JP2007258343A - モールドパッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】内部の圧電素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せてなる発振子をモールド樹脂で封止してなるモールドパッケージにおいて、モールド樹脂による応力によりキャップにおける天井部と内部の素子とが接触するのを防止する。
【解決手段】圧電素子11に箱形状をなすキャップ13を被せてなるとともに、キャップ13における圧電素子11と対向する板状の天井部13aの内面と圧電素子11との間に中空部を有する発振子10が備えられ、この発振子10をモールド樹脂40により封止してなるモールドパッケージにおいて、天井部13aは、圧電素子11から離れる方向に凸となった凸板形状をなすものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部の素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せ保護してなる部品を有するモールドパッケージに関する。
従来より、高精度な発振子として水晶やセラミック発振子が一般に用いられている。これらの部品は、たとえば、セラミック基板上に素子としての発振子を構成し、この発振子に金属などよりなる箱形状のキャップを被せてなるものである。
さらに、これらの部品においては、キャップ内部の発振子が振動できるようにキャップ内部を中空状態とする目的で、キャップにおける発振子と対向する平坦な板状の天井部の内面と発振子とを離すことで、中空部を設けている。
そして、このような発振子を、マイコンなどが搭載された基材としての配線基板に搭載し、これらを金型に設置し、モールド樹脂で封止してなるモールドパッケージが提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。このものでは、発振子をマイコンのクロック供給源として用いている。
特開平6−120766号公報 特開平7−283653号
しかしながら、この種のモールドパッケージにおいて、上記発振子はプリント基板等に実装されて使うことを想定して作られているため、通常、キャップは、当該発振子をプリント基板に実装する際のハンドリングに耐えることができる程度の強度しか考慮されていない。
そのため、従来では、このような部品をモールド樹脂で封止する場合に、モールド成形時の樹脂応力が、キャップにおいて比較的強度の弱い平板状の天井部の外面に加わり、当該天井部が凹むように変形して、当該天井部の内面とキャップ内部の素子とが接触する可能性があった。
その結果、素子が破壊されたり、キャップにおける天井部が素子に接触することで、所望の素子特性が得られない、たとえば上記発振子の場合には所定の発振周波数が得られなかったりするなどの問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、内部の素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せてなる部品をモールド樹脂で封止してなるモールドパッケージにおいて、モールド樹脂による応力によりキャップにおける天井部と内部の素子とが接触するのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、単純には、キャップ全体を大きくして、内部の素子と平坦板状の天井部との距離を大きくすればよいと考えられるが、キャップ全体を大きくすることは、パッケージ体格の大型化につながり、好ましくない。
そこで、本発明者は、キャップのうちの天井部の構成を変更することにより、キャップ全体のサイズの大型化を極力抑えることに着目し、検討を行い、本発明を創出するに至った。
すなわち、本発明は、内部の素子(11)とは隙間を空けて当該素子(11)に箱形状をなすキャップ(13)を被せてなる部品(10)を備え、この部品(10)をモールド樹脂(40)により封止してなるモールドパッケージにおいて、キャップ(13)における素子(11)と対向する板状の天井部(13a)を、素子(11)から離れる方向に凸となった凸板形状をなすものとしたことを、第1の特徴とする。
それによれば、天井部(13a)の内面とキャップ(13)内部の素子(11)との距離を、従来よりも大きくとることができるため、モールド樹脂(40)による応力によりキャップ(13)における天井部(13a)と内部の素子(11)とが接触するのを防止することができる。
ここで、天井部(13a)は、素子(11)から離れる方向に曲面状に凸となったものであってもよいし、素子(11)から離れる方向に角部をもって凸となったものであってもよい。
