JP2022122340A - 力覚センサ - Google Patents

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優 向井
Masaru Mukai
夏樹 由井
Natsuki Yui
雅志 栗林
Masashi Kuribayashi
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Abstract

【課題】外径を小さくして、受力のモーメント成分を大きくすることが可能な構成の力覚センサを提供する。【解決手段】力覚センサ101Aは、受力部71cと当該受力部71cに対して固定される固定部71dと当該固定部71dに連結されるビーム部71eとを有する起歪体71と、複数の歪みゲージ1~24とを備える。ビーム部71eは受力部71cに連結されるアーム部71fと固定部71dに連結されるフレクシャ部71gとが互いに連結しており、ビーム部71eは受力部71cの軸線周りに等間隔で6つ形成されている構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、力覚センサに関する。
力覚センサは、計測機器や産業用ロボット等の高度な制御に用いられている。一例として、起歪体の第1主面と第2主面に所定配置でそれぞれ複数の歪みゲージを設ける構成が提案されている(特許文献1:特許第6047703号公報)。また、起歪体の第1主面のみに所定配置でそれぞれ複数の歪みゲージを設ける構成が提案されている(特許文献2:特許第6378381号公報)。
特許第6047703号公報 特許第6378381号公報
起歪体はビーム部を外周寄りに配置することで受力が大きくなる構造になっている。そのため、起歪体の外径を小さくすると受力のモーメント成分が小さくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、外径を小さくして、受力のモーメント成分を大きくすることが可能な構成の力覚センサを提供することを目的とする。
一実施形態として、以下に開示するような解決手段により、前記課題を解決する。
本発明に係る力覚センサは、受力部と前記受力部に対して固定される固定部と前記固定部に連結されるビーム部とを有する起歪体と、前記ビーム部に配設された複数の歪みゲージを備え、前記ビーム部は前記受力部に連結されるアーム部と前記固定部に連結されるフレクシャ部とが互いに連結しており、前記ビーム部は前記受力部の軸線周りに等間隔で6つ以上形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、軸線周りに等間隔でビーム部を6つ以上形成し各ビーム部に応力を分散させた構成によって受力のモーメント成分を大きくすることができる。つまり、小さな外径を維持して従来よりも受力のモーメント成分を大きくすることができる。また、受力のモーメント成分の大きさ(定格容量)を維持しつつ外径を従来よりも小さくできる。
前記ビーム部の数は24以下が好ましい。これにより、外径を小さくしつつ加工工数を抑えることができる。前記ビーム部の数は24以下の偶数であることが好ましい。これにより、各ビーム部に均等に応力を分散させることが容易にできるので、他軸干渉の抑制による直線性の向上が期待できる。前記ビーム部の数は6の倍数が好ましい。これにより、Y字ビームを有する起歪体に好適な構成にできる。前記ビーム部の数は8の倍数が好ましい。これにより、クロスビームを有する起歪体に好適な構成にできる。一例として、前記ビーム部の数は6、8、12、16、18または24である。一例として、前記ビーム部の数は24以下の偶数である。
一例として、前記アーム部のうちの少なくとも6つに前記歪みゲージが配設されている。この構成により、歪みゲージの配置の最適化を図ることが容易にできる。一例として、前記アーム部のうちの半数に前記歪みゲージが配設されている。この構成により、歪みゲージの数を少なくして当該歪みゲージを高精度に配置することが容易にできる。一例として、前記ビーム部における第1主面に前記歪みゲージが配設されているとともに、前記第1主面と逆向きの第2主面に前記歪みゲージが配設されている。この構成により、第1主面の歪みゲージの出力と第2主面の歪みゲージの出力とを対応させることが容易にできる。
