JP2018182448A - 中継装置及び干渉抑制方法 - Google Patents

中継装置及び干渉抑制方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018182448A
JP2018182448A JP2017076656A JP2017076656A JP2018182448A JP 2018182448 A JP2018182448 A JP 2018182448A JP 2017076656 A JP2017076656 A JP 2017076656A JP 2017076656 A JP2017076656 A JP 2017076656A JP 2018182448 A JP2018182448 A JP 2018182448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
cancellation
unit
relay
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017076656A
Other languages
English (en)
Inventor
晋平 阿部
Shinpei Abe
晋平 阿部
斉 中沢
Hitoshi Nakazawa
斉 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2017076656A priority Critical patent/JP2018182448A/ja
Priority to EP18164749.6A priority patent/EP3386115A1/en
Priority to US15/941,135 priority patent/US20180294865A1/en
Publication of JP2018182448A publication Critical patent/JP2018182448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15507Relay station based processing for cell extension or control of coverage area
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15564Relay station antennae loop interference reduction
    • H04B7/15585Relay station antennae loop interference reduction by interference cancellation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】一方のアンテナが送信した信号をもう一方のアンテナで受信しても、信号の受信品質が低下しない中継装置を提供する。【解決手段】第1通信装置と第2通信装置との間の無線通信を中継する中継装置であって、前記第1通信装置に第1信号を送信する送信部と、前記第2通信装置が送信する第2信号、及び前記第1信号を受信する受信部と、前記受信部が受信する信号のうち、前記第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行うキャンセル部403とを有する。キャンセル部は、第1キャンセル処理において、送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し受信部が受信した信号に合成した合成信号を生成し、第2キャンセル処理において、前記合成信号と送信前の第1信号との差異を抽出し、抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、前記合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、中継装置及び干渉抑制方法に関する。
近年、無線通信システムを利用した移動体通信端末の普及に伴い、無線リソースが不足する場合がある。無線リソース不足の対策としての基地局装置の増設は、例えば、基地局装置自体の費用に加え、ネットワークと接続するための光ケーブルの配置などの費用がかかる。
そこで、基地局装置と移動体通信端末の両装置と無線接続し、基地局装置と移動体通信端末間の通信を中継するリレー基地局装置がある。リレー基地局装置は、基地局装置と無線通信を行うアンテナと、移動体通信端末と無線通信を行うアンテナを有し、例えば、基地局装置から受信した信号を、基地局装置との無線通信とは異なる周波数で移動体通信端末に送信する。リレー基地局装置は、例えば、光ケーブルなど有線でネットワークと接続しないため、基地局装置と比較して、安価に設置することが可能である。
特開2007−180597号公報
しかし、リレー基地局装置は、2つのアンテナを有しており、一方のアンテナから送信した信号を、もう一方のアンテナが受信してしまう場合がある。例えば、基地局装置から信号を受信するアンテナは、もう一方のアンテナが端末装置に送信した信号を受信してしまう場合がある。この場合、リレー基地局装置は、もう一方のアンテナから受信した信号を、基地局装置から受信した信号に対するノイズ成分として受信し、基地局装置からの信号の受信の品質が低下する。
そこで、一開示は、一方のアンテナが送信した信号をもう一方のアンテナで受信しても、信号の受信品質が低下しない中継装置及び干渉抑制方法を提供することにある。
1つの側面では、第1通信装置及び第2通信装置と無線接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間の無線通信を中継する中継装置であって、前記第1通信装置に第1信号の電力を増幅して送信する送信部と、前記第2通信装置が送信する第2信号、及び前記第1信号を受信する受信部と、前記受信部が受信する信号のうち、前記第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行うキャンセル部とを有し、前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し、前記第1キャンセル信号を前記受信部が受信した信号に合成した合成信号を生成し、前記第2キャンセル処理において、前記合成信号と前記増幅後かつ前記送信前の第1信号との差異を抽出し、前記抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、前記第2キャンセル信号を前記合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する。