また、本発明は、内部の素子(11)とは隙間を空けて当該素子(11)に箱形状をなすキャップ(13)を被せてなる部品(10)を備え、この部品(10)をモールド樹脂(40)により封止してなるモールドパッケージにおいて、キャップ(13)における素子(11)と対向する板状の天井部(13a)に、当該天井部(13a)の素子(11)へ向かう方向に対する強度を補強する補強部材(14、15)を設けたことを、第2の特徴とする。
それによれば、天井部(13a)の強度を従来よりも強くできるため、モールド樹脂(40)による応力によりキャップ(13)における天井部(13a)と内部の素子(11)とが接触するのを防止することができる。
この場合、補強部材(14)は、天井部(13a)とは別体の部材よりなるものでもよいし、天井部(13a)と一体に形成されたものであってもよい。
また、本発明は、内部の素子(11)とは隙間を空けて当該素子(11)に箱形状をなすキャップ(13)を被せてなる部品(10)を備え、この部品(10)をモールド樹脂(40)により封止してなるモールドパッケージにおいて、キャップ(13)における素子(11)と対向する板状の天井部(13a)を、その中央部寄りの部位が凹部(16)となり当該凹部(16)の両側が凸部(17)となるように折り曲げられた波板形状をなすものとしてことを、第3の特徴とする。
それによれば、天井部(13a)の強度を従来よりも強くできるため、モールド樹脂(40)による応力によりキャップ(13)における天井部(13a)と内部の素子(11)とが接触するのを防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージの要部の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のA−A一点鎖線に沿った部分の概略断面構成を拡大して示す図である。なお、図1(a)では、モールド樹脂40を透過してモールド樹脂40の内部に位置する部品10の構成を示してある。
本実施形態のモールドパッケージは、限定するものではないが、1つのモールドパッケージ内にマイコンICや電源、入出力バッファなどを有している混成集積回路に適用が可能である。
このような混成集積回路は、モータやソレノイド、ランプなどを駆動・制御するECUをアクチュエータと一体化するために、ECU機能を1つのモールドパッケージへ納め小型化、搭載性の向上を実現したものである。
本実施形態のモールドパッケージは、部品10としての発振子10を備えている。この発振子10は、基材としての配線基板20の上に実装されている。たとえば、発振子10は、同じく配線基板20上に実装された図示しないマイコンなどに対してクロックを供給する機能を有するものである。
具体的に本実施形態の発振子10は、図1(b)に示されるように、素子としてのセラミックや水晶などの圧電素子11を備えている。この圧電素子11は、アルミナなどのセラミック基板12の上に、はんだや導電性接着剤などを介して電気的・機械的に接続されている。
そして、圧電素子11を覆うように、セラミック基板12の上には、箱形状をなすキャップ13が接着されており、圧電素子11は外部から保護されている。このキャップ13は、鉄などの金属よりなるものであり、本例では、図1に示されるように、直方体の箱形状をなしている。
そして、この発振子10においては、圧電素子11に被せられている箱形状のキャップ13において、圧電素子11と対向する板状の部分が天井部13aとして構成されている。この天井部13aの内面と圧電素子11との間に中空部が設けられている。
つまり、発振子10において、キャップ13における天井部13aは、その内部の圧電素子11とは離れた状態で圧電素子11を被覆している。このような部品としての発振子10の構成は、従来のものと同様である。
ここで、本実施形態における発振子10独自の構成として、図1に示されるように、天井部13aを、キャップ13内部の圧電素子11から離れる方向に凸となった凸板形状をなすものとしている。
さらに言うならば、天井部13aは、圧電素子11から離れる方向に膨らんで曲面状に凸となったドーム形状となっている。このような天井部13aは、キャップ13をプレス加工するなどにより形成することができる。
そして、図1に示されるように、この発振子10は、基材としての配線基板20の上に搭載されている。ここで、配線基板20としては、配線基板として機能するものであれば、特に限定されるものではないが、セラミック配線基板やプリント基板などを採用することができる。
この配線基板20に対して、発振子10は、セラミック基板12の下面にて、導電性接合部材30を介して電気的・機械的に接合された状態となっている。この導電性接合部材30は、たとえば、はんだやAgペーストなどの導電性接着剤、あるいはバンプなどである。
