JP2018179806A - 力覚センサ - Google Patents

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    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/16Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force

Abstract

【課題】歪センサの感度や許容トルク、あるいはトルクセンサの機械的な強度を独立に設定することが可能な力覚センサを提供する。【解決手段】第1領域11は、被計測体に連結される。多方向に変形可能な第3領域13は、第1領域11と第2領域12とを連結する。基板の表面に複数の抵抗体を有する複数の歪みセンサ14,15,16,17は、第1領域11と前記第2領域12の間に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、例えばロボットに適用される力覚センサに関する。
力覚センサ(6軸力覚センサとも言う)は、X軸、Y軸、Z軸方向の力Fx、Fy、Fzと、X軸、Y軸、Z軸それぞれの軸回りのモーメントMx、My、Mzを測定することが可能なセンサである(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1及び特許文献2において、力覚センサは、起歪体としての力覚センサチップを有している。力覚センサチップは、枠状の支持部と正方形状の作用部と、支持部と作用部を連結するT字状の連結部を有し、複数の歪み抵抗素子は、連結部と作用部との境界の表面に設けられている。
特開2010−25736号公報 特開2008−292510号公報
上記力覚センサチップは、複数の歪抵抗素子が連結部と作用部との表面に直接配置されている。このため、歪センサとしての歪抵抗素子の感度や許容トルク(最大トルク)と、起歪体としての力覚センサチップの機械的な強度を独立に設定することが困難であった。
本発明の実施形態は、歪センサの感度や許容トルクと、起歪体の機械的な強度を独立に設定することが可能な力覚センサを提供する。
本実施形態の力覚センサは、被計測体に連結される第1領域と、第2領域と、前記第1領域と前記第2領域とを連結し、多方向に変形可能な第3領域と、前記第1領域と前記第2領域の間に設けられ、基板の表面に複数の抵抗体を有する複数の歪みセンサと、を具備する。
第1実施形態に係る力覚センサの一例を示す平面図。 図1に示す歪センサの1つを取り出して示す平面図。 図2のIII−III線に沿った断面図。 図1に示す第1歪センサ乃至第4歪センサと複数のブリッジ回路との関係を説明するために示す平面図。 図1に示す第1歪センサ乃至第4歪センサに含まれるブリッジ回路を具体的に示す図。 各ブリッジ回路と抵抗体との関係を示す図。 各ブリッジ回路と6軸との関係を示す図。 ブリッジ回路の動作の一例を示す図。 ブリッジ回路の動作の他の例を示す図。 第1実施形態の変形例を示す平面図。 第2実施形態に係る力覚センサの一例を示す斜視図。 図11の一部を示す斜視図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。図において、同一部分には同一符号を付している。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る力覚センサを示している。力覚センサ(第1起歪体とも言う)10は、第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、及び第4歪センサ17を具備している。
第1起歪体10は、第1構造体(第1領域)11、第2構造体(第2領域)12、複数の連結部としての第3構造体(第3領域)13を具備し、第1構造体11と第2構造体12との間に第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17が配置されている。
第1構造体11は、例えばほぼ四角形の枠状であり、4つの角部と、4つの辺を有している。第1構造体11の4つの角部のそれぞれは、図示せぬ例えばボルトを挿入するための第1挿入口11aを有している。第1構造体11は、各第1挿入口11aに挿入されたボルトにより、力覚センサ本体としての図示せぬ第1可動体又は被測定体に固定される。
第1構造体11の4つの辺のそれぞれは、第1突部11bを有している。具体的には、各第1突部11bは、4つの辺のそれぞれのほぼ中央部で内側面に設けられている。第1突部11bの表面の高さは、第1構造体11の高さと等しくされている。すなわち、第1構造体11の各辺の厚みと第1突部11bの厚みは等しくされている。
