制カバー75は、平面視において、ジョイントコネクタ26に対しても当該ジョイントコネクタ26に接続されたコネクタ29の電線30が延出する側にはみ出ている。
図5はワイヤーハーネス10をパネル100に取付けた状態を示す概略背面図であり、図6はワイヤーハーネス10をパネル100に取付けた状態を示す概略側面図である。図5及び図6においては、説明の便宜上、パネル100を備える車両の上下、前後、左右(車両内側及び外側)を示す矢印を記載した。
パネル100は、車両におけるルーフパネルの構成要素であり、アウターパネル101と、インナーパネル102とを備える。アウターパネル101は、ルーフパネルの最外層を形成する金属板である。ここでは、アウターパネル101は、車両外側部分から内側に向って上方に凸となるように湾曲する形状に形成されている。インナーパネル102は、アウターパネル101の車両外側部分の内面に溶接等よって固定されている。インナーパネル102は、アウターパネル101の車両外側部分から車両内向き(車幅方向中央向き)に向けて延出しており、その先端部に2つのハーネス固定片102Pが突設されている。各ハーネス固定片102Pに、車両固定部60を下側から挿入規定可能な取付孔103が形成されている。ハーネス固定片102Pとアウターパネル101との間には、車両固定部品40を配設可能な空間が形成されている。
そして、上記各車両固定部60を、パネル100の下側から、ハーネス固定片102Pの取付孔103に挿入して抜け止固定すると、車両固定部品40がハーネス固定片102Pよりも車両内側であってアウターパネル101の下側空間で支持される。
この状態では、水掛り抑制カバー70、75がコネクタ20、ジョイントコネクタ26を覆い、アウターパネル101とコネクタ20、ジョイントコネクタ26との間に介在している。このため、結露等によって、アウターパネル101の車内側表面に水Pが生じ、当該水Pがコネクタ20、ジョイントコネクタ26に向けて滴り落ちると、水掛り抑制カバー70、75上に落下する。このため、水Pが直接コネクタ20、ジョイントコネクタ26に掛り難い。
上記水掛り抑制カバー70、75は、車両固定部60がパネル100に固定された状態で傾斜する傾斜部71、76を含む。ここで、傾斜部が傾斜しているとは、重力方向に対して垂直な水平方向に対して傾斜していることをいう。ここでは、水掛り抑制カバー70、75の全体が傾斜部71、76である。もっとも、水掛り抑制カバー70、75の一部が傾斜部であってもよい。
傾斜部71、76は、次の2つの観点から傾斜している。
まず、傾斜部71、76は、車両固定部60がパネル100に固定された状態で、車両外側に向けて角度θ1で下向き傾斜している(図5参照)。このため、傾斜部71、76上に水Pが付着すると、当該水Pは、傾斜部71、76の傾斜に従って、車両外側に向けて流れ落ちる。
ここでは、インナーパネル102自体が車両外側に向けて角度θ1で下向き傾斜しているため、固定片61、62に対して垂直姿勢で立設された車両固定部60を、インナーパネル102の下側から取付孔103に挿入固定すれば、傾斜部71、76が車両外側に向けて下向き傾斜する。
また、傾斜部71、76は、車両固定部60がパネル100に固定された状態で、電線30が延出する側を避けた側に向けて角度θ2下向き傾斜している(図6参照)。ここでは、コネクタ20から延出する電線30は左側に延出し、コネクタ20に接続されたコネクタ20Aから延出する電線30は右側に延出する。また、ジョイントコネクタ26に接続されたコネクタ29から延出する電線30は右側に延出する。そこで、傾斜部71、76は、電線30が延出する側を避けて、後ろ側に向けて下向き傾斜している。このため、傾斜部71、76上に水Pが付着すると、当該水Pは、傾斜部71、76の傾斜に従って、電線30が延出しない車両後ろ側に向けて流れ落ちる。
本車両固定部品40が、車両の後部、即ち、ルーフパネルの後ろ側に固定されていると想定すると、傾斜部71、76が、車両固定部60がパネル100に固定された状態で、電線30が延出する側を避けた側に向けて下向き傾斜している姿勢(図6参照)は、車両外側に向けて下向き傾斜する姿勢であるともいえる。
ここでは、インナーパネル102自体が、電線30が延出する側を避けた側である後ろ側に向けて角度θ2下向き傾斜している。これにより、固定片61、62に対して皿状部66等が同じ高さ位置となるように垂直姿勢で立設された車両固定部60を、インナーパネル102の下側から取付孔103に挿入固定すれば、傾斜部71、76が電線30の延出側を避けた側に向けて下向き傾斜する。