一例として、前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されている第1アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第2アーム部とが前記受力部の軸線周りに交互に配設されている。この構成により、さらに外径を小さくすることが容易にできる。一例として、前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されている第1アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第2アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第3アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第4アーム部とがこの順で前記受力部の軸線周りに配設されている。この構成により、外径を実用サイズにおける最小サイズにできる。
一例として、前記ビーム部における第1主面にのみ前記歪みゲージが配設されている。この構成により、歪みゲージの配置面の数を少なくして当該歪みゲージを高精度に配置することが容易にできる。
一例として、前記歪みゲージは、前記ビーム部のうちの第1ビーム部における軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって力成分およびモーメント成分を検出するブリッジ回路を構成するように配設されている。この構成により、歪みゲージの配置の最適化を図ることが容易にできる。
一例として、前記歪みゲージは、前記ビーム部のうちの第1ビーム部における軸線と直交方向の中心線に沿う位置の2つと、前記ビーム部のうちの第2ビーム部における軸線と直交方向の中心線に沿う位置の2つの組み合わせによって力成分およびモーメント成分を検出するブリッジ回路を構成するように配設されている。この構成により、歪みゲージの数を少なくして6軸の力成分とモーメント成分を検出することが容易にできる。
一例として、前記歪みゲージは、前記ビーム部のうちの第1ビーム部における軸線と直交方向の中心線に沿う位置の4つの組み合わせ、または、前記ビーム部のうちの第1ビーム部における軸線と直交方向の中心線に沿う位置の4つの組み合わせと、前記ビーム部のうちの第2ビーム部における軸線と直交方向の中心線に沿う位置の42つの組み合わせのいずれかないしは両方の組み合わせによって力成分およびモーメント成分を検出するブリッジ回路を構成するように配設されている。この構成により、クロスビームを有する起歪体に好適な構成にできる。
前記歪みゲージは、力成分およびモーメント成分を検出するブリッジ回路を構成するように配設されており、前記ブリッジ回路のうちの少なくとも3つの組み合わせによって前記力成分のうちのX軸方向の成分、Y軸方向の成分およびZ軸方向の成分、並びに、前記モーメント成分のうちのX軸周りの成分、Y軸周りの成分およびZ軸周りの成分を検出するように配設されていることが好ましい。この構成により、6軸の力成分とモーメント成分を高精度に計測することが容易にできる。
前記起歪体はX軸方向の力成分、Y軸方向の力成分、Z軸方向の力成分、X軸周りのモーメント成分、Y軸周りのモーメント成分およびZ軸周りのモーメント成分に応じて変形可能な材質および形状からなる。前記起歪体は、一例としてステンレス、鉄、アルミニウム、またはこれらの合金からなる。
本発明によれば、軸線周りに等間隔でビーム部を6つ以上形成し各ビーム部に応力を分散させた構成によって受力のモーメント成分を大きくすることができる。したがって、力ならびにモーメントを高精度に検出可能な小型かつ合理的な構成の力覚センサが実現できる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る力覚センサの例を示す概略の斜視図である。 図2Aは図1に示す力覚センサの平面図であり、図2Bは当該力覚センサの正面図であり、図2Cは当該力覚センサの底面図である。 図3は図1に示す力覚センサのブリッジ回路の例である。 図4は図3に示すブリッジ回路の出力信号表である。 図5は本発明の第2の実施形態に係る力覚センサの例を示す概略の平面図である。 図6は図5に示す力覚センサのブリッジ回路の例である。 図7は図6に示すブリッジ回路の出力信号表である。 図8は本発明の第3の実施形態に係る力覚センサの例を示す概略の斜視図である。 図9Aは図8に示す力覚センサの平面図であり、図9Bは当該力覚センサの正面図であり、図9Cは当該力覚センサの底面図である。 図10は図8に示す力覚センサのブリッジ回路の例である。 図11は図10に示すブリッジ回路の出力信号表である。 図12は本発明の第4の実施形態に係る力覚センサの例を示す概略の斜視図である。 図13は図12に示す力覚センサのブリッジ回路の例である。 図14は図13に示すブリッジ回路の出力信号表である。 