JP2018182574A - 圧電振動子及び電子部品 - Google Patents
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Abstract
Description
第1主面を有し、かつ、前記第1主面にキャビティが設けられた基板と、
前記キャビティ内に収容された圧電振動素子と、
第2主面及び第3主面を有する板状の形状を有し、かつ、前記第2主面により前記キャビティを密閉する蓋と、
を備えており、
前記第1主面を法線方向から見たときに、前記キャビティの形状は第1長辺及び第2長辺を有する矩形状であり、
前記蓋の前記第2主面又は前記第3主面に、第1溝が設けられ、
前記第1溝の第1部分は、前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記キャビティと重なる重複領域において、前記重複領域の中心よりも前記第1長辺の中点の近くに設けられ、かつ、前記第1長辺に沿う。
回路基板と、
前記回路基板に実装された上述の圧電振動子と、
前記回路基板上で前記圧電振動子を封止するモールド部材と
を備える。
以下に、本発明の一実施形態に係る水晶振動子について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る水晶振動子30の分解斜視図である。水晶振動子30の形状は、直方体状である。以下では、水晶振動子30の主面である上面及び下面に対する法線方向を上下方向と定義する。上方から見たときに、水晶振動子30の長辺が延びる方向を前後方向と定義し、水晶振動子30の短辺が延びる方向を左右方向と定義する。なお、方向の定義は、一例であり、水晶振動子30の実際の使用時の方向と一致しなくてもよい。
次に、溝50について主に図2を参照しながら説明する。図2は、水晶振動子30を上方から見た図である。図3は、図2のA−Aにおける断面図である。
次に、水晶振動子30を備える電子部品70について図4を参照しながら説明する。図4は、電子部品70の断面図である。図4における方向については、図1における方向を援用する。
以上のように構成された水晶振動子30及び電子部品70によれば、基板12と蓋14との接合が破損することを抑制できる。図5は、比較例に係る水晶振動子230の断面図である。なお、水晶振動子230において水晶振動子30と同じ構成については同じ参照符号を付した。図5は、図2のA−Aと同じ位置における断面図である。
(a)重複領域A1であって、重複領域A1の中心Cより中点M1〜M4のいずれかに近い領域。
(b)重複領域A1であって、中点M1〜M4のいずれよりも、重複領域A1の中心Cに近い領域。
(c)重複領域A1以外の領域。
以下に、第1の変形例に係る水晶振動子30Aについて図面を参照しながら説明する。図8は、水晶振動子30Aを上方から見た図である。
以下に、第2の変形例に係る水晶振動子30Bについて図面を参照しながら説明する。図9は、水晶振動子30Bを上方から見た図である。
以下に、第3の変形例に係る水晶振動子30Cについて図面を参照しながら説明する。図10は、水晶振動子30Cを上方から見た図である。
以下に、第4の変形例に係る水晶振動子30Dについて図面を参照しながら説明する。図11は、水晶振動子30Dを上方から見た図である。
以下に、第5の変形例に係る水晶振動子30Eについて図面を参照しながら説明する。図12は、水晶振動子30Eの断面図である。図12は、図2のA−Aと同じ位置における断面図である。
以下に、第6の変形例に係る水晶振動子30Fについて図面を参照しながら説明する。図13は、水晶振動子30Fの断面図である。図13は、図2のA−Aと同じ位置における断面図である。
本発明に係る圧電振動子は、水晶振動子30,30A〜30Fに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。本発明に係る電子部品は、電子部品70に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
本願発明者は、水晶振動子30,30A〜30Fが奏する効果をより明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。本願発明者は、図13に示す水晶振動子30Fの第1モデルを作成した。第1モデルの溝56,57の形状は、図2に示す溝50の形状と同じである。更に、本願発明者は、図5に示す水晶振動子230の第2モデルを作成した。本願発明者は、FEMによる応力分布シミュレーションにより第1モデル及び第2モデルの応力分布を求めた。第1のモデル及び第2のモデルの全体に均等な荷重を与えた。荷重の大きさは、回路基板に実装された水晶振動子を、モールド樹脂により封止する際の荷重を想定し、30MPaとした。以下にシミュレーション条件を記載する。
蓋14の長辺の長さ:1.16mm
蓋14の短辺の長さ:0.96mm
基板12の長辺の長さ:1.20mm
基板12の短辺の長さ:1.00mm
基板12の側壁の厚さ:0.11mm
溝56,57の半径:30μm
溝56,57の長辺部の長さ:0.58mm
溝56,57の短辺部の長さ:0.48mm
上方から見たときの溝55,56の中心と蓋14の外縁との距離:0.24mm
D2=0.105mm:X=0.105mm/0.39mm×100=27%
D2=0.195mm:X=0.195mm/0.39mm×100=50%
38%<X<50%・・・(1)
次に、本願発明者は、好ましい溝の半径を検討するために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。本願発明者は、図1及び図2に示す水晶振動子30の第4モデルを作成した。更に、本願発明者は、図13に示す水晶振動子30Fの第5モデルを作成した。第5モデルの溝56,57の形状は、図2に示す溝50と同じである。本願発明者は、FEMによる応力分布シミュレーションにより第4モデル及び第5モデルの応力分布を求めた。この際、本願発明者は、第4モデル及び第5モデルにおいて、溝50,56,57の半径を0μmから30μmまで変化させた。そして、溝50,56,57の半径毎に、第4モデル及び第5モデルの基板12と蓋14との間に生じる応力の最大値(以下、単に最大応力)を算出した。