第2構造体12は、例えばほぼ十字形であり、第2構造体12の表面の高さは、第1構造体11の表面の高さと等しくされている。すなわち、第2構造体12の厚みは、第1構造体11の厚みと等しくされている。
第2構造体12は4つの第2突部12aを有し、各第2突部12aは、第1構造体11の各第1突部11bに所定間隔離間して対向される。第2構造体12は、各第2突部12aに対応して、図示せぬ例えばボルトを挿入するための第2挿入口12bを有している。第2構造体12は、各第2挿入口12bに挿入されたボルトにより、力覚センサ本体としての図示せぬ第2可動体又は被測定体に固定される。
例えば4つの第3構造体13は、第1構造体11の4つの角部と第2構造体12の4つの角部との間にそれぞれ設けられている。各第3構造体13は、例えばほぼ四角形の枠状であり、4つの角部を有している。各第3構造体13の第1角部は、第1構造体11の角部に設けられ、第3構造体13の第1角部と対角にある第3角部は、第2構造体12の隣接する2つの第2突部12aの間の角部に設けられる。
第1構造体11、第2構造体12及び第3構造体13は、金属、例えばステンレススチール(SUS)により構成され、図示Z方向に沿ってほぼ等しい厚みを有している。しかし、これに限らず、第1構造体11、第2構造体12及び第3構造体13の厚みをそれぞれ設定してもよい。また、第1構造体11及び第3構造体13は、図示X軸、Y軸方向に所定の幅を有している。
第3構造体13は、四角形の枠状であるため、図示X軸、Y軸、Z軸方向を含む多方向に変形可能とされている。このため、第2構造体12は、第3構造体13により、第1構造体11に対して多方向に移動可能とされている。
第1構造体11の4つの第1突部11bと、第2構造体12の4つの第2突部12aとの間に、第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16及び第4歪センサ17が設けられる。第1歪センサ14乃至第4歪センサ17により、X軸、Y軸、Z軸方向の力Fx、Fy、Fzと、X軸、Y軸、Z軸周りのモーメントMx、My、Mzが検出される。
図2は、図1の一部を取り出して示すものであり、第1歪センサ14の取り付け部分を示している。第2歪センサ15、第3歪センサ16及び第4歪センサ17の取り付け部分の構成は、第1歪センサ14の取り付け部分の構成と同様であり、第2歪センサ15、第3歪センサ16及び第4歪センサ17の構成は、第1歪センサ14の構成と同様であるため、これらの説明は省略する。
図2において、第1歪センサ14は、基板(第2起歪体)21と、歪ゲージとしての例えば薄膜抵抗により構成された複数の抵抗体22と、複数の配線パターン23と、複数の端子24を具備している。
基板21は、矩形状の金属板、例えばステンレススチール(SUS)により構成されている。基板21の剛性は、第3構造体13の剛性より小さい。基板21の一端部は、第1突部11bに溶接され、他端部は、第2突部12aに例えば溶接されている。符号Wpは、溶接部を示している。
第1突部11b及び第2突部12aに対する基板21の取り付け方法は、溶接に限定されるものではなく、例えば接着剤により接着してもよい。
基板21は、一端部が第1突部11bに固定され、他端部が第2突部12aに固定されているため、一端部と他端部の間の中間部が変形可能とされている。
複数の抵抗体22、複数の配線パターン23及び複数の端子24は、基板21の中間部に設けられている。
各抵抗体22の一端部及び他端部は、それぞれ配線パターン23の一端部に接続され、各配線パターン23の他端部はそれぞれ端子24に接続されている。
複数の抵抗体22は、4つの第1構造体11側の4つの抵抗体Sa1、Sa2、Sb1、Sb2と、4つの第2構造体12側の4つの抵抗体Ra1、Ra2、Rb1、Rb2を含んでいる。
4つの抵抗体Sa1、Sa2、Sb1、Sb2と、4つの抵抗体Ra1、Ra2、Rb1、Rb2との間に、8個の第1端子24aと、8個の第2端子24bが配置される。第1端子24aのそれぞれは、配線パターン23により抵抗体Sa1、Sa2、Sb1、Sb2の一端及び他端にそれぞれ接続され、第2端子24bのそれぞれは、配線パターン23により抵抗体Ra1、Ra2、Rb1、Rb2の一端及び他端にそれぞれ接続されている。
第1端子24aのそれぞれと、第2端子24bのそれぞれを適宜接続することにより、抵抗体Sa1、Sa2、Sb1、Sb2と、抵抗体Ra1、Ra2、Rb1、Rb2とによって、後述する2つのブリッジ回路が構成される。