一開示は、一方のアンテナが送信した信号をもう一方のアンテナで受信しても、信号の受信品質が低下しない。
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。 図2は、中継装置300の構成例を示す図である。 図3は、中継装置300の詳細な構成例を示す図である。 図4は、アナログキャンセル処理S100の処理フローチャートの例を示す図である。 図5は、アナログキャンセル信号生成処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。 図6は、デジタルキャンセル処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。 図7は、デジタルキャンセル信号生成処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。 図8は、中継装置300の構成例を示す図である。 図9は、アナログキャンセル監視処理S500の処理フローチャートの例を示す図である。 図10は、デジタルキャンセル監視処理S600の処理フローチャートの例を示す図である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、中継装置(リレー基地局装置)は、第1通信装置(例えば、基地局装置)及び第2通信装置(例えば、端末装置)と無線接続し、第1通信装置と第2通信装置との間の無線通信を中継する。中継装置は、第1通信装置に第1信号の電力を増幅して送信する送信部と、第2通信装置が送信する第2信号、及び第1信号を受信する受信部と、受信部が受信する信号のうち、第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行うキャンセル部とを有する。そして、キャンセル部は、第1キャンセル処理において、増幅後かつ無線に送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し、生成した第1キャンセル信号を受信部が受信した信号に合成した合成信号を生成する。また、キャンセル部は、第2キャンセル処理において、合成信号と増幅後かつ送信前の第1信号との差異を抽出し、抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、生成した第2キャンセル信号を合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する。
<無線通信システムの構成例>
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、端末装置100、基地局装置200、及び中継装置300を有する。無線通信システム10は、例えば、LTE(Long Term Evolution)の規格に準じた通信システムである。
端末装置100は、中継装置300と無線接続し、中継装置300を介して基地局装置200と通信を行う。また、端末装置100は、中継装置300及び基地局装置200を介して、他の通信装置(図示しない)と通信を行ってもよい。端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの移動体通信装置である。
基地局装置200は、中継装置300と無線接続し、中継装置300を介して端末装置100と通信を行う。基地局装置200は、通信エリア200Aを有する。通信エリア200Aは、基地局装置200が他の通信装置(例えば、端末装置100や中継装置300)と無線接続することができる範囲である。通信エリア200Aの範囲内に位置する中継装置300は、基地局装置200と無線接続することができる。基地局装置200は、例えば、LTEに準拠した通信システムにおけるeNodeB(evolved Node B)である。
中継装置300は、端末装置100と基地局装置200との無線通信を中継する装置であり、例えば、リレー基地局装置である。中継装置300は、通信エリア300Aを有する。通信エリア300Aは、端末装置100と無線通信することができる範囲である。通信エリア300Aの範囲内に位置する端末装置100は、中継装置300と無線接続することができる。中継装置300は、例えば、基地局装置200から端末装置100宛ての信号を受信し、受信した信号の周波数を変換し、端末装置100に送信する。また、中継装置300は、例えば、端末装置100から基地局装置200(又は端末装置100の通信相手の通信装置)に送信される信号を受信し、受信した信号の周波数を変換し、基地局装置200に送信する。これにより、中継装置300は、端末装置100と基地局装置200間の無線通信を中継する。
<中継装置の構成例>
図2は、中継装置300の構成例を示す図である。中継装置300は、CPU(Central Processing Unit)310、ストレージ320、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ330、及びRF(Radio Frequency)回路350−1,2を有する。
ストレージ320は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ320は、中継プログラム321、キャンセルプログラム322、及びキャンセル信号生成プログラム323を記憶する。
メモリ330は、ストレージ320に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ330は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
RF回路350−1,2(以下、RF回路350と呼ぶ場合がある)は、端末装置100又は基地局装置200と無線通信する装置である。例えば、RF回路350−1は端末装置100と通信を行い、RF回路350−2は基地局装置200と通信を行う。RF回路350は、それぞれアンテナ351−1,2(以降、アンテナ351と呼ぶ場合がある)を有する。RF回路350は、アンテナ351−1,2を介して、端末装置100及び基地局装置200が送信する信号を受信したり、端末装置100及び基地局装置200に信号を送信したりする。例えば、アンテナ351−1は、端末装置100と無線通信を行う端末側アンテナであり、アンテナ351−2は、基地局装置200と無線通信を行う基地局側アンテナである。