なお、インナーパネル102の傾斜が所望の傾きとは異なる場合には、固定片61、62に対する車両固定部60の突出角度を傾けたり、2つの基部65の高さ寸法を調整して皿状部66及び抜け止部67の高さ位置を変更したりすることで、傾斜部71、76を所望の傾きとすることができる。
また、上記傾斜角度θ1、θ2のいずれが大きくてもよい。また、傾斜角度θ1、θ2のいずれか一方又は両方が0度であってもよい。
以上のように構成されたワイヤーハーネス10及び車両固定部品40によると、パネル100の表面に生じた水Pがコネクタ20、ジョイントコネクタ26に滴り落ちようとすると、当該水Pは、水掛り抑制カバー70、75上に落下する。このため、コネクタ20、ジョイントコネクタ26がパネル100の下側に位置するようにワイヤーハーネス10の端部のコネクタ20、ジョイントコネクタ26をパネル100に固定する場合に、当該パネル100表面に生じた水Pがコネクタ20、ジョイントコネクタ26に掛ることを抑制できる。
従来、コネクタ内部の端子への水付着防止構造としては、端子と電線との圧着部に個別に防水処理を施す構造、各キャビティの開口部に個別にゴム栓を取付ける構造等が採用されていたが、上記構成により簡易にコネクタへの被水防止を図ることができる。
また、上記水掛り抑制カバー370を、コネクタホルダ42と一体化すると共に、当該水掛り抑制カバー370をある程度大きい広がりを持つ大きさに設定しておくことで、各種ワイヤーハーネスに対応することが可能となり、汎用性が広がる。
また、コネクタ20は、他のワイヤーハーネス10のコネクタ20Aに接続されるもの、つまり、ワイヤーハーネス10同士を接続するコネクタ20であるところ、当該コネクタ20は、パネル100等に配設されることがある。このようなワイヤーハーネス10同士を接続するコネクタ20への水掛りを抑制できる。
また、車両固定部品40は、コネクタホルダ42と、水掛り抑制カバー70、75と、車両固定部60とが一体化された構成であるため、コネクタホルダ42によってコネクタ20、ジョイントコネクタ26を保持した状態で、車両固定部60をパネル100に固定すれば、コネクタ20、ジョイントコネクタ26をパネル100の下側に一定位置に固定できる。この状態で、水掛り抑制カバー70、75がコネクタ20、ジョイントコネクタ26を上方から覆うようになる。これにより、コネクタ20、ジョイントコネクタ26に対する水掛り抑制構造を簡易にパネル100に組込むことを実現できる。
また、車両固定部60がパネル100に固定された状態で、水掛り抑制カバー70、75は、傾斜する傾斜部71、76を含む。このため、水掛り抑制カバー70、75上に滴り落ちた水P傾斜部71、76を伝って流れ落ち易く、コネクタ20、ジョイントコネクタ26周りから水を迅速に排出できる。
特に、傾斜部71、76は、車両固定部60がパネル100に固定された状態で、車両外側に向けて下向き傾斜するため、水掛り抑制カバー70、75上に滴り落ちた水Pを、なるべく車両外側にむけて排出することができる。これにより、車内の水がなるべく他の電気部品を経由せずに外部に排出される。
また、傾斜部71、76は、車両固定部60がパネル100に固定された状態で、コネクタ20、コネクタ20に接続されるコネクタ20A、ジョイントコネクタ26に接続されるコネクタ29から電線30が延出する側を避けた側に向けて下向き傾斜している。このため、水掛り抑制カバー70、75上に滴り落ちた水Pが、電線30が延出する側を避けた側で排出されるため、電線30にも水Pが掛り難い。これにより、電線30を伝ってコネクタ20、20A、29、ジョイントコネクタ26に侵入し難い。
また、水掛り抑制カバー70、75は、コネクタ20、20A、29に対して電線30が延出する側にはみ出ている。このため、水掛り抑制カバー70、75から滴り落ちた水Pが、電線30に掛ったとしても、その箇所をコネクタ20、20A、29から離れた位置とすることができる。この点からも、水Pが電線30を伝ってコネクタ20、20A、29、ジョイントコネクタ26に侵入し難い。
{変形例}
上記実施形態において、図7に示す第1変形例のように、水掛り抑制カバー70、75の上面側に、水の流出方向を規制するリブ200が突設されていてもよい。このリブ200によって、水掛り抑制カバー70、75を補強しつつ、水Pが水掛り抑制カバー70、75の周縁部から流れ落ちる箇所を規制できる。
特に、本変形例では、水掛り抑制カバー70、75の上面のうち右側端縁部に沿った箇所に細長いリブ200が形成されている。水掛り抑制カバー70、75の右端側は、コネクタ20A、29から延出する電線30が延出する側であるため、リブ200は、水掛り抑制カバー70、75の上面のうちコネクタ20A、29から延出する電線30が延出する側の縁に沿って形成された細長い突起であるといえる。