ここで、発振子10におけるセラミック基板12には、たとえば図示しないスルーホールなどを含む配線パターンが形成されており、この配線パターンおよび導電性接合部材30を介して、セラミック基板12の上側の圧電素子11と、下側の配線基板20とが電気的に接続されている。
なお、上述したように、発振子10は、同じく配線基板20上に実装された図示しないマイコンなどに対してクロックを供給するものであり、配線基板20上には、これらマイコンや電源、入出力バッファなどの他の部品が、必要に応じて実装されている。
また、これら配線基板20上に搭載されている発振子10および上記の他の部品は、モールド樹脂40により封止されている。このモールド樹脂40は、エポキシ系樹脂など、この種のモールドパッケージの分野で用いられる通常のモールド材料であり、金型を用いたトランスファーモールド法などにより、成形されるものである。
そして、これらの部品により、本モールドパッケージは混成集積回路を構成している。たとえば、本モールドパッケージでは、高精度なクロックを要するシステムが構成されており、発振子10から上記マイコンにクロックが供給され、当該マイコンは、このクロックに基づいて動作するものとなっている。
なお、このようなモールドパッケージは、配線基板20上に発振子10や上記の他の部品などを搭載、固定した後、このものを、金型に入れ、モールド成形することにより製造される。
ところで、本実施形態によれば、内部の圧電素子11とは隙間を空けて当該素子11にキャップ13を被せ保護してなる発振子10を有するモールドパッケージにおいて、キャップ13の天井部13aを、圧電素子11から離れる方向に凸となった凸板形状をなすものとしている。
それによれば、天井部13aの内面とキャップ13内部の圧電素子11との距離を、従来よりも大きくとることができる。従来では、上述したように、キャップの天井部は平坦な板状であったため、天井部と内部の素子との距離を大きくとることは困難であり、モールド樹脂の応力により凹んだとき、天井部の内面が素子に接触しやすかった。
それに対して、本実施形態では、天井部13aを、圧電素子11から離れる方向に凸となった凸板形状としている分、従来の平坦な板形状の天井部よりも天井部13aと圧電素子11との距離を大きくとることができる。そのため、図1(b)中の破線に示されるように、天井部13aがモールド樹脂40の成型時の圧力などにより凹んだとしても、天井部13aの内面は、圧電素子11に接触しないようにできる。
そのため、本実施形態によれば、モールド樹脂40による応力によりキャップ13における天井部13aと内部の圧電素子11とが接触するのを防止することができる。その結果、圧電素子11の破壊防止や、素子特性の確保などが容易になり、高精度な発振子10をモールド樹脂40に入れることが可能となる。
ここで、図2は、本第1実施形態の変形例としての発振子10の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中の矢印B方向から見た側面図である。
上記図1に示される例では、キャップ13の天井部13aは、圧電素子11から離れる方向に曲面状に凸となったものであった。それに対して、図2に示される本例のように、天井部13aは、圧電素子11から離れる方向に角部をもって凸となったものであってもよい。
このように、本例では、天井部13aは曲面ではなく、角部によって区画された平坦面を組み合わせることにより、凸板形状の天井部13aを構成している。そして、本例においても、上記同様に、モールド樹脂40による応力によりキャップ13における天井部13aと内部の圧電素子11とが接触するのを防止することができる。
なお、この図2では図示しないけれども、本例の発振子10も、上記図1に示されるものと同じように配線基板20上に搭載されて、モールド樹脂40により封止されるものである。また、角部の数は図2に示される例に限定されず、上記した凸板形状を構成できるならば、いくつであってもよい。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係るモールドパッケージにおける部品としての発振子10の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のC−C一点鎖線に沿った部分の概略断面構成を拡大して示す図である。
なお、図3では、上記した配線基板20およびモールド樹脂40を省略しているが、その封止形態は上記した図1のものと同様である。本実施形態は、上記実施形態に比べてキャップ13の天井部13aの構成を変形したものであり、以下、その相違点を中心に述べることとする。
本実施形態のモールドパッケージでは、図3に示されるように、キャップ13の天井部13aには、圧電素子11へ向かう方向に対する天井部13aの強度を補強する補強部材としてのリブ14が設けられている。
