JP2018181249A - 情報処理装置、材料選択プログラム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料の特性を示すデータから特性パラメータがピーク値になる複数の材料を選択する。【解決手段】情報処理装置1は、構造が相違する複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列する。情報処理装置1は、構造パラメータの値に応じた順序で配列された特性パラメータのピーク値を探索する。情報処理装置1は、探索されたピーク値に対応する材料から、特性パラメータが最も良好な特性を示す材料を第1ピーク材料として選択する。情報処理装置1は、探索したピーク値に対応する材料から、第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択する。情報処理装置1は、第1ピーク材料及び第2ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、材料選択方法、材料選択プログラム及び材料選択処理を実行する情報処理装置に関する。
物質設計及び材料設計を支援するための種々の技術が知られている。例えば、数値シミュレーション等の複数の材料設計プログラムの実行順序を示すタスクフローを規定し、複数のプログラムを用いた一連の設計を自動化する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、複数の材料特性に対して全体的に最も密接にマッチする材料を迅速に特定することで、新製品の開発サイクル時間を大幅に短縮することを可能にする技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2002−328961号公報 特開2004−158008号公報
Si−Ge材料における熱伝導率の最小値の抽出、及び性能が安定した材料を決定するためのエネルギーレベルの最小値の抽出等のように材料設計において、ピーク性能、及びピーク値に近い性能を抽出する技術に対する要望がある。実験及びシミュレーション等で取得された材料の特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列し、特性パラメータがピーク値になる材料が選択される。
しかしながら、実験及びシミュレーション等で取得される材料の特性パラメータを示すデータの数が膨大になるため、膨大な数のデータから特性パラメータがピーク値になる複数の材料を選択することは容易ではない。
一実施形態では、特性が良好であり且つ構造の差が大きい複数の材料を選択可能な材料選択方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、材料選択処理を実行する情報処理装置は、構造が相違する複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列する。情報処理装置は、構造パラメータの値に応じた順序で配列された特性パラメータのピーク値を探索する。情報処理装置は、探索されたピーク値に対応する材料から、特性パラメータが最も良好な特性を示す材料を第1ピーク材料として選択する。情報処理装置は、探索したピーク値に対応する材料から、第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択する。情報処理装置は、第1ピーク材料及び第2ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する。
一実施形態では、特性が良好であり且つ構造の差が大きい複数の材料を選択することができる。
(a)は実施形態に係る材料選択方法に関連する第1の材料選択方法を説明するための第1の図であり、(b)は実施形態に係る材料選択方法に関連する第1の材料選択方法を説明するための第2の図であり、(c)は実施形態に係る材料選択方法に関連する第2の材料選択方法を説明するための第1の図であり、(d)は実施形態に係る材料選択方法に関連する第2の材料選択方法を説明するための第2の図である。 実施形態に係る材料選択方法を説明するための図である。 (a)は実施形態に係る材料選択処理を実行する情報処理装置の回路ブロック図であり、(b)は(a)に示す処理部の機能ブロック図である。 図3に示す情報処理装置によるによる材料選択処理のフローチャートである。 原子の配置と構造パラメータの例を示す図であり、(a)はSi−Ge材料において構造パラメータに従って468番目に配列される原子構造を示し、(b)はSi−Ge材料において構造パラメータに従って1231番目に配列される原子構造を示す。 実施形態に係る材料選択方法により選択された材料の一例を示す図である。
以下図面を参照して、実施形態に係る材料選択方法、材料選択プログラム及び材料選択処理を実行する情報処理装置について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されない。
(実施形態に係る材料選択方法に関連する材料選択方法)
実施形態に係る材料選択方法、材料選択プログラム及び材料選択処理を実行する情報処理装置について説明する前に、実施形態に係る材料選択方法に関連する材料選択方法について説明する。