図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面を示している。
第1歪センサ14は、例えば基板21、絶縁膜21a、抵抗体22、接着膜21b、配線パターン23、接着膜21c、保護膜としてのガラス膜21dを具備している。
具体的には、基板21上に絶縁膜21aが設けられ、絶縁膜21a上に例えばCr−Nにより構成された抵抗体22が設けられる。抵抗体22上に接着膜21bを介在して、例えば銅(Cu)により構成された配線パターン23が設けられる。配線パターン23上には接着膜21cが設けられ、接着膜21c、配線パターン23、接着膜21b、抵抗体22及び絶縁膜21aは、例えばガラス膜21dにより覆われる。接着膜21bは、配線パターン23と抵抗体22との密着性を高め、接着膜21cは、配線パターン23とガラス膜21dとの密着性を高めている。接着膜21b、21cは、例えばクロム(Cr)を含む導電膜である。
尚、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17の構成は、これに限定されるものではなく、変形可能である。
また、抵抗体Sa1、Sa2、Sb1、Sb2と、抵抗体Ra1、Ra2、Rb1、Rb2は、同一構成としたが、異なる構成であってもよい。
図4は、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17のそれぞれに含まれる2つのブリッジ回路を示している。第1歪センサ14は、ブリッジ回路Ba1、Bb1を含み、第2歪センサ15は、ブリッジ回路Ba2、Bb2を含み、第3歪センサ16は、ブリッジ回路Ba3、Bb3を含み、第4歪センサ17は、ブリッジ回路Ba4、Bb4を含んでいる。
図5(a)(b)は、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17に含まれる2つのブリッジ回路を模式的に示している。
図5(a)は、ブリッジ回路Ba1、Ba2、Ba3、Ba4を示し、図5(b)は、ブリッジ回路Bb1、Bb2、Bb3、Bb4を示している。
図5(a)(b)において、抵抗体Sa1,Sa3,Sa5,Sa7,Sa2,Sa4,Sa6,Sa8,Sb1,Sb3,Sb5,Sb7,Sb2,Sb4,Sb6,Sb8、及び抵抗体Ra1,Ra3,Ra5,Ra7,Ra2,Ra4,Ra6,Ra8、Rb1,Rb3,Rb5,Rb7,Rb2,Rb4,Rb6,Rb8は、それぞれ第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16及び第4歪センサ17の抵抗体を示している。
第1歪センサ14乃至第4歪センサ17の構成は、同一であるため、第1歪センサ14について説明する。
第1歪センサ14において、ブリッジ回路Ba1は、抵抗体Sa1、Sa2、及び抵抗体Ra1、Ra2を含み、ブリッジ回路Bb1は、抵抗体Sb1、Sb2、及び抵抗体Rb1、Rb2を含んでいる。
図5(a)に示すブリッジ回路Ba1において、抵抗体Sa1の一端は抵抗体Ra1の一端に接続され、抵抗体Sa2の一端は抵抗体Ra2の一端に接続される。抵抗体Sa1の他端は抵抗体Ra2の他端に接続され、抵抗体Sa1と抵抗体Ra2の接続点に電源Eが供給される。抵抗体Sa2の他端と抵抗体Ra1の他端は、接地される。抵抗体Sa1と抵抗体Ra1の接続点から出力電圧V−が出力され、抵抗体Sa2と抵抗体Ra2の接続点から出力電圧V+が出力される。
図5(b)に示すブリッジ回路Bb1において、抵抗体Sb1の一端は抵抗体Sb2の一端に接続され、抵抗体Sb1と抵抗体Sb2の接続点に電源Eが供給される。抵抗体Rb1の一端は抵抗体Rb2の一端に接続され、抵抗体Rb1と抵抗体Rb2の接続点は、接地される。抵抗体Sb1の他端は抵抗体Rb1の他端に接続され、抵抗体Sb1と抵抗体Rb1の接続点から出力電圧V−が出力される。抵抗体Sb2の他端は抵抗体Rb2の他端に接続され、抵抗体Sb2と抵抗体Rb2の接続点から出力電圧V+が出力される。
図6は、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17に含まれるブリッジ回路Ba1、Bb1、ブリッジ回路Ba2、Bb2、ブリッジ回路Ba3、Bb4、及びブリッジ回路Ba4、Bb4を模式的に示している。