このリブ14は、天井部13aとは別体の部材であって、たとえば鉄などの金属よりなる棒状のものである。そして、このリブ14は、本例では、図3に示されるように、天井部13aの内側に溶接や接着などにより固定されている。
本実施形態によれば、天井部13aがモールド樹脂40の応力により圧電素子11の方向へ向かって凹もうとしても、天井部13aを支持する補強部材としてのリブ14が、天井部13aの変形を阻止する。
そのため、天井部13aの強度を従来よりも強くすることができ、モールド樹脂40による応力によりキャップ13における天井部13aと内部の圧電素子11とが接触するのを防止することができる。
ここで、図4(a)および(b)は、それぞれ本第2実施形態の変形例としての発振子10の概略断面構成を示す図である。なお、この図4においても、上記した配線基板20およびモールド樹脂40を省略しているが、その封止形態は、上記した図1のものと同様である。
図4(a)に示される例では、天井部13aとは別体の部材よりなるリブ14を、上記図3に示される例とは逆に、天井部13aの外側に設け、溶接や接着などにより固定している。
また、上記図3および図4(a)に示される例では、補強部材は、天井部13aとは別体の部材よりなるリブ14を用いたが、図4(b)に示される例では、補強部材を、天井部13aと一体に形成された折り目15としている。
図4(b)では、折り目15は、天井部13aにおいて外側から凹んだ谷折り形状となっているが、これとは逆に山折りの折り目であってもよい。このような折り目15は、プレス加工などにより形成できる。
そして、これら図4(a)、(b)に示される例によっても、上述した補強部材としての機能が発揮されて、天井部13aの強度を従来よりも強くできるため、モールド樹脂40による応力により天井部13aと内部の圧電素子11とが接触するのを防止することができる。
なお、補強部材を、天井部13aと一体に形成されたものとする構成としては、上記図4(b)に示されるような折り目15を設ける構成以外にも、たとえば、天井部13aのうち当該折り目15に相当する部位の板厚を厚くする構成であってもよい。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージにおける部品としての発振子10の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中の矢印D方向から見た側面図である。
なお、図5においても、上記した配線基板20およびモールド樹脂40を省略しているが、その封止形態は上記した図1のものと同様である。本実施形態も、上記実施形態に比べてキャップ13の天井部13aの構成を変形したものであり、以下、その相違点を中心に述べることとする。
本実施形態のモールドパッケージでは、図5に示されるように、キャップ13の天井部13aを、その中央部寄りの部位が凹部16となり凹部16の両側が凸部17となるように折り曲げられた波板形状をなすものとしている。
天井部13aをこのような波形形状とすることで、いわゆる波形のトタン屋根の場合のようになり、形状特性の点から、従来の平坦な板状の天井部よりも厚さ方向の強度が強くなる。そのため、本実施形態によっても、モールド樹脂40による応力により天井部13aと内部の圧電素子11とが接触するのを防止することができる。
ここで、図6は、本第3実施形態の発振子10において、上記波板形状を有する天井部13aを形成する方法を示す概略側面図である。
まず、図6(a)に示されるように、発振子10において天井部13aを凸形状に形成しておく。続いて、図6(b)に示されるように、治具などを用いて、キャップ13の天井部13aをモールド樹脂40の注入時の注入圧と同程度の荷重によって凹ませる。これにより、上記波板形状を有する天井部13aを形成できる。
このように、モールド樹脂40の注入時の注入圧と同程度の荷重によって天井部13aを凹ませておくことで、モールド成型時においては、天井部13aの凹み量を極力小さくすることが可能となる。また、本実施形態では、キャップ13のサイズを従来のものと同等程度にできるという効果も有する。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、配線基板20の上には、発振子10以外に他の部品が搭載されるものとしたが、この他の部品は必要に応じて搭載されればよく、配線基板20に発振子10のみが搭載されたものであってもよい。
また、上記各実施形態では、部品として発振子10を用いているが、部品としては、内部の素子と隙間を空けて当該素子にキャップを被せ保護してなるものであれば、それ以外のものでもよい。