図1(a)及び1(b)は実施形態に係る材料選択方法に関連する第1の材料選択方法を説明するための図であり、図1(c)及び1(d)は実施形態に係る材料選択方法に関連する第2の材料選択方法を説明するための図である。図1(a)〜1(d)において、横軸は材料の構造を示す構造パラメータの値に応じて配列されたときの配列番号を示し、縦軸は材料の特性を示す特性パラメータを示す。構造パラメータは例えば材料の含まれる原子の配置構造に応じて決定される構造特徴距離であり、特性パラメータは熱伝導率等の材料特性を示す物理量である。
実施形態に係る材料選択方法に関連する第1の材料選択方法では、特性パラメータのK個のピーク値は、特性パラメータを探索して、K個の最小値又は最大値として選択される。図1(a)に示す例では、第1の材料選択方法では、8つのデータから値が小さい3つの特性パラメータに対応する材料が、特性パラメータがピーク値になる材料として選択される。図1(a)において、第1の材料選択方法でピーク値に決定される3つの値は黒丸で示される。第1の材料選択方法では、ピーク値となる特性パラメータの値が、ピーク値にならない特性パラメータの値より小さいときに、特性パラメータがピーク値になる材料を正確に選択することができる。
しかしながら、第1の材料選択方法では、ピーク値となる特性パラメータの値と、ピーク値にならない特性パラメータの値とが逆転したときに、特性パラメータがピーク値になる材料を選択することができない。例えば、図1(b)に示すように、左肩下がりハッチングがされた特性パラメータの値は、右肩下がりハッチングがされた特性パラメータの値よりも小さく、誤ってピーク値として選択される。
実施形態に係る材料選択方法に関連する第2の材料選択方法では、特性パラメータのピーク値は、分割された群のそれぞれの最小値又は最大値として選択される。図1(c)に示す例では、第2の材料選択方法では、第1群〜第3群のそれぞれの最小値となる特性パラメータに対応する材料が、ピーク値となる特性パラメータを有する材料として選択される。図1(c)において、第2の材料選択方法でピーク値に決定される3つの値は黒丸で示される。第2の材料選択方法では、それぞれの群に含まれる構造パラメータの数が適切であるときに、特性パラメータがピーク値になる材料を正確に選択することができる。
しかしながら、それぞれの群に含まれる構造パラメータの数が適切でないときに、特性パラメータがピーク値になる材料を選択することができない。例えば、図1(d)に示すように、左肩下がりのハッチングがされた特性パラメータの値は、第2群に含まれる構造パラメータに対応する特性パラメータの最小値となり、第2の材料選択方法では、誤ってピーク値として選択される。また、右肩下がりのハッチングがされた特性パラメータの値は、第1群に含まれる構造パラメータに対応する特性パラメータの最小値ではないので、第2の材料選択方法では、ピーク値として選択されない。
(実施形態に係る材料選択方法の概要)
図2は、実施形態に係る材料選択方法を説明するための図である。図2において、横軸は材料の構造を示す構造パラメータの値に応じて配列されたときの配列番号を示し、縦軸は材料の特性を示す特性パラメータを示す。
実施形態に係る材料選択処理を実行する情報処理装置は、まず、構造が相違する複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列する。次いで、情報処理装置は、図2において太線矢印で示すように、構造パラメータの値に応じた順序で配列された特性パラメータのピーク値に対応する材料を山登り法等により探索する。次いで、情報処理装置は、探索されたピーク値に対応する材料から、第1ピーク材料を選択する。第1ピーク材料は、例えば、矢印Aで示すように、特性パラメータに対応する材料特性が最も良好な材料である。次いで、情報処理装置は、矢印Bで示すように、探索したピーク値に対応する材料から、第1ピーク材料の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択する。そして、情報処理装置は、第1ピーク材料及び第2ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する。
実施形態に係る材料選択処理を実行する情報処理装置は、第1ピーク材料、及び第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択することで、特性が良好であり且つ構造の差が大きい2つの材料を選択することができる。
(実施形態に係る材料選択処理を実行する情報処理装置の構成及び機能)
図3(a)は実施形態に係る材料選択処理を実行する情報処理装置の回路ブロック図であり、図3(b)は図3(a)に示す処理部の機能ブロック図である。
情報処理装置1は、通信部10と、記憶部11と、入力部12と、出力部13と、処理部20とを有する。
通信部10は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)のプロトコルに従ってインタネットを介して不図示のサーバ等と通信を行う。そして、通信部10は、サーバ等から受信したデータを処理部20に供給する。また、通信部10は、処理部20から供給されたデータをサーバ等に送信する。