CPU310は、中継プログラム321を実行することで、送信部及び受信部を構築し、中継処理を行う。中継処理は、端末装置100と基地局装置200との通信を中継する処理である。中継装置300は、中継処理において、例えば、端末装置100から信号を受信し、受信した信号の周波数を変更し基地局装置200に送信する。また、中継装置300は、中継処理において、端末装置100から受信した信号の電力の増幅や、位相、遅延を調整(変更)し、基地局装置200に送信する。
また、CPU310は、中継プログラム321が有する端末側通信モジュール3211を実行することで、受信部を構築し、端末側通信処理を行う。端末側通信処理は、端末装置100と信号を送受信する処理である。中継装置300は、端末側通信処理において、例えば、端末装置100から信号を受信したり、端末装置100に信号を送信したりする。
さらに、CPU310は、中継プログラム321が有する基地局側通信モジュール3212を実行することで、送信部を構築し、基地局側通信処理を行う。基地局側通信処理は、基地局装置200と信号を送受信する処理である。中継装置300は、基地局側通信処理において、例えば、基地局装置200から信号を受信したり、基地局装置200に信号を送信したりする。
CPU310は、キャンセルプログラム322を実行することで、キャンセル部を構築し、キャンセル処理を行う。キャンセル処理は、アンテナ351−1,2で受信した信号に含まれる妨害波を除去又は低減する処理である。妨害波は、例えば、アンテナ351−1が受信する信号のうち、もう一方のアンテナ351−2から送信された信号である。中継装置300は、キャンセル処理において、例えば、端末側アンテナ351−1で受信した信号に対して、アナログキャンセル(第1キャンセル)処理及びデジタルキャンセル(第2キャンセル)処理を行う。
また、CPU310は、キャンセルプログラム322が有するアナログキャンセルモジュール3221を実行することで、アナログキャンセル処理を行う。アナログキャンセル処理は、アナログキャンセル信号を使用して、受信信号の妨害波をキャンセルする処理である。
さらに、CPU310は、キャンセルプログラム322が有するデジタルキャンセルモジュール3222を実行することで、デジタルキャンセル処理を行う。デジタルキャンセル処理は、デジタルキャンセル信号を使用して、受信信号の妨害波をキャンセルする処理である。
CPU310は、キャンセル信号生成プログラム323を実行することで、キャンセル部を構築し、キャンセル信号生成処理を行う。キャンセル信号生成処理は、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号を生成(又は再生成)する処理である。
また、CPU310は、キャンセル信号生成プログラム323が有するアナログキャンセル信号生成モジュール3233を実行することで、アナログキャンセル信号生成処理を行う。アナログキャンセル信号生成処理は、例えば、無線区間に送信する前の信号(アンプによる電力の増幅の実行後の信号)の位相、振幅、遅延を変更し、アナログキャンセル信号を生成する処理である。中継装置300は、アナログキャン信号生成処置において、例えば、無線区間に送信する前の信号の位相を反転させたアナログキャンセル信号を生成する。
さらに、CPU310は、キャンセル信号生成プログラム323が有するデジタルキャンセル信号生成モジュール3234を実行することで、デジタルキャンセル信号生成処理を行う。デジタルキャンセル信号生成処理は、例えば、無線区間に送信する前の信号(アンプによる電力の増幅の実行後の信号)の位相、振幅、遅延を変更し、デジタルキャンセル信号を生成する処理である。中継装置300は、デジタルキャンセル信号生成処理において、無線区間に送信する前の信号とアンテナを介して受信した信号を比較し、位相、振幅、遅延の差分(差異)を抽出(検出)する。中継装置300は、差分を抽出することで、アンテナ351から送信された信号がもう一方のアンテナ351で受信されるまでの、位相、振幅、遅延の変化量(歪み又は歪み量とも呼ぶ)を推定(算出)することができる。中継装置300は、デジタルキャンセル信号生成処理において、抽出した差分に基づき、無線区間に送信する前の信号位相、振幅、遅延を変更し、デジタルキャンセル信号を生成する。
なお、デジタルキャンセル信号生成処理及びアナログキャンセル信号生成処理は、例えば、中継装置300の電源が通電したとき運用開始時や、アンテナ351における初回の信号受信時に実行されてもよい。また、デジタルキャンセル信号生成処理及びアナログキャンセル信号生成処理は、定期的に実行されてもよい。
<信号送受信処理>
中継装置300における信号送受信処理について説明する。
図3は、中継装置300の詳細な構成例を示す図である。中継装置300は、端末側通信部401、基地局側通信部402、及びキャンセル部403を有する。
端末側通信部401は、端末装置100と通信を行い、端末側通信処理を行う。また、端末側通信部401は、カプラ(Coupler)4011〜4013、アンテナ共用器4014、スイッチ(Switch)4015、デジタルフィルタ(Digital Filter)4016、パワーアンプ(Power Amplifier)4017、及びベースバンド(Base Band)処理回路4018を有する。
カプラ4011〜4013は、データ(信号)の結合や分離を行う装置である。カプラ4011〜4013は、例えば、入力した複数の信号を合成する。また、カプラ4011〜4013は、例えば、合成した信号を複数の経路(装置)に出力する。
アンテナ共用器4014は、入力した信号を周波数ごとに分波し、出力する装置である。アンテナ共用器4014は、例えば、カプラ4011を介して入力した信号を、特定の周波数(周波数帯域)に分波し、他の経路(装置)に出力する。
スイッチ4015は、入力した信号の出力先を切り替え、出力する装置である。中継装置300は、スイッチ4015を制御することで、信号の出力先を変更(制御)する。
デジタルフィルタ4016は、入力した信号から特定の周波数成分の信号を取り出し、取り出した信号を出力する装置である。
パワーアンプ4017は、入力した信号の受信電力(振幅)を増幅し、増幅した信号を出力する装置である。
ベースバンド処理回路4018は、例えば、無線に送信する信号に対して変調処理を行ったり、無線を介して受信した信号に対して復号処理を行ったりする装置である。
基地局側通信部402は、基地局装置200と通信を行い、基地局側通信処理を行う。また、基地局側通信部402は、カプラ4021〜4023、バンドパスフィルタ(Bnad-Pass Filter)4024、スイッチ4025、デジタルフィルタ4026、パワーアンプ4027、及びベースバンド処理回路4028を有する。カプラ4021〜4023、スイッチ4025、デジタルフィルタ4026、パワーアンプ4027、及びベースバンド処理回路4028は、それぞれ、カプラ4011〜4013、スイッチ4015、デジタルフィルタ4016、パワーアンプ4017、及びベースバンド処理回路4018と同様である。