図15は本発明の第5の実施形態に係る力覚センサの例を示す概略の斜視図である。 図16は本発明の第6の実施形態に係る力覚センサの例を示す概略の平面図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。本実施形態の力覚センサ101Aは、三次元空間の直交座標系(X軸、Y軸、Z軸)の3軸方向の力成分Fx、Fy、Fzと、その3軸回りのモーメント成分Mx、My、Mzの計6成分を同時に検出することができる6軸力覚センサである。本実施形態の力覚センサ101Aは、中心軸P1を軸線として回転対称になる位置に、破線で囲んだ部分で示されるビーム部71eが6つ備わっている構成の例である。図1は、本実施形態に係る力覚センサ101Aの例を示す概略の斜視図である(信号処理部および配線は不図示)。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
図1、図2A~図2Cに示すように、力覚センサ101Aは、受力部71cと当該受力部71cに対して固定される固定部71dと当該固定部71dに連結されるビーム部71eとを有する起歪体71と、複数の歪みゲージ1~24を備える。ここで、例えば歪みゲージ1と歪みゲージ3はそれぞれ曲げ歪みを検出し、例えば歪みゲージ13と歪みゲージ14はそれぞれせん断歪みを検出する。ビーム部71eは受力部71cに連結されるアーム部71fと固定部71dに連結されるフレクシャ部71gとが互いに連結しており、ビーム部71eは受力部71cの軸線周りに等間隔で6つ形成されている。この例では、複数の歪みゲージ1~24のうちの半数が第1主面71aに配設されており、複数の歪みゲージ1~24のうちの他の半数が第2主面71bに配設されている。複数の歪みゲージ1~24は、いずれもアーム部71fに配されている。この例では、被測定物に固定するためのネジ穴71iが形成されており、計測用のベースに固定するための貫通穴71hが形成されている。
一例として、NC加工機を用いてアルミニウム合金、合金鋼、ステンレス鋼などバネ性を有する材料に貫通孔などを形成することによって起歪体71を製造する。また一例として、外形が円形の板状体に切削加工、レーザ加工、または放電加工若しくはこれらの複合加工等を施して起歪体71を製造する。
一例として、歪みゲージ1~24は、Cu-Ni系合金やNi-Cr系合金の金属薄膜の配線パターンを、ポリイミドフィルムやエポキシフィルムで覆った構成にする場合があり、半導体薄膜を用いた構成にする場合がある。一例として、スパッタリング法や真空蒸着法を用いて金属薄膜からなる歪みゲージを直接形成した構成にする場合がある。一例として、歪みゲージ1~24は同一材質のスパッタ膜または同一材質の蒸着膜からなる。これにより、対称性が維持できるとともに、生産性が向上し、製造ばらつきを極力抑えた構成にできる。一例として、歪みゲージ1~24は一括同時形成した構成にできる。これにより、歪みゲージ1~24の抵抗値を均一に揃えた構成にできる。なお、上記の構成に限定されず、歪みゲージ1~24を板状、シート状またはフィルム状にしてそれぞれ接着した構成にする場合がある。歪みゲージ1~24は、アーム部71fにおける軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって所定方向の力成分を検出するブリッジ回路が構成されるようにそれぞれ配設されている。また、アーム部71fのうちの歪みゲージが配設されている第1アーム部71f1とアーム部71fのうちの歪みゲージが配設されていない第2アーム部71f2とが受力部71cの軸線周りに交互に配設されている構成である。
図3は複数の歪みゲージ1~24から構成されるブリッジ回路C6A1、C6A2、C6A3、C6A4、C6A5、C6A6を示している。各ブリッジ回路にそれぞれ電圧印加して出力信号Voを取り出す構成である。Y字ビームを有する起歪体71において、6軸の力成分とモーメント成分を検出するために必要な出力信号を得るには、複数の歪みゲージ1~24で足りる。
図4はブリッジ回路C6A1、C6A2、C6A3、C6A4、C6A5、C6A6の出力信号表である。各歪みゲージは、各方向の力を加えたときに各ブリッジを形成している当該歪みゲージの抵抗値が増加するときを「+」とし、当該歪みゲージの抵抗値が減少するときを「-」とし、当該歪みゲージの抵抗値が変化しないとき若しくは当該歪みゲージの抵抗値の変化量が小さくて変化しないとみなせるときを「0」としている。各出力信号は、各ブリッジにおいて非平衡出力が生じるときを「1」とし、各ブリッジにおいて非平衡出力が生じないときを「0」としている。