上記構成において、第1構造体11及び第2構造体12に対して力及び/又はモーメント(トルク)が印加されると、第3構造体13が変形し、第1構造体11に対して第2構造体の位置が変化する。このため、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17が変形する。第1歪センサ14乃至第4歪センサ17の変形に伴い、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17に含まれるブリッジ回路Ba1、Bb1、ブリッジ回路Ba2、Bb2、ブリッジ回路Ba3、Bb4、及びブリッジ回路Ba4、Bb4の出力電圧V−と出力電圧V+のバランスが崩れ、印加された力及び/又はモーメントに応じた信号が検出される。
図7は、ブリッジ回路と検出される力およびモーメントの関係を示している。
図7に示すように、X軸方向の力Fxは、ブリッジ回路Bb1、Bb3により検出される。Y軸方向の力Fyは、ブリッジ回路Bb2,Bb4により検出される。Z軸方向の力Fzは、ブリッジ回路Ba1、Ba2、Ba3、Ba4により検出される。
X軸周りのモーメントMxは、ブリッジ回路Ba1、Ba3により検出される。Y周りのモーメントMyは、ブリッジ回路Ba2、Ba4により検出される。Z軸周りのモーメントMzは、ブリッジ回路Bb1、Bb2、Bb3、Bb4により検出される。
図8は、例えばブリッジ回路Bb1の動作の一例を示している。ブリッジ回路Bb1は、起歪体10の主平面内(図4に示すX方向及び/又はY方向)の力を検出する。ブリッジ回路Bb1の出力電圧Voutは、出力電圧V+及び出力電圧V-から式(1)により得られる。
Vout=(V+ − V-)
=(R1/(R1+R2)−R3/(R3+R4))・E …(1)
図8において、
R1は、抵抗体Sb1の抵抗値
R2は、抵抗体Sb2の抵抗値
R3は、抵抗体Rb2の抵抗値
R4は、抵抗体Rb1の抵抗値
であり、力及びモーメントが印加されず歪みがない状態において、R1=R2=R3=R4=Rである。ΔRは、抵抗値の変化の値である。
図9は、例えばブリッジ回路Ba1の動作の一例を示している。ブリッジ回路Ba1は、起歪体10の主表面と垂直方向(Z軸方向)の力を検出する。ブリッジ回路Ba1の出力電圧Voutは、出力電圧V+及び出力電圧V-から式(1)により得られる。
図9において、
R1は、抵抗体Sa1の抵抗値
R2は、抵抗体Sa2の抵抗値
R3は、抵抗体Ra2の抵抗値
R4は、抵抗体Ra1の抵抗値
であり、力及びモーメントが印加されず歪みがない状態において、R1=R2=R3=R4=Rである。ΔRは、抵抗値の変化の値である。
(第1実施形態の効果)
上記第1実施形態によれば、第1構造体11と第2構造体12は、第3構造体13により連結され、第3構造体13は、ほぼ四角形の枠状であり、多方向に変形することが可能である。このため、第1構造体11と第2構造体12は、第3構造体13を介して多軸方向に移動可能である。また、それぞれ2つのブリッジ回路を含む第1歪センサ14乃至第4歪センサ17は、第1構造体11と第2構造体12との間に設けられている。このため、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17の出力電圧より、6軸方向のセンサ出力を得ることができる。
しかも、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17は、第3構造体13とは、別々に設けられ、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17を構成する基板(第2起歪体)21の剛性は、第3構造体13の剛性よりも小さい。このため、力覚センサの感度を決定する第1歪センサ14乃至第4歪センサ17に設けられた基板21の構成に係らず、第1起歪体としての第1構造体11、第2構造体12及び第3構造体13だけで力覚センサ10の剛性を決定することができる。したがって、力覚センサ10の構造設計を容易化することが可能である。
さらに、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17は、第1構造体11、第2構造体12及び第3構造体13に係りなく、独自に設計することが可能であり、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17の感度を向上させることが可能である。したがって、多軸方向の力やモーメントを高精度に測定することができる。
また、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17は、第1構造体11と第2構造体12との間に溶接により取り付けることができる。このため、製造を簡単化することが可能である。