バンドパスフィルタ4024は、入力した信号の特定の周波数帯域の成分だけの信号を生成し、生成した信号を出力する装置である。
キャンセル部403は、アナログキャンセル処理及びデジタルキャンセル処理を行う。また、キャンセル部403は、アナログキャンセル部4031とデジタルキャンセル部4032を有する。
アナログキャンセル部4031は、バンドパスフィルタ40311,40312、アンプ(Amplifier)40313,40314、位相器40315,40316、及び遅延器40317,40318を有する。バンドパスフィルタ40311,40312は、バンドパスフィルタ4024と同様の装置である。
アンプ40313,40314は、入力した信号の振幅を増幅し、増幅した信号を出力する装置である。
位相器40315,40316は、入力した信号の位相を変換し、変換した信号を出力する装置である。
遅延器40317,40318は、入力した信号の遅延を変更し、変更した信号を出力する装置である。
デジタルキャンセル部4032は、差異抽出部40321、データ(Data)部40322、スイッチコントロール(SWitch Control)部40323、及び位相遅延振幅制御部40324を有する。
差異抽出部40321は、入力した2つの信号の遅延、位相、振幅の差異を抽出する。入力した2つの信号は、例えば、端末側通信部で受信した信号と、基地局側通信部で送信する前であって、パワーアンプ4027で電力を増幅した信号である。
データ部40322は、差異抽出部40321が抽出した差異に基づき、デジタルキャンセル信号を生成する。また、差異抽出部40321がデジタルキャンセル信号を生成する場合、データ部40322は、生成されたデジタルキャンセル信号を管理(記憶)する。
なお、図3に示す各装置は、例えば、CPUなどのプロセッサが特定のプログラムを実行することで実現されてもよい。
以下、中継装置300における信号送受信処理における各処理の処理フローチャートの例を、図3を用いて説明する場合がある。なお、第1の実施の形態においては、基地局側アンテナ351−2から送信された信号を、端末側アンテナ351−1で受信した場合について説明するが、信号の送受信を行うアンテナは逆でもよい。以下、端末側通信部401の受信信号に対してキャンセル処理を行う場合について説明するが、基地局側通信部402は、端末側通信部401と同様の処理を行ってもよい。
中継装置300は、基地局側通信部402が有するアンテナ351−2を介して、基地局装置200に信号(以降、第1信号と呼ぶ場合がある)を送信する。そして、端末側通信部401が有するアンテナ351−1は、基地局装置200に送信された第1信号を受信する。第1信号は基地局装置200に送信される信号であり、アンテナ351−1で受信した第1信号は、アンテナ351−1が受信すべき端末装置100からの信号に対してノイズ(妨害波)となる。そこで、中継装置300は、アンテナ351−1で受信した第1信号をキャンセルする(打ち消す)処理を行う。中継装置300は、アナログキャンセル処理S100及びデジタルキャンセル処理をS200行う。
図4は、アナログキャンセル処理S100の処理フローチャートの例を示す図である。中継装置300は、端末側アンテナ351−1から信号を受信するのを待ち受ける(S101のNo)。中継装置300は、端末側アンテナ351−1から信号を受信すると(S101のYes)、受信信号とアナログキャンセル信号を合成し、合成信号を生成する(S102)。アナログキャンセル信号生成処理については後述する。端末側通信部401は、例えば、アンテナ351−1で受信した受信信号と、アナログキャンセル部4031から取得したアナログキャンセル信号を、カプラ4011で合成する。
図5は、アナログキャンセル信号生成処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。中継装置300は、基地局側アンテナから送信される前の信号であって、電力(振幅)を増幅した信号(以下、送信前信号と呼ぶ場合がある)を取得する(S301)。アナログキャンセル部4031は、例えば、カプラ4021を介して、増幅後かつ送信前の送信前信号を取得する。
中継装置300は、取得した送信前信号の振幅、位相、遅延を変更し、アナログキャンセル信号を生成する(S302)。アナログキャンセル部4031は、取得した送信前信号を、例えば、バンドパスフィルタ40312を介してノイズとなる周波数成分を除去し、アンプ40114、位相器40316、及び遅延器40318を用いて、振幅、位相、遅延を変更したアナログキャンセル信号を生成する。
アナログキャンセル信号は、例えば、送信前信号の位相を反転させた信号である。また、アナログキャンセル信号は、例えば、無線区間を送信されることによる信号の電力の減衰による振幅の減少や、信号が無線区間に送信されてから受信するまでの時間による遅延の増加を考慮し、位相の反転に加え、遅延及び振幅を変更してもよい。
中継装置300は、アナログキャンセル処理S100において、例えば、位相を反転させたアナログキャンセル信号を受信信号に合成することで、ノイズ成分による妨害波のキャンセルを行う。しかし、受信信号は、基地局側アンテナから送信されてから端末側アンテナで受信するまでに時間がかかったり、無線区間で電力が減少したりするため、送信前信号とは位相、振幅、遅延が異なる場合がある。この位相、遅延、振幅の受信信号と送信前信号との差異は、無線区間の歪み(又は歪み量)に応じて発生する。アナログキャンセル処理では、無線区間の歪みを考慮しない、又は実際の測定値ではない推定した歪み量を使用するため、実際の無線区間での歪み量によるノイズ成分をキャンセルすることができない。そこで、第1の実施の形態では、中継装置300は、実測値に基づく歪み量を考慮したデジタルキャンセル処理を行う。
図6は、デジタルキャンセル処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。中継装置300は、合成信号が生成されるのを待ち受ける(S201のNo)。合成信号は、上述したアナログキャンセル処理S100の処理S102で生成される信号である。
中継装置300は、合成信号が生成されると(S201のYes)、合成信号とデジタルキャンセル信号を合成し、キャンセル後信号を生成する(S202)。キャンセル後信号は、アナログキャンセル処理及びデジタルキャンセル処理の両キャンセル処理実行後の信号であり、基地局装置200に送信される信号である。