記憶部11は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも一つを備える。記憶部11は、処理部20での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部11は、アプリケーションプログラムとして、複数の材料から特性パラメータがピーク値になる複数の材料を選択する材料選択処理をコンピュータに実行させる材料選択プログラムを記憶する。材料選択プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部11にインストールされてもよい。
また、記憶部11は、炭化時間演算処理で使用される種々のデータを記憶する。さらに、記憶部11は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
入力部12は、データの入力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル、キーボタン等である。操作者は、入力部12を用いて、文字、数字、記号等を入力することができる。入力部12は、操作者により操作されると、その操作に対応する信号を生成する。そして、生成された信号は、操作者の指示として、処理部20に供給される。
出力部13は、映像やフレーム等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。出力部13は、処理部20から供給された映像データに応じた映像や、動画データに応じたフレーム等を表示する。また、出力部13は、紙などの表示媒体に、映像、フレーム又は文字等を印刷する出力装置であってもよい。
処理部20は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部20は、情報処理装置1の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。処理部20は、記憶部11に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部20は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行できる。
処理部20は、材料情報取得部21と、選択条件情報取得部22と、材料配列部23と、ピーク値探索部24と、第1ピーク材料選択部25と、第2ピーク材料選択部26とを有する。処理部20は、ピーク値数判定部27と、選択群分割部28と、材料選択信号出力部29とを更に有する。これらの各部は、処理部20が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして情報処理装置1に実装されてもよい。
(情報処理装置1による材料選択処理)
図4は、情報処理装置1による材料選択処理のフローチャートである。図4に示す情報取得処理シーケンスは、予め記憶部11に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部20により、情報処理装置1の各要素と協働して実行される。
まず、材料情報取得部21は、複数の材料のそれぞれを識別する識別情報、複数の材料のそれぞれの構造を示す構造パラメータ及び複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを含む材料情報を取得する(S101)。次いで、選択条件情報取得部22は、材料を選択するときの選択条件を示す選択条件情報を取得する(S102)。選択条件情報は、特性パラメータがピーク値になる材料として選択される材料の数を示す選択数情報、探索するピーク値が極大値又は極小値の何れかを示すピーク値情報を含む。次いで、材料配列部23は、S101の処理で取得された材料情報に含まれる複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列する(S103)。
構造パラメータは、一例では、構造特徴距離であり、材料配列部23は、配列の基準とする基準材料からの構造特徴距離に応じて、複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを配列する。例えば、Si−Ge材料において、Ge原子が含有されていないSi材料を基準材料とし、材料に含有されるGe原子の配置に応じたパラメータを構造パラメータとすることができる。
すなわち、構造パラメータPは、構造原子位置Ap、材料に含まれる原子の数m及び特徴ベクトルの次元数nから以下の式で示される。
構造パラメータPがXiで示される第i材料と、構造パラメータPがXjで示される第j材料との間の構造特徴距離dijは、以下の式で示される。
複数の材料のそれぞれの間の構造特徴距離dijは、構造特徴距離間トリックスDとして記憶部11に記憶される。材料の数がMのときの構造特徴距離間トリックスDの一例は以下の通りである。構造特徴距離間トリックスDは対称行列になるため、i行j列及びj行i列の何れか一方に構造特徴距離dijを規定し、他方を「0」にしてもよい。