さらに、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17は、基板21の中央部に複数の端子24が配置され、これら端子24を適宜接続することにより、2つのブリッジ回路を形成することが可能とされている。このため、異なる2つのブリッジ回路を容易に形成することが可能である。
(変形例)
第1実施形態において、第3構造体13は、四角形の枠状であった。しかし、これに限定されるものではない。
図10は、第1実施形態の変形例を示している。
図10において、第3構造体31は、S字形状であり、第3構造体31の一端部は、第1構造体11の角部に設けられ、他端部は、第2構造体12の隣接する2つの第2突部12aの間の角部に設けられる。
本変形例において、第3構造体31は、S字形状であるため、図示X軸、Y軸、Z軸方向を含む多方向に変形可能とされている。このため、第2構造体12は、第3構造体13により、第1構造体11に対して多方向に移動可能とされている。したがって、変形例の構成によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第3構造体31の形状は、例えばL字形状、リング状などが適用可能である。
(第2実施形態)
図11、図12は、第2実施形態を示している。
第1実施形態は、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17が第3構造体13とは別の位置に配置されていた。これに対して、第2実施形態は、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17と第3構造体41とが同じ位置に配置されている。
図11、図12において、力覚センサ(第1起歪体とも言う)40は、第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、及び第4歪センサ17を具備している。
第1起歪体40は、第1構造体(第1領域)41、第2構造体(第2領域)42、複数の連結部としての第3構造体(第3領域)43を具備し、第1構造体41と第2構造体42との間に第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17が配置されている。
第1構造体41は、第1実施形態と同様に、例えばほぼ四角形の枠状であり、4つの角部と、4つの辺を有している。第1構造体11の4つの角部のそれぞれは、図示せぬ例えばボルトを挿入するための第1挿入口11aを有している。第1構造体11は、各第1挿入口11aに挿入されたボルトにより、力覚センサ本体としての図示せぬ第1可動体に固定される。
第1構造体41の各辺の中間部は第1突部11bを有している。第1突部11bの表面の高さは、第1構造体41の高さと等しくされている。すなわち、第1構造体41の各辺の厚みと第1突部11bの厚みは等しくされている。
第2構造体42は、例えばほぼ四角形であり、第2構造体12の表面の高さは、第1構造体11の表面の高さと等しくされている。すなわち、第2構造体12の厚みは、第1構造体11の厚みと等しくされている。
第2構造体42は、4つの角部に、図示せぬ例えばボルトを挿入するための第2挿入口12bを有している。第2構造体12は、各第2挿入口12bに挿入されたボルトにより、力覚センサ本体としての図示せぬ第2可動体に固定される。
第3構造体43は、第1構造体11の第1突部11bと第2構造体42の各辺の中間部との間にそれぞれ設けられる。
図12に示すように、第3構造体43は、一端部が第1構造体41の第1突部11bに連結され、他端部は、第2構造体42に連結されている。
第3構造体43の表面43aの高さは、第1構造体11、第1突部11b及び第2構造体12の表面の高さより低くされている。すなわち、第3構造体43の厚みは、第1構造体11、第1突部11b及び第2構造体12の厚みより薄くされている。
第3構造体43の表面43aに隣接する両側面は、凹部43bを有している。このため、第3構造体43の幅は、第1突部11bの幅より狭くされている。
このように、第3構造体43の幅は、第1突部11bの幅に比べて狭く、厚みは第1構造体11、第1突部11b及び第2構造体12の厚みより低くされている。このため、第3構造体43は、第1構造体41と第2構造体42とに印加された力に対して、多方向に変形することが可能であり、第2構造体12は、第3構造体13により、第1構造体11に対して図示X軸、Y軸、Z軸方向を含む多方向に移動可能とされている。