端末側通信部401は、例えば、アンテナ351−1から受信した信号を、カプラ4011、アンテナ共用器4014、カプラ4012、スイッチ4015、ベースバンド処理回路4018を介して基地局側通信部402に引き渡す。なお、アンテナ351−1から受信した信号は、カプラ4011でアナログキャンセル信号と合成され、合成信号となっている。
基地局側通信部402は、例えば、ベースバンド処理回路4028を介して引き渡された合成信号を、スイッチ4025を介してカプラ4022に送信し、カプラ4022で合成信号をデジタルキャンセル信号と合成する。デジタル合成信号生成処理については、後述する。
図7は、デジタルキャンセル信号生成処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。中継装置300は、基地局側アンテナから送信される前の信号であって、電力を増幅した信号(送信前信号)を取得する(S401)。中継装置300は、送信前信号と合成信号を比較し、信号の差異(遅延、振幅、位相)を抽出する。抽出する差異は、例えば、基地局側アンテナから送信された信号を端末側アンテナで受信するまでの歪み量である。そして、中継装置300は、抽出した差異に基づき(又は抽出した差異に基づき算出した歪み量に基づき)、送信前信号の位相、振幅、遅延を変更し、デジタルキャンセル信号を生成する(S403)。
デジタルキャンセル部4032は、差異抽出部40321で、送信前信号と合成信号を比較し、差異を抽出する。そして、位相遅延振幅制御部40324にて、抽出した差異に基づき、デジタルキャンセル信号を生成、データ部40322に引き渡す。なお、デジタルキャンセル信号の生成は、データ部40322が位相遅延振幅制御部40324を制御することで、行ってもよい。また、位相遅延振幅制御部40324は、アナログキャンセル部4031が有する遅延器40317、位相器40315、及びアンプ40313を使用して、遅延、位相、振幅を変更してもよい。
これにより、中継装置300は、アナログキャンセル処理でキャンセルできなかった歪み量によるノイズをキャンセルすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号の生成タイミングについは特定していない。すなわち、第1の実施の形態では、信号を受信するごとに毎回新しくアナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号を生成してもよいし、生成したアナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号を再生成しなくてもよい。中継装置300は、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号を、信号を受信するごとに生成する場合、処理負荷が高くなる。一方、中継装置300は、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号を、再生成せず、同じ信号を使用し続ける場合、無線区間の状況の変化に対応したキャンセル信号とならない。そこで、第2の実施の形態では、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号が無線区間の状況に応じた適切な信号であるかどうかを判定するため、キャンセル後信号又は合成信号の品質を監視する。そして、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号が無線区間の状況に適合していないと判定すると、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号を再生成する。
<中継装置の構成例>
図8は、中継装置300の構成例を示す図である。中継装置300は、ストレージ320に記憶するキャンセル信号生成プログラム323に、さらに、アナログキャンセル監視モジュール3231及びデジタルキャンセル監視モジュール3232を記憶する。
CPU310は、キャンセル信号生成プログラム323が有するアナログキャンセル監視モジュール3231を実行することで、第1監視部を構築し、アナログキャンセル監視処理を行う。アナログキャンセル監視処理は、例えば、アナログキャンセル処理後の信号(合成信号)の受信電力を測定し、中継装置300が許容できる許容受信電力より受信電力が小さい場合、アナログキャンセル信号生成処理を行う処理である。受信電力は、例えば、FDD(Frequency Division Duplex)におけるRSRQ(Reference Signal Received Quality)や、RSSI(Received Signal Strength Indicator)である。また、中継装置300は、例えば、TDD(Time Division Duplex)の場合、受信電力に代替し、信号を送信におけるガードタイム、又はガードタイムに対する正確度(規定されたガードタイムに対してどれくらい正確なタイミングで受信できているかを示す確度)を使用してもよい。
また、CPU310は、キャンセル信号生成プログラム323が有するデジタルキャンセル監視モジュール3232を実行することで、第2監視部を構築し、デジタルキャンセル監視処理を行う。デジタルキャンセル監視処理は、例えば、デジタルキャンセル処理後(キャンセル後信号)の信号にどれくらいのエラーが発生しているかを示すエラーレート(エラー発生率)を測定し、中継装置300が許容できる許容エラーレートより測定したエラーレートが大きい場合、デジタルキャンセル信号生成処理を行う処理である。エラーレートは、例えば、BER(Bit Error Rate)や、SNR(Signal-to-Noise Ratio)である。
<アナログキャンセル監視処理>
図9は、アナログキャンセル監視処理S500の処理フローチャートの例を示す図である。中継装置300は、アナログキャンセル信号が適正か否かを監視する。中継装置300は、合成信号の受信品質を取得する(S501)。中継装置300は、受信品質が閾値未満である場合(S502のYes)、受信品質が劣悪であり、アナログキャンセル信号が無線区間の状態に対して適正でないと判定し、アナログキャンセル信号生成処理を行う(S503)。一方、中継装置300は、受信品質が閾値以上である場合(S502のNo)、受信品質が良好であり、アナログキャンセル信号が無線区間の状態に対して適正であると判定し、現状使用しているアナログキャンセル信号を引き続き使用する。
<デジタルキャンセル監視処理>