また、材料の数がMのときの構造特徴距離間トリックスDの他の例は以下の通りである。i行j列及びj行i列の双方に構造特徴距離dijを規定することで、材料配列部23のデータ読み出し処理が容易になる。
図5は、原子の配置と構造パラメータの例を示す図である。図5(a)はSi−Ge材料において構造パラメータに従って468番目に配列される原子構造を示し、図5(b)はSi−Ge材料において構造パラメータに従って1231番目に配列される原子構造を示す。
図5に示す例では、Si−Ge材料は14層に配置され、Ge原子が含有されていないSi材料を基準材料として一番目に配列し、最上層のみにGe原子が配置される材料を構造特徴距離が基準材料との間の構造特徴距離が最も近いとして二番目に配置する。
次いで、ピーク値探索部24は、S102において取得された選択条件情報に含まれるピーク値情報に基づいて、構造パラメータの値に応じた順序で配列された特性パラメータのピーク値を探索する(S104)。ピーク値探索部24は、例えば山登り法等の公知の極値を探索する探索アルゴリズムにより、特性パラメータのピーク値を探索する。ピーク値探索部24は、S102において取得された選択条件情報に含まれるピーク値情報が極大値の探索を示すとき、極大値となるピーク値を探索する。一方、ピーク値探索部24は、S102において取得された選択条件情報に含まれるピーク値情報が極小値の探索を示すとき、極小値となるピーク値を探索する。
次いで、第1ピーク材料選択部25は、S104の処理で探索されたピーク値に対応する材料から、特性パラメータが最も良好な特性を示す材料を第1ピーク材料として選択する(S105)。第1ピーク材料選択部25は、S104の処理で極大値がピーク値として探索されたとき、探索されたピーク値の最大値に対応する材料を第1ピーク材料として選択する。一方、第1ピーク材料選択部25は、S104の処理で極超値がピーク値として探索されたとき、探索されたピーク値の最超値に対応する材料を第1ピーク材料として選択する。
次いで、第2ピーク材料選択部26は、S104の処理で探索されたピーク値に対応する材料から、S105の処理で選択された第1ピーク材料の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択する(S106)。第2ピーク材料選択部26は、記憶部11に記憶される構造特徴距離間トリックスDを参照して、S105の処理で選択された第1ピーク材料との間の構造特徴距離dijが最も大きい材料を第2ピーク材料として選択する。
次いで、ピーク値数判定部27は、S102において取得された選択条件情報に含まれる選択数情報に基づいて、S104〜S106の処理を示す材料選択処理を終了するか否かを判定する(S107)。ピーク値数判定部27は、選択された材料の数が選択数情報に対応する数に一致するときに材料選択処理を終了すると判定する。一方、ピーク値数判定部27は、選択された材料の数が選択数情報に対応する数より少ないときに材料選択処理を終了しないと判定する。
ピーク値数判定部27によって材料選択処理を終了しないと判定される(S107−NO)と、選択群分割部28は、材料選択処理を終了していない群があるか否かを判定する(S108)。選択群分割部28によって材料選択処理を終了していない群があると判定される(S108−YES)と、処理はS104に戻る。ピーク値探索部24は、S108の処理で材料選択処理を終了していないと判定された群において、構造パラメータの値に応じた順序で配列された特性パラメータのピーク値を探索する(S104)。
選択群分割部28は、材料選択処理を終了していない群がないと判定する(S107−NO)と、材料選択処理が実行された群を2つの群に分割する(S109)。選択群分割部28は、材料選択処理が実行された群に含まれる材料の数、及び配列位置に応じて群分割処理を適宜実行する。選択群分割部28は、例えば、材料の数がMのとき、最初の材料選択処理が終了すると、M個の材料を、第1番目〜第(M/2)番目に配列される材料を含む第1群と、第(M/2+1)番目〜第M番目に配列される材料を含む第2群との2つの群に分割する。また、第1群域及び第2群における材料選択処理が終了すると、選択群分割部28は、第1群を更に2つの群に分割する。選択群分割部28は、ピーク値となる特性パラメータを有する材料として選択される材料の分布が均一になるように分割処理を実行する。
選択群分割部28によって材料選択処理が実行された群が2つの群に分割される(S109)と、処理はS104に戻る。ピーク値探索部24は、S108の処理で2つの分割された群の何れか一方の群において、構造パラメータの値に応じた順序でされた特性パラメータのピーク値を探索する(S104)。選択群分割部28は、材料選択処理が実行された群を2つの群に分割することで、ピーク値数判定部27によって選択数情報に対応する数の材料が選択されると判定するまで、材料選択処理は、分割された群のそれぞれについて再帰的に実行される。