これにより、水掛り抑制カバー70、75上に滴り落ちた水が、電線30が延出する側で滴り落ち難くなり、より水Pが電線30を伝ってコネクタ20A、29に侵入し難くなる。
また、上記実施形態では、車両固定部60がコネクタ20,20A、29、ジョイントコネクタ26を保持した状態でパネル100に対して下側から固定され、水掛り抑制カバー70、75が車両固定部60と一体化された例で説明したが、図8及び図9に示す第2変形例のように、車両固定部360がコネクタ320,320Aから延出する電線330を保持した状態でパネル300に対して下側から固定され、水掛り抑制カバー370がコネクタ320、320Aと一体化された構成であってもよい。
より具体的には、コネクタ320,320Aは、相互にコネクタ接続可能に構成されている。コネクタ320の基端部から1つ以上の電線330が延出しており、コネクタ320Aの基端部から1つ以上の電線30が延出している。
コネクタ320から延出する電線30及びコネクタ320Aから延出する電線30のそれぞれに車両固定部360が固定されている。車両固定部360としては、上記車両固定部60と同様構成の車両固定部分362に、電線30に固定可能な電線固定部364が一体形成されたものを用いることができる。電線固定部364としては、電線30に巻付けた状態締付け可能なバンド構造を採用することができる。このような車両固定部360は、バンド付クランプ又はバンド付クリップとして知られる周知のワイヤーハーネス固定用の部品を用いることができる。電線固定部364としては、細長い板状に形成され、電線30に沿って配設された状態で粘着バンド等が巻回されることで、当該電線30に固定可能な構造(いわゆる袖付クランプといわれる構造)を適用することもできる。
水掛り抑制カバー370は、コネクタ320と一体化されている。ここでは、コネクタ320と水掛り抑制カバー370とは別々に金型成型されており、それらが嵌り込み構造によって一体化されている。
より具体的には、コネクタ320の上部分にロック凹部322が形成されている。ロック凹部322は、一対の側部322aと、一対の側部322aの上縁部から互いに接近する方向に延在する天井部322bと、一対の側部322aの奥端側にある奥部322cとを備える。天井部322bには、一対の側部322a間において当該一対の側部322aの延在方向に沿うスリット322sが形成されている。スリット322sの幅は、一対の側部322aの幅よりも小さい。また、コネクタ320のうちスリット322sの下方部分に係止凸部322pが形成されている。係止凸部322pは、奥部322c側に向けて徐々に高さ寸法が大きくなる突起形状に形成されている。
水掛り抑制カバー370は、カバー本体部372と、ロック突部374とを備える。
カバー本体部372は、コネクタ320、320Aがコネクタ接続された状態で、それらの接続体の上方を覆える程度の大きさの板状形成されている。平面視すると、カバー本体部372の幅寸法及び長さ寸法は、コネクタ320、320Aの接続体の幅寸法及び長さ寸法よりも大きい。
カバー本体部372の下側面に、上記ロック凹部322に嵌込可能なロック突部374が形成されている。ロック突部374は、基部374aの下端部に嵌込板部374bが形成された構成とされている。基部374aの幅寸法は、スリット322sの幅寸法よりも小さく、当該スリット322sにスライド挿入できるようになっている。嵌込板部374bの幅寸法は、スリット322sの幅寸法よりも大きくかつ一対の側部322aの間隔寸法よりも小さく設定されている。また、嵌込板部374bには、上記係止凸部322pが係止可能な係止孔374cが形成されている。
そして、基部374aをスリット322s内に挿入すると共に、嵌込板部374bを一対の側部322a間に挿入するようにして、ロック突部374をロック凹部322に挿入し、係止凸部322pを係止孔374cに係止させると、ロック突部374がロック凹部322に嵌込固定される。この状態で、カバー本体部372がコネクタ320、320Aの接続体の上方に被さる。
上記ロック凹部322及びロック突部374としては、コネクタ等においていわゆるカセット構造と呼ばれる嵌込固定構造を採用することができる。
なお、水掛り抑制カバー370は、コネクタ320等に対して金型一体成形されていればよい。もっとも、コネクタ20に形成されたカセット構造を用いることで、既存のカセット構造を持つカセットに適用可能であるという利点がある。