図10は、デジタルキャンセル監視処理S600の処理フローチャートの例を示す図である。中継装置300は、デジタルキャンセル信号が適正か否かを監視する。中継装置300は、キャンセル後信号のエラーレートを取得する(S601)。中継装置300は、エラーレートが閾値より大きい場合(S602のYes)、エラーレートが高く、デジタルキャンセル信号が無線区間の状態に対して適正でないと判定し、デジタルキャンセル信号生成処理を行う(S603)。一方、中継装置300は、エラーレートが閾値以下である場合(S602のNo)、エラーレートが低く、デジタルキャンセル信号が無線区間の状態に対して適正であると判定し、現状使用しているデジタルキャンセル信号を引き続き使用する。
第2の実施の形態では、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号が適正か否かを監視する。そして、無線区間の状態が変化することで、アナログキャンセル信号及びデジタルキャンセル信号が不適正な信号となると、それぞれのキャンセル信号を再生成する。これにより、中継装置300は、キャンセル信号生成による処理負荷の上昇を抑制しつつ、無線区間の状態に応じた適正なキャンセル信号を用いてキャンセル処理を行うことができる。
以上、第1及び第2の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1通信装置及び第2通信装置と無線接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間の無線通信を中継する中継装置であって、
前記第1通信装置に第1信号の電力を増幅して送信する送信部と、
前記第2通信装置が送信する第2信号、及び前記第1信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信する信号のうち、前記第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行うキャンセル部とを有し、
前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し、前記第1キャンセル信号を前記受信部が受信した信号に合成した合成信号を生成し、
前記第2キャンセル処理において、前記合成信号と前記増幅後かつ前記送信前の第1信号との差異を抽出し、前記抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、前記第2キャンセル信号を前記合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する
中継装置。
(付記2)
前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を反転させ前記第1キャンセル信号を生成する
付記1記載の中継装置。
(付記3)
前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、さらに、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の振幅及び遅延を変更し、前記第1キャンセル信号を生成する
付記1記載の中継装置。
(付記4)
前記キャンセル部は、前記第2キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号と、前記受信部が受信した信号の振幅、位相、及び遅延の差分に基づき、前記差異を抽出する
付記1記載の中継装置。
(付記5)
前記キャンセル部は、前記抽出した差異に基づき、前記送信部が送信した第1信号が前記受信部で受信されるまでの無線区間における歪みを算出し、前記算出した歪みに応じて前記第2キャンセル信号を生成する
付記1記載の中継装置。
(付記6)
さらに、前記合成信号の受信品質に関する値を測定し、前記受信品質に関する値が所定値より低い場合、前記第1キャンセル信号を再生成する第1監視部を有する
付記1記載の中継装置。
(付記7)
前記受信品質に関する値は、前記合成信号の品質を示すReference Signal Received Qualityである
付記6記載の中継装置。
(付記8)
前記受信品質に関する値は、前記合成信号の受信電力の強度を示すReceived Signal Strength Indicatorである
付記6記載の中継装置。
(付記9)
さらに、前記キャンセル後信号のエラー発生率に関する値を測定し、前記エラー発生率に関する値が所定値より大きい場合、前記第2キャンセル信号を再生成する第2監視部を有する
付記1記載の中継装置。
(付記10)
前記エラー発生率に関する値は、前記キャンセル信号の符号誤り率を示すBit error ratioである
付記9記載の中継装置。
(付記11)
前記エラー発生率に関する値は、前記キャンセル信号の信号対ノイズ比を示すSignal to Noise Ratioである
付記9記載の中継装置。
(付記12)
前記第1信号の周波数は第1周波数であり、前記第2信号の周波数は前記第1周波数とは異なる周波数である
付記1記載の中継装置。
(付記13)
第1通信装置及び第2通信装置と無線接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間の無線通信を中継する中継装置における干渉抑制方法であって、
前記第1通信装置に第1信号の電力を増幅して送信し、
前記第2通信装置が送信する第2信号、及び前記第1信号を受信し、
前記受信する信号のうち、前記第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行い、
前記第1キャンセル処理は、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し、前記第1キャンセル信号を前記受信した信号に合成した合成信号を生成する処理であり、
前記第2キャンセル処理は、前記合成信号と前記増幅後かつ前記送信前の第1信号との差異を抽出し、前記抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、前記第2キャンセル信号を前記合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する処理である
中継装置における干渉抑制方法。
10…無線通信システム 100…端末装置
200…基地局装置 300…中継装置
310…CPU 320…ストレージ
321…中継プログラム 3211…端末側通信モジュール
3212…基地局側通信モジュール 322…キャンセルプログラム
3221…アナログキャンセルモジュール 3222…デジタルキャンセルモジュール
323…キャンセル信号生成プログラム
3231…アナログキャンセル監視モジュール
3232…デジタルキャンセル監視モジュール
3233…アナログキャンセル信号生成モジュール