ピーク値数判定部27によって材料選択処理を終了すると判定される(S107−YES)と、材料選択信号出力部29は、何れの材料がピーク値となる特性パラメータを有する材料として選択されたかを示す材料選択信号を出力する(S110)。例えば、S102において取得された選択条件情報に含まれる選択数情報が2であるとき、材料選択信号出力部29は、第1ピーク材料及び第2ピーク材料が選択されたことを示す材料選択信号を出力する。また、S102において取得された選択条件情報に含まれる選択数情報が3であるとき、第1ピーク材料及び第2ピーク材料に加えて、第3ピーク材料が選択されたことを示す材料選択信号を出力する。第3ピーク材料は、例えば、M個の材料を2つの分割したときに第1群に含まれ、第1群に含まれる第1ピーク材料の構造パラメータの値との差が最も大きい構造パラメータに対応する材料である。
(実施形態に係る材料選択方法の作用効果)
実施形態に係る材料選択方法では、第1ピーク材料、及び第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料の2つの材料を選択することで、特性が良好であり且つ構造の差が大きい2つの材料が選択可能である。
また、実施形態に係る材料選択方法では、所定数の材料が選択されるまで、2つの群に分割し、分割した群のそれぞれについて再帰的に材料選択処理を実行することで、選択される材料の分布が均一になるように材料選択処理を実行することができる。
図6は、実施形態に係る材料選択方法により選択された材料の一例を示す図である。図6において、横軸は構造パラメータに応じて配列されたときの配列番号を示し、縦軸は特性パラメータを示す。
図6に示す例では、選択される材料の数は10であり、白丸で示される10個の特性パラメータに対応する材料が選択された。選択された10個の特性パラメータは何れもピーク値であり、実施形態に係る材料選択方法は、特性が良好であり構造の差が大きい複数の材料を選択することができる。
1 情報処理装置
21 材料情報取得部
22 選択条件情報取得部
23 材料配列部
24 ピーク値探索部
25 第1ピーク材料選択部
26 第2ピーク材料選択部
27 ピーク値数判定部
28 選択群分割部
29 材料選択信号出力部

Claims (4)

  1. 構造が相違する複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列し、
    前記構造パラメータの値に応じた順序で配列された前記特性パラメータのピーク値を探索し、
    探索されたピーク値に対応する材料から、特性パラメータが最も良好な特性を示す材料を第1ピーク材料として選択し、
    探索したピーク値に対応する材料から、前記第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択し、
    前記第1ピーク材料及び前記第2ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する、
    処理を含む、材料選択方法。
  2. 前記構造パラメータの値に応じた順序で配列された前記複数の材料を、前記第1ピーク材料を含む第1群と、前記第1ピーク材料を含まない第2群とに分割し、
    前記第1群に含まれる材料から、前記第1ピーク材料の構造パラメータの値との差が最も大きい第3ピーク材料を選択する、処理を更に含み、
    前記材料選択信号を出力する処理は、前記第1ピーク材料、前記第2ピーク材料及び前記第3ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する、
    処理を更に含む、請求項1に記載の材料選択方法。
  3. 構造が相違する複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列し、
    前記構造パラメータの値に応じた順序で配列された前記特性パラメータのピーク値を探索し、
    探索されたピーク値に対応する材料から、特性パラメータが最も良好な特性を示す材料を第1ピーク材料として選択し、
    探索したピーク値に対応する材料から、前記第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択し、
    前記第1ピーク材料及び前記第2ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する、
    処理をコンピュータに実行させる、材料選択プログラム。
  4. 構造が相違する複数の材料のそれぞれの特性を示す特性パラメータを、材料の構造を示す構造パラメータの値に応じた順序で配列する材料配列部と、
    前記構造パラメータの値に応じた順序で配列された前記特性パラメータのピーク値を探索するピーク値探索部と、
    探索されたピーク値に対応する材料から、特性パラメータが最も良好な特性を示す材料を第1ピーク材料として選択する第1ピーク材料選択部と、
    探索したピーク値に対応する材料から、前記第1ピーク材料との間の構造パラメータの値の差が最も大きい第2ピーク材料を選択する第2ピーク材料選択部と、
    前記第1ピーク材料及び前記第2ピーク材料が少なくとも選択されたことを示す材料選択信号を出力する材料選択信号出力部と、
    を有する、情報処理装置。
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