上記実施形態では、キャップ13は、直方体の箱形状をなしているが、キャップとしては、素子11と対向する板状の天井部を有する箱形状のものであればよく、たとえば円筒状の箱形状などであってもよい。
また、内部の素子としては、圧電素子11以外のものでもよく、キャップの内面と中空部を介して配置され、当該キャップ内に収納されキャップによって被覆されるものであればよい。
たとえば、素子として可動部を有する加速度センサや角速度センサなどを用いることも可能である。この場合でも、可動部の可動特性を確保するために、これらセンサとキャップの天井部の内面とを離して中空部を持たせる必要がある。
また、上記実施形態では、部品10は基材としての配線基板20の上に搭載された形でモールド樹脂40によって封止されているが、部品10はこのような基材に搭載されていなくてもよく、部品10のみがモールド樹脂40に封止されていてもよい。
本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のA−A概略断面図である。 上記第1実施形態の変形例としての発振子の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のB矢視図である。 本発明の第2実施形態に係るモールドパッケージにおける発振子の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のC−C概略断面図である。 上記第2実施形態の変形例としての発振子の概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージにおける発振子の概略構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のD矢視図である。 上記第3実施形態の発振子において波板形状を有する天井部の形成方法を示す工程図である。
符号の説明
10…部品としての発振子、11…素子としての圧電素子、13…キャップ、
13a…キャップの天井部、14…補強部材としてのリブ、
15…補強部材としての折り目、16…波板形状をなす天井部の凹部、
17…波板形状をなす天井部の凸部、40…モールド樹脂。

Claims (7)

  1. 素子(11)に箱形状をなすキャップ(13)を被せてなるとともに、前記キャップ(13)における前記素子(11)と対向する板状の天井部(13a)の内面と前記素子(11)との間に中空部を有する部品(10)が備えられており、
    前記部品(10)をモールド樹脂(40)により封止してなるモールドパッケージにおいて、
    前記天井部(13a)は、前記素子(11)から離れる方向に凸となった凸板形状をなすものであることを特徴とするモールドパッケージ。
  2. 前記天井部(13a)は、前記素子(11)から離れる方向に曲面状に凸となったものであることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
  3. 前記天井部(13a)は、前記素子(11)から離れる方向に角部をもって凸となったものであることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
  4. 素子(11)に箱形状をなすキャップ(13)を被せてなるとともに、前記キャップ(13)における前記素子(11)と対向する板状の天井部(13a)の内面と前記素子(11)との間に中空部を有する部品(10)が備えられており、
    前記部品(10)をモールド樹脂(40)により封止してなるモールドパッケージにおいて、
    前記天井部(13a)には、当該天井部(13a)の前記素子(11)へ向かう方向に対する強度を補強する補強部材(14、15)が設けられていることを特徴とするモールドパッケージ。
  5. 前記補強部材(14)は、前記天井部(13a)とは別体の部材よりなることを特徴とする請求項4に記載のモールドパッケージ。
  6. 前記補強部材(15)は、前記天井部(13a)と一体に形成されたものであることを特徴とする請求項4に記載のモールドパッケージ。
  7. 素子(11)に箱形状をなすキャップ(13)を被せてなるとともに、前記キャップ(13)における前記素子(11)と対向する板状の天井部(13a)の内面と前記素子(11)との間に中空部を有する部品(10)が備えられており、
    前記部品(10)をモールド樹脂(40)により封止してなるモールドパッケージにおいて、
    前記天井部(13a)は、その中央部寄りの部位が凹部(16)となり当該凹部(16)の両側が凸部(17)となるように折り曲げられた波板形状をなすものであることを特徴とするモールドパッケージ。
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