12:基板
14:蓋
14A:下面
14B:上面
15:接合材
16:水晶振動素子
30,30A〜30G:水晶振動子
50〜57:溝
50A,50B,51A,51B,52A,52B,53A,53B:長辺部分
50C,50D,51C,51D:短辺部分
70:電子部品
71:回路基板
71a,120:基板本体
71b〜71i:外部電極
73:半導体装置
74:モールド部材
120:基板本体
122:キャビティ
124A〜124D:側壁
124E:底面
160:水晶片
A1:重複領域
C:中心
F:支点
M1〜M4:中点
Claims (11)
- 第1主面を有し、かつ、前記第1主面にキャビティが設けられた基板と、
前記キャビティ内に収容された圧電振動素子と、
第2主面及び第3主面を有する板状の形状を有し、かつ、前記第2主面により前記キャビティを密閉する蓋と、
を備えており、
前記第1主面の法線方向から見たときに、前記キャビティの形状は第1長辺及び第2長辺を有する矩形状であり、
前記蓋の前記第2主面又は前記第3主面に、第1溝が設けられ、
前記第1溝の第1部分は、前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記キャビティと重なる重複領域において、前記重複領域の中心よりも前記第1長辺の中点の近くに設けられ、かつ、前記第1長辺に沿う、
圧電振動子。 - 前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記第1部分は、前記中心と前記第1長辺の中点とを結ぶ線分と交差する、
請求項1に記載の圧電振動子。 - 前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記第1溝が前記重複領域に設けられ、
かつ前記第1溝の形状が前記キャビティの中心を囲む環状である、
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の圧電振動子。 - 前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記キャビティは、第1短辺及び第2短辺を有し、
前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記第1溝は、前記第2長辺に沿う第2部分、前記第1短辺に沿っている第3部分、及び、前記第2短辺に沿う第4部分を更に含み、
前記第2部分、前記第3部分及び前記第4部分はそれぞれ、前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記重複領域において、前記重複領域の中心よりも前記第2長辺の中点、前記第1短辺の中点及び前記第2短辺の中点の近くに設けられる、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧電振動子。 - 前記第1部分は、前記第1長辺に平行であり、
前記第2部分は、前記第2長辺に平行であり、
前記第3部分は、前記第1短辺に平行であり、かつ
前記第4部分は、前記第2短辺に平行である、
請求項4に記載の圧電振動子。 - 前記第1溝は、前記蓋の前記第2主面に設けられ、
前記蓋の前記第3主面には溝が設けられない、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電振動子。 - 前記第1溝は、前記蓋の前記第3主面に設けられ、
前記蓋の前記第2主面には溝が設けられない、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電振動子。 - 前記第1溝は、前記蓋の前記第2主面に設けられ、
前記蓋の前記第3主面に第2溝が設けられる、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電振動子。 - 前記法線方向から前記第1主面を見たときに、前記第2溝は、前記第1部分と重なる第5部分を含む、
請求項8に記載の圧電振動子。 - 前記第1長辺からの距離が前記重複領域の中心と前記第1長辺との距離の50%である直線を第1仮想線と定義し、
前記第1長辺からの距離が前記重複領域の中心と前記第1長辺との距離の27%である直線を第2仮想線と定義し、
前記第1仮想線と前記第2仮想線との間の領域に、前記第1部分の幅方向の中心線が位置する、
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の圧電振動子。 - 回路基板と、
前記回路基板に実装された請求項1から請求項10のいずれかに記載の圧電振動子と、
前記回路基板上で前記圧電振動子を封止するモールド部材と、
を備える、電子部品。
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JP2017080881A JP2018182574A (ja) | 2017-04-14 | 2017-04-14 | 圧電振動子及び電子部品 |
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- 2017-04-14 JP JP2017080881A patent/JP2018182574A/ja active Pending
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2018
- 2018-03-06 TW TW107107469A patent/TW201901865A/zh unknown
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