本実施形態によれば、軸線周りに等間隔でビーム部を6つ形成し各ビーム部に応力を分散させた構成によって受力のモーメント成分を大きくすることができる。一例として、外径を120[mm]以下にできる。
(第2の実施形態)
引き続き、本発明の第2の実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態の力覚センサ101Bは、図5に示すように、平面視で回転対称になる位置に、前記ビーム部が6つ備わっている構成の例であって、前記ビーム部における前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されている第1アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第2アーム部とが前記受力部の軸線周りに交互に配設されており、かつ、歪みゲージ1~24は前記ビーム部における第1主面にのみ配設されている構成である。ここで、例えば歪みゲージ1~4は、前記アーム部における軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって所定方向の力成分を検出するブリッジ回路が構成されるようにそれぞれ配設されている。また、例えば歪みゲージ5~8は、前記フレクシャ部における軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって所定方向の力成分を検出するブリッジ回路が構成されるようにそれぞれ配設されている。また、アーム部72fのうちの歪みゲージが配設されている第1アーム部72f1とアーム部72fのうちの歪みゲージが配設されていない第2アーム部72f2とが受力部72cの軸線周りに交互に配設されている構成である。
図6は複数の歪みゲージ1~24から構成されるブリッジ回路C6B1、C6B2、C6B3、C6B4、C6B5、C6B6を示している。6軸の力成分とモーメント成分を検出するために必要な出力信号を得るには、複数の歪みゲージ1~24で足りる。図7はブリッジ回路C6B1、C6B2、C6B3、C6B4、C6B5、C6B6の出力信号表である。
本実施形態によれば、前記ビーム部における第1主面にのみ歪みゲージ1~24が配設されているので、歪みゲージ1~24の配置面の数を少なくして当該歪みゲージを高精度に配置することが容易にできる。
(第3の実施形態)
引き続き、本発明の第3の実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態の力覚センサ102Aは、図5に示すように、中心軸P1を軸線として回転対称になる位置に、破線で囲んだ部分で示されるビーム部72eが8つ備わっている構成の例である(信号処理部および配線は不図示)。
図8、図9A~図9Cに示すように、力覚センサ102Aは、受力部72cと当該受力部72cに対して固定される固定部72dと当該固定部72dに連結されるビーム部72eとを有する起歪体72と、複数の歪みゲージ1~32を備える。ビーム部72eは受力部72cに連結されるアーム部72fと固定部72dに連結されるフレクシャ部72gとが互いに連結しており、ビーム部72eは受力部72cの軸線周りに等間隔で8つ形成されている。この例では、複数の歪みゲージ1~32は、この例では、そのうちの1/4が第1主面72aに配設されており、そのうちの1/4が第2主面72bに配設されており、そのうちの1/4がアーム部72fの第1側面に配設されており、そのうちの1/4がアーム部72fの第2側面に配設されている。複数の歪みゲージ1~32は、いずれもアーム部72fに配されている。また、被測定物に固定するためのネジ穴72iと、計測用のベースに固定するための貫通穴72hがそれぞれ形成されている。
図10は複数の歪みゲージ1~32から構成されるブリッジ回路C8A1、C8A2、C8A3、C8A4、C8A5、C8A6を示している。各ブリッジ回路にそれぞれ電圧印加して出力信号Voを取り出す構成である。クロスビームを有する起歪体72において、6軸の力成分とモーメント成分を検出するために必要な出力信号を得るには、複数の歪みゲージ1~32で足りる。
図11はブリッジ回路C8A1、C8A2、C8A3、C8A4、C8A5、C8A6の出力信号表である。各歪みゲージは、各方向の力を加えたときに各ブリッジを形成している当該歪みゲージの抵抗値が増加するときを「+」とし、当該歪みゲージの抵抗値が減少するときを「-」とし、当該歪みゲージの抵抗値が変化しないときを「0」としている。各出力信号は、各ブリッジにおいて非平衡出力が生じるときを「1」とし、各ブリッジにおいて非平衡出力が生じないときを「0」としている。