3234…デジタルキャンセル信号生成モジュール
330…メモリ 350…RF回路
351…アンテナ 401…端末側通信部
4011…カプラ 40114…アンプ
4012…カプラ 4014…アンテナ共用器
4015…スイッチ 4016…デジタルフィルタ
4017…パワーアンプ 4018…ベースバンド処理回路
4018…処理回路 402…基地局側通信部
4021…カプラ 4022…カプラ
4024…バンドパスフィルタ 4025…スイッチ
4026…デジタルフィルタ 4027…パワーアンプ
4028…ベースバンド処理回路 403…キャンセル部
4031…アナログキャンセル部 40311…バンドパスフィルタ
40312…バンドパスフィルタ 40313…アンプ
40314…アンプ 40315…位相器
40316…位相器 40317…遅延器
40318…遅延器 4032…デジタルキャンセル部
40321…差異抽出部 40322…データ部
40323…スイッチコントロール部 40324…位相遅延振幅制御部

Claims (9)

  1. 第1通信装置及び第2通信装置と無線接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間の無線通信を中継する中継装置であって、
    前記第1通信装置に第1信号の電力を増幅して送信する送信部と、
    前記第2通信装置が送信する第2信号、及び前記第1信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信する信号のうち、前記第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行うキャンセル部とを有し、
    前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し、前記第1キャンセル信号を前記受信部が受信した信号に合成した合成信号を生成し、
    前記第2キャンセル処理において、前記合成信号と前記増幅後かつ前記送信前の第1信号との差異を抽出し、前記抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、前記第2キャンセル信号を前記合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する
    中継装置。
  2. 前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を反転させ前記第1キャンセル信号を生成する
    請求項1記載の中継装置。
  3. 前記キャンセル部は、前記第1キャンセル処理において、さらに、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の振幅及び遅延を変更し、前記第1キャンセル信号を生成する
    請求項1記載の中継装置。
  4. 前記キャンセル部は、前記第2キャンセル処理において、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号と、前記受信部が受信した信号の振幅、位相、及び遅延の差分に基づき、前記差異を抽出する
    請求項1記載の中継装置。
  5. 前記キャンセル部は、前記抽出した差異に基づき、前記送信部が送信した第1信号が前記受信部で受信されるまでの無線区間における歪みを算出し、前記算出した歪みに応じて前記第2キャンセル信号を生成する
    請求項1記載の中継装置。
  6. さらに、前記合成信号の受信品質に関する値を測定し、前記受信品質に関する値が所定値より低い場合、前記第1キャンセル信号を再生成する第1監視部を有する
    請求項1記載の中継装置。
  7. さらに、前記キャンセル後信号のエラー発生率に関する値を測定し、前記エラー発生率に関する値が所定値より大きい場合、前記第2キャンセル信号を再生成する第2監視部を有する
    請求項1記載の中継装置。
  8. 前記第1信号の周波数は第1周波数であり、前記第2信号の周波数は前記第1周波数とは異なる第2周波数である
    請求項1記載の中継装置。
  9. 第1通信装置及び第2通信装置と無線接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間の無線通信を中継する中継装置における干渉抑制方法であって、
    前記第1通信装置に第1信号の電力を増幅して送信し、
    前記第2通信装置が送信する第2信号、及び前記第1信号を受信し、
    前記受信する信号のうち、前記第1信号をキャンセルする第1キャンセル処理及び第2キャンセル処理を行い、
    前記第1キャンセル処理は、前記増幅後かつ前記送信前の第1信号の位相を変更した第1キャンセル信号を生成し、前記第1キャンセル信号を前記受信した信号に合成した合成信号を生成する処理であり、
    前記第2キャンセル処理は、前記合成信号と前記増幅後かつ前記送信前の第1信号との差異を抽出し、前記抽出した差異に基づき第2キャンセル信号を生成し、前記第2キャンセル信号を前記合成信号に合成したキャンセル後信号を生成する処理である
    前記中継装置における干渉抑制方法。
JP2017076656A 2017-04-07 2017-04-07 中継装置及び干渉抑制方法 Pending JP2018182448A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017076656A JP2018182448A (ja) 2017-04-07 2017-04-07 中継装置及び干渉抑制方法
EP18164749.6A EP3386115A1 (en) 2017-04-07 2018-03-28 Relay apparatus and method of suppressing interference
US15/941,135 US20180294865A1 (en) 2017-04-07 2018-03-30 Relay apparatus and method of suppressing interference

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017076656A JP2018182448A (ja) 2017-04-07 2017-04-07 中継装置及び干渉抑制方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018182448A true JP2018182448A (ja) 2018-11-15

Family