上記電線30に取付けられた車両固定部360をパネル300の取付孔に挿入固定すると、コネクタ320、320Aの接続体がパネル300の下側である程度一定位置及び一定姿勢に配設される。この状態で、カバー本体部372がコネクタ320、320Aの接続体の上方に被さる。これにより、パネル300の内面に結露等によって水が生じ、当該水がコネクタ320、320Aに滴り落ちようとすると、水はカバー本体部372上に落下する。このため、コネクタ320、320Aへの被水を簡易な構成で抑制できる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10、10A ワイヤーハーネス
20、20A、29、320、320A コネクタ
26 ジョイントコネクタ
30、330 電線
40 車両固定部品
42 コネクタホルダ
50 ジョイントコネクタホルダ
60、360 車両固定部
61、62 固定片
65 基部
67 抜け止部
70、75 水掛り抑制カバー
71、76 傾斜部
80 結束部材
100、300 パネル
101 アウターパネル
102 インナーパネル
200 リブ
300 パネル
322 ロック凹部
364 電線固定部
370 水掛り抑制カバー
374 ロック突部

Claims (10)

  1. パネルの下側に固定されるワイヤーハーネスであって、
    コネクタと、
    前記コネクタから延出する電線と、
    前記コネクタ又は前記電線を保持した状態で前記パネルに対して下側から固定可能な車両固定部と、
    前記コネクタ又は前記車両固定部と一体化され、前記コネクタを上方から覆う水掛り抑制カバーと、
    を備えるワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記コネクタは、他のワイヤーハーネスの端部のコネクタを接続可能に構成されている、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記コネクタを保持するコネクタホルダをさらに備え、
    前記車両固定部及び前記水掛り抑制カバーは、前記コネクタホルダと一体化されている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記車両固定部は、前記電線に取付けられており、
    前記水掛り抑制カバーは、前記コネクタと一体化されている、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記水掛り抑制カバーは、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、傾斜する傾斜部を含む、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項5に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記傾斜部は、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、車両外側に向けて下向き傾斜する、ワイヤーハーネス。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記傾斜部は、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、前記電線が延出する側を避けた側に向けて下向き傾斜している、ワイヤーハーネス。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記水掛り抑制カバーの上面側に、水の流出方向を規制するリブが突設されている、ワイヤーハーネス。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記水掛り抑制カバーは、平面視において、前記コネクタに対して前記電線が延出する側にはみ出ている、ワイヤーハーネス。
  10. コネクタと前記コネクタから延出する電線とを含むワイヤーハーネスの前記コネクタを、パネルに対して下側に固定するための車両固定部品であって、
    前記コネクタを保持するコネクタホルダと、
    前記コネクタホルダと一体化され、前記パネルに固定可能な車両固定部と、
    前記コネクタホルダと一体化され、前記車両固定部が前記パネルに固定された状態で、前記コネクタを上方から覆う水掛り抑制カバーと、
    を備える車両固定部品。
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