本実施形態によれば、軸線周りに等間隔でビーム部を8つ形成し各ビーム部に応力を分散させた構成によって受力のモーメント成分を大きくすることができる。一例として、外径を120[mm]以下にできる。
(第4の実施形態)
引き続き、本発明の第4の実施形態について、上述の第2の実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態の力覚センサ102Bは、図12に示すように、平面視で回転対称になる位置に、前記ビーム部が8つ備わっている構成の例であって、前記ビーム部における前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されている第1アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第2アーム部とが前記受力部の軸線周りに交互に配設されており、かつ、歪みゲージ1~32は前記ビーム部における第1主面にのみ配設されている構成である。ここで、例えば歪みゲージ1~4は、前記アーム部における軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって所定方向の力成分を検出するブリッジ回路が構成されるようにそれぞれ配設されている。また、例えば歪みゲージ5~8は、前記フレクシャ部における軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって所定方向の力成分を検出するブリッジ回路が構成されるようにそれぞれ配設されている。
図13は複数の歪みゲージ1~32から構成されるブリッジ回路C8B1、C8B2、C8B3、C8B4、C8B5、C8B6、C8B7、C8B8を示している。6軸の力成分とモーメント成分を検出するために必要な出力信号を得るには、複数の歪みゲージ1~32で足りる。図14はブリッジ回路C8B1、C8B2、C8B3、C8B4、C8B5、C8B6、C8B7、C8B8の出力信号表である。
本実施形態によれば、前記ビーム部における第1主面にのみ歪みゲージ1~32が配設されているので、歪みゲージ1~32の配置面の数を少なくして当該歪みゲージを高精度に配置することが容易にできる。
(第5の実施形態)
引き続き、本発明の第5の実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態の力覚センサ103Aは、図15に示すように、中心軸P1を軸線として回転対称になる位置における、破線で囲んだ部分で示されるビーム部73eの数を12にした構成の例である(信号処理部および配線は不図示)。
図15、図16A~図16Cに示すように、力覚センサ103Aは、受力部73cと当該受力部73cに対して固定される固定部73dと当該固定部73dに連結されるビーム部73eとを有する起歪体73と、複数の歪みゲージを備える。ビーム部73eは受力部73cに連結されるアーム部73fと固定部73dに連結されるフレクシャ部73gとが互いに連結しており、ビーム部73eは受力部73cの軸線周りに等間隔で形成されている。ここで、アーム部73fの数は16である。複数の歪みゲージは、アーム部73fにおける軸線と直交方向の中心線に対して互いに対称となる位置の4つの組み合わせによって所定方向の力成分を検出するブリッジ回路が構成されるようにそれぞれ配設されている。また、アーム部73fのうちの歪みゲージが配設されている第1アーム部73f1とアーム部73fのうちの歪みゲージが配設されていない第2アーム部73f2とアーム部73fのうちの歪みゲージが配設されていない第3アーム部73f3とアーム部73fのうちの歪みゲージが配設されていない第4アーム部73f4とがこの順で受力部73cの軸線周りに配設されている。この構成により、外径を実用サイズにおける最小サイズにできる。一例として、外径を95[mm]以下にできる。
この例では、複数の歪みゲージ1~24のうちの半数が第1主面に配設されており、複数の歪みゲージ1~24のうちの半数が第2主面に配設されている。複数の歪みゲージ1~24はいずれもアーム部73fに配されている。この例では、被測定物に固定するためのネジ穴73iが形成されており、計測用のベースに固定するための貫通穴73hが形成されている。本実施形態は、上述の第1の実施形態における図3と同じブリッジ回路が適用できる。
(第6の実施形態)
引き続き、本発明の第6の実施形態について、上述の第2の実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態の力覚センサ103Bは、図16に示すように、平面視で回転対称になる位置における、ビーム部73eの数を12にした構成の例である。そして、複数の歪みゲージは、ビーム部73eにおける第1主面にのみ配設されている構成である。本実施形態は、上述の第2の実施形態における図3と同じブリッジ回路が適用できる。