ID=61873303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017076656A Pending JP2018182448A (ja) 2017-04-07 2017-04-07 中継装置及び干渉抑制方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180294865A1 (ja)
EP (1) EP3386115A1 (ja)
JP (1) JP2018182448A (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007180597A (ja) 2004-09-01 2007-07-12 Nokia Corp 中継器及び中継方法
WO2007102707A1 (en) * 2006-03-07 2007-09-13 Airpoint Adaptive forward error corrector and method thereof, and tdd radio repeating apparatus using the same
KR100879335B1 (ko) * 2007-02-23 2009-01-19 (주)에어포인트 전치 왜곡 기능을 구비한 귀환간섭신호 제거 중계 시스템및 그 방법
KR100879334B1 (ko) * 2007-03-06 2009-01-19 (주)에어포인트 초소형 일체형 간섭 제거 무선중계 장치 및 그 방법
JP5149111B2 (ja) * 2008-09-09 2013-02-20 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線中継装置及び無線中継方法
IL206008A0 (en) * 2010-05-27 2011-02-28 Amir Meir Zilbershtain Transmit receive interference cancellation
US8879433B2 (en) * 2010-12-13 2014-11-04 Nec Laboratories America, Inc. Method for a canceling self interference signal using active noise cancellation in the air for full duplex simultaneous (in time) and overlapping (in space) wireless transmission and reception on the same frequency band
US8638835B2 (en) * 2011-12-06 2014-01-28 Qualcomm Incorporated Wireless repeater implementing multi-parameter gain management
JP2015041941A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社Nttドコモ 無線基地局、中継局及び無線通信方法
CN104883202B (zh) * 2014-02-27 2018-05-29 华为技术有限公司 一种减少邻频干扰的方法及中继设备
US10205655B2 (en) * 2015-07-14 2019-02-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for communicating utilizing an antenna array and multiple communication paths

Also Published As

Publication number Publication date
EP3386115A1 (en) 2018-10-10
US20180294865A1 (en) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2015201926B2 (en) Configuring Signal Boosters
US9444543B2 (en) Multiple-port signal boosters
US20150029909A1 (en) Bi-directional signal booster
US20160036403A1 (en) Multiple-port signal boosters
JP5236711B2 (ja) 移動通信端末、複数周波数同時通信方法
JP2013142634A (ja) Vswr検出回路
RU2627297C2 (ru) Способ характеризации передающей антенны орбитального спутника и соответствующая система
US20170207862A1 (en) Distortion cancellation device and distortion cancellation method
JP2018182448A (ja) 中継装置及び干渉抑制方法
JP2017017667A (ja) 通信装置及び受信方法
US11689299B2 (en) Wireless communication apparatus with calibration
KR101269216B1 (ko) 다중 주파수를 지원하는 무선통신 시스템에서 경로손실 계산방법, 전파환경 예측방법 및 이를 지원하는 장치
US10211910B2 (en) Interference cancellation repeater
JP2009100458A (ja) 無線中継増幅装置
WO2016191992A1 (zh) 干扰信号抵消装置及方法
JP5135399B2 (ja) 中継装置及び中継方法
JP6193062B2 (ja) 集約・中継局装置
US20190068154A1 (en) Multiple-port signal boosters
US20240113770A1 (en) Relay station, information processing apparatus, and method
JP6981387B2 (ja) 受信装置
KR20170097544A (ko) 간섭제거 중계장치 및 그 동작 방법
JP2010109546A (ja) 無線機及びその制御方法
KR100918586B1 (ko) 중계기의 이득 제어 방법 및 그 장치
JP2014039160A (ja) 無線装置およびその信号補正方法
JP2011250163A (ja) 中継装置の経路試験システムおよび経路試験方法