第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17は、第1構造体11と第2構造体12との間にそれぞれ設けられる。具体的には、第1構造体11の第1突部11bの表面及び第1突部11bに対応する第2構造体12の表面には、それぞれ複数の突起44が設けられ、これら突起44により、第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17の一端部及び他端部が保持される。第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17の抵抗体22が設けられた中間部は、第3構造体43から離間されている。
この状態において、第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17は、第1突部11b及び第2構造体12に対して例えば溶接により固定される。固定方法としては、これに限定されるものではなく、例えば接着剤よる固定などを用いることが可能である。
第1歪センサ14、第2歪センサ15、第3歪センサ16、第4歪センサ17の構成は、第1実施形態と同一でも良いが、異なっていてもよい。
上記状態において、第1構造体41及び第2構造体42に対して力及び/又はモーメント(トルク)が印加されると、第3構造体43が変形し、第1構造体41に対して第2構造体の位置が変化する。このため、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17が変形する。第1歪センサ14乃至第4歪センサ17の変形に伴い、第1歪センサ14乃至第4歪センサ17に含まれるブリッジ回路Ba1、Bb1、ブリッジ回路Ba2、Bb2、ブリッジ回路Ba3、Bb4、及びブリッジ回路Ba4、Bb4の出力電圧V−と出力電圧V+のバランスが崩れ、印加された力及び/又はモーメントに応じた信号が検出される。
(第2実施形態の効果)
上記第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
しかも、第2実施形態において、第3構造体43は、第1構造体41の各辺の中間部と第2構造体42の各辺の中間部に設けられている。このため、第2構造体42の一辺の長さが第1実施形態に示す第2構造体12の一辺の長さと等しいとすると、第1構造体41の一辺の長さを第1実施形態に示す第1構造体11の一辺の長さより短くすることができる。したがって、第1起歪体40のサイズを小型化することが可能である。
その他、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10、40…力覚センサ(第1起歪体)、11、41…第1構造体(第1領域)、12、42…第2構造体(第2領域)、13、43…第3構造体(第3領域)、14…第1歪センサ、15…第2歪センサ、16…第3歪センサ、17…第4歪センサ、21…基板(第2起歪体)、22…抵抗体、Ba1、Bb1、Ba2、Bb2、Ba3、Bb3、Ba4、Bb4…ブリッジ回路。

Claims (6)

  1. 被計測体に連結される第1領域と、
    第2領域と、
    前記第1領域と前記第2領域とを連結し、多方向に変形可能な第3領域と、
    前記第1領域と前記第2領域の間に設けられ、基板の表面に複数の抵抗体を有する複数の歪みセンサと、
    を具備することを特徴とする力覚センサ。
  2. 前記歪みセンサのそれぞれは、前記複数の抵抗体により構成された第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路を含むことを特徴とする請求項1記載の力覚センサ。
  3. 前記第1ブリッジ回路は、前記基板の前記表面と垂直方向の力を検出し、前記第2ブリッジ回路は、前記基板の前記表面に沿った方向の力を検出することを特徴とする請求項2記載の力覚センサ。
  4. 前記基板の剛性は、前記第3領域の剛性よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の力覚センサ。
  5. 前記複数の歪みセンサは、前記第3領域と異なる部分に設けられることを特徴とする請求項1記載の力覚センサ。
  6. 前記複数の歪みセンサは、前記第3領域と同じ部分に設けられることを特徴とする請求項1記載の力覚センサ。
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