上述の第3の実施形態はビーム部72eの数を8にした構成の例を示したが、この例に限定されず、上述の第5の実施形態や第6の実施形態のようにビーム部72eの数を16にした構成にすることは容易にできる。また、前記ビーム部の数が24以下の偶数であれば現行の製造技術で製造することは容易にできる。
上述の例では、起歪体71~73は、平面視で円形状の構成で説明したが、これに限定されず、平面視で多角形状にする場合がある。本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
1~32 歪みゲージ
71 起歪体、71a 第1主面、71b 第2主面、71c 受力部、71d 固定部、71e ビーム部、71f アーム部、71g フレクシャ部、71h 貫通穴、71i ネジ穴
72 起歪体、72a 第1主面、72b 第2主面、72c 受力部、72d 固定部、72e ビーム部、72f アーム部、72g フレクシャ部、72h 貫通穴、72i ネジ穴
73 起歪体、73a 第1主面、73b 第2主面、73c 受力部、73d 固定部、73e ビーム部、73f アーム部、73g フレクシャ部、73h 貫通穴、73i ネジ穴
101A、101B、102A、102B、103A、103B 力覚センサ
C6A1、C6A2、C6A3、C6A4、C6A5、C6A6 ブリッジ回路
C6B1、C6B2、C6B3、C6B4、C6B5、C6B6 ブリッジ回路
C8A1、C8A2、C8A3、C8A4、C8A5、C8A6 ブリッジ回路
C8B1、C8B2、C8B3、C8B4、C8B5、C8B6、C8B7、C8B8 ブリッジ回路
P1 中心軸(軸線)

Claims (7)

  1. 受力部と前記受力部に対して固定される固定部と前記固定部に連結されるビーム部とを有する起歪体と、前記ビーム部に配設された複数の歪みゲージを備え、前記ビーム部は前記受力部に連結されるアーム部と前記固定部に連結されるフレクシャ部とが互いに連結しており、前記ビーム部は前記受力部の軸線周りに等間隔で6つ以上形成されていること
    を特徴とする力覚センサ。
  2. 前記ビーム部の数は24以下の偶数であること
    を特徴とする請求項1記載の力覚センサ。
  3. 前記アーム部の数は6、8、12または16であり、前記アーム部にのみ前記歪みゲージが配設されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の力覚センサ。
  4. 前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されている第1アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第2アーム部とが前記受力部の軸線周りに交互に配設されていること
    を特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の力覚センサ。
  5. 前記アーム部の数は12または16であり、前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されている第1アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第2アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第3アーム部と前記アーム部のうちの前記歪みゲージが配設されていない第4アーム部とがこの順で前記受力部の軸線周りに配設されていること
    を特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の力覚センサ。
  6. 前記歪みゲージは前記ビーム部における第1主面にのみ配設されていること
    を特徴とする請求項1~5のいずれか一項記載の力覚センサ。
  7. 前記歪みゲージは、力成分およびモーメント成分を検出するブリッジ回路を構成するように配設されており、前記ブリッジ回路のうちの少なくとも3つの組み合わせによって前記力成分のうちのX軸方向の成分、Y軸方向の成分およびZ軸方向の成分、並びに、前記モーメント成分のうちのX軸周りの成分、Y軸周りの成分およびZ軸周りの成分を検出するように配設されていること
    を特徴とする請求項1~6のいずれか一項記載の力覚センサ。
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